JP2002542743A - 移動通信システムにおける回復 - Google Patents
移動通信システムにおける回復Info
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Abstract
Description
動通信システムにおけるネットワーク・ノード内部の回復手順の方法に関する。
本発明は更に、そのユーザに可動性を提供する通信システムにおいて回復動作を
実行するネットワーク・ノードの構成に関する。
のNMTやAMPSなどの様々な移動通信ネットワーク・システムは、当業者に
はよく知られている。概して、これらは無線インタフェースによってネットワー
ク・システムに通信することが可能な移動局のユーザの、自由度と可動性を大き
くするために開発されたと言えるだろう。これらのシステムは公衆陸上移動通信
網(PLMN)と呼ばれることが多い。
によって提供されるサービスを利用するためなどに、データ処理能力を備えた移
動局(MS)によって、様々なデータ・ネットワーク・サービスを利用すること
も可能である。移動体データ送信は、GSM(汎欧州デジタル移動電話方式)の
ようなデジタル移動電話システムとアナログ移動体システムとの両方によってサ
ポートされる。
度の画像や更には動画のような様々な種類のデータ伝送をユーザが送信及び受信
することを可能とする、より一層強力で柔軟な解決策に向かって進んでいる。こ
れらの改善された解決策には、第2世代の移動通信システムと呼ばれ、GSMシ
ステムを基本とする汎用パケット無線サービス(GPRS)、及び第3世代の移
動通信システムと呼ばれる世界規模の移動体通信サービス(UMTS)が含まれ
る。GPRS及びUMTSの両方は、ETSI(欧州電気通信標準化機構)によ
って定められた全く新しいサービスである。更にIMT2000は改善された無
線サービスの解決策の例である。
ネットワークによって相互接続された1つ(あるいはいくつかの無線ネットワー
ク)からなると定義され得る。コア・ネットワークは、PLMNと通信している
移動局のユーザに、インターネットなどのデータ・ネットワークへのアクセスを
提供する。移動体ネットワークは、複数のパケット・データ・サービス・ノード
(SN)を備えている。各SN(あるいは在圏GPRSサポート・ノード;SG
SN)は、データ処理機能を備えた移動局に無線ネットワークの基地局を介して
パケット・データ・サービスを提供することが可能となるように、無線ネットワ
ークに接続されている。介在する無線ネットワークは、現在のSNとMSとの間
のパケット交換データ伝送を提供する。別の移動体ネットワークやPLMNは、
関門GPRSサポート・ノード(GGSN)やいくつかのGGSNなどの適切な
結合装置を介して、外部データ・ネットワーク(例えば、グローバル・コネクシ
ョンレスTCP/IPインターネットあるいはパケット交換公衆データ網;PS
PDN)に接続されている。このため、GPRSあるいは対応するパケット無線
サービスによって、移動体ネットワークが移動体ユーザに対するアクセス・ネッ
トワークとして動作して、MSと外部データ・ネットワークとの間のパケット・
データ伝送を提供することが可能である。
いてもよい。すなわち、アイドル状態、スタンバイ状態及び動作状態である。M
Sが連続的にスタンバイ状態であり続けること、すなわち、「常にON」である
ことは可能である。換言すれば、パワーをONに切り換え、MSをGPRSある
いはUMTSネットワークに登録し、MSとネットワーク装置の間の無線アクセ
ス・ベアラ接続によってデータが数週間何も送信されなくても接続を維持するこ
とは可能である。この登録を数週間動作状態とすることはできるが、エア・イン
タフェースのリソース(基地局、論理無線アクセス・ベアラ等の物理的装置)は
、ある期間不活動であると、ばらばらになってしまう。
・コントローラ(RNC)あるいは基地局コントローラ(BSC)、あるいは接
続を制御するように構成された同様のノードによって制御される。RNCの観点
からは、スタンバイ状態のユーザ(すなわち、直近の数分間/数時間に何のデー
タも送信していないユーザ)の数は、動作状態のユーザ(すなわち、現在データ
