JP2003004139A - 車両用シフトレバー装置 - Google Patents

車両用シフトレバー装置

Info

Publication number
JP2003004139A
JP2003004139A JP2001190171A JP2001190171A JP2003004139A JP 2003004139 A JP2003004139 A JP 2003004139A JP 2001190171 A JP2001190171 A JP 2001190171A JP 2001190171 A JP2001190171 A JP 2001190171A JP 2003004139 A JP2003004139 A JP 2003004139A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
shift lever
stopper member
interlocking
stopper
spring
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2001190171A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3625786B2 (ja
Inventor
Tamaki Koide
珠貴 小出
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kojima Industries Corp
Original Assignee
Kojima Press Industry Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Kojima Press Industry Co Ltd filed Critical Kojima Press Industry Co Ltd
Priority to JP2001190171A priority Critical patent/JP3625786B2/ja
Publication of JP2003004139A publication Critical patent/JP2003004139A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3625786B2 publication Critical patent/JP3625786B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Arrangement Or Mounting Of Control Devices For Change-Speed Gearing (AREA)
  • Gear-Shifting Mechanisms (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 従来に比べて付勢力の制約が少なく管理が容
易な車両用シフトレバー装置の提供。 【解決手段】 シフトレバーに連動して直線往復運動す
る連動部材20と、連動部材20により連動部材20の
移動軌跡から押し出される従動部材30と、連動部材2
0の移動軌跡内に出入り可能であり従動部材30とは独
立して移動可能なストッパ部材40と、ストッパ部材4
0に連結されるプランジャ52を有し通電されたときに
ストッパ部材40を連動部材20の移動軌跡外の位置に
保持する電磁石50と、従動部材30を介してストッパ
部材40を連動部材20の移動軌跡外方向に付勢する第
1のスプリング60と、従動部材30とストッパ部材4
0とが接近し接触しあう方向に従動部材30とストッパ
部材40を付勢する第2のスプリング70と、を有し、
電磁石50のストッパ部材保持力は第2のスプリング7
0の付勢力よりも大とされている車両用シフトレバー装
置10。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、車両用シフトレバ
ー装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の車両用シフトレバー装置として、
特開平9−11768号公報がある。特開平9−117
68号公報では、ストッパ部材をアンロック位置方向に
付勢する第1のばね手段と、従動部材とストッパ部材と
が接近し接触しあう方向に従動部材とストッパ部材を付
勢する第2のばね手段と、通電状態でストッパ部材をア
ンロック位置に保持する電磁石と、が備えられた車両用
シフトレバー装置が開示されている。第2のばね手段の
付勢力は、第1のばね手段の付勢力より大きく、かつ第
1のばね手段の付勢力と電磁石のストッパ部材保持力と
の合力より小さい値に設定されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】特開平9−11768
号公報には、次の課題(問題)がある。シフトレバー装
置のシフトロックが成立するために、第1のばね手段の
付勢力f1 と第2のばね手段の付勢力f2 と電磁石のス
トッパ部材保持力f3 との間に、f2 >f1 かつf2
1 +f3 の大小関係が必要であり、制約が多い。本発
明の目的は、従来に比べて付勢力の制約が少なく管理が
容易な車両用シフトレバー装置を提供することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成する本発
明はつぎの通りである。 (1) (a)シフトレバーの動きに連動して直線往復
運動する連動部材と、(b)前記連動部材の移動軌跡内
に出入り可能であり、前記シフトレバーがP位置からR
位置に動く時に前記連動部材により前記連動部材の移動
軌跡から押し出される従動部材と、(c)前記連動部材
