JPH10334444A - 磁気記録媒体 - Google Patents

磁気記録媒体

Info

Publication number
JPH10334444A
JPH10334444A JP14176397A JP14176397A JPH10334444A JP H10334444 A JPH10334444 A JP H10334444A JP 14176397 A JP14176397 A JP 14176397A JP 14176397 A JP14176397 A JP 14176397A JP H10334444 A JPH10334444 A JP H10334444A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
magnetic
film
recording medium
magnetic recording
underlayer
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP14176397A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2991672B2 (ja
Inventor
Masaaki Futamoto
正昭 二本
Nobuyuki Inaba
信幸 稲葉
Ichisuke Yamanaka
一助 山中
Kiyonari Itou
研也 伊藤
Yukio Honda
幸雄 本多
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Hitachi Ltd filed Critical Hitachi Ltd
Priority to JP14176397A priority Critical patent/JP2991672B2/ja
Publication of JPH10334444A publication Critical patent/JPH10334444A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2991672B2 publication Critical patent/JP2991672B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01LSEMICONDUCTOR DEVICES NOT COVERED BY CLASS H10
    • H01L2224/00Indexing scheme for arrangements for connecting or disconnecting semiconductor or solid-state bodies and methods related thereto as covered by H01L24/00
    • H01L2224/73Means for bonding being of different types provided for in two or more of groups H01L2224/10, H01L2224/18, H01L2224/26, H01L2224/34, H01L2224/42, H01L2224/50, H01L2224/63, H01L2224/71
    • H01L2224/732Location after the connecting process
    • H01L2224/73251Location after the connecting process on different surfaces
    • H01L2224/73265Layer and wire connectors

