JP2000213557A - 摩擦クラッチのレリ―ズ装置 - Google Patents
摩擦クラッチのレリ―ズ装置Info
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- JP2000213557A JP2000213557A JP11017155A JP1715599A JP2000213557A JP 2000213557 A JP2000213557 A JP 2000213557A JP 11017155 A JP11017155 A JP 11017155A JP 1715599 A JP1715599 A JP 1715599A JP 2000213557 A JP2000213557 A JP 2000213557A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 プッシュタイプの摩擦クラッチの
レリーズ装置において、変速機の外側に設けられプッシ
ュロッドがエンジン側へ突出するレリーズシリンダによ
り作動するレリーズ装置を提供する。 【解決手段】 フォークサポート16には、レリ
ーズレバー18とレリーズフォーク17がそれぞれ揺動
自在に支持されている。またレリーズレバー18とレリ
ーズフォーク17は、連結ピン20で曲折自在に連結さ
れている。レリーズシリンダによりレリーズレバー18
を押すと、レリーズフォーク17はレリーズレバー18
とは反対の方向に回動され、レリーズベアリング14を
介してダイヤフラムスプリングの内周縁側が押圧され
る。
レリーズ装置において、変速機の外側に設けられプッシ
ュロッドがエンジン側へ突出するレリーズシリンダによ
り作動するレリーズ装置を提供する。 【解決手段】 フォークサポート16には、レリ
ーズレバー18とレリーズフォーク17がそれぞれ揺動
自在に支持されている。またレリーズレバー18とレリ
ーズフォーク17は、連結ピン20で曲折自在に連結さ
れている。レリーズシリンダによりレリーズレバー18
を押すと、レリーズフォーク17はレリーズレバー18
とは反対の方向に回動され、レリーズベアリング14を
介してダイヤフラムスプリングの内周縁側が押圧され
る。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、エンジンの出力
軸と変速機の入力軸との間に配設される摩擦クラッチに
関するものであり、特にはそのレリーズ装置に関するも
のである。
軸と変速機の入力軸との間に配設される摩擦クラッチに
関するものであり、特にはそのレリーズ装置に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】摩擦クラッチは、レリーズ装置によりダ
イヤフラムスプリングの内周縁を引張ることにより動力
の伝達が遮断されるプルタイプのクラッチ(実用新案登
録第2523374号公報参照)と、レリーズ装置によ
りダイヤフラムスプリングの内周縁が押圧されることに
より動力の伝達が遮断されるプッシュタイプのクラッチ
(実用新案登録第2522814号公報参照)がある。
イヤフラムスプリングの内周縁を引張ることにより動力
の伝達が遮断されるプルタイプのクラッチ(実用新案登
録第2523374号公報参照)と、レリーズ装置によ
りダイヤフラムスプリングの内周縁が押圧されることに
より動力の伝達が遮断されるプッシュタイプのクラッチ
(実用新案登録第2522814号公報参照)がある。
【0003】プルタイプの摩擦クラッチは、エンジンの
出力軸に装着されるフライホィールと、このフライホィ
ールにボルトで固定されたクラッチカバーと、このクラ
ッチカバーに一端がリベットで固定されたストラップ
と、このストラップの他端がリベットで固定されクラッ
チカバーに軸線方向へ移動自在に支持されたプレッシャ
プレートと、このプレッシャプレートとフライホィール
との間にフェーシングが介在されるとともに変速機の入
力軸に軸線方向へ移動自在に装着されるクラッチディス
クと、外周縁がクラッチカバーの内側に係止されるとと
もに側面がプレッシャプレートの係合突起に当接された
皿ばね状のダイヤフラムスプリングが設けられている。
出力軸に装着されるフライホィールと、このフライホィ
ールにボルトで固定されたクラッチカバーと、このクラ
ッチカバーに一端がリベットで固定されたストラップ
と、このストラップの他端がリベットで固定されクラッ
チカバーに軸線方向へ移動自在に支持されたプレッシャ
プレートと、このプレッシャプレートとフライホィール
との間にフェーシングが介在されるとともに変速機の入
力軸に軸線方向へ移動自在に装着されるクラッチディス
クと、外周縁がクラッチカバーの内側に係止されるとと
もに側面がプレッシャプレートの係合突起に当接された
皿ばね状のダイヤフラムスプリングが設けられている。
【0004】またダイヤフラムスプリングの内周縁は、
レリーズ装置のレリーズベアリングに係止されている。
プルタイプのレリーズ装置は、クラッチケーシングに設
けられ中心の軸穴に変速機の入力軸が貫通した円筒部
と、この円筒部に移動自在に嵌合されるとともにインナ
ーレースにダイヤフラムスプリングの内周縁が嵌合され
