JP2003014291A - 浴槽内異常検出装置および浴槽内異常検出方法 - Google Patents

浴槽内異常検出装置および浴槽内異常検出方法

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JP2003014291A
JP2003014291A JP2001198945A JP2001198945A JP2003014291A JP 2003014291 A JP2003014291 A JP 2003014291A JP 2001198945 A JP2001198945 A JP 2001198945A JP 2001198945 A JP2001198945 A JP 2001198945A JP 2003014291 A JP2003014291 A JP 2003014291A
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JP
Japan
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bathtub
detecting
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JP2001198945A
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Inventor
Yoshihiko Teranaka
吉彦 寺中
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Yamaha Living Tech Co Ltd
Original Assignee
Yamaha Living Tech Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 画像センサーや赤外線センサーといった専用
の設備を取り付ける必要があるため、浴室設備が増大し
たり製造コストが上昇してしまうと言った課題があっ
た。 【解決手段】 給湯水位を検出する水位センサー22を
利用し、制御部21にてこの水位センサー22にて検出
される水位を入力し各異常検出時間t1〜t6時間に検
出される水位変動に基づいて浴槽11内の異常を検出す
ることによって、浴槽内異常検出装置を簡易な構成で実
現することが可能になる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、浴槽内異常検出装
置および浴槽内異常検出方法に関し、特に、水位変動に
基づいて浴槽内の異常を検出する浴槽内異常検出装置お
よび浴槽内異常検出方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の浴槽内の異常を検出する
方法としては、画像センサーを浴室天井等に配設した
り、赤外線センサーを浴槽内に配設して、この画像セン
サー,赤外線センサーによって入浴者の動きを検出し、
所定時間以上動きが止まったら警告するものが知られて
いる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上述した従来の方法に
おいては、画像センサーや赤外線センサーといった専用
の設備を取り付ける必要があるため、浴室設備が増大し
たり製造コストが上昇してしまうといった課題があっ
た。
【0004】本発明は、上記課題にかんがみてなされた
もので、簡易な構成であるとともに低コストで浴槽内の
異常を検出することが可能な浴槽内異常検出装置および
浴槽内異常検出方法の提供を目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1にかかる発明は、浴槽内の水位を検出可能
な水位検出手段と、上記検出される水位を入力しつつ水
位変動を検出可能な水位変動検出手段と、所定時間にお
ける上記水位変動に基づいて浴槽内における異常を検出
する異常検出手段とを具備する構成としてある。上記の
ように構成した請求項1にかかる発明においては、水位
検出手段にて浴槽内の水位を検出し、水位変動検出手段
はこの水位検出手段にて検出される水位を入力しつつ水
位変動を検出する。そして、異常検出手段は所定時間に
おける水位変動に基づいて浴槽内における異常を検出す
る。すなわち、浴槽内の水位を検出可能な水位検出手段
を利用することによって簡易な構成で浴槽内の異常を検
出することを可能にする。ここで、水位検出手段は浴槽
内の水位を検出できれば良く、その検出方法は特に限定
されない。従って、水圧に基づいて水位を検出するもの
であっても良いし、受発光システムにて水面を検知しこ
れにより水位を検出するものであっても良い。異常検出
手段が異常を検出する所定時間は、特に限定されるもの
ではなく、水位変動検出手段が水位変動を検出するため
の間隔であっても良いし、入浴からの経過時間であって
も良い。また、これらを組み合わせても良く、異常の検
出態様に応じて適宜選択可能である。
【0006】異常検出手段にて異常が検出された場合に
異常状態を認識可能にする手法の一例として、請求項2
にかかる発明は、上記請求項1に記載の浴槽内異常検出
装置において、上記異常検出手段にて異常が検出される
と警報を発する警報手段を備える構成としてある。上記
のように構成した請求項2にかかる発明においては、浴
槽内異常検出装置に警報手段を備えさせる。そして、異
常検出手段が浴槽内の異常を検出すると、この警報手段
が警報を発生させる。これにより、異常状態を通知する
ことが可能となり、異常回避の措置を取ることが可能に
なる。
【0007】異常検出手段にて異常を検出する手法の一
例として、請求項3にかかる発明は、上記請求項1また
は請求項2のいずれかに記載の浴槽内異常検出装置にお
いて、上記異常検出手段は、上記水位変動検出手段が上
記所定時間内に急激で所定のしきい値以上の水位変動を
検出した場合に異常を検出する構成としてある。上記の
ように構成した請求項3にかかる発明においては、水位
変動検出手段にて検出される水位変動が異常検出手段が
異常を検出する所定時間にて急激であって所定のしきい
値以上である場合に、異常検出手段は異常を検出する。
これにより、急激で大きな水位変動、例えば、浴槽内に
落下するような状況を異常として検出することが可能に
なる。
【0008】異常検出手段にて異常を検出する手法の一
例として、請求項4にかかる発明は、上記請求項1また
は請求項2のいずれかに記載の浴槽内異常検出装置にお
いて、上記異常検出手段は、上記浴槽に対する入浴を検
知した後に、上記所定時間を計測するとともに、この所
定時間が経過すると浴槽からの出浴を指示する出浴指示
手段を有し、この指示に従って出浴されない場合に異常
を検出する構成としてある。上記のように構成した請求
項4にかかる発明においては、異常検出手段にて浴槽に
対する入浴を検知する。そして、入浴を検知した後に、
所定時間を計測する。ここで、異常検出手段はこの所定
時間が経過した場合に、出浴指示手段を使用して入浴者
に対して浴槽からの出浴を指示し、入浴者がこの指示に
従って出浴しない場合に異常を検出する。このように、
所定時間後に出浴を指示することにより、水位変動に関
わりなく異常状態を検出することが可能になる。
【0009】異常検出手段にて異常を検出する手法の一
例として、請求項5にかかる発明は、上記請求項1また
は請求項2のいずれかに記載の浴槽内異常検出装置にお
いて、上記異常検出手段は、上記浴槽に対する入浴を検
知した後に上記所定時間を計測するとともに、この所定
時間に上記水位変動検出手段が所定のしきい値以上の水
位変動を検出しない場合に異常を検出する構成としてあ
る。上記のように構成した請求項5にかかる発明におい
