JP2003014169A - 差込み式管継手に差し込まれる管の端部構造 - Google Patents
差込み式管継手に差し込まれる管の端部構造Info
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- JP2003014169A JP2003014169A JP2001196193A JP2001196193A JP2003014169A JP 2003014169 A JP2003014169 A JP 2003014169A JP 2001196193 A JP2001196193 A JP 2001196193A JP 2001196193 A JP2001196193 A JP 2001196193A JP 2003014169 A JP2003014169 A JP 2003014169A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 差込み式管継手に差し込まれる管の端部構造
において、管が差込み不足の場合も管の抜止め機能を確
保できるものとする。 【解決手段】 差込み式管継手１の受口１３に差し込ま
れる管２の端部の外面に、管継手１内のロックリング１
２に係合する第１の抜止溝２２を設けるとともに、第１
の抜止溝２２と末端部２０との間の中間位置に、もう一
つもしくは二つ以上の第２の抜止溝２１を設ける。第１
の抜止溝２２がロックリング１２に達する手前に位置し
かつ第２の抜止溝２１がロックリング１２を乗り越える
といった差し込み不足の場合も、この差込み後管２を少
し引き戻すと、この引戻し途上でテ−パ面１８で縮径作
用を受けるロックリング１２が第２の抜止溝２１にはま
り係合するため、管２の抜止め機能を確保できる。
において、管が差込み不足の場合も管の抜止め機能を確
保できるものとする。 【解決手段】 差込み式管継手１の受口１３に差し込ま
れる管２の端部の外面に、管継手１内のロックリング１
２に係合する第１の抜止溝２２を設けるとともに、第１
の抜止溝２２と末端部２０との間の中間位置に、もう一
つもしくは二つ以上の第２の抜止溝２１を設ける。第１
の抜止溝２２がロックリング１２に達する手前に位置し
かつ第２の抜止溝２１がロックリング１２を乗り越える
といった差し込み不足の場合も、この差込み後管２を少
し引き戻すと、この引戻し途上でテ−パ面１８で縮径作
用を受けるロックリング１２が第２の抜止溝２１にはま
り係合するため、管２の抜止め機能を確保できる。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、差込み式管継手に
差込み接続される給水・給湯用配管等の管の端部構造の
改良に係り、より詳しくは管が差込み不足の場合も管抜
けを防止できるようにした管の端部構造に関する。
差込み接続される給水・給湯用配管等の管の端部構造の
改良に係り、より詳しくは管が差込み不足の場合も管抜
けを防止できるようにした管の端部構造に関する。
【０００２】
【従来の技術】この種の差込み式管継手として、例え
ば、図５に示すようなものが提案されている。そこで
は、筒状の継手本体１０の軸心方向両端に管２の端部が
差し込まれる受口１３，１３を開口し、この受口１３の
内周面に管抜出方向に窄まり状のテ−パ面１８を形成
し、受口１３の内奥部内周には管端ストッパー部１４を
設けている。継手本体１０の受口１３の内部には拡縮径
自在なロックリング１２と、このロックリング１２より
内奥側に配されるゴム製のシールリング１１とが組み込
まれている。一方、この管継手で接続される薄肉ステン
レス鋼管など管２の端部の外面には施工確認用のチェッ
クライン３１を設けるとともに、このチェックライン３
１より端部末端寄り側の外面に前記ロックリング１２に
係合させるための抜止溝３２を円周方向に設けている。
ば、図５に示すようなものが提案されている。そこで
は、筒状の継手本体１０の軸心方向両端に管２の端部が
差し込まれる受口１３，１３を開口し、この受口１３の
内周面に管抜出方向に窄まり状のテ−パ面１８を形成
し、受口１３の内奥部内周には管端ストッパー部１４を
