JP2003013997A - クラッチ装置 - Google Patents

クラッチ装置

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JP2003013997A
JP2003013997A JP2001196279A JP2001196279A JP2003013997A JP 2003013997 A JP2003013997 A JP 2003013997A JP 2001196279 A JP2001196279 A JP 2001196279A JP 2001196279 A JP2001196279 A JP 2001196279A JP 2003013997 A JP2003013997 A JP 2003013997A
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clutch
lever
release
flywheel
clutch device
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JP2001196279A
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English (en)
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Yukio Onuki
由起夫 大抜
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Subaru Corp
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Fuji Heavy Industries Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 クラッチ装置のコストを低減することであ
る。 【解決手段】 クラッチハウジング7に、作用部25b
がレリーズベアリング5に係合する第1のレリーズレバ
ー25の支点部25aを揺動自在に支持する第1のレバ
ー支持部26と、作用部がレリーズベアリング5に係合
する第2のレリーズレバーの支点部を揺動自在に支持す
る第2のレバー支持部39とを設け、クラッチディスク
3をフライホイール4から解放するレリーズベアリング
5の移動方向に合わせて、第1と第2の一方のレリーズ
レバーを装着する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はエンジンと変速機と
の間に設けられ、エンジンと変速機の入力軸とを接続す
る状態と解放する状態とに切り換えるクラッチ装置に関
する。
【0002】
【従来の技術】内燃機関をエンジンとする車両では、エ
ンジンのクランク軸とマニュアル式の手動変速機との間
に、クランク軸の回転を手動変速機の入力軸に接続する
状態と解放する状態とに切り換えるためのクラッチ装置
が設けられている。このようなクラッチ装置は、クラン
ク軸に取り付けられるフライホイールと、入力軸に取り
付けられるクラッチディスクとを有している。フライホ
イールに取り付けられたクラッチカバー内にはフライホ
イールを介してクラッチディスクを挟むようにプレッシ
ャプレートが配置され、プレッシャプレートを介してク
ラッチディスクに対してフライホイールに向かう押し付
け力を加えるダイヤフラムスプリングがばね部材として
クラッチカバー内に組み込まれている。
【0003】運転者が変速操作時にクラッチペダルを踏
み込むことにより、クラッチディスクとフライホイール
との接続を解いてクランク軸と入力軸との締結を解放す
るために、レリーズベアリングおよびこれを作動させる
レリーズレバーがクラッチハウジング内に設けられてい
る。レリーズレバーはクラッチペダルとワイヤまたは油
圧操作機構を介して連結されており、クラッチペダルを
踏み込むと、レリーズレバーを介してクラッチディスク
はばね力に抗してフライホイルから離れることになる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】このような、クラッチ
装置には、たとえば特開平8-105457号公報に示すよう
に、クラッチ装置を解放状態とするためのレリーズベア
リングの移動方向が、レリーズベアリングをクラッチデ
ィスクの方向に向けて押す方向となるプッシュ式のもの
と、特開平10-231897号公報に示すように、レリーズベ
アリングをクラッチディスクと反対の方向に向けて引く
方向となるプル式のものとがある。プル式は、プッシュ
式に比べて、ダイヤフラムスプリングレバー比を大きく
取ることによりレリーズ荷重を小さくできるため、ダイ
ヤフラムスプリングのばね荷重を大きくしてクラッチの
伝達可能トルクを増すことができる。そのため、同一系
統の車種であっても、エンジンの出力によって、プッシ