ては、異常検出手段にて浴槽に対する入浴を検知する。
そして、入浴を検知した後に所定時間を計測する。ここ
で、異常検出手段は、この所定時間に水位変動検出手段
が所定のしきい値以上の水位変動を検出しない場合に異
常を検出する。これにより、例えば、入浴中に入浴者が
意識不明となり全く動作しない状態を異常として検出す
ることが可能になる。
【0010】異常検出手段にて入浴を検知する手法の一
例として、請求項6にかかる発明は、上記請求項4また
は請求項5のいずれかに記載の浴槽内異常検出装置にお
いて、上記異常検出手段は、上記水位変動検出手段にて
検出される水位変動および水位上昇度合いに基づいて上
記浴槽内への入浴を検知する構成としてある。上記のよ
うに構成した請求項6にかかる発明においては、異常検
出手段にて浴槽内への入浴を検知する場合、水位変動検
出手段にて検出される水位変動を取得しつつ、所定の水
位変動の検出およびその水位変動時に発生する水位上昇
度合いに基づいて検知を行う。
【0011】異常検出手段にて入浴を検知する手法の一
例として、請求項7にかかる発明は、上記請求項4また
は請求項5のいずれかに記載の浴槽内異常検出装置にお
いて、上記異常検出手段は、上記浴槽内への入浴を設定
する入浴設定手段を備え、同入浴設定手段にて入浴が設
定された場合に同浴槽内への入浴を検知する構成として
ある。上記のように構成した請求項7にかかる発明にお
いては、異常検出手段に浴槽内への入浴を設定する入浴
設定手段を備えさせる。そして、入浴者がこの入浴設定
手段にて入浴を設定すると、同異常検出手段は浴槽内へ
の入浴を検知する。
【0012】異常検出手段にて異常を検出する手法の一
例として、請求項8にかかる発明は、上記請求項1また
は請求項2のいずれかに記載の浴槽内異常検出装置にお
いて、上記異常検出手段は、上記浴槽内の水温を検出す
る水温検出手段を備え、同水温検出手段にて検出された
水温が所定温度より低い場合に上記水位変動検出手段が
水位変動を検出すると異常を検出する構成としてある。
上記のように構成した請求項8にかかる発明において
は、異常検出手段に浴槽内の水温を検出する水温検出手
段を備えさせる。そして、異常検出手段は、この水温検
出手段にて検出された水温が所定温度より低い場合であ
って水位変動検出手段が水位変動を検出すると異常を検
出する。これにより、浴槽内に貯められた湯水が通常は
入浴し得ない水温状態の時に水位変動があった場合を異
常として検出することが可能になる。
【0013】異常検出手段にて異常を検出する手法の一
例として、請求項9にかかる発明は、上記請求項1また
は請求項2のいずれかに記載の浴槽内異常検出装置にお
いて、上記異常検出手段は、上記水位変動検出手段が上
記所定時間に水位変動を検出しないとともに、同所定時
間経過後に、同水位変動検出手段が所定のしきい値以上
の水位変動を検出すると異常を検出する構成としてあ
る。上記のように構成した請求項9にかかる発明におい
ては、異常検出手段にて水位変動検出手段で検出される
水位変動が所定時間ないと判断した場合であって、この
所定時間経過後に、水位変動検出手段にて所定のしきい
値以上の水位変動が検出されると、異常検出手段は異常
を検出する。
【0014】異常検出手段にて異常を検出する手法の一
例として、請求項10にかかる発明は、上記請求項1ま
たは請求項2のいずれかに記載の浴槽内異常検出装置に
おいて、上記異常検出手段は、上記水位検出手段にて浴
槽の上限水位が検出されるとともに、この上限水位状態
が上記所定時間継続した場合に異常を検出する構成とし
てある。上記のように構成した請求項10にかかる発明
において、異常検出手段は水位検出手段にて浴槽の上限
水位が検出され、この上限水位状態が所定時間継続した
場合に異常を検出する。上限水位の場合、水位変動を検
出できないので、上限水位が所定時間継続した場合を異
常状態として検出し、利用者に何らかの措置を取らせる
ことにより、通常では異常を検出できない状況において
発生し得る異常を回避することが可能になる。
【0015】給湯中は当然に水位変動がある。かかる場
合においても異常を検出してしまうと不都合である。そ
こで、請求項11にかかる発明は、上記請求項1〜請求
項10のいずれかに記載の浴槽内異常検出装置におい
て、上記異常検出手段は、上記浴槽内に対する給湯の有
無を判別する給湯判別手段を備え、同浴槽内に給湯され
ている場合には異常を検出しない構成としてある。上記
のように構成した請求項11にかかる発明においては、
異常検出手段に浴槽内に対する給湯の有無を判別する給
湯判別手段を備えさせる。そして、この給湯判別手段に
て浴槽内への給湯がなされていると判別された場合に
は、異常検出手段は異常を検出しない。
【0016】警報手段にて警報が発生された場合にこの
警報を解除する手法として、請求項12にかかる発明
は、上記請求項2〜請求項11のいずれかに記載の浴槽
内異常検出装置において、上記警報手段は、上記警報を
解除する警報解除手段を備え、同警報解除手段にて警報
が解除された場合に検出した異常をリセットする構成と
してある。上記のように構成した請求項12にかかる発
明においては、警報手段に警報を解除する警報解除手段
を備えさせる。そして、この警報解除手段にて警報が解
除された場合、異常検出手段にて検出された異常をリセ
ットする。
【0017】警報が解除されない場合は異常が深刻な状
況であると考えられる。従って、この異常状態を浴室外
の者に通報する必要がある。そこで、請求項13にかか
る発明は、上記請求項12のに記載の浴槽内異常検出装
置において、上記警報手段は、上記警報を発した後に上
記警報解除手段による同警報の解除が行なわれない場合
に、上記浴槽が配置される浴室外部に警報を発生する外
部警報手段を備える構成としてある。上記のように構成
した請求項13にかかる発明において、外部警報手段は
警報手段が警報を発した後に、警報解除手段による警報
の解除が行なわれない場合に、浴槽が配置される浴室外
部に警報を発生させる。
【0018】異常状態に対する措置の一例として、請求
項14にかかる発明は、上記請求項12または請求項1
3のいずれかに記載の浴槽内異常検出装置において、上
記浴槽内の水を強制的に排水可能な強制排水手段を備
え、同強制排水手段は、上記警報解除手段にて上記警報
が解除されない場合に同浴槽内の水を強制的に排水する
構成としてある。上記のように構成した請求項14にか
かる発明においては、浴槽内異常検出装置に浴槽内の水
を強制的に排水可能な強制排水手段を備えさせる。そし
て、警報解除手段にて警報が解除されない場合に、強制
排水手段を利用して浴槽内の水を強制的に排水する。
【0019】上述してきた異常を検出する際に使用され
る所定時間や、異常検出の有無を利用者の使用状況に応
じて適宜変更できると好適である。そこで、請求項15
にかかる発明は、上記請求項1〜請求項14のいずれか
に記載の浴槽内異常検出装置において、上記所定時間を
設定する時間設定手段あるいは異常検出の有無を選択す
る選択手段を備える構成としてある。上記のように構成
した請求項15にかかる発明においては、時間設定手段
にて所定時間を設定可能とし、選択手段にて異常検出の
有無を選択可能とする。
【0020】水位検出手段に採用して好適な構成の一例
として、請求項16にかかる発明は、上記請求項1〜請
求項15のいずれかに記載の浴槽内異常検出装置におい
て、上記水位検出手段は、給湯時の水位を計測する水位
センサーを利用する構成としてある。上記のように構成
した請求項16にかかる発明においては、水位検出手段
に給湯時の水位を計測する水位センサーを利用する。
【0021】また、浴槽内にて発生する異常状態を検出
する手法は必ずしも実体のある装置に限られる必要はな
