JP2003008542A - 直交周波数分割信号復調装置 - Google Patents

直交周波数分割信号復調装置

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JP2003008542A
JP2003008542A JP2001190279A JP2001190279A JP2003008542A JP 2003008542 A JP2003008542 A JP 2003008542A JP 2001190279 A JP2001190279 A JP 2001190279A JP 2001190279 A JP2001190279 A JP 2001190279A JP 2003008542 A JP2003008542 A JP 2003008542A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 A/D変換回路から供給されるデジタル信号
に歪みが生じたときにも、この歪みを解消できるように
する。 【解決手段】 先ず、振幅検出回路12が、A/D変換
回路5から供給したデジタル信号に基づいて、電圧制御
増幅手段4によって増幅されたIF信号の振幅を検出す
る。次に、振幅制御信号生成回路13が、当該振幅と所
定の振幅との差分を検出し、この差分に基づいた直流電
圧をVCA回路4へ供給する。VCA回路4は、供給さ
れた直流電圧に基づいて増幅率を変化させながら、IF
信号を増幅する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、直交周波数分割
(OFDM:Orthogonal Frequancy Division Multipre
xing)方式によるデジタル放送などに適用されるOFD
M復調装置に関する。
【0002】
【従来の技術】地上デジタル放送方式、例えば、地上デ
ジタルラジオ放送、地上デジタルテレビジョン放送など
の変調方式として、多数の交流搬送波を用い、各搬送波
を位相変調(PSK)方式や直交振幅変調(QAM)方
式で信号を変調する直交周波数分割(OFDM)方式が
提案されている。OFDM方式が提案されている理由と
しては、OFDM信号がマルチパスの影響を受けにくい
ことが挙げられる。例えば、都市部などの建築物が多い
地域で地上デジタル放送を受信する場合や、移動体受信
装置が地上デジタル放送を受信する場合などにも、OF
DM信号はマルチパスの影響を受けにくい。
【0003】このデジタル放送における変調回路や復調
回路は、機能の高度化や複雑化、安定性の向上などの面
から、最近では盛んにデジタル回路による実装が行われ
ている。このような用途、とりわけ受信器においては、
受信した変調信号をアナログ信号からデジタル信号へ変
換することが必要となる。
【0004】アナログ信号をデジタル信号へ変換するに
あたって、アナログデジタル変換回路(以下、A/D変
換回路とする。)が用いられる。A/D変換回路では供
給される信号の最小レベルと最大レベルがあらかじめ定
義されており、この最小レベルと最大レベルとの差はダ
イナミックレンジと呼ばれている。A/D変換回路は、
供給された信号をこのダイナミックレンジの範囲内でデ
ジタル信号とする。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、A/D変換
回路へ供給される信号の振幅が過大であるときや過小で
あるときには、復調装置は受信した信号を正確に復調す
ることが困難となる。
【0006】例えば、信号に対してQAM方式による変
調がなされている場合には、送信側では所定の位置に信
号点をマッピングしている。このとき、A/D変換回路
へ供給される信号の振幅が過大である場合には、各信号
点の間隔が、図7(A)に示すように、図7(B)に示
す送信側で仮定しているコンスタレーションと比較して
大きくなってしまい、復調装置は信号を正確に復調する
ことができなくなる。一方、A/D変換回路へ供給され
る信号の振幅が過小である場合には、各信号点の間隔
が、図7(C)に示すように、図7(B)に示す送信側
で仮定しているコンスタレーションと比較して小さくな
ってしまい、復調装置は信号を正確に復調することがで
きなくなる。
【0007】さらにまた、A/D変換回路へ供給される
信号の振幅が過大である場合には、A/D変換回路にて
供給された信号がクリップされて歪みが発生する。OF
DM信号は、多数の搬送波が直交している信号である
が、上記クリップが発生すると各搬送波のエネルギーが
他の搬送波に漏れ、直交性が損なわれる。この結果、O
FDM信号は品質が低下し、伝送誤りが発生することと
なる。また、A/D変換回路へ供給される信号の振幅が
過小である場合には量子化雑音が大きくなる。このとき
にもOFDM信号は品質が低下し、伝送誤りが発生する
こととなる。
【0008】そこで、図8に示すように、A/D変換回
路110の前に、自動レベル制御(Automatic Level Co
ntrol;ALC)回路111を備えることで、A/D変
換回路110へ供給されるアナログ信号を常に一定の振
幅としている。ALC回路111は、レベル検出回路1
12と電圧制御増幅(VCA)回路113とを備えてい