の移動軌跡内に出入り可能であり前記従動部材とは独立
して移動可能なストッパ部材と、(d)前記ストッパ部
材に連結されるプランジャを有し、通電されたときに前
記ストッパ部材を前記連動部材の移動軌跡外の位置に保
持する電磁石と、(e)前記従動部材を介して前記スト
ッパ部材を前記連動部材の移動軌跡外方向に付勢する第
1のスプリングと、(f)一端が前記従動部材に当たっ
ており他端が前記ストッパ部材に当たっており、前記従
動部材と前記ストッパ部材とが接近し接触しあう方向に
前記従動部材と前記ストッパ部材を付勢する第2のスプ
リングと、を有する車両用シフトレバー装置であって、
前記電磁石のストッパ部材保持力は前記第2のスプリン
グの付勢力よりも大とされている車両用シフトレバー装
置。 (2) 前記従動部材と前記ストッパ部材は同軸まわり
に回動可能とされている(1)記載の車両用シフトレバ
ー装置。
【0005】上記(1)または(2)の車両用シフトレ
バー装置では、シフトレバー装置のシフトロックが成立
するために、第1のスプリングの付勢力F1 と第2のス
プリングの付勢力F2 と電磁石のストッパ部材保持力F
3 との間に必要な大小関係は、F2 <F3 だけであり、
制約が少なく、付勢力F1 、F2 の大小関係の設定、維
持、管理が容易である。
【0006】
【発明の実施の形態】図1〜図4は、本発明実施例の車
両用シフトレバー装置を示している。本発明実施例のシ
フトレバー装置10は、図示略のシフトレバーが図示略
のベースプレートに対して車両前後・左右方向に揺動可
能とされたゲート式のシフトレバー装置であってもよ
く、シフトレバーがベースプレートに対して車両前後方
向に揺動可能とされたストレート式のシフトレバー装置
であってもよい。シフトレバー装置10は、P(パーキ
ング)、R(リバース)、N(ニュートラル)、D(ド
ライブ)、2(セカンド)、L(ロー)等のシフト位置
を有する。ただし、シフトレバー装置10は、上記のシ
フト位置を有するシフトレバー装置に限定されるもので
はない。
【0007】車両用シフトレバー装置10は、図2に示
すように、シフトレバーの動きに連動して直線往復運動
する連動部材20と、連動部材20の移動軌跡内に出入
り可能であり、シフトレバーがP位置からR位置に動く
時に連動部材20により連動部材20の移動軌跡から押
し出される従動部材30と、連動部材20の移動軌跡内
に出入り可能であり従動部材30とは独立して移動可能
なストッパ部材40と、ストッパ部材40に連結される
プランジャ52を有し、通電されたときにストッパ部材
40を連動部材20の移動軌跡外の位置に保持する電磁
石50と、従動部材30を介してストッパ部材40を連
動部材20の移動軌跡外方向に付勢する第1のスプリン
グ60と、一端が従動部材30に当たっており他端がス
トッパ部材40に当たっており、従動部材30とストッ
パ部材40とが接近し接触し合う方向に従動部材30と
ストッパ部材40を付勢する第2のスプリング70と
を、有する。車両用シフトレバー装置10は、さらに、
ロック解除部材80を有する。
【0008】連動部材20は、たとえば樹脂製である。
連動部材20は、たとえば上下方向に延びる、棒状体で
ある。ただし、連動部材20は上下方向以外の方向に延
びる棒状体であってもよく、たとえば車両前後方向、車
両左右方向に延びる棒状体であってもよい。以下、本発
明実施例および図示例では、連動部材20が上下方向に
延びる棒状体である場合を例にとって説明する。連動部
材20は、シフトレバーがP位置とR位置との間を動く
時にシフトレバーの動きに連動して、上下方向に直線往
復運動する。さらに詳しく説明すると、連動部材20
は、シフトレバーがP位置からR位置に動く時にシフト
レバーの動きに連動して下方に動き、シフトレバーがR
位置からP位置に動く時にシフトレバーの動きに連動し
て上方に動く。連動部材20の下面には、カム面21が
形成されている。
【0009】従動部材30は、たとえば樹脂製である。
従動部材30は、連動部材20の移動軌跡内に出入り可
能である。従動部材30は、上下方向に延びている。従
動部材30は、下端で、図示略のベースプレートまたは
ベースプレートに固定して取り付けられる部材に回動可
能に支持されている。従動部材30の回動軸31は、上
下方向と直交する方向に延びている。従動部材30の回
動軸31の鉛直線P上に、連動部材20がある。従動部
材30の上面には、カム受け面32が形成されている。
カム受け面32は、シフトレバーがP位置からR位置に
動く時に連動部材20のカム面21が摺動係合する面で
ある。従動部材30は、カム面21がカム受け面32に
摺動係合することにより、回動軸31まわりに回転し連
動部材20の移動軌跡から押し出される(図4参照)。
従動部材30は回転部材であるので、従動部材30が連
動部材20と摺動係合する時、鐺をおこすことはないか
またはあっても無視できる程度である。
【0010】ストッパ部材40は、たとえば樹脂製であ
る。ストッパ部材40は、連動部材20の移動軌跡内に
出入り可能である。ストッパ部材40は上下方向に延び
ている。ストッパ部材40は、下端で、ベースプレート
またはベースプレートに固定して取り付けられる部材に
回動可能に支持されている。ストッパ部材40の回動軸
41は、上下方向と直交する方向に延びている。ストッ
パ部材40の鉛直線P上に、連動部材20がある。スト
ッパ部材40と従動部材30は、同軸まわりに回動可能
とされていてもよく、別軸まわりに回動可能とされてい
てもよい(本発明図示例では、ストッパ部材40と従動
部材30が同軸まわりに回動可能とされている場合を示
している)。ストッパ部材40は、従動部材30とは独
立して移動可能であり、従動部材30に接近・離反する
