JP2003014331A - 冷却装置 - Google Patents

冷却装置

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JP2003014331A JP2001195139A JP2001195139A JP2003014331A JP 2003014331 A JP2003014331 A JP 2003014331A JP 2001195139 A JP2001195139 A JP 2001195139A JP 2001195139 A JP2001195139 A JP 2001195139A JP 2003014331 A JP2003014331 A JP 2003014331A
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  • Devices For Blowing Cold Air, Devices For Blowing Warm Air, And Means For Preventing Water Condensation In Air Conditioning Units (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 水蒸気の搬送される密閉経路を比較的小さ
な動力で減圧して、効率よく冷気を取り出せる冷却装置
を提供する。 【解決手段】 冷却装置は、蒸発器1、凝縮器11、前
記蒸発器1から前記凝縮器11に至る水蒸気の搬送経路
2,3、該搬送経路2,3の前記蒸発器1の下流側に設
けられ前記搬送経路2,3内の密閉系を減圧するととも
に、水蒸気を前記搬送経路2,3内を通って前記凝縮器
11に搬送する減圧ファン4、前記蒸発器1に水を供給
する給水経路17と、前記密閉系を必要に応じて開放す
る排気経路8と、前記凝縮器11によって凝縮された水
の排水経路13と、を具備している。そして、前記蒸発
器1内を温度10〜30℃、かつ、圧力1.226〜
4.239kPaの範囲に維持して水を蒸発させるとと
もに、前記凝縮器11内を温度35〜60℃、かつ、圧
力5.625〜19.942kPaの範囲に維持して水
蒸気を凝縮させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、水を冷却用冷媒と
するエアコンやチラーなどの冷却装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、蒸気圧縮式の冷凍サイクルを採用
した空気調和機では、フロンやアンモニアなどを冷却媒
体とするものが一般的である。しかしながら、フロンは
地球温暖化やオゾン層破壊などの原因物質として環境問
題が指摘されている。また、アンモニアは、その毒性、
腐食性、臭気などの問題を有しており、現状では冷却冷
媒としての実用性は乏しい。
【0003】これに対し、容易に入手でき、安全性も高
い水の蒸発熱(蒸発潜熱)を利用して冷却する方式も提
案されている。しかしながら、大気圧下ではその気温に
おける飽和水蒸気圧までしか蒸発させることができな
い。そのため、水の蒸発によって湿度が100%近くに
なるに伴って蒸発量が減り、冷却能力が低下してしま
う。その結果、水面付近の空気の温度は周囲に比べて4
〜5℃程度しか下がらないという欠点があった。
【0004】また、水を収容した容器内の圧力を低下さ
せることによって水の沸点を下げ、その水が蒸発すると
きに奪われる蒸発潜熱により水温を下げることも知られ
ている。しかし、水蒸気の体積は水の数万〜数十万倍に
膨れ上がるので、減圧された雰囲気を維持するために
は、ピストン式やギア式のポンプで強制的に水蒸気を排
出する必要がある。そのため、大容量なシリンダが必要
であった。
【0005】また、特開昭63−231150号公報や
特開平7−280401号公報には、ヒートポンプや製
氷装置などにおいて、水を冷媒として蒸発器や凝縮器で
熱交換を行うようにした技術が開示されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上記特開昭63−23
1150号公報に開示されたヒートポンプによると、気
液分離器(内部温度60℃)内の圧力を真空ポンプによ
り−610mmHg程度まで下げた後、気液分離器内の
温水から発生する水蒸気を断熱圧縮して約1気圧(1k
g/cm2G=760mmHg)まで昇圧し、約120
℃まで温度上昇した水蒸気から熱を回収することにより
