JP2003001194A - 破砕廃棄物中の長尺ごみ除去装置 - Google Patents

破砕廃棄物中の長尺ごみ除去装置

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 破砕機により破砕された破砕廃棄物を選別装
置に送る過程において、破砕廃棄物中の長尺ごみを除去
する。 【解決手段】 回転軸3および回転軸3に固定状に設け
られかつ回転軸3と平行な方向に伸びる複数のフィンガ
4を有する長尺ごみ巻取フォーク2と、回転軸3にその
軸線方向に移動自在に設けられ、かつフィンガ4に絡ん
だ長尺ごみTを掻き落とすごみ掻き落とし板5を備えて
いる。フォーク2を、揺動手段により、フィンガ4先端
が垂直下方を向いた位置と前方を向いた位置との間で左
右方向に伸びる軸線の周りに揺動させる。フォーク2の
フィンガ4先端が垂直下方を向いた位置にあるときに、
回転手段により回転軸3を回転させる。フォーク2のフ
ィンガ4先端が前方を向いた位置にあるときに、移動手
段によりごみ掻き落とし板5を回転軸3の軸線方向に移
動させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、たとえば一般家
庭から排出されたごみを処理するごみ処理施設におい
て、粗大ごみや不燃ごみ等の廃棄物を破砕機で破砕した
後に、破砕廃棄物中に含まれる長尺ごみを除去する装置
に関する。
【0002】この発明において、図1の右側(破砕廃棄
物の搬送方向前方)を前、これと反対側を後といい、図
2の左右(搬送方向前方から後方を見たさいの左右)を
左右というものとする。
【0003】
【従来の技術と発明が解決しようとする課題】粗大ごみ
や不燃ごみ等の廃棄物は、破砕機で破砕された後、複数
のベルトコンベアによりふるい式選別装置や風力選別装
置に送られ、ここで小形不燃物、アルミニウムを含んだ
中形混合物、および大形可燃物に選別される。
【0004】ところで、破砕廃棄物中には長尺ごみが含
まれている。ここで、長尺ごみとは、ビデオテープやオ
ーディオテープのケースを破砕した後ケースから取り出
された磁気テープや、包装用ひも等を意味するものとす
る。
【0005】このような長尺ごみは、ふるい式選別装置
のふるい目を閉塞させたり、あるいは風力選別装置内に
滞留して風路の障害となり、いずれの場合も選別効率が
低下する。
【0006】そのため、破砕廃棄物中から長尺ごみを除
去する必要があるが、従来は、作業員による手作業で行
われており、このような長尺ごみ除去作業は、劣悪な環
境下における危険な重労働であった。
【0007】そこで、本出願人は、先に、長尺ごみ除去
機能を有するふるい式選別装置を提案している。このふ
るい式選別装置は、破砕廃棄物が投入される回転ドラム
と、回転ドラム内に配置されかつ横向きのフィンガを複
数有する長尺ごみ巻取フォークとを備えており、回転ド
ラムの一端部内に廃棄物投入ダクトが臨ませられ、回転
ドラムの他端部に大片回収シュートに臨んだ大片排出口
が形成され、回転ドラムの円筒状胴壁における廃棄物投
入側部分に複数の小片選別用ふるい目が形成され、同じ
く円筒状胴壁における小片選別用ふるい目よりも大片排
出口側の部分に複数の中片選別用ふるい目が形成され、
長尺ごみ巻取フォークが横向き回転軸の周りに回転する
ようになされている(特開2000−202365号公
報参照)。
【0008】このふるい式選別装置によれば、回転ドラ
ム内に投入された破砕廃棄物中の長尺ごみの除去は可能
であり、長尺ごみの小片選別用ふるい目や中片選別用ふ
るい目の周囲への絡みつきによるふるい目の閉塞が防止
されるようになっている。
【0009】しかしながら、破砕機から選別装置へ破砕
廃棄物を搬送する過程において、長尺ごみが他の破砕廃
棄物に絡み、複数のベルトコンベアの乗り継ぎ部におい
て詰まりが発生するという問題は解消されていない。
【0010】また、風力式選別装置の場合には、長尺ご
みを除去する機能を持つものが存在しないのが現状であ
る。
【0011】この発明の目的は、上記問題を解決し、破
砕機により破砕された破砕廃棄物を選別装置に送る過程