方向に移動可能である。
【0011】ストッパ部材40の上面には、第1の当接
面42と、第2の当接面43が形成されている。第1の
当接面42は、ストッパ部材40と従動部材30とが第
2のスプリング70の付勢力により接触し合っている
時、従動部材30のカム受け面32と滑らかに連なって
いる。第1の当接面42には、電磁石50が通電されて
おらずシフトレバーがP位置からR位置に動く時に、従
動部材30のカム受け面32上を摺動係合してきたカム
面21が当接する。第1の当接面42にカム面21が当
接したとき、連動部材20は、第1の当接面42に当接
した位置より下方への移動を規制される(ロックがかか
る)。第2の当接面43は、第1の当接面42とは異な
る位置に形成されている。第2の当接面43は、ストッ
パ部材40が連動部材20の移動軌跡外位置にある時、
ロック解除部材80の移動軌跡内にある。
【0012】電磁石50は、常時は、通電されておら
ず、シフトレバーがP位置にシフトされ、かつイグニッ
ションスイッチがONにされている時に、フットブレー
キが踏み込まれた時のみ通電される。電磁石50が通電
されたとき、電磁石50のストッパ部材保持力は、第2
のスプリング70の付勢力よりも大である。電磁石50
は、電磁石本体51と、プランジャ52を有する。
【0013】電磁石本体51は、ベースプレートまたは
ベースプレートに固定して取り付けられる部材に固定し
て取り付けられる。プランジャ52は、電磁石本体51
に対して移動(出没動)可能に支持されている。プラン
ジャ52は、電磁石本体51から突出した先端部側で、
ストッパ部材40に連結されている。プランジャ52
は、ストッパ部材40の上端部またはその近傍(ストッ
パ部材40の回動軸41から離れた部位)で、ストッパ
部材40に連結されていることが望ましい。ストッパ部
材40のプランジャ連結部位をストッパ部材40の上端
部にする理由は、電磁石50のストッパ部材保持力を効
率的にするためであり、電磁石50の小型化を図ること
ができるからである。プランジャ52がストッパ40に
連結されているので、電磁石50が通電されていない
時、プランジャ52はストッパ40の動きに連動して電
磁石本体51に対して動く。また、プランジャ52がス
トッパ40に連結されているので、電磁石50が通電さ
れたとき、電磁石50は、ストッパ40を連動部材20
の移動軌跡外の位置に保持する。
【0014】第1のスプリング60は、捩じりばねから
なる。第1のスプリング60は、コイル部61と、コイ
ル部61から延びる2本のアーム部62と、からなる。
一方のアーム部62は、ベースプレートまたはベースプ
レートに固定して取り付けられる部材に当たっており、
他方のアーム部62は、従動部材30に当たっている。
第1のスプリング60は、従動部材30とストッパ部材
40が接触しあっているとき、従動部材30を介してス
トッパ部材40を連動部材20の移動軌跡外方向に常時
付勢する。
【0015】第2のスプリング70は、捩じりばねから
なる。第2のスプリング70は、コイル部71と、コイ
ル部71から延びる2本のアーム部72と、からなる。
一方のアーム部72は、従動部材30に当たっており、
他方のアーム部72は、ストッパ部材40に当たってい
る。第2のスプリング70は、従動部材30とストッパ
部材40とが接近し接触しあう方向に、従動部材30と
ストッパ部材40を常時付勢する。従動部材30とスト
ッパ部材40は、第2のスプリング70の付勢力によ
り、電磁石50が通電されていない時またはロック解除
部材80がストッパ部材40に当接していない時、互い
に接触している。
【0016】第2のスプリング70の付勢力は、第1の
スプリング60の付勢力より大であってもよく、第1の
スプリング60の付勢力より小であってもよく、第1の
スプリング60の付勢力と同じ付勢力であってもよい。
シフトレバー装置10のシフトロックが成立するため
に、第1のスプリング60の付勢力F1 と第2のスプリ
ング70の付勢力F2 と電磁石50のストッパ部材保持
力F3 との間に必要とされる大小関係は、F2 <F3
みである。
【0017】ロック解除部材80は、たとえば樹脂製で
ある。ロック解除部材80は、上下方向に延びている。
ロック解除部材80は、シフトレバー装置10に設けら
れる図示略のロック解除ボタンを押圧・押圧解除するこ
とにより、上下方向に移動可能とされている。ロック解
除部材80は、通常時、図示略のばねにより上方にばね
付勢されており、ストッパ部材40と接触しない。ロッ
ク解除部材80は、ストッパ部材40が連動部材20の
移動軌跡外位置にありロック解除部材80の移動軌跡内
位置にある時に図示略のロック解除ボタンを押すことに
より、下方に移動し、ストッパ部材40の第2の当接面
43に当接する。ロック解除部材80がストッパ部材4
0の当接面43に当接している時、ストッパ部材40が
連動部材20の移動軌跡内方向へ移動することは規制さ
れる。
【0018】ここで、本発明実施例の作動を説明する。
シフトレバーがP位置にあるとき、図2に示すように、
連動部材20は、上方に上がった位置にある。従動部材
20のカム面21は、従動部材30のカム受け面32に
接触していてもよく接触していなくてもよい。ただし、
カム面21がカム受け面32に接触している場合、カム
面21とカム受け面32との当たり音の発生を防止でき
るため、カム面21はカム受け面32に接触しているこ
とが望ましい。従動部材30は連動部材20の移動軌跡
内位置にある。従動部材30とストッパ部材40とは互
いに第2のスプリング70の付勢力により接触しあって
いる。ストッパ部材40は、連動部材20の移動軌跡外
位置にあり、ロック解除部材80の移動軌跡内位置にあ