約100℃以上の高温水が得られる。この場合、気液分
離器内に60℃の水蒸気を供給する必要があり、しか
も、圧力を−610mmHgの超低圧まで下げられる高
出力の真空ポンプが必要となる。そのため、運転コスト
が上昇する問題があった。
【0007】他方、特開平7−280401号公報に開
示された真空製氷装置110は、図6に示すように、真
空製氷部A、吸収式冷凍機B、冷媒循環ラインCを備え
ている。真空製氷部Aは、水の三重点圧力以下の圧力条
件に維持され、供給された水の一部を蒸発させ、この水
の蒸発による潜熱で残りの水の一部を凍結させる真空製
氷容器111と、真空製氷容器111内で蒸発した水蒸
気を圧縮する圧縮機116と、真空製氷容器111内で
蒸発した水蒸気を冷却して凝縮させる水蒸気冷却用熱交
換器118を有する真空製氷部側凝縮器117とを具備
する。そして、冷媒循環ラインCが蒸発器121の内部
に設けられた冷媒冷却用熱交換器123及び水蒸気冷却
用熱交換器118の内部を経て冷媒を循環させるように
配設され、蒸発器121で発生した冷熱を水蒸気の冷却
に利用するようになっている。
【0008】この真空製氷装置110において、真空製
氷容器111へ、氷蓄熱槽153からポンプ113によ
り冷水供給パイプ112を経て冷水が連続的に供給され
る。一方で、圧縮機116を駆動させて、真空製氷容器
111の内部の水蒸気を吸引し、その内部を氷の三重点
圧力(4.6mmHg)以下の圧力(4.5mmHg)
まで減圧するとともに、水蒸気を昇圧して製氷部側凝縮
器117に送る。この凝縮器117では、昇圧された水
蒸気が、水蒸気冷却用熱交換器118により冷却されて
凝縮され、ドレーンとなる。このドレーンは、ドレーン
戻り管120を介して真空製氷容器111に戻される。
ここで、凝縮器117における凝縮温度は11℃であ
り、凝縮圧力は約10mmHgに設定される。真空製氷
容器111の内部圧力が4.5mmHgであるので、圧
縮機116に必要な圧力比は2.22である。
【0009】しかしながら、凝縮器117では11℃ま
で温度を下げる必要があるので、エアコンなどの冷房装
置には向かず、また常に真空ポンプ119で凝縮器11
7を10mmHgまで減圧しておく必要があり、真空ポ
ンプ119の出力も大きなものが必要となってくる。ま
た、真空製氷部Aの下部がポンプ115を介して大気に
開放された氷蓄熱槽153に接続されているため、氷水
スラリーの状態で真空製氷容器111から排出する際
に、空気が逆流して入り恐れがある。そのため、真空製
氷容器111内の機密性が充分に確保されず、内部の低
圧を維持することは困難である。
【0010】本発明は、上記の従来技術の問題に鑑みて
なされたものであり、水蒸気の搬送される密閉経路を比
較的小さな動力で減圧して、効率よく冷気を取り出せる
冷却装置を提供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
本発明の冷却装置は、蒸発器、凝縮器、前記蒸発器から
前記凝縮器に至る水蒸気の搬送経路、該搬送経路の前記
蒸発器の下流側に設けられ前記搬送経路内の密閉系を減
圧するとともに、水蒸気を前記搬送経路内を通って前記
凝縮器に搬送する減圧ファン、前記蒸発器に水を供給す
る給水経路と、前記密閉系を必要に応じて開放する排気
経路と、前記凝縮器によって凝縮された水の排水経路
と、を具備した冷却装置において、前記蒸発器内を温度
10〜30℃、かつ、圧力1.226〜4.239kP
a(9.2〜31.8mmHg)の範囲に維持して水を
蒸発させるとともに、前記凝縮器内を温度35〜60
℃、かつ、圧力5.625〜19.942kPa(4
2.2〜149.6mmHg)の範囲に維持して水蒸気
を凝縮させることを特徴とする。これによると、運転時
の圧縮比の上昇が抑えられる。
【0012】この場合、前記給水経路の途中に、不純物
を除去する交換可能なストレーナを設けると、蒸発器に
給水される前に、あらかじめ異物が除去される。そし
て、前記給水経路を水道に直結すると、手作業による水
の補給が不要となる。
【0013】そして、前記給水経路、前記搬送経路又は
前記廃水経路を着脱可能に連結するジョイントを設ける
と、水あかなどで各経路や構成部品が汚れても、単品で
取り外して個別に洗浄したり、交換したりできる。ま
た、前記減圧ファンとしては、軸流ファン又は遠心式フ
