JPH1188232A - スペクトラム拡散受信機及びスペクトラム拡散受信機の自動利得制御回路 - Google Patents

スペクトラム拡散受信機及びスペクトラム拡散受信機の自動利得制御回路

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JPH1188232A
JPH1188232A JP25077197A JP25077197A JPH1188232A JP H1188232 A JPH1188232 A JP H1188232A JP 25077197 A JP25077197 A JP 25077197A JP 25077197 A JP25077197 A JP 25077197A JP H1188232 A JPH1188232 A JP H1188232A
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義典 篠原
Kazuhiko Seki
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 ビット誤り率を劣化させることなく、復調器
のビット幅を少なくすることができるスペクトラム拡散
受信機及びスペクトラム拡散受信機の自動利得制御回路
を提供する。併せて、小型化および省電力化を図る。 【解決手段】 得られた中間周波数信号を、直交するベ
ースバンド信号に変換する直交検波回路21〜23と、
ベースバンド信号と拡散符号との間の相関をそれぞれ算
出する二つの相関器33と、ベースバンド信号の各シン
ボル周期における有効ビット数を算出し、それに基づ
き、相関器33から出力された相関値のI成分i corr
およびQ成分q corrをそれぞれ示すmビットのデータ
から、n(m>n)ビットのデータを取出して出力i a
gc、q agcとする自動利得制御回路34と、得られたn
ビットのデータに基づき、I成分とQ成分との比から算
出された位相を差動復号してデータを復号する手段3
5、30、31とを備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、スペクトラム拡散
受信機及びスペクトラム拡散受信機の自動利得制御回路
に係り、特に、復調器のビット幅を少なくするスペクト
ラム拡散受信機及びスペクトラム拡散受信機の自動利得
制御回路を提供することを目的とする。
【0002】
【従来の技術】スペクトラム拡散(Spread Spectrum)
における拡散信号の発生方式のうち、直接拡散(Direct
Sequence:DS)といわれる拡散方式は、拡散符号(PN
系列)という擬似ランダム符号により、送信信号のスペ
クトルを拡散するものである。一般的にQPSK方式に
おけるスペクトラム拡散変調は、一次変調と二次変調の
二段階に分けられる。一次変調は、変調前の原デジタル
データを2ビットごとに±1の値をとるベースバンド信
号に分割し、分割したそれぞれのデータを位相が90°
ずれている搬送波にて変調する直交位相変調である。こ
こで、各ベースバンド信号をそれぞれI信号、Q信号と
いう。二次変調は、直交位相変調された一次変調信号
(I信号、Q信号)を、PN系列発生器から供給された
PN系列符号でそれぞれ乗算しスペクトラム拡散をする
ものである。ここで、PN系列とは、原データのビット
状態の変化速度より速い速度で変化するランダムな矩形
波をいう。このPN系列の擬似ランダム信号における1
ビット区間を1チップといい、その期間の長さをチッ
プ区間(chip duration:以下Tcと記す)という。二
次変調された送信信号は、重畳され送信される。
【0003】一般に、QPSK方式により送信されたス
ペクトラム拡散された送信信号は、次の手順で復調され
る。すなわち、受信信号は、フロントエンド増幅器にて
増幅され、直交検波回路にて互いに位相の90°異なる
搬送波にて直交検波され、Ir信号、Qr信号に変換さ
れる。この二つのベースバンド信号には、送信時と同じ
PN系列発生器から供給された拡散符号が乗算され、逆
拡散が行われる。逆拡散を行うにあたり、送信信号に含
まれるベースバンド信号の直交軸と直交検波されたベー
スバンド信号の直交軸との位相差(位相誤差という)を
少なくする必要がある。また、クロック再生においては
