JP2003010825A - 有害物質除去方法及びその装置 - Google Patents

有害物質除去方法及びその装置

Info

Publication number
JP2003010825A
JP2003010825A JP2001319214A JP2001319214A JP2003010825A JP 2003010825 A JP2003010825 A JP 2003010825A JP 2001319214 A JP2001319214 A JP 2001319214A JP 2001319214 A JP2001319214 A JP 2001319214A JP 2003010825 A JP2003010825 A JP 2003010825A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
crucible
harmful substance
cooling
space
nitrogen
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2001319214A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4093451B2 (ja
Inventor
Koichi Kawase
光一 川瀬
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
ART CERAMIC KK
ETI KK
Original Assignee
ART CERAMIC KK
ETI KK
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by ART CERAMIC KK, ETI KK filed Critical ART CERAMIC KK
Priority to JP2001319214A priority Critical patent/JP4093451B2/ja
Priority to EP02705448A priority patent/EP1391253A4/en
Priority to PCT/JP2002/002772 priority patent/WO2002090009A1/ja
Priority to US10/473,401 priority patent/US20040105800A1/en
Publication of JP2003010825A publication Critical patent/JP2003010825A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4093451B2 publication Critical patent/JP4093451B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B09DISPOSAL OF SOLID WASTE; RECLAMATION OF CONTAMINATED SOIL
    • B09CRECLAMATION OF CONTAMINATED SOIL
    • B09C1/00Reclamation of contaminated soil
    • B09C1/06Reclamation of contaminated soil thermally
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B09DISPOSAL OF SOLID WASTE; RECLAMATION OF CONTAMINATED SOIL
    • B09BDISPOSAL OF SOLID WASTE NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • B09B3/00Destroying solid waste or transforming solid waste into something useful or harmless
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B09DISPOSAL OF SOLID WASTE; RECLAMATION OF CONTAMINATED SOIL
    • B09BDISPOSAL OF SOLID WASTE NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • B09B3/00Destroying solid waste or transforming solid waste into something useful or harmless
    • B09B3/40Destroying solid waste or transforming solid waste into something useful or harmless involving thermal treatment, e.g. evaporation