く、その方法としても機能することは容易に理解でき
る。このため、請求項17にかかる発明は、浴槽内にて
発生する異常状態を検出可能な浴槽内異常検出方法であ
って、浴槽内の水位を検出する水位検出工程と、上記検
出される水位を入力しつつ水位変動を検出可能な水位変
動検出工程と、所定時間における上記水位変動に基づい
て浴槽内における異常を検出する異常検出工程とを具備
する構成としてある。すなわち、必ずしも実体のある装
置に限らず、その方法としても有効であることに相違は
ない。
【0022】
【発明の効果】以上説明したように本発明は、水位検出
手段が検出する水位変動を利用することによって簡易な
構成で浴槽内の異常を検出することが可能な浴槽内異常
検出装置を提供することができる。また、請求項2にか
かる発明によれば、異常の発生を警報にて認識すること
が可能になり、異常回避の措置を取ることが可能にな
る。さらに、請求項3にかかる発明によれば、急激で大
きな水位変動、例えば、浴槽内に落下するような状況を
異常として検出することが可能になる。さらに、請求項
4にかかる発明によれば、水位変動に関わりなく異常状
態を検出することが可能になる。
【0023】さらに、請求項5にかかる発明によれば、
入浴中に入浴者が意識不明となり、全く動作しない状態
を異常として検出することが可能になる。さらに、請求
項6にかかる発明によれば、水位変動および水位上昇度
合いに基づいて浴槽内への入浴を検知することが可能に
なる。さらに、請求項7にかかる発明によれば、簡易な
方法で浴槽内への入浴を検知することが可能になる。さ
らに、請求項8にかかる発明によれば、浴槽内に貯めら
れた湯水の水温を考慮して異常を検出することが可能に
なる。
【0024】さらに、請求項9にかかる発明によれば、
水位変動が全くなく所定時間が経過した後に、突然水位
変動が発生する状況を異常として検出することが可能に
なる。さらに、請求項10にかかる発明によれば、通常
では異常を検出できない状況において発生し得る異常を
回避することが可能になる。さらに、請求項11にかか
る発明によれば、給湯中における水位変動を異常とみな
さないことが可能になる。さらに、請求項12にかかる
発明によれば、警報が解除された場合に異常をリセット
することが可能になる。さらに、請求項13にかかる発
明によれば、浴室外の者に異常状態を通報することが可
能になる。
【0025】さらに、請求項14にかかる発明によれ
ば、排水することによって浴槽内にて発生している異常
による事故を回避することが可能になる。さらに、請求
項15にかかる発明によれば、利用者の使用状況に応じ
て適宜所定時間あるいは異常検出の有無を設定、選択す
ることが可能になる。さらに、請求項16にかかる発明
によれば、既存の水位センサーを利用して異常検出がで
きるため、装置の簡素化を図ることが可能になる。さら
に、請求項17にかかる発明によれば、水位検出工程に
て検出される浴槽内の水位の変動を利用することによっ
て簡易な構成で浴槽内の異常を検出することが可能な浴
槽内異常検出方法を提供することができる。
【0026】
【発明の実施の形態】ここでは、下記の順序に従って本
発明の実施形態について説明する。 (1)発明の概念: (2)浴室システムの概略構成: (3)制御部の構成: (4)浴槽内異常検出処理の概要: (5)入浴検知処理: (6)異常検出処理: (7)警報処理: (8)救助処理: (9)まとめ: 以下、図面にもとづいて本発明の実施形態を説明する。
【0027】(1)発明の概念:図1は本発明にかかる
浴槽内異常検出装置の概念を示した技術概念図である。
同図においては、浴槽内異常検出装置Cを浴槽内の水位
を検出可能な水位検出手段C1と、水位の変動を検出可
能な水位変動検出手段C2と、この水位変動検出手段C
2が検出した水位変動に基づいて浴槽内の異常を検出す
る異常検出手段C3と、異常が検出されるとこの異常を
通知するための警報を発する警報手段C4とから構成す
る。かかる構成において、浴槽内の異常を検出するにあ
たり、水位変動検出手段C2は、水位検出手段C1にて
検出された浴槽内に貯められている湯水の水位を適宜入
力する。そして、同水位変動検出手段C2は水位変動を
検出する。ここで、異常検出手段C3はこの水位変動を
取得して、所定時間における水位変動に基づいて異常を
検出する。
【0028】異常検出手段C3にて異常が検出される
と、警報手段C4は警報を発し、異常状態を通知する。
異常検出手段C4は、所定時間として短時間を設定し、
この短時間における水位変動に基づいて浴槽内の異常を
検出しても良いし、入浴中の時間等の長時間を設定し、
この長時間における水位変動に基づいて浴槽内の異常を
検出しても良い。また、短時間における水位変動と長時
間における水位変動を組み合わせて浴槽内の異常を検出
するようにしても良い。このように、浴槽内の水位を検
出する水位検出手段C1を利用し、この水位検出手段C
1にて検出される水位に基づいて浴槽内の異常を検出可
能とすることによって、浴槽内異常検出装置Cを簡易な
構成とすることができる。
【0029】(2)浴室システムの概略構成:図2は、
本発明にかかる浴槽内異常検出装置Cを適用した浴室シ
ステムの概略構成を示した構成図である。同図におい
て、浴室システムAは浴室10と制御装置20とから構
成されている。そして、浴室10には、概略、浴槽11
と、浴室内リモコン12とが配置される。浴室内リモコ
ン12は、表示部12aと、音声入出力部12bと、各
種入力操作を行なう操作ボタン12cとを備えており、
利用者は操作ボタン12cにおける操作にて各種設定画
面を表示部12aに表示し操作を行なう。音声入出力部
12bは所定の音声が出力され、浴室10内の利用者に
注意を促したり、後述する浴室外リモコンから入力され
る音声を浴室10内の利用者に通知することが可能にな
っている。
【0030】また、同音声入出力部12bに対して音声
を入力すると、浴室外リモコンから音声を出力すること
が可能になっている。ここで、浴室10内の利用者に注
意を促す音声は特に限定されるものではなく、ブザー音
であっても良いし、音声であっても良い。また、浴槽1
1は循環口11aと、自動排水弁11bと有し、循環口
11aから浴槽11a内に対して湯水を循環可能になっ
ている。そして、浴室10の外には浴槽11に対する湯
水の供給循環制御や自動排水弁の開閉制御あるいは浴槽
内の異常を検出可能な制御装置20が配設されている。
この制御装置20は制御部21を備え、この制御部21
にて各種制御処理を実行可能になっている。また、制御
装置20は水位センサー22と温度センサー23とを有
している。この水位センサー22および温度センサー2
3は、制御部21に接続されるとともに、循環口11a
から延設されている図示しない給湯配管の給湯器内の配
管経路に設置されている。そして、この循環口11aお
よび給湯配管を介して浴槽11内に貯められた湯水の水
位や水温を計測可能になっている。
【0031】さらに、制御部21には上述した浴室内リ
モコン12と、浴室10の外部、例えば、台所に設置さ
れる浴室外リモコン24が接続されている。この浴室外
リモコン24は浴室内リモコン12と同様に、表示部2
4aと、音声入出力部24bと、各種操作を行なう操作
ボタン24cとを備えており、利用者は操作ボタン24
cにおける操作にて各種設定画面を表示部24aに表示
し操作を行なう。そして、音声入出力部24bは音声を
入力すると、浴室内リモコン12の音声入出力部12b
から浴室10内の利用者に注意を促したり、通知するこ
とが可能になっている。ここで、水位センサー22は循
環口11aに検出部が設置されており、この検出部にて
浴槽11内に貯められた湯水の水圧を検知可能であり、
