JP2003006853A - 磁気記録媒体の製造方法、 - Google Patents

磁気記録媒体の製造方法、

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JP2003006853A
JP2003006853A JP2001192638A JP2001192638A JP2003006853A JP 2003006853 A JP2003006853 A JP 2003006853A JP 2001192638 A JP2001192638 A JP 2001192638A JP 2001192638 A JP2001192638 A JP 2001192638A JP 2003006853 A JP2003006853 A JP 2003006853A
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    • G11INFORMATION STORAGE
    • G11BINFORMATION STORAGE BASED ON RELATIVE MOVEMENT BETWEEN RECORD CARRIER AND TRANSDUCER
    • G11B5/00Recording by magnetisation or demagnetisation of a record carrier; Reproducing by magnetic means; Record carriers therefor
    • G11B5/84Processes or apparatus specially adapted for manufacturing record carriers

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  • Magnetic Record Carriers (AREA)
  • Manufacturing Of Magnetic Record Carriers (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 高密度化の要求に答えることのできる新規な
磁気記録媒体を提供する。 【解決手段】 Co、Fe、及びNiから選ばれる少な
くとも一つの遷移元素を含む第1の薄膜と、Pt及びP
dの少なくとも一方の白金属元素を含む第2の薄膜とを
積層させて積層体を形成する。次いで、前記積層体を所
定温度に加熱して、前記第1の薄膜及び前記第2の薄膜
間で相互拡散を生じさせ、前記少なくとも一つの遷移元
素と前記少なくとも一方の白金属元素とを合金化させ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、磁気記録媒体の製
造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】IT技術の発展に伴い、情報を大量に記
録する技術の高密度化が切望されている。特に、ビット
単価が安く、高信頼性かつ大容量記録が可能な磁気記録
においては、高密度化を実現することのできる記録媒体
の開発が強く要求されている。
【0003】現在、この要求に対応することのできる媒
体材料としてはCo−Cr系合金を例示することができ
る。このCo−Cr系合金は、Coが主成分であるCo
−Crの強磁性体微粒子が、Co含有量の少ない非磁性
のCo−Cr中に析出した構造を有する。したがって、
1ビットの記録単位が多くの微粒子によって構成され、
記録分解能の向上とビット間の境界が明確になることに
起因した記録ノイズの低減が実現されている。
【0004】しかしながら、上述した高密度記録の要求
に答えるためには、高い分解能と低記録ノイズとを保持
したまま、Co−Cr系強磁性微粒子の粒子サイズをさ
らに小さくする必要がある。また、各微粒子間の磁気的
結合を完全に遮断しなければならない。
【0005】現状のCo−Cr系強磁性微粒子において
は、その粒子サイズが10〜20nm程度になると、熱
振動エネルギーが各微粒子の有する磁気エネルギーより
も大きくなってしまい、その強磁性特性を消失してしま
う(超常磁性現象)という問題があった。したがって、
Co−Cr系合金に代わる新たな高磁気異方性材料を見
出し、これを微粒子化する数多くの試みがなされてき
た。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】この結果、高磁気異方
性材料として、(Fe,Co,Ni)−(Pt,Pd)
合金が見出されるに至った。この合金は規則相(L1
相)を有する場合において、上述したCo−Cr系合金
に比べて約1桁高い磁気異方性エネルギーを有する。規
則相の(Fe,Co,Ni)−(Pt,Pd)合金を得