において、破砕廃棄物中の長尺ごみを除去しうる破砕廃
棄物中の長尺ごみ除去装置を提供することにある。
【0012】
【課題を解決するための手段と発明の効果】請求項1の
発明による破砕廃棄物中の長尺ごみ除去装置は、回転
軸、および回転軸に固定状に設けられかつ回転軸と平行
な方向に伸びる複数のフィンガを有するとともに、破砕
廃棄物を選別装置に送る搬送装置における搬送経路の上
方に配された長尺ごみ巻取フォークと、長尺ごみ巻取フ
ォークを、フィンガ先端が垂直下方を向いた位置と前方
を向いた位置との間で左右方向に伸びる軸線の周りに揺
動させる揺動手段と、長尺ごみ巻取フォークのフィンガ
先端が垂直下方を向いた位置にあるときに回転軸を回転
させる回転手段と、回転軸にその軸線方向に移動自在に
設けられ、かつ全てのフィンガに絡んだ長尺ごみを掻き
落とすごみ掻き落とし板と、長尺ごみ巻取フォークのフ
ィンガ先端が前方を向いた位置にあるときにごみ掻き落
とし板を回転軸の軸線方向に移動させる移動手段とを備
えているものである。
【0013】請求項1の発明の長尺ごみ除去装置によれ
ば、揺動手段により、長尺ごみ巻取フォークをフィンガ
先端が垂直下方を向く状態にしておき、この状態で回転
手段により回転軸を回転させると、破砕廃棄物中に含ま
れる長尺ごみがフィンガに絡むように巻き取られる。つ
いで、揺動手段により、長尺ごみ巻取フォークをフィン
ガ先端が前方を向く状態となるまで揺動させ、移動手段
により掻き落とし板をフィンガと相対的に前方に移動さ
せる。すると、全てのフィンガに絡んで長尺ごみ巻取フ
ォークに巻き取られた長尺ごみがフィンガ先端から掻き
落とされる。こうして、選別装置へ送り込まれる前の破
砕廃棄物から長尺ごみが除去される。
【0014】したがって、ふるい式選別装置のふるい目
を閉塞させたり、あるいは風力選別装置内に滞留して風
路の障害となったりすることが未然に防止され、いずれ
の場合も選別効率の低下が防止される。その結果、作業
員に劣悪な環境下での重労働の長尺ごみ除去作業を課す
必要がなくなる。また、破砕機から選別装置への破砕廃
棄物の搬送を複数のベルトコンベアによって行う場合で
あっても、長尺ごみが他の破砕廃棄物に絡むことに起因
する複数のベルトコンベアの乗り継ぎ部における詰まり
の発生が防止される。
【0015】請求項2の発明による破砕廃棄物中の長尺
ごみ除去装置は、請求項1の発明において、長尺ごみ巻
取フォークが左右方向に間隔をおいて複数設けられてい
るものである。この場合、破砕廃棄物からの長尺ごみの
除去作業が一層効率良く行われる。
【0016】請求項3の発明による破砕廃棄物中の長尺
ごみ除去装置は、請求項2の発明において、揺動手段の
駆動源、回転手段の駆動源および移動手段の駆動源が、
それぞれ全ての長尺ごみ巻取フォークに共用されるよう
になされているものである。この場合、各長尺ごみ巻取
フォークに揺動手段の駆動源、回転手段の駆動源および
移動手段の駆動源が備えられている場合に比べて、動力
コストを削減できる。
【0017】
【発明の実施形態】以下、この発明の実施形態を、図面
を参照して説明する。
【0018】図1〜図4において、破砕廃棄物中の長尺
ごみ除去装置は、破砕廃棄物(D)を選別装置(図示略)
に送るベルトコンベア(1)(搬送装置)の搬送経路(1A)
の上方に、左右方向に間隔をおいて配された複数、ここ
では2つの長尺ごみ巻取フォーク(2)を備えている。ベ
ルトコンベア(1)は、破砕機(図示略)で破砕されかつ
排出コンベア(30)により破砕機から排出された破砕廃棄
物(D)を受け取って選別装置に送る。各長尺ごみ巻取フ
ォーク(2)は、回転軸(3)と、回転軸(3)に固定状に設け
られかつ回転軸(3)と平行な方向に伸びる複数のフィン
ガ(4)を有している。
【0019】また、長尺ごみ除去装置は、両長尺ごみ巻
取フォーク(2)を、フィンガ(4)先端が垂直下方を向いた
位置(以下、巻取位置という)(図1実線参照)と前方
を向いた位置(以下、掻き落とし位置という)(図1鎖
線X参照)との間で左右方向に伸びる軸線の周りに同時
に揺動させる揺動手段と、両長尺ごみ巻取フォーク(2)
