JP2003214584A - 管継手 - Google Patents
管継手Info
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Abstract
段の構造の簡略化を図ることができる管継手を得る。 【解決手段】 筒状の継手本体2と、継手本体2内に嵌
合したパッキング3と、継手本体2のパイプ挿入側に配
置されていて先端に向かって縮径した縮径テーパ孔部4
aを有する可動前筒体4と、継手本体2のパイプ挿入側
端部と可動前筒体4の縮径テーパ孔部4aがなす空間に
配置されパイプ1の拡径段部1bを押さえるロック用コ
イルスプリング環5と、継手本体2の基端側に移動した
際に可動前筒体4の縮径テーパ孔部4aの小径側でロッ
ク用コイルスプリング環5を押圧して縮径させ、パイプ
挿入側に移動した際に縮径テーパ孔部4aの大径側でロ
ック用コイルスプリング環5の押圧を解除し拡径させる
操作スリーブ6と、操作スリーブ6と継手本体2のいず
れか一方に設けたガイド溝9と、操作スリーブ6と継手
本体2のいずれか他方に支持されていてガイド溝9に係
合するガイドピン10とを備えている。
Description
を経て拡径先端部となっているパイプの前記拡径段部の
外周をロック用コイルスプリング環で押さえて接続する
管継手に関するものである。
パイプ本体部の先端部が拡径段部を経て拡径先端部とな
っているパイプの前記拡径段部の外周をロック用コイル
スプリング環で押さえて接続する管継手が提案されてい
る。
ング環を縮径・拡径するために、内周に縮径テーパ孔部
を有する外筒体を継手本体の先端外周に設けていて、こ
の外筒体をカム機構で継手本体の軸心方向に前後に移動
させ、この外筒体を継手本体の基端側に移動させた際に
はその縮径テーパ孔部の小径側でロック用コイルスプリ
ング環を求心方向に押圧し縮径させてパイプを固定し、
また継手本体の先端側に移動させた際にはその縮径テー
パ孔部の大径側で前記求心方向への押圧を解除してロッ
ク用コイルスプリング環を復元力により拡径させてパイ
プの固定を解除していた。
このような管継手では、縮径テーパ孔部を有する部材を
カム機構で継手本体の軸心方向に前後に移動させていた
ので、該縮径テーパ孔部を有する部材を継手本体の軸心
方向に移動させる手段の構造が複雑化し、コスト高にな
る問題点があった。
部材を、継手本体の軸心方向に前後に移動させる手段の
構造の簡略化を図ることができる管継手を提供すること
にある。
段部を経て拡径先端部となっているパイプの前記拡径段
部の外周をロック用コイルスプリング環で押さえて接続
する管継手を改良するものである。
拡径先端部を挿入できる内径の挿入孔部を有する筒状の
継手本体と、前記挿入孔部内に気密液密に嵌合され前記
パイプの拡径先端部の先端又は内面に気密液密に接触す
るパッキングと、前記継手本体のパイプ挿入側に配置さ
れていて先端に向かって縮径される縮径テーパ孔部と該
縮径テーパ孔部の先端側に存在して前記パイプの拡径先
端部を挿入できる内径の小径孔部を有する可動前筒体
と、前記継手本体のパイプ挿入側端部と可動前筒体の後
端に開口する縮径テーパ孔部がなす空間に配置され該縮
径テーパ孔部内で縮径して前記継手本体の挿入孔部内に
挿入された前記パイプの拡径段部を押さえる前記ロック
用コイルスプリング環と、前記可動前筒体の外周と前記
継手本体の外周に跨がって、可動前筒体とは回転自在で
軸方向には一体となるように、継手本体とは回転自在で
軸方向に移動自在となるように嵌合しており、前記継手
本体の基端側に移動した際には前記可動前筒体を同方向
に移動して縮径テーパ孔部の小径側で前記ロック用コイ
ルスプリング環を縮径させ、前記継手本体のパイプ挿入
側に移動した際には前記可動前筒体を同方向に移動して
縮径テーパ孔部の大径側で前記ロック用コイルスプリン
グ環の押圧を解除して拡径させる操作を行う操作スリー