る。プランジャ52は、ストッパ部材40により電磁石
本体51内に押し込まれた位置にある。
【0019】シフトレバーをP位置からR位置にシフト
操作する場合を説明する。 電磁石50が通電されていないときを説明する。 シフトレバーをP位置からR位置にシフト操作すると
き、連動部材20は下方に移動する。連動部材20が下
方に移動することにより、カム面21がカム受け面32
に摺動係合する。カム面21がカム受け面32に摺動係
合するので、従動部材30は、第1のスプリング60の
付勢力に抗して回動し、連動部材20の移動軌跡から押
し出される。従動部材30とストッパ部材40とは第2
のスプリング70の付勢力により接触しあっているの
で、ストッパ部材40は従動部材30とともに動く(回
動する)。さらに、シフトレバーをR位置側にシフト操
作すると、連動部材20のカム面21と従動部材30の
カム受け面32との摺動係合が外れ、カム面21はスト
ッパ部材40の第1の当接面42上に移る。連動部材2
0が第1の当接面42上に移ると、連動部材20はそれ
以上R位置側に(下方に)動くことが規制される(ロッ
クがかかる)(図3参照)。その結果、シフトレバー1
0をR位置にシフト操作できない。
【0020】電磁石50が通電されている場合を説明
する。 シフトレバーをP位置からR位置にシフト操作すると
き、連動部材20は下方に移動する。連動部材20のカ
ム面21が従動部材30のカム受け面32に当り、カム
面21がカム受け面32に摺動係合する。ストッパ部材
40は、電磁石50が通電されているので、連動部材2
0の移動軌跡外位置に電磁石50により第2のスプリン
グ70の付勢力よりも大きい力で保持されている。スト
ッパ部材40が電磁石50により保持されているので、
カム面21がカム受け面32に摺動係合する時、従動部
材30は、第1のスプリング60の付勢力と第2の付勢
力に抗して回動し、連動部材20の移動軌跡から押し出
される(図4参照)。さらにシフトレバー10をR位置
側にシフト操作すると、ストッパ部材40は連動部材2
0の移動軌跡外位置にあるので、連動部材20のカム面
21は、従動部材30のカム受け面32と摺動係合した
後、ストッパ部材40の第1の当接面42と当接するこ
となく、下方に移動しR位置側に移動する。その結果、
シフトレバー10をR位置にシフト操作できる。
【0021】つぎに、本発明実施例の作用を説明する。
第1のスプリング60は、一端がベースプレートに当た
っており、他端が従動部材30に当たっている。第2の
スプリング70は、一端が従動部材30に当たってお
り、他端がストッパ部材40に当たっている。そのた
め、第1のスプリング60と第2のスプリング70とは
互いに独立であり、第2のスプリング70の付勢力は第
1のスプリング60の付勢力と無関係になる。その結
果、第1のスプリング60の付勢力と第2のスプリング
70の付勢力の大小関係は規制されなくてよくなる。シ
フトレバー装置10のシフトロックが成立するために
は、第2のスプリング70の付勢力と電磁石50のスト
ッパ部材保持力との大小関係のみが規制されればよい。
すなわち、第1のスプリング60の付勢力F1 と第2の
スプリング70の付勢力F2 と電磁石50の保持力F3
との間に必要な大小関係は、F2 <F3 だけとなる。そ
の結果、力の大小関係の制約が少なく、力関係の設定、
維持、管理が容易である。
【0022】また、ストッパ部材40の回動軸41から
ストッパ部材40のプランジャ52連結位置までの距離
が大になればなるほど、電磁石50の保持力はより効率
的になるため、ストッパ部材40の回動軸41からスト
ッパ部材40のプランジャ52連結位置までの距離を大
とすることは、電磁石50の小型化のためには有効な手
段である。
【0023】また、連動部材20と従動部材30とスト
ッパ部材40とが同方向またはほぼ同方向に延びてお
り、従動部材30の上端とストッパ部材40の上端に上
方から連動部材20のカム面21が当たる。また、従動
部材30の回動軸31とストッパ部材40の回動軸41
の鉛直線上に連動部材20がある。そのため、シフトレ
バーをP位置からR位置に動かす時に連動部材20から
従動部材30およびストッパ部材40に加わる力を回動
軸31、41で受けることができ、強度上有利である。
【0024】
【発明の効果】請求項1または請求項2記載の車両用シ
フトレバー装置によれば、シフトレバー装置のシフトロ
ックが成立するために、第1のスプリングの付勢力F1
と第2のスプリングの付勢力F2 と電磁石のストッパ部
材保持力F3 との間に必要な大小関係は、F2 <F3
けであり、制約が少なく、付勢力F1 、F2 の大小関係
の設定、維持、管理が容易である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明実施例の車両用シフトレバー装置の、シ
フトレバーがP位置にあるときの、連動部材と従動部材
とストッパ部材とそれらの近傍を車両前方からみた断面
図である。
【図2】本発明実施例の車両用シフトレバー装置の、シ
フトレバーがP位置にあるときの、連動部材と従動部材
とストッパ部材とそれらの近傍を車両側方からみた断面
図である。
【図3】本発明実施例の車両用シフトレバー装置の、ロ
ック状態を示す断面図である。
【図4】本発明実施例の車両用シフトレバー装置の、ア
ンロック状態を示す断面図である。
【符号の説明】
10 シフトレバー装置 20 連動部材 21 カム面 30 従動部材 31 従動部材の回動軸 32 カム受け面 40 ストッパ部材 41 ストッパ部材の回動軸 42 第1の当接面 43 第2の当接面 50 電磁石 51 電磁石本体 52 プランジャ 60 第1のスプリング 70 第2のスプリング

