JP2002544692A - 多重帯域アンテナ - Google Patents

多重帯域アンテナ

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Abstract

(57)【要約】 第一の周波数帯域に対する第一のアンテナ装置と、第二の周波数帯域に対する少なくとも一つの第二のアンテナ装置とを備えた多重帯域アンテナにおいて、第一のアンテナ(3)及び少なくとも第二のアンテナ(9)は、互いに一体に入れ子式に配設され、少なくとも双方のアンテナ(3、9)の対応するダイポール片(3'a、3''a;9'a、9''a)は、少なくとも電気的観点でカップ状又は箱状又はそれに相似して形成され、少なくとも双方のアンテナ(3、9)のダイポール片は、互いに隣接する各端部(7'a、7''a)にて互いに短絡接続部(11'、11'')されかつ伝送すべき周波数帯域に依存した異なる長さで延長され、より低い周波数帯域で伝送するダイポール片(3'a、3''a;9'a、9''a)は、より高い周波数又はより高い周波数帯域で伝送するために備えられる各ダイポール片(9'a、9''a;25'a、25''a)の内側に配置される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】 本発明は、請求項1の前文による多重帯域アンテナに関するものである。
【0002】 自動車通信は、主として、GSM900網以上、即ち900MHzの帯域で展開
される。また、特にヨーロッパでは、1800MHz帯域で信号を受信しかつ送信
できるGSM1800規格も確立されている。
【0003】 従って、前記多重帯域ベースステーションに対し、従来のダイポール構造、即
ち900MHz帯域の送信及び受信に対するダイポールアンテナ装置及び1800M
Hz帯域の送信及び受信に対する他のダイポールアンテナ装置を有する異なる周波
数帯域の送信及び受信が可能な多重帯域アンテナ装置が必要とされる。
【0004】 従って、実際には、多重又は少なくとも二重帯域アンテナ装置、即ち、例えば
双方のダイポールアンテナ装置が互いに並置される900MHz帯域の伝送及び1
800MHz帯域の伝送に対するダイポールアンテナ装置が既に提案されている。
かくて、いずれでも、少なくとも双方の周波数帯域に対して必要とする二つのア
ンテナは、逆に放射範囲で影を付けるので、空間的な配置により互いに並んで逆
に妨害する作用を生ずるので、無指向特性を達成できない。
【0005】 そのために、二つの異なる周波数帯域で作動する二つの適宜のアンテナ装置を
互いに重ねて配置する構造も既に提案されている。これは、当然に全高が大きく
なり、より大きな所要設置面積を必要とする。更に、無指向特性も、場合により
、より低いアンテナ装置の傍を通りより高いアンテナ装置に導かれる接続ライン
が僅かに影響を受ける。
【0006】 これに対して、本発明の課題は、二重又は多重帯域アンテナ装置を提供するこ
とにある。
【0007】 この課題は、本発明では、請求項1に示された特徴部分により解決される。本
発明の有利な実施の形態は、他の請求項に示される。
【0008】 本発明は、従来技術に対して画期的な方法で、二つの周波数帯域で作動できる
完全に新規でかつ極めて小型のアンテナ装置を提供する。しかしながら、必要に
応じて、二つ以上の周波数帯域を含むマルチバンド帯域に対してもこのアンテナ
装置を任意に構成することができる。
【0009】 即ち、本発明では、第一の周波数帯域に対するダイポールアンテナ装置と、第
一の周波数帯域に対してずれた少なくとも第二の周波数帯域に対するダイポール
アンテナ装置とは、互いに同軸上にかつ内側に入れ子式に構成される。
【0010】 更に、本発明では、ダイポール片が好ましくはカップ状(壷状)に構成され、
ダイポール片のカップの直径は、カップが内側に配置される限り互いに異なる。
ダイポール片の長さは、伝送すべき周波数帯域に依存する。その長さがより短く
選定されかつより高い周波数帯域に必要なカップ状のダイポール片が外側に配置
され、より低い周波数帯域に対応してより長く選定されたダイポール片は、外側
のカップの内側に配置され、外側のダイポールカップを越える長さを有する。
【0011】 ダイポール片の外側及び内側のカップの内側に位置する面は、各カップ底部状
の短絡接続部と電気的かつ機械的に接続され、一方の内側のカップ状に入れ子式
に構成されるダイポール片は、内側導体と、他方の入れ子式に内側に配置される
ダイポール片は外側導体に接触する。
【0012】 例えば最も外側に配置されるより高い周波数帯域に適するカップ状のダイポー
ル片は、外側に向かってダイポール放射器として作用すると共に、内側に向かっ
て遮断カップとして作用するので、この放射器では、低い周波数帯域に設けられ
たカップ状のダイポール片は認識可能ではない点にこの構成原理の特徴がある。
【0013】 これに対して、より長く選定されかつより低い周波数帯域に設けられる各カッ
