JP6274961B2 - 空気冷媒式冷凍装置及びそのデフロスト方法 - Google Patents

空気冷媒式冷凍装置及びそのデフロスト方法 Download PDF

Info

Publication number
JP6274961B2
JP6274961B2 JP2014090927A JP2014090927A JP6274961B2 JP 6274961 B2 JP6274961 B2 JP 6274961B2 JP 2014090927 A JP2014090927 A JP 2014090927A JP 2014090927 A JP2014090927 A JP 2014090927A JP 6274961 B2 JP6274961 B2 JP 6274961B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
flow path
channel
air
pressure side
circulation
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2014090927A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2015210006A (ja
Inventor
伸哉 石塚
伸哉 石塚
瑞生 工藤
瑞生 工藤
啓太郎 阿部
啓太郎 阿部
津幡 行一
行一 津幡
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mayekawa Manufacturing Co
Original Assignee
Mayekawa Manufacturing Co
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mayekawa Manufacturing Co filed Critical Mayekawa Manufacturing Co
Priority to JP2014090927A priority Critical patent/JP6274961B2/ja
Publication of JP2015210006A publication Critical patent/JP2015210006A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6274961B2 publication Critical patent/JP6274961B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Description

本開示は、空気を冷媒とする冷凍サイクル中に設けた冷熱回収用熱交換機内に付着する霜等を融かして排出可能な空気冷媒式冷凍装置及びそのデフロスト方法に関する。
地球環境保全の見地から、フロン系の冷媒を用いた冷凍装置は見直しが迫られている。自然冷媒の代表であるアンモニアは、高効率で技術革新が進んでいる冷媒であるが、高圧ガスの管理の面から、まれに設置できない場面がある。
そこでフロン系冷媒、アンモニア冷媒の何れも使用せず、空気を冷媒とする空気冷媒式冷凍装置が求められている。
この空気冷媒式冷凍装置90は、図7に示すように、空気を圧縮機11で高温高圧の空気とし、これを一次冷却器で冷却した後、膨張機13で低温低圧の空気として、これを被冷却室60に導入して被冷却室60内の被冷却物を冷却するものであり、被冷却物を冷却した後の空気を再度圧縮機11に導入して、冷凍サイクルを形成している。このような空気冷媒式冷凍装置90では、被冷却室60から回収される空気内に含まれる雪又は霧状になった水分を除去するための霜除去器40や、被冷却室60から回収され圧縮機へ導入される空気を、膨張機13へ導入する空気と熱交換をして冷熱を回収する冷熱回収熱交換器30が設けられている(特許文献1参照)。
このような空気冷媒式冷凍装置90では、霜除去器40で回収されなかった雪又は霧状になった水分を吸入してしまい、この雪又は霧状になった水分は、冷熱回収熱交換器30の低圧側流路33内部で氷となって付着する。さらに、雪又は霧状になった水分が冷熱回収熱交換器30を通過した場合には、水分を含んだ空気が圧縮機11で圧縮された後、一次冷却器20を通過後に冷熱回収熱交換器30で冷却される際に氷となって冷熱回収熱交換器の高圧側流路31内部に付着する。冷熱回収熱交換器30内部に水分が氷結すると、冷熱回収熱交換器30の伝熱面積が低下して冷熱回収熱交換器30の性能が低下する。
そこで、霜除去器40と冷熱回収熱交換器30の低圧側流路33とを繋ぐ第3流路73に、加熱した空気を送出可能な送風ファン91及びヒータ92を設け、ヒータ92によって昇温させた空気を送風ファン91によって冷熱回収熱交換器30に送り込み、冷熱回収熱交換器30に付着する霜を融かして排出するデフロスト運転が提案されている(特許文献1参照)。
特開2010−223507号
従来の冷熱回収熱交換器の送風ファンは、系外の比較的に湿度の高い空気を吸い込むが、低圧側流路の温度は被冷却室内の温度と同程度に冷却されているので、ヒータによって昇温された湿度の高い空気を冷熱回収熱交換器の低圧側流路に送り込むと、低圧側流路が凝縮器として作用して、湿度の高い空気が低圧側流路内で結露して水が溜まる。この新たに溜まる水の量は、既に溜まっている水の量よりも多くなる。このため、水の排出工程が長くなり、装置の停止時間も長くなる。従って、被冷却室の運用上問題が生じる。
上述の事情に鑑みて、本発明の少なくとも一つの実施形態は、冷熱回収熱交換器に溜まる水の量を低減して冷凍装置の停止時間を短縮可能な空気冷媒式冷凍装置及びこのデフロスト方法を提供することを目的とする。
本発明の少なくとも一つの実施形態に係わる空気冷媒式冷凍装置は、
被冷却室から回収した空気を圧縮する圧縮機と、該圧縮機によって圧縮された圧縮空気を冷却する一次冷却器と、前記被冷却室から回収され前記圧縮機へ導入される空気を前記一次冷却器によって冷却された冷却空気と対向流にて熱交換する冷熱回収熱交換器と、被冷却室から回収した空気内に含まれる霜を除去可能な霜除去器と、前記冷熱回収熱交換器によって冷却された冷却圧縮空気を膨張させる膨張機とを備え、前記被冷却室から回収した空気を圧縮、冷却及び膨張することにより得られる低温空気を前記被冷却室に供給する冷凍サイクルシステムを構成する空気冷媒式冷凍装置であって、
前記冷熱回収熱交換器は、前記被冷却室から送出される空気が流れる低圧側流路と、前記一次冷却器から送出される空気が流れる高圧側流路を有し、
前記一次冷却器と前記冷熱回収熱交換器の前記高圧側流路の一端部とを繋ぐ第1流路から分岐して前記膨張機と前記冷熱回収熱交換器の前記高圧側流路の他端部とを繋ぐ第2流路に連通し、前記高圧側流路ともに循環路を形成する第1循環流路と、
前記被冷却室と前記冷熱回収熱交換器の前記低圧側流路の他端部とを繋ぐ第3流路から分岐して前記圧縮機と前記冷熱回収熱交換器の前記低圧側流路の一端部とを繋ぐ第4流路に連通し、前記低圧側流路ともに循環路を形成する第2循環流路と、
前記第1循環流路及び前記第2循環流路内の空気を加熱し、この加熱された空気を、前記第1循環流路と前記高圧側流路内、及び前記第2循環流路と前記低圧側流路内に送出するための加熱空気送出部と、が設けられているように構成される。
