JP2005308092A - 多板式クラッチ装置 - Google Patents

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正樹 米山
Atsuo Hojo
敦雄 北條
Yoshinobu Shiomi
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Abstract

【課題】出力部材から入力部材側への逆トルクの作用を制限するバックトルクリミッタを備える多板式クラッチ装置において、バックトルクの設定値の管理を容易としつつ、高度な加工精度を必要とすることなく生産性を高める。
【解決手段】バックトルクリミッタ23が、センタボス17側に突出するようにしてクラッチセンタ20側に設けられる突部50と、出力部材13からの逆トルク作用時には突部50を介してクラッチセンタ20をセンタボス17から離反する側に移動せしめるように傾斜した底面を有してセンタボス17側に設けられるカム溝51と、クラッチセンタ20をセンタボス17に近接させる側に弾発付勢する弾発部材52とを備え、カム溝51の底面の少なくとも幅方向中央部は、出力部材13の回転軸線に直交する平面に沿う平坦面として形成される。
【選択図】 図1

Description

本発明は、多板式クラッチ装置に関し、特に、出力部材から入力部材側への逆トルクの作用を制限するバックトルクリミッタを備える多板式クラッチ装置に関する。
バックトルクリミッタを備える多板式クラッチ装置は、たとえば特許文献1および特許文献2等で既に知られている。
実公平6−36345号公報 特開2000−55086号公報
上記特許文献1で開示された多板式クラッチ装置では、クラッチアウタに相対回転不能に係合される複数枚の第1摩擦板と交互に配置される第2摩擦板がクラッチセンタに相対回転不能に係合され、複数枚ずつの第1および第2摩擦板をクラッチセンタとの間に挟むプレッシャプレートおよび前記クラッチセンタ間に、バックトルクリミッタが設けられており、このバックトルクリミッタは、クラッチセンタ側に向けてばね付勢されるとともに先端を半球状としてプレッシャプレート側に設けられるロッドと、該ロッドの先端を突入、当接させるようにしてクラッチセンタ側に設けられるカム溝とから構成されている。
ところが、このような多板式クラッチ装置では、第1および第2摩擦板の厚さの寸法誤差の集積値によって、バックトルクリミッタによって滑りを生じさせる際のバックトルクの大きさが変動してしまい、バックトルクリミッタを作動させる際のバックトルクの設定値の管理が困難である。
一方、上記特許文献2で開示された多板式クラッチ装置では、出力部材に固定されるメインクラッチハブ(本発明のセンタボスに相当)と、第2摩擦板が相対回転不能に係合されるサブクラッチハブ(本発明のクラッチセンタに対応)との間にバックトルクリミッタが設けられており、第1および第2摩擦板の厚さの寸法誤差の集積値によってバックトルクリミッタによって滑りを生じさせる際のバックトルクの大きさが変動することはなく、上記特許文献1で生じた問題は解決される。しかるに、特許文献2の多板式クラッチ装置で用いられるバックトルクリミッタは、メインクラッチハブおよびサブクラッチハブの相互に対向する面にそれぞれ設けられるカム面間にカムボールが設けられて成るものであり、メインクラッチハブおよびサブクラッチハブに面倒な加工をそれぞれ施さねばならず、生産性に優れているとは言い難い。
そこで、特許文献2の多板式クラッチ装置のバックトルクリミッタとして特許文献1で開示されたバックトルクリミッタを用いれば生産性を高めることが可能となるのであるが、特許文献1のバックトルクリミッタでは、ロッドの先端部が半球状に形成されており、カム溝の底面もその横断面形状が半円状に形成されているので、出力部材の半径方向に沿う方向でのカム溝およびロッドの相対位置に誤差が生じると、バックトルクリミッタの非作動時のメインクラッチハブおよびサブクラッチハブ間の間隔がずれてしまい、性能に影響が出てしまうので、カム溝およびロッドの相対位置精度を高める必要があり、高度な加工精度が要求される。
