JP4675794B2 - 基地局装置及び通信方法 - Google Patents

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Description

本発明は基地局装置及び通信方法に関し、特にQoS保証されたTCH(Traffic CHannel)通信の再接続に関する。
近年、通信ユーザに一定以上の通信品質を保証するためのQoS(サービス品質)と呼ばれる帯域保証技術が注目されている。
QoSでは、保証される帯域を示すQoSマーキングデータがネットワークを流れる通信データに含められる。通信経路上にある通信装置(ルータなど)は、このQoSマーキングデータを含む通信データを受信すると、該QoSマーキングデータにより示される帯域をこの通信データに保証する。つまり、処理しなければならない他の通信データが多量にあったとしても、保証される帯域までは、QoS保証された通信データを優先的に処理する。
なお、特許文献1には、移動体通信システムにおいて通信品質を維持することに関する発明が記載されている。
特開2004−180108号公報
上記通信経路が移動体通信システムを含む場合、無線環境が悪くなるとQoS保証の有無に関わらず通信が切断される。無線環境が悪いと通信が継続できないからである。こうして切断されるのは無線レイヤにおける通信であり、無線レイヤにかかる通信が切断された後も上位レイヤにかかる通信は暫く継続される。ただし、当然ながら無線レイヤが切断されていると通信データの送受信はできないので、無線レイヤの再接続が試みられることになる。
この場合において、無線環境が少しでも改善し次第すぐにこの再接続が実現するようにすれば、QoSにより保証される帯域を満たすことができる可能性が高まる。
しかしながら、従来の移動体通信システムは、再接続しようとする上記通信と、他の通信と、をQoS保証の有無に関わらない優先順位(例えば無線環境に基づく優先順位)で通信開始させていたため、通信が多い場合にはある程度無線環境が改善してからでないと上記再接続が実現せず、QoS保証により保証される帯域を満たすことができる可能性が低くなってしまっていた。
従って、本発明の課題の一つは、帯域保証される通信の通信経路に移動体通信システムが含まれる場合において、無線レイヤの通信が無線環境の悪化により切断されたとしても、できるだけ早急に再接続させることを実現する基地局装置及び通信方法を提供することにある。
上記課題を解決するための本発明にかかる基地局装置は、複数の移動局装置がそれぞれ他の通信装置との間で行う通信を中継する基地局装置において、帯域保証されている通信を行っている移動局装置を示す移動局装置情報を記憶する移動局装置情報記憶手段と、前記複数の移動局装置のうちの1又は複数から中継開始要求がなされた場合に、前記移動局装置情報記憶手段に記憶される移動局装置情報に応じて、中継開始する移動局装置を選択する選択手段と、を含むことを特徴とする。
これによれば、帯域保証される通信の通信経路に移動体通信システムが含まれる場合において、無線レイヤの通信が無線環境の悪化により切断されたとしても、上記基地局装置は、上位レイヤで帯域保証されているか否かに応じて再接続させる移動局装置を選択しているので、帯域保証される通信をできるだけ早急に再接続させることが実現される。
また、上記基地局装置において、前記中継開始要求の受信は、所定の到来方向推定処理による空間分割受信により行われ、当該基地局装置は、前記移動局装置情報記憶手段の記憶状況に応じて、前記到来方向推定処理により空間分割受信する前記中継開始要求の数を制御する受信中継開始要求数制御手段、をさらに含む、こととしてもよい。
アレーアンテナを使って空間分割受信を行うための到来方向推定処理技術が知られている。具体的には、MUSIC(MUltiple SIgnal Classification)、ESPRIT(Estimation of Signal Parameters via Rotational Invariance Techniques)などが挙げられる。これらはいずれも特許庁の標準技術集に記載されているものである。これらの到来方向推定処理で空間分割受信できるのは、原理的にアンテナ数−1個の通信までであることが知られている。
ある周波数チャネルのあるタイムスロットにおいて、同時に複数の移動局装置が中継開始要求を送信した場合、基地局装置は上記到来方向推定処理によりこれらを空間分割受信する。この空間分割受信において、原理的には上述のようにアンテナ数−1個の中継開始要求を受信することができるが、実際にはより少ない個数の中継開始要求のみを受信するようにしている。ある周波数チャネルのあるタイムスロットにおいて複数の中継開始要求があったとしても、結局そのうちの1つにかかる通信しか開始することはできず、また、その選択される1つはSINR(Signal to Interference plus Noise Ratio:信号対干渉+雑音電力比)が最も高いものとなるため、SINRが比較的小さいものをいくつも受信したとしても処理量が無駄に増えるだけであるからである。
しかしながらこれでは、上位レイヤで帯域保証されているか否かに応じて再接続される移動局装置を決定しようとしても、その移動局装置の無線環境が比較的悪い場合、そもそも中継開始要求が受信されなくなってしまい、基地局装置はこの移動局装置を選択しようがない。この点、上記基地局装置では移動局装置記憶手段の記憶状況に応じて空間分割受信する中継開始要求数を制御しているので、中継開始要求がそもそも受信されない状況が生じにくいようにすることができる。
また、上記各基地局装置において、前記移動局装置情報記憶手段に記憶される移動局装置情報により示される移動局装置が当該基地局装置との間での通信を行っていない場合、所定時間経過後に、該移動局装置情報を前記移動局装置情報記憶手段から削除する削除手段、をさらに含むこととしてもよい。
これによれば、帯域保証されている通信を行っている移動局装置について無線環境の悪化等により無線通信が切断されたとしても、上記所定時間の間は移動局装置情報記憶手段に該移動局装置を示す移動局装置情報が保持される。このため、無線通信が切断された移動局装置から中継開始要求があった場合、上記基地局装置は、該移動局装置を示す移動局装置情報に応じて、中継開始する移動局装置を選択することができる。
また、本発明にかかる通信方法は、複数の移動局装置と、前記複数の移動局装置がそれぞれ他の通信装置との間で行う通信を中継する基地局装置と、を含む通信システムにおける通信方法であって、前記基地局装置において、帯域保証されている通信を行っている移動局装置を示す移動局装置情報を、移動局装置情報記憶手段に記憶させる移動局装置情報記憶ステップと、前記複数の移動局装置のうちの1又は複数からの中継開始要求に基づき、前記移動局装置情報記憶手段に記憶される移動局装置情報に応じて、中継開始する移動局装置を選択する選択ステップと、を含むことを特徴とする。
また、上記通信方法において、前記移動局装置情報記憶手段に記憶される移動局装置情報により示される移動局装置が当該基地局装置との間での通信を行っていない場合、所定時間経過後に、該移動局装置情報を前記移動局装置情報記憶手段から削除する削除ステップ、をさらに含むこととしてもよい。
本発明の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。
図1は、本発明の実施の形態にかかる通信システム1のシステム構成を示す図である。同図に示すように、通信システム1は複数の移動局装置10、基地局装置20、PDSN(パケット交換機)30、ネットワーク40、IP通信装置50を含んで構成される。
各移動局装置10、基地局装置20、PDSN30は移動体通信システムの構成要素である。ここでは、各移動局装置10はそれぞれ、移動体通信システムの網外にある複数のIP通信装置50のうちのいずれかとの間でIP通信を行う。基地局装置20は移動局装置10との間で無線通信を行うとともに、PDSN30との間で有線通信を行う。これにより、基地局装置20は移動局装置10とPDSN30を通信接続し、上記IP通信を中継する。また、PDSN30は基地局装置20との間、及びネットワーク40との間、でそれぞれ有線通信を行う。これにより、PDSN30は基地局装置20とネットワーク40を通信接続し、上記IP通信を中継する。ネットワーク40は、例えばインターネットであり、インターネット上のコンピュータであるIP通信装置50とPDSN30とを接続して、上記IP通信を中継する。
各移動局装置10と基地局装置20の間で行われる無線通信について説明する。各移動局装置10と基地局装置20の間では、いくつかの論理チャネルが設定される。ここでは特に、移動局装置10ごとに設定される通信データ送受信用の通信チャネル、及び基地局装置20と複数の移動局装置10との間における通信制御用データ送受信用のRACH(Random Access Channel:ランダムアクセスチャネル)の2種類の論理チャネルについて説明する。
また、基地局装置20は、複数の無線通信を周波数分割多重、時分割多重、及び空間分割多重により多重化することにより複数の物理チャネルを設定する。この物理チャネルは、具体的には周波数チャネル/タイムスロット/重み係数などにより特定される。これらの詳細については後述する。そして、各物理チャネルに上記論理チャネルを1つずつ割り当てる。各移動局装置10及び基地局装置20は、各論理チャネルにおいて送信すべきデータを、各論理チャネルに割り当てられた物理チャネルを使用して、送信する。
通信チャネルでは、各移動局装置10及び基地局装置20は、各移動局装置10がIP通信装置50との間で行うIP通信にかかる無線通信を行う。具体的には、各移動局装置10及び基地局装置20は、IP通信が行われる通信レイヤ(上位レイヤ)にかかる通信データ(以下、上位レイヤ通信データと称する。)を、無線通信が行われる通信レイヤ(無線レイヤ)にかかる通信データ(以下、無線レイヤ通信データと称する。)に含める。そして、通信チャネルに割り当てられた物理チャネルを使用して、無線レイヤ通信データを送受信する。
RACHでは、基地局装置20と各移動局装置10との間で通信制御用データの送受信が行われる。具体的には、移動局装置10から基地局装置20に対してはRA(Random Access)と呼ばれる信号が送信され、このRAは通信制御用データを含んでいる。また、RAを受信した基地局装置20は、RAを送信した移動局装置10に対してAA(Access Assignment)と呼ばれる信号を送信する。このAAもやはり通信制御用データを含んでいる。
なお、基地局装置20は、通信チャネルが割り当てられていない物理チャネルを、RACHに割り当てる。換言すれば、通信チャネルが割り当てられていない物理チャネルにおいて、RAを受信する。
ある移動局装置10がIP通信装置50との通信を開始する場合、初めに、移動局装置10が、基地局装置20に対して、当該移動局装置10との間で無線通信を開始し、通信の中継を開始するよう要求することを示す中継開始要求を送信する。具体的には、移動局装置10は、CCH(Configuration Channel)を利用した基地局装置20との通信において、当該基地局装置から、現在使用されていない物理チャネル(通信チャネルに割り当てられていない物理チャネル)を示す情報を取得し、該情報により示される物理チャネルを使用して、この中継開始要求を含むRAを送信する。この中継開始要求を受信した基地局装置20は、当該基地局装置20の物理チャネルに空きがある場合に、該中継開始要求を送信した移動局装置10との間で無線レイヤの通信を確立する。具体的には、空いている物理チャネルを、該中継開始要求を送信した移動局装置10に割り当て、該物理チャネルを示す物理チャネル情報をAAに含めて送信する。このAAを受信した移動局装置10は、該AAに含まれる物理チャネル情報に含まれる物理チャネルを使用して、基地局装置20との間で通信チャネルを設定する。そして、設定した通信チャネルを使用して、無線レイヤの通信を開始する。
無線レイヤの通信が確立すると、移動局装置10は、IP通信装置50との間で上位レイヤの通信を確立する。このとき、移動局装置10及びIP通信装置50は、こうして確立した通信にかかる上位レイヤ通信データの種類によって、上位レイヤの帯域保証を行う。具体的には、例えば上位レイヤの通信がストリーミング通信である場合、通信開始から終了までの通信レートの平均値(又は所定時間ごとの通信レートの移動平均値)が所定値以上であることが望ましく、このような場合に帯域保証がなされる。帯域保証をする場合、移動局装置10及びIP通信装置50は上位レイヤ通信データに所定のQoSマーキングデータを含める。
しかし、上位レイヤ通信データに上記QoSマーキングデータが含まれているか否かに関わらず、上位レイヤの通信が確立された後の無線環境悪化により、基地局装置20と移動局装置10との間で行われる無線通信の継続が不可能になる場合がある。この場合には、無線レイヤが切断されることになるが、上位レイヤは暫くの間維持される。この間、移動局装置10は、無線レイヤの通信を再開させるために、基地局装置20に対し、上記中継開始要求を送信する。
ところで、基地局装置20は、上記中継開始要求を複数の移動局装置10から受信することがある。この場合、基地局装置20は、これら複数の移動局装置10の中から1つを選択し、該選択した移動局装置10に対して空いている物理チャネルを割り当てる。ここでは、この選択にかかる選択処理は、上位レイヤが帯域保証(QoS保証)されているか否かに応じて行われる。以下、この選択処理を行うための基地局装置20の構成及び機能について詳細に説明する。
基地局装置20はCPU及びメモリを備えるコンピュータである。CPUは、メモリに記憶されるプログラムを実行するための処理ユニットであり、基地局装置20の各部を制御する処理を行うとともに、後述する各機能を実現する。メモリは本実施の形態を実施するためのプログラムやデータを記憶している。また、CPUのワークメモリとしても動作する。
図2は、基地局装置20の機能ブロックを示す図である。同図に示すように、基地局装置20は機能的に、通信処理部21、無線通信部22、有線通信部23、QoS対象リスト記憶部24を含んで構成される。通信処理部21は、ここでは上位レイヤ機能部210と無線レイヤ機能部211の各機能部から構成される。上位レイヤ機能部210はさらに、QoS保証有無判断部2100、受信数制御部2101、通信開始移動局装置選択部2102、拡張RACH使用決定部2103を含んで構成され、無線レイヤ機能部211はさらに、無線通信切断部2110、RACH通信部2111を含んで構成される。
無線レイヤ機能部211は、移動局装置10ごとに通信チャネルを設定する。そして各通信チャネルに、複数の周波数チャネル(周波数分割多重の分割単位)のうちいずれか少なくとも1つを割り当て、さらに該周波数チャネルにおける複数のタイムスロット(時分割多重の分割単位)のうちいずれか少なくとも1つを割り当てる。また、後述する無線通信部22が複数の移動局装置10について空間分割多重可能であると判定した場合には、これら複数の移動局装置10にそれぞれ設定した複数の通信チャネルを、同一周波数チャネルの同一タイムスロットに割り当てる。
上位レイヤ機能部210は、有線通信部23から上位レイヤ通信データが入力されると、該上位レイヤ通信データの宛先となる移動局装置10を取得し、該移動局装置10を示す宛先情報とともに無線レイヤ機能部211に出力する。無線レイヤ機能部211は、上位レイヤ機能部210から入力された上位レイヤ通信データを、その宛先情報により示される移動局装置10に対して設定した通信チャネルにおいて送信される無線レイヤ通信データに含め、該無線レイヤ通信データを無線通信部22に出力する。一方、無線レイヤ機能部211は、無線通信部22から無線レイヤ通信データが入力されると、該無線レイヤ通信データに含まれる上位レイヤ通信データを取得し、上位レイヤ機能部210に出力する。上位レイヤ機能部210は、無線レイヤ機能部211から入力された上位レイヤ通信データを有線通信部23に出力する。
無線通信部22は、アレーアンテナを備えており、アレーアンテナを構成する各アンテナで受信された各移動局装置10からの信号の受信電力及び位相に基づき、移動局装置10ごとに、その存在方向を示す重み係数を算出する。無線通信部22は、こうして算出した重み係数が所定量以上互いに異なっている複数の移動局装置10について、空間分割多重可能であると判定する。
無線通信部22は、通信処理部21から無線レイヤ通信データが入力されると、その無線レイヤ通信データが送受信される通信チャネルが設定された移動局装置10について上記算出した重み係数を乗算する。さらに、その通信チャネルに割り当てられた周波数チャネル及びタイムスロットにおいて、上記アレーアンテナを構成する各アンテナから無線区間に出力する。
一方、無線通信部22は、移動局装置10から無線レイヤ通信データを受信すると、該無線レイヤ通信データが送受信される通信チャネルと対応付けて、通信処理部21に出力する。
また、無線通信部22は、タイムスロットごとに通信チャネルが割り当てられているか否かを管理している。あるタイムスロットに空きが発生すると、無線通信部22は、この空きタイムスロットにおいて上記中継開始要求を受信する。具体的には、上記アレーアンテナを利用して所定の到来方向推定処理を行うことにより、上記空きタイムスロットにおいて複数の移動局装置10からの中継開始要求を空間分割受信する。無線通信部22は、空間分割受信した複数の中継開始要求を通信処理部21に出力する。
複数の中継開始要求の入力を受けた通信処理部21は、上位レイヤ機能部210において実行される所定の選択処理(詳細は後述する。)によりその中の1つを選択し、該選択した中継開始要求を送信した移動局装置10に対し、通信チャネルを設定する。こうして基地局装置20は、新たに移動局装置10との無線レイヤの通信を確立する。
有線通信部23は、PDSN30から上位レイヤ通信データを受信し、通信処理部21に出力するとともに、通信処理部21から入力された上位レイヤ通信データをPDSN30に対して送信する。
QoS対象リスト記憶部24は、基地局装置20が中継中の通信のうち、帯域保証されている通信を行っている移動局装置10を示す移動局装置情報を、QoS対象リストとして記憶する。
以下、通信処理部21の機能について詳細に説明する。
QoS保証有無判断部2100は、各移動局装置10について、上位レイヤ通信データに上記QoSマーキングデータが含まれているか否かを判断する。そして、QoSマーキングデータが含まれている上位レイヤ通信データの送信又は受信を行っている移動局装置10を示す移動局装置情報を、上記QoS対象リストに記憶させる。また、QoS保証有無判断部2100は、QoS対象リストに記憶させた移動局装置情報により示される移動局装置10が当該基地局装置20との間での通信を行っていない場合、所定時間経過後に、該移動局装置情報をQoS対象リストから削除する。すなわち、QoSマーキングデータが含まれている上位レイヤ通信データの送信又は受信を行わなくなってから所定時間が経過した場合には、該移動局装置情報をQoS対象リストから削除する。
無線通信切断部2110は、無線環境に応じて、中継中の通信を切断する。具体的には、無線通信切断部2110は、通信チャネルごとにその無線環境を監視する。この無線環境としては、エラーレート、受信電力、SINR、通信レートなどが好適である。そして、無線環境が所定水準以下に悪化すると、該通信チャネルの上記設定を解除することにより、該通信チャネルにおいて行われる無線通信を切断する。無線通信切断部2110は、こうして切断した無線通信を行っていた移動局装置10を示す移動局装置情報が上記QoS対象リストに記憶されている場合、該移動局装置情報に無線通信が切断されている旨を示す切断情報を含める。
無線通信切断部2110により通信チャネルの上記設定が解除されると、該通信チャネルに割り当てられていたタイムスロットが空きタイムスロットとなる場合がある。この場合、上述のように該空きタイムスロットにおいて無線通信部22が中継開始要求を空間分割受信し、当該通信処理部21に入力してくることになる。
受信数制御部2101は、このとき無線通信部22において空間分割受信される中継開始要求の数を、QoS対象リストの記憶状況に応じて、制御する。無線通信部22は、この制御に応じて、空間分割受信する中継開始要求の数を変更する。具体的には、受信数制御部2101は、QoS対象リストに切断情報と対応付けて記憶される移動局装置情報が含まれている場合、空間分割受信される中継開始要求の数を最大限(アンテナ本数−1)まで増加させる。このように、最大限度数の中継開始要求を空間分割受信するモードを、以下ではエンハンスト受信モードと称する。これに対し、通常の受信モードを、以下ではノーマル受信モードと称する。
RACH通信部2111は、上記RACHにおける通信制御用データの送受信を行う。ここでは、RACH通信部2111は、無線通信部22が受信した1又は複数の中継開始要求を取得し、通信開始移動局装置選択部2102に出力する。また、RACH通信部2111は、通信開始移動局装置選択部2102が選択した移動局装置10に対して物理チャネルを割り当て、該移動局装置10に対し、該物理チャネルを示す情報を含むAAを送信する処理も行う。
通信開始移動局装置選択部2102は、RACH通信部2111から1又は複数の中継開始要求が入力されると、QoS対象リストに記憶される移動局装置情報に応じて、中継開始する移動局装置10を選択する。具体的には、通信開始移動局装置選択部2102は、QoS対象リストに記憶される移動局装置情報に切断情報が含まれる移動局装置10を優先的に選択する。
以上のようにして、上位レイヤが帯域保証(QoS保証)されているか否かに応じて、中継開始する移動局装置10の選択処理が実施される。
ところで、上記選択処理では、RACH通信部2111がRAを受信してからAAを送信するまでに要する時間(RA処理時間)が相当長くなってしまう場合がある。この主な原因は、上位レイヤ機能部210と無線レイヤ機能部211の間の通信に時間がかかることにあり、特に通信処理量が多い場合にRA処理時間が長くなる傾向がある。RA処理時間が許容値を超えて長くなると、移動局装置10においてAA待ちタイマーがタイムアウトしてしまい、物理チャネルを割り当てたとしても無線通信を確立できないことになる。そこで本実施の形態では、以下に示す拡張RACHを利用することにより、通信処理量が多い場合でも、移動局装置10においてAA待ちタイマーがタイムアウトすることのないようにしている。以下、詳細に説明する。
まず、拡張RACH使用決定部2103は、通信処理部21の通信処理量を監視する。具体的な通信処理量としては、物理チャネルの通信チャネル割当率(全タイムスロットのうち通信チャネルが割り当てられているものの割合など)などを使用することが好適である。
通信処理量が所定値Xを上回った場合、拡張RACH使用決定部2103は拡張RACHの使用を決定し、RACH通信部2111に対し、拡張RACHの使用を指示する。一方、通信処理量が所定値Y(X≦Y)を下回った場合、拡張RACH使用決定部2103は拡張RACHの使用停止を決定し、RACH通信部2111に対し、拡張RACHの使用停止を指示する。
RACH通信部2111は、拡張RACHの使用指示がなされると、RAを受信した場合に、AAではなくAA_Pendingと呼ばれる信号を送信する。このAA_Pendingは、移動局装置10に対し、所定時間待機し、その後再度RAを送信するよう指示するための情報を含む信号である。なお、RACH通信部2111は、拡張RACHの使用停止指示がなされると、RAを受信した場合に、通常通りAAを送信する。
AA_Pendingを受信した移動局装置10は、所定時間待機し、その後再度RAを送信する。この所定時間の間に、基地局装置20では上記選択処理がなされ、RACH通信部2111はその結果選択された移動局装置10を示す移動局装置情報を保持する。そして、所定時間後に、こうして保持している移動局装置情報により示される移動局装置10からRAが受信されると、RACH通信部2111は、通信開始移動局装置選択部2102に再度選択処理にかかる処理を行わせることなく、該移動局装置10に対し物理チャネルを割り当て、該物理チャネルを示す物理チャネル情報をAAに含めて送信する。
こうして、基地局装置20及び移動局装置10は、基地局装置20の通信処理量が多い場合でも、移動局装置10においてAA待ちタイマーがタイムアウトすることのないようにしている。
なお、無線レイヤ機能部211は、RACH通信部2111がAA_Pendingを送信した場合、RAを受信した物理チャネルを、移動局装置10から再度RAが受信される予定時刻に空き状態としておくようにする。こうすることにより、移動局装置10は所定時間後、確実に再度RAを送信することができる。