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Environmental & Geological Engineering (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Thermal Sciences (AREA)
  • Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
  • Soil Sciences (AREA)
  • Processing Of Solid Wastes (AREA)
  • Chimneys And Flues (AREA)
  • Gasification And Melting Of Waste (AREA)
  • Treating Waste Gases (AREA)
  • Fire-Extinguishing Compositions (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 坩堝を開かない密閉状態にして低圧無酸素状
態で高温加熱するもので、処理効率を向上させ、二酸化
炭素を出することなく、装置を小さくして製造コストを
安価にし、比較的低温で加熱処理を行ってランニングコ
ストを安くした有害物質除去装置及び方法を提供するも
のである。 【解決手段】 坩堝30と吸引力を発生させる真空ポン
プ90,98との間に、冷却容器82や気体を液化させ
るトラップ86c,86b,86aやトラップ94a,
94b,94cを備え、坩堝30と吸引力を発生させる
真空ポンプ90,98との間を密閉状態にする。坩堝3
0内へ被処理物を出し入れするスクリュー50を備え、
そのスクリュー50に外部と気密的に遮断する上方導入
部材58から被処理物を投入し、そのスクリュー50か
ら外部と気密的に遮断する下方排出部材60を経て被処
理物を排出する。これによって、坩堝30内を開くこと
なく被処理物を分解処理できるので、処理効率を高める
ことができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、焼却灰や医療廃棄
物や有機廃乗物や汚染土壌等に含まれている有害物質を
坩堝内で熱分解して焼却灰等を無害化するための有害物
質除去方法及びその装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来から、焼却灰や医療廃棄物や有機廃
棄物や汚染土壌等に含まれているPCB等の有害物質を
除去するための有害物質除去装置が種々存在する。従来
既知の有害物質除去装置のうち、有害物質を含む被処理
物を高温で焼成して被処理物から有害物質を気化して取
り出す高温気体化溶融炉装置が、安全で確実に有害物質
を除去でき、しかも周辺機器にも優れた装置が装備して
いること知られている。このことから、被処理物を高温
で焼成する高温気体化溶融炉装置が、焼却炉メーカーや
自治体及び最終処理業者に関心を寄せられている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、従来既知の
各種有害物質除去装置や高温気体化溶融炉装置では、い
ずれも有酸素状態で被処理物を加熱するため、処理中に
大量の二酸化炭素を発生してその二酸化炭素を外部に放
出するという欠点があった。更に、高温気体化溶融炉装
置は被処理物を高温で処理するので、炉内の耐火煉瓦等
の損傷が激しく、しかも装置そのものが大型になるの
で、メンテナンスに手間がかかり、これによってランニ
ングコストが高くなるという欠点があった。
【0004】また、被処理物を坩堝内で真空状態で加熱
することで、二酸化炭素を発生しないようにした先行技
術が本件発明者によって提供されている(特公平7−3
4902)。この先行技術においては、被処理物を処理
する毎に坩堝を開閉するもので、開閉するたびに坩堝内
の温度が低下し、処理効率が悪いという欠点があった。
また、被処理物を加熱して抽出した気体を吸引装置によ
って外部へ取り出そうとしても、気体を坩堝から取出す
のに時間がかかるという欠点があった。
【0005】本発明の装置は、従来の装置の間題点を解
決するもので、坩堝を開かない密閉状態にして低圧無酸
素状態で高温加熱するもので、処理効率を向上させ、二
酸化炭素を出することなく、装置を小さくして製造コス
トを安価にし、比較的低温で加熱処理を行ってランニン
グコストを安くした有害物質除去装置及び方法を提供す
ることを目的とするものである。本発明の他の目的は、
加熱処理によって発生した気体を坩堝内から容易に取出
せるようにするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】このような目的を果たす
ために本発明の有害物質除去方法は、有害物質を含む被
処理物を入れる坩堝と吸引手段とを密閉状態に連絡し、
加熱手段で前記坩堝を加熱してその内部で有害物質を気
化させ、気化した有害物質を前記吸引手段で前記坩堝か
ら外部へ吸引するものである。
【0007】本発明の有害物質除去方法は、前記坩堝内
に窒素を投入する。また、前記坩堝内に窒素を投入する
位置を、前記吸引手段によって前記坩堝内に吸引力を及
ぼす位置の反対側に配置する。更に、前記坩堝と前記吸
引手段との間に気体を冷却する冷却手段を備え、前記坩
堝内で気化した有害物質を前記冷却手段において液化し
て捕集する。
【0008】本発明の有害物質除去装置は、有害物質を
含む被処理物を収容するための坩堝と、その坩堝内を加
熱して被処理物に含まれる有害物質を気化させるための
加熱手段と、吸引力を発生させる吸引手段と、気化した
有害物質を液化して捕集するためのものであって前記吸
引手段と前記坩堝との間に備えられるもので気化した気
体を液化させる冷却装置と、前記坩堝の内部と連絡して
被処理物を坩堝に出し入れするための移送手段と、外部
と気密的に遮断可能な状態で被処理物を前記移送手段に
投入するための上方導入部材と、外部と気密的に遮断可
能な状態で被処理物を前記移送手段から排出するための
下方排出部材とを有し、前記坩堝と前記冷却装置と前記