設けている。継手本体１０の受口１３の内部には拡縮径
自在なロックリング１２と、このロックリング１２より
内奥側に配されるゴム製のシールリング１１とが組み込
まれている。一方、この管継手で接続される薄肉ステン
レス鋼管など管２の端部の外面には施工確認用のチェッ
クライン３１を設けるとともに、このチェックライン３
１より端部末端寄り側の外面に前記ロックリング１２に
係合させるための抜止溝３２を円周方向に設けている。
【０００３】この差込み式管継手では、一旦、図５に示
すごとく受口１３に対し管２の端部が、抜止溝３２がロ
ックリング１２の位置を越えるとともにチェックライン
３１が受口１３内に入るように管端ストッパー部１４に
突き当たるまで差し込まれ、しかる後、図６に示すよう
に、管２が少し引き戻されると、ロックリング１２がテ
−パ面１８との当接により縮径作用を受けて抜止溝３２
に係合することにより管２の抜止め機能が確保されると
いうものである。
すごとく受口１３に対し管２の端部が、抜止溝３２がロ
ックリング１２の位置を越えるとともにチェックライン
３１が受口１３内に入るように管端ストッパー部１４に
突き当たるまで差し込まれ、しかる後、図６に示すよう
に、管２が少し引き戻されると、ロックリング１２がテ
−パ面１８との当接により縮径作用を受けて抜止溝３２
に係合することにより管２の抜止め機能が確保されると
いうものである。
【０００４】上記差込み式管継手において、管２の接続
施工に際し、継手本体１０の受口１３に管２の端部を差
し込んで管端ストッパー部１４に突き当てて差込みを止
め、施工を終えるが、このとき管２の抜止溝３２にロッ
クリング１２が係合しているどうかの差込み状態の良否
の確認は、一旦前述のように差込まれた管２を、手で少
し引き戻し、この引戻しにより図６に示すごとくチェッ
クライン３１が受口１３から出て見えれば、施工良好と
判断する方法がとられていた。
施工に際し、継手本体１０の受口１３に管２の端部を差
し込んで管端ストッパー部１４に突き当てて差込みを止
め、施工を終えるが、このとき管２の抜止溝３２にロッ
クリング１２が係合しているどうかの差込み状態の良否
の確認は、一旦前述のように差込まれた管２を、手で少
し引き戻し、この引戻しにより図６に示すごとくチェッ
クライン３１が受口１３から出て見えれば、施工良好と
判断する方法がとられていた。
【０００５】
【発明が解決しようとする課題】しかるに、チェックラ
イン３１により管２の差込み施工の良否を確認する上記
差込み式管継手では、その確認の確実性を欠く。すなわ
ち、管Ｐの差込みを図７に示すごとく途中（抜止溝３２
がロックリング１２に達する手前）で止めた場合、既に
抜止溝３２がロックリング１２の位置を越えた後引き戻
されたものとの区別がつかず、このため図７に示すごと
く管２が差込み不足でロックリング１２が抜止溝３２に
係合しないままにされることがあり、これを確認するこ
とは困難であった。管２の差込みを途中で止めた場合は
管２が差込み不足でロックリング１２が抜止溝３２に係
合されないままになるため、管２の抜出し事故を引き起
こすという問題があった。
イン３１により管２の差込み施工の良否を確認する上記
差込み式管継手では、その確認の確実性を欠く。すなわ
ち、管Ｐの差込みを図７に示すごとく途中（抜止溝３２
がロックリング１２に達する手前）で止めた場合、既に
抜止溝３２がロックリング１２の位置を越えた後引き戻
されたものとの区別がつかず、このため図７に示すごと
く管２が差込み不足でロックリング１２が抜止溝３２に
係合しないままにされることがあり、これを確認するこ
とは困難であった。管２の差込みを途中で止めた場合は
管２が差込み不足でロックリング１２が抜止溝３２に係
合されないままになるため、管２の抜出し事故を引き起
こすという問題があった。
【０００６】本発明の目的は、このような問題を解決す
るためになされたもので、管が差込み不足である場合も
管の抜止め機能を確保できる、差込み式管継手に差し込
まれる管の端部構造を提供することにある。
るためになされたもので、管が差込み不足である場合も