この水圧に基づいて浴槽11内の水位を検出する。ま
た、制御部21には自動排水弁11bに接続され、この
自動排水弁11bの開閉制御が可能になっている。
【0032】(3)制御部の構成:図3は、制御部21
の構成を示した構成図である。同図において、制御部2
1はCPU21aを有し、このCPU21aはRAM2
1cをワークエリアとして使用しつつ、ROM21bに
格納された制御プログラムを実行して上述した制御処理
を実行する。また、CPU21aにはユニットインター
フェース21dが接続されており、CPU21aはこの
ユニットインターフェース21dに接続されている音声
入出力ユニット21e、入出力ユニット21f、アナロ
グ/デジタル変換ユニット21g、計時ユニット21
h、自動排水弁駆動ユニット21iからデータを入力し
たり、ユニットの制御を実行する。ここで、音声入出力
ユニット21eには浴室内リモコン12および浴室外リ
モコン24に接続されており、音声入出力ユニット21
eは音声入出力部12b,24bから入力される音声を
取得して、CPU21aの制御により他方の音声入出力
部12b,24bから出力する。
【0033】あるいは、CPU21aの制御に基づいて
音声入出力部12b,24bにブザー音等を出力する。
入出力ユニット21fには浴室内リモコン12および浴
室外リモコン24が接続されており、入出力ユニット2
1fは操作ボタン12c,24cから入力される操作や
設定入力を受け付ける。そして、CPU21aはこの操
作や設定入力に基づいて所定の制御処理を実行したり、
設定入力をRAM21cの所定領域に格納する。また、
入出力ユニット21fはCPU21aの制御により、表
示部12a,24aに対して設定画面や浴槽内状態等を
表示する。アナログ/デジタル変換ユニット21gには
水位センサー22および温度センサー23が接続されて
おり、アナログ/デジタル変換ユニット21gは水位セ
ンサー22が検出した浴槽11に貯められている湯水の
水位を示したアナログデータを入力してデジタルデータ
に変換する。
【0034】CPU21aはこの水位を示すデジタルデ
ータを入力して所定の処理を実行する。また、アナログ
/デジタル変換ユニット21gは温度センサー23が検
出した浴槽11に貯められている湯水の水温を示したア
ナログデータを入力してデジタルデータに変換する。C
PU21aはこの水温を示すデジタルデータを入力して
所定の処理を実行する。計時ユニット21hは各種時間
を計測可能になっており、本実施形態においては浴槽1
1内の異常を検出する際の所定時間を計測する。そし
て、CPU21aはこの計時ユニット21hから計時状
態を取得して水位変動の検出等の処理を実行する。自動
排水弁駆動ユニット21iには自動排水弁11bが接続
されており、この自動排水弁駆動ユニット21iはCP
U21aの制御に基づいて、自動排水弁11bの開閉駆
動制御を実行可能になっている。本実施形態において
は、かかる構成を利用して制御部21のCPU21aに
て水位センサー22あるいは温度センサー23からの入
力に基づき浴槽11内の異常を検出する浴槽内異常検出
処理を実行する。
【0035】(4)浴槽内異常検出処理の概要:図4
は、CPU21aにて実行される浴槽内異常検出処理の
処理概要を示したフローチャートである。同図におい
て、浴槽11に対して入浴したか否かによって、異常検
出の手法が異なるため、先ず最初にCPU21aは浴槽
11に対して利用者が入浴したか否かを判別する入浴検
知処理を実行する(ステップS100)。この入浴検知
処理にて浴槽11に対する入浴状態を検知すると、入浴
/非入浴状態に対応した異常検出を行なう異常検出処理
を実行する(ステップS200)。そして、この異常検
出処理にて異常を検出すると、警報処理を実行して、浴
室10内の利用者に警報を発したり、浴室10外の者に
警報を発する(ステップS300)。最後に、この警報
処理にて発せられた警報に対する応答に応じて、浴槽1
1内の利用者を救助する救助処理を実行する(ステップ
S400)。このように、本実施形態においては、制御
部21のCPU21aにて浴槽内異常検出処理を実行す
ることにより、浴槽11の利用者の異常状態を検出する
ことによって、事故の防止を可能にしている。
【0036】(5)入浴検知処理:図5は、ステップS
100の入浴検知処理の処理内容を示したフローチャー
トである。本実施形態における浴槽11内の異常の検出
は基本的に水位センサー22を利用し、水位変動に基づ
いて行なう。一方、入浴する際にも水位が変動するた
め、水位の変動が入浴のものであるか否かを判別する必
要がある。そこで、本実施形態においては入浴検知処理
を実行することによって入浴を検知する。同図におい
て、先ず、水位センサー22が検出する浴槽11に貯め
られている湯水の水位を取得する(ステップS10
5)。そして、計時ユニット21hにてt1時間を計測
させ(ステップS110)、t1時間が経過すると、水
位センサー22が検出する水位を取得して(ステップS
115)、ステップS105にて取得した水位と、この
ステップS115にて取得した水位に基づいて水位変動
を検出する(ステップS116)。次に、この検出した
水位変動が入浴状態を示す所定のしきい値以下であるか
否かを判別する(ステップS120)。
【0037】水位変動がこのしきい値より大きい場合は
入浴状態ではないと判別して当該入浴検知処理から抜け
る。一方、水位変動がしきい値以下である場合は、計時
ユニット21hにてt2時間を計測させ(ステップS1
25)、t2時間が経過すると、水位センサー22が検
出する水位を取得する(ステップS130)。そして、
このステップS130にて取得した水位がステップS1
05にて取得した水位と比較して、所定のしきい値以上
上昇しているか否かを判別する(ステップS135)。
ここで、所定のしきい値以上水位が上昇していると判別
されれば、浴槽11に入浴したと判別し、入浴を検知す
る(ステップS140)。一方、このステップS135
にて水位上昇がしきい値未満と判別された場合は、入浴
していないと判別して当該入浴検知処理から抜ける。こ
のように、本実施形態においては、所定範囲の水位変動
の検出と、水位上昇の検出とに基づいて浴槽11に対す
る入浴を検知する。上述した本実施形態においてはt1
時間毎に水位を取得し、このt1時間間隔にて水位変動
があり、t2時間後に水位上昇があると入浴を検知する
手法を採用した。このように入浴を検知する手法は、特
に限定されるものではなく、所定時間間隔にて水位変動
の平均値を算出し、この平均値が所定のしきい値を越え
た場合に入浴を検知するようにしても良い。
【0038】図6は、入浴状態を検知する場合のタイミ
ングチャートを示している。同図においては、縦軸は水
位を示しているとともに、横軸は時間を示している。C
PU21aは計時ユニット21hにt1時間の計測を常
時実行させており、このt1時間における水位の変動を
監視している。本実施形態においては、ポイントp1か
ら開始されるt1時間の計測時に入浴検知範囲の水位変
動が発生している。CPU21aはこの水位変動をステ
ップS105〜S116にて検出すると、ポイントp1
から計時ユニット21hにt2時間の計測を開始させ
る。そして、t2時間経過後のポイントp3にて水位を
取得し、この水位がポイントp1の水位より上昇してい
る場合に入浴状態と判別し、上昇していない場合には非
入浴状態と判別する。
【0039】上述した本実施形態においては、水位セン
サー22から取得する水位に基づいて浴槽11に対する
入浴を検知する手法を採用したが、入浴を検知する手法
はこのような水位に基づくものに限定されるものではな
い。例えば、浴室内リモコン12の操作ボタン12cに