吸引手段との間を閉鎖状態に連絡し、前記吸引手段によ
る吸引力を前記冷却装置を介して前記坩堝内に及ぼすよ
うにしたものである。
【0009】本発明の有害物質除去装置は、前記坩堝内
に窒素を投入するための窒素投入手段を備える。また、
前記坩堝を中心として被処理物の投入用移送手段と排出
用移送手段とを反対側に配置すると共に、前記坩堝を中
心として前記投入用移送手段の反対側に前記吸引手段を
配置する。更に、前記投入用移送手段が内部に空間を形
成するシャフトを有し、そのシャフトの空間の一端が前
記坩堝と連絡し、前記窒素投入手段からの窒素を前記空
間に投入する。前記シャフトの周囲にそのシャフトの外
部と前記空間とを連絡する連絡穴を設け、前記窒素投入
手段からの窒素を前記シャフトの外部から前記連絡穴を
介して前記空間に投入する。本発明の有害物質除去装置
は、前記坩堝の内壁に回転軸方向に螺旋溝を形成し、前
記坩堝の回転によって被処理物を前記螺旋溝に沿って移
動させる。また、前記坩堝内に被処理物を前記移送手段
に向けて落下させるための掻揚げ板を備え、前記坩堝内
において被処理物から有害物質を気化した後の処理済残
渣物を前記掻揚げ板で前記スクリューに落下させる。更
に、前記坩堝と前記冷却装置とを連絡する位置に切換手
段で切換えられる複数の連絡通路を設け、前記連絡通路
の数だけ冷却装置を備える。前記冷却装置は複数の装置
を連絡パイプを介して複数個直列に連結した。また、前
記坩堝の外周部に2つの冷却用空間を設け、1つの冷却
用空間に前記加熱手段を備えると共に窒素を入れ、他の
冷却用空間に冷却水を導入する。前記上方導入部材と前
記下方排出部材とを前記坩堝に対して一方側に配置し、
前記移送手段が被処理物を前記坩堝に投入すると共に被
処理物を前記坩堝から取出す。
【0010】
【発明の第一実施形態】次に、本発明を図面に基づいて
説明する。図1は、本発明に係る有害物質除去装置の全
体構成図である。この装置は、略円筒体の本体10を有
し、その本体10の外部の部材は、第一筒部材12と第
二筒部材14と第一端面部材16と第二端面部材18と
から成る。図1では第一筒部材12と第二筒部材14と
を別体としたが、これらを1個の部材としても良い。こ
の装置は更に、基台20を有し、この基台20には可逆
回転が可能なモーター22を固定し、そのモーター22
の回転軸24を基台20に固定したベアリング26で回
転自在に支持する。回転軸24には間隔を空けて2個の
車輪28が固定され、それらの車輪28と本体10の第
一端面部材16並びに第二端面部材18は係合し、本体
10はモーター22の駆動によって所定の位置において
回転させられる。
【0011】本体10の内部には筒状の坩堝30が備え
られており、その坩堝30の両端は第一端面部材16並
びに第二端面部材18の内壁に固定されており、坩堝3
0は本体10と共に回転するよう設定されている。この
筒状の坩堝30の一端は第一端面部材16によって閉鎖
されている。筒状の坩堝30の内壁には筒状の軸方向に
進行する螺旋溝32が形成されている。本体10の第二
端面部材18の中央を貫通して坩堝30の内部に至る被
処理物出入り口装置34が、基台20に固定されてい
る。この被処理物出入り口装置34は、第二端面部材1
8を内外に貫通して筒状の坩堝30の内部空間に連絡す
る冷却用部材36と、その冷却用部材36を支持する支
持部材38とから成る。基台20に固定される冷却用部
材36は、回転する第二端面部材18との接合箇所にお
いて密閉状態を保つよう設定されている。冷却用部材3
6内には、冷却水循環手段(図示せず)から支持部材3
8を経由して冷却水が供給され、かつ冷却用部材36を
循環した冷却水は支持部材38を経由して冷却水循環手
段に戻される。この技術内容は公知であるので、ここで
はその説明を省略する。
【0012】本体10の内部でしかも筒状の坩堝30の
外部において、第一端面部材16側には気体を収容する
ための冷却用空間である第一空間40が形成され、第二
端面部材18側には冷却水を収容するための冷却用空間
である第二空間42が形成される。第一空間40内の第
一端面部材16付近に、坩堝30の外周にわたって坩堝
30を加熱する加熱手段としての高周波コイル44が備
えられる。この高周波コイル44は、坩堝30の内部に
導入される被処理物をその被処理物の種類に応じて約8
00℃まで加熱するもので、その加熱温度は自由に調節
できるものである。
【0013】第一端面部材16の外側には冷却用手段4
6と窒素投入手段48が取り付けられ、それらは第一端
面部材16(本体10)と共に回転する。冷却用手段4
6は、タイミングに応じてその内部に冷却水を導入して
坩堝30内の被処理物を冷却するためのものである。窒
素投入手段48は第一空間40内に窒素を供給するもの
で、第一空間40内に窒素を満たす。この窒素投入手段
48は更に、第一端面部材16を通して経由して坩堝3
0の内部空間に少量の窒素を間欠的に供給するものであ
る。
【0014】前記冷却用部材36と支持部材38の内部
にはそれらを連絡する水平方向の空間56が形成され、
その空間56に移送手段としてのスクリュー50が備え
られる。スクリュー50は、シャフトの外周にらせん状
のリブまたはガイドを設けた形状をしており、スクリュ
ー50の回転によってらせん状のリブまたはガイドの間
の空間に沿って被処理物を移動させるためのものであ
る。冷却用部材36の一端とスクリュー50の一端と
は、筒状の坩堝30の内部空間に露出している。なお、
スクリュー50の方が冷却用部材36より、坩堝30の
内側まで伸びている。スクリュー50の坩堝30側の端
とは反対の他端には、そのスクリュー50を可逆方向に
回転させるためのスクリューモーター52が備えられて
いる。冷却用部材36における坩堝30の内部空間側に
は、坩堝30の内壁に付着する被処理物を落とすための
掻揚げ板54が取付けられている。
【0015】前記空間56のスクリューモーター52側
に連絡するように、支持部材38には空間56より上方
に通じる管状の上方導入部材58と、空間56より下方
に通じる管状の下方排出部材60とが連結固定されてい
