JPH10173626A - 直接拡散cdma伝送方式の受信装置 - Google Patents
直接拡散cdma伝送方式の受信装置Info
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- JPH10173626A JPH10173626A JP8329513A JP32951396A JPH10173626A JP H10173626 A JPH10173626 A JP H10173626A JP 8329513 A JP8329513 A JP 8329513A JP 32951396 A JP32951396 A JP 32951396A JP H10173626 A JPH10173626 A JP H10173626A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 高速フェージング等があっても、常に最適な
ダイナミックレンジでA/D変換し、十分な量子化精度
を得ること。 【解決手段】 直交検波出力信号をLPF8,9に通し
たI成分とQ成分は、可変利得制御増幅回路18,19
において制御電圧生成回路20の出力の制御電圧に応じ
てA/D変換器10,11のダイナミックレンジに適し
た値に増幅された後、A/D変換器10,11に入力さ
れる。回路18,19の出力信号は所要振幅検出器21
によって振幅の値が検出される。この振幅の値は回路2
0によりA/D変換器10,11のダイナミックレンジ
と比較され、比較結果に応じて制御電圧が生成され、可
変利得制御増幅回路18,19の利得が制御される。所
要の振幅がダイナミックレンジよりも大きい場合は利得
が小さくなり、小さい場合は利得が大きくなる。
ダイナミックレンジでA/D変換し、十分な量子化精度
を得ること。 【解決手段】 直交検波出力信号をLPF8,9に通し
たI成分とQ成分は、可変利得制御増幅回路18,19
において制御電圧生成回路20の出力の制御電圧に応じ
てA/D変換器10,11のダイナミックレンジに適し
た値に増幅された後、A/D変換器10,11に入力さ
れる。回路18,19の出力信号は所要振幅検出器21
によって振幅の値が検出される。この振幅の値は回路2
0によりA/D変換器10,11のダイナミックレンジ
と比較され、比較結果に応じて制御電圧が生成され、可
変利得制御増幅回路18,19の利得が制御される。所
要の振幅がダイナミックレンジよりも大きい場合は利得
が小さくなり、小さい場合は利得が大きくなる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、移動通信において
スペクトル拡散を用いてマルチプルアクセスを行うDS
(直接拡散)−CDMA(Code Division Multiple Acce
ss) 伝送方式を適用する移動通信方式における、受信装
置に関するものである。
スペクトル拡散を用いてマルチプルアクセスを行うDS
(直接拡散)−CDMA(Code Division Multiple Acce
ss) 伝送方式を適用する移動通信方式における、受信装
置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】DS−CDMA伝送方式は従来の情報デ
ータ変調信号を高速レートの拡散符号で拡散する2次変
調を行って伝送する方式で、各ユーザに異なる拡散符号
を割り当てることにより複数の通信者が同一の周波数帯
を用いて通信を行う方式である。
ータ変調信号を高速レートの拡散符号で拡散する2次変
調を行って伝送する方式で、各ユーザに異なる拡散符号
を割り当てることにより複数の通信者が同一の周波数帯
を用いて通信を行う方式である。
【0003】図4に従来のDS−CDMA伝送方式を用
いた移動通信方式における受信装置構成を示す。本受信
装置では、受信した拡散変調信号をバンドパスフィルタ
(BPF)1を通した後に低雑音増幅器2で増幅し、つ
いで発振器3からの信号と混合して中間周波数(IF周
波数)信号に周波数変換し、BPF4を通した後、包絡
線検波器5と自動利得制御装置6によってフェージング
に起因する振幅変動を補償し、直交検波器7で直交検波
を行い、ローパスフィルタ(LPF)8,9を通してベ