通信初期に同期捕捉を行う。一旦同期が捕捉されれば、
遅延ロックループ回路(DLL)等を用いて捕捉時の位
相のままPN系列の逆拡散を持続する。
【0004】従来のこの種の技術を開示した文献として
次のものがある。
【0005】特開平3−101534号には、信号処理
の周波数帯域を低下させて回路のLSI化を可能にするた
めに、準同期検波を行う直接スペクトル拡散通信方式の
受信装置が開示されている。
【0006】特開平7−131379号には、BPSK
信号を復調するスペクトラム拡散通信用受信機の復調装
置が開示されている。
【0007】特開平7−183831号には、直接拡散
されて変調された受信信号を1ビット量子化して標本化
し、等価的に多ビット量子化と同等な復調を行うデジタ
ル通信方法及びデジタル通信装置が開示されている。こ
の装置はアナログ−デジタ変換器(A/D)及び自動利得
制御回路(AGC)を必要としない。
【0008】特開平8―8782号には、AGC回路を備
え、A/Dにおける入力信号に対する量子化レベルの値をC
/Nに適合する値に設定することにより、受信信号のC/N
に応じてA/D変換器の入力振幅レベルを最適化する直接
スペクトル拡散通信方式が開示されている。
【0009】特開平8−32487号には、キャリア振
幅の一定な位相変調方式を用い、スペクトル拡散の自己
相関特性を応用することにより、QAM変調方式と同様の
振幅情報をもたせることができるスペクトル拡散通信シ
ステムが開示されている。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】ところで、直接スペク
トラム拡散方式において、受信側のベースバンドで逆拡
散する場合、DMF(Digital Matched Filter)やSC(Slid
ing Correlator)などの相関器が用いられるが、これら
相関器が(拡散符号長)×(オーバーサンプリング数)
の加算を行うため、出力のビット幅が増大するという問
題点があった。これに伴いハードウエアの規模が大きく
なるとともに、消費電力が増加するという問題点があっ
た。
【0011】この発明は、かかる問題点に鑑みてなされ
たものであり、ビット誤り率を劣化させることなく、復
調器のビット幅を少なくすることができるスペクトラム
拡散受信機及びスペクトラム拡散受信機の自動利得制御
回路を提供する。併せて、小型化および省電力化を図る
ことを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】この発明は、QPSK変
調方式を用いるスペクトラム拡散通信用受信機におい
て、受信信号に基づき得られた中間周波数信号を、直交
するベースバンド信号に変換する直交検波回路と、前記
ベースバンド信号と拡散符号との間の相関をそれぞれ算
出する二つの相関器と、前記ベースバンド信号の各シン
ボル周期における有効ビット数を算出する有効ビット算
出手段、および、算出された有効ビットに基づき、相関
器から出力された相関値のI成分およびQ成分をそれぞ
れ示すmビットのデータから、n(m>n)ビットのデ
ータを取出すデータ選択手段を有する自動利得制御回路
と、当該自動利得回路にて得られたnビットのデータに
基づき、I成分とQ成分との比から位相を算出するとと
もに、算出された位相を差動復号してデータを復号する
復号回路とを備えたものである。
【0013】この発明の好ましい実施態様においては、
前記自動利得制御回路の有効ビット算出手段が、前記ベ
ースバンド信号の各シンボル周期における絶対値の最大
値を検出する最大値検出回路と、前記最大値と、所定の
閾値とを比較する比較回路とを備え、比較回路の出力
が、有効ビットを示すように構成されている。さらに、
有効ビット算出手段の比較回路が、有効ビットの先頭ビ
ットが略変化する位置に対応する値を閾値として有して
いるのが好ましい。
【0014】また、この発明の好ましい実施態様におい
ては、前記データ選択手段が、前記有効ビットに基づ
き、前記有効ビットの先頭ビットから所定のビット数を
選択して、nビットのデータを取出すように構成されて
いる。
【0015】
【発明の実施の形態】
発明の実施の形態1.以下、この発明の実施の形態1に
つき説明を加える。この実施の形態においては、図示し
ない送信側で同相成分と遅延回路により時間差Tdを与
