JPH04574Y2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPH04574Y2 JPH04574Y2 JP18629086U JP18629086U JPH04574Y2 JP H04574 Y2 JPH04574 Y2 JP H04574Y2 JP 18629086 U JP18629086 U JP 18629086U JP 18629086 U JP18629086 U JP 18629086U JP H04574 Y2 JPH04574 Y2 JP H04574Y2
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- antenna
- antennas
- whip antenna
- matching circuit
- whip
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- 230000006698 induction Effects 0.000 description 5
- 230000005404 monopole Effects 0.000 description 5
- 230000005540 biological transmission Effects 0.000 description 3
- 239000004020 conductor Substances 0.000 description 3
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 2
- 238000009434 installation Methods 0.000 description 1
- 230000003993 interaction Effects 0.000 description 1
- 238000004519 manufacturing process Methods 0.000 description 1
- 239000002184 metal Substances 0.000 description 1
Landscapes
- Variable-Direction Aerials And Aerial Arrays (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
[産業上の利用分野]
本考案は、通信用アンテナとして、固定局用及
び移動局用のいずれにも適するアンテナであつ
て、複数のアンテナを一体化して、それぞれのア
ンテナで送受信する際のアンテナ間の相互誘導を
防止して好ましい通信を行い得る多周波共用アン
テナに関する。
び移動局用のいずれにも適するアンテナであつ
て、複数のアンテナを一体化して、それぞれのア
ンテナで送受信する際のアンテナ間の相互誘導を
防止して好ましい通信を行い得る多周波共用アン
テナに関する。
[従来の技術]
従来は多周波送受信用アンテナとして、それぞ
れの周波数帯に対応するアンテナを個別に設けて
行われていた。この場合には設置した各アンテナ
の間隔を相当とる必要があつて、固定局用として
は設置に問題を生じないとしても、移動局用とし
て、例えば車両などでは設置が困難であり、仮に
設置できたとしても各アンテナ間の間隔が狭くな
り、好ましい送受信が行われない。このため移動
用の多周波共用アンテナとして、特開昭60−
249403号公報が提案されている。この提案のもの
は、第3図に示すように1/4波長の円筒状放射素
子で構成されたモノポールアンテナ1′とモノポ
ールアンテナ1′の上段に縦列に配置されたスリ
ーブアンテナ放射部2′とλ/4スペルトツプ
3′から成る1/2波長のスリーブアンテナ4′とを
備え、下段モノポールアンテナ1′の内部に上段
スリーブアンテナ4′から給電する内部導電線
5′を貫通させた構造となつている。
れの周波数帯に対応するアンテナを個別に設けて
行われていた。この場合には設置した各アンテナ
の間隔を相当とる必要があつて、固定局用として
は設置に問題を生じないとしても、移動局用とし
て、例えば車両などでは設置が困難であり、仮に
設置できたとしても各アンテナ間の間隔が狭くな
り、好ましい送受信が行われない。このため移動
用の多周波共用アンテナとして、特開昭60−
249403号公報が提案されている。この提案のもの
は、第3図に示すように1/4波長の円筒状放射素
子で構成されたモノポールアンテナ1′とモノポ
ールアンテナ1′の上段に縦列に配置されたスリ
ーブアンテナ放射部2′とλ/4スペルトツプ
3′から成る1/2波長のスリーブアンテナ4′とを
備え、下段モノポールアンテナ1′の内部に上段
スリーブアンテナ4′から給電する内部導電線
5′を貫通させた構造となつている。
[考案が解決しようとする問題点]
このようにλ/2モノポールアンテナとλ/2
スリーブアンテナとを同軸方向に縦列配置するこ
とで、スペースをとらず、1/4長に同調する全長
が短くなるアンテナが構成され、折損等が生じ難
いものとして移動局用に適するものとされてい
る。しかし、アンテナの特性面では通常のλ/4
モノポールアンテナとλ/2スリーブアンテナと
を単に組合せたものを各アンテナから給電するも
のに過ぎず、双方のアンテナの電圧分布が最大と
なる点が接近してなる構成であるため、アンテナ
間の相互誘導によりそれぞれのアンテナの
VSWR、利得及び垂直指向性を悪くする欠点が
ある。
スリーブアンテナとを同軸方向に縦列配置するこ
とで、スペースをとらず、1/4長に同調する全長
が短くなるアンテナが構成され、折損等が生じ難
いものとして移動局用に適するものとされてい
る。しかし、アンテナの特性面では通常のλ/4
モノポールアンテナとλ/2スリーブアンテナと
を単に組合せたものを各アンテナから給電するも
のに過ぎず、双方のアンテナの電圧分布が最大と
なる点が接近してなる構成であるため、アンテナ
間の相互誘導によりそれぞれのアンテナの
VSWR、利得及び垂直指向性を悪くする欠点が
ある。
[問題点を解決するための手段]
本考案の多周波共用アンテナは、上記した欠点
を次の構成で解決するため、異なる周波数に同調
する第1及び第2のアンテナをそれぞれ上段及び
下段に縦列に配置し、それぞれのアンテナから給
電するアンテナにおいて、前記した下段の第2の
アンテナは、筒状導電管で形成した1/4長のホイ
ツプアンテナ素子から成り、上段の第1のアンテ
ナは棒状導電線で形成した5/8波長のホイツプア
ンテナ素子から成つていて、上記上段ホイツプア
ンテナ素子の給電は下段ホイツプアンテナ素子の
内孔に挿通した給電線を介して行われるように
し、前記した上段及び下段のホイツプアンテナ素
子の間に整合回路を設けると共に、該整合回路は
下段ホイツプアンテナに対して反共振回路に成る
ように構成したことを特徴とする。
を次の構成で解決するため、異なる周波数に同調
する第1及び第2のアンテナをそれぞれ上段及び
下段に縦列に配置し、それぞれのアンテナから給
電するアンテナにおいて、前記した下段の第2の
アンテナは、筒状導電管で形成した1/4長のホイ
ツプアンテナ素子から成り、上段の第1のアンテ
ナは棒状導電線で形成した5/8波長のホイツプア
ンテナ素子から成つていて、上記上段ホイツプア
ンテナ素子の給電は下段ホイツプアンテナ素子の
内孔に挿通した給電線を介して行われるように
し、前記した上段及び下段のホイツプアンテナ素
子の間に整合回路を設けると共に、該整合回路は
下段ホイツプアンテナに対して反共振回路に成る
ように構成したことを特徴とする。
[作用]
異なる周波数にそれぞれ同調する第1及び第2
のアンテナは縦列して一体化して、外観的には1
基のアンテナの如くに形成し得るものであるが、
下段の第2のアンテナは無線機の筺体或いは車体
をアース体とする1/4波長のアースアンテナを形
成し、上段の第1のアンテナは5/8波長の棒状導
電線を素子とし、該素子の基部に整合回路を設け
給電線で給電するもので、該給電回路はガンマ給
電を形成するものである。該給電回路は前記した
第2のアンテナに対して反共振回路となり、従つ
て、第2のアンテナの電流成分は第1のアンテナ
に流れ得ない作用が生じ、第1及び第2のアンテ
ナとの間の相互誘導を防止する。すなわち、アン
テナ間における固有の周波数に同調して、それぞ
れのアンテナで送受信しても妨げないものとな
る。よつて、第1及び第2のアンテナ間に所要の
間隔をとつたものと同等となり、VSWR及び利
得を低下させることもないアンテナが得られる。
のアンテナは縦列して一体化して、外観的には1
基のアンテナの如くに形成し得るものであるが、
下段の第2のアンテナは無線機の筺体或いは車体
をアース体とする1/4波長のアースアンテナを形
成し、上段の第1のアンテナは5/8波長の棒状導
電線を素子とし、該素子の基部に整合回路を設け
給電線で給電するもので、該給電回路はガンマ給
電を形成するものである。該給電回路は前記した
第2のアンテナに対して反共振回路となり、従つ
て、第2のアンテナの電流成分は第1のアンテナ
に流れ得ない作用が生じ、第1及び第2のアンテ
ナとの間の相互誘導を防止する。すなわち、アン
テナ間における固有の周波数に同調して、それぞ
れのアンテナで送受信しても妨げないものとな
る。よつて、第1及び第2のアンテナ間に所要の
間隔をとつたものと同等となり、VSWR及び利
得を低下させることもないアンテナが得られる。
[考案の実施例]
以下図面によつて、本考案の実施例を説明す
る。
る。
第1図に示す本考案の一実施例は、無線機の筺
体又は車体の金属板部13に絶縁物の支持体12
を介して筒状導電管1を保持し、金属板部13と
筒状導電管1に給電線8のリード線9,10を直
接接続するか、コネクタ11により接続するか
の、いずれかの接続で図示していない無線機に給
電する1/4波長アースアンテナを形成した第2の
下段アンテナと、該第2のアンテナに縦列して、
棒状導電線2の基部に反共振回路の作用を兼ねる
整合回路3を形成し、該整合回路3の給電線3a
より同軸給電線4の内部導体5を接続し、外部導
体6を整合回路3の一端と接続してガンママツチ
ングを計つた5/8波長のホイツプアンテナを形成
した第1の上段アンテナで構成する多周波共用ア
ンテナで、前記同軸給電線4は前記した第2のア
ンテナの筒状導電管1の内孔を貫通させてコネク
タ7を介して接続するか、直接無線機と接続する
ようになつている。
体又は車体の金属板部13に絶縁物の支持体12
を介して筒状導電管1を保持し、金属板部13と
筒状導電管1に給電線8のリード線9,10を直
接接続するか、コネクタ11により接続するか
の、いずれかの接続で図示していない無線機に給
電する1/4波長アースアンテナを形成した第2の
下段アンテナと、該第2のアンテナに縦列して、
棒状導電線2の基部に反共振回路の作用を兼ねる
整合回路3を形成し、該整合回路3の給電線3a
より同軸給電線4の内部導体5を接続し、外部導
体6を整合回路3の一端と接続してガンママツチ
ングを計つた5/8波長のホイツプアンテナを形成
した第1の上段アンテナで構成する多周波共用ア
ンテナで、前記同軸給電線4は前記した第2のア
ンテナの筒状導電管1の内孔を貫通させてコネク
タ7を介して接続するか、直接無線機と接続する
ようになつている。
第2図は、第1のアンテナである5/8波長のア
ンテナについて説明するもので、給電線4の外部
導体6が図示した6aの如くイメージアースを形
成するもので点線で示す5/8λアンテナとして作
用するものである。
ンテナについて説明するもので、給電線4の外部
導体6が図示した6aの如くイメージアースを形
成するもので点線で示す5/8λアンテナとして作
用するものである。
しかも反共振回路の作用を兼ねる整合回路3に
よつて、第2のアンテナの相互誘導作用を第1の
アンテナに影響を与えないよう、アンテナ間にお
ける固有の周波数に同調するトラツプ回路で相互
のアンテナの不要分が防止された構成となつてい
る。すなわち、2基のアンテナを離間して用いて
いた従来のアンテナと同等であつて、相互に影響
しない、しかも、VSWR及び利得を低下させな
い好ましいアンテナである。
よつて、第2のアンテナの相互誘導作用を第1の
アンテナに影響を与えないよう、アンテナ間にお
ける固有の周波数に同調するトラツプ回路で相互
のアンテナの不要分が防止された構成となつてい
る。すなわち、2基のアンテナを離間して用いて
いた従来のアンテナと同等であつて、相互に影響
しない、しかも、VSWR及び利得を低下させな
い好ましいアンテナである。
[考案の効果]
上記したような本考案の多周波共用アンテナ
は、筒状導電管でλ/4ホイツプアンテナを形成
した第2のアンテナと棒状5/8λホイツプアンテ
ナを形成した第1のアンテナで構成したことによ
り、少数部品で構成でき、製作が容易であると共
に、第1及び第2のアンテナの間の相互誘導作用
を防止しえる反共振回路用整合回路を設けたこと
で、送受信における相互間の影響を受け得ない。
しかもVSWR及び利得を低下させることのない
好ましいアンテナが得られるなど実用上多大の効
果を奏する。
は、筒状導電管でλ/4ホイツプアンテナを形成
した第2のアンテナと棒状5/8λホイツプアンテ
ナを形成した第1のアンテナで構成したことによ
り、少数部品で構成でき、製作が容易であると共
に、第1及び第2のアンテナの間の相互誘導作用
を防止しえる反共振回路用整合回路を設けたこと
で、送受信における相互間の影響を受け得ない。
しかもVSWR及び利得を低下させることのない
好ましいアンテナが得られるなど実用上多大の効
果を奏する。
第1図は本考案の一実施例の構成を示す説明
図、第2図は本考案による第1のアンテナの原理
説明図、第3図は従来のアンテナ構成を示す断面
図である。 1,1′……第2のアンテナ、2,2′……第1
のアンテナ、3……整合回路、4,8,8′……
同軸給電線。
図、第2図は本考案による第1のアンテナの原理
説明図、第3図は従来のアンテナ構成を示す断面
図である。 1,1′……第2のアンテナ、2,2′……第1
のアンテナ、3……整合回路、4,8,8′……
同軸給電線。
Claims (1)
- 異なる周波数に同調する第1及び第2のアンテ
ナをそれぞれ上段及び下段に縦列に配置し、それ
ぞれのアンテナから給電するアンテナにおいて、
前記した下段の第2のアンテナは、筒状導電管で
形成した1/4波長のホイツプアンテナ素子から成
り、上段の第1のアンテナは棒状導電線で形成し
た5/8波長のホイツプアンテナ素子から成つてい
て、上記上段ホイツプアンテナ素子の給電は下段
ホイツプアンテナ素子の内孔に挿通した給電線を
介して行われるようにし、前記した上段及び下段
のホイツプアンテナ素子の間に整合回路を設ける
と共に、該整合回路は下段ホイツプアンテナに対
して反共振回路に成るように構成したことを特徴
とする多周波共用アンテナ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP18629086U JPH04574Y2 (ja) | 1986-12-03 | 1986-12-03 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP18629086U JPH04574Y2 (ja) | 1986-12-03 | 1986-12-03 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6390311U JPS6390311U (ja) | 1988-06-11 |
JPH04574Y2 true JPH04574Y2 (ja) | 1992-01-09 |
Family
ID=31135715
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP18629086U Expired JPH04574Y2 (ja) | 1986-12-03 | 1986-12-03 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH04574Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2532308B2 (ja) * | 1991-03-15 | 1996-09-11 | 防衛庁技術研究本部長 | 2周波共用アンテナ |
-
1986
- 1986-12-03 JP JP18629086U patent/JPH04574Y2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS6390311U (ja) | 1988-06-11 |
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