管の抜止め機能を確保できる、差込み式管継手に差し込
まれる管の端部構造を提供することにある。
【０００７】
【課題を解決するための手段】本発明は、差込み式管継
手が、継手本体の端部に受口を開口するとともに、この
受口の内奥部内周に管端ストッパー部を設けており、前
記受口の内部には拡縮径自在なロックリングと、このロ
ックリングと前記管端ストッパー部との間に配置される
シールリングとを組み込んでおり、前記ロックリングの
内接する受口の内周には、前記ロックリングに縮径方向
の力を作用させるテ−パ面を管抜出方向に窄まり状に設
けており、前記受口に差し込まれる管の端部の外面に
は、該管がこれの末端部を前記管端ストッパー部に当接
するまで差込まれた後少し引き戻されるに伴い前記ロッ
クリングに係合する第１の抜止溝を設けてある、差込み
式管継手に差し込まれる管の端部構造において、前記管
の端部の外面上の第１の抜止溝と末端部との間の中間位
置に、もう一つもしくは二つ以上の第２の抜止溝を設け
ていることに特徴を有するものである。この場合におい
て、前記管の端部の外面上の、前記第１の抜止溝より管
抜出方向に偏した位置に、管がこれの端部の末端部を前
記管端ストッパー部に当接させるまで差し込まれたとき
前記受口の開口端面より僅かに内部に位置するチェック
ラインを設けることができる。
手が、継手本体の端部に受口を開口するとともに、この
受口の内奥部内周に管端ストッパー部を設けており、前
記受口の内部には拡縮径自在なロックリングと、このロ
ックリングと前記管端ストッパー部との間に配置される
シールリングとを組み込んでおり、前記ロックリングの
内接する受口の内周には、前記ロックリングに縮径方向
の力を作用させるテ−パ面を管抜出方向に窄まり状に設
けており、前記受口に差し込まれる管の端部の外面に
は、該管がこれの末端部を前記管端ストッパー部に当接
するまで差込まれた後少し引き戻されるに伴い前記ロッ
クリングに係合する第１の抜止溝を設けてある、差込み
式管継手に差し込まれる管の端部構造において、前記管
の端部の外面上の第１の抜止溝と末端部との間の中間位
置に、もう一つもしくは二つ以上の第２の抜止溝を設け
ていることに特徴を有するものである。この場合におい
て、前記管の端部の外面上の、前記第１の抜止溝より管
抜出方向に偏した位置に、管がこれの端部の末端部を前
記管端ストッパー部に当接させるまで差し込まれたとき
前記受口の開口端面より僅かに内部に位置するチェック
ラインを設けることができる。
【０００８】
【作用】管の接続に際し、継手本体の受口に管の端部を
第１の抜止溝がロックリングを乗り越えて管の末端部が
管端ストッパー部に当るまで差し込み、この差込み後管
を少し引き戻すと、この引戻し途上でテ−パ面で縮径作
用を受けるロックリングが第１の抜止溝にはまり係合す
るので、管の抜止め機能を確保できる。その際、管の差
込みが、不用意に、第１の抜止溝がロックリングに達す
る手前に位置しかつ第２の抜止溝（第２の抜止溝が二つ
以上設けられている場合は少なくとも一つの第２の抜止
溝）がロックリングを乗り越えて止められてしまうとい
う差込み不足のまま終えられた場合も、この差込み後管
を少し引き戻すと、この引戻し途上でテ−パ面で縮径作
用を受けるロックリングが第２の抜止溝にはまり係合す
るので、管の抜出しを防止できる。
第１の抜止溝がロックリングを乗り越えて管の末端部が
管端ストッパー部に当るまで差し込み、この差込み後管
を少し引き戻すと、この引戻し途上でテ−パ面で縮径作
用を受けるロックリングが第１の抜止溝にはまり係合す
るので、管の抜止め機能を確保できる。その際、管の差
込みが、不用意に、第１の抜止溝がロックリングに達す
る手前に位置しかつ第２の抜止溝（第２の抜止溝が二つ
以上設けられている場合は少なくとも一つの第２の抜止
溝）がロックリングを乗り越えて止められてしまうとい
う差込み不足のまま終えられた場合も、この差込み後管
を少し引き戻すと、この引戻し途上でテ−パ面で縮径作
用を受けるロックリングが第２の抜止溝にはまり係合す
るので、管の抜出しを防止できる。
【０００９】管の端部にチェックラインが設けられてい