るには、(Fe,Co,Ni)−(Pt,Pd)合金を
蒸着法又はスパッタリング法などによって薄膜状に作製
した後、600〜700℃で熱処理することが必要であ
る。
【0007】しかしながら、上述のような高温熱処理を
行なった場合においては、(Fe,Co,Ni)−(P
t,Pd)合金の結晶粒成長が生じて粒子サイズが増大
してしまい、その結果、高密度記録を実現することがで
きないでいた。また、前記薄膜を支持する基板の変形を
引き起こし、その後の製品作製工程において数々の支障
をもたらしていた。
【0008】本発明は、高密度化の要求に答えることの
できる新規な磁気記録媒体を提供することを目的とす
る。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成すべく、
本発明は、Co、Fe、及びNiから選ばれる少なくと
も一つの遷移元素を含む第1の薄膜と、Pt及びPdの
少なくとも一方の白金属元素を含む第2の薄膜とを積層
させて積層体を形成する工程と、前記積層体を形成する
際、又は前記積層体を形成した後に、前記積層体を所定
温度に加熱して、前記第1の薄膜及び前記第2の薄膜間
で相互拡散を生じさせ、前記少なくとも一つの遷移元素
と前記少なくとも一方の白金属元素とを合金化させるこ
とを特徴とする、磁気記録媒体の製造方法に関する。
【0010】本発明者らは、高密度記録の要求に答える
ことのできる新規な磁気記録媒体を見出すべく鋭意検討
を行った。そして、高い磁気異方性を有する(Fe,C
o,Ni)−(Pt,Pd)合金に着目し、安定な規則
相をより低い温度で生成させるべく数々の試みを行っ
た。
【0011】その結果、従来のように(Fe,Co,N
i)−(Pt,Pd)合金をスパッタリング法などの公
知の成膜方法によって単一かつ均一の薄膜として一括し
て形成する代わりに、(Fe,Co,Ni)薄膜及び
(Pt,Pd)薄膜を、それぞれ独立に積層させて形成
する。そして、このような積層過程、あるいは積層体形
成後において、前記積層体を所定温度に加熱し、前記
(Fe,Co,Ni)薄膜中におけるFe、Co、又は
Ni元素と、(Pt,Pd)薄膜中におけるPt又はP
d元素とを相互拡散させることにより、これらの元素同
士は極めて低い温度、具体的には300〜500℃で合
金化し、上述した規則相を生成することを見出した。
【0012】また、規則相の生成が上述したような低温
度で行われるため、相互拡散による合金化において結晶
粒成長が起こらず、(Fe,Co,Ni)−(Pt,P
d)合金は微細な10〜20nm程度の大きさの粒子と
して存在することを見出した。本発明は、このような研
究の結果としてなされたものである。
【0013】本発明によれば、極めて低い温度で(F
e,Co,Ni)及び(Pt,Pd)を合金し、規則相
の(Fe,Co,Ni)−(Pt,Pd)合金を得るこ
とができる。また、前記低合金温度に起因して結晶粒成
長を抑制することができ、規則相(Fe,Co,Ni)
−(Pt,Pd)合金を微粒子状態で得ることができ
る。さらに、前記低合金温度に起因して(Fe,Co,
Ni)−(Pt,Pd)合金を形成すべく支持基板の熱
変形を防止することができ、その後の製品作製工程を円
滑に実行することができる。
【0014】なお、本発明の好ましい態様においては、
前記第1の薄膜は、Co、Fe、及びNiから選ばれる
前記少なくとも一つの遷移元素からなる遷移元素微粒子
を含む遷移元素グラニュラー薄膜であり、前記第2の薄
膜は、Pt及びPdの前記少なくとも一方の白金属元素
からなる白金族元素微粒子を含む白金族元素グラニュラ
ー薄膜である。
【0015】また、本発明の他の好ましい態様において
は、前記第1の薄膜は、Co、Fe、及びNiから選ば
れる前記少なくとも一つの遷移元素からなる遷移元素微
粒子を含む遷移元素グラニュラー薄膜であり、前記第2
の薄膜は、Pt及びPdの前記少なくとも一方の白金属
元素からなる白金族元素薄膜である。
【0016】さらに、本発明のその他の好ましい態様に
おいては、前記第1の薄膜は、Co、Fe、及びNiか
ら選ばれる前記少なくとも一つの遷移元素からなる遷移
元素薄膜であり、前記第2の薄膜は、Pt及びPdの前
記少なくとも一方の白金属元素からなる白金族元素微粒
子を含む白金族元素グラニュラー薄膜である。
【0017】このように本発明の好ましい態様において
は、Co、Fe、及びNiから選ばれる少なくとも一つ
の遷移元素を含む前記第1の薄膜、並びにPt及びPd
の少なくとも一方の白金属元素を含む前記第2の薄膜の
少なくとも一方をグラニュラー薄膜として構成してい
る。すなわち、前記第1の薄膜及び前記第2の薄膜の少
なくとも一方には、前記遷移元素又は前記白金族元素か
らなる、所定の大きさの微粒子が予め存在する。
【0018】したがって、加熱処理による相互拡散を通
