JP2008021852A - 半導体装置 - Google Patents

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勝 水田
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陽一 深尾
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Abstract

【課題】 端子に静電気が印加されたときに、静電気の電荷を複数の保護素子に均等に分散させる。
【解決手段】 保護MOSトランジスタPM2には、保護MOSトランジスタユニットUN11乃至14が等間隔に並列配置されている。端子Pad側の内部回路側配線NHLは、第1の分岐部で左右対称に分岐長L1で2分岐される。2分岐された左側の内部回路側配線NHLは、第2の分岐部で左右対称に2分岐され、保護MOSトランジスタユニットUN11と保護MOSトランジスタユニットUN12に接続されている。2分岐された右側の内部回路側配線NHLは、第3の分岐部で左右対称に2分岐され、保護MOSトランジスタユニットUN13と保護MOSトランジスタユニットUN14に接続されている。端子Padから保護MOSトランジスタユニットUN11乃至14のドレインまでの配線長は、保護ダイオードユニットUN11乃至14とも略同一な値である。
【選択図】 図2

Description

本発明は、内部素子或いは内部回路を静電気放電(ESD:Electro Static Discharge)から保護するESD保護素子の配置に関する。
半導体装置には、入力端子や出力端子などに印加される静電気から、内部のトランジスタや回路を保護する静電保護素子や静電保護回路が設けられている。静電保護素子や静電保護回路は、ダイオード、抵抗、トランジスタなどを用いて形成されている。
近年、半導体素子の微細化の進展に伴い、半導体素子或いは回路のESD耐量が低下している。このため、要求されるESD耐量レベルを満足するために複数の保護素子を並列接続して静電気の電荷を分散させる方法が採用されている。この方法は、要求されるESD耐量レベルが高い車載用半導体装置やインバータ用半導体装置などの分野では特に有効となる(例えば、特許文献1参照。)。
特許文献1などに記載されている複数の保護素子では、端子を中心とし、且つ半導体装置の辺に垂直な直線に対して対称にとなるように、2つの保護抵抗、2つの保護回路、及びそれらの間を接続する金属配線を、端子と内部回路との間に配置している。このため、端子から入力される静電気を均等に1/2に分散することが可能となる。
ところが、Nch MOSトランジスタ及びPch MOSトランジスタから各々構成される2つの保護回路を、完全に対称配置することは容易ではない。更に、端子を中心として、例えば4つ以上の保護回路を対称配置するのは困難になるという問題点がある。
特開平9−22948号公報
本発明は、端子に静電気が印加されたときに、複数の保護素子に静電気の電荷を均等に分散させることのできる半導体装置を提供することにある。
本発明の一態様の半導体装置は、端子と、2個(ただし、nは2以上の整数)の保護素子ユニットから構成される保護素子と、前記端子側から順次2分岐され、前記端子と前記保護素子ユニットとをそれぞれ接続する配線とを具備することを特徴とする。
本発明によれば、端子に静電気が印加されたときに、複数の保護素子に静電気の電荷を均等に分散させることのできる半導体装置を提供することができる。
以下本発明の実施例について図面を参照しながら説明する。
まず、本発明の実施例1に係る半導体装置について、図面を参照して説明する。図1は半導体装置を示す回路図、図2は低電位側電源側に設けられた保護MOSトランジスタを示す平面図、図3は低電位側電源側に設けられた保護MOSトランジスタユニットを示す平面図、図4は図2のA−A線に沿う断面図である。本実施例では、静電気が印加されたときに、内部回路をサージ破壊から防止するために複数の保護MOSトランジスタユニットから構成される保護MOSトランジスタが高電位側電源側及び低電位側電源側に、それぞれ設けられている。
図1に示すように、半導体装置20には、内部回路10、保護MOSトランジスタPM1、保護MOSトランジスタPM2、端子Pad、高電位側電源端子Pvdd、及び低電位側電源端子Pvssが設けられている。
