JP3832569B2 - 冷却装置 - Google Patents

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  • Devices For Blowing Cold Air, Devices For Blowing Warm Air, And Means For Preventing Water Condensation In Air Conditioning Units (AREA)

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、水を冷却用冷媒とするエアコンやチラーなどの冷却装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、蒸気圧縮式の冷凍サイクルを採用した空気調和機では、フロンやアンモニアなどを冷却媒体とするものが一般的である。しかしながら、フロンは地球温暖化やオゾン層破壊などの原因物質として環境問題が指摘されている。また、アンモニアは、その毒性、腐食性、臭気などの問題を有しており、現状では冷却冷媒としての実用性は乏しい。
【0003】
これに対し、容易に入手でき、安全性も高い水の蒸発熱(蒸発潜熱)を利用して冷却する方式も提案されている。しかしながら、大気圧下ではその気温における飽和水蒸気圧までしか蒸発させることができない。そのため、水の蒸発によって湿度が100%近くになるに伴って蒸発量が減り、冷却能力が低下してしまう。その結果、水面付近の空気の温度は周囲に比べて4〜5℃程度しか下がらないという欠点があった。
【0004】
また、水を収容した容器内の圧力を低下させることによって水の沸点を下げ、その水が蒸発するときに奪われる蒸発潜熱により水温を下げることも知られている。しかし、水蒸気の体積は水の数万〜数十万倍に膨れ上がるので、減圧された雰囲気を維持するためには、ピストン式やギア式のポンプで強制的に水蒸気を排出する必要がある。そのため、大容量なシリンダが必要であった。
【0005】
また、特開昭63−231150号公報や特開平7−280401号公報には、ヒートポンプや製氷装置などにおいて、水を冷媒として蒸発器や凝縮器で熱交換を行うようにした技術が開示されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
上記特開昭63−231150号公報に開示されたヒートポンプによると、気液分離器(内部温度60℃)内の圧力を真空ポンプにより−610mmHg程度まで下げた後、気液分離器内の温水から発生する水蒸気を断熱圧縮して約1気圧(1kg/cm2G=760mmHg)まで昇圧し、約120℃まで温度上昇した水蒸気から熱を回収することにより約100℃以上の高温水が得られる。この場合、気液分離器内に60℃の水蒸気を供給する必要があり、しかも、圧力を−610mmHgの超低圧まで下げられる高出力の真空ポンプが必要となる。そのため、運転コストが上昇する問題があった。
【0007】
他方、特開平7−280401号公報に開示された真空製氷装置110は、図6に示すように、真空製氷部A、吸収式冷凍機B、冷媒循環ラインCを備えている。真空製氷部Aは、水の三重点圧力以下の圧力条件に維持され、供給された水の一部を蒸発させ、この水の蒸発による潜熱で残りの水の一部を凍結させる真空製氷容器111と、真空製氷容器111内で蒸発した水蒸気を圧縮する圧縮機116と、真空製氷容器111内で蒸発した水蒸気を冷却して凝縮させる水蒸気冷却用熱交換器118を有する真空製氷部側凝縮器117とを具備する。そして、冷媒循環ラインCが蒸発器121の内部に設けられた冷媒冷却用熱交換器123及び水蒸気冷却用熱交換器118の内部を経て冷媒を循環させるように配設され、蒸発器121で発生した冷熱を水蒸気の冷却に利用するようになっている。
【0008】
