JP2003003017A - 難燃性樹脂組成物およびそれを用いたシート - Google Patents

難燃性樹脂組成物およびそれを用いたシート

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JP2003003017A
JP2003003017A JP2001185468A JP2001185468A JP2003003017A JP 2003003017 A JP2003003017 A JP 2003003017A JP 2001185468 A JP2001185468 A JP 2001185468A JP 2001185468 A JP2001185468 A JP 2001185468A JP 2003003017 A JP2003003017 A JP 2003003017A
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olefin
flame
resin composition
sheet
weight
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JP2001185468A
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English (en)
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Masashi Hashimoto
正志 橋本
Yuji Karasawa
勇治 唐沢
Junichi Yamauchi
淳一 山内
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JNC Corp
JNC Petrochemical Corp
Original Assignee
Chisso Petrochemical Corp
Chisso Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 カレンダー成形時に、カレンダーロールのバ
ンクにおける溶融樹脂のロール間隙への食い込みが良好
で、カレンダーロールにおける樹脂の粘着がなく、得ら
れるシートは平滑性に優れ穴明きなど欠陥がなく外観良
好で建材用途や家電用途に好適に用いられる、オレフィ
ン系難燃性樹脂組成物およびそれを成形して得られるシ
ートの提供を課題とする。 【解決手段】 オレフィン系樹脂(a)100重量部に
対して、メラミン被覆ポリ燐酸アンモニウム(b)15
〜100重量部、下記一般式(I)で表わされる化学構
造を有する1,3,5−トリアジン誘導体(c)5〜3
5重量部を含有するオレフィン系難燃性樹脂組成物であ
り、かつそのオレフィン系難燃性樹脂組成物が、0.2
cm/10分≦(メルトフローレート/密度)≦1.
8cm/10分であるオレフィン系難燃性樹脂組成物
およびそれをカレンダー成形して得られるシート。 (式中、Xはモルホリノ基またはピペリジノ基、Yはピ
ペラジンから誘導される2価の基、nは1以上の整数で
ある。)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、カレンダー成形に
好適なオレフィン系難燃性樹脂組成物およびそれをカレ
ンダー成形して得られる難燃性に優れたシートに関す
る。詳しくは、カレンダー成形時にカレンダーロール間
の樹脂溜まり(以下「バンク」という)における溶融樹
脂のロール間隙への食い込みが良好なオレフィン系難燃
性樹脂組成物、およびそれをカレンダー成形して得られ
る平滑性に優れ穴明きなど欠陥のない外観良好な建材用
途、家電用途などに好適に用いられるシートに関する。
なお、本発明では、フィルムおよびシートを総称してシ
ートという。
【0002】
【従来の技術】従来、建材用途などの合成樹脂系難燃シ
ートには、コスト、難燃性などの理由から、塩化ビニル
系樹脂が多く用いられてきたが、焼却時に塩化水素ガス
を発生するため、廃棄物処理の点で問題があり、代替製
品が求められるようになった。このため、オレフィン系
樹脂などのハロゲンを含まない樹脂の要望が高まってい
る。しかし、オレフィン系樹脂は、塩化ビニル系樹脂と
比較して、難燃性に劣るため、多量の難燃剤の添加が必
要がある。また、配合中に添加する難燃剤についても、
従来はハロゲン系難燃剤が主に用いられてきたが、燃焼
時または成形時に有毒性および腐食性のハロゲンガス発
生を伴なうといった問題があった。