ースバンドの同相(I)、直交(Q)信号成分を得る。
そして得られたベースバンドのI成分とQ成分をA/D
変換器10,11で量子化してディジタル信号に変換す
る。ディジタル値に変換された信号をマッチトフィルタ
12で逆拡散処理して元の狭帯域の信号に戻す。得られ
たマッチトフィルタ出力のパイロットシンボルを用いて
チャネル推定器13でフェージング複素包絡線(チャネ
ル)を推定し、このチャネル推定値とマッチトフィルタ
出力信号の情報シンボルを乗算器25で乗算することに
より、チャネル補償を行う。同様の構成(チャネル推定
器13、乗算器25)により他の伝搬路から伝搬するマ
ルチパス信号をRAKE合成器14でRAKE合成した
後、デインタリーバ15での復調処理およびビタビ復号
器16での復号処理を行い、データ判定器17でデータ
判定して、受信データを取り出す。
いた移動通信方式における受信装置構成を示す。本受信
装置では、受信した拡散変調信号をバンドパスフィルタ
(BPF)1を通した後に低雑音増幅器2で増幅し、つ
いで発振器3からの信号と混合して中間周波数(IF周
波数)信号に周波数変換し、BPF4を通した後、包絡
線検波器5と自動利得制御装置6によってフェージング
に起因する振幅変動を補償し、直交検波器7で直交検波
を行い、ローパスフィルタ(LPF)8,9を通してベ
ースバンドの同相(I)、直交(Q)信号成分を得る。
そして得られたベースバンドのI成分とQ成分をA/D
変換器10,11で量子化してディジタル信号に変換す
る。ディジタル値に変換された信号をマッチトフィルタ
12で逆拡散処理して元の狭帯域の信号に戻す。得られ
たマッチトフィルタ出力のパイロットシンボルを用いて
チャネル推定器13でフェージング複素包絡線(チャネ
ル)を推定し、このチャネル推定値とマッチトフィルタ
出力信号の情報シンボルを乗算器25で乗算することに
より、チャネル補償を行う。同様の構成(チャネル推定
器13、乗算器25)により他の伝搬路から伝搬するマ
ルチパス信号をRAKE合成器14でRAKE合成した
後、デインタリーバ15での復調処理およびビタビ復号
器16での復号処理を行い、データ判定器17でデータ
判定して、受信データを取り出す。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記従来のDS−CD
MA受信装置においては、包絡線検波器5と自動利得制
御装置6による振幅変動補償は一定時間単位の信号を測
定し平均化した値に対して行われる。しかし、一方で瞬
時的な変動(高速フェージング)に対する追従性が劣化
し、直交検波出力信号にその変動が残留する。
MA受信装置においては、包絡線検波器5と自動利得制
御装置6による振幅変動補償は一定時間単位の信号を測
定し平均化した値に対して行われる。しかし、一方で瞬
時的な変動(高速フェージング)に対する追従性が劣化
し、直交検波出力信号にその変動が残留する。
【0005】A/D変換器10,11の量子化ビット数
が大きくなると受信装置の消費電流が増加するため、量
子化ビットを小さくすることが必要となる。このことは
特に移動局側の受信装置で問題となる。そこで、A/D
変換器のダイナミックレンジを入力信号の振幅に応じて
変化させることにより、小さい量子化ビット数でも精度
よく量子化を行うようにする。しかし、高速フェージン
グによる変動がダイナミックレンジに直接影響を与える
ことになるので、量子化精度が劣化する。A/D変換器
の量子化精度が劣化するとその後の逆拡散処理や復調処
理の精度が劣化することになる。この劣化はその後の処
理精度も低下させる。そこで、直交検波出力に対する瞬
時変動による影響を除き、最適なA/D変換器のダイナ
ミックレンジで量子化を行うことが不可欠となる。
が大きくなると受信装置の消費電流が増加するため、量
子化ビットを小さくすることが必要となる。このことは
特に移動局側の受信装置で問題となる。そこで、A/D
変換器のダイナミックレンジを入力信号の振幅に応じて
変化させることにより、小さい量子化ビット数でも精度
よく量子化を行うようにする。しかし、高速フェージン
グによる変動がダイナミックレンジに直接影響を与える
ことになるので、量子化精度が劣化する。A/D変換器
の量子化精度が劣化するとその後の逆拡散処理や復調処
