JP2008297434A - 内部循環式連続炭化装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】有機物を効率良く炭化する内部循環式連続炭化装置を提供する。
【解決手段】ヒータによって加熱される熱分解室8を画成する炭化炉2と、この炭化炉2内に設けられる複数のケージ3と、この各ケージ3を所定の経路で循環させるケージ循環機4と、炭化炉2の外から搬入される処理物をケージ3に投入する搬入機5と、炭化炉2内を循環するケージ3内で処理物を熱分解し、ケージ3内で炭化した炭化物を炭化炉2の外に搬出する搬出機6と、炭化炉2内で発生した熱分解ガスを取出すガス取出し口7とを備え、炭化炉2を外に対して開閉することなく処理物を連続的に乾留処理する。
【選択図】図1

Description

本発明は、例えば廃タイヤ、木材、その他廃棄物等の有機物を炭化する内部循環式連続炭化装置に関するものである。
従来、廃棄物を処理する炭化装置として、扉を介して閉塞される複数の炭化炉が直列に並んで設けられ、有機物を専用のコンテナに投入し、このコンテナをコンベアを介して各炭化炉に渡って順に搬送し、有機物を低酸素濃度雰囲気にて燃焼させることなく熱分解(乾留)して炭化するものがある(特許文献1参照)。
各炭化炉では窒素ガスが導入されるとともに各炭化炉内のガスが排出される窒素置換が行われ、各炭化炉を低酸素濃度雰囲気(不活性雰囲気)にするようになっている。
特開平10−130007号公報
炭化装置の炭化炉から排出される排ガスは、高熱量の熱分解ガスが含まれているため、例えばエンジン発電、コージェネレーション、ガス冷暖房等の燃料として用いることが望ましい。
しかしながら、前述した従来の炭化装置にあっては、コンテナの投入、排出の度に炭化炉の扉を開閉するのに伴って炭化炉内に外気が流入して酸素濃度が上昇するため、炭化炉内に低酸素濃度雰囲気を形成するのに大量の窒素ガスを導入する必要がある。このため、炭化炉から排出される排ガスは、熱分解ガスとともに大量の窒素ガスが含まれ、熱量が低く、燃料ガスとして用いることが難しい。
また、コンテナの投入、排出の度に炭化炉の扉が開閉されるため、炭化炉から臭気が漏洩するという問題点があった。
さらに、エネルギ消費の観点から見ても、専用のコンテナによる処理物の投入、排出に際してコンテナの加熱、冷却も必要になるため、エネルギのロスが大きいという問題点があった。
本発明は上記の問題点に鑑みてなされたものであり、有機物を効率良く炭化する内部循環式連続炭化装置を提供することを目的とする。
本発明は、内部循環式連続炭化装置として、ヒータによって加熱される熱分解室を画成する炭化炉と、この炭化炉内に設けられる複数のケージと、この各ケージを所定の経路で循環させるケージ循環機と、炭化炉の外から搬入される処理物をケージに投入する搬入機と、炭化炉内を循環するケージ内で炭化した炭化物を炭化炉の外に搬出する搬出機と、炭化炉内で発生した熱分解ガスを取出すガス取出し口とを備えたことを特徴とするものとした。
本発明によると、炭化炉を外に対して開閉することなく処理物を連続的に乾留処理することが可能となる。これにより、炭化炉やケージを加熱する消費エネルギを低減するとともに、炭化炉から臭気が洩れることを防止できる。
炭化炉内に外気が流入しないため、炭化炉に対する窒素ガスの導入量を抑えられ、炭化炉から排出される熱分解ガスの熱量を高められ、熱分解ガスを例えばエンジン発電、コージェネレーション、ガス冷暖房等の燃料ガスとして用いることができる。
以下、本発明の実施の形態を添付図面に基づいて説明する。
図1に示す内部循環式連続炭化装置1は、例えば廃棄物の処理施設等に設けられるものであり、ゴム、プラスチック等の有機物を連続的に乾留処理して炭化するようになっている。
内部循環式連続炭化装置1は、ヒータ(加熱源)によって加熱される熱分解室(密閉空間)8を画成する炭化炉2と、この炭化炉2内に設けられる複数のケージ3を循環させるケージ循環機4と、処理物をケージ3に投入する搬入機5と、炭化炉2内を循環する間にケージ3内で炭化した炭化物を(固形残渣)を炭化炉2の外に搬出する搬出機6と、炭化炉2内で発生した熱分解ガスを取出すガス取出し口7とを備え、有機物を連続的に乾留処理する。
