JP7171132B2 - クラッチ機構 - Google Patents
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Description
図1は、本発明の一実施形態に係るクラッチ機構1の断面図である。なお、図1、図2A、図2B、図3Aおよび図3Bの各図において、断面を示すハッチングの付与が省略されている。
クラッチペダルが操作されていない状態では、ダイヤフラムスプリング13がプレッシャプレート14の各突出部27に当接し、その当接点である作用点SAでダイヤフラムスプリング13の弾性による押付力がプレッシャプレート14に入力される。そして、そのプレッシャプレート14に入力される押付力により、プレッシャプレート14の押圧面26がクラッチディスク15をフライホイール11側に押圧し、クラッチディスク15がフライホイール11に押し付けられる。その結果、クラッチが繋がった状態となり、クラッチディスク15がフライホイール11と一体に回転して、エンジンの動力がマニュアルトランスミッションのインプット軸28に伝達される。
図2Aは、クラッチが繋がった状態におけるダイヤフラムスプリング13の内周部とレリーズベアリング16との当接点の近傍を示す断面図である。図2Bは、クラッチが切れた状態におけるダイヤフラムスプリング13の内周部とレリーズベアリング16との当接点の近傍を示す断面図である。
以上のように、クラッチが繋がった状態から切れた状態に移行する際に、クラッチペダルの操作開始当初は、ダイヤフラムスプリング13に関するレバー比が大きく、クラッチペダルの操作が進むにつれて、ダイヤフラムスプリング13に関するレバー比が小さくなる。これにより、図4に示される実線と破線とを比較して理解されるように、そのレバー比が可変である構造では、レバー比が一定である従来構造と比較して、クラッチペダルを操作する荷重のピークを下げることができながら、クラッチが切れた状態になる前からクラッチペダルの操作がストッパにより規制されるまでの間は、クラッチペダルを操作する荷重が増大する反面、クラッチペダルの操作量(ストローク)に対するダイヤフラムスプリング13の外周部の移動量を大きく確保できる。よって、ダイヤフラムスプリング13の押付力が増大されても、クラッチペダル(レリーズフォーク17)の操作荷重の増大を抑制することができながら、クラッチ機構1のサイズの増大およびクラッチ切れ不良による不都合の発生を抑制することができる。
以上、本発明の実施の形態について説明したが、本発明は、他の形態で実施することもでき、前述の構成には、特許請求の範囲に記載された事項の範囲で種々の設計変更を施すことが可能である。
11:フライホイール
12:クラッチカバー
13:ダイヤフラムスプリング
14:プレッシャプレート
15:クラッチディスク
16:レリーズベアリング
17:レリーズフォーク(クラッチ操作部材)
SA:作用点
SE:力点
SF:支点
Claims (2)
- 駆動源の出力軸が連結されるフライホイールと、
前記フライホイールに固定されるクラッチカバーと、
前記クラッチカバーに外周部の支点で支持されるダイヤフラムスプリングと、
前記フライホイールと前記ダイヤフラムスプリングとの間に配置され、前記ダイヤフラムスプリングが前記支点よりも外周側の作用点で当接するプレッシャプレートと、
前記フライホイールと前記プレッシャプレートとの間に配置され、前記作用点で前記ダイヤフラムスプリングから前記プレッシャプレートに入力される押付力により前記フライホイールに押し付けられるクラッチディスクと、
前記ダイヤフラムスプリングに対して前記プレッシャプレート側と反対側で回転軸線方向に移動可能に設けられ、前記ダイヤフラムスプリングの内周部に力点で当接して、前記プレッシャプレート側への移動による押圧力を前記力点に入力するレリーズベアリングと、
前記レリーズベアリングを前記プレッシャプレート側に移動させるために操作されるクラッチ操作部材とを含み、
前記ダイヤフラムスプリングの内周部は、前記レリーズベアリング側に膨出するよう湾曲した単一の湾曲面に形成され、前記レリーズベアリングの前記プレッシャプレート側への移動に伴って前記力点が前記支点に近づくように、前記湾曲面の曲率がクラッチペダルの操作されていない状態における前記レリーズベアリングとの当接点で最も大きく、前記曲率が前記ダイヤフラムスプリングの外周側ほど小さくなるように変化している、クラッチ機構。 - 前記クラッチ操作部材は、前記レリーズベアリングを前記プレッシャプレート側に移動させるために操作されるレリーズフォークであり、
前記レリーズフォークは、一端部をフォーク支点とし、他端部をフォーク力点とし、長手方向の中央より前記一端部寄りの部分に前記レリーズベアリングに前記フライホイール側と反対側から当接する押圧部を有し、前記押圧部と前記レリーズベアリングとの当接点をフォーク作用点とし、
前記押圧部は、前記フライホイール側に弧状に膨出し、その曲率がクラッチペダルの操作されていない状態における前記フォーク作用点で最も大きく、前記曲率が前記他端部側ほど小さくなるように変化している、請求項1に記載のクラッチ機構。
Priority Applications (1)
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JP2018168893A JP7171132B2 (ja) | 2018-09-10 | 2018-09-10 | クラッチ機構 |
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JP2018168893A JP7171132B2 (ja) | 2018-09-10 | 2018-09-10 | クラッチ機構 |
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JP6391732B2 (ja) | 2017-02-22 | 2018-09-19 | ユニオンコミュニティー シーオー エルティディUnioncommunity Co.,Ltd | 二重弾性構造を備えた判子スキャナ及びその方法 |
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JPS6391732U (ja) * | 1986-06-19 | 1988-06-14 | ||
JP5915280B2 (ja) * | 2012-03-14 | 2016-05-11 | アイシン精機株式会社 | クラッチ装置 |
DE102015211884A1 (de) * | 2015-06-26 | 2016-12-29 | Schaeffler Technologies AG & Co. KG | Reibungskupplung |
-
2018
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Patent Citations (2)
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JP6391732B2 (ja) | 2017-02-22 | 2018-09-19 | ユニオンコミュニティー シーオー エルティディUnioncommunity Co.,Ltd | 二重弾性構造を備えた判子スキャナ及びその方法 |
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