JP2003011322A - 印刷機 - Google Patents

印刷機

Info

Publication number
JP2003011322A
JP2003011322A JP2001203506A JP2001203506A JP2003011322A JP 2003011322 A JP2003011322 A JP 2003011322A JP 2001203506 A JP2001203506 A JP 2001203506A JP 2001203506 A JP2001203506 A JP 2001203506A JP 2003011322 A JP2003011322 A JP 2003011322A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
press
mask
paste
fitting head
head
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2001203506A
Other languages
English (en)
Inventor
Akihiro Yoshino
彰洋 吉野
Hiroshi Okada
浩志 岡田
Isao Abe
猪佐雄 阿部
Masabumi Wada
正文 和田
Kei Hikichi
圭 引地
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Plant Technologies Ltd
Original Assignee
Hitachi Industries Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Hitachi Industries Co Ltd filed Critical Hitachi Industries Co Ltd
Priority to JP2001203506A priority Critical patent/JP2003011322A/ja
Publication of JP2003011322A publication Critical patent/JP2003011322A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Screen Printers (AREA)
  • Coating Apparatus (AREA)
  • Non-Metallic Protective Coatings For Printed Circuits (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 ヘッド内に隙間なくソルダーペーストを充填
すること及び印刷精度を向上すること 【解決手段】 基板5に印刷されるペーストのパターン
からなる開口部が形成されたマスク3を保持するマスク
保持部10と、マスク3を介して基板5にペーストを印
刷する圧入ヘッド11とを備え、この圧入ヘッド11
が、ペーストを基板5へ供給する為に内部に配設した往
復移動可能なピストン102と、ペーストの供給口たる
ペースト供給部を有するブレード118とを有し、その
ピストン102に、圧入ヘッド11の内部へペーストを
注入する為の注入口108と、その圧入ヘッド11の内
部を排気する為の排気口106とを設けること。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、プリント回路基板
等の基板上にソルダーペーストを塗布する印刷機に係
り、特にマスク開口部へのソルダーペーストの充填を圧
力を用いて行なう圧入ヘッドを備えた印刷機の改良に関
する。
【0002】
【従来の技術】従来、圧入ヘッド内へのソルダーペース
トの充填技術としては、真空脱泡したソルダーペースト
をそのヘッド内に充填する方法と、そのヘッド内にソル
ダーペーストを充填した後でヘッド内を脱泡する方法と
がある。また、マスクの開口部からソルダーペーストを
基板に転写する工程において転写性を向上させる方法と
しては、転写時にマスクの上面と下面に圧力差を発生さ
せて行なうものがある。更に又、ソルダーペーストの流
動性を維持する為のものとしては、例えばソルダーペー
スト供給部たるノズル内にソルダーペーストを撹拌する
ローラを設け、このローラを回転させてノズル内におけ
る流動性を維持する特公平3―50432号公報に開示
されたペースト圧入装置がある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来例に示す脱泡したソルダーペーストをヘッド内に充填
