JP2003017676A - 放射線撮像装置およびそれを用いた放射線撮像システム - Google Patents

放射線撮像装置およびそれを用いた放射線撮像システム

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radiation
radiation imaging
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imaging apparatus
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Kazuaki Tashiro
和昭 田代
Noriyuki Umibe
紀之 海部
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    • G01TMEASUREMENT OF NUCLEAR OR X-RADIATION
    • G01T1/00Measuring X-radiation, gamma radiation, corpuscular radiation, or cosmic radiation
    • G01T1/16Measuring radiation intensity
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    • H01L27/14Devices consisting of a plurality of semiconductor or other solid-state components formed in or on a common substrate including semiconductor components sensitive to infrared radiation, light, electromagnetic radiation of shorter wavelength or corpuscular radiation and specially adapted either for the conversion of the energy of such radiation into electrical energy or for the control of electrical energy by such radiation
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    • H01L27/146Imager structures
    • H01L27/14643Photodiode arrays; MOS imagers
    • H01L27/14658X-ray, gamma-ray or corpuscular radiation imagers
    • H01L27/14663Indirect radiation imagers, e.g. using luminescent members

Abstract

(57)【要約】 【課題】 撮像素子間に接続線を通すための隙間によ
り、隣接する撮像素子の隙間の部分にはシンチレーター
が形成されにくい。 【解決手段】 外部接続のための外部端子部120が配
された撮像素子を複数有する放射線撮像装置において、
外部端子部を構成するリード104が、複数の撮像素子
の間から受光面とは反対側に延出してあって、撮像素子
101の受光面を高さの基準とすると、外部端子部12
0は受光面と同じ高さ或いは受光面に対して反入射側に
形成され、複数の撮像素子101及び外部端子部120
上に平坦化層106を介してシンチレーターを形成す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、放射線撮像装置お
よび放射線撮像システムに関する。なお、本発明におい
て放射線はX線を含むα線、β線、γ線等をいう。
【0002】
【従来の技術】昨今、医療のさまざまな分野でディジタ
ル化が進んでいる。例えば、放射線を利用したX線診断
の分野では、画像情報のディジタル化のため2次元の放
射線撮像装置が開発されてきている。たとえば、乳房撮
影用、胸部撮影用には最大で43cm四方の放射線撮像
装置が作られている。
【0003】この種の撮像装置は、複数の撮像素子をタ
イル状に貼り合わせることで、大面積の放射線撮像装置
を実現している。この撮像素子としては、CCD撮像素
子、MOS型撮像素子またはCMOS型撮像素子等があ
る。
【0004】医療診断を目的とする放射線撮影は、例え
ば、増感紙とX線写真フィルムを組み合わせたフィルム
スクリーンシステムがよく行われている。このシステム
によれば、被写体を透過したX線は被写体内部の情報を
含み、それが増感紙によってX線の強度に比例した可視
光に変換されX線フィルム上に感光される。
【0005】また最近では、X線を蛍光体によってX線
の強度に比例した可視光に変換し、それを光電変換素子
(フォトダイオード)を用いて電気信号に変換、AD変
換器でディジタル信号に変換するX線ディジタル撮影装
置が使用されはじめている。
【0006】このように複数の撮像素子を貼り合わせた