【0003】このような問題を解決するために、ポリプ
ロピレン樹脂などの熱可塑性樹脂にポリ燐酸アンモニウ
ムとトリアジン誘導体とを配合する方法(特開平1−1
93347号公報および特開平2−263851号公
報)が提案されているが、これらはいずれもカレンダー
加工性を考慮したものではない。また、特開平9−19
4647号公報においては、カレンダー加工性を改良す
るため、オレフィン系熱可塑性エラストマー、ポリプロ
ピレン樹脂および低密度ポリエチレン樹脂とを含む樹脂
組成物に、鉱物油を配合することが提案されているが、
鉱物油を多量に配合するために、柔軟な樹脂組成物また
はシートしか得ることが出来ず、剛性を必要とする用途
には使用できないといった問題があった。
【0004】一方、カレンダー成形法は、従来塩化ビニ
ル系樹脂シートなどの製造に用いられてきた。カレンダ
ー成形法は、厚み精度および高速生産性に優れた成形法
であり、近年、このカレンダー成形法をエチレン系樹脂
やプロピレン系樹脂などオレフィン系樹脂のシートの製
造に用いる試みがなされるようになったが、オレフィン
系樹脂は塩化ビニル系樹脂に比較してカレンダーロール
での粘着が発生し易い等、カレンダー加工性が劣るとい
う課題がある。
【0005】また、カレンダー成形法では、シートの材
料となる樹脂組成物が予備混練工程で溶融された後、複
数本のカレンダーロールで圧延されシートに成形される
が、難燃性を高めるために難燃剤を多量に配合すると、
カレンダーロールのバンクにおいて溶融樹脂の食い込み
が悪くなり、ロール間隙からの安定した樹脂の排出が困
難になり、平滑性に優れ穴明きなど欠陥のない外観良好
なシートの成形ができないという問題があった。
【0006】
【本発明が解決しようとする課題】本発明は、鉱物油を
使用することなく、カレンダー成形時にカレンダーロー
ルのバンクでのロール間隙への溶融樹脂の食い込みが良
好で、更にカレンダーロールへの粘着がなく、得られる
シートは平滑性に優れ穴明きなど欠陥のない外観良好で
剛性が必要とされる建材用途や家電用途にも好適に用い
られる、シート成形用のオレフィン系難燃性樹脂組成物
およびそれをカレンダー成形して得られるシートの提供
を課題とする。
【0007】
【問題を解決するための手段】本発明者らは、鋭意研究
の結果、特定のメルトフローレート/密度を有するオレ
フィン系難燃性樹脂組成物およびそれをカレンダー成形
して得られるシートが前記課題を解決することを見出し
本発明に至った。
【0008】すなわち、本発明は、オレフィン系樹脂
(a)100重量部に対して、メラミン被覆ポリ燐酸ア
ンモニウム(b)15〜100重量部、下記一般式
(I)で表わされる化学構造を有する1,3,5−トリ
アジン誘導体(c)5〜35重量部を含有するオレフィ
ン系難燃性樹脂組成物であり、かつそのオレフィン系難
燃性樹脂組成物が、0.2cm/10分≦(メルトフ
ローレート/密度)≦1.8cm/10分であるオレ
フィン系難燃性樹脂組成物にかかるものである。 (式中、Xはモルホリノ基またはピペリジノ基、Yはピ
ペラジンから誘導される2価の基、nは1以上の整数で
ある。)
【0009】また、本発明は、前記オレフィン系樹脂
(a)100重量部に対して、さらにフェノール系およ
びリン系酸化防止剤から選ばれる少なくとも1種の酸化
防止剤(d)0.05〜3.0重量部、多価アルコール
脂肪酸エステル系滑剤から選ばれる少なくとも1種の滑
剤(e)0.05〜3.0重量部を含有するオレフィン
系難燃性樹脂組成物にかかるものである。
【0010】さらには、本発明は、前記のオレフィン系
難燃性樹脂組成物を用いてカレンダー加工により成形さ
れたシートにかかるものである。
【0011】また、本発明は、前記オレフィン系難燃性
樹脂組成物を用いることを特徴とする、カレンダー温度
120〜200℃で成形する方法を含む。
【0012】
【発明の実施の形態】以下に本発明の実施の形態につい
て説明する。本発明において、オレフィン系樹脂として
は、プロピレンやエチレンの単独重合体、プロピレン
(またはエチレン)を主成分とするプロピレン(または
エチレン)以外の単量体との二元以上のランダムまたは
ブロック共重合体およびこれらの2種類以上の混合物が
挙げられる。前記単量体としては、特に限定されない
が、プロピレン、1−ブテン、1−ペンテン、1−ヘキ
セン、1−オクテンなどの炭素数3〜12のα−オレフ
ィン、酢酸ビニルなどのビニル化合物、アクリル酸エチ
ルなどのアクリル酸エステル、メタクリル酸メチルなど
のメタクリル酸エステル、一酸化炭素などが例示でき
る。これらは1種でも2種以上の併用でもよい。また、以
下に説明するオレフィン系難燃性樹脂組成物を0.2≦
(メルトフローレート/密度)≦1.8cm/10分
にするためには、オレフィン系樹脂のメルトフローレー
ト(JIS K 7210−1976「熱可塑性プラス
チックの流れ試験方法」表1の条件4(試験温度190
℃、試験荷重21.18N)により測定、以下メルトフ
ローレートという)が、好ましくは0.1〜20g/1
0分、より好ましくは0.3〜10g/10分のものを
用いるのが望ましい。
【0013】本発明において、難燃剤として用いられる
メラミン被覆ポリ燐酸アンモニウム(b)とは、ポリ燐
酸アンモニウムからなる芯材表面に、付加および/また
は付着させた粒状体である。このようなメラミン被覆ポ
リ燐酸アンモニウム(b)としては、例えば、下記一般
式(II): (NHn+23n+1 (II) (式中nは2を超える整数である)で表わされる難燃剤
の粒子表面にメラミンを付加および/または付着させた
ものが例示できる。
【0014】芯材としてのポリ燐酸アンモニウムは、ポ
リ燐酸アンモニウムとして市販されている。市販品とし
ては、具体的には、登録商標「スミセーフ−P」(住友
化学工業社製)、登録商標「エクソリット−422」
(ヘキスト社製)、登録商標「エクソリット−700」
(ヘキスト社製)、登録商標「フォスチェックP/4
0」(モンサント社製)等を挙げることができる。
【0015】また、メラミン被覆ポリ燐酸アンモニウム
(b)の原料としては、特開平4−300204号公報
に記載されたII型ポリ燐酸アンモニウム微粒子も用いる
ことが出来る。II型ポリ燐酸アンモニウム粉末は例えば
次の方法で得ることが出来る。等モルのリン酸ジアンモ
ニウムと五酸化リンとを温度290〜300℃で加熱攪
拌し、次いで尿素が0.5倍モルとなる量の尿素水溶液
(濃度77重量%)を噴霧しながら添加し、引き続きア
ンモニア雰囲気下で数時間、温度250〜270℃で焼
成してII型ポリ燐酸アンモニウム粉末を得る。
【0016】本発明で用いられるメラミン被覆ポリ燐酸
アンモニウムは、このようなポリ燐酸アンモニウムを用
い、下記方法により製造可能である。第一段階として予
備加熱されたニーダー等の加熱混練装置内に上記一般式
(II)で示される粉末状ポリ燐酸アンモニウムを投入
し、該ポリ燐酸アンモニウム粉末が溶融せずにしかも該
ポリ燐酸アンモニウム中のアンモニアが容易に脱離を起
こす温度すなわち300℃以下、好ましくは200〜2
80℃において0.5〜5時間加熱する。この加熱処理
によって、本来ポリ燐酸アンモニウム中に化学量論量で
存在しているアンモニアの一部(化学量論量のアンモニ
アに対して5〜10重量%)が脱離する。このようにし
て得られたポリ燐酸アンモニウム(以下「アンモニア不
足ポリ燐酸アンモニウム」と称することがある)の表面
は、アンモニアの脱離によって、ヒドロキシル基(オキ
シ基)が形成されて酸性を示すようになる。アンモニア
不足ポリ燐酸アンモニウムは、具体的には、1重量%懸
濁水溶液のpHが4〜6を示す程度にアンモニア不足状
態となっていることが望ましい。
【0017】なお、アンモニア不足ポリ燐酸アンモニウ
ムは、ポリ燐酸アンモニウムの公知の製造工程において
アンモニアの結合量を化学量論量以下とすることによっ
ても製造できる。
【0018】次いで、第2段階として、例えば、アンモ
ニア脱離を行ったのと同一の装置で、アンモニア不足ポ
リ燐酸アンモニウム粉末を、その融点未満かつメラミン
が昇華し得る温度、具体的には250〜300℃の温度
でメラミンを添加して、アンモニア不足ポリ燐酸アンモ
ニウム粒子表面に該メラミンを付加および/または付着
させる。この反応で使用されるメラミンはメラミンモノ
マーとして市販されているものを使用すれば足りる。
【0019】ここで、「付加」とは添加されたメラミン
がポリ燐酸アンモニウムに由来する酸性のヒドロキシル
基(オキシ基)とイオン結合した状態を意味する。従っ
て、「付加」したメラミンは加熱されても安定であって
再度脱離することはない。また、「付加」とは、添加さ
れたメラミンがポリ燐酸アンモニウム粒子の表面に吸着
された状態を意味し、加熱の継続によってポリ燐酸アン
モニウム粒子の表面に吸着しているメラミンが昇華と吸
着を繰り返して最終的には酸性ヒドロキシル基とイオン
的に結合する。
【0020】この際にメラミンは、ポリ燐酸アンモニウ
ムに対して0.5〜20重量%の量で添加されることが
望ましい。添加されたメラミンは全量ポリ燐酸アンモニ
ウム粒子表面に付加および/または付着し、その結果メ
ラミン被覆ポリ燐酸アンモニウム(b)が得られる。
【0021】本発明において、難燃剤として用いられる
1,3,5−トリアジン誘導体(c)とは、非ハロゲン
系難燃剤であって、1位、3位および5位の位置で窒素
原子を含む六員環複素化合物の誘導体である。このよう
な1,3,5−トリアジン誘導体(c)としては、例え
ば、下記一般式(I): (式中、Xはモルホリノ基またはピペリジノ基、Yはピ
ペラジンから誘導される2価の基、nは1以上の整数、
好ましくは2〜50であって通常は約11である)で表
わされる。
【0022】このような1,3,5−トリアジン誘導体
(c)成分の好適具体例としては、置換基Xがモルホリ
ノ基および置換基Yがピペラジニレン基である2−ピペ
ラジニレン−4−モルホリノ−1,3,5−トリアジン
のオリゴマーもしくはポリマー、ならびに置換基Xがピ
ペリジノ基および置換基Yがピペラジニレン基である2
−ピペラジニレン−4−ピペリジノ−1,3,5−トリ
アジンのオリゴマーもしくはポリマー等を挙げることが
できる。
【0023】2−ピペラジニレン−4−モルホリノ−
1,3,5−トリアジンのポリマーは例えば以下の方法
で製造することができる。等モルの2,6−ジハロ−4
−モルホリノ−1,3,5−トリアジン(例えば2,6
−ジクロロ−4−モルホリノ−1,3,5−トリアジン
または2,6−ジブロモ−4−モルホリノ−1,3,5
−トリアジン)とピペラジンとを、有機塩基(例えばト
リエチルアミンまたはトリブチルアミン等)または無機
塩基(例えば水酸化ナトリウム、水酸化カリウムまたは
炭酸ナトリウム等)の共存下、例えばキシレン等の不活
性溶媒中で、好ましくはこの種の不活性溶媒の沸点以下
の温度に加熱して反応させる。
【0024】反応終了後に、反応混合物をろ過して固形
分を分離し、分離された固形物を沸騰水で洗浄し、この
際副生成物の塩を該沸騰水に溶解させて除去した後に、
残存する固形物を乾燥する。得られるポリ(2−ピペラ
ジニレン−4−モルホリノ−1,3,5−トリアジン)
の性状は以下の通りである: 溶解性:水および通常の有機溶媒に不溶; 融点:無し(分解点310℃付近); 嵩密度:0.3g/cc; 構造式:下記の一般式(III) (式中、nは11である)
【0025】このような1,3,5−トリアジン誘導体
(c)は、これをオレフィン系樹脂組成物中に配合した
場合、高温または炎との接触等による熱分解に際して
も、非引火性ガス(水、二酸化炭素、窒素等)と炭化質
残渣のみを生じ、腐食性ガス、ハロゲンガスまたは有毒
性ガスを殆ど伴わない。
【0026】また、1,3,5−トリアジン誘導体
(c)は、上記メラミン被覆ポリ燐酸アンモニウム
(b)との相乗効果によって、より優れた難燃性を発現
する。特に、より優れた難燃性を発現するためには、
1,3,5−トリアジン誘導体(c)とメラミン被覆ポ
リ燐酸アンモニウム(b)の重量比(c)/(b)が
0.05〜3、好ましくは0.1〜0.6、更に好まし
くは0.25〜0.5であることが望ましい。
【0027】さらに、本発明においては難燃化助剤とし
て、水和金属化合物、赤リン等のリン系化合物、シリコ
ーン化合物、メラミン、炭酸カルシウム等の無機充填剤
を添加することが出来る。
【0028】本発明の難燃性樹脂組成物は、オレフィン
系樹脂(a)100重量部に対して、メラミン被覆ポリ
燐酸アンモニウム(b)15〜100重量部、下記一般
式(I)で表わされる化学構造を有する1,3,5−ト
リアジン誘導体(c)5〜35重量部を配合される。 (式中、Xはモルホリノ基またはピペリジノ基、Yはピ
ペラジンから誘導される2価の基、nは1以上の整数で
ある。) メラミン被覆ポリ燐酸アンモニウム(b)の添加量が1
5重量部を大きく下回り、かつ上記一般式(I)で表わ
される化学構造を有する1,3,5−トリアジン誘導体
(c)の添加量が5重量部を大きく下回る場合、得られ
たシートの難燃性が大きく低下する。また、メラミン被
覆ポリ燐酸アンモニウム(b)の添加量が100重量部
を大きく上回り、かつ上記一般式(I)で表わされる化
学構造を有する1,3,5−トリアジン誘導体(c)の
添加量が35重量部を大きく上回る場合、カレンダー加
工における前処理ブレンド工程での混練が困難になると
ともに、カレンダーロールのバンクにおいて溶融樹脂の
食い込みが悪くなり、カレンダー加工性も低下する。
【0029】また、前記オレフィン系難燃性樹脂組成物
は、メルトフローレート、および密度(JIS K71
12−1980「プラスチックの密度と比重の測定方
法」6.1A法(水中置換法による測定方法)により測
定、以下密度という)が、0.2≦(メルトフローレー
ト/密度)≦1.8cm/10分、好ましくは0.3
≦(メルトフローレート/密度)≦1.5cm/10
分、更に好ましくは0.3≦(メルトフローレート/密
度)≦1.0cm/10分であることが望ましい。
0.2>(メルトフローレート/密度)であると、カレ
ンダー成形時にカレンダーロールのバンクでの溶融樹脂
の食い込みが悪くなり、ロール間隙からの安定した樹脂
組成物の排出が困難になり、平滑性に優れ穴明きなど欠
陥のない外観良好なシートの成形ができない。また、
(メルトフローレート/密度)>1.8cm/10分
になると、カレンダーロールでの粘着が発生し易くな
り、カレンダーロールからのシートの剥離が困難にな
り、平滑性に優れ穴明きなど欠陥のない外観良好なシー
トの成形ができない。
【0030】本発明のオレフィン系難燃性樹脂組成物に
おいては、オレフィン系難燃性樹脂組成物100重量部
に対して、さらにフェノール系酸化防止剤およびリン系
酸化防止剤から選ばれる少なくとも1種の酸化防止剤
が、0.05〜3.0重量部配合される。
【0031】前記酸化防止剤の配合量が、0.05重量
部未満であると、カレンダーロールにおける樹脂の粘着
が発生しやすくなり、3.0重量部を超えるとオレフィ
ン系難燃性樹脂組成物中の配合剤が吹出してカレンダー
ロール表面にプレートアウトを生じたり、製品シート表
面にブリードやブルームの現象を生じ商品価値を損なう
恐れがある。
【0032】前記酸化防止剤としては、フェノール系酸
化防止剤として、トリス−(3,5−ジ−t−ブチル−
4−ヒドロキシベンジル)−イソシアヌレート、1,
3,5−トリメチル−2,4,6−トリス(3,5−ジ
−t−ブチル−4−ヒドロキシベンジル)ベンゼン、2
−t−ブチル−6−(3−t−ブチル−2−ヒドロキシ
−5−メチルベンジル)−4−メチルフェニルアクリレ
ート、2−t−ブチル−6−[3−t−ブチル−2−ヒ
ドロキシ−5−メチル(α−メチルベンジル)]−4−
メチルフェニルアクリレート、2,4−ジ−t−ブチル
−6−(3,5−ジ−t−ブチル−2−ヒドロキシベン
ジル)フェニルアクリレート、2,4−ジ−t−アミル
−6−(3,5−ジ−t−アミル−2−ヒドロキシベン
ジル)フェニルアクリレート、2,4−ジ−t−ブチル
−6−[3,5−ジ−t−ブチル−2−ヒドロキシ(α
−メチルベンジル)]フェニルアクリレート、2,4−
ジ−t−アミル−6−[3,5−ジ−t−アミル−2−
ヒドロキシ(α−メチルベンジル)]フェニルアクリレ
ート、4,4'ブチリデン−ビス(6−t−ブチル−m
−クレゾール)、オクタデシル−3−(3,5−ジ−t
−ブチル−4−ヒドロキシフェニル)−プロピオネー
ト、1,1,3−トリス(2−メチル−5−t−ブチル
−4−ヒドロキシフェニル)ブタン、3,9−ビス
[1,1−ジメチル−2−{β−(3−t−ブチル−4
−ヒドロキシ−5−メチルフェニル)プロピオニルオキ
シ}エチル]−2,4,8,10−テトラオキサスピロ
[5.5]ウンデカン、テトラキス[メチレン−3−
(3',5'−ジ−t−ブチル−4'−ヒドロキシフェニ
ル)プロピオネート]メタン、トリエチレングリコール
−ビス[3−(3−t−ブチル−5−メチル−4−ヒド
ロキシフェニル)プロピオネート]、1,6−ヘキサン
ジオール−ビス[3−(3,5−ジ−t−ブチル−4−
ヒドロキシフェニル)プロピオネート]などを挙げるこ
とができる。これらは、単独でまたは2種以上を組合せ
て用いることができる。
【0033】また、リン系酸化防止剤としては、トリス
(2,4−ジ−t−ブチルフェニル)−フォスファイ
ト、ビス(2,6−ジ−t−ブチル−4−メチルフェニ
ル)ペンタエリスリトール−ジ−フォスファイト、ビス
(2,4−ジ−t−ブチルフェニル)ペンタエリスリト
ール−ジ−フォスファイト、ジステアリルペンタエリス
リトール−ジ−フォスファイト、2,2−メチレンビス
(4,6−ジ−t−ブチルフェニル)オクチルフォスフ
ァイト、トリス(ノニルフェニル)フォスファイト、ト
リス(モノ,ジ−ノニルフェニル)フォスファイト、テ
トラキス(2,4−ジ−t−ブチルフェニル)−4,
4’−ビフェニレン−ジ−フォスフォナイト、テトラキ
ス(2,4−ジ−t−ブチル−5−メチルフェニル)−
4,4’−ビフェニレン−ジ−フォスフォナイトなどを
挙げることができる。これらは、単独でまたは2種以上
を組合せて用いることができる。特に、フェノール系酸
化防止剤とリン系酸化防止剤の併用が好ましい。
【0034】本発明のオレフィン系難燃性樹脂組成物に
おいては、オレフィン系難燃性樹脂組成物100重量部
に対して、多価アルコール脂肪酸エステル系滑剤から選
ばれる少なくとも1種の滑剤が0.05〜3.0重量部
配合される。これらの滑剤の配合量が、0.05重量部
未満であるとカレンダーロールにおける樹脂の粘着が発
生しやすくなり、3.0重量部を超えるとオレフィン系
難燃性樹脂組成物中の配合剤が吹出してカレンダーロー
ル表面にプレートアウトを生じたり、製品シート表面に
ブリードやブルームの現象を生じ商品価値を損なうおそ
れがある。
【0035】前記多価アルコール脂肪酸エステル系滑剤
としては、多価アルコール成分がグリセリン、ソルビト
ール、ペンタエリスリトール、ジペンタエリスリトール
などで、脂肪酸成分がラウリン酸、ステアリン酸、オレ
イン酸、エルカ酸、ベヘニン酸などの脂肪酸である多価
アルコールと脂肪酸の完全または部分エステル、前記多
価アルコール成分と前記脂肪酸成分に更に酸成分として
コハク酸、グルタル酸、アジピン酸、アゼライン酸、セ
バシン酸などの二塩基酸を用いて得られる多価アルコー
ルと脂肪酸・二塩基酸の完全または部分エステルを挙げ
ることができる。多価アルコール脂肪酸エステル系滑剤
の中でも、多価アルコール成分がペンタエリスリトール
またはジペンタエリスリトールで、脂肪酸成分が炭素数
16〜22の脂肪酸で、二塩基酸が脂肪族二塩基酸であ
る多価アルコールと脂肪酸・二塩基酸のエステルが、カ
レンダーロールにおける粘着防止効果が大きく、カレン
ダーロールへのプレートアウトがなく好ましい。
【0036】本発明においては、必要に応じて上記以外
にオレフィン系樹脂組成物に一般的に用いられる各種添
加剤、例えば、光安定剤、紫外線吸収剤、帯電防止剤、
中和剤、無機充填剤(タルク、炭酸カルシウム、シリ
カ、ハイドロタルサイト、マイカ、酸化チタンなど)、
ブロッキング防止剤、抗菌剤、顔料(無機顔料、有機顔
料、パール顔料など)などを本発明の効果を大きく阻害
しない限りにおいて配合することができる。
【0037】本発明のオレフィン系難燃性樹脂組成物
は、オレフィン系樹脂、難燃剤、酸化防止剤、多価アル
コール脂肪酸エステル系滑剤および必要に応じて配合さ
れる他の添加剤をスーパーミキサー、リボンブレンダ
ー、バンバリーミキサー、ミキシングロール、押出機な
どを用いて混合・溶融・混練して得られる。
【0038】本発明のオレフィン系難燃性樹脂シート
は、上記の混合・溶融・混練して得られたオレフィン系
難燃性樹脂組成物を、必要に応じてストレーナーやウォ
ーミングロールを経由してカレンダーロールに移送し、
カレンダーロールにて圧延しシート状にした後、テイク
オフロール、エンボスロール、冷却ロール、トリミング
カッターなどを経てワインダーに巻き取られて製品化さ
れる。
【0039】本発明のオレフィン系難燃性樹脂シートの
厚みは、0.07〜2.0mm、好ましくは0.1〜
1.5mm、更に好ましくは0.3〜1.0mmである
ことが望ましい。シートの厚み精度は、JIS B 75
02の外側マイクロメータにてシートの幅方向10cm
毎に等間隔で、シートの長さ方向に20cm毎に10回
測定し、例えば平均厚み0.07mmのシートの場合
は、厚みの許容差が、好ましくは平均厚み±20%以
下、より好ましくは15%以下であることが望ましい。
また、例えば平均厚み2.0mmのシートでは、厚みの
許容差が、好ましくは平均厚み±7%以下、より好まし
くは4%以下であることが望ましい。
【0040】本発明のオレフィン系難燃性樹脂シートを
建材用途および家電用途などに用いるためには必要に応
じて印刷や積層など二次加工が必要であり、その場合オ
レフィン系難燃性樹脂シートの印刷や接着に供する面
は、ぬれ指数が36mN/m以上であることが望まし
い。36mN/m以上のぬれ指数を実現するための表面
処理方法としては、コロナ放電処理を挙げることができ
る。コロナ放電処理は、火炎プラズマ処理などに比べ処
理の程度の安定性や作業の安全性の点で優れた方法であ
る。
【0041】また、オレフィン系難燃性樹脂シートを印
刷や接着に供する場合、インク層、表面層、基材層との
密着性や接着性をさらに向上させるため、グラビアコー
ター、ロールコーター等でシートの表面にプライマーを
塗布することができる。プライマーとしては公知のオレ
フィン系樹脂用プライマーを用いることができる。具体
的には、ポリウレタン系、ポリエステル系、塩素化ポリ