Abstract

(57)【要約】 【課題】 高密度磁気記録に適する磁気記録媒体を提供
する。 【解決手段】 非磁性基板101上に少なくとも2層の
下地膜102,103を介してhcp構造の磁性膜10
4を形成する。磁性膜はCoを主成分とし、少なくとも
1種類の非磁性元素を含む合金からなる多結晶膜であ
り、多結晶の平均粒径が5nm以上15nm以下で、結
晶粒界に少なくとも25at%の非磁性元素の偏析層を
含む。磁性膜104に接する第1の下地膜103はhc
p結晶構造を持つ非磁性もしくは磁化の大きさが100
emu/cc以下の弱磁性膜であり、第2の下地膜10
2はbcc構造、NaCl型結晶構造のいずれかであ
り、第2下地膜の優先配向方位は<100>又は<21
1>である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、高密度磁気記録に
適する磁性膜を有する磁気記録媒体に関する。
【0002】
【従来の技術】高密度磁気記録を実現するために、連続
磁性膜を磁気記録媒体に用いる研究開発が進められてい
る。磁気記録媒体は、NiP膜を被覆したアルミニウム
合金材料やガラスなどの非磁性材料からなる基板上に、
高周波スパッタ法などの方法で強磁性金属のCo合金か
らなる薄膜を形成したものである。このような磁気記録
媒体においては、磁気記録の記録密度をあげるための磁
性膜の改良が種々試みられている。
【0003】面内磁気記録用の磁気記録媒体の微細構造
を高密度磁気記録に適するように改良するために、基板
と磁性膜の間に下地層を設ける方法が検討されている。
例えば、特開昭62−257617号公報にはCo−P
t系磁性膜の下地層としてW,Mo,Nb,Vのいずれ
かの膜を形成する方法が、特開昭62−257618号
公報には下地層としてV−Cr,Fe−Cr合金材料を
用いる方法が、特開昭63−106917号公報にはC
r,Ho,Ti,Ta等の下地層材料が、特開昭63−
187414号公報にはCo−Pt−Cr磁性膜の下地
層としてCr又はCr−V合金材料を用いる方法が開示
されている。さらに、特開平4−321919号公報に
は、Co合金系磁性膜の下地として、六方稠密構造(h
cp:hexagonal closed packed)を持つ非磁性材料と
体心立方構造(bcc:body centered cubic)を持つ
2種類の材料を積層して下地として用いる方法が示され
ている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】高密度磁気記録が可能
な面内磁気記録媒体としては、(1)磁性膜の保磁力
(Hc)が大きいこと、(2)磁性膜の飽和磁化(M
s)に対する残留磁化の比率(Mr/Ms)がある程度
大きいこと、(3)磁気異方性の分散が小さいこと、
(4)磁性膜を構成する結晶粒子が磁気的に互いに分離
されていること、などが必要である。さらに、特に数G
b/in2以上の記録密度を実現するための記録媒体と
しては、(5)記録磁化の熱的な揺らぎに対して安定で
あることが必要となる。
【0005】今まで報告されている公知例では、上記の
(1)〜(3)の条件をある程度満足するが、加えて
(4)(5)の条件を同時に満足する磁気記録媒体は開
示されていない。本発明は、上記すべての条件を満足す
る、数Gb/in2以上の記録密度を実現するための記
録媒体を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明者らの実験の結
果、以下の方法を用いることで上記目的を達成できるこ
とが明らかになった。まず、非磁性基板上に磁性膜を形
成する際に、両者の間に少なくとも2層の下地膜を導入
する。磁性膜に接する第1の下地膜は、磁性膜と同じh
cp構造の膜とし、磁性膜との格子整合性を持たせる。
基板と接する第2の下地膜は、bcc構造もしくはNa
Cl構造を持ち、非磁性基板上に形成したときに<10
0>もしくは<211>配向しやすい性質を持たせる。
【0007】
【0008】hcp構造を持つCo合金磁性膜の磁化容
易軸は<0001>であり、この場合、磁化容易軸は基
板と平行になり、面内磁気記録に適した構成をとる。数
Gb/in2以上の記録密度を達成するための記録媒体
としては、上記の積層膜間の結晶方位関係に加えて、以
下の条件を全て備えなければならないことが、実験の結
果明かとなった。
【0009】まず第1に、多結晶からなる磁性膜の平均
の結晶粒径が5nm以上15nm以下、望ましくは7n
m以上12nm以下であること。結晶粒径が15nmを
超える場合、他の条件を満足していても磁気記録を行な
った時の再生の媒体ノイズが大きくなり、数Gb/in
2以上の記録密度を実現するためのS/Nが得難くな
り、信号判定を誤る割合が増大する。また逆に平均結晶
粒径を5nm以下にすると、中には磁性/常磁性変態点
を越えて磁化を失ってしまう微細な結晶粒の割合が増大
するため、再生出力の低下や記録磁化の不安定化を招
き、磁気記録媒体として適当でなくなる。磁性膜の結晶
粒径の制御は、第1及び第2下地をスパッター法等で形
成する際のプロセス条件やそれぞれの膜厚を選ぶことに
より、行なうことができる。
【0010】第2の条件として、磁性膜を構成する結晶
粒間の磁気的な分離が十分であることが必要である。こ
のためには、磁性結晶粒子の間に少なくとも25at%
望ましくは28at%以上の非磁性元素を含む層の存在
が必要である。結晶粒子間の磁気的な分離を図るために
は、非磁性元素が少なくとも25%以上、望ましくは2
8%以上含まれた偏析層の実質的な厚さ(平均厚さ)は
1〜3nmの範囲にあることが望ましい。偏析層の厚さ
が1nm未満だと磁気的な分離が不十分になり、3nm
を超えると磁性膜全体に占める非磁性部分の体積が大き
くなり磁化が減少するとともに、磁性を持つ結晶粒子の
正味の体積も減少し、記録再生時の出力が低下したり、
磁化が不安定になりやすくなるので望ましくない。
【0011】また、Coに添加される非磁性元素の比率
が25at%未満の場合は、その材料は磁性を帯びるた
め磁性結晶粒子の間の磁気的な分離が不十分になり、こ
の結果、記録再生時の媒体ノイズの増大を招くため十分
なS/Nが得難くなる。この場合、磁気記録装置を動作
させるのに必要な信号判定の精度が得られなくなる。磁
性結晶粒子の間にこのような層を形成するためには、磁
性膜の構成元素としてCoに溶解しがたい非磁性元素を
加えておき、かつ膜を形成する際に基板温度を高めに設
定する等によって熱エネルギーを与え、結晶粒界に偏析
させる方法、あるいは製膜後に熱処理を施して磁性膜も
しくは下地からの非磁性元素の磁性結晶粒界への拡散を
