JP2002544643A - フラッシュメモリ用途のための傾斜付きまたは段階的ゲートチャネル消去 - Google Patents

フラッシュメモリ用途のための傾斜付きまたは段階的ゲートチャネル消去

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JP2002544643A JP2000617455A JP2000617455A JP2002544643A JP 2002544643 A JP2002544643 A JP 2002544643A JP 2000617455 A JP2000617455 A JP 2000617455A JP 2000617455 A JP2000617455 A JP 2000617455A JP 2002544643 A JP2002544643 A JP 2002544643A
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Abstract

(57)【要約】 メモリセルのコントロールゲートとウェルとの間に電圧差を印加することによりフラッシュEEPROMセルを消去するための方法である。電圧差は、コントロールゲートに印加される傾斜付きもしくは段階的電圧、ウェルに印加される傾斜付きもしくは段階的電圧またはコントロールゲートに印加される傾斜付きもしくは段階的電圧およびウェルに印加される傾斜付きもしくは段階的電圧であり得る。傾斜付き電圧は、一定の傾斜を有してもまたは傾斜は変化してもよい。段階的電圧は、均等にまたは不均等に増分可能である。ウェルまたはコントロールゲートに印加される電圧は、選択された数のメモリセルが消去されたと検証されるまで傾斜を付けられるかまたは段階を付けられるが、このときにウェルまたはコントロールゲートに印加される電圧は、消去手順が完了するまでクランプされる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の背景】
1.発明の分野 この発明は、一般的に超小型集積回路の技術分野に関する。より特定的には、
この発明は、超小型フラッシュ電気消去可能プログラマブル読出専用メモリ(E
EPROM)デバイスの技術分野に関する。さらにより特定的には、この発明は
、消去速度の低下を低減する超小型フラッシュ電気消去可能プログラマブル読出
専用メモリデバイスを消去する方法に関する。
【0002】 2.関連技術の説明 超小型フラッシュまたはブロック消去電気消去可能プログラマブル読出専用メ
モリ(フラッシュEEPROM)は、独立してプログラム可能なおよび読出可能
なセルのアレイを含む。各セルのサイズおよびそれによりメモリは、独立してセ
ルを消去できるようにする選択トランジスタとして公知のトランジスタを省略す
ることによって小型化される。その結果、すべてのセルがブロックとしてともに
消去される。
【0003】 このタイプのメモリは個別の金属酸化物半導体(MOS)電界効果トランジス
タメモリセルを含み、その各々はソース、ドレイン、フローティングゲートおよ
びコントロールゲートを含み、それらに対してさまざまな電圧を印加して、バイ
ナリ1または0でセルをプログラムしたりまたはすべてのセルをブロックとして
消去したりする。
【0004】 行および列のアレイの中のセルは、それぞれのワード線に接続される行の中の
セルのコントロールゲートおよびそれぞれのビット線に接続される列の中のセル
のドレインに接続される。セルのソースはともに接続される。この配置はNOR
メモリ構成として公知である。
【0005】 セルは、典型的に9ボルトの電圧をコントロールゲートに印加し、約5ボルト
の電圧をドレインに印加しかつソースを接地することによってプログラムされ、
それによりホットエレクトロンがドレイン空乏領域からフローティングゲートに
注入される。プログラム電圧が除去されると、注入された電子はフローティング
ゲートでトラップされ、その中で負電荷を生じ、これはセルのしきい値電圧を約
4ボルトを超える値に上昇させる。
【0006】 セルは、典型的に5ボルトをコントロールゲートに印加し、ドレインが接続さ
れるビット線に1ボルトを印加し、ソースを接地しかつビット線電流を検知する
ことによって読出される。セルがプログラムされかつしきい値電圧が比較的高い
(4ボルト)場合、ビット線電流は0であるかまたは少なくとも比較的低い。セ
ルがプログラムされないかまたは消去される場合、しきい値電圧は比較的低く(
2ボルト)、コントロールゲート電圧はチャネルをエンハンスし、ビット線電流
は比較的高くなる。
【0007】 いくつかの方法でセルを消去することができる。1つの配置では、セルは、典
型的には12ボルトの比較的高い電圧をソースに印加し、コントロールゲートを
接地しかつドレインをフローティングにすることによって消去される。これによ
り、プログラミングの間にフローティングゲートに注入された電子は、薄いトン
ネル酸化物層を通ってフローティングゲートからソースまでファウラー−ノルド
ハイムトンネリングを受ける。またセルは、−10ボルトのオーダの負電圧をコ
ントロールゲートに印加し、5ボルトをソースに印加しかつドレインをフローテ
ィングにすることによって消去することができる。消去の別の方法は、ソース/
ドレインをフローティングにしながら、5VをPウェルに、−10Vをコントロ
ールゲートに印加することによるものである。
【0008】 従来のフラッシュEEPROMセル配置に伴う問題は、製造公差により、別の
セルが十分に消去されないうちにいくつかのセルが過消去されてしまうことであ
る。過消去されたセルのフローティングゲートは電子が空乏され、正に荷電され
る。これにより、過消去されたセルは、それらのコントロールゲートに印加され
る通常の動作電圧がターンオフできない空乏モードトランジスタとして機能する
。空乏モードトランジスタとして機能するセルは、その後のプログラムおよび読
出動作の間に漏れ電流を導く。
【0009】 より特定的には、プログラムおよび読出動作の間に、1行のセルのコントロー
ルゲートに接続されるワード線が一度に1本だけハイに保持され、一方、他のワ
ード線は接地される。しかしながら、すべてのセルのドレインに正電圧が印加さ
れ、選択されていないセルのしきい値電圧が0または負であれば、漏れ電流はセ
ルのソース、チャネルおよびドレインを通って流れる。
【0010】 過消去されたセルからの漏れ電流の望ましくない影響は以下のとおりである。
典型的なフラッシュEEPROMでは、多数のメモリトランジスタセル、たとえ
ば512個のトランジスタセルのドレインが各ビット線に接続される。ビット線
上のかなりの数のセルがバックグラウンド漏れ電流を引いていれば、ビット線上
の漏れ電流合計はセルの読出電流を超え得る。これは、ビット線上の一切のセル
の状態を読出せなくし、したがってメモリを動作不能にしてしまう。
【0011】 セルのバックグラウンド漏れ電流はしきい値電圧の関数として変化するため、
しきい値電圧が低くなる(より負になる)につれ、漏れ電流はより高くなる。し
たがって、セルが過消去されるのを防ぎかつしきい値電圧分布ができる限り低い
範囲に減じられ、理想的には消去後にすべてのセルが2ボルトのオーダの同じ高
いしきい値電圧を有することが望ましい。
【0012】 大部分の過消去されたセルをより高いしきい値電圧に再プログラムする過消去
訂正動作を行なうことによってしきい値電圧分布を減じることは技術分野で公知
である。このタイプの過消去訂正動作は、一般的に自動プログラミングディスタ
ーブ(APD)として公知である。
【0013】 自動プログラミングディスターブ消去(APDE)と称される好ましいAPD