する方法では、充填時に空気を巻き込んだり、ヘッド内
の隅部にソルダーペーストが充填されない、という不都
合があった。また、ヘッド内にソルダーペーストを充填
した後でそのヘッド内を脱泡する方法では、ソルダーペ
ーストが高粘度流体である為に表面(脱泡を行うとこ
ろ)から離れた場所にある空気を除去し難い。更には印
刷中に空気を巻き込む場合がある、という不都合があっ
た。そして、このようなソルダーペースト中の残留空気
や巻き込まれた空気は、印刷後、基板上に転写されたソ
ルダーペーストのパターン内にボイド(空隙)を発生さ
せる原因となり、有効なパターンを得る為には好適でな
い。
【0004】続いて、上記従来例に示す転写時にマスク
の上面と下面に圧力差を発生させてソルダーペーストの
転写性を向上させる方法では、基板とマスクを離間させ
る際、マスク開口部からソルダーペーストのパターンが
抜ける瞬間に、その圧力差によって生じる空気の流れで
パターンの形状が悪化し、隣のパターンと接触してしま
う等の印刷不良が生じる、という不都合があった。
【0005】また、上記特公平3―50432号公報に
開示されたペースト圧入装置では、ペーストの流動性を
向上させる為にノズル内に回転可能なローラを設置して
いるので、ノズルの構成が複雑となり実用的ではない。
【0006】本発明は、かかる従来例の有する不都合を
改善し、簡易構成にてソルダーペースト供給時、更に印
刷の空き時間にも真空脱泡しながら隙間なくソルダーペ
ーストをヘッド内に充填することができる。更には、転
写性を向上させてパターンの形状不良を生じさせること
なくソルダーペーストを印刷できる圧入ヘッドを備えた
印刷機を提供することを、その目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成する為、
本発明では、基板に印刷されるペーストのパターンから
なる開口部が形成されたマスクを保持するマスク保持部
と、マスクを介して基板にペーストを印刷する圧入ヘッ
ドとを備えた印刷機において、前記圧入ヘッドは、ペー
ストを基板へ供給する為に内部に配設した往復移動可能
なピストンと、ペーストの供給口たるペースト供給部を
有するブレードとを有している。そして、そのピストン
に、圧入ヘッドの内部へペーストを注入する為の注入口
と、その圧入ヘッドの内部を排気する為の排気口とを設
けている。
【0008】更に、本発明では、上記圧入ヘッドの外周
部に、その圧入ヘッドの内部とマスクとの間で形成され
る空間の圧力を調整する気圧調整機構を設けることを特
徴とする。また更に、その気圧調整機構は、印刷時にマ
スクから離間する為の移動機構を備えることを特徴とす
る。
【0009】
【発明の実施の形態】本発明に係る印刷機の一実施形態
を図1から図4に基づいて説明する。
【0010】先ず、本実施形態の印刷機の構成について
その印刷機を上方から見た図1及びその内部を側方から
見た図2を用いて説明する。この印刷機には、図2に示
すフレーム9と、このフレーム9の上部に配設された例
えば略矩形の開口部を有する上部テーブル8と、この上
部テーブル8の下方であってフレーム9に配設された例
えば略矩形の枠体から成るマスク保持用のマスク枠10
と、このマスク枠10よりも下方に配設された基板保持
用の基板受け18と、ソルダーペーストを基板5に印刷
する圧入ヘッド11とが備えられる。
【0011】更に、この印刷機には、基板受け18を上
下(図2の紙面上の上下)に移動させる基板移動機構2
4と、圧入ヘッド11を上下左右(図2の紙面上の上下
左右)に移動させるヘッド移動機構と、これら各移動動
作や印刷動作を制御する図示しない制御部とが設けられ
る。この場合、基板移動機構24は、フレーム9に固定
され、基板受け18をフレーム9に対して上下移動させ
ている。
【0012】ここで、そのヘッド移動機構は、図1及び
図2に示すように、先ず圧入ヘッド11を左右方向(図
2の紙面上の左右方向)に移動させる為に、上部テーブ
ル8上に配設されたモータ17と、同じく上部テーブル
8上で且つその上部テーブル8の開口部を間にして左右
方向に向けて配設された二本のレール22と、その二本
のレール22上に直動ベアリング23を介して配設され
た印刷ブロック15と、この印刷ブロック15に配設さ
れ且つその印刷ブロック15の下方で圧入ヘッド11を
保持する圧入ヘッド上下軸12と、左右方向に向けて上
部テーブル8上面の立設部8aに配設され且つモータ1
7の駆動に伴って回動するボールネジ16と、印刷ブロ
ック15に配設され且つボールネジ16と螺合する図示
しないボールナットとを備えている。また、このヘッド
移動機構は、圧入ヘッド11を上下方向(図2の紙面上