る。レベル検出回路112は、VCA回路113から供
給された信号の振幅を検出して所定の振幅との差分を検
出し、この差分を直流電圧としてVCA回路113に供
給する。そして、VCA回路113は、この直流電圧に
基づいて増幅率を制御しながら、A/D変換回路112
に供給する信号のレベルを常に一定にしている。
【0009】しかしながら、ALC回路111は、A/
D変換回路110に供給される前の信号の振幅を調節す
ることができるものの、A/D変換回路110から供給
された信号に歪みが生じたときに、この歪みを解消する
ことはできない。したがって、例えば、A/D変換回路
110の変換特性が不安定であるなどの理由で、A/D
変換回路110から供給された信号に歪みが生じたとき
には、復調装置は信号を正確に復調することが困難とな
る。
【0010】本発明はこのような従来の実情を鑑みて考
案されたものであり、A/D変換回路から供給された信
号の歪みを解消することが可能である直交周波数分割信
号復調装置を提供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明に係る受信装置
は、直交周波数分割多重(OFDM:Orthogonal Frequ
ancy Division Multiprexing)方式による変調がなされ
たOFDM信号を復調する復調装置であって、上記OF
DM信号の周波数を変換した中間周波数信号を、振幅制
御信号に基づいた増幅率で増幅する電圧制御増幅手段
と、上記電圧制御増幅手段によって増幅された中間周波
数信号を、アナログ信号からデジタル信号へ変換するア
ナログデジタル変換手段と、上記アナログデジタル変換
手段から供給されたデジタル信号に基づいて、上記電圧
制御増幅手段によって増幅された中間周波数信号の振幅
を検出する振幅検出手段と、上記振幅検出手段によって
検出された中間周波数信号の振幅及び所定の振幅の差分
を検出し、この差分に基づいた振幅制御信号を生成して
上記電圧制御増幅手段へ提供する振幅制御信号生成手段
とを備えることを特徴とする。
【0012】本発明に係る受信装置は、先ず、振幅検出
回路が、アナログデジタル変換手段から供給されたデジ
タル信号に基づいて、電圧制御増幅手段によって増幅さ
れた中間周波数信号の振幅を検出する。次に、制御信号
供給手段が、当該振幅と所定の振幅との差分を検出し、
この差分に基づいて生成した制御信号を電圧制御増幅手
段へ供給する。そして、電圧制御増幅手段は、供給され
た制御信号に基づいて、アナログデジタル変換回路へ供
給する中間周波数信号の増幅率を制御する。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明を適用した復調装置
について、図面を参照しながら詳細に説明する。
【0014】第1の実施の形態 まず、本発明の第1の実施の形態について、図1及び図
2を用いて説明する。ここでは、OFDM方式によるデ
ジタルテレビジョン放送の復調装置(OFDM復調装
置)について説明する。図1は、OFDM復調装置のブ
ロック構成図である。
【0015】図1に示すように、OFDM復調装置1
は、アンテナ2と、チューナ3と、電圧制御増幅(VC
A)回路4と、アナログデジタル(A/D)変換回路5
と、デジタル直交復調回路6と、FFT(Fast Fourier
Transform)演算回路7と、ウィンドウ同期回路8と、
イコライザ9と、デマッピング回路10と、エラー訂正
回路11と、振幅検出回路12と、振幅制御信号生成回
路13とを備えている。
【0016】放送局から放送されたデジタルテレビジョ
ン放送の放送波は、OFDM復調装置1のアンテナ2に
より受信され、無線周波数(RF)信号としてチューナ
3へ供給される。アンテナ2により受信されたRF信号
は、チューナ3により中間周波数(IF)信号に周波数
変換され、VCA回路4へ供給される。
【0017】VCA回路4は、チューナ3から供給され
たIF信号を増幅してA/D変換回路5に供給する。V
CA回路4は、電力供給回路13から供給される直流電
圧に応じて増幅率を制御しながら、IF信号を増幅す
る。
【0018】A/D変換回路5は、VCA回路4から供
給されたIF信号をデジタル信号に変換し、デジタル直
交復調回路6に供給する。また、A/D変換回路5から
供給されるデジタル信号は、後述する振幅検出回路12
へも供給される。
【0019】デジタル直交復調回路6は、所定の周波数
(キャリア周波数)のキャリア信号を用いて、デジタル
化されたIF信号を直交復調し、ベースバンドのOFD
M信号を供給する。このデジタル直交復調回路6から供
給されるベースバンドのOFDM信号は、FFT演算さ
れる前のいわゆる時間領域の信号である。このことか
ら、以下デジタル直交復調後でFFT演算される前のベ
ースバンド信号を、OFDM時間領域信号と呼ぶ。この
OFDM時間信号領域は、直交復調された結果、実軸成
分(Iチャンネル信号)と、虚軸成分(Qチャンネル信
号)とを含んだ復素信号となる。デジタル直交復調回路
6により供給されるOFDM時間領域信号は、FFT演
算回路7及びウィンドウ同期回路8に供給される。
【0020】FFT演算回路7は、OFDM時間領域信
号に対してFFT演算を行い、各サブキャリアに直交変
