JP3892878B2 - モータサイクル用クラッチ装置 - Google Patents
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Description
本発明は、クラッチ装置、特に、入力側部材からの動力を出力側部材に伝達するとともに、レリーズ機構の作動により動力伝達を遮断するモータサイクル用クラッチ装置に関する
一般に、自動二輪車やバギー等のモータサイクルには、エンジンからの動力をトランスミッションに伝達あるいは遮断するために多板クラッチ装置が用いられている。この多板クラッチ装置は、エンジンのクランク軸側に連結されるクラッチハウジングと、トランスミッション側に連結される出力側回転体と、それらの間で動力の伝達、遮断を行うためのクラッチ部と、クラッチ部を押圧するためのプレッシャプレートとを有している。クラッチ部は、クラッチハウジングに係合する第1クラッチプレートと出力側回転体に係合する第2クラッチプレートとが交互に配置されている。
そして、これらのクラッチプレートを、プレッシャプレートを介してスプリング等の押圧部材で圧接させることにより、クランク軸の回転がトランスミッション側に伝達されるようになっている。また、クラッチをオフ(回転の伝達を遮断)する場合は、操作者がクラッチレバーを握ることによってレリーズ機構が作動し、このレリーズ機構によって押圧部材のクラッチプレートに対する押圧が解除され、第1及び第2クラッチプレート間の動力伝達が遮断されるようになっている。
特開2003−222159号公報
以上のようなクラッチ装置では、押圧部材の押圧力(押し付け荷重)及びクラッチ部の容量(クラッチプレートの枚数や大きさ)が動力伝達容量を決定する。したがって、小さいスペースで所望の動力伝達容量を確保しようとすれば、押し付け荷重を高くする必要がある。
一方、従来のモータサイクル用クラッチ装置では、クラッチ部の接続を遮断するためには、押し付け荷重と同等のレリーズ荷重をレリーズ機構によって加える必要がある。このレリーズ荷重はクラッチレバーを握る力、すなわち操作力によって決定されるために、押し付け荷重を高くすると、それに伴ってクラッチレバーの操作力が高くなり、操作性が悪くなる。したがって、押し付け荷重をあまり高くすることができない。
そこで、本件出願人は、レバー機構を用いて操作力を増幅して押圧部に作用させ、従来のクラッチ装置における操作力に比較して、レバー比の分だけ少ない操作力でクラッチオフ操作が可能としたクラッチ装置を既に出願している(特願2004−367292)。
このクラッチ装置では、レリーズベアリングをレリーズ部材で保持し、このレリーズ部材によってレバー部材(ダイヤフラムスプリング)の内周部を押圧するようにしている。したがって、長期にわたって操作性を損なわないようにするためには、レリーズ部材がスムーズに作動するように構成するとともに、レリーズ部材の摩耗を抑える必要がある。
本発明の課題は、レバー機構を用いてクラッチ操作を行うようにした装置において、レリーズベアリングを保持する部材をスムーズに作動させるとともに、その摩耗を抑えることにある。
請求項1に係るモータサイクル用クラッチ装置は、入力側部材からの動力を出力側部材に伝達するとともに、レリーズ機構の作動により動力伝達を遮断する装置であり、クラッチハウジングと、回転体と、クラッチ部と、プレッシャプレートと、押圧部材と、環状のレリーズ部材と、規制機構とを備えている。クラッチハウジングは入力側部材及び出力側部材の一方に連結されている。回転体は、クラッチハウジングの内周部に設けられ、入力側部材及び出力側部材の他方に連結されている。クラッチ部はクラッチハウジングと回転体との間で動力の伝達及び遮断を行うための1枚以上のプレート部材を有している。プレッシャプレートはクラッチ部の1枚以上のプレート部材を押圧するための部材である。押圧部材は、プレッシャプレートを押圧する押圧部と、レリーズ機構の作動力を所定のレバー比で増幅して押圧部による押圧力を解除するためのレバー部とを有する。レリーズ部材はレリーズ機構を保持するとともにレリーズ機構の作動力をレバー部に伝達する。規制機構は、レリーズ部材のセンタリングを行うとともに、レリーズ部材の押圧部材に対する相対回転を禁止する。そして、規制機構は、レリーズ部材の外周部を回転体に当接させてセンタリングしている。
このクラッチ装置では、押圧部材による押圧力がプレッシャプレートを介してクラッチ部に作用し、クラッチ部はオン(動力伝達状態)になっている。この状態では、入力側部材からの動力は、例えばクラッチハウジングに入力され、さらにクラッチ部を介して回転体に伝達されて、出力側部材に出力される。逆に、入力側部材からの動力が回転体に入力された場合は、この動力はクラッチ部を介してクラッチハウジングに伝達され、出力側部材に出力される。クラッチをオフ(動力遮断状態)にする場合は、レリーズ機構によって押圧部材のレバー部を操作すると、この操作力は所定のレバー比で増幅されて押圧部に作用し、押圧部によるプレッシャプレートへの押圧力が解除される。