の上下方向)に移動させる為に、圧入ヘッド11が取り
付けられた出力軸たる圧入ヘッド上下軸12を上下方向
に駆動する圧入ヘッド押し付けシリンダ13を備えてい
る。
【0013】以上の如く構成された印刷機は、図示しな
い開口部(パターン)が形成されたマスク3をマスク枠
10に固定すると共に、基板受け18上に保持した基板
5を、基板移動機構24を駆動してマスク3と適正な位
置(マスク3と基板5との間が微少の隙間を有した状態
であって、マスク3と基板5の図示しない位置合せマー
クが一致した位置)関係に固定して動作させる。
【0014】かかる状態にマスク3と基板5が固定され
た印刷機は、先ず制御部が圧入ヘッド11をマスク3の
一方側(本実施形態にあっては例えばマスク3の開口部
よりも左側(図2の紙面上の左側)の位置)に来るよう
に移動させる。そして、圧入ヘッド押し付けシリンダ1
3に圧縮空気を送り込み、圧入ヘッド上下軸12を下降
させる。これにより、圧入ヘッド11の先端がマスク3
に接触すると共に、マスク3における圧入ヘッド11が
接触した部分と基板5が接触する。
【0015】次に、制御部がモータ17を駆動し、印刷
ブロック15を圧入ヘッド11と共に図1及び図2に示
す矢印42の方向に移動させる。その移動中、圧入ヘッ
ド11内のソルダーペーストには吐出方向に(圧入ヘッ
ド先端の開口部に向けて)圧力が加えられており、その
圧力によってソルダーペーストがマスク3の開口部に充
填される。具体的に説明すると、圧入ヘッド11が移動
を開始した時点では、圧入ヘッド先端の開口部がマスク
3の開口部の範囲外にあり且つマスク3の上面に当接し
ているのでソルダーペーストの充填は起こらない。しか
し、その状態から圧入ヘッド11が移動していき、圧入
ヘッド先端の開口部がマスク3の開口部上に移動する
と、ソルダーペーストがマスク3の開口部に充填され始
める。そして、更に圧入ヘッド11が移動して圧入ヘッ
ド先端の開口部がマスク3の開口部を通過するとソルダ
ーペーストの充填が終わる。尚、ここでは説明の便宜
上、一方向のみの圧入ヘッド11の移動でソルダーペー
ストの充填を終了するものとして例示しているが、往復
移動,前後への移動を行う場合もある。
【0016】ここで、図2に示すが如くマスク3は基板
5よりも大きめに成形されているので、圧入ヘッド11
が基板5を通り過ぎた箇所からマスク3を介した基板5
への圧入ヘッド11の押し付け力がなくなり、基板5か
らマスク3が離れる。これにより、マスク3の開口部と
対向するよう基板5の上面に設けられたパッド上に図4
に示すソルダーペーストのパターン121が形成され、
印刷が完了する。
【0017】このようにして印刷を行う印刷機に適用さ
れる本発明の圧入ヘッド11の一例であってスカートを
備えたものの構造を図3に基づいて説明する。この圧入
ヘッド11には、下部に開口端を有する筒体から成る本
体100と、この本体100内部に配設したピストン1
02と、このピストン102に連結した上下移動可能な
出力軸を有し且つ本体100の上部に配設したシリンダ
101と、本体100内部とマスク3及びその周囲との
間の気圧を調整する為に本体100の外周部に配設した
気圧調整機構とが備えられる。
【0018】ここで、ピストン102の側部には本体1
00の内壁との間でシール性を保つ為にOリング103
が、またピストン102の下部にはソルダーペーストの
液面の高さを監視する為の液面センサ104が設けられ
ている。更に、このピストン102には、本体100内
部におけるピストン102の下方の空間に連通する排気
口106と注入口108が形成されている。その排気口
106は、その本体100の内部空間から気体を本体1
00の外部に排気する為のものであって、配管を介して
真空ポンプ105に接続される。続いて、注入口108
は、上記本体100の内部空間にソルダーペーストを供
給する為のものであって、配管を介してシリンジ107
に接続される。この場合、排気口106に連通する配管
には真空ポンプ105による排気を制御する為のバルブ
109が,注入口108に連通する配管にはシリンジ1
07によるソルダーペーストの供給量を制御する為のバ
ルブ110が配設される。
【0019】次に、前述した気圧調整機構は、本体10
0内部とマスク3及びその周囲との間の密閉空間を形成
する為に本体100の外周部全周に覆設された密閉部材
たるスカート112と、このスカート112を上下移動
させる為に本体100に配設された駆動機構たるスカー
ト上下規定シリンダ111とで構成される。この場合、
スカート112は、スカート上下規定シリンダ111の
出力軸に固定されており、そのスカート上下規定シリン