えた直交成分のQPSK変調を行っている。
【0016】<全体説明>図1は、図示しない送信機に
対応する受信機の概略を示すブロック図である。
【0017】図示しない送信機からの送信信号は、受信
機の図示しない受信アンテナにより受信され、図示しな
いフロントエンドにおいて中間周波数信号(IF) D
ATAに変換される。DATAは2つに分岐され、それ
ぞれ乗算器21a,21bに入力される。また、乗算器
21aには局部発振器22からの搬送波が、乗算器21
bには移相器23によりπ/2だけ位相がずらされた搬
送波が供給される。乗算器21a,21bにおいて直交
検波がなされ、Iチャネルの信号、Qチャネルの信号が
それぞれ出力される。アナログ−デジタル(A/D)変
換器24a,24bはそれぞれIチャネルの信号、Qチ
ャネルの信号をデジタル信号に変換する。変換されたI
Qチャネルのデジタル信号はそれぞれDMF(Digital Mat
ched Filter)33a,33b及びAGC34に入力さ
れる。
【0018】DMF33a,33bは、拡散符号と入力
データとの相関を求めて出力する。
【0019】位相計算機(phase calculator)28は、ク
ロック1に基づき、サンプリングされた相関値Is及び
Qsに基づき位相φを計算する。差動復号回路(differe
ntial decoder)29は、クロック1に基づき、シンボル
周期間の位相の変化分φdを求める。
【0020】自動周波数制御回路(AFC)30は、ク
ロック1に基づき、上記位相の変化量φdからキャリア
周波数誤差を計算し補正するとともに、補正された位相
の変化分θを出力する。
【0021】復号回路(decision)31は、クロック再生
回路32がクロック1とともに発生するクロック2に基
づき、データの復号を行う。
【0022】クロック再生回路(clock recovery circui
t)32は、相関値の直交成分q corrと同相成分i
corrに基づき同期捕捉及び同期追従を行い、クロ
ック1及び2を出力する。
【0023】図1に示すように、DMF33a、33b
の後段に、自動利得制御(AGC)回路34が設けられ
ている。DMF33a、33bは、逆拡散を実行するよ
うに構成されている。位相演算回路35の機能は、この
実施の形態においては、位相角φの演算(後述の式(1)
および式(2)参照)のために、予め位相角を記憶したR
OM(Read Only Memory)を用いている。相関値の同相成
分を示すデータi corrおよび相関値の直交成分を
示すデータq corrは、それぞれ、mビットのデー
タであると考える。
【0024】AGC回路34は、A/D変換器24a、
24bからのデータにしたがって、受け入れたmビット
のデータi corrおよびq corrから、n(m
>n)ビットのデータi agcおよびq agcを得
て、得られたデータを位相演算回路35およびクロック
再生回路32に出力する。
【0025】<AGC回路>次に、本実施の形態にかか
るAGC回路34の構成を、図2を参照して、より詳細
に説明する。図2に示すように、AGC回路34は、A
/D変換器24a、24bからの出力を受けて、受け入
れたデータの絶対値をそれぞれ算出する絶対値回路34
1a、341b、絶対値回路341a、341bからの
データを受け入れて、これらの最大値を検出する最大値
検出回路342と、所定の閾値と、最大値検出回路34
2から与えられた最大値とを比較する比較器343と、
比較器343からの出力にしたがって、mビットのデー
タ(i corrおよびq corr)から、nビット
のデータ(i agcおよびq agc)を、それぞれ
取出すセレクタ344a、344bとを備えている。
【0026】絶対値回路341aには、乗算器21aに
おいて直交検波により得られたIチャンネルの信号をデ
ィジタル化したデータが与えられ、その一方、絶対値回
路341bには、乗算器21bにおいて得られたQチャ
ンネルの信号をディジタル化したデータが与えられる。
これら絶対値回路341a、341bは、それぞれ、直
交成分qおよび同相成分iの絶対値を求める。
【0027】絶対値回路341a、341bにより得ら
れた絶対値は、最大値回路342に与えられる。最大値
回路342は、再生したシンボル周期に同期して、これ