ここでは、レバー機構による操作力がレバー部のレバー比で増幅されて押圧部に作用するので、従来のクラッチ装置における操作力に比較して、レバー比の分だけ少ない操作力でクラッチオフ操作が可能となる。また、レリーズ機構を保持する部材が、規制機構によってセンタリングされ、また押圧部材に対する相対回転が禁止されているので、レリーズ操作をスムーズに行えるとともに、保持部材の摩耗を抑えることができる。
請求項2に係るモータサイクル用クラッチ装置は、請求項1の装置において、押圧部材は、外周部に押圧部を有するとともに内周部にレバー部を有するダイヤフラムスプリングである。この場合は、押圧部材の構成が簡単になる。
請求項3に係るモータサイクル用クラッチ装置は、請求項1又は2の装置において、回転体は外周部にプレッシャプレートと対向する摩擦部を有し、クラッチ部は、クラッチハウジングに係合する第1クラッチプレートと回転体に係合する第2クラッチプレートとを有し、第1及び第2クラッチプレートは回転体の摩擦部とプレッシャプレートとの間に挟持される。
ここでは、クラッチ部を構成する第1及び第2クラッチプレートが回転体の摩擦部とプレッシャプレートとの間に挟持され、動力は、クラッチハウジング、第1クラッチプレート、第2クラッチプレート、回転体の経路で伝達される。
請求項4に係るモータサイクル用クラッチ装置は、請求項2又は3の装置において、ダイヤフラムスプリングは、押圧部の外周部がプレッシャプレートを押圧し、押圧部の内周部が回転体の外周部に支持され、さらに、レバー部の内周部が、レリーズ機構によってプレッシャプレート側に移動させられる。
ここでは、ダイヤフラムスプリングのレバー部内周部をレリーズ機構によって操作することにより、押圧部の外周部がプレッシャプレートから離れる方向に移動し、押圧部によるプレッシャプレートへの押圧力が解除される。
ここで、ダイヤフラムスプリングの押圧部の内周部は回転体の外周部によって支持されているので、ダイヤフラムスプリングを支持するための構成が簡単になり、軸方向寸法も短くなる。一般的な自動車用のクラッチ装置において、ダイヤフラムスプリングの内周端部をエンジン側に操作することによりクラッチオフにするタイプのものでは、ダイヤフラムスプリングの押圧部の内周部はクラッチカバーによって支持されている。このクラッチカバーによる支持構造では、クラッチカバーの外周部からダイヤフラムスプリングの外側を外周側から覆うように内周側に延びた部分に支持されるようになっている。このような構造では、ダイヤフラムスプリングの支持のために軸方向に比較的長いスペースが必要となる。しかし、本請求項に係る発明では、前述のように、回転体の外周部によってダイヤフラムスプリングを支持しているので、比較的短い軸方向スペースで支持が可能となる。
請求項5に係るモータサイクル用クラッチ装置は、請求項1から4のいずれかの装置において、レリーズ部材は径方向外方に突出する複数の爪を外周に有する環状の部材であり、回転体は、押圧部材と相対回転不能に連結され、回転体本体と、回転体本体に固定されて回転体本体とともに押圧部材を支持する支持プレートとを有し、支持プレートはレリーズ部材の複数の爪のそれぞれが係合する複数の係合用切欠きを内周部に有している。そして、規制機構は複数の爪と複数の係合用切欠きによって構成されている。
ここでは、レリーズ部材の複数の爪が支持プレートの係合用切欠きに係合し、センタリングされている。また、支持プレートは押圧部材に対して相対回転不能に固定されているので、レリーズ部材と押圧部材とは相対回転が禁止される。
請求項6に係るモータサイクル用クラッチ装置は、請求項1から4のいずれかの装置において、レリーズ部材は側面に軸方向に突出する複数の突起を有する環状の部材であり、押圧部材はレリーズ部材の複数の突起のそれぞれが係合する複数のスリットを有し、回転体は、押圧部材と相対回転不能に連結されるとともに、回転体本体と、回転体本体に固定されて回転体本体とともに押圧部材を支持する環状の支持プレートとを有している。そして、規制機構は、レリーズ部材の外周面と、レリーズ部材の外周面が当接する支持プレートの内周面と、複数の突起と、複数のスリットとによって構成されている。
ここでは、レリーズ部材の外周面と支持プレートの内周面とが当接することによってレリーズ部材がセンタリングされ、またレリーズ部材の複数の突起が押圧部材の係合用切欠きに係合することによって、レリーズ部材は押圧部材に対して相対回転が禁止される。
