JPH09298492A - Afc回路 - Google Patents

Afc回路

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JPH09298492A
JPH09298492A JP10912096A JP10912096A JPH09298492A JP H09298492 A JPH09298492 A JP H09298492A JP 10912096 A JP10912096 A JP 10912096A JP 10912096 A JP10912096 A JP 10912096A JP H09298492 A JPH09298492 A JP H09298492A
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carrier phase
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phase rotation
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Hiroshi Nagase
瀬 拓 永
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Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 CDMA方式無線データ伝送装置において、
AFCの精度を向上させる。 【解決手段】 受信器の相関器15の出力からキャリア
位相回転速度検出回路17で情報シンボル毎のキャリア
位相回転速度を求め、それを平均化回路18で時間的に
平均化した後、内挿補間回路19で拡散チップの時間間
隔の内挿補間を行い、相関器15の入力側に設けた回転
行列演算回路14でキャリア位相回転の補正を行うこと
で、ディジタルAFCの精度を向上させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、携帯電話装置等の
ディジタル信号の伝送方式として直接拡散スペクトル拡
散方式を用いるシステムにおいて、受信周波数の安定化
を図るためのAFC(Automatic Frequency Control) 回
路に関する。
【0002】
【従来の技術】図2は従来のAFC回路の例を示すもの
である。図2において、1は受信アンテナ、2はRF
部、3はA/Dコンバータ、4は相関器、5は回転行列
演算回路、6は誤り訂正復号回路、7はキャリア位相回
転速度検出回路、8は平均化回路である。
【0003】次に、上記従来例の動作について説明す
る。受信アンテナ1で受信された高周波信号は、RF部
2で増幅されてベースバンド帯に周波数変換され、Ic
h、Qchそれぞれの受信ベースバンド信号が得られ
る。このIch、Qchの受信ベースバンド信号をA/
Dコンバータ3でディジタル信号に変換する。A/Dコ
ンバータ3の出力信号を相関器4に入力し、希望チャネ
ルの拡散符号との相関値を求める。相関器4の出力信号
に対して、回転行列演算回路5で、送信機と受信機の局
部発振器の周波数の誤差によるキャリア位相回転を打ち
消す演算を施し、I、Q位相平面上で一定の位相角を持
った信号に変換する。回転行列演算回路5の出力信号に
対して、誤り訂正復号回路6で誤り訂正符号の復号を行
い、伝送情報を復調する。
【0004】一方、キャリア位相回転速度検出器7で
は、相関器出力信号のI、Q平面上の位相の回転速度、
すなわち伝送情報ビット(誤り訂正符号化後)の前ビッ
トとの位相角の差分を求める。希望チャネルの成分は、
相関器4の出力のみから得られるので、希望チャネルの
キャリア位相情報は、伝送情報(誤り訂正符号化後)の
ビットレートに等しい頻度でのみ得られる。キャリア位
相回転速度検出器7で得られたキャリア位相回転速度
は、平均化回路8で時間的に平均化され、雑音の影響が
取り除かれる。時間平均されたキャリア位相回転情報
は、回転行列演算回路5に入力され、送信機と受信機の
局部発振器の周波数の誤差によるキャリア位相回転を打
ち消す演算に使われる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来のディジタルAFC回路では、拡散変調され情報信号
の復調を行なう相関器の出力からキャリア位相回転の補
正を行なうので、1情報シンボル時間でのキャリア位相
を一定とみなせる程度の位相回転速度では、AFC回路
は有効に動作するものの、キャリア位相回転速度が大き
い場合には、1情報シンボルの時間内でのキャリア位相
の変化が大きくなるので、相関器で1シンボル時間の時
間内でのキャリア位相の変化が大きくなり、相関器で1
シンボル時間の積分を行なう際の誤差が大きくなり、誤
り率特性が劣化するという問題があった。本発明は、誤
り率特性の劣化の少ないAFC回路を提供することを目
的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記目的を達
成するために、受信機におけるAFCを相関器の前段で
行なう構成にし、相関器出力信号から得られる譲歩シン
ボル時間毎のキャリア位相情報を内挿補間し、拡散チッ
プ毎にキャリア位相回転の補正を行なうようにしたもの
である。これにより、キャリア位相回転速度が大きく、
1情報シンボルの時間内でのキャリア位相の変化が大き
い場合でも、相関器で1シンボル時間の積分を行なう際
の誤差を従来の方式と比較して小さくすることが可能に
