JP2003015018A - カメラ、レンズ装置およびカメラシステム - Google Patents

カメラ、レンズ装置およびカメラシステム

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JP2003015018A JP2001201147A JP2001201147A JP2003015018A JP 2003015018 A JP2003015018 A JP 2003015018A JP 2001201147 A JP2001201147 A JP 2001201147A JP 2001201147 A JP2001201147 A JP 2001201147A JP 2003015018 A JP2003015018 A JP 2003015018A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 振動型駆動装置を用いて焦点調節レンズの駆
動と停止とを高速で繰り返す山登り方式AF等を行う場
合に、振動型駆動装置の起動応答性が十分に優れている
とはいえない。 【解決手段】 撮影光学系2,3と、焦点調節レンズ2
を駆動する振動型駆動手段15と、撮像手段6と、焦点
調節レンズに駆動と停止とを繰り返させるよう振動型駆
動手段を制御し、焦点調節レンズの各停止状態にて撮像
手段により得られる撮像信号から抽出した高周波成分の
比較による焦点調節状態の判別結果に応じて焦点調節レ
ンズを合焦位置に移動させる焦点調節動作を行う制御手
段13とを有するカメラにおいて、上記制御手段に、焦
点調節動作中において、焦点調節レンズを駆動するとき
には振動型駆動手段の振動体に進行波振動を発生させ、
焦点調節レンズを停止させる間は振動体に定在波振動を
発生させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、自動焦点調節機構
を備えたカメラ、レンズ装置およびカメラシステムに関
し、さらに詳しくは振動型モータ等と称される振動型駆
動装置により撮影光学系の焦点調節駆動を行うものに関
する。
【0002】
【従来の技術】振動型モータ、振動波モータ等と称され
る振動型駆動装置は、振動体に設けられた電気−機械エ
ネルギ変換素子(電歪素子)に位相が異なる2相つの周
波信号を印加することによって振動体を進行波振動させ
(すなわち、振動体の表面に進行性振動波を発生さ
せ)、この振動体に圧接する移動体を摩擦により駆動し
て出力を得るものである。そして、この振動型駆動装置
は、振動体を非振動状態とすることによって、振動体と
移動体との間に作用する摩擦力によって移動体の位置が
保持される。
【0003】このような振動型駆動装置は、低回転、高
トルクで駆動音が殆ど発生せず、なおかつ応答性が良好
であり、高精度の位置制御も可能である等の特徴を持っ
ているため、カメラや交換レンズのオートフォーカス駆
動等に用いられている。
【0004】また、カメラ等のオートフォーカス(A
F)方式には、銀塩フィルムに画像を写す、いわゆる一
眼レフタイプの銀塩カメラにおいては、位相差検出方式
を採用したAFシステムが数多くの機種に用いられてい
る。この位相差検出方式のAFシステムは、以下のよう
に動作する。
【0005】図11に示すように、撮影レンズから入射
した光は、撮影光軸に対して45度の傾きで配置された
半透過メインミラーの背面に取り付けられたサブミラー
によって、カメラ下方に反射され、2次光学系のレンズ
によって2つの像に分離されて、一対のAFセンサに入
射する。
【0006】これら一対のAFセンサは図12に示すよ
うに横並びに配置されており、これらAFセンサの出力
は同図に示すようになる。すなわち、一対のAFセンサ
上に形成される2像の間隔の差によって、合焦状態、前
ピン状態および後ピン状態を判定する。そして、この像
間隔が合焦状態の間隔になるように焦点調節レンズを移
動させてピント合わせをする。
【0007】このときのレンズの移動量、つまり像面の
移動量は、次のようなアルゴリズムを用いて2像の間隔
から計算して求める。
【0008】まず、2つのAFセンサの出力をデータと
して取り込み、その2つのセンサ出力の相関を取る。相
関を取り方は、“MINアルゴリズム”と呼ばれるもの
で、センサ1のデータをA[1]−A[n]とし、セン
サ2のデータをB[1]−B[n]とすると、相関量U
0は、
【0009】
【数1】
【0010】と表す。
【0011】このU0を計算した後、次に、図12に示
すようにA像をAFセンサの1ビットシフトしたデータ
とB像のデータの相関量U1を計算する。このU1は、
【0012】
【数2】
【0013】となる。
【0014】このように1ビットずつシフトした相関量
を次々に計算する。2像が一致していれば、この相関量
は最大値をとるので、その最大値をとるシフト量を求
め、その前後のデータから、相関量の真の最大値を補間
して求め、そのシフト量をずれ量とする。
【0015】光学系によってずれ量と像面移動量、いわ
ゆるデフォーカス量との関係は決まっているので、その
ずれ量からデフォーカス量を求める。そのデフォーカス
量から、焦点調節レンズの繰り出し量を求め、レンズを
移動させて合焦を得る。
【0016】以上のように位相差検出方式のAFは、被
写体に関するデフォーカス量を検出するため、焦点調節
レンズをどちらの方向へどれだけ駆動すれば合焦するか
を検出したデフォーカス量から演算によって求めること
ができる。このため、1回のレンズ駆動で合焦させるこ
とが可能であり、振動型駆動装置の特徴を生かした、速
く、静かで、高精度なAF制御を行うことができる。こ
のため、位相差方式AFと振動型駆動装置とを搭載した
カメラや交換レンズが数多く製品化されている。
【0017】一方、2次元の撮像素子で画像を取り込
み、その撮像信号を電気的に記録媒体に記録するデジタ
ルカメラでは、いわゆる山登り方式とかコントラスト方
式と称されるAF方式が用いられている。
【0018】この山登り方式AFは概略以下のように動
作する。まず構成としては、2次元の撮像素子を含む撮
像系と、演算回路や焦点調節レンズの制御信号発生回路
を含むシステムコントロール部と、光軸方向に焦点調節
レンズを移動させるためのレンズ制御回路を含むレンズ
部とを有する。
【0019】撮像系において画像光を取り込み、それを
撮像信号として出力させ、システムコントロール部へ送
り、そこで撮像信号に含まれる高周波成分を抽出する。
そして、この抽出信号の最大値を記憶しておいて、焦点
調節レンズをある方向に移動させ、同じように画像光を
取り込み、高周波成分抽出を行う。
【0020】このとき、抽出信号の最大値が先に記憶さ
れた値よりも大きい場合は、焦点調節レンズの移動方向
が合焦面に近づいているものとして、今回の値を記憶し
直して、焦点調節レンズを同じ方向に移動させる。
【0021】また、今回の抽出信号の最大値が前回のも
のより小さい場合は、焦点調節レンズの移動方向が合焦