る場合は、管がこれの末端部を管端ストッパー部に当接
するまで差し込まれたとき、チェックラインが受口の開
口端面より僅かに内部に位置するので、これを目で確認
することにより管が最も深く差し込まれたことを容易に
知ることができる。
る場合は、管がこれの末端部を管端ストッパー部に当接
するまで差し込まれたとき、チェックラインが受口の開
口端面より僅かに内部に位置するので、これを目で確認
することにより管が最も深く差し込まれたことを容易に
知ることができる。
【００１０】
【発明の実施の形態】本発明の好適な実施例を図面に基
づき説明する。図１は管が差込み式管継手に最も深く差
し込まれた時の状態を示す半欠截断面図、図２は図１の
管が差込み式管継手に抜止め状態に差込み終えられた時
の状態を示す一部断面図、図３は管が差込み式管継手に
差込み不足状態に差し込まれた時の状態を示す半欠截断
面図、図４は管が差込み式管継手に差込み不足状態に差
し込まれた時における抜止め状態を示す半欠截断面図で
ある。
づき説明する。図１は管が差込み式管継手に最も深く差
し込まれた時の状態を示す半欠截断面図、図２は図１の
管が差込み式管継手に抜止め状態に差込み終えられた時
の状態を示す一部断面図、図３は管が差込み式管継手に
差込み不足状態に差し込まれた時の状態を示す半欠截断
面図、図４は管が差込み式管継手に差込み不足状態に差
し込まれた時における抜止め状態を示す半欠截断面図で
ある。
【００１１】図１において、１は差込み式管継手、２は
差込み式管継手１により接続される管である。差込み式
管継手１は、継手本体１０、内周に襞状片１１ａを有す
るゴム製のシールリング１１、および内周にエッジ部１
２ａを有する金属製の拡縮径自在なロックリング１２な
どにより構成される。
差込み式管継手１により接続される管である。差込み式
管継手１は、継手本体１０、内周に襞状片１１ａを有す
るゴム製のシールリング１１、および内周にエッジ部１
２ａを有する金属製の拡縮径自在なロックリング１２な
どにより構成される。
【００１２】継手本体１０は筒状に形成され、これの軸
心方向両端部に管２の端部が差し込まれる受口１３，１
３を開口し、軸心方向中央付近の内周に管２の外径より
小さい内径の環状の管端ストッパー部１４を設け、かつ
管端ストッパー部１４より管抜出方向に位置する部位の
内周にシールリング収容用凹溝１５を形成するととも
に、この凹溝１５より更に管抜出方向に位置する部位の
内周に環状壁１６を介してロックリング収容用凹溝１７
を形成し、この凹溝１７の内周面に管抜出方向に窄まり
状のテ−パ面１８を形成している。継手本体１０のシー
ルリング収容用凹溝１５には前記シールリング１１が、
ロックリング収容用凹溝１７に前記ロックリング１２が
それぞれ嵌め込まれる。
心方向両端部に管２の端部が差し込まれる受口１３，１
３を開口し、軸心方向中央付近の内周に管２の外径より
小さい内径の環状の管端ストッパー部１４を設け、かつ
管端ストッパー部１４より管抜出方向に位置する部位の
内周にシールリング収容用凹溝１５を形成するととも
に、この凹溝１５より更に管抜出方向に位置する部位の
内周に環状壁１６を介してロックリング収容用凹溝１７
を形成し、この凹溝１７の内周面に管抜出方向に窄まり
状のテ−パ面１８を形成している。継手本体１０のシー
ルリング収容用凹溝１５には前記シールリング１１が、
ロックリング収容用凹溝１７に前記ロックリング１２が
それぞれ嵌め込まれる。
【００１３】一方、管２は薄肉ステンレス鋼管等からな
り、その端部の外面に、末端部２０から順に一つもしく
は二つ以上（図示例では一つ）の第２の抜止溝２１、第
１の抜止溝２２、チェックライン２３をそれぞれ円周方
向に設けている。図１に示すように、第１の抜止溝２２
は、管２がこれの末端部２０を管端ストッパー部１４に
当接するまで差し込まれたときロックリング１２を乗り
越える位置に存するように位置設定される。チェックラ
イン２３は、管２がこれの末端部２０を管端ストッパー
部１４に当接するまで差し込まれたとき受口１３の開口
端面より僅かに内部に位置するように位置設定される。