ダ111の駆動によって上下に移動する。
【0020】ここで、スカート112と本体100の外
周部との間,及びスカート112の下端には各々シール
性を保つ為のOリング116,117が、本体100の
開口部にはソルダーペースト供給部を設けた例えば弾性
を有する部材で垂体状に成形されたブレード118が配
設されている。これが為、スカート上下規定シリンダー
111でスカート112を,圧入ヘッド押し付けシリン
ダ13で圧入ヘッド11を下方に移動させてOリング1
17及びブレード118をマスク3に接触させると、マ
スク3と本体100とスカート112との間に密閉した
空間を形成することができる。尚、図3においてはスカ
ート112をマスク3に密着させた状態を示している
が、ソルダーペーストを塗布する際にはスカート112
を上げた状態で圧入ヘッド11を移動させる。
【0021】更にこのスカート112には、上記マスク
3と本体100とスカート112との間の密閉した空間
に連通する図示しない排気口及び吸気口が形成される。
その排気口は、上記空間から空気を外部に排気する為の
ものであって、配管を介して真空ポンプ105に接続さ
れる。続いて、吸気口は、上記空間に空気を供給する為
のものであって、配管を介してコンプレッサー113に
接続される。この場合、排気口に連通する配管には真空
ポンプ105による排気を制御する為のバルブ115
が,吸気口に連通する配管にはコンプレッサー113に
よる空気の供給を制御する為のバルブ114が配設され
る。
【0022】尚、気圧調整機構において、上下方向に伸
縮自在な蛇腹構造をスカート112の下端に設けたスカ
ートを構成し、そのスカートをスカート上下規定シリン
ダー111と併用してもよい。
【0023】次に、上記圧入ヘッド11を備えた印刷機
のペースト充填動作を説明する。
【0024】先ず、制御部は、図2に示すモータ17を
駆動することによって、圧入ヘッド11をマスク3の表
面から離間させた状態でマスク3のパターンのないとこ
ろまで移動させる。続いて、図2に示す基板移動機構2
4を駆動することによって、基板受け18を上昇させて
基板5をマスク3に密着させる。そして、その制御部
は、図2に示す圧入ヘッド押し付けシリンダ13を作動
させることによって、圧入ヘッド11をマスク3上面ま
で下降させてブレード118の先端部(ソルダーペース
ト供給部)とマスク3とを密着させ、更に図3に示すス
カート上下規定シリンダー111を作動させることによ
って、スカート112を下降させてマスク3と密着させ
る。この時、図3に示すOリング116,117及びブ
レード118によりスカート112と本体100とマス
ク3との間のシール性が確保されている。
【0025】続いて、制御部は、図3に示す液面センサ
104から送信された信号で監視しながらシリンダ10
1を作動させ、所定の位置になるまでピストン102を
下降させる。そして、図3に示す真空ポンプ105を駆
動して圧入ヘッド11内の排気を開始すると共に、シリ
ンジ107にペースト供給圧119を加えて圧入ヘッド
11内にソルダーペーストの供給を行なう。具体的に
は、バルブ114を閉じ、バルブ109,110,11
5を開くことで、マスク3,本体100及びスカート1
12間の密閉した空間内と本体100内とを排気しなが
らその本体100内にソルダーペーストの供給を開始す
る。
【0026】このように本体100内を排気口106で
排気しながらソルダーペーストを注入口108からその
本体100内に供給することによって、本体100内の
残留空気を有効に除去することができる。また、バルブ
115をも開くことによって、その密閉空間と本体10
0内部との圧力差を無くすことができるので、本体10
0内に供給されたソルダーペースト中への圧入ヘッド1
1の下側(ソルダーペースト供給部)からの空気の混入
を防止できる。
【0027】続いて、制御部は、供給中のソルダーペー
ストの液面からピストン102までの距離が一定となる
ように、液面センサ104からの信号を用いてペースト
供給圧119やシリンダ101を調整しながらソルダー
ペースト供給量を調整し且つピストン102を上昇させ
る。そして、シリンダ101がストロークエンド(ピス
トン102が上死点)まできたら、ペースト供給圧11
9の加圧を停止させると共にシリンダ101の駆動も停
止させる。その際、同時にバルブ109,110,11
5を閉じると共に、真空ポンプ105の駆動(真空ポン
プ105による排気)も停止する。
【0028】続いて、制御部は、スカート上下規定シリ
ンダー111を作動してスカート112を上昇させる。
このとき、図3に示すコンプレッサ113を動作させ、