ブと、前記継手本体と前記操作スリーブのいずれか一方
に前記継手本体の軸方向に対して傾斜した状態に設けら
れたガイド溝と、前記継手本体と前記操作スリーブのい
ずれか他方に支持されていて前記ガイド溝に係合したガ
イドピンとを備えていることを特徴とする。
に操作スリーブを正逆いずれかの方向に回すことにより
ガイド溝とガイドピンとで操作スリーブが軸方向に前後
動し、この操作スリーブの前後動により前記可動前筒体
を前後動させることができるので、構造を簡略化するこ
とができ、コストを低減することができる。
載の構成で、前記可動前筒体の外周には、前記操作スリ
ーブの内周面に当接し操作スリーブを支持するボールが
円周方向に複数自転できるように設けられていることを
特徴とする。
ることにより操作スリーブに軸方向への動きを発生させ
たとき、操作スリーブに嵌合している可動前筒体は、そ
の外周に設けられているボールが自転して操作スリーブ
の回転が伝わらない状態で軸方向への移動のみが伝達さ
れることから、可動前筒体は回転の無い状態で移動して
縮径テーパ孔部でロック用コイルスプリング環を押圧
し、また押圧を解除することになるので、ロック用コイ
ルスプリング環の拡径、縮径を円滑に且つ確実に行うこ
とができる。
2に記載の構成で、前記ガイド溝には、前記縮径テーパ
孔部の小径側で前記ロック用コイルスプリング環を縮径
させている状態で前記ガイドピンを係合させることによ
り、継手本体の基端側に移動している前記操作スリーブ
がパイプ挿入側に戻らないようにその回転を阻止するロ
ック溝部が設けられていることを特徴とする。
ーパ孔部の小径側でロック用コイルスプリング環を縮径
させている状態で、ロックピンがロック溝部に入ること
によりその回転が阻止されるので、パイプの接続をより
確かなものにできる。
又は3に記載の構成で、前記ガイド溝が前記操作スリー
ブに設けられているとき、前記継手本体には外周に開口
させて穴が設けられ、該穴内にはロックボールがスプリ
ングで前記継手本体の外周から突出する方向に付勢され
て挿入されており、該ロックボールは、操作スリーブが
前記継手本体のパイプ挿入側に移動して前記可動前筒体
の縮径テーパ孔部の大径側で前記ロック用コイルスプリ
ング環が拡径している状態では操作スリーブの内周面で
求心方向に押さえられて前記穴内に没入しており、操作
スリーブが前記継手本体の基端側に移動して前記可動前
筒体の縮径テーパ孔部の小径側で前記ロック用コイルス
プリング環を縮径させている状態のときスプリングの付
勢により前記操作スリーブに設けられたガイド溝に係合
して操作スリーブがパイプ挿入側に戻らないようにその
回転を阻止するようになっていることを特徴とする。
でロック用コイルスプリング環を縮径させている状態
で、操作スリーブに設けられているガイド溝にロックボ
ールが係合して操作スリーブの回転が阻止されるので、
パイプの接続をより確かなものにできる。
2,3又は4に記載の構成で、前記継手本体の挿入孔部
内に嵌合される前記パッキングは、継手本体のパイプ挿
入側から着脱可能に挿入されるようになっていることを
特徴とする。
があったときの交換作業を容易に行うことができる。
2,3,4又は5に記載の構成で、前記パッキングは、
前記継手本体の挿入孔部内に気密液密に嵌合される大径
部と、該大径部に一体に形成され前記パイプの拡径先端
部の内面に気密液密に接触する小径部からなり、前記小
径部は前記パイプの開口部を塞ぐ構造であることを特徴
とする。
挿入口部に挿入されたパイプの開口部を塞ぐので、この
管継手をパイプの栓として使用することができる。
2,3,4又は5に記載の構成で、前記パッキングは、
前記継手本体の挿入孔部内に気密液密に嵌合される大径
部と、該大径部に一体に形成され前記パイプの拡径先端
部の内面に気密液密に接触する小径部からなる筒状構造
であることを特徴とする。