上記空気冷媒式冷凍装置によれば、第1循環流路及び第2循環流路内の空気を加熱し、この加熱された空気を、第1循環流路と高圧側流路内、及び第2循環流路と低圧側流路内に送出する加熱空気送出部が設けられているので、加熱空気送出部によって第1循環流路及び第2循環流路内の空気が加熱されて第1循環流路と高圧側流路内、及び第2循環流路と低圧側流路内に送出されると、この加熱空気によって高圧側流路及び低圧側流路内の霜を融かして水にする。一方、第1循環流路と高圧側流路、及び第2循環流路と低圧側流路のそれぞれの循環路内の加熱空気は、霜除去器によって霜等が除去されて加熱された空気であるので、系外の外気と比較して、湿度が低い。このため、加熱空気が高圧側流路及び低圧側流路を流れる際に、凝縮されて水になる量を低減することができる。特に、加熱空気が低圧側流路を流れる際に、凝縮される水の量を低減することができる。よって、冷熱回収熱交換器内に溜まる水の量を低減して冷凍装置の停止時間を短縮可能な空気冷媒式冷凍装置を実現できる。
また、幾つかの実施形態では、
前記第1循環流路を前記第1流路及び前記第2流路に連通させるとともに、前記第2循環流路を前記第3流路及び前記第4流路に連通させ、前記加熱空気送出部によって加熱された前記第1循環流路及び前記第2循環流路内の空気を、前記第1循環流路と前記高圧側流路内、及び前記第2循環流路と前記低圧側流路内に循環させて、前記冷熱回収熱交換器内の霜を除去するデフロスト運転を行うように構成される。
この場合、加熱空気送出部によって加熱された空気は、第1循環流路と高圧側流路内、及び第2循環流路と低圧側流路内を循環して流れるので、この循環する加熱空気によって冷熱回収熱交換器内の霜が融かされる。このため、低圧側流路及び高圧側流路に付着した霜を融かすことができ、熱回収用熱交換器内の霜を除去可能なデフロスト運転の実現が可能である。
また、幾つかの実施形態では、
前記第1循環流路の前記第1流路に繋がる側に該第1循環流路を開閉可能な第1開閉バルブが設けられ、
前記第2循環流路の前記第4流路に繋がる側に該第2循環流路を開閉可能な第2開閉バルブが設けられ、
前記高圧側流路及び前記低圧側流路のそれぞれには、該高圧側流路及び該低圧側流路で融けた水を系外に排出可能な第1排出バルブ及び第2排出バルブが設けられ、
前記第1開閉バルブ及び前記第2開閉バルブを閉じるとともに、前記第1排出バルブ及び第2排出バルブを開け、前記加熱空気送出部によって、加熱した系外の外気を前記第1循環流路及び前記第2循環流路を介して前記高圧側流路及び前記低圧側流路に導入して、前記デフロスト運転で融かされた前記冷熱回収熱交換器内の霜の水を前記第1排出バルブから排出する第1乾燥運転を行うように構成される。
この場合、第1乾燥運転時には、第1開閉バルブ及び第2開閉バルブを閉じるとともに、第1排出バルブ及び第2排出バルブを開け、加熱空気送出部によって、加熱した系外の外気を第1循環流路及び第2循環流路を介して高圧側流路及び低圧側流路に導入して、デフロスト運転で融かされた冷熱回収熱交換器内の霜の水を第1排出バルブ及び第2排出バルブから排出する。このため、高圧側流路及び低圧側流路内を乾燥させるとともに、冷熱回収熱交換器内に溜まる水を短時間で排出することができる。よって、デフロスト運転で融かされた冷熱回収熱交換器内の水を第1排出バルブ及び第2排出バルブから短時間で排出可能な第1乾燥運転を実現できる。
また、幾つかの実施形態では、
前記膨張機と前記被冷却室とを連通する第5流路に、該第5流路内の空気を系外に排出可能な第3排出バルブが設けられ、
前記被冷却室と前記冷熱回収熱交換器の前記低圧側流路の他端部とを連通する第6流路に、前記霜除去器が設けられ、
前記霜除去器には、該霜除去器内で融けた霜の水を系外に排出可能な第4排出バルブが設けられ、
前記第1開閉バルブ、前記第2開閉バルブ、第1排出バルブ及び第2排出バルブを閉じるとともに、前記第3排出バルブ及び前記第4排出バルブを開き、
前記加熱空気送出部によって、系外の外気を、前記第1循環流路、前記第2流路、前記膨張機、前記第5流路を介して前記第3排出バルブから排出させるとともに、前記第2循環流路、前記第3流路、前記霜除去器を介して前記第4排出バルブから排出させる第2乾燥運転を行うように構成される。
この場合、第2乾燥運転時には、第1開閉バルブ、第2開閉バルブ、第1排出バルブ及び第2排出バルブを閉じるとともに、第3排出バルブ及び第4排出バルブを開き、加熱空気送出部によって、系外の外気を、第1循環流路、第2流路、膨張機、第5流路を介して第3排出バルブから排出させるとともに、第2循環流路、第3流路、霜除去器を介して第4排出バルブから排出させる。第2乾燥運転時には、第1開閉バルブ、第2開閉バルブ、第1排出バルブ、第2排出バルブが閉じられているので、加熱空気送出部によって、系外の外気が第1循環流路に送出されると、外気は、第2流路、膨張機、第5流路を介して第3排出バルブから排出される。また、加熱空気送出部によって、系外の外気が第2循環流路に送出されると、外気は、第3流路、霜除去器を介して第4排出バルブから排出される。ここで、第2乾燥運転開始前には、前述したデフロスト運転が行われているので、第2流路や第5流路は加熱空気送出部から送出された空気の余熱によって昇温されている。このため、第2流路や第5流路内に霜が存在する場合には、この余熱によって霜が融かされて第2流路や第5流路内に水が溜まる虞がある。そこで、加熱空気送出部によって、系外の外気を第1循環流路に送出すると、この空気によって、第2流路や第5流路内に溜まる水を押し流して第3排出バルブから排出させることができる。よって、第2流路、膨張機、第5流路内に溜まる水を短時間で排出可能な第2乾燥運転を実現できる。
また、幾つかの実施形態では、
前記第1循環流路の前記第1流路に繋がる側に該第1循環流路を開閉可能な第1開閉バルブが設けられ、
前記第2循環流路の前記第4流路に繋がる側に該第2循環流路を開閉可能な第2開閉バルブが設けられ、
前記高圧側流路及び前記低圧側流路のそれぞれには、該高圧側流路及び該低圧側流路で融けた水を系外に排出可能な第1排出バルブ及び第2排出バルブが設けられ、
前記膨張機と前記被冷却室とを連通する第5流路に、該第5流路内の空気を系外に排出可能な第3排出バルブが設けられ、
前記被冷却室と前記冷熱回収熱交換器の前記低圧側流路の他端部とを連通する第6流路に、前記霜除去器が設けられ、
前記霜除去器には、該霜除去器内で融けた霜の水を系外に排出可能な第4排出バルブが設けられ、
前記第1開閉バルブ及び前記第2開閉バルブを閉じて前記第1排出バルブ及び第2排出バルブを開き、前記加熱空気送出部によって、系外の外気を前記第1循環流路及び前記第2循環流路を介して前記高圧側流路及び前記低圧側流路に流して、前記デフロスト運転で融かされた前記冷熱回収熱交換器内の霜の水を前記第1排出バルブから排出する第1乾燥運転と、
前記第3排出バルブ及び前記第4排出バルブを開いて、前記加熱空気送出部によって、系外の外気を、前記第1循環流路、前記第2流路、前記膨張機、前記第5流路を介して前記第3排出バルブから排出させるとともに、前記第2循環流路、前記第3流路、前記霜除去器を介して前記第4排出バルブから排出させる第2乾燥運転を行うように構成される。
この場合、第1開閉バルブ及び第2開閉バルブを閉じて第1排出バルブ及び第2排出バルブを開き、加熱空気送出部によって、加熱された系外の外気を第1循環流路及び第2循環流路に送出すると、前述したように第1乾燥運転が行われて冷熱回収熱交換器内の水が第1排出バルブ及び第2排出バルブから排出される。さらに、第3排出バルブ及び前記第4排出バルブを開き、加熱空気送出部によって、加熱された系外の外気を第1循環流及び第2循環流に送出すると、前述したように第2乾燥運転が行われて第2流路、膨張機、第5流路及び霜除去器に貯留する水が第3排出バルブ及び第4排出バルブから排出される。よって、冷熱回収熱交換器内の水や、第2流路、膨張機、第5流路内に溜まる水を短時間で同時に排出可能な第1乾燥運転及び第2乾燥運転を実現できる。