なり、誤り率特性が劣化を少なくできる。
【0007】
【発明の実施の形態】本発明の請求項1に記載の発明
は、ディジタル信号の伝送方式として直接拡散スペクト
ル拡散方式を用いるシステムにおいて、受信機における
AFCを相関器の前段で行い、相関器出力信号から得ら
れる情報シンボル時間毎のキャリア位相情報を内挿補間
し、拡散チップ毎にキャリア位相回転の補正を行なうよ
うにしたものである。これにより、キャリア位相回転速
度が大きく、1情報シンボルの時間内でのキャリア位相
の変化が大きい場合でも、相関器で1シンボル時間の積
分を行なう際の誤差を従来の方式と比較して小さくする
ことが可能になり、誤り率特性が劣化を少なくできる。
【0008】また、請求項2に記載の発明は、アンテナ
で受信された高周波信号を増幅してIchとQchの受
信ベースバンド信号に周波数変換するRF部と、得られ
た受信ベースバンド信号をディジタル信号に変換するA
/Dコンバータと、変換されたディジタル信号に対して
送信機と受信機の局部発振器の周波数の誤差によるキャ
リア位相回転を打ち消す演算を施してI,Q信号位相平
面上で一定の位相角を持った信号に変換する回転行列演
算回路と、この回転演算回路の出力に対して希望チャネ
ルの拡散符号との相関値を求める相関器と、相関器の出
力信号に対して誤り訂正符号の復号を行なって伝送情報
を復調する誤り訂正復号回路と、相関器の出力信号に対
してI、Q信号平面上の位相の回転速度を求めるキャリ
ア位相回転速度検出回路と、得られたキャリア位相回転
速度を時間的に平均化する平均化回路と、時間平均され
たキャリア位相回転情報を前記A/Dコンバータのサン
プリング周期に等しい間隔で内挿補間する内挿補間回路
と、内挿補間されたキャリア位相回転情報を前記回転行
列演算回路に入力して、送信機と受信機の局部発振器の
周波数の誤差によるキャリア位相回転を打ち消す演算に
使用するようにしたものである。これにより、キャリア
位相回転速度が大きく、1情報シンボルの時間内でのキ
ャリア位相の変化が大きい場合でも、相関器で1シンボ
ル時間の積分を行なう際の誤差を従来の方式と比較して
小さくすることが可能になり、誤り率特性が劣化を少な
くできる。
【0009】(実施の形態1)以下、本発明の実施の形
態について図面を参照しながら説明する。図1におい
て、11は受信アンテナ、12はRF部、13はA/D
コンバータ、14は回転行列演算回路、15は相関器、
16は誤り訂正復号回路、17はキャリア位相回転速度
検出回路、18は平均化回路、19は内挿補間回路であ
る。
【0010】次に、本実施の形態の動作を説明する。受
信アンテナ11で受信された高周波信号は、RF部12
で増幅されてベースバンド帯に周波数変換され、Ic
h、Qchそれぞれの受信ベースバンド信号が得られ
る。このIch、Qchの受信ベースバンド信号をA/
Dコンバータ13でディジタル信号に変換する。A/D
コンバータ13の出力に対して、回転行列演算回路14
で送信機と受信機の局部発振器の周波数の誤差によるキ
ャリア位相回転を打ち消す演算を施し、I、Q位相平面
上で一定の位相角を持った信号に変換する。回転行列演
算回路14の出力信号を相関器15に入力し、希望チャ
ネルの拡散符号との相関値を求める。相関器15の出力
信号に対して、誤り訂正復号回路16で誤り訂正符号の
復号を行い、伝送情報を復調する。
【0011】ここで注意すべき点は、相関器15の入力
信号は、拡散符号の帯域幅を持った広帯域信号で、伝送
情報のビットレートに拡散利得を乗じたサンプリング速
度を持つのに対して、相関器15の出力信号は、伝送情
報(誤り訂正符号化後)の帯域幅の信号である点であ
る。拡散符号の速度に対して、A/Dコンバータ13に
おいてオーバサンプリングがされている場合は、上記の
サンプリング速度にさらにオーバサンプリング倍数を乗
じた速度である。キャリア位相回転速度検出器17で
は、相関器出力信号のI、Q平面上の位相の回転速度、
すなわち伝送情報ビット(誤り訂正符号化後)の前ビッ
トとの位相角の差分を求める。希望チャネルの成分は、
相関器15の出力のみから得られるので、希望チャネル
のキャリア位相情報は、伝送情報(誤り訂正符号化後)
のビットレートに等しい頻度でのみ得られる。キャリア
位相回転速度検出器17で得られたキャリア位相回転速
度は、平均化回路18で時間的に平均化され、雑音の影
響が取り除かれる。時間平均されたキャリア位相回転情
報は、内挿補間回路19でA/Dコンバータ13のサン
プリング周期に等しい間隔で内挿補間される。内挿補間
された位相回転情報は、回転行列演算回路14に入力さ
れ、送信機と受信機の局部発振器の周波数の誤差による
キャリア位相回転を打ち消す演算に使われる。
【0012】
【発明の効果】以上のように、本発明によれば、キャリ
ア位相回転速度が大きく、1情報シンボルの時間内での
キャリア位相の変化が大きい場合でも、相関器で1シン
ボル時間の積分を行なう際の誤差を従来の方式と比較し
て小さくすることが可能になり、誤り率特性が劣化を少
なくできるという効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態1におけるAFC回路の概
略ブロック図
【図2】従来のAFC回路の概略ブロック図
【符号の説明】
11 受信アンテナ 12 RF部 13 A/Dコンバータ 14 回転行列演算回路 15 相関器 16 誤り訂正復号回路 17 キャリア位相回転速度検出回路 18 平均化回路 19 内挿補間回