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 (a)シフトレバーの動きに連動して直
    線往復運動する連動部材と、 (b)前記連動部材の移動軌跡内に出入り可能であり、
    前記シフトレバーがP位置からR位置に動く時に前記連
    動部材により前記連動部材の移動軌跡から押し出される
    従動部材と、 (c)前記連動部材の移動軌跡内に出入り可能であり前
    記従動部材とは独立して移動可能なストッパ部材と、 (d)前記ストッパ部材に連結されるプランジャを有
    し、通電されたときに前記ストッパ部材を前記連動部材
    の移動軌跡外の位置に保持する電磁石と、 (e)前記従動部材を介して前記ストッパ部材を前記連
    動部材の移動軌跡外方向に付勢する第1のスプリング
    と、 (f)一端が前記従動部材に当たっており他端が前記ス
    トッパ部材に当たっており、前記従動部材と前記ストッ
    パ部材とが接近し接触しあう方向に前記従動部材と前記
    ストッパ部材を付勢する第2のスプリングと、を有する
    車両用シフトレバー装置であって、 前記電磁石のストッパ部材保持力は前記第2のスプリン
    グの付勢力よりも大とされている車両用シフトレバー装
    置。
  2. 【請求項2】 前記従動部材と前記ストッパ部材は同軸
    まわりに回動可能とされている請求項1記載の車両用シ
    フトレバー装置。
JP2001190171A 2001-06-22 2001-06-22 車両用シフトレバー装置 Expired - Fee Related JP3625786B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001190171A JP3625786B2 (ja) 2001-06-22 2001-06-22 車両用シフトレバー装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001190171A JP3625786B2 (ja) 2001-06-22 2001-06-22 車両用シフトレバー装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2003004139A true JP2003004139A (ja) 2003-01-08
JP3625786B2 JP3625786B2 (ja) 2005-03-02