促進する方法を用いることができる。
【0012】第3の条件として、磁性膜を構成する結晶
粒の磁気異方性エネルギー定数Kuが、2.5×106
erg/cc以上であることが必要である。上記の条件
を満たしていても、Kuがこの値以下の場合は、磁気記
録媒体に高密度記録を行なった場合に記録磁化が時間と
ともに減少する。実用的に必要な期間、ある程度の記録
磁化の安定性が得られるためのKuの値として、2.5
×106erg/cc以上が必要である。また逆に、K
uが大きすぎると磁性結晶粒間の静磁気相互作用が大き
くなりすぎるため、記録再生時の媒体ノイズの増大を招
くことになり望ましくない。Kuの値は5×106er
g/cc程度以下であることが実用的には望ましい。
【0013】数Gb/in2以上の記録密度を達成する
ための記録媒体としては、上記の条件とともに、磁性膜
の厚さも5〜20nmの範囲であることが必要である。
磁性膜の膜厚が20nmを超えると、記録ビット長さに
対して膜厚が大きくなりすぎるため面内磁化が不安定に
なるとともにビット間の磁化遷移領域が重なったり、非
線形なビット境界移動などの望ましくない効果が生じ、
実質的に線記録密度を向上することが困難になる。ま
た、磁性膜の膜厚が5nm未満になると、熱的な揺らぎ
により記録磁化が不安定になり、記録情報が減少したり
失われやすく、磁気記録媒体としての機能を果たさなく
なる。
【0014】高密度磁気記録媒体としては、磁性膜を構
成する結晶粒の磁化容易軸が基板と平行である必要があ
る。このためには先に述べたように2層の下地膜を形成
し、その上に磁性膜を形成すれば良い。このとき、2層
の下地膜は非磁性である方が望ましいが、弱い磁性を保
有していても構わない。ただ、これら下地膜が保有する
磁化の大きさとしては、媒体の記録再生において実質的
に悪影響を与えない100emu/cc以下であること
が必要である。
【0015】第1の下地膜上にはエピタキシャル成長に
より磁性膜が成長するが、このとき両者の間の格子定数
の差は小さい方が望ましい。それぞれのc軸の長さの差
が10%を超えると、格子歪の影響で磁性膜のKuの値
が低下したり、はなはだしい場合はエピタキシャル成長
が生じなくなる。このため両者のc軸の長さの差は10
%以下であることが望ましい。
【0016】磁性膜材料としては、Coをベースにした
合金一般、例えばCo−Ni,Co−Re,Co−P
t,Co−Pd,Co−Cr,Co−Ta等の2元合
金、あるいはCo−Cr−Ta,Co−Cr−Pt,C
o−Ni−Pt等の3元合金、あるいはこれらの合金に
2種類以上の元素を添加した多元合金を用いることがで
き、各合金に着目した場合、Coの比率が最も大きく、
かつ、Coと同じhcp構造をとる合金が用いられる。
さらにこの条件に加えて、前述のように、磁性膜を構成
する結晶粒の磁気異方性エネルギー定数Kuが、2.5
×106erg/cc以上であることが必要である。
【0017】第1の下地層は、六方最密充填(hcp)
構造を持つ材料の層であれば異種の材料層の積層膜でも
よい。hcp構造を持つ材料としては、Co,Ti,R
u,Sc,Re、及びこれらの材料に合金元素を添加し
た材料を用いることができる。また、第1下地層の膜厚
は2〜100nmとするのが望ましい。第2の下地層に
は、体心立方(bcc)構造を持つ材料又はNaCl構
造を持つ材料が用いられるが、両者の材料の積層膜でも
よい。bcc構造材料としては、Cr,V,Nb,M
o,W,Taなどの材料及びこれらの材料に合金元素を
添加した材料を用いることができ、またNaCl構造を
持つ材料としては、MgO,LiF,TiC,ZrC,
HfC,TiN,ZrN,HfN及びこれらの材料に他
の材料を添加した混晶材料を用いることができる。ま
た、NaCl構造と同様な構造をとる規則合金であるF
eAl,NiAl及びこれらの材料をベースにした混晶
規則合金を用いても同様な効果が生ずる。第2下地層の
膜厚は2〜500nmとするのが望ましい。
【0018】第1下地層は、磁性膜を構成する結晶粒の
磁化容易軸の向きを基板と平行に揃える役割、結晶粒の
大きさを揃える役割、及び少ない結晶歪で非磁性もしく
は弱磁性の第1下地と磁性膜との急峻な界面を形成する
役割を果たすものであり、これらは両者の間にエピタキ
シャル成長の関係が成立することによって可能となる。
【0019】第2下地層は、第1下地層の結晶粒径、結
晶配向を規定する役割を果たす。第2下地層として用い
る材料は、基板の上に形成した場合、(100)もしく
は(211)結晶面が基板と平行になるような薄膜成長
が起こりやすい性質を持つことが必要である。これは材
料の選択、製膜プロセスの選択等で可能となる。同時
に、この層はエピタキシャル成長によってその上に形成
される第1下地層の結晶粒径の決定にも影響を及ぼすた
め、第2下地層を形成する結晶粒の寸法制御も必要とな
る。結晶粒子径の制御は、材料及び膜形成プロセスの選
択等によって行うことができる。
【0020】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施の形態を説明する。 〔実施例1〕直径2.5インチの表面強化ガラス基板を
用いて、直流マグネトロンスパッタ法によって、図1に
示す断面構造を持つ磁気記録媒体を作製した。基板10
1上に第2下地層102、第1下地層103、磁性膜1
04、保護膜105をこの順序で形成した。第2下地用
にCrターゲット、第1下地用にCo−36at%Cr
ターゲット、磁性膜用にCo−19at%Cr−12a
t%Ptターゲットを用いた。スパッタのArガス圧力
を3mTorr、スパッターパワーを10W/cm2
基板温度を320℃とした条件で、Cr膜を20nm、
Co−Cr膜を10nm、Co−Cr−Pt膜を17n
mの厚さそれぞれ形成した。さらに、保護膜としてカー
ボン膜を7nm形成した。
【0021】この試料を分析した結果、磁性膜の平均結
晶粒径は13nm、結晶粒界には非磁性のCrを29a
t%以上含んだ平均厚さ1.5nmの層が存在するこ
と、結晶粒のKu=2.8×106erg/ccである
ことが分かった。ここで、第1の下地材料Co−Crの
飽和磁化は25emu/ccであり、この材料と磁性膜
のCo−Cr−Pt膜のc軸の長さの差は4%であっ
た。
【0022】比較例1として、第2下地層102の厚さ
を100nmとした他は上記と同様な磁気記録媒体を作
製した。比較例1の磁気記録媒体を分析した結果、磁性
膜の平均結晶粒が23nmと大きくなっていた以外、C
rの結晶粒界への偏析量と平均厚さ、磁気異方性エネル
ギー定数Kuの値は本実施例の磁気記録媒体と同様であ
った。