入浴ボタンを配設し、利用者が入浴するごとにこの入浴
ボタンを押し下げるようにしても良い。図7は、入浴ボ
タンを利用して入浴を検知する場合の入浴検知処理の処
理内容を示したフローチャートである。同図において、
CPU21aは入出力ユニット21fを介して浴室内リ
モコン12の操作ボタン12cに対する操作状態を監視
しつつ、入浴ボタンの状態を取得する(ステップS15
0)。そして、この入浴ボタンが押し下げられたか否か
を判別し(ステップS155)、押し下げられている場
合は入浴を検知する(ステップS160)。
【0040】(6)異常検出処理:このように、ステッ
プS100における入浴検知処理にて入浴状態/非入浴
状態が判別されると、CPU21aはステップS200
の異常検出処理を実行する。図8は、入浴が検知された
場合に実行される異常検出処理の第1実施形態における
処理内容を示したフローチャートである。同図におい
て、先ずステップS100の入浴検知処理にて浴槽11
に対する利用者の入浴が検知されたか否かを判別する
(ステップS205a)。入浴が検知されていないと判
別された場合はこの異常検出処理を抜ける。一方、入浴
が検知されていると判別された場合は、水位センサー2
2が検出する浴槽11に貯められた湯水の水位を取得す
る(ステップS210a)。
【0041】そして、計時ユニット21hにてt1時間
を計測させ(ステップS215a)、t1時間が経過す
ると、水位センサー22が検出する水位を取得して(ス
テップS220a)、ステップS210aにて取得した
水位から水位変動があるか否かを判別する(ステップS
225a)。水位変動がない場合は入浴が検知されてか
ら計時ユニット21hに計測させるt3時間が経過して
いるか否かを判別する(ステップS230a)。ここ
で、t3時間が経過していると判別された場合は、浴槽
11内にて異常が発生したと判断して異常検出を行なう
(ステップS235a)。すなわち、利用者が浴槽11
に入浴してからt3時間経過する間に水位変動がない場
合には、この利用者に何らかの事態が発生していると判
断して異常を検出する。一方、ステップS225aにて
水位変動があると判別された場合は、浴槽11内の利用
者の状態は正常であると判断し、異常検出のために計測
されていたt3時間をリセットする(ステップS240
a)。
【0042】図9は、上述した第1実施形態における異
常検出処理において異常状態を検出する場合のタイミン
グチャートを示している。同図においては、縦軸は水位
を示しているとともに、横軸は時間を示している。CP
U21aは計時ユニット21hにt1時間の計測を常時
実行させており、このt1時間における水位の変動を監
視している。また、CPU21aはポイントp10にお
いて入浴が検知されると、計時ユニット21hにt3時
間の計測を開始させる。そして、このt3時間が経過す
る間においても、t1時間を計測させつつ、水位変動を
監視し、ポイントp10から上述したt3時間が経過す
るポイントp11までの間に水位変動が検出されない場
合、このt3時間経過時点で異常を検出する。
【0043】ここで、ステップS225aにて水位変動
が検出されると、ステップS240aにてt3時間がリ
セットされる。そして、このステップS225aにて水
位変動が検出された時点から新たにt3時間の計測が開
始され、ステップS205a以降の異常検出処理が実行
される。図10は、このようにステップS225aにて
水位変動が検出された場合におけるタイミングチャート
を示している。同図においては、縦軸は水位を示してい
るとともに、横軸は時間を示している。CPU21aは
計時ユニット21hにt1時間の計測を常時実行させて
おり、このt1時間における水位の変動を監視してい
る。
【0044】また、CPU21aはポイントp12にお
いて入浴が検知されると、計時ユニット21hにt3時
間の計測を開始させる。そして、このt3時間が経過す
る間においても、t1時間を計測させつつ、水位変動を
監視し、ポイントp12からt時間(t<t3)経過し
た時点のポイントp12にて水位変動を検出すると、こ
のt時間をリセットする。そして、このポイントp12
から新たにt3時間の計測を開始させ、ポイントp12
からt3時間が経過するポイントp13までの間に水位
変動が検出されない場合、このt3時間経過時点で異常
を検出する。
【0045】ここで、上述した異常検出処理の第1実施
形態において、ステップ225aにて判別する水位変動
の有無は、水位変動が全くない状態に限定されるもので
はなく、水位変動が若干あったしても、この水位変動が
微小な範囲のものである場合を含めるようにしても良
く、水位変動の有無を判別する範囲は適宜選択可能であ
ることは言うまでもない。
【0046】上述した第1実施形態により、入浴してか
らt3時間が経過するまでの間に水位変動が無い場合を
異常と判別することが可能になる。一方、例えば、入浴
者が浴槽11内で異常状態となって痙攣が発生している
と、水位変動が発生するため、かかる場合を異常と判断
することができない。図11は、入浴が検知された場合
であって、上述したような異常を判別可能にするために
実行される異常検出処理の第2実施形態の処理内容を示
したフローチャートである。同図において、先ずステッ
プS100の入浴検知処理にて浴槽11に対する利用者
の入浴が検知されたか否かを判別する(ステップS20
5b)。入浴が検知されていないと判別された場合はこ
の異常検出処理を抜ける。一方、入浴が検知されている
と判別された場合は、入浴検知時点から計時ユニット2
1hにてt4時間を計測させる。
【0047】そして、入浴してからt4時間が経過した
か否かを判別する(ステップS210a)。そして、t
4時間が経過すると、CPU21aは、浴室内リモコン
12の音声入出力部12bから所定の音声を出力するこ
とによって、入浴者に入浴後所定時間が経過しているこ
とを報知する(ステップS215b)。この音声はブザ
ー音であっても良いし、合成音声にて報知するものであ
っても良く適宜変更可能である。また、報知の内容は、
浴槽11からの出浴を指示するものであっても良いし、
浴槽11内で水位変動を起こさせる指示であっても良
い。そして、報知した時点より計時ユニット21hにt
5時間の計測を開始させる。このt5時間の計測を開始
させると、入浴者によるこの報知に対する応答があるか
否かを判別する(ステップS220b)。応答がないと
判別された場合は、t5時間が経過しているか判別し
(ステップS225b)、t5時間が経過していない場
合はステップS220bに戻り、応答の有無を判別す
る。
【0048】一方、t5時間が経過しても報知に対する
応答がないと判別された場合は、この入浴者に何らかの
事態が発生していると判断して異常を検出する(ステッ
プS230b)。一方、ステップS220bにて応答が
あったと判別された場合は、浴槽11内の利用者の状態
は正常であると判断し、異常検出のために計測されてい
たt4,t5時間をリセットする(ステップS235
b)。ここで、ステップS220bにて判別する報知に
対する入浴者の応答は特に限定されるものでなく、出浴
指示に対する出浴動作であっても良いし、浴室内リモコ
ン12の操作ボタン12bのうちの所定のボタンを押し
下げるものであっても良い。また、音声入出力部12c
に対して音声を入力させるものであっても良いし、水面
を波立たせて水位変動を発生させ、CPU21aがこの
水位変動を検出して応答とみなすものであっても良い。
【0049】図12は、上述した第2実施形態における
異常検出処理において異常状態を検出する場合のタイミ
ングチャートを示している。同図においては、縦軸は水
位を示しているとともに、横軸は時間を示している。C
