JP2003084191A - カメラ、カメラシステムおよび交換レンズ装置 - Google Patents

カメラ、カメラシステムおよび交換レンズ装置

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JP2003084191A
JP2003084191A JP2001275581A JP2001275581A JP2003084191A JP 2003084191 A JP2003084191 A JP 2003084191A JP 2001275581 A JP2001275581 A JP 2001275581A JP 2001275581 A JP2001275581 A JP 2001275581A JP 2003084191 A JP2003084191 A JP 2003084191A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ハイブリッド方式AFを用いても、振動型モ
ータによりレンズを駆動する場合、モータ起動に遅れが
生じ、合焦を得るまでに時間がかかる。 【解決手段】 位相差検出方式を用いた第1の焦点検出
手段51による検出結果に基づき振動型モータ15の振
動体に進行波振動を発生させて振動型モータの第1段階
の駆動制御(粗い分解能での撮影光学系の駆動)を行わ
せた後、コントラスト検出方式を用いた第2の焦点検出
手段6,13による検出結果に基づき振動体に進行波振
動を発生させて振動型モータの第2段階の駆動制御(細
かい分解能での撮影光学系の駆動)を行わせる際に、上
記第1段階の駆動制御が終了した後、上記第2段階の駆
動制御が開始されるまで振動体に定在波振動を発生させ
る中間制御を行わせる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、振動型モータによ
り焦点調節駆動が行われる撮影光学系の焦点調節状態を
検出する焦点検出手段を備えた撮影光学系一体型および
レンズ交換型のカメラに関するものである。
【0002】
【従来の技術】振動型モータは、低回転、高トルクで駆
動音が殆ど発生せず、ギヤ等の連動部材を用いずに直
接、被駆動部材の駆動が可能であるため小型化に最適で
あることから、カメラや交換レンズのオートフォーカス
駆動に多く用いられている。
【0003】また、カメラのオートフォーカス方式(以
下、AF方式と称する)には、銀塩フィルムに画像を写
す、所謂一眼レフタイプの銀塩カメラでは、位相差検出
方式が多く用いられている。
【0004】この位相差検出方式のAFシステムについ
て説明する。図5に示すように、レンズから入射した光
は、メインミラーである45度ミラーの後方に取り付け
られているサブミラーによって下方に反射され、メガネ
レンズと呼ばれる2次光学系のレンズにより2つの像に
分離されて、AFセンサに入射する。
【0005】このAFセンサは、図6に示すように並べ
られて配置されており、これら2つのAFセンサから出
力される2像の間隔に応じた出力信号は、合焦状態、前
ピン状態、後ピン状態によって異なる、そして、AFシ
ステムでは、この像間隔に対応した出力信号が合焦状態
の間隔に対応する出力信号となるように焦点調節レンズ
を移動させ、ピント合わせを行う。
【0006】このときのレンズ移動量、つまりは像面の
移動量は、2像の間隔から計算して求める。その計算は
次のようなアルゴリズムで行う。
【0007】まず、2つのAFセンサの出力をデータと
して取り込む。そしてこれら2つのセンサからの出力の
相関を取る。その取り方は、“MINアルゴリズム”と
呼ばれるもので、センサ1のデータをA[1]−A
[n]とし、センサ2のデータをB[1]−B[n]と
すると、相関量U0は、
【0008】
【数1】
【0009】と表す。まずこのU0を計算する。
【0010】次に、図7に示すように、A像をAFセン
サの1ビットシフトしたデータとB像のデータの相関量
U1を計算する。このU1は、
【0011】
【数2】
【0012】となる。
【0013】このように1ビットずつシフトした相関量
を次々計算する。2像が一致していれば、この相関量は
最大値をとるので、その最大値をとるシフト量を求め、
その前後のデータから、相関量の真の最大値を補間して
求め、そのシフト量をずれ量とする。
【0014】光学系によって上記ずれ量と像面移動量
(デフォーカス量)との関係が決まっているので、上記
ずれ量からデフォーカス量を求める。そして、求めたデ
フォーカス量から焦点調節レンズの繰り出し量を求め、
求められた繰り出し量だけ焦点調節レンズを移動させる
ことにより合焦を得る。
【0015】このように位相差検出方式AFは、被写体
までのデフォーカス量を検出するため、焦点調節レンズ
をどちらの方向へどれだけ駆動すれば合焦するかを、検
出したデフォーカス量から演算によって求めることがで
きる。このため、1回のレンズ駆動でほぼ合焦を得るこ
とが可能であり、振動型モータの特徴を生かした、速