請求項7に係るモータサイクル用クラッチ装置は、請求項1から4のいずれかの装置において、レリーズ部材は外周部に径方向内方に窪む複数の凹部を有する環状の部材であり、回転体は、押圧部材と相対回転不能に連結され、レリーズ部材の複数の凹部のそれぞれに係合する複数の爪を有し、規制機構は複数の凹部と複数の爪によって構成されている。
ここでは、レリーズ部材の複数の凹部に回転体の爪が係合することにより、レリーズ部材がセンタリングされている。また、回転体は押圧部材に対して相対回転不能に固定されているので、レリーズ部材と押圧部材とは相対回転が禁止される。
本発明に係るモータサイクル用クラッチ装置では、レリーズ機構を保持する部材が、センタリングされるとともに、押圧部材との相対回転が禁止されるので、長期にわたってレリーズ操作をスムーズに行うことができる。
[第1実施形態]
<全体構成>
図1及び図2に示すモータサイクル用クラッチ装置は、エンジンのクランク軸からの動力をトランスミッションに伝達するとともに、レリーズ機構の操作により、動力を遮断するためのものである。このクラッチ装置は、レリーズベアリングを軸方向内側に押すことによりクラッチオフとする構成であり、クラッチハウジング1と、出力側回転体2と、クラッチハウジング1と出力側回転体2との間で動力の伝達、遮断を行うためのクラッチ部3と、プレッシャプレート4と、ダイヤフラムスプリング5と、レリーズ部材6と、レリーズ部材6のセンタリング及び回り止めを行うための規制機構7とを備えている。
<全体構成>
図1及び図2に示すモータサイクル用クラッチ装置は、エンジンのクランク軸からの動力をトランスミッションに伝達するとともに、レリーズ機構の操作により、動力を遮断するためのものである。このクラッチ装置は、レリーズベアリングを軸方向内側に押すことによりクラッチオフとする構成であり、クラッチハウジング1と、出力側回転体2と、クラッチハウジング1と出力側回転体2との間で動力の伝達、遮断を行うためのクラッチ部3と、プレッシャプレート4と、ダイヤフラムスプリング5と、レリーズ部材6と、レリーズ部材6のセンタリング及び回り止めを行うための規制機構7とを備えている。
<クラッチハウジング>
クラッチハウジング1は、円板状の部分10と、この円板部10の外周側から軸方向外側(図1の右方)に延びる筒状の部分11とを有している。円板部10には複数の環状のゴム部材12を介して入力ギア13が装着されている。この入力ギア13は、エンジン側のクランク軸に固定された駆動ギア(図示せず)に噛み合っている。なお、ゴム部材12は、エンジンからの振動を吸収するために設けられたものであり、他の例えばコイルスプリング等を用いても良い。筒状部11には、図2から明らかなように、内周側の部分に径方向外方に凹む複数の凹部が形成されており、また筒状部11には軸方向に延びる複数の切欠きが円周方向に所定の間隔で形成されている。この切欠きは、内部の潤滑油を外周側に逃がすためのものである。
クラッチハウジング1は、円板状の部分10と、この円板部10の外周側から軸方向外側(図1の右方)に延びる筒状の部分11とを有している。円板部10には複数の環状のゴム部材12を介して入力ギア13が装着されている。この入力ギア13は、エンジン側のクランク軸に固定された駆動ギア(図示せず)に噛み合っている。なお、ゴム部材12は、エンジンからの振動を吸収するために設けられたものであり、他の例えばコイルスプリング等を用いても良い。筒状部11には、図2から明らかなように、内周側の部分に径方向外方に凹む複数の凹部が形成されており、また筒状部11には軸方向に延びる複数の切欠きが円周方向に所定の間隔で形成されている。この切欠きは、内部の潤滑油を外周側に逃がすためのものである。
<出力側回転体>
出力側回転体2はクラッチハウジング1の内周部に配置されている。この出力側回転体2は、ほぼ円板状に形成されており、外周部にスプライン15が形成されるとともに、内周部にスプライン孔16が形成されている。そして、内周部のスプライン孔16はトランスミッションの入力軸17に噛み合っている。また、この出力側回転体2の外周部において、軸方向内側の端部には、さらに径方向外方に延びる円板状の摩擦フランジ18が形成されている。さらに、出力側回転体2の軸方向外側の面の外周端部には、円周方向に所定の間隔で、軸方向に突出する複数の支持用突起2aが形成され、内周端部には、図2からも明らかなように、円周方向に所定の間隔で、軸方向に突出する複数のインロー突起2bが形成されている。
