JP2005184522A - 送受信タイミング調整装置、無線アクセス装置及び無線ネットワークシステム - Google Patents
送受信タイミング調整装置、無線アクセス装置及び無線ネットワークシステム Download PDFInfo
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Abstract
【課題】競合し得る無線アクセスを調整し円滑な無線アクセス制御を行なうことができる送受信タイミング調整装置、無線アクセス装置及び無線ネットワークシステムを提供する。
【解決手段】本発明に係る送受信タイミング装置は、送信時又は受信時に、無線通信により外部から時刻情報を取得する時刻情報取得手段と、周期性をもって繰り返される所定時間内で割り当てられた送信可能時刻を、自無線アクセス装置を含む複数の無線アクセス装置の各識別情報と対応付けられた送信タイミングテーブルと、時刻情報取得手段が取得した時刻情報と、送信タイミングテーブルの送信可能時刻とに基づいて、通信データの送信処理又は受信処理のタイミングを判定するタイミング判定手段と、その判定結果に応じて、通信データの送信処理又は受信処理を制御する送受信処理制御手段とを備えることを特徴とする。
【選択図】 図1
【解決手段】本発明に係る送受信タイミング装置は、送信時又は受信時に、無線通信により外部から時刻情報を取得する時刻情報取得手段と、周期性をもって繰り返される所定時間内で割り当てられた送信可能時刻を、自無線アクセス装置を含む複数の無線アクセス装置の各識別情報と対応付けられた送信タイミングテーブルと、時刻情報取得手段が取得した時刻情報と、送信タイミングテーブルの送信可能時刻とに基づいて、通信データの送信処理又は受信処理のタイミングを判定するタイミング判定手段と、その判定結果に応じて、通信データの送信処理又は受信処理を制御する送受信処理制御手段とを備えることを特徴とする。
【選択図】 図1
Description
本発明は、送受信タイミング調整装置、無線アクセス装置及び無線ネットワークシステムに関し、例えば、アドホック(Ad−hoc)方式を採用した無線ネットワークシステム、その無線ネットワークシステムを構成する無線アクセス装置及び無線アクセス装置の送受信タイミングを調整する送受信タイミング調整装置に適用し得る。
例えば無線LANシステム等のような無線ネットワークシステムの伝送方式は、一般的に、CSMA/CA(Carrier Sense Multiple Access/Collision Avoidance)方式が採用されている。
また、無線ネットワークシステムにおいて、セル内に存在する複数の無線端末のアクセスを制御するインフラストラクチャモードという無線通信方式がある。このインフラストラクチャモードとは、アクセスが集中する箇所にアクセスポイントと呼ばれる無線アクセス装置を備え、このアクセスポイントが、セル内に存在する無線端末間のアクセスを管理する方式である(図2参照)。
一方、アクセスポイントを介さず、無線アクセス装置を実装する無線端末間で1対1の無線通信を行なうAd−hoc(アドホック)モードという方式がある(図3参照)。このアドホックモードを採用する無線ネットワークシステムは、アクセスポイントを備える必要がないため、簡易な無線ネットワークシステムを構築することができる。
ところで、近年、無線通信技術の発展に伴い、大規模な有線ネットワークの構築を必要とせず、無線通信技術を駆使して網の目(メッシュ)状に無線ネットワーク(メッシュワイアレスネットワーク)を拡大することが望まれている。
上述したインフラストラクチャモードを使用してメッシュワイアレスネットワークを実現しようとする場合、複数のアクセスポイントを敷き詰め、各アクセスポイントがセル内の無線端末間のアクセスを制御するため、多数の無線端末が一度に同時アクセスを行うと、衝突が発生して、効率よく無線アクセスが行えないということが発生するおそれがある。
このような障害発生を解決する手段として、下記特許文献1のような技術がある。下記非特許文献1では、1つのセル内に、同一セルIDを付与した複数のアクセスポイントを設け、これらのうち1個のアクセスポイントをマスタアクセスポイントとなるように制御し、アクセスポイント間の競合調整処理を行なう技術が記載されている。
特開2000−59372号公報
ところで、インフラストラクチャモードを使用して無線ネットワークシステムを実現する場合、多数のアクセスポイントの設置する必要性がある等の問題から、少なくともアドホックモードを使用した無線ネットワークシステムが望まれている。
しかしながら、アドホックモードを使用してメッシュワイアレスネットワークを実現しようとする場合には、アクセスポイント等のような無線アクセス制御されることなく、無線アクセス装置を実装した個々の無線端末が、自分の送信権を主張するために、互いのアクセスが衝突し合って効率よく無線通信が行なうことができないという問題があった。
従って、アドホックモードを使用した無線LANシステムにおいて、無線アクセス装置が管轄する範囲内に多数の無線端末がある場合、近くの無線端末がデータを送信するための送信権を競い合ってしまい、通信が円滑に行えなくなる問題が生じ得る。
そのため、競合し得る無線アクセスを調整し円滑な無線アクセス制御を行なうことができる送受信タイミング調整装置、無線アクセス装置及び無線ネットワークシステムが求められている。
かかる課題を解決するために、第1の本発明に係る送受信タイミング装置は、対向する無線アクセス装置と1対1で無線通信可能な無線アクセス装置の通信データの送信処理又は受信処理のタイミングを調整する送受信タイミング調整装置であって、送信時又は受信時に、無線通信により外部から時刻情報を取得する時刻情報取得手段と、周期性をもって繰り返される所定時間内で割り当てられた送信可能時刻を、自無線アクセス装置を含む複数の無線アクセス装置の各識別情報と対応付けられた送信タイミングテーブルと、時刻情報取得手段が取得した時刻情報と、送信タイミングテーブルの送信可能時刻とに基づいて、通信データの送信処理又は受信処理のタイミングを判定するタイミング判定手段と、タイミング判定手段による判定結果に応じて、通信データの送信処理又は受信処理を制御する送受信処理制御手段とを備えることを特徴とする。
また、第2の本発明に係る無線アクセス装置は、対向する無線アクセス装置と1対1の無線通信可能な無線アクセス装置において、無線通信により外部から取得した時刻情報に基づいて、通信データの送信処理又は受信処理のタイミングを調整する第1の本発明に係る送受信タイミング調整装置を備えることを特徴とする。
さらに、第3の本発明に係る無線ネットワークシステムは、対向する無線アクセス装置と1対1の無線通信可能な複数の無線アクセス装置を備える無線ネットワークシステムにおいて、各無線アクセス装置が、第2の本発明に係る無線アクセス装置であり、各無線アクセス装置からの問い合わせに応じて、時刻情報を送信する時刻情報送信装置とを備えることを特徴とする。
本発明の送受信タイミング調整装置、無線アクセス装置及び無線ネットワークシステムは、競合し得る無線アクセスを調整し円滑な無線アクセス制御を行なうことができ、スループットを向上させることができる。
以下、本発明に係る無線ネットワークシステム及び無線アクセス装置を実施するための最良の形態について説明する。