オレフィン系、アクリル系等のプライマーを例示できる
が、環境面から塩素等のハロゲン元素を含まないプライ
マーが好ましい。
【0042】また、印刷を行なう場合、印刷の方法とし
ては、グラビア印刷、オフセット印刷、スクリーン印刷
など公知の印刷方法が用いられる。
【0043】本発明のオレフィン系難燃性樹脂シートに
は、意匠性を高めるため、エンボス加工やワイピング加
工によって木目導管模様などを付与することができる。
【0044】本発明のオレフィン系難燃性樹脂シートに
は、必要に応じて、少なくとも1種類の樹脂を積層する
ことができる。積層の方法としては、熱ラミネート法、
ドライラミネート法、押出ラミネート法など公知の方法
が用いられる。積層される樹脂としては、エチレン系樹
脂、プロピレン系樹脂、アクリル系樹脂、ポリエステル
系樹脂などを挙げることができる。
【0045】また、本発明のオレフィン系難燃性樹脂シ
ートには、耐候性、耐汚染性、耐スクラッチ性を向上さ
せるためにトップコート層を設けることができる、トッ
プコート層を形成させるために使用される樹脂として
は、ウレタン系樹脂、シリコン系樹脂、アクリル系樹
脂、フッ素系樹脂などを挙げることができる。
【0046】
【実施例】以下、実施例および比較例によって本発明を
具体的に説明するが、本発明はこれにより限定されるも
のではない。試験方法について説明する。
【0047】(a)カレンダー成形性 4本の直径711mm(28インチ)の金属ロールから
なる逆L字型精密カレンダー成形装置を用い、バンバリ
ミキサーとミキシングロールで溶融混練された実施例お
よび比較例の各樹脂組成物を、各々2時間以上連続し
て、表1および2に記載のカレンダー設定温度(金属ロ
ール表面温度)で、最終カレンダーロールの面速度10
m/分で、圧延してシートを成形した。圧延されたシー
トは、テイクオフロール速度11m/分で引き取られ、
冷却ロールで冷却された後、12m/分の速度でワイン
ダーに巻き取られ、厚み0.5mmのシートを成形し
た。カレンダー成形性は下記基準に従って評価した。 (a−1)粘着 ◎:ロールへの樹脂組成物の粘着がなく、ロールからの
剥離が容易。 ○:ロールへの樹脂組成物の粘着が少しあるが、ロール
からの剥離が可能。 ×:ロールへの樹脂組成物の粘着がひどく、ロールから
の均一な剥離が困難。 (a−2)バンクへの食込み ◎:溶融樹脂のバンクへの食込みが均一で、カレンダー
ロール間隙からの樹脂組成物の吐出が均一。 ○:溶融樹脂のバンクへの食込みが少し不均一だが、カ
レンダーロール間隙からの樹脂組成物の吐出はほぼ均
一。 ×:溶融樹脂のバンクへの食込みが不均一で、カレンダ
ーロール間隙からの樹脂組成物の吐出が不均一。 (b)シートの外観 カレンダー成形で得られたシートを目視観察し、下記基
準に従って評価した。 ◎:シートの表面が平滑である。 ○:シートの表面に凹凸または光沢ムラがわずかに見ら
れる。 ×:シートの表面に凹凸または光沢ムラが見られる。 (c)シートの厚み精度 カレンダー成形で得られたシートをJIS B 7502
の外側マイクロメータにてシートの幅方向10cm毎に
等間隔で、シートの長さ方向に20cm毎に10回測定
し、厚み精度を下記基準に従って評価した。 ◎:厚みの許容差が、平均厚みの±5%以下 ○:厚みの許容差が、平均厚みの±5%を超え、±10
%以下 ×:厚みの許容差が、平均厚みの±10%を超える (d)難燃性評価(UL−94.薄手材料垂直燃焼試
験) 得られたシートの難燃性は、UL−94.機器の部品用
プラスチック材料の燃焼性試験における薄手材料垂直燃
焼試験に準じて評価した。
【0048】実施例および比較例において用いられたオ
レフィン系樹脂、難燃剤、酸化防止剤、滑剤を以下に示
す。 [オレフィン系樹脂] A:高密度ポリエチレン(京葉ポリエチレン(株)製、登
録商標KEIYOポリエチ E8082) B:高密度ポリエチレン(京葉ポリエチレン(株)製、登
録商標KEIYOポリエチ B5504) C:高密度ポリエチレン(京葉ポリエチレン(株)製、登
録商標KEIYOポリエチ M6900) D:ポリプロピレン(チッソ(株)製、登録商標チッソポ
リプロ NF1702) E:ポリプロピレン(チッソ(株)製、登録商標チッソポ
リプロ CF3013) F:直鎖状低密度ポリエチレン(東ソー(株)製、登録商
標ニポロン−Z ZF130)
【0049】[難燃剤] (ポリ燐酸アンモニウム) H:メラミン被覆ポリ燐酸アンモニウム (1,3,5−トリアジン誘導体) J:ポリ(2−ピペラジニレン−4−モルホリノ−1,