プ状のダイポール片は、より外側に配置されたカップ状の放射器の遮断作用が、
より高い周波数帯域に対して有効ではなく、外側に向かってその全長にて放射器
として作用し、内側に向かって遮断カップとして作用するので、表面波が外側導
体上を進行し得ない。
【0014】 二以上の伝送すべき周波数又は周波数帯域の場合に、構成原理は、対応して継
続され、その際、各カップがより高い周波数により、より短い長さ区間でより大
きな直径を有し、より低い周波数帯域に対する各カップ状のダイポール片を入れ
子式に収容する。
【0015】 好ましくは中心での給電に使用するだけでなく、この構成原理は、同時にアン
テナの機械的安定性及び保持に役立ち、共通の接続部又は共通の同軸ラインを介
して給電を行うこともできる。その際、外側導体として構成される同軸上に配置
された固定管は、対応する給電部、即ちダイポール片の短絡接続部にて機械的−
電気的に接続され、内側導体は、僅かな量だけ外側導体を越えて導かれ、そこで
他のダイポール片のカップ底部状の短絡接続部に電気的かつ機械的に接続される
。内側導体に適宜の剛性があれば、更に安定性に役立つ追加手段は不要である。
適宜の剛性がないとき、互いに隣接するダイポール片のカップ状の短絡接続部の
間で電気的に作用せず、安定性に役立つ付加的手段を設けることができる。また
、上方のダイポール片の内側導体が重量によってのみ保持され収容しなければな
らないので、極力緊密にアンテナ構造に被さる保護管、例えばグラスファイバー
強化プラスチックから成る管内に添付の図面に示すアンテナ全体を収容し、保護
管により回転負荷及び移動が可能となる。
【0016】 このように、アンテナ装置の少なくとも二重又は多重周波数帯域に対して、給
電が単一の同軸ケーブル接続部を介して行なわれ得る他の基本的な利点があるこ
とも明白である。
【0017】 しかしながら、管状のその給電部で短絡されたカップ状の構造としてダイポー
ル片を敢えて構成しなくてもよい。このカップ状に形成されたダイポール片は、
円形又は円筒状の断面に形成され又は角状若しくは楕円状の断面を備えてもよい
。それは、敢えて閉鎖管に構成しなくてもよい。それに隣接する各第二のダイポ
ールに隣接する給電端部を互いに短絡する限り、カップ状のダイポール片を多数
の個々の導体部分又は導電性要素から構成し又はこれに区分する多節構造も可能
である。
【0018】 特に、本発明では、単一帯域のアンテナ装置のみならず、好ましくは少なくと
も二つの各周波数帯域で放射できる少なくとも二つの重なって設置されるアンテ
ナ装置を含む多重周波数帯域アンテナ装置も可能である。
【0019】 本発明では、好ましくはより低い位置にある各アンテナ装置を通って軸方向に
導き、更にすぐ上のより高いアンテナ装置に導くことにより、同軸給電ライン構
造を実現することができる。給電ラインでは、より低い位置のアンテナ装置のダ
イポール片への給電に各多重同軸給電ラインの外側の導電体を使用し、それより
高い位置に設けられたダイポール片を有するアンテナ装置の電気的給電に、同軸
ラインの内側に配置された導体(例えば一般にワイヤ状に形成された内側導体及
びそれを包囲する最も内側の同軸導体)を使用する。
【0020】 三つ以上のアンテナ装置を重なって配置できるように、対応してカスケード式
に原理構造を構成してもよい。
【0021】 特別の給電及び減結合装置の使用により、非常に良好にかつ有効にこれを実現
できることが好ましい。
【0022】 図1に示すた実施の形態では、多重帯域アンテナ1は、導電性円筒管から構成
される二つのダイポール片3'及び3''を備えた第一のアンテナ3を含む。図1
の上方に配置されたダイポール片3'はカップ状に形成され、第二のダイポール
片3''に隣接するダイポール端部7'でカップ状に閉じられる。
【0023】 ダイポール3'及び3''の長さは、伝送すべき周波数帯域に依存し、図示の実
施の形態では、より低いGSM帯域、即ち900MHz帯域にある周波数の無線を
伝送するGSM自動車無線規格に対応して調整される。
【0024】 図示の実施の形態では、1800MHzの第二の周波数帯域の伝送に第二のダイ
ポール状のアンテナを設け、ダイポール片9'及び9''は、より高い伝送すべき
周波数帯域に対応してより短い長さを有し、図示の実施の形態では二倍の高い伝
送周波数に対してダイポール片3'及び3''の約半分の長さに選定される。
【0025】 同様に図示の実施の形態では、ダイポール片9'及び9''は、ダイポール片3'
及び3''の直径より大きな直径を有する管状又は円筒状に形成されるので、より
短い長さのアンテナ9のダイポール片は、より大きな長さ区間を有するダイポー
ル片3'及び3''を内側に収容して、被覆できる。
【0026】 入れ子式に互いに嵌合する各ダイポール片3'及び9'並びに3''及び9''は、
ダイポール片の互いに隣接する内端7'及び7''により短絡接続部11'及び11
''を構成しながら共通してカップ状に形成され互いに電気的に接続される。