たレリーズベアリングと、このレリーズベアリングのイ
ンナーレースの端部に固定されダイヤフラムスプリング
の抜け止め部材として設けられた係止部材と、レリーズ
ベアリングのアウターレースを軸線方向に移動させる中
間支持タイプのレリーズフォークと、このレリーズフォ
ークを揺動自在に支持するとともにクラッチケーシング
に固定されたフォークサポートが設けられている。また
レリーズ装置は、クラッチケースの外側に設けられ変速
機のケーシングに固定されたレリーズシリンダにより作
動されるように構成され、レリーズシリンダのプッシュ
ロッドの先端でクラッチケースの内側に構成されたレリ
ーズフォークの端部(力点部)が押圧される構造になっ
ている。
レリーズ装置のレリーズベアリングに係止されている。
プルタイプのレリーズ装置は、クラッチケーシングに設
けられ中心の軸穴に変速機の入力軸が貫通した円筒部
と、この円筒部に移動自在に嵌合されるとともにインナ
ーレースにダイヤフラムスプリングの内周縁が嵌合され
たレリーズベアリングと、このレリーズベアリングのイ
ンナーレースの端部に固定されダイヤフラムスプリング
の抜け止め部材として設けられた係止部材と、レリーズ
ベアリングのアウターレースを軸線方向に移動させる中
間支持タイプのレリーズフォークと、このレリーズフォ
ークを揺動自在に支持するとともにクラッチケーシング
に固定されたフォークサポートが設けられている。また
レリーズ装置は、クラッチケースの外側に設けられ変速
機のケーシングに固定されたレリーズシリンダにより作
動されるように構成され、レリーズシリンダのプッシュ
ロッドの先端でクラッチケースの内側に構成されたレリ
ーズフォークの端部(力点部)が押圧される構造になっ
ている。
【0005】このような構造からなるプルタイプの摩擦
クラッチは、ダイヤフラムスプリングの弾性復帰力によ
りプレッシャプレートをフライホィール側へ付勢させて
クラッチディスクのフェーシングと摩擦係合させること
により、エンジンの出力軸から変速機の入力軸へ動力を
伝達する。またクラッチペダルの踏み込み操作による油
圧作用により、レリーズシリンダのプッシュロッドを突
出させてレリーズフォークを回動することにより動力の
伝達を遮断する。すなわち、ダイヤフラムスプリングの
弾性復帰力に抗してレリーズフォークがレリーズシリン
ダにより回動されると、レリーズベアリングを介してダ
イヤフラムスプリングの内周縁がプレッシャプレートか
ら離間される方向に引張られる。そしてダイヤフラムス
プリングによりフライホィール側へ付勢されていたプレ
ッシャプレートが、ストラップの弾性復帰力によりクラ
ッチディスクのフェーシングから離間するので、動力の
伝達が遮断される。
クラッチは、ダイヤフラムスプリングの弾性復帰力によ
りプレッシャプレートをフライホィール側へ付勢させて
クラッチディスクのフェーシングと摩擦係合させること
により、エンジンの出力軸から変速機の入力軸へ動力を
伝達する。またクラッチペダルの踏み込み操作による油
圧作用により、レリーズシリンダのプッシュロッドを突
出させてレリーズフォークを回動することにより動力の
伝達を遮断する。すなわち、ダイヤフラムスプリングの
弾性復帰力に抗してレリーズフォークがレリーズシリン
ダにより回動されると、レリーズベアリングを介してダ
イヤフラムスプリングの内周縁がプレッシャプレートか
ら離間される方向に引張られる。そしてダイヤフラムス
プリングによりフライホィール側へ付勢されていたプレ
ッシャプレートが、ストラップの弾性復帰力によりクラ
ッチディスクのフェーシングから離間するので、動力の
伝達が遮断される。
【0006】次に、プッシュタイプの摩擦クラッチにつ
いて説明する。プッシュタイプの摩擦クラッチは、プル
タイプの摩擦クラッチに対して、ダイヤフラムスプリン
グがその両側面に設けられたピボットリングを介在した
状態で、かつ弾性変形が可能な状態でクラッチカバーに
リベットで支持されている構造が相違している。またダ
イヤフラムスプリングは、その外周縁がプレッシャプレ
ートの係合突起に当接しているとともに、内周縁がレリ
ーズベアリングのインナーレース端面に当接している。
また更には、レリーズシリンダがクラッチケースの外側
に設けられているとともに、レリーズシリンダのプッシ
ュロッドがクラッチケースの外側へ突出したレリーズフ
ォークの端部(力点部)を押圧する構造になっている。
いて説明する。プッシュタイプの摩擦クラッチは、プル
タイプの摩擦クラッチに対して、ダイヤフラムスプリン
グがその両側面に設けられたピボットリングを介在した
状態で、かつ弾性変形が可能な状態でクラッチカバーに
リベットで支持されている構造が相違している。またダ
イヤフラムスプリングは、その外周縁がプレッシャプレ
ートの係合突起に当接しているとともに、内周縁がレリ
ーズベアリングのインナーレース端面に当接している。
また更には、レリーズシリンダがクラッチケースの外側
に設けられているとともに、レリーズシリンダのプッシ
ュロッドがクラッチケースの外側へ突出したレリーズフ
ォークの端部(力点部)を押圧する構造になっている。
【0007】このような構造からなるプッシュタイプの
摩擦クラッチは、クラッチペダルの踏み込み操作による