調されているデータを抽出して供給する。このFFT演
算回路7から供給される信号は、FFTされた後のいわ
ゆる周波数領域の信号である。このことから、以下、F
FT演算後の信号をOFDM周波数領域信号と呼ぶ。
【0021】FFT演算回路7は、1つのOFDMシン
ボルから有効シンボル長の範囲(例えば2048サンプ
ル)の信号を抜き出し、すなわち、1つのOFDMシン
ボルからガードインターバルの分範囲を除き、抜き出し
た有効シンボル長の範囲のOFDM時間領域信号に対し
てFFT演算を行う。具体的にその演算開始位置は、O
FDMシンボルの境界から、ガードインターバルの終了
位置までの間のいずれかの位置となる。この演算範囲の
ことをFFTウィンドウと呼ぶ。
【0022】このようにFFT演算回路7から供給され
たOFDM周波数領域信号は、OFDM時間領域信号と
同様に、実軸成分(Iチャンネル信号)と、虚軸成分
(Qチャンネル信号)とからなる復素信号となってい
る。この復素信号は、例えば、16QAM方式や64Q
AM方式等で直交振幅変調された信号である。OFDM
周波数領域信号は、イコライザ9に供給される。
【0023】ウィンドウ同期回路8は、供給されたOF
DM時間領域信号を有効シンボル期間分延長させて、ガ
ードインターバル部分とこのガードインターバルの複写
元となる信号との相関性を求め、この相関性が高い部分
に基づきOFDMシンボルの境界位置を算出し、その境
界位置を示すウィンドウ同期信号Wsyncを発生す
る。FFTウィンドウ同期回路8は、発生したウィンド
ウ同期信号WsyncをFFT演算回路7に供給する。
【0024】イコライザ9は、スキャッタードパイロッ
ト信号(SP信号)を用いて、OFDM周波数領域信号
の位相等化及び振幅等化を行う。位相等化及び振幅等化
がされたOFDM周波数領域信号は、デマッピング回路
10に供給される。
【0025】デマッピング回路10は、イコライザ9に
より振幅等化及び位相等化されたOFDM周波数領域信
号を、例えば、16QAM方式に従ってデマッピングを
行ってデータの復号をする。デマッピング回路10によ
り復号されたデータは、エラー訂正回路11に供給され
る。
【0026】エラー訂正回路11は、供給されたデータ
に対して、例えば、ビタビ復号やリード−ソロモン符号
を用いたエラー訂正を行う。エラー訂正が行われたデー
タは、例えば後段のMPEG復号回路等に供給される。
【0027】振幅検出回路12は、A/D変換回路5か
ら供給されたデジタル信号に基づいて、VCA回路4に
よって増幅されたIF信号の振幅を検出して、この検出
結果を振幅制御信号生成回路13に供給する。
【0028】振幅制御信号生成回路13は、振幅検出回
路12によって検出されたIF信号の振幅と所定の振幅
との差分を検出し、この差分を直流電圧に変換してVC
A回路4に供給する。なお、この直流電圧が、VCA回
路の増幅率を制御する振幅制御信号となる。
【0029】つぎに、VCA回路4、振幅検出回路1
2、及び振幅制御信号生成回路13により、A/D変換
回路5へ供給するIF信号の振幅を調節する方法につい
て説明する。
【0030】本実施の形態では、図2に示すように、振
幅検出回路12が、二乗回路21、及びローパスフィル
タ22を備えており、振幅制御信号生成回路13が、減
算回路23、累積加算回路24、及びデジタルアナログ
(D/A)変換回路25を備えている。
【0031】この振幅検出回路12及び振幅制御信号生
成回路13の動作、並びにVCA回路4の動作は、以下
に説明する通りとなる。
【0032】振幅検出回路12では、先ず、A/D変換
回路5から供給されたデジタル信号が、二乗回路21へ
供給される。二乗回路21は、A/D変換回路5から供
給された信号を二乗する。二乗回路21によって二乗さ
れた信号は、ローパスフィルタ22へ供給される。
【0033】次に、ローパスフィルタ22が、二乗回路
21から供給された信号を平均化する。ローパスフィル
タ22によって平均化された信号は、A/D変換回路5
を通過した信号の実効値を表す。このローパスフィルタ
22によって平均化された信号は、振幅制御信号生成回
路13に供給される。
【0034】なお、ここでは、振幅を検出するためにA
/D変換回路5から供給されたデジタル信号を二乗して
いるが、振幅を求めるためには、A/D変換回路5から
供給されたデジタル信号を2n(但しnは自然数)乗し
た後に、ローパスフィルタによって平均化すれば良い。
また、A/D変換回路5から供給されたデジタル信号の
絶対値をとった後に、ローパスフィルタによって平均化
することによっても、振幅を求めることが可能となる。
【0035】振幅制御信号生成回路13では、先ず、減
算回路23が、振幅検出回路12によって検出された振
幅Xと所定の振幅Yとの差分X−Yを求める。減算回路
23は、この差分X−Yに基づいた信号を累積加算回路
24に供給する。
【0036】次に、累積加算回路24が、減算回路23
から供給された信号に基づいて、差分X−Yを累積加算
する。累積加算回路24は、累積加算した結果に基づい
た信号を、D/A変換回路25に供給する。
【0037】次に、D/A変換回路25が、累積加算回
路24から供給された信号を直流電圧へ変換する。D/