また、幾つかの実施形態では、
前記第1乾燥運転には、前記加熱した系外の外気を前記第1循環流路及び前記第2循環流路を介して前記高温側流路及び前記低圧側流路に導入して、前記デフロスト運転で融かされた前記冷熱回収熱交換器内の霜の水を前記第1排出バルブ及び前記第2排出バルブから排出した後に、前記加熱空気送出部によって、系外の外気を前記第1循環流路及び前記第2循環流路を介して前記高温側流路及び前記低圧側流路に導入して、該高圧側流路及び該低圧側流路を冷却する冷却運転を含むように構成される。
この場合、第1乾燥運転には、加熱した系外の外気を第1循環流路及び第2循環流路を介して高圧側流路及び低圧側流路に導入して、デフロスト運転で融かされた冷熱回収熱交換器内の霜の水を第1排出バルブ及び第2排出バルブから排出した後に、加熱空気送出部によって、系外の外気を第1循環流路及び第2循環流路を介して高圧側流路及び低圧側流路に導入して、該高圧側流路及び該低圧側流路を冷却する冷却運転を含む。前述したように、第1乾燥運転時には、加熱空気が系内を通流すると、系内の温度は高くなり、この状態で空気冷媒式冷凍装置を運転すると、被冷却室の温度を所望の温度にするのに時間がかかる虞が生じる。そこで、加熱空気を系内に送り込んだ後に、冷熱回収熱交換器を冷やす必要がある。このため、冷却運転を行うことで、系外の外気を第1循環流路及び第2循環流路を介して高圧側流路及び低圧側流路に導入されて冷熱回収熱交換器を冷やすことができる。また、外気を系内に導入して通流させることで、冷熱回収熱交換器の温度を短時間で冷却することができる。
また、幾つかの実施形態では、
前記冷熱回収熱交換器は、前記低圧側流路及び前記高圧側流路が鉛直方向に沿って配置され、前記高圧側流路を下方から上方に流れる空気と前記低圧側流路を上方から下方に流れる空気との間で熱交換を行うように構成されている。
この場合、低圧側流路及び高圧側流路を流れる空気を対向流とし、高圧側流路を流れる空気が下方から上方に流れることで、装置の停止時に冷熱回収熱交換器内が0℃以上となると、冷熱回収熱交換器内に溜まる水を自重で落下させることができる。よって、冷熱回収熱交換器からの水の排出を容易にすることができる。
また、本発明の少なくとも一つの実施形態に係わる空気冷媒式冷凍装置のデフロスト方法は、
請求項1に記載の空気冷媒式冷凍装置のデフロスト方法であって、
前記加熱空気送出部によって前記第1循環流路及び前記第2循環流路内の加熱された空気を、前記第1循環流路と前記高圧側流路内、及び前記第2循環流路と前記低圧側流路内に循環させて、前記冷熱回収熱交換器内の霜を除去するデフロスト運転を行い、
前記デフロスト運転の後に、前記加熱空気送出部によって、加熱された系外の外気を前記第1循環流路及び前記第2循環流路を介して前記高圧側流路及び前記低圧側流路に流して、前記デフロスト運転で融かされた前記冷熱回収熱交換器内の霜の水を前記高圧側流路に連通する第1排出バルブ及び前記低圧側流路に連通する第2排出バルブから排出する第1乾燥運転を行い、
前記第1乾燥運転の後に、前記加熱空気送出部によって、系外の外気を、前記第1循環流路、前記第2流路、前記膨張機を介して、該膨張機と前記被冷却室とを連通する第5流路に設けられた第3排出バルブから排出させるとともに、前記第2循環流路、前記第3流路、前記被冷却室と前記冷熱回収熱交換器の前記低圧側流路とを連通する第6流路に設けられた霜除去器を介して該霜除去器に設けられた第4排出バルブから排出させる第2乾燥運転を行うように構成される。
上記空気冷媒式冷凍装置のデフロスト方法によれば、冷熱回収熱交換器内の霜を除去するデフロスト運転と、加熱空気送出部によって系外の外気によって、デフロスト運転で融かされた冷熱回収熱交換器内の霜の水を第1排出バルブから排出する第1乾燥運転と、加熱された系外の外気を、第1循環流路、第2流路、膨張機を介して、該膨張機と被冷却室とを連通する第5流路に設けられた第3排出バルブから排出させるとともに、第2循環流路、第3流路、被冷却室と冷熱回収熱交換器の低圧側流路とを連通する第6流路に設けられた霜除去器を介して該霜除去器に設けられた第4排出バルブから排出させる第2乾燥運転とを行うことで、デフロスト運転時には、加熱された空気は、第1循環流路と高圧側流路内、及び第2循環流路と低圧側流路内を循環して流れ、この循環する空気によって冷熱回収熱交換器内の霜を融かすことができる。また、第1循環流路と高圧側流路、及び第2循環流路と低圧側流路のそれぞれの循環路内の加熱空気は、霜除去器によって霜等が除去されて加熱された空気であるので、系外の外気と比較して、湿度が低い。このため、加熱空気が高圧側流路及び低圧側流路を流れる際に、凝縮されて水になる量を低減することができる。特に、加熱空気が低圧側流路を流れる際に、凝縮される水の量を低減することができる。
また、第1乾燥運転時において、加熱空気送出部で加熱された系外の外気によって、冷熱回収熱交換器内の高圧側流路及び低圧側流路を乾燥させるとともに、デフロスト運転で融かされた冷熱回収熱交換器内の霜の水を第1排出バルブ及び第2排出バルブから排出することができる。さらに第2乾燥運転において、加熱空気送出部で送出される系外の外気によって、第2流路、膨張機、第5流路に溜まる水や第3流路、霜除去器に溜まる水を、短時間で排出することができる。よって、冷熱回収熱交換器内の水を確実に除去可能であるととともに、第2流路、膨張機、第5流路に溜まる水や第3流路、霜除去器に溜まる水を、短時間で排出可能な空気冷媒式冷凍装置のデフロスト方法を実現することができる。
また、本発明の少なくとも一つの実施形態に係わる空気冷媒式冷凍装置のデフロスト方法は、
請求項1に記載の空気冷媒式冷凍装置のデフロスト方法であって、
前記加熱空気送出部によって前記第1循環流路及び前記第2循環流路内の加熱された空気を、前記第1循環流路と前記高圧側流路内、及び前記第2循環流路と前記低圧側流路内に循環させて、前記冷熱回収熱交換器内の霜を除去するデフロスト運転と、
前記デフロスト運転の後に、前記加熱空気送出部によって加熱された系外の外気を、前記第1循環流路及び前記第2循環流路を介して前記高圧側流路及び前記低圧側流路に導入して、前記デフロスト運転で融かされた前記冷熱回収熱交換器内の霜の水を前記高圧側流路に連通する第1排出バルブ及び前記低圧側流路に連通する第2排出バルブから排出し、且つ前記加熱空気送出部によって加熱された系外の外気を、前記第1循環流路、前記第2流路、前記膨張機を介して、該膨張機と前記被冷却室とを連通する第5流路に設けられた第3排出バルブから排出させるとともに、前記第2循環流路、前記第3流路、前記被冷却室と前記冷熱回収熱交換器の前記低圧側流路とを連通する第6流路に設けられた霜除去器を介して該霜除去器に設けられた第4排出バルブから排出させる乾燥運転を行うように構成される。
上記空気冷媒式冷凍装置のデフロスト方法によれば、冷熱回収熱交換器内の霜を除去するデフロスト運転と、加熱された系外の外気を、第1循環流路及び第2循環流路を介して高圧側流路及び低圧側流路に流して排出するとともに、系外の外気を、第1循環流路、第2流路、膨張機、第5流路を介して第3排出バルブから排出し、且つ第2循環流路、第3流路、霜除去器を介して第4排出バルブから排出する乾燥運転を行う。このため、デフロスト運転によって、冷熱回収熱交換器内の霜を融かすことができる。また、第1循環流路と高圧側流路、及び第2循環流路と低圧側流路のそれぞれの循環路内の加熱空気は、霜除去器によって霜等が除去されて加熱された空気であるので、系外の外気と比較して、湿度が低い。このため、加熱空気が高圧側流路及び低圧側流路を流れる際に、凝縮されて水になる量を低減することができる。特に、加熱空気が低圧側流路を流れる際に、凝縮される水の量を低減することができる。
