JP2003516040A - 移動電気通信網内のエラー報告 - Google Patents
移動電気通信網内のエラー報告Info
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Abstract
Description
システム(UMTS)コアネットワーク及びUMTS地上無線アクセス通信網(
UTRAN)の間のIuユーザ・プレーン(UP)におけるエラー報告に関する
ものである。
示す。この通信網はコア・ネットワーク部1を含み、これはUMTS移動サービ
ス中継センター(UMTS Mobile−services Switchi
ng Centers,UMSC)またはサービングGPRSサポート・ノード
(SGSN)を含む汎用パケット無線サービス(GPRS)通信網のようなデー
タ・ネットワークであり得る。図1において、UMSCとSGSNは、参照番号
2で示される。加入者またはユーザ装置(UE)3は、ユニバーサル地上無線ア
クセス通信網(UTRAN)と呼ばれるアクセス・ネットワーク4を介してコア
ネットワーク1へ結合されている。より詳しくは、Iuインターフェイスと呼ば
れるインターフェイス上で、UMSC/SGSN2がUTRAN4の無線通信網
コントローラ(RNC)へ結合されている。
し、無線ネットワーク・サブシステム(RNS)7、8はまたUMTS用語でノ
ードBと呼ばれる基地局の集合を含む。RNC5、6とノードB9の間のインタ
ーフェイスはIubとして知られる。ノードB9はUE3にUTRAN4への接
続ポイントを提供し、ノードB9とUE3の間のインターフェイスはUuインタ
ーフェイスとして知られる。所与の時にUE3をコアネットワーク1に結合する
RNS(図1のRNS7)は、その特定のUE3に対するサービングRNS(S
RNS)と呼ばれる。
ANにより使用されるベアラ構造の極めて全般的な関係を示す。ユーザ・プレー
ン接続を確立することが必要とされる場合、統轄するUMSCまたはSGSN2
はUTRAN4に、UMSCまたはSGSN2とUE3の間に論理接続を確立す
るように指示する。この論理接続は、無線アクセス・ベアラ(RAB)と呼ばれ
る。こうして確立されたRABは、例えばサービスの品質などのUMTSサービ
スの諸要件を継承する。継承されたRABの諸要件に基いて、コアネットワーク
1(すなわちUMSCまたはSGSN2)およびUE3とのユーザ・プレーン接
続をRNC5、6が確立する。RNC5、6とコアネットワーク1の間の接続は
Iuベアラと呼ばれる。一方、RNC5、6とUE3の間の接続は無線ベアラ(
RB)と呼ばれる。これら両ベアラは更に、ベアラの間でマッピングをするRN
Cにより、論理チャネルを表す。ベアラ自体はそれぞれのインターフェイス(I
uおよびUu)上で伝送するために適当なトラヒック・チャネルにマップされる
。
とコアネットワークの間で伝送する。この制御情報を伝送するためのユーザ・プ
レーン(UP)・プロトコルを規定する作業が、欧州電気通信標準化協会(ET
SI)の賛助を受けて、現在進行中である。この仕様書は25.415と呼ばれ
、その現在のバージョンは、バージョン3.0.0(1999−10)である。
Iu UPプロトコルの現在のバージョンはエラー処理を取扱わない、つまり、
それは「異常イベント」手順を備えていない。そうした手順は、例えば呼開始段
階で発生し得るエラーの処理を取扱うことが必然であるとされている。
トワーク内の)複数のIuエンティティの間でエラー・メッセージを伝送するU
Pパケット・データ・ユニット(PDU)とともに、エラー・タイプのセットを
定義するであろうと予想される。エラー・メッセージが発信エンティティと着信
エンティティの間を移動する時に一つまたはそれ以上の中間エンティティを通過
することが理解される。しかしながらそうした解決法に伴ってあり得る一つ問題
は、エラー・メッセージを受信するエンティティが、たとえエラー・タイプおよ
び伝送パス内の最後のエンティティの識別できうるとしても、エラー・メッセー
ジの送信元は識別できないであろうということである。
通信網(UTRAN)を含む移動電気通信網内のエラー報告の方法であって、 コアネットワークとUTRANの一方においてエラー発信エンティティでエラ
ー・メッセージを生成することと、 エラー・メッセージをコアネットワークおよびUTRANの他方においてエラ
