JP2003017562A - 半導体集積回路 - Google Patents

半導体集積回路

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JP2003017562A
JP2003017562A JP2001202228A JP2001202228A JP2003017562A JP 2003017562 A JP2003017562 A JP 2003017562A JP 2001202228 A JP2001202228 A JP 2001202228A JP 2001202228 A JP2001202228 A JP 2001202228A JP 2003017562 A JP2003017562 A JP 2003017562A
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JP
Japan
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resistance component
diffusion
integrated circuit
semiconductor integrated
resistance
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JP2001202228A
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English (en)
Inventor
Toshiya Suzuki
稔也 鈴木
Yuka Sugata
由加 菅田
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Mitsubishi Electric Engineering Co Ltd
Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Engineering Co Ltd
Mitsubishi Electric Corp
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Publication date
Application filed by Mitsubishi Electric Engineering Co Ltd, Mitsubishi Electric Corp filed Critical Mitsubishi Electric Engineering Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 電流が最も多く流れるエミッタ部の拡散49
の温度が上昇して2次降伏を招くことがあり、最悪の場
合にはASO破壊を招くおそれがあるなどの課題があっ
た。 【解決手段】 複数のトランジスタの拡散上に形状が相
互に異なるスルーホールやコンタクトをそれぞれ配置す
る。即ち、幅や長さが相互に異なるスルーホールやコン
タクトをそれぞれ配置することにより、各拡散に付随す
る抵抗値を同じにする。これにより、電流の均一化を図
り、各拡散のVBEを同一にすることにより、電流集中
によるASO破壊を防止する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、トランジスタを
内蔵している半導体集積回路(以下、ICと称する)に
関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、ICの小型化や、ICによる被制
御器(例えば、多相モータ)の高速回転化の需要が高ま
るに伴って、ICの高耐圧化や高電流化を実現する必要
が生じている。ICの高耐圧化や高電流化を行うと、I
Cの消費電力が増加するため、IC内部の素子に電流集
中が発生して、ASO(Area of Safety
Operation)破壊に至る可能性が高くなる。
【0003】このASO破壊を回避するためには、素子
のサイズを大きくして消費電力を下げる必要がある。も
しくは、素子内に起こる電流集中を低減する必要があ
る。素子のサイズを大きくし、単位面積当たりの消費電
力を低減することは、近年要求されるICの小型化に反
するため現実的ではない。したがって、同一素子サイズ
において、電流集中を低減することが必要となる。
【0004】図9は従来の半導体集積回路を示す上面図
であり、図10は図9のA−A’断面図である。図にお
いて、1,2,3は拡散、4,5,6はコンタクト、