油圧作用により、レリーズシリンダのプッシュロッドを
突出させてレリーズフォークを回動することにより動力
の伝達を遮断する。すなわち、レリーズシリンダにより
レリーズフォークが回動すると、レリーズベアリングを
介して内周縁が押圧されダイヤフラムスプリングが弾性
変形するので、そのダイヤフラムスプリングによりフラ
イホィール側へ付勢されていたプレッシャプレートは、
ストラップの弾性復帰力によりクラッチディスクのフェ
ーシングから離間する。したがって、エンジンの出力軸
から変速機の入力軸への動力の伝達が遮断される。
摩擦クラッチは、クラッチペダルの踏み込み操作による
油圧作用により、レリーズシリンダのプッシュロッドを
突出させてレリーズフォークを回動することにより動力
の伝達を遮断する。すなわち、レリーズシリンダにより
レリーズフォークが回動すると、レリーズベアリングを
介して内周縁が押圧されダイヤフラムスプリングが弾性
変形するので、そのダイヤフラムスプリングによりフラ
イホィール側へ付勢されていたプレッシャプレートは、
ストラップの弾性復帰力によりクラッチディスクのフェ
ーシングから離間する。したがって、エンジンの出力軸
から変速機の入力軸への動力の伝達が遮断される。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】このように従来の摩擦
クラッチは、変速機側からエンジン側へ突出するレリー
ズシリンダのプッシュロッドの作用によりダイヤフラム
スプリングの内周縁をレリーズ装置で引張るプルタイプ
の摩擦クラッチと、エンジン側から変速機側へ突出する
レリーズシリンダのプッシュロッドの作用によりダイヤ
フラムスプリングの内周縁をレリーズ装置で押圧するプ
ッシュタイプの摩擦クラッチがある。しかしながらプッ
シュタイプの摩擦クラッチは、レリーズベアリングのイ
ンナーレースの端面をダイヤフラムスプリングの内周縁
に押し当てる構造であり、変速機側からエンジン側へ突
出するレリーズシリンダのプッシュロッドによる作用で
動力の伝達を遮断することはできない。
クラッチは、変速機側からエンジン側へ突出するレリー
ズシリンダのプッシュロッドの作用によりダイヤフラム
スプリングの内周縁をレリーズ装置で引張るプルタイプ
の摩擦クラッチと、エンジン側から変速機側へ突出する
レリーズシリンダのプッシュロッドの作用によりダイヤ
フラムスプリングの内周縁をレリーズ装置で押圧するプ
ッシュタイプの摩擦クラッチがある。しかしながらプッ
シュタイプの摩擦クラッチは、レリーズベアリングのイ
ンナーレースの端面をダイヤフラムスプリングの内周縁
に押し当てる構造であり、変速機側からエンジン側へ突
出するレリーズシリンダのプッシュロッドによる作用で
動力の伝達を遮断することはできない。
【0009】この発明は、プッシュタイプの摩擦クラッ
チのレリーズ装置において、変速機の外側に設けられプ
ッシュロッドがエンジン側へ突出するレリーズシリンダ
により作動するレリーズ装置を提供することを目的とす
る。
チのレリーズ装置において、変速機の外側に設けられプ
ッシュロッドがエンジン側へ突出するレリーズシリンダ
により作動するレリーズ装置を提供することを目的とす
る。
【0010】
【課題を解決するための手段】このような目的を達成す
るために、請求項1に記載された摩擦クラッチのレリー
ズ装置は、クラッチケースの内側面から突出し変速機の
入力軸の軸周りに設けられた円筒部と、この円筒部の外
周面に摺動自在に嵌合されるとともに軸線方向の略中央
にフランジ部が形成されたレリーズハブと、このレリー
ズハブの外周面のうちフランジ部に対して一方の外周面
に嵌合されたレリーズベアリングと、前記レリーズハブ
のフランジ部と前記レリーズベアリングとの間に挟持さ
れた挟持部と前記レリーズハブの他方の外周面に被せら
れた一対の係止片が設けられた回り止め板と、この回り
止め板と前記レリーズハブとの間に挿入された一対のア
ームが設けられた二股状のレリーズフォークと、一方の
端部が前記レリーズフォークの端部に曲折自在に連結さ
れているとともに他方の端部に力点部が設けられたレリ
ーズレバーと、前記レリーズフォークが揺動自在に支持
されたフォーク支持部と前記レリーズレバーが揺動自在
に支持されたレバー支持部とが設けられ前記クラッチケ
ースの内側面に固定されたフォークサポートとを備え、
変速機の外側に設けられたレリーズシリンダのプッシュ
ロッドがエンジン側へ突出することにより付勢される前
記レリーズフォークにより、前記レリーズベアリングを
介してダイヤフラムスプリングの内周縁がプレッシャプ
レート側へ押圧されるようにしたことを特徴とする。
るために、請求項1に記載された摩擦クラッチのレリー
ズ装置は、クラッチケースの内側面から突出し変速機の
入力軸の軸周りに設けられた円筒部と、この円筒部の外
周面に摺動自在に嵌合されるとともに軸線方向の略中央
にフランジ部が形成されたレリーズハブと、このレリー
ズハブの外周面のうちフランジ部に対して一方の外周面
に嵌合されたレリーズベアリングと、前記レリーズハブ
のフランジ部と前記レリーズベアリングとの間に挟持さ
れた挟持部と前記レリーズハブの他方の外周面に被せら
れた一対の係止片が設けられた回り止め板と、この回り