らの値の最大値を検出する。なお、ノイズにより瞬間的
に値が過度に大きくなったとき、これを最大値回路34
2において最大値として検出するのを防止するためのノ
イズ影響除去手段/方法として、最小継続時間を設定し
て、最小継続時間を超えてその値が維持された場合に、
その値を、最大値回路342において最大値として検出
するように構成しても良い。
【0028】シンボルタイミングに同期して出力された
最大値は、比較器343にて、所定の閾値と比較され
る。図3は、この実施の形態にかかる比較器343にて
用いられる閾値の一例を説明するための図である。この
例では、DMFへの入力ビット数が6(そのうち最上位
ビットは符号ビット)、DMFでの演算に用いられる拡
散率が11、オーバーサンプリング数が2、DMFの出
力ビット数が11である。この例においては、DMFへ
の入力データの絶対値は、0≦|入力値|≦31となる。
その一方、拡散率およびオーバーサンプリング数を考慮
すると、DMFからの出力データの絶対値は、0≦|出
力値|≦682(=31×11×2)となる。
【0029】そこで、出力値の絶対値の有効ビットを考
慮すると、24≦|入力値|≦31の場合には、出力デー
タの絶対値は、略10ビットで表わされる。これは、5
07(1FB(HEX))≦|出力値|≦682(2AA(HEX))
となるからである。また、12≦|入力値|≦23の場合
には、出力データの絶対値は、略9ビットで表わされ
る。これは、243(0E9(HEX))≦|出力値|≦50
6(1FA(HEX))となるからである。さらに、6≦|入
力値|≦11の場合には、出力データの絶対値は、略8
ビットで表わされる。これは、111(06F(HEX))≦
|出力値|≦242(0E8(HEX))となるからである。
同様に、3≦|入力値|≦5、|入力値|≦2、および、|
入力値|≦1の場合には、出力データの絶対値は、それ
ぞれ、略7ビット、略6ビットおよび略5ビットで表わ
される。したがって、符号ビット(1ビット)を付加す
ると、DMFの出力データの有効ビット数は、図3の
「有効ビット欄」に示すようになる。
【0030】そこで、本実施の形態においては、比較器
343が、上述した複数の閾値を用いて、入力データの
最大値のレベルを分類し、DMF33a、33bから出
力されるデータのレベル(有効ビット数)を想定してい
る。比較器343は、比較結果(たとえば、有効ビット
数、つまり符号ビットを除く最大ビットの桁数)をセレ
クタ344a、344bに出力する。
【0031】セレクタ344a、344bのそれぞれに
おいて、DMFからのmビットの出力から、有効ビット
を含むように、符号ビットおよび連続する(n−1)ビッ
トのデータが選択され、選択されたnビットのデータ
(i agcおよびq agc)が出力される。
【0032】たとえば、上述した例において、入力デー
タの絶対値が24≦|入力値|≦31である場合には、図
3に示すように、有効ビットは11ビットであるため、
符号ビット(最上位ビット)および10ビット目から連
続して5ビットからなる6ビットのデータが、セレクタ
344a、344bにて、それぞれ選択されて、6ビッ
トのデータ(i agcおよびq agc)が出力され
る(図4(a)参照)。
【0033】また、入力データの絶対値が12≦|入力
値|≦23である場合には、有効ビットは10ビットで
あるため、符号ビット(最上位ビット)および9ビット
目から連続して5ビットからなる6ビットのデータが出
力される(図4(b)参照)。
【0034】同様に、入力データの絶対値が6≦|入力
値|≦11である場合には、有効ビットは9ビットであ
るため、符号ビット(最上位ビット)および8ビット目
から連続して5ビットからなる6ビットのデータが出力
される(図4(c)参照)。
【0035】このようにして、AGC回路34により、
11ビットのデータ(i corrおよびq cor
r)から、符号ビットおよび有効ビットのうち上位5ビ
ットからなる6ビットのデータ(i agcおよびq
agc)を得ることができる。
【0036】なお、通常のAGC回路はフィードバックル
ープを備えるが、本実施の形態のAGC回路はフィードバ
ックループを備えない。したがって安定であるととも
に、ある時点の影響が有限の時間内で収束するという特
徴を備える。