7,8,9は下層配線、10,11,12はスルーホー
ル、13は上層配線、14は出力パッドである。図11
は拡散と出力パッド間の電気抵抗を示す説明図であり、
図において、21,22,23はコンタクト4,5,6
の抵抗成分、24,25,26は下層配線7,8,9の
抵抗成分、27,28,29はスルーホール10,1
1,12の抵抗成分、31,32,33は上層配線13
の抵抗成分である。
【0005】次に動作について説明する。まず、拡散1
から出力パッド14に電流が流れる場合、電流は拡散1
→コンタクト4→下層配線7→スルーホール10→上層
配線13→パッド14の経路(以下、経路Aと称する)
で流れる。経路Aの回路抵抗は、上層配線13の抵抗成
分31,32,33を除外すると、コンタクト4の抵抗
成分21と、下層配線7の抵抗成分24と、スルーホー
ル10の抵抗成分27との合計になる。
【0006】また、拡散2から出力パッド14に電流が
流れる場合、電流は拡散2→コンタクト5→下層配線8
→スルーホール11→上層配線13→パッド14の経路
(以下、経路Bと称する)で流れる。経路Bの回路抵抗
は、上層配線13の抵抗成分32,33を除外すると、
コンタクト5の抵抗成分22と、下層配線8の抵抗成分
25と、スルーホール11の抵抗成分28との合計にな
る。
【0007】さらに、拡散3から出力パッド14に電流
が流れる場合、電流は拡散3→コンタクト6→下層配線
9→スルーホール12→上層配線13→パッド14の経
路(以下、経路Cと称する)で流れる。経路Cの回路抵
抗は、上層配線13の抵抗成分33を除外すると、コン
タクト6の抵抗成分23と、下層配線9の抵抗成分26
と、スルーホール12の抵抗成分29との合計になる。
【0008】このとき、経路A,B,Cの回路抵抗は、
コンタクト・スルーホール・下層配線の形状に依存し、
従来のトランジスタは同一の形状にて構成されているの
で、同一抵抗値になる。即ち、コンタクト4,5,6の
形状、スルーホール10,11,12の形状及び下層配
線7,8,9の形状をそれぞれ同一にすると、経路A,
B,Cの回路抵抗は同一抵抗値になる。
【0009】しかし、出力パッド14が図中右端に位置
する関係上、拡散1から出力パッド14までの距離と、
拡散2から出力パッド14までの距離と、拡散3から出
力パッド14までの距離とが相互に異なる。このため、
上層配線13の抵抗成分31,32,33を考慮する
と、経路A,B,Cの回路抵抗に相違が生じる。経路A
の回路抵抗 > 経路Bの回路抵抗 > 経路Cの回路
抵抗
【0010】したがって、経路Aが最も電流の流れにく
い経路になり、経路Cが最も電流の流れ易い経路にな
る。このような場合、電流が最も多く流れる拡散3の温
度が上昇し、拡散3を含むトランジスタのVBE(ベー
ス・エミッタ間の電圧)が低下する。このため更に電流
が増える正帰還を招くことがある。
【0011】ここで、図12は従来の半導体集積回路が
NPN型のパワートランジスタを搭載した場合の構成図
である。図において、41,42,43はコレクタ部の
拡散、44,45はベース部の拡散、46,47,4
8,49はエミッタ部の拡散、50,51,52,53
はエミッタ部の拡散46,47,48,49上のコンタ
クト、54,55,56,57はエミッタ部の拡散4
6,47,48,49上の下層配線、58,59,6
0,61はエミッタ部の拡散46,47,48,49上
のスルーホール、62は上層配線、63は入力パッド、
64は出力パッドである。
【0012】図13はパワートランジスタのエミッタ部
と出力パッド64間の電気抵抗を示す説明図であり、図
において、71,72,73,74はコンタクト50,
51,52,53の抵抗成分、75,76,77,78
は下層配線54,55,56,57の抵抗成分、79,
80,81,82はスルーホール58,59,60,6
1の抵抗成分、91,92,93,94は上層配線62
の抵抗成分である。
【0013】図12の半導体集積回路の場合、コンタク
ト50,51,52,53の形状、スルーホール58,
59,60,61の形状及び下層配線54,55,5
6,57の形状がそれぞれ同一であれば、図13から明
らかなように、各エミッタ部の拡散46〜49から出力
パッド64に至る経路のうち、エミッタ部の拡散46か
ら出力パッド64に至る経路の抵抗値が最も大きくな
り、エミッタ部の拡散49から出力パッド64に至る経
路の抵抗値が最も小さくなる。したがって、エミッタ部
の拡散49から出力パッド64に至る経路が最も電流の