本発明は、かかる事情に鑑みてなされたものであり、バックトルクの設定値の管理を容易としつつ、高度な加工精度を必要とすることなく生産性を高めた多板式クラッチ装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明は、入力部材に連結されるクラッチアウタと、出力部材に固定されるセンタボスと、クラッチアウタに相対回転不能に係合される第1摩擦板と、各第1摩擦板と交互に配置される複数の第2摩擦板と、各第2摩擦板が相対回転不能に係合されるクラッチセンタと、前記センタボスとの間に第1および第2摩擦板群を挟むプレッシャプレートと、第1および第2摩擦板を圧接する側に前記プレッシャプレートを弾発付勢するクラッチばねと、前記入力部材から出力部材側への動力を前記クラッチセンタから前記センタボスに伝達可能とするとともに前記出力部材からの逆トルク作用時には前記クラッチばねの弾発付勢力に抗して前記プレッシャプレートを前記センタボスから離反させる側に前記クラッチセンタを押圧するようにして前記センタボスおよびクラッチセンタ間に設けられるバックトルクリミッタとを備える多板式クラッチ装置において、前記バックトルクリミッタが、前記センタボス側に突出するようにして前記クラッチセンタ側に設けられる突部と、該突部の先端を突入、当接せしめるとともに前記出力部材からの逆トルク作用時には前記突部を介して前記クラッチセンタをセンタボスから離反する側に移動せしめるように傾斜した底面を有してセンタボス側に設けられるカム溝と、前記クラッチセンタを前記センタボスに近接させる側に弾発付勢する弾発部材とを備え、前記カム溝の底面の少なくとも幅方向中央部は、前記出力部材の回転軸線に直交する平面に沿う平坦面として形成されることを特徴とする。
このような構成によれば、バックトルクリミッタが、出力部材に固定されるセンタボスと、第2摩擦板が相対回転不能に係合されるクラッチセンタとの間にバックトルクリミッタが設けられているので、第1および第2摩擦板の厚さの寸法誤差の集積値によってバックトルクリミッタによって滑りを生じさせる際のバックトルクの大きさが変動することはない。またバックトルクリミッタは、クラッチセンタ側に設けられる突部と、該突部の先端を突入、当接せしめるとともに逆トルク作用時には突部を介してクラッチセンタをセンタボスから離反する側に移動せしめるように傾斜した底面を有してセンタボス側に設けられるカム溝と、クラッチセンタをセンタボスに近接させる側に弾発付勢する弾発部材とを備えるものであるので、面倒な加工は不要であり、生産性を高めることができる。しかもカム溝の底面の少なくとも幅方向中央部は出力部材の回転軸線に直交する平面に沿う平坦面として形成されているので、出力部材の半径方向に沿う方向でのカム溝および突部の相対位置に多少の誤差が生じても、突部の先端を平坦面に当接させるようにして、バックトルクリミッタの非作動時のセンタボスおよびクラッチセンタ間の間隔を一定に維持して性能に悪影響が及ぶことを防止することができ、高度な加工精度を不要として、カム溝および突部の相対位置加工が容易となる。
以下、本発明の実施の形態を、添付の図面に示した本発明の一実施例に基づいて説明する。
図1〜図5は本発明の一実施例を示すものであり、図1は多板式クラッチの装置の縦断面図、図2は図1の2−2線断面図、図3は図2の3−3線断面図、図4は図2の4−4線拡大断面図、図5はバックトルク作用時の図3に対応した断面図である。
先ず図1において、図示しないエンジンのクランクシャフトから出力される回転動力は、クランクシャフトに設けられる駆動ギヤ11と、クランクケース12で回転自在に支承される変速機のメインシャフト13に回転自在に支承されて前記駆動ギヤ11に噛合する被動ギヤ14と、被動ギヤ14およびメインシャフト13間に設けられる本発明の多板式クラッチ装置とを経て、メインシャフト13に伝達される。
この多板式クラッチ装置は、入力部材である前記被動ギヤ14に複数のダンパスプリング15…を介して連結されるクラッチアウタ16と、出力部材である前記メインシャフト13に固定されるセンタボス17と、クラッチアウタ16に相対回転不能に係合される第1摩擦板18,18…と、各第1摩擦板18,18…と交互に配置される複数の第2摩擦板19,19…と、各第2摩擦板19,19…が相対回転不能に係合されるクラッチセンタ20と、前記センタボス17との間に第1および第2摩擦板18,18…;19,19…群を挟むプレッシャプレート21と、第1および第2摩擦板18,18…;19,19…を圧接する側に前記プレッシャプレート21を弾発付勢するクラッチばね22と、前記センタボス17およびクラッチセンタ20間に設けられるバックトルクリミッタ23とを備える。