じて合金化する際に、前記微粒子を中心として合金化が
行われるため、目的とする規則相の(Fe,Co,N
i)−(Pt,Pd)合金微粒子をより簡易に形成する
ことができる。
【0019】本発明のさらなる好ましい態様において
は、前記第1の薄膜及び/又は前記第2の薄膜をグラニ
ュラー薄膜として構成した場合、このグラニュラー薄膜
の母材をAgから構成する。これによって、規則相の
(Fe,Co,Ni)−(Pt,Pd)合金をより低い
温度で得ることができる。具体的には、200〜400
℃で前記規則相の合金を作製することができる。
【0020】また、本発明の他の好ましい態様において
は、前記第1の薄膜及び/又は前記第2の薄膜をグラニ
ュラー薄膜として構成した場合、このグラニュラー薄膜
中にAg粒子を含有させる。この場合においても、規則
相の(Fe,Co,Ni)−(Pt,Pd)合金をより
低い温度で得ることができる。具体的には、200〜4
00℃で前記規則相の合金を作製することができる。
【0021】なお、グラニュラー薄膜とは、酸化物、窒
化物、又はフッ化物を母材とし、この母材中に微粒子が
分散して存在している状態の薄膜を総称するものであ
る。したがって、本発明の好ましい態様に従って磁気記
録媒体を作製した場合においては、グラニュラー薄膜を
構成する酸化物、窒化物、又はフッ化物からなる母材中
に、規則相の(Fe,Co,Ni)−(Pt,Pd)合
金微粒子が分散して存在するようになる。
【0022】
【発明の実施の形態】以下、本発明を発明の実施の形態
に基づいて詳細に説明する。本発明の好ましい態様に従
って、前記第1の薄膜を、Co、Fe、及びNiから選
ばれる前記少なくとも一つの遷移元素からなる遷移元素
微粒子を含む遷移元素グラニュラー薄膜として構成し、
前記第2の薄膜を、Pt及びPdの前記少なくとも一方
の白金属元素からなる白金族元素微粒子を含む白金族元
素グラニュラー薄膜として構成する場合は、前記遷移元
素グラニュラー薄膜の厚さが1.0〜20nmであるこ
とが好ましく、さらには2.5〜5.0nmであること
が好ましい。
【0023】同様に、前記白金族元素グラニュラー薄膜
の厚さが1.0〜20nmであることが好ましく、さら
には2.5〜5.0nmであることが好ましい。これに
よって、これら第1の薄膜及び第2の薄膜からなる積層
体を加熱して相互拡散を生じさせ、合金化させて(F
e,Co,Ni)−(Pt,Pd)合金微粒子を作製し
た際の、その微粒子径を十分に小さくすることができ
る。その結果、より高密度な記録を実現することができ
る。また、作製した磁気記録媒体の抗磁力を十分高める
ことができ、記録した情報を長期に亘って安定して保持
することができる。
【0024】また、前記遷移元素グラニュラー薄膜中に
おける前記遷移元素微粒子の含有率は、20〜90体積
%であることが好ましく、さらには40〜80体積%で
あることが好ましい。同様に、前記白金族元素グラニュ
ラー薄膜中における前記白金族元素微粒子の含有率は、
20〜90体積%であることが好ましく、さらには40
〜80体積%であることが好ましい。
【0025】これによって、加熱処理による合金化処理
を通じて得た磁気記録媒体中において、(Fe,Co,
Ni)−(Pt,Pd)合金を互いに十分に孤立させた
微粒子として存在させることができるとともに、十分な
大きさの抗磁力を付与することができる。したがって、
高密度記録をより簡易に実現することができるととも
に、長期信頼性に富む磁気記録媒体を提供することがで
きる。
【0026】また、前記遷移元素グラニュラー薄膜中に
おける前記遷移元素微粒子の平均直径は1.0〜10n
mであることが好ましく、さらには3〜5nmであるこ
とが好ましい。同様に、前記白金族元素グラニュラー薄
膜中における前記白金族元素微粒子の平均直径は1.0
〜10nmであることが好ましく、さらには3〜5nm
であることが好ましい。
【0027】これによって、合金化して得た規則相(F
e,Co,Ni)−(Pt,Pd)合金微粒子の大きさ
を十分小さく保持することができるとともに、この合金
微粒子を含む磁気記録媒体の抗磁力を十分に高くするこ
とができる。したがって、より高密度な記録を可能とす
るとともに、記録した情報を長期に亘って保持すること
ができる。
【0028】また、本発明の他の好ましい態様に従っ
て、前記第1の薄膜を、Co、Fe、及びNiから選ば
れる前記少なくとも一つの遷移元素からなる遷移元素微
粒子を含む遷移元素グラニュラー薄膜から構成し、前記
第2の薄膜を、Pt及びPdの前記少なくとも一方の白
金属元素からなる白金族元素薄膜から構成する場合は、
前記遷移元素グラニュラー薄膜の厚さが1.0〜20n
mであることが好ましく、さらには2.5〜5.0nm
であることが好ましい。
【0029】同様に、前記白金族元素薄膜の厚さは0.