法は、1997年6月24日にリー・クリーブランド(Lee Cleveland)に発行
された「過消去を限定しかつ消去検証エラーを防止するフラッシュメモリのため
の過消去訂正」(“OVERERASE CORRECTION FOR FLASH MEMORY WHICH LIMITS OVE
RERASE AND PREVENTS ERASE VERIFY ERRORS”)と題された米国特許第5,64
2,311号に開示されている。この特許は、この発明と同じ譲受人に譲渡され
、その全体がここに引用により援用されている。この方法は、過消去されたセル
を検知し、プログラミングパルスをそれに印加して、それらのしきい値電圧を許
容できる値に戻すステップを含む。
【0014】 消去パルスの印加に引続き、まず消去不足訂正が行単位でセルごとに行なわれ
る。第1の行列の位置中のセルは、4ボルトをコントロールゲート(ワード線)
に印加し、1ボルトをドレイン(ビット線)に印加し、ソースを接地しかつセン
スアンプを用いてビット線電流を検知して、それによりセルのしきい値電圧がた
とえば2ボルトの値よりも上か否かを判断することによって、アドレス指定され
かつ消去検証される。2ボルトよりも上のしきい値電圧が示すようにセルが消去
不足であれば、ビット線電流は低い。この場合、消去パルスがすべてのセルに印
加され、第1のセルが再び消去検証される。
【0015】 各消去パルスの印加の後におよびその後の消去検証動作に先だって、メモリの
すべてのセルに対して過消去訂正が行なわれる。過消去検証は、アレイのビット
線に対して順次行なわれる。これは、ワード線を接地し、典型的に1ボルトを第
1のビット線に印加しかつビット線電流を検知することによって達成される。電
流が予め定められた値よりも上であれば、これは、ビット線に接続されたセルの
少なくとも1つが過消去され、漏れ電流を引いていることを示す。この場合、過
消去訂正パルスがビット線に印加される。これは、100μsなどの予め定めら
れた長さの時間、約5ボルトをビット線に印加することによって達成される。
【0016】 過消去訂正パルスの印加の後、ビット線は再検証される。ビット線電流が依然
として高く、過消去されたセルが依然としてビット線に接続されたままであるこ
とを示せば、別の過消去訂正パルスが印加される。この手順はすべてのビット線
に対して順次繰返される。
【0017】 この手順は、ビット線電流が読出電流よりも低い予め定められた値に減じられ
るまで、必要に応じて何度も繰返される。次に、メモリ中のすべてのセルを消去
検証するまで、第1の行および以後の行の中のセルの残余に対してこの手順が行
なわれる。
【0018】 各消去パルスの後に過消去訂正手順を行なうことにより、セルが過消去される
程度が減じられ、セルの耐久性を向上させる。さらに、過消去されたセルは各消
去パルスの後に訂正されるため、消去検証の間にビット線漏れ電流が減じられ、
したがって、消去検証手順が完了した際に消去不足のセルが存在するのを防止す
る。
【0019】 消去手順により、トンネル酸化物において電子トラッピングが起こる。さらに
、消去不足および過消去手順により、トンネル酸化物において電子トラッピング
が起こる。各プログラミング/消去サイクルはごく少数の電子トラッピングしか
付加しないが、累積電子トラッピングは、各プログラミング/消去サイクルが完
了するに従って増加し、これは次に消去時間をますます低下させる。
【0020】 したがって、必要なものは、プログラム/消去サイクルの数が増加するのに従
う消去時間の低下を最小化する消去手順を行なう方法である。
【0021】
【発明の概要】
この発明に従うと、以上およびその他の目的および利点は、消去すべきメモリ
セルのコントロールゲートに傾斜付きまたは段階的電圧を印加することにより、
フラッシュ電気消去可能プログラマブル読出専用メモリ(EEPROM)セルを
消去する方法によって得られる。
【0022】 この発明の1つの局面に従うと、消去すべきセルのコントロールゲートとウェ
ルとの間に電圧差が印加され、電圧差は、選択された数のメモリセルが消去され
たと検証されるまで増分され、そのときに電圧差がクランプされる。
【0023】 この発明の別の局面に従うと、消去すべきセルのコントロールゲートとウェル
との間に印加される電圧差は、ウェルに印加される正電圧およびコントロールゲ
ートに印加される増加する傾斜付きまたは段階的負電圧である。
【0024】 この発明の別の局面に従うと、消去すべきセルのコントロールゲートとウェル
との間に印加される電圧差は、コントロールゲートに印加される負電圧およびウ
ェルに印加される増加する傾斜付きまたは段階的正電圧である。
【0025】 この発明のさらに別の局面に従うと、消去すべきセルのコントロールゲートと
ウェルとの間に印加される電圧差は、ウェルに印加される傾斜付きまたは段階的
正電圧およびコントロールゲートに印加される傾斜付きまたは段階的負電圧であ
る。
【0026】 この発明の別の局面に従うと、メモリセルは複数のセクタに配置され、この方
法は、各セクタに対して上記手順を順次行なうステップを含む。
【0027】 この発明の局面に従うと、ドレインおよびソースは、消去手順の間にフローテ
ィングにされる。
【0028】 この発明のさらに別の局面に従うと、ドレインおよびソースは、消去手順の間
、ウェルに接続される。
【0029】 この発明のさらに別の局面に従うと、完全消去および自動プログラムディスタ
ーブ(APD)手順は、メモリセルのコントロールゲートへの消去パルスの各々
の印加の後に、メモリセルに適用される。
【0030】 このように、説明された方法は、多くのプログラム/消去サイクル後のセルの
消去時間の低下を低減する、フラッシュEEPROMセルを消去する方法を提供
する。
【0031】 この発明は、添付の図面と関連して以下の詳細な説明を考察するとよりよく理
解される。以下の説明から当業者には容易に明らかとなるように、この発明を実
行する最良モードの例示の単に目的のためにこの発明の実施例が示される。理解
されるように、この発明は他の実施例も可能であり、そのいくつかの詳細例は、
すべてこの発明の範囲から逸脱することなく、さまざまな明らかな局面において
修正が可能である。したがって、図面および詳細な説明は制限としてではなく、
本質的に例示的なものとみなされるであろう。
【0032】 この発明の特徴であると考えられる新しい特徴が添付の請求項に述べられる。
しかしながら、この発明そのものおよび好ましい使用モードならびにそのさらな
る目的および利点は、添付の図面と関連して読まれると、例示的な実施例の以下
の詳細な説明を参照することにより、最もよく理解されるであろう。
【0033】
【詳細な説明】
この発明を実践するための、発明者が現在企図する最良モードを図示する、こ
の発明の具体的な実施例が詳細に参照される。最良モードの説明は単に例示的な
ものであり、限定の意味でとらえられるべきものではないことを理解されたい。
【0034】 図1Aは、この発明が有利に適用されるNOR型フラッシュ電気消去可能プロ
グラマブル読出専用メモリ(EEPROM)100の基本的な構成を図示する。
フラッシュメモリ100は、矩形のマトリックスまたは行および列のアレイに配
置される複数のコアまたはメモリセルを含む。各行はワード線(WL)と関連付
けられ、各列はビット線(BL)と関連付けられる。
【0035】 n本の列およびm本の行が存在すると仮定して、ビット線はBL0からBLn
示され、ワード線はWL0からWLmと示される。ビット線ドライバ102によっ
て適切な電圧がビット線に印加され、ワード線ドライバ104によって適切な電
圧がワード線に印加される。ドライバ102および104に印加される電圧は、