く、静かで、精度の高い焦点調節制御を行うことができ
る。
【0016】一方、2次元の撮像素子で撮影光学系から
の画像を取り込み、その撮像信号を何らかの記録媒体に
記録する、所謂デジタルカメラでは、山登り方式、テレ
ビAF方式又はコントラスト検出方式とAF方式(以
下、コントラスト検出方式という)が用いられている。
【0017】このコントラスト方式AF法を行うための
構成は、2次元の撮像素子を含む撮像系と、演算部およ
びレンズ制御信号を発生する回路を含むシステムコント
ロール部と、光軸方向に焦点調節レンズを移動させるた
めのレンズ制御部を含むレンズ部とから構成されてい
る。
【0018】まず、撮像部において画像光を取り込み、
それを撮像信号にしてシステムコントロール部へ送り、
そこで信号の高周波成分を抽出する。その抽出信号の最
大値を記憶しておき、焦点調節レンズをある方向に移動
させる。この焦点調節レンズの移動が終了すると、同じ
ように画像光を取り込み、高周波成分抽出を行う。そし
て、その最大値が記憶してある値よりも大きい場合は焦
点調節レンズの移動方向が合焦面に近づいているものと
みなして、今回の値を記憶し直し、焦点調節レンズを同
じ方向に移動させる。
【0019】また、今回の最大値が前回のものより小さ
い場合は、焦点調節レンズの移動方向が合焦面から遠ざ
かっていると判断し、今回の値を記憶し直して、焦点調
節レンズを前回と反対方向に移動させる。そして、焦点
調節レンズの移動終了後、同じように画像光を取り込
み、高周波成分の抽出および最大値比較を行い、最終的
に像面を合焦面にもっていくよう焦点調節レンズを移動
させる。
【0020】図8において、横軸は像面の位置、縦軸は
高周波成分の最大値を示し、a点を出発点の像面位置、
b点を合焦面とする。
【0021】まず、a点での高周波成分の最大値がAで
あったとして、次に図の右方向、つまり合焦面に近づく
方向に焦点調節レンズを移動させると、a’点での高周
波成分の最大値がA’となり、これらを比較するとA<
A’となるため、同じ方向に焦点調節レンズを移動させ
続ける。そして、何回目かの比較の時に、像面位置がb
点を過ぎたところ(a”点で最大値はA”)でA>A”
となると、合焦面から遠ざかる方向になったことが判断
できるため、焦点調節レンズの移動方向を反転させ、合
焦面に像面をもっていく。
【0022】以上のように、コントラスト検出方式AF
は、撮像信号から得られる画像の高周波成分が最大とな
るレンズ位置を探しながら合焦位置へ持って行くため、
レンズの位置を少しずつ動かしながら撮像信号を取り込
んでいく必要がある。したがって、レンズ駆動は微小駆
動の繰り返しとなり、合焦時間を短くするためにはレン
ズの微小駆動の繰り返しを高速に行う必要がある。
【0023】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、デジタ
ルカメラで上記のコントラスト検出方式AFを用いる場
合、撮影レンズの焦点距離が長く撮像素子での像のぼけ
量が大きいと、合焦近傍まで焦点調節レンズを到達させ
るるのに、焦点調節レンズの微小駆動およびAF動作を
多数回行う必要があり、合焦動作に長時間を要するとい
う問題がある。
【0024】これに対し、位相差検出方式AFは、1回
のレンズ駆動でもほぼ合焦が可能であるので、そのよう
な問題は生じない。
【0025】一方、デジタルカメラでは、撮像素子が銀
塩フィルムのサイズよりもかなり小さいので、AF検出
の分解能もこのサイズ比分だけ高いことが要求される
が、位相差検出方式AFでは、図7に示した2次結像レ
ンズの大きさの限界から、この要求を満たせなくなって
しまうという問題がある。
【0026】このような問題に鑑み、まず位相差検出方
式AFを用いて粗い分解能で焦点調節レンズの合焦動作
を行い、その後にコントラスト検出方式により合焦動作
の微調整を行わせるいわゆるハイブリッド方式AFが提
案されている。
【0027】しかしながら、このようなハイブリッド方
式AFを用いても、振動型モータにより焦点調節レンズ
を駆動するカメラにおいては以下のような問題がある。
【0028】すなわち、振動型モータはその起動時に駆
動交流信号の周波数を高周波から低周波方向にスキャン
して起動させるため、また、完全停止状態においては振
動体であるステータと駆動体であるロータとの間に強い
摩擦力が作用しているため、そのスキャン時間や摩擦力
に依存して起動時間を短縮できない。このため、位相差
検出方式によるAF動作の終了後にコントラスト検出方
式によるAF動作を行わせる場合に、コントラスト検出
方式AFによる焦点調節レンズの起動が遅れてしまう。
これにより、シャッタチャンスを逃す原因にもなる。
【0029】そこで、本発明では、位相差検出方式AF
動作後にコントラスト検出方式AF動作を行う場合に、
コントラスト検出方式AF動作の起動性を良くしたカメ
ラを提供することを目的としている。
【0030】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、本発明では、撮影光学系からの光束を用いて位相