ここで、端子Padが、例えば入力端子の場合、通常動作時に入力端子から入力された入力信号は、内部回路10で信号処理され、その信号が図示しない出力部に入力され、ドライブされた信号が出力信号として図示しない出力端子に出力される。端子Padに静電気(サージ)が印加されたとき、保護MOSトランジスタPM1及びPM2は内部回路10の劣化或いは破壊を防止する。なお、高電位側電源Vddと低電位側電源Vssの間には図示しないESD保護素子が設けられ、静電気(サージ)が印加されたときに高電位側電源Vddと低電位側電源Vssの間の短絡を防止する。
高電位側電源端子Pvddは、外部電源が供給され、高電位側電源Vddに接続されている。低電位側電源端子Pvssは、図示しない半導体装置20の接地に接続され、接地電位としての低電位側電源Vssに接続されている。
保護MOSトランジスタPM1には、同一ESD耐量を有する保護MOSトランジスタとしての保護MOSトランジスタユニットUN1乃至4が4個並列配置されている。Pch MOSトランジスタから構成される保護MOSトランジスタUN1乃至4は、ソース及びゲートが高電位側電源Vddに接続され、ドレインが端子Pad及び内部回路10に接続されている。
保護MOSトランジスタPM2には、同一ESD耐量を有する保護MOSトランジスタとしての保護MOSトランジスタユニットUN11乃至14が4個並列配置されている。Nch MOSトランジスタから構成される保護MOSトランジスタUN11乃至14は、ソース及びゲートが低電位側電源Vssに接続され、ドレインが端子Pad及び内部回路10に接続されている。
図2に示すように、保護MOSトランジスタPM2には、半導体基板上に同一形状を有する保護MOSトランジスタユニットUN11乃至14が図中の横方向に、等間隔に並列配置されている。
端子Pad側の内部回路側配線NHLは、第1の分岐部で左右対称(図中のX方向に対して)に分岐長L1で2分岐される。2分岐された左側の内部回路側配線NHLは、第2の分岐部で左右対称に2分岐され、保護MOSトランジスタユニットUN11と保護MOSトランジスタユニットUN12に接続(ドレイン側に)されている。
2分岐された右側の内部回路側配線NHLは、第3の分岐部で左右対称に2分岐され、保護MOSトランジスタユニットUN13と保護MOSトランジスタユニットUN14に接続(ドレイン側に)されている。2分岐された左側の内部回路側配線NHLの保護MOSトランジスタユニットUN12側と2分岐された右側の内部回路側配線NHLの保護MOSトランジスタユニットUN13側とは配線で接続され、保護MOSトランジスタユニットUN11乃至14は配線で電気的に接続され、保護MOSトランジスタユニットUN14の右側が内部回路10に接続される。
低電位側電源側配線SHLは、保護MOSトランジスタユニットUN11乃至14のソース側に接続され、PコンタクトPCを介して半導体基板側に接続され、低電位側電源Vssに接続される。
ここで、端子Padから保護MOSトランジスタユニットUN11乃至14のドレインまでの配線長は、保護ダイオードユニットUN11乃至14とも略同一な値に形成されているので、略同一の配線抵抗値を有することとなる。
図3に示すように、保護MOSトランジスタユニットUN11乃至14は、中央部に拡散領域SDGが設けられている。拡散領域SDGの上部にドレイン領域が設けられ、拡散領域SDGの中央部にゲート領域が設けられ、拡散領域SDGの下部にソース領域が設けられている。ドレイン領域の内部にはドレインコンタクトDCが設けられ、拡散領域SDGから延在するフィールド上のゲート電極GATEの内部にはゲートコンタクトGCが設けられ、ソース領域の内部にはソースコンタクトSCが設けられている。
ここでは、ドレインコンタクトDC、ゲートコンタクトGC、及びソースコンタクトSCをそれぞれ1つのコンタクトで形成しているが、複数のコンタクトで形成してもよい。
斜線で図示する内部回路側配線NHLは、保護MOSトランジスタユニットUN11乃至14の上部にドレインコンタクトDCをおおうように設けられている。斜線で図示する低電位側電源側配線SHLは、保護MOSトランジスタユニットUN11乃至14の下部にゲートコンタクト及びソースコンタクトSCをおおうように設けられている(ゲートとソースが同電位になるように配線で接続)。