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ディジタル信号の伝送方式として直接拡
    散スペクトル拡散方式を用いるシステムにおいて、受信
    機におけるAFCを相関器の前段で行い、相関器出力信
    号から得られる情報シンボル時間毎のキャリア位相情報
    を内挿補間し、拡散チップ毎にキャリア位相回転の補正
    を行なうことを特徴とするAFC回路。
  2. 【請求項2】 アンテナで受信された高周波信号を増幅
    してIchとQchの受信ベースバンド信号に周波数変
    換するRF部と、得られた受信ベースバンド信号をディ
    ジタル信号に変換するA/Dコンバータと、変換された
    ディジタル信号に対して送信機と受信機の局部発振器の
    周波数の誤差によるキャリア位相回転を打ち消す演算を
    施してI,Q信号位相平面上で一定の位相角を持った信
    号に変換する回転行列演算回路と、前記回転演算回路の
    出力に対して希望チャネルの拡散符号との相関値を求め
    る相関器と、相関器の出力信号に対して誤り訂正符号の
    復号を行なって伝送情報を復調する誤り訂正復号回路
    と、相関器の出力信号に対してI、Q信号平面上の位相
    の回転速度を求めるキャリア位相回転速度検出回路と、
    得られたキャリア位相回転速度を時間的に平均化する平
    均化回路と、時間平均されたキャリア位相回転情報を前
    記A/Dコンバータのサンプリング周期に等しい間隔で
    内挿補間する内挿補間回路と、内挿補間されたキャリア
    位相回転情報を前記回転行列演算回路に入力して、送信
    機と受信機の局部発振器の周波数の誤差によるキャリア
    位相回転を打ち消す演算に使用することを特徴とするA
    FC回路。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2001041323A1 (fr) * 1999-11-30 2001-06-07 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. Recepteur radio amcr et procede de reception d'une radio amcr
US6731911B1 (en) 1998-10-01 2004-05-04 Nec Corporation Method of performing automatic frequency control in mobile station in waiting mode
US6816540B2 (en) 1999-12-15 2004-11-09 Nec Corporation AFC control apparatus and method in mobile communication system and mobile communication equipment using the apparatus and method

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US6816540B2 (en) 1999-12-15 2004-11-09 Nec Corporation AFC control apparatus and method in mobile communication system and mobile communication equipment using the apparatus and method

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