この真空製氷装置110において、真空製氷容器111へ、氷蓄熱槽153からポンプ113により冷水供給パイプ112を経て冷水が連続的に供給される。一方で、圧縮機116を駆動させて、真空製氷容器111の内部の水蒸気を吸引し、その内部を氷の三重点圧力(4.6mmHg)以下の圧力(4.5mmHg)まで減圧するとともに、水蒸気を昇圧して製氷部側凝縮器117に送る。この凝縮器117では、昇圧された水蒸気が、水蒸気冷却用熱交換器118により冷却されて凝縮され、ドレーンとなる。このドレーンは、ドレーン戻り管120を介して真空製氷容器111に戻される。ここで、凝縮器117における凝縮温度は11℃であり、凝縮圧力は約10mmHgに設定される。真空製氷容器111の内部圧力が4.5mmHgであるので、圧縮機116に必要な圧力比は2.22である。
【0009】
しかしながら、凝縮器117では11℃まで温度を下げる必要があるので、エアコンなどの冷房装置には向かず、また常に真空ポンプ119で凝縮器117を10mmHgまで減圧しておく必要があり、真空ポンプ119の出力も大きなものが必要となってくる。また、真空製氷部Aの下部がポンプ115を介して大気に開放された氷蓄熱槽153に接続されているため、氷水スラリーの状態で真空製氷容器111から排出する際に、空気が逆流して入り恐れがある。そのため、真空製氷容器111内の機密性が充分に確保されず、内部の低圧を維持することは困難である。
【0010】
本発明は、上記の従来技術の問題に鑑みてなされたものであり、水蒸気の搬送される密閉経路を比較的小さな動力で減圧して、効率よく冷気を取り出せる冷却装置を提供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため本発明の冷却装置は、給水手段と、蒸発器と、ケーシングと、凝縮器と、凝縮水回収手段と、前記蒸発器に送風を行うための第1の送風手段と、前記凝縮器に送風を行うための第2の送風手段を備え、前記給水手段は、給水弁を介して第1の管路により前記蒸発器に接続され、前記蒸発器と前記ケーシングが第2の管路で接続されるとともに、前記第2の管路の途中にはバルブが配設され、前記ケーシングと前記凝縮器が第3の管路で接続され、前記凝縮水回収手段は、排水弁を介して第4の管路により前記凝縮器に接続され、前記ケーシングは、排気弁を介して排気経路に接続されるともに、内部に第3の送風手段を配設しており、前記給水弁を開いて前記給水タンクから前記蒸発器に水を供給した後、前記給水弁と前記排気弁は閉じて前記排水弁と前記バルブを開いた状態とし、前記第1、第2、第3の送風手段を駆動して、前記第1の送風手段により前記蒸発器で冷却された空気の送風を行うとともに、前記凝縮器の温度が所定の範囲内になるよう前記第2の送風手段の風量を調整することを特徴とする。これによると、運転時の圧縮比の上昇が抑えられる。
【0012】
また、再運転を行う場合は、前記バルブを閉じ、前記排水弁と前記排気弁を開き、前記第3の送風手段を駆動して前記ケーシング以降の前記凝縮器側の搬送経路を減圧した後、前記排気弁を閉じ前記バルブと前記給水弁を開くことにより前記蒸発器へ給水を行うことを特徴とする。そして、前記給水手段は水道であって、前記蒸発器に水を供給し、少なくとも前記給水弁と前記第1の管路を用いて形成される前記給水経路を、前記水道に直結すると、手作業による水の補給が不要となる。
【0014】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態について図面を参照して説明する。
<第1の実施形態>
図1は、本発明の第1の実施形態に係る冷却装置を示す系統斜視図である。図1に示すように、蒸発器1、ケーシング6及び凝縮器11が順次管路2及び管路3により連通接続されている。管路2の途中には、蒸発側バルブ23が配設されている。蒸発器1の前方には、ファンモータ19によって回転駆動されるファン20が配設されている。また、凝縮器11の前方には、ファンモータ21によって回転駆動されるファン22が配設されている。
【0015】
蒸発器1の上方には、水の収容されたタンク9が配置されている。タンク9は、給水弁10を介して管路17により蒸発器1の上流側に接続されている。これらのタンク9、給水弁10及び管路17は、給水経路を形成している。