チェックライン２３は溝付け以外に、マジック等で標示
線をマーキングするもよい。
り、その端部の外面に、末端部２０から順に一つもしく
は二つ以上（図示例では一つ）の第２の抜止溝２１、第
１の抜止溝２２、チェックライン２３をそれぞれ円周方
向に設けている。図１に示すように、第１の抜止溝２２
は、管２がこれの末端部２０を管端ストッパー部１４に
当接するまで差し込まれたときロックリング１２を乗り
越える位置に存するように位置設定される。チェックラ
イン２３は、管２がこれの末端部２０を管端ストッパー
部１４に当接するまで差し込まれたとき受口１３の開口
端面より僅かに内部に位置するように位置設定される。
チェックライン２３は溝付け以外に、マジック等で標示
線をマーキングするもよい。
【００１４】上記構成の管２を差込み式管継手１に接続
するには、図１に示すように、継手本体１０の受口１３
に管２の端部をチェックライン２３が受口１３の開口端
面より僅かに内部に入るまで差し込むと、第１の抜止溝
２２がロックリング１２の位置を乗り越えて管２の末端
部２０が管端ストッパー部１４に当るまで差し込まれた
ことになる。この差込み後、図２に示すごとく管２を少
し引き戻すと、この引戻し途上でテ−パ面１８で縮径作
用を受けるロックリング１２が第１の抜止溝２２にはま
り係合して管２の引抜き阻止機能を確保する。この管２
の抜止め状態と同時に、管２の端部の外周面にシールリ
ング１１が圧縮状に密接することにより受口１３の内周
面と管２の端部外周面との間のシール状態が得られる。
するには、図１に示すように、継手本体１０の受口１３
に管２の端部をチェックライン２３が受口１３の開口端
面より僅かに内部に入るまで差し込むと、第１の抜止溝
２２がロックリング１２の位置を乗り越えて管２の末端
部２０が管端ストッパー部１４に当るまで差し込まれた
ことになる。この差込み後、図２に示すごとく管２を少
し引き戻すと、この引戻し途上でテ−パ面１８で縮径作
用を受けるロックリング１２が第１の抜止溝２２にはま
り係合して管２の引抜き阻止機能を確保する。この管２
の抜止め状態と同時に、管２の端部の外周面にシールリ
ング１１が圧縮状に密接することにより受口１３の内周
面と管２の端部外周面との間のシール状態が得られる。
【００１５】管２の差し込みに際し、図３に示すよう
に、第１の抜止溝２２がロックリング１２に達する手前
に位置しかつ第２の抜止溝２１（第２の抜止溝２１が二
つ以上設けられている場合は少なくとも一つの第２の抜
止溝２１）がロックリング１２を乗り越えて止められる
といった差し込み不足状態のままで差し込み操作が不用
意に終えられることがある。こうした差込み不足の場合
も、この差込み後、図４に示すごとく管２を少し引き戻
すと、この引戻し途上でテ−パ面１８で縮径作用を受け
るロックリング１２が第２の抜止溝２１にはまり係合す
るため、このときも管２の抜止め機能を確保することが
できる。なお、上記実施例においては継手本体１の他端
部の受口１３にも同様に別の管２の端部が差し込まれ
る。
に、第１の抜止溝２２がロックリング１２に達する手前
に位置しかつ第２の抜止溝２１（第２の抜止溝２１が二
つ以上設けられている場合は少なくとも一つの第２の抜
止溝２１）がロックリング１２を乗り越えて止められる
といった差し込み不足状態のままで差し込み操作が不用
意に終えられることがある。こうした差込み不足の場合
も、この差込み後、図４に示すごとく管２を少し引き戻
すと、この引戻し途上でテ−パ面１８で縮径作用を受け
るロックリング１２が第２の抜止溝２１にはまり係合す
るため、このときも管２の抜止め機能を確保することが
できる。なお、上記実施例においては継手本体１の他端
部の受口１３にも同様に別の管２の端部が差し込まれ
る。
【００１６】因みに、施工後、地震などにより管２が更
に抜出し方向に強く引っ張られるようなことがあって
も、管２と共に同一方向に移動するロックリング１２の
外周面がテ−パ面１８によりロックリング１２が更に縮
径して第１の抜止溝２２または第２の抜止溝２１への食
込みが増すことになるため、管２の端部が受口１３から