【0037】<AGC回路34以降の回路の動作>位相
演算回路35においては、クロック再生回路32からの
クロック(Clock 1)に基づき、AGC回路34
からの出力i agcおよびq agcを、それぞれサ
ンプリングし、次いで、サンプリングされたIQ相関値
IsおよびQsをアドレスとして、位相角を記憶したR
OM(図示せず)からの出力(対応する位相角)を得
る。さらに、位相演算回路35においては、シンボル周
期間の位相差φdを求めることができる(式(3)参
照)。
【0038】なお、本実施の形態においては、mビット
のデータ(i corrおよびqcorr)ではなく、
上記mビットのデータから有効ビットを考慮して取出さ
れたn(m>n)ビットのデータ(i agcおよびq
agc)を用いて、IQ相関値IsおよびQs、位相
角φ並びに位相差φdを算出している。ここで、式(1)
および式(2)に示すように、位相角φは、 φ(t1)=arctan(Qs(t1)/Is(t1)) (1) φ(t2)=−arctan(Is(t2)/Qs(t2)) (2) と表わされる。なお、Qs/IsおよびIs/Qsは、
mビットのデータ(icorrおよびq corr)に
基づき得た場合と、nビットのデータ(i agcおよ
びq agc)に基づき得た場合とで、略同じ値とな
る。したがって、AGC回路34の出力であるデータ
(i agcおよびq agc)を用いた場合であって
も、適切な位相角φおよび位相差φdを求めることが可
能となる。
【0039】このように求められたφ(t1)、φ(t2)とに
より、1シンボル前の信号と差分をとることにより位相
角φおよび位相差φdを得ることができる。
【0040】位相演算回路35にて求められた位相差φ
dは、自動周波数制御回路(AFC)30に与えられ、
AFC30において、位相差φdからキャリア周波数誤
差が算出され、補正された位相の変化分θが出力され
る。
【0041】 φd(t)=φ(t)−φ(t−T) ={θd(t)−θd(t-T)}+{Δθ(t)−Δθ(t-T))} =θ+dθ/dt (3) また、復号回路31においては、クロック(Clock
2)にしたがって、データが復号されて、受信信号RX
DATAが出力される。
【0042】本実施の形態によれば、AGC回路によ
り、相関値の同相成分および直交成分をそれぞれ示すm
ビットのデータi corrおよびq corrの有効
ビットを考慮して、nビットのデータi agcおよび
q agcを取り出し、これらデータi agcおよび
q agcを用いて、位相角および位相差を演算してい
る。このため、位相演算におけるビット数(或いはRO
Mのデータ数)を縮小することができ、これにより、ビ
ット誤り率(BER)を劣化させることなく、位相演算
回路の回路規模を小さくすることが可能となる。
【0043】たとえば、上述したように、m=9および
n=6と仮定して、位相演算回路に設けられたROMの
サイズを考えてみる。なお、この場合に、位相の量子化
ビット数を8ビットとし、ROMのサイズを小さくする
ために、位相平面を1/4に折り畳むことを考え、RO
Mの出力(位相角)のビット数を6ビットと仮定する。
【0044】ここで、mビットのデータ(i corr
およびq corr)に基づき、ROMの出力を得るこ
とを考えると、アドレスとして、16((9−1)×2)
ビット、データ6ビットを必要とする。このため、従来
方式におけるROMの容量は、約66kバイトとなる。
これに対して、本実施の形態に記載されたように、nビ
ットのデータ(i agcおよびq agc)に基づ
き、ROMの出力を得ることを考えると、アドレスとし
て、10((6−1)×2)ビット、データ6ビットを必
要とする。このため、ROMの容量は、約1kバイトと
なり、必要なROMの容量は、mビットのデータを使用
する場合と比較して、1/64以下となる。
【0045】<シミュレーション結果>本出願人は、本
実施の形態に関して、ビット誤り率(BER)を劣化さ
せることなく、mビットのデータ(i corrおよび
q corr)から、AGC回路により、nビットのデ
ータ(i agcおよびq agc)を得る際のビット
数につき、シミュレーションを行った。その結果を以下
に示す。
【0046】このシミュレーションの条件は次のとおり
である。