理の精度が劣化することになる。この劣化はその後の処
理精度も低下させる。そこで、直交検波出力に対する瞬
時変動による影響を除き、最適なA/D変換器のダイナ
ミックレンジで量子化を行うことが不可欠となる。
【0006】本発明は、上述の点に鑑みてなされたもの
で、その目的とするところは、より正確な量子化精度を
実現することにある。
で、その目的とするところは、より正確な量子化精度を
実現することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1の発明は、情報伝送レートより高速度の拡
散符号で広帯域の信号に拡散して多元接続伝送を行う直
接拡散CDMA(Code Division Multiple Access) 伝送
方式の受信信号を直交信号に変換する直交検波器と、前
記直交検波器の出力信号を制御電圧に応じて増幅する可
変利得制御増幅回路と、前記可変利得制御増幅回路の出
力信号をディジタル信号に変換するA/D変換器と、前
記可変利得制御増幅回路の出力信号から所要の振幅を検
出する所要振幅検出器と、前記所要振幅検出器の出力信
号と前記A/D変換器のダイナミックレンジを比較し、
比較結果に応じた制御電圧を生成して前記可変利得制御
増幅回路に供給する制御電圧生成回路とから構成される
ことを特徴とする。
め、請求項1の発明は、情報伝送レートより高速度の拡
散符号で広帯域の信号に拡散して多元接続伝送を行う直
接拡散CDMA(Code Division Multiple Access) 伝送
方式の受信信号を直交信号に変換する直交検波器と、前
記直交検波器の出力信号を制御電圧に応じて増幅する可
変利得制御増幅回路と、前記可変利得制御増幅回路の出
力信号をディジタル信号に変換するA/D変換器と、前
記可変利得制御増幅回路の出力信号から所要の振幅を検
出する所要振幅検出器と、前記所要振幅検出器の出力信
号と前記A/D変換器のダイナミックレンジを比較し、
比較結果に応じた制御電圧を生成して前記可変利得制御
増幅回路に供給する制御電圧生成回路とから構成される
ことを特徴とする。
【0008】また、請求項2の発明は、請求項1におい
て、前記所要振幅検出器は、前記可変利得制御増幅回路
の出力信号の振幅を一定時間範囲において測定して累積
分布をとり、当該累積分布の所要の比率を満たすような
振幅の値を検出することを特徴とする。
て、前記所要振幅検出器は、前記可変利得制御増幅回路
の出力信号の振幅を一定時間範囲において測定して累積
分布をとり、当該累積分布の所要の比率を満たすような
振幅の値を検出することを特徴とする。
【0009】さらに、請求項3の発明は、情報伝送レー
トより高速度の拡散符号で広帯域の信号に拡散して多元
接続伝送を行う直接拡散CDMA伝送方式の受信信号を
直交信号に変換する直交検波器と、前記直交検波器の出
力信号を制御電圧に応じて増幅する可変利得制御増幅回
路と、前記可変利得制御増幅回路の出力信号をディジタ
ル信号に変換するA/D変換器と、前記A/D変換器の
出力信号から所要の振幅を検出する所要振幅検出器と、
前記所要振幅検出器の出力信号と前記A/D変換器のダ
イナミックレンジを比較し、比較結果に応じた制御電圧
を生成する制御電圧生成回路と、前記制御電圧生成回路
の出力信号をアナログ信号に変換し、前記可変利得制御
増幅回路に制御電圧として供給するD/A変換器とから
構成されることを特徴とする。
トより高速度の拡散符号で広帯域の信号に拡散して多元
接続伝送を行う直接拡散CDMA伝送方式の受信信号を
直交信号に変換する直交検波器と、前記直交検波器の出
力信号を制御電圧に応じて増幅する可変利得制御増幅回
路と、前記可変利得制御増幅回路の出力信号をディジタ
ル信号に変換するA/D変換器と、前記A/D変換器の
出力信号から所要の振幅を検出する所要振幅検出器と、
前記所要振幅検出器の出力信号と前記A/D変換器のダ
イナミックレンジを比較し、比較結果に応じた制御電圧
を生成する制御電圧生成回路と、前記制御電圧生成回路
の出力信号をアナログ信号に変換し、前記可変利得制御
増幅回路に制御電圧として供給するD/A変換器とから
構成されることを特徴とする。
【0010】さらに、請求項4の発明は、請求項3にお
いて、前記所要振幅検出器は、前記A/D変換器の出力