図4に示すように、保護MOSトランジスタPM2のドレインコンタクト部分では、P型半導体基板1上にN層N1乃至4がそれぞれ同一幅で、等間隔に形成されている。N層N1乃至4は、同一条件で形成、例えば、P(リン)イオン注入と高温熱処理工程により形成される。
ドレインコンタクトDCは、P型半導体基板1の表面(第1主面)の形成された絶縁膜2を選択的にエッチング開口されたものである。分岐部中央とドレインコンタクト間距離Lcdは、第2の分岐部と第3の分岐部で同一に設けられている。
ここで、内部回路側配線長を端子Pad側から分岐するにつれて、例えば、順次1/2ずつ縮小してもよい。この場合、保護MOSトランジスタユニットのESD耐量を低下させずに保護MOSトランジスタ及び配線の占有領域を縮小化することが可能となる。
また、高電位側電源側に設けられた保護MOSトランジスタPM1の平面図及び断面図を省略しているが、保護MOSトランジスタPM1の場合、端子Pad側の内部回路側配線が分岐され、保護MOSトランジスタユニットUN1乃至4が分岐中央部に対して左右対称に等間隔で配置され、分岐後の内部回路側配線の長さ及び幅はそれぞれ等しく形成される。即ち、サージが印加される側の配線及びコンタクトは、保護MOSトランジスタPM2と同様に同一構造に形成される。保護MOSトランジスタPM1では、例えば、P型半導体基板1上に設けられたNウエル層がバックゲート及び高電位側電源Vddとなり、Nウエル層上に設けられたP層がソース及びドレインとなる。端子PadからP層のドレインコンタクトまでの内部回路側配線抵抗は、保護MOSトランジスタユニットUN1乃至4とも略同一な値に形成される。
次に、端子に静電気が印加されたときの保護MOSトランジスタの動作について図5を参照して説明する。図5はサージ電圧に対するサージ電流特性を示す図、図中の実線(a)は本実施例の特性を示し、破線(b)は従来の特性を示す。ここで、従来の保護MOSトランジスタでは端子と保護MOSトランジスタユニットの間を接続する内部回路側配線の長さが異なる(内部回路側配線抵抗が異なる)。
図5に示すように、本実施例では、静電気が端子Padと低電位側電源端子Pvssの間に印加(端子Padが(+))されると、端子PadとドレインコンタクトDCまでの内部回路側配線の抵抗値が保護MOSトランジスタユニットUN11乃至14では略同一であるので、保護MOSトランジスタユニットUN11乃至14が同時動作する。具体的には、まず、静電気が印加されると比較的電流レベルの小さなサージ電流がほぼ直線的に流れ始める。次に、電流内部回路10の素子破壊電圧よりも低い電圧で保護MOSトランジスタユニットUN11乃至14がブレークダウン(ブレークダウン電圧Vb1で)し、P型半導体基板1側にサージ電流が流れ、電流レベルは増加するがサージ電圧は比較的低電圧のホールド電圧Vh1まで低下する。続いて、配線抵抗としてのスナップバック特性の傾きRon1にしたがって、サージ電圧とともにサージ電流が増加する。このため、保護MOSトランジスタPM2は高いESD耐量を有することとなる。なお、サージ電流が所定の値以上になると保護MOSトランジスタ或いは内部回路10の素子が劣化又は破壊される。
一方、従来では、静電気が端子Padと低電位側電源端子Pvssの間に印加(端子Padが(+))されると、端子Padとドレインコンタクトまでの内部回路側配線の抵抗値が複数の保護MOSトランジスタユニットでそれぞれ異なるので、保護MOSトランジスタユニットが順次動作する。具体的には、まず、静電気が印加されると比較的電流レベルの小さなサージ電流が流れ始める。次に、内部回路の素子破壊電圧よりも低い電圧で、例えば、内部回路側配線の抵抗値が一番小さい保護MOSトランジスタユニットがブレークダウン(ブレークダウン電圧Vb1で)し、半導体基板側にサージ電流が流れ、電流レベルは増加するがサージ電圧は比較的低電圧のホールド電圧Vh2まで低下する。配線抵抗としてのスナップバック特性の傾きRon2(Ron1<Ron2)にしたがって、サージ電圧とともにサージ電流が増加する。続いて、例えば、内部回路側配線の抵抗値が2番目に小さい保護MOSトランジスタがブレークダウン(ブレークダウン電圧Vb2で)し、半導体基板側にサージ電流が流れ、電流レベルは増加するがサージ電圧は比較的低電圧のホールド電圧Vh3まで低下する。配線抵抗としてのスナップバック特性の傾きRon3(Ron1<Ron3)にしたがって、サージ電圧とともにサージ電流が増加する。このとき、サージ電圧が内部回路の素子破壊電圧よりも上昇するので内部回路の素子が劣化或いは破壊される。サージ電流が所定の値以下で、且つ高いサージ電圧で保護MOSトランジスタ或いは内部回路10の素子が劣化又は破壊されるので、保護MOSトランジスタは低いESD耐量を有することとなる。