【0047】 情報変調 DQPSK 拡散変調 オフセットチップQPSK 復調方式 差動復号化同期検波 フィルタ ルートロールオフ(root rolloff):α=0.5 サンプリングレート 送信:4サンプル(sample)/チップ(chip) 受信:2サンプル(sample)/チップ(chip) 拡散符号 11チップ−バーカー(Barker)符号 環境 AWGN flat Rayleigh fading (fD=10Hz) オフセット量 Td=1.5Tc DMF入力ビット幅 Iチャネル:6ビット、Qチャネル:6ビット ArctangentROM入力ビット幅 従来方式:16ビット、本方式:10ビット ArctangentROM出力ビット幅 6ビット 図5は、AWGN(白色ガウス雑音)環境下(Eb/No=
−2dB)でのDMFの出力ビット幅とビット誤り率
(BER)との関係を示す図である。
【0048】図5は、縦軸がBER、横軸がDMF出力ビット
幅を示す。この図によればDMF出力ビット幅が増えればB
ERが減少することを示す。この図には示されていないが
11ビットのときにはこの発明の実施の形態のAGCを備
えない場合と同じになる。この図は、4ビットのときBE
R=8.5×10-3、5ビットのときBER=1.8×10
-3、6ビットのときBER=1.2×10-3、7ビットの
ときBER=1.2×10-3、8ビットのときBER=1.1
×10-3である。
【0049】図5に示すように、4ビットから6ビット
の間は、ビット数の増加に応じてBERは減少するもの
の、その後はビット数を増加しても大してBERは改善さ
れない。したがって、BERの劣化なく復調するためには
最低でも6ビット必要であるものの、それ以上増やして
もあまり意味がないことがわかる。そこで、この実施の
形態では(DMF出力ビット幅)=6に設定したのであ
る。なお、多少のBERの劣化を容認できる場合では5ビ
ットでもよいし、ビット数を増やせる場合は7ビット以
上でもよい。
【0050】また、図6は、本実施の形態にかかるAG
C回路のAWGN環境下におけるBER特性を示す図であ
る。ここでは、上述した例と同様に、m=9、n=6と
設定している。図6において、曲線1501が、従来の
もののように、m(=9)ビットのデータを、そのまま
用いた場合に対応するBER特性であり、曲線1502
が、AGC回路によりn(=6)ビットのデータを用い
た場合に対応するBER特性である。図6に示すよう
に、ビット幅を9ビットから6ビットに減少した場合で
も、BERの劣化は、0.3dB以下であることが理解
できる。このBER特性劣化量に関しては、例えば、エリ
ア半径100mのシステムを考えた場合、0.3dBの劣化は1m
にも満たない距離となり、フェージングなどの影響で10
dB以上劣化することを考えれば全く問題にならない程度
である。
【0051】また、図7は、本実施の形態にかかるAG
C回路のフェージング(flat Rayleigh fading(fD=1
0Hz))環境下におけるBER特性を示す図である。ここ
では、上述した例と同様に、m=9、n=6と設定して
いる。図7において、曲線1601が、従来のもののよ
うに、m(=9)ビットのデータを、そのまま用いた場
合に対応するBER特性であり、曲線1602が、AG
C回路によりn(=6)ビットのデータを用いた場合に
対応するBER特性である。図7に示すように、ビット
幅を9ビットから6ビットに減少した場合でも、BER
の劣化は、0.2dB以下であることが理解できる。前
述のように、このBER特性劣化量は全く問題にならない
程度である。
【0052】
【発明の効果】以上のように、本発明によれば、相関器
と位相角計算回路との間に、自動利得制御回路を配置
し、この自動利得制御回路において、有効ビット数を考
慮して、相関値の同相成分および直交成分をそれぞれ示
すmビットのデータから、n(m>n)ビットのデータ
を取出しているので、ビット数の増加を抑制し、ビット
誤り率(BER)を劣化させることなく、位相角計算回
路の回路規模を小さくすることができ、これにより、受
信機の省電力化を図ることが可能となる。したがって、
陸上移動体通信機器において、ROMサイズが削減できる
ことにより消費電力が削減出来るので、バッテリー駆動
型の携帯型機器のような低消費電力化が求められる製品