出力側回転体2はクラッチハウジング1の内周部に配置されている。この出力側回転体2は、ほぼ円板状に形成されており、外周部にスプライン15が形成されるとともに、内周部にスプライン孔16が形成されている。そして、内周部のスプライン孔16はトランスミッションの入力軸17に噛み合っている。また、この出力側回転体2の外周部において、軸方向内側の端部には、さらに径方向外方に延びる円板状の摩擦フランジ18が形成されている。さらに、出力側回転体2の軸方向外側の面の外周端部には、円周方向に所定の間隔で、軸方向に突出する複数の支持用突起2aが形成され、内周端部には、図2からも明らかなように、円周方向に所定の間隔で、軸方向に突出する複数のインロー突起2bが形成されている。
また、この出力側回転体2には、ダイヤフラムスプリング5をこの出力側回転体2に支持するための支持プレート19がリベット20によって固定されている。支持プレート19は、環状の部材であり、内周端部が出力側回転体2のインロー突起2bに支持されている。そして支持プレート19の外周端部には、環状の支持用突起19aが出力側回転体2の支持用突起2aと対向するように軸方向内側に突出している。なお、入力ギア13の内周部と出力側回転体2の内周部との間にはスラストプレート21が設けられている。
<クラッチ部>
クラッチ部3は、2枚の第1クラッチプレート25と1枚の第2クラッチプレート26とを有している。これらの両クラッチプレート25,26はともに環状に形成されており、軸方向に交互に配置されている。また、第1クラッチプレート25の外周部には外方に突出する複数の係合突起が形成されており、この係合突起がクラッチハウジング1の筒状部11の内周部に形成された凹部に噛み合っている。また、第1クラッチプレート25は両面に摩擦フェーシングが貼付されている。第2クラッチプレート26は内周部にスプラインが形成されており、このスプラインが出力側回転体2の外周に形成されたスプライン15に噛み合っている。
クラッチ部3は、2枚の第1クラッチプレート25と1枚の第2クラッチプレート26とを有している。これらの両クラッチプレート25,26はともに環状に形成されており、軸方向に交互に配置されている。また、第1クラッチプレート25の外周部には外方に突出する複数の係合突起が形成されており、この係合突起がクラッチハウジング1の筒状部11の内周部に形成された凹部に噛み合っている。また、第1クラッチプレート25は両面に摩擦フェーシングが貼付されている。第2クラッチプレート26は内周部にスプラインが形成されており、このスプラインが出力側回転体2の外周に形成されたスプライン15に噛み合っている。
<プレッシャプレート>
プレッシャプレート4は、環状の部材であり、最も外側に配置された第1クラッチプレート25のさらに軸方向外側に配置されている。このプレッシャプレート4の内周部には、軸方向内側に突出してスプライン孔4aが形成されており、このスプライン孔4aが出力側回転体2の外周スプライン15に噛み合っている。また、プレッシャプレート4の軸方向外側の面の外周部には、軸方向に突出する環状の突出部4bが形成され、さらに、この環状突出部4bの内周側には、軸方向に突出する押圧用突起4cが形成されている。なお、環状突出部4bの方が押圧用突起4cより軸方向外側により突出している。
プレッシャプレート4は、環状の部材であり、最も外側に配置された第1クラッチプレート25のさらに軸方向外側に配置されている。このプレッシャプレート4の内周部には、軸方向内側に突出してスプライン孔4aが形成されており、このスプライン孔4aが出力側回転体2の外周スプライン15に噛み合っている。また、プレッシャプレート4の軸方向外側の面の外周部には、軸方向に突出する環状の突出部4bが形成され、さらに、この環状突出部4bの内周側には、軸方向に突出する押圧用突起4cが形成されている。なお、環状突出部4bの方が押圧用突起4cより軸方向外側により突出している。
<ダイヤフラムスプリング>
ダイヤフラムスプリング5は、環状のプレート部材であって、外周部に皿ばねとしての押圧部5aを有し、内周部に押圧部5aの押圧を解除するためのレバー部5bを有している。また、レバー部5bの内周端部には、軸方向外側に突出する当接部5cが形成されている。ダイヤフラムスプリング5は、その外周部がプレッシャプレート4の環状突出部4bの内周側に位置するように配置されている。そして、ダイヤフラムスプリング5の押圧部5aは、外周部がプレッシャプレート4の押圧用突起4cに支持され、内周部が出力側回転体2の支持用突起2aと支持プレート19の支持用突起19aとに挟持されて支持されている。このようなダイヤフラムスプリング5が図1に示すようにセットされた状態では、皿ばねの付勢力によってプレッシャプレート4を所定の押圧力で軸方向内側に押圧している。したがって、クラッチ部3の第1及び第2クラッチプレート25,26は出力側回転体2の摩擦部18とプレッシャプレート4との間に挟持されている。