【0023】比較例2として、製膜時の基板温度を12
0℃とした以外は本実施例の磁気記録媒体と同様な条件
で作製した試料を準備した。比較例2の磁気記録媒体を
分析した結果、磁性膜のCrの結晶粒界への偏析量と平
均厚さが、それぞれ23at%、0.7nmである以外
は、本実施例の磁気記録媒体との差は認められなかっ
た。
【0024】比較例3として、磁性膜用のターゲットを
Co−16at%Cr−5at%Tiとした以外は本実
施例の磁気記録媒体と同様な条件で磁気記録媒体を作製
した。比較例3の磁気記録媒体は、磁性膜の磁気異方性
エネルギー定数Kuが2.0×106erg/ccであ
る以外は、結晶粒径、Crの結晶粒界への析出状態とも
本実施例の磁気記録媒体と比較して顕著な差は認められ
なかった。
【0025】比較例4として、第1下地層用のターゲッ
トとしてTiを用いた以外は本実施例の磁気記録媒体形
成と同様な条件で磁気記録媒体を作製した。この場合、
Tiと磁性膜のCo−Cr−Ptとは、c軸の長さの差
が11%以上になる。この媒体の磁気異方性エネルギー
定数Kuは2.6×106erg/ccであった。比較
例5として、磁性膜の膜厚を4.5nmとした以外は本
実施例と同様な条件で磁気記録媒体を作製した。
【0026】比較例6として、磁性膜の膜厚を25nm
とした以外は本実施例と同様な条件で磁気記録媒体を作
製した。比較例7として、基板温度を380℃とした以
外は本実施例と同様な条件で磁気記録媒体を作製した。
比較例7の磁性膜を分析した結果、25at%を超える
Crの結晶粒界への偏析厚さは平均4nmに及んでいる
ことが判明した。
【0027】これらの磁気記録媒体を記録用に薄膜型リ
ングヘッド、再生用に磁気抵抗効果型(MR)ヘッドを
用いて、面記録密度6Gb/in2の条件で、再生信号
の判定誤り率(Error Rate:E.R.)と記録磁化の時間
変化率を測定した。ここで、再生波形の信号処理方式は
8/9変換とPRML方式を採用した。6Gb/in2
の線記録密度とトラック密度の組み合わせは300kB
PI×20kTPIであり、最高線記録密度は337.
5kFCIである。E.R.は再生の磁気ヘッドが記録ト
ラック直上を通った場合の値として求めた。記録磁化の
時間変化率は337.5kFCIの信号を記録した直後
に再生したときの出力に比べ、30時間後に再生したと
きの再生出力の減少率を測定することによって行った。
測定結果を表1に示す。
【0028】
【表1】 表1から明らかなように、本発明の磁気記録媒体は6G
b/in2の面記録密度で磁気ディスク装置が実用的に
満たすべき条件、誤り率が1×10-8以下でかつ再生出
力の減少率が1%以下の条件を満たしている。これに対
し、比較例はいずれも両者の条件を同時に満たすに至っ
ていないことが分かった。
【0029】〔実施例2〕直径2.5インチの表面強化
ガラス基板を用いて、スパッタ法によって、図2に示す
断面構造を持つ磁気記録媒体を作製した。基板201上
に2層構造からなる第2下地層202,203、第1下
地層204、磁性膜205、保護膜206をこの順序で
形成した。第2下地用にMgOターゲットとCrターゲ
ット、第1下地用にCo−55at%Ruターゲット、
磁性膜用にCo−17at%Cr−10at%Pt−3
at%Taターゲットを用いた。スパッタのArガス圧
力を4mTorr、スパッターパワーを10W/c
2、基板温度を300℃とした条件で、MgO膜を1
0nm、Cr膜を10nm、Co−Ru膜を10nm、
Co−Cr−Pt−Ta膜を15nmの厚さそれぞれ形
成した。さらに、保護膜としてカーボン膜を7nm形成
した。
【0030】ここで第1下地材料のCo−Ruの飽和磁
化は0emu/ccで非磁性であり、この材料と磁性膜
のCo−Cr−Pt−Ta膜のc軸の長さの差は1.8
%であった。作製した試料を分析した結果、磁性膜の平
均結晶粒径は10nm、結晶粒界には非磁性のCrを2
8at%以上含んだ平均厚さ1.2nmの層が存在する
こと、結晶粒の磁気異方性エネルギー定数Ku=3.0
×106erg/ccであることが分かった。MgO層
の優先成長方位は<100>、Cr層の優先成長方位は
<100>であり、磁性膜を構成する磁性結晶粒子の磁
化容易軸であるc軸は基板と平行になっていた。
【0031】同様な条件で、2層構造からなる第2下地
のMgOの代わりにLiF,FeAl,NiAl,Ti
C,ZrC,HfC,TiN,ZrN,HfNをそれぞ
れ用いて磁気記録媒体を作製した。また、2層構造から
なる第2下地のCrの代わりに、V,Nb,Mo,W,
Cr−Ti,Cr−V,Cr−Nb,Cr−Mo,Cr
−W,Cr−Zr,Cr−Hf,V−Nb,V−Mo,
V−W,Nb−Mo,Nb−W,Mo−Wを用いた磁気
記録媒体を作製した。
【0032】これらの試料を分析した結果、いずれの試
料も磁性膜205の平均結晶粒径は5nm以上15nm
以下、結晶粒界に少なくとも25at%の非磁性元素を
含んだ平均厚さ1nm以上3nm以下の層が存在し、K
uの値は2.5〜4×106erg/ccであることが
確認された。比較例として、磁性膜用ターゲットとして
Co−50at%Ptを用いた以外はいずれも上記と同
様の条件で磁気記録媒体を作製した。この媒体を分析し
た結果、磁性膜の平均結晶粒径は上記と同様であった
が、結晶粒界に非磁性元素が析出した層はほとんど認め
られず、かつ、Ku=5.2×106erg/ccの値
が得られた。
【0033】以上の磁気記録媒体を実施例1と同様の条
件で評価した。その結果、比較例では337.5kFC
Iの記録信号の出力減少率は1%未満と小さかったもの
の誤り率は5×10-2と大きく、6Gb/in2の記録
密度の条件を満たさないことが分かった。これに対し、
本発明に従って作製した磁気記録媒体は、誤り率が1.
5×10-9〜9.6×10-9、再生出力の減少率が0.
2〜0.8%であり、いずれも6Gb/in2の面記録
密度で磁気ディスク装置が実用的に満たすべき条件、誤
り率1×10-8以下でかつ再生出力の減少率が2%以下
の条件を満たしていることが分かった。
【0034】〔実施例3〕直径2.5インチのSiディ
スク基板を用いて、スパッタ法によって、図3に示す断
面構造を持つ磁気記録媒体を作製した。基板301上に
2層構造からなる第2下地層302,303、2層構造
からなる第1下地層304,305、磁性膜306、保
護膜307をこの順序で形成した。第2下地用にMgO
ターゲットとCrターゲット、第1下地用にCo−40
at%RuターゲットとCo−45at%Crターゲッ
ト、磁性膜用にCo−10at%Cr−13at%Pt
−2at%Ta−2at%Siターゲットを用いた。ス