また、乾燥運転では、加熱空気送出部で加熱された系外の外気によって、冷熱回収熱交換器内の高圧側流路及び低圧側流路を乾燥させるとともに、デフロスト運転で融かされた冷熱回収熱交換器内の霜の水を第1排出バルブ及び第2排出バルブから排出することができる。さらに加熱空気送出部で加熱された系外の外気によって、第2流路、膨張機、第5流路に溜まる水や第3流路、霜除去器に溜まる水を、短時間で排出することができる。よって、冷熱回収熱交換器内の水を確実に除去可能であるととともに、第2流路、膨張機、第5流路に溜まる水や第3流路、霜除去器に溜まる水を、同時に短時間で排出可能な空気冷媒式冷凍装置のデフロスト方法を実現することができる。
本発明の少なくとも幾つかの実施形態によれば、冷熱回収熱交換器に溜まる水の量を低減して冷凍装置の停止時間を短縮可能な空気冷媒式冷凍装置及びこのデフロスト方法を提供することができる。
本発明の幾つかの実施形態に係る空気冷媒式冷凍装置の冷却運転時の概略説明図である。 本発明の幾つかの実施形態に係る冷熱回収熱交換器の内部構造を示した概略斜視図である。 本発明の幾つかの実施形態に係る空気冷媒式冷凍装置のデフロスト運転時の概略説明図である。 本発明の幾つかの実施形態に係る空気冷媒式冷凍装置の第1乾燥運転時の概略説明図である。 本発明の幾つかの実施形態に係る空気冷媒式冷凍装置の第2乾燥運転時の概略説明図である。 本発明の幾つかの実施形態に係る空気冷媒式冷凍装置の乾燥運転時の概略説明図である。 従来の空気冷媒式冷凍装置の概略説明図である。
以下、添付図面を参照して本発明の実施形態について、図1〜図6を参照しながら説明する。先ず、本発明の空気冷媒式冷凍装置のデフロスト方法の実施形態を説明する前に、空気冷媒式冷凍装置の実施形態について説明する。なお、この実施形態として記載されている又は図示されている構成部品の材質、形状、その相対的配置等は、本発明の範囲をこれに限定する趣旨ではなく、単なる説明例にすぎない。
図1は、本発明の幾つかの実施形態に係る空気冷媒式冷凍装置の概略説明図を示している。この空気冷媒式冷凍装置1は、図1に示すように、膨張機一体型圧縮機10、一次冷却器20、冷熱回収熱交換器30、霜除去器40、ヒータ付きファン50,55とを、備えている。この膨張機一体型圧縮機10の圧縮機11から流出した空気は、一次冷却器20、冷熱回収熱交換器30、膨張機一体型圧縮機10の膨張機13の順に流れて、被冷却室60に導入される。一方、被冷却室60からの戻り空気は、霜除去器40で霜等が除去された後に、冷熱回収熱交換器30で一次冷却器20を経た空気と熱交換されて膨張機一体型圧縮機10の圧縮機11に戻されて、空気の冷凍サイクルが形成されている。
膨張機一体型圧縮機10は、その中央部にモータ15が配設され、モータ15の両側から同軸上に延びる一対の駆動軸15aのそれぞれに、圧縮機11と膨張機13が接続されて駆動可能に構成されている。膨張機一体型圧縮機10は、膨張機13の回転動力が圧縮機11の駆動軸15aに伝達されることで、動力回収がなされるように構成されている。
一次冷却器20は、フィンチューブ型熱交換器であり、冷却水が流れる冷却水流路21と、圧縮機11から送出された高温高圧の空気が流れる高圧側流路23とを備える。高圧側流路23を流れる空気は、冷却水流路21を流れる水と熱交換されて冷却される。なお、本実施形態では、一次冷却器20にフィンチューブ型熱交換器を用いたが、圧縮機11を経た空気を冷却することができれば他のタイプの冷却器を用いてもよい。一次冷却器20の高圧側流路23は、第1流路71の上流側71aを介して膨張機一体型圧縮機10の圧縮機11に接続されている。一次冷却器20の冷却水流路21は、水を冷却する冷却塔(図示せず)に連通している。
図2は、本発明の幾つかの実施形態に係る冷熱回収熱交換器30の内部構造を示した概略斜視図である。冷熱回収熱交換器30は、図1及び図2に示すように、一次冷却器20で冷却された空気が流れる高圧側流路31と、被冷却室60から戻された空気が流れる低圧側流路33とが積層して組立され、サイドプレート35に保持されて一体構造となっている。高圧側流路31に組み込まれるフィン31aは、薄肉のアルミニウム製であり、上下方向に延びるとともに前後方向に等ピッチを有して配設されている。また、低圧側流路33に組み込まれるフィン33aは、高圧側流路31のフィン31aと同様に、薄肉のアルミニウム製であり、上下方向に延びるとともに前後方向に等ピッチを有して配設されている。
高圧側流路31を流れる空気と低圧側流路33を流れる空気の熱交換の効率を上げるためには、フィン31a、33aのピッチを密にし、且つフィン31a、33aの高さも低めにするのが有効であるが、過剰にフィン31a、33aのピッチを密にし、且つフィン31a、33aの高さを低くすると、冷熱回収熱交換器30内を流れる空気の圧力損失が大きくなる。このため、圧力損失を小さくするには、フィン31a、33aのピッチを若干粗くして、フィンの高さを高めにするのがよい。
冷熱回収熱交換器30内での高圧側流路31を流れる空気と低圧側流路33を流れる空気の流動方法は、対向流型であるとともに上下方向に流れる。冷熱回収熱交換器30の高圧側流路31の一端部は、第1流路71の下流側71bを介して連通している。また冷熱回収熱交換器30の高圧側流路31の他端部は第2流路72を介して膨張機一体型圧縮機10の膨張機13に連通している。また冷熱回収熱交換器30の低圧側流路33の一端部は、第4流路74を介して膨張機一体型圧縮機の圧縮機11に連通している。さらに、冷熱回収熱交換器30の低圧側流路33の他端部は、第3流路73を介して霜除去器40内に設けられた折り返し流路41の出口側端部41aに連通している。膨張機13は、第5流路75を介して被冷却室60の吹出口60aに連通している。膨張機13には、膨張機13内に溜まる水を排出可能な排出バルブ13aが設けられている。第5流路75の下流側には、第5流路75内に溜まる水を排出可能な排出バルブ75aと、第5流路75を開閉可能な開閉バルブ75bが設けられている。
霜除去器40は、図1に示すように、霜を含んだ冷却空気が流れる折り返し流路41を有して構成される。折り返し流路41内に排出された冷却空気内の霜は、折り返し流路41の通流時に遠心力によって分離される。折り返し流路41の入口側端部41bは、第6流路76を介して被冷却室60の戻り口60bに連通している。第6流路76には、第6流路76を開閉可能な開閉バルブ76aが設けられている。霜除去器40の折り返し流路41の出口側端部41aは、第3流路73を介して冷熱回収熱交換器30の低圧側流路33の他端に連通している。霜除去器40の底部には、霜除去器40内に溜まる水を排出可能な排出バルブ40aが設けられている。
また、第1流路71の下流側71bと第2流路72には、第1流路71の下流側71bから分岐して第2流路72に接続された第1循環流路78が設けられている。第1循環流路78の上流側には、第1循環流路78を開閉可能な開閉バルブ78aと、第1循環流路78内の空気を加熱して第1循環流路78に送出可能なヒータ付きファン50が設けられている。ヒータ付きファン50には、系外の外気を導入するときに開く開閉バルブ50aが設けられている。また、第1循環流路78のヒータ付きファン50よりも下流側には、第1循環流路78を開閉可能な開閉バルブ78bが設けられている。また、第1循環流路78の開閉バルブ78aよりも上流側には、冷熱回収熱交換器30内の高圧側流路31に溜まる水を排出可能な排出バルブ78cが設けられている。