ァンを好適に使用できる。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て図面を参照して説明する。 <第1の実施形態>図1は、本発明の第1の実施形態に
係る冷却装置を示す系統斜視図である。図1に示すよう
に、蒸発器1、ケーシング6及び凝縮器11が順次管路
2及び管路3により連通接続されている。管路2の途中
には、蒸発側バルブ23が配設されている。蒸発器1の
前方には、ファンモータ19によって回転駆動されるフ
ァン20が配設されている。また、凝縮器11の前方に
は、ファンモータ21によって回転駆動されるファン2
2が配設されている。
【0015】蒸発器1の上方には、水の収容されたタン
ク9が配置されている。タンク9は、給水弁10を介し
て管路17により蒸発器1の上流側に接続されている。
これらのタンク9、給水弁10及び管路17は、給水経
路を形成している。
【0016】一方、凝縮器11の下方には、凝縮水回収
タンク14が配置されている。凝縮水回収タンク14
は、排水弁12を介して管路13により凝縮器11の下
流側に接続されている。これらの管路13、排水弁12
及び凝縮水回収タンク14は、排水経路を形成してい
る。
【0017】蒸発器1は、パイプを端部で水平方向に折
り返して上下方向に蛇行させた管路部1aと、管路部1
aに直交する方向に略平行に配設された複数のフィン1
bからなる。管路部1aの下端及び上端は、管路17の
下流端及び管路2の上流端にそれぞれ接続されている。
また、フィン1bの放熱面は隙間を有して互いに対向し
ており、その隙間をファン20の送風による空気が通過
して放熱面と熱交換されることにより、冷却されるよう
になっている。
【0018】一方、凝縮器11は、パイプを端部で水平
方向に折り返して上下方向に蛇行させた管路部11a
と、管路部11aに直交する方向に略平行に配設された
複数のフィン11bからなる。管路部11aの上端及び
下端は、管路3の下流端及び管路13の上流端にそれぞ
れ接続されている。また、フィン11bの放熱面は隙間
を有して互いに対向しており、その隙間をファン22の
送風による空気が通過して放熱面と熱交換されることに
より、加熱されるようになっている。
【0019】ケーシング6は、例えば、管路2,3より
大きな内径寸法に選ばれた円筒状に形成されており、そ
の上部には排気弁7を介して排気経路8が接続されてい
る。排気経路8の下流端は大気中に開放されており、必
要に応じて排気弁7を開くことにより、ケーシング6内
の水蒸気又は空気を排出できるようになっている。ケー
シング6の内部には、モータ5と、このモータ5によっ
て回転駆動される減圧ファン4が配設されている。減圧
ファン4は具体的には、軸流式、遠心式又は横断流式の
ファンを好適に使用できる。これらのファンにはプロペ
ラファン、ターボファン、シロッコファン、クロスフロ
ーファンなどと呼ばれるものが含まれる。
【0020】以上のような構成の冷却装置の使用形態の
一例について説明する。給水弁10を開いてタンク9か
ら蒸発器1に一定量の水を供給した後、給水弁10を閉
じる。そして、蒸発側バルブ12を開いて減圧ファン4
を駆動することにより、蒸発器1から凝縮器11に至る
密閉系全体を減圧する。例えば、室温が30℃のとき、
蒸発器1内の圧力を4.239kPa(31.8mmH
g)以下に減圧すれば、蒸発器1に充填された水の一部
は沸騰して蒸発し、その気化熱(蒸発潜熱)を奪われた
残りの水が冷却される。その際、約2.26kJ/gの
気化熱が奪われる。そして、例えば10℃まで冷却され
ると、蒸発器1内の圧力は1.226kPa(9.2m
mHg)まで下がって水の沸騰が止まる。
【0021】このとき、ファンモータ19を駆動してフ
ァン20によって蒸発器1に送風を行うことにより、フ
ィン1bの放熱面で熱交換されて冷却された空気を送風
して室内の冷房等を行うことができる。
【0022】一方、減圧ファン4の駆動によって水蒸気
は、管路2を通ってケーシング6内に導かれモータ5を
冷却した後、管路3を通って凝縮器11内に搬送され
る。このとき、ファンモータ21を駆動してファン22
によって凝縮器11に送風を行うことにより、空気はフ
ィン11bの放熱面で熱交換され、水蒸気の凝縮熱を奪
う。その結果、水蒸気は凝縮器11内で外気と熱交換さ
れて凝縮され、水(ドレン)となる。本冷却装置では、
温度35〜60℃、圧力5.625〜19.942kP
a(42.2〜149.6mmHg)の範囲で凝縮する
ようにファン22の風量が調整されている。
【0023】従って、ファン22の送風を継続すること