ー着信エンティティへIuインターフェイス上で送信することと、 エラー・メッセージが通過する各中間エンティティにおいて、エラー・メッセ
ージに含まれる、または伴うディスタンス・カウンタをインクリメントすること
を含み、 エラー着信エンティティは、受信されるエラー・メッセージに含まれるまたは
伴うディスタンス・カウンタの値に基いて、エラー発信エンティティを識別でき
る方法が提供される。
TS移動スイッチング・センター(UMSC)とUTRANの無線通信網コント
ローラ(RNC)の間で送信される。本発明の他の実施例によれば、エラー・メ
ッセージが2つのRNCの間でコアネットワークを介して送信される。エラー・
メッセージはIuユーザ・プレーン・プロトコル・インスタンスでもUMSC/
RNCの上位層エンティティでも生成される。同様に、このメッセージはIuイ
ンターフェイス上で、Iuユーザ・プレーン・プロトコル・インスタンスへもU
MSC/RNCの上位層エンティティへも送信される。エラー・メッセージが上
位層エンティティにより生成される場合は、このメッセージは、Iuインターフ
ェイス上で、送信ノードと受信ノード(この「ノード」はUMSCまたはRNC
示す)におけるそれぞれのIuユーザ・プロトコル・インスタンスを介して、同
位エンティティへ送信される。エラー・メッセージがIuユーザ・プレーン・プ
ロトコル・インスタンスにより生成される場合は、Iuインターフェイス上でと
同様に、このエラー・メッセージが同一ノードの上位層エンティティへ送信され
る。
uインターフェイス上で送信される。このフレームは、エラー・メッセージが生
成されるノードのIuインターフェイスに構築される。より好ましくは、このフ
レームはエラー・タイプ識別子(「原因値(cause value)」)およ
びディスタンス・カウンタを含む。
とつながっている多数のノードをそれぞれ含むコアネットワークとUMTS地上
無線アクセス通信網(UTRAN)を含む移動電気通信網であって、その各ノー
ドが、 エラー発信エンティティでエラー・メッセージを生成する手段と、 他のノード内のエラー着信エンティティへエラー・メッセージを送信する手段
と、およびIuインターフェイス上で、他のエンティティ内でエラーを生成する
エンティティからエラー・メッセージを受信する手段とを含み、 移動電気通信網は更に、エラー・メッセージが通過し、各エラー・メッセージ
に含まれる、または伴うディスタンス・カウンタをインクリメントするように配
置された少なくとも1つの中間エンティティを含み、 受信されたエラーメッセージに含まれる、または伴うディスタンス・カウンタ
の値に基いてエラー着信エンティティがエラー発信エンティティを識別できる移
動電気通信網が提供される。
通信網(UTRAN)を含む移動電気通信網内のエラーを報告する方法であって
、 コアネットワークおよびUTRANの一つにおいてエラー発信エンティティに
エラー・メッセージを生成することと、 エラー・メッセージおよびエラー発信エンティティの位置を識別するコードを
組み込んだ異常イベント・フレームを構成することと、 エラー・メッセージをコアネットワークおよびUTRANの他方においてエラ
ー着信エンティティヘIuインターフェイス上で送信することを含み、 異常イベント・フレームに含まれるコードに基づいて、エラー着信エンティテ
ィがエラー発信エンティティの位置を識別できる方法が提供される。
ードを組み込んだ第2のすなわち修正された異常イベント・フレームを構築する
ことを含み、第1コードは発信エンティティが着信エンティティとは別のノード
に属することを識別し、第2コードは発信エンティティが着信エンティティと同
一のノードに属することを識別する。
信網内で採用されるUTRANベアラ構造を説明してきた。図2に例示するベア
ラはRNCおよびUMSC内で、いわゆるIuユーザ・プレーン・プロトコル・
インスタンスにおいて、終結する。Iuユーザ・プロトコル・インスタンスの各
々は、同一ノードの上位層とつながっていて、その上、多数のIu UP機能を
使用する。
」、「その他のエラー」に分類される。メッセージ内のフィールドは、そのフィ
ールドが「リザーブ」と定義された未知の値を含むならば、もしくはその値の部
分の仕様に与えられた構文規則にその値の部分が違反するならば、構文的に不正
確とされる。あるメッセージが受信者の状態によって異なり得る予期しない情報
を含み、それが受信者の資源および/または手順の部分と矛盾するならば、その
メッセージは意味的に不正確であると定義される。構文的とも意味的とも解釈さ
れないエラーは、他のエラーと定義される。これらのエラーは、ある手順(例え
ば初期化)の失敗の繰返しおよびIu UP外の、あるエラーの状態(例えばト
ランスコーダにおける初期化失敗)を含む。
により処理される。この手順は、Iuインターフェイス上で送信され、且つ「異
常イベント」フレームと呼ばれるIu UPフレームを使用する。この異常イベ
ント・フレームは図3に例示され、エラーのタイプを識別する「原因値」を含む
。図3に示す異常イベント・フレームはまた、「エラー・ディスタンス」と名づ
けられたフィールドを含み、これは(受信エンティティから)異常イベントを報
告するエンティティまでのエラー・ディスタンスを識別する。エラーが発信され
るとき、「エラー・ディスタンス」は0である。異常イベント報告が前方に中継
されると、「エラー・ディスタンス」が1つインクリメントされる。エラー・デ
ィスタンスは2ビットからなり、下記のとおり4つのあり得る値が定義される。 0 − ローカル・エラーの報告 1 − 異常イベント報告の最初の転送 2 − 異常イベント報告の第2の転送 3 − 将来使用のためにリザーブ
により検出されるエラー(例えば未知のフレーム・フォーマットが受信される)
、上位層によりされる要求(例えばトランスコーダの初期化失敗)、またはIu
UP上に送られる異常イベント・フレームにより引き起こされる。
の動作の1つがなされる。(1)上位層へエラーが報告される(例えば、動作及
び保守レベルに対する上位層報告)。(2)異常イベント・フレームがIu U
P上で送信される。(3)Iu UP上で異常イベント・フレームが送信されて
、上位層へエラーが報告される。(4)何の動作もなされない。
はUMSCの)Iuユーザ・プレーン・プロトコル・インスタンスで上位層から
受信されると、Iuインターフェイス上で異常イベント・フレームが送信されて
、適当なエラータイプを指示する。Iu UPプロトコル上で同層のIuプロト
コル・インスタンス上で、異常イベント・フレームが受信されると、異常イベン
トを示すIu状態指示がそこから上位層へ送信される。
P状態要求により最初に引き起こされる。この異常イベント手順は、Iuインタ
ーフェイス上で異常イベント・フレームを送信することにより受信メッセージに
作用する。Iuインターフェイスの他の側では、異常イベント・フレームの受信
がそこに異常イベント手順を引き起こして、Iu−UP状態指示が関連の上位層
へ送信される。この処理はIu UPプロトコル上で対称的である。
レーン・プロトコル・インスタンスに関連するIu UP機能により最初に引き
起こされる。異常イベント手順は、Iuインターフェイス上で異常イベント・フ
レームを送信することにより、このメッセージへ作用する。インターフェイスの
同位側で、異常イベント・フレームの受信が更なる異常イベント手順を引き起こ
して、Iu−UP状態指示が同位のIuユーザ・プレーン・プロトコル・インス
タンスから上位層へ送信される。ここでも処理はIu UPプロトコル上で対称
的である。
ることは当業者に理解される。特にRNCおよびUMSCの間のIuインターフ
ェイスに関して上記に本発明を説明してきたが、このインターフェイスは二つの
RNCの間に存在しても良く、この場合はコアネットワークを介してインターフ
ェイスがトランスペアレントに伝送される。
の原因を識別するコードを組込むことができる。たとえばコード0はこのエラー
発信エンティティが同位ノードの上位層である「アプリケーション・エラー」で
あることを示し、コード1はこのエラー発信エンティティが同位ノードにおける
Iu UPプロトコル・インスタンスである(Iu UP機能エラー)ことを示
し、コード2はエラー発信エンティティが着信エンティティと同一のノードにお
けるIu UPプロトコル・インスタンスである(これもIu UP機能エラー
)ことを示す。
図である。
を概略的に示す図である。
Claims (12)
- 【請求項1】 コアネットワーク及びUMTS地上無線アクセス通信網(U
TRAN)を含む移動電気通信網内のエラー報告の方法であって、 前記コアネットワークと前記UTRANの一方においてエラー発信エンティテ
ィでエラー・メッセージを生成することと、 前記コアネットワークおよび前記UTRANの他方においてエラー着信エンテ
ィティへ前記エラー・メッセージをIuインターフェイス上で送信することと、 前記エラー・メッセージが通過する各中間エンティティにおいて、前記エラー
・メッセージが含まれる、または伴うディスタンス・カウンタをインクリメント
することを含み、 前記エラー着信エンティティは、前記受信されるエラー・メッセージに含まれ
る、または伴う前記ディスタンス・カウンタの値に基いて、前記エラー発信エン
ティティを識別できる前記方法。 - 【請求項2】 前記コアネットワークのUMTS移動スイッチング・センタ
と前記UTRANの無線通信網コントローラ(RNC)の間で前記エラー・メッ
セージが送信される請求項1記載の方法。 - 【請求項3】 前記エラー・メッセージが前記コアネットワークを介して2
つのRNCの間で送信される請求項1記載の方法。 - 【請求項4】 前記エラー・メッセージが、Iuユーザ・プロトコル・イン
スタンスで、あるいはUMSCまたはRNCの上位層エンティティで生成される
請求項1から3までのいずれかに記載の方法。 - 【請求項5】 前記エラー・メッセージが、Iuユーザ・インターフェイス
上で、Iuユーザ・プロトコル・インスタンスまたは前記受信UMSC/RNC
の上位層エンティティへ送信される請求項1から4までのいずれかに記載の方法
。 - 【請求項6】 前記エラー・メッセージが上位層エンティティにより生成さ
れて、UMSCまたはRNCの前記送信および受信に際してそれぞれのIuユー
ザ・プレーン・プロトコル・インスタンスを介して、同位エンティティへ送信さ
れる請求項1から5までのいずれかに記載の方法。 - 【請求項7】 前記エラー・メッセージがIuユーザ・プレーン・プロトコ
ル・インスタンスにより生成されて、Iuインターフェイス上と同様に、同一ノ
ードの上位層エンティティへ送信される請求項1から6までのいずれかに記載の
方法。 - 【請求項8】 前記エラー・メッセージが異常イベント・フレームに組込ま
れて、Iuインターフェイス上で送信される請求項1から7までのいずれかに記
載の方法。 - 【請求項9】 前記フレームがエラー・タイプ識別子および前記ディスタン
ス・カウンタを含む請求項8記載の方法。 - 【請求項10】 Iuインターフェイス上で他の通信網のノードとつながっ
ている多数のノードをそれぞれ含むコアネットワークとUMTS地上無線アクセ
ス通信網(UTRAN)を含む移動電気通信網であって、その各ノードが、 エラー発信エンティティでエラー・メッセージを生成する手段と、 他のノード内のエラー着信エンティティへエラー・メッセージを送信する手段
と、およびIuインターフェイス上、他のエンティティ内でエラーを発生するエ
ンティティからエラー・メッセージを受信する手段と、 エラー・メッセージが通過し、各エラー・メッセージに含まれる、または伴う
ディスタンス・カウンタをインクリメントするように配置された少なくとも1つ
の中間エンティティとを含み、 前記受信されたエラーメッセージに含まれる、もしくは伴うディスタンス・カ
ウンタの値に基いてエラー着信エンティティがエラー発信エンティティを識別で
きる前記移動電気通信網。 - 【請求項11】 コアネットワークとUMTS地上無線アクセス通信網(U
TRAN)を含む移動電気通信網内のエラーを報告する方法であって、 前記コアネットワークおよび前記UTRANの一方においてエラー発信エンテ
ィティでエラー・メッセージを生成することと、 前記エラー・メッセージおよび前記エラー発信エンティティの位置を識別する
コードを組み込んだ異常イベント・フレームを構成することと、 前記エラー・メッセージを前記コアネットワークおよび前記UTRANの他方
においてエラー着信エンティティヘIuインターフェイス上で送信することを含
み、 前記異常イベント・フレームに含まれる前記コードに基いて、前記エラー着信
エンティティが前記エラー発信エンティティの位置を識別できる前記方法。 - 【請求項12】 前記エラー・メッセージ、および前記エラー発信エンティ
ティの前記位置を識別するコードを組み込んだ第2の修正された異常イベント・
フレームを構成することと、前記第1コードが前記発信エンティティが前記着信
エンティティとは別のノードに属することを識別することと、及び前記第2コー
ドが前記発信エンティティは前記着信エンティティと同一のノードに属すること
を識別することを含む請求項11記載の方法。
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