バルブ114を開いてスカート112内を加圧する。そ
して、基板受け18を下降させて本体100内へのソル
ダーペーストの充填が完了し、印刷の可能な状態とな
る。
【0029】次に、この印刷機の印刷動作を図4を用い
て説明する。
【0030】先ず、制御部は、基板受け18を基板5と
マスク3とが微少の隙間を有する位置まで上昇させる。
しかる後、バルブ109,110,115を閉じると共
に、バルブ114を開いてコンプレッサ113でスカー
ト112内の加圧を行なう。続いて、スカート上下規定
シリンダ111を作動してスカート112を上昇させ、
シリンダ101で加圧してピストン102を下降させ
る。そして、図2に示す圧入ヘッド押し付けシリンダ1
3を駆動し、本体100に図4に示すヘッド押し付け圧
力120を掛ける。このようにして、圧入ヘッド11を
下降させてマスク3に密着させると共に、その密着部分
でのマスク3と基板5との間の隙間がなくなるようにす
る。
【0031】かかる状態で制御部はモータ17を駆動し
て本体100(圧入ヘッド11)を図4に示す矢印42
の方向に移動させ、その移動に伴って前述したが如く圧
入ヘッド11がマスク3の開口部上に位置するときにソ
ルダーペーストが基板5に塗布される。この場合、その
移動中にソルダーペーストが塗布されると本体100内
のソルダーペーストが減少するので、制御部は、液面セ
ンサ104からの信号に基づいて前述したが如くソルダ
ーペーストの供給を行ってもよい。
【0032】ここで、印刷時には、圧入ヘッド11で押
圧している箇所以外のマスク3と基板5は密着しておら
ず多少の隙間を持たせてある。これが為、以上の如く圧
入ヘッド11が移動すると、その進行方向に対して後ろ
側のブレード118が通過した後、マスク3が基板5か
ら離れ始める。その際にコンプレッサ113による加圧
力(正圧)をマスク3上面に掛けることで、そのマスク
3の上面側からの加圧力と圧入ヘッド11で押圧された
マスク3の復元力(基板5から離れる力)とが均衡し、
そのマスク3の上面側からペーストパターン121を押
し出す圧力が働く。このように、マスク3の表と裏で均
等に圧力が掛かるようになるので、従来例の如きパター
ン121がマスク3から離れる瞬間の圧力差がなくな
り、空気の流れが発生せず、パターン121形状の悪化
を防止することができる。尚、その際、スカート112
はマスク3に接触していてもよい。
【0033】ここで、パターン121がマスク3から離
れる瞬間にマスク3上面にコンプレッサ113による正
圧が加わっていると、マスク3の開口部にて上面から下
面への空気の流れが発生してパターンの形状を悪くす
る。これが為、パターン121がマスク3から離れる瞬
間にその空気の流れが発生しないように、例えばスカー
ト112内にあってはマスク3とパターン121が離間
しないように、ブレード118の先端からスカート11
2下端までの距離を設定する。
【0034】圧入ヘッド11が規定の位置まで移動する
と、制御部は、モータ17を止めて本体100の移動を
停止し、圧入ヘッド押し付けシリンダ13を駆動して圧
入ヘッド11を上昇させ、バルブ114を閉じると共に
コンプレッサー113を止めて印刷を完了する。
【0035】以上示したが如く、本実施形態の印刷機に
よれば、圧入ヘッド11内のピストン20部分に、ペー
スト2を供給する為の供給機構(シリンジ107,配
管,バルブ110,注入口108)及び供給したペース
ト2内に空気を混入させない為の排気機構(真空ポンプ
105,配管,バルブ109,排気口106)を設けて
いるので、圧入ヘッド11内のペースト2残量が少なく
なった時に、一旦印刷を停止させずとも圧入ヘッド11
内にペースト2を供給できる。更に、圧入ヘッド11の
本体100の周囲に気圧調整機構を設けているので、圧
入ヘッド11の開口部側からペースト2への空気混入を
防止できる。
【0036】
【発明の効果】本発明に係る印刷機によれば、空気を混
入させることなく圧入ヘッド内にソルダーペーストを充
填することができ、基板とマスクとの間の版離れ性を向
上させて膜厚の厚いソルダーペーストをかすれなどの印
刷不良を生じさせることなく印刷することができる、と
いう従来にない優れた印刷機を得ることが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る印刷機の一実施形態の概略構成を
示す平面図である。
【図2】図1に示すA−A線から見た断面図である。
【図3】本実施形態の圧入ヘッドの構造を説明する説明
図である。
【図4】本実施形態の圧入ヘッドによるペースト印刷時
の状態を説明する説明図である。
【符号の説明】