る。上方導入部材58は被処理物を気密的に空間56内
に導入するものであり、下方排出部材60は被処理物を
気密的に空間56から下方へ排出するものである。上方
導入部材58には、その上端に被処理物を保管するため
の受入ホッパ62と、その下位にロータリーバルブ64
と、その下位に真空補正室66と、その下位にロータリ
ーバルブ68とを順に備えるものである。真空補正室6
6は真空装置70によってその内部が真空にされる。即
ち、真空補正室66に入った被処理物は真空状態に保持
され、被処理物の空間56への導入の際には、空間56
の気密性が保たれるものである。下方排出部材60に
は、上方から下方に向けて、ロータリーバルブ72と、
その下位に真空補正室74と、その下位にロータリーバ
ルブ76とを順に備えており、その下方排出部材60の
下端は排出タンク78と連絡している。真空補正室74
も前記真空装置70によってその内部が真空にされる。
即ち、空間56から排出タンク78へ被処理物の残渣物
が排出される前に、真空補正室74を真空にすること
で、空間56の気密性を保つようにする。
【0016】支持部材38に位置する空間56は、切換
バルブ79を介して2つの連絡パイプ(連絡通路)8
0,81と連絡しており、それら2つの連絡パイプ8
0,81は冷却容器82と連絡している。切換バルブ7
9は、連絡パイプ80か連絡パイプ81のいずれかの連
絡パイプと支持部材38の空間56とを連絡するもので
ある。冷却容器82は、連絡パイプ84a,84b,8
4cを介して冷却装置であるトラップ86a,86b,
86cを直列に連絡しており、直列の最後のトラップ8
6cは連絡パイプ88を介して吸引手段としての真空ポ
ンプ90と連絡している。この冷却容器82は更に、連
絡パイプ92a,92b,92cを介して冷却装置であ
るトラップ94a,94b,94cを直列に連絡してお
り、直列の最後のトラップ94cは連絡パイプ96を介
して吸引手段としての真空ポンプ98と連絡している。
【0017】冷却容器82は、その内部に導入される気
体(冷却用手段36を通る冷却水によって冷却されて約
200℃〜600℃になったもの)を約60℃〜70℃
に冷却するためのものである。トラップ86a,86
b,86cやトラップ94a,94b,94cは、約6
0℃〜70℃に冷却された気体を例えば2℃等の低温で
液化して捕集するためのものであり、例えばトラップ8
6a,94aで液化される物質と、トラップ86b,94
bで液化される物質と、トラップ86c,94cで液化
される物質とはそれぞれ異なるものにするように冷却温
度を異なるようにするのが望ましい。図1では、3個の
トラップ86a,86b,86cや3個のトラップ94
a,94b,94cを直列に連結した状態を示したが、
直列に連結するトラップの数は3個に限るものではな
い。
【0018】連絡パイプ84a,84b,84c,88
は、冷却容器82や複数のトラップ86a,86b,8
6cの内部空間の上位と連絡しており、真空ポンプ90
によって作り出される真空圧(負圧)は、複数のトラッ
プ86c,86b,86aと冷却容器82を経て連絡パ
イプ80,81に及ぶように設定されている。また、連
絡パイプ92a,92b,92c,96は、冷却容器8
2や複数のトラップ94a,94b,94cの内部空間
の上位と連絡しており、真空ポンプ98によって作り出
される真空圧(負圧)は、複数のトラップ86c,86
b,86aと冷却容器82を経て連絡パイプ80,81
に及ぶように設定されている。連絡パイプ80,81の
いずれかは、切換バルブ79を介して下方排出部材60
を経てスクリュー50を収容する空間56と連絡し、そ
の空間56は坩堝30の内部空間と連絡しているので、
真空ポンプ90または真空ポンプ98を作動させた場合
に、その真空圧は坩堝30の内部空間に低圧となって及
ぶ。即ち、真空ポンプ90,98は、密閉状態(機密的
に遮断された状態)で坩堝30の内部と連絡する
【0019】次に、被処理物の分解について説明する。
被処理物を入れた受入ホッパ62から、ロータリーバル
ブ64を開いて所定量の被処理物を真空補正室66に供
給する。その後、ロータリーバルブ64を閉じて、真空
補正室66内において真空装置70によって被処理物を
真空状態にし、その後、ロータリーバルブ64を開い
て、真空状熊にされた被処理物をスクリュー50の上に
落す。この際、切換バルブ79を切換えて連絡パイプ8
0と支持部材38の空間56とを連絡させ、真空ポンプ
90を作動させて真空ポンプ90の真空圧を、坩堝30
の内部空間に及ばせる。真空ポンプ90では真空圧であ
るが、坩堝30の内部空間では真空圧に近い低圧にな
る。更に、スクリューモーター52を作動させてスクリ
ュー50を回転させると共に、モーター22を作動させ
て本体10と坩堝30とを回転させる。
【0020】スクリュー50の上に落ちた被処理物は、
スクリュー50の回転によってスクリュー50の表面を
移動して坩堝30の内部に投入される。坩堝30の内部
に投入された被処理物は、坩堝30(本体10)の回転
に伴って螺旋状溝32に沿って第一端面部材16側に移
動する。被処理物は、第一端面部材16に近い位置に来
ると、高周波コイル44によって加熱される。高周波コ
イル44で坩堝30内の被処理物に含まれる有害物質を
気化する温度(例えば240℃〜800℃)で加熱す
る。高周波コイル44で加熱する温度は、被処理物に含
まれる有害物質の種類に応じて調節する。この結果、坩
堝30の内部において被処理物は、真空ポンプ90によ
って作り出される低圧による減圧状態で、しかも高周波
コイル44によって高温で加熱される。
【0021】被処理物は高周波コイル44で加熱され
て、被処理物に含まれる有害物質は分解されて気化され
る。例えば、ベンゼンやトルエンやキシレン等の油分
は、240℃以上になると気化する。また、被処理物に
含まれる塩素は、300℃以上になると気化する。この
ため、高周波コイル44は、先ず塩素が気化する温度以
下で被処理物を加熱し、その加熱が終了した後、塩素が
気化する温度以上で被処理物を加熱する。塩素が気化し
ない温度(例えば240℃〜290℃)で被処理物を加