なお、以下で説明する実施形態では、アドホックモードを採用した無線LANシステムに適用した場合について説明する。
(A)第1の実施形態
以下、本発明に係る無線ネットワークシステム及び無線アクセス装置の第1の実施形態について説明する。
以下、本発明に係る無線ネットワークシステム及び無線アクセス装置の第1の実施形態について説明する。
(A−1)第1の実施形態の構成
図1は、本実施形態に係る無線アクセス装置2を構成要件として備える無線LANシステム100の全体構成図であり、特に、無線アクセス装置2については内部構成のブロック図を示す。
図1は、本実施形態に係る無線アクセス装置2を構成要件として備える無線LANシステム100の全体構成図であり、特に、無線アクセス装置2については内部構成のブロック図を示す。
図1において、本実施形態に係る無線LANシステム100は、無線アクセス装置2、無線ネットワーク5等を少なくとも備える。
無線ネットワーク5は、無線LANシステム100を構成する無線アクセス装置2以外の複数の無線装置から構成されるネットワークである。また、無線ネットワーク5は、その先に当該無線アクセス装置2と対向する装置が存在する。
無線アクセス装置2は、図1に示すように、アプリケーション21、送受信アクセス制御部22、無線アクセス制御部23、無線送信部24、無線受信部25、装置識別情報記憶部26、タイミング生成部27、時刻受信部28、GPS受信部29、無線アンテナ部3及びGPSアンテナ4などを有する。
無線アクセス装置2は、例えば、パソコン、携帯電話、PHS、PDA、無線アクセスポイント、無線ルータ等のアドホックモードを使用した無線LAN機能を持つ無線装置を適用することができる。
アプリケーション21は、当該無線アクセス装置2の種類に応じた本来の機能を実現するために、所定機能を実行する機能部である。また、アプリケーション21は、ユーザとのデータ受け渡し機能やWebへのアクセス機能を有する。
アプリケーション21は、所定機能実行して得たデータを送信データとして送受信アクセス制御部22に与えるものであり、又送受信アクセス制御部22から受信データを受け取り、その受信データに基づいて所定機能を実行するものである。勿論、アプリケーション21が実行する機能の種類は、無線アクセス装置2の種類に応じて異なる複数の機能を備えるようにしてもよい。
GPSアンテナ4は、図示しない衛星からGPS情報を捕捉するアンテナである。GPSアンテナ4が捕捉したGPS情報は、GPS受信部29に与えられる。
GPS受信部29は、GPSアンテナ4からGPS情報を受け取り、そのGPS情報を復調して得たGPSデータを時刻受信部28に与えるものである。
時刻受信部28は、GPS受信部29からGPS情報(GPSデータ)を受け取り、そのGPSデータに含まれている時刻情報を抽出し、その抽出した時刻情報をタイミング生成部27に与えるものである。
ここで、本実施形態は、無線アクセス装置2が現在の時刻情報を取得するために、図示しない衛星から受信したGPS情報を使用することとする。これは、分散して存在する複数の無線端末間が同時に時刻情報を取得し、同一時刻を認識させることができるためである。従って、同一時刻を認識させ得ることができれば、GPS情報に基づく時刻情報に限られない。例えば、外部の時刻情報提供装置が提供する時刻情報を利用してもよい。
装置識別情報記憶部26は、自装置2の固有識別情報(例えばIPアドレス)を記憶するものである。また、装置識別情報記憶部26は、図示しないルーチングテーブルと連携し、無線通信やマルチホップ通信等により得られた未登録の固有識別情報を登録(追加)することが可能である。
タイミング生成部27は、自装置2が行なう送受信のタイミングを生成するものである。タイミング生成部27は、時刻受信部28から時刻情報を受け取ると共に、装置識別情報記憶部26から自装置2の固有識別情報を取り出す。タイミング生成部27は、所定のタイマテーブルを有しており、その所定のタイマテーブルを参照して、その固有識別情報に対応する自装置2の送信可能時刻を取り出し、この送信可能時刻と時刻情報とが一致するかどうかを判定する。また、タイミング生成部27は、その判定結果に応じたタイマ情報を送受信アクセス制御部22に与える。
例えば、タイミング生成部27は、時刻情報が送信可能時刻と一致する場合には、タイマ情報に含まれる送信可能フラグを立てることにより送信可能タイミングを知らせる。
ここで、所定のタイマテーブルは、あらかじめ周期性をもって繰り返される所定時間を複数のタイムスロットに分割し、各固有識別情報に対応付けたタイムスロット時間を、各無線アクセス装置の送信可能時刻として形成されているものである。また、所定のタイマテーブルは、例えば、図示しないルーチングテーブルと連携し、未登録の固有識別情報を登録した場合、その新たな固有識別情報と送信タイミングとを対応付けることで、新たな固有識別情報を有する無線アクセス装置に対するタイミングを登録することができるようにしてもよい。
送受信アクセス制御部22は、データを無線データに変換するものであり、アプリケーション21から送信データを受け取り、送信データを無線データに変換して無線アクセス制御部23に与えるものである。また、送受信アクセス制御部22は、無線アクセス制御部23からの受信データを無線データに変換しアプリケーションに与えるものである。
また、送受信アクセス制御部22は、タイミング生成部27からタイマ情報を受信し、そのタイマ情報に応じて送受信処理を行うものである。これにより、送信処理及び受信処理を区別することができ、多数の装置によるアクセス競合を調整することができる。
例えば、送受信アクセス制御部22は、タイマ情報に含まれている送信可能フラグが立っているか否かを判断し、送信可能フラグが立っている場合に送信処理を行なう。つまり、送受信アクセス制御部22は、タイミング生成部27による判断結果(現在の時刻が自装置に割り当てられた送信可能なタイミングであるかどうかの判断結果)に応じて送信処理を行なうことができる。
無線アクセス制御部23は、所定の無線LANネットワークの通信手順に従ってデータ変換するものである。無線アクセス制御部23は、送受信アクセス制御部22からの送信データを所定の通信手順に従って無線データを形成し、その無線データを無線送信部24に与えるものである。また、無線アクセス制御部23は、無線受信部25から受信した無線データを所定の通信手順に従ってデータ変換し、受信データとして送受信アクセス制御部22に与えるものである。
無線送信部24は、無線アクセス制御部24からの送信データに対して送信処理を施し、無線アンテナ部3を介して、無線として送信するものである。
無線受信部24は、無線アンテナ部3が捕捉した受信データに対して受信処理を施し、無線アクセス制御部23に与えるものである。
なお、図1において、アプリケーション21、無線アクセス制御部23、無線送信部24、無線受信部25及び無線アンテナ部3は、既存の無線アクセス装置2が有する各構成を適用できる。
(A−2)第1の実施形態の動作
次に、本実施形態に係る無線アクセス装置2の動作について説明する。以下では、まずタイミング生成部27の動作について説明した後に、送受信アクセス制御部22の動作について説明する。
次に、本実施形態に係る無線アクセス装置2の動作について説明する。以下では、まずタイミング生成部27の動作について説明した後に、送受信アクセス制御部22の動作について説明する。
図4は、本実施形態のタイミング生成部27の動作を示すフローチャートである。
図示しない衛星からのGPS情報は、GPSアンテナ4により捕捉され、捕捉されたGPS情報がGPS受信部29に与えられる。GPS情報の取得は、例えば、無線アクセス装置2から衛星に対して取得要求するようにして開始する(S1)。
このGPS情報の取得要求は、例えば、無線アクセス装置2が他の無線アクセス装置2から送信要求制御信号を受信し、受信信号を受信する場合や、又は無線アクセス装置2が送信信号を送信する場合等に行なう。
GPSアンテナ4が捕捉したGPS情報は、GPS受信部29に与えられ(復調され)、GPSデータが時刻受信部28に与えられる。
GPS受信部29からのGPSデータは、時刻受信部28により、GPSデータに含まれている時刻情報が取り出され、その時刻情報がタイミング生成部27に与えられる(S2)。
なお、本実施形態では時刻情報の取得をGPS情報から取得するものとするが、分散して存在する複数の無線アクセス装置2が時刻情報を同一に認識することができるのであれば、GPS情報に基づく時刻情報に限られない。
タイミング生成部27に時刻情報が与えられると、装置識別情報記憶部26に記憶されている自装置2の固有識別情報が、タイミング生成部27に取り出される(S3)。
タイミング生成部27において、装置識別情報記憶部26からの自装置2の固有識別情報は、所定のタイマテーブルと照合され、固有識別情報に対応する送信可能時刻が検出される。そして、この送信可能時刻とGPSデータから取り出された時刻情報とは、タイミング生成部26により一致・不一致が判定される(S4)。
S4においてタイミング生成部27による判定がなされ、時刻情報と送信可能時刻とが一致する場合には、今周期での送信タイミングであることを示す送信可能フラグが立てられたタイマ情報が、送受信アクセス制御部22に与えられ、タイミング生成部27の処理が終了する(S5及びS6)。
また、S4においてタイミング生成部27による判定がなされ、時刻情報が送信可能時刻とが一致しない場合には、送信可能フラグが立てられていないタイマ情報が送受信アクセス制御部22に与えられ、タイミング生成部27の処理が終了する(S4及びS6)。
このようにして、タイミング生成部27による自装置2の送信タイミングが求められたタイマ情報が送受信アクセス制御部22に与えられる。
次に、送受信アクセス制御部22の動作について説明する。図5は、送受信アクセス制御部22の動作を示すフローチャートである。
図5において、タイミング生成部27により生成されたタイマ情報は、送受信アクセス制御部22に与えられ、処理を開始する(S11)。
タイミング生成部27からタイマ情報が送受信アクセス制御部22に与えられると、タイマ情報に送信可能フラグが立てられているかどうかが、送受信アクセス制御部22により判定される(S13)。
S13において、タイマ情報の送信可能フラグが立てられている場合、自装置2から送信データについての送信処理が可能であると判断される。
従って、送信データがアプリケーション21により生成されている場合、この送信データは、アプリケーション21から送受信アクセス制御部22に与えられ、送受信アクセス制御部22によりデータ送信処理が行なわれ、データ送信処理がなされた送信データは、無線アクセス制御部23に与えられる(S14)。
そして、送受信アクセス制御部22によるデータ送信処理がなされると、今回の周期における処理が完了したかどうかが判定され(S18)、処理が完了していると判定された場合、送受信アクセス制御部22における今回の周期での処理が終了し(S19)、処理が未完了であると判断された場合、S12に戻り、今回の周期での処理が繰り返し行われる(S18及びS12)。
一方、S13において、タイマ情報の送信可能フラグが立てられていない場合、送信データの送信処理は行なわれない。
このとき、無線アンテナ部3が受信データを捕捉している場合、無線アクセス制御部23により受信処理された受信データが、送受信アクセス制御部22に与えられ、送受信アクセス制御部22において、受信処理が行われる(S15)。
そして、受信データの全て(全パケット)に対して受信処理が完了したかどうか判定され(S16)、データ受信処理が未完了である場合、次の受信データに対するデータ受信処理が行なわれ(S17及びS15)、データ受信処理が完了している場合、S18に進む。なお、S18における処理は、上述したので省略する。
なお、S14において、送受信アクセス制御部22により送信処理された送信データは、既存の無線アクセス装置と同様に、無線アクセス制御部23に与えられ所定の通信手順に従ったデータ変換がなされて、無線受信部25を介して、無線アンテナ部3から送信される。
また、S16において、送受信アクセス制御部22により受信処理された受信データは、アプリケーション21に与えられ所定の機能が実行される。
以上のようにして、送受信アクセス制御部22は、タイミング生成部27により生成されたタイマ情報に基づいて、当該周期におけるタイミングでの処理を区別することができる。
(A−3)第1の実施形態の効果
以上、本実施形態は、例えば衛星等の外部時刻情報提供装置からの時刻情報を使用することにより、各無線アクセス装置が共通したタイマを認識させることができ、各無線アクセス装置の送信タイミングをずらすことが可能となる。
以上、本実施形態は、例えば衛星等の外部時刻情報提供装置からの時刻情報を使用することにより、各無線アクセス装置が共通したタイマを認識させることができ、各無線アクセス装置の送信タイミングをずらすことが可能となる。
これにより、例えば、アドホックモードを使用した無線ネットワークシステムにおいてもデータ衝突を防止することができる。
(B)第2の実施形態
(B−1)第2の実施形態の構成
本実施形態が、第1の実施形態と異なる点は、図1において、タイミング生成部27と送受信アクセス制御部22との機能であり、これら以外の構成は第1の実施形態に対応する。
(B−1)第2の実施形態の構成
本実施形態が、第1の実施形態と異なる点は、図1において、タイミング生成部27と送受信アクセス制御部22との機能であり、これら以外の構成は第1の実施形態に対応する。
従って、本実施形態は、図1の全体構成図を参照して、タイミング生成部27と送受信アクセス制御部22との機能について詳細に説明する。
タイミング生成部27は、タイマテーブルを参照して、自装置2の固有識別情報に対応する送信タイミングと受信タイミングとを生成するものである。
タイミング生成部27は、装置識別情報記憶部26からあて先装置の固有識別情報を取り出し、あて先装置の固有識別情報とタイマテーブルとを照合して、あて先装置の受信時間となるような送信可能時刻を求める。そして、タイミング生成部27は、その送信可能時刻と時刻情報との一致・不一致を判定して、その判定結果に応じたタイマ情報を生成する。
例えば、タイミング生成部27は、送信可能時刻と時刻情報とが一致する場合、タイマ情報に含まれる送信可能フラグを立てることにより、送信タイミングを知らせる。
これにより、送信タイミングは、あて先装置の固有識別情報に対応するタイマテーブルの受信可能時間を考慮するものとなり、装置識別情報記憶部26からあて先の固有識別情報に対応するタイマテーブルの受信可能時間に合わせた時刻が送信時刻となり、送信タイミングをずらすことができる。