炭化炉2は外気の流入が遮断された熱分解室8を画成する箱形をしており、その内壁が耐火断熱材によって形成される。
炭化炉2には図示しない窒素ガス導入管が接続される。炭化装置1の起動時等に、この窒素ガス導入管を介して窒素ガスが導入されるとともに、炭化炉2内のガスがガス取出し口7を介して強制的に排出する窒素置換によって低酸素濃度雰囲気を形成する。なお、炭化装置1の稼働中は窒素ガスの導入を停止することも可能である。
炭化炉2は熱分解のための加熱源として非燃焼式の電熱ヒータを備え、燃焼(炎)による熱拡散がないものとする。このヒータは例えば炭化炉2の内壁に取り付けられ、対流伝熱と輻射伝熱によってケージ3内の処理物を所定温度(例えば350〜450℃)で加熱する。
ケージ循環機4は炭化炉2内で回転するリング状の回転フレーム11を備え、この回転フレーム11に各ケージ3が所定の間隔を持って吊り下げられる。
回転フレーム11はフレーム中心軸12を介して水平軸まわりについて回転可能に支持される。
回転フレーム11はフレーム中心軸12に固定されるハブ部11cと、このハブ部11cから各ケージ3の吊り点に向けて放射状に延びるスポーク部11aと、各スポーク部11aの先端部を結んで多角形のリング状に延びるリング部11bとを有する。
図2に示すように、フレーム中心軸12を支持する対の支柱9が設けられ、各支柱9に対してフレーム中心軸12の両端部が軸受10を介して回転可能に支持される。
炭化炉2の外には図示しないモータが設けられ、このモータによってフレーム中心軸12を介して回転フレーム11が図1において右回り方向に回転駆動され、炭化炉2内にて回転フレーム11に吊り下げられた各ケージ3が回動する。
ケージ3はその上部が開口した箱形をして、その両側部から突出した対の支持軸13を有し、この各支持軸13を介して回転フレーム11に回動可能に吊り下げられる。各支持軸13は軸受19を介して回転フレーム11に回転可能に支持される。支持軸13はケージ3の中央上部に配置され、ケージ3がその重力によってその姿勢を保ち、ケージ3の開口部3aが上方に向くようになっている。
炭化炉2の外側上部には搬入機5が設けられ、この搬入機5は炭化炉2に対する外気の流入を抑えながら処理物を炭化炉2に搬入する。
搬入機5としてスクリュコンベアが設けられる。この搬入機5はモータ54によって回転駆動される螺旋状のスクリュ55と、このスクリュ55が収められる円筒状のケーシング56と、このケーシング56の両端部にそれぞれ開口するコンベア入口52とコンベア出口51を備える。モータ54の回転はチェーン動力伝達機構57を介してスクリュ55に伝えられる。コンベア入口52にはチップ状に破砕された処理物が投入され、スクリュ55がケーシング56内で回転することにより、コンベア入口52に搬入された処理物をコンベア出口51へと送り、コンベア出口51から炭化炉2内に搬入する。
炭化炉2の天井壁部2cを貫通する投入筒2aが設けられる。この投入筒2aは炭化炉2の内側上部に臨んで開口し、搬入機5のコンベア出口51から出される処理物が投入筒2aを通ってケージ3内に投入される。
ケージ循環機4は回転フレーム11に吊り下げられた各ケージ3を所定の速度で循環させる。搬入機5からケージ3に投入された処理物は炭化炉2内で上方から下方に移動する間に熱分解して炭化する。回転フレーム11の回転速度は処理物が炭化完了するまでの必要時間に応じて設定される。
炭化炉2内で発生した熱分解ガスはガス取出し口7を通って炭化炉2の外へと取出される。この熱分解ガスは図示しない冷却器にて冷却されることによりこの可燃成分が液化して可燃性の油が回収され、この冷却器を通過した余剰ガスは図示しない消臭消煙装置に導入され、消臭消煙装置の高温雰囲気にて消臭消煙され、消臭消煙装置から外に排出される。
なお、これに限らず炭化炉2から取出される熱分解ガスを例えばエンジン発電、コージェネレーション、ガス冷暖房等の燃料ガスとして用いることも可能である。
ケージ3内の処理物を撹拌する攪拌機20が設けられる。この攪拌機20はケージ3の支持軸13と同軸上に設けられる撹拌軸21と、この撹拌軸21に取り付けられた撹拌羽根22とを有し、ケージ3内にてこの撹拌羽根22が撹拌軸21まわりに回動することにより、ケージ3内の処理物を撹拌する。
撹拌軸21を回転駆動する機構として、図3、4に示すように、撹拌軸21の端部に固定されるギア23と、このギア23が噛み合うチェーン24とが設けられる。このチェーン24は支柱9に固定されるリング状のフレーム25に固定される。ケージ循環機4が各ケージ3を循環させるのに伴って、ギア23がチェーン24に噛み合って回転し、撹拌軸21を介して撹拌羽根22がケージ3内にて回動し、ケージ3内の処理物を撹拌する。
ケージ3内の炭化物を取出して搬出機6に移すため、炭化炉2の下部には炭化物取出し筒2bが開口し、この炭化物取出し筒2bの上方でケージ3を支持軸13まわりに反転させるケージ返し機15が設けられる。
図3に示すように、ケージ返し機15は、ケージ3の支持軸13に固定される返し用ギア16と、この返し用ギア16が噛み合う複数の突起(ラック)17とを備える。各突起17は所定のピッチを持って支柱9に固定される。ケージ3が炭化物取出し筒2bの上方を通過するときに返し用ギア16が各突起17に噛み合い、返し用ギア16が回転することにより、支持軸13を介してケージ3が回動する。これにより、ケージ3は炭化物取出し筒2bの上方で逆さまになり、ケージ3内の炭化物が炭化物取出し筒2bに投入される。
回転フレーム11の回転に伴ってケージ3内の炭化物が炭化物取出し筒2bに投入された後、返し用ギア16と突起17の噛み合いが解除されると、ケージ3は重力によってその姿勢が元に戻され、ケージ3の開口部3aが上方に向く。
炭化炉2の外側下部には搬出機6が設けられ、この搬出機6は炭化炉2を密閉しながら処理物を炭化炉2から外へと搬出する。
搬出機6としてスクリュコンベアが設けられる。この搬出機6はモータ64によって回転駆動される螺旋状のスクリュ65と、このスクリュ65が収められる円筒状のケーシング66と、このケーシング66の両端部にそれぞれ開口するコンベア入口62とコンベア出口61を備える。
コンベア入口62は炭化炉2の下部に開口した炭化物取出し筒2bに接続され、ケージ3内から取出される炭化物が炭化物取出し筒2bを通ってコンベア入口62内に投入される。
モータ64の回転はチェーン動力伝達機構67を介してスクリュ65に伝えられる。搬出機6はスクリュ65がケーシング66内で回転することにより、コンベア入口62に搬入される処理物をコンベア出口61へと送る。
内部循環式連続炭化装置1は、以上のように構成されて、以下の手順で処理物を連続的に乾留処理する。
・チップ状に破砕された例えばゴム、プラスチック等の有機物が図1に矢印で示すように搬入機5に投入される。
・搬入機5のコンベア出口51から出される処理物が投入筒2aを通ってケージ3内に投入される。このとき、回転フレーム11の回転は止められることなく、ゆっくり移動するケージ3に処理物が投入される。
・搬入機5からケージ3内に投入された処理物は炭化炉2内で上方から下方に移動する。
・ヒータの対流伝熱と輻射伝熱によってケージ3内の処理物を加熱する。ヒータが炭化炉2内に設けられることにより、ヒータの放射エネルギを遮る境界層が介在せず、ケージ3内の処理物が効率良く加熱される。
・ケージ3内にて撹拌羽根22が処理物を撹拌することにより、処理物の伝熱が促され、処理物の熱分解が効率良く行われる。
・処理物が熱分解する過程で発生した熱分解ガスは図1に矢印で示すようにガス取出し口7を通って炭化炉2の外へと取出され、可燃性の油として回収されるか、あるいは燃料ガスとして用いられる。
・ケージ3は炭化物取出し筒2bの上方に来るとケージ返し機15によって逆さまになり、ケージ3内の炭化物が炭化物取出し筒2bに投入される。