熱すると、被処理物からは例えばベンゼンやトルエンや
キシレン等の油分が気化する。
【0022】被処理物に含まれる例えばベンゼンやトル
エンやキシレン等の油分が坩堝30内で充分に気化した
後、その気化した気体には、真空ポンプ90によって作
り出される真空圧によって、坩堝30から支持部材38
の空間56と連絡パイプ80と冷却容器82とトラップ
86a,86b,86cを経て真空ポンプ90に吸引さ
れる力が働く。しかし、この吸引力のみでは坩堝30内
で発生した気体が坩堝30内から排出されるには時間が
かかる。
【0023】このため、窒素導入装置48から少量の窒
素を間欠的または連続的に坩堝30内に噴射する。例え
ば、1秒ごとに約1ccの窒素を噴射する。坩堝30内
に噴射された窒素は坩堝30内の高温によって膨張す
る。被処理物に含まれた物質から気化されたベンゼンや
トルエンやキシレン等の油分は、坩堝30内に噴射され
て膨張した窒素によって押されると共に、真空ポンプ9
0によって吸引されて、真空ポンプ90に向けて移動さ
せられる。また、窒素を坩堝30内に順次投入すること
で、坩堝30内に最初に若干酸素が含まれていた含まれ
ていたとしても、坩堝30内から酸素が無くなり、無酸
素状態で被処理物が加熱されることになる。このよう
に、坩堝30内に少量の窒素を投入することで、その投
入した窒素が坩堝30内で発生した気体を移動させてス
ムースに坩堝30内から取出すことができる。窒素の投
入位置は、気化された気体を中心として真空ポンプ90
の反対側にするのが望ましい。なお、窒素以外の気体
(酸素、水素、二酸化炭素)の場合には不具合が生じる
ので、坩堝30内に投入する気体は経済性からも窒素が
望ましい。
【0024】坩堝30内で被処理物に含まれた物質から
気化した気体は、真空ポンプ90による吸引力と坩堝3
0内で膨張した窒素とによって、坩堝30から支持部材
38の空間56と連絡パイプ80を経て冷却容器82に
至る。坩堝30内で気化した気体は、坩堝30から支持
部材38の空間56に至るまでに、冷却用部材36内の
冷却水と、第一空間40内の窒素と、冷却用手段46の
冷却水によって、ある程度は冷却される。冷却容器82
に至った気体はそこで約60℃〜70℃に冷却され、そ
の後トラップ86a,86b,86cで冷却され、気体
はトラップ86a,86b,86cで液状にして、トラ
ップ86a,86b,86c内に保管される。有害物質
を分解した気化した物質は真空ポンプ90に至るまでに
液化され、真空ポンプ90からはきれいな空気のみが排
出される。トラップ86a,86b,86c内に保管さ
れた物質は、各物質に分離してリサイクル原料として再
利用できる。
【0025】塩素が気化しない温度で被処理物を充分加
熱して油分等を除去した後、高周波コイル44の加熱温
度を上げ、塩素が気化する温度(例えば300℃〜80
0℃)で被処理物を加熱する。それと共に、切換バルブ
79を切換えて、連絡パイプ81と支持部材38の空間
56とを連絡させる。更に、真空ポンプ98を作動させ
る。塩素が気化する温度で被処理物を加熱すると、被処
理物からは塩素が気化する。被処理物に含まれる塩素が
坩堝30内で充分に気化した後、坩堝30内に真空ポン
プ98の真空圧(負圧)を及ぼすと共に、窒素導入装置
48から少量の窒素を間欠的または連続的に坩堝30内
に噴射する。坩堝30内に噴射されて高温によって膨張
する窒素と、真空ポンプ98による吸引力とによって、
気化した塩素は真空ポンプ98に向けて移動させられ
る。
【0026】即ち、坩堝30内で気化した塩素は、連絡
パイプ81を経て冷却容器82に至り、冷却容器82で
約60℃〜70℃に冷却され、その後トラップ94a,
94b,94cで更に冷却される。気化した塩素を含ん
だ物質はトラップ94a,94b,94cで液状にし
て、トラップ94a,94b,94c内に保管される。
有害物質を分解した気化した物質は真空ポンプ98に至
るまでに液化され、真空ポンプ98からはきれいな空気
のみが排出される。トラップ94a,94b,94c内
に保管された物質は、各物質に分離してリサイクル原料
として再利用できる。塩素を含まない物質と塩素を含ん
だ物質とに分けたのは、塩素を含んだ物質が他の物質と
混ざり合うとダイオキシンが発生するおそれがあるの
で、そのおそれを防止するためである。
【0027】加熱によって有害物質を分解して無害化し
た被処理物の残渣物は坩堝30内に残る。その後、モー
ター22の回転を逆にして本体10を逆に回転させる
と、無害化した残渣物は坩堝30の螺旋溝に32沿って
坩堝30内を第二端面部材18側まで移動する。この移
動して来た残渣物は、冷却用部材36に固定した掻揚げ
板10で坩堝30の内壁から剥がされ、スクリュー50
の上に落とされる。ここで、スクリューモーター52の
回転を逆にしてスクリュー50を逆に回転させると、無
害化した残渣物はスクリュー50の表面に沿って空間5
6内をスクリューモーター52側に移動する。空間56
内を移動した無害化した残渣物は、その後、下方排出部
材60内に落下させられる。下方排出部材60に落下し
た残渣物は、排出真空補正室74を経て、排出タンク7
8内に導入され、そこで貯蔵される。
【0028】なお、切換バルブ79を介して冷却容器8
2と連絡する連絡パイプの数を2個(連絡パイプ80,
81)としたが、3個以上としても良い。連絡パイプの
数を3個以上とした場合には、冷却容器82から連絡パ
イプを介して冷却装置であるトラップに直列に連絡する
通路を3個以上にする。
【0029】
【発明の第二実施形態】次に、本発明の他の実施形態を
図2乃至図4に基づいて説明する。図2は、本発明の他
の実施形態を示す有害物質除去装置の全体構成図であ
る。図2において図1と同一参照番号は同一部材を示
す。図1では、有害物質除去装置の筒状の坩堝30に対
して、被処理物の投入位置と取出し位置を同じ側とした
が、図2に示す第二実施形態では、筒状の坩堝30を中
心として被処理物の投入位置と取出し位置とを反対側に
配置したものである。筒状の坩堝30が固定される一方
の第一端面部材16には、坩堝30と反対側に支持部材