2〜18nmであることが好ましく、さらには0.5〜
4.5nmであることが好ましい。これによって、作製
した磁気記録媒体中に規則相(Fe,Co,Ni)−
(Pt,Pd)合金を互いに十分に孤立させた微粒子と
して存在させることができるとともに、高い抗磁力を付
与することができる。したがって、高密度記録をより簡
易に実現することができるとともに、長期信頼性に富む
磁気記録媒体を提供することができる。
【0030】また、前記遷移元素グラニュラー薄膜中に
おける前記遷移元素微粒子の含有率は、20〜90体積
%であることが好ましく、さらには40〜80体積%で
あることが好ましい。これによって、加熱処理による合
金化処理を通じて得た磁気記録媒体中において、(F
e,Co,Ni)−(Pt,Pd)合金を互いに十分に
孤立させた微粒子として存在させることができるととも
に、十分な大きさの抗磁力を付与することができる。し
たがって、高密度記録をより簡易に実現することができ
るとともに、長期信頼性に富む磁気記録媒体を提供する
ことができる。
【0031】さらに、前記遷移元素グラニュラー薄膜中
における前記遷移元素微粒子の平均直径は1.0〜10
nmであることが好ましく、さらには2.5〜5nmで
あることが好ましい。これによって、合金化して得た規
則相(Fe,Co,Ni)−(Pt,Pd)合金微粒子
の大きさを十分小さく保持することができるとともに、
この合金微粒子を含む磁気記録媒体の抗磁力を十分に高
くすることができる。したがって、より高密度な記録を
可能とするとともに、記録した情報を長期に亘って保持
することができる。
【0032】さらに、本発明のその他の好ましい態様に
従って、前記第1の薄膜を、Co、Fe、及びNiから
選ばれる前記少なくとも一つの遷移元素からなる遷移元
素薄膜から構成し、前記第2の薄膜は、Pt及びPdの
前記少なくとも一方の白金属元素からなる白金族元素微
粒子を含む白金族元素グラニュラー薄膜から構成する場
合、前記白金族元素グラニュラー薄膜の厚さが1.0〜
20nmであることが好ましく、さらには2.5〜5.
0nmであることが好ましい。
【0033】同様に、前記遷移元素薄膜の厚さは0.2
〜18nmであることが好ましく、さらには0.5〜
4.5nmであることが好ましい。これによって、作製
した磁気記録媒体中に規則相(Fe,Co,Ni)−
(Pt,Pd)合金を互いに十分に孤立させた微粒子と
して存在させることができるとともに、高い抗磁力を付
与することができる。したがって、高密度記録をより簡
易に実現することができるとともに、長期信頼性に富む
磁気記録媒体を提供することができる。
【0034】また、前記白金族元素グラニュラー薄膜中
における前記白金族元素微粒子の含有率は、20〜90
体積%であることが好ましく、さらには40〜80体積
%であることが好ましい。これによって、加熱処理によ
る合金化処理を通じて得た磁気記録媒体中において、
(Fe,Co,Ni)−(Pt,Pd)合金を互いに十
分に孤立させた微粒子として存在させることができると
ともに、十分な大きさの抗磁力を付与することができ
る。したがって、高密度記録をより簡易に実現すること
ができるとともに、長期信頼性に富む磁気記録媒体を提
供することができる。
【0035】さらに、前記白金族元素グラニュラー薄膜
中における前記白金族元素微粒子の平均直径は1.0〜
10nmであることが好ましく、さらには3〜5nmで
あることが好ましい。これによって、合金化して得た規
則相(Fe,Co,Ni)−(Pt,Pd)合金微粒子
の大きさを十分小さく保持することができるとともに、
この合金微粒子を含む磁気記録媒体の抗磁力を十分に高
くすることができる。したがって、より高密度な記録を
可能とするとともに、記録した情報を長期に亘って保持
することができる。
【0036】上述したいずれの態様においても、第1の
薄膜と第2の薄膜とを所定の支持基板上に積層させて積
層体を形成することが必要である。前記積層体は、前記
第1の薄膜及び前記第2の薄膜を1層づつ積層させて形
成することもできるが、交互に2層以上積層させて形成
することもできる。
【0037】また、上述したいずれの態様においても、
グラニュラー薄膜中にAg粒子を含有させることが好ま
しい。これによって、上記規則相(Fe,Co,Ni)
−(Pt,Pd)合金を形成するための加熱温度をより
低減することができる。
【0038】Ag粒子は、好ましくは前記グラニュラー
薄膜中に5〜80体積%、さらに好ましくは10〜20
体積%含有させる。また、その大きさは平均直径で5〜
20nmであることが好ましく、さらには5〜10nm