を転送しているユーザ)の数よりもはるかに多いであろう。
ば、いわゆるレイヤ2処理、エア・インタフェースによる再送、暗号化等)を処
理する、ユーザ・プレーン・プロセッサを備えている。ユーザ・プレーン・プロ
セッサの各々は、ユーザ・プレーン・トラフィック全体のわずかな量を処理する
ように特化されている。ユーザ・プレーン・トラフィック接続の異なったプロセ
ッサへの割り当ては、リソース・ハンドラによって行われ得る。ユーザ・プレー
ン・トラフィックを異なったプロセッサ間で分割する1つのやり方は、プロセッ
サ毎の負荷を測り、最も負荷の少ないプロセッサを新たな接続に選択することで
ある。
ッサを備えている。ルーティング・プロセッサは、交換端末(ET)カードと適
切なユーザ・プレーン・プロセッサとの間でユーザ・データを転送する。ETカ
ードは、ノードを転送ネットワークに接続するのに使用される。1つのネットワ
ーク・ノードが1つ以上のETカードを含んでいてもよい。
終端などのタスクを処理してもよい。1つのルーティング・プロセッサは、いく
つかのユーザ・プレーン・プロセッサを同時にサービスする。ルーティング・プ
ロセッサとユーザ・プレーン・プロセッサとの間には1つ以上の接続があるであ
ろう。RNCノードが1つあるいはいくつかのルーティング・プロセッサを備え
ていてもよい。ルーティング・プロセッサの各々が、自身のIPアドレス(イン
ターネット・プロトコル・アドレス)を持っていてもよく、そうでなければいく
つかのルーティング・プロセッサがアドレスを共有してもよい。
施される全ての接続は、1つあるいはいくつかの残りの(かつまだ動作中の)ル
ーティング・プロセッサに移されるべきである。1つのルーティング・プロセッ
サが数千の接続を有していることもあるので、別のルーティング・プロセッサへ
の移転は長い時間かかり、問題は適切な方法の移転手順の制御の構成に依存する
。
影響するので、重大な欠点である。ルーティング・プロセッサでプロセッサの故
障が生じ、何もなされないと、この故障したプロセッサを介したユーザ・プレー
ン接続を少なくとも1つ有する全てのユーザは、この故障したプロセッサのため
にノードを介して何のデータも得られないのでこの故障を知るであろう。従って
、ユーザは最初に現在継続中のデータ転送セッションを切断して、すぐに新たな
セッションを確立する必要がある。これを行うのを可能とするためには、システ
ムにはこの故障したプロセッサが通知されて新たなプロセッサを割り当てること
ができるようにすべきであり、そうでなければ、新たなセッションであっても再
度故障したプロセッサが使用され、新たなセッションを開始することができなく
なるであろう。
ことなく、全てが順調であると信じている。他の誰かが故障したプロセッサに接
続されている加入者端末への連絡を試みる場合、接続は確立されない。
接続を故障したプロセッサから別のプロセッサへ再配置することに関する問題を
解決することが望まれている。システム全体の性能が低下されてはならず、別の
プロセッサでのユーザ・プレーン・トラフィックが故障したプロセッサによって
妨げられるべきではない。
すべきである。プロセッサの故障によって引き起こされる全ての症状は、インタ
ーネット性能の問題によって引き起こされる症状(データ転送の遅れ、データグ
ラムの紛失等)にたとえると、上位層(TCP(伝送制御プロトコル)層及びア
プリケーション層)が対処できるようなものであるべきである。
に気づき、これがおよそ同時に生じる場合である。これはユーザが動作状態であ
るかどうかに関らず、セッションを終わらせて接続を再起動しなければならない
ときに起こる。これによりRNCノードでの過負荷、より詳細には、ノードの制
御プレーン(すなわち、リソース・ハンドラあるいは同様な設備内)での過負荷
状態を引き起こすが、これは何千もの接続があり、接続の状態に関らずプロセッ
サの故障の直後にこれらを再配置しなければならないときに起こるであろう。同
様に、ノードあるいはシステムが、故障したプロセッサから全てのユーザ・プレ
ーン接続を再配置する処理を自動的に開始する場合にも起こるであろう。加えて
、様々なノード間のシグナリング・ネットワークも、ネットワーク・システムの