信号の振幅を一定時間範囲において測定して累積分布を
とり、当該累積分布の所要の比率を満たすような振幅の
値を検出することを特徴とする。
いて、前記所要振幅検出器は、前記A/D変換器の出力
信号の振幅を一定時間範囲において測定して累積分布を
とり、当該累積分布の所要の比率を満たすような振幅の
値を検出することを特徴とする。
【0011】
【発明の実施の形態】本発明では、A/D変換器に入力
する信号を可変利得制御増幅回路を用いて増幅する。ま
た、A/D変換器の前または後の信号から所要の振幅を
検出し、A/D変換器のダイナミックレンジと比較し、
この比較結果に応じて可変利得制御増幅回路の利得を制
御する。これにより、A/D変換器は最適なダイナミッ
クレンジで信号をディジタル化することができる。その
結果、移動局等の受信装置の消費電流を抑えるために量
子化ビット数を小さくした場合でも十分な量子化精度を
得ることができる。
する信号を可変利得制御増幅回路を用いて増幅する。ま
た、A/D変換器の前または後の信号から所要の振幅を
検出し、A/D変換器のダイナミックレンジと比較し、
この比較結果に応じて可変利得制御増幅回路の利得を制
御する。これにより、A/D変換器は最適なダイナミッ
クレンジで信号をディジタル化することができる。その
結果、移動局等の受信装置の消費電流を抑えるために量
子化ビット数を小さくした場合でも十分な量子化精度を
得ることができる。
【0012】
【実施例】図1に、本発明の第1の実施例を示す。
【0013】LPF8,9以前およびA/D変換器1
0,11以後は図4と同様であるので、その詳細説明は
省略する。受信信号は低雑音増幅器2で増幅された後、
包絡線検波器5と自動利得制御増幅装置6によりフェー
ジングに起因する振幅変動を補償され、直交検波器7で
直交検波される。直交検波出力信号をLPF8,9に通
して得られたI成分とQ成分は可変利得制御増幅回路1
8,19において制御電圧生成回路20の出力の制御電
圧に応じてA/D変換器10,11のダイナミックレン
ジに適した値に増幅された後、A/D変換器10,11
でディジタル化される。また、可変利得制御増幅回路1
8,19の出力信号(アナログ値)は所要振幅検出器2
1によって一定時間範囲測定され、累積分布の所要の割
合を満たすような振幅の値が検出される。この振幅の値
は制御電圧生成回路20によりA/D変換器10,11
のダイナミックレンジと比較され、比較結果に応じて制
御電圧が生成され、可変利得制御増幅回路18,19の
利得が制御される。所要の振幅がダイナミックレンジよ
りも大きい場合は利得が小さくなり、ダイナミックレン
ジよりも小さい場合は利得が大きくなる。この結果、A
/D変換器10,11は最適なダイナミックレンジで信
号をディジタル化することができる。
0,11以後は図4と同様であるので、その詳細説明は
省略する。受信信号は低雑音増幅器2で増幅された後、
包絡線検波器5と自動利得制御増幅装置6によりフェー
ジングに起因する振幅変動を補償され、直交検波器7で
直交検波される。直交検波出力信号をLPF8,9に通
して得られたI成分とQ成分は可変利得制御増幅回路1
8,19において制御電圧生成回路20の出力の制御電
圧に応じてA/D変換器10,11のダイナミックレン
ジに適した値に増幅された後、A/D変換器10,11
でディジタル化される。また、可変利得制御増幅回路1
8,19の出力信号(アナログ値)は所要振幅検出器2
1によって一定時間範囲測定され、累積分布の所要の割
合を満たすような振幅の値が検出される。この振幅の値
は制御電圧生成回路20によりA/D変換器10,11
のダイナミックレンジと比較され、比較結果に応じて制
御電圧が生成され、可変利得制御増幅回路18,19の
利得が制御される。所要の振幅がダイナミックレンジよ
りも大きい場合は利得が小さくなり、ダイナミックレン
ジよりも小さい場合は利得が大きくなる。この結果、A
/D変換器10,11は最適なダイナミックレンジで信
号をディジタル化することができる。
【0014】図2に、本発明の第2の実施例を示す。受
信信号は低雑音増幅器2で増幅された後、包絡線検波器
5と自動利得制御増幅装置6によりフェージングに起因
する振幅変動を補償され、直交検波器7で直交検波され
る。直交検波出力信号をLPF8,9に通して得られた