により、水蒸気は続けて凝縮器11内で凝縮することに
なり、長時間の冷却装置の運転が可能となる。更には、
ファン22の送風で強制的に凝縮熱を奪うことにより、
凝縮器11内の雰囲気が温度60℃、圧力19.942
kPa(149.6mmHg)以上に上昇するのを防止
でき、圧縮比の上昇を抑制できる。これにより、減圧フ
ァン4の負荷が軽減され、モータ5の焼き付きによる誤
動作や故障を未然に防止できる。
【0024】このような冷却装置を室内の冷房に使用す
るときには、例えば、蒸発器1やファン20を室内に配
置し、管路2の一部、ケーシング6、管路3、凝縮器1
1などは室外に配置すればよく、室内の省スペース化が
図られる。凝縮水回収タンク14内に凝縮水が溜まった
場合は、排水経路13に設けられた凝縮水バルブ12を
閉鎖し、凝縮水回収タンク14を取り外して水を排水溝
などに捨ててやればよい。
【0025】また、冷却装置の再運転を行う場合は、管
路2に設けられた蒸発側バルブ23を閉じ、タンク9か
ら蒸発器1の間を低圧に保つとともに、凝縮水回収タン
ク14をセットした後、凝縮水バルブ12と排気弁7を
開き、モータ5を駆動して減圧ファン4を用いてケーシ
ング6以降の凝縮水回収タンク14を含む凝縮器11側
の搬送経路を減圧(排気)し、減圧終了後排気弁7を閉
じて蒸発側バルブ23を開けばよい。
【0026】ここで、本発明の冷却装置と一般的な蒸気
圧縮式の冷凍サイクル(フロン冷媒)を用いたエアコン
の冷却能力を比較してみることにする。通常、1馬力程
度の出力のフロン用エアコンの冷却能力は約2.5kW
である。本発明の冷却装置において、これと同程度の冷
却能力を得るのに必要な水の蒸発量は、水の蒸発潜熱を
2.26kJ/gとすると、2.5(kW)/2.26
(kJ/g)=2.5×3.6×103(kJ/h)/
2.26(kJ/g)=3.98kg/hとなる。これ
が毎分では、3980/60=66.3g/minとな
る。つまりロスも含めて1分間に1馬力あたり大体75
g/minの蒸発量が必要となる。
【0027】一方、蒸発器1内を10℃まで冷却した場
合、9.2mmHgの圧力下で水は沸騰して水蒸気とな
る。このときの水蒸気の体積は約107L/gである。
よって、上記のように毎分75gの水を蒸発させると、
水蒸気の発生量は約8m3/minとなる。即ち、フロ
ン用エアコンと同等の冷却能力を水の蒸発潜熱を利用し
て得るには、圧縮機の吸入量が8m3/minであれば
よいことになる。
【0028】この吸入量(8m3/min)は、大気中
では直径20cmで50W程度の換気扇と同等であるこ
とから容易に実現することができる。ちなみにフロンR
22は常温では気体であり、40℃で液体とするには1
533.8kPa(15.64kgf/cm2)以上の
圧縮力が必要であり相当大きな出力が必要となる。しか
も、10℃におけるフロンR22の蒸発潜熱は196J
/gであり、水と比べて大変小さいことがわかる。
【0029】<第2の実施形態>図2は、本発明の第2
の実施形態に係る冷却装置を示す系統斜視図である。こ
の図において、上記第1の実施形態と共通の部材には同
一の符号を付している。本実施形態に特徴的な構成は、
図2に示すように、タンク9と給水弁10との間の給水
経路に、不純物を除去する交換可能なストレーナ15を
設けたことである。この構成によると、タンク9から給
水される水は、ストレーナ15を通過する際にあらかじ
め異物が除去されるので、蒸発器1内にゴミが溜まるの
を防止できるようになる。また、寿命の近づいたストレ
ーナ15は、新しいものと交換すればよい。
【0030】<第3の実施形態>図3は、本発明の第3
の実施形態に係る冷却装置を示す系統斜視図である。こ
の図において、上記第1の実施形態と共通の部材には同
一の符号を付している。本実施形態に特徴的な構成は、
図3に示すように、給水経路を給水弁10を介して蛇口
16に接続することにより、水道直結式としたことであ
る。この構成によると、タンクに水を補給する必要がな
く、長時間の連続運転が可能となる。
【0031】<第4の実施形態>図4は、本発明の第4
の実施形態に係る冷却装置を示す系統斜視図である。こ
の図において、上記第1の実施形態と共通の部材には同
一の符号を付している。本実施形態に特徴的な構成は、
図4に示すように、給水経路を給水弁10を介して蛇口
16に接続することにより、水道直結式とするととも
に、蛇口16と給水弁10との間の給水経路に、不純物
