JP2003008425A - 半導体装置 - Google Patents

半導体装置

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JP2003008425A
JP2003008425A JP2001193286A JP2001193286A JP2003008425A JP 2003008425 A JP2003008425 A JP 2003008425A JP 2001193286 A JP2001193286 A JP 2001193286A JP 2001193286 A JP2001193286 A JP 2001193286A JP 2003008425 A JP2003008425 A JP 2003008425A
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impedance
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JP2001193286A
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Azuma Suzuki
東 鈴木
Nobuaki Otsuka
伸朗 大塚
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Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 レジスタへの信号の取り込みを許可する取り
込み許可信号が当該信号に対して非同期な信号であって
も、正確にレジスタへ当該信号を取り込む。 【解決手段】 所定の遷移期間を伴って変化する信号を
生成する信号生成回路と、当該信号に対して非同期な第
1の取り込み許可信号を生成する取り込み許可信号生成
回路と、当該信号の取り込みが第1の取り込み許可信号
の生成により許可されるレジスタと、当該信号の遷移途
中に第1の取り込み許可信号が生成される場合には、第
1の取り込み許可信号をレジスタへ転送せず、第1の取
り込み許可信号の代わりに第2の取り込み許可信号を生
成する取り込み制御回路とを有する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は半導体装置に係り、
特に、不確定な状態でのデータ取り込みが禁止されるレ
ジスタを有する半導体装置に関わり、更に、プログラマ
ブルインピーダンス出力バッファ方式におけるバッファ
サイズの更新を許可する信号が非同期信号から生成され
る半導体装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年のMPU(Micro Processor Unit)
の動作速度の向上に伴い、半導体記憶装置(メモリ)に
要求されるデータ転送速度も高速化の一途を辿り、外部
キャッシュメモリなどの動作周波数は数百MHzレベル
に達している。
【0003】このような高い周波数においてデータを転
送するには、システムのバスラインのインピーダンス
と、デバイスの出力バッファのインピーダンスとが一致
(インピーダンスマッチング)している必要がある。両
者が一致していないと、反射波のため高速なデータ転送
を行うことができない。前述の動作周波数の上昇に伴
い、必要とされるインピーダンスマッチングの精度も厳
しいものになっている。
【0004】そこで、出力バッファを構成するトランジ
スタの駆動力(バッファサイズ)を変化させることによ
り、出力バッファのインピーダンスをユーザが設定した
抵抗値に対して高精度で合わせ込み、使用環境の変化な
どによる回路設計時からのズレを補正する技術が提案さ
れている。この技術は、プログラマブル・インピーダン
ス出力バッファとして具体化され、現在、高速インター
フェース仕様における重要な回路技術の一つとなってい
る。プログラマブル・インピーダンス出力バッファは、
ISSCC96 FA9.3: A 300MHz, 3.3V 1Mb SRAM Fabricated
in a 0.5um CMOS Process において開示されている。
【0005】図9に示すように、プログラマブル・イン
ピーダンス出力バッファは、出力バッファ101と、出
力バッファ101のバッファサイズを特定するインピー
ダンス信号Nを生成するバッファサイズ決定回路102
と、インピーダンス信号Nを出力バッファ101へ転送
する更新コントローラ106と、更新コントローラ10
6に対してインピーダンス信号Nを出力バッファ101
へ転送することを許可する更新許可信号CHKZ1を生
成するプログラマブルインピーダンスコントロール回路
(以後、「PIC回路」と称す)104とを有する。更
新許可信号CKHZ1が立ち上がっている(生成されて
いる)時、更新コントローラ106はインピーダンス信
号Nを出力バッファ101へ転送(FN)することがで
きる。なお、インピーダンス信号Nは、所定のスキュー
(遷移期間)を伴って変化する。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上記構成において、P
IC回路104が生成する更新許可信号CKHZ1は、
インピーダンス信号Nに対して同期な信号(/WE)、
或いはインピーダンス信号Nに対して非同期な信号(/
G)により生成される信号である。更新許可信号CKH
Z1が同期信号(/WE)により生成される場合、この
更新許可信号CKHZ1は、インピーダンス信号Nが遷
移していない、つまり一定の状態においてのみ出力さ
れ、更新コントローラ106はインピーダンス信号Nを
正確に出力バッファ101へ転送(FN)することがで
きる。
【0007】しかし、更新許可信号CKHZ1が非同期
信号(/G)により生成される場合、この更新許可信号
CKHZ1は、インピーダンス信号Nが遷移している途
中の不確定な状態において出力される惧れがある。この
