JP2000261340A - デジタル放送受信機 - Google Patents

デジタル放送受信機

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JP2000261340A
JP2000261340A JP11064332A JP6433299A JP2000261340A JP 2000261340 A JP2000261340 A JP 2000261340A JP 11064332 A JP11064332 A JP 11064332A JP 6433299 A JP6433299 A JP 6433299A JP 2000261340 A JP2000261340 A JP 2000261340A
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JP
Japan
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signal
level
output
converter
signal power
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JP11064332A
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English (en)
Inventor
Yoji Katsumoto
洋史 勝本
Yasuhide Okuhata
康秀 奥畑
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Kenwood KK
Original Assignee
Kenwood KK
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  • Digital Transmission Methods That Use Modulated Carrier Waves (AREA)
  • Circuits Of Receivers In General (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 デジタル放送用ラジオ10において、AGC13
の部品精度や製造時の調整精度を上げることなく、A/
D変換器16の入力レベルが適切になるように制御する。 【解決手段】 信号電力検出器17はA/D変換器16の出
力の信号電力を検出し、信号電力の対応値Qaとその目
標値Qbの差Qcが減算器22から出力される。Qcは、
積分器23における積分により遅延されてから、制御信号
出力手段24へ送られ、制御信号出力手段24は、それに基
づいた制御信号をレベル変更手段15へ出力する。レベル
変更手段15は、Qcが0へ向かうように、A/D変換器
16へ入力させるIF信号を変更する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、デジタル放送用
ラジオ等のデジタル放送受信機に係り、詳しくはAGC
(Auto Gain Controle)を装備する
デジタル放送受信機に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来のデジタルラジオ放送受信機では、
IF(中間周波)出力をA/D(アナログ/デジタル)
変換する際に、A/D変換器の入力レベルが大きく変動
するのを抑制するため、高周波(以下、高周波のことを
「RF」と言う。)段としてのチューナにおいてAGC
を行っている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】チューナにおけるAG
Cでは、チューナの出力の中心値(=出力レベル)を精
確にするためには、部品精度をきわめて高くする必要が
あったり、あるいは、製造段階において精確な調整を必
要とする。
【0004】この発明の目的は、上述の問題点を克服し
たるデジタル放送受信機を提供することである。
【0005】
【課題を解決するための手段】この発明のデジタル放送
受信機(10)は次の(a)〜(e)を有している。 (a)出力するIF信号のレベルが所望値になるように
利得を変化させてRF信号を増幅するAGC(13)を装備
するとともに選択中の放送受信信号としてのRF信号を
IF信号へ変換して出力するチューナ(11) (b)チューナ(11)から入力されるIF信号を増幅して
出力する中間周波増幅器(14) (c)中間周波増幅器(14)の出力するIF信号のレベル
を変更して出力するレベル変更手段(15) (d)レベル変更手段(15)から入力されるアナログ信号
をデジタル信号へ変換するA/D変換器(16) (e)A/D変換器(16)の出力の信号電力を検出する信
号電力検出手段(17) (f)信号電力検出手段(17)の検出した信号電力が所定
値へ向かうようにかつIF信号によるチューナ(11)にお