が巻取位置にあるときにそれらの回転軸(3)を同時に回
転させる回転手段と、両長尺ごみ巻取フォーク(2)の回
転軸(3)にそれぞれその軸線方向に移動自在に設けられ
たごみ掻き落とし板(5)と、両長尺ごみ巻取フォーク(2)
が掻き落とし位置にあるときに、両ごみ掻き落とし板
(5)を回転軸(3)の軸線に沿って同時に前方に移動させる
移動手段とを備えている。
【0020】揺動手段は、次のようにして構成されてい
る。ベルトコンベア(1)のカバー(6)の頂壁(6a)に開口
(7)が形成され、頂壁(6a)よりも所定距離上方で、かつ
前後方向に関して開口(7)の前後の中央部よりも若干後
方の位置に、左右方向に伸びる水平回転軸(8)が配され
ている。水平回転軸(8)の左右両端部は、ベルトコンベ
ア(1)のカバー(6)の左右両側に設けられた固定部(9)の
ブラケット(10)に回転自在に支持されている。水平回転
軸(8)に、左右方向に間隔をおいて複数、ここでは2つ
のフォーク支持部材(11)が固定されており、各フォーク
支持部材(11)に、各長尺ごみ巻取フォーク(2)の回転軸
(3)の基端部が、軸受(12)を介して回転自在に支持され
ている。水平回転軸(8)の右端部には、その径方向外方
に突出した1つのレバー(13)が固定状に設けられてい
る。また、カバー(6)の頂壁(6a)における開口(7)よりも
後方の部分の右端部に設けられた載置台(14)上に、1つ
のフォーク揺動用空気圧シリンダ(15)がピストンロッド
(15a)を前方に向けて取り付けられており、空気圧シリ
ンダ(15)のピストンロッド(15a)の先端部が、レバー(1
3)の先端部に枢着されている。そして、空気圧シリンダ
(15)のピストンロッド(15a)が前進位置まで進出したと
きに、両長尺ごみ巻取フォーク(2)はそれぞれ巻取位置
に至って回転軸(3)の下部およびフィンガ(4)の大部分が
カバー(6)内に入り、空気圧シリンダ(15)のピストンロ
ッド(15a)が後退位置まで退入したときに、両長尺ごみ
巻取フォーク(2)はそれぞれ掻き落とし位置に至ってカ
バー(6)の外に出るようになっている。
【0021】両長尺ごみ巻取フォーク(2)が巻取位置に
あるときにそれぞれの回転軸(3)を同時に回転させる回
転手段は、次のようにして構成されている。各長尺ごみ
巻取フォーク(2)における回転軸(3)の長さの中央部に、
外向きフランジ状にウォームホイール(16)が固定されて
いる。カバー(6)の頂壁(6a)上における開口(7)の後方部
分に、左右方向に伸びる水平回転軸(17)が配されてい
る。水平回転軸(17)の左右両端部は、カバー(6)の頂壁
(6a)上に左右方向に間隔をおいて設けられた複数のブラ
ケット(18)に回転自在に支持されており、減速機構付き
駆動モータ(19)により回転駆動されるようになってい
る。水平回転軸(17)には、長さ方向に間隔をおいて複
数、ここでは2つのウォーム(20)が固定されており、各
ウォーム(20)が巻取位置にある各長尺ごみ巻取フォーク
(2)のウォームホイール(16)と噛み合うようになってい
る。また、各長尺ごみ巻取フォーク(2)の全てのフィン
ガ(4)の基端部が、回転軸(3)を中心とする円上に位置す
るようにウォームホイール(16)に固定されている。な
お、回転軸(3)とフィンガ(4)の先端とは同一平面上に位
置している。そして、減速機構付き駆動モータ(19)によ
り水平回転軸(17)が回転させられ、ウォーム(20)とウォ
ームホイール(16)との噛み合いにより両ウォームホイー
ル(16)が同時に回転させられるとともに、両長尺ごみ巻
取フォーク(2)の回転軸(3)および全てのフィンガ(4)が
回転軸(3)の軸線周りに同時に回転させられ、これによ
りフィンガ(4)に絡んだ状態で長尺ごみ(T)が両長尺ごみ
巻取フォーク(2)に巻き取られる。
【0022】ごみ掻き落とし板(5)は、回転軸(3)が移動
自在に通される1つの回転軸挿通穴(5a)と、全てのフィ
ンガ(4)が移動自在に通されるフィンガ(4)と同数のフィ
ンガ挿通穴(5b)とを有しており、ウォームホイール(16)
よりも回転軸(3)先端側に配され、回転軸挿通穴(5a)に
回転軸(3)が、各フィンガ挿通穴(5b)にフィンガ(4)が、
それぞれ移動自在に通されている。また、ごみ掻き落と
し板(5)は、引張コイルばね(21)によりウォームホイー
ル(16)に連結されている。長尺ごみ巻取フォーク(2)が
巻取位置にあるときに、ごみ掻き落とし板(5)はカバー
(6)の頂壁(6a)と同一高さ位置にあり、その後端部は頂
壁(6a)における開口(7)よりも後方の部分の開口(7)に臨
んだ切り欠き(7a)内に入り込んでいる。
【0023】長尺ごみ巻取フォーク(2)が掻き落とし位
置にあるときにごみ掻き落とし板(5)を回転軸(3)の軸線
に沿って前方に移動させる移動手段は、次のように構成
されている。両固定部(9)にまたがるように設けられた
門形のフレーム(22)に、1つの掻き落とし板移動用空気
圧シリンダ(23)が、ピストンロッド(23a)を前方に向け
て取り付けられている。空気圧シリンダ(23)のピストン
ロッド(23a)の先端部に、左右方向に長い掻き落とし板
移動部材(24)が取り付けられている。掻き落とし板移動
部材(24)には、空気圧シリンダ(23)のピストンロッド(2
3a)が退入位置にある状態で、両長尺ごみ巻取フォーク
(2)が巻取位置から掻き落とし位置に移動してきたさい
に、掻き落とし板(5)の一部分が嵌る下向き溝(24a)が、
左右方向に間隔をおいて複数、ここでは2つ形成されて
いる。そして、両掻き落とし板(5)の一部分がそれぞれ
溝(24a)に嵌った状態で、空気圧シリンダ(23)のピスト
ンロッド(23a)が進出させられると、両掻き落とし板(5)
が同時に前進させられて回転軸(3)およびフィンガ(4)の
先端側に移動し、ピストンロッド(23a)が退入させられ
ると、両掻き落とし板(5)も同時に後退させられる。
【0024】上記構成の破砕廃棄物中の長尺ごみ除去装
置において、破砕廃棄物(D)の搬送中に、駆動モータ(1
9)により水平回転軸(17)を回転させて、ウォーム(20)お
よびウォームホイール(16)を介して両長尺ごみ巻取フォ
ーク(2)の回転軸(3)およびフィンガ(4)をそれぞれ回転
させておく。そして、空気圧シリンダ(15)により両長尺
ごみ巻取フォーク(2)を、それぞれ図1に鎖線Yで示す中
間位置まで揺動させた後、巻取位置に戻すという絡め取
り動作を所定時間おきに、たとえば2分おきに繰り返し
て行う。この絡め取り動作は、破砕廃棄物(D)中の長尺
ごみ(T)を確実にフィンガ(4)に絡ませるために行われ
る。また、この絡め取り動作中の巻取位置から中間位置
への移動のさいには、フィンガ(4)の先端に、その移動
方向に5kgの力が働くように、空気圧シリンダ(15)に
圧力空気を供給する。このような圧力空気の供給によっ
ても、長尺ごみ巻取フォーク(2)が中間位置まで揺動し
ない場合には、フィンガ(4)に長尺ごみが絡んだことに
なるので、長尺ごみ巻取フォーク(2)を一旦巻取位置ま
で戻して回転軸(3)およびフィンガ(4)の回転を継続して
行い、所定時間、たとえば7分間経過した後、フィンガ
(4)の先端に、その移動方向に15kgの力が働くよう
に空気圧シリンダ(15)に圧力空気を供給し、両長尺ごみ
巻取フォーク(2)をそれぞれ掻き落とし位置まで揺動さ
せる。また、上記絡め取り動作を3回繰り返して行った
後には、いずれの動作のさいにも長尺ごみ巻取フォーク
(2)が中間位置まで揺動したとしても、両長尺ごみ巻取
フォーク(2)をそれぞれ掻き落とし位置まで揺動させ
る。
【0025】長尺ごみ巻取フォーク(2)を掻き落とし位
置まで揺動させるさいには、空気圧シリンダ(23)のピス
トンロッド(23a)は後退位置まで退入させておく。する
と、両長尺ごみ巻取フォーク(2)がそれぞれ掻き落とし
位置まで揺動して、各掻き落とし板(5)の一部分が移動
部材(24)の対応する溝(24a)内に嵌る。そこで、空気圧
シリンダ(15)のピストンロッド(15a)を進出させると、
両掻き落とし板(5)がそれぞれ回転軸(3)およびフィンガ
(4)の先端方向にスライドし(図5参照)、両長尺ごみ
巻取フォーク(2)に巻き取られていた長尺ごみ(T)は、掻
き落とし板(5)における回転軸挿通穴(5a)およびフィン
ガ挿通穴(5b)の周囲の部分により、回転軸(3)およびフ
ィンガ(4)から掻き落とされ、カバー(6)の外側において
適当な手段によって回収される。回転軸(3)およびフィ
ンガ(4)からの長尺ごみ(T)の掻き落としが終了すると、
空気圧シリンダ(23)のピストンロッド(23a)を後退位置
まで退入させて両掻き落とし板(5)を元の位置に戻した
後、空気圧シリンダ(15)のピストンロッド(15a)を進出
させ、両長尺ごみ巻取フォーク(2)をそれぞれ巻取位置
に戻す。このような操作を繰り返すことにより、ベルト
コンベア(1)で搬送されている破砕廃棄物(D)中から長尺
ごみ(T)が除去される。
【0026】上記実施形態においては、長尺ごみ巻取フ
ォーク(2)の揺動およびごみ掻き落とし板(5)の移動に空
気圧シリンダが用いられているが、これに代えて、油圧
シリンダが用いられてもよい。また、上記実施形態にお
いては、回転軸(3)とフィンガ(4)の先端とは同一平面上
に位置しており、回転軸(3)のウォームホイール(16)よ
りも先端側にも長尺ごみが絡むようになっているが、こ
れに限るものではなく、回転軸(3)のウォームホイール
(16)よりも先端側の部分は必ずしも必要としない。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明による長尺ごみ除去装置を示す垂直断
面図である。
【図2】図1のII−II線拡大断面図である。
【図3】図1の一部を切り欠いた部分拡大図である。
【図4】図3のIV−IV線拡大断面図である。
【図5】長尺ごみ巻取フォークから長尺ごみを掻き落と
す状態を示す図3相当の断面図である。
【符号の説明】 (1):ベルトコンベア(搬送装置) (1A):搬送経路 (2):長尺ごみ巻取フォーク (3):回転軸 (4):フィンガ (5):ごみ掻き落とし板 (8):水平回転軸 (13):レバー (15):フォーク揺動用空気圧シリンダ (16):ウォームホイール (17):水平回転軸 (19):減速機付き駆動モータ (20):ウォーム (23):掻き落とし板移動用空気圧シリンダ (24):移動部材 (24a):溝
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 4D021 JA15 JB01 JB02 KA20 KB02 LA05 LA15 LA20 NA02 NA10

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 回転軸、および回転軸に固定状に設けら
    れかつ回転軸と平行な方向に伸びる複数のフィンガを有
    するとともに、破砕廃棄物を選別装置に送る搬送装置に
    おける搬送経路の上方に配された長尺ごみ巻取フォーク
    と、長尺ごみ巻取フォークを、フィンガ先端が垂直下方
    を向いた位置と前方を向いた位置との間で左右方向に伸
    びる軸線の周りに揺動させる揺動手段と、長尺ごみ巻取
    フォークのフィンガ先端が垂直下方を向いた位置にある
    ときに回転軸を回転させる回転手段と、回転軸にその軸
    線方向に移動自在に設けられ、かつ全てのフィンガに絡
    んだ長尺ごみを掻き落とすごみ掻き落とし板と、長尺ご
    み巻取フォークのフィンガ先端が前方を向いた位置にあ
    るときにごみ掻き落とし板を回転軸の軸線方向に移動さ
    せる移動手段とを備えている破砕廃棄物中の長尺ごみ除
    去装置。
  2. 【請求項2】 長尺ごみ巻取フォークが左右方向に間隔
    をおいて複数設けられている請求項1記載の破砕廃棄物
    中の長尺ごみ除去装置。
  3. 【請求項3】 揺動手段の駆動源、回転手段の駆動源お
    よび移動手段の駆動源が、それぞれ全ての長尺ごみ巻取
    フォークに共用されるようになされている請求項2記載
    の破砕廃棄物中の長尺ごみ除去装置。
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