また、タイミング生成部27は、装置識別情報記憶部26から自装置2の固有識別情報を取り出し、自装置2の固有識別情報とタイマテーブルとを照合し、自装置2の受信可能な受信可能時刻を求める。そして、タイミング生成部27は、その受信可能時刻と時刻情報との一致・不一致を判定して、その判定結果に応じたタイマ情報を生成する。
例えば、タイミング生成部27は、受信可能時刻と時刻情報とが一致する場合、タイマ情報に含まれる受信可能フラグを立てることにより、送信タイミングを知らせる。
受信タイミングは、自装置2の受信可能時刻である。これは、一般的に、送信と受信とを同時に行なうことができないので、受信可能時刻と送信可能時刻とが背反条件となる。
送受信アクセス制御部22は、タイミング生成部27からのタイマ情報に含まれる送信可能フラグ及び受信可能フラグを判定し、その判定結果に応じて送信処理及び受信処理を行うものである。
(B−2)第2の実施形態の動作
次に、本実施形態の無線LANシステム100の動作について図面を参照して説明する。
次に、本実施形態の無線LANシステム100の動作について図面を参照して説明する。
図6は、タイミング生成部27の動作を示すフローチャートである。なお、図6において、図4に対応する動作については対応する符号を付した。
図示しない衛星からのGPS情報に含まれる時刻情報が、タイミング生成部27に与えられ(S1及びS2)、装置識別情報記憶部26から自装置2の固有識別情報が、タイミング生成部27により取り出される(S21)。
また、アプリケーション21からの送信データが送受信アクセス部22に与えられた場合、その送信データのあて先装置の固有識別情報がタイミング生成部27に与えられ、タイミング生成部27において、あて先装置の固有識別情報とタイマテーブルとが照合され、あて先装置の受信時間となる送信可能時刻が求められる。
なお、第1の実施形態で説明したが、他の無線アクセス装置からの送信要求制御信号を受信した場合も、GPS情報の取得が行なわれる。この場合、送信データがないから、あて先装置の固有識別情報の取得はなされず、送信可能時刻の検出は行われない。
タイミング生成部27により、送信可能時刻と時刻情報との一致・不一致が判定される(S22)。
送信可能時刻と時刻情報とが一致する場合、タイマ情報の送信可能フラグはタイミング生成部27により立てられ、第1の実施形態と同様に、タイマ情報が送受信アクセス制御部22に与えられて処理が終了する(S5及びS6)。
一方、送信可能時刻と時刻情報とが一致しない場合、又は、送信可能時刻が検出されない場合、自装置2の固有識別情報とタイマテーブルとが照合され、自装置2の受信可能な時刻であるか判定される(S23)。
時刻情報が自装置2の受信可能時間であると判定された場合、タイマ情報の受信可能フラグは、タイミング生成部27により立てられ、受信可能フラグが立てられたタイマ情報が送受信アクセス制御部22に与えられて処理が終了する(S24及びS6)。
また、時刻情報が自装置2の受信可能時間でないと判定された場合、タイマ情報の受信可能フラグは立てられず、送信可能フラグ及び受信可能フラグが立てられていないタイマ情報が送受信アクセス制御部22に与えられて処理が終了する(S23及びS6)。
このようにして、タイミング生成部27により生成された送信及び受信タイミングに関するタイマ情報は、送受信アクセス制御部22に与えられる。
次に、送受信アクセス制御部22の動作について図7のフローチャートを参照して説明する。なお、図7において、図5と対応する動作については対応する符号を示す。
タイミング生成部27から送受信アクセス制御部22にタイマ情報が与えられると(S11及びS12)、送受信アクセス制御部22により、タイマ情報に含まれる送信可能フラグが立っているかどうかが判定される(S13)。
タイマ情報の送信可能フラグが立っている場合、第1の実施形態と同様に、アプリケーション21からの送信データについてデータ送信処理が行なわれ、データ送信処理された送信データが無線アクセス制御部23に与えられ処理が終了する(S14及びS9)。
一方、タイマ情報の送信可能フラグが立っていない場合、送受信アクセス制御部22により、タイマ情報の受信可能フラグが立っているかどうかが判定される(S31)。
タイマ情報の受信可能フラグが立っている場合、自装置2が受信可能な時間であると判断され、第1の実施形態と同様に、無線アクセス制御部23からの受信データのデータ受信処理が行なわれ、データ受信処理された受信データがアプリケーション21に与えられ処理が終了する(S32及びS9)。
さらに、タイマ情報の送信可能フラグ及び受信可能フラグが共に立っていない場合、送信処理及び受信処理は行われず処理が終了する(S31及びS9)。
(B−3)第2の実施形態の効果
以上のように、本実施形態の無線アクセス装置によれば、タイミング生成部27が、あて先装置の受信可能な時間を自装置2の送信可能時刻とすることにより、あて先装置の受信タイミングに合わせた送信タイミングを生成することができるので、システムのスループットを向上させることができる。
以上のように、本実施形態の無線アクセス装置によれば、タイミング生成部27が、あて先装置の受信可能な時間を自装置2の送信可能時刻とすることにより、あて先装置の受信タイミングに合わせた送信タイミングを生成することができるので、システムのスループットを向上させることができる。
(C)第3の実施形態
第3の実施形態が、第1及び第2の実施形態と異なる点は、上位アプリケーションとの連携を行なう点である。
第3の実施形態が、第1及び第2の実施形態と異なる点は、上位アプリケーションとの連携を行なう点である。
アドホックネットワークシステムにおいて、無線アクセス装置は、P2P(ピアツーピア)の通信しか行なわないが、多数の無線アクセス装置がマルチホップ通信を行うことにより、これら無線アクセス装置がルータとして構成されることができる。
本実施形態は、無線アクセス装置がこのようなルータとして機能する場合を考慮した適用について説明する。
(C−1)第3の実施形態の構成
図8は、本実施形態の無線ネットワークシステム2の全体構成と、本実施形態の無線アクセス装置の内部構成を示す。
図8は、本実施形態の無線ネットワークシステム2の全体構成と、本実施形態の無線アクセス装置の内部構成を示す。
図8に示すように、本実施形態の無線アクセス装置2は、アプリケーション21、ルーチング部31、ルーチングテーブル32、送受信アクセス制御部33、無線アクセス制御部23、無線送信部24、無線受信部25、装置識別情報記憶部26、タイミング生成部34、時刻受信部28、GPS受信部29、無線アンテナ部3、GPSアンテナ4などを備える。
なお、図8において、図1で説明した同一・対応する構成要件については、対応する符号を付した。また、これら同一・対応する構成の詳細な機能については省略する。
タイミング生成部34は、GPS情報に含まれる時刻情報と、自装置2の固有識別情報に対応するタイマテーブルの送信可能時刻及び受信可能時刻とに基づいて、送信タイミング及び受信タイミングを生成するものである。
送受信アクセス制御部33は、タイミング生成部34からのタイマ情報に基づいて送信処理及び受信処理を行うものである。また、送受信アクセス制御部33は、タイマ情報に基づいて送信可能であると判断した場合、ルーチング部31の受信データを与え、次に転送する無線アクセス装置2を決定させるものである。