流れ易い経路になる。このような場合、電流が最も多く
流れるエミッタ部の拡散49の温度が上昇し、拡散49
のVBEが低下する。このため更に電流が増える正帰還
を招くことがある。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】従来の半導体集積回路
は以上のように構成されているので、電流が最も多く流
れるエミッタ部の拡散49の温度が上昇して2次降伏を
招くことがあり、最悪の場合にはASO破壊を招くおそ
れがあるなどの課題があった。
【0015】この発明は上記のような課題を解決するた
めになされたもので、ASO破壊の発生を回避すること
ができる半導体集積回路を得ることを目的とする。
【0016】
【課題を解決するための手段】この発明に係る半導体集
積回路は、複数のトランジスタの拡散上に形状が相互に
異なるスルーホールをそれぞれ配置するようにしたもの
である。
【0017】この発明に係る半導体集積回路は、幅が相
互に異なるスルーホールをそれぞれ配置するようにした
ものである。
【0018】この発明に係る半導体集積回路は、長さが
相互に異なるスルーホールをそれぞれ配置するようにし
たものである。
【0019】この発明に係る半導体集積回路は、エミッ
タ部の拡散上に形状が相互に異なるスルーホールをそれ
ぞれ配置するようにしたものである。
【0020】この発明に係る半導体集積回路は、ベース
部の拡散上に形状が相互に異なるスルーホールをそれぞ
れ配置するようにしたものである。
【0021】この発明に係る半導体集積回路は、コレク
タ部の拡散上に形状が相互に異なるスルーホールをそれ
ぞれ配置するようにしたものである。
【0022】この発明に係る半導体集積回路は、複数の
トランジスタの拡散上に形状が相互に異なるコンタクト
をそれぞれ配置するようにしたものである。
【0023】この発明に係る半導体集積回路は、幅が相
互に異なるコンタクトをそれぞれ配置するようにしたも
のである。
【0024】この発明に係る半導体集積回路は、長さが
相互に異なるコンタクトをそれぞれ配置するようにした
ものである。
【0025】この発明に係る半導体集積回路は、エミッ
タ部の拡散上に形状が相互に異なるコンタクトをそれぞ
れ配置するようにしたものである。
【0026】この発明に係る半導体集積回路は、ベース
部の拡散上に形状が相互に異なるコンタクトをそれぞれ
配置するようにしたものである。
【0027】この発明に係る半導体集積回路は、コレク
タ部の拡散上に形状が相互に異なるコンタクトをそれぞ
れ配置するようにしたものである。
【0028】この発明に係る半導体集積回路は、コンタ
クトとスルーホール間の下層配線の長さを調整するよう
にしたものである。
【0029】この発明に係る半導体集積回路は、トラン
ジスタがバイポーラ型のトランジスタであるようにした
ものである。
【0030】この発明に係る半導体集積回路は、トラン
ジスタがMOS型のトランジスタであるようにしたもの
である。
【0031】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の一形態を
説明する。 実施の形態1.図1はこの発明の実施の形態1による半
導体集積回路を示す構成図であり、図において、10
1,102,103はコレクタ部の拡散、104,10
5はベース部の拡散、106,107,108,109
はエミッタ部の拡散、110,111,112,113
はエミッタ部の拡散106,107,108,109上
のコンタクト、114,115,116,117はエミ
ッタ部の拡散106,107,108,109上の下層
配線、118,119,120,121はエミッタ部の
拡散106,107,108,109上のスルーホー
ル、122は上層配線、123は入力パッド、124は
出力パッドである。
【0032】図2はNPN型のパワートランジスタのエ
ミッタ部と出力パッド124間の電気抵抗を示す説明図
であり、図において、131,132,133,134
はコンタクト110,111,112,113の抵抗成
分、135,136,137,138は下層配線11
4,115,116,117の抵抗成分、139,14
0,141,142はスルーホール118,119,1
20,121の抵抗成分、151,152,153,1
54は上層配線122の抵抗成分である。
【0033】次に動作について説明する。この実施の形
態1では、スルーホール118,119,120,12
1の幅と、コンタクト110,111,112,113
の幅を調整することにより、エミッタ部の拡散106,