A変換回路25は、この直流電圧をVCA回路4に供給
する。
【0038】そして、VCA回路4は、振幅制御信号生
成回路13から供給された直流電圧に基づいて増幅率を
制御しながら、チューナ3から供給されるIF信号を増
幅してA/D変換回路5へ供給する。詳述すると、VC
A回路4は、チューナ3から供給されるIF信号が入力
される端子と、振幅制御信号生成回路13から供給され
る直流電圧が入力される制御端子とを有している。VC
A回路4は、この制御端子から供給される直流電圧に応
じて、A/D変換回路5から供給されるデジタル信号の
歪みが解消されるように増幅率を制御しながら、IF信
号を増幅している。
【0039】以上説明したように、本発明を適用したO
FDM復調装置1は、A/D変換回路5から供給された
デジタル信号に基づいて、VCA回路4の増幅率を決定
している。したがって、A/D変換回路5による利得の
ばらつきが原因となってA/D変換回路5から供給され
る信号に歪みが生じているときにも、この歪みを解消す
ることが可能となり、A/D変換回路5による変換特性
を安定にすることができる。
【0040】また、本発明を適用したOFDM復調装置
1は、振幅の誤差をA/D変換回路5の前段に設けられ
たVCA回路4に対して帰還することによって、A/D
変換回路5から供給される信号の歪みを解消しているた
め、広いダイナミックレンジを有するOFDM信号がA
/D変換されたときに発生する歪みを、解消することが
可能となる。
【0041】第2の実施の形態 つぎに、本発明の第2の実施の形態について、図3を参
照しながら説明する。
【0042】本実施の形態で説明するOFDM復調装置
は、振幅制御信号生成回路30以外の部分は、第1の実
施の形態で説明したOFDM復調装置1と同様であるの
で、その説明を流用する。ここでは、振幅制御信号生成
回路30について説明する。
【0043】図3に示すように、振幅制御信号生成回路
30は、減算回路31と、累積加算回路32と、パルス
幅変調(PWM;pulse width modulation)回路33
と、ローパスフィルタ34とを備える。
【0044】以上説明した振幅制御信号生成回路30の
動作及びVCA回路4の動作は、以下に説明する通りと
なる。
【0045】振幅制御信号生成回路30では、振幅検出
回路12によって検出された信号が、先ず減算回路31
に供給される。
【0046】減算回路31は、振幅検出回路12によっ
て検出された振幅Xと所定の振幅Yとの差分X−Yを求
める。減算回路31は、この差分X−Yに基づいた信号
を累積加算回路32に供給する。
【0047】次に、累積加算回路32は、減算回路31
から供給された信号に基づいて、差分X−Yを累積加算
する。累積加算回路32は、この累積加算した結果に基
づいた信号をPWM回路33に供給する。
【0048】PWM回路33は、累積加算回路32から
供給された信号に基づいたパルスデューティの信号を生
成する。PWM回路33によって生成される信号は、ロ
ーパスフィルタ34に供給される。
【0049】ローパスフィルタ34は、PWM回路33
から供給された信号を平均化する。ローパスフィルタ3
4は、この平均化した信号を直流電圧に変換してVCA
回路4に供給する。
【0050】そして、VCA回路4は、振幅制御信号生
成回路30から供給された直流電圧に基づいて増幅率を
制御しながら、チューナ3から供給されるIF信号を増
幅してA/D変換回路5へ供給する。VCA回路4は、
この制御端子から供給される直流電圧に応じて、A/D
変換回路5から供給されるデジタル信号の歪みが解消さ
れるように増幅率を制御しながら、IF信号を増幅して
いる。
【0051】第3の実施の形態 つぎに、本発明の第3の実施の形態について、図4を参
照しながら説明する。
【0052】本実施の形態で説明するOFDM復調装置
は、振幅制御信号生成回路40以外の部分は、第1の実
施の形態で説明したOFDM復調装置1と同様であるの
で、その説明を流用する。ここでは振幅制御信号生成回
路40について説明する。
【0053】図4に示すように、振幅制御信号生成回路
40は、デジタル比較回路41と、充放電回路42とを
備えている。
【0054】デジタル比較回路41は、振幅検出回路1
2から供給された振幅Xと、所定の振幅Yとを比較す
る。デジタル比較回路41は、第1のポート43と第2
のポート44とを備えている。第1のポート43は、X
>Yであるときににフラグを出力する。また、第2のポ
ート44は、X<Yであるときにフラグを出力する。な
お、X=Yであるときには、どちらのポートもフラグを
出力しない。
【0055】充放電回路42は、充電用バッファ50
と、放電用バッファ51と、第1及び第2の抵抗52,
53と、コンデンサ54と、入力用電源55とを備えて
いる。なお、充電用バッファ50及び放電用バッファ5
1は、いわゆるスリーステートバッファである。充電用
バッファ50は、入力が入力用電源55と接続してお
り、出力が第1の抵抗52を介してコンデンサ54と接
続しており、制御入力が第2のポート44と接続してい
る。この充電用バッファ50に、第2のポート44から
のフラグが入力されたときには、第1の抵抗52を介し
てコンデンサ54と電源55とが接続する。また、放電
