JP2003000066A - 栽培容器用補助具 - Google Patents

栽培容器用補助具

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 栽培容器の支持手段の簡略化を図り、散水の
無駄を削減し、伝染性の病気の蔓延を防止することので
きる栽培容器用補助具を提供する。 【解決手段】 栽培容器用補助具1は、筒状の栽培容器
2の上部に着脱可能に取り付けて使用し、栽培容器2の
上部の内周または外周に装着可能な筒状の連結部3と、
連結部3の上方に一体的に形成された擂鉢状の集水部4
とを備え、集水部4と連結部3との境界部分に導水用の
貫通孔11が複数個形成されている。これにより栽培容
器2の支持手段の簡略化を図り、散水の無駄を削減し、
散水過多により集水部4から溢れた水が隣接する栽培容
器の栽培容器用補助具内に流れ込むこともなくなり伝染
性の病気の蔓延も防止することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、果物や野菜などの
苗の育成に用いられる筒状の栽培容器の上部に取り付け
て使用する栽培容器用補助具に関する。
【0002】
【従来の技術】苺などの果物、茄子などの野菜の子苗を
育成するため、従来より様々な種類の栽培装置が用いら
れているが、その一例として、図10および図11に示
すようなものがある。図10は従来の栽培装置を示す平
面図であり、図11は図10におけるX−X線断面図で
ある。これらの図に示す栽培装置90においては、地面
に立設された複数の支柱91およびこれらの支柱91に
横架された水平支持部材92によって地面より高い位置
にテーブル状の支持パネル93が配置され、この支持パ
ネル93を縦横に区画するとともに各区画の中央部分を
下方へ凹ませて導水部94が形成され、各導水部94の
中心に開設された支持孔95にそれぞれ筒状の栽培容器
96が挿入されている。
【0003】それぞれの栽培容器96に充填した培土9
7で様々な種類の苗98を育成することができる。各栽
培容器97は支持パネル93によって地面より高い位置
に保持されているため、栽培期間中におけるしゃがんだ
姿勢での作業を大幅に削減することができ、栽培期間中
の各種作業における肉体的負担を軽減することができ
る。また、支持パネル93の上方から散水すれば、その
水は擂鉢状に傾斜した導水部94を伝わって各栽培容器
96内に流れ込むので、撒かれた水を無駄なく利用する
ことができる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】図10および図11で
示した従来の栽培装置90の場合、栽培容器97を直立
状態に保持する手段として、支持孔95および導水部9
4を有する複雑な形状の支持パネル93を使用しなけれ
ばならないので、これらの資材の製作に多大な手間を要
している。
【0005】また、上方から散水された水は導水部94
の上面に沿って流下し、栽培容器96の上部開口96a
から培土97中へ浸透するが、散水量が多い場合、培土
97中に浸透しきれない水が栽培容器96と支持孔95
との隙間から地面に落下するため、水の無駄となってい
る。
【0006】さらに、支持パネル93が全面的に連続し
た形状であるため、栽培容器96と支持孔95との隙間
からの落下量よりも散水量の方が過多である場合、導水
部94に溜まった水が溢れて、隣接する他の導水部94
に流れ込んで栽培容器96内の培土97に浸透すること
があり、伝染性の苗の病気が蔓延する原因の一つとなっ
ている。
【0007】本発明は、筒状の栽培容器の支持手段の簡
略化を図り、散水の無駄を削減し、伝染性の病気の蔓延
を防止することのできる栽培容器用補助具を提供するこ
とにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明の栽培容器用補助
具は、筒状の栽培容器の上部に着脱可能に取り付けて使
用する栽培容器用補助具であって、前記栽培容器の上部
の内周または外周に装着可能な筒状の連結部と、前記連
結部の上方に一体的に形成された擂鉢状の集水部とを備
えたことを特徴とする。
【0009】本発明の栽培容器用補助具(以下、補助具