止め板と前記レリーズハブとの間に挿入された一対のア
ームが設けられた二股状のレリーズフォークと、一方の
端部が前記レリーズフォークの端部に曲折自在に連結さ
れているとともに他方の端部に力点部が設けられたレリ
ーズレバーと、前記レリーズフォークが揺動自在に支持
されたフォーク支持部と前記レリーズレバーが揺動自在
に支持されたレバー支持部とが設けられ前記クラッチケ
ースの内側面に固定されたフォークサポートとを備え、
変速機の外側に設けられたレリーズシリンダのプッシュ
ロッドがエンジン側へ突出することにより付勢される前
記レリーズフォークにより、前記レリーズベアリングを
介してダイヤフラムスプリングの内周縁がプレッシャプ
レート側へ押圧されるようにしたことを特徴とする。
【0011】
【発明の実施の形態】この発明の実施の形態として図1
から図8には、摩擦クラッチのレリーズ装置が示されて
いる。図1は動力が伝達されている状態で示されている
摩擦クラッチの断面図である。図2から図4にはレリー
ズ装置が示されており、図2は平面図、図3は断面図、
図4は正面図である。図5にはレリーズフォークが示さ
れており、(a)は平面図、(b)は断面図である。図
6には回り止め板が示されており、(a)は平面図、
(b)は断面図である。図7にはレリーズハブが示され
ており、(a)は平面図、(b)は断面図である。図8
は動力の伝達が遮断された状態で図示されている摩擦ク
ラッチの断面図である。以下、これら図面に基づいて実
施形態のレリーズ装置を説明する。
から図8には、摩擦クラッチのレリーズ装置が示されて
いる。図1は動力が伝達されている状態で示されている
摩擦クラッチの断面図である。図2から図4にはレリー
ズ装置が示されており、図2は平面図、図3は断面図、
図4は正面図である。図5にはレリーズフォークが示さ
れており、(a)は平面図、(b)は断面図である。図
6には回り止め板が示されており、(a)は平面図、
(b)は断面図である。図7にはレリーズハブが示され
ており、(a)は平面図、(b)は断面図である。図8
は動力の伝達が遮断された状態で図示されている摩擦ク
ラッチの断面図である。以下、これら図面に基づいて実
施形態のレリーズ装置を説明する。
【0012】自動車用摩擦クラッチは、エンジンの出力
軸1に形成されたテーパ状の軸端にフライホィール2の
ボス部分が一体回転可能に嵌合され、同軸端に形成され
たねじ溝に螺合されたナットにより抜け止めされてい
る。またフライホィール2には、円周方向に間隔を隔て
て配設されたガイド機構3によりクラッチカバー4が固
定されている。ガイド機構3は、フライホィール2とク
ラッチカバー4との間に介在された大径な円筒部と、こ
の円筒部の両端に一体に形成されフライホィール2とク
ラッチカバー4の貫通穴に嵌合された小径な円筒部、お
よび一方の小径な円筒部からフライホィール2の外側へ
突出したねじ部と他方の小径な円筒部に形成されたねじ
穴が設けられたコネクトシャフト3aと、このコネクト
シャフト3aのねじ穴に螺合されたボルト3bと、コネ
クトシャフト3aのねじ部に螺合されたナット3cによ
り構成されている。なおこのガイド機構3は、フライホ
ィール2を円周方向に5等分した位置に設けられてい
る。
軸1に形成されたテーパ状の軸端にフライホィール2の
ボス部分が一体回転可能に嵌合され、同軸端に形成され
たねじ溝に螺合されたナットにより抜け止めされてい
る。またフライホィール2には、円周方向に間隔を隔て
て配設されたガイド機構3によりクラッチカバー4が固
定されている。ガイド機構3は、フライホィール2とク
ラッチカバー4との間に介在された大径な円筒部と、こ
の円筒部の両端に一体に形成されフライホィール2とク
ラッチカバー4の貫通穴に嵌合された小径な円筒部、お
よび一方の小径な円筒部からフライホィール2の外側へ
突出したねじ部と他方の小径な円筒部に形成されたねじ
穴が設けられたコネクトシャフト3aと、このコネクト
シャフト3aのねじ穴に螺合されたボルト3bと、コネ
クトシャフト3aのねじ部に螺合されたナット3cによ
り構成されている。なおこのガイド機構3は、フライホ
ィール2を円周方向に5等分した位置に設けられてい
る。
【0013】エンジンの出力軸1の軸端には、内周面に
図示せぬスラストベアリングが圧入嵌合された有底状の
挿入穴1aが形成されている。またこの挿入穴1a内の
スラストベアリングには、変速機の入力軸5の軸端が嵌
合されている。入力軸5は、図示せぬ変速機のケーシン
グに軸受を介して回転自在に支持されクラッチケース6
の軸穴から突設されており、軸端側にはスプライン溝5
aが形成されている。
図示せぬスラストベアリングが圧入嵌合された有底状の
挿入穴1aが形成されている。またこの挿入穴1a内の
スラストベアリングには、変速機の入力軸5の軸端が嵌
合されている。入力軸5は、図示せぬ変速機のケーシン
グに軸受を介して回転自在に支持されクラッチケース6
の軸穴から突設されており、軸端側にはスプライン溝5
aが形成されている。
【0014】入力軸5のスプライン溝5aには、中心に
スプライン穴が形成されたボス部材7aと、このボス部
材7aに複数のリベットで固体された芯板7bと、この
芯板7bの両側面に固着されたフェーシング7cが設け