パッタのArガス圧力を4mTorr、スパッターパワ
ーを10W/cm2、基板温度を100℃とした条件で
MgO膜を10nm、Cr膜を5nm、Co−Ru膜を
10nm、Co−Cr膜を10nm、Co−Cr−Pt
−Ta−Si膜を10nmの厚さそれぞれ形成した。さ
らに、保護膜としてカーボン膜を5nm形成した。
【0035】ここで第1下地材料のCo−Ru及びCo
−Crの飽和磁化は各々16emu/cc及び8emu
/ccであり、Co−Cr膜と磁性膜のCo−Cr−P
t−Ta−Si膜のc軸の長さの差は1.5%であっ
た。この試料を真空中で400C、10分の熱処理を行
った。この熱処理は、第1下地のCo−CrからCrが
磁性膜の結晶粒界へ拡散し、Crに豊んだ非磁性の層を
形成するのを促進するためである。
【0036】作製した試料を分析した結果、磁性膜30
6の平均結晶粒径は9nm、結晶粒界には非磁性のCr
を30at%以上含んだ平均厚さ1nmの層が存在する
こと、結晶粒の磁気異方性エネルギー定数Kuが3.1
×106erg/ccであることが分かった。MgO層
の優先成長方位は<100>、Cr層の優先成長方位は
<100>であり、磁性膜を構成する磁性結晶粒子の磁
化容易軸であるc軸は基板と平行になっていた。
【0037】この磁気記録媒体を記録用に薄膜型リング
ヘッド、再生用に巨大磁気抵抗効果型(GMR)ヘッド
を用いて、面記録密度10Gb/in2の条件で再生信
号の判定誤り率(E.R.)と記録磁化の時間変化率を測
定した。ここで、再生波形の信号処理方式には1/7変
換とEPRML方式を採用した。10Gb/in2の線
記録密度とトラック密度の組み合わせは400kBPI
×25kTPIであり、最高線記録密度は300kFC
Iである。E.R.は再生の磁気ヘッドが記録トラック直
上を通った場合の値として求めた。記録磁化の時間変化
率は300kFCIの信号を記録した直後に再生したと
きの出力に比べ、30時間後に再生したときの再生出力
の減少率を測定することによって行った。この磁気記録
媒体の場合、E.R.=1×10-9、再生信号の減少率=
1%であり、10Gb/in2の面記録密度を実現する
ための磁気記録媒体として必要な条件を満たしているこ
とが分かった。
【0038】〔実施例4〕直径1.8インチのガラスデ
ィスク基板を用いて、スパッタ法によって、図4に示す
断面構造を持つ磁気記録媒体を作製した。基板401上
に2層構造からなる第2下地層402,403、第1下
地層404、磁性膜405、保護膜406をこの順序で
形成した。第2下地用にMgO−LiF混合ターゲット
とCr−15at%Tiターゲット、第1下地用にCo
−45at%Cr−3at%Taターゲット、磁性膜用
にCo−18at%Cr−13at%Pt−3at%T
a−1at%Bターゲットを用いた。スパッタのArガ
ス圧力4mTorr、スパッターパワー10W/c
2、基板温度室温の条件でMgO−LiF膜を10n
m、Cr−Ti膜を5nm、Co−Cr−Ta膜を10
nm、Co−Cr−Pt−Ta−B膜を12nmの厚さ
それぞれ形成した。さらに、保護膜としてカーボン膜を
5nm形成した。
【0039】ここで第1下地材料のCo−Cr−Taの
飽和磁化は12emu/ccであり、Co−Cr−Ta
膜と磁性膜のCo−Cr−Pt−Ta−Si膜のc軸の
長さの差は8%以下であった。この試料を真空中で35
0C、5分の熱処理を行った。この熱処理は、第1下地
のCo−Cr−TaからCrが磁性膜の結晶粒界へ拡散
し、Crに豊んだ非磁性の層を形成するのを促進するた
めである。
【0040】作製した試料を分析した結果、磁性膜40
5の平均結晶粒径は11nm、結晶粒界には非磁性のC
rを30at%以上含んだ平均厚さ1.5nmの層が存
在すること、結晶粒の磁気異方性エネルギー定数Kuは
3.3×106erg/ccであることが分かった。M
gO−LiF層の優先成長方位は<211>、Cr層の
優先成長方位は<211>であり、磁性膜の優先成長方
位は<1100>でありこれを構成する磁性結晶粒子の
磁化容易軸であるc軸は基板と平行になっていた。
【0041】この磁気記録媒体を記録用に薄膜型リング
ヘッド、再生用に巨大磁気抵抗効果型(GMR)ヘッド
を用いて、面記録密度12Gb/in2の条件で再生信
号の判定誤り率(E.R.)と記録磁化の時間変化率を測
定した。ここで、再生波形の信号処理方式には1/7変
換とEPRML方式を採用した。12Gb/in2の線
記録密度とトラック密度の組み合わせは400kBPI
×30kTPIであり、最高線記録密度は300kFC
Iである。E.R.は再生の磁気ヘッドが記録トラック直
上を通った場合の値として求めた。記録磁化の時間変化
率は300kFCIの信号を記録した直後に再生したと
きの出力に比べ、30時間後に再生したときの再生出力
の減少率を測定することによって行った。この磁気記録
媒体の場合、E.R.=1×10-9、再生信号の減少率=
1.6%であり、12Gb/in2の面記録密度を実現
するための磁気記録媒体として必要な条件を満たしてい
ることが分かった。
【0042】
【発明の効果】本発明によれば、数Gb/in2以上の
記録密度を実現するために必要な磁気記録媒体を提供で
きるので、磁気ディスク装置の高密度化を実現でき、装
置の小型化や大容量化が容易になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による磁気記録媒体の一例の断面模式
図。
【図2】本発明による磁気記録媒体の他の例の断面模式
図。
【図3】本発明による磁気記録媒体の他の例の断面模式
図。
【図4】本発明による磁気記録媒体の他の例の断面模式
図。
【符号の説明】
101…基板、102…第2下地膜(bccもしくはN
aCl構造)、103…第1下地膜(hcp)、104
…磁性膜、105…保護膜、201…基板、202…第
2下地膜(NaCl構造もしくは規則相)、203…第
2下地膜(bcc構造)、204…第1下地膜(hc
p)、205…磁性膜、206…保護膜、301…基
板、302…第2下地膜(NaCl構造)、303…第
2下地膜(bcc構造)、304…第1下地膜(hc
p)、305…第1下地膜(hcp)、306…磁性
膜、307…保護膜、401…基板、402…第2下地
膜(NaCl構造)、403…第2下地膜(bcc構
造)、404…第1下地膜(hcp)、405…磁性
膜、406…保護膜
フロントページの続き (72)発明者 伊藤 研也 東京都国分寺市東恋ヶ窪一丁目280番地 株式会社日立製作所中央研究所内 (72)発明者 本多 幸雄 東京都国分寺市東恋ヶ窪一丁目280番地 株式会社日立製作所中央研究所内