面から遠ざかっているものとして、今回の値を記憶し直
して、焦点調節レンズを前回とは反対方向に移動させ、
同じように画像光を取り込み、高周波成分を抽出して最
大値比較を行い、最終的に合焦面に像面をもっていく。
【0022】図10を用いて説明すると、図の横軸は像
面の位置、縦軸は高周波成分の最大値を示し、a点を出
発点の像面位置、b点を合焦面とすると、まずa点での
高周波成分の最大値がAであったとして、次に図の右方
向、つまり合焦面に近づく方向に焦点調節レンズを移動
する。このとき移動後のa’点での高周波成分の最大値
はA’であり、比較するとA<A’となるので、同じ方
向に焦点調節レンズを移動し続ける。
【0023】そして、何回目かの比較のとき、像面位置
がb点を過ぎたところ(a”点で最大値はA”)で、A
>A”となり、合焦面から遠ざかる方向になったことが
判定できるので、焦点調節レンズの移動方向を反転し、
合焦面に像面をもっていく。
【0024】以上のように、山登り方式AFは、撮像信
号から得られる画像の高周波成分が最大となるレンズ位
置を探しながら合焦位置へ持って行くため、焦点調節レ
ンズの位置を少しずつ動かしながら撮像信号を取り込ん
でいく必要がある。従って、レンズ駆動は短い距離駆動
の繰り返しとなり、合焦時間を短くするためには焦点調
節レンズの駆動と停止の繰り返しを高速に行う必要があ
る。
【0025】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、振動型
駆動装置は、ある程度応答性に優れているという特徴を
も有しているものの、駆動と停止とを高速で繰り返す必
要のある山登り方式AFを行う場合には起動応答性が十
分に優れているとは言えず、山登り方式AFにおいて合
焦を得るまでの時間が遅くなる可能性がある。
【0026】振動型駆動装置では、振動体と移動体とが
強く摩擦接触し、その摩擦接触により駆動力の伝達を行
っている。このため、駆動開始時に進行性振動波により
移動体を動かすためには、停止状態の静摩擦力を上回る
大きな力が必要であり、起動特性が良くならない原因と
なっている。
【0027】そこで、電気−機械エネルギー変換素子に
定在振動波を発生させ、その状態から進行性振動波を発
生させることで、進行性振動波による駆動開始前に振動
型駆動装置の振動体に振動エネルギーを与えておき、起
動特性を改善する提案がなされている。
【0028】その中で、特開平8−80073号公報に
は、駆動対象の残り駆動量が所定値よりも小さくなった
場合に振動型駆動装置を進行波駆動から定在波駆動に切
り換える方法が提案されている。
【0029】但し、山登り方式AFにおいては、前述し
たようにレンズを少しずつ駆動しながら合焦位置を探す
という特性上、残り駆動量を算出することが不可能であ
るため、上記公報提案の技術を採用することはできな
い。
【0030】そこで、本発明は、振動型駆動装置を用い
て山登り方式又はコントラスト方式のAFを行う場合
に、合焦を得るまでの時間を短縮することができるよう
にしたカメラ、レンズ装置およびカメラシステムを提供
することを目的としている。
【0031】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
めに、本願第1の発明では、撮影光学系と、この撮影光
学系の焦点調節レンズを駆動する振動型駆動手段と、撮
影光学系を通して撮像する撮像手段と、焦点調節レンズ
に駆動と停止とを繰り返させるよう振動型駆動手段を制
御し、焦点調節レンズの各停止状態にて撮像手段により
得られる撮像信号から抽出した高周波成分の比較による
焦点調節状態の判別結果に応じて焦点調節レンズを合焦
位置に移動させる焦点調節動作を行う制御手段とを有す
るカメラにおいて、上記制御手段に、焦点調節動作中に
おいて、焦点調節レンズを駆動するときには振動型駆動
手段の振動体に進行波振動を発生させ、焦点調節レンズ
を停止させる間は振動型駆動手段の振動体に定在波振動
を発生させるようにしている。
【0032】また、本願第2の発明では、撮影光学系
と、この撮影光学系の焦点調節レンズを駆動する振動型
駆動手段と、焦点調節レンズに駆動と停止とを繰り返さ
せるよう振動型駆動手段を制御する制御手段とを有する
レンズ装置であり、焦点調節レンズの各停止状態にて撮
像手段により得られる撮像信号から抽出した高周波成分
の比較による焦点調節状態の判別結果に応じて焦点調節
レンズを合焦位置に移動させる焦点調節方式に対応した
カメラ本体に対して着脱可能なレンズ装置に、カメラ本
体からの指令信号に応じた焦点調節動作中において、焦
点調節レンズを駆動するときには振動型駆動手段の振動
体に進行波振動を発生させ、焦点調節レンズを停止させ
る間は振動型駆動手段の振動体に定在波振動を発生させ
る制御手段を設けている。
【0033】なお、この場合、上記制御手段に、カメラ
本体が上記焦点調節方式に対応したものであるか否かを
判別させ、この焦点調節方式に対応したものであると判
別した場合に、カメラ本体からの指令信号に応じた焦点
調節動作中において、焦点調節レンズを駆動するときに
は振動型駆動手段の振動体に進行波振動を発生させ、焦
点調節レンズを停止させる間は振動型駆動手段の振動体
に定在波振動を発生させるようにしてもよい。
【0034】さらに、本願第3の発明では、撮影光学系
と、この撮影光学系の焦点調節レンズを駆動する振動型
駆動手段と、焦点調節レンズに駆動と停止とを繰り返さ
せるよう振動型駆動手段を制御する制御手段とを有し、
カメラ本体に対して着脱可能なレンズ装置、および撮影
光学系を通して撮像する撮像手段を有し、焦点調節レン
ズの各停止状態にて撮像手段により得られる撮像信号か
ら抽出した高周波成分の比較による焦点調節状態の判別
結果に応じて焦点調節レンズを合焦位置に移動させる焦
点調節方式に対応したカメラ本体、を含んで構成される
カメラシステムにおいて、レンズ装置の制御手段に、カ
メラ本体からの指令信号に応じた撮影光学系の焦点調節
動作中において、焦点調節レンズを駆動するときには振
動型駆動手段の振動体に進行波振動を発生させ、焦点調
節レンズを停止させる間は振動型駆動手段の振動体に定
在波振動を発生させるようにしている。
【0035】これら第1から第3の発明では、焦点調節
レンズの駆動と停止とを繰り返す焦点調節動作中におい
て焦点調節レンズを停止させておく間に振動型駆動装置
の振動体を非振動状態ではなく定在波振動状態とするた
め、振動体を非振動状態から進行波振動させて振動型駆
動装置(つまりは焦点調節レンズ)を起動するまでに要
する時間に比べて短時間で振動型駆動装置を起動するこ
とが可能となる。したがって、焦点調節レンズの駆動と
停止とを高速で繰り返す必要のある山登り方式又はコン
トラスト方式AFを行う場合に、焦点調節レンズの起動
性および駆動追従性を向上させることができ、最終的な
合焦を得るまでの時間を短縮することが可能となる。
【0036】
【発明の実施の形態】(第1実施形態)図1には、本発