という)の連結部を筒状栽培容器の上部の開口から内部
に挿入するか、または補助具の連結部の内部に筒状栽培
容器の上部を挿入することで、補助具を栽培容器に取り
付ければ、擂鉢状の集水部が、撒かれた水を栽培容器内
に導く機能を発揮するので、図10に示したような栽培
容器の支持装置に擂鉢状の導水部などを設ける必要がな
くなり、支持装置は栽培容器を直立姿勢に保つだけでよ
くなるので、支持装置の簡略化を図ることができる。ま
た、補助具を取り付けた栽培容器の上方から撒かれた水
は、補助具の集水部の上面に沿って流下しその殆どが栽
培容器内へ導かれるので散水の無駄を削減することがで
き、集水部は栽培容器ごとに独立しているため、散水過
多により集水部から溢れた水が隣接する栽培容器の補助
具内に流れ込むこともなくなり、伝染性の病気の蔓延も
防止することができる。
【0010】また、この補助具を栽培容器に取り付ける
ことによって、当該栽培容器の上部開口が上方へ移動し
その開口面積が広がったのと同じ状態となるため、培土
充填作業などが容易となるだけでなく、培土充填量を増
やすことができるので、根の総量が増大して健全な苗を
育成することができ、苗を育成している単独の栽培容器
に、いわゆる後付けでこの補助具を取り付ければ培土の
追加充填が可能となるので、苗の移植時期を遅延させざ
るを得ないような事態が生じたときの苗の劣化を防止す
ることができる。また、栽培容器単独の場合よりも集水
面積が増大するので、撒かれた水が効率的に培土中へ導
入されるようになる。さらに、育成した苗を栽培容器か
ら取り出して定植する場合、補助具を掴んで培土ととも
に栽培容器から抜き取ることが可能となるため苗および
根の損傷をなくすことができる。
【0011】ここで、補助具の連結部の外周に、その軸
方向に沿った導水溝を設けることにより、補助具の連結
部を栽培容器の上部に挿入した場合に、集水部の下面に
沿って流下する水を導水溝から栽培容器内へ導き込むこ
とが可能となるため、散水の無駄をさらに削減すること
ができ、また栽培容器内へ流れ込んだ水が著しく過多で
ある場合は導水溝を通して栽培容器外へ溢れ出させるこ
ともできるので、給水過多に起因する苗の根腐れ発生な
どの弊害を防止することができる。
【0012】また、前記集水部と連結部との境界部に導
水用の貫通孔を設ければ、補助具を取り付けた栽培容器
を支持装置としての保持パネルなどにセットした場合、
保持パネル上面に沿って流下した水などが前記貫通孔を
通過して栽培容器内へ流れ込むことが可能となるので、
栽培容器内の培土全体にムラなく給水することができる
ようになる。
【0013】さらに前記集水部に、植物の一部を着脱可
能に係止する切欠部を設ければ、この補助具を取り付け
た栽培容器でたとえば苺の苗を栽培する場合、苺の苗か
ら伸長したランナーをこの切欠部に係止することが可能
となるため、ランナーが補助具の一部に接触してランナ
ー焼けが生じたり、ランナーが風で飛ばされたりするの
を防止することができる。
【0014】
【発明の実施の形態】図1は本発明の第1実施形態であ
る栽培容器用の補助具を示す平面図、図2は図1におけ
るA−A線断面図、図3は図1の補助具を取り付けた栽
培容器の使用状態を示す一部切断側面図、図4は図1の
補助具を取り付けた栽培容器を従来の支持パネルで支持
した状態を示す縦断面図である。
【0015】本実施形態の栽培容器用の補助具1は、円
筒形状の栽培容器2の上部に着脱可能に取り付けて使用
するものであって、栽培容器2の上部開口2aに挿入可
能な円筒形状の連結部3と、連結部3の上方に一体的に
形成された円形擂鉢状の集水部4とを備えている。連結
部3は、これを栽培容器2の上部開口2aに挿入したと
き、連結部3の外周面が、栽培容器2の先細り形状の内
周面にほぼ全面的に接触する形状に仕上げられている。
【0016】補助具1の連結部3を、栽培容器2の上部
開口2aに挿入することによって補助具1を栽培容器2
に取り付け、栽培容器2および補助具1の内部に培土5
を充填し、図3に示すように、地面6に立設された支柱
7で水平保持された支持パネル8の支持孔9にそれぞれ
栽培容器2を挿入し、その上部開口2aの外周に形成さ
れた鍔状係止部2bを支持パネル8の上面に係合させる
ことで栽培容器2を直立姿勢に保持すれば、各栽培容器
2において従来と同様に苗10の育成を行うことができ
る。
【0017】苗10の栽培期間中、支持パネル8に保持
された栽培容器2の上方から散水した場合、補助具1を
構成する円形擂鉢状の集水部4が、撒かれた水を栽培容
器2内に導くので、栽培容器2の支持装置である支持パ
ネル8に擂鉢状の導水部などを設ける必要がなくなり、
支持パネル8は栽培容器2を直立姿勢に保つだけでよく
なるので、支持装置の簡略化を図ることができる。
【0018】また、補助具1を取り付けた栽培容器2の
上方から撒かれた水は、補助具1の集水部4の上面に沿
って流下しその殆どが栽培容器2内へ導かれるので散水
の無駄を削減することができ、集水部4は栽培容器2ご
とに独立しているため、散水過多により集水部4から溢
れた水が、隣接する他の栽培容器2に取り付けられた補
助具1内に流れ込むこともなく、伝染性の病気の蔓延を
防止することもできる。
【0019】補助具1を栽培容器2の上部開口2aに取
り付けることによって、この上部開口2aが上方へ移動
しその開口面積が広がったのと同じ状態となるため、栽
培容器2内への培土充填作業などが容易となるだけでな
く、培土充填量を増やすことができるので、苗10の根
の総量が増大して生育状態が向上し、健全な苗10を育
成することができる。また、栽培容器2単独の場合より
も集水面積が増大するので、撒かれた水が効率的に培土
5中へ導入されるようになる。さらに、育成した苗10
を栽培容器2から取り出して定植する場合、補助具1を
掴んで培土5とともに栽培容器2から抜き取ることがで
きるため苗10およびその根などの損傷をなくすことが
できる。
【0020】また、連結部3と集水部4との境界部に
は、導水用の貫通孔11が90度間隔で複数個設けられ
ているため、図3で示したように、補助具1を取り付け
た栽培容器2を支持パネル8にセットした場合、支持パ
ネル8上面に沿って流下した水は貫通孔11を通過して
栽培容器2内へ流れ込むこともできるので、栽培容器2
内の培土5全体にムラなく給水することができる。
【0021】本実施形態では補助具1の連結部3を栽培
容器2の上部開口2aに挿入することによって両者を連
結しているが、これに限定するものではないので、補助
具1の連結部3の内径を栽培容器上部の外径と同等とす
れば、栽培容器の上部を補助具1の連結部3内部に挿入
することによって両者を連結することもできる。
【0022】また、栽培容器2の支持装置も支持パネル
8に限定するものではないので、栽培容器2を直立姿勢
に保つことができるものであれば支持パネル8以外のも
のを用いることが可能であり、例えば、図4に示すよう
に、補助具1を取り付けた栽培容器2を図10および図
11で示した従来の支持パネル93の支持孔95に挿入
して使用することもできる。図4に示すような使い方を
採用すれば、上方から撒かれた水は、培土5の表面から
直接浸透する経路と、導水部94に沿って流下し貫通孔
11を通過して培土5中へ浸透する経路と、導水部94
に沿って流下し栽培容器2と補助具1の連結部3との隙
間Sを通過して培土5中へ浸透する経路の3経路によっ
て培土5中へ供給されるので、培土5全体へ均一かつ迅
速に給水することができる。
【0023】図10および図11で示した栽培装置の場
合、上方から撒かれた水は培土97の表面から浸透する
経路に限定されるため、栽培容器96の底面付近に充填
された培土97に水が到達するのに長時間を要するだけ
でなく、培土97の充填状態の不均一などにより、培土
97中の水が浸透しやすい部分のみに導水路が自然形成
され水の浸透領域にばらつきや偏りが生じたりしていた
が、図4に示すような使い方を採用することにより、こ
のような不都合を解消することができる。
【0024】なお補助具1は、栽培開始時、播種時から
栽培容器2に取り付けておく使い方に限定するものでは
ないので、単独の栽培容器2の培土5に播種された苗が
一定の大きさに成長したとき、用補助具1を後付けで栽
培容器2に取り付けて培土5を追加充填し、苗の育成を
継続するような使い方をすることもできる。例えば、補
助具1を取り付けていない単独の栽培容器2の培土5で
育成している苗の定植時期が到来したにも関わらず、気
象異常などの原因で栽培地に定植(移植)できないよう
な事態が生じた場合、その時点で補助具1を栽培容器2
に取り付けて培土を追加充填すれば、苗の成長に必要な
培土量が確保されそのまま苗の育成を継続することがで
きるので、定植時期の遅延による苗の劣化を防ぐことが
できる。特に、トマト苗のように茎に根源基を有する苗
については、栽培容器2に取り付けられた補助具1内に
培土を追加充填して茎部分を培土中に埋没させれば培土
中の茎部分からの発根が促されるので、根総量が増加
し、健全な苗を得ることができる。
【0025】次に図5および図6を参照して、本発明の
第2実施形態である補助具21について説明する。図5
は用補助具21の平面図、図6は図5におけるB−B線
断面図である。
【0026】本実施形態の補助具21は、第1実施形態
の補助具1と同様、円筒形状の栽培容器22の上面に着
脱可能に取り付けて使用するものであって、栽培容器2
2の上部開口22aに挿入可能な円筒形状の連結部23
と、連結部23の上方に一体的に形成された平面視形状
が略正方形をした擂鉢状の集水部24とを備えている。
連結部23は、これを栽培容器22の上部開口22aに
挿入したとき、連結部23の外周面が栽培容器22の先
細り形状の内周面にほぼ全面的に接触する形状にされて
いる。
【0027】補助具21の使い方は補助具1と同様であ
り、補助具21の連結部23を栽培容器22の上部開口
22aに挿入することによって両者を連結し、栽培容器
22および補助具21内に培土を充填し、適切な支持手
段で栽培容器22を直立姿勢に保持すれば、各栽培容器
22において苗の育成を行うことができる。
【0028】補助具21においては集水部24の上縁付
近に、植物の一部を着脱可能に係止する切欠部20を1
80度間隔で2個設けているため、補助具21を取り付
けた栽培容器22でたとえば苺を栽培した場合、苺の苗
から伸長したランナーをこれらの切欠部20に係止する
ことが可能であり、ランナーが補助具21の一部に接触
してランナー焼けが生じたり、ランナーが風で飛ばされ
るのを防止することができる。
【0029】また、補助具21においては、集水部4の
平面視形状が略正方形であるため、補助具21を取り付
けた複数の栽培容器22を縦横に配列する場合、複数の
集水部4を平面視状態で縦横に隙間なく配列することが
可能であり、これによって、上方から撒かれた水の殆ど
全てを集水部4内へ導くことができるようになり、水の
無駄を大幅に削減することができる。その他の部分の機
能、効果については前述した補助具1と同様である。
【0030】次に図7〜図9を参照して、本発明の第3
実施形態である補助具31について説明する。図7は補
助具31の平面図、図8は補助具31を栽培容器32に
取り付けた状態を示す縦断面図、図9は補助具31を取
り付けた栽培容器32の使用状態を示す一部切欠側面図
である。
【0031】本実施形態の補助具31は、円筒形状の柔
軟なポリエチレン製の栽培容器32の上部に着脱可能に
取り付けて使用するものであって、栽培容器32の上部
開口32aに挿入可能な円筒形状の連結部33と、連結
部33の上方に一体的に形成された平面視形状が略正方
形をした擂鉢状の集水部34とを備え、集水部34に
は、植物の一部を着脱可能に係止する切欠部30が18
0度間隔で2個設けられている。
【0032】補助具31の使い方も補助具1と同様であ
り、補助具31の連結部33を、栽培容器32の上部開
口32aに挿入することによって両者を連結し、栽培容
器32および補助具31内に培土35を充填し、図8に
示すように、支持装置である栽培容器収容箱36内に載
置することによって栽培容器32を直立姿勢に保持すれ
ば、各栽培容器32において苗37の育成を行うことが
できる。
【0033】補助具31においては、連結部33を波形
板で形成することにより、連結部33の外周にその軸方
向に沿った複数の導水溝38を設けているため、集水部
34の下面34aに沿って流下する水を導水溝38から
栽培容器32内へ導き込むことが可能であり、散水の無
駄をさらに削減するできる。また、栽培容器32内へ流
れ込んだ水が著しく過多である場合は導水溝38を通し
て栽培容器32の外へ溢れ出させることもできるので、
給水過多に起因する苗37の根腐れ発生などの弊害を防
止することができる。その他の部分の機能、効果につい
ては前述した補助具1,21と同様である。
【0034】
【発明の効果】本発明により、以下に示す効果を奏す
る。
【0035】(1)筒状の栽培容器の上部に着脱可能に
取り付けて使用する栽培容器用補助具として、栽培容器
の上部の内周または外周に装着可能な筒状の連結部と、
この連結部の上方に一体的に形成された擂鉢状の集水部
とを備えた構造とすることにより、栽培容器の支持装置
の簡略化を図り、散水の無駄を削減し、伝染性の病気の
蔓延も防止することができる。また、培土充填作業など
が容易となり、培土充填量が増えることで根の総量が増
大し健全な苗を育成することができ、移植時期の遅延に
よる苗の劣化を防止することができ、育成した苗を培土
とともに栽培容器から抜き取る際の苗や根の損傷をなく
すことができる。
【0036】(2)補助具の連結部の外周に、その軸方
向に沿った導水溝を設けることにより、散水の無駄をさ
らに削減することができ、過剰水は導水溝を通して溢れ
出させることができるので、給水過多に起因する苗の根
腐れ発生などの弊害を防止することができる。
【0037】(3)補助具の集水部と連結部との境界部
に導水用の貫通孔を設けることにより、この貫通孔を通
過して栽培容器内へ水を流れ込ませることが可能となる
ので、栽培容器内の培土全体にムラなく給水することが
できるようになる。
【0038】(4)補助具の集水部に、植物の一部を着
脱可能に係止する切欠部を設けることにより、苺苗のラ
ンナーなどをこの切欠部に係止することが可能となるた
め、ランナーが補助具の一部に接触してランナー焼けが
生じたり、ランナーが風で飛ばされたりするのを防止す
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第1実施形態である栽培容器用補助
具を示す平面図である。
【図2】 図1におけるA−A線断面図である。
【図3】 図1の栽培容器用補助具を取り付けた栽培容
器の使用状態を示す一部切断側面図である。
【図4】 図1の栽培容器用補助具を取り付けた栽培容
器を従来の支持パネルで支持した状態を示す縦断面図で
ある。
【図5】 本発明の第2実施形態である栽培容器用補助
具の平面図である。
【図6】 図5におけるB−B線断面図である。
【図7】 本発明の第3実施形態である栽培容器用補助
具の平面図である。
【図8】 図7の栽培容器用補助具を栽培容器に取り付
けた状態を示す縦断面図である。
【図9】 図7の栽培用補助具を取り付けた栽培容器の
使用状態を示す一部切欠側面図である。
【図10】 従来の栽培装置を示す平面図である。
【図11】 図10におけるX−X線断面図である。
【符号の説明】
1,21,31 栽培容器用補助具 2,22,32 栽培容器 2a,32a 上部開口 2b 鍔状係止部 3,23,33 連結部 4,24,34 集水部 5,35 培土 6 地面 7 支柱 8 支持パネル 9 支持孔 10,37 苗 11 貫通孔 20,30 切欠部 34 集水部の下面 36 栽培容器収容箱 38 通水溝 S 隙間

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 筒状の栽培容器の上部に着脱可能に取り
    付けて使用する栽培容器用補助具であって、前記栽培容
    器の上部の内周または外周に装着可能な筒状の連結部
    と、前記連結部の上方に一体的に形成された擂鉢状の集
    水部とを備えたことを特徴とする栽培容器用補助具。
  2. 【請求項2】 前記連結部の外周に、その軸方向に沿っ
    た導水溝を設けた請求項1記載の栽培容器用補助具。
  3. 【請求項3】 前記集水部と前記連結部との境界部に導
    水用の貫通孔を設けた請求項1または2記載の栽培容器
    用補助具。
  4. 【請求項4】 前記集水部に、植物の一部を着脱可能に
    係止する切欠部を設けた請求項1記載の栽培容器用補助
    具。
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