100が固定されている。この支持部材100の内部に
筒状の空間102が形成され、その空間102の一方は
坩堝30の内部と連絡している。空間102の内部に
は、モータ104によって回転させられる投入用移送手
段としてのスクリュー106が備えられている。スクリ
ュー106は、シャフト108の外周にらせん状のリブ
またはガイドを設けたものであり、このスクリュー10
6の回転によってらせん状のリブまたはガイドは、空間
102に投入される被処理物を所定の方向に移動させ
る。
【0030】支持部材100には、空間102より上方
に通じる上方導入部材58が連結固定されている。上方
導入部材58には、その上端に被処理物を保管するため
の受入ホッパ62と、その下位にロータリーバルブ64
と、その下位に真空補正室66と、その下位にロータリ
ーバルブ68とを順に備えるものである。真空補正室6
6は真空装置70によってその内部が真空にされる。上
方導入部材58は被処理物を気密的に空間102に導入
するものであり、被処理物を空間102への導入する際
には、受入ホッパ62に投入された被処理物は真空補正
室66で真空状態にされ、真空状態を保ったまま空間1
02内に投入される。空間102内に投入された被処理
物は、スクリュー106の回転によって坩堝30側に移
動させられ、最終的には坩堝30の内部に投入させられ
る。
【0031】図3に示すように、スクリュー106のシ
ャフト108は、内部に空間110を有する筒状の形状
をしている。スクリュー106のシャフト108におい
て坩堝30の反対側の端付近には、図3及び図4に示す
ように、シャフト108の中心軸に対して直角方向の一
面において内外に通じる複数個の連絡穴112が形成さ
れている。前記支持部材100には窒素を供給するため
の窒素投入手段114取付けられ、その窒素投入手段1
14から供給される窒素は、スクリュー106のシャフ
ト108の連絡穴112からシャフト108の内部空間
110に投入可能に配置されている。連絡穴112の外
部開口部は、窒素投入手段114から窒素が投入される
場合以外は、シール部材116によって閉鎖されてい
る。
【0032】以上のように構成されているので、受入ホ
ッパ62に投入された被処理物は、上方導入部材58か
ら支持部材100の空間102に至り、スクリュー10
6の回転によって坩堝30の内部に投入される。坩堝3
0の内部に投入された被処理物は、第一実施形態と同様
に、高周波コイル44によって加熱、被処理物に含まれ
る有害物質を気化する。これと共に、窒素投入手段11
4から供給される窒素は、シャフト108に形成された
連絡穴112を通して、シャフト108の空間110の
内部に間欠的に導入される。即ち、坩堝30の内部の空
間に窒素が間欠的に投入される。
【0033】図2に示す第二実施形態では、坩堝30を
中心として被処理物の投入位置と取出し位置とを反対側
に配置しているので、図1に示す第二実施形態(本体1
0に対し、被処理物の投入位置と取出し位置を同じ側と
したもの)と比べて、被処理物を坩堝30内に連続的に
投入できると共に坩堝30内から連続的に排出できるの
で、処理効率をより向上させることができる。また、こ
の第二実施形態では、スクリュー106のシャフト10
8の内部に空間110を形成して、この空間110から
窒素を坩堝30内に投入する。その際、シャフト108
の周囲に連絡穴112を複数個設け、窒素投入手段11
4からの窒素を連絡穴112の外部からシャフト108
の空間110内に投入するものである。これによって、
シャフト108の回転に伴って、シャフト108の空間
110内に窒素を間欠的に投入することができる。
【0034】
【発明の効果】このように本発明によれば、坩堝を密閉
した状態で低圧無酸素状態でしかも高温で有害物質を加
熱し、しかも被処理物を自動的に坩堝内を通過させるも
のである。よって、従来のような扉を開け閉めして人的
作業によって被処理物を出し入れするものと比べて、非
常に熱効率が良く、分解速度が速く大量の被処理物を処
理することができる。坩堝を開くことがないので、比較
的低温で加熱処理を行ってランニングコストを安くする
ことができる。また、冷却装置によって有害物質を除去
するので、二酸化炭素や悪臭を外部に出すことはない。
更に、坩堝内に窒素を投入することで吸引手段の吸引力
と相俟って、坩堝内に発生した気化した有害物質を容易
に坩堝から取出すことができる。その上、処理済残渣物
や抽出物質はリサイクル材料になり、ランニングコスト
の軽減だけでなく委託処理費や二次製晶販売売上等の収
入が得られる。これにより有害物質の含有している廃棄
物に関して高い処理能力と完全リサイクルを同時に実現
することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る有害物質処装置の部分断面全体構
成図である。
【図2】本発明に係る他の有害物質処装置の部分断面全
体構成図である。
【図3】図2の要部断面図である。
【図4】図3のA−A線断面図である。
【符号の説明】
10 本体 30 坩堝 32 螺旋溝 36 冷却用部材 40 第一空間 42 第二空間 44 高周波コイル 46 冷却用手段 48 窒素投入手段 50 スクリュー 54 掻揚げ板 56 空間 58 上方導入部材 60 下方排出部材 78 排出タンク 79 切換バルブ 80 連絡パイプ 81 連絡パイプ 86a トラップ 86b トラップ 86c トラップ 90 真空ポンプ 94a トラップ 94b トラップ 94c トラップ 98 真空ポンプ 106 スクリュー 108 シャフト 110 空間 112 連絡穴 114 窒素投入手段
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) // F23J 15/06 F23J 15/00 K Fターム(参考) 2E191 BA12 BB01 BD11 3K061 NA07 3K070 DA35 4D004 AA01 AA36 AA41 AA48 AB02 AB06 AC04 CA24 CA32 CB04 CB09 CB33 CB42 CC01