場合、更新コントローラ106はインピーダンス信号N
を正確に出力バッファ101へ転送(FN)することが
できず、出力バッファ101のバッファサイズをまった
く意図しない値に更新してしまう惧れがあった。
【0008】即ち、更新許可信号CKHZ1が同期制御
信号(/WE)から生成される場合は、図9に示した総
ての信号が同期している為、インピーダンス信号Nの遷
移中に更新許可信号CKHZ1が立ち上がることがない
が、更新許可信号CKHZ1が非同期信号(/G)から
作られる場合、インピーダンス信号Nが定まった状態で
非同期なCKHZ1を立ち上げるというタイミング調整
は不可能であり、非同期制御信号(/G)によるバッフ
ァサイズの正確な更新はできなかった。
【0009】この問題は、言い換えれば、レジスタへの
データの取り込みタイミングである、セットアップ・ホ
ールドタイムの設定の問題である。つまり、レジスタへ
データを取り込む前後の所定の期間は、データをホール
ド(一定にする)するように設定する必要がある。
【0010】表1に非同期デバイス、同期デバイスでの
上記問題の有無をまとめた。表1に示すように、更新許
可信号CKHZ1とバッファサイズ決定回路102から
のインピーダンス信号Nとが共に同期信号である場合は
問題なく動作するが、非同期デバイス及び同期デバイス
において更新許可信号CKHZ1が非同期である場合に
上記問題が発生してしまう。
【0011】
【表1】 本発明はこのような従来技術の問題点を解決するために
成されたものであり、その目的は、レジスタへの信号の
取り込みを許可する取り込み許可信号が当該信号に対し
て非同期な信号であっても、正確にレジスタへ信号を取
り込む半導体装置を提供することである。
【0012】本発明の他の目的は、プログラマブルイン
ピーダンス出力バッファ方式におけるバッファサイズの
更新を許可する信号が非同期信号から生成される場合で
あっても、バッファサイズを正確に更新する半導体装置
を提供することである。
【0013】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明の第1の特徴は、所定の遷移期間を伴って変
化する信号を生成する信号生成回路と、当該信号に対し
て非同期な第1の取り込み許可信号を生成する取り込み
許可信号生成回路と、当該信号の取り込みが第1の取り
込み許可信号の生成により許可されるレジスタと、当該
信号の遷移途中に第1の取り込み許可信号が生成される
場合には、第1の取り込み許可信号をレジスタへ転送し
ない取り込み制御回路とを有する半導体装置であること
である。
【0014】本発明の第1の特徴によれば、当該信号の
遷移途中に第1の取り込み許可信号が生成される場合に
は、取り込み制御回路は、第1の取り込み許可信号をレ
ジスタへ転送しない為、レジスタが当該信号とは異なる
まったく意図しない値を取り込むことを防止できる。従
って、当該信号と第1の取り込み許可信号とが互いに非
同期信号である場合であっても、正確な当該信号の取り
込みが可能となる。
【0015】本発明の第1の特徴において、取り込み制
御回路は、当該信号の遷移途中に第1の取り込み許可信
号が生成される場合には、当該信号が遷移し終えた後に
第1の取り込み許可信号の代わりに第2の取り込み許可
信号を生成し、レジスタは、第2の取り込み許可信号に
より当該信号の取り込みが許可されることが望ましい。
第1の取り込み許可信号の代わりに第2の取り込み許可
信号によってレジスタの取り込みを許可することで、正
確な当該信号の取り込みが可能となる。なお、当該信号
が一定であり且つ第1の取り込み許可信号が生成されて
いる間も第2の取り込み許可信号を生成することによ
り、従来の同期信号に対しても対応することができる。
【0016】また、本発明の第1の特徴において、取り
込み制御回路は、少なくとも当該信号が遷移している
間、遷移信号を生成する遷移検出回路と、当該信号が一
定であり且つ第1の取り込み許可信号が生成されている
間、及び遷移信号が生成されている時に第1の取り込み
許可信号が生成される場合には遷移信号の生成が終了し
た後に、それぞれ第2の取り込み許可信号を生成する更
新タイミング制御回路とを具備することが望ましい。
【0017】更に、第2の取り込み許可信号は、第1の
取り込み許可信号と遷移検出回路からの遷移信号により
遷移終了edgeから作る信号のマルチプレクスとし、取り
込み制御回路は、遷移信号が生成されていない場合は第
1の取り込み許可信号をそのまま出力し、遷移信号が立
っている場合は遷移終了edgeから作る第2の取り込み許
可信号を出力することが望ましい。
【0018】本発明の第2の特徴は、並列に接続された
複数のトランジスタを有する出力バッファと、所定の遷
移期間を伴って変化し、出力バッファのバッファサイズ
を決定するインピーダンス信号を生成するバッファサイ
ズ決定回路と、インピーダンス信号に対して非同期な第
1の更新許可信号を生成するプログラマブルインピーダ
ンスコントロール回路と、第1の更新許可信号の生成に
より、インピーダンス信号を出力バッファへ転送するこ
とが許可される更新コントローラと、インピーダンス信
号の遷移途中に第1の更新許可信号が生成される場合に
は、第1の更新許可信号を更新コントローラへ転送しな
い更新制御回路とを有する半導体装置であることであ
る。
【0019】本発明の第2の特徴によれば、インピーダ
ンス信号の遷移途中に第1の更新許可信号が生成される
場合には、更新制御回路は、第1の更新許可信号を更新
コントローラへ転送しない為、出力バッファのバッファ
サイズをインピーダンス信号とは異なるまったく意図し
ない値に更新してしまうことを防止できる。従って、イ
ンピーダンス信号と第1の更新許可信号とが互いに非同
期信号である場合であっても、正確なインピーダンス信
号の転送が可能となる。
【0020】本発明の第2の特徴において、更新制御回