用バッファ51は、入力が接地されており、出力が第2
の抵抗53を介してコンデンサ54と接続しており、制
御入力が第1のポート43と接続している。この放電用
バッファ51に、第1のポート43からのフラグが入力
されたときには、第2の抵抗53を介してコンデンサ5
4が接地される。
【0056】以上説明した振幅制御信号生成回路40及
びVCA回路4の動作は、以下に述べる通りとなる。
【0057】先ず、デジタル比較回路41が、振幅検出
回路12から供給された振幅Xと所定の振幅Yとを比較
する。
【0058】ここで、X>Yであるときには、第1のポ
ート43がフラグを出力し、放電用バッファ51の制御
入力にフラグが入力される。このとき、第2のポート4
4はフラグを出力せず、充電用バッファ50はハイイン
ピーダンスとなる。すなわち、コンデンサ54は第2の
抵抗53を介して接地する。したがって、コンデンサ5
4と第2の抵抗53とで決定される時定数により、コン
デンサ54に蓄積された電圧が減少する。すなわち、コ
ンデンサ54は放電する。コンデンサ54に蓄積された
電圧が減少すると、充放電回路42からVCA回路4へ
供給される直流電圧が減少する。
【0059】一方、X<Yであるときには、第2のポー
ト44がフラグを出力し、充電用バッファ50の制御入
力にフラグが入力される。このとき、第1のポート43
はフラグを出力せず、放電用バッファ51はハイインピ
ーダンスとなる。すなわち、コンデンサ54は第1の抵
抗52を介して入力用電源55と接続する。したがっ
て、第1の抵抗52を介して入力用電源55からコンデ
ンサ54に対して電圧が供給され、コンデンサ54に蓄
積されている電圧が増加する。すなわち、コンデンサ5
4は充電される。コンデンサ54に蓄積された電圧が増
加すると、充放電回路42からVCA回路4へ供給され
る直流電圧が増加する。
【0060】そして、VCA回路4は、振幅制御信号生
成回路40から供給された直流電圧に基づいて増幅率を
制御しながら、チューナ3から供給されるIF信号を増
幅してA/D変換回路5へ供給する。VCA回路4は、
制御端子から供給される直流電圧に応じて、A/D変換
回路5から供給されるデジタル信号の歪みが解消される
ように増幅率を制御しながら、IF信号を増幅してい
る。
【0061】第4の実施の形態 つぎに、本発明の第4の実施の形態について、図5を参
照しながら説明する。本実施の形態で説明するOFDM
復調装置は、振幅制御信号生成回路60以外の部分は、
第1の実施の形態で説明したOFDM復調装置1と同様
であるので、その説明を流用する。ここでは振幅制御信
号生成回路60について説明する。
【0062】図5に示すように、振幅制御信号生成回路
60は、デジタル比較回路61と、充放電回路62とを
備えている。
【0063】デジタル比較回路61は、振幅検出手段1
2から供給された振幅Xと、所定の振幅Yとを比較す
る。デジタル比較回路61は、第1のポート63と第2
のポート64とを備えている。第1のポート63は、X
=Yであるときにフラグを出力する。また、第2のポー
ト64は、X<Yであるときにフラグを出力する。な
お、X>Yであるときには、どちらのポートもフラグを
出力しない。
【0064】充電用回路62は、バッファ70と、抵抗
71と、コンデンサ72とを備えている。バッファ70
はいわゆるスリーステートバッファであり、入力が第2
のポート64と接続しており、出力が抵抗71を介して
コンデンサ72と接続しており、制御入力が第1のポー
ト63と接続している。このバッファ70は、第1のポ
ート63からフラグが入力されることによって、ハイイ
ンピーダンスとなる。
【0065】以上説明した振幅制御信号生成回路60及
びVCA回路4の動作は、以下に述べる通りとなる。
【0066】先ず、デジタル比較回路61が、振幅検出
回路12から供給された振幅Xと所定の振幅Yとを比較
する。
【0067】ここで、X>Yであるときには、第1のポ
ート63及び第2のポート64ともにフラグを出力しな
い。第1のポート63からフラグが出力されないため
に、バッファ70はハイインピーダンスとはならない。
また、第2のポート64からは電圧が供給されない。し
たがって、コンデンサ72と抵抗71とで決定される時
定数によりコンデンサ72に蓄積された電圧が減少す
る。すなわち、コンデンサ72は放電する。コンデンサ
72に蓄積された電圧が減少すると、充放電回路62か
らVCA回路4へ供給される直流電圧が減少する。
【0068】一方、X<Yであるときには、第2のポー
ト64がフラグを出力する。したがって、バッファ70
から供給される電圧の量が増加し、抵抗71を介してコ
ンデンサ72に電圧が供給され、コンデンサ72に蓄積
されている電圧が増加する。すなわち、コンデンサ72
は充電される。コンデンサ72に蓄積された電圧が増加
すると、充放電回路62からVCA回路4へ供給される
直流電圧が増加する。
【0069】また、X=Yであるときには、第1のポー
ト63がフラグを出力して、バッファ70をハイインピ
ーダンスとする。バッファ70がハイインピーダンスと
なるために、コンデンサ72に蓄積されている電圧の量
は増減しない。したがって、VCA回路4へ供給される
直流電圧は維持される。