ュ式とプル式とを使い分ける場合がある。また、市場に
おいても、プッシュ式からプル式への変更を行う場合が
ある。
【0005】このような場合、プッシュ式とプル式とで
は、クラッチを解放状態とするためのレリーズベアリン
グの移動方向が互いに逆向きとなるため、レリーズレバ
ーに対する駆動力の入力方向を互いに逆向きとする必要
がある。そのため、レリーズレバーの駆動を油圧操作機
構を構成するオペレートシリンダにより行うようにした
場合には、このオペレートシリンダが固定されるトラン
スミッションケースは、それぞれの場合に応じたものを
設定する必要があり、また、オペレートシリンダも、そ
れぞれその取付部が異なるものを用意する必要がある。
そのため、このクラッチ装置の開発コストや部品コスト
が増加することになっていた。
【0006】本発明の目的は、クラッチハウジングを変
更することなく、プッシュ式とプル式のクラッチ装置の
いずれにも適用し得るようにすることにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明のクラッチ装置
は、クランク軸に取り付けられるフライホイールと、入
力軸に取り付けられ前記フライホイールに接触するクラ
ッチディスクと、当該クラッチディスクを前記フライホ
イールに向けて押し付けるばね部材とを有し、前記クラ
ンク軸と前記入力軸とを接続状態と解放状態に切り換え
るクラッチ装置であって、クラッチハウジングに軸方向
に移動自在に装着され、前記ばね部材のばね力に抗して
前記クラッチディスクを前記フライホイールから解放す
る解放部材と、前記クラッチハウジングに取り付けら
れ、クラッチペダルに連動して進退移動する駆動ロッド
と、後端部で前記駆動ロッドに駆動され、中央部が前記
解放部材に係合する第1のレリーズレバーの先端部を揺
動自在に支持するように前記クラッチハウジングに設け
られる第1のレバー支持部と、後端部で前記駆動ロッド
に駆動され、先端部が前記解放部材に係合する第2のレ
リーズレバーの中央部を揺動自在に支持するように前記
クラッチハウジングに設けられる第2のレバー支持部と
を有し、前記第1と第2の一方のレリーズレバーを装着
し得ることを特徴とする。
【0008】本発明のクラッチ装置は、前記駆動ロッド
が、前記クラッチペダル側に設けられたマスタシリンダ
から供給される油圧により作動することを特徴とする。
【0009】本発明のクラッチ装置は、前記第1のレバ
ー支持部が前記クラッチハウジングの内面に形成された
凹部であり、前記第2のレバー支持部が前記第2のレリ
ーズレバーを貫通するピン部材を支持する軸受であるこ
とを特徴とする。
【0010】本発明にあっては、クラッチハウジング
に、後端部で駆動ロッドに駆動され、中央部が解放部材
に係合する第1のレリーズレバーの先端部を揺動自在に
支持する第1のレバー支持部と、後端部で駆動ロッドに
駆動され、先端部が解放部材に係合する第2のレリーズ
レバーの中央部を揺動自在に支持する第2のレバー支持
部とを設け、ばね部材のばね力に抗してクラッチディス
クをフライホイールから解放する解放部材の移動方向に
合わせて、第1と第2の一方のレリーズレバーを装着す
るようにしたので、ハウジングを変更することなくプッ
シュ式とプル式のクラッチ装置のいずれにも適用するこ
とができる。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて詳細に説明する。
【0012】図1は、本発明の一実施の形態であるプッ
シュ式のクラッチ装置を示す断面図であり、図2は図1
に示すレリーズレバーの取付状態の詳細を示す断面図で
ある。
【0013】図1に示すクラッチ装置1は、クラッチカ
バー2とクラッチディスク3およびフライホイール4と
を有する乾式単板クラッチとなっており、このクラッチ
装置1を解放状態とするための解放部材としてのレリー
ズベアリング5の移動方向がクラッチディスク3へ向か
う押し込み方向となる、いわゆるプッシュ式のクラッチ
装置となっている。また、このクラッチ装置1は、トラ
ンスミッションケース6の一端に形成されたクラッチハ
ウジング7内に収容されている。
【0014】クラッチカバー2は、カバー本体8とプレ
ッシャプレート9およびばね部材としてのダイヤフラム
スプリング10とを有する、いわゆるダイヤフラム式と
なっており、プレッシャプレート9およびダイヤフラム
スプリング10は、それぞれカバー本体8内に収容され
ている。
【0015】カバー本体8は、その外周部において図示
しないエンジンのクランク軸11に取り付けられたフラ
イホイール4に固定されており、このフライホイール4
と一体に回転するようになっている。
【0016】プレッシャプレート9は、カバー本体8と
フライホイール4との間に収容されており、図示しない
ストラッププレートを介してカバー本体8に固定され
て、カバー本体8と一体に回転するようになっている。
なお、このストラッププレートは薄板により形成されて