1つのノード内の1つのプロセッサでの故障により、過負荷となるであろう。よ
り一般的に言えば、ネットワーク・ノード全体の再起動となるあらゆる状況を避
けることが重要である。
ノードにおける回復手順の新たなタイプの解決策を提供することである。更なる
目的は、回復手順が故障したプロセッサを含むネットワーク・ノード内でだけ生
じるように制限することである。
ーク・ノードにおけるプロセッサの故障からの回復方法であって、ネットワーク
・ノードと移動局との間に、ネットワーク・ノードと移動局との間のパケット・
データ通信のための接続が確立されており、予め定められた分類パラメータに基
づいて、接続を優先順位に分類すること、ネットワーク・ノードのプロセッサの
少なくとも1つの動作状態をモニタすること、及びプロセッサの故障を検出した
場合に、接続の分類された優先順位に従って、ユーザ・プレーン接続を、ネット
ワーク・ノード内で故障したプロセッサから別のプロセッサへ再配置すること、
を備える方法を提供する。
ービスするネットワーク・ノードであって、ネットワーク・ノードと移動局との
間に接続が確立されており、接続を優先順位に分類するように構成された制御手
段と、複数のプロセッサと、プロセッサの少なくとも1つの動作状態をモニタす
る手段と、を備えており、ノード内のプロセッサの故障を検出した場合に、前記
優先順位に従って、ユーザ・プレーン接続が、ノード内で故障したプロセッサか
ら別のプロセッサへ再配置されるように構成されている、ネットワーク・ノード
を提供する。
)パラメータに基づいている方法を提供する。ある態様によれば、リアルタイム
接続が最初に再配置され、きびしいリアルタイム要件が何もない接続は優先順位
が低い。ある代替例では、きびしいリアルタイム要件のない接続が優先順位の高
い接続と定義されて最初に再配置され、リアルタイム接続はプロセッサの故障の
検出の後に切断される。他の方法によれば、移動局とネットワーク・ノードとの
間の接続の状態をモニタすることを含み、分類パラメータは接続の活動状態に基
づいたものとできる。
通信システム・ノードにおけるプロセッサの故障から、従来技術の解決策よりも
高速な回復をもたらすので、本発明によっていくつかの利点が得られる。この解
決策は、故障したプロセッサから別のプロセッサへのトランスペアレントあるい
はできるだけ劣化の少ない接続の移転を提供し、これにより動作中のユーザはサ
ービス品質の(もしあっても)わずかな低下しか気づかないであろう。スタンバ
イ状態のユーザは何も気づかないであろうが、再度動作状態になったときには新
たなプロセッサを使用するであろう。加えて、接続を再度確立する必要がなく、
接続は別のルーティング・プロセッサによって継続される。この解決策は、プロ
セッサの故障の結果を一つのノード内だけで見えるように制限することを可能と
し、いくつかのノード間の接続は影響を受けない(例えば、RNCとSGSNと
の間)。
な参照符号が同様な機能を表している、添付の図面を参照して実証的な方法で説
明する。
の実現可能な一例の概要を表している。ここで、移動体ネットワークの構成では
、RNCの機能と類似したノードが、GPRSの基地局コントローラ(BSC)
のように別の名前が付けられる場合があることに注意されたい。加えて、本発明
はRNCタイプのノードだけに制限されるのではなく、ネットワーク・ノードと
いう用語により、無線ネットワーク側及びコア・ネットワーク側両方にある全て
の他の移動通信ネットワーク・ノードをカバーすることを意図したものであるこ
とにも注意されたい。
ース3から左側に示されており、一方コア・ネットワーク2、例えばSGSNノ
ードはIuインタフェース3から右側に示されている。ネットワーク・ノードは
、それ自体知られているATM(非同期転送モード)技術あるいは他の何らかの
適切な技術によって実現され得る。
ば、いわゆるレイヤ2処理、エア・インタフェースによる再送、暗号化等)を処
理する、ユーザ・プレーン・プロセッサ41、42、43、44(図1には4つ
が示されている)を備えている。ユーザ・プレーン・プロセッサ41〜44の各
々は、ユーザ・プレーン・トラフィック全体のわずかな量を処理するように特化
されている。ユーザ・プレーン・トラフィック接続の異なったプロセッサへの割