ルーチング部31は、アプリケーション21から送信データを受け取り、又は、送受信アクセス制御部33から受信データ(マルチホップ通信の対象となる受信データ)を受け取り、送信データ又は受信データに含まれているMACアドレス(ハードウェア固有のアドレス)とIPアドレス(論理的に割り当てたアドレス)とを取り出し、MACアドレス及びIPアドレスに基づいてルーチングテーブル32を参照し、次に転送する無線アクセス装置(図8の場合無線ネットワーク5を構成する無線アクセス装置)を決定するものである。
なお、図8においては、無線アクセス装置2の機能を明確にするために、ルーチング部31と送受信アクセス制御部33とが異なるブロックであるように示すが、ルーチング部31及び送受信アクセス制御部33の動作は連動する。
ルーチングテーブル32は、従来のルーチングテーブルを適用することができ、接続先の無線アクセス装置経路情報毎にIPアドレスとMACアドレスとを格納し、次に接続すべき無線アクセス装置の経路を選択するためのテーブルである。
なお、ルーチングテーブル32は、タイミング生成部33と連携するようにしてもよい。
(C−2)第3の実施形態の動作
次に、本実施形態の無線アクセス装置のタイミング生成部26及び送受信アクセス制御部33の動作について説明する。
次に、本実施形態の無線アクセス装置のタイミング生成部26及び送受信アクセス制御部33の動作について説明する。
図9は、タイミング生成部26の動作を示すフローチャートである。なお、図9において、図4及び図6に対応する動作については対応する符号を付した。
GPS情報に含まれている時刻情報が、タイミング生成部34に与えられると、装置識別情報記憶部26に記憶されている自装置2の固有識別情報がタイミング生成部34により取り出される(S1〜S3)。
タイミング生成部34において、自装置2の固有識別情報とタイマテーブルとが照合され、自装置2の送信可能時刻が求められる。そして、その送信可能時刻と時刻情報とは、タイミング生成部34により一致・不一致が判定される(S41)。
送信可能時刻と時刻情報とが一致する場合、タイマ情報の送信可能フラグはタイミング生成部34により立てられ、第1の実施形態と同様に、タイマ情報が送受信アクセス制御部33に与えられて処理が終了する(S5及びS6)。
一方、送信可能時刻と時刻情報とが一致しない場合、さらに自装置2の固有識別情報とタイマテーブルとが照合され、自装置2の受信可能時刻であるか判定される(S23)。
時刻情報が自装置2の受信可能時間であると判定された場合、タイマ情報の受信可能フラグは、タイミング生成部34により立てられ、受信可能フラグが立てられたタイマ情報が送受信アクセス制御部33に与えられて処理が終了する(S24及びS6)。
また、時刻情報が自装置2の受信可能時間でないと判定された場合、タイマ情報の受信可能フラグは立てられず、送信可能フラグ及び受信可能フラグが立てられていないタイマ情報が送受信アクセス制御部33に与えられて処理が終了する(S23及びS6)。
このようにして、タイミング生成部34により生成された送信及び受信タイミングに関するタイマ情報は、送受信アクセス制御部33に与えられる。
次に、送受信アクセス制御部33の動作について図10を参照して説明する。なお、図10において、図5及び図7で説明した対応する動作については対応する符号を付した。
タイミング生成部34から送受信アクセス制御部33にタイマ情報が与えられると(S11及びS12)、送受信アクセス制御部33により、タイマ情報に含まれる送信可能フラグが立っているかどうかが判定される(S13)。
タイマ情報の送信可能フラグが立っている場合、自装置2が送信可能であることを判断し、これから送信しようとする通信データについて送信処理が行なわれる。
ここで、送信処理の対象となる通信データは、アプリケーション21からの送信データ、及び、当該無線アクセス装置2がマルチホップ転送に供する装置となる場合に無線アクセス制御部23から与えられた受信データである。
送信処理の対象となる通信データは、ルーチング部31に与えられる。そして、ルーチング部31において、通信データに含まれている送信先のMACアドレス及びIPアドレスが取り出され、この取り出されたMACアドレス及びIPアドレスに基づいて、ルーチングテーブル32が参照され、ルーチングテーブル32からあて先経路情報が読み出される(S51)。
ルーチングテーブル32からあて先経路情報が読み出されると、次の転送先となる無線アクセス装置の受信可能時間(受信タイミング)が確認される(S52)。
例えば、ルーチングテーブル32は、タイミング生成部34でのタイマテーブルと連携しており、送受信アクセス制御部33は、転送先として決定された無線アクセス装置の固有識別情報に基づいて転送先の無線アクセス装置の受信可能時間を確認する。
S52において、転送先の無線アクセス装置が受信タイミングであると判断した場合、今周期のタイミングで送信処理が行なわれ、送信処理された通信データが無線アクセス制御部23に与えられて今周期の処理が終了する(S14及びS9)。
一方、S52において、転送先の無線アクセス装置が受信タイミングでないと判断した場合、通信データは今周期のタイミングでの送信処理が行われず、今周期の処理が終了する(S52及びS9)。
一方、S13において、タイマ情報の送信可能フラグが立っていない場合、送受信アクセス制御部33により、タイマ情報の受信可能フラグが立っているかどうかが判定される(S31)。
タイマ情報の受信可能フラグが立っている場合、自装置2が受信可能な時間であると判断され、第1の実施形態と同様に、無線アクセス制御部23からの受信データのデータ受信処理が行なわれ、データ受信処理された受信データがアプリケーション21に与えられ処理が終了する(S32及びS9)。
さらに、タイマ情報の送信可能フラグ及び受信可能フラグが共に立っていない場合、送信処理及び受信処理は行われず処理が終了する(S31及びS9)。
(C−3)第3の実施形態の効果
以上のように、本実施形態によれば、ルーチングテーブル32を参照し、転送先となる装置の受信タイミングに合わせて、送信タイミングを変更することにより、無線アクセス装置を用いてルータを構成する場合において、Ad−hocモードを用いる場合、アクセス集中を緩和することができ、大幅にスループットを向上させることができる。
以上のように、本実施形態によれば、ルーチングテーブル32を参照し、転送先となる装置の受信タイミングに合わせて、送信タイミングを変更することにより、無線アクセス装置を用いてルータを構成する場合において、Ad−hocモードを用いる場合、アクセス集中を緩和することができ、大幅にスループットを向上させることができる。
(D)第4の実施形態
(D−1)第4の実施形態の構成
図11は、本実施形態の無線LANシステムの全体構成を示し、特に、無線アクセス装置について内部構成を示す。
(D−1)第4の実施形態の構成
図11は、本実施形態の無線LANシステムの全体構成を示し、特に、無線アクセス装置について内部構成を示す。
図11において、本実施形態の無線LANシステム300は、無線アクセス装置2、無線ネットワーク5及びNMS(Network Management Station)マネージャ42を備える。