であることが好ましい。さらに、遷移元素グラニュラー
薄膜及び白金族元素グラニュラー薄膜を用いる場合は、
少なくとも一方に含有させる。
【0039】本発明においては、積層体を好ましくは3
00〜500℃で加熱すれば、上述した規則相(Fe,
Co,Ni)−(Pt,Pd)合金を作製することがで
き、特にグラニュラー薄膜中にAg粒子を含有させた場
合においては、200〜400℃で加熱すれば、規則相
(Fe,Co,Ni)−(Pt,Pd)合金を作製する
ことができる。
【0040】なお、加熱処理時間は、第1の薄膜及び第
2の薄膜の厚さなどを考慮して適宜決定されるが、好ま
しくは0.5〜2時間である。
【0041】なお、グラニュラー薄膜の母材を構成する
酸化物としては、Mg、Si、Al、In、B、及び希
土類元素から選ばれる少なくとも一つの元素含む酸化物
を例示することができる。同様に、グラニュラー薄膜の
母材を構成する窒化物並びにフッ化物としては、Mg、
Si、Al、In、B、及び希土類元素から選ばれる少
なくとも一つの元素を含む窒化物及びフッ化物を例示す
ることができる。
【0042】さらに、グラニュラー薄膜の母材をAgか
ら構成することもできる。この場合においても、規則相
(Fe,Co,Ni)−(Pt,Pd)合金を形成する
ための加熱温度をより低減することができる。具体的に
は、Ag粒子を添加した場合と同様に、200〜400
℃まで低減することができる。
【0043】このようにして得た磁気記録媒体中におけ
る前記(Fe,Co,Ni)−(Pt,Pd)合金微粒
子の平均直径は10nm以下にまで微粒子化することが
できる。また、上記のようにして得た磁気記録媒体の抗
磁力は5KOe以上まで向上する。したがって、高密度
かつ長期安定性に優れた磁気記録媒体を提供することが
できる。なお、超常磁性の出現を抑制するためには、前
記規則相合金微粒子の平均直径は3nm以上であること
が好ましい。
【0044】
【実施例】本発明の具体例を以下の実施例において示
す。 (実施例1)MgO母材中にFe微粒子が分散してなる
Feグラニュラー薄膜と、MgO母材中にPt微粒子が
分散してなるPtグラニュラー薄膜とを、交互に各2層
積層させて積層体を作製した後、1時間加熱処理を行
い、磁気記録媒体を作製した。
【0045】なお、加熱処理温度は350℃及び400
℃の2種類を設定した。また、前記Feグラニュラー薄
膜中の前記Fe微粒子の体積含有率及び前記Ptグラニ
ュラー薄膜中の前記Pt微粒子の体積含有率をPとし、
前記Feグラニュラー薄膜の厚さ及び前記Ptグラニュ
ラー薄膜の厚さをdとした。また、前記Fe微粒子及び
前記Pt微粒子の平均直径は、5nmで一定とした。
【0046】そして、加熱処理温度、体積含有率P、及
び厚さdを変化させて得た磁気記録媒体毎に、その内部
に含まれる合金微粒子の大きさを測定するとともに、そ
の抗磁力及び抵抗率を測定した。結果を表1に示す。な
お、いずれの磁気記録媒体においても、加熱処理中にお
けるマイクロEDX観察の結果、前記Fe微粒子と前記
Pt微粒子との間に相互拡散が生じ、合金化しているこ
とが確認された。
【0047】
【表1】
【0048】表1から明らかなように、作製された磁気
記録媒体中におけるFePt合金微粒子の平均直径D
は、約10nm前後の大きさを呈し、十分に微粒子化さ
れていることが分かる。また、いずれの磁気記録媒体も
高い抵抗率を示し、各磁気記録媒体中の前記FePt合
金微粒子は互いに孤立して存在していることが分かる。
さらに、各磁気記録媒体は、5KOe以上の高い抗磁力
Hcを示し、前記FePt合金微粒子はFePt合金の
規則相から構成されていることが分かる。また、この規
則相の形成は、同様の条件でSi基板上にクロム下地層
を介して形成した磁気記録媒体のX線回折によって確認
された。
【0049】また、本実施例によって得られた磁気記録
媒体は、約10nm前後のFePt合金微粒子を有し、
5KOe以上の高い抗磁力を有するため、十分な高密度
記録が可能であるとともに、記録した情報を長期に亘っ
て保持することができる。
【0050】(実施例2)MgO母材中にFe微粒子が
分散してなるFeグラニュラー薄膜と、Pt薄膜とを、
交互に各2層積層させて積層体を作製した後、1時間加
熱処理を行い、磁気記録媒体を作製した。なお、加熱処
理温度は350℃及び400℃の2種類を設定した。ま
た、前記Feグラニュラー薄膜中の前記Fe微粒子の体
積含有率Pを0.5とし、前記Feグラニュラー薄膜の
厚さdgを2.0nmとし、前記Pt薄膜の厚さをdp