明の第1実施形態である撮影レンズ内蔵型のデジタルカ
メラの構成を示している。
【0037】図1において、1はデジタルカメラ本体、
2は焦点調節を行うためのフォーカシングレンズ(焦点
調節レンズ)、3は撮影倍率を調節するためのズーミン
グレンズ、4は光量を調節するための絞り、6は撮影光
を光電変換して撮像信号を出力するCCD等の撮像素
子、5は撮像素子6への光量を調節するシャッターであ
る。
【0038】7は撮像素子6からの撮像信号をデジタル
化するA/D変換器、8は撮像素子6によって撮像され
た画像を表示する電子ビューファインダー系、9はA/
D変換器7で変換されたデジタル撮像信号の様々なデジ
タル信号処理を行うデジタル信号処理部、10はデジタ
ル撮像信号を一時記憶しておくため等に使われるバッフ
ァメモリ、11は撮影したデジタルデータを記録する記
録メディアである。
【0039】12は撮影モードや撮影画像数等の各種情
報を表示する外部LCD表示部、13はカメラ全体の制
御を行うカメラ内CPU(請求項1等にいう制御手段)
である。
【0040】14は絞り駆動モータ、15はフォーカシ
ングレンズ2を駆動するための振動型モータ、16は振
動型モータ15を駆動するためのドライバ回路、17は
絞り駆動モータ14を駆動するためのドライバ回路であ
る。なお、カメラ本体1内には、不図示の電源電池が収
納されている。
【0041】ここで、振動型モータ15について図8を
用いて説明する。図8には振動型モータ15において弾
性体からなるステータ(振動体)に配される電歪素子の
配置状態を示している。
【0042】図8中のA,Bはそれぞれ、図示の位相お
よび分極関係でステータ上に配される第1と第2の電歪
素子群である。Sは第1の電歪素子群Bに対して45°
位相がずれた位置に配されるセンサー用の電歪素子であ
る。これら電歪素子は、それぞれ単独のものを振動体に
取り付けてもよいし、一体の電歪素子体に分極処理を施
すことによって形成してもよい。
【0043】図8において、A1,B1は第1および第
2の電歪素子群A,Bに対する駆動電極を示し、電極A
に対して周波電圧が印加されるとともに、電極Bに対し
て位相の異なる周波電圧が印加されることで、ステータ
の表面に進行性の振動波が形成される。
【0044】また、S1はセンサー用電歪素子Sに対す
るセンサー電極を示し、ステータの表面に振動波が形成
されると、この振動波の振動状態に応じてセンサー用電
歪素子Sから周波電圧が出力され、この周波電圧をセン
サー電極S1から取り出すことによってステータの振動
状態を検出することができる。
【0045】なお、振動型モータは共振状態のときに駆
動電極Aへの駆動電圧とセンサー電極S1からの出力電
圧との位相関係が特定の関係をしめす特性を有してお
り、この関係は駆動電極Aにて周波信号が印加される第
1の電歪素子群Aとセンサー用電歪素子Sとの位置関係
にて決定される。
【0046】本実施形態の場合は、正転状態では電極
A,Sの信号波形の位相が135°ずれた時に共振状態
を示し、逆転状態では45°ずれた時に共振状態を示
す。そして、共振状態からずれる程、上記位相差関係が
ずれる。
【0047】図9は振動型モータのA相−S相間の位相
特性を示した図であり、横軸に駆動周波数f、縦軸1に
A相−S相間の位相差θを、縦軸2に回転数nをとって
いる。
【0048】同図において、A相−S相間の位相差θは
上方に向かう程小さく、回転数nは上方に向かうほど高
く、周波数fは右方が高くなるようにしめしている。
【0049】振動型モータは、駆動周波数fを高い方か
ら低い方に走査していくことにより、回転数nが上昇す
るとともに、A相−S相の位相差θも小さくなる。しか
しながら、共振周波数f0を越えてさらに駆動周波数f
を低くすると、急激に回転が停止してしまい、位相差θ
も急激に変動する。またこの特性は、温度や負荷により
左右され、特に負荷が重くなった場合は図9の矢印方向
(周波数が高くなる方)にシフトする特性を持ってい
る。
【0050】次に、上記カメラにて採用されている山登
り方式AFでのカメラ内CPU13の動作シーケンスに
ついて図2を用いて説明する。但し、図2のシーケンス
は山登り方式AFの一例であり、振動型モータを定在波
駆動することに関しては山登り方式AFであれば他のシ
ーケンスを行う場合でもよい。
【0051】[step101]不図示のカメラのメイ
ンスイッチがONされることにより本シーケンスが開始
される。
【0052】[step102]カメラ内CPU13
は、カメラ本体1に設けられた不図示のレリーズボタン
が半押しされてSW1がON状態になったかどうかを判
断する。ONならばstep103へ、OFFならば待
機する。
【0053】[step103]SW1のONに応じて
撮像素子6から出力された撮像信号を取り込む。
【0054】[step104]step103で取り
込んだ撮像信号から高周波成分を抽出する。
【0055】[step105]step104で抽出
した高周波成分のデータをメモリバッファ10に一時保
存する。
【0056】[step106]フォーカシングレンズ
2を一定量、駆動する。ここで、本実施形態では駆動量
を常に一定(例えば、微小駆動量)とするが、駆動量を
最新の高周波成分データの値により変更してもよい。例
えば、高周波成分データの値が小さい時は合焦から遠い
位置にあるものとして駆動量を多くし、高周波成分デー
タの値が大きい時は合焦近傍にあるものとして駆動量を
小さくする。
【0057】ここでフォーカシングレンズ2の駆動につ
いて説明する。step105からstep106へ流
れてきた場合は、振動型モータ15は完全に停止してい
る状態(振動体は非振動状態)なので、振動型モータ1
5の電歪素子に高い周波数の駆動信号(A,B相の周波
信号)を印加して振動体に進行波振動を発生させ、徐々
に周波数を下げて振動型モータ15を起動して一定量駆
動する。このとき、先に説明したA相―S相間の位相差
を読み取り、駆動周波数が共振周波数f0以下にならな
いように制御する。
【0058】一定量駆動した後は、振動型モータ15へ
のA,B相駆動信号を進行波振動を発生させる位相差を
持つ状態から定在波振動を発生させる位相差を持つ状態
に切り換え、フォーカシングレンズ2を停止状態とす
る。
【0059】また、step112からstep106
に流れてきた場合は、振動型モータ15の振動体が定在
波振動して振動型モータ15が停止している状態なの
で、A,B相駆動信号を定在波振動を発生させる位相差
を持つ状態から進行波振動を発生させる位相差を持つ状
態に切り換え、振動型モータ15を一定量駆動する。こ
の場合も、先に説明したA相―S相間の位相差を読み取
り、駆動周波数が共振周波数f0以下にならないように
制御する。そして、一定量駆動した後は、A,B相駆動
信号を進行波振動を発生させる位相差を持つ状態から定
在波振動を発生させる位相差を持つ状態に切り換え、フ
ォーカシングレンズ2を停止状態とする。