おり、このストラッププレートが弾性変形することによ
り、プレッシャプレート9はカバー本体8に対して軸方
向に移動可能となっている。
【0017】ダイヤフラムスプリング10は、カバー本
体8とプレッシャプレート9の間に位置して設けられて
おり、2つのワイヤリング12,13に挟まれた状態
で、カバー本体8に固定されている。このダイヤフラム
スプリング10はリング状の皿ばねの一種であり、図中
に示す状態では、ワイヤリング12,13を支点として
その外周端部10aが図中左側となる向きに、また、そ
の内周端部10bが図中右側となる向きにばね力を発生
するようになっている。したがって、プレッシャプレー
ト9は、ダイヤフラムスプリング10のばね力を受け
て、フライホイール4方向に向く軸荷重が付加された状
態となっている。
【0018】トランスミッションケース6には、円筒状
のスリーブ部14が形成されており、このスリーブ部1
4内には、図示しない変速機の入力軸15がオイルシー
ル16と軸受17とにより回転自在に支持されている。
【0019】クラッチディスク3は、ハブ部18と2枚
のディスクプレート19,20およびフェーシング21
とを有しており、ハブ部18が入力軸15の先端部に形
成されたスプライン部22に取り付けられることによ
り、入力軸15と一体に回転するとともに軸方向に移動
可能となっている。
【0020】ディスクプレート19,20は、それぞれ
トーションスプリング23およびフリクションプレート
24を介してハブ部18に取り付けられており、さら
に、ディスクプレート19にはフェーシング21が固定
されている。
【0021】フェーシング21は、プレッシャプレート
9とフライホイール4との間に位置するようになってお
り、図中に示す状態では、フェーシング21がプレッシ
ャプレート8とフライホイール4に挟まれた状態で、ダ
イヤフラムスプリング10によりフライホイール4に向
けて押し付けられている。したがって、フライホイール
4とクラッチディスク3が接触することにより発生する
摩擦力により、クラッチディスク3がフライホイール4
およびクラッチカバー2と一体に回転するようになって
いる。このとき、前述のトーションスプリング23およ
びフリクションプレート24は、ハブ部18とフェーシ
ング21との間で伝達される回転トルクによる衝撃を吸
収することになる。
【0022】レリーズベアリング5は、クラッチハウジ
ング7に形成されたスリーブ部14の外周面14aに軸
方向に移動自在に装着されており、その内輪5aがダイ
ヤフラムスプリング10の内周端部10bと当接するよ
うになっている。
【0023】第1のレリーズレバー25は、先端部に形
成された支点部25aがクラッチハウジング7の内面に
凹形状に形成された第1のレバー支持部26に支持され
ることにより、この第1のレバー支持部26を支点とし
て図中矢印で示す方向に揺動自在となっている。この第
1のレリーズレバー25の中央部には、凸形状に形成さ
れた作用部25bが設けられており、この作用部25b
はレリーズベアリング5の外輪5bの側面に係合するよ
うになっている。
【0024】第1のレリーズレバー25を駆動するため
に、このクラッチ装置1には、オペレートシリンダ27
が取り付けられている。このオペレートシリンダ27
は、クラッチハウジング7の外側に位置して固定されて
いる。オペレートシリンダ27の接続部28は、ホース
29を介して図示しないクラッチペダル側に設けられた
マスタシリンダと連通されており、図示しないクラッチ
ペダルを踏み込むことにより、このマスタシリンダから
の油圧が接続部28を介してオペレートシリンダ27の
ボデー部30内に供給されるようになっている。そし
て、この油圧により、ボデー部30内に摺動自在に設け
られたピストン31が軸方向に移動して、このピストン
31に固定された駆動ロッド32がクラッチペダルと連
動して進退移動するようになっている。また、ボデー部
30の先端部には、ボデー部30の内部への異物の混入
を防止するためのブーツ33が取り付けられている。
【0025】第1のレリーズレバー25の後端部には力
点部25cが設けられており、この力点部25cは、ク
ラッチハウジング7に設けられた孔部7aから突出して
駆動ロッド32の先端部と当接するようになっている。
したがって、第1のレリーズレバー25は、この駆動ロ
ッド32に駆動されて、支点部25aを支点として図中
左向きに回動することになり、駆動ロッド32の変位が
レリーズベアリング5を介して内周端部10bの変位に
変換されることになる。なお、この第1のレリーズレバ
ー25のレバー比Rは、図中a,bで示す値からR=a
/bとなる。
【0026】次に、このような構造を持つクラッチ装置
1の作動について説明する。
【0027】通常状態では、クラッチディスク3は、前
述のように、フェーシング21がプレッシャプレート9
とフライホイール4に挟まれた状態でダイヤフラムスプ