3,5−トリアジン)
【0050】[酸化防止剤] M:フェノール系酸化防止剤(トリス(3,5−ジ−t
−ブチル−4−ヒドロキシベンジル)イソシアヌレー
ト) N:リン系酸化防止剤(トリス(2,4−ジ−t−ブチ
ルフェニル)フォスファイト)
【0051】[滑剤] P:多価アルコール脂肪酸エステル(ジペンタエリスリ
トール脂肪酸・二塩基酸エステル(登録商標リケスター
EW−100、理研ビタミン(株)製))
【0052】実施例1〜8、比較例1〜5 表1および表2に記載された配合処方により、各樹脂組
成物を混合した後、これらを前記、(a)カレンダー成
形性の試験に供し、(b)得られたシートの外観を観察
し、(c)厚み精度を測定した。また、得られたシート
は(d)難燃性を測定した。評価結果を表1および表2
に示した。
【0053】
【表1】
【0054】
【表2】
【0055】
【発明の効果】以上の結果から分かるように、本発明の
オレフィン系難燃性樹脂組成物は、カレンダー成形にお
いてカレンダーロールのバンクにおける溶融樹脂のロー
ル間隙への食い込みが良好で、カレンダーロールへの粘
着がなく、得られたシートは平滑で穴明きなどの外観不
良がなく、建材用途や家電用途等など要求の厳しい分野
にも好適に用いられる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) C08K 5/49 C08K 5/49 9/04 9/04 (72)発明者 山内 淳一 千葉県市原市五井海岸5番地の1 チッソ 石油化学株式会社加工品開発研究所内 Fターム(参考) 4F071 AA14 AA88 AB25 AC10 AC11 AC15 AC19 AE05 AE11 AF47 BB04 BC01 4J002 BB00W DH056 EH049 EH059 EJ018 EU187 EU198 EW068 EW128 FB266 FD078 FD179 GL00 GQ00

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】オレフィン系樹脂(a)100重量部に対
    して、メラミン被覆ポリ燐酸アンモニウム(b)15〜
    100重量部、下記一般式(I)で表わされる化学構造
    を有する1,3,5−トリアジン誘導体(c)5〜35
    重量部を含有するオレフィン系難燃性樹脂組成物であ
    り、かつそのオレフィン系難燃性樹脂組成物が、0.2
    cm/10分≦(メルトフローレート/密度)≦1.
    8cm/10分であるオレフィン系難燃性樹脂組成
    物。 (式中、Xはモルホリノ基またはピペリジノ基、Yはピ
    ペラジンから誘導される2価の基、nは1以上の整数で
    ある。)
  2. 【請求項2】前記オレフィン系樹脂(a)100重量部
    に対して、フェノール系およびリン系酸化防止剤から選
    ばれる少なくとも1種の酸化防止剤(d)0.05〜
    3.0重量部、多価アルコール脂肪酸エステル系滑剤か
    ら選ばれる少なくとも1種の滑剤(e)0.05〜3.
    0重量部を含有する請求項1記載のオレフィン系難燃性
    樹脂組成物。
  3. 【請求項3】請求項1または2記載のオレフィン系難燃
    性樹脂組成物を用いてカレンダー加工により成形された
    シート。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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DE102007035417A1 (de) * 2007-07-28 2009-01-29 Chemische Fabrik Budenheim Kg Halogenfreies Flammschutzmittel
JP2016056216A (ja) * 2014-09-05 2016-04-21 東京インキ株式会社 オフセット印刷インキおよび印刷物
US20220064409A1 (en) * 2018-08-10 2022-03-03 Adeka Corporation Additive composition, flame-retardant synthetic resin composition containing same, and molded article thereof

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