PU21aは計時ユニット21hにt1時間の計測を常
時実行させており、このt1時間における水位の変動を
監視している。また、CPU21aはポイントp20に
おいて入浴が検知されると、計時ユニット21hにt4
時間の計測を開始させる。そして、このt4時間が経過
するポイントp21において入浴者に対する報知を行な
う。そして、報知を行なった時点から計時ユニット21
hにt5時間の計測を開始させる。このt5時間の間に
報知に対する応答が無い場合、当該t5時間が経過する
ポイントp22にて異常を検出する。
【0050】上述してきて異常検出処理の第1実施形態
および第2実施形態はステップS100における入浴検
知処理にて入浴が検知された場合に、実質的な異常検出
処理を実行する態様を示すものである。一方、利用者が
浴槽11に入浴しない状況においても、浴槽11内にて
異常が発生する場合があり得る。例えば、浴槽11に落
ちたりする場合である。そこで、以降に入浴が検知され
なかった状況において異常を検出する態様の実施形態を
説明する。
【0051】図13は、入浴が検知されていない場合に
実行される異常検出処理の第3実施形態における処理内
容を示したフローチャートである。同図において、先ず
水位センサー22が検出する浴槽11に貯められた湯水
の水位を取得する(ステップS205c)。そして、計
時ユニット21hにてt1時間を計測させ(ステップS
210c)、t1時間が経過すると、水位センサー22
が検出する水位を取得して(ステップS215c)、ス
テップS205cにて取得した水位から水位変動がある
か否かを判別する。このとき、本実施形態においては、
この水位変動が急激で大きいものであるか否かを判別す
る(ステップS220c)。このとき、予め設定した所
定のしきい値に基づいて判別する。そして、水位変動が
急激で大きいものでない場合は異常が発生していないと
判断してこの異常検出処理を抜ける。一方、ステップS
220cにて判別する水位変動が急激で大きいものであ
る場合は、浴槽11内にて異常が発生したと判断して異
常検出を行なう(ステップS225c)。これによっ
て、例えば、急激に浴槽11内に落下した場合に異常と
判断することが可能になる。
【0052】図14は、上述した第3実施形態における
異常検出処理において異常状態を検出する場合のタイミ
ングチャートを示している。同図においては、縦軸は水
位を示しているとともに、横軸は時間を示している。C
PU21aは計時ユニット21hにt1時間の計測を常
時実行させており、このt1時間における水位の変動を
監視している。そして、この常時監視している状況にお
いて、所定のしきい値を超える急激で大きな水位変動を
検出すると、この水位変動を検出したポイントp30に
おいて異常を検出する。
【0053】図15は、入浴が検知されていない場合に
実行される異常検出処理の第4実施形態における処理内
容を示したフローチャートである。同図において、CP
U21aは適宜所定時間間隔で水温センサー23が検出
する浴槽11aに貯められている湯水の水温を取得する
(ステップS205d)。そして、この水温が所定のし
きい値T1度以下であるか否かを判別する(ステップS
210d)。ここで、この水温がT1度より大きいと判
別された場合は、異常検出を行なう状態ではないと判断
して、この異常検出処理を抜ける。一方、水温がT1度
以下と判別された場合は、異常検出を行なう状態と判断
して、水位センサー22が検出する浴槽11に貯められ
た湯水の水位を取得する(ステップS215d)。
【0054】そして、計時ユニット21hにてt1時間
を計測させ(ステップS220d)、t1時間が経過す
ると、水位センサー22が検出する水位を取得して(ス
テップS225d)、ステップS215dにて取得した
水位から水位変動があるか否かを判別する(ステップS
230d)。このとき、予め設定した所定のしきい値に
基づいて判別する。そして、水位変動があったと判別さ
れた場合は、浴槽11内にて異常が発生したと判断して
異常検出を行なう(ステップS235d)。これによっ
て、例えば、入浴後長時間が経過した場合であって、通
常は浴槽11の水位に変動がありえない状況における異
常を検出することが可能になる。
【0055】図16は、上述した第4実施形態における
異常検出処理において異常状態を検出する場合のタイミ
ングチャートを示している。同図においては、縦左側軸
は水位を示し、縦右側軸は水温を示している。また、横
軸は時間を示している。CPU21aは計時ユニット2
1hにt1時間の計測を常時実行させており、このt1
時間における水位の変動を監視している。本実施形態は
入浴後長時間経過している状況を想定している。従っ
て、水温は徐々に低下している。そして、この水温がT
1度以下になって状態で、CPU21aが水位変動を検
出すると、この水位変動を異常と捉えて、この水位変動
が発生したポイントp40において異常を検出する。
【0056】図17は、入浴が検知されない場合に実行
される異常検出処理の第5実施形態における処理内容を
示したフローチャートである。同図において、先ず水位
センサー22が検出する浴槽11に貯められた湯水の水
位を取得する(ステップS205e)。そして、計時ユ
ニット21hにてt1時間を計測させ(ステップS21
0e)、t1時間が経過すると、水位センサー22が検
出する水位を取得して(ステップS215e)、ステッ
プS205eにて取得した水位から水位変動があるか否
かを判別する(ステップS220e)。水位変動がない
場合は、前回の水位変動があった時点から計測が開始さ
れるt6時間が経過しているか否かを判別する(ステッ
プS225e)。そして、t6時間が経過していれば異
常を検出する(ステップS230e)。一方、ステップ
S220eにて水位変動があると判別された場合は、本
実施形態においては異常を検出する状態ではないと判別
して、t6時間をリセットし、新たにt6時間の計測を
開始する(ステップS235e)。これにより、長時間
(t6時間)安定した水位を保持していた浴槽11に発
生した異常を検出することが可能になる。
【0057】図18は、上述した第5実施形態における
異常検出処理において異常状態を検出する場合のタイミ
ングチャートを示している。同図においては、縦軸は水
位を示しているとともに、横軸は時間を示している。C
PU21aは計時ユニット21hにt1時間の計測を常
時実行させており、このt1時間における水位の変動を
監視している。そして、CPU21aは水位変動が検出
された時点、本実施形態においてはポイントp50から
計時ユニット21hにt6時間の計測を開始させる。そ
して、このt6時間の間に水位変動が発生せずに経過し
た後に、この経過したポイントp51以降において、水
位変動を検出すると、この水位変動を検出したポイント
p52にて異常を検出する。
【0058】図19は、入浴が検知されていない場合に
実行される異常検出処理の第6実施形態における処理内
容を示したフローチャートである。同図において、先ず
水位センサー22が検出する浴槽11に貯められた湯水
の水位を取得する(ステップS205f)。そして、こ
の取得した水位が最大水位であるか否かを判別する(ス
テップS210f)。最大水位でない場合は本実施形態
においては異常を検出する状態ではないと判別して、こ
の異常検出処理を抜ける。一方、最大水位であれば、t
7時間の計測を開始させるとともに、このt7時間が経
過したか否かを判別する(ステップS215f)。ここ
で、最大水位の状態を維持してt7時間が経過した場合
(ステップS220f)、浴槽11内で異常が発生した
と判断して異常を検出する(ステップS220f)。こ
れにより、例えば、最初の給湯時に最大水位になったし