ける利得変更速度より遅いレベル変更速度でレベル変更
手段(15)にレベル変更を行わせる制御信号出力手段(24,
31)
【0006】デジタル放送受信機(10)には、ラジオ放送
受信機だけでなく、テレビ放送受信機も含まれる。
【0007】A/D変換器(16)へ入力されるIF信号の
レベルがレベル変更手段(15)により制御されることによ
り、チューナ(11)におけるAGC(13)の部品精度や製造
時の調整精度が多少精確でなくても、A/D変換器(16)
へ適切なレベルのIF信号を入力して、A/D変換器(1
6)の出力の信号電力を適切化できる。また、レベル変更
手段(15)におけるIF信号のレベル変更速度はチューナ
(11)おけるAGC(13)による利得変更速度より遅いの
で、AGC(13)の成果がレベル変更手段(15)により阻害
されるのが防止される。
【0008】この発明のデジタル放送受信機(10)によれ
ば、信号電力検出手段(17)の検出した信号電力の対応値
とその目標値との差Dを検出する差検出手段(22)と、差
検出手段(22)から入力される差Dを遅延させる遅延手段
(23)とが設けられる。制御信号出力手段(24)は、遅延手
段(23)からの入力に基づいてレベル変更手段(15)への制
御信号を出力する。
【0009】遅延手段(23)は、例えば、差検出手段(22)
の出力を積分する積分器である。制御信号出力手段(24)
は、差Dを、遅延手段(23)により遅延されてから、入力
され、その入力に基づいてレベル変更手段(15)への制御
信号を生成する。これにより、制御信号出力手段(24)に
よるレベル変更手段(15)におけるレベル変更速度はチュ
ーナ(11)おけるAGC(13)による利得変更速度より遅く
なる。
【0010】この発明のデジタル放送受信機(10)によれ
ば、信号電力検出手段(17)の検出した信号電力の対応値
Qaとその目標値Qbを所定の周期ごとに比較し、Qa
がQbを上回っているとき及び下回っているとき、現在
のQcをそれぞれ正の所定量qだけそれぞれ減少及び増
加させることによりQcを更新し、制御信号出力手段(3
1)は、Qcに基づいて生成した制御信号をレベル変更手
段(15)へ出力する。
【0011】QaとQbとの比較に基づいて所定時間ご
とにQcが+q又は−qだけ更新される。こうして、Q
cは、QaとQbとの差を、遅れつつ、追い掛けること
になる。これにより、レベル変更手段(15)におけるレベ
ル変更速度はチューナ(11)おけるAGC(13)による利得
変更速度より遅くなる。
【0012】この発明のデジタル放送受信機(10)は次の
(a)〜(e)を有している。 (a)出力するIF信号のレベルが所望値になるように
利得を変化させてIF信号を増幅するAGC(13)を装備
し選択中の放送受信信号としてのRF信号をIF信号へ
変換して出力するチューナ(11) (b)チューナ(11)から入力されるIF信号を増幅して
出力する中間周波増幅器(14) (c)中間周波増幅器(14)の出力するIF信号のレベル
を変更して出力するレベル変更手段(15) (d)レベル変更手段(15)から入力されるアナログ信号
をデジタル信号へ変換するA/D変換器(16) (e)A/D変換器(16)の出力の信号電力を検出する信
号電力検出手段(17) (f)信号電力検出手段(17)の検出した信号電力がほぼ
一定値へ向かうようにかつAGC(13)による利得変更率
より小さいレベル変更率でレベル変更手段(15)にIF信
号のレベル変更を行わせる制御信号出力手段
【0013】A/D変換器(16)へ入力されるIF信号の
レベルがレベル変更手段(15)により制御されることによ
り、チューナ(11)におけるAGC(13)の部品精度や製造
時の調整精度が多少精確でなくても、A/D変換器(16)
へ適切なレベルのIF信号を入力して、A/D変換器(1
6)の出力の信号電力を適切化できる。また、レベル変更
手段(15)における信号レベルの変更率がAGC(13)によ
るチューナ(11)おける利得変更率より小さくされるの
で、AGC(13)の成果がレベル変更手段(15)により阻害
されるのが防止される。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、発明の実施の形態について
図面を参照して説明する。図1はデジタル放送用ラジオ
10の主要部のブロック図である。チューナ11は、アンテ
ナ12において受信した放送信号の中からユーザが選択し
た放送信号を選択して、それを増幅し、IF信号へ変換
する。チューナ11は、また、AGC13を装備し、出力す
るIF信号のレベルが、選択中の放送信号についてのア
ンテナ12における電界強度に関係無く一定となるよう
に、アンテナ12におけるRF信号の各増幅段の利得を制
御するようになっている。IF増幅回路14は、チューナ
11から入力されたIF信号を増幅して、レベル変更手段
15へ出力する。レベル変更手段15は、IF増幅回路14か
ら入力したIF信号のレベルを変更して、A/D変換器
16へ出力する。A/D変換器16は、レベル変更手段15か
ら入力されたアナログのIF信号をデジタル信号へ変換
する。信号電力検出器17は、A/D変換器16から入力さ
れたデジタル信号をデジタル信号処理部18へそのまま出
力しつつ、そのデジタル信号の表わす検波信号の電力を
検出する。デジタル信号処理部18は、信号電力検出器17
を介して入力されたA/D変換器16からのデジタル信号
についてI/Q検波、FFT(高速フーリェ変換)、遅
延検波、ビタビ復号等の復調及び復号処理を行う。係数
乗算器21は、信号電力検出器17より検波信号電力の検出
値を入力されて、それに所定の係数(この係数は積分器
23における積分定数となる。)を掛ける。減算器22で
は、係数乗算器21からの入力Vaから目標値Voを減算
し、減算結果Vb(=Va−Vo)を積分器23へ出力す
る。積分器23は、減算器22の出力Vbを積分し、積分結
果Vcを制御信号出力手段24へ出力する。積分器23は、
Vbを遅延して、制御信号出力手段24へ送る役割があ
る。Vcは、Vbが正である期間は、時間と共に増大
し、Vbが負である期間は、時間と共に減少する。ま
た、Vcは、Vbの絶対値が大きいとき程、変化速度が
大きくなる。なお、Vcは、通常、変化範囲を0〜正の
所定値に制限する。制御信号出力手段24は、Vcに基づ
いて生成した制御信号をレベル変更手段15へ送り、これ
により、レベル変更手段15は、VaがVoとなるよう
に、IF増幅回路14からA/D変換器16へ送るIF信号
のレベルを変更する。
【0015】チューナ11では、チューナ11から出力され
るIF信号のレベルが、選択中のデジタルラジオ放送信
号のアンテナ12の電界強度に関係無く、AGC13により
ほぼ一定となるように、制御される。しかしながら、チ
ューナ11からのIF信号の出力の中心値は、AGC13の
部品精度や製造時の調整精度の不十分さのために、ずれ
があり、A/D変換器16へのIF信号の入力信号のレベ
ルは、適切なものからずれる。レベル変更手段15は、信
号電力検出器17の検出した信号電力が目標値へ向かうよ
うに、制御信号出力手段24からの制御信号により、A/
D変換器16へ入力させるIF信号を変化させ、結果、A
/D変換器16の出力デジタル信号の信号電力は適切な値
に維持される。
【0016】図2はレベル変更手段15への制御信号を別
の方式で生成するデジタル放送用ラジオ10の主要部のブ
ロック図である。図1のデジタル放送用ラジオ10と相違
する部分についてのみ説明する。インクリメント・デク
リメント手段30は、信号電力検出器17の検出した信号電
力Qaを目標値Qbと比較し、QaがQbをq1(q1
は正の所定数とする。)以上、上回れば、Qc(Qcの
初期値は例えば0とする。)をq1だけデクリメント
し、また、QaがQbをq1以上、下回れば、Qcをq
1だけインクリメントし、その他の場合は、増減しない
ことにする。なお、Qcの変化範囲は、通常、0から正
の所定値までの範囲に制限する。D/A変換器31は、Q
cをデジタル値からアナログ値へ変換し、そのアナログ
値を制御信号としてレベル変更手段15へ出力する。レベ
ル変更手段15は、D/A変換器31からの制御信号に応じ
て、IF増幅回路14からA/D変換器16へ送るIF信号
のレベルを変更し、これにより、A/D変換器16へのI
F信号の入力レベルは、信号電力検出器17の検出する信
号電力Qaが目標値Qbへ向かうように、変化する。
【0017】図2のデジタル放送用ラジオ10では、信号
電力検出器17により検出された信号電力Qaは、レベル
変更手段15は、Qaをそのまま送られず、インクリメン
ト・デクリメント手段30によりQaを適当になましたQ
cのアナログ値としての制御信号をD/A変換器31から
送られて、この制御信号に基づいてA/D変換器16へ入
力させるIF信号を変化させる。このなましは、図1の
積分器23と同様に、レベル変更手段15におけるレベル変
更速度をAGC13の利得変更速度より適当に遅らせる意
義がある。こうして、A/D変換器16へのIF信号の入
力レベルが、AGC13の部品精度や製造時の調整精度の
不十分さにもかかわらず、所望値へ調整され、A/D変
換器16の出力デジタル信号の信号電力は適切な値に維持
される。
【0018】AGC13によるRF信号は、振幅変化を維
持しつつの増幅であるのに対して、レベル変更手段15
は、単にIF信号のレベルを変化させるものである。レ
ベル変更手段15の存在が、AGC13による処理結果を阻
害することのないように、図1,2のデジタル放送用ラ
ジオ10では、積分器23及びインクリメント・デクリメン
ト手段30を利用している。それらを省略し(制御信号出
力手段24及びD/A変換器31はそのまま残す。)、その
代わりに、AGC13による利得変化率に対してレベル変
更手段15におけるレベル変化率を小さくしてもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】デジタル放送用ラジオの主要部のブロック図で
ある。
【図2】レベル変更手段への制御信号を別の方式で生成
するデジタル放送用ラジオの主要部のブロック図であ
る。
【符号の説明】
10 デジタル放送用ラジオ(デジタル方送受信機) 11 チューナ 13 AGC 14 IF増幅回路(中間周波増幅器) 15 レベル変更手段(レベル変更手段) 16 A/D変換器 17 信号電力検出器(信号電力検出手段) 23 積分器(遅延手段) 24 制御信号出力手段(制御信号出力手段) 31 D/A変換器(制御信号出力手段)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 5K004 AA05 FG02 FG03 FH04 5K022 DD37 5K061 AA08 BB06 CC00 CC08 CC11 CC23 CC52 JJ06

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 (a)出力するIF信号のレベルが所望
    値になるように利得を変化させてRF信号を増幅するA
    GC(13)を装備するとともに選択中の放送受信信号とし
    てのRF信号をIF信号へ変換して出力するチューナ(1
    1)、(b)前記チューナ(11)から入力されるIF信号を
    増幅して出力する中間周波増幅器(14)、(c)前記中間
    周波増幅器(14)の出力するIF信号のレベルを変更して
    出力するレベル変更手段(15)、(d)レベル変更手段(1
    5)から入力されるアナログ信号をデジタル信号へ変換す
    るA/D変換器(16)、(e)前記A/D変換器(16)の出
    力の信号電力を検出する信号電力検出手段(17)、及び
    (f)前記信号電力検出手段(17)の検出した信号電力が
    所定値へ向かうようにかつ前記IF信号による前記チュ
    ーナ(11)における利得変更速度より遅いレベル変更速度
    で前記レベル変更手段(15)にレベル変更を行わせる制御
    信号出力手段(24,31)、を有していることを特徴とする
    デジタル放送受信機。
  2. 【請求項2】 前記信号電力検出手段(17)の検出した信
    号電力の対応値とその目標値との差Dを検出する差検出
    手段(22)と、差検出手段(22)から入力される差Dを遅延
    させる遅延手段(23)とが設けられ、前記制御信号出力手
    段(24)は、前記遅延手段(23)からの入力に基づいて前記
    レベル変更手段(15)への制御信号を出力することを特徴
    とする請求項1記載のデジタル放送受信機。
  3. 【請求項3】 前記信号電力検出手段(17)の検出した信
    号電力の対応値Qaとその目標値Qbを所定の周期ごと
    に比較し、QaがQbを上回っているとき及び下回って
    いるとき、現在のQcをそれぞれ正の所定量qだけそれ
    ぞれ減少及び増加させることによりQcを更新し、前記
    制御信号出力手段(31)は、Qcに基づいて生成した制御
    信号を前記レベル変更手段(15)へ出力することを特徴と
    する請求項1記載のデジタル放送受信機。
  4. 【請求項4】 (a)出力するIF信号のレベルが所望
    値になるように利得を変化させてIF信号を増幅するA
    GC(13)を装備し選択中の放送受信信号としてのRF信
    号をIF信号へ変換して出力するチューナ(11)、(b)
    前記チューナ(11)から入力されるIF信号を増幅して出
    力する中間周波増幅器(14)、(c)前記中間周波増幅器
    (14)の出力するIF信号のレベルを変更して出力するレ
    ベル変更手段(15)、(d)レベル変更手段(15)から入力
    されるアナログ信号をデジタル信号へ変換するA/D変
    換器(16)、(e)前記A/D変換器(16)の出力の信号電
    力を検出する信号電力検出手段(17)、及び(f)前記信
    号電力検出手段(17)の検出した信号電力がほぼ一定値へ
    向かうようにかつ前記AGC(13)による利得変更率より
    小さいレベル変更率で前記レベル変更手段(15)にIF信
    号のレベル変更を行わせる制御信号出力手段、を有して
    いることを特徴とするデジタル放送受信機。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003008542A (ja) * 2001-06-22 2003-01-10 Sony Corp 直交周波数分割信号復調装置

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Effective date: 20040127