I成分とQ成分は可変利得制御回路18,19において
制御電圧生成回路22の出力の制御電圧に応じてA/D
変換器10,11のダイナミックレンジに適した値に増
幅された後、A/D変換器10,11でディジタル化さ
れる。そして、A/D変換器10,11の出力信号(デ
ィジタル値)は所要振幅検出器23によって一定時間範
囲測定され、累積分布の所要の割合を満たすような振幅
の値が検出される。この振幅の値は制御電圧生成回路2
2によりA/D変換器10,11のダイナミックレンジ
と比較され、比較結果に応じて制御電圧が生成される。
生成された制御電圧はD/A変換器24によりアナログ
信号に変換され、可変利得制御増幅回路18,19の利
得が制御される。所要の振幅がダイナミックレンジより
も大きい場合は利得が小さくなり、ダイナミックレンジ
よりも小さい場合は利得が大きくなる。この結果、A/
D変換器10,11は最適なダイナミックレンジで信号
をディジタル化できる。
信信号は低雑音増幅器2で増幅された後、包絡線検波器
5と自動利得制御増幅装置6によりフェージングに起因
する振幅変動を補償され、直交検波器7で直交検波され
る。直交検波出力信号をLPF8,9に通して得られた
I成分とQ成分は可変利得制御回路18,19において
制御電圧生成回路22の出力の制御電圧に応じてA/D
変換器10,11のダイナミックレンジに適した値に増
幅された後、A/D変換器10,11でディジタル化さ
れる。そして、A/D変換器10,11の出力信号(デ
ィジタル値)は所要振幅検出器23によって一定時間範
囲測定され、累積分布の所要の割合を満たすような振幅
の値が検出される。この振幅の値は制御電圧生成回路2
2によりA/D変換器10,11のダイナミックレンジ
と比較され、比較結果に応じて制御電圧が生成される。
生成された制御電圧はD/A変換器24によりアナログ
信号に変換され、可変利得制御増幅回路18,19の利
得が制御される。所要の振幅がダイナミックレンジより
も大きい場合は利得が小さくなり、ダイナミックレンジ
よりも小さい場合は利得が大きくなる。この結果、A/
D変換器10,11は最適なダイナミックレンジで信号
をディジタル化できる。
【0015】図3に、本発明の第1および第2の実施例
における制御タイミングの例を示す。振幅が変動してい
る信号の振幅を所要振幅検波器によって一定時間範囲に
渡って測定し所要振幅を検出した後、制御電圧生成回路
によって利得制御電圧を生成し利得を設定する。その
後、再び振幅を測定する。
における制御タイミングの例を示す。振幅が変動してい
る信号の振幅を所要振幅検波器によって一定時間範囲に
渡って測定し所要振幅を検出した後、制御電圧生成回路
によって利得制御電圧を生成し利得を設定する。その
後、再び振幅を測定する。
【0016】
【発明の効果】以上、説明したように本発明によれば、
直交検波出力信号が可変利得制御増幅回路によって増幅
されるので、A/D変換器は最適なダイナミックレンジ
で信号をディジタル化でき、移動局等の消費電流を抑え
るために量子化ビット数を小さくした場合でも十分な量
子化精度を得ることができる。
直交検波出力信号が可変利得制御増幅回路によって増幅
されるので、A/D変換器は最適なダイナミックレンジ
で信号をディジタル化でき、移動局等の消費電流を抑え
るために量子化ビット数を小さくした場合でも十分な量
子化精度を得ることができる。
【図1】本発明の第1の実施例を示すブロック図であ
る。
る。
【図2】本発明の第2の実施例を示すブロック図であ
る。
る。
【図3】本発明の第1および第2の実施例における制御
タイミングを示す図である。
タイミングを示す図である。
【図4】従来のDS−CDMA受信装置の構成を示すブ
ロック図である。
ロック図である。
1,4 バンドパスフィルタ 2 低雑音増幅器 3 発振器 5 包絡線検波器 6 自動利得制御増幅装置 7 直交検波器 8,9 ローパスフィルタ 10,11 A/D変換器 12 マッチトフィルタ 13 チャネル推定器 14 RAKE合成器 15 デインタリーバ 16 ビタビ復号器 17 データ判定器 18,19 可変利得制御増幅回路 20 制御電圧生成回路 21 所要振幅検出器
Claims (4)
- 【請求項1】 情報伝送レートより高速度の拡散符号で
広帯域の信号に拡散して多元接続伝送を行う直接拡散C
DMA(Code Division Multiple Access) 伝送方式の受
信信号を直交信号に変換する直交検波器と、 前記直交検波器の出力信号を制御電圧に応じて増幅する
可変利得制御増幅回路と、 前記可変利得制御増幅回路の出力信号をディジタル信号
に変換するA/D変換器と、 前記可変利得制御増幅回路の出力信号から所要の振幅を
検出する所要振幅検出器と、 前記所要振幅検出器の出力信号と前記A/D変換器のダ
イナミックレンジを比較し、比較結果に応じた制御電圧
を生成して前記可変利得制御増幅回路に供給する制御電
圧生成回路とから構成されることを特徴とする直接拡散
CDMA伝送方式の受信装置。 - 【請求項2】 請求項1において、 前記所要振幅検出器は、前記可変利得制御増幅回路の出
力信号の振幅を一定時間範囲において測定して累積分布
をとり、当該累積分布の所要の比率を満たすような振幅
の値を検出することを特徴とする直接拡散CDMA伝送
方式の受信装置。 - 【請求項3】 情報伝送レートより高速度の拡散符号で
広帯域の信号に拡散して多元接続伝送を行う直接拡散C
DMA伝送方式の受信信号を直交信号に変換する直交検
波器と、 前記直交検波器の出力信号を制御電圧に応じて増幅する
可変利得制御増幅回路と、 前記可変利得制御増幅回路の出力信号をディジタル信号
に変換するA/D変換器と、 前記A/D変換器の出力信号から所要の振幅を検出する
所要振幅検出器と、 前記所要振幅検出器の出力信号と前記A/D変換器のダ
イナミックレンジを比較し、比較結果に応じた制御電圧
を生成する制御電圧生成回路と、 前記制御電圧生成回路の出力信号をアナログ信号に変換
し、前記可変利得制御増幅回路に制御電圧として供給す
るD/A変換器とから構成されることを特徴とする直接
拡散CDMA伝送方式の受信装置。 - 【請求項4】 請求項3において、 前記所要振幅検出器は、前記A/D変換器の出力信号の
振幅を一定時間範囲において測定して累積分布をとり、
当該累積分布の所要の比率を満たすような振幅の値を検
出することを特徴とする直接拡散CDMA伝送方式の受
信装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8329513A JPH10173626A (ja) | 1996-12-10 | 1996-12-10 | 直接拡散cdma伝送方式の受信装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8329513A JPH10173626A (ja) | 1996-12-10 | 1996-12-10 | 直接拡散cdma伝送方式の受信装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH10173626A true JPH10173626A (ja) | 1998-06-26 |
Family
ID=18222223
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP8329513A Pending JPH10173626A (ja) | 1996-12-10 | 1996-12-10 | 直接拡散cdma伝送方式の受信装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH10173626A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2002261732A (ja) * | 2001-02-27 | 2002-09-13 | Sharp Corp | Cdma方式の受信装置 |
JP2003008542A (ja) * | 2001-06-22 | 2003-01-10 | Sony Corp | 直交周波数分割信号復調装置 |
JP2012506197A (ja) * | 2008-10-17 | 2012-03-08 | サムスン エレクトロニクス カンパニー リミテッド | 移動通信システムの利得制御装置及び方法 |
-
1996
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