体の挿入口部に挿入されたパイプ内を連通状態で接続す
ることが出きる。
2,3,4,5,6,又は7に記載の構成で、前記パッ
キングは、パイプの拡径先端部の先端内部または外部に
装着される装着部を一体に有し、予めパイプの拡径先端
部の先端に装着された状態でパイプの拡径先端部ととも
に前記継手本体の挿入孔部に挿入されるものであること
を特徴とする。
プの拡径先端部にパッキングを装着して接続するので、
接続の都度、常にパッキングの状態を確認できるので、
接続時のシールの完全性を確実に図ることができる。
載の構成で、前記パッキングに有する装着部は、請求項
6又は7に記載の小径部からなることを特徴とする。
小径部を装着部とすることにより、新たにパッキングに
装着部を設ける必要が無い。特に、請求項6に記載の小
径部はパイプの開口部を塞ぐ構造であるので、該小径部
を有するパッキングを予めパイプの拡径先端部に装着し
ておくことにより、パイプ内に埃等が入ることを防止す
る蓋としての役割も果たすことができる。
6,7,8又は9に記載の構成で、前記継手本体の前記
挿入孔部と連通する後部孔部内には、軸方向に移動可能
に嵌合され、前記パッキングの前記継手本体の軸方向の
位置を調整するパッキン押えを備えていることを特徴と
する。
さにばらつきがあっても、パッキン押えの位置を軸方向
に移動調整することにより、前記継手本体の挿入孔部内
におけるパッキングの位置をパイプの拡径先端部の長さ
に応じて調整することができる。
2,3,4,3,5,6,7,8,又は9に記載の構成
で、前記継手本体の外周には前記操作スリーブがパイプ
挿入側に位置しているとき露出して該操作スリーブが非
ロック状態にあることを示すロック表示部が設けられて
いることを特徴とする。
しているか否かを確認することにより、操作スリーブが
ロック状態にあるか否かを容易に知ることができる。
手の実施の形態の一例を示したもので、図1は本例の管
継手にパイプを接続する前の状態の示す縦断側面図、図
2は図1のA−A線断面図、図3は図1に示す操作スリ
ーブに設けられているガイド溝の展開図、図4は図1で
用いているロック用コイルスプリングの拡大正面図、図
5は本例の管継手にパイプを接続した状態を示す縦断側
面図、図6は図5のB−B線断面図である。
aの先端部がテーパ形の拡径段部1bを経て拡径先端部
1cとなっているパイプ1を接続するためのものであ
る。
を挿入できる内径の挿入孔部2aと該挿入孔部2aより
小径の後部孔部2bとを有する金属製の継手本体2を有
する。この継手本体2内には、ゴム製のパッキング3が
嵌められている。このパッキング3は、本例では、継手
本体2の挿入孔部2aの内周に外周が気密液密に接触し
た状態で該継手本体2の軸心方向に摺動可能な大径部3
aと、該大径部3aに一体に形成され前記パイプ1の拡
径先端部1c内に装着され拡径先端部1cの内面に気密
液密に接触する装着部となる小径部3bとで構成されて
いる。本例では、前記小径部3bは開口されておらず、
継手本体2の挿入孔部2aに挿入されたパイプ1の拡径
先端部1cの開口部を塞ぐ構造になっている。また、前
記のように構成されたパッキング3は、本例では、継手
本体2のパイプ挿入側から着脱可能に挿入孔部2aに挿
入されるようになっている。
前筒体4が配置されている。この可動前筒体4は金属製
であって、先端に向かって縮径される縮径テーパ孔部4
aと該縮径テーパ孔部4aの先端側に存在して拡径先端
部1cを挿入できる内径の小径孔部4bと、該小径孔部
4bより先端に向かってテーパ状に拡径され前記パイプ
1の拡径先端部1cの挿入を容易にするガイド部4cと
を有する構造になっている。また、この可動前筒体4
は、先端外周が小径部4dで、その後部が大径部4eと
なっている。
前筒体4の後端に開口する縮径テーパ孔部4aとがなす
空間には、ロック用コイルスプリング環5が配置されて