ダイヤフラムスプリング5は、環状のプレート部材であって、外周部に皿ばねとしての押圧部5aを有し、内周部に押圧部5aの押圧を解除するためのレバー部5bを有している。また、レバー部5bの内周端部には、軸方向外側に突出する当接部5cが形成されている。ダイヤフラムスプリング5は、その外周部がプレッシャプレート4の環状突出部4bの内周側に位置するように配置されている。そして、ダイヤフラムスプリング5の押圧部5aは、外周部がプレッシャプレート4の押圧用突起4cに支持され、内周部が出力側回転体2の支持用突起2aと支持プレート19の支持用突起19aとに挟持されて支持されている。このようなダイヤフラムスプリング5が図1に示すようにセットされた状態では、皿ばねの付勢力によってプレッシャプレート4を所定の押圧力で軸方向内側に押圧している。したがって、クラッチ部3の第1及び第2クラッチプレート25,26は出力側回転体2の摩擦部18とプレッシャプレート4との間に挟持されている。
また、ダイヤフラムスプリング4のレバー部5bは、放射状に並ぶ複数のレバーから形成されている。なお、円周方向に隣接する2つのレバーの間には、幅広のスリットが形成されており、出力側回転体2の一部が、このスリットを軸方向外側に通過して支持プレート19の軸方向内側の面に当接している。このように、出力側回転体2の一部がダイヤフラムスプリング5のレバー部5bのスリットを通過していることによって、支持プレート19及び出力側回転体2とダイヤフラムスプリング5との相対回転が規制されている。
<レリーズ部材>
レリーズ部材6は、環状のプレート部材であり、内周部にレリーズベアリング30を保持している。すなわち、レリーズ部材6の内周部において、軸方向外側には軸受保持部6aが形成されており、この軸受保持部6aにレリーズベアリング30の外輪の軸方向内側の肩部が嵌合している。また、レリーズ部材6の外周には、図2に示すように、径方向外方に突出する複数の爪6bが形成されている。この複数の爪6bは円周方向に等間隔に配置されている。
レリーズ部材6は、環状のプレート部材であり、内周部にレリーズベアリング30を保持している。すなわち、レリーズ部材6の内周部において、軸方向外側には軸受保持部6aが形成されており、この軸受保持部6aにレリーズベアリング30の外輪の軸方向内側の肩部が嵌合している。また、レリーズ部材6の外周には、図2に示すように、径方向外方に突出する複数の爪6bが形成されている。この複数の爪6bは円周方向に等間隔に配置されている。
<規制機構>
規制機構7は、前述のように、レリーズ部材6のセンタリング及び回り止めを行うための機構であり、レリーズ部材6に形成された複数の爪6bと、支持プレート19に形成された係合用切欠き19bとから構成されている。すなわち、支持プレート19の内周部には、円周方向に等角度間隔で複数の係合用切欠き19bが形成されている。そして、この係合用切欠き19bにレリーズ部材6の複数の爪6bが係合している。この爪6bと係合用切欠き19bとの係合により、レリーズ部材6はセンタリングされ、また支持プレート19、出力側回転体2及びダイヤフラムスプリング5に対する相対回転が禁止されている。なお、レリーズ部材6のセンタリングは、爪6bの外周面と係合用切欠き19bの内周面を当接させて行っても良いし、爪6bの外側面と係合用切欠き19bの内側面とを当接させて行っても良い。
規制機構7は、前述のように、レリーズ部材6のセンタリング及び回り止めを行うための機構であり、レリーズ部材6に形成された複数の爪6bと、支持プレート19に形成された係合用切欠き19bとから構成されている。すなわち、支持プレート19の内周部には、円周方向に等角度間隔で複数の係合用切欠き19bが形成されている。そして、この係合用切欠き19bにレリーズ部材6の複数の爪6bが係合している。この爪6bと係合用切欠き19bとの係合により、レリーズ部材6はセンタリングされ、また支持プレート19、出力側回転体2及びダイヤフラムスプリング5に対する相対回転が禁止されている。なお、レリーズ部材6のセンタリングは、爪6bの外周面と係合用切欠き19bの内周面を当接させて行っても良いし、爪6bの外側面と係合用切欠き19bの内側面とを当接させて行っても良い。
<動作>
次に動作について説明する。
次に動作について説明する。
図1に示す状態では、ダイヤフラムスプリング5の押圧部5aによってプレッシャプレート4が軸方向内側に所定の押圧力で押圧され、クラッチ部3の第1及び第2クラッチプレート25,26は出力側回転体2の摩擦部18とプレッシャプレート4との間に挟持されている。この場合は、クラッチオン状態であり、クランク軸から入力ギア13及びゴム部材12を介して入力された回転は、クラッチハウジング1を介して第1クラッチプレート25に伝達され、さらに第2クラッチプレート26から出力側回転体2に伝達され、トランスミッションの入力軸17に伝達される。