なお、静電気が高電位側電源端子Pvddと端子Padの間に印加された場合、保護MOSトランジスタPM2と同様に、保護MOSトランジスタPM1は保護MOSトランジスタユニットUN1乃至4が同時動作するので、保護MOSトランジスタPM1は高いESD耐量を有することとなる。
上述したように、本実施例の半導体装置では、内部回路10、保護MOSトランジスタPM1、保護MOSトランジスタPM2、端子Pad、高電位側電源端子Pvdd、及び低電位側電源端子Pvssが設けられている。ESD保護素子としての保護MOSトランジスタPM2には、保護MOSトランジスタユニットUN11乃至14が等間隔に並列配置されている。保護MOSトランジスタユニットUN11乃至14のドレインコンタクトDCは、同一形状を有し、ドレイン領域内に同一位置に配置されている。端子Pad側の内部回路側配線NHLは、第1の分岐部で左右対称に分岐長L1で2分岐される。2分岐された左側の内部回路側配線NHLは第2の分岐部で左右対称に2分岐され、2分岐された右側の内部回路側配線NHLは第3の分岐部で左右対称に2分岐され、それぞれドレインコンタクトDCに接続される。端子PadからドレインコンタクトDCまでの内部回路側配線長は、保護MOSトランジスタユニットUN11乃至14とも略同一な値に形成されているので、略同一の配線抵抗値を有することとなる。
したがって、静電気が端子Padと低電位側電源端子Pvssの間に印加(端子Padが(+))された場合、保護MOSトランジスタユニットUN11乃至14が同時動作するので、内部回路や内部素子を従来よりも高いESD耐量で保護することができる。また、ESD耐量を低下せずに、内部回路側配線幅を端子側から分岐するにつれて順次縮小することができるので保護ダイオード及び配線の占有面積を縮小化することができる。
なお、本実施例では、内部回路10の静電破壊防止用として高電位側電源Vdd側にゲートがソースに接続されたPch MOSトランジスタから構成される保護MOSトランジスタPM1を設け、低電位側電源Vss側にゲートがソースに接続されたNch MOSトランジスタから構成される保護MOSトランジスタPM2を設けているが、必ずしもこの構造の保護MOSトランジスタに限定されるものではない。例えば、高電位側電源Vdd側にゲートがドレインに接続されたPch MOSトランジスタから構成される保護MOSトランジスタを設け、低電位側電源Vss側にゲートがドレインに接続されたNch MOSトランジスタから構成される保護MOSトランジスタを設けてもよい。そして、端子Padから保護MOSトランジスタユニットのコンタクトまでの配線の抵抗値を略同一に形成しているが、更に配線容量を略同一に形成するのが好ましい。
次に、本発明の実施例2に係る半導体装置について、図面を参照して説明する。図6は半導体装置を示す回路図、図7は低電位側電源側に設けられた多層配線構造の保護ダイオードを示す平面図、図8は図7のB−B線に沿う断面図、図9は図7のC−C線に沿う断面図である。本実施例では、ESD保護素子に保護ダイオードを用い、第1の分岐部を多層配線構造にしている。
以下、実施例1と同一構成部分には、同一符号を付してその部分の説明を省略し、異なる部分のみ説明する。
図6に示すように、半導体装置20aには、内部回路10、保護ダーオードPD1、保護ダイオードPD2、端子Pad、高電位側電源端子Pvdd、及び低電位側電源端子Pvssが設けられている。
ここで、端子Padが、例えば入力端子の場合、通常動作時に入力端子から入力された入力信号は、内部回路10で信号処理され、その信号が図示しない出力部に入力され、ドライブされた信号が出力信号として図示しない出力端子に出力される。端子Padに静電気(サージ)が印加されたとき、保護ダイオードPD1及びPD2は内部回路10の劣化或いは破壊を防止する。