に特に有効である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の発明の実施の形態1にかかる受信機の
概略を示すブロック図である。
【図2】本発明の実施の形態1にかかるAGC回路を示
すブロック図である。
【図3】本発明の実施の形態1にかかる比較器にて用い
られる閾値の一例を説明するための図である。
【図4】本発明の実施の形態1にかかるAGC回路にて
得られるデータを説明するための図である。
【図5】本発明の実施の形態1にかかるDMF出力ビット
幅とビットエラーレート(BER)との関係のシミュレー
ション結果を示す図である。
【図6】本発明の実施の形態1にかかるAWGN環境下のBE
Rのシミュレーション結果を示す図である。
【図7】本発明の実施の形態1にかかるフェージング環
境下のBERのシミュレーション結果を示す図である。
【符号の説明】
21 乗算器 22 局部発振器 23 移相器 24 アナログ−デジタル(A/D)変換器 30 自動周波数制御回路(AFC) 31 復号回路 32 クロック再生回路 33 DMF(Digital Matched Filter) 34 自動利得制御回路 341 絶対値回路 342 最大値検出回路 343 比較器 344 セレクタ

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 QPSK変調方式を用いるスペクトラム
    拡散通信用受信機において、 受信信号に基づき得られた中間周波数信号を、直交する
    ベースバンド信号に変換する直交検波回路と、 前記ベースバンド信号と拡散符号との間の相関をそれぞ
    れ算出する二つの相関器と、 前記ベースバンド信号の各シンボル周期における有効ビ
    ット数を算出する有効ビット算出手段、および、算出さ
    れた有効ビットに基づき、相関器から出力された相関値
    のI成分およびQ成分をそれぞれ示すmビットのデータ
    から、n(m>n)ビットのデータを取出すデータ選択
    手段を有する自動利得制御回路と、 当該自動利得回路にて得られたnビットのデータに基づ
    き、I成分とQ成分との比から位相を算出するととも
    に、算出された位相を差動復号してデータを復号する復
    号回路とを備えたことを特徴とするスペクトラム拡散受
    信機。
  2. 【請求項2】 前記自動利得制御回路の有効ビット算出
    手段が、 前記直交するベースバンド信号のそれぞれについて各シ
    ンボル周期における絶対値の最大値を検出する最大値検
    出回路と、 前記最大値と、所定の閾値とを比較する比較回路とを備
    え、比較回路の出力が、有効ビットを示すように構成さ
    れたことを特徴とする請求項1に記載のスペクトラム拡
    散受信機。
  3. 【請求項3】 前記有効ビット算出手段の比較回路が、
    有効ビットの先頭ビットが略変化する位置に対応する値
    を閾値として有していることを特徴とする請求項2に記
    載のスペクトラム拡散受信機。
  4. 【請求項4】 前記データ選択手段が、前記有効ビット
    に基づき、前記有効ビットの先頭ビットから所定のビッ
    ト数を選択して、nビットのデータを取出すように構成
    されたことを特徴とする請求項1乃至請求項3いずれか
    に記載のスペクトラム拡散受信機。
  5. 【請求項5】 QPSK変調方式を用いるスペクトラム
    拡散通信用受信機において、ベースバンド信号と拡散符
    号との間の相関を算出する二つの相関器のそれぞれの出
    力と、相関値のI成分およびQ成分との比から位相を算
    出する位相計算回路との間の信号路に配置された自動利
    得制御回路であって、 前記ベースバンド信号の各シンボル周期における有効ビ
    ット数を算出する有効ビット算出手段、および、 算出された有効ビットに基づき、相関器から出力された
    相関値のI成分およびQ成分をそれぞれ示すmビットの
    データから、n(m>n)ビットのデータを取出すデー
    タ選択手段を有することを特徴とする自動利得制御回
    路。
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