いる。このロック用コイルスプリング環5内には、コイ
ルの変形を防止する複数のボールが入っている。また、
ロック用コイルスプリング環5は、通常は前記継手本体
2の挿入孔部2aより大きな内径となっており、縮径さ
れたとき、前記挿入孔部2aより小さな内径となって、
挿入孔部2aに挿入されたパイプ1の拡径先端部1cの
拡径段部1bに係止して押さえるようになっている。
イプ挿入側外周には操作スリーブ6が、可動前筒体4と
は回転自在で軸方向には一体となるように、そして継手
本体2とは回転自在で軸方向に移動自在となるように嵌
合しており、前記操作スリーブ6が継手本体2の基端側
に移動した際には可動前筒体4を同方向に移動して縮径
テーパ孔部4aの小径側で前記ロック用コイルスプリン
グ環5を縮径させ、前記継手本体2のパイプ挿入側に移
動した際には前記可動前筒体4を同方向に移動して縮径
テーパ孔部4aの大径側で前記ロック用コイルスプリン
グ環5の押圧を解除して拡径させるようになっている。
前筒体4とにあっては、操作スリーブ6は先端に内鍔部
6aを有し、この内鍔部6a内に可動前筒体4の小径部
4dの外周に前記内鍔部6aを嵌合し、該内鍔部6aを
小径部4dと大径部4eとの間に設けたボール7と小径
部4dの外周に設けたストップリング8とで挟むように
して支持し、操作スリーブ6と可動前筒体4が軸方向に
一体となって移動できるようになっている。そして、前
記小径部4dと大径部4eとの間に設けたボール7は可
動前筒体4の円周方向に複数自転できるように設けら
れ、前記操作スリーブ6の内周面及び内鍔部6aの内側
に当接して操作スリーブ6を支持しており、操作スリー
ブ6の回転が前記ボール7により可動前筒体4に伝達さ
れないよういになっている。
あっては、操作スリーブ6に、継手本体2の軸心方向に
対して傾斜した状態でガイド溝9が設けられ、継手本体
2には、前記ガイド溝9に係合するガイドピン10が螺
着されており、操作スリーブ6を正逆回転させると、操
作スリーブ6はガイド溝9に係合しているガイドピン1
0により、軸方向に移動するようになっている。
は、前記ガイド溝9の一端部から他端部までの軸心長さ
に規制され、そして、操作スリーブ6が継手本体2のパ
イプ挿入側に移動して前記ガイドピン10がガイド溝9
の後端側(図1上左側)に位置したとき、操作スリーブ
7とともに移動する可動前筒体4の縮径テーパ孔部4a
による前記ロック用コイルスプリング環5の押圧が解除
された状態にあり(図1参照)、操作スリーブ6が継手
本体2の基端側に移動して前記ガイドピン10がガイド
溝9の前端側(図1上右側)に位置したとき、操作スリ
ーブ6とともに移動する可動前筒体4の縮径テーパ孔部
4aの小径側で前記ロック用コイルスプリング環5を縮
径させる状態になるように設定されている。
端側の位置に係合しているガイドピン10を係合させる
ことにより、縮径テーパ孔部4aの小径側でロック用コ
イルスプリング環5を縮径させている状態での操作スリ
ーブ6が継手本体2のパイプ挿入側に戻らないようにそ
の回転を阻止するロック溝部9aが設けられている。
て穴11が設けられ、該穴11内には前記ガイド溝9の
溝幅より大きい直径を有するロックボール12がスプリ
ング13で前記継手本体2の外周から突出する方向に付
勢されて挿入されている。該ロックボール12は、操作
スリーブ6が前記継手本体2のパイプ挿入側に移動して
前記可動前筒体4の縮径テーパ孔部4aの大径側で前記
ロック用コイルスプリング環5が拡径している状態では
操作スリーブ6の内周面で求心方向に押さえられて前記
穴11内に没入しており、操作スリーブ6が前記継手本
体2の基端側に移動して前記可動前筒体4の縮径テーパ
孔部4aの小径側で前記ロック用コイルスプリング環5
を縮径させている状態のときスプリング13の付勢によ
り前記操作スリーブ6に設けられたガイド溝9の後端側