抜け出るのを確実に阻止できる。
に抜出し方向に強く引っ張られるようなことがあって
も、管２と共に同一方向に移動するロックリング１２の
外周面がテ−パ面１８によりロックリング１２が更に縮
径して第１の抜止溝２２または第２の抜止溝２１への食
込みが増すことになるため、管２の端部が受口１３から
抜け出るのを確実に阻止できる。
【００１７】
【発明の効果】本発明によれば、管の端部に第１の抜止
溝のほかに更に第２の抜止溝を設けるという簡単な手段
で、管が差込み不足の場合も管の抜止め機能を確保でき
るという利点がある。
溝のほかに更に第２の抜止溝を設けるという簡単な手段
で、管が差込み不足の場合も管の抜止め機能を確保でき
るという利点がある。
【図１】管が差込み式管継手に最も深く差し込まれた時
の状態を示す半欠截断面図である。
の状態を示す半欠截断面図である。
【図２】管が差込み式管継手に抜止め状態に差し込み終
えられた時の状態を示す一部断面図である。
えられた時の状態を示す一部断面図である。
【図３】管が差込み式管継手に差込み不足状態に差し込
まれた時の状態を示す半欠截断面図である。
まれた時の状態を示す半欠截断面図である。
【図４】管が差込み式管継手に差込み不足状態に差し込
まれた時における抜止め状態を示す半欠截断面図であ
る。
まれた時における抜止め状態を示す半欠截断面図であ
る。
【図５】従来例の管を差込み式管継手に最も深く差込ん
だ時の状態の半欠截断面図である。
だ時の状態の半欠截断面図である。
【図６】図５の管を差込み式管継手に抜止め状態に差込
み終えた時の状態の一部断面図である。
み終えた時の状態の一部断面図である。
【図７】図５の管を差込み式管継手に差込み不足状態に
差し込まれた状態を示す一部断面図である。
差し込まれた状態を示す一部断面図である。
１ 差込み式管継手
２ 管
１０ 継手本体
１１ シールリング
１２ ロックリング
１３ 受口
１４ 管端ストッパー部
１８ テ−パ面
２０ 末端部
２１ 第２の抜止溝
２２ 第１の抜止溝
２３ チェックライン
Claims (2)
- 【請求項１】 差込み式管継手が、継手本体の端部に受
口を開口するとともに、この受口の内奥部内周に管端ス
トッパー部を設けており、前記受口の内部には拡縮径自
在なロックリングと、このロックリングと前記管端スト
ッパー部との間に配置されるシールリングとを組み込ん
でおり、前記ロックリングの内接する受口の内周には、
前記ロックリングに縮径方向の力を作用させるテ−パ面
を管抜出方向に窄まり状に設けており、前記受口に差し
込まれる管の端部の外面には、該管がこれの末端部を前
記管端ストッパー部に当接するまで差込まれた後少し引
き戻されるに伴い前記ロックリングに係合する第１の抜
止溝を設けてある、差込み式管継手に差し込まれる管の
端部構造において、 前記管の端部の外面上の第１の抜止溝と末端部との間の
中間位置に、もう一つもしくは二つ以上の第２の抜止溝
を設けていることを特徴とする差込み式管継手に差し込
まれる管の端部構造。 - 【請求項２】 前記管の端部の外面上の、前記第１の抜
止溝より管抜出方向に偏した位置に、管がこれの端部の
末端部を前記管端ストッパー部に当接するまで差し込ま
れたとき前記受口の開口端面より僅かに内部に位置する
チェックラインが設けられている請求項１記載の差込み
式管継手にに差し込まれる管の端部構造。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2001196193A JP4585714B2 (ja) | 2001-06-28 | 2001-06-28 | 差込み式管継手に差し込まれる管の端部構造 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2001196193A JP4585714B2 (ja) | 2001-06-28 | 2001-06-28 | 差込み式管継手に差し込まれる管の端部構造 |
Publications (2)
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