【0027】 下方に図示するダイポール片3''及び9''は、同軸上に配置された給電ライン
17の外側導体15を介して給電され、短絡接続部11''を介して下方のダイポ
ール片の端部7''に接続され、内側導体19は、上方のダイポール片3'及び9'
のカップ状の短絡接続部11'に通じて電気的にかつ機械的にダイポール片3'及
び9'のカップ状の底部と接続される。
【0028】 この構成では、単一の同軸上に配置された接続部21を介して双方の入れ子式
に互いに配設されたダイポールアンテナ3及び9に給電することができる。
【0029】 アンテナの機能方法は、より高い周波数帯域に対して設けられたダイポール片
がより短い長さ区間で外側に向かって放射器として、カップ状のダイポール片9
'及び9''の内面が遮断カップとして作用する。遮断カップ作用は、表面波が第
二のアンテナのより大きな長さ区間を備えたダイポール片上を進行し得ないこと
を保証する。
【0030】 しかしながら、より大きな長さで延びるダイポール片3'及び3''を備えた第
二のアンテナ3に対して、遮断カップは、外側の管又はカップ状のダイポール片
9'、9''のより高い周波数に対して「認識可能」即ち有効ではないので、この
ダイポール片も、外側に向かって単一の放射器として作用する。しかしながら、
下方のカップ状のダイポール片3''の内面は、表面波が同軸上に配置された給電
ラインの外側導体上を進行し得ないことを保証する遮断壷として作用する。
【0031】 この構成により、単一の共通の接続部のみを介しての簡単な給電の場合に、更
に新規かつ最適な無指向特性及び特徴を有する極めて小型のアンテナ配置を実現
できる。
【0032】 しかしながら、図示の実施の形態とは異なり、強いて管状又はカップ状にダイ
ポール片を形成しなくてもよい。ダイポール片3'から9''の丸い横断面の代わ
りに、角状(n角形状)又は円形とは異なる例えば楕円形に形成されたダイポー
ル片も考慮できる。更に、前記カップ状の短絡接続部11'及び11''が形成さ
れるその互いに隣接するダイポール片の内端7'及び7''に要素を互いに電気的
に接続しかつ表面波が拡散し得ないことを保証するために、前記各外側のカップ
の内側のカップに対する遮断効果を保持するように設計する限り、循環する表面
波が強制的に閉じられず、多数の個々の空間的に湾曲した又は平坦な要素内で区
分されるダイポール片に対する構造も考えられる。
【0033】 添付の図面に示す実施の形態では、他の周波数帯域に問題なくこの構造原理を
拡張できることを点線で示す。その際、例えば更に他の外側のカップが、更によ
り高い周波数に対して設計されかつそのために更に短い長さ区間を有する第三の
アンテナ25のダイポール片25'及び25''に設けられることを点線で示す。
ダイポール片25'及び25''も、互いに割り当てられた各内端にて、他のダイ
ポール片の端部と短絡される。ダイポール片25'及び25''の外面は、この周
波数に関して放射器として作用し、内面即ち最も内側のダイポール片が遮断壷と
して作用する。しかしながら、この遮断壷は、入れ子式に内側にあるダイポール
片に対しては再び有効ではない。
【0034】 図1aに示す実施の形態とは異なり、上方の最も内側に位置するダイポール片
3'の代わりに、カップ状又は中空円筒状等に構成されないダイポール片、給電
ライン接続部の他のダイポール片の内部に収容される例えばロッド状のダイポー
ル片も使用することができる。
【0035】 図1bに示す多重帯域アンテナは、図1aに示すアンテナ装置と同じ構成を有
する第一のアンテナ装置Aを含む。図1aに使用する参照符号は、図1bではア
ンテナ装置Aに対し文字「a」を付与する。
【0036】 しかしながら、図1bに示すアンテナ装置は、原則的に同様に構成される第二
の多重帯域アンテナ装置Bを含み、第二のアンテナ装置Bの部品に対する参照符
号として第一の多重帯域アンテナ装置Aに対する文字「a」とは異なる文字「b
」を使用する。
【0037】 この構成では、外側導体51及び内側導体53を備えた同軸上に配置された接
続ライン52が嵌められる単一の同軸上に配置された接続部21aと、接続部2
1aから延伸する給電ライン17とを介して、外側導体15a及び内側導体19
aにより、双方の入れ子式に互いに配設されたダイポールアンテナ3a及び9a
に給電することが可能である。
【0038】 かくして、図1bに示すアンテナでは、望ましくは、例えば三重の同軸ライン
17を介して、即ち内側導体19a及び外側導体15aを備えた内側の同軸ライ
ン17aを介して上方の多重帯域アンテナ装置Aに給電すると共に、内側導体1
9b及び外側導体15bを備えた外側の同軸ライン17bを介して下方のアンテ
ナ装置Bに給電できる。その際、一方で上方のアンテナ装置Aに対する外側導体
15aであり、同時に下方のアンテナ装置Bに対する内側導体19bである中央
の同軸導体は、二重の機能を果たす。内側の同軸ラインの外側導体15aが、(
例えば同軸上に配置された接続部21aによって)基準電位にあり、内側の同軸
ケーブル17aの外側導体15aが同時に外側の同軸ケーブル17bの内側導体
19bを構成するので、これは、外側の同軸ケーブル17bの内側導体19b及
び外側導体15bが同電位、即ち基準電位にある。
【0039】 従って、上方及び下方のアンテナ装置A及びBの運転に対する適宜の給電を可
能にし、更に内側導体を外側導体の電位に保持することが可能となる追加の技術
的手段が必要である。
【0040】 図2は、内側導体19及び外側導体15を備え、接続部46に同軸上に配置さ
れた分枝ラインSLを有し、その同軸上に配置された外側導体ALが外側導体1
5と電気的に接続され、内側導体ILが同軸ライン17の内側導体19と電気的
に接続された同軸ライン17用の従来より公知の解決法を示す。分枝ラインの端
部では、外側導体ALは、対応する内側導体ILとカップ状の短絡接続部KSを
介して短絡され、更に内側導体19は、同軸ライン17の外側導体15と接続さ
れる。所定の周波数又は所定の周波数帯域に対して、λが関連する周波数又は関
連する周波数帯域の波長であるとき、同軸上に配置された分枝ラインLSの電気
的長さlがλ/4に一致するように、これが行なわれる。しかしながら、これは
、所定の周波数及び所定の波長に関して常に狭い帯域でのみ可能である。
【0041】 図1に示す上方及び下方のアンテナ装置を備えたアンテナを単一の周波数帯域
でのみ作動するとき、共通の多重同軸ラインを介して図3に示す本発明による給
電又は減結合装置によりこれを実現できる。
【0042】 図3に示す実施の形態は、同軸ライン17の接続点46にて直角の折れが行な
われて、即ち図2に示すように上方から下方に向かって続くのではなく、接続点
46で左に向かって離される点で、特に図2とは異なる。図3による実施の形態
では、接続点46の上方で垂直に上に向かって延びる同軸上に配置された接続ラ
インの軸方向の延長上に図2に示す分枝ラインを配置する。他の差異は、図2に
示す内側導体19を図3では同軸ライン17aに置き換える点にある。
【0043】 同軸接続部21aに通じる内側導体53と外側導体51を備えた同軸ケーブル
52を介して、上方のアンテナ装置Aを給電する内側の同軸ライン17aの内側
導体19a及び外側導体15aへの電気的接続を確立でき、その際、内側導体4
3及び外側導体41を備えた第二の給電ライン42を介して、同軸接続部21b
と内側導体63及び外側導体61を備えた同軸上に配置された中間ライン62と
を介して外側の同軸ライン17bに適宜に給電し、そのために接続点46にて、
最終的に、第二の接続ライン42の内側導体63が内側導体19bと、外側導体
41が、給電ライン17bの外側導体15bに電気的に接続される。従って、電
気的意味では、内側導体19b及び外側導体15bを備えた同軸上に配置された
外側の給電ライン17bが中間ライン62を構成する。この実施の形態では、図
1に示す上方及び下方のアンテナ装置A及びBを単一の周波数帯域でのみ作動さ
せれば、同軸上に配置された分枝ラインSL及び関連する外側導体ALの長さl
が、単一の周波数に対しl=λ/4となるように、接続点46にて給電が行なわ
れる。それにより外側の外側導体15bが内側の外側導体15aと電気的に短絡
されるカップ状の短絡接続部KSによって、接続点46にて無負荷に変換される
。従って、対応するアンテナ装置は、図3に示す給電又は減結合装置により給電
され単一の周波数帯域で作動することができる。
【0044】 しかしながら、これに対して、図1に示す二つの互いに重なって配置されたア
ンテナ装置A及びBを備えたアンテナを二つの周波数帯域で作動させるとき、下
記に説明するように、図4に示す給電又は減結合装置が必要である。
【0045】 例えば二つの異なる周波数帯域で作動させるため、図1に示すアンテナ装置に
対して、二つの各短絡接続部KS1及びKS2を介して短絡される同軸上に配置
されたλ/4ラインが嵌め込まれ、外側のλ1/4ラインSL1は、(例えば1
800MHzの周波数帯域の伝送例えばPCN用の)より高い周波数帯域に適合し
て使用され、また内側のλ2/4ラインSL2は、例えば900MHzのより低い周
波数帯域(例えばGSM)に適合して使用される。これにより、第一の分枝ライ
ンSL1の外側導体AL1は、(給電点46に関して)分枝ラインの端部で、放
射状即ち環状又はカップ状の短絡接続部KS1により同軸上に配置された分枝ラ
インSL2の外側導体AL2に短絡され、また分枝ラインSL2の外側導体AL
2は、再び他の放射状即ち環状又はカップ状の短絡接続部KS2を介して外側の
同軸ラインの内側導体19bに短絡される。内側の外側導体AL2の端部は、接
続点46に隣接して開放する。
【0046】 この実施の形態では、第一の同軸ケーブルの接続部21aを介して上方のアン
テナ装置Aが給電され、内側導体53は内側導体19aに接続され、また接続ラ
イン52の外側導体51は、上方のアンテナ装置A用の同軸上に配置された給電
ライン17aの外側導体15aに接続される。
【0047】 第二の同軸ケーブル接続部21bと関連する外側導体41及び内側導体43を
備えた後続の中間ライン42を介して、内側導体43は同軸上に配置された給電
ライン17の内側導体19bに電気的に接続され、第二の同軸ケーブル接続ライ
ンの外側導体41は三軸ラインの外側導体15bに電気的に接続されて、下方の
アンテナ装置Bの給電が行なわれる。その際、給電及び減結合装置の下端にて、
同軸状の入れ子式にかつその端部で短絡された各分枝ラインSL1、SL2によ
って、双方の伝送すべき周波数帯域に関連する波長λ1/4及びλ2/4に依存し
て、所望の適合が行なわれ、第一のカップ状の短絡接続部ラインKS1が、同軸
上に配置された分枝ラインSL2の電気的長さに対してほぼ軸方向中央にて、こ
の実施の形態にて伝送すべき900MHz及び1800MHzの周波数帯域に適合され
る。
【0048】 かくして、前記双方の短絡されたλ/4分枝ラインSL1及びSL2が直列に
接続されるので、関連する各短絡接続部KS1及びKS2は、各周波数帯域に対
して接続点46で無負荷に転換される。
【0049】 図6は、より低い周波数用の(外側導体AL2を備えた)λ2/4分枝ライン
SL2を外側に配設し、より高い周波数用の(外側導体AL1を備えた)λ1
4分枝ラインSL1を第一の分枝ラインに対して(同心状に)内側に配設した場
合に、逆順でも直列に接続した短絡接続部ラインKS1及びKS2の構成原理を
実現できることを示す。勿論、その構成コストは、僅かに高くなる。
【0050】 前記実施の形態の変形では、より多数の例えば三つの短絡したλ/4ラインを
互いに入れ子式に構成し、より多数の周波数帯域(例えば三つの周波数帯域)で
給電し減結合してもよい。
【0051】 図7は、第三の短絡接続部KS3がより高い周波数帯域の伝送に適合する長さ
λ3/4を有し、適宜の多重同軸給電ライン17にて三つの互いにずれる周波数
帯域で給電する実施の形態の構成原理を示す。
【0052】 図8は、例えば図1に示す実施の形態の変形として、互いに重なって配設され
た三つのアンテナ装置に、二つの周波数帯域で作動する多重同軸ケーブルライン
17を介して共通に給電でき、図4に関連して更に改良した給電又は減結合装置
の実施の形態を示す。図4に示す給電及び減結合装置により、各外側の外側導体
及び同時に隣接する内側の内側導体に対する外側導体を二つのカスケード式に構
成する関連する内側導体の間での適宜の適合を示す。設けられた各段階では、本
発明による前記給電又は減結合装置101及び103を介して、外側導体は対応
する内側導体と共通の電位になる。図8に示す実施の形態は、この方法と同様に
、多段階で、他の外側導体AL1、AL2及び短絡接続部KS3、KS4により
構成できることを示す。
【0053】 図9は、広帯域の落雷よけを備えた単一の同軸ライン17用の給電及び減結合
装置に適用した二つの周波数帯域用の実施の形態を示す。
【0054】 その際、機能は、図4による実施の形態に対応し、それとは異なり、図4に示
す内側の同軸導体17aの代わりに、唯一の内側導体15が備えられるので、内
側導体15は、屈曲せずに軸方向に延びて貫通し、双方の入れ子式に端部で再び
短絡された分枝ラインSL1及びSL2が同軸ライン17から直角に分岐される
。さもなければ、図4に示す外側の同軸導体17b及び外側導体15b及び内側
導体19bについて、図9に示す実施の形態と同様に伝送可能である図4に示す
構成及び機能方法を参照できる。
【図面の簡単な説明】
【図1a】 二つの帯域のアンテナ(ダイポール構造)の実施の形態を示す軸方
向に沿う略示断面図
【図1b】 二つの互いに重なって配設された二つの帯域のアンテナの実施の形
態を示す軸方向に沿う略示断面図
【図2】 同軸ライン用の従来より公知の狭い帯域の落雷よけ装置を示す断面図
【図3】 周波数帯域用の三軸ラインの給電用の本発明による給電及び減結合装
置の原理を説明する軸方向に略示する概略断面図
【図4】 マルチバンド給電又は減結合装置の本発明による他の構成を示す断面
【図5】 図4のV−V線に沿う概略横断面図
【図6】 図4とは異なる実施の形態を示す断面図
【図7】 二つのアンテナ装置を介して放射され又は受信される三つの周波数(
三つの周波数帯域)の給電用のマルチバンド減結合装置用の図4とは更に異なる
実施の形態を示す断面図
【図8】 四重の同軸ラインにより三つの互いに重なって配設され二つの周波数
帯域を含むアンテナ装置の給電用の図4から更に変形された実施の形態を示す断
面図
【図9】 (例えば二つの周波数帯域装置用の落雷よけ等の)単一の内側ライン
のみを備えた実施の形態を示す図4と同様の断面図
【符号の説明】
(A、B)・・アンテナ装置、 (3)・・第一のアンテナ、 (9)・・第
二のアンテナ、 (17;17b、42、62)・・給電ライン、 (3''、9
''、25'')・・ダイポール片、 (7'、7'')・・内端、 (11'、11''
)・・短絡接続部、 (15)・・外側導体、 (19)・・内側導体、 (S
L;SL1、SL2)・・分枝ライン、 (17a、17b)・・三軸ライン、
(46)・・接続点、
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 EP(AT,BE,CH,CY, DE,DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,I T,LU,MC,NL,PT,SE),OA(BF,BJ ,CF,CG,CI,CM,GA,GN,GW,ML, MR,NE,SN,TD,TG),AP(GH,GM,K E,LS,MW,SD,SL,SZ,TZ,UG,ZW ),EA(AM,AZ,BY,KG,KZ,MD,RU, TJ,TM),AE,AG,AL,AM,AT,AU, AZ,BA,BB,BG,BR,BY,CA,CH,C N,CR,CU,CZ,DK,DM,DZ,EE,ES ,FI,GB,GD,GE,GH,GM,HR,HU, ID,IL,IN,IS,JP,KE,KG,KP,K R,KZ,LC,LK,LR,LS,LT,LU,LV ,MA,MD,MG,MK,MN,MW,MX,NO, NZ,PL,PT,RO,RU,SD,SE,SG,S I,SK,SL,TJ,TM,TR,TT,TZ,UA ,UG,US,UZ,VN,YU,ZA,ZW

Claims (28)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第一の周波数帯域に対応するアンテナと、第一の周波数帯域より
    高い第二の周波数帯域に対応する少なくとも一つの第二のアンテナとを有するア
    ンテナ装置(A)を備えた多重帯域アンテナにおいて、 アンテナ装置(A)に属する第一のアンテナ(3)と少なくとも第二のアンテ
    ナ(9)は互いに一体にかつ入れ子式に配設され、 給電ライン配置(17)に対向する少なくとも双方のアンテナ(3、9、25
    )のダイポール片(3''、9''、25'')は、少なくとも電気的観点でカップ状
    又は箱状又はそれに相似して形成され、 給電ライン配置(17)に背向する少なくとも双方のアンテナ(3、9、25
    )の外側のダイポール片(3'、9'、25')は、少なくとも電気的観点でカッ
    プ状又は箱状又はそれに相似して形成され、 少なくとも双方のアンテナ(3、9、25)の給電ライン配置(17)に背向
    する外側のダイポール片(9'、25')は、少なくとも電気的観点でカップ状又
    は箱状又はそれに相似して形成され、 少なくとも双方のアンテナ(3、9、25)のダイポール片は、互いに隣接す
    る各内端(7'、7'')にて互いに短絡(11'、11'')され、それから伝送す
    べき周波数帯域に依存する異なる長さで延長され、 より低い周波数帯域の伝送に対する各ダイポール片(3'、3'';9'、9'';2
    5'、25'')は、より高い周波数又はより高い周波数帯域の伝送に対して設け
    られた各ダイポール片(9'、9'';25'、25'')の内側に配置されることを
    特徴とする多重帯域アンテナ。
  2. 【請求項2】 第一のアンテナ装置(A)の全アンテナ(3、9、25)の全ダ
    イポール片(3'、3'';9'、9'';25'、25'')は、カップ状又は箱状又
    はそれに相似して形成され、互いに隣接する各内端(7'、7'')にて互いに短
    絡(11'、11'')される請求項1に記載の多重帯域アンテナ。
  3. 【請求項3】 ダイポール片(3'、3'';9'、9'';25'、25'')は、互
    いに同軸に配設される請求項1又は2に記載の多重帯域アンテナ。
  4. 【請求項4】 ダイポール片(3'、3'';9'、9'';25'、25'')は、ダ
    イポール長手方向に対して横向きの断面にて、円形、角状、n角形又は楕円に形
    成される請求項1〜3の何れか1項に記載の多重帯域アンテナ。
  5. 【請求項5】 ダイポール長手方向に対して横向きの周囲方向に設けられた導電
    性ダイポール壁部が閉じられた請求項1〜4の何れか1項に記載の多重帯域アン
    テナ。
  6. 【請求項6】 ダイポール長手方向に対して横向きの周囲方向に設けられた導電
    性ダイポール壁部は、ダイポール片(3'、3'';9'、9'';25'、25'')
    の各内端(7'、7'')にて互いに電気的に短絡する多数の個々の部分に区分さ
    れた請求項1〜5の何れか1項に記載の多重帯域アンテナ。
  7. 【請求項7】 多数のアンテナ(3、9、25)は、共通の接続部(21)を介
    して給電される請求項1〜6の何れか1項に記載の多重帯域アンテナ。
  8. 【請求項8】 多数のアンテナ(3、9、25)は、共通の同軸ライン(17)
    を介して給電される請求項1〜7の何れか1項に記載の多重帯域アンテナ。
  9. 【請求項9】 給電に使用される同軸ライン(17)は、多重帯域アンテナ(1
    )に対する機械的支持部及び取付具として使用され、特に固定管として構成され
    る請求項7又は8に記載の多重帯域アンテナ。
  10. 【請求項10】 外側導体(15)を介して給電されるダイポール片(3''、9
    ''、25'')は、外側導体を介して機械的に支持されかつ保持される請求項9に
    記載の多重帯域アンテナ。
  11. 【請求項11】 内側導体(19)は、少なくとも僅かに外側導体(15)を越
    えて突出し、これにより給電されるダイポール片(3'、9'、25')の内側導
    体(19)の突出する端部により少なくとも下方から機械的に支持され、好まし
    くは機械的にのみ保持され支持された請求項1〜10の何れか1項に記載の多重
    帯域アンテナ。
  12. 【請求項12】 少なくとも二つのアンテナ(3、9、25)を有するアンテナ
    装置(A)と並んで、少なくとも一つの他のアンテナ装置(B)が備えられ、 アンテナ装置(B)に属する全ダイポール片(3b、9b、25b)は、カッ
    プ状又は箱状又はそれに相似して形成され、 アンテナ装置(A)に通じる給電ライン配置(17)は、アンテナ装置(B)
    を軸方向に貫通し、最も内側に位置するカップ状又は箱状又はそれに相似したダ
    イポール片(3b)を貫通し、 給電ライン配置(17)は、多重同軸ライン(17a、17b)の外側の同軸
    導体(15b)が給電ライン側に位置するダイポール片(3''b、9''b、25
    ''b)に接続され、外側の同軸導体(15b)に対して内側の同軸導体(19b
    )がアンテナ装置(B)の第二のダイポール片(3'b、9'b、25'b)に接
    続される多重同軸ライン(17a、17b)として構成され、 多重同軸ライン(17a、17b)のアンテナ装置(B)を通る内側の同軸導
    体(15a、19a)は、一方で、アンテナ装置(A)の接続側に位置するダイ
    ポール片(3''a、9''a、25''a)又はこれに背向して配置されたダイポー
    ル片(3'a、9'a、25'a)に接続される請求項12に記載の多重帯域アン
    テナ。
  13. 【請求項13】 少なくとも一つの三軸ラインが二つのアンテナ装置(A、B)
    に給電ライン(17)として備えられ、外側の同軸ライン(17b)の内側導体
    (19b)は、同時に内側の同軸ライン(17a)の外側導体(15a)として
    機能する請求項12に記載の多重帯域アンテナ。
  14. 【請求項14】 アンテナ装置(A、B)を備えたアンテナ配置において、多重
    同軸給電ライン(17)は、2n本の電気的に互いに分離されたラインを備えて
    、多重同軸ラインが設けられた請求項12に記載の多重帯域アンテナ。
  15. 【請求項15】 少なくとも双方のアンテナ装置(A、B)を備えた多重帯域ア
    ンテナに対し、多重同軸ライン(17)用の給電又は減結合装置が備えられ、 更に、同軸給電ライン(17;17b、42、62)から背向した分枝ライン(
    SL;SL1、SL2)が備えられ、 分枝ライン(SL;SL1、SL2)は、少なくとも二つの入れ子式の同軸上
    に配置された分枝ライン(SL1、SL2)を含み、 第一の周波数帯域の波長に一致し又はそれにλ1を調整するとき、同軸上に配
    置された外側の分枝ライン(SL1又はSL2)の電気的長さは、λ1/4に一
    致し、 第二の周波数帯域の波長に一致し又はそれにλ2を調整するとき、同軸上に配
    置された内側の分枝ライン(SL2又はSL1)の電気的長さは、λ2/4に一
    致し、 同軸上に配置された外側の分枝ライン(SL1又はSL2)の外側導体(AL
    1又はAL2)は、短絡接続部(KS1又はKS2)を介して、同軸上に配置さ
    れた内側の分枝ライン(SL2又はSL1)の外側導体(AL2又はAL1)に
    端部で短絡され、 同軸上に配置された内側の分枝ライン(SL2又はSL1)の外側導体(AL
    2又はAL1)は、短絡接続部(KS2又はKS1)を介して、同軸上に配置さ
    れた分枝ライン(SL2又はSL1)の内側導体(IL、19b)に端部で接続
    され、 同軸上に配置された外側の分枝ライン(SL1又はSL2)の外側導体(AL
    1又はAL2)は、同軸上に配置された給電ライン(17、17b)の外側導体
    (15;15b)に接続され、 同軸上に配置された内側の分枝ライン(SL2又はSL1)の内側導体(IL
    、19b)は、給電ライン(17、17b)の内側導体(19;19b)に接続
    点(46)で電気的に接続され、 少なくとも二つの周波数又は周波数帯域に対して給電又は減結合装置が適合さ
    れる請求項1〜12の何れか1項に記載の多重帯域アンテナ。
  16. 【請求項16】 少なくとも双方の入れ子式の分枝ライン(SL1、SL2)は
    、少なくとも同軸上に配置された給電ライン(17a)から横に向かって延び、
    同軸上に配置された給電ライン(17a)は、接続点(46)を介して好ましく
    は接続点(46)を越えて軸方向延長上に通じる請求項1〜15の何れか1項に
    記載の多重帯域アンテナ。
  17. 【請求項17】 給電ライン(17)は、少なくとも三軸ライン(17a、17
    b)から構成され、内側の分枝ライン(SL1又はSL2)の内側導体(IL)
    は、外側導体(AL2又はAL1)と内側の分枝ライン(SL2又はSL1)の
    関連する内側導体(IL、19b)との間の短絡接続(KS2又はKS1)を行
    なう同軸上に配置された給電ライン(17a)として構成される請求項1〜16
    の何れか1項に記載の多重帯域アンテナ。
  18. 【請求項18】 内側の給電ライン(17a)は、第二の給電ライン(42、6
    2、19b)の内側導体が閉じられる接続点(46)を介して真直方向に延びる
    請求項1〜17の何れか1項に記載の多重帯域アンテナ。
  19. 【請求項19】 同軸上に配置された外側の分枝ライン(SL1又はSL2)の
    外側導体(AL1、AL2)は、同軸上に配置された外側の分枝ライン(17b
    )の外側導体(15b)に電気的に接続され、また同時に内側の給電ライン(1
    7a)の外側導体(15a)を構成する内側の分枝ライン(SL1又はSL2)
    の内側導体(IL)は、接続点(46)で外側の給電ライン(17b)の内側導
    体(19b)に電気的に接続される請求項1〜18の何れか1項に記載の多重帯
    域アンテナ。
  20. 【請求項20】 分枝ライン(SL1、SL2)の短絡接続部(KS1、KS2
    )は、カップ状又は環状に形成される請求項1〜19の何れか1項に記載の多重
    帯域アンテナ。
  21. 【請求項21】 より高い周波数帯域に対する短絡接続部ライン(KS1)は、
    外側に配置され、より大きな軸方向の長さに構成されたより低い伝送すべき周波
    数帯域に対する短絡接続部ライン(KS2)を同軸に包囲する請求項1〜20の
    何れか1項に記載の多重帯域アンテナ。
  22. 【請求項22】 より高い周波数帯域に対する短絡接続部ライン(KS1)は、
    内側に配置され、より大きな軸方向の長さに構成されたより低い伝送すべき周波
    数帯域に対する短絡接続部ライン(KS2)により同軸に包囲される請求項1〜
    21の何れか1項に記載の多重帯域アンテナ。
  23. 【請求項23】 好ましくはカップ状に形成されかつ放射状に延びる短絡接続部
    は、多重同軸ライン(17)の長さ方向にずれる請求項1〜22の何れか1項に
    記載の多重帯域アンテナ。
  24. 【請求項24】 給電又は減結合装置は、内側導体及び外側導体(19a、15
    a)を備えた少なくとも一つの内側の同軸ライン(17a)により形成され、少
    なくとも一つの内側の同軸ライン(17a)を包囲する他の同軸上に配置された
    外側導体(15b)は開口部を有し、第二の同軸上に配置された接続ライン(4
    2、62)の内側導体(43、63、19b)は、外側導体(15b)の開口部
    を通り多重同軸ライン(17a、17b)の外側の内側導体(19b)への接続
    部(46)まで導かれる請求項1〜23の何れか1項に記載の多重帯域アンテナ
  25. 【請求項25】 多重同軸ラインの一つ又はそれ以上の内側導体(19a、19
    b)及び一つ又はそれ以上の外側導体(15a、15b)は、給電又は減結合装
    置によって、同電位、特に基準電位に設定できる請求項1〜24の何れか1項に
    記載の多重帯域アンテナ。
  26. 【請求項26】 少なくとも一つの内側導体及び少なくとも一つの外側導体(1
    9a、19b;15a、15b)の間は、広帯域で、即ち少なくとも二つの周波
    数帯域に対して電気的に接続される請求項25に記載の多重帯域アンテナ。
  27. 【請求項27】 少なくとも双方の互いに入れ子式の分枝ライン(SL1、SL
    2)の長さは、伝送すべき周波数帯域に依存して、分枝ライン(SL1、SL2
    )の各端部に備えられる短絡接続部(KS1、KS2)は、給電又は接続点(4
    6)にて無負荷に転換される電気的長さを有する請求項1〜26の何れか1項に
    記載の多重帯域アンテナ。
  28. 【請求項28】 少なくとも二つの周波数又は周波数帯域に対して広帯域で給電
    又は減結合装置が適合される請求項1〜27の何れか1項に記載の多重帯域アン
    テナ。
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