一方、運転者がクラッチレバーを握ると、その操作力はクラッチワイヤ等を介してレリーズベアリング30に伝達され、レリーズベアリング30は軸方向内側に移動させられる。このレリーズベアリング30の移動は、レリーズ部材6を介してダイヤフラムスプリング5のレバー部5bに伝達され、レバー部5bの内周部が軸方向内側に移動させられる。すると、ダイヤフラムスプリング5の径方向中間部を支点として、押圧部5aの外周部が軸方向外側に移動し、押圧部5aがプレッシャプレート4の押圧用突起4cから離れる。これによりプレッシャプレート4の押圧力が解除され、クラッチ部3はオフ状態になる。このクラッチオフ状態では、クラッチハウジング1からの回転は出力側回転体2には伝達されない。
ここで、クラッチオフのレリーズ操作の際に、レバー部5bの作用によって操作力が軽減される。より詳細には、例えばダイヤフラムスプリング5の押圧部5aによる押圧力がPであるとすると、この押圧力Pを解除するためにレバー部5bに作用させなければならないレリーズ荷重Rは、
R=P×(L1/L2)
L1:押圧部内周部の支持部から押圧部外周部の押圧点までの距離
L2:押圧部内周部の支持部からレバー部のレリーズ部材との当接部までの距離
となる。すなわち、レバー比(L1/L2)の分だけ、レリーズ荷重は軽減される。したがって、従来装置と同様のレリーズ荷重に設定する場合は、押圧部5aの押圧荷重をレバー比の分だけ大きくすることができ、クラッチの伝達容量を同じにする場合は、クラッチプレートの枚数を減らすことができる。したがって、クラッチ装置をコンパクトにすることができる。
R=P×(L1/L2)
L1:押圧部内周部の支持部から押圧部外周部の押圧点までの距離
L2:押圧部内周部の支持部からレバー部のレリーズ部材との当接部までの距離
となる。すなわち、レバー比(L1/L2)の分だけ、レリーズ荷重は軽減される。したがって、従来装置と同様のレリーズ荷重に設定する場合は、押圧部5aの押圧荷重をレバー比の分だけ大きくすることができ、クラッチの伝達容量を同じにする場合は、クラッチプレートの枚数を減らすことができる。したがって、クラッチ装置をコンパクトにすることができる。
また、この装置では、レリーズ部材6の爪6bと支持プレート19の係合用切欠き19bとが係合することによって、レリーズ部材6がセンタリングされている。したがって、簡単な構成でレリーズ部材6をセンタリングでき、レリーズ操作をスムーズに行うことができる。また、同様の理由により、レリーズ部材6とダイヤフラムスプリング5との相対回転が禁止されているため、ダイヤフラムスプリング5とレリーズ部材6との当接部における摩耗を抑えることができる。さらに、支持プレート19がダイヤフラムスプリング5のレバー部5bの切欠きを通過して出力側回転体2に固定されていることにより、ダイヤフラムスプリング5と出力側回転体2及び支持プレート19との相対回転が禁止されるので、各支持用突起2a,19aとダイヤフラムスプリング5の当接部における摩耗を抑えることができる。
さらに、この実施形態では、ダイヤフラムスプリング5を径方向の中間で、すなわち押圧部5aの内周部を支持する必要があるが、この部分を出力側回転体2の外周部によって内周側から支持しているので、従来の自動車用クラッチ装置のクラッチカバーによる支持構造に比較して、簡単でかつ小さいスペースで支持することができる。
[第2実施形態]
図3及び図4に第2実施形態を示す。この実施形態は、第1実施形態と比較して、規制機構を構成する部材のみが異なり、他の構成は同様であるので、以下では、第1実施形態と異なる部分のみについて説明する。
図3及び図4に第2実施形態を示す。この実施形態は、第1実施形態と比較して、規制機構を構成する部材のみが異なり、他の構成は同様であるので、以下では、第1実施形態と異なる部分のみについて説明する。
規制機構40はダイヤフラムスプリング5、支持プレート41及びレリーズ部材42によって構成されている。
ダイヤフラムスプリング5は、第1実施形態と同様の構成であり、外周部に押圧部5aを有し、内周部にレバー部5bを有している。また、レバー部5bの内周端部には、軸方向外側に突出する当接部5cが形成されている。