NMSマネージャ42は、無線ネットワーク5の使用頻度の統計等を行なうネットワーク管理装置であり、無線アクセス装置2からの問い合わせに応じて他の無線アクセス装置の負荷情報を与えるものである。
ここで、NMSマネージャ42が与える負荷情報は、例えば、無線ネットワーク5を構成する無線アクセス装置へのアクセス数やCPUの負荷状態等を適用してもよい。
また、無線アクセス装置2は、図8に示す構成のほかに、NMSエージェント41を新たに追加すると共に、送受信アクセス制御部34の機能が異なる。
NMSエージェント41は、NMSマネージャ42に対して、転送先の無線アクセス装置についての負荷情報の問い合わせを行なうものである。また、NMSエージェント41は、NMSマネージャ42から転送先の無線アクセス装置の負荷情報を取得し、その転送先の無線アクセス装置の負荷状態を送受信アクセス制御部43に与えるものである。
ここで、NMSエージャント41は、取得した負荷情報に基づいて転送先の無線アクセス装置の負荷状態を判断し、その判断結果を送受信アクセス制御部43に与える。
負荷状態の判断は、例えば、転送先の無線アクセス装置へのアクセス数が閾値を超えているか否かを判断したり、転送先の無線アクセス装置のCPUの残容量が閾値を超えているか否かを判断する。
送受信アクセス制御部43は、タイミング生成部34からのタイマ情報に応じて送信処理及び受信処理を行なうと共に、送信処理を行なう際に、ルーチング部31により求められた経路情報に基づく転送先の無線アクセス装置の受信タイミング及びNMSエージャント41からの負荷状態を考慮して、送信処理を行うものである。
例えば、送受信アクセス制御部43が送信処理を行なう条件として、タイマ情報の送信可能フラグが立っている場合であって、時刻情報に基づいて当該時刻が転送先の無線アクセス装置が受信タイミングであり、かつ、NMSエージャント41による判断結果に基づいて転送先の無線アクセス装置の負荷状態が適当である場合に、送信処理を行なうものとする。
なお、タイミング生成部34は、第3の実施形態と同様に、GPS情報の時刻情報と、自装置2の固有識別情報に対応する送信可能時刻及び受信可能時刻とに基づいて生成したタイマ情報を送受信アクセス制御部43に与える。
(D−2)第4の実施形態の動作
図12は、本実施形態の送受信アクセス制御部33の動作を示すフローチャートである。なお、図12において、図5、図7及び図10で説明した対応する動作については対応する符号を付した。
図12は、本実施形態の送受信アクセス制御部33の動作を示すフローチャートである。なお、図12において、図5、図7及び図10で説明した対応する動作については対応する符号を付した。
タイミング生成部34から送受信アクセス制御部43にタイマ情報が与えられると(S11及びS12)、送受信アクセス制御部43により、タイマ情報に含まれる送信可能フラグが立っているかどうかが判定される(S13)。
タイマ情報の送信可能フラグが立っている場合、自装置2が送信可能であることを判断し、通信データは送信処理行われる。なお、この場合も、第3の実施形態と同様に、送信処理対象となる通信データは、アプリケーション21からの送信データ、及び、当該無線アクセス装置2がマルチホップ転送に供する装置となる場合に無線アクセス制御部23から与えられた受信データである。
通信データは、送受信アクセス制御部43からルーチング部31に与えられる。そして、ルーチング部31において、通信データに含まれている送信先のMACアドレス及びIPアドレスが取り出され、この取り出されたMACアドレス及びIPアドレスに基づいて、ルーチングテーブル32が参照され、ルーチングテーブル32からあて先経路情報が読み出される(S51)。
例えば、ルーチングテーブル32は、タイミング生成部34でのタイマテーブルと連携しており、送受信アクセス制御部43は、転送先として決定された無線アクセス装置の固有識別情報に基づいて転送先の無線アクセス装置の受信可能時間を確認する。
また、NMSエージャント41から転送先となる無線アクセス装置の負荷情報についての問い合わせが行われる。これに応じて、NMSマネージャ42から転送先の無線アクセス装置の負荷情報が無線アクセス装置2に与えられ、NMSエージャント41により転送先の無線アクセス装置の負荷状態が判断され、その判断結果が送受信アクセス制御部43に与えられる(S61)。
送受信アクセス制御部43において、次の転送先となる無線アクセス装置の受信可能時間(受信タイミング)かどうかが確認され、その確認結果とNMSエージャント41からの判断結果とが所定条件を満たしているか否かが判断される(S62)。
送信処理を行う条件として、例えば、当該時刻が転送先となる無線アクセス装置が受信タイミングであり、かつ、NMSエージャント41により転送先の無線アクセス装置の負荷状態が閾値より小さいとする旨の判断結果が得られた場合、送信処理を行なうとする。
S62において、送信処理条件を満たしていると判断した場合、送受信アクセス部43において、データ送信処理が行なわれ、データ送信処理がなされた送信データが無線アクセス制御部23に与えられて今周期の処理が終了する(S14及びS9)。
また、S62において、送信処理条件を満たしていないと判断した場合、送受信アクセス部43において今周期での送信処理は行われず今周期での処理が終了する(S62及びS9)。
一方、S13において、タイマ情報の送信可能フラグが立っていない場合、送受信アクセス制御部43により、タイマ情報の受信可能フラグが立っているかどうかが判定される(S31)。
タイマ情報の受信可能フラグが立っている場合、自装置2が受信可能な時間であると判断され、第1の実施形態と同様に、無線アクセス制御部23からの受信データのデータ受信処理が行なわれ、データ受信処理された受信データがアプリケーション21に与えられ処理が終了する(S32及びS9)。
さらに、タイマ情報の送信可能フラグ及び受信可能フラグが共に立っていない場合、送信処理及び受信処理は行われず処理が終了する(S31及びS9)。
(D−3)第4の実施形態の効果
以上のように、本実施形態によれば、無線アクセス装置2がNMSマネージャ42等のネットワーク管理システムと連動することにより、現在のネットワークの負荷状態にあった転送先を算出し、送信処理を行うことができるので、更なるスループットを向上させることができる。
以上のように、本実施形態によれば、無線アクセス装置2がNMSマネージャ42等のネットワーク管理システムと連動することにより、現在のネットワークの負荷状態にあった転送先を算出し、送信処理を行うことができるので、更なるスループットを向上させることができる。
(E)第5の実施形態
(E−1)第5の実施形態の構成
図13は、本実施形態の無線LANシステム400の全体構成を示し、特に、無線アクセス装置については内部構成を示す。
(E−1)第5の実施形態の構成
図13は、本実施形態の無線LANシステム400の全体構成を示し、特に、無線アクセス装置については内部構成を示す。
図13に示すように、無線アクセス装置2は、図8に示す第3の実施形態の無線アクセス装置2の内部構成に対し、ルーチング部51及び送受信アクセス制御部53の機能が異なる。
よって、図13において、図8で説明した同一・対応構成については対応する符号を付した。また、以下では、図13を参照して、ルーチング部51及び送受信アクセス制御部53の機能について詳細に説明する。