【0016】
一方、凝縮器11の下方には、凝縮水回収タンク14が配置されている。凝縮水回収タンク14は、排水弁(凝縮水バルブ)12を介して管路13により凝縮器11の下流側に接続されている。これらの管路13、排水弁12及び凝縮水回収タンク14は、排水経路を形成している。
【0017】
蒸発器1は、パイプを端部で水平方向に折り返して上下方向に蛇行させた管路部1aと、管路部1aに直交する方向に略平行に配設された複数のフィン1bからなる。管路部1aの下端及び上端は、管路17の下流端及び管路2の上流端にそれぞれ接続されている。また、フィン1bの放熱面は隙間を有して互いに対向しており、その隙間をファン20の送風による空気が通過して放熱面と熱交換されることにより、冷却されるようになっている。
【0018】
一方、凝縮器11は、パイプを端部で水平方向に折り返して上下方向に蛇行させた管路部11aと、管路部11aに直交する方向に略平行に配設された複数のフィン11bからなる。管路部11aの上端及び下端は、管路3の下流端及び管路13の上流端にそれぞれ接続されている。また、フィン11bの放熱面は隙間を有して互いに対向しており、その隙間をファン22の送風による空気が通過して放熱面と熱交換されることにより、加熱されるようになっている。
【0019】
ケーシング6は、例えば、管路2,3より大きな内径寸法に選ばれた円筒状に形成されており、その上部には排気弁7を介して排気経路8が接続されている。排気経路8の下流端は大気中に開放されており、必要に応じて排気弁7を開くことにより、ケーシング6内の水蒸気又は空気を排出できるようになっている。ケーシング6の内部には、モータ5と、このモータ5によって回転駆動される減圧ファン4が配設されている。減圧ファン4は具体的には、軸流式、遠心式又は横断流式のファンを好適に使用できる。これらのファンにはプロペラファン、ターボファン、シロッコファン、クロスフローファンなどと呼ばれるものが含まれる。
【0020】
以上のような構成の冷却装置の使用形態の一例について説明する。給水弁10を開いてタンク9から蒸発器1に一定量の水を供給した後、給水弁10を閉じる。そして、蒸発側バルブ12を開いて減圧ファン4を駆動することにより、蒸発器1から凝縮器11に至る密閉系全体を減圧する。例えば、室温が30℃のとき、蒸発器1内の圧力を4.239kPa(31.8mmHg)以下に減圧すれば、蒸発器1に充填された水の一部は沸騰して蒸発し、その気化熱(蒸発潜熱)を奪われた残りの水が冷却される。その際、約2.26kJ/gの気化熱が奪われる。そして、例えば10℃まで冷却されると、蒸発器1内の圧力は1.226kPa(9.2mmHg)まで下がって水の沸騰が止まる。
【0021】
このとき、ファンモータ19を駆動してファン20によって蒸発器1に送風を行うことにより、フィン1bの放熱面で熱交換されて冷却された空気を送風して室内の冷房等を行うことができる。
【0022】
一方、減圧ファン4の駆動によって水蒸気は、管路2を通ってケーシング6内に導かれモータ5を冷却した後、管路3を通って凝縮器11内に搬送される。このとき、ファンモータ21を駆動してファン22によって凝縮器11に送風を行うことにより、空気はフィン11bの放熱面で熱交換され、水蒸気の凝縮熱を奪う。その結果、水蒸気は凝縮器11内で外気と熱交換されて凝縮され、水(ドレン)となる。本冷却装置では、温度35〜60℃、圧力5.625〜19.942kPa(42.2〜149.6mmHg)の範囲で凝縮するようにファン22の風量が調整されている。
【0023】
従って、ファン22の送風を継続することにより、水蒸気は続けて凝縮器11内で凝縮することになり、長時間の冷却装置の運転が可能となる。更には、ファン22の送風で強制的に凝縮熱を奪うことにより、凝縮器11内の雰囲気が温度60℃、圧力19.942kPa(149.6mmHg)以上に上昇するのを防止でき、圧縮比の上昇を抑制できる。これにより、減圧ファン4の負荷が軽減され、モータ5の焼き付きによる誤動作や故障を未然に防止できる。