【0060】ここで、振動体の進行波振動は、図8に示
した電極A1と電極B1に90度位相がが異なるA,B
相駆動信号を印加することで発生する。電極A1に対し
て電極B1に印加する信号を90度進めるか、遅らせる
かによって駆動方向を切り換えることもできる。
【0061】また、振動体の定在波振動は、電極A1と
電極B1のどちらか一方に駆動信号を印加したり、電極
A1,B1に同一位相の駆動信号を印加することで可能
である。また、電極A1,B1に180度位相が異なる
駆動信号を印加してもよい。
【0062】[step107]このようにしてフォー
カシングレンズ2を一定量駆動した後、再び撮像素子6
から出力された撮像信号を取り込む。
【0063】[step108]step107で取り
込んだ撮像信号から高周波成分を抽出する。
【0064】[step109]前回抽出した高周波成
分データと、今回step108で抽出した高周波成分
データとを比較し、前回抽出データの方が大きければ合
焦位置はstep106での駆動方向と反対方向である
ものとしてstep110へ、それ以外は合焦位置はs
tep106での駆動方向と同じ方向にあるものとして
step111へ進む。
【0065】[step110]合焦位置は反対方向で
あるので、次のフォーカシングレンズ2の駆動方向を反
転するように設定する。
【0066】[step111]合焦位置は同じ方向で
あるので、step108で抽出した高周波成分のデー
タをメモリバッファ10に一時保存する。
【0067】[step112]メモリバッファ10に
保存された高周波成分データの値と、現在のフォーカシ
ングレンズ2の位置付近においてフォーカシングレンズ
2の反転駆動が行われたかどうかなどの条件から、合焦
であるか否かを判断する。合焦であると判断した場合は
step113へ進み、非合焦と判断された場合にはs
tep106へ戻ってフォーカシングレンズ2の一定量
駆動および撮像信号の取り込みを再度行う。このように
して合焦判断がなされるまで、つまりは高周波成分デー
タが最大となる位置にフォーカシングレンズ2が移動す
るまで、振動型モータ15(フォーカシングレンズ2)
の駆動と停止とが繰り返される。
【0068】[step113]step112で合焦
と判断されたときは、振動型モータ15つまりはフォー
カシングレンズ2を停止させる。ここでは、振動型モー
タ15に定在波振動が発生している状態であったのを、
駆動信号の印加を中止して振動型モータ15を非振動状
態とし、完全に停止させる。
【0069】これは、振動型モータ152に定在波振動
を発生させている状態では、移動体が振動体に対してい
わば浮遊状態となっているため、フォーカシングレンズ
2が小さな外力により容易に動いてしまうので、振動型
モータ15を非振動状態として完全に停止させることに
より合焦位置を保持させるためである。また、振動型モ
ータ15への駆動信号の入力を停止することにより、省
電の効果もある。以上で本シーケンスが終了する(st
ep114)。
【0070】本実施形態では、山登り方式AFの動作に
おいて合焦が得られるまでの焦点調節動作中におけるフ
ォーカシングレンズ2の全ての駆動後の一時停止時に、
振動型モータ15を定在波振動させるように処理してい
るが、フォーカシングレンズ2が合焦位置近傍で微小駆
動を繰り返す際の一時的な停止時においてのみ、振動型
モータ15に定在波振動を発生させ停止状態としておく
ことも可能である。
【0071】(第2実施形態)図3には、本発明の第2
実施形態である交換レンズ装置の構成を示している。図
3において、18は交換レンズ装置であり、40はこの
交換レンズ装置18の着脱が可能なカメラ本体である。
このカメラ本体40は、山登り方式AFに対応するもの
であってもよいし、山登り方式以外のAF方式(例え
ば、位相差検出方式)に対応するものであってもよい。
【0072】交換レンズ装置18において、19は焦点
調節を行うためのフォーカシングレンズ(焦点調節レン
ズ)、20は撮影倍率を調節するためのズーミングレン
ズ、21は光量を調節するための絞りである。
【0073】23は絞り駆動モータ、22はフォーカシ
ングレンズ19を駆動するための振動型モータ、24は
振動型モータ22を駆動するためのドライバ回路、25
は絞り駆動モータ22を駆動するためのドライバ回路で
ある。27はレンズ装置18の制御を行うレンズ内CP
U(請求項5等にいう制御手段)であり、26はレンズ
内CPU27と後述するカメラ内CPU47との間の通
信を可能とする通信インターフェースである。
【0074】また、カメラ本体40には、不図示の撮像
素子又は銀塩フィルムと、撮像素子又はフィルムへの光
量を調節するシャッターが設けられている。47はカメ
ラ全体の制御を行うカメラ内CPUであり、48はカメ
ラ内CPU47とレンズ内CPU27との間の通信を可
能とする通信インターフェースである。なお、カメラ本
体40内には、不図示の電源電池が収納されており、レ
ンズ装置18には、カメラ本体40側から電源が供給さ
れる。
【0075】本実施形態では、カメラ内CPU47がフ
ォーカシングレンズ19の駆動指令をレンズ内CPU2
7に送信し、レンズ内CPU27はカメラ本体40が採
用しているAF方式に応じて振動型モータ22の制御を
行う。以下、レンズ内CPU27の処理について説明す
る。
【0076】[step201]レンズ装置18がカメ
ラ本体40に装着されると本シーケンスが開始される。
【0077】[step202]レンズ内CPU27
は、通信インターフェース26,48を介してカメラ内
CPU47との初期通信を行う。
【0078】[step203]レンズ内CPU27
は、step202で行われた初期通信よりカメラ本体
40が山登り方式AF(またはコントラスト方式AF)
に対応したものであるかどうかを判断する。具体的に
は、カメラ本体側から初期通信により送られる情報内
に、AF方式を識別するための情報が含まれており、そ
の情報からカメラ本体40のAF方式を識別し、山登り
方式であればstep204へ、山登り方式以外(例え
ば、位相差検出方式)であればstep212へ進む。
【0079】[step204]カメラ本体40のAF
方式が山登り方式であるので、焦点調節動作中の停止時
に振動型モータ22を定在波振動させる定在波駆動モー
ドとなる。以下、step211まで定在波駆動モード
の動作を説明する。
【0080】まず、カメラ本体側から送られてきた通信
内容がフォーカシングレンズ駆動命令(指令信号)であ
るかどうかを判断し、フォーカシングレンズ駆動命令で
あればstep207へ、そうでなければstep20
5へ進む。
【0081】[step205]カメラ本体側から送ら
れてきた通信内容がフォーカシングレンズ19の駆動停
止命令(終了指令)であるかどうかを判断し、駆動停止
命令であればstep206へ進み、そうでなければs
tep204へ戻って通信を待つ。
【0082】[step206]step205にて判
断した通信内容が駆動停止命令であるので、振動型モー
タ22への駆動信号の印加を中止し、振動型モータ22
を非振動状態として完全に停止させる。この駆動停止命
令が送信されてくるのは、カメラ本体40にて合焦と判
断されたときあるいは低消費電力モードに以降するとき
である。
【0083】[step207]フォーカシングレンズ
駆動命令を受けたレンズ内CPU27は、振動型モータ
22が現在、定在波振動中であるかどうかを判断し、定
在波振動中であればstep209へ、定在波振動では
ない非振動状態(完全停止状態)であればstep20
8へ進む。
【0084】[step208]振動型モータ22は現
在、非振動状態であるので、振動型モータ22の電歪素
子に高い周波数の駆動信号(A,B相の周波信号)を印
加して振動体に進行波振動を発生させ、徐々に周波数を
下げて振動型モータ22を起動して、フォーカシングレ
ンズ駆動命令に含まれる一定量駆動位置に相当する目標
位置に向けてフォーカシングレンズ19を駆動する。こ
のとき、先に説明したA相―S相間の位相差を読み取
り、駆動周波数が共振周波数f0以下にならないように
制御する。
【0085】[step209]振動型モータ22は現
在、定在波振動状態であるので、振動型モータ22への
A,B相駆動信号を定在波振動を発生させる位相差を持
つ状態から進行波振動を発生させる位相差を持つ状態に
切り換えて振動型モータ22を起動し、フォーカシング
レンズ19を上記目標位置に向けて駆動する。
【0086】[step210]フォーカシングレンズ
19が目標位置に到達したかどうかを判断し、目標位置
へ達していればstep211へ、未だ達していなけれ
ば目標位置へ達するまで振動型モータ22を駆動する。
【0087】このとき、目標位置までの残り駆動量を監
視し、ある一定量以下になった時点で減速処理を行い、
オーバーランしないようにするととともに、停止時にシ
ョックを感じさせないように制御することが望ましい。
【0088】[step211]フォーカシングレンズ
19が目標位置に達したため、振動型モータ22への
A,B相駆動信号を進行波振動を発生させる位相差を持
つ状態から定在波振動を発生させる位相差を持つ状態に
切り換えて振動型モータ22およびフォーカシングレン
ズ19を停止状態とする。
【0089】そして、再びstep204に戻り、次の
駆動命令がカメラ本体40から送信されるので待つ。こ
の間、振動型モータ22は定在波振動状態にあり、カメ
ラ本体40からの駆動命令を受けると、次のフォーカシ
ングレンズ19の駆動を行うために、振動型モータ22
へのA,B相駆動信号を進行波振動を発生させる位相差
を持つ状態に切り換える。
【0090】こうしてカメラ本体40からの駆動命令を
受信するごとにフォーカシングレンズ19の駆動と停止
とが繰り返される一方、フォーカシングレンズ19の各
停止状態にてカメラ本体側の撮像素子から出力された撮
像信号から抽出した高周波成分データの比較による高周
波成分が最大値か否かの判別が行われ、最終的に合焦が
得られる。
【0091】次に、カメラ本体28が山登り方式以外の
AF方式に対応するものである場合の通常駆動モードに
ついて説明する。
【0092】[step212]カメラ本体40からの
通信内容がフォーカシングレンズ駆動命令であるかどう
かを判断し、フォーカシングレンズ駆動命令であればs
tep213へ進み、そうでなければカメラからの通信
待ちとなる。
【0093】[step213]振動型モータ22は完
全に停止している状態なので、振動型モータ22の電歪
素子に高い周波数の駆動信号(A,B相の周波信号)を
印加して振動体に進行波振動を発生させ、徐々に周波数
を下げて振動型モータ22を起動して所定の目標位置に
向けて駆動する。このとき、先に説明したA相―S相間
の位相差を読み取り、駆動周波数が共振周波数f0以下
にならないように制御する。
【0094】[step214]フォーカシングレンズ
19が目標位置に到達したかどうかを判断し、目標位置
へ達していればstep215へ、未だ達していなけれ
ば目標位置へ達するまで振動型モータ22を駆動する。
このとき、目標位置までの残り駆動量を監視し、ある一
定量以下になった時点で減速処理を行い、オーバーラン
しないようにするととともに、停止時にショックを感じ
させないように制御することが望ましい。
【0095】[step215]フォーカシングレンズ
19が目標位置に達すると、振動型モータ22への駆動
信号の印加を中止して、振動型モータ22を非振動状態
とし、振動型モータ22およびフォーカシングレンズ1
9を完全に停止させる。
【0096】以上、説明したように、本実施形態のレン
ズ装置18を用いれば、装着されたカメラ本体のAF方
式によって振動型モータの駆動方法を切り換えるため、
例えば位相差検出方式でAFを行うカメラ本体であって
も山登り方式でAFを行うカメラであっても本実施形態
のレンズ装置を使用することができ、どちらに取り付け
られた場合でも速くて快適なAF動作を行うことができ
る。
【0097】(第3実施形態)図5には、本発明の第3
実施形態であるデジタルカメラ本体と交換レンズ装置か
らなるカメラシステムの構成を示している。
【0098】図5において、58は交換レンズ装置であ
り、28はこのレンズ装置58の着脱が可能なデジタル
カメラ本体である。
【0099】レンズ装置58において、19は焦点調節
を行うためのフォーカシングレンズ(焦点調節レン
ズ)、20は撮影倍率を調節するためのズーミングレン
ズ、21は光量を調節するための絞りである。
【0100】23は絞り駆動モータ、22はフォーカシ
ングレンズ19を駆動するための振動型モータ、24は
振動型モータ22を駆動するためのドライバ回路、25
は絞り駆動モータ22を駆動するためのドライバ回路で
ある。
【0101】57はレンズ装置58の制御を行うレンズ
内CPU(請求項10等にいう制御手段)であり、26
はレンズ内CPU57と後述するカメラ内CPU37と
の間の通信を可能とする通信インターフェースである。
【0102】また、カメラ本体28において、31は撮
影光を光電変換して撮像信号を出力するCCD等の撮像
素子、30は撮像素子31への光量を調節するシャッタ
ーである。
【0103】32は撮像素子31からの撮像信号をデジ
タル化するA/D変換器、29は撮像素子31によって
撮像された画像を表示する電子ビューファインダー系、
33はA/D変換器7で変換されたデジタル撮像信号の
様々なデジタル信号処理を行うデジタル信号処理部、3
4はデジタル撮像信号を一時記憶しておくため等に使わ
れるバッファメモリ、35は撮影したデジタルデータを
記録する記録メディアである。
【0104】36は撮影モードや撮影画像数等の各種情
報を表示する外部LCD表示部、37はカメラ全体の制
御を行うカメラ内CPUである。38はカメラ内CPU
37とレンズ内CPU57との間の通信を可能とする通
信インターフェースである。なお、カメラ本体28内に
は、不図示の電源電池が収納されている。また、レンズ
装置58には、カメラ本体28側から電源が供給され
る。
【0105】次に、上記カメラシステムにて採用されて
いる山登り方式AFでのカメラ内CPU37およびレン
ズ内CPU57の動作シーケンスについて図6および図
7を用いて説明する。但し、図6および図7のシーケン
スは山登り方式AFの一例であり、振動型モータを定在
波駆動することに関しては山登り方式AFであれば他の
シーケンスを行う場合でもよい。
【0106】まず、カメラ内CPU37の動作について
図6を用いて説明する。
【0107】[step301]不図示のカメラのメイ
ンスイッチがONされることにより本シーケンスが開始
される。
【0108】[step302]カメラ内CPU37
は、カメラ本体28に設けられた不図示のレリーズボタ
ンが半押しされてSW1がON状態になったかどうかを
判断する。ONならばstep303へ、OFFならば
待機する。
【0109】[step303]SW1のONに応じて
撮像素子31から出力された撮像信号を取り込む。
【0110】[step304]step303で取り
込んだ撮像信号から高周波成分を抽出する。
【0111】[step305]step304で抽出
した高周波成分のデータをメモリバッファ34に一時保
存する。
【0112】[step306]フォーカシングレンズ
19を一定量駆動するようレンズ装置側にフォーカシン
グ駆動命令(指令信号)を送出する。ここで、本実施形
態では駆動量を常に一定(例えば、微小駆動量)とする
が、駆動量を最新の高周波成分データの値により変更し
てもよい。例えば、高周波成分データの値が小さい時は
合焦から遠い位置にあるものとして駆動量を多くし、高
周波成分データの値が大きい時は合焦近傍にあるものと
して駆動量を小さくする。
【0113】[step307]レンズ装置側において
フォーカシングレンズ19が一定量駆動された後、再び
撮像素子31から出力された撮像信号を取り込む。
【0114】[step308]step307で取り
込んだ撮像信号から高周波成分を抽出する。
【0115】[step309]前回抽出した高周波成
分データと、今回step308で抽出した高周波成分
データとを比較し、前回抽出データの方が大きければ合
焦位置はstep306での駆動方向と反対方向である
ものとしてstep310へ、それ以外は合焦位置はs
tep306での駆動方向と同じ方向にあるものとして
step311へ進む。
【0116】[step310]合焦位置は反対方向で
あるので、次のフォーカシングレンズ19の駆動方向を
反転するように設定する。
【0117】[step311]合焦位置は同じ方向で
あるので、step308で抽出した高周波成分のデー
タをメモリバッファ34に一時保存する。
【0118】[step312]メモリバッファ34に
保存された高周波成分データの値と、現在のフォーカシ
ングレンズ19の位置付近においてフォーカシングレン
ズ19の反転駆動が行われたかどうかなどの条件から、
合焦であるか否かを判断する。合焦であると判断した場
合はstep313へ進み、非合焦と判断された場合に
はstep306へ戻ってフォーカシングレンズ19の
一定量の駆動命令の送出および撮像信号の取り込みを再
度行う。このようにして合焦判断がなされるまで、つま
りは高周波成分データが最大となる位置にフォーカシン
グレンズ19が移動するまで、振動型モータ22(フォ
ーカシングレンズ19)の駆動と停止とが繰り返され
る。
【0119】[step313]step312で合焦
と判断されたときは、振動型モータ22つまりはフォー
カシングレンズ19を完全に停止させるよう駆動停止命
令(終了指令)をレンズ装置側に送出する。以上で本シ
ーケンスが終了する(step314)。
【0120】続いて、レンズ内CPU57の動作につい
て図7を用いて説明する。
【0121】[step401]レンズ装置58がカメ
ラ本体28に装着され、不図示のスイッチ操作により電
源がONされることによって本シーケンスが開始され
る。
【0122】[step402]レンズ内CPU57
は、カメラ本体側から通信が行われたかどうかを判断
し、通信が行われていればStep403へ、通信がな
ければそのまま通信待ち状態となる。
【0123】[step403]カメラ本体側から送ら
れてきた通信内容がフォーカシングレンズ駆動命令(指
令信号)であるかどうかを判断する。フォーカシングレ
ンズ駆動命令であればstep407へ、その他の命令
であればstep404へ進む。
【0124】[step404]カメラ本体側から送ら
れてきた通信内容がフォーカシングレンズ19の駆動停
止命令(終了指令)であるかどうかを判断する。駆動停
止命令であればstep405へ進み、他の命令であれ
ばstep406進む。
【0125】[step405]step403にて判
断した通信内容が駆動停止命令であるので、振動型モー
タ22への駆動信号の印加を中止し、振動型モータ22
を非振動状態として完全に停止させる。この駆動停止命
令が送信されてくるのは、カメラ本体28にて合焦と判
断されたときあるいは低消費電力モードに以降するとき
である。
【0126】なお、ここでは、振動型モータ22に定在
波振動が発生している状態であっても、駆動信号の印加
を中止して振動型モータ22を非振動状態とし、完全に
停止させる。
【0127】これは、振動型モータ22に定在波振動を
発生させている状態では、移動体が振動体に対していわ
ば浮遊状態となっているため、フォーカシングレンズ1
9が小さな外力により容易に動いてしまうので、振動型
モータ22を非振動状態として完全に停止させることに
より合焦位置を保持させるためである。また、振動型モ
ータ22への駆動信号の入力を停止することにより、省
電の効果もある。
【0128】[step406]カメラ本体側から送ら
れてきた通信内容がフォーカシングレンズ駆動命令およ
び駆動停止命令のいずれでもない他の命令であるので、
当該他の命令に対する処理を行い、step402へ戻
って通信待ち状態となる。
【0129】[step407]フォーカシングレンズ
駆動命令を受けたレンズ内CPU57は、振動型モータ
22が現在、定在波振動中であるかどうかを判断し、定
在波振動中であればstep409へ、定在波振動では
ない非振動状態(完全停止状態)であればstep40
8へ進む。
【0130】[step408]振動型モータ22は現
在、非振動状態であるので、振動型モータ22の電歪素
子に高い周波数の駆動信号(A,B相の周波信号)を印
加して振動体に進行波振動を発生させ、徐々に周波数を
下げて振動型モータ22を起動して、フォーカシングレ
ンズ駆動命令に含まれる一定量駆動位置に相当する目標
位置に向けてフォーカシングレンズ19を駆動する。こ
のとき、A相―S相間の位相差を読み取り、駆動周波数
が共振周波数f0以下にならないように制御する。