差検出方式により撮影光学系の焦点調節状態を検出する
第1の焦点検出手段と、撮影光学系により形成される像
を撮像する撮像素子と、この撮像素子からの出力信号に
基づいてコントラスト検出方式による撮影光学系の焦点
調節状態を検出する第2の焦点検出手段と、第1および
第2の焦点検出手段の検出結果に基づいて撮影光学系を
焦点調節のために駆動する振動型モータの制御を行う制
御手段とを有するカメラにおいて、上記制御手段に、第
1の焦点検出手段による検出結果に基づき振動型モータ
の振動体に進行波振動を発生させて振動型モータの第1
段階の駆動制御(例えば、粗い分解能での撮影光学系の
駆動)を行わせた後、第2の焦点検出手段による検出結
果に基づき振動体に進行波振動を発生させて振動型モー
タの第2段階の駆動制御(例えば、細かい分解能での撮
影光学系の駆動)を行わせる際に、上記第1段階の駆動
制御が終了した後、上記第2段階の駆動制御が開始され
るまで振動体に定在波振動を発生させる中間制御を行わ
せるようにしている。
【0031】このように、振動型モータの第1段階の駆
動制御(位相差検出方式による焦点調節状態の検出結果
に基づく撮影光学系の駆動)が終了した時点から第2段
階の駆動制御(コントラスト検出方式による焦点調節状
態の検出結果に基づく撮影光学系の駆動)が開始される
まで、振動体に定在波振動を発生させておくことによ
り、上記第2段階の駆動制御による撮影光学系の起動が
素早く行われることになるため、従来のハイブリッド方
式AFに比べてより短時間で高精度に合焦を得ることが
可能となる。
【0032】なお、本発明は、撮影光学系を一体に備え
たカメラや撮影光学系(交換レンズ)が着脱可能なカメ
ラのいずれにも用いることが可能である。
【0033】
【発明の実施の形態】(第1実施形態)図1には、本発
明の第1実施形態である撮影レンズ一体型のデジタルカ
メラの構成を示すブロック図である。この図において、
1はデジタルカメラ本体、2は焦点調節を行うためのフ
ォーカシングレンズ、3は撮影倍率を調節するためのズ
ーミングレンズ、4は光量を調節するための絞り、6は
撮像光を光電変換して撮像信号を出力するCCD等の撮
像素子部、5は撮像素子部6に到達する光量を調節する
シャッターである。
【0034】7は撮像素子6からの撮像信号をデジタル
化するA/D変換器、8は撮像素子部6により撮像され
た画像を表示する電子ビューファインダー系、9はA/
D変換器7で変換されたデジタル撮像信号に対して様々
なデジタル信号処理を行うデジタル信号処理部、10は
デジタル撮像信号を一時記憶しておく等に使われるバッ
ファメモリ、11は撮影したデジタルデータを記録する
記録メディアである。
【0035】12は各種撮影情報を表示する外部LCD
表示部、13は本カメラ内の各種制御を司るカメラ内C
PU、14は絞り駆動用モータ、15はフォーカシング
レンズ2を駆動するための振動型モータ、16は振動型
モータ15を駆動するためのドライバ回路、17は絞り
駆動用モータ14を駆動するためのドライバ回路であ
る。なお、図示していないが、電源はカメラ本体1内に
装備されている。また、撮像素子部6およびカメラ内C
PU13により、本発明にいう第2の焦点検出手段が構
成される。
【0036】50はミラーユニットであり、図5に示し
たのと同様に、メインミラーおよびサブミラーから構成
されている。これらメインミラーおよびサブミラーはい
ずれもハーフミラーで構成されている。51は位相差方
式焦点検出ユニット(第1の焦点検出手段)であり、図
5に示したのと同様に、2次結像光学系およびAFセン
サーから構成されている。
【0037】ここで、振動型モータ15について、図9
を用いて説明する。図9は、振動型モータ15に配され
る電歪素子(電気−機械エネルギ変換素子)の配置状態
を示す図である。
【0038】図9中のA,Bはそれぞれ、図に示した位
相および分極関係でステータ(振動体)上に配された第
1および第2の電歪素子群である。Sは第2の電歪素子
群Bに対して45°位相がずれた位置に配されたセンサ
ー用電歪素子である。これら電歪素子は、それぞれ単独
のものを駆動体に付してもよいし、一体的に分極処理に
て形成してもよい。
【0039】図9において、A1,B1は第1および第
2の電歪素子群A,Bに対する駆動電極を示し、電極A
1に対して周波電圧が印加されるとともに、電極B1に
対して位相の異なる周波電圧が印加されることで、ステ
ータの表面に進行性振動波が形成される。
【0040】また、S1はセンサー用電歪素子Sに対す
るセンサー電極を示し、ステータの表面に進行性振動波
が形成されると、この進行性振動波の発生状況に応じて
センサー用電歪素子Sに周波電圧が発生し、センサー電
極Sを通じてロータ(駆動体)の駆動が検出される。
【0041】なお、振動型モータは共振状態において電
極A1への駆動電圧とセンサー電極S1からの出力電圧