られた2枚のクラッチディスク7がスプライン嵌合され
ている。また、一方のクラッチディスク7のフェーシン
グ7cと他方のクラッチディスク7のフェーシング7c
との間には、外周面に形成された切欠き部8aがガイド
機構3と係合された中間プレート8が介装されている。
また更には、他方のクラッチディスク7のフェーシング
7cとクラッチカバー4との間には、外周面に形成され
た切欠き部9aがガイド機構3と係合されたプレッシャ
プレート9が介装されている。またこのプレッシャプレ
ート9のクラッチカバー4側の側面には、後述するダイ
ヤフラムスプリング10の外周縁寄りが当接する係合突
起9bが形成されている。
スプライン穴が形成されたボス部材7aと、このボス部
材7aに複数のリベットで固体された芯板7bと、この
芯板7bの両側面に固着されたフェーシング7cが設け
られた2枚のクラッチディスク7がスプライン嵌合され
ている。また、一方のクラッチディスク7のフェーシン
グ7cと他方のクラッチディスク7のフェーシング7c
との間には、外周面に形成された切欠き部8aがガイド
機構3と係合された中間プレート8が介装されている。
また更には、他方のクラッチディスク7のフェーシング
7cとクラッチカバー4との間には、外周面に形成され
た切欠き部9aがガイド機構3と係合されたプレッシャ
プレート9が介装されている。またこのプレッシャプレ
ート9のクラッチカバー4側の側面には、後述するダイ
ヤフラムスプリング10の外周縁寄りが当接する係合突
起9bが形成されている。
【0015】ダイヤフラムスプリング10は、並列重合
された2枚の皿ばねにより設けられ、2つのピボットリ
ング11に挟まれた状態で、カラーとボルト・ナットに
よりクラッチカバー4に支持されている。またダイヤフ
ラムスプリング10の外周縁寄りの側面はプレッシャプ
レート9の係合突起9bに当接しているとともに、ダイ
ヤフラムスプリング10の内周縁寄りの側面は、後述す
るレリーズ装置12により押圧される構造になってい
る。
された2枚の皿ばねにより設けられ、2つのピボットリ
ング11に挟まれた状態で、カラーとボルト・ナットに
よりクラッチカバー4に支持されている。またダイヤフ
ラムスプリング10の外周縁寄りの側面はプレッシャプ
レート9の係合突起9bに当接しているとともに、ダイ
ヤフラムスプリング10の内周縁寄りの側面は、後述す
るレリーズ装置12により押圧される構造になってい
る。
【0016】レリーズ装置12は、変速機の入力軸5の
軸周りに設けられクラッチケース6に固定された円筒部
材6aに摺動自在に嵌合されたレリーズハブ13が設け
られている。またこのレリーズハブ13には、レリーズ
ベアリング14と回り止め板15が組込まれている。ま
た更にレリーズ装置12には、クラッチケース6に固定
されたフォークサポート16に揺動自在に支持されたレ
リーズフォーク17とレリーズレバー18が設けられて
いる。
軸周りに設けられクラッチケース6に固定された円筒部
材6aに摺動自在に嵌合されたレリーズハブ13が設け
られている。またこのレリーズハブ13には、レリーズ
ベアリング14と回り止め板15が組込まれている。ま
た更にレリーズ装置12には、クラッチケース6に固定
されたフォークサポート16に揺動自在に支持されたレ
リーズフォーク17とレリーズレバー18が設けられて
いる。
【0017】レリーズハブ13は、軸線方向(中心線方
向)の略中央に一対のフランジ部13aが設けられた円
筒状の部材に形成され、内周面に円筒部材6aが嵌合さ
れる。このフランジ部13aに対して一方の外周面は、
円筒状の外周面に形成されレリーズベアリング14のイ
ンナーレースが嵌合されるようになっている。また他方
の外周面は、各フランジ部13aが臨む部位のみを平坦
面13bとした円筒状の外周面に形成されている(図7
参照)。
向)の略中央に一対のフランジ部13aが設けられた円
筒状の部材に形成され、内周面に円筒部材6aが嵌合さ
れる。このフランジ部13aに対して一方の外周面は、
円筒状の外周面に形成されレリーズベアリング14のイ
ンナーレースが嵌合されるようになっている。また他方
の外周面は、各フランジ部13aが臨む部位のみを平坦
面13bとした円筒状の外周面に形成されている(図7
参照)。
【0018】回り止め板15は、レリーズハブ13の一
方の外周面に嵌合される環状な挟持部15aと、この挟
持部15aの外周面に一体に形成された一対の係止片1
5bが設けられている。係止片15bは、断面が略コ字
状の形状に折り曲げられ、その先端には、レリーズハブ
13のフランジ部13aと隙間を隔てて対向する折曲げ
部15cが形成されている(図6参照)。
方の外周面に嵌合される環状な挟持部15aと、この挟
持部15aの外周面に一体に形成された一対の係止片1
5bが設けられている。係止片15bは、断面が略コ字
状の形状に折り曲げられ、その先端には、レリーズハブ
13のフランジ部13aと隙間を隔てて対向する折曲げ
部15cが形成されている(図6参照)。
【0019】フォークサポート16は、クラッチケース
6の内側面にボルトで固定されており、外側へ張り出し
た部位には、ボルト挿入穴16aとクラッチケース6の
内側面に設けられた図示せぬ位置決め用突起が挿入され