路は、インピーダンス信号の遷移途中に第1の更新許可
信号が生成される場合には、インピーダンス信号が遷移
し終えた後に第1の更新許可信号の代わりに第2の更新
許可信号を生成し、更新コントローラは、第2の更新許
可信号によりインピーダンス信号の取り込みが許可され
ることが望ましい。第1の更新許可信号の代わりに、第
2の更新許可信号により、インピーダンス信号の出力バ
ッファ回路への転送を許可することで、正確なインピー
ダンス信号の更新が可能となる。なお、インピーダンス
信号が一定であり且つインピーダンス信号に対して非同
期な第1の更新許可信号が生成されている間も第2の更
新許可信号を生成することにより、従来の同期信号に対
しても対応することができる。
【0021】また、本発明の第2の特徴において、更新
制御回路は、少なくともインピーダンス信号が遷移して
いる間、遷移信号を生成する遷移検出回路と、インピー
ダンス信号が一定であり且つ第1の更新許可信号が生成
されている間、及び遷移信号が生成されている時に第1
の更新許可信号が生成される場合には遷移信号の生成が
終了した後に、それぞれ第2の更新許可信号を生成する
更新タイミング制御回路とを具備することが望ましい。
【0022】本発明の第1及び第2の特徴において、当
該信号或いはインピーダンス信号には、複数ビットのデ
ータが含まれていることが望ましい。
【0023】また、遷移信号は、当該信号或いはインピ
ーダンス信号の遷移期間よりも長いパルス幅を有するパ
ルス信号であることが望ましい。
【0024】
【発明の実施の形態】以下図面を参照して、本発明の実
施の形態を説明する。図面の記載において同一あるいは
類似部分には同一あるいは類似な符号を付している。た
だし、図面は模式的なものであり、各構成要素の大きさ
の比率などは現実のものとは異なることに留意すべきで
ある。
【0025】(第1の実施の形態)図1は、本発明の第
1の実施の形態に係る半導体装置の構成を示すブロック
図である。図1に示すように、半導体装置は、信号nを
取り込み、一時的に記憶する機能を有するレジスタ48
と、信号n及び第1の取り込み許可信号ckhz1に従
って、レジスタ48の上記機能を制御する取り込み制御
回路47とを有する。
【0026】信号nは信号n生成回路51により生成さ
れ、第1の取り込み許可信号ckhz1は取り込み許可
信号生成回路52により生成される。また、信号n生成
回路51は、所定のスキュー(遷移期間)を伴って信号
nを変化させる。第1の取り込み許可信号ckhz1に
は、信号nに対して同期な信号である場合と非同期な信
号である場合とが含まれる。即ち、第1の取り込み許可
信号ckhz1が同期信号である場合は、信号nが一定
な状態においてのみ第1の取り込み許可信号ckhz1
が生成される。一方、第1の取り込み許可信号ckhz
1が非同期信号である場合は、信号nの遷移期間中に第
1の取り込み許可信号ckhz1が生成される惧れがあ
る。
【0027】取り込み制御回路47は、信号nが一定で
あり且つ第1の取り込み許可信号ckhz1が生成され
ている間、第2の取り込み許可信号ckhz2を生成す
る。また、信号nの遷移途中に第1の取り込み許可信号
ckhz1が生成される場合、取り込み制御回路47
は、信号nが遷移し終えた後にパルス状の第2の取り込
み許可信号ckhz2を生成する。
【0028】レジスタ48は、第2の取り込み許可信号
ckhz2が生成されることにより、信号nを取り込む
ことが許可される。即ち、レジスタ48は第2の取り込
み許可信号ckhz2により、信号nを取り込み、一時
的に記憶することができる。レジスタ48が取り込み一
時的に記憶する信号nには、複数ビットのデータが含ま
れている。したがって、「信号nが一定である」とは、
複数ビットのデータの内、総てのビットのデータが一定
であることを意味する。また、「信号nが遷移途中であ
る」とは、複数ビットのデータの内、少なくとも1ビッ
トのデータが一定ではなく遷移途中であることを意味す
る。
【0029】更に、取り込み制御回路47は、信号nの
遷移を検出する遷移検出回路49と、信号n及び第1の
取り込み許可信号ckhz1に従って、レジスタ48の
信号nの上記機能(信号nの取り込み及び一時的記憶)
を制御する取り込みタイミング制御回路50とを具備す
る。
【0030】遷移検出回路49は、信号nの遷移を検出
して、少なくとも信号nが遷移している間(遷移期
間)、パルス状の遷移信号tddを生成する。取り込み
タイミング制御回路50は、信号n及び遷移信号tdd
に従ってレジスタ48の上記機能を制御する。即ち、取
り込みタイミング制御回路50は、信号nが一定であり
(遷移信号tddが生成されず)且つ第1の取り込み許
可信号ckhz1が生成されている間、第2の更新許可
信号ckhz2を生成する。また、遷移信号tddが生
成されている時に第1の取り込み許可信号ckhz1が
生成される場合には、取り込みタイミング制御回路50
は、遷移信号tddの生成が終了した後にパルス状の第
2の更新許可信号ckhz2を生成する。
【0031】本発明の第1の実施の形態によれば、遷移
信号tddが生成されている時に第1の取り込み許可信
号ckhz1が生成される場合には、取り込みタイミン
グ制御回路50は、遷移信号tddの生成が終了した後
に、第2の更新許可信号ckhz2を生成し、第1の更
新許可信号ckhz1の代わりに、第2の取り込み許可
信号ckhz2によりレジスタ48の取り込みを許可す
ることで、正確な信号nの取り込みが可能となる。従っ
て、信号nと第1の取り込み許可信号ckhz1とが互
いに非同期信号である場合であっても、正確な信号nの
取り込みが可能となる。なお、信号nが一定であり且つ
第1の取り込み許可信号ckhz1が生成されている間
も第2の取り込み許可信号ckhz2が生成されるた
め、従来の同期信号に対しても対応することができる。
【0032】(第2の実施の形態) <メモリチップ全体の構成>本発明の第2の実施の形態
に係る半導体記憶装置は、ボード(PCB)と、ボード
の上に搭載されたメモリチップ及びMPUと、メモリチ
ップとMPUとを接続するデータバスとを有する。デー
タバスは、図3に示すように、メモリチップ30のI/
O端子20と、MPUの入力端子との間を接続する。メ
モリチップ30は、所定の動作を実現する内部回路と、
内部回路から出力された出力データを駆動してデータ出
力端子(I/O端子)20へ出力する出力バッファ1と
を備えている。内部回路は、第2の実施の形態に係る半
導体装置の主要な機能であるメモリ機能を実現するため
のメモリ回路である。
【0033】メモリチップ30は、行列状に配置された
メモリセルを有するメモリアレイ31と、所望のメモリ
セルを選択するロウセレクタ32及びカラムセレクタ3
3と、センスアンプ34と、ライトバッファ35と、ア
ドレスデータが入力されるアドレス端子36と、アドレ
ス端子36、ロウセレクタ32、およびカラムセレクタ
33に接続されたアドレスバッファ37と、データバス
に接続されたI/O端子20と、I/O端子20に接続
された入力バッファ回路38及び出力バッファ1と、出
力バッファ1のインピーダンスを自動調整するバッファ
サイズ制御回路10と、書き込み時または読み出し時に
おける動作タイミングのコントロールを行うタイミング
コントロール回路39及びバッファ40とを有する。
【0034】アドレスデータは、アドレス端子36から
入力され、アドレスバッファ37を介して、ロウセレク
タ32及びカラムセレクタ33へ供給される。アドレス
データにより、メモリアレイ31中の所望の書き込みメ
モリセルまたは読み出しメモリセルが選択される。な
お、図3では、説明を簡単にするために、アドレス端子
36及びアドレスバッファ37を1つづづ示した。しか
し実際のアドレスデータは、nビットのロウアドレスデ
ータとmビットのカラムアドレスデータとで構成されて
いる。従って、アドレス端子36はn+m個存在し、ア
ドレスバッファ37はn個のロウアドレスバッファとm
個のカラムアドレスバッファとから構成される。そし
て、n個のロウアドレスバッファがロウセレクタ32に
接続され、m個のカラムアドレスバッファがカラムセレ
クタ33に接続される。同様に、図3においては、I/
O端子20、入力バッファ回路39、及び出力バッファ
1を1つづづ示した。しかし実際には、データバス63
がkビットであるとすると、これに対応して、I/O端
子20、入力バッファ回路39、及び出力バッファ1は
それぞれk個存在することになる。
【0035】書き込み時には、I/O端子20から入力
された書き込みデータが、入力バッファ回路38を介し
てライトバッファ35へ与えられ、メモリアレイ31中
の所望の書き込みセルに書き込まれる。一方、読み出し
時には、選択された読み出しセルから読み出された読み
出しデータが、センスアンプ34を介して出力バッファ
1へ与えられ、出力バッファ1からI/O端子20を介
してメモリチップ30外部へ駆動される。なお、タイミ
ング制御信号が、タイミングコントロール回路39から
バッファ40を介してロウセレクタ32、カラムセレク
タ33、センスアンプ34、及びライトバッファ35に
供給されて、書き込み時または読み出し時における動作
タイミングのコントロールが行われる。
【0036】バッファサイズ制御回路10は、出力バッ
ファ1と同様の回路形式を持つ(あるいはサイズが定数
倍の)ダミーバッファ回路と、外部端子ZQとを有す
る。外部端子ZQには、マッチングすべきインピーダン
スを指定するための外部抵抗RQが接続されている。こ
れにより、バッファサイズ制御回路10は、ダミーバッ
ファ回路のインピーダンスが外部抵抗RQと等しくなる
ようなトランジスタサイズを自動的に探す。そして、そ
の結果は出力バッファ1に反映される。
【0037】<出力バッファの構成>次に、メモリチッ
プ30を構成する出力バッファ1の詳細な構成について
図4を参照して説明する。図4に示すように、出力バッ
ファ1は、プルアップ用トランジスタ群(P0〜P5)
と、プルダウン用トランジスタ群(P0〜P5)とを有
する。
【0038】プルアップ用トランジスタ群(P0〜P
5)は、所定の単位チャネル幅の2倍から2倍まで
のチャネル幅をそれぞれ有する6個のPMOSトランジ
スタからなる。各PMOSトランジスタの電流経路の一
端がI/O端子20に接続され、各PMOSトランジス
タの電流経路の他端に高レベル電源電圧(VDDQ)が
印加されている。プルダウン用トランジスタ群(N0〜
N5)は、所定の単位チャネル幅の2倍から2倍ま
でのチャネル幅をそれぞれ有する6個のNMOSトラン
ジスタからなる。各NMOSトランジスタの電流経路の
一端がI/O端子20に接続され、各NMOSトランジ
スタの電流経路の他端に低レベル電源電圧(VSSQ)
が印加されている。
【0039】各PMOSトランジスタ及び各NMOSト
ランジスタは、バッファサイズ制御回路10から出力さ
れるインピーダンス信号(FP、FN)によって導通/
非導通が制御される。各PMOSトランジスタ及び各N
MOSトランジスタの導通/非導通によって、出力バッ
ファ1のインピーダンス(バッファサイズ)が決定され
る。
【0040】なお、図4に示した出力バッファ1は、プ
ルアップ用トランジスタ群(P0〜P5)とプルダウン
用トランジスタ群(N0〜N5)とは、異なるトランジ
スタタイプのトランジスタで構成されている為、2つの
異なる系統のインピーダンスマッチングを行う必要があ
る。即ち、1つの出力バッファ1に対して、2つのバッ
ファサイズ制御回路10を用意する必要がある。しか
し、説明を簡単にするために、図3には1つのバッファ
サイズ制御回路10のみを示し、後述するバッファサイ
ズ制御回路10の説明の一部においては、インピーダン
ス信号(FN)を出力するプルダウン側のバッファサイ
ズ制御回路10についてのみ示す。
【0041】<バッファサイズ制御回路の構成>次に、
出力バッファ1へインピーダンス信号(FN)を出力す
るバッファサイズ制御回路10について、図2及び図5
〜図8を参照して説明する。図2は、バッファサイズ制
御回路10の全体構成を示すブロック図である。図2に
示すように、バッファサイズ制御回路10は、出力バッ
ファ回路1のバッファサイズを決定するインピーダンス
信号Nを生成するバッファサイズ決定回路2と、インピ
ーダンス信号Nを出力バッファ1へ転送(FN)する機
能を有する更新コントローラ6と、第1の更新許可信号
CKHZ1を生成するプログラマブルインピーダンスコ
ントロール回路4と、インピーダンス信号N及び第1の
更新許可信号CKHZ1に従って、更新コントローラ6
の上記機能を制御する更新制御回路53とを有する。
【0042】バッファサイズ決定回路2は、所定のスキ
ュー(遷移期間)を伴ってインピーダンス信号Nを変化
させる。インピーダンス信号Nはメモリチップ内の他の
信号に対して同期な信号であっても、非同期な信号であ
っても構わない。第1の更新許可信号CKHZ1には、
インピーダンス信号Nに対して同期な信号(/WE)か
ら生成される信号と、インピーダンス信号Nに対して非
同期な信号(/G)から生成される信号とが含まれる。
即ち、第1の更新許可信号CKHZ1が同期信号である
場合は、インピーダンス信号Nが一定である時にのみ第
1の更新許可信号CKHZ1が生成される。一方、更新
許可信号CKHZ1が非同期信号である場合は、インピ
ーダンス信号Nの遷移期間中に第1の取り込み許可信号
CKHZ1が生成される惧れがある。
【0043】更新コントローラ6は、インピーダンス信
号Nを出力バッファ1へ転送(FN)する為に、インピ
ーダンス信号Nを取り込み、一時的に記憶することがで
きるレジスタ(図示せず)を有する。
【0044】更新制御回路53は、インピーダンス信号
Nが一定であり且つ第1の更新許可信号CKHZ1が生
成されている間、第2の更新許可信号CKHZ2を生成
する。また、インピーダンス信号Nの遷移途中に第1の
更新許可信号CKHZ1が生成される場合、更新制御回
路53は、インピーダンス信号Nが遷移し終えた後にパ
ルス状の第2の更新許可信号CKHZ2を生成する。
【0045】更新コントローラ6が有するレジスタは、
第2の許可信号CKHZ2が生成されることにより、イ
ンピーダンス信号Nを取り込むことが許可される。即
ち、更新コントローラ6は第2の更新許可信号CKHZ
2が生成されることにより、インピーダンス信号Nを出
力バッファ1へ転送(FN)することができる。更新コ
ントローラ6が転送するインピーダンス信号Nには、複
数ビットのデータが含まれている。したがって、「イン
ピーダンス信号Nが一定である」とは、複数ビットのデ
ータの内、総てのビットのデータが一定であることを意
味する。また、「インピーダンス信号Nが遷移途中であ
る」とは、複数ビットのデータの内、少なくとも1ビッ
トのデータが一定ではなく遷移途中であることを意味す
る。
【0046】更に、更新制御回路53は、インピーダン
ス信号Nの遷移を検出して、少なくともインピーダンス
信号Nが遷移している間(遷移期間)、パルス状の遷移
信号TDDを生成する遷移検出回路3と、遷移信号TD
D及び第1の更新許可信号CKHZ1に従って、更新コ
ントローラ6の上記機能(インピーダンス信号Nの転
送)を制御する更新タイミング制御回路5とを具備す
る。
【0047】更新タイミング制御回路5は、インピーダ
ンス信号Nが一定であり(遷移信号TDDが生成され
ず)且つ第1の更新許可信号CKHZ1が生成されてい
る間、第2の更新許可信号CKHZ2を生成する。ま
た、遷移信号TDDが生成されている時に第1の更新許
可信号CKHZ1が生成される場合には、更新タイミン
グ制御回路5は、遷移信号TDDの生成が終了した後に
パルス状の第2の更新許可信号CKHZ2を生成する。
【0048】図5は、バッファサイズ決定回路2の詳細
な構成を示す回路図である。バッファサイズ決定回路2
は、プルアップ用トランジスタ群(P0〜P5)のイン
ピーダンスを整合するためのプルアップ制御系45と、
プルダウン用トランジスタ群(N0〜N5)のインピー
ダンスを整合するためのプルダウン制御系43とを有す
る。前述したように、ここでは、インピーダンス信号
(N)を出力するプルダウン側のバッファサイズ制御回
路10についてのみ説明し、プルアップ側についての説
明を省略する。
【0049】バッファサイズ決定回路2は、ZQ端子に
直列接続されたPMOSトランジスタP21と、PMO
SトランジスタP21とゲート及びソースをそれぞれ共
通としたPMOSトランジスタP22とを備える。PM
OSトランジスタP21のゲートレベルは、ZQ端子の
電圧VZQが高レベル側電源電圧VDDQの二分の一に
なるように、オペアンプOP1によってレベル制御され
る。
【0050】そして、PMOSトランジスタP22のド
レインはオペアンプOP2の反転入力端子に接続され、
ノードREFIUにはVDDQ/2が供給される。一
方、オペアンプOP2の非反転入力端子には電圧VZQ
が供給される。U/Dカウンタ54は、出力データD
0,D1,…D5により、ダミーバッファ回路Ndmの
NMOSトランジスタ群N31,N32,…,N35に
対して選択的に導通、非導通を制御する。NMOSトラ
ンジスタ群N31,N32,…,N35のドレインは、
オペアンプOP2の反転入力端子に帰還されている。従
って、プルダウン制御系43は、ノードREFIUの電
圧が基準電圧VZQ(=VDDQ/2)に一致するよう
に、ダミーバッファ回路NdmのNMOSトランジスタ
N31,N32,…,N35の導通/非道通を決定し、
これによって、ダミーバッファ回路Ndmのバッファサ
イズ(インピーダンス)が決定される。
【0051】さらに、U/Dカウンタ224の出力デー
タD0,D1,…D5は、図2に示すインピーダンス信
号Nとして、更新コントローラ6に供給される。なお、
プルアップ制御系45についても同様にして、インピー
ダンス信号(P)が更新コントローラ57に供給され
る。
【0052】このようにして、マッチングすべきインピ
ーダンスを指定するための外部抵抗RQをZQ端子に接
続することにより、インピーダンス決定回路2は、出力
バッファ1のインピーダンスが外部抵抗RQの値(ある
いはその定数倍)になるように、インピーダンス信号N
を生成することができる。
【0053】図6は、遷移検出回路3の詳細な構成を示
す回路図である。図6に示すように、インピーダンス信
号Nは、NOR11及びNAND12に直接入力されて
いると同時に、Delay4−1(16)及びインバー
タ(以後、「INV」と称す)17を介してNOR11
及びNAND12に入力されている。NAND12の出
力はINV13に入力されている。NOR11及びIN
V13の出力は、並列接続されたNMOSトランジスタ
(N41、N42)のゲートにそれぞれ入力されてい
る。以上の構成は、インピーダンス信号Nの1ビット分
の構成である。よって、5ビットのデータを有するイン
ピーダンス信号Nに対しては、合計10個のMOSトラ
ンジスタが並列接続されていることになる(図示せ
ず)。
【0054】NMOSトランジスタ(N41、N42)
のソースは、PMOSトランジスタ(P41、P42)
のドレインに接続されている。また、NMOSトランジ
スタ(N41、N42)のソースは、INV14を介し
てPMOSトランジスタP41のゲートに入力され、I
NV14、Delay4−2(18)及びINV15を
介してPMOSトランジスタP42のゲートに入力され
ている。
【0055】上記回路構成において、インピーダンス信
号Nが一定でない状態、即ち、インピーダンス信号Nの
1ビット分でも信号が変化することにより、パルス状の
遷移信号TDDが生成される。遷移信号TDDは、De
lay4−1(16)によって定められる時間だけのパ
ルス幅を有する。
【0056】図7は、更新タイミング制御回路5の詳細
な構成を示す回路図である。図7に示すように、更新タ
イミング制御回路5は、遷移信号TDDのフォーリング
エッジ(立ち下り)によりパルス状の第2の更新許可信
号CKHZ2を生成する回路と、R−Sフリップフロッ
プ22で構成したマルチプレクサ28を切り替える信号
を作る回路と、第2の更新許可信号CKHZ2と第1の
更新許可信号CKHZ1とを切り替えるマルチプレクサ
28とから構成されている。
【0057】具体的には、第1の更新許可信号CKHZ
1及び遷移信号TDDは、NAND19に入力されてい
る。NAND19の出力はINV21を介してR−Sフ
リップフロップ22のセット側に入力される。遷移信号
TDDはNOR25に直接入力されると同時に、Del
ay5−1(23)及びINV24を介しても入力され
ている。R−Sフリップフロップ22のリセット側出力
RS及びNOR25の出力はNAND26に入力され、
NAND26の出力はINV27を介してマルチプレク
サ28のHigh側の入力端子に接続されている。マル
チプレクサ28のLow側の入力端子には、第1の更新
許可信号CKHZ1が入力されている。また、INV2
7の出力は、Delay5−2(29)を介してR−S
フリップフロップ22のリセット側入力へも帰還されて
いる。更に、R−Sフリップフロップ22のリセット側
出力RSは、マルチプレクサ28のスイッチング端子に
接続されている。
【0058】上記回路構成において、NOR25、De
lay5−1(23)及びINV24によって、遷移信
号TDDのフォーリングエッジからパルス信号(CKH
Z2)が生成される。また、NAND19、INV21
及びR−Sフリップフロップ22によって、マルチプレ
クサ28の切り替え信号が生成される。
【0059】具体的には、遷移信号TDDが生成されて
いない間(TDDがLow状態)、R−Sフリップフロ
ップ22のリセット側出力RSはLow状態となり、マ
ルチプレクサ28のLow側の端子が選択される。この
状態において、第1の更新許可信号CKHZ1は、第2
の更新許可信号CKHZ2として、そのまま出力され
る。
【0060】遷移信号TDDが生成されている間に、第
1の更新許可信号CKHZ1が生成されると、R−Sフ
リップフロップ22のセット側出力RSはHigh状態
に切り替わり、マルチプレクサ28のHigh側の端子
が選択される。この状態において、遷移信号TDDのフ
ォーリングエッジからパルス信号(CKHZ2)が生成
される。即ち、更新タイミング制御回路5は、遷移信号
TDDの生成が終了した後にパルス状の第2の更新許可
信号CKHZ2を生成することができる。なお、この時
の第2の更新許可信号CKHZ2は、Delay5−1
(23)によって定められる時間だけのパルス幅を有す
る。
【0061】図8は、上述したバッファサイズ制御回路
10における各信号(N、TDD、CHKZ1、CKH
Z2、FN)の動作波形について複数の事例を示すタイ
ムシーケンスである。図8に示すように、インピーダン
ス信号Nが所定のスキュー(遷移期間)42を持って、
B状態からC状態へ変化する場合について示す。インピ
ーダンス信号Nが変化し始めると同時に遷移信号TDD
が立ち上がる。遷移信号TDDは、インピーダンス信号
Nの遷移期間以上のパルス幅を持って立ち下がる。ここ
で、インピーダンス信号Nが変化し始める前の時間をT
ime1とし、遷移信号TDDの立ち上がりから立ち下
がりまでの時間をTime2とし、遷移信号TDDが立
ち下がった後の時間をTime3とする。図8には示さ
ないが、Time1より以前(Time0)におけるイ
ンピーダンス信号Nは、A状態であったものとする。次
に、CHKZ1、CKHZ2及びFNの各動作波形を5
つの事例(ケース)ごとに説明する。
【0062】(ケース1)まず、CKHZ1がTime
1において立ち上がり、Time1において立ち下がる
場合、図7に示したマルチプレクサ28はLow側が選
択されている為、CKHZ2は、CKHZ1と同一動作
波形を形成する。CKHZ2の立ち上がり46により、
更新コントローラ6はインピーダンス信号Nの転送が許
可され、インピーダンス信号FNがA状態からB状態に
更新される。
【0063】(ケース2)次に、CKHZ1がTime
1において立ち上がり、Time2において立ち下がる
場合、CKHZ1の立ち上がりと同時にCKHZ2も立
ち上がる。しかし、TDDの立ち上がりと同時に、マル
チプレクサ28がHigh側へ切り替わり、CKHZ2
は立ち下がる。即ち、インピーダンス信号Nの遷移期間
中は、更新コントローラ6はインピーダンス信号Nの転
送が禁止される。そして、TDDのフォーリングエッジ
からパルス信号(CKHZ2)が生成される。なお、C
KHZ2は、Time1及びTime3においてそれぞ
れ出力されるが、Time1におけるCKHZ2は、イ
ンピーダンス信号FNを更新するだけの十分なパルス幅
を有していない場合がある。しかし、Time3におい
て十分なパルス幅を有するCKHZ2が生成されること
で、インピーダンス信号FNをA状態からC状態へ正確
に更新することができる。
【0064】(ケース3)次に、CKHZ1がTime
2において立ち上がり、Time2において立ち下がる
場合、Time2においてCKHZ2は生成されず、T
DDのフォーリングエッジからパルス信号(CKHZ
2)が生成される。CKHZ2の立ち上がりにより、更
新コントローラ6はインピーダンス信号Nの転送が許可
され、インピーダンス信号FNがA状態からC状態に更
新される。
【0065】(ケース4)次に、CKHZ1がTime
2において立ち上がり、Time3において立ち下がる
場合もケース3と同様に、Time2においてCKHZ
2は生成されず、TDDのフォーリングエッジからパル
ス信号(CKHZ2)が生成され、CKHZ2の立ち上
がりにより、インピーダンス信号FNがA状態からC状
態に更新される。
【0066】(ケース5)最後に、CKHZ1がTim
e3において立ち上がり、Time3において立ち下が
る場合もケース1と同様に、CKHZ2は、CKHZ1
と同一動作波形を形成し、CKHZ2の立ち上がり46
により、インピーダンス信号FNがA状態からC状態に
更新される。
【0067】以上説明したように、遷移信号TDDが生
成されている時に第1の更新許可信号CKHZ1が生成
される場合には、更新タイミング制御回路5は、遷移信
号TDDの生成が終了した後に、第2の更新許可信号C
KHZ2を生成し、第1の更新許可信号CKHZ1の代
わりに第2の更新許可信号CKHZ1によって、更新コ
ントローラ6の更新を許可することができる為、正確な
インピーダンス信号Nの更新が可能となる。従って、イ
ンピーダンス信号Nと第1の更新許可信号CKHZ1と
が互いに非同期信号である場合であっても、正確なイン
ピーダンス信号Nの更新が可能となる。なお、インピー
ダンス信号Nが一定であり且つ第1の更新許可信号CK
HZ1が生成されている間も第2の更新許可信号CKH
Z2が生成されるため、従来の同期信号に対しても対応
することができる。
【0068】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
レジスタへの信号の取り込みを許可する取り込み許可信
号が当該信号に対して非同期な信号であっても、正確に
レジスタへ信号を取り込む半導体装置を提供することが
できる。
【0069】また本発明によれば、プログラマブルイン
ピーダンス出力バッファ方式におけるバッファサイズの
更新を許可する信号が非同期信号から生成される場合で
あっても、バッファサイズを正確に更新する半導体装置
を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態に係る半導体装置の
構成を示すブロック図である。
【図2】本発明の第2の実施の形態に係る半導体装置の
特徴部分であるバッファサイズ制御回路の構成を示すブ
ロック図である。
【図3】本発明の第2の実施の形態に係る半導体装置が
有するメモリチップの全体構成を示すレイアウト図であ
る。
【図4】図3に示した出力バッファの構成を示す回路図
である。
【図5】図2に示したバッファサイズ決定回路の構成を
示す回路図である。
【図6】図2に示した遷移検出回路の構成を示す回路図
である。
【図7】図2に示した更新タイミング制御回路の構成を
示す回路図である。
【図8】本発明の第2の実施の形態に係るバッファサイ
ズ制御回路における各信号(N、TDD、CHKZ1、
CKHZ2、FN)の動作波形について複数の事例を示
すタイムシーケンスである。
【図9】従来のバッファサイズ制御回路の構成を示すブ
ロック図である。
【符号の説明】
1 出力バッファ 2 バッファサイズ決定回路 3、49 遷移検出回路 4 プログラマブルインピーダンスコントロール回路
(PIC回路) 5 更新タイミング制御回路 6 更新コントローラ 10 バッファサイズ制御回路 47 取り込み制御回路 48 レジスタ 50 取り込みタイミング制御回路 51 信号n生成回路 52 取り込み許可信号生成回路 53 更新制御回路 n 信号 N、FN インピーダンス信号 tdd、TDD 遷移信号 ckhz1 第1の取り込み許可信号 CKHZ1 第1の更新許可信号 ckhz2 第2の取り込み許可信号 CKHZ2 第2の更新許可信号
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H01L 27/04 (72)発明者 大塚 伸朗 神奈川県川崎市幸区小向東芝町1番地 株 式会社東芝マイクロエレクトロニクスセン ター内 Fターム(参考) 5B015 HH01 JJ00 KB33 KB89 KB91 5F038 BH07 BH19 DF07 EZ20 5F064 FF04 FF36 FF52 5J056 AA04 AA40 BB00 BB58 CC00 CC05 CC10 CC14 CC17 DD13 DD28 GG13 GG14

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 所定の遷移期間を伴って変化する信号を
    生成する信号生成回路と、 当該信号に対して非同期な第1の取り込み許可信号を生
    成する取り込み許可信号生成回路と、 前記信号の取り込みが前記第1の取り込み許可信号によ
    り許可されるレジスタと、 前記信号の遷移途中に前記第1の取り込み許可信号が生
    成される場合には、当該第1の取り込み許可信号を前記
    レジスタへ転送しない取り込み制御回路とを有すること
    を特徴とする半導体装置。
  2. 【請求項2】 前記取り込み制御回路は、前記信号の遷
    移途中に前記第1の取り込み許可信号が生成される場合
    には、当該信号が遷移し終えた後に当該第1の取り込み
    許可信号の代わりに第2の取り込み許可信号を生成し、 前記レジスタは、前記第2の取り込み許可信号により前
    記信号の取り込みが許可されることを特徴とする請求項
    1記載の半導体装置。
  3. 【請求項3】 前記取り込み制御回路は、 少なくとも前記信号が遷移している間、遷移信号を生成
    する遷移検出回路と、 前記遷移信号が生成されている時に前記第1の取り込み
    許可信号が生成される場合には、前記遷移信号の生成が
    終了した後に、第2の取り込み許可信号を生成する更新
    タイミング制御回路とを具備することを特徴とする請求
    項2記載の半導体装置。
  4. 【請求項4】 前記第2の取り込み許可信号は、前記第
    1の取り込み許可信号と前記遷移検出回路からの前記遷
    移信号により遷移終了edgeから作る信号のマルチプレク
    スとし、 前記取り込み制御回路は、当該遷移信号が生成されてい
    ない場合は前記第1の取り込み許可信号をそのまま出力
    し、当該遷移信号が立っている場合は遷移終了edgeから
    作る前記第2の取り込み許可信号を出力することを特徴
    とする請求項3記載の半導体装置。
  5. 【請求項5】 前記レジスタが取り込む前記信号には、
    複数ビットのデータが含まれていることを特徴とする請
    求項1記載の半導体装置。
  6. 【請求項6】 前記遷移信号は、前記信号の前記遷移期
    間よりも長いパルス幅を持つパルス信号であることを特
    徴とする請求項3記載の半導体装置。
  7. 【請求項7】 並列に接続された複数のトランジスタを
    有する出力バッファと、 所定の遷移期間を伴って変化し、前記出力バッファのバ
    ッファサイズを決定するインピーダンス信号を生成する
    バッファサイズ決定回路と、 前記インピーダンス信号に対して非同期な第1の更新許
    可信号を生成するプログラマブルインピーダンスコント
    ロール回路と、 前記第1の更新許可信号により、前記インピーダンス信
    号を前記出力バッファへ転送することが許可される更新
    コントローラと、 前記インピーダンス信号の遷移途中に前記第1の更新許
    可信号が生成される場合には、当該第1の更新許可信号
    を前記更新コントローラへ転送しない更新制御回路とを
    有することを特徴とする半導体装置。
  8. 【請求項8】 前記更新制御回路は、前記インピーダン
    ス信号の遷移途中に前記第1の更新許可信号が生成され
    る場合には当該インピーダンス信号が遷移し終えた後に
    当該第1の更新許可信号の代わりに第2の更新許可信号
    を生成し、 前記更新コントローラは、前記第2の更新許可信号によ
    り前記インピーダンス信号の取り込みが許可されること
    を特徴とする請求項7記載の半導体装置。
  9. 【請求項9】 前記更新制御回路は、 少なくとも前記インピーダンス信号が遷移している間、
    遷移信号を生成する遷移検出回路と、 前記遷移信号が生成されている時に前記第1の更新許可
    信号が生成される場合には、当該遷移信号の生成が終了
    した後に、前記第2の更新許可信号を生成する更新タイ
    ミング制御回路とを具備することを特徴とする請求項8
    記載の半導体装置。
  10. 【請求項10】 前記第2の更新許可信号は、前記第1
    の更新許可信号と前記遷移検出回路からの前記遷移信号
    により遷移終了edgeから作る信号のマルチプレクスと
    し、 前記更新制御回路は、当該遷移信号が生成されていない
    場合は前記第1の更新許可信号をそのまま出力し、当該
    遷移信号が立っている場合は遷移終了edgeから作る前記
    第2の更新許可信号を出力することを特徴とする請求項
    9記載の半導体装置。
  11. 【請求項11】 前記インピーダンス信号には、複数ビ
    ットのデータが含まれていることを特徴とする請求項7
    記載の半導体装置。
  12. 【請求項12】 前記遷移信号は、前記インピーダンス
    信号の前記遷移期間よりも長いパルス幅を持つパルス信
    号であることを特徴とする請求項9記載の半導体装置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006319965A (ja) * 2005-05-09 2006-11-24 Samsung Electronics Co Ltd 出力駆動回路及び出力駆動方法
KR100730723B1 (ko) * 2007-02-28 2007-06-21 주식회사 고려풍국건축사사무소 내부로 배수 가능한 건축 토목 공사용 경계 블럭 조합체.

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