一方、第3流路73と第4流路74には、第4流路74から分岐して第3流路73に接続された第2循環流路80が設けられている。第2循環流路80の上流側には、第2循環流路80を開閉可能な開閉バルブ80aと、第2循環流路80内の空気を加熱して第2循環流路80内に送出可能なヒータ付きファン55が設けられている。ヒータ付きファン55には、系外の外気を導入するときに開く開閉バルブ55aが設けられている。また、第2循環流路80のヒータ付きファン55よりも下流側には、第2循環流路80を開閉可能な開閉バルブ80bが設けられている。また、第2循環流路80の開閉バルブ80aよりも上流側には、冷熱回収熱交換器30の低圧側流路33に溜まる水を排出可能な排出バルブ80cが設けられている。
次に、空気冷媒式冷凍装置1の冷却運転時における動作について、図1を参照しながら説明する。先ず、開閉バルブ78a、78b、80a、80b及び排出バルブ13a、40a、75a、78c、80cを閉とし、開閉バルブ75b、76aを開として運転する。空気冷媒式冷凍装置1の運転時には、被冷却室60中の約−60℃の常圧空気は吸引されて冷熱回収熱交換器30の低圧側流路33の上方より導入される。低圧側流路33に導入された空気(約−60℃)は、冷熱回収熱交換器30で圧縮機11及び一次冷却器20を経て冷熱回収熱交換器30の高圧側流路31に導入された空気に、保有する冷熱を与えることで約35℃の空気となる。
冷熱回収熱交換器30を経て約35℃となった空気は、圧縮機11で必要圧力まで圧縮されて約93℃まで温度が上昇する。温度が上昇した空気は、一次冷却器20で約40℃まで冷却されて、冷熱回収熱交換器30の高圧側流路31に下方より導入される。ここで、冷熱回収熱交換器30に導入された空気は、約−60℃の空気と熱交換されて約−55℃まで冷却される。
冷熱回収熱交換器30を経て約−55℃まで冷却された空気は、膨張機13に導入されて大気圧近傍まで膨張して約−80℃となる。こうして約−80℃となった空気を被冷却室60に供給することで、被冷却室60内を冷却する冷凍サイクルシステムが構成される。即ち、冷却運転時には、圧縮機11→一次冷却器20→冷熱回収熱交換器30の高圧側流路31→膨張機13→被冷却室60→冷熱回収熱交換器30の低圧側流路33→圧縮機11の順に空気を循環させる冷凍サイクルシステムが構成されている。
しかしながら、このような空気冷媒式冷凍装置1では、被冷却室60から雪又は霧状になった水分を吸入してしまい、雪又は霧状になった水分の吸入により冷熱回収熱交換器30の低圧側流路33内で氷となって付着する。さらに、雪又は霧状になった水分が冷熱回収熱交換器30を通過した場合には、水分を含んだ空気が圧縮機11で圧縮された後、一次冷却器20を通過後に冷熱回収熱交換器30で冷却される際に氷となって冷熱回収熱交換器30の高圧側流路31内に付着する。冷熱回収熱交換器30内に水分が氷結すると、冷熱回収熱交換器30においては伝熱面積が低下し冷凍機性能が低下する。
そこで、冷熱回収熱交換器30内に霜が付着した場合、霜を除去するためのデフロスト方法を行う。デフロスト方法は、冷熱回収熱交換器30内の霜を融かすデフロスト運転と、デフロスト運転によって融かされて冷熱回収熱交換器30内に溜まる水を排出して冷熱回収熱交換器30内を乾燥させる第1乾燥運転と、デフロスト運転時の余熱によって冷熱回収熱交換器30に繋がる流路や霜除去器40内に溜まる水を排出して乾燥させる第2乾燥運転と、を含む。なお、冷却運転からデフロスト方法への切り替えは、例えば冷熱回収熱交換器30の低圧側流路31と高圧側流路33のそれぞれに出口と入口間の差圧を測定する差圧計を設け、熱交換器の圧力損失の上昇を検知した場合、自動的にデフロスト運転を開始するように構成してもよい。
図3は、本発明の幾つかの実施形態に係る空気冷媒式冷凍装置のデフロスト運転時の概略説明図である。先ず、図3を用いて、本実施形態における空気冷媒式熱交換器のデフロスト運転の動作について説明する。デフロスト運転時では、4つの開閉バルブ78a、78b、80a、80bを開とし、2つの開閉バルブ75b、76aを閉とし、6つの排出バルブ13a、50a、55a、75a、78c、80cを閉として運転する。
第1循環流路78に設けられたヒータ付きファン50を作動させ、ヒータ付きファン50によって第1循環路78内の空気を加熱して第1循環流路78内に送出する。第1循環路78内に送出された加熱空気は、第1循環流路78の開閉バルブ78b側に流れて第2流路72を流れ、冷熱回収熱交換器30の高圧側流路31の上方から導入される。高圧側流路31に導入された加熱空気は、高圧側流路31の通流時に高圧側流路31に付着する霜を融かす。ここで、ヒータ付きファン50によって加熱された第1循環流路78内の加熱空気は、排出バルブ78c等が閉となっているので、第1循環流路78は閉じた状態になっている。このため、第1循環流路78内の加熱空気は、系外の外気と比較して、絶対湿度が低いので、高圧側流路31に霜を付着させることはない。従って、加熱空気は高圧側流路31内を通流して、第1循環流路78と高圧側流路31内を循環して流れる。
また、これと同時に、第2循環流路80に設けられたヒータ付きファン55を作動させて、第2循環流路80内の空気を加熱して第2循環流路80内に送出する。第2循環流路80内に送出された加熱空気は、第2循環流路80の開閉バルブ80b側に流れて第3流路73を流れ、冷熱回収熱交換器30の低圧側流路33の上方から導入される。低圧側流路33に導入された加熱空気は、低圧側流路33の通流時に低圧側流路33に付着する霜を融かす。ここで、ヒータ付きファン55によって加熱された第2循環路80内の加熱空気は、排出バルブ80cが閉となっているので、第2循環流路80は閉じた状態になっている。このため、第2循環流路80内の加熱空気は、系外の外気と比較して、絶対湿度が低いので、低圧側流路33に霜を付着させることはない。従って、加熱空気は低圧側流路33内を通流して、第2循環流路80と低圧側流路33内を循環して流れる。よって、この循環する加熱空気によって、冷熱回収熱交換器30の高圧側流路31及び低圧側流路33に付着する霜を容易に除去することができる。
次に、第1乾燥運転について図4を参照しながら説明する。第1乾燥運転時では、2つの開閉バルブ78a、80aを閉とし、6つの開閉バルブ50a、55a、75b、76a、78b、80bを開とし、2つの排出バルブ78c、80cを開とし、3つの排出バルブ13a、40a、75aを閉として運転する。
第1循環流路78に設けられたヒータ付きファン50を作動させて、系外の外気を加熱して第1循環流路78内に送出する。第1循環流路78内に送出された加熱外気(約60℃)は、第1循環流路78の開閉バルブ78b側に流れて第2流路72を流れ、冷熱回収熱交換器30の高圧側流路31の上方から導入される。高圧側流路31に導入された加熱外気は、高圧側流路31の通流時に高圧側流路31を加熱して乾燥させるとともに、高圧側流路31に溜まる水を高圧側流路31の下側へ押し流して排出バルブ78cから排出させる。
また、これと同時に、第2循環流路80に設けられたヒータ付きファン55を作動させて、系外の外気を第2循環流路80内に送出する。第2循環流路80内に送出された加熱外気(約60℃)は、第2循環流路80の開閉バルブ80b側に流れて第3流路73を流れ、冷熱回収熱交換器30の低圧側流路33の上方から導入される。低圧側流路33に導入された加熱外気は、低圧側流路33の通流時に低圧側流路33を加熱して乾燥させるとともに、低圧側流路33に溜まる水を低圧側流路33の下側へ押し流して排出バルブ80cから排出させる。
このように、系外の加熱空気を第2流路72、第3流路73及び冷熱回収熱交換器30に通流させることで、第2流路72、第3流路73及び冷熱回収熱交換器30を乾燥させることができるとともに、加熱空気が通流する系内に溜まる水を短時間で排出することができる。