る貫通穴16bが形成されている。また長手方向の中心
線上に間隔を隔てて、フォーク支持部16cとレバー支
持部16dが一体に形成されている。フォーク支持部1
6cの上方には、中心線と直交する方向に貫通穴が形成
されている。またレバー支持部16dは、中心線と直交
する方向に間隔を隔てて立てられた2本の角柱部により
設けられ、各角柱部の上方には、中心線と直交する方向
に貫通穴が形成されている。
6の内側面にボルトで固定されており、外側へ張り出し
た部位には、ボルト挿入穴16aとクラッチケース6の
内側面に設けられた図示せぬ位置決め用突起が挿入され
る貫通穴16bが形成されている。また長手方向の中心
線上に間隔を隔てて、フォーク支持部16cとレバー支
持部16dが一体に形成されている。フォーク支持部1
6cの上方には、中心線と直交する方向に貫通穴が形成
されている。またレバー支持部16dは、中心線と直交
する方向に間隔を隔てて立てられた2本の角柱部により
設けられ、各角柱部の上方には、中心線と直交する方向
に貫通穴が形成されている。
【0020】レリーズフォーク17は、レリーズハブ1
3の平坦面13bと回り止め板15の係止片15bによ
り形成される隙間に先端が挿入される一対のアーム17
aと、レリーズレバー18が挿入される平面視略コ字状
の継手部17bが形成されている。またアーム17aに
は、フォークサポート16のフォーク支持部16cに揺
動自在に支持するための支持ピン19が挿入される貫通
穴17cと、レリーズベアリング14のアウターレース
に押し付けられる作用部17dが形成されている。また
更に継手部17bには、レリーズレバー18と曲折自在
に連結するための連結ピン20が挿入される貫通穴17
eが形成されている(図5参照)。
3の平坦面13bと回り止め板15の係止片15bによ
り形成される隙間に先端が挿入される一対のアーム17
aと、レリーズレバー18が挿入される平面視略コ字状
の継手部17bが形成されている。またアーム17aに
は、フォークサポート16のフォーク支持部16cに揺
動自在に支持するための支持ピン19が挿入される貫通
穴17cと、レリーズベアリング14のアウターレース
に押し付けられる作用部17dが形成されている。また
更に継手部17bには、レリーズレバー18と曲折自在
に連結するための連結ピン20が挿入される貫通穴17
eが形成されている(図5参照)。
【0021】レリーズレバー18は、フォークサポート
16のレバー支持部16dに揺動自在に支持するための
支持ピン21が挿入される貫通穴18aと、レリーズフ
ォーク17の継手部17bに曲折自在に連結するための
連結ピン20が挿入される長穴18bと、後述するレリ
ーズシリンダのプッシュロッド先端が嵌合される凹状の
力点部18cが形成されている(図3参照)。
16のレバー支持部16dに揺動自在に支持するための
支持ピン21が挿入される貫通穴18aと、レリーズフ
ォーク17の継手部17bに曲折自在に連結するための
連結ピン20が挿入される長穴18bと、後述するレリ
ーズシリンダのプッシュロッド先端が嵌合される凹状の
力点部18cが形成されている(図3参照)。
【0022】以上のような構造からなるレリーズ装置1
2は、レリーズハブ13を円筒部材6aに摺動自在に嵌
合した後、フォークサポート16をクラッチケース6の
内側面にボルトで固定することにより摩擦クラッチに装
着される。なおレリーズレバー18の力点部18cにプ
ッシュロッド22aの先端が嵌合された状態で、変速機
の外側にレリーズシリンダ22が取付けられる。
2は、レリーズハブ13を円筒部材6aに摺動自在に嵌
合した後、フォークサポート16をクラッチケース6の
内側面にボルトで固定することにより摩擦クラッチに装
着される。なおレリーズレバー18の力点部18cにプ
ッシュロッド22aの先端が嵌合された状態で、変速機
の外側にレリーズシリンダ22が取付けられる。
【0023】このようなレリーズ装置12が設けられた
摩擦クラッチは、ダイヤフラムスプリング10の弾性復
帰力によりプレッシャプレート4がフライホィール2側
へ付勢されるので、クラッチディスク7を介してエンジ
ンの出力軸1から変速機の入力軸5へ動力が伝達される
(図1参照)。またクラッチペダルの踏み込み操作によ
る油圧作用によりレリーズシリンダ22のプッシュロッ
ド22aを突出させ、レリーズレバー18を回動するこ
とにより動力伝達は遮断される(図8参照)。
摩擦クラッチは、ダイヤフラムスプリング10の弾性復
帰力によりプレッシャプレート4がフライホィール2側
へ付勢されるので、クラッチディスク7を介してエンジ
ンの出力軸1から変速機の入力軸5へ動力が伝達される
(図1参照)。またクラッチペダルの踏み込み操作によ
る油圧作用によりレリーズシリンダ22のプッシュロッ
ド22aを突出させ、レリーズレバー18を回動するこ
とにより動力伝達は遮断される(図8参照)。
【0024】すなわち、レリーズシリンダ22のプッシ
ュロッド22aがエンジン側へ突出されると、レリーズ
レバー18がレバー支持部16dを支点に時計の回転方
向へ回動されるとともに、レリーズフォーク17がフォ
ーク支持部16cを支点に時計の回転方向とは反対の方