保護ダイオードPD1には、同一ESD耐量を有する保護ダイオードとしての保護ダイオードユニットUN1a乃至4aが4個並列配置されている。保護ダイオードユニットUN1a乃至4aは、カソードが高電位側電源Vddに接続され、アノードが端子Pad及び内部回路10に接続されている。保護ダイオードPD2には、同一ESD耐量を有する保護ダイオードとしての保護ダイオードユニットUN11a乃至14aが4個並列配置されている。保護ダイオードユニットUN11a乃至14aは、カソードが端子Pad及び内部回路10に接続され、アノードが低電位側電源Vssに接続されている。
図7に示すように、保護ダイオードPD2には、P領域(Pサブ)Ps上に同一形状を有する保護ダイオードユニットUN11a乃至14aが等間隔に並列配置されている。保護ダイオードユニットUN11a乃至14aのカソードとしてのN層N1乃至4は、同一形状を有し、P領域(Pサブ)Ps内に等間隔に並列配置されている。保護ダイオードユニットUN11a乃至14aのカソードコンタクトとしてのNコンタクトNCは、同一形状を有し、保護ダイオードユニットUN11a乃至14a中にそれぞれ3個ずつ等間隔に並列配置されている。保護ダイオードユニットUN11a乃至14aのアノードコンタクトであるPコンタクトPCは、同一形状を有し、それぞれ2個ずつ等間隔に並列配置されている。
端子Pad側のカソード側配線(2層目配線)KHL2は、第1の分岐部で左右対称に2分岐される。2分岐されたカソード側配線(2層目配線)KHL2はビアV1を介して長さが同一な左右のカソード側配線(1層目配線)KHL1に接続される。左側のカソード側配線(1層目配線)KHL1は、第2の分岐部で左右対称に2分岐され、N層N1及びN2のNコンタクトNCに接続される。右側のカソード側配線(1層目配線)KHL1は、第3の分岐部で左右対称に2分岐され、N層N3及びN4のNコンタクトNCに接続される。ここで、端子PadからNコンタクトNCまでのカソード側配線長は、保護ダイオードユニットUN11a乃至14aとも略同一な値に形成されているので、略同一の配線抵抗値を有することとなる。
ここで、カソード側(端子Pad側)から入力される静電気は、第1の分岐部で均等に2分割されるので、図中縦方向のカソード側配線(1層目配線)KHL1の配線幅を、図中縦方向のカノード側配線(2層目配線)KHL2の配線幅よりも狭くすることが可能となる。即ち、図中の保護ダイオードPD2の横方向寸法を狭くすることが可能となる。
図8に示すように、保護ダイオードPD2の第1の分岐部分では、絶縁膜2表面(第1主面)に第1の分岐中央部に対して分岐中央部とカソード側配線間距離Lckだけ離間し、左右に同一長さ(分岐長L12−Lck)のカソード側配線(1層目配線)KHL1が選択的に形成されている。カソード側配線(1層目配線)KHL1表面(第1主面)に第1の分岐中央部に対して分岐中央部とビア間距離Lcvだけ離間し、左右にビアV1が選択的に形成され、その周囲には絶縁膜3が形成されている。2つビアV1上には、ビアV1を接続するカソード側配線(2層目配線)KHL2が分岐中央部に対して左右に分岐長L11だけ選択的に形成されている。
図9に示すように、保護ダイオードPD2のNコンタクトNC部分では、P型半導体基板1上にN層N1乃至4がそれぞれ同一幅で、等間隔に形成されている。N層N1乃至4は、同一条件で形成、例えば、P(リン)イオン注入と高温熱処理工程により形成される。
コンタクトNCは、P型半導体基板1の表面(第1主面)の形成された絶縁膜2を選択的にエッチング開口されたもので、コンタクト幅Wc、Nコンタクト間余裕Scc、及び分岐中央部とNコンタクト間距離Lccを有し、保護ダイオードユニット内に3個ずつ設けられている。
第2の分岐部及び第3の分岐部で分岐されたカソード側配線KHLは、分岐中央部から分岐長L13まで形成され、第2の分岐部及び第3の分岐部で左右対称に配置されている。
ここで、カソード側配線長を端子Pad側から分岐するにつれて、例えば、順次1/2ずつ縮小してもよい。この場合、保護ダイオードユニットのESD耐量を低下させずに保護ダイオード及び配線の占有領域を縮小化することが可能となる。