ここで、加熱空気が系内を通流すると、系内の温度は高くなり(例えば、約60℃)、この状態で空気冷媒式冷凍装置1を運転すると、被冷却室60の温度を所望の温度(例えば、約−60℃)にするのに時間を要する虞が生じる。そこで、加熱空気を系内に送り込んだ後に、系内を冷やすため、ヒータ付きファン50のヒータ51を非作動状態にしてファン52を作動させ、系内に外気を導入する。即ち、ヒータ付きファン50のファン52のみ作動させて、系外の外気を第1循環流路78内に送出する。第1循環流路78内に送出された外気(例えば、約20〜30℃)は、第1循環流路78→第2流路72→冷熱回収熱交換器30の高圧側流路31を流れて、排出バルブ78cから排出される。
また、これと同時に、ヒータ付きファン55のファン57のみ作動させて、系外の外気を第2循環流路80内に送出する。第2循環流路80内に送出された外気(例えば、約20〜30℃)は、第2循環流路80→第3流路73→冷熱回収熱交換器30の低圧側流路33を流れて、排出バルブ80cから排出される。
このように外気を系内に導入して通流させることで、系内の温度を短時間で冷却することができる。
次に、第2乾燥運転について図5を参照しながら説明する。第2乾燥運転時では、4つの開閉バルブ50a、55a、78b、80bを開とし、4つの開閉バルブ75b、76a、78a、80aを閉とし、2つの排出バルブ40a、75aを開とし、2つの排出バルブ78c、80cを閉として運転する。
第1循環流路78に設けられたヒータ付きファン50のヒータ51を非作動状態にしてファン52を作動させて、系外の外気を第1循環流路78内に送出する。第1循環流路78内に送出された外気(約20〜30℃)は、第1循環流路78→第2流路72→膨張機13→第5流路75を流れて、排出バルブ75aから排出される。また、これと同時に、第2循環流路80に設けられたヒータ付きファン55のヒータ56を非作動状態にしてファン57を作動させて、系外の外気を第2循環流路80内に送出する。第2循環流路80内に送出された外気(約20〜30℃)は、第2循環流路80→第3流路73→霜除去器40を流れて、排出バルブ40aから排出される。
このように、外気を、第2流路72、膨張機13、第3流路73、霜除去器40に通流させることで、これら系内に溜まる水を短時間で排出することができる。
前述した空気冷媒式冷凍装置1のデフロスト方法も実施形態では、デフロスト運転の後に第1乾燥運転を行い、第1乾燥運転の後に第2乾燥運転を行う場合を示したが、デフロスト運転の後に、第1乾燥運転及び第2乾燥運転(以下、第1乾燥運転及び第2乾燥運転を、併せて「乾燥運転」と記す)を同時に行うようにしてもよい。
このデフロスト方法の他の実施形態に係わるデフロスト運転は、前述した実施形態のデフロスト運転と同様であるので、その説明は省略する。第1乾燥運転及び第2乾燥運転を同時に行う乾燥運転では、図6に示すように、4つの開閉バルブ50a、55a、78b、80bを開とし、4つの開閉バルブ75b、76a、78a、80aを閉とし、4つの排出バルブ40a、75a、78c、80cを開とし、1つの排出バルブ13aを閉として運転する。
第1循環流路78に設けられたヒータ付きファン50を作動させて、系外の外気を加熱して第1循環流路78内に送出する。第1循環流路78内に送出された加熱外気(約60℃)は、第1循環流路78→第2流路72→冷熱回収熱交換器30の高圧側流路31を流れて、これらの系内を加熱して乾燥させるとともに、高圧側流路31に溜まる水を排出バルブ78cから排出させる。また、第1循環流路78内に送出された加熱外気(約60℃)は、第1循環流路78→第2流路72→膨張機13→第5流路75を流れて、これらの系内に溜まる水とともに排出バルブ75aから排出される。
これと同時に、第2循環流路80に設けられたヒータ付きファン55を作動させて、系外の外気を加熱して第2循環流路80内に送出する。第2循環流路80内に送出された加熱外気(約60℃)は、第2循環流路80→第3流路73→冷熱回収熱交換器30の低圧側流路33を流れて、これらの系内を加熱して乾燥させるとともに、低圧側流路33に溜まる水を排出バルブ80cから排出させる。また、第2循環流路80内に送出された加熱外気(約60℃)は、第2循環流路80→第3流路73→霜除去器40の折り返し流路41を流れて、これらの系内に溜まる水とともに排出バルブ40aから排出される。
加熱空気を系内に送り込んで乾燥させて水を排出させた後には、系内を冷やすため、ヒータ付きファン50のヒータ51を非作動状態にしてファン52を作動させ、系内に外気を導入する。即ち、ヒータ付きファン50のファン52のみ作動させて、系外の外気を第1循環流路78内に送出する。第1循環流路78内に送出された外気(例えば、約20〜30℃)は、第1循環流路78→第2流路72→冷熱回収熱交換器30の高圧側流路31を流れてこれらの経路を冷却して、排出バルブ78cから排出される。また、第1循環流路78内に送出された外気(例えば、約20〜30℃)は、第1循環流路78→第2流路72→膨張機13→第5流路75を流れてこれらの経路を冷却して、排出バルブ75aから排出される。
また、これと同時に、ヒータ付きファン55のヒータ56を非作動状態にしてファン57を作動させ、系内に外気を導入する。即ち、ヒータ付きファン55のファン57のみ作動させて、系外の外気を第2循環流路80内に送出する。第2循環流路80内に送出された外気(例えば、約20〜30℃)は、第2循環流路80→第3流路73→冷熱回収熱交換器30の低圧側流路33を流れてこれらの経路を冷却して、排出バルブ80cから排出される。また、第2循環流路80内に送出された外気(例えば、約20〜30℃)は、第3流路73→霜除去器40の折り返し流路41を流れてこれらの経路を冷却して、排出バルブ40aから排出される。
このように、系外の外気を系内に導入して通流させることで、系内を短時間で冷却することができる。
なお、前述した実施形態では、2つのヒータ付きファン50,55を設けた場合を示したが、第1循環流路及び第2循環流路に対して1つのヒータ付きファンによって、これらの循環流路内の空気を加熱して循環させるようにしてもよい。
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明は上記の形態に限定されるものではなく、本発明の目的を逸脱しない範囲での種々の変更が可能である。例えば、上述した各種実施形態を適宜組み合わせてもよい。
1、90 空気冷媒式冷凍装置
10 膨張機一体型圧縮機
11 圧縮機
13 膨張機
13a、40a、75a 排出バルブ
15 モータ
15a 駆動軸
20 一次冷却器
21 冷却水流路
23、31 高圧側流路
30 冷熱回収熱交換器
31a、33a フィン
33 低圧側流路
35 サイドプレート
40 霜除去器
40a 排出バルブ(第4排出バルブ)
41 折り返し流路
41a 出口側端部
41b 入口側端部
50、55 ヒータ付きファン(加熱空気送出部)
50a、55a、75b、76a、78b、80b 開閉バルブ
51、56、92 ヒータ
52、57 ファン
60 被冷却室
60a 吹出口
60b 戻り口
71 第1流路
71a 第1流路の上流側
71b 第1流路の下流側
72 第2流路
73 第3流路
74 第4流路
75 第5流路
75a 排出バルブ(第3排出バルブ)
76 第6流路
78 第1循環流路
78a 開閉バルブ(第1開閉バルブ)
78c 排出バルブ(第1排出バルブ)
80 第2循環流路
80a 開閉バルブ(第2開閉バルブ)
80c 排出バルブ(第2排出バルブ)
91 送風ファン