以上説明したQoS対象リストの生成処理及び移動局装置10の選択処理について、基地局装置20の処理フロー図を参照しながら、再度より詳細に説明する。なおここでは、上位レイヤの処理を無線レイヤ機能部211に分散させて処理する場合について説明する。そしてこの場合は、拡張RACHを使用しない場合についても考えることができ、拡張RACHを使用しない場合には、移動局装置10を上述のように所定時間待機させる必要がないので、QoS保証された通信を行う移動局装置10をさらに早く再接続させることが可能になる。
図3は、QoS対象リストの生成処理の処理フローを示す図である。通信が開始される(S1)と、基地局装置20は、無線レイヤが通信中であるか否かを判断する(S2)。無線レイヤが通信中であると判断した場合、該無線レイヤの上位レイヤで送信又は受信されるデータにQoSマーキングデータが含まれているか否かを判断する(S3)。その結果、QoSマーキングデータが含まれていると判断した場合、該無線レイヤの通信を行っている移動局装置10を示す移動局装置情報をQoS対象リストに追加する(S4)。そして、タイマーα(後述)をクリアして0に戻す(S5)。S3における判断の結果、QoSマーキングデータが含まれていないと判断した場合には、これらの処理を行わない。次に、基地局装置20は、1フレーム期間(例えば5ms)のウエイト処理を行ってから、S2に処理を戻す(S6)。すなわち、基地局装置20はS2乃至S6にかかる処理を定期的に行っている。
S2において無線レイヤが通信中でないと判断した場合、基地局装置20は、該無線レイヤの通信を行っていた移動局装置10を示す移動局装置情報がQoS対象リストに含まれるか否か判断する(S7)。その結果、QoS対象リストに含まれていなければ、処理を終了する。一方、含まれていれば、上記タイマーαを1インクリメントし(S8)、αが所定閾値βより大きいか否かを判断する(S9)。αが所定閾値βより大きければ、移動局装置情報をQoS対象リストから削除し、処理を終了する(S10)。一方、αが所定閾値βより大きくなければ、S2に処理を戻す。すなわち、基地局装置20は、通信チャネル切断後も所定閾値βにより示される所定時間はQoS対象リストに記憶される情報を維持し、その後削除するようにしている。
図4は、移動局装置10の選択処理の処理フローを示す図である。基地局装置20は、空きタイムスロットが発生する(S20)と、QoS対象リストに切断情報を含む移動局装置情報が記憶されているか否かを判断する(S21)。
まず、S21においてQoS対象リストに切断情報を含む移動局装置情報が記憶されていると判断した場合、基地局装置20は、上記空きタイムスロットにて中継開始要求が1つでも受信されているか否かを判断する(S22)。なお、基地局装置20は、RAが受信されているか否かにより、中継開始要求が受信されているか否かを判断するようにすることが好適である。上記空きタイムスロットにて中継開始要求が1つも受信されていなければ、S21に処理を戻す。すなわち、最初の中継開始要求が受信されるまでの間、基地局装置20はS21の処理を繰り返す。
上記空きタイムスロットにて中継開始要求が受信されると、基地局装置20は、上記エンハンスト受信モードでのRA受信を開始する(S23)。基地局装置20は、このRA受信を所定時間にわたり行う。これにより、基地局装置20は、ノーマル受信モードでは受信されないRAまでも受信できるようになる。そして基地局装置20は、エンハンスト受信モードで受信されたRAであって、中継開始要求を含むRAの中に、QoS対象リストに含まれる移動局装置情報により示される移動局装置10からのものが含まれているか否かを判断する(S24)。含まれている場合には、基地局装置20は、QoS対象リストに記憶される移動局装置情報により示される移動局装置10を選択する(S25)。含まれていなければ、通常の処理(例えば、最もSINRが高いものを選択する処理)により、通信開始させる移動局装置10を選択する(S28)。