リング10に押圧されることによりフライホイール4お
よびクラッチカバー2と一体に回転する状態、つまりク
ランク軸11と入力軸15とが接続状態となっている。
【0028】この状態から、図示しないクラッチペダル
を踏み込むと、オペレートシリンダ27に油圧が入力さ
れて、駆動ロッド32が突出動作する。この駆動ロッド
32の突出動作により、第1のレリーズレバー25が駆
動され、作用部25bにおいてレリーズベアリング5を
クラッチディスク3へ向かう方向へ押し込むことにな
る。そして、このレリーズベアリング5がダイヤフラム
スプリング10のばね力に抗して、内周端部10bを図
中左側に押し込むことにより、外周端部10aがワイヤ
リング13,14を支点として図中右側に向けて移動さ
れ、クラッチディスク3がフライホイール4およびクラ
ッチカバー2とから解放されることになり、このクラッ
チ装置1が解放状態となる。
【0029】また、図示しないクラッチペダルの踏み込
みを解除すると、ダイヤフラムスプリング10のばね力
により、レリーズベアリング5がクラッチディスク3と
は反対の方向へ移動されて、通常状態つまりこのクラッ
チ装置1が接続された状態となる。
【0030】図3は、図1に示すクラッチ装置をプル式
のクラッチ装置に適用した場合を示す断面図であり、図
4は図3に示すレリーズレバーの取付状態の詳細を示す
断面図である。
【0031】図3に示すクラッチ装置34は、図1に示
す場合と同様に、クラッチカバー35とクラッチディス
ク3およびレリーズベアリング5とを有する乾式単板ク
ラッチとなっている。しかし、図3に示す場合では、こ
のクラッチ装置34を解放状態とするためのレリーズベ
アリング5の移動方向がクラッチディスク3とは反対方
向へ引く、いわゆるプル式のクラッチ装置となってい
る。
【0032】図3に示すトランスミッションケース6お
よびクラッチハウジング7は、図1に示すものと同一の
ものであり、このトランスミッションケース6に固定さ
れるオペレートシリンダ27も、図1に示す場合と同一
のものが同一の場所に取り付けられている。
【0033】クラッチカバー35は、ダイヤフラムスプ
リング10がカバー本体36と接する外周端部10aを
支点としており、内周端部10bが図中左側に移動しよ
うとする方向にばね力を発生している。また、プレッシ
ャプレート9は、ダイヤフラムスプリング10のばね力
を受けて、フライホイール4方向に向く軸荷重が付加さ
れた状態となっている。
【0034】ダイヤフラムスプリング10の内周端部1
0bは、レリーズベアリング5の内輪5aと係合されて
いる。
【0035】第2のレリーズレバー37は、図1に示す
場合とは異なるものとなっている。この第2のレリーズ
レバー37の中央部には貫通孔として形成された支点部
37aが設けられており、この支点部37aはピン部材
38を介してこのピン部材38の軸受としてクラッチハ
ウジング7に形成された第2のレバー支持部39に揺動
自在に支持されるようになっている。したがって、この
クラッチ装置34においては、第2のレバー支持部39
のみが用いられ、第1のレバー支持部26にはレリーズ
レバーは取り付けられない。同様に、図1に示すクラッ
チ装置1の場合では、第1のレバー支持部26のみが用
いられ、第2のレバー支持部39にはレリーズレバーは
取り付けられない。
【0036】また、レリーズレバー37の先端部に形成
された作用部37bはレリーズベアリング5と係合され
ており、その後端部に形成された力点部37cがオペレ
ートシリンダ27の駆動ロッド32と当接している。
【0037】この第2のレバー支持部39は、このレリ
ーズレバー37のレバー比rが、図1に示す場合のレバ
ー比Rと同一となるように、つまり、それぞれ図中に示
す寸法c、dがr=c/d=Rとなるように設定されて
いる。なお、本実施の形態では、それぞれのレリーズレ
バー25,37のレバー比R,rが同一となるようにそ
れぞれの第1のレバー支持部26,39の位置関係が決
められているがこれに限らず、それぞれのクラッチカバ
ー2,35が必要とするレバー比に合わせて個別に設定
するようにしてもよい。
【0038】そして、図示しないクラッチペダルを踏み
込むと、図1に示す場合と同様に、オペレートシリンダ
27に油圧が供給されて、駆動ロッド32が突出動作す
る。この駆動ロッド32の突出動作によりレリーズレバ
ー37の力点部37cが押され、レリーズレバー37が
回動してレリーズベアリング5をクラッチディスク3と
は反対の方向に引くことになる。つまりレリーズベアリ
ング5がダイヤフラムスプリング10のばね力に抗し
て、内周端部10bを図中右側に引くことにより、プレ
ッシャプレート9がダイヤフラムスプリング10から受
けるばね力が解除されて、クラッチディスク3がフライ
ホイール4およびクラッチカバー35とから解放される
ことになり、このクラッチ装置34が解放状態となる。
【0039】このように、1つのクラッチハウジング7