3 マスク 5 基板 10 マスク枠(マスク保持部) 11 圧入ヘッド 102 ピストン 105 真空ポンプ 106 排気口 107 シリンジ 108 注入口 109,110,114,115 バルブ 111 スカート上下規定シリンダ 112 スカート 113 コンプレッサー 116,117 Oリング103 118 ブレード
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 岡田 浩志 茨城県竜ケ崎市向陽台5丁目2番 日立テ クノエンジニアリング株式会社開発研究所 内 (72)発明者 阿部 猪佐雄 茨城県竜ケ崎市向陽台5丁目2番 日立テ クノエンジニアリング株式会社竜ケ崎工場 内 (72)発明者 和田 正文 茨城県竜ケ崎市向陽台5丁目2番 日立テ クノエンジニアリング株式会社竜ケ崎工場 内 (72)発明者 引地 圭 茨城県竜ケ崎市向陽台5丁目2番 日立テ クノエンジニアリング株式会社竜ケ崎工場 内 Fターム(参考) 2C035 AA06 FD01 FD27 FD33 FD35 FD37 4F041 AA05 AA17 AB01 BA02 BA36 BA57 5E314 AA24 BB05 BB11 BB12 CC06 EE02 FF01 GG24

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基板に印刷されるペーストのパターンか
    らなる開口部が形成されたマスクを保持するマスク保持
    部と、前記マスクを介して前記基板に前記ペーストを印
    刷する圧入ヘッドとを備えた印刷機であって、 前記圧入ヘッドは、前記ペーストを前記基板へ供給する
    為に内部に配設した往復移動可能なピストンと、前記ペ
    ーストの供給口たるペースト供給部を有するブレードと
    を有し、 前記ピストンに、前記圧入ヘッドの内部へ前記ペースト
    を注入する為の注入口と、該圧入ヘッドの内部を排気す
    る為の排気口とを設けたことを特徴とする印刷機。
  2. 【請求項2】 前記圧入ヘッドの外周部に、該圧入ヘッ
    ドの内部と前記マスクとの間で形成される空間の圧力を
    調整する気圧調整機構を設けたことを特徴とする請求項
    1記載の印刷機。
  3. 【請求項3】 前記気圧調整機構は、印刷時に前記マス
    クから離間する為の移動機構を備えることを特徴とした
    請求項2記載の印刷機。
JP2001203506A 2001-07-04 2001-07-04 印刷機 Pending JP2003011322A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001203506A JP2003011322A (ja) 2001-07-04 2001-07-04 印刷機

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001203506A JP2003011322A (ja) 2001-07-04 2001-07-04 印刷機

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2003011322A true JP2003011322A (ja) 2003-01-15

Family

ID=19040127

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2001203506A Pending JP2003011322A (ja) 2001-07-04 2001-07-04 印刷機

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2003011322A (ja)

Cited By (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008055607A (ja) * 2006-08-29 2008-03-13 Hitachi Plant Technologies Ltd スクリーン印刷装置とその印刷方法
JP2011045870A (ja) * 2009-08-26 2011-03-10 Samsung Mobile Display Co Ltd 樹脂流体ディスペンス装置
CN103008171A (zh) * 2012-12-14 2013-04-03 天津筑高机器人技术有限公司 一种针对建筑板材缝隙注胶的打胶机
CN103008172A (zh) * 2012-12-14 2013-04-03 天津筑高机器人技术有限公司 板材缝隙打胶机