Claims (9)

  1. 被冷却室から回収した空気を圧縮する圧縮機と、該圧縮機によって圧縮された圧縮空気を冷却する一次冷却器と、前記被冷却室から回収され前記圧縮機へ導入される空気を前記一次冷却器によって冷却された冷却空気と対向流にて熱交換する冷熱回収熱交換器と、該被冷却室から回収した空気内に含まれる霜を除去可能な霜除去器と、前記冷熱回収熱交換器によって冷却された冷却圧縮空気を膨張させる膨張機とを備え、前記被冷却室から回収した空気を圧縮、冷却及び膨張することにより得られる低圧空気を前記被冷却室に供給する冷凍サイクルシステムを構成する空気冷媒式冷凍装置であって、
    前記冷熱回収熱交換器は、前記被冷却室から送出される空気が流れる低圧側流路と、前記一次冷却器から送出される空気が流れる高圧側流路を有し、
    前記一次冷却器と前記冷熱回収熱交換器の前記高圧側流路の一端部とを繋ぐ第1流路から分岐して前記膨張機と前記高圧側流路の他端部とを繋ぐ第2流路に連通し、前記高圧側流路ともに循環路を形成する第1循環流路と、
    前記被冷却室と前記冷熱回収熱交換器の前記低圧側流路の他端部とを繋ぐ第3流路から分岐して前記圧縮機と前記冷熱回収熱交換器の前記低圧側流路の一端部とを繋ぐ第4流路に連通し、前記低圧側流路ともに循環路を形成する第2循環流路と、
    前記第1循環流路及び前記第2循環流路内の空気を加熱し、この加熱された空気を、前記第1循環流路と前記高圧側流路内、及び前記第2循環流路と前記低圧側流路内に送出するための加熱空気送出部と、が設けられている
    ことを特徴とする空気冷媒式冷凍装置。
  2. 前記加熱空気送出部によって前記第1循環流路及び前記第2循環流路内の加熱された空気を、前記第1循環流路と前記高圧側流路内、及び前記第2循環流路と前記低圧側流路内に循環させて、前記冷熱回収熱交換器内の霜を除去するデフロスト運転を行うように構成されている
    ことを特徴とする請求項1に記載の空気冷媒式冷凍装置。
  3. 前記第1循環流路の前記第1流路に繋がる側に該第1循環流路を開閉可能な第1開閉バルブが設けられ、
    前記第2循環流路の前記第4流路に繋がる側に該第2循環流路を開閉可能な第2開閉バルブが設けられ、
    前記高圧側流路及び前記低圧側流路のそれぞれには、該高圧側流路及び該低圧側流路で融けた水を系外に排出可能な第1排出バルブ及び第2排出バルブが設けられ、
    前記第1開閉バルブ及び前記第2開閉バルブを閉じるとともに、前記第1排出バルブ及び第2排出バルブを開け、前記加熱空気送出部によって、加熱した系外の外気を前記第1循環流路及び前記第2循環流路を介して前記高圧側流路及び前記低圧側流路に導入して、前記デフロスト運転で融かされた前記冷熱回収熱交換器内の霜の水を前記第1排出バルブ及び前記第2排出バルブから排出する第1乾燥運転を行うように構成されている
    ことを特徴とする請求項2に記載の空気冷媒式冷凍装置。
  4. 前記膨張機と前記被冷却室とを連通する第5流路に、該第5流路内の空気を系外に排出可能な第3排出バルブが設けられ、
    前記被冷却室と前記冷熱回収熱交換器の前記低圧側流路の他端部とを連通する第6流路に、前記霜除去器が設けられ、
    前記霜除去器には、該霜除去器内で融けた霜の水を系外に排出可能な第4排出バルブが設けられ、
    前記第1開閉バルブ、前記第2開閉バルブ、第1排出バルブ及び第2排出バルブを閉じるとともに、前記第3排出バルブ及び前記第4排出バルブを開き、
    前記加熱空気送出部によって、系外の外気を、前記第1循環流路、前記第2流路、前記膨張機、前記第5流路を介して前記第3排出バルブから排出させるとともに、前記第2循環流路、前記第3流路、前記霜除去器を介して前記第4排出バルブから排出させる第2乾燥運転を行うように構成されている
    ことを特徴とする請求項3に記載の空気冷媒式冷凍装置。
  5. 前記第1循環流路の前記第1流路に繋がる側に該第1循環流路を開閉可能な第1開閉バルブが設けられ、
    前記第2循環流路の前記第4流路に繋がる側に該第2循環流路を開閉可能な第2開閉バルブが設けられ、
    前記高圧側流路及び前記低圧側流路のそれぞれには、該高圧側流路及び該低圧側流路で融けた水を系外に排出可能な第1排出バルブ及び第2排出バルブが設けられ、
    前記膨張機と前記被冷却室とを連通する第5流路に、該第5流路内の空気を系外に排出可能な第3排出バルブが設けられ、
    前記被冷却室と前記冷熱回収熱交換器の前記低圧側流路の他端部とを連通する第6流路に、前記霜除去器が設けられ、
    前記霜除去器には、該霜除去器内で融けた霜の水を系外に排出可能な第4排出バルブが設けられ、
    前記第1開閉バルブ及び前記第2開閉バルブを閉じて前記第1排出バルブ及び第2排出バルブを開き、前記加熱空気送出部によって、加熱された系外の外気を前記第1循環流路及び前記第2循環流路を介して前記高圧側流路及び前記低圧側流路に流して、前記デフロスト運転で融かされた前記冷熱回収熱交換器内の霜の水を前記第1排出バルブから排出する第1乾燥運転と、
    前記第3排出バルブ及び前記第4排出バルブを開いて、前記加熱空気送出部によって、加熱された系外の外気を、前記第1循環流路、前記第2流路、前記膨張機、前記第5流路を介して前記第3排出バルブから排出させるとともに、前記第2循環流路、前記第3流路、前記霜除去器を介して前記第4排出バルブから排出させる第2乾燥運転を行うように構成されている
    ことを特徴とする請求項2に記載の空気冷媒式冷凍装置。
  6. 前記第1乾燥運転には、前記加熱した系外の外気を前記第1循環流路及び前記第2循環流路を介して前記高圧側流路及び前記低圧側流路に導入して、前記デフロスト運転で融かされた前記冷熱回収熱交換器内の霜の水を前記第1排出バルブ及び前記第2排出バルブから排出した後に、前記加熱空気送出部によって、系外の外気を前記第1循環流路及び前記第2循環流路を介して前記高圧側流路及び前記低圧側流路に導入して、該高圧側流路及び該低圧側流路を冷却する冷却運転を含む
    ことを特徴とする請求項3又は5に記載の空気冷媒式冷凍装置。
  7. 前記冷熱回収熱交換器は、前記低圧側流路及び前記高圧側流路が鉛直方向に沿って配置され、前記高圧側流路を下方から上方に流れる空気と前記低圧側流路を上方から下方に流れる空気との間で熱交換を行うように構成されている
    ことを特徴とする請求項1から6の何れか一項に記載の空気冷媒式冷凍装置。
  8. 請求項1に記載の空気冷媒式冷凍装置のデフロスト方法であって、
    前記加熱空気送出部によって前記第1循環流路及び前記第2循環流路内の加熱された空気を、前記第1循環流路と前記高圧側流路内、及び前記第2循環流路と前記低圧側流路内に循環させて、前記冷熱回収熱交換器内の霜を除去するデフロスト運転を行い、
    前記デフロスト運転の後に、前記加熱空気送出部によって、加熱された系外の外気を前記第1循環流路及び前記第2循環流路を介して前記高圧側流路及び前記低圧側流路に流して、前記デフロスト運転で融かされた前記冷熱回収熱交換器内の霜の水を前記高圧側流路に連通する第1排出バルブ及び前記低圧側流路に連通する第2排出バルブから排出する第1乾燥運転を行い、
    前記第1乾燥運転の後に、前記加熱空気送出部によって、系外の外気を、前記第1循環流路、前記第2流路、前記膨張機を介して、該膨張機と前記被冷却室とを連通する第5流路に設けられた第3排出バルブから排出させるとともに、前記第2循環流路、前記第3流路、前記被冷却室と前記冷熱回収熱交換器の前記低圧側流路とを連通する第6流路に設けられた霜除去器を介して該霜除去器に設けられた第4排出バルブから排出させる第2乾燥運転を行う
    ことを特徴とする空気冷媒式冷凍装置のデフロスト方法。
  9. 請求項1に記載の空気冷媒式冷凍装置のデフロスト方法であって、
    前記加熱空気送出部によって前記第1循環流路及び前記第2循環流路内の加熱された空気を、前記第1循環流路と前記高圧側流路内、及び前記第2循環流路と前記低圧側流路内に循環させて、前記冷熱回収熱交換器内の霜を除去するデフロスト運転と、
    前記デフロスト運転の後に、前記加熱空気送出部によって加熱された系外の外気を、前記第1循環流路及び前記第2循環流路を介して前記高圧側流路及び前記低圧側流路に導入して、前記デフロスト運転で融かされた前記冷熱回収熱交換器内の霜の水を前記高圧側流路に連通する第1排出バルブ及び前記低圧側流路に連通する第2排出バルブから排出し、且つ前記加熱空気送出部によって加熱された系外の外気を、前記第1循環流路、前記第2流路、前記膨張機を介して、該膨張機と前記被冷却室とを連通する第5流路に設けられた第3排出バルブから排出させるとともに、前記第2循環流路、前記第3流路、前記被冷却室と前記冷熱回収熱交換器の前記低圧側流路とを連通する第6流路に設けられた霜除去器を介して該霜除去器に設けられた第4排出バルブから排出させる乾燥運転を行う
    ことを特徴とする空気冷媒式冷凍装置のデフロスト方法。
JP2014090927A 2014-04-25 2014-04-25 空気冷媒式冷凍装置及びそのデフロスト方法 Active JP6274961B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2014090927A JP6274961B2 (ja) 2014-04-25 2014-04-25 空気冷媒式冷凍装置及びそのデフロスト方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2014090927A JP6274961B2 (ja) 2014-04-25 2014-04-25 空気冷媒式冷凍装置及びそのデフロスト方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2015210006A JP2015210006A (ja) 2015-11-24
JP6274961B2 true JP6274961B2 (ja) 2018-02-07