・搬出機6は炭化物取出し筒2bに投入された炭化物(固形残渣)を図1に矢印で示すように炭化炉2から外部へと搬出する。なお、この炭化物は例えば土壌改良材や固形燃料として用いることが可能である。
内部循環式連続炭化装置1は、以上の手順で処理物を連続的に乾留処理する。
本実施の形態にて、内部循環式連続炭化装置1は、ヒータによって加熱される熱分解室8を画成する炭化炉2と、この炭化炉2内に設けられる複数のケージ3と、各ケージ3を所定の経路で循環させるケージ循環機4と、炭化炉2の外から搬入される処理物をケージ3に投入する搬入機5と、炭化炉2内を循環するケージ3内で処理物を熱分解し、ケージ3内で炭化した炭化物を炭化炉2の外に搬出する搬出機6と、炭化炉2内で発生した熱分解ガスを取出すガス取出し口7とを備えたため、炭化炉2を外に対して開閉することなく処理物を連続的に乾留処理することにより、炭化炉2を加熱する消費エネルギを低減するとともに、炭化炉2から臭気が洩れることを防止できる。
炭化炉2内に外気が流入しないため、炭化炉2に対する窒素ガスの導入量を抑えられ、炭化炉2から排出される熱分解ガスの熱量を高められ、熱分解ガスを例えばエンジン発電、コージェネレーション、ガス冷暖房等の燃料ガスとして用いることができる。
本実施の形態にて、ケージ3内の処理物を撹拌する攪拌機20を設けたため、ケージ3内の処理物が撹拌されることにより、ケージ3内にて処理物の伝熱が促され、処理物の熱分解が効率良く行われる。
本実施の形態にて、ケージ循環機4は、ケージ3を反転させてケージ3内の炭化物を搬出機6に投入するケージ返し機15を備えたため、ケージ3内の炭化物を速やかに搬出機6に移すことができる。
本実施の形態にて、ケージ循環機4は、炭化炉2内で回転する回転フレーム11を備え、この回転フレーム11に各ケージ3を吊り下げる構造としたため、炭化装置1の設置面積が小さく抑えられる。
本実施の形態にて、ケージ循環機4は、回転フレーム11の中心に連結されるフレーム中心軸12を備え、このフレーム中心軸12を介して回転フレーム11を回転駆動する構造としたため、炭化炉2内に設けられる駆動部が少なく、炭化装置1の信頼性を高められる。
次に図5、図6に示す他の実施の形態を説明する。これは基本的には図1〜図4の実施の形態と同じ構成を有し、相違する部分のみ説明する。なお、前記実施の形態と同一構成部には同一符号を付す。
回転フレーム11は円環状に延びるリング部11dを有し、このリング部11dに転接する複数のガイド車輪31を介して水平軸まわりについて回転可能に支持される。
炭化炉2の外には図示しないモータが設けられ、このモータによって各ガイド車輪31の一つが回転駆動され、このガイド車輪31に転接する回転フレーム11を図5において右回り方向に回転させる。
前記実施の形態と同様に炭化炉2の上部には搬入機5(以下、第一の搬入機5と呼ぶ)が設けられる。
炭化炉2は回転フレーム11の中央部を貫通する貫通壁部2dを有し、この貫通壁部2dの内側に第二の搬入機5が設けられる。この第二の搬入機5は第一の搬入機5と同様の構造を有し、炭化炉2に対する外気の流入を抑えながら処理物を炭化炉2に搬入するものである。
第二の搬入機5は処理物を貫通壁部2dの開口(図示せず)を通して貫通壁部2dの下方に位置するケージ3に投入する。
炭化炉2の下方にてケージ3に投入された処理物は、回転フレーム11の回転に伴って炭化炉2内を1周近く循環する。そして、ケージ3が炭化物取出し筒2bの上方を通過するときにケージ返し機15がケージ3を逆さまにし、ケージ3内の炭化物が炭化物取出し筒2bに投入される。こうして炭化物の投入が終了すると、回転フレーム11の回転に伴ってケージ3の姿勢が元に戻され、第二の搬入機5から処理物が再びケージ3内に投入される。
内部循環式連続炭化装置1は、以上のように構成されて、処理物を連続的に乾留処理する。