CN103152998A (zh) * 2013-03-11 2013-06-12 无锡江南计算技术研究所 活塞式模型辅助插装孔填充焊膏的方法
CN103640329A (zh) * 2013-11-28 2014-03-19 弘益泰克自动化设备(惠州)有限公司 一种锡膏供给装置
JP2014210291A (ja) * 2011-06-13 2014-11-13 千住金属工業株式会社 ソルダペースト
JP2019171366A (ja) * 2018-03-26 2019-10-10 キヤノン株式会社 塗膜形成装置、塗膜形成方法及び部材製造方法

Cited By (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008055607A (ja) * 2006-08-29 2008-03-13 Hitachi Plant Technologies Ltd スクリーン印刷装置とその印刷方法
JP2011045870A (ja) * 2009-08-26 2011-03-10 Samsung Mobile Display Co Ltd 樹脂流体ディスペンス装置
US8469238B2 (en) 2009-08-26 2013-06-25 Samsung Display Co., Ltd. Apparatus for dispensing resin fluid
JP2014210291A (ja) * 2011-06-13 2014-11-13 千住金属工業株式会社 ソルダペースト
CN103008171A (zh) * 2012-12-14 2013-04-03 天津筑高机器人技术有限公司 一种针对建筑板材缝隙注胶的打胶机
CN103008172A (zh) * 2012-12-14 2013-04-03 天津筑高机器人技术有限公司 板材缝隙打胶机
CN103152998A (zh) * 2013-03-11 2013-06-12 无锡江南计算技术研究所 活塞式模型辅助插装孔填充焊膏的方法
CN103640329A (zh) * 2013-11-28 2014-03-19 弘益泰克自动化设备(惠州)有限公司 一种锡膏供给装置
JP2019171366A (ja) * 2018-03-26 2019-10-10 キヤノン株式会社 塗膜形成装置、塗膜形成方法及び部材製造方法
JP7277165B2 (ja) 2018-03-26 2023-05-18 キヤノン株式会社 塗膜形成装置、塗膜形成方法及び部材製造方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
TWI321519B (ja)
US6193354B1 (en) Ink jet recorder
JP2003011322A (ja) 印刷機
US6955120B2 (en) Pressure control system for printing a viscous material
JP2003136675A (ja) スクリーン印刷装置
JP4007165B2 (ja) 機能液滴吐出ヘッドへの機能液送液方法および機能液送液装置、並びに液滴吐出装置
JP5368783B2 (ja) 塗布方法および塗布装置
TWI331548B (en) Coating liquid feed unit
JP3848868B2 (ja) スクリーン印刷機
CN101468783A (zh) 一种可精确设定注墨量且从进气道注墨完全无损墨盒的注墨机
JP4715144B2 (ja) スリットノズルの塗布システム
KR101068452B1 (ko) 인쇄장치 및 이를 이용한 인쇄방법
JP4517829B2 (ja) 塗布装置
JP2014008624A (ja) 印刷装置および印刷方法
JP2001138481A (ja) 圧入ヘッドを備えた印刷機
JP2001267339A (ja) 電子部品の製造装置及び製造方法
JP2004160969A (ja) インクジェットプリンタ
KR20130117028A (ko) 솔더 디스펜서
JP3811592B2 (ja) 粘性材料供給方法
JPH06109914A (ja) フィルターパターン欠陥部補修方法及び補修装置
JP2004122479A (ja) 機能液滴吐出ヘッドの機能液充填方法および機能液充填装置、並びに液滴吐出装置、電気光学装置の製造方法、電気光学装置、電子機器
JP4189955B2 (ja) ロールへの感光剤等の被膜の塗布形成装置
JP3628167B2 (ja) スクリーン印刷装置
JP3685054B2 (ja) スクリーン印刷方法
JP2003229055A (ja) プラズマディスプレイパネルの蛍光体層充填装置及び充填方法