107,108,109に付随する抵抗値を調整する。
【0034】例えば、出力パッド124から最も近く
て、上層配線122の抵抗成分が小さいエミッタ部の拡
散109上のスルーホール121とコンタクト113の
幅を狭く(=面積を小さくする)することにより、スル
ーホール121の抵抗成分142とコンタクト113の
抵抗成分134を大きくする。逆に、出力パッド124
から最も遠くて、上層配線122の抵抗成分が大きいエ
ミッタ部の拡散106上のスルーホール118とコンタ
クト110の幅を広く(=面積を大きくする)すること
により、スルーホール118の抵抗成分139とコンタ
クト110の抵抗成分131を小さくする。
【0035】このように、スルーホール118,11
9,120,121の幅と、コンタクト110,11
1,112,113の幅を調整することにより、エミッ
タ部の拡散106に付随する抵抗値(=抵抗成分131
+抵抗成分135+抵抗成分139+抵抗成分151+
抵抗成分152+抵抗成分153+抵抗成分154)
と、エミッタ部の拡散107に付随する抵抗値(=抵抗
成分132+抵抗成分136+抵抗成分140+抵抗成
分152+抵抗成分153+抵抗成分154)と、エミ
ッタ部の拡散108に付随する抵抗値(=抵抗成分13
3+抵抗成分137+抵抗成分141+抵抗成分153
+抵抗成分154)と、エミッタ部の拡散109に付随
する抵抗値(=抵抗成分134+抵抗成分138+抵抗
成分142+抵抗成分154)とを同じにする。
【0036】これにより、各トランジスタ(拡散)に流
れる電流を均一化することができる。また、電流集中に
よる発熱を抑制することで各トランジスタのVBEが均
一となり、VBEの低下による電流集中のASO破壊を
防止することができる効果を奏する。
【0037】実施の形態2.図3はこの発明の実施の形
態2による半導体集積回路を示す構成図であり、図にお
いて、図1と同一符号は同一または相当部分を示すので
説明を省略する。160,161,162,163はエ
ミッタ部の拡散106,107,108,109上のコ
ンタクト、164,165,166,167はエミッタ
部の拡散106,107,108,109上の下層配
線、168,169,170,171はエミッタ部の拡
散106,107,108,109上のスルーホールで
ある。
【0038】図4はNPN型のパワートランジスタのエ
ミッタ部と出力パッド124間の電気抵抗を示す説明図
であり、図において、181,182,183,184
はコンタクト160,161,162,163の抵抗成
分、185,186,187,188は下層配線16
4,165,166,167の抵抗成分、189,19
0,191,192はスルーホール168,169,1
70,171の抵抗成分、201,202,203,2
04は上層配線122の抵抗成分である。
【0039】次に動作について説明する。この実施の形
態2では、スルーホール168,169,170,17
1の長さを調整することにより、エミッタ部の拡散10
6,107,108,109に付随する抵抗値を調整す
る。
【0040】例えば、出力パッド124から最も近く
て、上層配線122の抵抗成分が小さいエミッタ部の拡
散109上のスルーホール171を短く(=面積を小さ
くする)することにより、スルーホール171の抵抗成
分192を大きくする。逆に、出力パッド124から最
も遠くて、上層配線122の抵抗成分が大きいエミッタ
部の拡散106上のスルーホール168を長く(=面積
を大きくする)することにより、スルーホール168の
抵抗成分189を小さくする。
【0041】このように、スルーホール168,16
9,170,171の長さを調整することにより、エミ
ッタ部の拡散106に付随する抵抗値(=抵抗成分18
1+抵抗成分185+抵抗成分189+抵抗成分201
+抵抗成分202+抵抗成分203+抵抗成分204)
と、エミッタ部の拡散107に付随する抵抗値(=抵抗
成分182+抵抗成分186+抵抗成分190+抵抗成
分202+抵抗成分203+抵抗成分204)と、エミ
ッタ部の拡散108に付随する抵抗値(=抵抗成分18
3+抵抗成分187+抵抗成分191+抵抗成分203
+抵抗成分204)と、エミッタ部の拡散109に付随
する抵抗値(=抵抗成分184+抵抗成分188+抵抗
成分192+抵抗成分204)とを同じにする。
【0042】これにより、各トランジスタ(拡散)に流
れる電流を均一化することができる。また、電流集中に
よる発熱を抑制することで各トランジスタのVBEが均
一となり、VBEの低下による電流集中のASO破壊を
防止することができる効果を奏する。
【0043】実施の形態3.図5はこの発明の実施の形
態3による半導体集積回路を示す構成図であり、図にお
いて、図1と同一符号は同一または相当部分を示すので
説明を省略する。210,211,212,213はエ
ミッタ部の拡散106,107,108,109上のコ
ンタクト、214,215,216,217はエミッタ
部の拡散106,107,108,109上の下層配
線、218,219,220,221はエミッタ部の拡
散106,107,108,109上のスルーホールで
ある。
【0044】図6はNPN型のパワートランジスタのエ
ミッタ部と出力パッド124間の電気抵抗を示す説明図
であり、図において、231,232,233,234
はコンタクト210,211,212,213の抵抗成
分、235,236,237,238は下層配線21
4,215,216,217の抵抗成分、239,24
0,241,242はスルーホール218,219,2
20,221の抵抗成分、251,252,253,2
54は上層配線122の抵抗成分である。
【0045】次に動作について説明する。この実施の形
態3では、コンタクト210,211,212,213
の長さを調整することにより、エミッタ部の拡散10
6,107,108,109に付随する抵抗値を調整す
る。
【0046】例えば、出力パッド124から最も近く
て、上層配線122の抵抗成分が小さいエミッタ部の拡
散109上のコンタクト213を短く(=面積を小さく
する)することにより、コンタクト213の抵抗成分2
34を大きくする。逆に、出力パッド124から最も遠
くて、上層配線122の抵抗成分が大きいエミッタ部の
拡散106上のコンタクト210を長く(=面積を大き
くする)することにより、コンタクト210の抵抗成分
231を小さくする。
【0047】このように、コンタクト210,211,
212,213の長さを調整することにより、エミッタ
部の拡散106に付随する抵抗値(=抵抗成分231+
抵抗成分235+抵抗成分239+抵抗成分251+抵
抗成分252+抵抗成分253+抵抗成分254)と、
エミッタ部の拡散107に付随する抵抗値(=抵抗成分
232+抵抗成分236+抵抗成分240+抵抗成分2
52+抵抗成分253+抵抗成分254)と、エミッタ
部の拡散108に付随する抵抗値(=抵抗成分233+
抵抗成分237+抵抗成分241+抵抗成分253+抵
抗成分254)と、エミッタ部の拡散109に付随する
抵抗値(=抵抗成分234+抵抗成分238+抵抗成分
242+抵抗成分254)とを同じにする。
【0048】これにより、各トランジスタ(拡散)に流
れる電流を均一化することができる。また、電流集中に
よる発熱を抑制することで各トランジスタのVBEが均
一となり、VBEの低下による電流集中のASO破壊を
防止することができる効果を奏する。
【0049】実施の形態4.図7はこの発明の実施の形
態4による半導体集積回路を示す構成図であり、図にお
いて、図1と同一符号は同一または相当部分を示すので
説明を省略する。260,261,262,263はエ
ミッタ部の拡散106,107,108,109上のコ
ンタクト、264,265,266,267はエミッタ
部の拡散106,107,108,109上の下層配
線、268,269,270,271はエミッタ部の拡
散106,107,108,109上のスルーホールで
ある。
【0050】図8はNPN型のパワートランジスタのエ
ミッタ部と出力パッド124間の電気抵抗を示す説明図
であり、図において、281,282,283,284
はコンタクト260,261,262,263の抵抗成
分、285,286,287,288は下層配線26
4,265,266,267の抵抗成分、289,29
0,291,292はスルーホール268,269,2
70,271の抵抗成分、301,302,303,3
04は上層配線122の抵抗成分である。
【0051】次に動作について説明する。この実施の形
態4では、スルーホール268,269,270,27
1及びコンタクト260,261,262,263の長
さを調整するとともに、下層配線264,265,26
6,267の長さを調整することにより、エミッタ部の
拡散106,107,108,109に付随する抵抗値
を調整する。
【0052】例えば、出力パッド124から最も近く
て、上層配線122の抵抗成分が小さいエミッタ部の拡
散109上のスルーホール271とコンタクト263を
短く(=面積を小さくする)することにより、スルーホ
ール271の抵抗成分292とコンタクト263の抵抗
成分284を大きくする。また、下層配線267を長く
することにより、スルーホール271とコンタクト26
3間の距離を長くして、下層配線267の抵抗成分28
8を大きくする。逆に、出力パッド124から最も遠く
て、上層配線122の抵抗成分が大きいエミッタ部の拡
散106上のスルーホール268とコンタクト260を
長く(=面積を大きくする)することにより、スルーホ
ール268の抵抗成分289とコンタクト260の抵抗
成分281を小さくする。また、下層配線264を長く
することにより、スルーホール268とコンタクト26
0間の距離を短くして、下層配線264の抵抗成分28
5を小さくする。
【0053】このように、スルーホール268,26
9,270,271、コンタクト260,261,26
2,263、及び下層配線264,265,266,2
67の長さを調整することにより、エミッタ部の拡散1
06に付随する抵抗値(=抵抗成分281+抵抗成分2
85+抵抗成分289+抵抗成分301+抵抗成分30
2+抵抗成分303+抵抗成分304)と、エミッタ部
の拡散107に付随する抵抗値(=抵抗成分282+抵
抗成分286+抵抗成分290+抵抗成分302+抵抗
成分303+抵抗成分304)と、エミッタ部の拡散1
08に付随する抵抗値(=抵抗成分283+抵抗成分2
87+抵抗成分291+抵抗成分303+抵抗成分30
4)と、エミッタ部の拡散109に付随する抵抗値(=
抵抗成分284+抵抗成分288+抵抗成分292+抵
抗成分304)とを同じにする。
【0054】これにより、各トランジスタ(拡散)に流
れる電流を均一化することができる。また、電流集中に
よる発熱を抑制することで各トランジスタのVBEが均
一となり、VBEの低下による電流集中のASO破壊を
防止することができる効果を奏する。
【0055】実施の形態5.上記実施の形態1〜4で
は、エミッタ部の拡散上に形状が相互に異なるスルーホ
ールやコンタクトをそれぞれ配置するものについて示し
たが、ベース部やコレクタ部の拡散上に形状が相互に異
なるスルーホールやコンタクトをそれぞれ配置するよう
にしてもよく、上記実施の形態1〜4と同様の効果を奏
する。
【0056】実施の形態6.上記実施の形態1〜5で
は、トランジスタがNPN型のパワートランジスタ(バ
イポーラ型のトランジスタ)であるものについて示した
が、これに限るものではなく、PNP型のパワートラン
ジスタ(バイポーラ型のトランジスタ)であってもよ
い。また、トランジスタがMOS型のトランジスタであ
ってもよい。
【0057】
【発明の効果】以上のように、この発明によれば、複数
のトランジスタの拡散上に形状が相互に異なるスルーホ
ールをそれぞれ配置するように構成したので、ASO破
壊の発生を回避することができる効果がある。
【0058】この発明によれば、幅が相互に異なるスル
ーホールをそれぞれ配置するように構成したので、各拡
散に流れる電流の均一化を図り、各拡散を含むトランジ
スタのVBEを均一化することができる効果がある。
【0059】この発明によれば、長さが相互に異なるス
ルーホールをそれぞれ配置するように構成したので、各
拡散に流れる電流の均一化を図り、各拡散を含むトラン
ジスタのVBEを均一化することができる効果がある。
【0060】この発明によれば、エミッタ部の拡散上に
形状が相互に異なるスルーホールをそれぞれ配置するよ
うに構成したので、エミッタ部の拡散に流れる電流の均
一化を図り、各拡散を含むトランジスタのVBEを均一
化することができる効果がある。
【0061】この発明によれば、ベース部の拡散上に形
状が相互に異なるスルーホールをそれぞれ配置するよう
に構成したので、ベース部の拡散に流れる電流の均一化
を図り、各拡散を含むトランジスタのVBEを均一化す
ることができる効果がある。
【0062】この発明によれば、コレクタ部の拡散上に
形状が相互に異なるスルーホールをそれぞれ配置するよ
うに構成したので、コレクタ部に付随する抵抗値を調整
し、電流の均一化を図ることができる効果がある。
【0063】この発明によれば、複数のトランジスタの
拡散上に形状が相互に異なるコンタクトをそれぞれ配置
するように構成したので、ASO破壊の発生を回避する
ことができる効果がある。
【0064】この発明によれば、幅が相互に異なるコン
タクトをそれぞれ配置するように構成したので、各拡散
に付随する抵抗値を調整し、電流の均一化を図ることが