支持プレート41は、第1実施形態と同様に、リベット20によって出力側回転体2に固定されている。この支持プレート41は、環状の部材であり、第1実施形態と同様に、内周端部が出力側回転体2のインロー突起2bに支持されている。また、支持プレート41の外周端部には、環状の支持用突起41aが出力側回転体2の支持用突起2aと対向するように軸方向内側に突出している。そして、第1実施形態と異なる部分は、この第2実施形態の支持プレート41は、図4から明らかなように、内周部に係合用切欠きを有していない点である。
レリーズ部材42は、環状のプレート部材であり、内周部にレリーズベアリング30を保持している。すなわち、レリーズ部材42の内周部において、軸方向外側には軸受保持部42aが形成されており、この軸受保持部42aにレリーズベアリング30の外輪の軸方向内側の肩部が嵌合している。また、レリーズ部材42の外周は、図4から明らかなように、ほぼ六角形に形成されており、その6個所の頂点に相当する部分には、それぞれ当接面42bが形成されている。この当接面42bは支持プレート41の内周面に当接している。また、レリーズ部材42の軸方向内側の側面には、エンボス加工によって軸方向に突出する複数の突起42cが形成されている。この突起42cはダイヤフラムスプリング5のスリット5d(図4参照)と同じ幅になるように形成されている。
以上のように、レリーズ部材42の6個所の外周当接面42bが支持プレート41の内周面に当接することによって、レリーズ部材42がセンタリングされている。また、レリーズ部材42の突起42cがダイヤフラムスプリング5のスリット5dに係合することによって、レリーズ部材42のダイヤフラムスプリング5に対する相対回転が禁止されている。このようにして、レリーズ部材42の外周当接面42b、支持プレート41の内周面、レリーズ部材42の複数の突起42c及びダイヤフラムスプリング5のスリット5dによって、レリーズ部材42のセンタリング及び回り止めを行うための規制機構40が構成されている。
[第3実施形態]
図5及び図6に第3実施形態を示す。この実施形態は、第1実施形態と比較して、規制機構を構成する部材のみが異なり、他の構成は同様であるので、以下では、第1実施形態と異なる部分のみについて説明する。
図5及び図6に第3実施形態を示す。この実施形態は、第1実施形態と比較して、規制機構を構成する部材のみが異なり、他の構成は同様であるので、以下では、第1実施形態と異なる部分のみについて説明する。
規制機構50は出力側回転体51及びレリーズ部材52によって構成されている。出力側回転体51は、第1実施形態の出力側回転体2とほぼ同様の構成であり、支持プレート19の内周側に位置する部分のみが異なっている。すなわち、出力側回転体51は、外周部にスプライン15が形成されるとともに、内周部にスプライン孔16が形成され、内周部のスプライン孔16はトランスミッションの入力軸17に噛み合っている。また、出力側回転体51の外周部において、軸方向内側の端部には径方向外方に延びる円板状の摩擦フランジ18が形成され、軸方向外側の面の外周端部には複数の支持用突起2aが形成されている。そして、この出力側回転体51には、支持プレート19がリベット20によって固定されており、支持プレート19の内周側において、出力側回転体51の一部が軸方向外側に突出して爪51aを形成している。この複数の爪51aは、図6に示すように、円周方向に等角度間隔で形成されている。
一方、レリーズ部材52は、環状のプレート部材であり、内周部にレリーズベアリング30を保持している。すなわち、レリーズ部材52の内周部において、軸方向外側には軸受保持部52aが形成されており、この軸受保持部52aにレリーズベアリング30の外輪の軸方向内側の肩部が嵌合している。また、レリーズ部材42の外周部には、図6から明らかなように、複数の凹部52bが円周方向に等角度間隔で形成されている。この凹部52bに出力側回転体51の爪51aが嵌合している。
以上のように、出力側回転体51の複数の爪51aがレリーズ部材52の凹部52bに嵌合することによって、レリーズ部材52がセンタリングされ、かつレリーズ部材52のダイヤフラムスプリング5に対する相対回転が禁止されている。このようにして、出力側回転体51の爪51a及びレリーズ部材52の凹部52bによって、レリーズ部材52のセンタリング及び回り止めを行うための規制機構50が構成されている。
[他の実施形態]
なお、前記各実施形態では、入力ギアから回転が入力されて出力側回転体に出力される場合について説明したが、回転の伝達経路が逆の場合でも、本発明を同様に適用することができる。
なお、前記各実施形態では、入力ギアから回転が入力されて出力側回転体に出力される場合について説明したが、回転の伝達経路が逆の場合でも、本発明を同様に適用することができる。
1 クラッチハウジング
2,51 出力側回転体
3 クラッチ部
4 プレッシャプレート
5 ダイヤフラムスプリング
5a 押圧部