を除去する交換可能なストレーナ15を設けたことであ
る。この構成によると、水道から給水される水は、スト
レーナ15を通過する際にあらかじめ異物が除去される
ので、蒸発器1内にゴミが溜まるのを防止できるように
なる。また、タンクに水を補給する必要がなく、水を長
時間の連続運転が可能となる。
【0032】<第5の実施形態>図5は、本発明の第5
の実施形態に係る冷却装置を示す系統斜視図である。こ
の図において、上記第2の実施形態と共通の部材には同
一の符号を付している。本実施形態に特徴的な構成は、
図5に示すように、タンク9と給水弁10との間の給水
経路、管路17の途中、管路2の途中、管路3の途中及
び排水経路13の途中に着脱可能に連結するジョイント
18を設けたことである。この構成によると、調節弁1
0や蒸発器1などの各構成部品が水あかなどで汚れて
も、各部品を取り外してそれぞれを洗浄したり、交換す
ることが可能となり、長期間の運転による管路の詰まり
や能力の劣化を低減できる。
【0033】
【発明の効果】以上説明したように本発明の冷却装置に
よると、蒸発器内で効率よく水を蒸発させることがで
き、その際の気化熱を利用して室内の冷房等を行うこと
ができる。そして、蒸発器から凝縮器に至る密閉系内を
減圧ファンにより減圧することにより、蒸発器内を温度
10〜30℃、かつ、圧力1.226〜4.239kP
a(9.2〜31.8mmHg)の範囲に維持して水を
蒸発させるとともに、凝縮器内を温度35〜60℃、か
つ、圧力5.625〜19.942kPa(42.2〜
149.6mmHg)の範囲に維持して水蒸気を凝縮さ
せるようにしたので、圧縮比の上昇が抑えられ、減圧フ
ァンの負荷を低減できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第1の実施形態に係る冷却装置を
示す系統斜視図である。
【図2】 本発明の第2の実施形態に係る冷却装置を
示す系統斜視図である。
【図3】 本発明の第3の実施形態に係る冷却装置を
示す系統斜視図である。
【図4】 本発明の第4の実施形態に係る冷却装置を
示す系統斜視図である。
【図5】 本発明の第5の実施形態に係る冷却装置を
示す系統斜視図である。
【図6】 従来の真空製氷装置の一例の系統説明図で
ある。
【符号の説明】
1 蒸発器 4 減圧ファン 5 モータ 8 排気経路 9 タンク 11 凝縮器 14 凝縮水回収タンク 15 ストレーナ 16 蛇口 18 ジョイント

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 蒸発器、凝縮器、前記蒸発器から前記凝
    縮器に至る水蒸気の搬送経路、該搬送経路の前記蒸発器
    の下流側に設けられ前記搬送経路内の密閉系を減圧する
    とともに、水蒸気を前記搬送経路内を通って前記凝縮器
    に搬送する減圧ファン、前記蒸発器に水を供給する給水
    経路と、前記密閉系を必要に応じて開放する排気経路
    と、前記凝縮器によって凝縮された水の排水経路と、を
    具備した冷却装置において、 前記蒸発器内を温度10〜30℃、かつ、圧力1.22
    6〜4.239kPa(9.2〜31.8mmHg)の
    範囲に維持して水を蒸発させるとともに、前記凝縮器内
    を温度35〜60℃、かつ、圧力5.625〜19.9
    42kPa(42.2〜149.6mmHg)の範囲に
    維持して水蒸気を凝縮させることを特徴とする冷却装
    置。
  2. 【請求項2】 前記給水経路の途中に、不純物を除去す
    る交換可能なストレーナを設けたことを特徴とする請求
    項1に記載の冷却装置。
  3. 【請求項3】 前記給水経路を水道に直結したことを特
    徴とする請求項1又は請求項2に記載の冷却装置。
  4. 【請求項4】 前記給水経路、前記搬送経路又は前記廃
    水経路を着脱可能に連結するジョイントを設けたことを
    特徴とする請求項1〜請求項3のいずれかに記載の冷却
    装置。
  5. 【請求項5】 前記減圧ファンが軸流ファンであること
    を特徴とする請求項1〜請求項4のいずれかに記載の冷
    却装置。
  6. 【請求項6】 前記減圧ファンが遠心式ファンであるこ
    とを特徴とする請求項1〜請求項4のいずれかに記載の
    冷却装置。
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