典型的にオンチップの論理回路構成であるコントローラ108の制御下で電源1
06によって生成される。コントローラ108はドライバ102および104も
制御し、以下に説明されるように、メモリセルを個別にまたはまとめてアドレス
指定する。
【0036】 メモリセルはワード線とビット線との各接合部に位置決めされる。各セルは金
属酸化物半導体(MOS)電界効果トランジスタ(FET)を含み、これは、半
導体基板に形成されたソースおよびドレイン、フローティングゲートならびに酸
化物の層によってフローティングゲートから分離されたコントロールゲートを有
する。認められるように、フラッシュEEPROMのセルは、それらがフローテ
ィングゲートならびに、コントロールゲートとソースおよびドレインが形成され
る半導体基板との間に配置されたトンネル酸化物層を含むという点において、従
来のFETとは異なっている。
【0037】 図1Aに図示されるセルは記号Tn,mを用いて示され、ここでmは行(ワード
線)の数であり、nは列(ビット線)の数である。図示されたように、セルのコ
ントロールゲートはそれぞれのワード線に接続され、セルのドレインはそれぞれ
のビット線に接続される。すべてのセルのソースは電源106に接続される。
【0038】 図1Bは、セルが(ページまたはセクタとしても公知である)バンクに分割さ
れることを除いてメモリ100と同様の別のフラッシュEEPROMメモリ11
0を図示し、図1Bにはそのうち2つが示され、その各々は独立してプログラム
、消去および読出が可能である。メモリ110は第1のセルバンクまたはページ
112および第2のセルバンクまたはページ114を含む。第1のバンク112
中のメモリセルは図1Aと同じ態様で示されるが、第2のバンク114中のセル
の指定にはプライム符号が加えられる。バンク112および114のワード線は
、それぞれ別個のワード線ドライバ116および118に接続される。
【0039】 メモリセルに加えて、各バンク112および114は各ビット線ごとに選択ト
ランジスタを含む。バンク112および114のための選択トランジスタはそれ
ぞれ、S0からSnおよびS′0からS′nと示される。選択トランジスタのドレイ
ンはそれぞれのビット線に接続され、選択トランジスタのソースは、ワード線W
0からWLmおよびWL′0からWL′mに対するトランジスタのドレインに接続
される。
【0040】 選択トランジスタは、それらが従来のMOSFETであり、したがってフロー
ティングゲートがないという点において、メモリセルトランジスタとは異なって
いる。選択トランジスタはメモリ素子というよりはむしろスイッチング素子であ
る。バンク112に対する選択トランジスタのゲートはセクタデコーダ120の
バンク選択BS1に接続され、バンク114に対する選択トランジスタのゲート
はセクタデコーダ122のバンク選択出力BS2に接続される。
【0041】 バンク112中のセルのソースは共通のソース電源電圧Vss1124に接続さ
れ、バンク114中のセルのソースは共通のソース電源電圧Vss2126に接続
される。
【0042】 バンク112は、バンク選択線BS1に論理的にハイの信号を印加してトラン
ジスタS0からSnをターンオンし、下にあるメモリセルにビット線BL0からB
nを接続することにより、選択される。バンク112は、バンク選択線BS1
論理的にローの信号を印加してトランジスタS0からSnをターンオフし、メモリ
セルをビット線から切断することにより、非選択にされる。バンク114は、バ
ンク選択信号BS2および選択トランジスタS′0からS′nを用いて、本質的に
同様の態様で選択されたり非選択にされたりする。メモリ110の動作は、プロ
グラム、消去および読出動作を独立してバンク112および114上で行なうこ
とができることを除いて、メモリ100(図1A)と本質的に同じである。
【0043】 図2Aは、メモリセル200の1タイプの構造を示す単純化された断面図であ
る。メモリセル200は、プログラミングのためのホットエレクトロンおよび、
消去のための、負コントロールゲート電圧を用いるファウラー−ノルドハイムト
ンネリングを用いる。メモリセル200はp型基板202上に作製され、これは
動作の間は接地電位に維持される。メモリセルを消去するには、負コントロール
ゲート電圧技術を用い、これにより約−11ボルトの大きな負電圧が、絶縁体2
06の上に作られるコントロールゲート204に印加される。同時に、約5ボル
トの適度な正電圧が、n+領域208およびn−領域210からなるソース領域
に印加される。ドレイン領域212は消去の間はフローティングにされる。フロ
ーティングゲート216とソース領域208、210との間に位置するフローテ
ィングゲート二酸化ケイ素層214を横切る垂直方向の電界により、電子218
は、矢印219で示されるように、誘電体層214を通りソース領域208、2
10に通り抜ける。
【0044】 メモリセル200に対して用いられる消去方法に伴い2つの重要な問題が存在
する。第1の問題は、図2Aに示されたように、ソース接合220が、濃くドー
プされたn+ソース領域208を取り囲む、薄くドープされたさらなるn拡散領
域210を必要とし得ることである。このさらなる拡散領域は、新たなプロセス
手順が現われたときにメモリセル200がより小さなデバイスに小型化するのを
制限してしまう。第2の問題は、ソース接合220が消去の間に逆バイアスされ
ると、組合せソース領域208、210から基板202に電流がいくらか流れる
ことである。この電流はバンド間(BB)トンネリング電流と称される。バンド
間トンネリング電流の大きさは、ソース領域220に印加される逆バイアス電圧
の大きさに依存する。コントロールゲート204が負電圧でバイアスされると、
バンド間トンネリング電流の(「ホットホール」と呼ばれる)正孔成分は電界に
従って半導体誘電界面222および誘電体層214をボンバードメントしやすい
。これらのホットホールは、不所望な界面状態を生成することによって界面22
2を損傷し得る。さらに、これらのホットホールのいくつかは実際に十分なエネ
ルギを有するために誘電体層214に注入され得、ここでそれらはトラップされ
る。これらのトラップされたホットホールはメモリデバイスの性能を劣化させる
。メモリセルを消去するための負コントロールゲート電圧技術は、窓の開口、電
荷損失、むらのある消去およびゲートディスターブの強調などの信頼性の問題を
引起すホールトラップアップおよび界面状態を生成する。これらの界面状態およ
びトラップされた正孔は、ソースPN接合220からチャネル領域224の中へ
横方向に分布する。このトラップされた正孔分布のピーク濃度および幅は、消去
動作の間の接合バイアスとコントロールゲートバイアスとの両者に依存する。長
いチャネルデバイスについては、この正孔分布の幅はチャネルの長さ全体に対し
て小さく、デバイスの信頼性および性能に対するその好ましくない影響は小さい
。しかしながら、ディープサブミクロンデバイスについては、この分布の幅はチ
ャネルの長さのかなりの部分となる。したがって、デバイスの信頼性および性能
に対するその好ましくない影響ははるかに大きい。
【0045】 図2Bは、第2のタイプのメモリセル226の構造を示す単純化された断面図
である。メモリセル226はpウェル228に形成され、これはp+領域230
を用いてコンタクトされ得る。pウェル228はnウェル領域232に形成され
、これはn+領域234を用いてコンタクトされ得る。nウェル領域232はp
基板236に形成される。メモリセル226を消去するには、約−11ボルトの
大きな負電圧がコントロールゲート238に印加される。コントロールゲート2
38は絶縁体240の上にあり、これはフローティングゲート242の上にある
。負電圧がコントロールゲートに印加されるのと同時に、p+領域230および
pウェル領域228を通して約5ボルトの適度な正電圧がp型チャネル領域24
4に印加される。p型基板236は接地されるため、p+コンタクト領域230
を通したp型チャネル領域244への正電圧の印加は、nウェル232内側に、
分離されたpウェル228の形成を必要とする。消去の間に、ソース領域246
およびドレイン領域248は、pウェル228のバイアス電圧よりも下の電位で
フローティングにされる。この電位は、ソースおよびドレイン領域246および
248の形状ならびにドレインおよびソース領域からの漏れ電流の量にも依存す
る。この消去技術は負ゲートチャネル消去技術と称される。負ゲートチャネル消
去技術においては、垂直方向の下向き矢印252が示すように、フローティング
ゲート242の電子は、フローティングゲート誘電体250を垂直方向に通って
チャネル領域244に通り抜ける。ソース領域246とpウェル領域228との
間に電気バイアスは存在せずかつソース領域246はフローティングであるため
、バンド間電流は存在しない。しかしながら、スタックゲートフラッシュメモリ
では、デバイス信頼性の他の問題が生じ得る。たとえば、消去はチャネル領域2
44の上で行なわれるため、界面状態の生成および酸化物のトラップアップはす
べてチャネル領域244に沿って分布される。界面状態および酸化物トラップア
ップのそのような集中は、メモリセル読出電流を低下させ、これは読出速度を遅
くし、結局は読出エラーを生じ得る。フローティングゲート242の下およびド
レイン接合256の上にある酸化物層250の部分254でのトラップアップも
、プログラミングの間のホットエレクトロン注入を遅延させることがある。
【0046】 さらに、トンネル酸化物250中の電子トラッピングにより、50,000サ
イクル後、ほぼ7−8倍のファクタで消去速度を低下させる。
【0047】 これらの消去技術に対するバックグラウンドおよび関連のデバイス信頼性の問
題は、以下の刊行物の中に記載されている。ハダッド他(Haddad et al.)の「
フラッシュメモリセル中の正孔トラッピングによる劣化」(“Degradation Due
to Hole Trapping in Flash Memory Cell,”IEEE Electronic Devices Letters,
Vol.10., No.3, March 1989, pp.177-179);チュン他(Chun et al.)の「フ
ラッシュEPROMデバイスにおける、消去誘導された損傷の横方向分布」(“
Lateral Distribution of Erase Induced Damage in Flash EPROM Device,”SRC
Techcon, September 1996);チュン他(Chun et al.)の「フラッシュEPR
OM NMOSFETデバイスにおける、消去誘導された正孔トラッピングおよ
び界面トラップの横方向分布」(“Lateral Distribution of Erase Induced Ho
le Trapping and Interface Traps in Flash EPROM NMOSFET Device,”IEEE Sem
iconductor Interface Specialists Conference, 1996);ウィッタース他(Wit
ters, et al.)の「トンネル酸化物フローティングゲートEPROMデバイスの
劣化および薄いゲート酸化物の高電界電流誘導された劣化との相関関係」(“De
gradation of Tunnel-Oxide Floating Gate EPROM Devices and Correlation Wi
th High-Field-Current-Induced Degradation of Thin Gate Oxides,”IEEE Tra
nsactions On Electron Devices, Vol.36, No.9, September 1989, pp.1663;お
よびコバヤシ他(Kobayashi, et al.)の「3V専用セクタ消去可能DINOR
フラッシュメモリのためのメモリアレイアーキテクチャおよびデコード機構」(
“Memory Array Architecture and Decoding Scheme for 3V Only Sector Erasa
ble DINOR Flash Memory,”IEEE Journal of Solid-State Circuits, Vol.29, N
o.4 April 1994, pp.454-458)。
【0048】 図3は、フラッシュセルのうち1つの、プログラミングの間のコントロールゲ
ート、ソースおよびドレイン電圧を示す、フラッシュEEPROMセル302、
304、306、308の列300の単純化された電気的概略図である。セル3
04は、310で示されるように、選択されたセルのコントロールゲートに典型
的には約9ボルトの比較的高い電圧を印加し、312で示されるように典型的に
約5ボルトの適度な電圧をビット線(BL)を介してドレインに印加しかつ31
4で示されたようにソースを接地することにより、プログラムされる。選択され
ていないフラッシュセルのゲートは、316で示されるように接地される。プロ
グラム電圧のこの組合せにより、ドレイン空乏領域からセル304のフローティ
ングゲートにホットエレクトロンが注入される。さまざまなプログラム電圧を除
去すると、注入された電子はフローティングゲートにトラップされ、その中に負
電荷を発生し、これは、セル304のしきい値電圧を約4ボルトを超える値に上
昇させる。
【0049】 セルは、コントロールゲートに典型的に5ボルトをおよびドレインが接続され
るビット線に1ボルトを印加し、ソースを接地しかつビット線電流を検知するこ
とによって読出される。セルがプログラムされ、しきい値電圧が4ボルトのオー
ダで比較的高ければ、ビット線電流は0であるかまたは少なくとも比較的低い。
セルがプログラムされないかまたは消去されると、しきい値電圧は2ボルトのオ
ーダで比較的低く、コントロールゲート電圧はチャネルをエンハンスし、ビット
線電流は比較的高い。以下に論じられる読出および検証は、クリーブランドに対
する上に参照される特許に開示されるように、センスアンプおよび基準電流アレ
イを用いて好ましくは行われる。これらの素子の詳細はこの発明の特定の主題で
はない。
【0050】 図4Aは、図3に示されたようなフラッシュEEPROMセル302、304
、306および308の列300の単純化された電気的概略図であり、すべての
フラッシュセルの消去の間のコントロールゲート、ソースおよびドレイン電圧を
示す。技術分野で公知のように、すべてのセルは同時に消去される。図4Aに示
される消去方法では、400で示されるように典型的に5ボルトの適度に高い電
圧がソースに印加され、402で示されるように約−10ボルトの負電圧がコン
トロールゲートに印加され、404で示されるようにドレインはフローティング
にされる。これにより、プログラミングの間にフローティングゲートに注入され
た電子が、フローティングゲートの各々からそれぞれのトンネル酸化物層を通し
てそれぞれのソース領域にファウラー−ノルドハイムトンネリングによって除去
される。
【0051】 図4Bは、図4Aに示されたようなフラッシュEEPROMセル302、30
4、306および308の列300を消去する代替的な方法を示し、ここでPウ
ェルは5Vでバイアスされ、406で示されたように−10ボルトのオーダの負
電圧がコントロールゲートに印加され、それぞれ408および410で示される
ようにソースおよびドレインはフローティングにされる。
【0052】 上記消去方法の各々において、メモリセルは、1つまたはそれ以上の消去パル
スをメモリのすべてのセル(またはバンクもしくはセクタ中のすべてのセル)に
印加することによって消去される。以下の説明では、メモリセルはNMOSエン
ハンスメントモードFETであると仮定される。しかしながら、この発明はその
ように限定されるものではなく、またその範囲は、本明細書中に記載される原則
を、たとえばPMOSおよび/またはいずれの組合せの空乏モードFETを含む
他のタイプおよび構成への適用を包含することが理解されるであろう。
【0053】 消去パルスの印加に続いて、消去不足訂正はまず各行ごとに1列ずつ行なわれ
る。まず、第1の行および列位置の中のセルが、典型的に4ボルトをコントロー
ルゲート(ワード線)に印加し、1ボルトをドレイン(ビット線)に印加し、ソ
ースを接地しかつセンスアンプを用いてビット線電流を検知し、それによりセル
が消去不足であるか否かを判断することによって、アドレス指定されかつ消去検
証される。
【0054】 セルが消去不足ならば、ビット線電流は0であるかまたは少なくとも比較的低
い。この場合、消去パルスがすべてのセルに印加され、第1のセルが再度消去検
証される。この手順は、ビット線電流が、消去されたセルに対応する予め定めら
れた値よりも上にされるまで、必要に応じて何度も繰返される。次に、この手順
は、メモリ中のすべてのセルを消去検証するまで、第1の行および以後の行の中
のセルの残余に対して行なわれる。
【0055】 過消去訂正手順は、上述の消去方法に従うメモリへの各消去パルスの印加の後
に好ましくは行なわれる。各消去パルスの印加の後におよびその後の消去検証動
作に先だって、メモリのすべてのセルに対して過消去訂正が行なわれる。過消去
検証はアレイのビット線に対して順次行なわれる。これは、ワード線を接地し、
典型的に1ボルトを第1のビット線に印加しかつビット線電流を検知することに
よって達成される。電流が予め定められた値よりも上であれば、これは、ビット
線に接続されたセルの少なくとも1つが過消去されかつ漏れ電流を引いているこ
とを示す。この場合、過消去訂正パルスがビット線に印加される。これは、10
0μsなどの予め定められた長さの時間、ビット線に約5ボルトを印加すること
によって達成される。
【0056】 過消去訂正パルスの印加の後、ビット線が再検証される。ビット線電流が依然
として高く、過消去されたセルが依然としてビット線に接続されたままであるこ
とを示せば、別の過消去訂正パルスが印加される。すべてのビット線に対して順
次この手順が繰返される。
【0057】 各消去パルスの後に過消去訂正手順を行なうことにより、セルが過消去される
程度が減じられ、セルの耐久性を向上させる。さらに、過消去されたセルが各パ
ルスの後に訂正されるため、消去検証の間にビット線漏れ電流が減じられ、した
がって消去検証手順の完了の際に消去不足のセルが存在するのを防止する。
【0058】 過消去訂正手順は、1つまたはそれ以上の過消去訂正パルスをメモリのすべて
のセルに対して、または代替的にビット線もしくはセクタ(バンク)中のすべて
のセルに対して印加するステップを含む。予め定められた時間の間、パルスまた
は複数のパルスが印加されて、所望の結果を達成する。
【0059】 消去手順により、トンネル酸化物において電子トラッピングが起こる。さらに
、消去不足および過消去手順により、トンネル酸化物において電子トラッピング
が起こる。認められるように、各プログラミング/消去サイクルはごく少数の電
子トラッピングしか付加しないが、各プログラミング/消去サイクルが完了する
に従い、累積電子トラッピングは消去時間をますます低下させる。
【0060】 図5は、消去の間に一定のコントロールゲート電圧を用いる従来のフラッシュ
メモリデバイスに対する、消去速度対プログラミング/消去サイクル数のグラフ
である。図5に示されるように、消去時間はだんだんと長くなり、50,000
プログラミング/消去サイクルの後、消去時間は初期消去時間の約7倍である。
【0061】 図6Aは、消去の間に一定のコントロールゲート電圧VCGを用いるフラッシュ
メモリデバイスに対する、消去された増分ビット数対時間のグラフである。図6
Bは、消去手順の間の一定のコントロールゲート電圧VCG600対時間のグラフ
である。Pウェル電圧も一定に保持され、602で示される。電圧差VP-well
CGは604で示され、認められるように、電圧差VP-well−VCGは、消去手順
の間一定である。
【0062】 図7Aは、図6Aのグラフを生成するのに用いられるデバイスと同様のフラッ
シュメモリデバイスに対する、消去された増分ビット数対時間のグラフである。
しかしながら、図7Aに示されたグラフは、段階的もしくは傾斜付きコントロー
ルゲート電圧、段階的もしくは傾斜付きPウェル電圧または段階的もしくは傾斜
付きコントロールゲート電圧と段階的もしくは傾斜付きPウェル電圧との組合せ
を用いる。
【0063】 図7Bは、消去手順の間に段階的コントロールゲート電圧700または傾斜付
きコントロールゲート電圧702を用いる半導体メモリデバイスを消去する方法
を示す。破線703で消去手順の終わりが示される。Pウェルとコントロールゲ
ートとの間の電圧差は704で示される。コントロールゲート電圧は、選択され
た数のメモリセルが消去されたと検証されるまで段階を付けられるかまたは傾斜
を付けられるが、破線705が示すように、そのときにコントロールゲート電圧
がクランプされる。この実施例および以下の実施例では、傾斜付き電圧は一定の
傾斜を有してもまたは傾斜は変化してもよい。
【0064】 図7Cは、消去手順の間に段階的Pウェル電圧706または傾斜付きPウェル
電圧708を用いる半導体メモリデバイスを消去する方法を示す。消去手順の終
わりは破線709で示される。Pウェルとコントロールゲートとの間の電圧差は
710で示される。Pウェル電圧は、選択された数のメモリセルが消去されたと
検証されるまで段階を付けられるかまたは傾斜を付けられるが、破線711が示
すように、そのときにPウェル電圧がクランプされる。
【0065】 図7Dは、段階的Pウェル電圧712または傾斜付きPウェル電圧714およ
び段階的コントロールゲート電圧716または傾斜付きコントロールゲート電圧
718を用いる半導体メモリデバイスを消去する方法を示す。消去手順の終わり
は破線719で示される。Pウェル電圧とコントロールゲートとの間の電圧差は
720で示される。Pウェル電圧およびコントロールゲート電圧は、選択された
数のメモリセルが消去されたと検証されるまで段階を付けられるかまたは傾斜を
付けられるが、破線721が示すように、そのときにPウェル電圧およびコント
ロールゲート電圧がクランプされる。
【0066】 図面に示された段階的電圧は、段階的電圧が均等に増分するのを示しているが
、段階的電圧は増加量または減少量において均等な量増分することができる。図
7B、図7Cおよび図7Dに示されたように段階的または傾斜付き電圧を用いる
フラッシュメモリデバイスに対する消去時間は、図6Aに示されたような、一定
のコントロールゲートデバイスを用いるフラッシュメモリデバイスのための消去
時間と本質的に同じである。図7B、図7Cおよび図7Dに示される初期コント
ロールゲート電圧Viは、一定コントロールゲート方法について図6Aに示され
たような一定のコントロールゲート電圧に対して用いられた電圧よりも低い。段
階付けまたは傾斜付けをクランプする最終電圧Vfを定めるいくつかの方法が存
在する。単純なコントロールゲート電圧段階付け機構、すなわち一切のインテリ
ジェントな検証および最大ゲート電圧クランプ機構を有しないコントロールゲー
ト電圧段階付け機構を用いることができる。しかしながら、消去の終わりに最大
ゲート電圧をクランプする自己調節機構を用いて最大の消去終了電界を制限する
ことができる。そのような機構の1つは、消去の初期部分の間に対角線方向の検
証またはいくつかの選択された列もしくは選択された数のビットの検証のいずれ
かを組入れる消去アルゴリズムを用いることである。初期段階の間に、ゲート電
圧は予め定められた率で増分し続ける。消去の初期段階が対角線方向の検証また
は選択された列の検証を用いて一旦完了すると、ゲート電圧がクランプされ、セ
クタはセクタ中のすべてのビットに対して通常の消去/消去検証を進める。この
方法は、セクタの消去速度に依存して消去終了電界を自動的に調節する利点を有
する。
【0067】 図8Aは、段階的コントロールゲート電圧を用いる50,000プログラミン
グ/消去サイクルの後にアレイをシミュレーションするフラッシュメモリデバイ
スに対する、消去されたビット数対時間のグラフである。初期電圧Viは、50
,000プログラミング/消去サイクルの後に、消去の間に一定のコントロール
ゲート電圧を用いたときに約7倍の消去速度の低下とともに有効なゲート電圧の
電圧低下が存在することに留意することによって定められる。図8Aは、初期電
圧Viを電圧低下の量減じて、50,000のプログラミング/消去サイクルの
影響および約5−20ミリ秒ごとの範囲の期間に約0.1から0.4Vの範囲の
量だけ増分された電圧をシミュレーションしたとき、得られた消去速度は約10
Xであり、これは、図7Aに示されたグラフと比較すると、約2倍の速度低下で
しかないことを示す。
【0068】 図8Bは、消去手順の間に段階的コントロールゲート電圧800または傾斜付
きコントロールゲート電圧802を用いる半導体メモリデバイスを消去する方法
を示す。消去手順の終わりは破線803で示される。Pウェルとコントロールゲ
ートとの間の電圧差は804で示される。コントロールゲート電圧は、選択され
た数のメモリセルが消去されたと検証されるまで段階を付けられるかまたは傾斜
を付けられるが、805で示すように、このときにコントロールゲート電圧がク
ランプされる。
【0069】 図8Cは、消去手順の間に段階的Pウェル電圧806または傾斜付きPウェル
電圧808を用いる半導体メモリデバイスを消去する方法を示す。消去手順の終
わりは破線809で示される。Pウェルとコントロールゲートとの間の電圧差は
810で示される。Pウェル電圧は、選択された数のメモリセルが消去されたと
検証されるまで段階を付けられるかまたは傾斜を付けられるが、破線811が示
すように、このときにPウェル電圧がクランプされる。
【0070】 図8Dは、段階的Pウェル電圧812または傾斜付きPウェル電圧814およ
び段階的コントロールゲート電圧816または傾斜付きコントロールゲート電圧
818を用いる半導体メモリデバイスを消去する方法を示す。消去手順の終了は
破線817で示される。Pウェル電圧とコントロールゲートとの間の電圧差は8
20で示される。Pウェル電圧およびコントロールゲート電圧は、選択された数
のメモリセルが消去されたと検証されるまで段階を付けられるかまたは傾斜を付
けられるが、破線821が示すように、このときにPウェル電圧およびコントロ
ールゲート電圧がクランプされる。段階的または傾斜付き電圧をクランプする方
法は、図7B−図7Dと関連して上述されている。
【0071】 図9Aは、段階的コントロールゲート電圧を用いる100,000のプログラ
ミング/消去サイクル後にアレイをシミュレーションするフラッシュメモリデバ
イスに対する、消去されたビット数対時間のグラフである。初期電圧Viは、1
00,000のプログラミング/消去サイクルをシミュレーションする電圧であ
り、図8Aと関連して上述されたように定められる。図9Aは、初期電圧Vi
減じて、100,000のプログラミング/消去サイクル効果および約5−20
ミリ秒の範囲の期間に約0.1から0.4Vの範囲の量だけ増分された電圧をシ
ミュレーションしたとき、得られた消去速度が約15Xであり、これは、図7A
に示されたグラフと比較して約2倍の速度低下でしかないことを示す。
【0072】 図9Bは、消去手順の間に段階的コントロールゲート電圧900または傾斜付
きコントロールゲート電圧902を用いる半導体メモリデバイスを消去する方法
を示す。消去手順の終了は破線903で示される。Pウェルとコントロールゲー
トとの間の電圧差は904で示される。コントロールゲート電圧は、選択された
数のメモリセルが消去されたと検証されるまで段階を付けられるかまたは傾斜を
付けられるが、破線905が示すように、このときにコントロールゲート電圧が
クランプされる。
【0073】 図9Cは、消去手順の間に段階的Pウェル電圧906または傾斜付きPウェル
電圧908を用いる半導体メモリデバイスを消去する方法を示す。消去手順の終
わりは破線909で示される。Pウェルとコントロールゲートとの間の電圧差は
910で示される。Pウェル電圧は、選択された数のメモリセルが消去されたと
検証されるまで段階を付けられるかまたは傾斜を付けられるが、破線911が示
すように、このときにPウェル電圧がクランプされる。
【0074】 図9Dは、段階的Pウェル電圧912または傾斜付きPウェル電圧914およ
び段階的コントロールゲート電圧916または傾斜付きコントロールゲート電圧
918を用いる半導体メモリデバイスを消去する方法を示す。消去手順の終わり
は破線919で示される。Pウェル電圧とコントロールゲートとの間の電圧差は
920で示される。Pウェル電圧およびコントロールゲート電圧は、選択された
数のメモリセルが消去されたと検証されるまで段階を付けられるかまたは傾斜を
付けられるが、破線921が示すように、このときにPウェル電圧およびコント
ロールゲート電圧がクランプされる。段階的または傾斜付き電圧をクランプする
方法は、図7Bと関連して上述されている。
【0075】 図10は、消去の間に一定のコントロールゲート電圧を用いるフラッシュメモ
リデバイスに対する消去速度対プログラミング/消去サイクル数のグラフと、消
去の間に測定から得られる段階的コントロールゲート電圧を用いるフラッシュメ
モリデバイスに対する消去速度対プログラミング/消去サイクル数のグラフとを
比較する。この比較が示すのは、消去速度の低下は、約6−7倍の低下から約2
倍の低下に減少するということである。
【0076】 したがって、消去の間に段階的ゲート電圧を用いることは、一定のゲート電圧
チャネル消去を用いて観察されたはるかに急速な低下と比較して、消去速度の線
形の低下しか生じない。段階的ゲート電圧の他の利点は、初期ゲート電圧の適切
な値を選択することにより、トンネル酸化物を横切る初期電界を消去の間は制限
可能なことであり、これは、トンネル酸化物の向上された信頼性を与える。
【0077】 この発明の実施例の以上の説明は、例示および説明の目的のために提示された
。これは網羅的または開示された正確な形にこの発明を限定することを意図する
ものではない。上記教示に照らして、明らかな修正および変形が可能である。実
施例は、この発明の原則の最良の例示を与えるように選ばれかつ説明され、その
実践的な適用は、当業者がこの発明をさまざまな実施例においておよび企図され
る特定の使用に適するようなさまざまな修正によって利用できるようにしている
。すべてのそのような修正および変形は、それらが公正に、合法的にかつ公平に
権利を与えられる範囲に従って解釈されると、添付の請求項が定めるようにこの
発明の範囲内にあるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1A】 フラッシュEEPROMの単純化された電気的概略図である。
【図1B】 図1Aと同様であるが、セルが2つのページまたはバンクに配
置されたフラッシュEEPROMを示す図である。
【図2A】 セルを消去する負コントロールゲート電圧法を示すフラッシュ
EEPROMセルの断面図である。
【図2B】 セルを消去する負ゲートチャネル消去方法を示すフラッシュE
EPROMセルの断面図である。
【図3】 セルの1つのプログラミングの間のコントロールゲート、ソース
およびドレイン電圧を示すフラッシュEEPROMセルの列の単純化された電気
的概略図である。
【図4A】 列中のセルを消去する第1の方法の間のコントロールゲート、
ソースおよびドレイン電圧を示すフラッシュEEPROMセルの列の単純化され
た電気的概略図である。
【図4B】 列中のセルを消去する第2の方法の間のコントロールゲート、
ソースおよびドレイン電圧を示す、フラッシュEEPROMセルの列の単純化さ
れた電気的概略図である。
【図5】 消去の間に一定のコントロールゲート電圧を用いるフラッシュメ
モリデバイスに対する、消去速度対プログラミング/消去サイクル数のグラフの
図である。
【図6A】 消去の間に一定のコントロールゲート電圧を用いるフラッシュ
メモリデバイスに対する、消去されたビット数対時間のグラフの図である。
【図6B】 図6Aに対応する、コントロールゲート電圧対時間のグラフの
図である。
【図7A】 消去の間に段階的コントロールゲート電圧、消去の間に段階的
Pウェル電圧または、消去の間に段階的コントロールゲート電圧および段階的P
ウェル電圧を用いるフラッシュメモリデバイスに対する、消去されたビット数対
時間のグラフの図である。
【図7B】 図7Aに対応する、段階的または傾斜付きコントロールゲート
電圧対時間のグラフの図である。
【図7C】 図7Aに対応する、段階的または傾斜付きPウェル電圧対時間
のグラフの図である。
【図7D】 図7Aに対応する、段階的または傾斜付きPウェル電圧および
段階的または傾斜付きコントロールゲート電圧対時間のグラフの図である。
【図8A】 消去の間に段階的コントロールゲート電圧、消去の間に段階的
Pウェル電圧または消去の間に段階的コントロールゲート電圧および段階的Pウ
ェル電圧を用いる50,000のプログラミング/消去サイクルの後にアレイを
シミュレーションするフラッシュメモリデバイスに対する、消去されたビット数
対時間のグラフの図である。
【図8B】 図8Aに対応する、段階的または傾斜付きコントロールゲート
電圧対時間のグラフの図である。
【図8C】 図8Aに対応する、段階的または傾斜付きPウェル電圧対時間
のグラフの図である。
【図8D】 図8Aに対応する、段階的または傾斜付きPウェル電圧および
段階的または傾斜付きコントロールゲート対時間のグラフの図である。
【図9A】 消去の間に段階的コントロールゲート電圧、消去の間に段階的
Pウェル電圧または消去の間に段階的コントロールゲート電圧および段階的Pウ
ェル電圧を用いる100,000のプログラミング/消去サイクルの後にアレイ
をシミュレーションするフラッシュメモリデバイスに対する、消去されたビット
数対時間のグラフの図である。
【図9B】 図9Aに対応する、段階的または傾斜付きコントロールゲート
電圧対時間のグラフの図である。
【図9C】 図9Aに対応する、段階的または傾斜付きPウェル電圧対時間
のグラフの図である。
【図9D】 図9Aに対応する、段階的または傾斜付きPウェル電圧および
段階的または傾斜付きコントロールゲート対時間のグラフの図である。
【図10】 消去の間に一定のコントロールゲート電圧を用いるフラッシュ
メモリデバイスに対する、消去速度対プログラミング/消去サイクル数のグラフ
と、消去の間に段階的コントロールゲート電圧を用いるフラッシュメモリデバイ
スに対する、消去速度対プログラミング/消去サイクル数のグラフとを比較する
図である。
【手続補正書】特許協力条約第34条補正の翻訳文提出書
【提出日】平成13年4月27日(2001.4.27)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】特許請求の範囲
【補正方法】変更
【補正の内容】
【特許請求の範囲】
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0002
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0002】 2.関連技術の説明 WO98/47151Aは、コントロールゲートが負にバイアスされ、一方、
ウェルが正にバイアスされかつソースがフローティングにされて保たれるかまた
はウェルの電位と等しい電位に保たれる、電気消去可能不揮発性メモリのセルを
消去する方法を開示している。 超小型フラッシュまたはブロック消去電気消去可能プログラマブル読出専用メ
モリ(フラッシュEEPROM)は、独立してプログラム可能なおよび読出可能
なセルのアレイを含む。各セルのサイズおよびそれによりメモリは、独立してセ
ルを消去できるようにする選択トランジスタとして公知のトランジスタを省略す
ることによって小型化される。その結果、すべてのセルがブロックとしてともに
消去される。
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0013
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0013】 自動プログラミングディスターブ消去(APDE)と称される好ましいAPD
法は、1997年6月24日にリー・クリーブランド(Lee Cleveland)に発行
された「過消去を限定しかつ消去検証エラーを防止するフラッシュメモリのため
の過消去訂正」(“OVERERASE CORRECTION FOR FLASH MEMORY WHICH LIMITS OVE
RERASE AND PREVENTS ERASE VERIFY ERRORS”)と題された米国特許第5,64
2,311号に開示されている。この方法は、過消去されたセルを検知し、プロ
グラミングパルスをそれに印加して、それらのしきい値電圧を許容できる値に戻
すステップを含む。
【手続補正書】
【提出日】平成13年11月27日(2001.11.27)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】特許請求の範囲
【補正方法】変更
【補正の内容】
【特許請求の範囲】
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0069
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0069】 図8Cは、消去手順の間に段階的Pウェル電圧808または傾斜付きPウェル
電圧806を用いる半導体メモリデバイスを消去する方法を示す。消去手順の終
わりは破線809で示される。Pウェルとコントロールゲートとの間の電圧差は
810で示される。Pウェル電圧は、選択された数のメモリセルが消去されたと
検証されるまで段階を付けられるかまたは傾斜を付けられるが、破線811が示
すように、このときにPウェル電圧がクランプされる。
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0073
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0073】 図9Cは、消去手順の間に段階的Pウェル電圧908または傾斜付きPウェル
電圧906を用いる半導体メモリデバイスを消去する方法を示す。消去手順の終
わりは破線909で示される。Pウェルとコントロールゲートとの間の電圧差は
910で示される。Pウェル電圧は、選択された数のメモリセルが消去されたと
検証されるまで段階を付けられるかまたは傾斜を付けられるが、破線911が示
すように、このときにPウェル電圧がクランプされる。
【手続補正4】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図7D
【補正方法】変更
【補正の内容】
【図7D】
【手続補正5】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図8D
【補正方法】変更
【補正の内容】
【図8D】
【手続補正6】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図9B
【補正方法】変更
【補正の内容】
【図9B】
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 スンカバリ,ラビ アメリカ合衆国、94051 カリフォルニア 州、サンタ・クララ、ハルフォード・アベ ニュ、1901、ナンバー・49 (72)発明者 ハダッド,サミール・エス アメリカ合衆国、95123 カリフォルニア 州、サン・ノゼ、ブロッサム・アベニュ、 6277 Fターム(参考) 5B025 AA01 AB01 AC01 AD08 AD09 5F083 EP02 EP22 EP77 ER05 ER19 ER22 ER30 GA17 5F101 BA01 BB02 BC11 BD36 BE05 BE07 BH26

Claims (31)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の電界効果トランジスタメモリセルを含むフラッシュ電
    気消去可能プログラマブル読出専用メモリ(EEPROM)を消去するための方
    法であって、前記メモリセルの各々はソース、ドレイン、フローティングゲート
    、ウェルおよびコントロールゲートを有し、この方法は、 (a) コントロールゲートとウェルとの間に電圧差を印加するステップと、 (b) ΔVだけ電圧差を増分するステップとを含む、方法。
  2. 【請求項2】 (c) 選択された数の複数のメモリセルが消去されたと検
    証されるまでステップ(b)を繰返すステップをさらに含む、請求項1に記載の
    方法。
  3. 【請求項3】 ステップ(b)は、複数のメモリセルが消去されたと検証さ
    れたときに電圧差をクランプするステップをさらに含む、請求項2に記載の方法
  4. 【請求項4】 選択された列が消去されたと検証されたときに、複数のメモ
    リセルが消去されたと検証される、請求項3に記載の方法。
  5. 【請求項5】 コントロールゲートとウェルとの間に電圧差を印加するステ
    ップは、 (c) 正電圧をウェルに印加するステップと、 (d) 負電圧をコントロールゲートに印加するステップとによって達成され
    る、請求項1に記載の方法。
  6. 【請求項6】 ステップ(b)は、傾斜付き電圧をコントロールゲートに印
    加することによって達成される、請求項5に記載の方法。
  7. 【請求項7】 傾斜付き電圧は負側に増加する負電圧である、請求項6に記
    載の方法。
  8. 【請求項8】 ステップ(b)は、段階付き電圧をコントロールゲートに印
    加することによって達成される、請求項5に記載の方法。
  9. 【請求項9】 段階付き電圧はより負になるように段階付けられる、請求項
    8に記載の方法。
  10. 【請求項10】 段階付き電圧は、均等な増分に段階付けられる、請求項9
    に記載の方法。
  11. 【請求項11】 段階付き電圧は、不均等な増分に段階付けられる、請求項
    9に記載の方法。
  12. 【請求項12】 コントロールゲートとウェルとの間に電圧差を印加するス
    テップは、 (e) コントロールゲートに負電圧を印加するステップと、 (f) ウェルに正電圧を印加するステップとによって達成される、請求項1
    に記載の方法。
  13. 【請求項13】 ステップ(b)は、傾斜付き電圧をウェルに印加すること
    によって達成される、請求項12に記載の方法。
  14. 【請求項14】 傾斜付き電圧は増加する正電圧である、請求項13に記載
    の方法。
  15. 【請求項15】 ステップ(b)は段階付き電圧をウェルに印加することに
    よって達成される、請求項15に記載の方法。
  16. 【請求項16】 段階付き電圧は、より正になるように段階付けられる、請
    求項15に記載の方法。
  17. 【請求項17】 段階付き電圧は、均等な増分に段階付けられる、請求項1
    6に記載の方法。
  18. 【請求項18】 段階付き電圧は、不均等な増分に段階付けられる、請求項
    16に記載の方法。
  19. 【請求項19】 コントロールゲートとウェルとの間に電圧差を印加するス
    テップは、 (g) 負電圧をコントロールゲートに印加するステップと、 (h) 正電圧をウェルに印加するステップとによって達成される、請求項1
    に記載の方法。
  20. 【請求項20】 ステップ(b)は、 (i) ウェルに傾斜付き電圧を印加するステップと、 (j) コントロールゲートに傾斜付き電圧を印加するステップとによって達
    成される、請求項19に記載の方法。
  21. 【請求項21】 ウェルに印加された傾斜付き電圧は増加する正電圧である
    、請求項20に記載の方法。
  22. 【請求項22】 コントロールゲートに印加される傾斜付き電圧は負側に増
    加する負電圧である、請求項21に記載の方法。
  23. 【請求項23】 ステップ(b)は、 (k) ウェルに段階付き電圧を印加するステップと、 (l) コントロールゲートに段階付き電圧を印加するステップとによって達
    成される、請求項19に記載の方法。
  24. 【請求項24】 ウェルに印加される段階付き電圧は、均等な増分に段階付
    けられる、請求項23に記載の方法。
  25. 【請求項25】 ウェルに印加される段階付き電圧は、不均等な増分に段階
    付けられる、請求項23に記載の方法。
  26. 【請求項26】 コントロールゲートに印加される段階付き電圧は、均等な
    増分に段階付けられる、請求項23に記載の方法。
  27. 【請求項27】 コントロールゲートに印加される段階付き電圧は、不均等
    な増分に段階付けられる、請求項24に記載の方法。
  28. 【請求項28】 セルは複数のセクタに配置され、 方法は、セクタ上でステップ(a)、(b)および(c)を順次行なうステッ
    プを含む、請求項2に記載の方法。
  29. 【請求項29】 ステップ(b)は、ソースおよびドレインをフローティン
    グにするステップをさらに含む、請求項1に記載の方法。
  30. 【請求項30】 ステップ(b)は、ソースおよびドレインをウェルに電気
    的に接続するステップをさらに含む、請求項1に記載の方法。
  31. 【請求項31】 ステップ(a)は、複数のメモリセルに対して完全な消去
    および自動プログラムディスターブ(APD)手順を行なうステップを含み、 ステップ(b)はステップ(a)の完了の後に行なわれる、請求項1に記載の
    方法。
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