にその一部が係合して操作スリーブ6が先端側に戻らな
いようにその回転を阻止するようになっている。
ブ6が前進位置にあるとき露出して該操作スリーブ6が
非ロック状態にあることを示すロック表示部14が設け
られており、このロック表示部14が露出しているか否
かを確認することにより、操作スリーブ6がロック状態
にあるか否かを知ることができるようになっている。
する後部孔部2b内には、軸方向に螺合され、前記継手
本体2のパイプ挿入側から挿入され挿入孔部2a内に軸
方向に摺動可能に嵌合したパッキング3に当接して、パ
ッキング3の前記継手本体2の軸方向の位置を調整する
パッキン押え15を備えており、パイプ1の拡径先端部
1cの長さにばらつきがあっても、パッキン押え15の
位置を軸方向に移動調整することにより、前記継手本体
2の挿入孔部2a内におけるパッキング3の位置をパイ
プ1の拡径先端部1cの長さに応じて調整することがで
きるようになっている。そして、このパッキン押え15
は、継手本体2に螺合されているネジよりなるパッキン
押え位置固定具16により継手本体2に対するその位置
を固定されるようになっている。
プ1を接続する操作について説明する。この管継手に対
するパイプ1の接続前は、図1及び図2に示すようにな
っている。この状態では、操作スリーブ6は前進位置に
あり、ロック用コイルスプリング環5が縮径テーパ孔部
4aの大径側にあって縮径されていない状態になってい
る。また、この状態では、ロック表示部14が露出され
ていて、操作スリーブ6が非ロック状態にあることを示
している。
を可動前筒体4の小径孔部4bを経て継手本体2の挿入
孔部2aに挿入する。これにより、パッキング3はパイ
プ1の拡径先端部1cの先端で押されて移動しパッキン
押え15に当接してそれ以上の移動が阻止され、継手本
体2の挿入孔部2a内におけるパッキング3の位置が固
定される。更に、パイプ1の拡径先端部1cの挿入を続
けるとパッキング3の小径部3bがパイプ1の拡径先端
部1c内に圧入して拡径先端部1cの内面に気密液密に
接触する。
と、該操作スリーブ6に継手本体2の軸心方向に対して
傾斜した状態で設けられているガイド溝9と、継手本体
2に突設されていて該ガイド溝9に嵌まっているガイド
ピン10との作用で、該操作スリーブ6が継手本体2の
基端側に移動し、この操作スリーブ6の移動と一緒に可
動前筒体4も移動し、これにより可動前筒体4の縮径テ
ーパ孔部4aも移動して、第5図及び第6図に示すよう
に縮径テーパ孔部4aの小径側でロック用コイルスプリ
ング環5が求心方向に押圧されて縮径し、パイプ1の拡
径段部1bの外周部に係止してこれをロックし、これに
よりパイプ1が接続される。
前記操作スリーブ6の内周面に当接し操作スリーブ6を
支持するボール7が円周方向に複数自転するように設け
られているので、可動前筒体4には操作スリーブ6の回
転は伝わらず軸方向への移動のみが伝達されることか
ら、可動前筒体4は回転の無い状態で移動して縮径テー
パ孔部4aでロック用コイルスプリング環5を押圧する
ことになるので、ロック用コイルスプリング環5の縮径
を円滑に且つ確実に行うことができる。
ている前記操作スリーブ6は、縮径テーパ孔部4aの小
径側でロック用コイルスプリング環5を縮径させている
状態で、ロックピン10がロック溝部9aに入ることに
よりその回転が阻止され、更に又、継手本体2の外周に
開口する穴11内に挿入されているロックボール12が
スプリング13で付勢されて操作スリーブ6に設けられ
ているガイド溝9に係合することにより操作スリーブ9
の回転が阻止されるので、パイプ1の接続がより確かな
ものとなる。
作スリーブ6を回転させて継手本体2のパイプ挿入側に
移動させる。これにより、可動前筒体4を同方向に移動
して縮径テーパ孔部4aが前記ロック用コイルスプリン
グ環5から離反し、縮径テーパ孔部4aによる押圧から