Family

ID=54612334

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2014090927A Active JP6274961B2 (ja) 2014-04-25 2014-04-25 空気冷媒式冷凍装置及びそのデフロスト方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6274961B2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP6631613B2 (ja) * 2017-12-21 2020-01-15 三菱重工冷熱株式会社 空気冷媒サイクルを用いた冷却装置

Family Cites Families (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3747370B2 (ja) * 2002-03-26 2006-02-22 日本発条株式会社 空気サイクル式冷却装置
JP2006118772A (ja) * 2004-10-20 2006-05-11 Kajima Corp 空気冷媒式冷凍装置
JP5108384B2 (ja) * 2007-05-29 2012-12-26 株式会社前川製作所 空気冷媒式冷凍装置
JP5781836B2 (ja) * 2011-05-31 2015-09-24 株式会社前川製作所 空気冷媒式冷凍装置のデフロスト方法及び装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP2015210006A (ja) 2015-11-24

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CN101878403B (zh) 冷冻装置
CN106061777B (zh) 用于车辆的热泵系统
CN105091410B (zh) 热泵
CN102818308B (zh) 供水设备
CN106103155B (zh) 车用空调系统
US20120055182A1 (en) Co2 refrigeration system
CN105682955A (zh) 用于车辆的热泵系统
JPWO2006011297A1 (ja) 空気冷媒式冷却装置
KR20110100905A (ko) 칠러
CN102062492A (zh) 空调机
CN103857976A (zh) 制冷循环装置
CN107166791A (zh) 空调机的室外单元以及控制方法
JP2013514511A5 (ja)
JP2013185808A (ja) ヒートポンプ
JP5108384B2 (ja) 空気冷媒式冷凍装置
CN109642762A (zh) 车用空调装置
KR101383244B1 (ko) 핫가스 제상식 히트펌프장치
JP6274961B2 (ja) 空気冷媒式冷凍装置及びそのデフロスト方法
CN109720165A (zh) 车辆用热泵系统
CN101592362A (zh) 空调器
CN110461632A (zh) 车用空调
CN103836837B (zh) 一种双模式复合的热泵机组以及控制方法
EP2551402A1 (en) A heat pump system for a laundry dryer
JP2008304150A (ja) ヒートポンプ式空気調和装置
KR101180899B1 (ko) 냉동 탑차의 냉각장치 및 이의 제어방법

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20170308

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20171218

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20171222

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20180109

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6274961

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250