まった場合、この最大水位からの水位変動は検出するこ
とができない。そこで、本実施形態を適用すれば、最大
水位(この状態で入浴しても入浴を検知できない。)に
おいても浴槽11内の異常を検出することが可能にな
る。
【0059】図20は、上述した第6実施形態における
異常検出処理において異常状態を検出する場合のタイミ
ングチャートを示している。同図においては、縦軸は水
位を示しているとともに、横軸は時間を示している。C
PU21aは計時ユニット21hにt1時間の計測を常
時実行させており、このt1時間における水位の変動を
監視している。しかし、水位が最大水位になってしま
い、この状態が維持されると、水位の変動を監視するこ
とができない。そこで、最大水位を検出したポイントp
60の時点から計時ユニット21hにt7時間の計測を
開始させる。そして、最大水位の状態でこのt7時間が
経過すると、異常を検出する。
【0060】上述してきた各実施形態においては、水位
変動の有無を利用して異常の検出を行ってきた。一方、
浴槽11には循環口11aから給湯が行われる。このと
き、浴槽11内の湯水は増加し、水位変動が表れる。こ
の水位変動を異常検出処理にて検出してしまうと、正確
な異常検出処理を行うことができない場合がある。そこ
で、上述した各異常検出処理に図21に示した異常検出
リセット処理を付加することにより、給湯中は異常検出
を行わないようにしても良い。同図において、CPU2
1aは異常を検出すると(ステップS205g)、入出
力ユニット21fを介して浴室内リモコン12あるいは
浴室外リモコン24にて給湯操作が選択されているか否
かを判別する(ステップS210g)。そして、給湯操
作が選択され、浴槽11に対する給湯が行われていると
判別すると、ステップS205gにて検出した異常をリ
セットする(ステップS215g)。
【0061】(7)警報処理:異常検出処理が終了する
と、ステップS300の警報処理が実行される。図22
は、この警報処理の処理内容を示したフローチャートで
ある。同図において、先ず異常検出処理にて異常が検出
されたか否かを判別する(ステップS305)。異常が
検出されていない場合は警報を行う必要がないため、当
該警報処理を抜ける。一方、異常が検出されている場合
は、浴室内リモコン12にて警報を発生させる。この警
報の態様は特に限定されるものではなく、音声入出力部
12cからブザー音や所定の音声を出力しても良いし、
表示部12aにてアラーム表示を行うようにしても良い
(ステップS310)。そして、この警報に対する応答
があるか否かを判別し(ステップS315)、応答があ
った場合は検出した異常をリセットする(ステップS3
20)。
【0062】一方、応答がない場合は浴室外リモコン2
4にて警報を発生させ、浴室外の人間に浴室内で異常が
発生していることを通知する(ステップS325)。こ
の浴室外リモコン24での警報も浴室内リモコン12に
おける警報と同様に特に限定されるものではなく、音声
入出力部24cからブザー音や所定の音声を出力しても
良いし、表示部24aにてアラーム表示を行うようにし
ても良い。また、警報に対する応答の態様は特に限定さ
れるものではなく、浴室内リモコン12の操作ボタン1
2bのうちの所定のボタンを押し下げるものであっても
良いし、音声入出力部12cに対して音声を入力させる
ものであっても良いし、また、水面を波立たせて水位変
動を発生させ、CPU21aがこの水位変動を検出して
応答とみなすものであっても良い。
【0063】(8)救助処理:このように、警報を発生
させることにより、異常が検出されたにも関わらず現実
に異常が発生していない場合は、警報に対する応答を行
うことにより、異常をリセットすることができる。一
方、警報を発生したにも関わらず応答がない場合は、何
らかの処置を施さないと、浴槽11内の異常が原因で事
故が発生することがある。そこで、上述した警報処理に
おいて警報を発生した後に、この警報に対する応答がな
い場合にはステップS400の救助処理にて自動排水弁
からの強制排水を実行する。図23は、かかる場合にお
ける救助処理の処理内容を示したフローチャートであ
る。
【0064】同図において、上述した警報処理のステッ
プS325にて行われた浴室外リモコン24での警報に
対する応答の有無を判別する(ステップS400)。こ
の応答に対して応答があれば、浴室外の人間が浴室に進
入することにより浴槽11内で発生した異常を回避する
ことが可能になる。しかし、この浴室外リモコン24で
の警報に対する応答がない場合は、浴槽11内で発生し
ている異常を回避することができない。そこで、CPU
21aは自動排水弁駆動ユニット21iを介して自動排
水弁11bを開き、浴槽11内に貯められている湯水を
強制的に排水することによって浴槽11内の異常状態を
回避させる(ステップS405)。
【0065】上述してきた各異常検出処理において異常
検出に利用するt1〜t7時間は予めROM21bに格
納し、固定しておいても良いし、利用者の利用状況に応
じて適宜変更可能にRAM21cに格納するようにして
も良い。この場合、図24に示すように、浴室内リモコ
ン12あるいは浴室外リモコン24の表示部12a,2
4aに時間設定画面を表示可能とし、適宜操作ボタン1
2b,24bから所望の時間を設定するようにしても良
い。また、浴室内リモコン12あるいは浴室外リモコン
24から異常検出の有無を設定できるようにしておい
て、異常検出無しが設定されている場合は、各異常検出
処理を実行しないようにしても良い。
【0066】また、上述してきた実施形態においては第
1実施形態〜第6実施形態を個別に説明してきたが、む
ろん、これらの各実施形態を個別に実施する態様に限ら
れず、適宜組み合わせて実行するようにしても良いこと
は言うまでもない。
【0067】(9)まとめ:このように、給湯水位を検
出する水位センサー22を利用し、制御部21にてこの
水位センサー22にて検出される水位を入力し各異常検
出時間t1〜t6時間に検出される水位変動に基づいて
浴槽11内の異常を検出することによって、浴槽内異常
検出装置を簡易な構成で実現することが可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明にかかる浴槽内異常検出装置の概念を示
した技術概念図である。
【図2】本発明にかかる浴槽内異常検出装置を適用した
浴室システムの概略構成を示した構成図である。
【図3】制御部の構成を示した構成図である。
【図4】CPUにて実行される浴槽内異常検出処理の処
理概要を示したフローチャートである。
【図5】入浴検知処理の処理内容を示したフローチャー
トである。
【図6】入浴状態を検知する場合のタイミングチャート
である。
【図7】入浴検知処理の処理内容を示したフローチャー
トである。
【図8】異常検出処理の第1実施形態における処理内容
を示したフローチャートである。
【図9】第1実施形態における異常検出処理において異
常状態を検出する場合のタイミングチャートである。
【図10】第1実施形態における異常検出処理において
異常状態を検出する場合のタイミングチャートである。
【図11】異常検出処理の第2実施形態の処理内容を示
したフローチャートである。
【図12】第2実施形態における異常検出処理において
異常状態を検出する場合のタイミングチャートである。
【図13】異常検出処理の第3実施形態における処理内
容を示したフローチャートである。
【図14】第3実施形態における異常検出処理において
異常状態を検出する場合のタイミングチャートである。
【図15】異常検出処理の第4実施形態における処理内
容を示したフローチャートである。
【図16】第4実施形態における異常検出処理において