【0070】そして、VCA回路4は、振幅制御信号生
成回路60から供給された直流電圧に基づいて増幅率を
制御しながら、チューナ3から供給されるIF信号を増
幅してA/D変換回路5へ供給する。VCA回路4は、
制御端子から入力される電圧に応じて、A/D変換回路
5から供給されるデジタル信号の歪みが解消されるよう
に増幅率を制御しながら、IF信号を増幅している。
【0071】第5の実施の形態 つぎに、本発明の第5の実施の形態について、図6を参
照しながら説明する。
【0072】本実施の形態で説明するOFDM復調装置
は、振幅制御信号生成回路80以外の部分は、第1の実
施の形態で説明したOFDM復調装置1と同様であるの
で、その説明を流用する。ここでは振幅制御信号生成回
路80について説明する。
【0073】図6に示すように、振幅制御信号生成回路
80は、デジタル比較回路81と、充放電回路82とを
備えている。
【0074】デジタル比較回路81は、振幅検出手段1
2から供給された振幅Xと、所定の振幅Yとを比較す
る。デジタル比較回路81は、第1〜第4のポート83
〜86を備えている。第1のポート83は、X−Y>k
(kはしきい値。但し、k>0とする。)であるときに
フラグを出力する。第2のポート84は、k≧X−Y>
0であるときにフラグを出力する。第3のポート85
は、0>X−Y≧−kであるときにフラグを出力する。
第4のポート86は、−k>X−Yであるときにフラグ
を出力する。なお、X−Y=0であるときには、いずれ
のポートもフラグを出力しない。
【0075】充放電回路82は、第1及び第2の充電用
バッファ90,91と、第1及び第2の放電用バッファ
92,93と、第1〜第4の抵抗94〜97と、入力用
電源98と、コンデンサ99とを備えている。第1及び
第2の充電用バッファ90,91と、第1及び第2の放
電用バッファ92,93とは、いわゆるスリーステート
バッファである。第1の充電用バッファ90は、入力が
入力用電源98と接続しており、出力が第1の抵抗94
を介してコンデンサ99と接続しており、制御入力が第
4のポート86と接続している。第2の充電用バッファ
91は、入力が入力用電源98と接続しており、出力が
第2の抵抗95を介してコンデンサ99と接続してお
り、制御入力が第3のポート85と接続している。第1
の放電用バッファ92は、入力が接地しており、出力が
第3の抵抗96を介してコンデンサ99と接続してお
り、制御入力が第2のポート84と接続している。第2
の放電用バッファ93は、入力が接地しており、出力が
第4の抵抗97を介してコンデンサ99と接続してお
り、制御入力が第1のポート83と接続している。
【0076】以上説明した振幅制御信号生成回路80及
びVCA回路4の動作は、以下に述べる通りとなる。
【0077】先ず、デジタル比較回路81が、振幅検出
回路12から供給された振幅Xと所定の振幅Yとを比較
する。
【0078】ここで、X−Y>kであるときには、第1
のポート83がフラグを出力し、第2の放電用バッファ
93にフラグが入力される。このとき、第2〜第4のポ
ート84〜86はいずれもフラグを出力せず、第1及び
第2の充電用バッファ90,91、第1の放電用バッフ
ァ92はそれぞれハイインピーダンスとなる。すなわ
ち、コンデンサ99は第4の抵抗97を介して接地す
る。したがって、コンデンサ99と第4の抵抗97とで
決定される時定数により、コンデンサ99に蓄積された
電圧が減少する。すなわち、コンデンサ99は放電す
る。コンデンサ99に蓄積された電圧が減少すると、充
放電回路82からVCA回路4へ供給される直流電圧が
減少する。
【0079】また、k≧X−Y>0であるときには、第
2のポート84がフラグを出力し、第1の放電用バッフ
ァ92にフラグが入力される。このとき、第1、第3、
第4のポート83,85,86はいすれもフラグを出力
せず、第1及び第2の充電用バッファ90,91、第2
の放電用バッファ93はそれぞれハイインピーダンスと
なる。すなわち、コンデンサ99は第3の抵抗96を介
して接地する。したがって、コンデンサ99と第3の抵
抗96とで決定される時定数により、コンデンサ99に
蓄積された電圧が減少する。すなわち、コンデンサ99
は放電する。コンデンサ99に蓄積された電圧が減少す
ると、充放電回路82からVCA回路4へ供給される直
流電圧が減少する。
【0080】このとき、コンデンサ99から放電される
電圧は、コンデンサ99が第3の抵抗96を介して接地
したときと比較して、第4の抵抗97を介して接地した
ときの方が多くなるように設定されている。
【0081】一方、0>X−Y≧−kであるときには、
第3のポート85がフラグを出力し、第2の充電用バッ
ファ91にフラグが入力される。このとき、第1、第
2、第4のポート83,84,86はいずれもフラグを
出力せず、第1の充電用バッファ90、第1及び第2の
放電用バッファ92,93はそれぞれハイインピーダン
スとなる。すなわち、コンデンサ99は、第2の抵抗9
5を介して入力用電源98と接続する。したがって、第
2の抵抗95を介して入力用電源98からコンデンサ9
9に対して電圧が供給され、コンデンサ99に蓄積され
ている電圧が増加する。すなわち、コンデンサ99は充
電される。コンデンサ99に蓄積された電圧が増加する