ルーチング部51は、第3の実施形態で説明した機能のほかに、QoS(Quality of Service)機能部52を有する。
QoS機能部52は、無線LANシステム400でユーザに提供するサービス内容に応じて、ネットワーク品質を変更する機能である。本実施形態では、QoS機能部52が、音声サービス(例えばVoIP通信)に係る音声データと一般データサービスに係る一般データとを識別する場合について説明する。
QoS機能部52は、少なくとも、音声データと一般データとを識別するデータ識別機能と、このデータ識別機能のデータ識別に基づいて、音声データと一般データとの間で優先順位を設けて個別にキューイングするキューイング機能とを有する。QoS機能部52は、例えば、通信データに含まれているサービス種別情報に基づいて、当該通信データのサービス種別を識別する。
送受信アクセス制御部53は、タイミング生成部34からのタイマ情報に基づいて送信処理及び受信処理を行うものである。
また、送受信アクセス制御部53は、タイマ情報に基づいて送信可能であると判断した場合、ルーチング部51の受信データを与え、当該受信データに基づいてQoS機能部52が識別したサービス種別の識別結果、及び、次の転送先となる無線アクセス装置2の受信タイミングに応じて、送信処理を行うものである。
なお、タイミング生成部34は、第3の実施形態と同様に、GPS情報に含まれる時刻情報と、自装置2の固有識別情報に対応するタイマテーブルの送信可能時刻及び受信可能時刻とに基づいて、送信タイミング及び受信タイミングを生成するものである。
(E−2)第5の実施形態の動作
図14は、送受信アクセス制御部33の動作を示すフローチャートである。なお、図14において、図5、図7及び図10で説明した対応動作については対応する符号を付した。
図14は、送受信アクセス制御部33の動作を示すフローチャートである。なお、図14において、図5、図7及び図10で説明した対応動作については対応する符号を付した。
タイミング生成部34から送受信アクセス制御部53にタイマ情報が与えられると(S11及びS12)、送受信アクセス制御部53により、タイマ情報に含まれる送信可能フラグが立っているかどうかが判定される(S13)。
タイマ情報の送信可能フラグが立っている場合、自装置2が送信可能であることを判断し、これから送信しようとする通信データについて送信処理がなされる。この送信処理対象の通信データは、ルーチング部51に与えられる。
ルーチング部31において、通信データに含まれている送信先のMACアドレス及びIPアドレスが取り出され、この取り出されたMACアドレス及びIPアドレスに基づいて、ルーチングテーブル32を参照し、ルーチングテーブル32からあて先経路情報が読み出される(S51)。
また、ルーチング部51において、通信データは、QoS機能部52により、通信データに係るサービス種別(音声サービスであるか又は一般データサービスであるか)が識別され、各サービス種別毎にキューイングされる(S61)。
ルーチング部51のQoS機能部52により当該通信データが音声サービス(VoIP)に係る音声データであると判定された場合、当該通信データは、送受信アクセス制御部53により送信処理がなされ(S14)、送信処理されたデータは、無線アクセス制御部23に与えられ今周期の処理が終了する(S9)。
このように、音声サービスによる通信データに関し、転送先装置の受信可能タイミングを判断しないのは、音声トラフィックは、音声品質の向上を図る観点から、できるだけ速やかに送信を行うべきトラフィックだからである。
一方、ルーチング部51のQoS機能部52により当該通信データが音声サービス(VoIP)以外に係るデータであると判定された場合、当該通信データは、ルーチングテーブル32から読み出されたあて先経路情報に基づく次の転送先となる無線アクセス装置の受信可能時間(受信タイミング)が確認される(S52)。
S52において、転送先の無線アクセス装置が受信タイミングであると判断した場合、当該通信データは今周期のタイミングで送信処理が行なわれ、送信処理されたデータが無線アクセス制御部23に与えられて今周期の処理が終了する(S14及びS9)。
一方、S52において、転送先の無線アクセス装置が受信タイミングでないと判断した場合、当該通信データは今周期のタイミングでの送信処理が行われず今周期の処理が終了する(S52及びS9)。
一方、S13において、タイマ情報の送信可能フラグが立っていない場合、送受信アクセス制御部33により、タイマ情報の受信可能フラグが立っているかどうかが判定される(S31)。
タイマ情報の受信可能フラグが立っている場合、自装置2が受信可能な時間であると判断され、第1の実施形態と同様に、無線アクセス制御部23からの受信データのデータ受信処理が行なわれ、データ受信処理された受信データがアプリケーション21に与えられ処理が終了する(S32及びS9)。
さらに、タイマ情報の送信可能フラグ及び受信可能フラグが共に立っていない場合、送信処理及び受信処理は行われず処理が終了する(S31及びS9)。
(E−3)第5の実施形態の効果
以上、本実施形態は、第3の実施形態と同様の効果を奏する。
以上、本実施形態は、第3の実施形態と同様の効果を奏する。
また、本実施形態は、ルーチング部51が通信データのサービス種別を識別するQoS機能部52を備えることにより、通信データのサービス種別に応じたネットワーク品質を提供することができる。
(F)第6の実施形態
同期クロックが必要な無線アクセス装置(例えばPHS端末)は、一般的に、クロック信号を供給のために別線としてのクロック信号供給線が必要であった。例えばPHS端末の場合、PHS端末(無線アクセス装置)はISDN回線からのクロック信号を使用していた。
同期クロックが必要な無線アクセス装置(例えばPHS端末)は、一般的に、クロック信号を供給のために別線としてのクロック信号供給線が必要であった。例えばPHS端末の場合、PHS端末(無線アクセス装置)はISDN回線からのクロック信号を使用していた。
PHS端末(無線アクセス通信)は、同期クロックがなくなると、遅延やパケットロス等により正しく同期を取ることができず、音声通話が出来なくなったり、または音切れが発生し得る。
そこで、本実施形態は、例えばPHS端末等のような同期クロックが必要な無線アクセス装置に適用し得る場合について説明する。
なお、本実施形態では、同期クロックが必要な無線アクセス装置の例としてPHS端末とする場合について説明するが、PHS端末に限定されず、同期クロックが必要な無線アクセス装置に広く適用できる。
(F−1)第6の実施形態の構成及び動作
図15は、本実施形態に係る無線LANシステム500の全体構成図を示し、特に、無線アクセス装置2については内部構成を示す。図15において、図8で説明した同一・対応構成については対応する符号を付した。
図15は、本実施形態に係る無線LANシステム500の全体構成図を示し、特に、無線アクセス装置2については内部構成を示す。図15において、図8で説明した同一・対応構成については対応する符号を付した。
図15に示すように、本実施形態の無線LANシステム500は、図8に示す無線LANシステム200の他にPHSアクセスポイント6を備える。このPHSアクセスポイント6は、無線アクセス装置(PHS端末)2を収容する無線通信制御装置である。