Claims (15)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 有害物質を含む被処理物を入れる坩堝と
    吸引手段とを密閉状態に連絡し、加熱手段で前記坩堝を
    加熱してその内部で有害物質を気化させ、気化した有害
    物質を前記吸引手段で前記坩堝から外部へ吸引すること
    を特徴とする有害物質除去方法。
  2. 【請求項2】 前記坩堝内に窒素を投入することを特徴
    とする請求項1記載の有害物質除去方法。
  3. 【請求項3】 前記坩堝内に窒素を投入する位置を、前
    記吸引手段によって前記坩堝内に吸引力を及ぼす位置の
    反対側に配置することを特徴とする請求項2記載の有害
    物質除去方法。
  4. 【請求項4】 前記坩堝と前記吸引手段との間に気体を
    冷却する冷却手段を備え、前記坩堝内で気化した有害物
    質を前記冷却手段において液化して捕集することを特徴
    とする請求項1記載の有害物質除去方法。
  5. 【請求項5】 有害物質を含む被処理物を収容するため
    の坩堝と、その坩堝内を加熱して被処理物に含まれる有
    害物質を気化させるための加熱手段と、吸引力を発生さ
    せる吸引手段と、気化した有害物質を液化して捕集する
    ためのものであって前記吸引手段と前記坩堝との間に備
    えられるもので気化した気体を液化させる冷却装置と、
    前記坩堝の内部と連絡して被処理物を坩堝に出し入れす
    るための移送手段と、外部と気密的に遮断可能な状態で
    被処理物を前記移送手段に投入するための上方導入部材
    と、外部と気密的に遮断可能な状態で被処理物を前記移
    送手段から排出するための下方排出部材とを有し、前記
    坩堝と前記冷却装置と前記吸引手段との間を閉鎖状態に
    連絡し、前記吸引手段による吸引力を前記冷却装置を介
    して前記坩堝内に及ぼすようにしたことを特徴とする有
    害物質除去装置。
  6. 【請求項6】 前記坩堝内に窒素を投入するための窒素
    投入手段を備えることを特徴とする請求項5記載の有害
    物質除去装置。
  7. 【請求項7】 前記坩堝を中心として被処理物の投入用
    移送手段と排出用移送手段とを反対側に配置すると共
    に、前記坩堝を中心として前記投入用移送手段の反対側
    に前記吸引手段を配置することを特徴とする請求項6記
    載の有害物質除去装置。
  8. 【請求項8】 前記投入用移送手段が内部に空間を形成
    するシャフトを有し、そのシャフトの空間の一端が前記
    坩堝と連絡し、前記窒素投入手段からの窒素を前記空間
    に投入することを特徴とする請求項7記載の有害物質除
    去装置。
  9. 【請求項9】 前記シャフトの周囲にそのシャフトの外
    部と前記空間とを連絡する連絡穴を設け、前記窒素投入
    手段からの窒素を前記シャフトの外部から前記連絡穴を
    介して前記空間に投入することを特徴とする請求項8記
    載の有害物質除去装置。
  10. 【請求項10】 前記坩堝の内壁に回転軸方向に螺旋溝
    を形成し、前記坩堝の回転によって被処理物を前記螺旋
    溝に沿って移動させることを特徴とする請求項5記載の
    有害物質除去装置。
  11. 【請求項11】 前記坩堝内に被処理物を前記移送手段
    に向けて落下させるための掻揚げ板を備え、前記坩堝内
    において被処理物から有害物質を気化した後の処理済残
    渣物を前記掻揚げ板で前記スクリューに落下させること
    を特徴とする請求項5記載の有害物質除去装置。
  12. 【請求項12】 前記坩堝と前記冷却装置とを連絡する
    位置に切換手段で切換えられる複数の連絡通路を設け、
    前記連絡通路の数だけ冷却装置を備えることを特徴とす
    る請求項5記載の有害物質除去装置。
  13. 【請求項13】 前記冷却装置は複数の装置を連絡パイ
    プを介して複数個直列に連結したことを特徴とする請求
    項5に記載の有害物質除去装置。
  14. 【請求項14】 前記坩堝の外周部に2つの冷却用空間
    を設け、1つの冷却用空間に前記加熱手段を備えると共
    に窒素を入れ、他の冷却用空間に冷却水を導入すること
    を特徴とする請求項5記載の有害物質除去装置。
  15. 【請求項15】 前記上方導入部材と前記下方排出部材
    とを前記坩堝に対して一方側に配置し、前記移送手段が
    被処理物を前記坩堝に投入すると共に被処理物を前記坩
    堝から取出すことを特徴とする請求項5記載の有害物質
    除去装置。
JP2001319214A 2001-04-27 2001-10-17 有害物質除去装置 Expired - Fee Related JP4093451B2 (ja)