と、充放電回路82からVCA回路4へ供給される直流
電圧が増加する。
【0082】また、X−Y<−kであるときには、第4
のポート86がフラグを出力し、第1の充電用バッファ
90にフラグが入力される。このとき、第1〜第3のポ
ート83〜85はいずれもフラグを出力せず、第2の充
電用バッファ91、第1の放電用バッファ92及び第2
の放電用バッファ93は、それぞれハイインピーダンス
となる。すなわち、コンデンサ99は、第1の抵抗94
を介して入力用電源98と接続する。したがって、第1
の抵抗94を介して入力用電源98からコンデンサ99
に対して電圧が供給され、入力用電源98からコンデン
サ99に蓄積されている電圧が増加する。すなわち、コ
ンデンサ99は充電される。コンデンサ99に蓄積され
た電圧が増加すると、充放電回路82からVCA回路4
へ供給される直流電圧が増加する。
【0083】このとき、コンデンサ99に充電される電
圧は、コンデンサ99が抵抗95を介して入力用電源9
8と接続しているときと比較して、抵抗94を介して入
力用電源98と接続しているときの方が多くなるように
設定されている。
【0084】そして、VCA回路4は、振幅制御信号生
成回路80から供給された直流電圧に基づいて増幅率を
制御しながら、チューナ3から供給されるIF信号を増
幅してA/D変換回路5へ供給する。VCA回路4は、
制御端子から供給される直流電圧に応じて、A/D変換
回路5から出力するデジタル信号の歪みが解消されるよ
うに増幅率を制御しながら、IF信号を増幅している。
【0085】ところで、この充放電回路82では、コン
デンサ99から放電される電圧は、コンデンサ99が第
3の抵抗96を介して接地したときと比較して、第4の
抵抗97を介して接地したときの方が多くなるように設
定されている。また、この充放電回路82では、コンデ
ンサ99に充電される電圧は、コンデンサ99が抵抗9
5を介して入力用電源98と接続しているときと比較し
て、抵抗94を介して入力用電源98と接続していると
きの方が多くなるように設定されている。
【0086】以上説明したように充放電回路82を設定
する方法としては、例えば第1〜第4の抵抗94〜97
の抵抗値をそれぞれ変える方法が挙げられる。コンデン
サ99から放電される電圧量が、コンデンサ99が第3
の抵抗96を介して接地したときと比較して第4の抵抗
97を介して接地したときの方が多くなるように設定す
るためには、第3の抵抗96の抵抗値を第4の抵抗97
の抵抗値よりも小さくすれば良い。また、コンデンサ9
9に充電される電圧量が、コンデンサ99が入力用電源
98と接続しているときと比較して、入力用電源98と
接続しているときの方が多くなるように設定するために
は、第2の抵抗95の抵抗値よりも第1の抵抗94の抵
抗値を小さくすれば良い。
【0087】以上説明した振幅制御信号生成回路80
は、デジタル比較回路81にしきい値kが設定されてお
り、このしきい値kを利用してXとYとの差分を段階分
けして、それぞれの段階に応じてフラグを出力すること
で、コンデンサ99に充電する電圧の量又はコンデンサ
99から放電する電圧の量を段階的に変化させている。
振幅制御信号生成回路80では、X−Yの差分を、kよ
り大、0より大且つk以下、0、−k以上且つ0未満、
−k未満の5段階に分けている。ここで、X−Y>kの
ときには第1のポート83からフラグを出力して、コン
デンサ99からの放電量が所定の量となるように設定し
ている。また、k≧X−Y>0のときには第2のポート
84からフラグを出力して、コンデンサ99からの放電
量がX−Y>kのときと比較して少なくなるように設定
している。さらに、−k<X−Y<0のときには第3の
ポート85からフラグを出力して、コンデンサ99への
充電量が所定の量となるように設定している。さらにま
た、X−Y≦−kのときには第4のポート86からフラ
グを出力して、コンデンサ99への充電量が−k<X−
Y<0のときと比較して多くなるように設定している。
なお、X−Y=0のときは、どのポートからもフラグは
出力されず、コンデンサ99に対する充電及び放電はな
されない。
【0088】すなわち、振幅制御信号生成回路80を備
えたOFDM復調装置は、X−Yの値に応じてコンデン
サ99への充電量及びコンデンサ99からの放電量を段
階的に変化させ、コンデンサ99への充電及びコンデン
サ99からの放電を効率良く行っている。したがって、
振幅制御信号生成回路80は、VCA回路4へ供給され
る直流電圧を高速に制御し、A/D変換回路5から供給
されるデジタル信号の歪みを高速に解消することができ
る。
【0089】
【発明の効果】本発明を適用したOFDM復調装置は、
アナログデジタル変換手段から供給された信号に基づい
て、電圧制御増幅手段の増幅率を決定している。したが
って、アナログデジタル変換手段による利得のばらつき
が原因となってアナログデジタル変換手段から供給され
る信号に歪みが生じているときにも、この歪みを解消す
ることが可能となり、アナログデジタル変換手段による
変換特性が安定なものとなる。
【0090】また、本発明を適用したOFDM復調装置
は、振幅の誤差をアナログデジタル変換手段の前段に設
けられた電圧制御増幅手段に対して帰還することによっ