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 非磁性基板と、前記非磁性基板上に設け
    られた少なくとも2層の下地膜と、前記少なくとも2層
    の下地膜上に設けられた六方最密充填構造を持つ磁性膜
    と、前記磁性膜上に設けられた保護膜とを有する磁気記
    録媒体において、 前記磁性膜はCoを主成分とし、少なくとも1種類の非
    磁性元素を含む合金からなる多結晶膜であり、多結晶の
    平均粒径が5nm以上15nm以下でかつ結晶粒界に少
    なくとも25at%の非磁性元素の偏析層を含んでお
    り、前記少なくとも2層の下地膜のうち磁性膜に接する
    第1の下地膜は結晶構造が六方最密充填構造を持つ非磁
    性もしくは飽和磁化の大きさが100emu/cc以下
    の弱磁性膜であり、前記第1の下地膜と前記非磁性基板
    の間に形成される第2の磁性膜の構造は体心立方構造又
    はNaCl型結晶構造であり、前記第2下地膜の優先配
    向方位が<100>もしくは<211>であることを特
    徴とする磁気記録媒体。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の磁気記録媒体において、
    前記磁性膜を構成する結晶粒の磁気異方性エネルギー定
    数Kuの範囲が、2.5×106erg/cc<Ku<
    5×106erg/ccであり、かつ磁性膜厚tの範囲
    が、5nm<t<20nmであることを特徴とする磁気
    記録媒体。
  3. 【請求項3】 請求項1又は2記載の磁気記録媒体にお
    いて、前記第1下地膜が、少なくとも2種類の異なる六
    方最密充填構造を持つ材料の積層膜からなり、しかも前
    記磁性膜と接する側の六方最密充填構造を持つ材料の結
    晶格子のc軸の長さと前記磁性膜の結晶格子のc軸の長
    さの差が10%以下であることを特徴とする磁気記録媒
    体。
  4. 【請求項4】 請求項1〜3のいずれか1項に記載の磁
    気記録媒体において、前記第2の下地膜が、少なくとも
    2種類の異なる体心立方構造を持つ材料の積層膜から構
    成されていることを特徴とする磁気記録媒体。
  5. 【請求項5】 請求項1〜3のいずれか1項に記載の磁
    気記録媒体において、前記第2の下地膜が体心立方構造
    を持つ材料とNaCl構造を持つ材料の積層膜から構成
    されていることを特徴とする磁気記録媒体。
  6. 【請求項6】 請求項1〜3のいずれか1項に記載の磁
    気記録媒体において、前記第2の下地膜が体心立方構造
    を持つ材料と、FeAl,NiAlもしくはこれらの混
    晶からなる規則相との積層膜から構成されていることを
    特徴とする磁気記録媒体。
  7. 【請求項7】 請求項1〜6のいずれか1項に記載の磁
    気記録媒体において、多結晶からなる前記磁性膜の結晶
    粒界に非磁性元素が少なくとも28%含まれた偏析層が
    平均して1〜3nmの厚さで存在することを特徴とする
    磁気記録媒体。
JP14176397A 1997-05-30 1997-05-30 磁気記録媒体 Expired - Fee Related JP2991672B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP14176397A JP2991672B2 (ja) 1997-05-30 1997-05-30 磁気記録媒体