向に回動される。したがって、レリーズフォーク17の
作用部17dによりレリーズベアリング14のアウタレ
ースを介してダイヤフラムスプリング10の内周縁側が
押圧される。そしてダイヤフラムスプリング10が弾性
変形してプレッシャプレート9の付勢力が消滅するの
で、出力軸1と一体に連結されたフライホィール2、ク
ラッチカバー4、プレッシャプレート9、中間プレート
8が空転する。
ュロッド22aがエンジン側へ突出されると、レリーズ
レバー18がレバー支持部16dを支点に時計の回転方
向へ回動されるとともに、レリーズフォーク17がフォ
ーク支持部16cを支点に時計の回転方向とは反対の方
向に回動される。したがって、レリーズフォーク17の
作用部17dによりレリーズベアリング14のアウタレ
ースを介してダイヤフラムスプリング10の内周縁側が
押圧される。そしてダイヤフラムスプリング10が弾性
変形してプレッシャプレート9の付勢力が消滅するの
で、出力軸1と一体に連結されたフライホィール2、ク
ラッチカバー4、プレッシャプレート9、中間プレート
8が空転する。
【0025】以上、実施の形態として2枚のクラッチデ
ィスク7が組込まれた多板式摩擦クラッチを例示した
が、また2枚の皿ばねを重ねたダイヤフラムスプリング
10が組込まれた摩擦クラッチを例示したが、この発明
はレリーズ装置に関するものであり摩擦クラッチの細部
の構造を限定するものではない。
ィスク7が組込まれた多板式摩擦クラッチを例示した
が、また2枚の皿ばねを重ねたダイヤフラムスプリング
10が組込まれた摩擦クラッチを例示したが、この発明
はレリーズ装置に関するものであり摩擦クラッチの細部
の構造を限定するものではない。
【0026】
【発明の効果】この発明の摩擦クラッチのレリーズ装置
は、クラッチケースの内側面から突出し変速機の入力軸
の軸周りに設けられた円筒部と、この円筒部の外周面に
摺動自在に嵌合されるとともに軸線方向の略中央にフラ
ンジ部が形成されたレリーズハブと、このレリーズハブ
の外周面のうちフランジ部に対して一方の外周面に嵌合
されたレリーズベアリングと、前記レリーズハブのフラ
ンジ部と前記レリーズベアリングとの間に挟持された挟
持部と前記レリーズハブの他方の外周面に被せられた一
対の係止片が設けられた回り止め板と、この回り止め板
と前記レリーズハブとの間に挿入された一対のアームが
設けられた二股状のレリーズフォークと、一方の端部が
前記レリーズフォークの端部に曲折自在に連結されてい
るとともに他方の端部に力点部が設けられたレリーズレ
バーと、前記レリーズフォークが揺動自在に支持された
フォーク支持部と前記レリーズレバーが揺動自在に支持
されたレバー支持部とが設けられ前記クラッチケースの
内側面に固定されたフォークサポートとを備えた構造に
したので、プッシュタイプの摩擦クラッチにおいて、変
速機の外側に設けられプッシュロッドがエンジン側へ突
出するレリーズシリンダにより作動するレリーズ装置を
提供することができる。
は、クラッチケースの内側面から突出し変速機の入力軸
の軸周りに設けられた円筒部と、この円筒部の外周面に
摺動自在に嵌合されるとともに軸線方向の略中央にフラ
ンジ部が形成されたレリーズハブと、このレリーズハブ
の外周面のうちフランジ部に対して一方の外周面に嵌合
されたレリーズベアリングと、前記レリーズハブのフラ
ンジ部と前記レリーズベアリングとの間に挟持された挟
持部と前記レリーズハブの他方の外周面に被せられた一
対の係止片が設けられた回り止め板と、この回り止め板
と前記レリーズハブとの間に挿入された一対のアームが
設けられた二股状のレリーズフォークと、一方の端部が
前記レリーズフォークの端部に曲折自在に連結されてい
るとともに他方の端部に力点部が設けられたレリーズレ
バーと、前記レリーズフォークが揺動自在に支持された
フォーク支持部と前記レリーズレバーが揺動自在に支持
されたレバー支持部とが設けられ前記クラッチケースの
内側面に固定されたフォークサポートとを備えた構造に
したので、プッシュタイプの摩擦クラッチにおいて、変
速機の外側に設けられプッシュロッドがエンジン側へ突
出するレリーズシリンダにより作動するレリーズ装置を
提供することができる。
【0027】またプルタイプの摩擦クラッチ用に配設さ
れたレリーズシリンダの位置やクラッチケースの形状、
レリーズ装置の取付け位置などを変更することなく、プ
ルタイプの摩擦クラッチとプッシュタイプの摩擦クラッ
チの交換が経済的にできる。
れたレリーズシリンダの位置やクラッチケースの形状、
レリーズ装置の取付け位置などを変更することなく、プ
ルタイプの摩擦クラッチとプッシュタイプの摩擦クラッ
チの交換が経済的にできる。
【図1】動力が伝達されている状態で示されている摩擦
クラッチの断面図である。
クラッチの断面図である。
【図2】レリーズ装置の平面図である。
【図3】レリーズ装置の断面図である。
【図4】レリーズ装置の正面図である。
【図5】レリーズフォークが示されており、(a)は平
面図、(b)は断面図である。
面図、(b)は断面図である。
【図6】回り止め板が示されており、(a)は平面図、
(b)は断面図である。
(b)は断面図である。
【図7】レリーズハブが示されており、(a)は平面
図、(b)は断面図である。
図、(b)は断面図である。
【図8】動力の伝達が遮断された状態で図示されている
摩擦クラッチの断面図である。
摩擦クラッチの断面図である。
1 出力軸 2 フライホィール 4 クラッチカバー 5 入力軸 6 クラッチケース 7 クラッチディスク 9 プレッシャプレート 10 ダイヤフラムスプリング 12 レリーズ装置 13 レリーズハブ 14 レリーズベアリング 15 回り止め板 16 フォークサポート 17 レリーズフォーク 18 レリーズレバー 22 レリーズシリンダ
Claims (1)
- 【請求項1】 クラッチケースの内側面から突出し変速
機の入力軸の軸周りに設けられた円筒部と、この円筒部
の外周面に摺動自在に嵌合されるとともに軸線方向の略
中央にフランジ部が形成されたレリーズハブと、このレ
リーズハブの外周面のうちフランジ部に対して一方の外
周面に嵌合されたレリーズベアリングと、前記レリーズ
ハブのフランジ部と前記レリーズベアリングとの間に挟
持された挟持部と前記レリーズハブの他方の外周面に被
せられた一対の係止片が設けられた回り止め板と、この
回り止め板と前記レリーズハブとの間に挿入された一対
のアームが設けられた二股状のレリーズフォークと、一
方の端部が前記レリーズフォークの端部に曲折自在に連
結されているとともに他方の端部に力点部が設けられた
レリーズレバーと、前記レリーズフォークが揺動自在に
支持されたフォーク支持部と前記レリーズレバーが揺動
自在に支持されたレバー支持部とが設けられ前記クラッ
チケースの内側面に固定されたフォークサポートとを備
え、変速機の外側に設けられたレリーズシリンダのプッ
シュロッドがエンジン側へ突出することにより付勢され
る前記レリーズフォークにより、前記レリーズベアリン
グを介してダイヤフラムスプリングの内周縁がプレッシ
ャプレート側へ押圧されるようにしたことを特徴とする
摩擦クラッチのレリーズ装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11017155A JP2000213557A (ja) | 1999-01-26 | 1999-01-26 | 摩擦クラッチのレリ―ズ装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11017155A JP2000213557A (ja) | 1999-01-26 | 1999-01-26 | 摩擦クラッチのレリ―ズ装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2000213557A true JP2000213557A (ja) | 2000-08-02 |
Family
ID=11936101
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP11017155A Pending JP2000213557A (ja) | 1999-01-26 | 1999-01-26 | 摩擦クラッチのレリ―ズ装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2000213557A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN107939856A (zh) * | 2017-12-20 | 2018-04-20 | 重庆小康工业集团股份有限公司 | 汽车液压式离合总成 |
CN111734753A (zh) * | 2020-05-29 | 2020-10-02 | 湖北三环离合器有限公司 | 一种用于离合器操纵机构的分离拨叉 |
CN112404959A (zh) * | 2020-11-19 | 2021-02-26 | 长春一东离合器股份有限公司 | 离合器减震弹簧压装装置 |
-
1999
- 1999-01-26 JP JP11017155A patent/JP2000213557A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN107939856A (zh) * | 2017-12-20 | 2018-04-20 | 重庆小康工业集团股份有限公司 | 汽车液压式离合总成 |
CN111734753A (zh) * | 2020-05-29 | 2020-10-02 | 湖北三环离合器有限公司 | 一种用于离合器操纵机构的分离拨叉 |
CN112404959A (zh) * | 2020-11-19 | 2021-02-26 | 长春一东离合器股份有限公司 | 离合器减震弹簧压装装置 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20060118 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20080515 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20080526 |
|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20080930 |