解放された前記ロック用コイルスプリング環5は縮径テ
ーパ孔部4aの大径側で復元力により拡径し、パイプ1
の抜き取りを可能にし、継手本体2からパイプ1を引き
抜くことにより、容易に分離することができる。
スリーブ6に設けたガイド溝9のロック溝部9aにガイ
ドピン10が係合し、そして、同じくガイド溝9に継手
本体2の穴11内に挿入されているロックボール12が
係止して操作スリーブ6の回転が阻止されているが、前
記操作スリーブ6を継手本体2の基端側に少し後退移動
させることによりガイドピン10をロック溝部9aから
容易にはずすことができ、そして、操作スリーブ6を強
く回すと、ガイド溝9に係止していたロックボール12
が凹溝11内に押し込められるので、操作スリーブ6を
回転させることができる。
ーブ6に設け、ガイドピン10を継手本体2に設けてい
るが、ガイド溝9を継手本体2に設け、ガイドピン10
を操作スリーブ6に設けてもよい。
前記継手本体2の挿入孔部2a内に気密液密に嵌合され
ている大径部3aと、該大径部3aに一体に形成され前
記パイプ1の拡径先端部1c内に装着され拡径先端部1
cの内面に気密液密に接触する装着部となる小径部3b
とで構成され、前記小径部3bは前記パイプ1の拡径先
端部1cの開口部を塞ぐ構造とし、この管継手をパイプ
1の栓として使用する例を示しているが、前記パッキン
グ3を、前記継手本体2の挿入孔部2a内に気密液密に
嵌合されている大径部3aと、該大径部3aに一体に形
成され前記パイプ1の拡径先端部1c内に装着され拡径
先端部1cの内面に気密液密に接触する装着部となる小
径部3bからなる筒状構造とすることにより、継手本体
2内と、該継手本体2の挿入口部2aに挿入されたパイ
プ1内を連通状態で接続する管継手として使用すること
もできる。
記継手本体2の挿入孔部2a内に気密液密に嵌合した状
態から、パイプ1を継手本体2の挿入孔部2aに挿入し
ているが、前記パッキング3の装着部となる小径部3b
を予めパイプ1の拡径先端部1cに圧入してパッキング
3をパイプ1に装着しておき、パッキング3をパイプ1
の拡径先端部1cとともに継手本体2の挿入孔部2aに
挿入してもよい。このとき、小径部3bがパイプ1の開
口部を塞ぐ構造であると、パイプ1内に埃等が入ること
を防止する蓋としての役割も果たすことができるものと
なる。
体2のパイプ挿入側から着脱可能に挿入孔部2aに挿入
されるようになっているが、必ずしも着脱可能である必
要はない。また、パッキング3はパイプ1の拡径先端部
1cの内面に気密液密に接触するようになっているが、
パイプ1の拡径先端部1cの端面に気密液密に接触する
ようになっていてもよい。
ば、カム機構を用いずに、単に操作スリーブを正逆いず
れかの方向に回すことによりガイド溝とガイドピンとで
可動前筒体を前後に操作するので、構造を簡略化するこ
とができ、コストを低減することができる。
の管継手にパイプを接続する前の状態の示す縦断側面図
である。
ド溝の展開図である。
拡大正面図である。
断側面図である。
3)
挿入孔部に挿入されたパイプの開口部を塞ぐので、この
管継手をパイプの栓として使用することができる。
体の挿入孔部に挿入されたパイプ内を連通状態で接続す
ることができる。
2,3,4,5,6又は7に記載の構成で、前記パッキ
ングは、パイプの拡径先端部の先端内部または外部に装
着される装着部を一体に有し、予めパイプの拡径先端部
の先端に装着された状態でパイプの拡径先端部とともに
前記継手本体の挿入孔部に挿入されるものであることを
特徴とする。
2,3,4,5,6,7,8又は9に記載の構成で、前
記継手本体の外周には前記操作スリーブがパイプ挿入側
に位置しているとき露出して該操作スリーブが非ロック
状態にあることを示すロック表示部が設けられているこ
とを特徴とする。
と、該操作スリーブ6に継手本体2の軸心方向に対して
傾斜した状態で設けられているガイド溝9と、継手本体