を1.0nmとした。また、前記Fe微粒子の平均直径
は、5nmとした。結果を表2に示す。
【0051】なお、この場合においても、加熱処理中に
おけるマイクロEDX観察の結果、前記Fe微粒子と前
記Pt微粒子との間に相互拡散が生じ、合金化している
ことが確認された。
【0052】
【表2】
【0053】表2から明らかなように、作製された磁気
記録媒体中におけるFePt合金微粒子の平均直径D
は、約10nm前後の大きさを呈し、十分に微粒子化さ
れていることが分かる。また、いずれの磁気記録媒体も
高い抵抗率を示し、各磁気記録媒体中の前記FePt合
金微粒子は互いに孤立して存在していることが分かる。
さらに、各磁気記録媒体は、5KOe以上の高い抗磁力
Hcを示し、前記FePt合金微粒子はFePt合金の
規則相から構成されていることが分かる。また、この規
則相の形成は、同様の条件でSi基板上にクロム下地層
を介して形成した磁気記録媒体のX線回折によって確認
された。
【0054】また、本実施例によって得られた磁気記録
媒体は、約10nm前後のFePt合金微粒子を有し、
5KOe以上の高い抗磁力を有するため、十分な高密度
記録が可能であるとともに、記録した情報を長期に亘っ
て保持することができる。
【0055】(実施例3)MgO母材中にPt微粒子が
分散してなるPtグラニュラー薄膜と、Fe薄膜とを、
交互に各2層積層させて積層体を作製した後、1時間加
熱処理を行い、磁気記録媒体を作製した。なお、加熱処
理温度は350℃及び400℃の2種類を設定した。ま
た、前記Ptグラニュラー薄膜中の前記Pt微粒子の体
積含有率Pを0.5とし、前記Ptグラニュラー薄膜の
厚さdgは5.0nm,2.0nm,及び1.0nmの
3種類を設定し、前記Fe薄膜の厚さdpは2.5nm
及び1.0nmの2種類を設定した。また、前記Pt微
粒子の平均直径は5nmで一定とした。結果を表3に示
す。
【0056】なお、この場合においても、加熱処理中に
おけるマイクロEDX観察の結果、前記Fe微粒子と前
記Pt微粒子との間に相互拡散が生じ、合金化している
ことが確認された。
【0057】
【表3】
【0058】表3から明らかなように、作製された磁気
記録媒体中におけるFePt合金微粒子の平均直径D
は、約10nm前後の大きさを呈し、十分に微粒子化さ
れていることが分かる。また、いずれの磁気記録媒体も
高い抵抗率を示し、各磁気記録媒体中の前記FePt合
金微粒子は互いに孤立して存在していることが分かる。
【0059】さらに、Ptグラニュラー薄膜の厚さdg
が5.0nmであり、Fe薄膜の厚さdpが2.5nm
であり、加熱処理温度が350℃である場合において、
磁気記録媒体の抗磁力Hcは3.5KOeと比較的小さ
くなるが、その他の場合においては5KOe以上の高い
抗磁力Hcを示す。したがって、この場合においても、
磁気記録媒体を構成するFePt微粒子は、FePt合
金の規則相から構成されていることが分かる。また、こ
の規則相の形成は、同様の条件でSi基板上にクロム下
地層を介して形成した磁気記録媒体のX線回折によって
確認された。
【0060】また、本実施例によって得られた磁気記録
媒体は、約10nm前後のFePt合金微粒子を有し、
おおよそ5KOe以上の高い抗磁力を有するため、十分
な高密度記録が可能であるとともに、記録した情報を長
期に亘って保持することができる。
【0061】以上、具体例を挙げながら発明の実施の形
態に基づいて本発明を詳細に説明してきたが、本発明は
上記内容に限定されるものではなく、本発明の範疇を逸
脱しない限りにおいてあらゆる変形や変更が可能であ
る。
【0062】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
高密度化の要求に答えることのできる新規な磁気記録媒
体を提供することができる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 桜井 伴明 宮城県亘理郡亘理町荒浜水神74 Fターム(参考) 5D006 BB01 BB06 BB07 BB08 EA02 EA03 FA09 5D112 AA05 BB06 BB10 FA01 GB01 5E049 AA01 AA04 AA07 BA06 CB01 EB06

Claims (36)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 Co、Fe、及びNiから選ばれる少な
    くとも一つの遷移元素を含む第1の薄膜と、Pt及びP
    dの少なくとも一方の白金属元素を含む第2の薄膜とを