との位相関係が特定の関係を示す特性を有しており、こ
の特定の関係は電極A1を通じて周波信号が印加される
第1の電歪素子群Aとセンサー用電歪素子Sとの位置関
係にて決定される。
【0042】本実施形態では、正転状態では電極A1,
S1から出力される信号波形の位相が135°ずれてい
る時に共振状態を示し、逆転状態では45°ずれている
時に共振状態を示す。そして、このような共振状態から
振動状態がずれる程、上記位相差関係のずれが大きくな
る。
【0043】図10には、振動型モータ15のA相−S
相間の位相特性を示しており、横軸に駆動周波数fを、
縦軸1にA相−S相間の位相差θを、縦軸2に回転数n
をとっている。同図において、位相差は上方に向かう程
小さく、回転数nは上方に向かうほど高く、周波数fは
右方に向かうほど高くなる。
【0044】振動型モータ15は、駆動周波数fを高い
方から低い方に走査していくことにより起動し、回転数
が上昇していくと同時に、A相−S相の位相差θも小さ
くなっていく、しかしながら、共振周波数f0を越えて
さらに周波数を低くすると、急激に回転が停止してしま
い、位相差θも急激に変動する。また、この特性は、温
度や負荷により左右にシフトし、特に負荷が重くなった
場合は、図10の右方向にシフトする特性を持ってい
る。
【0045】次に、本実施形態のカメラ(主としてカメ
ラ内CPU13)における焦点調節動作を、図2のフロ
ーチャートを参照しつつ説明する。
【0046】[step101]不図示の電源スイッチ
がONされると、カメラ内CPU13にも電源が供給さ
れ、本処理が開始される。
【0047】[step102]カメラ内CPU13
は、カメラ本体1に設けられた不図示のレリーズボタン
が半押しされて撮影準備スイッチSW1がONになった
か否かを判断する。ONのときはstep103へ、O
FFのときは待機する。
【0048】[step103]カメラ内CPU13
は、振動型モータ15の合焦のための第1段階の駆動制
御(すなわち、合焦制御)を行うため、位相差方式焦点
調節ユニット51からの出力に基づいて、位相差方式A
Fにいう「相関量」を計算する。
【0049】[step104]カメラ内CPU13
は、step103で計算した相関量および撮影レンズ
のフォーカス敏感度等の光学データに基づいて、撮影レ
ンズのデフォーカス量を演算する。
【0050】[step105]カメラ内CPU13
は、step104で演算したデフォーカス量に基づい
て、ドライバー回路16に振動型モータ15を加減速駆
動制御させる。エンコーダ(不図示)の出力からフォー
カシングレンズ2が所定量送られたことが検出された時
点で振動型モータ15の駆動を停止させ、位置分解能が
粗い第1段階の合焦制御を終了する。
【0051】[step106]カメラ内CPU13
は、step105での第1段階の合焦制御が終了した
後、すぐに振動型モータ15のステータに定在波振動を
発生させる中間制御に移行する。
【0052】ここで、定在波の形成には、電極A,Bの
どちらか一方へ駆動信号を印加したり、電極A,Bに同
一位相の駆動信号を印加したりすることで可能である。
また、電極A,Bに180度位相の異なる駆動信号を印
加してもよい。
【0053】このようにステータに定在波振動を生じさ
せることにより、ステータに対してロータが浮遊状態に
なる。したがって、次にステータに進行波振動を発生さ
せてロータ(つまりはフォーカシングレンズ2)を起動
する際の起動性が良くなる。
【0054】[step107]カメラ内CPU13
は、分解能が細かい第2段階の合焦制御を行うため、フ
ォーカシングレンズ2を一定量駆動する。このとき、駆
動量は常に一定でもよいが、最新の高周波成分データの
値により変更してもよい。例えば、高周波成分データの
値が小さい時は、合焦から遠い位置にあるとみなして駆
動量を大きくし、高周波成分データの値が大きい時は合
焦近傍とみなして駆動量を小さくする。
【0055】step106からstep107に移行
するまでは、上記中間制御によりステータに振動が発生
しているものの振動型モータ15としては停止している
状態なので、step107では振動型モータ15のス
テータに高い周波数の進行波を形成するための駆動信号
を印加し、徐々に周波数を下げて振動型モータ15を起
動する。
【0056】一定量駆動後は、振動型モータ15への駆
動信号を進行波から定在波へ切り換えることで、ステー
タに定在波振動を発生させ、フォーカシングレンズ2を
一時停止状態としておく。
【0057】この場合も、先に説明したA相−S相間の
位相差を読み取り、駆動周波数が共振周波数f0以下に
ならないように制御する。
【0058】ここで、進行波の形成は、図9に示した電
極Aと電極Bに90度位相の異なる駆動信号を印加する
ことで行う。また、駆動方向の切り換えは、電極Aに対
して電極Bに印加する信号を90度進めるか遅らせるか
によって行うことができる。
【0059】[step108]カメラ内CPU13
は、デジタル信号処理部9に撮像素子部6からの撮像信