り当ては、プロセッサの動作を制御するリソース・ハンドラ5によって行われる
。
・プロセッサ6(図1は2つのルーティング・プロセッサを示している:ルータ
1,ルータ2)を備えている。ルーティング・プロセッサ6は、ネットワーク・
ノード1の交換端末(ET)カード7と、複数のプロセッサ41〜44の適切な
ユーザ・プレーン・プロセッサとの間でユーザ・データを転送する。この構成は
、ETカードとルーティング・プロセッサ間の一つあるいはいくつかの接続が、
例えば、ATMスイッチによって提供されるようなものであり得る。
サを同時にサービスしてもよい。ルーティング・プロセッサとユーザ・プレーン
・プロセッサ各々との間には、例えば、ATMスイッチによって実現される接続
がいくつかあるであろう。ルーティング・プロセッサの各々が、自身のIPアド
レス(インターネット・プロトコル・アドレス)を持っていてもよいが、それら
がIPアドレスを共有するような構成でもよい。
があり得るが、その一部だけが同時に動作状態となり得る。これは、例えば、数
百かそこらのユーザ・プレーン接続の数個が同時にデータを転送することを意味
する。
スタンバイ状態の接続などの優先順位の低い接続から、優先順位の異なるクラス
に分離して、これらのクラスに従ってユーザ・プレーン接続を再配置することは
有利である。これは、例えば、エア・インタフェースでのデータ転送状態を調べ
ることによってなされ得る。もし故障が生じたら、故障の検出の後に、最初に優
先順位の高い接続を再配置することに専念し、優先順位の低い接続を後の段階に
残すことができる。
可能な方法として、リソース・ハンドラによるポーリングとプロセッサからのハ
ートビート(heartbeat)の伝送を例として挙げておく。
動作状態に関する照会を予め定められた時間間隔で送信する。応答として、正し
く動作しているプロセッサは、全てが順調であることを示す応答を送信する。故
障したプロセッサは、その結果何かがおかしいことを示す応答を送信するであろ
う。この応答は、故障の性質に関する何らかのより詳細な情報を含んでいてもよ
く、あるいは単にプロセッサが故障した/何かおかしいことを伝える簡単なメッ
セージでもよい。一定の時間間隔内にリソース・ハンドラ5が何も応答を受信し
ない場合、プロセッサは正しく動作していないとすぐに認識するだろう。
セッサが正しく動作していることを示すメッセージあるいは信号をリソース・ハ
ンドラに送信するように構成される。リソース・ハンドラが、このメッセージを
予め定められた方法で予め定められた間隔に受信しない場合、あるいはメッセー
ジが予め定められた形式から逸脱していると、プロセッサが故障したと判断し、
それに応じて進める。
際の再配置手順は、優先順位の高い接続から開始され得る。優先順位は、無線ネ
ットワーク・システムのサービス品質特性から推論され得る。また、他のプロセ
ッサに全てのユーザ・プレーン接続に対して十分な容量がなければ、優先順位の
低い接続のいくつかが除外されるであろう。加えて、優先順位の低い動作中の接
続が除外される前に、優先順位の低いスタンバイ状態の接続が最初に除外される
のが有利であろう。
全ての接続は、優先順位の高い動作中の接続の再配置が終了した直後に再配置さ
れ得る。優先順位の低い接続を再配置するときには、このバックグランド状のタ
スクによりノード全体の負荷が大きくなりすぎないように注意が必要である。ユ
ーザ端末とノードとの間の接続を優先順位に応じて設定するステップは、例えば
、サービス品質特性に基づいた優先順位であれば、リアルタイム接続が最初に再
配置され、きびしいリアルタイム要件のない接続が次に再配置され、先に述べた
2つの後にだけベスト・エフォート接続が再配置されるようなものであろう。残
りのルーティング・プロセッサが過負荷となる危険性がある場合、優先順位の最
も低い接続は全く再配置されず、切断されるであろう。
先順位の高い接続と定義されてこのため最初に再配置され、リアルタイム接続は
プロセッサの故障が検出された後に切断される。これにより、動作状態の加入者
のユーザ・プレーン接続の不必要な再配置を避けることが可能となる。これは再
配置手順を開始させる前に、あるノードでリソース・ハンドラが最初にプロセッ
サの再始動を試みるかもしれないためである。このタイプの解決策で再配置を開
始するとき、10秒あるいはそれ以上かかるので、動作中のユーザはほとんどの
場合、接続が完全になくなったと思って接続を終了するであろう。これらリアル
タイム要件のある接続(インターネット電話や動画像の伝送など)を最初に再配
置せずに除外することは、不必要な再配置処理の開始と、これによりノードで発
生する可能性のある過負荷状況とを防止するであろう。
ルに従った無線アクセス・ベアラ接続の確立の間に定められる、サービス品質(
QoS)特性を有している。リソース・ハンドラ5にはQoS特性に関する情報
が、好ましくは移動局とRNCノードとの間の接続の確立の間に同時に提供され
る。この情報は、リソース・ハンドラ内で、データベースや記録あるいは同様な
機能などのテーブルあるいは同様な機能にマッピングされ得る。ここで重要なの
は、優先順位の情報が、プロセッサの故障の後の優先順位付け処理のために使用
できるような方法で格納されることである。
を互いに関して優先順位で並べるように、接続を均一に分類することも可能であ
る。しかしながら、優先順位クラスを作成し、これにより各グループが他のグル
ープに関して一定の優先順位クラスを有する接続グループとすることは、より好
適で簡単な解決策であると考えられる。
性に基づいたものでもよい。無線チャネルは、専用無線チャネルや共通無線チャ
ネル、あるいは共用無線チャネルやページング・チャネルであろう。優先順位ク
ラスも、RLC層の下位のメディア・アクセス・コントロール層(MAC)に関
する特性に基づいていてもよい。
いている、すなわち、動作中及び非動作の接続がモニタされ、再配置のために互
いに分離される。移動局とネットワーク・ノードとの間の無線アクセス・ベアラ
の状態(動作中又は非動作)をモニタするとき、一つの実現可能な方法は、RN
Cノード内のユーザ・プレーン・プロセッサにおける(すなわち、レイヤ2及び
より詳細には、無線リンク制御プロトコル層での)状況を調べることである。通
常は、ユーザ・プレーン・プロセッサの無線リンク制御プロトコルは、エア・イ
ンタフェースによる再送データを引き受けるのに使用される。RNCノードはま
た、データ送信手順を可能とするように、レイヤ2にキュー及び再送バッファを
備えている。ノード内部でユーザ・プレーン接続を再構成及び再配置するときに
、接続の状態のモニタでバッファの状態を利用することができる。これに対する
簡単なアルゴリズムは、以下のようになる。すなわち、 IF 送信キューに設定されてないデータがある OR 再送バッファ内に
データがある THEN 別のプロセッサに接続をすぐに再配置する ELSE この接続を後で移すようマークする である。
アルゴリズムが提供される様々な他の実現可能なものもあることに注意されたい
。加えて、接続の状態の判定に、別個のタイマ及び/又はカウンタを利用するこ
ともできる。
例では、ルータ2が故障し、その故障が、例えば、上記のモニタ動作によって検
出された。プロセッサの故障を検出したRNCノードのリソース・ハンドラ5は
、ノード内の構成及び他のルーティング・プロセッサの負荷状況を知っており、
このためユーザ・プレーン・プロセッサ43及び44をETカード7に予め定め
られた優先順位で再接続でき、その結果ここでの接続はルータ2の代わりにルー
タ1を通る。実際には、これはユーザ・プレーン・プロセッサ43及び44とル
ータ2との間の仮想接続(VC)が、ユーザ・プレーン・プロセッサ43及び4
4とルータ1との間の新たな仮想接続に優先順位で置き換えられる必要があるこ
とを意味する。ルータ2とETカード7との間の仮想接続も、ルータ1とETカ
ード7との間の新たな仮想接続に置き換えられる必要がある。加えて、ルータ1
が最初は他に宛てられた、すなわち、ルータ2にアドレス指定されたトラフィッ
クを扱うことが開始できるように、故障したルータ、すなわち、ルータ2のIP
アドレスを、新たなルーティング・プロセッサ、すなわち、ルータ1に渡す必要
がある。
ロセッサとルーティング・プロセッサとの間の1つあるいはいくつかの仮想AT
M接続に多重化される。この場合、仮想ATM接続全体が故障したプロセッサか
ら別のプロセッサに一度に移されることとなる。この場合のユーザ・プレーン接
続の再配置の順序は、リソース・ハンドラからその他の代わりのプロセッサへの
接続データの送信順序に関する優先順位データに基づいていてもよく、前記接続
データは、再配置されるべき多重化される接続に必要となるパラメータを含んで
いる。この優先順位データは、接続の状態、サービス・クラス、QoSパラメー
タ等の上記と同様の特徴に基づいていてもよい。このため、仮想接続が一度に移
されたとしても、その多重化された接続は優先順位データによって定められた順
序で再配置されることとなる。
順位の低いユーザよりもより良いサービスを受けるであろう。故障したプロセッ
サから新たなプロセッサへのユーザ・プレーン接続の再配置の間に提供されるサ
ービスのサービス・レベルの低下にエンド・ユーザが依然として気づいたとして
も、RNCプロセッサの故障及びユーザ・プレーン接続の再配置によるサービス
・レベルの低下は、従来技術の構成によるものよりもはるかに少ない。インター
ネットなどのパケット交換ネットワークはコネクションレスのサービス・コンセ
プトなので、故障の場合はパケット交換データ・ネットワーク全体の性能の標準
的分散と比較されてもよい。故障したプロセッサから代わりのプロセッサへの接
続の再配置手順は、ノード内で内部的に処理され、このためネットワーク・シス
テムの異なったノード間に何のシグナリングも発生させない。
に回復されるので、これらのユーザがサービス・レベルのあらゆる一時的な低下
にさえも気づかないようにすることも可能である。
る装置及び方法を提供する。本発明の実施形態の上記の例は、上記で説明した特
定の形態に本発明の範囲を限定するためのものではなく、むしろ本発明は、特許
請求の範囲で定められるように、本発明の要旨及び範囲内に含まれる、全ての変
形例、類似物及び代替物をカバーすることを意図している。
る装置及び方法を提供する。本発明の実施形態の上記の例は、上記で説明した特
定の形態に本発明の範囲を限定するためのものではなく、むしろ本発明は、特許
請求の範囲で定められるように、本発明の範囲に含まれる、全ての変形例、類似
物及び代替物をカバーすることを意図している。
Claims (20)
- 【請求項1】 複数のプロセッサを備える移動通信ネットワーク・ノードに
おけるプロセッサの故障からの回復方法であって、ネットワーク・ノードと移動
局との間に、ネットワーク・ノードと移動局との間のパケット・データ通信のた
めの接続が確立されており、前記方法が、 予め定められた分類パラメータに基づいて、接続を優先順位に分類すること、 ネットワーク・ノードのプロセッサの少なくとも1つの動作状態をモニタする
こと、及び プロセッサの故障を検出した場合に、接続の分類された優先順位に従って、ユ
ーザ・プレーン接続を、ネットワーク・ノード内で故障したプロセッサから別の
プロセッサへ再配置すること、を含むことを特徴とする方法。 - 【請求項2】 分類パラメータが、サービス品質(QoS)パラメータに基
づいていることを特徴とする請求項1に記載の方法。 - 【請求項3】 サービス品質(QoS)パラメータが、ノードと移動局との
間の接続の少なくとも一部を形成する無線アクセス・ベアラの特性に基づいてい
ることを特徴とする請求項2に記載の方法。 - 【請求項4】 サービス品質(QoS)パラメータが、コア・ネットワーク
側のネットワーク・サービスの特性に基づいていることを特徴とする請求項2に
記載の方法。 - 【請求項5】 リアルタイム接続が最初に再配置され、きびしいリアルタイ
ム要件のない接続が優先順位が低いことを特徴とする請求項1から4のいずれか
1項に記載の方法。 - 【請求項6】 きびしいリアルタイム要件のない接続が優先順位の高い接続
と定義されて最初に再配置され、リアルタイム接続がプロセッサの故障検出の後
で切断されることを特徴とする請求項1から4のいずれか1項に記載の方法。 - 【請求項7】 移動局とネットワーク・ノードとの間の接続の状態をモニタ
することを更に含み、分類パラメータが接続の活動状態に基づいていることを特
徴とする請求項1に記載の方法。 - 【請求項8】 分類パラメータが、専用無線チャネル、共用無線チャネル、
ページング無線チャネル、共通無線チャネルのいずれかである無線チャネルの特
性、あるいはメディア・アクセス・コントロール(MAC)層の特性に基づいて
いることを特徴とする請求項7に記載の方法。 - 【請求項9】 活動状態が、無線リンク制御(RLC)プロトコルの特性に
基づいていることを特徴とする請求項7に記載の方法。 - 【請求項10】 無線リンク制御プロトコルの使用される特性が、無線リン
ク制御プロトコルのバッファ状態及び/又はカウンタ値及び/又はタイマ値、及
び/又はサービス品質パラメータの、少なくともいずれかを含むことを特徴とす
る請求項9に記載の方法。 - 【請求項11】 接続の状態をモニタすることが、ネットワーク・ノードと
移動局との間の動作中の接続を検出するために、好ましくは、動作中の接続とし
て定義される未設定データあるいは未確認データを含む、伝送キューあるいはバ
ッファをモニタすることによって、ネットワーク・ノードのユーザ・プレーン・
プロセッサの少なくとも1つをモニタすることを含むことを特徴とする請求項7
に記載の方法。 - 【請求項12】 ユーザ・プレーン接続が少なくとも1つの仮想ATM接続
に多重化され、ユーザ・プレーン接続の再配置が、ノードのリソース・ハンドラ
において入手可能な、多重化される接続が再配置されるべき順序を通知する優先
順位データに基づいていることを特徴とする請求項1に記載の方法。 - 【請求項13】 ネットワーク・ノードが、世界規模の移動体通信サービス
(UMTS)の無線ネットワーク・コントローラ(RNC)ノードであることを
特徴とする請求項1から12のいずれか1項に記載の方法。 - 【請求項14】 ネットワーク・ノードが、汎用パケット無線サービス(G
PRS)の基地局コントローラ(BSC)ノードであることを特徴とする請求項
1から12のいずれか1項に記載の方法。 - 【請求項15】 ネットワーク・ノードが、移動通信システムのコア・ネッ
トワークの在圏GPRSサポート・ノード(SGSN)あるいは関門GPRSサ
ポート・ノードであることを特徴とする請求項1から14のいずれか1項に記載
の方法。 - 【請求項16】 無線インタフェースを介して複数の移動局をサービスする
ネットワーク・ノードであって、ネットワーク・ノードと移動局との間に接続が
確立されており、前記ネットワーク・ノードが、 接続を優先順位に分類するように構成された制御手段と、 複数のプロセッサと、 プロセッサの少なくとも1つの動作状態をモニタする手段と、を備えており、 ノード内のプロセッサの故障を検出した場合に、前記優先順位に従って、ユー
ザ・プレーン接続が、ノード内で故障したプロセッサから別のプロセッサへ再配
置されるように構成されていることを特徴とするネットワーク・ノード。 - 【請求項17】 分類が、サービス品質(QoS)パラメータに基づいてい
ることを特徴とする請求項15に記載のネットワーク・ノード。 - 【請求項18】 ネットワーク・ノードが、汎用パケット無線サービス(G
PRS)の基地局コントローラ(BSC)ノード、世界規模の移動体通信サービ
ス(UMTS)の無線ネットワーク・コントローラ(RNC)ノード、あるいは
移動通信システムのコア・ネットワークの在圏GPRSサポート・ノード(SG
SN)又は関門GPRSサポート・ノードであり、前記制御手段がノードのリソ
ース・ハンドラを含むことを特徴とする請求項16又は17に記載のネットワー
ク・ノード。 - 【請求項19】 ユーザ・プレーン接続が、ノードのユーザ・プレーン・プ
ロセッサとルーティング・プロセッサとの間で実現されることを特徴とする請求
項16から18のいずれか1項に記載のネットワーク・ノード。 - 【請求項20】 移動局とネットワーク・ノードとの間の接続の状態をモニ
タする手段を更に備えることを特徴とする請求項16から19のいずれか1項に
記載のネットワーク・ノード。
Applications Claiming Priority (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
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