また、高電位側電源側に設けられた保護ダイオードPD1の平面図及び断面図を省略しているが、保護ダイオードPD1の場合、端子Pad側のアノード側配線が分岐され、保護ダイオードユニットUN1a乃至4aが分岐中央部に対して左右対称に等間隔で配置され、分岐後のアノード側配線の長さ及び幅はそれぞれ等しく形成される。即ち、サージが印加される側の配線及びコンタクトは、保護ダイオードPD2と同様に同一構造に形成される。保護ダイオードPD1では、例えば、P型半導体基板1上に設けられたNウエル層がカソードとなり、Nウエル層上に設けられたP層がアノードとなる。端子PadからP層のコンタクトまでのアノード側配線抵抗は、保護ダイオードユニットUN1a乃至4aとも略同一な値に形成される。
上述したように、本実施例の半導体装置では、ESD保護素子としての保護ダイオードPD2には、保護ダイオードユニットUN11a乃至14aが等間隔に並列配置されている。保護ダイオードユニットUN11a乃至14aのカソードとしてのN層N1乃至4は、同一形状を有し、P領域(Pサブ)Ps内に等間隔に並列配置されている。端子Pad側のカソード側配線KHL2(2層目配線)は、第1の分岐部で左右対称に分岐長L11で2分岐される。2分岐されたカソード側配線(2層目配線)KHL2はビアV1を介して長さが同一な左右のカソード側配線(1層目配線)KHL1に接続される。左側のカソード側配線(1層目配線)KHL1は、第2の分岐部で左右対称に2分岐され、右側のカソード側配線(1層目配線)KHL1は、第3の分岐部で左右対称に2分岐され、それぞれNコンタクトNCに接続される。端子PadからNコンタクトNCまでのカソード側配線長は、保護ダイオードユニットUN11a乃至14aとも略同一な値に形成されているので、略同一の配線抵抗値を有することとなる。
したがって、静電気が端子Padと低電位側電源端子Pvssの間に印加(端子Padが(+))された場合、保護ダイオードユニットUN11a乃至14aが同時動作するので、内部回路や内部素子を従来よりも高いESD耐量で保護することができる。また、端子Padと保護ダイオードユニットの間を多層配線を用いて接続しているので、実施例1よりもレイアウト設計の自由度を向上させることができる。更に、ESD耐量を低下せずに、カソード配線幅を端子側から分岐するにつれて順次縮小することができるので保護ダイオード及び配線の占有面積を縮小化することができる。
本発明は、上記実施例に限定されるものではなく、発明の趣旨を逸脱しない範囲で、種々、変更してもよい。
例えば、実施例2では、内部回路10の静電破壊防止用として保護ダイオードPD1及びPD2を設けているが、内部回路10の代わりに内部素子の静電破壊防止用として保護ダイオードPD1及びPD2を設けてもよい。また、内部回路10と保護ダイオードPD1のアノード側及び保護ダイオードPD2のカソード側の間に保護抵抗を設けてもよい。そして、端子Padから保護ダイオードユニットのコンタクトまでの配線の抵抗値を略同一に形成しているが、更に配線容量を略同一に形成するのが好ましい。そして、高電位側電源Vddと低電位側電源Vssの間の短絡防止用として、配線抵抗値が略同一な保護ダイオードユニットを複数備える保護ダイオードを用いてもよい。
実施例ではESD保護素子にMOSトランジスタやダイオードを用いているが、ベース接地のバイポーラトランジスタ、或いはサイリスタなどを適用してもよい。また、端子側の配線を2分岐にしているが、n分岐(nは3以上の整数)にして、端子と保護素子ユニットのコンタクトまでの配線の抵抗値を同一に設定してもよい。更に、シリコンデバイスばかりでなく、化合物デバイス、例えば、GaAs系のMESFET(Metal Semiconductor Field Effect Transistor)やSiC系のMOSトランジスタなどから構成される半導体装置にも適用できる。
本発明は、以下の付記に記載されているような構成が考えられる。
(付記1) 端子と、複数個の保護素子ユニットから構成される保護素子と、前記端子側から順次n分岐(ただし、nは2以上の整数)され、前記端子と前記保護素子ユニットとをそれぞれ接続する配線とを具備し、前記端子と前記保護素子ユニットを接続する前記配線の抵抗値はそれぞれ略同一に設けられている半導体装置。
(付記2) 前記保護素子ユニット及び配線は、前記端子側の最初のn分岐点の前記配線中央部に対して対称に配置されている付記1記載の半導体装置。
(付記3) 前記配線は、n分岐前の配線幅よりもn分岐後の配線幅の方が狭い付記1或いは2記載の半導体装置。
(付記4) 前記保護素子は、ダイオード、ゲート接地MOSトランジスタ、ベース接地のバイポーラトランジスタ、或いはサイリスタから構成されている付記1乃至3のいずれかに記載の半導体装置。
(付記5) 高電位側電源に接続される高電位側電源端子と、低電位側電源に接続される低電位側電源端子と、入力信号或いは出力信号を出力する端子と、前記高電位側電源側と前記端子側の間に設けられ、2個(ただし、nは2以上の整数)の第1の保護素子ユニットから構成される第1の保護素子と、前記端子側と前記低電位側電源側の間に設けられ、2個(ただし、nは2以上の整数)の第2の保護素子ユニットから構成される第2の保護素子と、前記端子側から順次2分岐され、前記端子側と前記第1の保護素子ユニットとをそれぞれ接続する第1の配線と、前記端子側から順次2分岐され、前記端子側と前記第2の保護素子ユニットとをそれぞれ接続する第2の配線とを具備し、前記端子と前記第1の保護素子ユニットを接続する前記第1の配線の抵抗値はそれぞれ略同一に設けられ、前記端子と前記第2の保護素子ユニットを接続する前記第2の配線の抵抗値はそれぞれ略同一に設けられている半導体装置。
本発明の実施例1に係る半導体装置を示す回路図。 本発明の実施例1に係る低電位側電源側に設けられた保護MOSトランジスタを示す平面図。 本発明の実施例1に係る低電位側電源側に設けられた保護MOSトランジスタユニットを示す平面図。 図2のA−A線に沿う断面図。 本発明の実施例1に係るサージ電圧に対するサージ電流特性を示す図。 本発明の実施例2に係る半導体装置を示す回路図。 本発明の実施例2に係る低電位側電源側に設けられた多層配線構造の保護ダイオードを示す平面図。 図7のB−B線に沿う断面図。 図7のC−C線に沿う断面図。
符号の説明
1 半導体基板
2、3 絶縁膜
10 内部回路
20、20a 半導体装置
AHL1 アノード側配線(1層目配線)
DC ドレインコンタクト
GATE ゲート電極
GC ゲートコンタクト
KHL1 カソード側配線(1層目配線)
KHL2 カソード側配線(2層目配線)
L1、L11、L12、L13 分岐長
Lcc 分岐中央部とNコンタクト間距離
Lcd 分岐中央部とドレインコンタクト間距離
Lck 分岐中央部とカソード側配線間距離
Lcv 分岐中央部とビア間距離
NHL 内部回路側配線
1〜4 N
C Nコンタクト
Pad 端子
PD1、PD2 保護ダイオード
PM1、PM2 保護MOSトランジスタ
Ps P領域(Pサブ)
Pvdd 高電位側電源端子
Pvss 低電位側電源端子
C Pコンタクト
Ron1〜3 スナップバック特性の傾き
UN1〜4、UN11〜14 保護MOSトランジスタユニット
UN1a〜4a、UN11a〜14a 保護ダイオードユニット
SC ソースコンタクト
Scc Nコンタクト間余裕
SDG 拡散領域
SHL 低電位側電源側配線
V1 ビア
Vb1、Vb2 ブレークダウン電圧
Vdd 高電位側電源
Vh1〜3 ホールド電圧
Vss 低電位側電源
Wc コンタクト幅

Claims (5)

  1. 端子と、
    個(ただし、nは2以上の整数)の保護素子ユニットから構成される保護素子と、
    前記端子側から順次2分岐され、前記端子と前記保護素子ユニットとをそれぞれ接続する配線と、
    を具備することを特徴とする半導体装置。
  2. 前記保護素子ユニット及び前記配線は、前記端子側の最初の2分岐点の前記配線中央部に対して対称に配置されていることを特徴とする請求項1に記載の半導体装置。
  3. 前記配線は、2分岐前の配線幅よりも2分岐後の配線幅の方が狭いことを特徴とする請求項1或いは2に記載の半導体装置。
  4. 前記保護素子は、ダイオード、ゲート接地MOSトランジスタ、ベース接地のバイポーラトランジスタ、抵抗、或いはサイリスタから構成されているとを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の半導体装置。
  5. 前記端子と前記保護素子ユニットを接続する前記配線の抵抗値はそれぞれ略同一に設けられていることを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載の半導体装置。
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