号を取り込ませる。
【0060】[step109]カメラ内CPU13
は、step108でデジタル信号処理部9に取り込ま
せた撮像信号から高周波成分を抽出する。
【0061】[step110]カメラ内CPU13
は、前回抽出した高周波成分データと、今回抽出した高
周波成分とを比較し、前回抽出分の方が大きければ合焦
位置は現在のフォーカシングレンズ2の移動方向とは反
対方向にあるととしてstep111へ、それ以外は合
焦位置は現在のフォーカシングレンズ2の移動方向にあ
るとしてstep112へ進む。
【0062】[step111]カメラ内CPU13
は、次回のフォーカシングレンズ2の駆動方向を現在の
方向に対して反転するように設定する。
【0063】[step112]カメラ内CPU13
は、step109で抽出した高周波成分のデータを一
時保存する。
【0064】[step113]カメラ内CPU13
は、保存した高周波成分のデータの値と、現在のフォー
カシングレンズ2の位置の付近においてフォーカシング
レンズ2の反転駆動が行われたか否かなどの条件から、
合焦であるかどうかを判断する。
【0065】合焦であると判断した場合はstep11
4へ進み、非合焦と判断した場合にはstep107へ
戻ってフォーカシングレンズ2の次の駆動を行う。
【0066】[step114]カメラ内CPU13
は、step113で合焦を得たので、フォーカシング
レンズ2の駆動を停止させる。ここでは、振動型モータ
15が定在波振動状態であったのを駆動信号の印加を中
止して完全に停止させる。これは、定在波振動状態では
振動型モータのロータが浮遊状態であり、小さな外力に
よってフォーカシングレンズ2が容易に動いて合焦位置
を維持できないので、定在波振動を停止させてステータ
とロータとの圧接により生ずる摩擦力によって合焦位置
を維持するためである。また、定在波振動を停止させる
ことによる省電力の効果もある。
【0067】以上説明したように、本実施形態によれ
ば、振動型モータ15の第1段階の駆動制御、すなわち
位相差検出方式による焦点調節状態の検出結果に基づく
フォーカシングレンズ2の合焦制御が終了した時点から
第2段階の駆動制御、すなわちコントラスト検出方式に
よる焦点調節状態の検出結果に基づくフォーカシングレ
ンズ2の合焦制御が開始されるまで、中間制御によって
振動型モータ15を定在波振動状態としておくことによ
り、第2段階の駆動制御によるフォーカシングレンズ2
の起動を素早く開始させることができる。
【0068】しかも、第2段階の駆動制御において、フ
ォーカシングレンズ2の一定量駆動後、高周波成分の抽
出と合焦判定とが行われる間のフォーカシングレンズ2
の一時停止中にも振動型モータ15を定在波振動状態と
しておくことにより、次のフォーカシングレンズ2の一
定量駆動も素早く起動することができる。したがって、
従来のハイブリッド方式AFに比べてより短時間で高精
度に合焦を得ることができる。
【0069】(第2実施形態)図3には、本発明の第2
実施形態であるデジタルカメラ本体(カメラ)とこのカ
メラ本体に着脱可能な交換レンズとからなるカメラシス
テムの構成を示すブロック図である。
【0070】この図において、18は交換レンズ、19
は焦点調節を行うためのフォーカシングレンズ、20は
撮影倍率を調節するためのズーミングレンズ、21は光
量を調節するための絞り、22はフォーカシングレンズ
19を駆動するための振動型モータ、23は絞り駆動用
モータ、24は振動型モータ22を駆動するためのドラ
イバ回路、25は絞り駆動用モータ23を駆動するため
のドライバ回路、26,38はカメラ本体とデータ等の
通信を行うための通信回路、27は交換レンズ18内の
制御を司るレンズ内CPUである。
【0071】一方、28はデジタルカメラ本体、29は
電子ビューファインダー系、31は撮像光を光電変換し
て撮像信号を出力するCCDなどの撮像素子部、30は
撮像素子部31に到達する光量を調節するシャッター、
32は撮像素子部31からの撮像信号をデジタル化する
A/D変換器、33はA/D変換器32で変換されたデ
ジタル撮像信号に対して様々なデジタル信号処理を行う
デジタル信号処理部、34はデジタル撮像信号を一時記
憶しておく等に使われるバッファメモリである。
【0072】35は撮影したデジタルデータを記録する
記録メディア、36は各種撮影情報を表示する外部LC
D表示部、37はカメラ内の制御を司るカメラ内CP
U、38は交換レンズ18とデータ等の通信を行うため
の通信回路である。なお、図示していないが、電源はカ
メラ本体28内に装備されており、この電源から交換レ
ンズ18にも電力が供給される。また、撮像素子部31
およびカメラ内CPU37により、本発明にいう第2の
焦点検出手段が構成される。
【0073】50はミラーユニットであり、図5に示し
たのと同様に、メインミラーおよびサブミラーから構成
されている。これらメインミラーおよびサブミラーはい
ずれもハーフミラーで構成されている。51は位相差方
式焦点検出ユニット(第1の焦点検出手段)であり、図
5に示したのと同様に、2次結像光学系およびAFセン
サーから構成されている。
【0074】なお、振動型モータ22の構成および動作
は、第1実施形態にて説明した振動型モータ15と同様
である。
【0075】次に、本実施形態のカメラシステム(主と
してカメラ内CPU37とレンズ内CPU27)の焦点
調節動作を、図4のフローチャートを参照しつつ説明す
る。
【0076】[step201]カメラ内CPU37
は、カメラ本体28に設けられた不図示の電源スイッチ
がONされることにより処理を開始する。
【0077】[step202]カメラ内CPU37
は、カメラ本体28に設けられた不図示のレリーズボタ
ンが半押しされて撮影準備スイッチSW1がONになっ
たか否かを判断する。ONのときはstep203へ、
OFFのときは待機する。
【0078】[step203]カメラ内CPU27
は、振動型モータ24の合焦のための第1段階の駆動制
御(すなわち、合焦制御)を行うため、位相差方式焦点
調節ユニット51からの出力に基づいて、位相差方式A
Fにいう「相関量」を計算する。
【0079】[step204]カメラ内CPU37
は、step203で計算した相関量および前もってレ
ンズ内CPU27から通信回路26,38を介して送ら
れてきた撮影レンズのフォーカス敏感度等の光学データ
に基づいて、撮影レンズのデフォーカス量を演算する。
【0080】[step205]カメラ内CPU37
は、通信回路38,26を介してレンズ内CPU27に
レンズ駆動命令を通信する。レンズ内CPU27はドラ
イバー回路24を通じて振動型モータ22の加減速駆動
を行う。交換レンズ18内に設けられたエンコーダ(不
図示)の出力は、レンズ内CPU27から通信回路2
6,38を介してカメラ内CPU37に送られる。カメ
ラ内CPU37は、フォーカシングレンズ19が上記デ
フォーカス量に相当する所定量分、送られたことを検出
した時点でレンズ駆動停止命令をレンズ内CPU27に
送り、振動型モータ22の駆動を停止させ、位置分解能
が粗い第1段階の合焦制御を終了する。
【0081】[step206]カメラ内CPU37
は、第1段階の合焦制御が終了した後、直ぐに定在波駆
動命令をレンズ内CPU27に送る。レンズ内CPU2
7は、ドライバ回路24を通じて振動型モータ22のス
テータに定在波振動を発生させる中間制御に移行する。
【0082】ここで、定在波の形成には、電極A,Bの
どちらか一方へ駆動信号を印加したり、電極A,Bに同
一位相の駆動信号を印加したりすることで可能である。
また、電極A,Bに180度位相の異なる駆動信号を印
加してもよい。
【0083】このようにステータに定在波振動を生じさ
せることにより、ステータに対してロータが浮遊状態に
なる。したがって、次にステータに進行波振動を発生さ
せてロータ(つまりはフォーカシングレンズ19)を起
動する際の起動性が良くなる。
【0084】[step207]カメラ内CPU37
は、レンズ内CPU27に対して一定量駆動命令を送信
する。レンズ内CPU27は、ドライバ回路24を通じ
て振動型モータ22のステータに進行波振動を発生さ
せ、フォーカシングレンズ19を一定量駆動させる。
【0085】このとき、駆動量は常に一定でも良いが、
最新の高周波成分データの値により変更してもよい。例
えば、高周波成分データの値が小さい時は合焦から遠い
位置にあると判断して駆動量を多くし、高周波成分デー
タの値が大きい時は合焦近傍と判断して駆動量を小さく
する。
【0086】step206からstep207に移行
するまでは、上記中間制御によりステータに振動が発生
しているものの振動型モータ22としては停止している
状態なので、step207では振動型モータ22のス
テータに高い周波数の進行波を形成するための駆動信号
を印加し、徐々に周波数を下げて振動型モータ22を起
動する。
【0087】一定量駆動後は、振動型モータ22への駆
動信号を進行波から定在波へ切り換えることで、ステー
タに定在波振動を発生させ、フォーカシングレンズ19
を一時停止状態としておく。
【0088】この場合も、先に説明したA相−S相間の
位相差を読み取り、駆動周波数が共振周波数f0以下に
ならないように制御する。
【0089】ここで、進行波の形成は、図9に示した電
極Aと電極Bに90度位相の異なる駆動信号を印加する
ことで行う。また、駆動方向の切り換えは、電極Aに対
して電極Bに印加する信号を90度進めるか遅らせるか
によって行うことができる。
【0090】[step208]カメラ内CPU37
は、デジタル信号処理部33に撮像素子部31からの撮
像信号を取り込ませる。
【0091】[step209]カメラ内CPU37
は、step208でデジタル信号処理部33に取り込
ませた撮像信号から高周波成分を抽出する。
【0092】[step210]カメラ内CPU37
は、前回抽出した高周波成分データと、今回抽出した高