本実施の形態では、回転フレーム11の外周に延びるリング部11dと、このリング部11dに転接する複数のガイド車輪31とを備え、このガイド車輪31を介して回転フレーム11を回転駆動する構造としたため、炭化炉2に回転フレーム11の中央部を貫通する貫通壁部2dと、この貫通壁部2dの内側に配置される第二の搬入機5とを設けることが可能となり、第二の搬入機5から貫通壁部2dの下方を循環するケージ3に処理物を投入することにより、処理物の乾留時間を長くすることができる。
第一の搬入機5と第二の搬入機5は処理物の乾留に要する時間等に対応して選択的に使われる。
炭化炉2の中央部に貫通壁部2dが設けられることによって炭化炉2の容積が減少するため、炭化炉2を加熱する消費エネルギの低減がはかれる。
次に図7、図8に示す他の実施の形態を説明する。これは基本的には図1〜図4の実施の形態と同じ構成を有し、相違する部分のみ説明する。なお、前記実施の形態と同一構成部には同一符号を付す。
図7の(b)は内部循環式連続炭化装置1を側方から見た断面図であり、図7の(a)は図7の(b)のA−A線に沿う断面図であり、図8の(a)は図7の(b)のB−B線に沿う断面図であり、図8の(b)は図7の(b)C−C線に沿う断面図である。
図7の(b)に示すように、ケージ循環機4は所定の経路で各ケージ3を案内するガイドレール35と、各ケージ3をガイドレール35に沿って移動させるチェーン牽引機構40とを備え、各ケージ3を所定の経路で循環させる。
リング状のガイドレール35は後述するように所定の経路で各ケージ3を案内するものであり、対のガイドレール35が各ケージ3の両側に設けられる。
図7の(a)に示すように、ケージ3の両側部に対のケージ支持車輪32が突出して設けられ、各ケージ支持車輪32がガイドレール35に転接する。ケージ3はガイドレール35に各ケージ支持車輪32を介して吊り下げられる。
ケージ3は対のケージ支持車輪32と後述する対の牽引ピン45との4点で支持される。
チェーン牽引機構40は、炭化炉2内に回転可能に支持される対のスプロケット43、44と、このスプロケット43、44に渡って掛け回される対の牽引チェーン41と、各牽引チェーン41をケージ3に連結する対の牽引アーム42とを備える。
炭化炉2の外には図示しないモータが設けられ、このモータによって一方のスプロケット43が回転駆動され、各牽引チェーン41を各スプロケット43、44に渡って循環させる。これにより、ケージ3は図7の(b)において右回り方向に循環する。
図8の(a)、(b)に示すように、牽引アーム42はその基端部が牽引チェーン41に連結され、その先端部が牽引ピン45を介してケージ3に回動可能に連結される。
リング状のガイドレール35は所定の経路で各ケージ3のケージ支持車輪32を案内し、各ケージ3の姿勢を図7の(b)に示すように変化させる。ケージ3が搬入機5の下方から搬出機6の上方手前に来るまでの間はケージ3の開口部3aが上方を向いた姿勢が保たれ、ケージ3内に搬入機5から投入された処理物が入れられる。ケージ3が搬出機6の上方手前に来ると、各ケージ支持車輪32がガイドレール35の傾斜レール部35aに転接して各牽引チェーン41から大きく離れ、各牽引ピン45を介してケージ3が略90°回動する。これにより、ケージ3内の炭化物が炭化物取出し筒2bに投入される。
ケージ3はその上部が開口した箱形をしており、上記した搬出時に炭化物が落下しやすいように傾斜した前壁部3cを有する。
ケージ3内の処理物を撹拌する攪拌機20が設けられる。この攪拌機20はケージ支持車輪32の回転軸と同軸上に設けられる撹拌軸21と、この撹拌軸21に取り付けられた撹拌羽根22とを有し、ケージ3内にてこの撹拌羽根22が撹拌軸21まわりに回動することにより、ケージ3内の処理物を撹拌する。
撹拌軸21を回転駆動する機構として、図8の(b)に示すように、撹拌軸21の端部に固定されるギア23と、このギア23が噛み合うチェーン24とが設けられる。このチェーン24は支柱9に固定されるリング状のフレーム25に固定される。ケージ循環機4が各ケージ3を循環させるのに伴って、ギア23がチェーン24に噛み合って回転し、撹拌軸21を介して撹拌羽根22がケージ3内にて回動し、ケージ3内の処理物を撹拌する。