【0024】
このような冷却装置を室内の冷房に使用するときには、例えば、蒸発器1やファン20を室内に配置し、管路2の一部、ケーシング6、管路3、凝縮器11などは室外に配置すればよく、室内の省スペース化が図られる。凝縮水回収タンク14内に凝縮水が溜まった場合は、排水経路13に設けられた排水弁12を閉鎖し、凝縮水回収タンク14を取り外して水を排水溝などに捨ててやればよい。
【0025】
また、冷却装置の再運転を行う場合は、管路2に設けられた蒸発側バルブ23を閉じ、タンク9から蒸発器1の間を低圧に保つとともに、凝縮水回収タンク14をセットした後、排水弁12と排気弁7を開き、モータ5を駆動して減圧ファン4を用いてケーシング6以降の凝縮水回収タンク14を含む凝縮器11側の搬送経路を減圧(排気)し、減圧終了後排気弁7を閉じて蒸発側バルブ23を開けばよい。
【0026】
ここで、本発明の冷却装置と一般的な蒸気圧縮式の冷凍サイクル(フロン冷媒)を用いたエアコンの冷却能力を比較してみることにする。通常、1馬力程度の出力のフロン用エアコンの冷却能力は約2.5kWである。本発明の冷却装置において、これと同程度の冷却能力を得るのに必要な水の蒸発量は、水の蒸発潜熱を2.26kJ/gとすると、2.5(kW)/2.26(kJ/g)=2.5×3.6×103(kJ/h)/2.26(kJ/g)=3.98kg/hとなる。これが毎分では、3980/60=66.3g/minとなる。つまりロスも含めて1分間に1馬力あたり大体75g/minの蒸発量が必要となる。
【0027】
一方、蒸発器1内を10℃まで冷却した場合、9.2mmHgの圧力下で水は沸騰して水蒸気となる。このときの水蒸気の体積は約107L/gである。よって、上記のように毎分75gの水を蒸発させると、水蒸気の発生量は約8m3/minとなる。即ち、フロン用エアコンと同等の冷却能力を水の蒸発潜熱を利用して得るには、圧縮機の吸入量が8m3/minであればよいことになる。
【0028】
この吸入量(8m3/min)は、大気中では直径20cmで50W程度の換気扇と同等であることから容易に実現することができる。ちなみにフロンR22は常温では気体であり、40℃で液体とするには1533.8kPa(15.64kgf/cm2)以上の圧縮力が必要であり相当大きな出力が必要となる。しかも、10℃におけるフロンR22の蒸発潜熱は196J/gであり、水と比べて大変小さいことがわかる。
【0029】
<第2の実施形態>
図2は、本発明の第2の実施形態に係る冷却装置を示す系統斜視図である。この図において、上記第1の実施形態と共通の部材には同一の符号を付している。本実施形態に特徴的な構成は、図2に示すように、タンク9と給水弁10との間の給水経路に、不純物を除去する交換可能なストレーナ15を設けたことである。この構成によると、タンク9から給水される水は、ストレーナ15を通過する際にあらかじめ異物が除去されるので、蒸発器1内にゴミが溜まるのを防止できるようになる。また、寿命の近づいたストレーナ15は、新しいものと交換すればよい。
【0030】
<第3の実施形態>
図3は、本発明の第3の実施形態に係る冷却装置を示す系統斜視図である。この図において、上記第1の実施形態と共通の部材には同一の符号を付している。本実施形態に特徴的な構成は、図3に示すように、給水経路を給水弁10を介して蛇口16に接続することにより、水道直結式としたことである。この構成によると、タンクに水を補給する必要がなく、長時間の連続運転が可能となる。
【0031】
<第4の実施形態>
図4は、本発明の第4の実施形態に係る冷却装置を示す系統斜視図である。この図において、上記第1の実施形態と共通の部材には同一の符号を付している。本実施形態に特徴的な構成は、図4に示すように、給水経路を給水弁10を介して蛇口16に接続することにより、水道直結式とするとともに、蛇口16と給水弁10との間の給水経路に、不純物を除去する交換可能なストレーナ15を設けたことである。この構成によると、水道から給水される水は、ストレーナ15を通過する際にあらかじめ異物が除去されるので、蒸発器1内にゴミが溜まるのを防止できるようになる。また、タンクに水を補給する必要がなく、水を長時間の連続運転が可能となる。
【0032】
<第5の実施形態>
図5は、本発明の第5の実施形態に係る冷却装置を示す系統斜視図である。この図において、上記第2の実施形態と共通の部材には同一の符号を付している。本実施形態に特徴的な構成は、図5に示すように、タンク9と給水弁10との間の給水経路、管路17の途中、管路2の途中、管路3の途中及び排水経路13の途中に着脱可能に連結するジョイント18を設けたことである。この構成によると、調節弁10や蒸発器1などの各構成部品が水あかなどで汚れても、各部品を取り外してそれぞれを洗浄したり、交換することが可能となり、長期間の運転による管路の詰まりや能力の劣化を低減できる。
【0033】
【発明の効果】
以上説明したように本発明の冷却装置によると、蒸発器内で効率よく水を蒸発させることができ、その際の気化熱を利用して室内の冷房等を行うことができる。そして、蒸発器から凝縮器に至る密閉系内を減圧ファンにより減圧することにより、水蒸気を凝縮させるようにしたので、圧縮比の上昇が抑えられ、減圧ファンの負荷を低減できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第1の実施形態に係る冷却装置を示す系統斜視図である。
【図2】 本発明の第2の実施形態に係る冷却装置を示す系統斜視図である。
【図3】 本発明の第3の実施形態に係る冷却装置を示す系統斜視図である。
【図4】 本発明の第4の実施形態に係る冷却装置を示す系統斜視図である。
【図5】 本発明の第5の実施形態に係る冷却装置を示す系統斜視図である。
【図6】 従来の真空製氷装置の一例の系統説明図である。
【符号の説明】
1 蒸発器
4 減圧ファン
5 モータ
8 排気経路
9 タンク
11 凝縮器
14 凝縮水回収タンク
15 ストレーナ
16 蛇口
18 ジョイント

Claims (3)

  1. 給水手段と、蒸発器と、ケーシングと、凝縮器と、凝縮水回収手段と、前記蒸発器に送風を行うための第1の送風手段と、前記凝縮器に送風を行うための第2の送風手段を備え、
    前記給水手段は、給水弁を介して第1の管路により前記蒸発器に接続され、
    前記蒸発器と前記ケーシングが第2の管路で接続されるとともに、前記第2の配管の途中にはバルブが配設され、
    前記ケーシングと前記凝縮器が第3の管路で接続され、
    前記凝縮水回収手段は、排水弁を介して第4の管路により前記凝縮器に接続され、
    前記ケーシングは、排気弁を介して排気経路に接続されるともに、内部に第3の送風手段を配設しており、
    前記給水弁を開いて前記給水タンクから前記蒸発器に水を供給した後、前記給水弁と前記排気弁は閉じて前記排水弁と前記バルブを開いた状態とし、前記第1、第2、第3の送風手段を駆動して、前記第1の送風手段により前記蒸発器で冷却された空気の送風を行うとともに、前記凝縮器の温度が所定の範囲内になるよう前記第2の送風手段の風量を調整することを特徴とする冷却装置。
  2. 再運転を行う場合は、前記バルブを閉じ、前記排水弁と前記排気弁を開き、前記第3の送風手段を駆動して前記ケーシング以降の前記凝縮器側の搬送経路を減圧した後、前記排気弁を閉じ前記バルブと前記給水弁を開くことにより前記蒸発器へ給水を行うことを特徴とする請求項1に記載の冷却装置。
  3. 前記給水手段は水道であって、前記蒸発器に水を供給し、少なくとも前記給水弁と前記第1の管路を用いて形成される給水経路を、前記水道に直結したことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の冷却装置。
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