2に突設されていて該ガイド溝9に嵌まっているガイド
ピン10との作用で、該操作スリーブ6が継手本体2の
基端側に移動し、この操作スリーブ6の移動と一緒に可
動前筒体4も移動し、これにより可動前筒体4の縮径テ
ーパ孔部4aも移動して、図5及び図6に示すように縮
径テーパ孔部4aの小径側でロック用コイルスプリング
環5が求心方向に押圧されて縮径し、パイプ1の拡径段
部1bの外周部に係止してこれをロックし、これにより
パイプ1が接続される。
ている前記操作スリーブ6は、縮径テーパ孔部4aの小
径側でロック用コイルスプリング環5を縮径させている
状態で、ロックピン10がロック溝部9aに入ることに
よりその回転が阻止され、更に又、継手本体2の外周に
開口する穴11内に挿入されているロックボール12が
スプリング13で付勢されて操作スリーブ6に設けられ
ているガイド溝9に係合することにより操作スリーブ6
の回転が阻止されるので、パイプ1の接続がより確かな
ものとなる。
スリーブ6に設けたガイド溝9のロック溝部9aにガイ
ドピン10が係合し、そして、同じくガイド溝9に継手
本体2の穴11内に挿入されているロックボール12が
係止して操作スリーブ6の回転が阻止されているが、前
記操作スリーブ6を継手本体2の基端側に少し後退移動
させることによりガイドピン10をロック溝部9aから
容易にはずすことができ、そして、操作スリーブ6を強
く回すと、ガイド溝9に係止していたロックボール12
が穴11内に押し込められるので、操作スリーブ6を回
転させることができる。
前記継手本体2の挿入孔部2a内に気密液密に嵌合され
ている大径部3aと、該大径部3aに一体に形成され前
記パイプ1の拡径先端部1c内に装着され拡径先端部1
cの内面に気密液密に接触する装着部となる小径部3b
とで構成され、前記小径部3bは前記パイプ1の拡径先
端部1cの開口部を塞ぐ構造とし、この管継手をパイプ
1の栓として使用する例を示しているが、前記パッキン
グ3を、前記継手本体2の挿入孔部2a内に気密液密に
嵌合されている大径部3aと、該大径部3aに一体に形
成され前記パイプ1の拡径先端部1c内に装着され拡径
先端部1cの内面に気密液密に接触する装着部となる小
径部3bからなる筒状構造とすることにより、継手本体
2内と、該継手本体2の挿入孔部2aに挿入されたパイ
プ1内を連通状態で接続する管継手として使用すること
もできる。
Claims (11)
- 【請求項1】 先端部が拡径段部を経て拡径先端部とな
っているパイプの前記拡径段部の外周をロック用コイル
スプリング環で押さえて接続する管継手であって、 前記パイプの拡径先端部を挿入できる内径の挿入孔部を
有する筒状の継手本体と、前記挿入孔部内に気密液密に
嵌合され前記パイプの拡径先端部の先端又は内面に気密
液密に接触するパッキングと、前記継手本体のパイプ挿
入側に配置されていて先端に向かって縮径される縮径テ
ーパ孔部と該縮径テーパ孔部の先端側に存在して前記パ
イプの拡径先端部を挿入できる内径の小径孔部を有する
可動前筒体と、前記継手本体のパイプ挿入側端部と可動
前筒体の後端に開口する縮径テーパ孔部がなす空間に配
置され該縮径テーパ孔部内で縮径して前記継手本体の挿
入孔部内に挿入された前記パイプの拡径段部を押さえる
前記ロック用コイルスプリング環と、前記可動前筒体の
外周と前記継手本体の外周に跨がって、可動前筒体とは
回転自在で軸方向には一体となるように、継手本体とは
回転自在で軸方向に移動自在となるように嵌合してお
り、前記継手本体の基端側に移動した際には前記可動前
筒体を同方向に移動して縮径テーパ孔部の小径側で前記
ロック用コイルスプリング環を縮径させ、前記継手本体
のパイプ挿入側に移動した際には前記可動前筒体を同方
向に移動して縮径テーパ孔部の大径側で前記ロック用コ
イルスプリング環の押圧を解除して拡径させる操作を行