前記メインシャフト13およびクランクケース12間に介装されるボールベアリング24の内輪24aと、メインシャフト13の一端に螺合されるナット25との間には、該ナット25側から順に、第1スペーサ26と、支持筒27のボス27aと、センタボス17の内周部と、第2スペーサ28と、メインシャフト13を同軸に囲繞する円筒状の第1スリーブ29と、第1スリーブ29および前記内輪間に介装される円筒状の第2スリーブ30とが挟まれており、前記支持筒27のボス27aおよびセンタボス17の内周部はメインシャフト13にスプライン嵌合される。すなわち前記支持筒27およびセンタボス17はメインシャフト13に相対回転不能に結合される。また被動ギヤ14のボス14aは前記第1スリーブ29にニードルベアリング31を介して回転自在に支承される。
クラッチアウタ16は、前記被動ギヤ14との間に環状の滑り板32を介装せしめる端壁16aを被動ギヤ14側の端部に有して有底円筒状に形成されるものであり、軸方向に延びる複数の係合孔40,40…がクラッチアウタ16に設けられ、第1摩擦板18,18…がそれらの係合孔40,40…に係合される。
クラッチアウタ16が備える前記端壁16aの周方向複数箇所に連結ボス16b…が突設される。一方、被動ギヤ14には、その周方向に間隔をあけた位置で周方向に長く延びる複数の長孔33…が設けられ、それらの長孔33…に前記各連結ボス16b…が挿通される。しかもクラッチアウタ16の前記端壁16aとは反対側で被動ギヤ14の側面に対向する保持板34が前記各連結ボス16b…の端面に当接されており、各連結ボス16b…を貫通するリベット35…で保持板34が各連結ボス16b…の端面に固定される。また保持板34および被動ギヤ14間には、前記被動ギヤ14および前記端壁16aを前記滑り板32の両面に接触させる側にばね付勢する皿ばね36が設けられる。
また前記各長孔33…とは周方向にずれた複数箇所で被動ギヤ14には、周方向に長く延びる保持孔37…が設けられており、各保持孔37…に、前記クラッチアウタ16および前記保持板34と、前記被動ギヤ14との間に介装されるダンパばね15…が収容される。
センタボス17は、その外周部に受圧板部17aを有して環状に形成される。またクラッチセンタ20は、支持筒27に摺動可能に嵌装される内筒部20aと、センタボス17およびプレッシャプレート21間に配置される外筒部20bを有するものであり、軸方向に延びて外筒部20bに設けられる複数の係合孔41,41…に、第1摩擦板18,18…と交互に配置される第2摩擦板19,19…が係合される。
プレッシャプレート21は、クラッチセンタ20の外筒部20bに相対回転不能に係合されるようにしてリング状に形成されており、ダイヤフラムばねであるクラッチばね22は、プレッシャプレート21の内周のクラッチセンタ20側端部に設けられる鍔部21aと、支持筒27のセンタボス17とは反対側の端部に設けられる鍔部27bとに両端が係合される。このクラッチばね22の発揮するばね力により、交互に配置される第1および第2摩擦板18,18…;19,19…が、センタボス17の受圧板部17aに押しつけられる側にプレッシャプレート21が付勢される。すなわち多板式クラッチ装置が、クラッチ接続状態となる側にクラッチばね22によって付勢されることになる。
前記プレッシャプレート21には、リフタプレート42の外周部が複数のボルト43,43…で結合されており、リフタプレート42の内周部は、円筒状であるメインシャフト13の一端部にスライド可能に嵌合される円筒状のリフタピース44にレリーズベアリング45を介して回転自在に支承される。また前記メインシャフト13内には、図示しないクラッチ操作部材の操作に応じて軸方向に移動するようにしてリフタ軸46が挿入されており、リフタ軸46の一端が前記リフタピース44に連接される。