撮像装置としては、米国特許4,810,881号で開
示されるものがある。
【0007】図13は米国特許4,810,881号に
開示されるガラス基板に蛍光体等の部材が形成された複
数のモジュールが接続された例である。図13はそれら
の各モジュールの配列方向における断面図を示す。
【0008】図13において、3は読みとり手段、4は
モジュール、5はガラス基板、6はX線遮蔽材、8は列
接続部30と読みとり手段3とを接続するための接続
線、30は列接続線、80は透明導電層、90は光検出
層、107はシンチレーターである。これらのモジュー
ルを多数組み合わせて大面積のX線撮像装置を実現す
る。
【0009】また、放射線撮像装置の別の例としては、
米国特許5,059,800号に開示されるX線撮像装
置のシンチレーター配列方向の断面図を図14に示す。
図14において、14はX線、101は撮像素子、20
および22はシンチレーター中に形成した溝、107は
シンチレーター、24および25は溝に充填した反射
材、26は撮像素子の画素領域、28は撮像素子のアン
プまたは接続のための領域、90および92はリード線
を示す。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、図13
に示す従来技術では、各モジュール上では均一なシンチ
レーターが形成されているが、各ガラス基板(撮像素
子)間に接続線を通すための隙間があるため、各撮像素
子を組み合わせた後に、シンチレーターを形成する場合
には、隣接する撮像素子の隙間の部分にはシンチレータ
ーがうまく形成されず、隙間の近傍領域のシンチレータ
ーにむらが発生し、均一な光量分布が得られない。な
お、本明細書でいうところのシンチレーターのムラと
は、シンチレーターの結晶性或いは厚みの不連続性を指
す。
【0011】図14においては、シンチレーター107
は撮像素子のアンプまたは接続のための領域を避けて形
成されているため、シンチレーター107は撮像素子に
近づくにつれて幅が狭くなっているので均一な光量分布
が得られなかった。
【0012】そこで、むらが無く均一な考量分布が得ら
れるシンチレーターを形成するべく、複数の撮像素子上
に平坦化層を形成する場合、各撮像素子に配された外部
端子部で接着材や有機樹脂が浮き上がるなどして平坦化
層を形成することが困難であった。特に接着材としての
接着材シートを貼り付けて平坦化層を形成することは困
難であった。
【0013】そこで、本発明は複数の撮像素子上に容易
に接着材、有機樹脂或いは接着剤シート等を塗布ないし
貼り付けて平坦化層を形成できる放射線撮像装置及びそ
れを用いた放射線撮像システムを提供することを目的と
する。
【0014】そこで、本発明は複数の撮像素子上に容易
に接着材、有機樹脂或いは接着材シート等を塗布ないし
貼り付けて平坦化層を形成できる放射線撮像装置及びそ
れを用いた放射線撮像システムを提供することを目的と
する。
【0015】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
めに、以下の構成をとる。
【0016】本発明の放射線撮像装置は、複数の画素
と、外部接続のための外部端子部と、が配された撮像素
子を複数有する放射線撮像装置において、前記外部端子
部を構成するリードが、前記複数の撮像素子の隙間から
受光面とは反対側に延出してあって、前記撮像素子の受
光面を高さの基準とすると、前記外部端子部は前記受光
面と同じ高さ或いは前記受光面に対して反入射側に形成
され、前記複数の撮像素子及び前記外部端子部上に平坦
化層を介して波長変換体を形成することを特徴とする。
【0017】また、本発明の別の放射線撮像装置は、複
数の画素と、外部接続のための外部端子部と、が配され
た撮像素子を複数有する放射線撮像装置において、前記
外部端子部を構成するリードが、前記複数の撮像素子の
隙間から受光面とは反対側に延出してあって、前記撮像
素子上の受光面に形成された第一の平坦化層は前記外部
端子部と同じ高さ或いは前記外部端子部に対して入射側
に高くなるように形成され、前記外部端子部及び前記第
一の平坦化層上に形成された第二の平坦化層を介して前
記撮像素子上に波長変換体が形成されたことを特徴とす
る。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、添付図面を参照して本発明
の実施形態について詳細に説明する。
【0019】(実施形態1)図1は本発明の実施形態1
の構成を示す放射線撮像装置の平面図である。図1にお
いて、101は一枚の撮像素子、202は信号を読み出
すための走査回路である水平シフトレジスタ、203は
信号を読み出すための別の走査回路である垂直シフトレ
ジスタである。
【0020】なお、本実施形態においては、138mm
四方の撮像素子101を9枚タイル状に配置して414
mm四方の撮像領域を形成した放射線撮像装置を例に示
している。
【0021】また、撮像素子101は、垂直シフトレジ
スタ202及び水平シフトレジスタ203と図示されて
いないがシリコン基板又はアモルファスシリコン基板等
の表面には二次元に配された複数の画素と、その上部に
はシリコン酸化膜等を利用した層間絶縁層、アルミ等を
利用した金属配線、窒化膜及び/又はポリイミド等を利
用した保護層等から構成される。なお、図示されていな
い画素はフォトダイオード及びMOSトランジスタ等で
構成される。
【0022】図2は図1に示す放射線撮像装置の撮像素
子101を一枚を切り出す8インチウェハを示した平面
図である。
【0023】図2において、102は撮像素子101の
端部に形成される外部端子部を構成する電極パッド、2
00は8インチウエハを示している。
【0024】この1枚のウエハ200から138mm四
方の撮像素子101を切り出している。
【0025】なお、ここでは撮像素子としてCMOS型
を用いているが、本発明はCMOS型の撮像素子に限定
されず、撮像素子としてはCCD撮像素子、MOS型撮
像素子であってもよいし、当然その大きさは適宜決まる
ものであるので本実施形態に限定されない。
【0026】また、図1及び図2で示すとおり、水平シ
フトレジスタ202および垂直シフトレジスタ203は
撮像素子101の領域内に形成されているため、複数の
撮像素子101を図1のように貼り合わせても撮像素子
101周辺部にデッドスペースが生じることがない。そ
のためこのような撮像素子101をタイル貼りすると、
繋ぎ目のない放射線撮像装置を構成することができる。
【0027】図3は図1に示す放射線撮像装置のA−A
線における模式的断面図を示す。図3において、104
は電極パッド102と外部処理基板110とを電気的に
接続するため隣接する撮像素子101の間から延出され
たリードとしてのフレキシブル基板、106は各撮像素
子101を覆う光透光性基板、107は入射の放射線を
光に変換する波長変換体としてのシンチレーターであ
る。シンチレーター107の種類はその発光波長が撮像
素子101の感度に適合するように選択するのが好まし
い。また、108は反射板(保護膜も兼ねている)とし
てのAl膜、109は複数の撮像素子101が配置され
た基台、110は撮像素子101に電源、クロック等を
供給したり、撮像素子101から信号を取り出して処理
したりする回路を有する外部処理基板、111は放射線
として入射するX線である。
【0028】なお、本実施形態の放射線撮像装置は、X
線111が入射されると、X線111はシンチレーター
107で光に変換され、この光は撮像素子101に2次
元に配された画素のフォトダイオードで吸収され電気信
号に変換される。そして、この電気信号は、フレキシブ
ル基板104を通じて、プリント配線基板(PCB)等
の外部処理基板110で処理される。
【0029】図4は、図1に示す放射線撮像装置の領域
Bを拡大した平面図である。図4において、103は電
極パッド102上に形成されるバンプ、112は光を電
荷に変換する素子を含む画素である。フレキシブル基板
104はバンプ103に接続される。また、120は電
極パッド102、バンプ103、フレキシブル基板10
4で構成される外部端子部である。
【0030】図4に示すように、撮像素子101には1
60μm四方の画素112が2次元に全面に渡って形成
され、隣接する複数の撮像素子101は50μm程度の
間隔で貼り合わされている。これは画素ピッチ160μ
mに対して十分小さい値である。なお、隣接する複数の
撮像素子101の間をフレキシブル基板104が受光面
とは反対側に延出している。なお、フレキシブル基板1
04の厚さは30μm程度と十分薄く形成されている。
【0031】したがって、撮像素子101を貼り合わせ
た後の各撮像素子間の隙間は50μm程度に形成でき、
撮像素子101の周辺部にデッドスペースがないので、
読み出される画像に欠陥が生じない状態、すなわち、実
質的に隙間のない状態に構成できる。なお、本明細書で
いうところの受光面とは、外部端子部120が形成され
ていない撮像素子101の領域とその上に形成される層
との界面を指している。
【0032】図5は図3に示す放射線撮像装置の領域C
を拡大した模式的断面図である。図5において、105
は複数の撮像素子101を覆う平坦化層としての接着材
である。
【0033】なお、本実施形態では、外部端子部120
が撮像素子101の受光面(画素形成領域)よりも反入
射側に形成されていることを特徴とする。
【0034】また、本明細書においては撮像素子101
の受光面を高さの基準としており、入射側を高いと表す
る。
【0035】本実施形態のように受光面より外部端子部
120が反入射側に形成させるために、受光面と外部端
子部120が形成されている領域とは段差Sを有して形
成されている。
【0036】ここで受光面より段差S反入射側に低い領
域に外部端子部120を形成する製造方法の一例を示す
に、まず、撮像素子101を形成する前プロセスにおい
て金属配線、保護層を形成する前に、外部端子部120
を設置する領域をエッチングにより掘り下げ、この部分
を周囲の受光面より段差S低くする。その後アルミ等を
利用した金属配線を施し、その一部で撮像素子101の
端部の1画素領域に外部端子部120を構成する電極パ
ッド102を形成する。
【0037】次に窒化膜、ポリイミド等を利用した保護
層を形成する。そして電極パッド102上に形成された
保護層をエッチングにより除去し、さらにバンプ103
やフレキシブル基板104を接続させて外部端子部12
0を形成する。また、フレキシブル基板104は撮像素
子101のエッヂ部に沿うように折り曲げ、バンプ10
3に接続される。そして、このように外部端子120が
形成された撮像素子101を9枚、受光面が同じ高さと
なるように配置し、基台109にタイル状に貼り合わせ
た後、図3に示す位置に配された外部処理基板110と
フレキシブル基板104との間で電気的接続を取る。
【0038】上述した通り、外部端子部120が形成さ
れた領域は受光面に比べて段差S反入射側に形成され
る。
【0039】なお、段差Sの値は外部端子120の高さ
より大きい値或いは同じ高さであってもよい。
【0040】本実施形態では、段差Sは受光面から45
μmであって、外部端子120の高さは40μm程度で
あるので、外部端子部120が受光面より反入射側に形
成されている。なお、本構成のように外部端子部が受光
面よりも反入射側に形成された構成の方が、フレキシブ
ル基板104積層される光透光性部材106或いはシン
チレーター107に接しないので好適である。
【0041】次に上述の方法等で形成された複数の撮像
素子101上にシンチレーターを形成する方法について
一例を示す。
【0042】まず、貼り合わせた複数の撮像素子101
上及び隣接する撮像素子101の間を充填するように接
着材105を塗布する。
【0043】そしてこの上に光透光性部材106として
鉛入り放射線遮蔽板を形成する。本実施形態において
は、厚さ50μmの鉛入りX線遮蔽ガラス板を使用す
る。なお、光透光性部材としては平坦化された部材であ
ればなんでも良い。例えば、放射線遮蔽能力はないが、
取り扱いがガラス板より容易で光透過性があるポリイミ
ド膜を用いてもよい。あるいは、光ファイバープレート
(FOP)であっても良い。光ファイバープレートは光
を分散することなく画素に導くので集光率が向上するの
でより好適である。
【0044】以上のように、本実施形態では接着材10
5を光透光性基板106で平坦化することで平坦化層と
したが、ポリイミド等の樹脂を均一に塗布し硬化させる
ことで平坦化層としてもよい。あるいは、予め厚さが決
まっており平坦化されている接着材シートを平坦化層と
して貼り付けても良い。このような接着材シートを用い
て貼り付けると製造工程が簡単になるので工数が減少
し、歩留まりが向上し低コストな工程が実現できるので
より好適である。
【0045】シンチレーター107は光透光性基板10
6の上に蒸着法或いは、別の工程で予めムラができない
よう形成されたシンチレーター107を貼り合わせても
よい。尚、予め別工程でシンチレーター107を形成す
る際は、光透光性基板106或いは反射板108或いは
図示されていない光不透光性基板等にシンチレーター1
07を形成した後に貼り合わせても良い。
【0046】また、光透光性基板106がない構成にお
いては、同様に予め別の工程で形成されたムラのないシ
ンチレーター107を貼り合わせてもよい。
【0047】或いは、接着材シートのように既に平坦化
されているのであれば、光透光性基板106を介さない
で直接接着材シートに蒸着法で形成しても良い。
【0048】なお、接着材105としては光硬化性樹
脂、熱硬化性樹脂、熱可塑性樹脂などが利用できる。
【0049】以上の説明から明らかのように、受光面と
同じ高さ或いは、反入射側に外部端子部120を形成す
ることにより、ムラがないシンチレーターを形成する上
で必用な平坦化層を接着材又は有機樹脂を塗布或いは貼
り付けることで容易に形成できる放射線撮像素子を提供
できる。
【0050】従って、光がシンチレーターを通過する経
路もむらがなくなるので、その発光も均一になり、光量
分布のばらつきが低減できるので解像度が向上した。
【0051】さらには接着材シートを用いると製造工程
が簡単になるので工数が減少し、また歩留まりが向上し
低コストな工程で放射線撮像装置の提供が実現できた。
【0052】また、シンチレーター107の下面と受光
面との距離Lが大きいと、この間でシンチレーター10
7からの光が拡散し、画像がボケて、解像度が低下する
可能性がある。しかし、本実施形態では、外部端子部1
20は受光面よりも反入射側に段差S低い領域に形成さ
れているので、距離Lは外部端子部120関係なく平坦
化層としての接着材105と光透光性基板106の厚さ
のみで決まる。そのため、外部端子部120が複数の撮
像素子101の間に無い時と同等の解像度が実現可能で
ある。また、光透光性基板106がない場合は距離Lを
さらに短くすることでより光が拡散しにくい構成にでき
る。
【0053】また、シンチレーター107としてヨウ化
セシウム(CsI)を蒸着法で形成する場合の他、ユウロ
ピウム、テルビウム等を付活性体として用いたGd22
S等の粉末状シンチレーターを透明な樹脂に分散させ塗
布法により形成しても同様の効果を得ることが可能であ
る。
【0054】なお、光透光性基板106を用いずに例え
ば反射板108にシンチレーター107を蒸着法等で形
成した後に撮像素子101及び外部端子部120上に塗
布された接着材105に張り合わせる事で、接着材10
5を塗布した際のあらゆる段差、ズレを吸収でき、接着
材105とシンチレーター107の界面を平坦化した放
射線撮像装置を提供することが可能である。
【0055】また、受光面と光透光性基板106あるい
はシンチレーター107をより容易に平行に形成する上
で、接着材105に接着層の厚みをコントロールするた
めの一定粒径のガラスビーズを添加する方法も好適であ
る。あるいは、受光面に受光面とシンチレーター107
の下面との間隔を規定するスペーサを予め設けてから接
着材を塗布しても良い。
【0056】次にここで、本発明の放射線撮像装置が取
り得る1画素の構成について説明する。
【0057】図6は本発明の放射線撮像装置に搭載され
る撮像素子の一例を示した構成図である。なお、本実施
形態においては画素がCMOS構造の構成図を示す。6
01は光電変換をするフォトダイオード、602は電荷
を蓄積するフローティングディフュージョン、603は
フォトダイオードが生成した電荷をフローティングディ
フュージョンに転送する転送MOSトランジスタ(転送
スイッチ)、604はフローティングディフュージョン
に蓄積された電荷を放電するためのリセットMOSトラ
ンジスタ(リセットスイッチ)、605は行選択をする
ための行選択MOSトランジスタ(行選択スイッチ)、
606はソースフォロワーとして機能する増幅MOSト
ランジスタ(画素アンプ)である。
【0058】図7は、図6に示す画素を用いて本発明の
放射線撮像装置に搭載される等価回路の一例を示した回
路図である。
【0059】なお、本実施形態においては3×3画素で
撮像素子を構成した場合の等価回路図を示すが、画素数
は適宜決められるものでありこれに限定されない。転送
MOSトランジスタ603のゲートは垂直シフトレジス
タ203から延長されるΦTX707に接続され、リセ
ットMOS604のゲートは垂直シフトレジスタ203
から延長されるΦRES708に接続され、行選択MO
Sトランジスタ606のゲートは垂直シフトレジスタ2
03から延長されるΦSEL709に接続されている。
図7ではフローティングディフージョン603は省略し
てある。
【0060】光電変換はフォトダイオード601で行
う。光量電荷の蓄積期間中は、転送MOSトランジスタ
603はオフ状態であり、画素アンプを構成する増幅M
OSトランジスタ606のゲートにはこのフォトダイオ
ード601で光電変換された電荷は転送されない。画素
アンプを構成する増幅MOSトランジスタ606のゲー
トは、蓄積開始前にリセットMOSトランジスタ604
がオンし、適当な電圧に初期化されている。すなわちこ
れがダークレベルとなる。
【0061】次に、行選択MOSトランジスタ605が
オンになると、負荷電流源710と画素アンプ715で
構成される増幅MOSトランジスタ606が動作状態に
なり、ここで転送MOSトランジスタ603をオンさせ
ることでフォトダイオード601に蓄積されていた電荷
は、画素アンプを構成する増幅MOSトランジスタ60
6のゲートに転送される。
【0062】ここで、選択行の出力が垂直出力線(信号
出力線)711上に発生すると、この出力は列選択スイ
ッチ(マルチプレクサ)713を水平シフトレジスタ2
02によって駆動することにより順次出力部アンプ71
5へ読み出される。
【0063】図8は本発明の放射線撮像装置において垂
直シフトレジスタの単位ブロック(一行を選択し駆動す
るための単位)801を1画素領域(1セル)803に
1画素回路802と共に配置した構成図である。1画素
回路802は図6に示すものである。垂直シフトレジス
タを構成する回路には、ΦTX707に転送信号、ΦR
ES708にリセット信号、ΦSEL709に行選択信
号を送信するためにスタティック型シフトレジスタ80
4と転送ゲート805で構成した簡単な回路を適用す
る。これらはクロック信号線(不図示)からの信号によ
り駆動する。シフトレジスタの回路構成はこの限りでは
なく、画素加算や間引き読み出し等のさまざまな駆動の
させ方により、任意の回路構成をとることができる。
【0064】図1に示すように垂直シフトレジスタ20
3と水平シフトレジスタ202を撮像素子の画素形成領
域に配置するので、1つのラインを処理するシフトレジ
スタの1ブロック801を1画素ピッチ内に収まるよう
に配置する。すなわち、これらのブロックを並べたもの
を一連の垂直シフトレジスタや水平シフトレジスタであ
る。これらのブロックは垂直方向、水平方向に直線状に
並べられている。
【0065】(実施形態2)以下、本発明の実施形態2
について詳細に説明する。
【0066】図9は本発明の実施形態2の構成を示す放
射線撮像装置の模式的断面図である。図9において、1
061は撮像素子101の受光面の受光領域上に形成さ
れた第一の平坦化層、1062は第一の平坦化層106
1及び外部端子部120を介して撮像素子101上に形
成された第二の平坦化層、106は光透性光基板として
の光ファイバープレートである。
【0067】又、同じ符号を付した部分については前述
してあり、その説明は省略する。
【0068】図10は、図9に示す放射線撮像装置の領
域Dを拡大した模式的断面図である。
【0069】本実施形態が、図5に示す実施形態1と異
なる点は段差Sを形成する時に、本実施形態では第一の
平坦化層1061を受光領域上に形成することで段差S
としている点である。なお、受光領域とは撮像素子10
1の受光面において外部端子部120が形成されていな
い領域を指している。
【0070】また、本実施形態においては光透光性基板
106としては等倍光学系の光ファイバープレート(F
OP)をシンチレーター107と撮像素子101の間に
第一の平坦化層1061及び第二の平坦化層1062を
介して配置していることで集光率を向上させている。又
は、光透光性基板106としては光ファイバープレート
ではなく、鉛入り放射線遮蔽板を用いても良い。あるい
は、放射線遮蔽能力は無いが、取り扱いがガラス板に比
べて容易で厚さも薄い光透光性のポリイミドフィルムを
用いても良い。
【0071】或いは、光透光性基板106を形成せずに
直接第二の平坦化層上に蒸着法又は貼り合わせでシンチ
レーター107を形成しても良い。この場合は、より薄
型の放射線撮像装置を形成できる。
【0072】なお、本実施形態における撮像素子101
の構成を説明するに、単結晶のシリコン基板又はアモル
ファスシリコン基板等に複数の画素が全面に形成されて
おり、垂直、水平シフトレジスタも形成されている。画
素はフォトダイオード、MOSトランジスタを有し、シ
フトレジスタはMOSトランジスタを有する。フォトダ
イオード、MOSトランジスタは、その上部にシリコン
酸化膜等を利用した層間絶縁層、アルミ等を利用した金
属配線、窒化膜等を利用した保護層を有する。また撮像
素子101の端部の1画素領域に外部端子120を構成
する電極パッド102を配置する。電極パッド102は
金属配線の一部で形成する。本実施形態では、実施形態
1のように外部端子部120を形成する領域を前プロセ
スでエッチング等により掘り下げることはしない。次に
保護層を形成する。電極パッド102上の保護層はエッ
チングにより除去する。この電極パッド102上にバン
プ103を形成する。
【0073】次に、受光領域上に段差Sの高さを有する
第一の平坦化層を設ける。
【0074】ここで第一の平坦化層1061は塗布法、
貼り合わせ、蒸着法の何れでもよい。
【0075】なお、本実施形態における第一の平坦化層
を形成する方法を説明するに、まず、個々の撮像素子1
01上に第一の平坦化層としてウエハ段階で有機樹脂の
一例である感光性ポリイミドを塗布し、電極パッド10
2とダイシング部をマスク露光して、エッチングにより
除去する。これにより段差Sを形成する。ダイシング部
分(撮像素子の切断部分)にポリイミドがあるとダイシ
ングの歯が目詰まりを頻繁に起こしやすくなるので、こ
の部分のポリイミドも予めパターニングで除去する。こ
の後ウエハをダイシングし、個別の撮像素子101を切
り出す。尚、本実施形態の第一の平坦化層1061は撮
像素子101表面の保護層をも兼用している。つまりダ
イシング時や搬送時のゴミ、キズ、破損等から撮像素子
101を保護する。また、例えば第二の平坦化層106
2に厚みをコントロールするための一定粒径のガラスビ
ーズが添加された接着材を用いた場合、それによる受光
面の破壊をポリイミドで吸収することができる。
【0076】ここで、バンプ103にフレキシブル基板
104を撮像素子101のエッジ部で沿うように折り曲
げて接続する。さらに9枚の撮像素子101を、画素面
が同一の高さとなるように配置しタイル状に基板9に張
り合わせた後、撮像素子101の裏面に配した外部処理
基板と各撮像素子101から来るフレキシブル基板10
4との間で電気的接続をとる。又、撮像素子101を貼
り合わせる枚数は適宜決めるもので本実施形態に限定さ
れない。
【0077】又、第一の平坦化層1061はタイル状に
貼り合わせた後に塗布法、貼り付け、蒸着法で形成して
も良い。
【0078】この貼り合わせた複数の撮像素子101上
に第二の平坦化層として接着材の機能を備えた樹脂を塗
布する。このときこの樹脂が段差Sや、隣接する撮像素
子101の間を充填し、その凹凸を吸収しながら、樹脂
の表面が各撮像素子101で平坦化された同一平面を形
成するように塗布する。
【0079】或いは、第二の平坦化層は塗布する際に平
坦化されていても良いし、図10で示すように光透光性
基板106を貼り合わせる際に平坦化されても良い。そ
のときは、第二の平坦化層を構成する樹脂の中に厚みを
コントロールするための一定粒径のガラスビーズを添加
する方法も好適である。或いは、予め厚さが決まってい
る平坦化された接着材シートを第二の平坦化層として用
いても良い。接着材シートを用いる場合は製造工程が簡
単になるので工数が減少し、また歩留まりが向上し低コ
ストな工程が実現できる。
【0080】このように形成した複数の撮像素子101
上の第二の平坦化層1062上にCsI(TI)を蒸着
法で形成する。平坦化された層上に蒸着するので均一な
CsIを形成できる。
【0081】或いは、予め別工程で例えば反射板108
等にシンチレーター107を蒸着法又は貼り合わせで形
成しておき第二の平坦化層1062に貼り合わせても良
い。
【0082】なお、第二の平坦化層として光硬化性樹
脂、熱硬化性樹脂、熱可塑性樹脂など接着材が利用でき
る。あるいはポリイミド等の樹脂を均一に塗布し硬化さ
せることで第二の平坦化層としてもよい。距離Lはより
小さくすることができ解像度を上げることがでる。
【0083】なお、第一の平坦化層1061の段差Sは
外部端子部と同じ高さであっても良いが、ここでは外部
端子部に対して入射側に高くなるように形成されてい
る。
【0084】また、シンチレーター107としてヨウ化
セシウム(CsI)を蒸着法で形成する場合の他、ユウロ
ピウム、テルビウム等を付活性体として用いたGd22
S等の粉末状シンチレーターを透明な樹脂に分散させ塗
布法により形成しても同様の効果を得ることが可能であ
る。
【0085】以上の説明から、複数の撮像素子101上
に外部端子部120より高い段差Sを有する第一の平坦
化層を形成することにより、容易にシンチレーター10
7を形成する上で必要な平坦化層が形成できる放射線撮
像装置が提供できた。
【0086】特に第二の平坦化層として均一な厚さの接
着材シートを容易に貼り合わせることが可能となった放
射線撮像装置が提供できた。
【0087】さらには、平坦化層の上にシンチレーター
を形成するので、光のシンチレーターを通過する経路も
むらがなくなるので、その発光も均一になり、光量分布
のばらつきが低減できるので解像度が向上した。
【0088】(実施形態3)図11は本発明の実施形態
3の構成を示す放射線撮像装置の模式的断面図である。
図11において、1063は光ファイバープレートとは
別の光透光性基板、1064は接着材である。光透光性
基板としては、本実施形態においては鉛入り放射線遮蔽
版を配している。
【0089】本実施形態が図10に示す放射線撮像装置
と異なる点は、第二の平坦化層1062上に光ファイバ
ープレートとは別の光透光性基板1063を配してお
り、さらに光透光性基板1063と光透光性基板106
としての光ファイバープレートとを接着材1064で接
着している点である。
【0090】本実施形態では第一及び第二の平坦化層以
外に光透光性基板1063及び接着材1064を用いる
ため、シンチレーター107下面と受光領域との距離は
広がったがより放射線遮蔽能力が高まり撮像素子101
にダメージを与え難い構造となった。
【0091】(実施形態4)図12は本発明による放射
線撮像装置を放射線診断システムへ応用した例を示した
図である。なお、本実施形態においては放射線診断シス
テムの一例としてX線診断システムを一例にあげて説明
する。
【0092】X線チューブ6050で発生したX線60
60は患者あるいは被験者6061の胸部6062を透
過し、シンチレーター107、光透光性基板106とし
ての光ファイバープレート、撮像素子101、外部処理
基板110を備える放射線撮像装置6040に入射す
る。この入射したX線には患者6061の体内部の情報
が含まれている。
【0093】X線の入射に応じてシンチレーター107
は発光し、これを撮像素子101が光電変換して、電気
的情報を得る。この情報はディジタル信号に変換されイ
メージプロセッサ6070により画像処理されコントロ
ールルームのディスプレイ6080で見ることができ
る。
【0094】また、この情報は電話回線6090等の伝
送手段により遠隔地へ転送でき、別の場所のドクタール
ームなどにあるディスプレイ6081に表示したり、光
ディスク等の保存手段に保存することができ、遠隔地の
医師が診断することも可能である。またフィルムプロセ
ッサ6100によりフィルム6110に記録することも
できる。
【0095】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
シンチレーターが形成される平坦化層を複数の撮像素子
上に外部端子部を介して形成したので、シンチレーター
は平坦化層上に均一に配され、シンチレーターを透過
し、各撮像素子に入射する光量のばらつきが低減される
ことで解像度が向上した。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態1の構成を示す放射線撮像装
置の平面図である。
【図2】図1に示す放射線撮像装置の撮像素子101を
一枚を切り出す8インチウェハを示した平面図である。
【図3】図1に示す放射線撮像装置のA−A線における
模式的断面図を示す。
【図4】図4は、図1に示す放射線撮像装置の領域Bを
拡大した平面図である。
【図5】図3に示す放射線撮像装置の領域Cを拡大した
模式的断面図である。
【図6】本発明の放射線撮像装置に搭載される撮像素子
の一例を示した構成図である。
【図7】図6に示す画素を用いて本発明の放射線撮像装
置に搭載される等価回路の一例を示した回路図である。
【図8】本発明の放射線撮像装置において垂直シフトレ
ジスタの単位ブロック(一行を選択し駆動するための単
位)801を1画素領域(1セル)803に1画素回路
802と共に配置した構成図である。
【図9】本発明の実施形態2の構成を示す放射線撮像装
置の模式的断面図である。
【図10】図9に示す放射線撮像装置の領域Dを拡大し
た模式的断面図である。
【図11】本発明の実施形態3の構成を示す放射線撮像
装置の模式的断面図である。
【図12】本発明による放射線撮像装置を放射線診断シ
ステムへ応用した例を示した図である。
【図13】従来技術を示した図である。
【図14】他の従来技術を示した図である。
【符号の説明】
101 撮像素子 102 電極パッド 103 バンプ 104 リード線 105 接着材 106 光透光性基板 107 シンチレーター(蛍光体) 108 反射板 109 基台 110 外部処理基板 111 放射線 112 画素 120 外部端子部 202 水平シフトレジスタ 203 垂直シフトレジスタ 6040 放射線撮像装置 6050 X線チューブ 6060 X線 6061 患者あるいは被験者 6062 患者あるいは被験者の胸部 6070 イメージプロセッサ 6080 コントロールルームのディスプレイ 6081 ドクタールームのディスプレイ 6100 フィルムプロセッサ 6110 フィルム
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H04N 5/321 H01L 27/14 D K Fターム(参考) 2G088 EE01 FF02 GG15 GG19 GG20 JJ05 JJ09 JJ31 JJ33 JJ37 KK05 2H046 AA02 AA09 AD13 AD16 AD18 4C093 AA16 CA12 EB12 EB17 EB20 FH06 4M118 AA10 AB01 BA05 BA06 BA14 CA02 CA19 CB06 CB11 CB20 FA06 FB03 FB09 GA10 GB10 HA20 HA21 HA23 HA24 HA31 5C024 AX11 AX16 CY47 EX54 GX03 GX09 GY31

Claims (15)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の画素と、外部接続のための外部端
    子部と、が配された撮像素子を複数有する放射線撮像装
    置において、 前記外部端子部を構成するリードが、前記複数の撮像素
    子の隙間から受光面とは反対側に延出してあって、 前記撮像素子の受光面を高さの基準とすると、前記外部
    端子部は前記受光面と同じ高さ或いは前記受光面に対し
    て反入射側に形成され、 前記複数の撮像素子及び前記外部端子部上に平坦化層を
    介して波長変換体を形成することを特徴とする放射線撮
    像装置。
  2. 【請求項2】 前記複数の撮像素子は基台上に張り合わ
    せて形成されていることを特徴とする請求項1記載の放
    射線撮像装置。
  3. 【請求項3】 前記外部端子部は前記複数の画素の中の
    1画素領域に形成されていることを特徴とする請求項1
    記載の放射線撮像装置。
  4. 【請求項4】 前記平坦化層は接着材又は光透光性基板
    であることを特徴とする請求項1記載の放射線撮像装
    置。
  5. 【請求項5】 前記画素はフォトダイオード及び転送M
    OSトランジスタ及び増幅MOSトランジスタ及び増幅
    MOSトランジスタで構成されていることを特徴とする
    請求項1記載の放射線撮像装置。
  6. 【請求項6】 前記波長変換体はシンチレーターである
    ことを特徴とする請求項1記載の放射線撮像装置。
  7. 【請求項7】 複数の画素と、外部接続のための外部端
    子部と、が配された撮像素子を複数有する放射線撮像装
    置において、前記外部端子部を構成するリードが、前記
    複数の撮像素子の隙間から受光面とは反対側に延出して
    あって、前記撮像素子上の受光面に形成された第一の平
    坦化層は前記外部端子部と同じ高さ或いは前記外部端子
    部に対して入射側に高くなるように形成され、前記外部
    端子部及び前記第一の平坦化層上に形成された第二の平
    坦化層を介して前記撮像素子上に波長変換体が形成され
    たことを特徴とする放射線撮像装置。
  8. 【請求項8】 前記複数の撮像素子は基台上に貼り合わ
    せて形成されていることを特徴とする請求項7記載の放
    射線撮像装置。
  9. 【請求項9】 前記外部端子部は前記複数の画素の中の
    1画素領域に形成されていることを特徴とする請求項7
    記載の放射線撮像装置。
  10. 【請求項10】 前記第一の平坦化層は有機樹脂である
    ことを特徴とする請求項7記載の放射線撮像装置。
  11. 【請求項11】 前記第二の平坦化層は光透光性基板又
    は接着材であることを特徴とする請求項7記載の放射線
    撮像装置。
  12. 【請求項12】 前記光透光性基板は光ファイバープレ
    ート又は放射線遮蔽板であることを特徴とする請求項7
    記載の放射線撮像装置。
  13. 【請求項13】 前記画素は、フォトダイオード及び転
    送MOSトランジスタ及びリセットMOSトランジスタ
    及び増幅MOSトランジスタで構成されていることを特
    徴とする請求項7記載の放射線撮像装置。
  14. 【請求項14】 前記波長変換体は蛍光体又はシンチレ
    ーターであることを特徴とする請求項7記載の放射線撮
    像装置。
  15. 【請求項15】 放射線を被写体に照射するための放射
    線撮像装置と、請求項7に記載の放射線撮像装置と、を
    有し、 前記被写体を透過した放射線を前記放射線線撮像装置で
    検出することによって、放射線を撮影することを特徴と
    する放射線撮像システム。
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