    積層させて積層体を形成する工程と、 前記積層体を形成する際、又は前記積層体を形成した後
    に、前記積層体を所定温度に加熱して、前記第1の薄膜
    及び前記第2の薄膜間で相互拡散を生じさせ、前記少な
    くとも一つの遷移元素と前記少なくとも一方の白金属元
    素とを合金化させることを特徴とする、磁気記録媒体の
    製造方法。
  2. 【請求項2】 前記第1の薄膜は、Co、Fe、及びN
    iから選ばれる前記少なくとも一つの遷移元素からなる
    遷移元素微粒子を含む遷移元素グラニュラー薄膜であっ
    て、前記第2の薄膜は、Pt及びPdの前記少なくとも
    一方の白金属元素からなる白金族元素微粒子を含む白金
    族元素グラニュラー薄膜であることを特徴とする、請求
    項1に記載の磁気記録媒体の製造方法。
  3. 【請求項3】 前記遷移元素グラニュラー薄膜の厚さが
    1.0〜20nmであり、前記白金族元素グラニュラー
    薄膜の厚さが1.0〜20nmであることを特徴とす
    る、請求項2に記載の磁気記録媒体の製造方法。
  4. 【請求項4】 前記遷移元素グラニュラー薄膜中におけ
    る前記遷移元素微粒子の含有量が、20〜90体積%で
    あり、前記白金族元素グラニュラー薄膜中における前記
    白金族元素微粒子の含有量が、20〜90体積%である
    ことを特徴とする、請求項2又は3に記載の磁気記録媒
    体の製造方法。
  5. 【請求項5】 前記遷移元素グラニュラー薄膜中におけ
    る前記遷移元素微粒子の平均直径が、1.0〜10nm
    であり、前記白金族元素グラニュラー薄膜中における前
    記白金族元素微粒子の平均直径が、1.0〜10nmで
    あることを特徴とする、請求項2〜4のいずれか一に記
    載の磁気記録媒体の製造方法。
  6. 【請求項6】 前記遷移元素グラニュラー薄膜及び前記
    白金族元素グラニュラー薄膜の少なくとも一方を構成す
    る母材が、Agから構成されることを特徴とする、請求
    項2〜5のいずれか一に記載の磁気記録媒体の製造方
    法。
  7. 【請求項7】 前記遷移元素グラニュラー薄膜及び前記
    白金族元素グラニュラー薄膜の少なくとも一方において
    Ag粒子を含有させることを特徴とする、請求項2〜5
    のいずれか一に記載の磁気記録媒体の製造方法。
  8. 【請求項8】 前記Ag粒子の含有量が5〜80体積%
    であることを特徴とする、請求項7に記載の磁気記録媒
    体の製造方法。
  9. 【請求項9】 前記Ag粒子の平均直径が、5〜20n
    mであることを特徴とする、請求項7又は8に記載の磁
    気記録媒体の製造方法。
  10. 【請求項10】 前記積層体の加熱温度が300〜50
    0℃であることを特徴とする、請求項2〜5のいずれか
    一に記載の磁気記録媒体の製造方法。
  11. 【請求項11】 前記積層体の加熱温度が200〜40
    0℃であることを特徴とする、請求項6〜10のいずれ
    か一に記載の磁気記録媒体の製造方法。
  12. 【請求項12】 前記第1の薄膜は、Co、Fe、及び
    Niから選ばれる前記少なくとも一つの遷移元素からな
    る遷移元素微粒子を含む遷移元素グラニュラー薄膜であ
    って、前記第2の薄膜は、Pt及びPdの前記少なくと
    も一方の白金属元素からなる白金族元素薄膜であること
    を特徴とする、請求項1に記載の磁気記録媒体の製造方
    法。
  13. 【請求項13】 前記遷移元素グラニュラー薄膜の厚さ
    が1.0〜20nmであり、前記白金族元素薄膜の厚さ
    が0.2〜18nmであることを特徴とする、請求項1
    2に記載の磁気記録媒体の製造方法。
  14. 【請求項14】 前記遷移元素グラニュラー薄膜中にお
    ける前記遷移元素微粒子の含有量が、20〜90体積%
    であることを特徴とする、請求項12又は13に記載の
    磁気記録媒体の製造方法。
  15. 【請求項15】 前記遷移元素グラニュラー薄膜中にお
    ける前記遷移元素微粒子の平均直径が、1.0〜10n
    mであることを特徴とする、請求項12〜14のいずれ
    か一に記載の磁気記録媒体の製造方法。
  16. 【請求項16】 前記遷移元素グラニュラー薄膜を構成
    する母材がAgから構成されることを特徴とする、請求
    項12〜15のいずれか一に記載の磁気記録媒体の製造
    方法。