できるとともに、各トランジスタのVBEの均一化を図
ることができる効果がある。
【0065】この発明によれば、長さが相互に異なるコ
ンタクトをそれぞれ配置するように構成したので、各拡
散に付随する抵抗値を調整し、電流の均一化を図ること
ができるとともに、各トランジスタのVBEの均一化を
図ることができる効果がある。
【0066】この発明によれば、エミッタ部の拡散上に
形状が相互に異なるコンタクトをそれぞれ配置するよう
に構成したので、エミッタ部に付随する抵抗値を調整
し、電流の均一化を図ることで、各トランジスタのVB
Eの均一化を図ることができる効果がある。
【0067】この発明によれば、ベース部の拡散上に形
状が相互に異なるコンタクトをそれぞれ配置するように
構成したので、ベース部に付随する抵抗値を調整するこ
とで、各ベース部を含むトランジスタのVBEの均一化
を図ることができる効果がある。
【0068】この発明によれば、コレクタ部の拡散上に
形状が相互に異なるコンタクトをそれぞれ配置するよう
に構成したので、コレクタ部に付随する抵抗値を調整
し、電流の均一化を図ることができる効果がある。
【0069】この発明によれば、コンタクトとスルーホ
ール間の下層配線の長さを調整するように構成したの
で、各拡散に付随する電流の均一化を図り、各拡散を含
むトランジスタのVBEの均一化を図ることができる効
果がある。
【0070】この発明によれば、トランジスタがバイポ
ーラ型のトランジスタであるように構成したので、バイ
ポーラ型のトランジスタのASO破壊の発生を回避する
ことができる効果がある。
【0071】この発明によれば、トランジスタがMOS
型のトランジスタであるように構成したので、MOS型
のトランジスタのASO破壊の発生を回避することがで
きる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の実施の形態1による半導体集積回
路を示す構成図である。
【図2】 NPN型のパワートランジスタのエミッタ部
と出力パッド間の電気抵抗を示す説明図である。
【図3】 この発明の実施の形態2による半導体集積回
路を示す構成図である。
【図4】 NPN型のパワートランジスタのエミッタ部
と出力パッド間の電気抵抗を示す説明図である。
【図5】 この発明の実施の形態3による半導体集積回
路を示す構成図である。
【図6】 NPN型のパワートランジスタのエミッタ部
と出力パッド間の電気抵抗を示す説明図である。
【図7】 この発明の実施の形態4による半導体集積回
路を示す構成図である。
【図8】 NPN型のパワートランジスタのエミッタ部
と出力パッド間の電気抵抗を示す説明図である。
【図9】 従来の半導体集積回路を示す上面図である。
【図10】 図9のA−A’断面図である。
【図11】 拡散と出力パッド間の電気抵抗を示す説明
図である。
【図12】 従来の半導体集積回路がNPN型のパワー
トランジスタを搭載した場合の構成図である。
【図13】 パワートランジスタのエミッタ部と出力パ
ッド間の電気抵抗を示す説明図である。
【符号の説明】
101,102,103 コレクタ部の拡散、104,
105 ベース部の拡散、106,107,108,1
09 エミッタ部の拡散、110,111,112,1
13 コンタクト、114,115,116,117
下層配線、118,119,120,121 スルーホ
ール、122 上層配線、123 入力パッド、124
出力パッド、131,132,133,134 コン
タクトの抵抗成分、135,136,137,138
下層配線の抵抗成分、139,140,141,142
スルーホールの抵抗成分、151,152,153,
154 上層配線の抵抗成分、160,161,16
2,163 コンタクト、164,165,166,1
67 下層配線、168,169,170,171スル
ーホール、181,182,183,184 コンタク
トの抵抗成分、185,186,187,188 下層
配線の抵抗成分、189,190,191,192 ス
ルーホールの抵抗成分、201,202,203,20
4 上層配線の抵抗成分、210,211,212,2
13 コンタクト、214,215,216,217
下層配線、218,219,220,221 スルーホ
ール、231,232,233,234 コンタクトの
抵抗成分、235,236,237,238 下層配線
の抵抗成分、239,240,241,242 スルー
ホールの抵抗成分、251,252,253,254
上層配線の抵抗成分、260,261,262,263
コンタクト、264,265,266,267下層配
線、268,269,270,271 スルーホール、
281,282,283,284 コンタクトの抵抗成
分、285,286,287,288下層配線の抵抗成
分、289,290,291,292 スルーホールの
抵抗成分、301,302,303,304 上層配線
の抵抗成分。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 菅田 由加 東京都千代田区大手町二丁目6番2号 三 菱電機エンジニアリング株式会社内 Fターム(参考) 5F003 AP01 AP06 BB09 BE05 BE09 BH01 5F033 KK01 NN34 QQ37 XX00 5F082 AA40 DA05

Claims (15)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数のトランジスタが入力パッドと出力
    パッドの間に並列に接続された半導体集積回路におい
    て、上記複数のトランジスタの拡散上に形状が相互に異
    なるスルーホールをそれぞれ配置することを特徴とする
    半導体集積回路。
  2. 【請求項2】 幅が相互に異なるスルーホールをそれぞ
    れ配置することを特徴とする請求項1記載の半導体集積
    回路。
  3. 【請求項3】 長さが相互に異なるスルーホールをそれ
    ぞれ配置することを特徴とする請求項1記載の半導体集
    積回路。
  4. 【請求項4】 エミッタ部の拡散上に形状が相互に異な
    るスルーホールをそれぞれ配置することを特徴とする請
    求項1から請求項3のうちのいずれか1項記載の半導体
    集積回路。
  5. 【請求項5】 ベース部の拡散上に形状が相互に異なる
    スルーホールをそれぞれ配置することを特徴とする請求
    項1から請求項3のうちのいずれか1項記載の半導体集
    積回路。
  6. 【請求項6】 コレクタ部の拡散上に形状が相互に異な
    るスルーホールをそれぞれ配置することを特徴とする請
    求項1から請求項3のうちのいずれか1項記載の半導体
    集積回路。
  7. 【請求項7】 複数のトランジスタが入力パッドと出力
    パッドの間に並列に接続された半導体集積回路におい
    て、上記複数のトランジスタの拡散上に形状が相互に異
    なるコンタクトをそれぞれ配置することを特徴とする半
    導体集積回路。
  8. 【請求項8】 幅が相互に異なるコンタクトをそれぞれ
    配置することを特徴とする請求項7記載の半導体集積回
    路。
  9. 【請求項9】 長さが相互に異なるコンタクトをそれぞ
    れ配置することを特徴とする請求項7記載の半導体集積
    回路。
  10. 【請求項10】 エミッタ部の拡散上に形状が相互に異
    なるコンタクトをそれぞれ配置することを特徴とする請
    求項7から請求項9のうちのいずれか1項記載の半導体
    集積回路。
  11. 【請求項11】 ベース部の拡散上に形状が相互に異な
    るコンタクトをそれぞれ配置することを特徴とする請求
    項7から請求項9のうちのいずれか1項記載の半導体集
    積回路。
  12. 【請求項12】 コレクタ部の拡散上に形状が相互に異
    なるコンタクトをそれぞれ配置することを特徴とする請
    求項7から請求項9のうちのいずれか1項記載の半導体
    集積回路。
  13. 【請求項13】 コンタクトとスルーホール間の下層配
    線の長さを調整することを特徴とする請求項1から請求
    項12のうちのいずれか1項記載の半導体集積回路。
  14. 【請求項14】 トランジスタがバイポーラ型のトラン
    ジスタであることを特徴とする請求項1から請求項13
    のうちのいずれか1項記載の半導体集積回路。
  15. 【請求項15】 トランジスタがMOS型のトランジス
    タであることを特徴とする請求項1から請求項13のう
    ちのいずれか1項記載の半導体集積回路。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101416677B1 (ko) * 2013-04-09 2014-07-09 에이피반도체 주식회사 에미터 안정 저항의 파워 비제이티

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