内部循環式連続炭化装置1は、以上のように構成されて、処理物を連続的に乾留処理する。
本実施の形態にて、ケージ循環機4は、ケージ3に回転可能に連結した対のケージ支持車輪32と、この各ケージ支持車輪32を転接させてケージ3を案内するガイドレール35と、ケージ3に回動可能に連結される対の牽引アーム42と、この各牽引アーム42が連結される牽引チェーン41と、この牽引チェーン41を所定の経路で循環させるスプロケット43、44とを備えたため、ケージ循環機4を小型化して炭化炉2の容積を減らすことが可能となり、炭化炉2を加熱する消費エネルギの低減がはかれる。
また、ガイドレール35に傾斜レール部35aを設けることにより、ケージ3が自動的に反転してケージ3内の炭化物を搬出機6へと移すことができる。
本発明は上記の実施の形態に限定されずに、その技術的な思想の範囲内において種々の変更がなしうることは明白である。
本発明の実施の形態を示す内部循環式連続炭化装置の側面図。 同じく正面図。 同じくケージ返し機等の側面図。 同じく攪拌機等の正面図。 他の実施の形態を示す内部循環式連続炭化装置の側面図。 同じく正面図。 他の実施の形態を示す内部循環式連続炭化装置の平面図と側面図。 同じく正面図。
符号の説明
1 内部循環式連続炭化装置
2 炭化炉
2d 貫通壁部
3 ケージ
4 ケージ循環機
5 搬入機
6 搬出機
7 ガス取出し口
8 熱分解室
11 回転フレーム
11d リング部
12 フレーム中心軸
15 ケージ返し機
20 攪拌機
31 ガイド車輪
32 ケージ支持車輪
40 チェーン牽引機構
41 牽引チェーン
42 牽引アーム
43、44 スプロケット

Claims (7)

  1. ヒータによって加熱される熱分解室を画成する炭化炉と、
    この炭化炉内に設けられる複数のケージと、
    この各ケージを所定の経路で循環させるケージ循環機と、
    前記炭化炉の外から搬入される処理物を前記ケージに投入する搬入機と、
    前記炭化炉内を循環する前記ケージ内で炭化した炭化物を前記炭化炉の外に搬出する搬出機と、
    前記炭化炉内で発生した熱分解ガスを取出すガス取出し口とを備えたことを特徴とする内部循環式連続炭化装置。
  2. 前記ケージを反転させて前記ケージ内の炭化物を前記搬出機に投入するケージ返し機を備えたことを特徴とする請求項1に記載の内部循環式連続炭化装置。
  3. 前記ケージ内の処理物を撹拌する攪拌機を備えたことを特徴とする請求項1または2に記載の内部循環式連続炭化装置。
  4. 前記ケージ循環機は前記炭化炉内で回転する回転フレームを備え、
    この回転フレームに前記各ケージを吊り下げる構造としたことを特徴とする請求項1から3のいずれか一つに記載の内部循環式連続炭化装置。
  5. 前記ケージ循環機は前記回転フレームの中心に連結されるフレーム中心軸を備え、
    このフレーム中心軸を介して前記回転フレームを回転駆動することを特徴とする請求項4に記載の内部循環式連続炭化装置。
  6. 前記ケージ循環機は前記回転フレームの外周に延びる環状のリング部と、
    このリング部に転接する複数のガイド車輪とを備え、
    このガイド車輪を介して前記回転フレームを回転駆動することを特徴とする請求項1から3のいずれか一つに記載の内部循環式連続炭化装置。
  7. 前記ケージ循環機は前記ケージに回転可能に連結した対のケージ支持車輪と、
    この各ケージ支持車輪を転接させて前記ケージを案内するガイドレールと、
    前記ケージに回動可能に連結される対の牽引アームと、
    この各牽引アームが連結される牽引チェーンと、
    この牽引チェーンを所定の経路で循環させるスプロケットとを備えたことを特徴とする請求項1から3のいずれか一つに記載の内部循環式連続炭化装置。
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