5b レバー部
5d スリット
6,42,52 レリーズ部材
6b 爪
7,40,50 規制機構
19,41 支持プレート
19b 係合用切欠き
30 レリーズベアリング
42c 突起
51a 爪
52b 凹部
2,51 出力側回転体
3 クラッチ部
4 プレッシャプレート
5 ダイヤフラムスプリング
5a 押圧部
5b レバー部
5d スリット
6,42,52 レリーズ部材
6b 爪
7,40,50 規制機構
19,41 支持プレート
19b 係合用切欠き
30 レリーズベアリング
42c 突起
51a 爪
52b 凹部
Claims (7)
- 入力側部材からの動力を出力側部材に伝達するとともに、レリーズ機構の作動により動力伝達を遮断するモータサイクル用クラッチ装置であって、
前記入力側部材及び出力側部材の一方に連結されたクラッチハウジングと、
前記クラッチハウジングの内周部に設けられ、前記入力側部材及び出力側部材の他方に連結された回転体と、
前記クラッチハウジングと前記回転体との間で動力の伝達及び遮断を行うための1枚以上のプレート部材を有するクラッチ部と、
前記クラッチ部のプレート部材を押圧するためのプレッシャプレートと、
前記プレッシャプレートを押圧する押圧部と、前記レリーズ機構の作動力を所定のレバー比で増幅して前記押圧部による押圧力を解除するためのレバー部とを有する押圧部材と、
前記レリーズ機構を保持するとともに前記レリーズ機構の作動力を前記レバー部に伝達するための環状のレリーズ部材と、
前記レリーズ部材のセンタリングを行うとともに、前記レリーズ部材の前記押圧部材に対する相対回転を禁止する規制機構と、
を備え、
前記規制機構は、前記レリーズ部材の外周部を前記回転体に当接させてセンタリングしている、
モータサイクル用クラッチ装置。 - 前記押圧部材は、外周部に前記押圧部を有するとともに内周部に前記レバー部を有するダイヤフラムスプリングである、請求項1記載のモータサイクル用クラッチ装置。
- 前記回転体は外周部に前記プレッシャプレートと対向する摩擦部を有し、
前記クラッチ部は、前記クラッチハウジングに係合する第1クラッチプレートと前記回転体に係合する第2クラッチプレートとを有し、前記第1及び第2クラッチプレートは前記回転体の摩擦部と前記プレッシャプレートとの間に挟持される、
請求項1又は2に記載のモータサイクル用クラッチ装置。 - 前記ダイヤフラムスプリングは、
前記押圧部の外周部が前記プレッシャプレートを押圧し、前記押圧部の内周部が前記回転体の外周部に支持され、
前記レバー部の内周部が、前記レリーズ機構によって前記プレッシャプレート側に移動させられる、
請求項2又は3に記載のモータサイクル用クラッチ装置。 - 前記レリーズ部材は径方向外方に突出する複数の爪を外周に有する環状の部材であり、
前記回転体は、前記押圧部材と相対回転不能に連結されるとともに、回転体本体と、前記回転体本体に固定されて前記回転体本体とともに前記押圧部材を支持する支持プレートとを有し、
前記支持プレートは前記レリーズ部材の複数の爪のそれぞれが係合する複数の係合用切欠きを内周部に有し、
前記規制機構は前記複数の爪と複数の係合用切欠きによって構成されている、
請求項1から4のいずれかに記載のモータサイクル用クラッチ装置。 - 前記レリーズ部材は側面に軸方向に突出する複数の突起を有する環状の部材であり、
前記押圧部材は前記レリーズ部材の複数の突起のそれぞれが係合する複数のスリットを有し、
前記回転体は、前記押圧部材と相対回転不能に連結されるとともに、回転体本体と、前記回転体本体に固定されて前記回転体本体とともに前記押圧部材を支持する環状の支持プレートとを有し、
前記規制機構は、前記レリーズ部材の外周面と、前記レリーズ部材の外周面が当接する前記支持プレートの内周面と、前記複数の突起と、前記複数のスリットとによって構成されている、
請求項1から4のいずれかに記載のモータサイクル用クラッチ装置。 - 前記レリーズ部材は外周部に径方向内方に窪む複数の凹部を有する環状の部材であり、
前記回転体は、前記押圧部材と相対回転不能に連結され、前記レリーズ部材の複数の凹部のそれぞれに係合する複数の爪を有し、
前記規制機構は前記複数の凹部と複数の爪によって構成されている、
請求項1から4のいずれかに記載のモータサイクル用クラッチ装置。
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JP2005136362A JP3892878B2 (ja) | 2005-05-09 | 2005-05-09 | モータサイクル用クラッチ装置 |
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