Family

ID=19028983

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2001190171A Expired - Fee Related JP3625786B2 (ja) 2001-06-22 2001-06-22 車両用シフトレバー装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3625786B2 (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2004110106A1 (ja) 2003-06-04 2004-12-16 Idemitsu Kosan Co., Ltd. 有機エレクトロルミネッセンス素子及びそれを用いた表示装置
JP2006056460A (ja) * 2004-08-23 2006-03-02 Toyota Motor Corp 車両用シフトロック装置

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2004110106A1 (ja) 2003-06-04 2004-12-16 Idemitsu Kosan Co., Ltd. 有機エレクトロルミネッセンス素子及びそれを用いた表示装置
JP2006056460A (ja) * 2004-08-23 2006-03-02 Toyota Motor Corp 車両用シフトロック装置
JP4518869B2 (ja) * 2004-08-23 2010-08-04 トヨタ自動車株式会社 車両用シフトロック装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP3625786B2 (ja) 2005-03-02

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5490585A (en) Shift lever apparatus
JP4642419B2 (ja) 車両用自動変速機のシフトレバーロック装置
JP2003004139A (ja) 車両用シフトレバー装置
JP3536041B2 (ja) 車両用シフトレバー装置
US6497162B2 (en) Power actuator arrangement
JP2011025899A (ja) シフトレバー装置
JPH11245680A (ja) シフトレバー装置
JP2002195292A (ja) ロック機構用ボールランプ作動装置
JP3822289B2 (ja) 車両用シフトロック装置
JP3950670B2 (ja) 車両用自動変速機のシフト装置
JP3557121B2 (ja) シフトレバー装置
JP2001010367A (ja) 自動変速機のシフトロック装置
JPH07150839A (ja) 車両用ロック装置
JP4191835B2 (ja) シフトレバー装置
JP2573885Y2 (ja) ステアリングロック装置
JP2003335145A (ja) シフトロック機構
JP4435347B2 (ja) シフトレバー用ロックカムの構造
JP3143612B2 (ja) 自動変速機用シフトレバーのロック装置
JP2003237403A (ja) 車両用シフトレバー装置
JPH09132047A (ja) 自動変速機用シフトレバー装置
JPH06249327A (ja) シフトレバー装置
JP3643737B2 (ja) シフトレバー装置
JPH02240451A (ja) 車両用シフトレバー装置のシフトロック機構
JP2006103443A (ja) 自動変速装置のシフト操作装置
JP2000198366A (ja) シフトレバ―装置

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20041022

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20041116

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20041130

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20071210

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20081210

Year of fee payment: 4

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees