JP2002543261A - 熱可塑性成形材料及びポリマー添加物 - Google Patents

熱可塑性成形材料及びポリマー添加物

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JP2002543261A JP2000615686A JP2000615686A JP2002543261A JP 2002543261 A JP2002543261 A JP 2002543261A JP 2000615686 A JP2000615686 A JP 2000615686A JP 2000615686 A JP2000615686 A JP 2000615686A JP 2002543261 A JP2002543261 A JP 2002543261A
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    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C08ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
    • C08KUse of inorganic or non-macromolecular organic substances as compounding ingredients
    • C08K5/00Use of organic ingredients
    • C08K5/04Oxygen-containing compounds
    • C08K5/05Alcohols; Metal alcoholates
    • C08K5/053Polyhydroxylic alcohols

Abstract

(57)【要約】 ポリエチレンテレフタレート又はそのコポリエステルを含む熱可塑性成形材料に、その加工後に得られるアセトアルデヒドの濃度を減少させるために添加されるポリマー添加物が記載され、前記ポリマー添加物は、ポリエステル相溶性有機液体担体中に均質に分布された、少なくとも二つのヒドロキシ基を含む脂肪族ヒドロキシル化合物、少なくとも二つのヒドロキシ基を含む脂肪族−環式脂肪族化合物、及び少なくとも二つのヒドロキシ基を含む環式脂肪族ヒドロキシル化合物をから選択されるヒドロキシル化合物を含む。本発明は、更に少なくとも二つのヒドロキシ基を含む脂肪族ヒドロキシル化合物、少なくとも二つのヒドロキシ基を含む脂肪族−環式脂肪族化合物、及び少なくとも二つのヒドロキシ基を含む環式脂肪族ヒドロキシル化合物から選択されるヒドロキシル化合物の、前記成形材料を溶融加工にかけたとき形成されるアセトアルデヒドの量を減少するのための熱可塑性成形材料に対する添加物としての使用に関する。熱可塑性成形材料、これを使用する方法、並びにこれから製造される予備成形物及びビンが、更に記載される。好ましいヒドロキシル化合物は、トリグリセリン、トリメチロールプロパン、ジペンタエリトリトール、トリペンタエリトリトール、D−マンニトール、D−ソルビトール、及びキシリトールを含む。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】 本発明は、ポリマー添加組成物及びその使用に関する。特にこれは、ポリエチ
レンテレフタレートのようなポリエステルを含む、熱可塑性成形材料に添加する
ための添加組成物及びその使用に関する。
【0002】 ポリエチレンテレフタレートは、ビンのような食品容器の製造のために大規模
に使用されている。このようなビンは、炭酸入りソフトドリンク、ビール、又は
ミネラルウオーターのような飲料の包装に広く使用されている。いくつかの飲料
用ビンは、透明な着色されていないビンを好むが、他は、着色されたビンを好む
。特に炭酸飲料を保持することを意図したビンの場合、ビンのガス遮断特性を改
良するために、ポリエチレンテレフタレートと共に多層予備成形物にナイロン又
はエチレン/ビニルアルコール樹脂が組み込まれた、サンドイッチ構造が使用さ
れる。同一の目的のために、ポリエチレンテレフタレートとポリアミドを混合す
ることが、ポリアミドの存在がガス遮断特性を与えるために、更に提案されてい
る。
【0003】 ポリエチレンテレフタレートを含む成形材料から、ビンを製造するために通常
使用される技術は、一般的に二段階の工程を含む。第1の段階において、成形材
料の粒子を射出成形して、予備成形物を製造する。第2段階において、予備成形
物は、所望する形に吹込成形される。
【0004】 このような工程において、ポリエチレンテレフタレートは、典型的には後縮合
し、そして約25,000ないし30,000の近辺の分子量を有する。然しな
がら、繊維級ポリエチレンテレフタレートを使用することが更に提案されており
、これはより安価であるが、しかし非後縮合性であり、約20,000の近辺の
分子量を持つ。少なくとも85モル%のテレフタル酸及び少なくとも85モル%
のエチレングリコールの反復単位を含む、ポリエチレンテレフタレートのコポリ
エステルを使用することが更に提案されている。テレフタル酸と共に含むことが
できるジカルボン酸は、フタル酸、イソフタル酸、ナフタレン−2,6−ジカル
ボン酸、シクロヘキサン二カルボン酸、シクロヘキサン二酢酸、ジフェニル−4
,4’−ジカルボン酸、コハク酸、グルタル酸、アジピン酸、アゼライン酸、及
びセバシン酸によって例示される。エチレングリコールに加えてコポリエステル
に組み込むことができる他のジオールは、ジエチレングリコール、トリエチレン
グリコール、1,4−シクロヘキサンジメタノール、プロパン−1,3−ジオー
ル、ブタン−1,4−ジオール、ペンタン−1,5−ジオール、ヘキサン−1−
6−ジオール、3−メチルペンタン−2−4,−ジオール、2−メチルペンタン
−1,4−ジオール、2,2,4−トリメチルペンタン−1,3−ジオール、2
−エチルヘキサン−1,3−ジオール、2,2−ジエチルプロパン−1,3−ジ
オール、ヘキサン−1,3−ジオール、1,4−ジ−(ヒドロキシエトキシ)−
ベンゼン、2,2−ビス−(4−ヒドロキシシクロヘキシル)−プロパン、2,
4−ジヒドロキシ−1,1,3,3−テトラメチル−シクロブタン、2,2−ビ
ス−(3−ヒドロキシエトキシフェニル)−プロパン、及び2,2−ビス−(4
−ヒドロキシプロポキシフェニル)−プロパンを含む。本明細書中において、“
ポリエチレンテレフタレート”の用語は、ポリエチレンテレフタレートのみでは
なく、このようなコポリエステルを更に含む。
【0005】 最終的なビンが着色される場合、顔料又は顔料類を、ビン予備成形物を製造す
るために使用される射出成型機のホッパーに送入されるポリエチレンテレフタレ
ート粒子と混合することが慣用的である。この目的のために、顔料又は顔料の混
合物は、固体濃縮物又は粉末の形態で、或いは液体担体中の分散物として加える
ことができる。このような液体担体は、一般的に炭化水素油、エステル、アルコ
ール、又は二つ又はそれ以上のこれらの混合物のような不活性物質である。いか
なるこのような液体担体も、ポリエチレンテレフタレートとの良好な相溶性を有
し、そして顔料が溶解される場合、更に顔料又は顔料類に対する良好な溶媒特性
を有するように選択されなければならない。更に、成形材料が食品容器の製造に
使用される場合、担体は非毒性でなければならない。更に、使用される担体の量
は、予備成形物又はビン中のポリエチレンテレフタレートの特性に不都合に影響
しないように好ましくは最小に保たなければならない。
【0006】 ポリエチレンテレフタレートの軟化点は高い。従ってポリエチレンテレフタレ
ートの加工に必要な典型的な温度は、概略260℃ないし285℃である。工業
界で認識されている問題点は、予備成形物を製造する射出成形及びビンを製造す
る予備成形物の吹込成形に必要な高温及び高剪断力条件下で、ポリエチレンテレ
フタレートが分解して、アセトアルデヒドを形成する傾向があることである。完
成したビンの材料中のアセトアルデヒドの存在は、特にビンが人間が消費するた
めの製品に使用される場合、アセトアルデヒドが容器又はビンの壁からその内容
物に拡散し、そこで食料製品の風味及び香気特性に不都合に影響することができ
るために、好ましくない。ポリエチレンテレフタレートのビンから炭酸入り飲料
へのアセトアルデヒドの拡散は好ましくないが、微量のアセトアルデヒドは、飲
料の味及び香りが、通常は顕著には影響されないために、しばしば許容すること
ができる。然しながら、非発泡性ミネラルウオーターのような炭酸を含まない飲
料中の微量のアセトアルデヒドの存在でさえ、飲料に最も好ましくない不都合な
味及び匂いを与える傾向がある。
【0007】 工業的に射出成形されたポリエチレンテレフタレート予備成形物中のアセトア
ルデヒドの測定方法は、F.Villain et al.,Journal
of Polymer Science,Vol.52,55−60(1994
)に記載されている。
【0008】 器機製造業者によって、ビンの予備成形物の製造及びその吹込成形に必要な加
工条件の過酷度を減少することが可能なように、加工機械の設計を修正する試み
が為されてきている。この方法において、高温加工条件中のアセトアルデヒドの
形成を最小化することができることが希望されている。
【0009】 ポリマーの揮発成分を除去する排気式押出成形機の使用は、例えば米国特許第
5,597,891号で開示されており、これは、排気式押出成型機で置換ガス
を使用して、アセトアルデヒドを除去することによる、アセトアルデヒドが減少
したポリエステル物品の製造方法を教示している。米国特許第5,102,59
4号は、排気式押出成型機に粉末の形態で供給される熱可塑性縮合ポリマーを開
示している。
【0010】 スイス特許第655,938号において、5ppmより少ない溶解及び結合ア
セトアルデヒドを含む高分子量のポリエチレンテレフタレートを調製する方法が
記載されており、これはポリエチレンテレフタレートを純粋アルコール又はアル
コール/水の混合物で、少なくとも130℃の温度で処理し、続いて不活性ガス
中又は真空下で240℃ないし245℃で後縮合することを含んでいる。
【0011】 試みられているもう一つの方法は、アセトアルデヒドが形成されたときに反応
するものである添加物の使用である。然しながら、使用されるいかなる添加物も
、ビン又は他の最終製品の特性に、不都合に影響してはならないことは重要であ
る。特に、好ましくない曇り又は色を与えることができる物質を加えないことは
重要である。従ってF.Villain et al.,Polymer De
gradation and Stability,49,1995,393−
397の論文において、射出成形工程中に製造されるアセトアルデヒド及びホル
ムアルデヒドの量を最小化するために、ポリエチレンテレフタレート中に添加物
を組み込むことが提案されている。テレフタル酸、フタルイミド、テレフタル酸
ジメチル、4−ヒドロキシ安息香酸、5−ヒドロキシイソフタル酸、3,5−ジ
ヒドロキシ安息香酸、フェニルイソシアネート、無水フタル酸、4−アミノ安息
香酸、レゾルシノール、及びジフェニルアミンを含む各種の安定化添加物がこれ
らの著者によって試験された。彼等は、射出成型機でポリエチレンテレフタレー
トの重量に基づいて重量パーセントで1%使用した場合、4−アミノ安息香酸、
3,5−ジヒドロキシ安息香酸及びジフェニルアミンが、実験室条件下で最も効
果的な添加物であることが見出されたことを報告した。これらの著者は、更に4
−アミノ安息香酸が遊離ラジカル掃去剤及びヒドロキシエチル鎖遮断剤の両方と
して作用すると仮定した。
【0012】 米国特許第5,258,233号は、ガス遮断特性を有するポリエステル/ポ
リアミド配合物及びポリエステル中のアセトアルデヒド濃度の減少によって、食
品の保存特性を、それ以前に報告されている配合物より改良することを記載して
いる。15,000より低い数平均分子量を有する低分子量の部分的芳香族ポリ
アミド、又は7,000より低い数平均分子量を有する低分子量の脂肪族ポリア
ミドの使用は、ポリエチレンテレフタレート基剤のポリエステル中の残留アセト
アルデヒドを減少することにおいて、高分子量のポリアミドより更に効果的であ
ることが報告されている。然しながら、ポリアミドを添加物としてポリエチレン
テレフタレート配合物中で使用することに伴なう認識された問題点は、これが、
溶融押出工程中に分解によって予備成形物の脱色を起こすことである。
【0013】 国際特許出願公開WO94/29378は、ポリエステル/ゼオライト混合物
を教示しており、これは優れたガス遮断特性及び改良された風味保持特性並びに
透明性を有すると記載されている。小さい又は中程度の細孔のゼオライトをポリ
エステルに臨界的な量を添加することは、曇りを生ずることなくポリエステル中
のアセトアルデヒドの濃度を減少すると記載されている。
【0014】 国際特許出願公開WO98/18848において: a)少なくとも一つのグリコール及び少なくとも一つのジカルボン酸を、実質
的にCo化合物を含まない触媒の存在中で、溶融反応させて、少なくとも約0.
5dl/gのI.V.(内部粘度)を有するポリエステルを形成し、ここにおい
て前記少なくとも一つのグリコールは、10個までの炭素原子を有するグリコー
ル及びその混合物からなる群から選択され、そして前記ジカルボン酸は、2ない
し16個の炭素元素を有するアルキルジカルボン酸、8ないし16個の炭素原子
を有するアリールジカルボン酸及びこれらの混合物からなる群から選択され; b)アセトアルデヒドを減少する添加物を前記ポリエステルに加えて、アセト
アルデヒドが減少したポリエステルを形成し;そして c)前記アセトアルデヒドが減少したポリエステルを工程bから直接造型品に
成形すること; の工程を含む成形物品を製造する方法が提案されている。従ってこのような方法
は、“溶融から成形”法として操作することができる。アセトアルデヒド減少添
加物として、アセトアルデヒドを減少するとして知られるいかなる添加物も使用
することができる。この目的に推奨される添加物は、ポリアミド、ポリエステル
アミド、ナイロン−6及び他の脂肪族ポリアミド、エチレンジアミン四酢酸、ア
ルコキシル化ポリオール、ビス(4−β−ヒドロキシエトキシフェニル)−スル
ホン、ゼオライト化合物、5−ヒドロキシフタル酸、ポリ(イソフタル酸エチレ
ン)、超臨界二酸化炭素、及びプロトン性酸触媒を含む。ポリエチレンイミンの
ような他の既知の掃去剤も、更に使用することができる。
【0015】 米国特許第4,361,681号に記載されているもう一つの方法は、ポリエ
チレンテレフタレートのヒドロキシル末端基を、無水コハク酸又は無水フタル酸
のような無水物でキャッピングすることを含む。ポリエチレンテレフタレートの
末端キャッピングにピロメリト酸無水物を使用することは、米国特許第5,24
3,020号で提案されている。
【0016】 欧州特許出願公開0 878 502 Aは、有機ポリマー、特に食品容器を
熱的に安定化するための、(1)α−トコフェロール、(2)トリグリセリン、
ジトリメチロールプロパン、ジペンタエリトリトール、トリペンタエリトリトー
ル、D−マンニトール、D−ソルビトール、及びキシリトールからなる群から選
択される、固体ポリヒドロキシ化合物又は(3)酸結合物質或いは成分(2)及
び(3)の混合物からなる安定化剤混合物を開示している。ポリマーの中でこの
方法で熱的に安定化することができるものは、ポリエチレンテレフタレートを含
むポリエステルであることが記載されている。然しながら、ポリエチレンテレフ
タレートの使用を含む実験的な証拠は提供されていない。
【0017】 米国特許第5,250,333号は、エトキシル化トリメチルプロパンのよう
なアルコキシル化ポリオールのポリマー構造中に組み込むことによって改質され
たポリエチレンテレフタレートを提案している。改質されたポリエチレンテレフ
タレートは、溶融強度が向上され、そして押出吹込成形可能であると記載され、
そして高温充填適用を有するビン又は容器を製造するために有用であることが記
載されている。薄い黄色が提供されると記載されている。
【0018】 米国特許第5,939,516号において、ポリマー分子に、トリメチロール
プロパン、メソエリトリトール、ダクリトール(duclitol)(ガラクチ
コール(galacticol))、アドニトール(リビトール)、又はペンタ
エリトリトールのようなポリヒドロキシル鎖分枝剤を組み込むことによって改質
されたポリエチレンテレフタレートの製造が提案されている。
【0019】 ポリエチレンテレフタレートから製造されたビンのアセトアルデヒドの濃度を
減少するためのポリアミドの添加は、米国特許第5,340,884号、5,6
50,469号及び4,837,115号中で教示されている。
【0020】 テレフタル酸、イソフタル酸及びグリコールの重縮合、引き続くアセトアルデ
ヒド含有率を減少するための二段階の加熱処理によるコポリエステルの製造は、
米国特許第5,864,005号で提案されている。
【0021】 一次及び二次酸化防止剤を使用して、ポリエチレンテレフタレートを高温にさ
らすことにより生成されるアセトアルデヒドの量を減少することは、米国特許第
5,874,517号で教示されている。ポリエチレンテレフタレート中のゲル
形成を減少するための一次及び二次酸化防止剤の添加は、米国特許第5,874
,515号で示唆されている。
【0022】 米国特許第5,863,964号は、流体中のアルデヒドの存在のための異常
風味を防止するための飲用流体容器の直鎖成分に対するdl−α−トコフェロー
ルの添加を提案している。
【0023】 熱、酸化又は/及び光誘導の劣化に感受性の有機物質に対する安定化系は、米
国特許第5,844,027号で提案されている。これは、α−トコフェロール
を含んでいる。
【0024】 ポリエチレンテレフタレート、そのコポリエステル又はこれらの一つとポリア
ミドとの配合物を含む成形材料に、このような成形材料の加工中に形成されるア
セトアルデヒドの量を減少するために組み込むためのポリマー添加物を提供する
必要がある。
【0025】 ポリエチレンテレフタレート又はそのコポリマーからなる又はこれらを含み、
そしてこれらがポリマー添加物を含むポリエステル成形材料を射出成形及び/又
は吹込成形にかけた場合に、脱色又は曇りに導かないポリマー添加物を提供する
更なる必要がある。
【0026】 ポリエチレンテレフタレートを含む成型材料から、成形後有意な量のアセトア
ルデヒドを放出しないものであるビン及びその予備成形物のような吹込成形物品
を製造する方法を提供するなお更なる必要がある。
【0027】 本発明の目的は、射出成形工程中に材料の脱色を起こすことなく、ポリエステ
ル材料の残留アルデヒドの濃度を減少することである。 本発明によれば、その加工後に得られるアセトアルデヒドの濃度を減少させる
ように、ポリエチレンテレフタレート又はそのコポリエステルを含む熱可塑性成
形材料に添加するためのポリマー添加物が提供され、前記ポリマー添加物は、少
なくとも二つのヒドロキシ基を含む脂肪族ヒドロキシル化合物、少なくとも二つ
のヒドロキシ基を含む脂肪族−環式脂肪族化合物、及び少なくとも二つのヒドロ
キシ基を含む環式脂肪族ヒドロキシル化合物から選択されるヒドロキシル化合物
を含む。
【0028】 ヒドロキシル化合物中のいかなる脂肪族鎖も、炭素原子のみではなく、更に例
えば窒素、酸素及び硫黄原子から選択することができる一つ又はそれ以上の異種
原子を含むことができる。ヒドロキシル化合物中に存在するいかなる環式脂肪族
環も、単環、或いは二環又は多環系の部分であることができ、そして炭素環又は
複素環であることができる。ヒドロキシル化合物中に存在するいかなる複素環式
環も、単環、或いは二環又は多環系の部分であることができ、そして例えば窒素
、酸素及び硫黄原子から選択することができる一つ又はそれ以上の異種原子を含
むことができる。
【0029】 ヒドロキシル化合物は、好ましくは3ないし約8個のヒドロキシ基を含む。こ
れらは、一つ又はそれ以上のエーテル、カルボン酸、カルボン酸アミド又はカル
ボン酸エステル基のような置換基を含むことができる。
【0030】 好ましいヒドロキシル化合物は、少なくとも一つの原子で互いに分離された、
それぞれの炭素原子に結合した一対のヒドロキシ基を有するものを含む。特に好
ましいヒドロキシル化合物は、一つの炭素原子で互いに分離された、それぞれの
炭素原子に結合した一対のヒドロキシ基を有するものである。
【0031】 適当なヒドロキシル化合物の例として、エチレングリコール、プロパン−1,
2−ジオール、プロパン−1,3−ジオール、ブタン−1,4−ジオール、ペン
タン−1,5−ジオール、ヘキサン−1,2−ジオール、2−メチルペンタン−
2,4−ジオール、2,5−ジメチル−ヘキサン−2,5−ジオール、シクロヘ
キサン−1,2−ジオール、シクロヘキサン−1,1−ジメタノール、ジエチレ
ングリコール、トリエチレングリコール、及び例えば約800ないし約2000
の分子量を有するポリエチレングリコール、例えば約950ないし約1050の
分子量を有し、そして分子当たり約20ないし約24のエチレンオキシ基を含む
CarbowaxTM1000のようなジオール;グリセリン、トリメチロールプ
ロパン、2,3−ジ−(2’−ヒドロキシエチル)−シクロヘキサン−1−オー
ル、ヘキサン−1,2,6−トリオール、1,1,1−トリス−(ヒドロキシメ
チル)エタン、3−(2’−ヒドロキシエトキシ)−プロパン−1,2−ジオー
ル、3−(2’−ヒドロキシプロポキシ)−プロパン−1,2−ジオール、2−
(2’−ヒドロキシエトキシ)−ヘキサン−1,2−ジオール、6−(2’−ヒ
ドロキシプロポキシ)−ヘキサン−1,2−ジオール、1,1,1−トリス−[
(2’−ヒドロキシエトキシ)−メチル]−エタン、1,1,1−トリス−[(
2’−ヒドロキシプロポキシ)−メチル]−プロパン、1,1,1−トリス−(
4’−ヒドロキシフェニル)−エタン、1,1,1−トリス−(ヒドロキシフェ
ニル)−プロパン、1,1,3−トリス−(ジヒドロキシ−3−メチルフェニル
)−プロパン、1,1,4−トリス−(ジヒドロキシフェニル)−ブタン、1,
1,5−トリス−(ヒドロキシフェニル)−3−メチルペンタン、以下の式:
【0032】
【化16】 [式中、nは、整数である] のエトキシル化トリメチロールプロパン、又は以下の式:
【0033】
【化17】 [式中、nは、整数である] のプロポキシル化トリメチロールプロパン、例えば約1000の分子量を有する
プロポキシル化トリメチロールプロパンのようなトリオール;ペンタエリトリト
ール、ジペンタエリトリトール、及びトリペンタエリトリトールのようなポリオ
ール;並びにシクロデキストリン、D−マンノース、グルコース、ガラクトース
、スクロース、フルクトース、キシロース、アラビノース、D−マンニトール、
D−ソルビトール、D−又はL−アラビトール、キシリトール、イジトール、タ
リトール、アリトール、アルトリトール(altritol)、ギリトール(g
uilitol)、エリトリトール、トレイトール、及びD−グロニック−γ−
ラクトンのような糖類、等を挙げることができる。二つ又はそれ以上のこのよう
な化合物の混合物を使用することができる。特に好ましいものは、3ないし約8
個のヒドロキシ基を含む脂肪族ヒドロキシル化合物である。
【0034】 本発明は、ポリエチレンテレフタレート又はそのコポリエステル及びこの中に
均質に分布されたヒドロキシル化合物を、その加工後に得られるアセトアルデヒ
ドの濃度の減少を起こすために有効な量で含むポリマー成分を含む熱可塑性成形
材料を更に提供し、前記ヒドロキシル化合物は、少なくとも二つのヒドロキシ基
を含む脂肪族ヒドロキシル化合物、少なくとも二つのヒドロキシ基を含む脂肪族
−環式脂肪族化合物、及び少なくとも二つのヒドロキシ基を含む環式脂肪族ヒド
ロキシル化合物から選択される。
【0035】 本発明により更に提供されるものは、ポリエチレンテレフタレート又はそのコ
ポリエステルを含むポリマー成分を含み、その加工後に得られるアセトアルデヒ
ドの濃度の減少を起こすために有効な量の、その中に均質に分布されたヒドロキ
シル化合物を有する熱可塑性成形材料を用意し、前記ヒドロキシル化合物は、少
なくとも二つのヒドロキシ基を含む脂肪族ヒドロキシル化合物、少なくとも二つ
のヒドロキシ基を含む脂肪族−環式脂肪族化合物、及び少なくとも二つのヒドロ
キシ基を含む環式脂肪族ヒドロキシル化合物から選択され、そして前記熱可塑性
成形材料を射出成形工程にかけて、それにより成形物品を形成することを含む成
形物品を製造するための方法である。このような成形物品は、その後、吹込成形
工程でビンを形成するために使用される予備成形品であることができる。
【0036】 本発明は、少なくとも二つのヒドロキシ基を含む脂肪族ヒドロキシル化合物、
少なくとも二つのヒドロキシ基を含む脂肪族−環式脂肪族化合物、及び少なくと
も二つのヒドロキシ基を含む環式脂肪族ヒドロキシル化合物から選択されるヒド
ロキシル化合物の、ポリエチレンテレフタレート又はそのコポリエステルを含む
ポリマー成分を含む熱可塑性成形材料の、前記成形材料を溶融加工にかけた時に
形成されるアセトアルデヒドの量を減少させる添加物としての使用を提供する。
【0037】 本発明の教示に従うことによって、アルデヒドの濃度の優れた減少を伴ない、
その加工において材料のいかなる脱色も生じない熱可塑性ポリエステル材料を製
造することが可能である。従って、優れた透明性及び曇り又は着色の無い予備成
形物及びビンを、ポリエチレンテレフタレート又はそのコポリエステルを、所望
によりポリアミドと混合して含むポリマー組成物、及び少なくとも二つのヒドロ
キシ基を含む脂肪族ヒドロキシル化合物、少なくとも二つのヒドロキシ基を含む
脂肪族−環式脂肪族化合物、及び少なくとも二つのヒドロキシ基を含む環式脂肪
族ヒドロキシル化合物から選択されるヒドロキシル化合物を射出成形して、予備
成形物を形成し、そしてその後、得られた予備成形物を吹込成形して、脂肪族ヒ
ドロキシル化合物を加えていない予備成形物及びビンと比較して、大きく減少さ
れた量の遊離アセトアルデヒドを示すビンを形成することによって製造すること
が可能である。
【0038】 ヒドロキシル化合物は、酸化防止剤との組み合わせで使用することができる。 ビンのような完成したポリエチレンテレフタレート物品の透明度に対する包装
業界における要求を考慮して、着色した反応産物を生じさせる傾向のない酸化防
止剤を使用することが好ましい。従って、アミン系酸化防止剤がゴム工業界では
広く使用されているが、これらの多くが着色された製品を生じる傾向があるとい
う事実は、ゴム製品が非常にしばしば高度に着色された充填剤、例えばカーボン
ブラックで充填されるために、通常問題ではない。然しながら、アミン系酸化防
止剤は、これらの多くが、着色された酸化産物の形成により、これらが組み込ま
れるいずれの製品にも受容不可能な着色を与える傾向があるために、本発明にお
いて使用するためには一般的に適していない。
【0039】 酸化防止剤は、好ましくはヒンダードフェノール系酸化防止剤、亜リン酸系酸
化防止剤、ホスホン酸系酸化防止剤、ホスホナイト(phosphonite)
系酸化防止剤、リン酸系酸化防止剤、及びラクトン系酸化防止剤から選択される
【0040】 本発明中で使用される酸化防止剤の好ましい群は、ヒンダードフェノール系酸
化防止剤である。このような化合物は、典型的には大きな基、しばしば第三アル
キル基又は第三アラルキル基をフェノール環の2−及び/又は6−位に、並びに
しばしば4−置換基として含む。このような酸化防止剤の中で、4−置換−2,
6−ジ−第三ブチルフェノールを挙げることができる。このような酸化防止剤の
特に好ましい例は、以下の式:
【0041】
【化18】 を有するα−トコフェロールである。この化合物は、天然に存在し、そしてビタ
ミンEとして知られる。天然に存在する化合物は、R,R,Rキラル配置を有す
る。然しながら、これはd,l−α−トコフェロールとして合成型で入手可能で
ある。好ましくは合成型d,l−α−トコフェロールが使用される。合成型は、
それぞれ異なったキラル配置を有する8個の異性体を有する。
【0042】 本発明中に使用することが考えることができる他のヒンダードフェノール系酸
化防止剤は、以下の一般式:
【0043】
【化19】 [式中、Rは、水素である]
【0044】
【化20】 又は
【0045】
【化21】 のものである。
【0046】 他のヒンダードフェノール系酸化防止剤は、以下の式:
【0047】
【化22】 [式中、Rは:
【0048】
【化23】 又は
【0049】
【化24】 である] のイソシアヌレート基を含む酸化防止剤を含む。
【0050】 本発明中に使用することが考えられるヒンダードフェノール系酸化防止剤のも
う一つの種類は、以下の式:
【0051】
【化25】 [式中、Rは:
【0052】
【化26】 又は
【0053】
【化27】 である] の化合物によって例示される。
【0054】 ヒンダードフェノール系酸化防止剤のなおもう一つの種類は、以下の式:
【0055】
【化28】 [式中、Rは、以下の式:
【0056】
【化29】 の基を示す] のヘキサヒドロ−1,3,5−トリアジン化合物によって例示される。
【0057】 ラクトン基剤の酸化防止剤、例えば以下の式:
【0058】
【化30】 の酸化防止剤は、別の方法として使用することができる。
【0059】 亜リン酸系酸化防止剤、例えば以下の式:
【0060】
【化31】 [式中、Rは:
【0061】
【化32】 又はC1836である] のものは、使用することができるもう一つの酸化防止剤の群である。
【0062】 他の亜リン酸系酸化防止剤は、以下の式:
【0063】
【化33】 [式中、Rは、以下の式:
【0064】
【化34】 又は
【0065】
【化35】 の基を示す] のものを含む。
【0066】 更に、以下の式:
【0067】
【化36】 [式中、Rは、以下の式:
【0068】
【化37】 の基並びに以下の式:
【0069】
【化38】 (式中、Rは、以下の式:
【0070】
【化39】 又は
【0071】
【化40】 の基を示す) のものを示す] のホスホン酸系酸化防止剤も挙げることができる。
【0072】 α−トコフェロールを使用することの利益は、これが極めて効率的な酸化防止
剤であることのみでなく、更にこれが非毒性であることである。従ってこれは、
ビン入り飲料及び他の食品の包装に使用される包装材料として使用することに対
して、極めて適した物質である。
【0073】 二つ又はそれ以上の同一又は異なった種類の酸化防止剤の混合物を、所望する
場合使用することができる。例えば、ヒンダードフェノール系の酸化防止剤及び
亜リン酸系の酸化防止剤の混合物を使用することが可能である。
【0074】 本発明のポリマー添加物において、ヒドロキシル化合物:液体担体の重量比が
、約0.1:1ないし約3:1の範囲であることが好ましい。好ましくは、この
比は、約0.5:1ないし約1.5:1である。
【0075】 熱可塑性成形材料中に使用されるヒドロキシル化合物の量は、広い範囲で変化
することができるが、しかし典型的にはポリマー成分、即ちポリエステル又はコ
ポリエステル或いはポリアミドとのその配合物の重量に基づいて、約0.000
1重量%ないし約2重量%までの範囲である。更に好ましくは使用されるヒドロ
キシル化合物の量は、ポリマー成分の重量に基づいて、約0.01重量%ないし
約1重量%までの範囲である。
【0076】 酸化防止剤又は酸化防止剤の混合物の量は、熱可塑性成形材料に使用される場
合、広い範囲で変化することができるが、しかし典型的にはポリマー成分、即ち
ポリエステル又はコポリエステル或いはポリアミドとのその配合物の重量に基づ
いて、約0.0001重量%ないし約2重量%までの範囲である。更に好ましく
は、使用される酸化防止剤又は酸化防止剤の混合物の量は、ポリマー成分の重量
に基づいて、約0.01重量%ないし約1重量%までの範囲である。
【0077】 本発明のポリマー添加組成物は、好ましくはポリマー相溶性有機液体担体を含
む。このような担体は、ポリエチレンテレフタレート又はそのコポリエステル及
び本発明の熱可塑性成形材料に含まれる他の成分と相溶性でなければならない。
典型的な担体は、炭化水素、炭化水素混合物、アルコール、エステル及びこれら
の二つまたはそれ以上の混合物を含む。
【0078】 好ましくはポリエステル相溶性有機液体担体は、油基剤ベヒクルである。この
ようなベヒクルの例は、ColorMatrix Europ Ltd,9−1
1 Unity Grove,Knowsley Business Park
,Merseyside,L34 9GTによってClearslipTM2及び
ClearslipTM3として販売されている物質である。
【0079】 本発明のポリマー添加物において、酸化防止剤:液体担体の重量比は、約0.
1:1ないし約3:1の範囲であることが好ましい。好ましくはこの比は、約0
.5:1ないし約1.5:1である。
【0080】 本発明を実施する場合、添加物に少なくとも一つのポリエステル相溶性の着色
料を組み込むことが可能である。 ヒドロキシル化合物、並びにいかなる酸化防止剤及びいかなる着色料をも含む
所望による成分を、本発明の熱可塑性成形材料中に、本発明のポリマー添加物の
形態で組み込むことが都合がよいことであるものであるが、適当な条件下で、こ
れらの成分をポリエチレンテレフタレート、そのコポリエステル、又はポリアミ
ドとの混合物に、希釈されない形態で加えることも別の方法として可能である。
この場合、有機液体担体は使用されない。
【0081】 本発明は、以下の実施例において更に例示されるが、この中で全ての部は、他
に規定されない限り重量である。 実施例1ないし11 一連のポリマー添加物の混合物を、表1に記載した成分を、記載した量の比で
混合することによって製造した。次いでそれぞれの混合物を、粒状ポリエチレン
テレフタレート(PET)成形材料の規定重量に基づいて使用して、46.9g
の重量を持つビンの予備成形物を形成した。比較予備成形物を、それぞれの場合
試験中の添加物の混合物を除いた以外は、同一の条件下で、同時に調製した。
【0082】 実施例1ないし11のそれぞれにおいて、ポリエステルを、添加物の混合物の
存在中で、二つのキャビティーを有する射出成型機で、283℃の成形温度、ノ
ズル端で278℃及びバレルの残りの部分で275℃のバレル温度、100バー
ルの射出圧力、そして38.5秒のサイクル時間を使用して押出した。
【0083】 得られた予備成形物のアセトアルデヒド含有率を、F.Villain et
al.,Journal of Polymer Science,Vol.
52,55−60(1994)に記載された液体/ガスヘッドスペースクロマト
グラフィー技術によって測定した。
【0084】 結果を表1に示す。
【0085】
【表1】 注記: 1.U−626は、以下の式:
【0086】
【化41】 を有するペンタエリトリトールのビス−亜リン酸塩である。 2.クリアスリップ(Clearslip)TM2は、ColorMatrix
Europ Ltd,9−11 Unity Grove,Knowsley
Business Park,Merseyside,L34 9GTから入手
可能な油基剤担体である。
【0087】 実施例12及び13 トリメチロールプロパンを、それぞれジペンタエリトリトール(DPE)及び
トリペンタエリトリトール(TPE)で置き換えた以外は、実施例1ないし11
のような実施例と同様な一般的方法に従った。結果を以下の表2に示す。
【0088】
【表2】 実施例14ないし16 それぞれ28gの重量のビンの予備成形物を48個のキャビティーを有する商
業的な射出成型機を使用して押し出した以外は、実施例1−11と同様な一般的
方法に従った。射出圧力は100バールであり、一方バレル温度は、ノズル端で
295℃、入り口端で285℃の範囲であり、バレルの中間部で279℃であっ
た。結果は以下の表3に示す。実施例14及び15は、クリアスリップTM2を使
用し、一方実施例16はクリアスリップTM3を使用した。
【0089】
【表3】 実施例17ないし20 これらの実施例において、各種の商業的射出成形機を使用して、実施例14な
いし16に関して先に記載したと同様な条件下で、ビン予備成形物を製造した。
結果は以下の表4に要約する。
【0090】
【表4】 実施例21ないし35 これらの実施例において、実施例1ないし11で使用したと同様な一般的方法
を使用した。結果を表5に示す。
【0091】
【表5】 実施例36 着色された添加物を、以下の成分を混合することによって調製した: 53.50% クリアスリップTM2 40.00% ジペンタエリトロトール 1.00% dl−α−トコフェロール 1.50% 溶媒青104 この添加物を、実施例1に記載のビンの予備成形物中に、ビンの予備成形物の
重量の0.25%の量で組み込んだ。このような予備成形物からビンを吹込成形
した。良好な結果が得られた。
【手続補正書】特許協力条約第34条補正の翻訳文提出書
【提出日】平成13年7月10日(2001.7.10)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】特許請求の範囲
【補正方法】変更
【補正の内容】
【特許請求の範囲】
【化1】 [式中、Rは、水素である]
【化2】 又は
【化3】 を有する、請求項12に記載の使用。
【化4】 [式中、Rは:
【化5】 又はC1837である] を有する、請求項15に記載の使用。
【化6】 [式中、Rは、水素である]
【化7】 又は
【化8】 を有する、請求項24に記載の熱可塑性成形材料。
【化9】 [式中、Rは:
【化10】 又はC1837である] を有する、請求項27に記載の熱可塑性成形材料。
【化11】 [式中、Rは、水素である]
【化12】 又は
【化13】 を有する、請求項36に記載の方法。
【化14】 [式中、Rは:
【化15】 又はC1837である] を有する、請求項39に記載の方法。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) C08K 5/13 C08K 5/527 5/527 B65D 1/00 A (81)指定国 EP(AT,BE,CH,CY, DE,DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,I T,LU,MC,NL,PT,SE),OA(BF,BJ ,CF,CG,CI,CM,GA,GN,GW,ML, MR,NE,SN,TD,TG),AP(GH,GM,K E,LS,MW,SD,SL,SZ,TZ,UG,ZW ),EA(AM,AZ,BY,KG,KZ,MD,RU, TJ,TM),AE,AG,AL,AM,AT,AU, AZ,BA,BB,BG,BR,BY,CA,CH,C N,CR,CU,CZ,DE,DK,DM,DZ,EE ,ES,FI,GB,GD,GE,GH,GM,HR, HU,ID,IL,IN,IS,JP,KE,KG,K P,KR,KZ,LC,LK,LR,LS,LT,LU ,LV,MD,MG,MK,MN,MW,MX,NO, NZ,PL,PT,RO,RU,SD,SE,SG,S I,SK,SL,TJ,TM,TR,TT,TZ,UA ,UG,US,UZ,VN,YU,ZA,ZW Fターム(参考) 3E033 AA02 BA18 BB01 CA16 FA02 FA03 4F071 AA46 AC05 AC11 AC15 AE05 AE09 AE22 AH05 BB06 BC04 4F208 AA24 AG07 AH55 LA02 LA08 LB01 LG28 4J002 CF051 CF061 EC056 EJ017 EJ027 EJ037 EW088 FD077 FD078 FD099 GG00

Claims (44)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ポエチレンテレフタレート又はそのコポリエステルを含む熱可塑性成形材料に
    、その加工後に得られるアセトアルデヒドの濃度の減少を得るために添加するた
    めのポリマー添加物であって、前記ポリマー添加物が、ポリエステル相溶性有機
    液体担体中に均質に分布された、少なくとも二つのヒドロキシ基を含む脂肪族ヒ
    ドロキシル化合物、少なくとも二つのヒドロキシ基を含む脂肪族−環式脂肪族化
    合物、及び少なくとも二つのヒドロキシ基を含む環式脂肪族ヒドロキシル化合物
    から選択されるヒドロキシル化合物を含む、前記ポリマー添加物。
  2. 【請求項2】 前記ヒドロキシル化合物が、お互いに一つの炭素原子によって分離された、そ
    れぞれの炭素原子に結合した一対のヒドロキシ基を含む、請求項1に記載のポリ
    マー添加物。
  3. 【請求項3】 前記ヒドロキシル化合物が、トリグリセリン、トリメチロールプロパン、ジペ
    ンタエリトリトール、トリペンタエリトリトール、D−マンニトール、D−ソル
    ビトール、及びキシリトールから選択される、請求項1又は2のいずれか1項に
    記載のポリマー添加物。
  4. 【請求項4】 前記ヒドロキシル化合物:液体担体の重量比が、約0.1:1ないし約1.5
    :1の範囲である、請求項1ないし3のいずれか1項に記載のポリマー添加物。
  5. 【請求項5】 前記ポリエステル相溶性有機液体担体が、油基剤ベヒクルである、請求項1な
    いし4のいずれか1項に記載のポリマー添加物。
  6. 【請求項6】 更に少なくとも一つのポリエステル相溶性着色料を含む、請求項1ないし5の
    いずれか1項に記載のポリマー添加物。
  7. 【請求項7】 更に酸化防止剤を含む、請求項1ないし6のいずれか1項に記載のポリマー添
    加物。
  8. 【請求項8】 前記酸化防止剤が、ヒンダードフェノール系酸化防止剤である、請求項1ない
    し7のいずれか1項に記載のポリマー添加物。
  9. 【請求項9】 前記酸化防止剤が、4−置換−2,6−ジ−第三ブチルフェノール又はα−ト
    コフェロールである、請求項8に記載のポリマー添加物。
  10. 【請求項10】 前記酸化防止剤が、以下の式: 【化1】 [式中、Rは、水素である、] 【化2】 又は 【化3】 を有する、請求項10に記載のポリマー添加物。
  11. 【請求項11】 前記酸化防止剤が、合成ビタミンEを含む、請求項9に記載のポリマー添加物
  12. 【請求項12】 更に亜リン酸系酸化防止剤を含む、請求項1ないし12のいずれか1項に記載
    のポリマー添加物。
  13. 【請求項13】 前記亜リン酸系酸化防止剤が、以下の構造: 【化4】 [式中、Rは: 【化5】 又はC1837である] を有する、請求項12に記載のポリマー添加物。
  14. 【請求項14】 前記酸化防止剤:液体担体の重量比が、約0.1:1ないし約1.5:1の範
    囲である、請求項1ないし13のいずれか1項に記載のポリマー添加物。
  15. 【請求項15】 ポリエチレンテレフタレート又はそのコポリエステル、及びその加工後に得ら
    れるアセトアルデヒドの濃度の減少を起こすために有効な量の、その中に均質に
    分布されたヒドロキシル化合物を含むポリマー成分を含み、前記ヒドロキシル化
    合物が、少なくとも二つのヒドロキシ基を含む脂肪族ヒドロキシル化合物、少な
    くとも二つのヒドロキシ基を含む脂肪族−環式脂肪族化合物、及び少なくとも二
    つのヒドロキシ基を含む環式脂肪族ヒドロキシル化合物から選択される、熱可塑
    性成形材料。
  16. 【請求項16】 前記ヒドロキシル化合物の量が、ポリマー成分の重量に基づいて約0.000
    1重量%ないし約2重量%までの範囲である、請求項15に記載の熱可塑性成形
    材料。
  17. 【請求項17】 前記ヒドロキシル化合物が、お互いに一つの炭素原子によって分離された、そ
    れぞれの炭素原子に結合した一対のヒドロキシ基を含む、請求項15又は16の
    いずれか1項に記載の熱可塑性成形材料。
  18. 【請求項18】 前記ヒドロキシル化合物が、トリグリセリン、トリメチロールプロパン、ジペ
    ンタエリトリトール、トリペンタエリトリトール、D−マンニトール、D−ソル
    ビトール、及びキシリトールから選択される、請求項15ないし17のいずれか
    1項に記載の熱可塑性成形材料。
  19. 【請求項19】 更に酸化防止剤を含む、請求項15ないし18のいずれか1項に記載の熱可塑
    性成形材料。
  20. 【請求項20】 前記酸化防止剤化合物の量が、ポリマー成分の重量に基づいて約0.0001
    重量%ないし約2重量%までの範囲である、請求項15ないし18のいずれか1
    項に記載の熱可塑性成形材料。
  21. 【請求項21】 前記酸化防止剤が、ヒンダードフェノール系酸化防止剤である、請求項19又
    は20のいずれか1項に記載の熱可塑性成形材料。
  22. 【請求項22】 前記酸化防止剤が、4−置換−2,6−ジ−第三ブチルフェノール又はα−ト
    コフェロールである、請求項21に記載の熱可塑性成形材料。
  23. 【請求項23】 前記酸化防止剤が、以下の式: 【化6】 [式中、Rは、水素である、] 【化7】 又は 【化8】 を有する、請求項22に記載の熱可塑性成形材料。
  24. 【請求項24】 前記酸化防止剤が、合成ビタミンEを含む、請求項22に記載の熱可塑性成形
    材料。
  25. 【請求項25】 前記酸化防止剤が、亜リン酸系酸化防止剤を含む、請求項15ないし24のい
    ずれか1項に記載の熱可塑性成形材料。
  26. 【請求項26】 前記亜リン酸系酸化防止剤が、以下の構造: 【化9】 [式中、Rは: 【化10】 又はC1837である] を有する、請求項25に記載の熱可塑性成形材料。
  27. 【請求項27】 更に脂肪族ヒドロキシル化合物のために少量の液体担体を含む、請求項15な
    いし26のいずれか1項に記載の熱可塑性成形材料。
  28. 【請求項28】 ポリエチレンテレフタレート又はそのコポリエステルを含み、その加工後に得
    られるアセトアルデヒドの濃度の減少を起こすために有効な量の、その中に均質
    に分布されたヒドロキシル化合物を有し、前記ヒドロキシル化合物が、少なくと
    も二つのヒドロキシ基を含む脂肪族ヒドロキシル化合物、少なくとも二つのヒド
    ロキシ基を含む脂肪族−環式脂肪族化合物、及び少なくとも二つのヒドロキシ基
    を含む環式脂肪族ヒドロキシル化合物から選択される熱可塑性成形材料を用意し
    、そして前記熱可塑性成形材料を射出成形工程にかけ、それによって成形物品を
    形成することを含む、成形物品を製造するための方法。
  29. 【請求項29】 前記成形物品が、その後吹込成形工程で使用して、ビンを形成するための予備
    成形物である、請求項28に記載の方法。
  30. 【請求項30】 前記ヒドロキシル化合物が、お互いに一つの炭素原子によって分離された、そ
    れぞれの炭素原子に結合した一対のヒドロキシ基を含む、請求項28又は29の
    いずれか1項に記載の方法。
  31. 【請求項31】 前記ヒドロキシル化合物が、トリグリセリン、トリメチロールプロパン、ジペ
    ンタエリトリトール、トリペンタエリトリトール、D−マンニトール、D−ソル
    ビトール、及びキシリトールから選択される、請求項28ないし30のいずれか
    1項に記載の方法。
  32. 【請求項32】 前記熱可塑性成形材料が、更に酸化防止剤を含む、請求項28ないし31のい
    ずれか1項に記載の方法。
  33. 【請求項33】 前記酸化防止剤が、ヒンダードフェノール系酸化防止剤である、請求項32に
    記載の方法。
  34. 【請求項34】 前記酸化防止剤が、4−置換−2,6−ジ−第三ブチルフェノール又はα−ト
    コフェロールである、請求項33に記載の方法。
  35. 【請求項35】 前記酸化防止剤が、以下の式: 【化11】 [式中、Rは、水素である、] 【化12】 又は 【化13】 を有する、請求項33に記載の方法。
  36. 【請求項36】 前記酸化防止剤が、合成ビタミンEを含む、請求項34に記載の方法。
  37. 【請求項37】 前記熱可塑性成形材料が、更に少なくとも一つのポリエステル相溶性着色料を
    含む、請求項28ないし36のいずれか1項に記載の方法。
  38. 【請求項38】 前記熱可塑性成形材料が、更に前記脂肪族ヒドロキシル化合物のために少量の
    液体担体を含む、請求項28ないし37のいずれか1項に記載の方法。
  39. 【請求項39】 前記酸化防止剤が、亜リン酸系酸化防止剤を含む、請求項28ないし38のい
    ずれか1項に記載の方法。
  40. 【請求項40】 前記亜リン酸系酸化防止剤が、以下の構造: 【化14】 [式中、Rは: 【化15】 又はC1837である] を有する、請求項39に記載の方法。
  41. 【請求項41】 請求項28ないし40のいずれか1項に記載の方法によって製造される成形物
    品。
  42. 【請求項42】 ビンの予備成形物である、請求項41に記載の成形物品。
  43. 【請求項43】 請求項42に記載の予備成形品から吹込成形されたビン。
  44. 【請求項44】 ポリエチレンテレフタレート又はそのコポリエステルを含むポリマー成分を含
    む熱可塑性成形材料への、前記成形材料を溶融加工にかける場合に形成されるア
    セトアルデヒドの量を減少させるための、ヒドロキシル化合物の添加物としての
    使用であって、前記ヒドロキシル化合物が、少なくとも二つのヒドロキシ基を含
    む脂肪族ヒドロキシル化合物、少なくとも二つのヒドロキシ基を含む脂肪族−環
    式脂肪族化合物、及び少なくとも二つのヒドロキシ基を含む環式脂肪族ヒドロキ
    シル化合物から選択される、前記方法。
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