う操作スリーブと、前記継手本体と前記操作スリーブの
いずれか一方に前記継手本体の軸方向に対して傾斜した
状態に設けられたガイド溝と、前記継手本体と前記操作
スリーブのいずれか他方に支持されていて前記ガイド溝
に係合したガイドピンとを備えていることを特徴とする
管継手。 - 【請求項2】 前記可動前筒体の外周には、前記操作ス
リーブの内周面に当接し操作スリーブを支持するボール
が円周方向に複数自転できるように設けられていること
を特徴とする請求項1に記載の管継手。 - 【請求項3】 前記ガイド溝には、前記縮径テーパ孔部
の小径側で前記ロック用コイルスプリング環を縮径させ
ている状態で前記ガイドピンを係合させることにより、
継手本体の基端側に移動している前記操作スリーブがパ
イプ挿入側に戻らないようにその回転を阻止するロック
溝部が設けられていることを特徴とする請求項1又は2
に記載の管継手。 - 【請求項4】 前記ガイド溝が前記操作スリーブに設け
られているとき、前記継手本体には外周に開口させて穴
が設けられ、該穴内にはロックボールがスプリングで前
記継手本体の外周から突出する方向に付勢されて挿入さ
れており、該ロックボールは、操作スリーブが前記継手
本体のパイプ挿入側に移動して前記可動前筒体の縮径テ
ーパ孔部の大径側で前記ロック用コイルスプリング環が
拡径している状態では操作スリーブの内周面で求心方向
に押さえられて前記穴内に没入しており、操作スリーブ
が前記継手本体の基端側に移動して前記可動前筒体の縮
径テーパ孔部の小径側で前記ロック用コイルスプリング
環を縮径させている状態のときスプリングの付勢により
前記操作スリーブに設けられたガイド溝に係合して操作
スリーブがパイプ挿入側に戻らないようにその回転を阻
止するようになっていることを特徴とする請求項1,2
又は3に記載の管継手。 - 【請求項5】 前記継手本体の挿入孔部内に嵌合される
前記パッキングは、継手本体のパイプ挿入側から着脱可
能に挿入されるようになっていることを特徴とする請求
項1,2,3又は4に記載の管継手。 - 【請求項6】 前記パッキングは、前記継手本体の挿入
孔部内に気密液密に嵌合される大径部と、該大径部に一
体に形成され前記パイプの拡径先端部の内面に気密液密
に接触する小径部からなり、前記小径部は前記パイプの
開口部を塞ぐ構造であることを特徴とする請求項1,
2,3,4又は5に記載の管継手。 - 【請求項7】 前記パッキングは、前記継手本体の挿入
孔部内に気密液密に嵌合される大径部と、該大径部に一
体に形成され前記パイプの拡径先端部の内面に気密液密
に接触する小径部からなる筒状構造であることを特徴と
する請求項1,2,3,4又は5に記載の管継手。 - 【請求項8】 前記パッキングは、パイプの拡径先端部
の先端内部または外部に装着される装着部を一体に有
し、予めパイプの拡径先端部の先端に装着された状態で
パイプの拡径先端部とともに前記継手本体の挿入孔部に
挿入されるものであることを特徴とする請求項1,2,
3,4,5,6又は7に記載の管継手。 - 【請求項9】 前記パッキングに有する装着部は、請求
項6又は7に記載の小径部からなることを特徴とする請
求項8に記載の管継手。 - 【請求項10】 前記継手本体の前記挿入孔部と連通す
る後部孔部内には、軸方向に移動可能に嵌合され、前記
パッキングの前記継手本体の軸方向の位置を調整するパ
ッキン押えを備えていることを特徴とする請求項5,
6,7,8又は9に記載の管継手。 - 【請求項11】 前記継手本体の外周には前記操作スリ
ーブがパイプ挿入側に位置しているとき露出して該操作
スリーブが非ロック状態にあることを示すロック表示部
が設けられていることを特徴とする請求項1,2,3,
4,3,5,6,7,8又は9に記載の管継手。
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