また、図15に示すように、無線アクセス装置2は、図8に示す第3の実施形態の無線アクセス装置2の内部構成の他に、PHS同期クロック補正部61を有し、また無線アクセス装置2は、PHSアクセスポイント6に収容されるものである。
PHS同期クロック補正部61は、タイミング生成部62からGPS情報に含まれている時刻情報を受け取り、この時刻情報に基づいて同期クロックを補正するものである。また、PHS同期クロック補正部61は、補正した同期クロックを制御信号としてPHSアクセスポイント6に与えるものである。
例えば、同期クロック補正部61は、タイミング生成部34からの時刻情報と、無線アクセス装置2が内蔵する時計手段(図示しない)から取得した時計情報との差分を取り、その差分に基づいてクロック位相の進みや遅れを検出する。そして、その検出したクロック位相の進みや遅れに基づいてクロック位相を補償した同期クロックを生成する。
また、PHS同期クロック補正部61は、タイミング生成部34から時刻情報を取得するものとして説明したが、時刻受信部28から時刻情報を取得するようにしてもよい。
(F−3)第6の実施形態の効果
以上、本実施形態の無線アクセス装置が、同期クロック補正部61を備えることにより、同期クロックが必要な無線アクセス装置に対しても適用でき、安定した無線通信を保障することができる。
以上、本実施形態の無線アクセス装置が、同期クロック補正部61を備えることにより、同期クロックが必要な無線アクセス装置に対しても適用でき、安定した無線通信を保障することができる。
(G)他の実施形態
(G−1)上述した第1〜第6の実施形態で説明したアドホックモードを使用する無線ネットワークシステムは、例えば、企業用・家庭用の無線LANシステムや公衆用の無線ネットワークシステムなど広く適用できる。
(G−1)上述した第1〜第6の実施形態で説明したアドホックモードを使用する無線ネットワークシステムは、例えば、企業用・家庭用の無線LANシステムや公衆用の無線ネットワークシステムなど広く適用できる。
例えば、上述した第1〜第6の実施形態に係る無線ネットワークシステムは、公衆施設(例えばホテルや飲食店など)に設置されている無線アクセス装置を利用した無線通信ネットワークシステムに適用できる。
また、上述した第1〜第6の実施形態に係る無線ネットワークシステムは、インフラストラクチャモードを使用する無線ネットワークシステムと結合したネットワークとしても適用できる。
(G−2)図13に示す第5の実施形態に係る無線アクセス装置が、図11に示すNMSマネージャ42からの情報を管理するNMSエージャント41を備えることとしてもよい。
また、図15に示す第6の実施形態に係る無線アクセス装置が、図1、図11及び図13に示す無線アクセス装置の内部構成を備えるようにしてもよい。
100、200、300、400及び500…無線LANシステム、
2…無線アクセス装置、22…送受信アクセス制御部、
26…装置識別情報記憶部、27…タイミング生成部、28…時刻受信部、
29…GPS受信部、4…GPSアンテナ。
2…無線アクセス装置、22…送受信アクセス制御部、
26…装置識別情報記憶部、27…タイミング生成部、28…時刻受信部、
29…GPS受信部、4…GPSアンテナ。
Claims (10)
- 対向する無線アクセス装置と1対1で無線通信可能な無線アクセス装置の通信データの送信処理又は受信処理のタイミングを調整する送受信タイミング調整装置であって、
送信時又は受信時に、無線通信により外部から時刻情報を取得する時刻情報取得手段と、
周期性をもって繰り返される所定時間内で割り当てられた送信可能時刻を、自無線アクセス装置を含む複数の無線アクセス装置の各識別情報と対応付けられた送信タイミングテーブルと、
上記時刻情報取得手段が取得した上記時刻情報と、上記送信タイミングテーブルの送信可能時刻とに基づいて、上記通信データの送信処理又は受信処理のタイミングを判定するタイミング判定手段と、
上記タイミング判定手段による判定結果に応じて、上記通信データの送信処理又は受信処理を制御する送受信処理制御手段と
を備えることを特徴とする送受信タイミング調整装置。 - 上記タイミング判定手段は、上記時刻情報と、自無線アクセス装置の識別情報に対応する上記送信可能時刻とが一致する場合に、上記通信データの送信処理のタイミングであると判定することを特徴とする請求項1に記載の送受信タイミング調整装置。
- 上記タイミング判定手段は、送信データに含まれている送信先の識別情報に基づいて上記送信タイミングテーブルを参照し、上記時刻情報が、上記送信先の受信可能時間であることを確認して、上記送信データの送信処理のタイミングを判定することを特徴とする請求項1又は2に記載の送受信タイミング調整装置。
- 送信データ又は受信データに含まれている識別情報に基づいて転送経路情報を求め、次に転送する転送先を決定する転送経路決定手段を備えることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の送受信タイミング調整装置。
- 上記転送経路決定手段により決定された上記転送先の負荷情報を、外部のネットワーク管理装置から取得する負荷情報取得手段を備え、
上記送受信処理制御手段は、上記負荷情報取得手段から与えられた上記転送先の負荷情報をも考慮して、送信処理を制御することを特徴とする請求項4に記載の送受信タイミング調整装置。 - 上記転送経路決定手段が、上記送信データ又は上記受信データの通信サービス種別を識別する通信データ種別識別部を有し、
上記送受信処理制御手段が、上記通信データ種別識別部により識別された上記通信サービス種別に応じて、送信処理を制御することを特徴とする請求項4又は5に記載の送受信タイミング調整装置。 - 上記時刻情報に基づいて同期クロックの補正をする同期クロック生成手段を備えることを特徴とする請求項1〜6のいずれかに記載の送受信タイミング調整装置。
- 対向する無線アクセス装置と1対1の無線通信可能な無線アクセス装置において、
無線通信により外部から取得した時刻情報に基づいて、通信データの送信処理又は受信処理のタイミングを調整する請求項1〜7のいずれかに記載の送受信タイミング調整装置を備えることを特徴とする無線アクセス装置。 - 対向する無線アクセス装置と1対1の無線通信可能な複数の無線アクセス装置を備える無線ネットワークシステムにおいて、
上記各無線アクセス装置が、請求項8に記載の無線アクセス装置であり、
上記各無線アクセス装置からの問い合わせに応じて、時刻情報を送信する時刻情報送信装置と
を備えることを特徴とする無線ネットワークシステム。 - 上記各無線アクセス装置から問い合わせされた無線アクセス装置の負荷状態を測定し、その測定結果を負荷情報として送信するネットワーク管理装置を備えることを特徴とする無線ネットワークシステム。
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2003423143A JP2005184522A (ja) | 2003-12-19 | 2003-12-19 | 送受信タイミング調整装置、無線アクセス装置及び無線ネットワークシステム |
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