次に、S21においてQoS対象リストに切断情報を含む移動局装置情報が記憶されていないと判断した場合、基地局装置20は、上記空きタイムスロットにて中継開始要求が1つでも受信されているか否かを判断する(S26)。上記空きタイムスロットにて中継開始要求が1つも受信されていなければ、S21に処理を戻す。すなわち、最初の中継開始要求が受信されるまでの間、基地局装置20はS21の処理を繰り返す。
上記空きタイムスロットにて中継開始要求が受信されると、基地局装置20は、上記ノーマル受信モードでのRA受信を開始する(S27)。基地局装置20は、このRA受信を所定時間にわたり行う。そして基地局装置20は、上記通常の処理により、通信開始させる移動局装置10を選択する(S28)。
以上説明したように、帯域保証される通信の通信経路に移動体通信システムが含まれる場合において、無線レイヤの通信が無線環境の悪化により切断されたとしても、基地局装置20は、上位レイヤで帯域保証されているか否かに応じて再接続させる移動局装置を選択しているので、帯域保証される通信をできるだけ早急に再接続させることができる。
また、基地局装置20は、QoS対象リストの記憶状況に応じて空間分割受信する中継開始要求数を制御しているので、中継開始要求がそもそも受信されない状況が生じにくいようにすることができる。
本発明の実施の形態にかかる通信システムのシステム構成を示す図である。 本発明の実施の形態にかかる基地局装置の機能ブロックを示す図である。 本発明の実施の形態にかかるQoS対象リスト生成処理の処理フローを示す図である。 本発明の実施の形態にかかる選択処理の処理フローを示す図である。
符号の説明
1 通信システム、10 移動局装置、20 基地局装置、21 通信処理部、22 無線通信部、23 有線通信部、24 QoS対象リスト記憶部、30 PDSN、40 ネットワーク、50 IP通信装置、210 上位レイヤ機能部、211 無線レイヤ機能部、2100 QoS保証有無判断部、2101 受信数制御部、2102 通信開始移動局装置選択部、2103 拡張RACH使用決定部、2110 無線通信切断部、2111 RACH通信部。

Claims (2)

  1. 移動局装置からの中継開始要求に応じて、該移動局装置との間で無線レイヤを確立するとともに、該無線レイヤを介して上位レイヤの通信の中継を開始する無線接続手段と、
    前記無線接続手段により確立された無線レイヤを介して中継が開始された上位レイヤの通信が上位レイヤで帯域保証されるものである場合、該通信を行移動局装置を示す移動局装置情報を帯域保証リストに記憶させ、該確立された無線レイヤが切断されてから所定時間経過後に該移動局装置情報を前記帯域保証リストから削除する帯域保証判断手段と、
    を含み、
    前記無線接続手段は、前記中継開始要求が複数なされた場合に、該中継開始要求の中に前記帯域保証リストに記憶される移動局装置情報により示される移動局装置からのものが含まれていれば、該移動局装置を前記中継開始要求に応じる対象として選択する
    とを特徴とする基地局装置。
  2. 移動局装置からの中継開始要求に応じて、該移動局装置との間で無線レイヤを確立するとともに、該無線レイヤを介して上位レイヤの通信の中継を開始する無線接続ステップと、
    前記無線接続ステップで確立された無線レイヤを介して中継が開始された上位レイヤの通信が上位レイヤで帯域保証されるものである場合、該通信を行移動局装置を示す移動局装置情報を帯域保証リストに記憶させる記憶ステップと、
    前記帯域保証される上位レイヤの通信の中継に用いる無線レイヤが切断されてから所定時間経過後に該通信を行う移動局装置を示す移動局装置情報を前記帯域保証リストから削除する削除ステップと、
    を含み、
    前記無線接続ステップでは、前記中継開始要求が複数なされた場合に、該中継開始要求の中に前記帯域保証リストに記憶される移動局装置情報により示される移動局装置からのものが含まれていれば、該移動局装置を前記中継開始要求に応じる対象として選択する
    とを特徴とする基地局装置の通信方法。
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