て、アナログデジタル変換手段がら供給される信号の歪
みを解消しているため、広いダイナミックレンジを有す
るOFDM信号がデジタル信号へ変換されたときに発生
する歪みを、解消することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用したOFDM復調装置の全体構成
を示すブロック図である。
【図2】同OFDM復調装置の第1の実施の形態を示し
ており、振幅制御信号生成回路が減算回路、累積加算回
路、及びD/A変換回路からなるOFDM復調装置を示
すブロック図である。
【図3】同OFDM復調装置の第2の実施の形態を示し
ており、振幅制御信号生成回路が減算回路、累積加算回
路、PWM回路、及びローパスフィルタからなるOFD
M復調装置を示すブロック図である。
【図4】同OFDM復調装置の第3の実施の形態を示し
ており、振幅制御信号生成回路がデジタル比較回路、及
び充放電回路からなるOFDM復調装置を示すブロック
図である。
【図5】同OFDM復調装置の第4の実施の形態を示し
ており、振幅制御信号生成回路がデジタル比較回路、及
び充放電回路からなる他のOFDM復調装置を示すブロ
ック図である。
【図6】同OFDM復調装置の第5の実施の形態を示し
ており、振幅制御信号生成回路がデジタル比較回路、及
び充放電回路からなるさらに他のOFDM復調装置を示
すブロック図である。
【図7】A/D変換回路に供給されるIF信号の振幅が
不適切であるときに、受信信号を復調した状態を示す模
式図である。
【図8】従来のOFDM復調装置における振幅制御方法
を示すブロック図である。
【符号の説明】
1 OFDM復調回路、2 アンテナ、3 チューナ、
4 VCA回路、5A/D変換回路、6 デジタル直交
復調回路、7 FFT演算回路、8 ウィンドウ同期回
路、9 イコライザ、10 デマッピング回路、11
エラー訂正回路、12 振幅検出回路、13 振幅制御
信号生成回路

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 直交周波数分割多重(OFDM:Orthog
    onal Frequancy Division Multiprexing)方式による変
    調がなされたOFDM信号を復調する復調装置であっ
    て、 上記OFDM信号の周波数を変換した中間周波数信号
    を、振幅制御信号に基づいた増幅率で増幅する電圧制御
    増幅手段と、 上記電圧制御増幅手段によって増幅された中間周波数信
    号を、アナログ信号からデジタル信号へ変換するアナロ
    グデジタル変換手段と、 上記アナログデジタル変換手段から供給されたデジタル
    信号に基づいて、上記電圧制御増幅手段によって増幅さ
    れた中間周波数信号の振幅を検出する振幅検出手段と、 上記振幅検出手段によって検出された中間周波数信号の
    振幅及び所定の振幅の差分を検出し、この差分に基づい
    た振幅制御信号を生成して上記電圧制御増幅手段へ提供
    する振幅制御信号生成手段とを備えることを特徴とする
    直交周波数分割信号復調装置。
  2. 【請求項2】 上記振幅制御信号生成手段は、 上記中間周波数信号の振幅及び所定の振幅の差分を検出
    し、この差分に基づいた信号を供給する減算手段と、 上記減算手段から供給された信号に基づいて上記中間周
    波数信号の振幅及び所定の振幅の差分を累積加算し、累
    積加算した結果に基づいた信号を供給する累積加算手段
    と、 上記累積加算手段から供給された信号を直流電圧に変換
    して、当該直流電圧を上記電圧制御増幅手段へ供給する
    デジタルアナログ変換手段とを備えることを特徴とする
    請求項1記載の直交周波数分割信号復調装置。
  3. 【請求項3】 上記振幅制御信号生成手段は、 上記中間周波数信号の振幅及び所定の振幅の差分を検出
    し、この差分に基づいた信号を供給する減算手段と、 上記減算手段から供給された信号に基づいて上記中間周
    波数信号の振幅及び所定の振幅の差分を累積加算し、こ
    の累積加算した結果に基づいた信号を供給する累積加算
    手段と、 上記累積加算手段から供給された信号に基づいたパルス
    幅の信号を供給するパルス幅変調手段と、 上記パルス幅変調手段から供給された信号を直流電圧に
    変換して、当該直流電圧を上記電圧制御増幅手段へ供給
    するローパスフィルタとを備えることを特徴とする請求
    項1記載の直交周波数分割信号復調装置。
  4. 【請求項4】 上記振幅制御信号生成手段は、 上記中間周波数信号の振幅及び所定の振幅を比較し、こ
    の比較結果に応じた信号を供給する比較手段と、 コンデンサを備えており、上記比較手段から供給される
    信号に基づいて上記コンデンサに対する電圧の蓄積又は
    放出を行い、このコンデンサに蓄積されている電圧に応
    じて、上記電圧制御増幅手段へ直流電圧を供給する充放
    電手段とを備えることを特徴とする請求項1記載の直交
    周波数分割信号復調装置。
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