に、第1のレバー支持部26と第2のレバー支持部39
とを設けたことにより、クラッチハウジング7やオペレ
ートシリンダ27の取り付け位置を変更することなく、
第1のレリーズレバー25もしくは第2のレリーズレバ
ー37の一方を装着することができる。したがって、レ
リーズレバーを変えることにより、このクラッチ装置を
プッシュ式とプル式のクラッチ装置に対応させることが
できるため、トランスミッションケースおよびオペレー
トシリンダをプッシュ式とプル式のクラッチ装置とで共
用することにより、このクラッチ装置の開発コストや部
品コストを低減することができる。
【0040】本発明は前記実施の形態に限定されるもの
ではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々変更可能で
あることはいうまでもない。たとえば、本実施の形態で
は、クラッチ装置を乾式単板クラッチとしているがこれ
に限らず、乾式多板クラッチなど他の形式のものとして
もよい。
【0041】また、本実施の形態では、オペレートシリ
ンダ27をレリーズレバー25,37に対して図中右側
に配置するようにしているがこれに限らず、図中左側に
配置するようにしてもよい。
【0042】
【発明の効果】本発明によれば、クラッチハウジング
に、後端部で駆動ロッドに駆動され、中央部が解放部材
に係合する第1のレリーズレバーの先端部を揺動自在に
支持する第1のレバー支持部と、後端部で駆動ロッドに
駆動され、先端部が解放部材に係合する第2のレリーズ
レバーの中央部を揺動自在に支持する第2のレバー支持
部とを設け、ばね部材のばね力に抗してクラッチディス
クをフライホイールから解放する解放部材の移動方向に
合わせて、第1と第2の一方のレリーズレバーを装着す
るようにしたので、ハウジングを変更することなくプッ
シュ式とプル式のクラッチ装置のいずれにも適用するこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態であるプッシュ式のクラ
ッチ装置を示す断面図である。
【図2】図1に示すレリーズレバーの取付状態の詳細を
示す断面図である。
【図3】図1に示すクラッチ装置をプル式のクラッチ装
置に適用した場合を示す断面図である。
【図4】図3に示すレリーズレバーの取付状態の詳細を
示す断面図である。
【符号の説明】
1 クラッチ装置 3 クラッチディスク 4 フライホイール 5 レリーズベアリング 7 クラッチハウジング 9 プレッシャプレート 10 ダイヤフラムスプリング 15 入力軸 25 第1のレリーズレバー 26 第1のレバー支持部 27 オペレートシリンダ 32 駆動ロッド 34 クラッチ装置 37 第2のレリーズレバー 39 第2のレバー支持部

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 クランク軸に取り付けられるフライホイ
    ールと、入力軸に取り付けられ前記フライホイールに接
    触するクラッチディスクと、当該クラッチディスクを前
    記フライホイールに向けて押し付けるばね部材とを有
    し、前記クランク軸と前記入力軸とを接続状態と解放状
    態に切り換えるクラッチ装置であって、 クラッチハウジングに軸方向に移動自在に装着され、前
    記ばね部材のばね力に抗して前記クラッチディスクを前
    記フライホイールから解放する解放部材と、 前記クラッチハウジングに取り付けられ、クラッチペダ
    ルに連動して進退移動する駆動ロッドと、 後端部で前記駆動ロッドに駆動され、中央部が前記解放
    部材に係合する第1のレリーズレバーの先端部を揺動自
    在に支持するように前記クラッチハウジングに設けられ
    る第1のレバー支持部と、 後端部で前記駆動ロッドに駆動され、先端部が前記解放
    部材に係合する第2のレリーズレバーの中央部を揺動自
    在に支持するように前記クラッチハウジングに設けられ
    る第2のレバー支持部とを有し、 前記第1と第2の一方のレリーズレバーを装着し得るこ
    とを特徴とするクラッチ装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載のクラッチ装置において、
    前記駆動ロッドが、前記クラッチペダル側に設けられた
    マスタシリンダから供給される油圧により作動すること
    を特徴とするクラッチ装置。
  3. 【請求項3】 請求項1または2記載のクラッチ装置に
    おいて、前記第1のレバー支持部が前記クラッチハウジ
    ングの内面に形成された凹部であり、前記第2のレバー
    支持部が前記第2のレリーズレバーを貫通するピン部材
    を支持する軸受であることを特徴とするクラッチ装置。
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