而してリフタ軸46が図1の右側に移動することにより、リフタプレート42がクラッチばね22のばね力に抗してクラッチセンタ20から離反する側に移動することになり、第1および第2摩擦板18,18…;19,19…の摩擦係合が解除され、それによりクラッチアウタ16およびメインシャフト13間の動力伝達が遮断されることになる。
図2および図3を併せて参照して、バックトルクリミッタ23は、被動ギヤ14からメインシャフト13側への動力をクラッチセンタ20からセンタボス17に伝達可能とするとともにメインシャフト13からの逆トルク作用時にはクラッチばね22の弾発付勢力に抗してプレッシャプレート21をセンタボス17から離反させる側にクラッチセンタ20を押圧するようにしてセンタボス17およびクラッチセンタ20間に設けられるものであり、センタボス17側に突出するようにしてクラッチセンタ20側に設けられる複数の突部50…と、それらの突部50…の先端を突入、当接せしめるようにしてセンタボス17側に設けられる複数のカム溝51…と、クラッチセンタ20をセンタボス17に近接させる側に弾発付勢する弾発部材としてのダイヤフラムばね52とを備え、この実施例では、前記各突部50…がクラッチセンタ20に一体に設けられ、前記カム溝51…は、センタボス17に装着されるカム部材53に設けられる。
カム部材53はリング状に形成されるものであり、該カム部材53の周方向複数箇所に一体に突設されるボス部53aが、センタボス17に設けられる複数の嵌合孔54に嵌合されることにより、カム部材53がセンタボス17に装着される。前記複数のカム溝51…は、センタボス17に装着されたカム部材53のクラッチセンタ20側の面に、周方向に等間隔をあけて設けられる。
しかもカム溝51は、メインシャフト13からの逆トルク作用時には突部50を介してクラッチセンタ20をセンタボス17から離反する側に移動せしめるように傾斜した底面51aを有するものであり、図3で明示するように、被動ギヤ14からクラッチアウタ16、第1および第2摩擦材18,18;19,19…を介して伝達される回転動力によって回転するクラッチセンタ20の回転方向55とは逆方向に向かうにつれてクラッチセンタ20に近接するように、前記底面51aが傾斜されている。
図4を併せて参照して、前記カム溝51の前記底面51aは、その横断面形状において少なくとも幅方向中央部での幅dの範囲では、メインシャフト13の回転軸線に直交する平面に沿う平坦面51a1 として形成されており、その平坦面51a1 の両側は円弧面51a2 ,51a2 として形成される。
一方、カム溝51に突入、当接される突部50の先端は、この実施例では半球状に形成されるが、前記平坦面51a1 の幅dよりも小径の範囲の先端中央部を平坦面とし、その先端中央部の外周部が円弧状になるように形成されていてもよい。
前記クラッチセンタ20には、その内筒部20aおよび外筒部20b間でプレッシャプレート21側に突出する円筒部20cが一体に設けられており、支持筒27の外周に装着される止め輪56に一端が係合されるばね部材22の他端が、前記円筒部20cに当接される。
このばね部材22が発揮するばね力により、クラッチセンタ20はセンタボス17側に押しつけられ、それにより前記各突部50…の先端がカム溝51…の底面51aに確実に当接される。しかも各突部50…の先端がカム溝51…の底面51aに当接した状態で、クラッチセンタ20における外筒部20bの一端はプレッシャプレート21に近接、対向し、前記外筒部20bの他端はセンタボス17に近接、対向する。したがって図5で示すように、センタボス17すなわちカム部材53に矢印57で示すバックトルクが作用して、カム溝51の傾斜した底面51aに突部50が当接しているクラッチセンタ20が、カム部材53すなわちセンタボス17から離反する側に移動したときには、クラッチセンタ20の外筒部20bがプレッシャプレート21に当接し、クラッチセンタ20は、プレッシャプレート21をセンタボス17の受圧板部17aから離反する側に押圧することになる。
次にこの実施例の作用について説明すると、センタボス17およびクラッチセンタ20間に設けられるバックトルクリミッタ23は、センタボス17側に突出するようにしてクラッチセンタ20にたとえば一体に設けられる突部50…と、それらの突部50…の先端を突入、当接せしめるとともにメインシャフト13からの逆トルク作用時には突部50…を介してクラッチセンタ20をセンタボス17から離反する側に移動せしめるように傾斜した底面51aを有してセンタボス17側のカム部材53に設けられるカム溝51…と、クラッチセンタ20をセンタボス17に近接させる側に弾発付勢するばね部材52とを備えるものである。
したがって第1および第2摩擦板18,18…;19,19…の厚さの寸法誤差の集積値によってバックトルクリミッタ23によって滑りを生じさせる際のバックトルクの大きさが変動することはなく、しかもバックトルクリミッタ23を構成する上での面倒な加工は不要であり、生産性を高めることができる。
さらに前記カム溝51の底面51aの少なくとも幅方向中央部は、メインシャフト13の回転軸線に直交する平面に沿う平坦面51a1 として形成されるので、メインシャフト13の半径方向に沿う方向でのカム溝51および突部50の相対位置に多少の誤差が生じても、突部50の先端を平坦面51a1 に当接させるようにして、バックトルクリミッタ23の非作動時のセンタボス17およびクラッチセンタ20間の間隔を一定に維持して性能に悪影響が及ぶことを防止することができ、高度な加工精度を不要として、カム溝51および突部50の相対位置加工が容易となる。
以上、本発明の実施例を説明したが、本発明は上記実施例に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された本発明を逸脱することなく種々の設計変更を行うことが可能である。
多板式クラッチの装置の縦断面図である。 図1の2−2線断面図である。 図2の3−3線断面図である。 図2の4−4線拡大断面図である。 バックトルク作用時の図3に対応した断面図である。
符号の説明
13・・・出力部材としてのメインシャフト
14・・・入力部材としての被動ギヤ
16・・・クラッチアウタ
17・・・センタボス
18・・・第1摩擦板
19・・・第2摩擦板
20・・・クラッチセンタ
21・・・プレッシャプレート
22・・・クラッチばね
23・・・バックトルクリミッタ
50・・・突部
51・・・カム溝
51a・・・底面
51a1 ・・・平坦面
52・・・弾発部材としてのばね部材

Claims (1)

  1. 入力部材(14)に連結されるクラッチアウタ(16)と、出力部材(13)に固定されるセンタボス(17)と、クラッチアウタ(16)に相対回転不能に係合される第1摩擦板(18)と、各第1摩擦板(18)と交互に配置される複数の第2摩擦板(19)と、各第2摩擦板(19)が相対回転不能に係合されるクラッチセンタ(20)と、前記センタボス(17)との間に第1および第2摩擦板(18,19)群を挟むプレッシャプレート(21)と、第1および第2摩擦板(18,19)を圧接する側に前記プレッシャプレート(21)を弾発付勢するクラッチばね(22)と、前記入力部材(14)から出力部材(13)側への動力を前記クラッチセンタ(20)から前記センタボス(17)に伝達可能とするとともに前記出力部材(13)からの逆トルク作用時には前記クラッチばね(22)の弾発付勢力に抗して前記プレッシャプレート(21)を前記センタボス(17)から離反させる側に前記クラッチセンタ(20)を押圧するようにして前記センタボス(17)およびクラッチセンタ(20)間に設けられるバックトルクリミッタ(23)とを備える多板式クラッチ装置において、前記バックトルクリミッタ(23)が、前記センタボス(17)側に突出するようにして前記クラッチセンタ(20)側に設けられる突部(50)と、該突部(50)の先端を突入、当接せしめるとともに前記出力部材(13)からの逆トルク作用時には前記突部(50)を介して前記クラッチセンタ(20)をセンタボス(17)から離反する側に移動せしめるように傾斜した底面(51a)を有して前記センタボス(17)側に設けられるカム溝(51)と、前記クラッチセンタ(20)を前記センタボス(17)に近接させる側に弾発付勢する弾発部材(52)とを備え、前記カム溝(51)の底面(51a)の少なくとも幅方向中央部は、前記出力部材(13)の回転軸線に直交する平面に沿う平坦面(51a1 )として形成されることを特徴とする多板式クラッチ装置。
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