異常状態を検出する場合のタイミングチャートである。
【図17】異常検出処理の第5実施形態における処理内
容を示したフローチャートである。
【図18】第5実施形態における異常検出処理において
異常状態を検出する場合のタイミングチャートである。
【図19】異常検出処理の第6実施形態における処理内
容を示したフローチャートである。
【図20】第6実施形態における異常検出処理において
異常状態を検出する場合のタイミングチャートである。
【図21】異常検出リセット処理の処理内容を示したフ
ローチャートである。
【図22】警報処理の処理内容を示したフローチャート
である。
【図23】救助処理の処理内容を示したフローチャート
である。
【図24】浴室内リモコン,浴室外リモコンの前面図で
ある。
【符号の説明】
C…浴槽内異常検出装置 C1…水位検出手段 C2…水位変動手段 C3…異常検出手段 C4…警報手段 A…浴室システム 10…浴室 11…浴槽 11a…循環口 11b…自動排水弁 12…浴室内リモコン 12a…表示部 12b…操作ボタン 12c…音声入出力部 20…制御装置 21…制御部 22…水位センサー 23…温度センサー 24…浴室外リモコン 24a…表示部 24b…操作ボタン 24c…音声入出力部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G08B 21/08 G08B 21/08 23/00 530 23/00 530A Fターム(参考) 2D005 FA00 3L024 CC10 CC17 CC21 DD01 DD46 GG06 GG12 GG39 GG43 GG50 HH02 HH39 5C086 AA22 AA46 BA04 CA01 CA17 DA07 DA20 EA13 EA43 EA45 FA07 5C087 AA03 AA07 AA42 BB03 BB72 DD03 DD24 EE03 EE04 EE12 FF01 FF02 FF04 FF19 FF21 FF30 GG06 GG30 GG38 GG46 GG47

Claims (17)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 浴槽内の水位を検出可能な水位検出手段
    と、 上記検出される水位を入力しつつ水位変動を検出可能な
    水位変動検出手段と、 所定時間における上記水位変動に基づいて浴槽内におけ
    る異常を検出する異常検出手段とを具備することを特徴
    とする浴槽内異常検出装置。
  2. 【請求項2】 上記異常検出手段にて異常が検出される
    と警報を発する警報手段を備えることを特徴とする請求
    項1に記載の浴槽内異常検出装置。
  3. 【請求項3】 上記異常検出手段は、上記水位変動検出
    手段が上記所定時間内に急激で所定のしきい値以上の水
    位変動を検出した場合に異常を検出することを特徴とす
    る請求項1または請求項2のいずれかに記載の浴槽内異
    常検出装置。
  4. 【請求項4】 上記異常検出手段は、上記浴槽に対する
    入浴を検知した後に、上記所定時間を計測するととも
    に、この所定時間が経過すると浴槽からの出浴を指示す
    る出浴指示手段を有し、この指示に従って出浴されない
    場合に異常を検出することを特徴とする請求項1または
    請求項2のいずれかに記載の浴槽内異常検出装置。
  5. 【請求項5】 上記異常検出手段は、上記浴槽に対する
    入浴を検知した後に上記所定時間を計測するとともに、
    この所定時間に上記水位変動検出手段が所定のしきい値
    以上の水位変動を検出しない場合に異常を検出すること
    を特徴とする請求項1または請求項2のいずれかに記載
    の浴槽内異常検出装置。
  6. 【請求項6】 上記異常検出手段は、上記水位変動検出
    手段にて検出される水位変動および水位上昇度合いに基
    づいて上記浴槽内への入浴を検知する請求項4または請
    求項5のいずれかに記載の浴槽内異常検出装置。
  7. 【請求項7】 上記異常検出手段は、上記浴槽内への入
    浴を設定する入浴設定手段を備え、同入浴設定手段にて
    入浴が設定された場合に同浴槽内への入浴を検知する請
    求項4または請求項5のいずれかに記載の浴槽内異常検
    出装置。
  8. 【請求項8】 上記異常検出手段は、上記浴槽内の水温
    を検出する水温検出手段を備え、同水温検出手段にて検
    出された水温が所定温度より低い場合に上記水位変動検
    出手段が水位変動を検出すると異常を検出することを特
    徴とする請求項1または請求項2のいずれかに記載の浴
    槽内異常検出装置。
  9. 【請求項9】 上記異常検出手段は、上記水位変動検出
    手段が上記所定時間に水位変動を検出しないとともに、
    同所定時間経過後に、同水位変動検出手段が所定のしき
    い値以上の水位変動を検出すると異常を検出することを
    特徴とする請求項1または請求項2のいずれかに記載の
    浴槽内異常検出装置。
  10. 【請求項10】 上記異常検出手段は、上記水位検出手
    段にて浴槽の上限水位が検出されるとともに、この上限
    水位状態が上記所定時間継続した場合に異常を検出する
    ことを特徴とする請求項1または請求項2のいずれかに
    記載の浴槽内異常検出装置。
  11. 【請求項11】 上記異常検出手段は、上記浴槽内に対
    する給湯の有無を判別する給湯判別手段を備え、同浴槽
    内に給湯されている場合には異常を検出しないことを特
    徴とする請求項1〜請求項10のいずれかに記載の浴槽
    内異常検出装置。
  12. 【請求項12】 上記警報手段は、上記警報を解除する
    警報解除手段を備え、同警報解除手段にて警報が解除さ
    れた場合に検出した異常をリセットすることを特徴とす
    る請求項2〜請求項11のいずれかに記載の浴槽内異常
    検出装置。
  13. 【請求項13】 上記警報手段は、上記警報を発した後
    に上記警報解除手段による同警報の解除が行なわれない
    場合に、上記浴槽が配置される浴室外部に警報を発生す
    る外部警報手段を備えることを特徴とする請求項12に
    記載の浴槽内異常検出装置。
  14. 【請求項14】 上記浴槽内の水を強制的に排水可能な
    強制排水手段を備え、同強制排水手段は、上記警報解除
    手段にて上記警報が解除されない場合に同浴槽内の水を
    強制的に排水することを特徴とする請求項12または請
    求項13のいずれかに記載の浴槽内異常検出装置。
  15. 【請求項15】 上記所定時間を設定する時間設定手段
    あるいは異常検出の有無を選択する選択手段を備えるこ
    とを特徴とする請求項1〜請求項14のいずれかに記載
    の浴槽内異常検出装置。
  16. 【請求項16】 上記水位検出手段は、給湯時の水位を
    計測する水位センサーを利用することを特徴とする請求
    項1〜請求項15のいずれかに記載の浴槽内異常検出装
    置。
  17. 【請求項17】 浴槽内にて発生する異常状態を検出可
    能な浴槽内異常検出方法であって、 浴槽内の水位を検出する水位検出工程と、 上記検出される水位を入力しつつ水位変動を検出可能な
    水位変動検出工程と、 所定時間における上記水位変動に基づいて浴槽内におけ
    る異常を検出する異常検出工程とを具備することを特徴
    とする浴槽内異常検出方法。
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