周波成分とを比較し、前回抽出分の方が大きければ合焦
位置は現在のフォーカシングレンズ19の移動方向とは
反対方向にあるととしてstep211へ、それ以外は
合焦位置は現在のフォーカシングレンズ19の移動方向
にあるとしてstep212へ進む。
【0093】[step211]カメラ内CPU37
は、次回のフォーカシングレンズ19の駆動方向を現在
の方向に対して反転するように設定する。
【0094】[step212]カメラ内CPU37
は、step209で抽出した高周波成分のデータを一
時保存する。
【0095】[step213]カメラ内CPU37
は、保存した高周波成分のデータの値と、現在のフォー
カシングレンズ19の位置の付近においてフォーカシン
グレンズ19の反転駆動が行われたか否かなどの条件か
ら、合焦であるかどうかを判断する。
【0096】合焦であると判断した場合はstep21
4へ進み、非合焦と判断した場合にはstep207へ
戻ってフォーカシングレンズ19の次の駆動を行う。
【0097】[step214]カメラ内CPU37
は、step213で合焦を得たので、フォーカシング
レンズ19の駆動を停止させる。ここでは、振動型モー
タ22が定在波振動状態であったのを駆動信号の印加を
中止して完全に停止させる。これは、定在波振動状態で
は振動型モータのロータが浮遊状態であり、小さな外力
によってフォーカシングレンズ19が容易に動いて合焦
位置を維持できないので、定在波振動を停止させてステ
ータとロータとの圧接により生ずる摩擦力によって合焦
位置を維持するためである。また、定在波振動を停止さ
せることによる省電力の効果もある。
【0098】以上説明したように、本実施形態において
も、第1実施形態と同様に、振動型モータ22の第1段
階の駆動制御、すなわち位相差検出方式による焦点調節
状態の検出結果に基づくフォーカシングレンズ19の合
焦制御が終了した時点から第2段階の駆動制御、すなわ
ちコントラスト検出方式による焦点調節状態の検出結果
に基づくフォーカシングレンズ19の合焦制御が開始さ
れるまで、中間制御によって振動型モータ22を定在波
振動状態としておくことにより、第2段階の駆動制御に
よるフォーカシングレンズ19の起動を素早く開始させ
ることができる。
【0099】しかも、第2段階の駆動制御において、フ
ォーカシングレンズ19の一定量駆動後、高周波成分の
抽出と合焦判定とが行われる間のフォーカシングレンズ
19の一時停止中にも振動型モータ22を定在波振動状
態としておくことにより、次のフォーカシングレンズ1
9の一定量駆動も素早く起動することができる。したが
って、従来のハイブリッド方式AFに比べてより短時間
で高精度に合焦を得ることができる。
【0100】なお、上記各実施形態では、位相差検出方
式AFに用いるAFセンサーをミラーユニット50の下
方に設けたが、本発明はこのような構成に限定されるも
のではなく、例えばミラーユニットの上方に別途、2次
結像光学系を設けてその結像面にAFセンサーを設ける
構成も可能である。
【0101】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
合焦のために撮影光学系を駆動する振動型モータの第1
段階の駆動制御(位相差検出方式による焦点調節状態の
検出結果に基づく撮影光学系の駆動)が終了した時点か
ら第2段階の駆動制御(コントラスト検出方式による焦
点調節状態の検出結果に基づく撮影光学系の駆動)が開
始されるまで、振動体に定在波振動を発生させておくの
で、上記第2段階の駆動制御による撮影光学系の起動が
素早く行われることになり、従来のハイブリッド方式A
Fに比べてより短時間で高精度に合焦を得ることができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態であるデジタルカメラの
構成を示したブロック図。
【図2】上記第1実施形態のデジタルカメラにおける合
焦動作制御を示すフローチャート。
【図3】本発明の第2実施形態であるデジタルカメラシ
ステムの構成を示したブロック図。
【図4】上記第2実施形態のデジタルカメラシステムに
おける合焦動作制御を示すフローチャート。
【図5】位相差方式AF光学系の概略構成を示す図。
【図6】位相差方式AFセンサとその出力を示す図。
【図7】位相差方式AFでの相関計算(MINアルゴリ
ズム)の説明図。
【図8】コントラスト検出方式AFでのレンズ像面位置
と高周波成分との関係を示す図。
【図9】振動型モータのステータに取り付けられる電歪
素子の電極配置を示した図。
【図10】振動型モータの電歪素子に印加する駆動信号
の周波数と位相差およびモータ回転数との関係を示す特
性図。
【符号の説明】