【0131】[step409]振動型モータ22は現
在、定在波振動状態であるので、振動型モータ22への
A,B相駆動信号を定在波振動を発生させる位相差を持
つ状態から進行波振動を発生させる位相差を持つ状態に
切り換えて振動型モータ22を起動し、フォーカシング
レンズ19を上記目標位置に向けて駆動する。この場合
も、A相―S相間の位相差を読み取り、駆動周波数が共
振周波数f0以下にならないように制御する。
【0132】なお、振動体の進行波振動は、図8に示し
た電極A1と電極B1に90度位相がが異なるA,B相
駆動信号を印加することで発生する。電極A1に対して
電極B1に印加する信号を90度進めるか、遅らせるか
によって駆動方向を切り換えることもできる。
【0133】また、振動体の定在波振動は、電極A1と
電極B1のどちらか一方に駆動信号を印加したり、電極
A1,B1に同一位相の駆動信号を印加することで可能
である。また、電極A1,B1に180度位相が異なる
駆動信号を印加してもよい。
【0134】[step410]フォーカシングレンズ
19が目標位置に到達したかどうかを判断し、目標位置
へ達していればstep411へ、未だ達していなけれ
ば目標位置へ達するまで振動型モータ22を駆動する。
【0135】このとき、目標位置までの残り駆動量を監
視し、ある一定量以下になった時点で減速処理を行い、
オーバーランしないようにするととともに、停止時にシ
ョックを感じさせないように制御することが望ましい。
【0136】[step411]フォーカシングレンズ
19が目標位置に達したため、振動型モータ22への
A,B相駆動信号を進行波振動を発生させる位相差を持
つ状態から定在波振動を発生させる位相差を持つ状態に
切り換えて振動型モータ22およびフォーカシングレン
ズ19を停止状態とする。
【0137】そして、再びstep402に戻り、次の
駆動命令がカメラ本体28から送信されるので待つ。こ
の間、振動型モータ22は定在波振動状態にあり、カメ
ラ本体28からの駆動命令を受けると、次のフォーカシ
ングレンズ19の駆動を行うために、振動型モータ22
へのA,B相駆動信号を進行波振動を発生させる位相差
を持つ状態に切り換える。
【0138】以上説明したカメラシステムにおいては、
山登り方式AFを行っている間において一時的にフォー
カシングレンズ19を停止させている間は振動型モータ
22を定在波振動させてモータ22およびフォーカシン
グレンズ19を停止状態とするので、次回の振動型モー
タ22の起動を速く行えるようにすることができる。ま
た、合焦時には振動型モータ22を非振動状態として駆
動を完全に停止するので、フォーカシングレンズ19を
固定して合焦状態を保つことができる。
【0139】本実施形態では、山登り方式AFの動作に
おいて合焦が得られるまでの焦点調節動作中におけるフ
ォーカシングレンズ19の全ての駆動後の一時停止時
に、振動型モータ22を定在波振動させるように処理し
ているが、フォーカシングレンズ19が合焦位置近傍で
微小駆動を繰り返す際の一時的な停止時においてのみ、
振動型モータ22に定在波振動を発生させ停止状態とし
ておくことも可能である。
【0140】なお、以上説明した各実施形態では、撮影
レンズ内蔵型のデジタルスチルカメラおよびデジタルス
チルカメラ本体又はフィルムカメラ本体と交換レンズ装
置とを組み合わせる場合について説明したが、本発明
は、ビデオカメラやビデオカメラと交換レンズ装置とを
組み合わせる場合にも適用することができる。
【0141】
【発明の効果】以上説明したように、本願第1から第3
の発明によれば、焦点調節レンズの駆動と停止とを繰り
返す焦点調節動作中において焦点調節レンズを停止させ
ておく間に振動型駆動装置の振動体を非振動状態ではな
く定在波振動状態とするため、振動体を非振動状態から
進行波振動させて振動型駆動装置(つまりは焦点調節レ
ンズ)を起動するまでに要する時間に比べて短時間で振
動型駆動装置を起動することができる。したがって、焦
点調節レンズの駆動と停止とを高速で繰り返す必要のあ
る山登り方式又はコントラスト方式AFを行う場合に、
焦点調節レンズの起動性および駆動追従性を向上させる
ことができ、最終的な合焦を得るまでの時間を短縮する
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態である撮影レンズ内蔵型
のデジタルカメラの構成を示すブロック図。
【図2】上記第1実施形態のデジタルカメラにおける山
登り式AFのシーケンスを示すフローチャート。
【図3】本発明の第2実施形態である交換レンズ装置の
構成を示すブロック図。
【図4】上記第2実施形態の交換レンズ装置のAFシー
ケンスを示すフローチャート。制御動作を示したフロー
チャート
【図5】本発明の第3実施形態であるデジタルカメラシ
ステムの構成を示すブロック図。
【図6】上記カメラシステムを構成するカメラ本体側の
山登り式AFのシーケンスを示すフローチャート。
【図7】上記カメラシステムを構成する交換レンズ装置
側の山登り方式AFのシーケンスを示すフローチャー
ト。
【図8】上記各実施形態にて用いられる振動型モータの
振動体に取り付けられる電歪素子の電極配置を示した
図。
【図9】上記振動型モータの振動体に印加する駆動信号
の周波数および位相差とモータ回転数との関係を示す特
性図。
【図10】山登り方式AFでのレンズ像面位置と撮像信
号から抽出した高周波成分との関係を示す図。
【図11】位相差検出方式AFの光学系の概略的構成を
示す図。
【図12】位相差検出方式AFでのAFセンサとその出
力を示す図。
【図13】位相差検出方式AFでの2像の相関計算(M
INアルゴリズム)を説明するための図。
【符号の説明】
1,28,40 デジタルカメラ本体 2,19 フォーカシングレンズ 3,20 ズーミングレンズ 4,21 絞り 5,30 シャッター 6,31 撮像素子 7,32 A/D変換器 8,29 電子ビューファインダー系 9,33 デジタル信号処理部 10,34 バッファメモリ 11,35 記録メディア 12,36 外部LCD表示部 13,37 カメラ内CPU 14,23 絞り駆動モータ 15,22 振動型モータ 16,24 振動型モータ用ドライバ回路 17,25 絞り駆動モータ用ドライバ回路 18,58 交換レンズ装置 26,38 通信インターフェース 27,57 レンズ内CPU
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) // G03B 19/02 G03B 3/00 A Fターム(参考) 2H011 AA01 BA31 CA12 CA22 FA03 2H051 BA45 CB22 FA01 2H054 AA01 5C022 AA13 AB29 AC54 AC69 AC74 5H680 AA08 AA09 BB03 BC01 CC02 CC07 DD01 DD23 DD87 EE24 FF24 FF26 FF30 FF33

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 撮影光学系と、 この撮影光学系の焦点調節レンズを駆動する振動型駆動
    手段と、 前記撮影光学系を通して撮像する撮像手段と、 前記焦点調節レンズに駆動と停止とを繰り返させるよう
    前記振動型駆動手段を制御し、前記焦点調節レンズの各
    停止状態にて前記撮像手段により得られる撮像信号から
    抽出した高周波成分の比較による焦点調節状態の判別結
    果に応じて前記焦点調節レンズを合焦位置に移動させる
    焦点調節動作を行う制御手段とを有するカメラであっ
    て、 前記制御手段は、焦点調節動作中において、前記焦点調
    節レンズを駆動するときには前記振動型駆動手段の振動
    体に進行波振動を発生させ、前記焦点調節レンズを停止
    させる間は前記振動型駆動手段の振動体に定在波振動を
    発生させることを特徴とするカメラ。
  2. 【請求項2】 前記制御手段は、前記撮像手段により得
    られた撮像信号に含まれる高周波成分が最大となる位置
    まで前記焦点調節レンズの駆動と停止とを繰り返し行わ
    せることを特徴とする請求項1に記載のカメラ。
  3. 【請求項3】 前記制御手段は、前記焦点調節レンズの
    駆動時のうち前記焦点調節レンズが合焦位置近傍で微小
    駆動される前後においてのみ、前記焦点調節レンズを駆
    動するときには前記振動型駆動手段の振動体に進行波振
    動を発生させ、前記焦点調節レンズを停止させる間は前
    記振動型駆動手段の振動体に定在波振動を発生させるこ
    とを特徴とする請求項1又は2に記載のカメラ。
  4. 【請求項4】 前記制御手段は、焦点調節動作が終了し
    たときは、前記振動型駆動手段の振動体を非振動状態と
    することを特徴とする請求項1から3のいずれかに記載
    のカメラ。
  5. 【請求項5】 撮影光学系と、この撮影光学系の焦点調
    節レンズを駆動する振動型駆動手段と、前記焦点調節レ
    ンズに駆動と停止とを繰り返させるよう前記振動型駆動
    手段を制御する制御手段とを有するレンズ装置であり、
    前記焦点調節レンズの各停止状態にて前記撮像手段によ
    り得られる撮像信号から抽出した高周波成分の比較によ
    る焦点調節状態の判別結果に応じて前記焦点調節レンズ
    を合焦位置に移動させる焦点調節方式に対応したカメラ
    本体に対して着脱可能なレンズ装置であって、 前記カメラ本体からの指令信号に応じた焦点調節動作中
    において、前記焦点調節レンズを駆動するときには前記
    振動型駆動手段の振動体に進行波振動を発生させ、前記
    焦点調節レンズを停止させる間は前記振動型駆動手段の
    振動体に定在波振動を発生させる制御手段を有すること
    を特徴とするレンズ装置。
  6. 【請求項6】 前記制御手段は、 前記カメラ本体が前記焦点調節方式に対応したものであ
    るか否かを判別し、前記焦点調節方式に対応したもので
    あると判別した場合に、前記カメラ本体からの指令信号
    に応じた焦点調節動作中において、前記焦点調節レンズ
    を駆動するときには前記振動型駆動手段の振動体に進行
    波振動を発生させ、前記焦点調節レンズを停止させる間
    は前記振動型駆動手段の振動体に定在波振動を発生させ
    ることを特徴とする請求項5に記載のレンズ装置。
  7. 【請求項7】 前記焦点調節方式が、前記撮像手段によ
    り得られる撮像信号から抽出した高周波成分が最大とな
    る位置まで前記焦点調節レンズの駆動と停止とを繰り返
    し行わせる方式であることを特徴とする請求項6に記載
    のレンズ装置。
  8. 【請求項8】 前記制御手段は、前記焦点調節レンズの
    駆動時のうち前記焦点調節レンズが合焦位置近傍で微小
    駆動される前後においてのみ、前記焦点調節レンズを駆
    動するときには前記振動型駆動手段の振動体に進行波振
    動を発生させ、前記焦点調節レンズを停止させる間は前
    記振動型駆動手段の振動体に定在波振動を発生させるこ
    とを特徴とする請求項5から7のいずれかに記載のレン
    ズ装置。
  9. 【請求項9】 前記制御手段は、前記カメラ本体から焦
    点調節動作の終了指令信号を受けたときは、前記振動型
    駆動手段の振動体を非振動状態とすることを特徴とする
    請求項5から8のいずれかに記載のレンズ装置。
  10. 【請求項10】 撮影光学系と、この撮影光学系の焦点
    調節レンズを駆動する振動型駆動手段と、前記焦点調節
    レンズに駆動と停止とを繰り返させるよう前記振動型駆
    動手段を制御する制御手段とを有し、カメラ本体に対し
    て着脱可能なレンズ装置、 および、前記撮影光学系を通して撮像する撮像手段を有
    し、前記焦点調節レンズの各停止状態にて前記撮像手段
    により得られる撮像信号から抽出した高周波成分の比較
    による焦点調節状態の判別結果に応じて前記焦点調節レ
    ンズを合焦位置に移動させる焦点調節方式に対応したカ
    メラ本体、を含んで構成されるカメラシステムであっ
    て、 前記制御手段は、前記カメラ本体からの指令信号に応じ
    た前記撮影光学系の焦点調節動作中において、前記焦点
    調節レンズを駆動するときには前記振動型駆動手段の振
    動体に進行波振動を発生させ、前記焦点調節レンズを停
    止させる間は前記振動型駆動手段の振動体に定在波振動
    を発生させることを特徴とするカメラシステム。
  11. 【請求項11】 前記焦点調節方式が、前記撮像手段に
    より得られる撮像信号から抽出した高周波成分が最大と
    なる位置まで前記焦点調節レンズの駆動と停止とを繰り
    返し行わせる方式であることを特徴とする請求項10に
    記載のカメラシステム。
  12. 【請求項12】 前記制御手段は、前記焦点調節レンズ
    の駆動時のうち前記焦点調節レンズが合焦位置近傍で微
    小駆動される前後においてのみ、前記焦点調節レンズを
    駆動するときには前記振動型駆動手段の振動体に進行波
    振動を発生させ、前記焦点調節レンズを停止させる間は
    前記振動型駆動手段の振動体に定在波振動を発生させる
    ことを特徴とする請求項10又は11のいずれかに記載
    のカメラシステム。
  13. 【請求項13】 前記制御手段は、前記カメラ本体から
    焦点調節動作の終了指令信号を受けたときは、前記振動
    型駆動手段の振動体を非振動状態とすることを特徴とす
    る請求項10から12のいずれかに記載のカメラシステ
    ム。
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