  17. 【請求項17】 前記遷移元素グラニュラー薄膜におい
    てAg粒子を含有させることを特徴とする、請求項12
    〜15のいずれか一に記載の磁気記録媒体の製造方法。
  18. 【請求項18】 前記Ag粒子の含有量が5〜80体積
    %であることを特徴とする、請求項17に記載の磁気記
    録媒体の製造方法。
  19. 【請求項19】 前記Ag粒子の平均直径が、5〜20
    nmであることを特徴とする、請求項17又は18に記
    載の磁気記録媒体の製造方法。
  20. 【請求項20】 前記積層体の加熱温度が300〜50
    0℃であることを特徴とする、請求項12〜15のいず
    れか一に記載の磁気記録媒体の製造方法。
  21. 【請求項21】 前記積層体の加熱温度が200〜40
    0℃であることを特徴とする、請求項16〜20のいず
    れか一に記載の磁気記録媒体の製造方法。
  22. 【請求項22】 前記第1の薄膜は、Co、Fe、及び
    Niから選ばれる前記少なくとも一つの遷移元素からな
    る遷移元素薄膜であって、前記第2の薄膜は、Pt及び
    Pdの前記少なくとも一方の白金属元素からなる白金族
    元素微粒子を含む白金族元素グラニュラー薄膜であるこ
    とを特徴とする、請求項1に記載の磁気記録媒体の製造
    方法。
  23. 【請求項23】 前記遷移元素薄膜の厚さが0.2〜1
    8nmであり、前記白金族元素グラニュラー薄膜の厚さ
    が1.0〜20nmであることを特徴とする、請求項2
    2に記載の磁気記録媒体の製造方法。
  24. 【請求項24】 前記白金族元素グラニュラー薄膜中に
    おける前記白金族元素微粒子の含有量が、20〜90体
    積%であることを特徴とする、請求項22又は23に記
    載の磁気記録媒体の製造方法。
  25. 【請求項25】 前記白金族元素グラニュラー薄膜中に
    おける前記白金族元素微粒子の平均直径が、1.0〜1
    0nmであることを特徴とする、請求項22〜24のい
    ずれか一に記載の磁気記録媒体の製造方法。
  26. 【請求項26】 前記白金族元素グラニュラー薄膜を構
    成する母材が、Agから構成されることを特徴とする、
    請求項22〜25のいずれか一に記載の磁気記録媒体の
    製造方法。
  27. 【請求項27】 前記白金族元素グラニュラー薄膜にお
    いてAg粒子を含有させることを特徴とする、請求項2
    2〜25のいずれか一に記載の磁気記録媒体の製造方
    法。
  28. 【請求項28】 前記Ag粒子の含有量が5〜80体積
    %であることを特徴とする、請求項27に記載の磁気記
    録媒体の製造方法。
  29. 【請求項29】 前記Ag粒子の平均直径が、5〜20
    nmであることを特徴とする、請求項27又は28に記
    載の磁気記録媒体の製造方法。
  30. 【請求項30】 前記積層体の加熱温度が300〜50
    0℃であることを特徴とする、請求項22〜25のいず
    れか一に記載の磁気記録媒体の製造方法。
  31. 【請求項31】 前記積層体の加熱温度が200〜40
    0℃であることを特徴とする、請求項26〜30のいず
    れか一に記載の磁気記録媒体の製造方法。
  32. 【請求項32】 前記磁気記録媒体は、Co、Fe、及
    びNiから選ばれる前記少なくとも一つの遷移元素と、
    Pt及びPdの前記少なくとも一方の白金属元素との合
    金からなる微粒子を含むグラニュラー構造を呈すること
    を特徴とする、請求項1〜31のいずれか一に記載の磁
    気記録媒体の製造方法。
  33. 【請求項33】 前記微粒子の平均直径が10nm以下
    であることを特徴とする、請求項32に記載の磁気記録
    媒体の製造方法。
  34. 【請求項34】 前記磁気記録媒体の抗磁力が5KOe
    以上であることを特徴とする、請求項32又は33に記
    載の磁気記録媒体の製造方法。
  35. 【請求項35】 前記磁気記録媒体は、Agを母材とし
    て含むことを特徴とする、請求項32〜34のいずれか
    一に記載の磁気記録媒体の製造方法。
  36. 【請求項36】 前記磁気記録媒体は、Ag粒子を含む
    ことを特徴とする、請求項32〜34のいずれか一に記
    載の磁気記録媒体。
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