1,28 デジタルカメラ本体 2,19 フォーカシングレンズ 3,20 ズーミングレンズ 4,21 絞り 5,30 シャッター 6,31 撮像素子部 7,32 A/D変換器 8,29 電子ビューファインダー系 9,33 デジタル信号処理部 10,34 バッファメモリ 11,35 記録メディア 12,36 外部LCD表示部 13,37 カメラ内CPU 14,23 絞り駆動用モータ 15,22 振動型モータ 16,24 (振動型モータの)ドライバ回路 17,25 (絞り駆動用モータ)のドライバ回路 18 交換レンズ 26,38 通信回路 27 レンズ内CPU 50 ミラーユニット 51 位相差方式焦点検出ユニット
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G02B 7/34 G02B 7/11 C 7/36 D G03B 3/10 G03B 3/00 A 13/34 3/10 13/36 G02B 7/11 P H02N 2/00 Fターム(参考) 2H011 AA01 BA23 BA31 BB04 FA01 2H044 AJ06 DA01 DB00 2H051 AA01 AA06 BA02 BA45 CE14 DA36 EC02 EC10 FA01 5H680 AA04 BB03 BB17 BC01 CC06 CC07 DD23 DD35 FF24 FF30

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 撮影光学系からの光束を用いて位相差検
    出方式により前記撮影光学系の焦点調節状態を検出する
    第1の焦点検出手段と、前記撮影光学系により形成され
    る像を撮像する撮像素子と、この撮像素子からの出力信
    号に基づいてコントラスト検出方式による前記撮影光学
    系の焦点調節状態を検出する第2の焦点検出手段と、前
    記第1および第2の焦点検出手段の検出結果に基づい
    て、前記撮影光学系を焦点調節のために駆動する振動型
    モータの制御を行う制御手段とを有するカメラであっ
    て、 前記制御手段は、前記第1の焦点検出手段による検出結
    果に基づき前記振動型モータの振動体に進行波振動を発
    生させてこの振動型モータの第1段階の駆動制御を行っ
    た後、前記第2の焦点検出手段による検出結果に基づき
    前記振動体に進行波振動を発生させて前記振動型モータ
    の第2段階の駆動制御を行う際に、前記第1段階の駆動
    制御が終了した後、前記第2段階の駆動制御が開始され
    るまで、前記振動体に定在波振動を発生させる中間制御
    を行うことを特徴とするカメラ。
  2. 【請求項2】 前記振動型モータに対して前記第2段階
    の駆動制御が行われることによる前記撮影光学系の位置
    分解能が、前記第1段階の駆動制御が行われることによ
    る前記撮影光学系の位置分解能よりも細かいことを特徴
    とする請求項1に記載のカメラ。
  3. 【請求項3】 前記振動型モータは、A相およびB相に
    互いに位相差を有する駆動信号を入力することにより前
    記振動体に進行波振動が発生するものであり、 前記中間制御では、前記A相およびB相のうち一方にの
    み駆動信号を入力して前記振動体に定在波振動を発生さ
    せることを特徴とする請求項1に記載のカメラ。
  4. 【請求項4】 前記振動型モータは、A相およびB相に
    互いに位相差を有する駆動信号を入力することにより前
    記振動体に進行波振動が発生するものであり、 前記中間制御では、前記A相およびB相に互いに同位相
    の駆動信号を入力して前記振動体に定在波振動を発生さ
    せることを特徴とする請求項1に記載のカメラ。
  5. 【請求項5】 前記振動型モータは、A相およびB相に
    互いに180°以外の位相差を有する駆動信号を入力す
    ることにより前記振動体に進行波振動が発生するもので
    あり、 前記中間制御では、前記A相およびB相に互いに180
    °の位相差を有する駆動信号を入力して前記振動体に定
    在波振動を発生させることを特徴とする請求項1に記載
    のカメラ。
  6. 【請求項6】 前記制御手段は、前記第2段階の駆動制
    御中において前記振動型モータを一時的に停止させると
    きに、前記振動体に定在波振動を発生させる制御を行う
    ことを特徴とする請求項1に記載のカメラ。
  7. 【請求項7】 請求項1から6のいずれかに記載のカメ
    ラと、 前記撮影光学系および前記振動型モータを備え、前記カ
    メラに対して着脱が可能な交換レンズユニットとを有す
    ることを特徴とするカメラシステム。
  8. 【請求項8】 請求項1から6のいずれかに記載のカメ
    ラに対して着脱が可能であり、前記撮影光学系および前
    記振動型モータを備えた交換レンズ装置であって、 前記カメラからの信号に応じて前記振動型モータの振動
    体に進行波振動および定在波振動を選択的に発生させる
    レンズ制御手段を有することを特徴とする交換レンズ装
    置。
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