Priority Applications (4)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001319214A JP4093451B2 (ja) 2001-04-27 2001-10-17 有害物質除去装置
EP02705448A EP1391253A4 (en) 2001-04-27 2002-03-22 DEVICE AND METHOD FOR REMOVING ANY HARMFUL SUBSTANCE
PCT/JP2002/002772 WO2002090009A1 (fr) 2001-04-27 2002-03-22 Dispositif et procede d'elimination de substances nocives
US10/473,401 US20040105800A1 (en) 2001-04-27 2002-03-22 Device and method for removal of harmful substance

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001132034 2001-04-27
JP2001-132034 2001-04-27
JP2001319214A JP4093451B2 (ja) 2001-04-27 2001-10-17 有害物質除去装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2003010825A true JP2003010825A (ja) 2003-01-14
JP4093451B2 JP4093451B2 (ja) 2008-06-04

Family

ID=26614438

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2001319214A Expired - Fee Related JP4093451B2 (ja) 2001-04-27 2001-10-17 有害物質除去装置

Country Status (4)

Country Link
US (1) US20040105800A1 (ja)
EP (1) EP1391253A4 (ja)
JP (1) JP4093451B2 (ja)
WO (1) WO2002090009A1 (ja)

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011088041A (ja) * 2009-10-20 2011-05-06 Eads Co Ltd 減圧無酸素熱分解処理機の連続処理方法及びその方法に使用するユニット式装置
JP2011127844A (ja) * 2009-12-18 2011-06-30 Nagaoka Tekkosho:Kk 固体燃料の燃焼装置及びボイラー装置
JP2019529585A (ja) * 2017-04-03 2019-10-17 ゴールデン リニューアブル エナジー、エルエルシー チャー分離器及び方法
US10961062B2 (en) 2016-06-21 2021-03-30 Golden Renewable Energy, LLC Bag press feeder assembly
US11542434B2 (en) 2016-06-21 2023-01-03 Golden Renewable Energy, LLC Char separator and method
US11773330B2 (en) 2016-07-05 2023-10-03 Braven Environmental, Llc System and process for converting waste plastic into fuel

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
ITRM20040297A1 (it) * 2004-06-17 2004-09-17 Sorain Cecchini Ambiente Sca Spa Metodo per la realizzazione del riciclaggio integrale a basso impatto ambientale dei rifiuti solidi urbani e dispositivi di attuazione.
FR2961722B1 (fr) * 2010-06-29 2013-02-22 Aprochim Procede et dispositif pour la decontamination de materiaux pollues

Family Cites Families (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5710360A (en) * 1995-03-31 1998-01-20 Vanish, Inc. Thermal desorption system for decontaminating materials
JPH09286988A (ja) * 1996-04-22 1997-11-04 Chiyuugai Technos Kk 廃プラスチック熱分解装置
JP3310245B2 (ja) * 1999-07-22 2002-08-05 株式会社豊栄商会 処理装置および処理方法

Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011088041A (ja) * 2009-10-20 2011-05-06 Eads Co Ltd 減圧無酸素熱分解処理機の連続処理方法及びその方法に使用するユニット式装置
JP2011127844A (ja) * 2009-12-18 2011-06-30 Nagaoka Tekkosho:Kk 固体燃料の燃焼装置及びボイラー装置
US10961062B2 (en) 2016-06-21 2021-03-30 Golden Renewable Energy, LLC Bag press feeder assembly
US11542434B2 (en) 2016-06-21 2023-01-03 Golden Renewable Energy, LLC Char separator and method
US11773330B2 (en) 2016-07-05 2023-10-03 Braven Environmental, Llc System and process for converting waste plastic into fuel
JP2019529585A (ja) * 2017-04-03 2019-10-17 ゴールデン リニューアブル エナジー、エルエルシー チャー分離器及び方法
JP2021105187A (ja) * 2017-04-03 2021-07-26 ゴールデン リニューアブル エナジー、エルエルシー チャー分離器及び方法

Also Published As

Publication number Publication date
US20040105800A1 (en) 2004-06-03
EP1391253A4 (en) 2005-08-17
WO2002090009A1 (fr) 2002-11-14
EP1391253A1 (en) 2004-02-25
JP4093451B2 (ja) 2008-06-04

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2003010825A (ja) 有害物質除去方法及びその装置
JP2002533204A (ja) 廃棄物処理装置
JP2002282817A (ja) 廃棄物の処理装置及び有害物質又はこれを含む対象物の無害化処理方法
JPH10165924A (ja) ゴミ等の乾燥装置及び乾燥方法
JP2008297434A (ja) 内部循環式連続炭化装置
JP3395899B2 (ja) 車載型汚染土壌排出水処理装置
JP2001276817A (ja) 汚染土壌排出水処理装置
JP4745623B2 (ja) 抽出処理方法
JP4408222B2 (ja) 化学剤汚染土壌の無害化処理装置
JP2008144131A (ja) 有機廃棄物の炭化処理方法および有機廃棄物炭化処理用連続加熱炉
JP2007302966A (ja) アルミニウム切粉等の処理装置
JP2003190924A (ja) 有機化合物分解処理設備
JP2005058979A (ja) 有害物質の無害化装置
JP2000176411A (ja) 連続式廃棄物処理装置
JP5519240B2 (ja) 減圧無酸素熱分解処理機の連続処理方法及びその方法に使用するユニット式装置
JPH10272438A (ja) 産業廃棄物のカセット供給式熱分解方法及びそれを実施するカセット供給式熱分解炉
EP0679612A1 (fr) Installation pour le traitement de déchets hétérogènes par oxydation en voie humide mise en oeuvre au moyen d'un autoclave
JP2003010826A (ja) 環境有害残留性有機化学物質の減圧加熱処理装置、減圧加熱処理設備および減圧加熱処理装置を用いた活性炭製造方法
JP2003064376A (ja) 廃棄物の定量搬入炭化装置
JPH11253909A (ja) 焼却飛灰の処理方法及び装置
JP3718743B2 (ja) 灰中ダイオキシンの熱分解装置
JP2002121560A (ja) 炭化方法および装置
JP2009125741A (ja) 無害化装置
JP4899027B2 (ja) 土壌搬送装置
JPH0724019A (ja) 医療廃棄物の処理方法とその装置

Legal Events

Date Code Title Description
A711 Notification of change in applicant

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A711

Effective date: 20040319

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A821

Effective date: 20040319

A072 Dismissal of procedure [no reply to invitation to correct request for examination]

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A073

Effective date: 20041026

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20070918

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20071113

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20080205

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20080229

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110314

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140314

Year of fee payment: 6

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees