JP2003006989A - 再生装置 - Google Patents

再生装置

Info

Publication number
JP2003006989A
JP2003006989A JP2002051071A JP2002051071A JP2003006989A JP 2003006989 A JP2003006989 A JP 2003006989A JP 2002051071 A JP2002051071 A JP 2002051071A JP 2002051071 A JP2002051071 A JP 2002051071A JP 2003006989 A JP2003006989 A JP 2003006989A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
signal
tap
coefficient
sampling
output
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2002051071A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4072751B2 (ja
Inventor
Junichiro Tonami
淳一郎 戸波
Eiki Nakamura
栄基 中村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Victor Company of Japan Ltd
Original Assignee
Victor Company of Japan Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Victor Company of Japan Ltd filed Critical Victor Company of Japan Ltd
Priority to JP2002051071A priority Critical patent/JP4072751B2/ja
Priority to US10/114,260 priority patent/US6876618B2/en
Publication of JP2003006989A publication Critical patent/JP2003006989A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4072751B2 publication Critical patent/JP4072751B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • GPHYSICS
    • G11INFORMATION STORAGE
    • G11BINFORMATION STORAGE BASED ON RELATIVE MOVEMENT BETWEEN RECORD CARRIER AND TRANSDUCER
    • G11B20/00Signal processing not specific to the method of recording or reproducing; Circuits therefor
    • G11B20/10Digital recording or reproducing
    • G11B20/10009Improvement or modification of read or write signals
    • G11B20/10046Improvement or modification of read or write signals filtering or equalising, e.g. setting the tap weights of an FIR filter
    • GPHYSICS
    • G11INFORMATION STORAGE
    • G11BINFORMATION STORAGE BASED ON RELATIVE MOVEMENT BETWEEN RECORD CARRIER AND TRANSDUCER
    • G11B20/00Signal processing not specific to the method of recording or reproducing; Circuits therefor
    • G11B20/10Digital recording or reproducing
    • G11B20/10009Improvement or modification of read or write signals
    • GPHYSICS
    • G11INFORMATION STORAGE
    • G11BINFORMATION STORAGE BASED ON RELATIVE MOVEMENT BETWEEN RECORD CARRIER AND TRANSDUCER
    • G11B20/00Signal processing not specific to the method of recording or reproducing; Circuits therefor
    • G11B20/10Digital recording or reproducing
    • G11B20/10009Improvement or modification of read or write signals
    • G11B20/10037A/D conversion, D/A conversion, sampling, slicing and digital quantisation or adjusting parameters thereof

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Signal Processing (AREA)
  • Signal Processing For Digital Recording And Reproducing (AREA)
  • Optical Recording Or Reproduction (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 光ディスク等の再生信号は、チャネルレート
(ビットレート)に対して、再生信号の帯域が狭く、高
域の情報が足りないため、適応等化が正しいところに収
束することが出来ず、結果として、本来の目標特性でな
い特性に擬似的に収束してしまう可能性がある。 【解決手段】 適応等化を構成する多段遅延タップ出力
のうち、偶数番目、もしくは奇数番目のみのタップ出力
およびタップ係数のみに基づき、それらの結果を加算し
てフィルタリング後信号として出力するトランスバーサ
ルフィルタを用いる。さらに、中心となるタップの係数
に基づき、他のタップの係数の絶対値もしくは極性を制
限する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は再生装置に係り、特
に光ディスクの記録媒体から再生された信号を波形等化
する波形等化回路を備えた再生装置に関する。
【0002】
【従来の技術】ランレングス制限符号が高密度記録され
た光ディスク等の記録媒体から当該ランレングス制限符
号を再生する再生装置では、再生信号の波形歪を除去す
るために、パーシャルレスポンス(以下、PRともい
う)等化特性を持つ波形等化回路を使用するものが従来
より知られている(特開平10−106161号公
報)。図8はこの従来の再生装置の一例のブロック図を
示す。同図において、光ディスク601より記録/再生
系602により再生されたランレングス制限符号は、ト
ランスバーサルフィルタ603に供給され、ここでパラ
メータ設定器605内のタップ係数決定器606より入
力されるタップ係数に基づいて、PR等化される。
【0003】X値選定器610は、トランスバーサルフ
ィルタ603での例えばPR(1,X,X,1)等化に
おける符号間干渉値であるXの値を再生波形の特性に基
づいて選定するもので、誤り率判定器609の判定結果
から順次Xiを求め、最終的に誤り率が許容値を満たす
Xの値を選定する。等化後目標波形作成器608は、パ
ラメータ設定用二値データ用メモリ607から与えられ
る二値データと、X値選定器610で選定された、PR
等化における符号間干渉付与値のXの値とから等化後目
標波形を作成し、タップ係数決定器606に与えられ
る。
【0004】光ディスク601には予めパラメータ設定
用二値データ用メモリ607に対応するビットが記録さ
れている。タップ係数決定器606はこのビットに対応
する再生波形と等化後目標波形とから、再生波形が等化
後目標波形に一致するようなタップ係数を求めてトラン
スバーサルフィルタ603に入力する。識別点信号レベ
ル決定器611は、X値選定器610から与えられるX
の値に基づいて識別点信号レベルを求め、これをML復
号器604に供給する。ML復号器604はトランスバ
ーサルフィルタ603から取り出された等化後再生波形
を、上記の識別点信号レベルを基準にして二値データに
復号して出力する。
【0005】ML復号器604から取り出された復号デ
ータは、誤り率判定器609に供給され、ここでパラメ
ータ設定用二値データ用メモリ607からのパラメータ
設定用二値データと比較されて誤り率が求められ、その
誤り率が許容値を満たしているか否かの判定結果がX値
選定器610に供給される。誤り率判定器609で誤り
率が許容値を満たしていると判定された段階で、その時
のタップ係数及び識別点信号レベルを用いたPR(1,
X,X,1)ML方式により、PR等化及び最尤復号が
行われる。また、従来、最小符号反転間隔が2以上の定
数に制限されたランレングス制限符号による再生信号を
等化した上で、符号反転間隔を拘束条件としてもつよう
な最尤検出を行う光ディスク信号再生方式で、符号の反
転位置の直前又は直後の点のうちで最小符号反転間隔を
もつデータ列に対応する点を除く振幅と、符号の反転位
置の振幅のみを対象として、三値等化する再生装置も知
られている(特開平7−192270号公報)。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかるに、上記の従来
の再生装置のうち前者の再生装置は、光ディスク601
には予めパラメータ設定用二値データ用メモリ607に
対応するビットが記録されていることが前提となってお
り、光ディスク601の記録信号がパラメータ設定用二
値データ用メモリ607に記憶されている二値データに
対応しているものであるかどうか不明な場合、適応的に
波形等化ができない。
【0007】そのため、パラメータ設定用二値データ用
メモリ607の記憶二値データに対応した既知のパター
ンのデータを再生して、正常に波形等化されるようにト
ランスバーサルフィルタ603のタップ係数を決定しな
ければならない。このため、タップ係数を決定したとき
と異なる再生特性で再生信号が入力されたときには対応
できない。
【0008】また、上記の従来の再生装置のうち後者の
ものは、再生装置が行うPR等化が、目標値が多値とな
るため、細かいスレッショルド比較が誤り率判定器60
9で必要となり、ノイズや歪によって判定が難しくなる
という問題がある。従って、複数種類の信号が入力され
る機器(例えばCD、DVDなどの再生装置)では、再
生する信号の性質によってランレングスや等化したいP
R特性等が異なるため、スレッショルドを合わせるため
の制御が煩雑となり、波形等化を安定に行うまでの収束
時間が長くかかる可能性がある。
【0009】また、本出願の重要な課題として、再生信
号のチャネルレート(ビットレート)に対して、再生信
号の帯域が狭い場合、高域の情報が足りないため、正し
いところに収束することが出来ないという問題がある。
この理由を代表的な光ディスクシステムであるDVDの
場合で説明する。
【0010】図6に示すように、再生信号のチャネルレ
ート(ビットレート)に対して、再生信号の帯域は、光
学系のMTF特性により、高域が大きく削られている。
このとき、理想的には、公知のナイキスト条件を満たす
ように等化が行われ、その一つである目標特性(PR
(1,1)、PR(1,2,2,1)などのような特
性)に収束することが望ましい。
【0011】これに対し、従来のフィルタリング(イコ
ライジング)手段は、1ビット間隔の全タップの信号を
用いて等化を行っており、その特性は、図7のようにな
っていた。
【0012】しかし、高密度記録した状態では、完全に
減衰した帯域やノイズに埋もれてしまった(1/2)f
c付近の高域成分については、いくら高域を強調して
も、欠落した部分を再生することは出来ない。よって高
域が欠落している状態の中で、なるべく目標特性(PR
(1,1)、PR(1,2,2,1)などのような特
性)に近くなり、かつナイキスト条件をいかにも満たし
ているようなところにタップ係数は誤って擬似収束しよ
うとする。
【0013】また、高域成分が残留していたとしても、
それらを無制限に強調出来るため、本来の特性ではな
い、しかしナイキスト条件をいかにも満たしているよう
なところにタップ係数は誤って擬似収束してしまう。
【0014】回路的には、各係数の値は無限に変化でき
るわけではないから、どこかでいずれかの係数にリミッ
タがかかる。そしてそこで等化エラーとして辻褄があう
状態に収束してしまい、本来の特性に戻ることが出来な
くなる。
【0015】実際、このような状態は複数存在してしま
うため、結果として、本来の目標特性でない特性に擬似
的に収束してしまう危険性がある。この現象は、高密度
記録になればなるほど、発生しやすくなる。また、本来
中心となるべきタップの重み付けが下がってしまい、別
のタップだけで特性を作ってしまったり、別のタップを
中心として収束してしまうことも少なくない。
【0016】本発明は以上の点に鑑みなされたもので、
ノイズや歪の影響なく確実なPR等化による波形等化を
行うことができ、また、収束範囲の拡大及び収束時間の
短縮を実現し、更に、ICデバイスによる回路規模を削
減する再生装置を提供することにある。
【0017】
【課題を解決するための手段】上述した問題点を解消す
るために、本発明は記録媒体に記録されているランレン
グス制限符号を再生し、その再生信号をフィルタリング
手段を用いてパーシャルレスポンス等化した後復号する
再生装置において、前記フィルタリング手段は、前記再
生信号を所定のクロックでサンプリングしてサンプリン
グ後信号を出力するサンプリング手段と、前記サンプリ
ング後信号を遅延し、多段遅延タップ出力を得るととも
に、前記多段遅延タップ出力のうち、偶数番目、もしく
は奇数番目のみをタップ係数と乗算し、それらの結果を
加算してフィルタリング後信号として出力するトランス
バーサルフィルタと、前記フィルタリング後信号の仮判
別値を算出し、その仮判別値と前記フィルタリング後信
号との差分値をエラー信号として出力する仮判別回路
と、前記エラー信号及び前記再生信号に基づき、前記ト
ランスバーサルフィルタの偶数番目、もしくは奇数番目
のみのタップ係数を、前記エラー信号が最小になるよう
に可変制御する係数生成手段とを有することを特徴とす
る再生装置を提供する。また、上述した問題点を解消す
るために、本発明は記録媒体に記録されているランレン
グス制限符号を再生し、その再生信号をフィルタリング
手段を用いてパーシャルレスポンス等化した後復号する
再生装置において、前記フィルタリング手段は、前記再
生信号を所定のクロックでサンプリングしてサンプリン
グ後信号を出力するサンプリング手段と、前記サンプリ
ング後信号を遅延し、多段遅延タップ出力を得るととも
に、前記多段遅延タップ出力をタップ係数と乗算し、そ
れらの結果を加算してフィルタリング後信号として出力
するトランスバーサルフィルタと、前記フィルタリング
後信号の仮判別値を算出し、その仮判別値と前記フィル
タリング後信号との差分値をエラー信号として出力する
仮判別回路と、前記エラー信号及び前記再生信号に基づ
き、前記トランスバーサルフィルタのタップ係数を、前
記エラー信号が最小になるように可変制御する係数生成
手段と、任意の一つの前記タップ係数に基づき、その他
のタップ係数の値もしくは極性を制限するタップ係数制
限手段とを有することを特徴とする再生装置を提供す
る。さらに、上述した問題点を解消するために、本発明
はディスク状記録媒体に記録されている信号を再生し、
その再生信号をフィルタリング手段を用いてパーシャル
レスポンス等化した後復号する再生装置において、前記
再生信号をサンプリングしたサンプリング後信号又は前
記サンプリング後信号をリサンプリングして補間したリ
サンプリング補間信号を、奇数番目のサンプリング周期
に奇数フィルタリング手段側へ分配出力するとともに、
偶数番目のサンプリング周期に偶数フィルタリング手段
側へ分配出力する分配手段と、前記分配手段からの出力
信号をフィルタリングして奇数番目の波形等化後再生信
号を出力する奇数フィルタリング手段と、前記分配手段
からの出力信号をフィルタリングして偶数番目の波形等
化後再生信号を出力する偶数フィルタリング手段とを備
え、前記奇数フィルタリング手段及び前記偶数フィルタ
リング手段はそれぞれ、前記再生信号をサンプリング、
もしくはリサンプリングしてサンプリング後信号を出力
するサンプリング手段と、前記サンプリング後信号を遅
延して得た多段遅延タップ出力とタップ係数とをそれぞ
れ乗算し、これら乗算結果を合算したフィルタリング後
信号を出力するトランスバーサルフィルタ手段と、前記
フィルタリング後信号の仮判別値を算出し、算出した前
記仮判別値と前記フィルタリング後信号との差分値をエ
ラー信号として出力する仮判別手段と、前記エラー信号
と前記多段遅延タップ出力とに基づき、前記トランスバ
ーサルフィルタ手段の前記タップ係数を、前記エラー信
号が最小になるように可変制御する係数生成手段と、多
数の前記タップ係数のうちの任意の一つのタップ係数値
に基づいて、残りのタップ係数値を制限するタップ係数
制限手段とを有することを特徴とする再生装置を提供す
る。さらにまた、上述した問題点を解消するために、本
発明はディスク状記録媒体に記録されている信号を再生
し、その再生信号をフィルタリング手段を用いてパーシ
ャルレスポンス等化した後復号する再生装置において、
前記フィルタリング手段は、前記再生信号をサンプリン
グ、もしくはリサンプリングしてサンプリング後信号を
出力するサンプリング手段と、前記サンプリング後信号
を遅延して得た多段遅延タップ出力とタップ係数とをそ
れぞれ乗算し、これら乗算結果を合算したフィルタリン
グ後信号を出力するトランスバーサルフィルタ手段と、
前記フィルタリング後信号の仮判別値を算出し、算出し
た前記仮判別値と前記フィルタリング後信号との差分値
をエラー信号として出力する仮判別手段と、前記エラー
信号と前記多段遅延タップ出力とに基づき、前記トラン
スバーサルフィルタ手段の前記タップ係数を、前記エラ
ー信号が最小になるように可変制御する係数生成手段
と、多数の前記タップ係数のうちの任意の一つのタップ
係数値に基づいて、残りのタップ係数値を制限するタッ
プ係数制限手段とを有することを特徴とする再生装置を
提供する。
【0018】
【発明の実施の形態】次に、本発明の第1の実施の形態
について図面と共に説明する。図1は本発明になる再生
装置の第1の実施の形態のブロック図を示す。同図にお
いて、ランレングス制限符号が高密度記録された光ディ
スク1からPDヘッドアンプ2で光電変換及び増幅され
たランレングス制限符号(ディジタル信号)は、直流阻
止回路3を用いて低域成分が阻止され、続いてA/D変
換器4に供給される。A/D変換器4は、図示しないP
LLによって生成されるクロックに基づいて、入力信号
をサンプリングする。必要に応じて図示しないAGC回
路で振幅が一定になるように自動利得制御(AGC)さ
れた後、サンプリング後信号として適応等化回路5に供
給される。適応等化回路5によりPR特性が付与された
等化後再生波形(等化後信号)は、復号回路6に供給され
て、例えばビタビ復号される。このビタビ復号の回路構
成は公知であり、例えば等化後再生波形のサンプル値か
らブランチメトリックを計算するブランチメトリック演
算回路と、そのブランチメトリックを1クロック毎に累
積加算してパスメトリックを計算するパスメトリック演
算回路と、パスメトリックが最小となる、最も確からし
いデータ系列を選択する信号を記憶するパスメモリとよ
りなる。このパスメモリは、複数の候補系列を格納して
おり、パスメトリック演算回路からの選択信号に従って
選択した候補系列を復号データ系列として出力する。E
CC回路7は、上記の復号回路6からの復号データ系列
中の誤り訂正符号を用いて、その誤り訂正符号の生成要
素の符号誤りを訂正し、誤りの大幅に低減された復号デ
ータを出力する。
【0019】以上の構成において、本実施の形態は適応
等化回路5の具体的な回路構成に特徴を有するものであ
り、以下、この適応等化回路5の具体的な構成について
詳細に説明する。図2、図9、図10はそれぞれ適応等
化回路5の具体的な回路構成を示す第1実施例(適応等
化回路5A)、第2実施例(適応等化回路5B)、第3実
施例(適応等化回路5C)である。ここで用いる光ディス
ク1は本発明の再生装置に用いるディスク状記録媒体の
一例であり、このディスク状記録媒体としては光磁気デ
ィスク(MO)、ハードディスク(HD)等であっても良
い。
【0020】図2は適応等化回路5の第1実施例である
適応等化回路5Aの構成を示しており、タップ段数が5
の場合を示している。A/D変換器4側から入力されて
所定クロックでサンプリングされたサンプリング後信号
はD型フリップフロップ回路(以下D−FFと記す)5
1aに入力される。このサンプリング後信号はD−FF
51a〜51dにてシステムクロック(ビットクロッ
ク)のタイミングで1ビットクロックづつ順次遅延出力
されることになる。この結果、タップ出力TD1,TD
3,TD5を得る。これらタップ出力TD1,TD3,
TD5は係数乗算器52a,52b,52cにそれぞれ
供給され、タップ係数Ka,Kb,Kcと乗算されて信
号の出力レベルが調節された後、出力レベルが調節され
た全ての乗算出力は加算器53にて加算(合算)されて、
加算器53から等化後信号として復号回路6側へ出力さ
れる。
【0021】加算器53から出力する等化後信号は仮判
別器54にも供給される。この仮判別器54は仮判別に
よって得られた目標値とこの等化後信号との差を等化エ
ラーとして係数更新手段55に対して出力する。係数更
新手段55は等化エラーとタップ出力TD1,TD3,
TD5に基づき、タップ係数Ka,Kb,Kcを演算
し、この演算結果であるタップ係数を更新出力として係
数乗算器52a,52b,52cへ供給する。このアル
ゴリズムは公知としてよく知られているLMS(Least
Mean Square法)によるものであるが、本発明の第1の
実施の形態(図1)の第1の要部(適応等化回路5A。図
2)は、D−FF51a,51b,51cの出力を用い
ないことである。以下、この原理を説明する。
【0022】この第1実施例のように、トランスバーサ
ルフィルタのタップ出力を一つおきにしか用いないとい
うこと(即ち、D−FF51a−51b−51c−51
aと縦続構造における、D−FF51aの入力側タッ
プ,D−FF51bの出力側タップ(D−FF51cの
入力側タップ),D−FF51dの出力側タップだけを
用いること)は、サンプリング周波数を1/2に下げる
ことと等価である。この理由は2クロック離れたところ
としか演算を行わないためである。周波数軸で示すと図
3のような関係になる。その結果、フィルタリングの特
性はチャネルレートの1/2以下の部分でのみ決定す
る。よって、図7に示したようなナイキスト条件は保っ
たまま誤ったところに収束するという状態を回避でき
る。
【0023】さらに、比較的回路規模の大きい係数更新
手段55の規模を大幅に削減(この場合は3/5に)す
ることが可能となる。この理由は1係数あたりに設けら
れた乗算手段及びローパスフィルタ(LPF)が不要と
なるためである。
【0024】次に前述した適応等化回路5Aを構成する
係数更新手段55の具体的な構成を図4を用いて説明す
る。同図に示すように、係数更新手段55は3つの係数
更新器551a,551b,551cから構成されてい
る。係数更新器551a,551b,551cの各一方
の入力端子には前述したタップ出力TD1,TD3,T
D5が供給されると共に、その各他方の入力端子には前
記した等化エラーが供給される。この結果、係数更新器
551a,551b,551cは前記等化エラーに基づ
いた係数Ka,Kb,Kcを係数乗算器52a,52
b,52c側に出力する。このとき、タップ係数Kbは
係数更新器551a及び係数更新器551cにも供給さ
れることにより、係数更新器551a及び係数更新器5
51cは、タップ係数Ka,Kcそれぞれの絶対値が、
タップ係数Kbの絶対値の一定割合(例えば0.5な
ど)よりも大きくならないように制限をかけるところに
特徴がある。
【0025】このようにすることで、本来、最も係数が
大きくなるべき中心のサンプリング点に対応する係数
(この場合はKb)が、他の係数(Ka、Kc)よりも小
さくなって辻褄が合ってしまう(擬似ロック)状態を回
避できる。
【0026】また、本来、最も係数が大きくなるべき中
心のサンプリング点に対応する係数(この場合はKb)
ではなく、異なったサンプリング点を中心に係数が構成
されるのを防いだりすることが出来る。
【0027】次に、図9は適応等化回路5の第2実施例
である適応等化回路5Bの構成を示している。前述した
適応等化回路5A(図2)と同一構成部分には同一符号
を付しその説明を省略する。A/D変換器4側から供給
されて所定クロックのタイミングでサンプリングされて
なるサンプリング後信号は、デマルチプレクサ57に入
力される。ここではサンプリング後信号に換えてサンプ
リング後信号をリサンプリングして補間したリサンプリ
ング補間信号を用いても良いが、以下の説明において
は、デマルチプレクサ57に入力する信号にサンプリン
グ後信号を用いた場合について説明する。デマルチプレ
クサ57は入力するサンプリング後信号を1サンプルデ
ータ毎にD−FF56a,56cに対して交互に振り分
け出力する。
【0028】換言すれば、デマルチプレクサ57は、サ
ンプリング後信号を奇数番目のサンプリング周期に奇数
フィルタリング手段側(D−FF56a側)へ分配出力す
るとともに、偶数番目のサンプリング周期に偶数フィル
タリング手段側(D−FF56c側)へ分配出力する分配
手段である。ここで奇数フィルタリング手段は、D−F
F56a,56b、係数乗算器52d,52e,52
f、加算器53a、仮判別器54a、係数更新手段55
aを備えているものであり、また偶数フィルタリング手
段は、D−FF56c,56d、係数乗算器52g,5
2h,52i、加算器53b、仮判別器54b、係数更
新手段55bを備えているものである。
【0029】デマルチプレクサ57から1サンプルデー
タ期間おきに(奇数番目のサンプリング周期毎に)、D−
FF56aに間欠供給されるサンプリング後信号は、D
−FF56a,56bにてシステムクロック(ビットク
ロックの半分の周波数)のタイミングで順次遅延される
ことになる。この結果、タップ出力TD1,TD3,T
D5を得る。これらタップ出力TD1,TD3,TD5
は係数乗算器52d,52e,52fにそれぞれ供給さ
れ、タップ係数Kd,Ke,Kfに基づいてレベルが調
節される。この後、係数乗算器52d,52e,52f
からレベル調節された各乗算出力は加算器53aに供給
されてここで加算(合算)されて、加算器53aから第1
の等化後信号(奇数番目の波形等化後再生信号)として仮
判別器54a、マルチプレクサ58にそれぞれ出力され
る。
【0030】仮判別器54aは、仮判別によって得られ
た目標値と第1の等化後信号との差を等化エラーとして
係数更新手段55aに出力する。係数更新手段55aは
この等化エラーと前記したタップ出力TD1,TD3,
TD5が共に供給されており、これら等化エラーとタッ
プ出力TD1,TD3,TD5に基づいて、係数乗算器
52d,52e,52fのタップ係数Kd,Ke,Kf
の値を演算し、この演算結果であるタップ係数値を更新
出力として係数乗算器52d,52e,52fへ供給す
る。こうして係数乗算器52d,52e,52fのタッ
プ係数Kd,Ke,Kfは更新される。この更新出力を
得るためのアルゴリズムは前述したLMSによるもので
ある。
【0031】同様に、デマルチプレクサ57から1サン
プルデータ期間おきに(偶数番目のサンプリング周期毎
に)、D−FF56cに間欠供給されるサンプリング後
信号は、D−FF56c、56dにてシステムクロック
(ビットクロックの半分の周波数)のタイミングで順次
遅延されることになる。この結果、タップ出力TD2,
TD4,TD6を得る。これらタップ出力TD2,TD
4,TD6は係数乗算器52g,52h,52iにそれ
ぞれ供給され、タップ係数Kg,Kh,Kiに基づいて
レベルが調節される。この後、係数乗算器52g,52
h,52iからレベル調節された各乗算出力は加算器5
3bにて加算(合算)されて、加算器53bから第2の等
化後信号(偶数番目の波形等化後再生信号)として仮判別
器54b、マルチプレクサ58へそれぞれ出力される。
【0032】仮判別器54bは、仮判別によって得られ
た目標値と第2の等化後信号との差を等化エラーとして
係数更新手段55bに出力する。係数更新手段55bは
この等化エラーと前記したタップ出力TD2,TD4,
TD6が共に供給されており、これら等化エラーとタッ
プ出力TD2,TD4,TD6に基づいて、係数乗算器
52g,52h,52iのタップ係数Kg,Kh,Ki
の値を演算し、この演算結果であるタップ係数値を更新
出力として係数乗算器52g,52h,52iへ供給す
る。こうして係数乗算器52g,52h,52iのタッ
プ係数Kg,Kh,Kiは更新される。この更新出力を
得るためのアルゴリズムは前述したLMSによるもので
ある。
【0033】前記した加算器53a,53bよりそれぞ
れ出力された第1、第2の等化後信号は、マルチプレク
サ58によって1サンプルデータ毎に順次交互に切り替
えて(例えば、…,第1の等化後信号,第2の等化後信
号,第1の等化後信号,…)、マルチプレクサ58から
第3の等化後信号として復号回路6側に供給される。換
言すれば、マルチプレクサ58は、前記第1の等化後信
号(前記奇数番目の波形等化後再生信号)に基づいて前
記デマルチプレクサ57(分配手段)からの出力信号を
復号した奇数番目の復号データ(一連の等化後信号にお
ける奇数番目の復号データ)と、前記第2の等化後信号
(前記偶数番目の波形等化後再生信号)に基づいて前記
デマルチプレクサ57からの出力信号を復号した偶数番
目の復号データ(一連の等化後信号における偶数番目の
復号データ)とを順次交互に等化後信号として出力する
復号手段である。
【0034】前記した係数更新手段55aは、図4に示
した係数更新手段55と同一構成をしており、中央のタ
ップ係数Keの値に基づいて両端のタップ係数Kd,K
fの係数値範囲を制限する制御を行う。同様に、前記し
た係数更新手段55bは、図4に示した係数更新手段5
5と同一構成をしており、中央のタップ係数Khの値に
基づいて両端のタップ係数Kg,Kiの係数値範囲を制
限する。
【0035】上述した構成を有する適応等化回路5B
(図9)は、先の適応等化回路5A(図2)と同じく確実な
再生信号の収束を得ることが出来、かつ適応等化回路の
演算クロック周波数を半分に下げる事が出来るという効
果を有している。
【0036】さらに、図10は適応等化回路5の第3実
施例である適応等化回路5Cの構成を示している。前述
した適応等化回路5A(図2)と同一構成部分には同一
符号を付しその説明を省略する。
【0037】A/D変換器4側から供給されて、図示せ
ぬサンプリング手段にて既にシステムクロック(ビット
クロックの半分の周波数。即ちデータレートの1/2の
クロック)のタイミングでサンプリングされてなるサン
プリング後信号は、D−FF59aに供給される。この
サンプリング後信号はD−FF59a,59bにてシス
テムクロック(ビットクロックの半分の周波数)のタイ
ミングで順次遅延されることになる。この結果、多段遅
延タップ出力TD1,TD3,TD5を得る。これら多
段遅延タップ出力TD1,TD3,TD5は係数乗算器
52a,52b,52cにそれぞれ供給され、ここで多
段遅延タップ出力TD1,TD3,TD5とタップ係数
Ka,Kb,Kcとをそれぞれ乗算し、これら乗算結果
を合算したことにより多段遅延タップ出力TD1,TD
3,TD5のレベルが調節される。この後、係数乗算器
52a,52b,52cからレベル調節された各乗算出
力(フィルタリング後信号)は加算器53に供給されてこ
こで加算(合算)されて、加算器53から等化後信号とし
て仮判別器54、補間器60にそれぞれ出力される。
【0038】ここで換言すれば、前記したD−FF59
a,59b、係数乗算器52a,52b,52c、加算
器53によりトランスバーサルフィルタ手段が構成され
ているのであり、こうして構成されたトランスバーサル
フィルタ手段は前記サンプリング後信号を遅延して得た
多段遅延タップ出力とタップ係数とをそれぞれ乗算し、
これら乗算結果を合算したフィルタリング後信号を出力
する。
【0039】仮判別器54は、仮判別によって得られた
目標値と等化後信号との差を等化エラーとして係数更新
手段55に出力する。換言すれば仮判別器54は前記フ
ィルタリング後信号の仮判別値を算出し、算出した前記
仮判別値と前記フィルタリング後信号との差分値をエラ
ー信号として出力する仮判別手段である。
【0040】係数更新手段55は、この等化エラーと前
記した多段致知縁タップ出力TD1,TD3,TD5が
共に供給されており、これら等化エラーとタップ出力T
D1,TD3,TD5に基づいて、係数乗算器52a,
52b,52cのタップ係数Ka,Kb,Kcの値を演
算し、この演算結果であるタップ係数値を更新出力とし
て係数乗算器52a,52b,52cへ供給する。換言
すれば係数更新手段55は前記エラー信号(等化エラー)
と前記多段遅延タップ出力TD1,TD3,TD5とに
基づき、前記トランスバーサルフィルタ手段を構成する
係数乗算器52a,52b,52cのタップ係数を、前
記エラー信号が最小になるように可変制御する係数生成
手段である。こうして係数乗算器52a,52b,52
cのタップ係数Ka,Kb,Kcは更新される。この更
新出力を得るためのアルゴリズムは前述したLMSによ
るものである。
【0041】一方、加算器53より出力された等化後信
号は補間器60によって、1サンプルデータ数を増やし
て、ビットクロック相当の情報を生成して、復号回路6
側に供給される。係数更新手段55は、図4に示した係
数更新手段55と同一構成をしており、中央のタップ係
数Kbの値に基づいて両端のタップ係数Ka,Kcの係
数範囲を制限する。このように適応等化回路5C(図1
0)は、適応等化回路5A(図2)と同じく確実な収束を
得ることが出来、かつ適応等化回路の演算クロック周波
数を半分に下げる事が出来るという効果を有するととも
に、回路規模を大幅に削減出来るという効果がある。前
記した構成の適応等化回路5C(図10)における多数の
前記タップ係数のうちの任意の一つのタップ係数値に基
づいて、残りのタップ係数値を制限するタップ係数制限
手段も有している
【0042】次に、本発明の第2の実施の形態について
図面と共に説明する。図5は本発明になる再生装置の第
2の実施の形態のブロック図を示す。図1と同じ機能を
示すブロックについては同一の番号を付し、その説明を
省略する。同図において、ランレングス制限符号が高密
度記録された光ディスク1からPDヘッドアンプ2で光
電変換及び増幅されたランレングス制限符号(ディジタ
ル信号)は、直流阻止回路3を用いて低域成分が阻止さ
れ、続いて固定周波数のクロックに基づいてA/D変換
器8を通し、必要に応じて図示しないAGC回路で振幅
が一定になるように自動利得制御(AGC)された後、
リサンプリング・DPLL9に供給される。なお、A/
D変換器8を設ける位置は、リサンプリング・DPLL
9の前であればどこであってもよい。
【0043】リサンプリング・DPLL9は、自分自身
のブロックの中でループが完結しているディジタルPL
L回路で、A/D変換器により固定のシステムクロック
でサンプリングされている入力信号に対し所望のビット
レートでリサンプリングしたディジタルデータ(すなわ
ち、ディジタルデータの位相0°、180°のうち、1
80°のリサンプリングデータ)を生成し、本実施の第
2の実施の形態の要部を構成する後述の適応等化回路1
0に供給する。なお、ここでリサンプリングとは、ビッ
トクロックのタイミングにおけるサンプリングデータ
を、システムクロックのタイミングでA/D変換したデ
ータより間引き補間演算をして求めることをいう。な
お、上記0ポイント情報は、ビットサンプリングのデー
タが、ゼロレベルとクロスするポイントをビットクロッ
ク単位で示している。更に、リサンプリング・DPLL
9は、この0ポイント情報が示すゼロクロスポイントに
相当する位相180°のリサンプリングデータの値に基
づいて、それが0になるように、リサンプリングのタイ
ミング、つまり周波数及び位相をロックさせる。
【0044】適応等化回路10によりPR特性が付与さ
れた等化後再生波形は、復号回路11に供給されて、例
えばビタビ復号される。このビタビ復号の回路構成は公
知であり、例えば等化後再生波形のサンプル値からブラ
ンチメトリックを計算するブランチメトリック演算回路
と、そのブランチメトリックを1クロック毎に累積加算
してパスメトリックを計算するするパスメトリック演算
回路と、パスメトリックが最小となる、最も確からしい
データ系列を選択する信号を記憶するパスメモリとより
なる。このパスメモリは、複数の候補系列を格納してお
り、パスメトリック演算回路からの選択信号に従って選
択した候補系列を復号データ系列として出力する。
【0045】ECC回路12は、上記の復号回路11か
らの復号データ系列中の誤り訂正符号を用いて、その誤
り訂正符号の生成要素の符号誤りを訂正し、誤りの大幅
に低減された復号データを出力する。
【0046】上述した本発明の各実施の形態の基本的な
構成は、本出願人が特願平11−291634号にて提
案しているものであり、適応等化の収束範囲を拡大する
ことが可能となる。上述した本発明の各実施の形態は特
に適応等化器10に図2及び図4で説明した適応等化回
路5もしくは係数更新手段55を用いることにより、さ
らに確実な収束をすることが可能となる。このとき、D
−FF51aから51dをはじめとするラッチ手段は、
DPLLより供給されるビットクロックに基づいてラッ
チ動作を行うことはもちろんである。
【0047】なお、本発明は上述した実施の形態に制限
されるものではなく、タップの数は任意に選択可能であ
り、奇数もしくは偶数の、(つまり、1ビットおきの)
タップを用いれば、同様の効果が得られることはもちろ
んである。なお、本発明は上述した実施の形態に限定さ
れるものではなく、例えば、図4においてKa、Kcの
値ではなく極性を制限してもよいことはもちろんであ
る。なお、サンプリングもしくはリサンプリングの周波
数についても、自由に選択出来ることはもちろんであ
る。
【0048】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
再生信号の帯域が狭いために生ずる擬似ロック状態が複
数存在してしまうのを回避し、本来の目標特性に確実に
収束することができ、ノイズや歪の影響なく確実なPR
等化による波形等化が可能であり、さらに収束範囲の拡
大及び収束時間の短縮を実現することができ、ICデバ
イスによる回路規模を大幅に削減することができるる。
さらに、現在のサンプル点のレベルに依存することな
く、ゼロクロスサンプルを状態遷移から決定される収束
目標値との誤差であるエラー信号を生成して出力し、こ
のエラー信号に基づいてトランスバーサルフィルタのタ
ップ係数を可変制御し、パーシャルレスポンス波形等化
特性から外れたエラー信号を最小にするような制御を行
うような構成と組み合わせることにより収束範囲を従来
のタップ係数固定値の波形等化回路に比べて収束範囲を
大幅に拡大できるという利点を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明になる再生装置の第1の実施の形態の
ブロック図である。
【図2】 図1に示した適応等化回路の第1実施例のブ
ロック図である。
【図3】 本発明になるフィルタリングの特性とチャン
ネルレートの関係図である。
【図4】 図1に示した係数更新手段の一実施の形態の
ブロック図である。
【図5】 本発明になる再生装置の第2の実施の形態の
ブロック図である。
【図6】 光ディスクの再生信号とチャンネルレートの
関係図である。
【図7】 フィルタリングの特性とチャンネルレートの
関係図である。
【図8】 従来の再生装置の一例のブロック図である。
【図9】 図1に示した適応等化回路の第2実施例のブ
ロック図である。
【図10】 図1に示した適応等化回路の第3実施例の
ブロック図である。
【符号の説明】
1 光ディスク(ディスク状記録媒体) 2 PDヘッドアンプ 3 直流阻止回路 4、8 A/D変換器 5、5A〜5C、10 適応等化回路 6、11 復号回路 7、12 ECC回路 9 リサンプリング・DPLL 51a〜51d、56a〜56d、59a、59b D
−FF 52a〜52i 係数乗算器 53、53a、53b 加算器 54、54a、54b 仮判別器(仮判別手段) 55、55a、55b 係数更新手段 551a、551b、551c 係数更新器 57 デマルチプレクサ(分配手段) 58 マルチプレクサ(復号手段)

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】記録媒体に記録されている信号を再生し、
    その再生信号をフィルタリング手段を用いてパーシャル
    レスポンス等化した後復号する再生装置において、 前記フィルタリング手段は、 前記再生信号を所定のクロックでサンプリングしてサン
    プリング後信号を出力するサンプリング手段と、 前記サンプリング後信号を遅延し、多段遅延タップ出力
    を得るとともに、前記多段遅延タップ出力のうち、偶数
    番目、もしくは奇数番目のみをタップ係数と乗算し、そ
    れらの結果を加算してフィルタリング後信号として出力
    するトランスバーサルフィルタと、 前記フィルタリング後信号の仮判別値を算出し、その仮
    判別値と前記フィルタリング後信号との差分値をエラー
    信号として出力する仮判別回路と、 前記エラー信号及び前記再生信号に基づき、前記トラン
    スバーサルフィルタの偶数番目、もしくは奇数番目のみ
    のタップ係数を、前記エラー信号が最小になるように可
    変制御する係数生成手段とを有することを特徴とする再
    生装置。
  2. 【請求項2】記録媒体に記録されているランレングス制
    限符号を再生し、その再生信号をフィルタリング手段を
    用いてパーシャルレスポンス等化した後復号する再生装
    置において、 前記フィルタリング手段は、 前記再生信号を所定のクロックでサンプリングしてサン
    プリング後信号を出力するサンプリング手段と、 前記サンプリング後信号を遅延し、多段遅延タップ出力
    を得るとともに、前記多段遅延タップ出力をタップ係数
    と乗算し、それらの結果を加算してフィルタリング後信
    号として出力するトランスバーサルフィルタと、 前記フィルタリング後信号の仮判別値を算出し、その仮
    判別値と前記フィルタリング後信号との差分値をエラー
    信号として出力する仮判別回路と、 前記エラー信号及び前記再生信号に基づき、前記トラン
    スバーサルフィルタのタップ係数を、前記エラー信号が
    最小になるように可変制御する係数生成手段と、 任意の一つの前記タップ係数に基づき、その他のタップ
    係数の値もしくは極性を制限するタップ係数制限手段と
    を有することを特徴とする再生装置。
  3. 【請求項3】前記サンプリング信号に基づき、ゼロクロ
    スポイントか否かを検出して0ポイント情報を出力する
    検出手段と、 前記検出手段よりビットクロックに同期して取り出され
    る前記0ポイント情報を、少なくとも連続する3つ出力
    する遅延回路を有し、 前記パーシャルレスポンス等化の種類と、前記再生信号
    のランレングス制限と、前記遅延回路からの複数の前記
    0ポイント情報と、前記トランスバーサルフィルタから
    出力される波形等化後再生信号とを入力として受け、前
    記パーシャルレスポンス等化の種類と再生信号のランレ
    ングス制限で定まる状態遷移と、前記複数の0ポイント
    情報のパターンとに基づき、前記フィルタリング後信号
    の仮判別値を算出することを特徴とする請求項1あるい
    は請求項2記載の再生装置。
  4. 【請求項4】前記フィルタリング後信号に基づき、ゼロ
    クロスポイントか否かを検出して0ポイント情報を出力
    する検出手段と、 前記検出手段よりビットクロックに同期して取り出され
    る前記0ポイント情報を、少なくとも連続する3つ出力
    する遅延回路を有し、 前記パーシャルレスポンス等化の種類と、前記再生信号
    のランレングス制限と、前記遅延回路からの複数の前記
    0ポイント情報と、前記トランスバーサルフィルタから
    出力される波形等化後再生信号とを入力として受け、前
    記パーシャルレスポンス等化の種類と再生信号のランレ
    ングス制限で定まる状態遷移と、前記複数の0ポイント
    情報のパターンとに基づき、前記フィルタリング後信号
    の仮判別値を算出することを特徴とする請求項1あるい
    は請求項2記載の再生装置。
  5. 【請求項5】前記検出手段は、前記記録媒体から再生さ
    れた前記ランレングス制限符号をA/D変換器によりシ
    ステムクロックでサンプリングして得たディジタル信号
    を入力信号として受け、所望のビットレートでリサンプ
    リングした前記偶数再生データ及び前記奇数再生データ
    を生成して前記フィルタリング手段に供給すると共に、 ゼロクロスポイントか否かを検出して前記0ポイント情
    報を出力するリサンプリング・DPLLにより構成され
    ていることを特徴とする請求項3あるいは請求項4記載
    の再生装置。
  6. 【請求項6】ディスク状記録媒体に記録されている信号
    を再生し、その再生信号をフィルタリング手段を用いて
    パーシャルレスポンス等化した後復号する再生装置にお
    いて、 前記再生信号をサンプリングしたサンプリング後信号又
    は前記サンプリング後信号をリサンプリングして補間し
    たリサンプリング補間信号を、奇数番目のサンプリング
    周期に奇数フィルタリング手段側へ分配出力するととも
    に、偶数番目のサンプリング周期に偶数フィルタリング
    手段側へ分配出力する分配手段と、 前記分配手段からの出力信号をフィルタリングして奇数
    番目の波形等化後再生信号を出力する奇数フィルタリン
    グ手段と、 前記分配手段からの出力信号をフィルタリングして偶数
    番目の波形等化後再生信号を出力する偶数フィルタリン
    グ手段とを備え、 前記奇数フィルタリング手段及び前記偶数フィルタリン
    グ手段はそれぞれ、 前記再生信号をサンプリング、もしくはリサンプリング
    してサンプリング後信号を出力するサンプリング手段
    と、 前記サンプリング後信号を遅延して得た多段遅延タップ
    出力とタップ係数とをそれぞれ乗算し、これら乗算結果
    を合算したフィルタリング後信号を出力するトランスバ
    ーサルフィルタ手段と、 前記フィルタリング後信号の仮判別値を算出し、算出し
    た前記仮判別値と前記フィルタリング後信号との差分値
    をエラー信号として出力する仮判別手段と、 前記エラー信号と前記多段遅延タップ出力とに基づき、
    前記トランスバーサルフィルタ手段の前記タップ係数
    を、前記エラー信号が最小になるように可変制御する係
    数生成手段と、 多数の前記タップ係数のうちの任意の一つのタップ係数
    値に基づいて、残りのタップ係数値を制限するタップ係
    数制限手段とを有することを特徴とする再生装置。
  7. 【請求項7】ディスク状記録媒体に記録されている信号
    を再生し、その再生信号をフィルタリング手段を用いて
    パーシャルレスポンス等化した後復号する再生装置にお
    いて、 前記フィルタリング手段は、 前記再生信号をサンプリング、もしくはリサンプリング
    してサンプリング後信号を出力するサンプリング手段
    と、 前記サンプリング後信号を遅延して得た多段遅延タップ
    出力とタップ係数とをそれぞれ乗算し、これら乗算結果
    を合算したフィルタリング後信号を出力するトランスバ
    ーサルフィルタ手段と、 前記フィルタリング後信号の仮判別値を算出し、算出し
    た前記仮判別値と前記フィルタリング後信号との差分値
    をエラー信号として出力する仮判別手段と、 前記エラー信号と前記多段遅延タップ出力とに基づき、
    前記トランスバーサルフィルタ手段の前記タップ係数
    を、前記エラー信号が最小になるように可変制御する係
    数生成手段と、 多数の前記タップ係数のうちの任意の一つのタップ係数
    値に基づいて、残りのタップ係数値を制限するタップ係
    数制限手段とを有することを特徴とする再生装置。
JP2002051071A 2001-04-20 2002-02-27 再生装置 Expired - Lifetime JP4072751B2 (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002051071A JP4072751B2 (ja) 2001-04-20 2002-02-27 再生装置
US10/114,260 US6876618B2 (en) 2001-04-20 2002-04-03 Reproducing apparatus

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001122384 2001-04-20
JP2001-122384 2001-04-20
JP2002051071A JP4072751B2 (ja) 2001-04-20 2002-02-27 再生装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2003006989A true JP2003006989A (ja) 2003-01-10
JP4072751B2 JP4072751B2 (ja) 2008-04-09

Family

ID=26613907

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2002051071A Expired - Lifetime JP4072751B2 (ja) 2001-04-20 2002-02-27 再生装置

Country Status (2)

Country Link
US (1) US6876618B2 (ja)
JP (1) JP4072751B2 (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006268945A (ja) * 2005-03-23 2006-10-05 Victor Co Of Japan Ltd 再生装置
US7321620B2 (en) 2002-03-26 2008-01-22 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. Equalizer and reproduction signal processing device
JP2010218614A (ja) * 2009-03-16 2010-09-30 Victor Co Of Japan Ltd 等化器
US7839924B2 (en) 2004-09-17 2010-11-23 Nec Corporation Partial response transmission system

Families Citing this family (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
ATE359587T1 (de) * 2003-05-21 2007-05-15 Koninkl Philips Electronics Nv System und verfahren zur kompensation von störungen beim abtasten optischer datenträger
JP4377677B2 (ja) * 2003-12-25 2009-12-02 株式会社東芝 ディスク装置及びディスク再生方法
JP4172406B2 (ja) * 2004-03-17 2008-10-29 日本ビクター株式会社 再生装置
US20050254569A1 (en) * 2004-05-14 2005-11-17 Afshin Momtaz System and method for generating equalization coefficients
JP4569555B2 (ja) * 2005-12-14 2010-10-27 日本ビクター株式会社 電子機器
JP5081737B2 (ja) 2008-06-18 2012-11-28 株式会社日立製作所 光学的情報記録方法、光学的情報再生方法、および光ディスク装置
US8867154B1 (en) * 2013-05-09 2014-10-21 Lsi Corporation Systems and methods for processing data with linear phase noise predictive filter
US11171815B2 (en) * 2020-01-21 2021-11-09 Credo Technology Group Limited Digital equalizer with overlappable filter taps

Family Cites Families (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3102221B2 (ja) * 1993-09-10 2000-10-23 三菱電機株式会社 適応等化器および適応ダイバーシチ等化器
JP2755144B2 (ja) 1993-12-27 1998-05-20 日本電気株式会社 光ディスク信号再生方法及び光ディスク信号再生装置
JP3776530B2 (ja) 1996-09-30 2006-05-17 株式会社東芝 光学的情報再生装置
JP3428355B2 (ja) 1997-03-19 2003-07-22 日本ビクター株式会社 波形等化回路
US6445662B1 (en) * 1998-12-24 2002-09-03 Victor Company Of Japan, Ltd. Reproducing apparatus
JP3395734B2 (ja) 1998-12-24 2003-04-14 日本ビクター株式会社 再生装置

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7321620B2 (en) 2002-03-26 2008-01-22 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. Equalizer and reproduction signal processing device
US7839924B2 (en) 2004-09-17 2010-11-23 Nec Corporation Partial response transmission system
JP2006268945A (ja) * 2005-03-23 2006-10-05 Victor Co Of Japan Ltd 再生装置
JP4613657B2 (ja) * 2005-03-23 2011-01-19 日本ビクター株式会社 再生装置
JP2010218614A (ja) * 2009-03-16 2010-09-30 Victor Co Of Japan Ltd 等化器

Also Published As

Publication number Publication date
JP4072751B2 (ja) 2008-04-09
US20020154588A1 (en) 2002-10-24
US6876618B2 (en) 2005-04-05

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR100537239B1 (ko) 디지털 데이터 재생 장치
KR100490498B1 (ko) 디지털 기록 데이터 재생 장치
JP3638093B2 (ja) 光ディスクの復号装置
JP2999759B1 (ja) デジタル再生信号処理装置
JPH09204622A (ja) 埋め込みサーボデータを読み出すサンプル振幅読み出しチャネル、およびその方法
KR980011304A (ko) 샘플링된 진폭 판독 채널 및 이진 데이터 판독 방법
US6028728A (en) Sampled amplitude read/write channel employing a sub-baud rate write clock
EP1039463A2 (en) Signal processing apparatus
JP4072751B2 (ja) 再生装置
EP1174877B1 (en) Reproducing apparatus
US6914867B2 (en) Reproducing apparatus
JP4172406B2 (ja) 再生装置
JP4556197B2 (ja) 再生装置
JP4222418B2 (ja) 情報再生装置および情報再生方法
JP2001110146A (ja) 再生装置
JP3395716B2 (ja) ディジタル信号再生装置
JP4072746B2 (ja) 再生装置
JP3428505B2 (ja) ディジタル信号再生装置
JP4433437B2 (ja) 再生装置
JP3498333B2 (ja) データ伝送系におけるタイミング信号再生回路およびディジタルビデオ信号処理装置
JP4106942B2 (ja) 信号再生装置
JP3994987B2 (ja) 再生装置
JP2003100032A (ja) 再生装置
JP2005012557A (ja) 信号復号装置及び方法並びに基準電圧生成装置
JP5579380B2 (ja) マルチチャネル・データ検出システム用に構成されたエラー組み合わせ論理およびエラー信号を生成するための方法

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20040330

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20051201

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20060414

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20060613

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20070202

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20070329

A911 Transfer to examiner for re-examination before appeal (zenchi)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A911

Effective date: 20070613

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20070713

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20070911

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20071228

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20080110

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110201

Year of fee payment: 3

R151 Written notification of patent or utility model registration

Ref document number: 4072751

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120201

Year of fee payment: 4

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313111

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120201

Year of fee payment: 4

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120201

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130201

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130201

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140201

Year of fee payment: 6

EXPY Cancellation because of completion of term