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP14176397A JP2991672B2 (ja) 1997-05-30 1997-05-30 磁気記録媒体

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH10334444A true JPH10334444A (ja) 1998-12-18
JP2991672B2 JP2991672B2 (ja) 1999-12-20

Family

ID=15299624

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP14176397A Expired - Fee Related JP2991672B2 (ja) 1997-05-30 1997-05-30 磁気記録媒体

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2991672B2 (ja)

Cited By (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2001016945A1 (fr) * 1999-09-01 2001-03-08 Mitsubishi Chemical Corporation Support d'enregistrement magnetique et dispositif d'enregistrement magnetique
WO2001052248A1 (fr) * 2000-01-13 2001-07-19 Hitachi Maxell, Ltd. Support d'enregistrement magnetique, procede de fabrication du support et enregistreur magnetique.
US6365287B1 (en) 1999-01-21 2002-04-02 Hitachi, Ltd. Magnetic recording media and magnetic storage device
US6383667B1 (en) * 1998-10-09 2002-05-07 Hitachi, Ltd. Magnetic recording medium
JP2002190108A (ja) * 2000-10-13 2002-07-05 Fuji Electric Co Ltd 磁気記録媒体およびその製造方法
US6689496B1 (en) 2000-04-07 2004-02-10 Fujitsu Limited Magnetic recording medium, method of producing magnetic recording medium, and magnetic storage apparatus
US7008705B2 (en) 2000-10-25 2006-03-07 Fujitsu Limited Layered polycrystalline structure and method of making the same
JP4534347B2 (ja) * 2000-02-23 2010-09-01 富士電機デバイステクノロジー株式会社 磁気記録媒体およびその製造方法
JP2013241684A (ja) * 2011-07-01 2013-12-05 Ube Material Industries Ltd スパッタリング用MgOターゲット

Cited By (13)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6541125B2 (en) 1998-10-09 2003-04-01 Hitachi, Ltd. Magnetic recording medium
US6383667B1 (en) * 1998-10-09 2002-05-07 Hitachi, Ltd. Magnetic recording medium
US6627255B2 (en) 1999-01-21 2003-09-30 Hitachi, Ltd. Method of manufacturing a magnetic recording media
US6365287B1 (en) 1999-01-21 2002-04-02 Hitachi, Ltd. Magnetic recording media and magnetic storage device
US6607848B1 (en) * 1999-09-01 2003-08-19 Showa Denko K.K. Magnetic recording medium and magnetic recording device
WO2001016945A1 (fr) * 1999-09-01 2001-03-08 Mitsubishi Chemical Corporation Support d'enregistrement magnetique et dispositif d'enregistrement magnetique
WO2001052248A1 (fr) * 2000-01-13 2001-07-19 Hitachi Maxell, Ltd. Support d'enregistrement magnetique, procede de fabrication du support et enregistreur magnetique.
JP4534347B2 (ja) * 2000-02-23 2010-09-01 富士電機デバイステクノロジー株式会社 磁気記録媒体およびその製造方法
US6689496B1 (en) 2000-04-07 2004-02-10 Fujitsu Limited Magnetic recording medium, method of producing magnetic recording medium, and magnetic storage apparatus
JP2002190108A (ja) * 2000-10-13 2002-07-05 Fuji Electric Co Ltd 磁気記録媒体およびその製造方法
US7008705B2 (en) 2000-10-25 2006-03-07 Fujitsu Limited Layered polycrystalline structure and method of making the same
JP2013241684A (ja) * 2011-07-01 2013-12-05 Ube Material Industries Ltd スパッタリング用MgOターゲット
US9773652B2 (en) 2011-07-01 2017-09-26 Ube Material Industries, Ltd. MgO target for sputtering

Also Published As

Publication number Publication date
JP2991672B2 (ja) 1999-12-20

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US7537845B2 (en) Perpendicular magnetic recording media
US6440589B1 (en) Magnetic media with ferromagnetic overlay materials for improved thermal stability
US5834085A (en) Grain isolated multilayer perpendicular recording medium
JP2003077122A (ja) 垂直磁気記録媒体及びその製造方法
US7833640B2 (en) Intermediate tri-layer structure for perpendicular recording media
US6428906B1 (en) Magnetic recording media having a layered structure for perpendicular magnetization of a recording layer
JP2991672B2 (ja) 磁気記録媒体
US7521136B1 (en) Coupling enhancement for medium with anti-ferromagnetic coupling
US6777077B2 (en) Perpendicular magnetic thin film for ultrahigh density recording
US6544672B1 (en) Magnetic recording medium and magnetic storage
JP3370720B2 (ja) 磁気記録媒体及び磁気記録装置
JP3665221B2 (ja) 面内磁気記録媒体及び磁気記憶装置
JP2005196885A (ja) 磁気記録媒体
JP2004127502A (ja) 磁気記録媒体
JP3041273B2 (ja) 垂直磁気記録媒体及びそれを用いた磁気記録再生装置
JP3222141B2 (ja) 磁気記録媒体及び磁気記憶装置
JP2001056925A (ja) 磁気記録媒体及び磁気記憶装置
JP2002230735A (ja) 垂直磁気記録媒体及び磁気記憶装置
JPH09265619A (ja) 磁気記録媒体、その製造方法及び磁気記憶装置
JP3052406B2 (ja) 磁気記録媒体及び磁気記憶装置
JPH10289437A (ja) 磁気記録媒体及び磁気記憶装置
JP2000339657A (ja) 磁気記録媒体
JP2749046B2 (ja) 面内記録用磁気記録媒体およびそれを用いた面内記録用磁気記録装置
JP3658586B2 (ja) 磁気記録媒体、その製造方法及び磁気記憶装置
JP2725502B2 (ja) 磁気記録媒体

Legal Events

Date Code Title Description
S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313115

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313115

S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20071015

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20081015

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20091015

Year of fee payment: 10

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20091015

Year of fee payment: 10

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20101015

Year of fee payment: 11

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111015

Year of fee payment: 12

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees