JPH118877A - 移動体通信方式 - Google Patents
移動体通信方式Info
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- JPH118877A JPH118877A JP9160264A JP16026497A JPH118877A JP H118877 A JPH118877 A JP H118877A JP 9160264 A JP9160264 A JP 9160264A JP 16026497 A JP16026497 A JP 16026497A JP H118877 A JPH118877 A JP H118877A
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- mobile
- mobile communication
- station controller
- controller
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 予めデータベースとして準備して保有した補
完データにもとづき、自動的にサービスエリアを再設定
可能にして、基地局等の一部が停止したときにも、周囲
の基地局によりサービスを可能にする。 【解決手段】 複数の基地局制御装置6,7の配下にあ
る基地局81〜87,91〜96を交互配置し、少なく
ともこれらの一部が停止の状態にあっても、他の基地局
制御装置配下の基地局の送信出力を増大し、停止中の基
地局制御装置配下の基地局のサービスエリアに存在する
移動機5へ通信サービスを提供する。
完データにもとづき、自動的にサービスエリアを再設定
可能にして、基地局等の一部が停止したときにも、周囲
の基地局によりサービスを可能にする。 【解決手段】 複数の基地局制御装置6,7の配下にあ
る基地局81〜87,91〜96を交互配置し、少なく
ともこれらの一部が停止の状態にあっても、他の基地局
制御装置配下の基地局の送信出力を増大し、停止中の基
地局制御装置配下の基地局のサービスエリアに存在する
移動機5へ通信サービスを提供する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、移動体通信シス
テムにおいて特に停止中の基地局あるいは基地局制御装
置配下の基地局に対し通信サービスを提供する移動体通
信方式に関する。
テムにおいて特に停止中の基地局あるいは基地局制御装
置配下の基地局に対し通信サービスを提供する移動体通
信方式に関する。
【0002】
【従来の技術】図4は従来の移動体通信システムを概念
的に示すブロック図であり、同図において、1は公衆通
信網(PSTN)に接続された回線装置(TRK)を基
地局制御装置(BSC)6,7の一方に交換接続する移
動体通信用交換機(MSC)であり、81−87および
91−96はこれらの基地局制御装置6,7配下の基地
局である。なお、基地局81−87と墓地局91−96
の各出カ電波はそれぞれ同一の周波数帯域が隣接しない
ように設定されている。また、図示していないが、各基
地局81−87および91−96内の無線端末である移
動機は、基地局81一87と基地局91−96の各サー
ビスエリア内において、無線通信が可能である。なお、
30,31は移動体通信用交換機1内の通話路パス接続
である。
的に示すブロック図であり、同図において、1は公衆通
信網(PSTN)に接続された回線装置(TRK)を基
地局制御装置(BSC)6,7の一方に交換接続する移
動体通信用交換機(MSC)であり、81−87および
91−96はこれらの基地局制御装置6,7配下の基地
局である。なお、基地局81−87と墓地局91−96
の各出カ電波はそれぞれ同一の周波数帯域が隣接しない
ように設定されている。また、図示していないが、各基
地局81−87および91−96内の無線端末である移
動機は、基地局81一87と基地局91−96の各サー
ビスエリア内において、無線通信が可能である。なお、
30,31は移動体通信用交換機1内の通話路パス接続
である。
【0003】次に動作を説明する。いま、基地局81配
下で図示しない移動機が無線通信を実施中に、基地局8
1が故障により電波出力を停止したとする。移動機は定
期的に在圏エリア(基地局81配下)にあることおよび
周辺エリア(基地局82,83,84配下)の電波受信
レベルを測定しているため、基地局81停止時にはその
周辺エリアのうち、通信可能かつ受信レベルの一番高い
電波に、その基地局8配下の移動機がハンドオーバー
し、通信を継続することとなる。
下で図示しない移動機が無線通信を実施中に、基地局8
1が故障により電波出力を停止したとする。移動機は定
期的に在圏エリア(基地局81配下)にあることおよび
周辺エリア(基地局82,83,84配下)の電波受信
レベルを測定しているため、基地局81停止時にはその
周辺エリアのうち、通信可能かつ受信レベルの一番高い
電波に、その基地局8配下の移動機がハンドオーバー
し、通信を継続することとなる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、かかる
従来の移動体通信システムは、特定の基地局の故障ある
いは保守による停止の場合、予め設計されたセル配置の
無線設計により定めた基地局の無線出力では、近隣基地
局からの電波が停止した基地局のエリアに十分に届かな
い地域が発生し、また、複数の基地局を制御する基地局
制御装置6,7の故障あるいは保守による停止の場合
は、さらに大きなサービスエリアがサービス不能状態に
なるという課題があった。
従来の移動体通信システムは、特定の基地局の故障ある
いは保守による停止の場合、予め設計されたセル配置の
無線設計により定めた基地局の無線出力では、近隣基地
局からの電波が停止した基地局のエリアに十分に届かな
い地域が発生し、また、複数の基地局を制御する基地局
制御装置6,7の故障あるいは保守による停止の場合
は、さらに大きなサービスエリアがサービス不能状態に
なるという課題があった。
【0005】また、停止した基地局の近隣の他の基地局
でサービスを行う手段を講じても、そのサービスエリア
について予想した移動の密度にもとづいて設計された無
線チャネル容量配置では、停止した基地局のサービスエ
リアの移動機に対しサービスを行うには、回線容量が不
足するため、この近隣の基地局に十分な無線チャンネル
を確保できず、広範囲に亘り幅輳状態が発生する可能性
があるという課題があった。
でサービスを行う手段を講じても、そのサービスエリア
について予想した移動の密度にもとづいて設計された無
線チャネル容量配置では、停止した基地局のサービスエ
リアの移動機に対しサービスを行うには、回線容量が不
足するため、この近隣の基地局に十分な無線チャンネル
を確保できず、広範囲に亘り幅輳状態が発生する可能性
があるという課題があった。
【0006】この発明は前記のような課題を解決するも
のであり、特定の基地局あるいは特定の基地局制御装置
の故障若しくは保守のための停止が発生した場合、自動
的に他の基地局または基地局制御装置により補完を行う
ことで、操作性並びに保守性を向上して、部分故障に対
するシステムの信頼性の向上とシステム全体の資源の有
効利用を図ることができる移動体通信方式を得ることを
目的とする。また、部分的に設備が利用できなくなるこ
とにより発生し得るシステムの輻輳を、可能な限り抑制
できる移動体通信方式を得ることを目的とする。
のであり、特定の基地局あるいは特定の基地局制御装置
の故障若しくは保守のための停止が発生した場合、自動
的に他の基地局または基地局制御装置により補完を行う
ことで、操作性並びに保守性を向上して、部分故障に対
するシステムの信頼性の向上とシステム全体の資源の有
効利用を図ることができる移動体通信方式を得ることを
目的とする。また、部分的に設備が利用できなくなるこ
とにより発生し得るシステムの輻輳を、可能な限り抑制
できる移動体通信方式を得ることを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】前記目的達成のために、
請求項lの発明にかかる移動体通信方式は、複数の基地
局制御装置の配下にある基地局を交互配置し、少なくと
も一つの基地局制御装置またはこの基地局制御装置の基
地局が停止の状態にあっても、他の基地局制御装置配下
の基地局の送信出力を増大し、停止中の基地局制御装置
配下の基地局のサービスエリアに存在する移動機への通
信サービスを提供するようにしたものである。
請求項lの発明にかかる移動体通信方式は、複数の基地
局制御装置の配下にある基地局を交互配置し、少なくと
も一つの基地局制御装置またはこの基地局制御装置の基
地局が停止の状態にあっても、他の基地局制御装置配下
の基地局の送信出力を増大し、停止中の基地局制御装置
配下の基地局のサービスエリアに存在する移動機への通
信サービスを提供するようにしたものである。
【0008】また、請求項2の発明にかかる移動体通信
方式は、前記基地局制御装置またはこの基地局制御装置
の基地局の停止により、これらに対し前記通信サービス
を提供する他の基地局制御装置または基地局で無線チャ
ンネルの不足が発生した場合は、その通信サービスエリ
アに存在する移動機への着信呼のみ音声メール装置へ接
続し、発信者に音声メッセージを残すことを促すととも
に、音声メッセージが録音された場合は、これを着信側
移動機に伝達するようにしたものである。
方式は、前記基地局制御装置またはこの基地局制御装置
の基地局の停止により、これらに対し前記通信サービス
を提供する他の基地局制御装置または基地局で無線チャ
ンネルの不足が発生した場合は、その通信サービスエリ
アに存在する移動機への着信呼のみ音声メール装置へ接
続し、発信者に音声メッセージを残すことを促すととも
に、音声メッセージが録音された場合は、これを着信側
移動機に伝達するようにしたものである。
【0009】また、請求項3の発明にかかる移動体通信
方式は、前記基地局制御装置またはこの基地局制御装置
の基地局の停止により、これらに対し前記通信サービス
を提供する他の基地局制御装置または基地局で無線チャ
ンネルの不足が発生した場合は、その通信サービスエリ
アに存在する移動機相互の着信側の通信を音声メール装
置へ接続し、発信者に音声メッセージを残すことを促す
とともに、音声メッセージが録音された場合は、これを
着信側移動機に伝達するようにしたものである。
方式は、前記基地局制御装置またはこの基地局制御装置
の基地局の停止により、これらに対し前記通信サービス
を提供する他の基地局制御装置または基地局で無線チャ
ンネルの不足が発生した場合は、その通信サービスエリ
アに存在する移動機相互の着信側の通信を音声メール装
置へ接続し、発信者に音声メッセージを残すことを促す
とともに、音声メッセージが録音された場合は、これを
着信側移動機に伝達するようにしたものである。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の一形態を
図について説明する。図1はこの発明の移動体通信方式
を実施する移動体通信システムを示すブロック図であ
り、同図において、1は移動体通信用交換機、6は配下
に基地局81〜87を有する基地局制御装置、7は配下
に基地局91−96を有する基地局制御装置であり、基
地局81〜87と基地局91−96およびそのサービス
エリアは交互に配置されている。また、移動体通信用交
換機1は回線装置2を介し、公衆通信網と接続され、さ
らに、その移動体通信用交換機1には音声メール装置4
が接続されている。なお、移動体通信用交換機1におい
て、30−34は通話路パスである。
図について説明する。図1はこの発明の移動体通信方式
を実施する移動体通信システムを示すブロック図であ
り、同図において、1は移動体通信用交換機、6は配下
に基地局81〜87を有する基地局制御装置、7は配下
に基地局91−96を有する基地局制御装置であり、基
地局81〜87と基地局91−96およびそのサービス
エリアは交互に配置されている。また、移動体通信用交
換機1は回線装置2を介し、公衆通信網と接続され、さ
らに、その移動体通信用交換機1には音声メール装置4
が接続されている。なお、移動体通信用交換機1におい
て、30−34は通話路パスである。
【0011】次に動作について説明する。例えば基地局
91が停止した場合には、基地局制御装置7でその停止
を異常として検出し、この異常が移動体通信用交換機1
で認識される。移動体通信用交換機lは、基地局91が
停止の場合、これに隣接して補完できる基地局81,9
3,84および82の認識を行い、この異常事態におけ
るそれぞれの補完出力データを得る。移動体通信用交換
機1はこの補完出力データを基地局制御装置6および基
地局制御装置7を介し、移動体通信用交換機1より指示
された所用レベルの出力で、基地局81,93,84お
よび82より電波を出力する。以上により、停止してい
る墓地局91のサービスエリアをシステム全体の品質低
下を招かない範囲で(すなわち、相互干渉防止基準内)
救済する。
91が停止した場合には、基地局制御装置7でその停止
を異常として検出し、この異常が移動体通信用交換機1
で認識される。移動体通信用交換機lは、基地局91が
停止の場合、これに隣接して補完できる基地局81,9
3,84および82の認識を行い、この異常事態におけ
るそれぞれの補完出力データを得る。移動体通信用交換
機1はこの補完出力データを基地局制御装置6および基
地局制御装置7を介し、移動体通信用交換機1より指示
された所用レベルの出力で、基地局81,93,84お
よび82より電波を出力する。以上により、停止してい
る墓地局91のサービスエリアをシステム全体の品質低
下を招かない範囲で(すなわち、相互干渉防止基準内)
救済する。
【0012】また、例えば基地局制御装置7が故障ある
いは保守のために停止したときは、基地局91−96が
停止する。移動体通信用交換機1は基地局91−96の
停止を補完できる基地局81〜87の補完出力データを
得て、これを基地局制御装置6を介し基地局81−87
に伝え、これらの電波の出力を調整する。特に、基地局
制御装置7が停止の場合は、基地局制御装置6は基地局
制御装置7が取り扱う予定の通信トラヒック分をまかな
う。
いは保守のために停止したときは、基地局91−96が
停止する。移動体通信用交換機1は基地局91−96の
停止を補完できる基地局81〜87の補完出力データを
得て、これを基地局制御装置6を介し基地局81−87
に伝え、これらの電波の出力を調整する。特に、基地局
制御装置7が停止の場合は、基地局制御装置6は基地局
制御装置7が取り扱う予定の通信トラヒック分をまかな
う。
【0013】また、繁忙時間帯に幅輳が発生すると、図
示省略の移動機よりの発信呼も、公衆通信網よりの着信
呼と共に無線チャンネルの幅輳による話中状態となる。
この状態を緩和するため、移動体通信用交換機1は交衆
通信網よりの着信呼並びに移動機相互の着信側の通信を
音声メール装置4に接続し、発信者に対しては希望する
着信者のエリアが幅輳している旨案内し、着信加入者へ
の音声メッセージを残すことを促す。移動体通信用交換
機1は発信者が音声メッセージの録音が終了すると、着
信加入者に対し基地局81〜87の無線制御チャンネル
(呼出チャンネル)を介して移動機に着信と音声メッセ
ージが到着していることを伝達する。そこで、その移動
機の所持者は、他網の通信手段により、交衆通信網を介
し音声メール装置4にアクセスして音声メッセージを再
生可能とする。
示省略の移動機よりの発信呼も、公衆通信網よりの着信
呼と共に無線チャンネルの幅輳による話中状態となる。
この状態を緩和するため、移動体通信用交換機1は交衆
通信網よりの着信呼並びに移動機相互の着信側の通信を
音声メール装置4に接続し、発信者に対しては希望する
着信者のエリアが幅輳している旨案内し、着信加入者へ
の音声メッセージを残すことを促す。移動体通信用交換
機1は発信者が音声メッセージの録音が終了すると、着
信加入者に対し基地局81〜87の無線制御チャンネル
(呼出チャンネル)を介して移動機に着信と音声メッセ
ージが到着していることを伝達する。そこで、その移動
機の所持者は、他網の通信手段により、交衆通信網を介
し音声メール装置4にアクセスして音声メッセージを再
生可能とする。
【0014】図2は図lに示すこの発明の移動体通信方
式を実施する移動体通信システムの詳細を示すブロック
図であり、同図において、5は加入者端末としての移動
機である。また、移動体通信用交換機1は、基地局81
の状態を基地局制御装置6を介して監視または認識する
監視部(SV)11と、基地局81や91の停止時にセ
ルデータ(CELL DATA)13から対応する補完
データを取り出して基地局へ伝達させるマイクロプロセ
ッサ(CPU)12と、制御装置側インタフェース14
とを有する。
式を実施する移動体通信システムの詳細を示すブロック
図であり、同図において、5は加入者端末としての移動
機である。また、移動体通信用交換機1は、基地局81
の状態を基地局制御装置6を介して監視または認識する
監視部(SV)11と、基地局81や91の停止時にセ
ルデータ(CELL DATA)13から対応する補完
データを取り出して基地局へ伝達させるマイクロプロセ
ッサ(CPU)12と、制御装置側インタフェース14
とを有する。
【0015】また、各基地局制御装置6,7はそれぞれ
交換機側インタフェース(MSCINTF)61,71
および基地局側インタフェース(BS INTF)6
2,72と制御装置(CONT)63,73とを有す
る。さらに、基地局81,91はそれぞれアンプ(AM
P)811,911、無線周波回路(RF)812,9
12および制御装置(CONT)813,913を有す
る。64,74は各基地局81,91と基地局制御装置
6,7とを結ぶ通信情報線、65,75は各基地局制御
装置6,7と移動体通信用交換機1とを結ぶ通信情報線
である。
交換機側インタフェース(MSCINTF)61,71
および基地局側インタフェース(BS INTF)6
2,72と制御装置(CONT)63,73とを有す
る。さらに、基地局81,91はそれぞれアンプ(AM
P)811,911、無線周波回路(RF)812,9
12および制御装置(CONT)813,913を有す
る。64,74は各基地局81,91と基地局制御装置
6,7とを結ぶ通信情報線、65,75は各基地局制御
装置6,7と移動体通信用交換機1とを結ぶ通信情報線
である。
【0016】次に図2について動作を説明する。基地局
91が故障あるいは保守のため、停止したときは、基地
局制御装置7の基地局側インタフェース72で異常を検
出し、制御装置73が交換機側インタフェース71,通
信情報線75を介しその異常を移動体通信用交換機1へ
伝え、この異常が制御装置側インタフェース14を介し
監視部11に入力されて認識される。このとき、マイク
ロプロセッサ12はセルデータ13を参照し、基地局9
1が停止の場合に補完できる図1の基地局81,93,
84および82を認識し、この異常事態におけるそれぞ
れの補完出力データを得る。マイクロプロセッサ12は
これらの補完出力データを基地局制御装置6および基地
局制御装置7を介し各基地局81,93,84,82に
伝達する。具体的には、図2において、制御装置側イン
タフェース14,通信情報線65,交換機側インタフェ
ース61,制御装置63,通信情報線64、および制御
装置側インタフェース14,通信情報線75,交換機側
インタフェース71,制御装置73,通信情報線74を
介し、各基地局81の制御装置813および基地局9
3,84,82の各制御装置に伝える。そして、制御装
置813は無線周波回路812を介しアンプ811の電
力増幅度を制御し、マイクロプロセッサ12にて指示さ
れた所用出力で電波を出力する。なお、図2の他の基地
局93,84および82に対しても同様に出力変更が指
示される。以上により、停止している基地局91のサー
ビスエリアをシステム金体の品質低下を招かない範囲で
(すなわち、相互干渉防止基準内で)救済する。
91が故障あるいは保守のため、停止したときは、基地
局制御装置7の基地局側インタフェース72で異常を検
出し、制御装置73が交換機側インタフェース71,通
信情報線75を介しその異常を移動体通信用交換機1へ
伝え、この異常が制御装置側インタフェース14を介し
監視部11に入力されて認識される。このとき、マイク
ロプロセッサ12はセルデータ13を参照し、基地局9
1が停止の場合に補完できる図1の基地局81,93,
84および82を認識し、この異常事態におけるそれぞ
れの補完出力データを得る。マイクロプロセッサ12は
これらの補完出力データを基地局制御装置6および基地
局制御装置7を介し各基地局81,93,84,82に
伝達する。具体的には、図2において、制御装置側イン
タフェース14,通信情報線65,交換機側インタフェ
ース61,制御装置63,通信情報線64、および制御
装置側インタフェース14,通信情報線75,交換機側
インタフェース71,制御装置73,通信情報線74を
介し、各基地局81の制御装置813および基地局9
3,84,82の各制御装置に伝える。そして、制御装
置813は無線周波回路812を介しアンプ811の電
力増幅度を制御し、マイクロプロセッサ12にて指示さ
れた所用出力で電波を出力する。なお、図2の他の基地
局93,84および82に対しても同様に出力変更が指
示される。以上により、停止している基地局91のサー
ビスエリアをシステム金体の品質低下を招かない範囲で
(すなわち、相互干渉防止基準内で)救済する。
【0017】一方、基地局制御装置7が故障あるいは保
守のために停止したときは、図2の基地局91〜96が
停止する。この場合は移動体通信用交換機1は基地局制
御装置7の異常を通信情報線75および制御装置側イン
タフェース14を介して監視部11により認識する。マ
イクロプロセッサ12は前記と同様にセルデータ13を
参照し、基地局91〜96を可能な限り補完する基地局
81〜87の出力データを得るとともに、これを基地局
制御装置6を介し基地局81〜87に伝える。各基地局
81〜87では前記同様にそれぞれのアンプ811の出
力を調整する。なお、前記セルデータ13には、全ての
基地局81〜87,91〜96の停止時並びに基地局制
御装置6,7の停止時の補完組み合わせ情報が、データ
ベースとして蓄積されている。また、基地局81〜8
7,91〜96の配置と電波伝搬計画は、以上の補完動
作がより効果的に作動するように設計される。
守のために停止したときは、図2の基地局91〜96が
停止する。この場合は移動体通信用交換機1は基地局制
御装置7の異常を通信情報線75および制御装置側イン
タフェース14を介して監視部11により認識する。マ
イクロプロセッサ12は前記と同様にセルデータ13を
参照し、基地局91〜96を可能な限り補完する基地局
81〜87の出力データを得るとともに、これを基地局
制御装置6を介し基地局81〜87に伝える。各基地局
81〜87では前記同様にそれぞれのアンプ811の出
力を調整する。なお、前記セルデータ13には、全ての
基地局81〜87,91〜96の停止時並びに基地局制
御装置6,7の停止時の補完組み合わせ情報が、データ
ベースとして蓄積されている。また、基地局81〜8
7,91〜96の配置と電波伝搬計画は、以上の補完動
作がより効果的に作動するように設計される。
【0018】特に、基地局制御装置7の停止により基地
局制御装置6は基地局制御装置7が取り扱う予定の通信
トラヒック分もまかなうことになるため、繁忙時間帯に
おいては幅輳が発生し得る。この場合、移動機5からの
発信呼も、公衆通信網からの着信呼もともに無線チャン
ネルの幅輳による話中状態となる。この状態を緩和する
ため、移動体通信用交換機1は公衆通信網よりの着信呼
並びに移動機相互の着信側の通信を音声メール装置4に
接続し、発信音に対しては希望する着信者の工リアが幅
輳している旨案内し、着信加入者への音声メッセージを
残すことを促す。移動体通信用交換機1は発信者が音声
メッセージの録音が終了すると、着信加入者に対し図1
の基地局81〜87の路線制御チャンネル(呼出チャン
ネル)を介して移動機5に着信と音声メッセージが到着
していることを伝達する。移動機5はこの信号を受ける
と、これを輻輳状態でのメッセージ受信として表示す
る。また、移動機5の所持者は、他網の通信手段によ
り、公衆通信網を介し音声メール装置4にアクセスし
て、音声メッセージを再生し、内容確認が可能となる。
局制御装置6は基地局制御装置7が取り扱う予定の通信
トラヒック分もまかなうことになるため、繁忙時間帯に
おいては幅輳が発生し得る。この場合、移動機5からの
発信呼も、公衆通信網からの着信呼もともに無線チャン
ネルの幅輳による話中状態となる。この状態を緩和する
ため、移動体通信用交換機1は公衆通信網よりの着信呼
並びに移動機相互の着信側の通信を音声メール装置4に
接続し、発信音に対しては希望する着信者の工リアが幅
輳している旨案内し、着信加入者への音声メッセージを
残すことを促す。移動体通信用交換機1は発信者が音声
メッセージの録音が終了すると、着信加入者に対し図1
の基地局81〜87の路線制御チャンネル(呼出チャン
ネル)を介して移動機5に着信と音声メッセージが到着
していることを伝達する。移動機5はこの信号を受ける
と、これを輻輳状態でのメッセージ受信として表示す
る。また、移動機5の所持者は、他網の通信手段によ
り、公衆通信網を介し音声メール装置4にアクセスし
て、音声メッセージを再生し、内容確認が可能となる。
【0019】図3はこの発明の動作を説明するシーケン
ス図である。図中の数字によりその動作を説明する。い
ま、 基地局にて障害発生により通信不能になると、基地
局は制御装置に対しアラーム信号を出力する。 基地局制御装置は基地局からアラーム信号を受信す
ると、移動体通信用交換機に対し基地局種別情報と障害
情報を通知する。 移動体通信用交換機は基地局制御装置より基地局種
別情報と障害情報を受信すると、セルデータを検索し
て、障害基地局の代替えが可能な周辺基地局を割り出
す。 セルデータを検索して割り出された基地局情報にも
とづいて、移動体通信用交換機は基地局制御装置に対し
て電波出カレベルを上げるような制御信号を送信する。 移動体通信用交換機より受信した制御信号より基地
局制御装置は前記代替えされる基地局に対し電波出力レ
ベルを上げさせる。
ス図である。図中の数字によりその動作を説明する。い
ま、 基地局にて障害発生により通信不能になると、基地
局は制御装置に対しアラーム信号を出力する。 基地局制御装置は基地局からアラーム信号を受信す
ると、移動体通信用交換機に対し基地局種別情報と障害
情報を通知する。 移動体通信用交換機は基地局制御装置より基地局種
別情報と障害情報を受信すると、セルデータを検索し
て、障害基地局の代替えが可能な周辺基地局を割り出
す。 セルデータを検索して割り出された基地局情報にも
とづいて、移動体通信用交換機は基地局制御装置に対し
て電波出カレベルを上げるような制御信号を送信する。 移動体通信用交換機より受信した制御信号より基地
局制御装置は前記代替えされる基地局に対し電波出力レ
ベルを上げさせる。
【0020】
【発明の効果】以上のように、この発明によれば、複数
の基地局制御装置の配下にある基地局を交互配置し、少
なくとも一つの基地局制御装置またはこの基地局制御装
置の基地局が停止の状態にあっても、他の基地局制御装
置配下の基地局の送信出力を増大し、停止中の基地局制
御装置配下の基地局のサービスエリアに存在する移動機
への通信サービスを提供するようにしたので、予めデー
タベースとして準備して保有した補完データにもとづ
き、自動的にサービスエリアを再設定でき、この結果、
システムを構成する基地局や基地局制御装置の一部が停
止したときにおいても、周囲の基地局により可能な限り
良好なサービスを提供できるという効果が得られる。
の基地局制御装置の配下にある基地局を交互配置し、少
なくとも一つの基地局制御装置またはこの基地局制御装
置の基地局が停止の状態にあっても、他の基地局制御装
置配下の基地局の送信出力を増大し、停止中の基地局制
御装置配下の基地局のサービスエリアに存在する移動機
への通信サービスを提供するようにしたので、予めデー
タベースとして準備して保有した補完データにもとづ
き、自動的にサービスエリアを再設定でき、この結果、
システムを構成する基地局や基地局制御装置の一部が停
止したときにおいても、周囲の基地局により可能な限り
良好なサービスを提供できるという効果が得られる。
【0021】また、この発明によれば、前記基地局制御
装置またはこの基地局制御装置の基地局の停止により、
これらに対し前記通信サービスを提供する他の基地局制
御装置または基地局で無線チャンネルの不足が発生した
場合は、その通信サービスエリアに存在する移動機への
着信呼のみ音声メール装置へ接続し、発信者に音声メッ
セージを残すことを促すとともに、音声メッセージが録
音された場合は、これを着信側移動機に伝達するように
したので、サービスエリアを再設定した基地局または基
地局群で幅輳が発生した場合に、単に話中または輻輳状
態の各通知を行っただけでは、発信加入者は再発信を繰
り返すという無駄な作業,時間を費すのに対し、着信呼
を音声メール装置に接続することにより完了呼とするこ
とにより、再呼となる割り合いを減少させることがで
き、幅輳状態の加速を回避できるという効果が得られ
る。
装置またはこの基地局制御装置の基地局の停止により、
これらに対し前記通信サービスを提供する他の基地局制
御装置または基地局で無線チャンネルの不足が発生した
場合は、その通信サービスエリアに存在する移動機への
着信呼のみ音声メール装置へ接続し、発信者に音声メッ
セージを残すことを促すとともに、音声メッセージが録
音された場合は、これを着信側移動機に伝達するように
したので、サービスエリアを再設定した基地局または基
地局群で幅輳が発生した場合に、単に話中または輻輳状
態の各通知を行っただけでは、発信加入者は再発信を繰
り返すという無駄な作業,時間を費すのに対し、着信呼
を音声メール装置に接続することにより完了呼とするこ
とにより、再呼となる割り合いを減少させることがで
き、幅輳状態の加速を回避できるという効果が得られ
る。
【0022】また、この発明によれば、通話チャンネル
が幅輳しているエリアにおいても、特殊着信表示により
他網からあるいは幅輳状態が解消されてから、自己への
音声メッセージを再生することにより、移動体加入者
は、幅輳エリアにおいても、他の通信手段で発信者の音
声メッセージを聞くことができるという効果が得られ
る。
が幅輳しているエリアにおいても、特殊着信表示により
他網からあるいは幅輳状態が解消されてから、自己への
音声メッセージを再生することにより、移動体加入者
は、幅輳エリアにおいても、他の通信手段で発信者の音
声メッセージを聞くことができるという効果が得られ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の実施の一形態による移動体通信方
式を実施する移動体通信システムを示すブロック図であ
る。
式を実施する移動体通信システムを示すブロック図であ
る。
【図2】 図1に示す移動体通信システムの要部を詳細
に示すブロック図である。
に示すブロック図である。
【図3】 この発明による移動体通信システムの各部に
おける信号の流れを示すシーケンス図である。
おける信号の流れを示すシーケンス図である。
【図4】 従来の移動体通信システムを示すブロック図
である。
である。
1 移動体通信用交換機 4 音声メール装置 5 移動機 6,7 基地局制御装置 81〜87,91−96 基地局
Claims (3)
- 【請求項1】 複数の基地局制御装置の配下にある基地
局を交互配置し、少なくとも一つの基地局制御装置また
はこの基地局制御装置の基地局が停止の状態にあって
も、他の基地局制御装置配下の基地局の送信出力を増大
し、停止中の基地局制御装置配下の基地局のサービスエ
リアに存在する移動機への通信サービスを提供すること
を特徴とする移動体通信方式。 - 【請求項2】 前記基地局制御装置またはこの基地局制
御装置の基地局の停止により、これらに対し前記通信サ
ービスを提供する他の基地局制御装置または基地局で無
線チャンネルの不足が発生した場合は、その通信サービ
スエリアに存在する移動機への着信呼のみ音声メール装
置へ接続し、発信者に音声メッセージを残すことを促す
とともに、音声メッセージが録音された場合は、これを
着信側移動機に伝達することを特徴とする請求項1に記
載の移動体通信方式。 - 【請求項3】 前記基地局制御装置またはこの基地局制
御装置の基地局の停止により、これらに対し前記通信サ
ービスを提供する他の基地局制御装置または基地局で無
線チャンネルの不足が発生した場合は、その通信サービ
スエリアに存在する移動機知互の着信側の通信を音声メ
ール装置へ接続し、発信者に音声メッセージを残すこと
を促すとともに、音声メッセージが録音された場合は、
これを着信側移動機に伝達することを特徴とする請求項
1に記載の移動体通信方式。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9160264A JPH118877A (ja) | 1997-06-17 | 1997-06-17 | 移動体通信方式 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9160264A JPH118877A (ja) | 1997-06-17 | 1997-06-17 | 移動体通信方式 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH118877A true JPH118877A (ja) | 1999-01-12 |
Family
ID=15711252
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP9160264A Pending JPH118877A (ja) | 1997-06-17 | 1997-06-17 | 移動体通信方式 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH118877A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2003516040A (ja) * | 1999-12-02 | 2003-05-07 | テレフオンアクチーボラゲツト エル エム エリクソン(パブル) | 移動電気通信網内のエラー報告 |
JP2012114861A (ja) * | 2010-11-26 | 2012-06-14 | Kyocera Corp | 基地局及び通信制御方法 |
JP2012227663A (ja) * | 2011-04-18 | 2012-11-15 | Hitachi Ltd | 分散アンテナシステムおよびマスターハブユニット |
-
1997
- 1997-06-17 JP JP9160264A patent/JPH118877A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2003516040A (ja) * | 1999-12-02 | 2003-05-07 | テレフオンアクチーボラゲツト エル エム エリクソン(パブル) | 移動電気通信網内のエラー報告 |
JP2012114861A (ja) * | 2010-11-26 | 2012-06-14 | Kyocera Corp | 基地局及び通信制御方法 |
JP2012227663A (ja) * | 2011-04-18 | 2012-11-15 | Hitachi Ltd | 分散アンテナシステムおよびマスターハブユニット |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 19991109 |