JP2002542430A - ピストンポンプ - Google Patents

ピストンポンプ

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JP2002542430A
JP2002542430A JP2000613684A JP2000613684A JP2002542430A JP 2002542430 A JP2002542430 A JP 2002542430A JP 2000613684 A JP2000613684 A JP 2000613684A JP 2000613684 A JP2000613684 A JP 2000613684A JP 2002542430 A JP2002542430 A JP 2002542430A
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valve
piston pump
pump
fluid
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    • F04B1/04Multi-cylinder machines or pumps characterised by number or arrangement of cylinders having cylinders in star- or fan-arrangement
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Abstract

(57)【要約】 本発明は、スリップ制御されるハイドロリック式の車両ブレーキ装置に用いられるピストンポンプ(10)に関する。ピストンポンプ(10)の短尺構造を実現するために、本発明によれば、ピストンポンプ(10)のピストン(16)を中空ピストンとして形成することが提案される。この場合、この中空ピストンの内室が、ピストンポンプ(10)の押しのけ室(42)を形成する。ピストン(16)は、たとえば深絞り加工による変形加工部品として廉価に製造可能となる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】 背景技術 本発明は、特にスリップ制御される液圧式、つまりハイドロリック式の車両ブ
レーキ装置において使用される、請求項1の上位概念部に記載の形式のピストン
ポンプに関する。
【0002】 このような形式のピストンポンプは、たとえばドイツ連邦共和国特許出願公開
第4107979号明細書に基づき公知である。この公知のピストンポンプは円
筒状のピン形のピストンを有しており、このピストンは複数の溝(アンダカット
部)および複数の横方向孔ならびに軸方向の盲孔を備えるように切削加工によっ
て製造されている。切削加工に基づき、このようなピストンの製造は手間がかか
ると同時に高価となる。このピストンはポンプハウジングに設けられたポンプ孔
内に軸方向摺動可能に案内されていて、回転駆動可能な偏心体によって、軸方向
での往復行程運動を実施するように駆動可能である。ピストンポンプの押しのけ
室は、ピストンの一方の端面側でポンプ孔内においてピストンに続いている。こ
のことは、公知のピストンポンプが長尺に形成されていて、大きな構成容積を必
要とするという欠点を有している。
【0003】 発明の利点 請求項1の特徴部に記載の特徴を有する本発明によるピストンポンプは、中空
ピストンとして形成されたピストンを有しており、この中空ピストンの内室がピ
ストンポンプの押しのけ室を形成している。ピストンを中空ピストンとして形成
し、かつこれにより押しのけ室をピストン内部へずらすことが可能となることに
基づき、コンパクトな構造を有する短尺構造のピストンポンプが実現可能となる
。ピストンの開いた側には、位置固定(不動)の内側部分が突入しており、この
内側部分はピストンの片側で押しのけ室を仕切っている。ピストンに突入した内
側部分により、押しのけ室のすき間容積、つまり吐出行程の終了時における押し
のけ室の最小容積を、ほぼゼロにまで減少させることができる。これにより、ピ
ストンポンプの高い効率が達成される。本発明によるピストンポンプのピストン
は、変形加工、たとえば深絞り加工、冷間打撃加工(Kaltschlagen
)または流れ押出し加工により変形加工部品として製造されている。ピストンは
、たとえばこのピストンを片側で閉鎖する、このピストンと一体のピストン端面
壁を備えたチューブまたはスリーブの形に形成されている。このピストンはいか
なる場合でも、内側部分との組み合わせの前にアンダカット部を有していない。
これにより、このピストンは1回の作業工程で迅速かつ簡単に変形加工により製
造可能となる。耐摩耗性を高めるためには、ピストンが焼き入れされていてよい
。その他の加工または後加工、たとえばピストン表面の精密加工は不要となる。
これにより、ピストンは廉価にかつ迅速に製造可能となる。
【0004】 請求項2以下には、請求項1に記載の本発明によるピストンポンプの有利な構
成および改良形が記載されている。
【0005】 請求項2に記載の構成では、ピストンが段付ピストンとして形成されている。
すなわち、ピストンは軸方向で互いに間隔を置いて配置された2つの個所で互い
に異なる直径に沿って、ポンプハウジングに設けられたポンプ孔内に案内されて
、シールされている。ピストンが段付ピストンとして形成されていることに基づ
き、ピストンの往復行程運動時に容積が交互に増減するような、ピストンを取り
囲む環状室が生ぜしめられる。ピストンの吐出行程時、つまり押しのけ室の容積
が減小する行程時では、この環状室の容積は増大し、これにより流体がピストン
ポンプによって前記環状室内に吸い込まれる。ピストンの戻り行程時では、たし
かに前記環状室の容積は減小するが、しかし押しのけ室の容積は、環状室の容積
が減小するよりも多く増大する。これにより、ピストンポンプは流体を吸い込む
。すなわち、ピストンが段付ピストンとして形成されていることに基づき、本発
明によるピストンポンプは吐出行程時でも戻り行程時でも流体を吸い込むことに
なる。このことには次のような利点がある。すなわち、吸込容積流が一層均一に
なり、これによって吸込特性およびピストンポンプの押しのけ室の充填度が改善
される。
【0006】 請求項3に記載の本発明の構成では、内側部分がアンダカット部を有しており
、ピストンがこのアンダカット部に背後から係合する。ピストンと内側部分とは
1つの前組付け構成ユニットを形成している。すなわち、ピストンと内側部分と
は紛失不能に互いに結合されている。本発明のこのような構成の利点は、ピスト
ンと内側部分とを有する前組付け構成ユニットがポンプハウジング内に組み込ま
れるまでのこの前組付け構成ユニットの簡単な取扱い性である。この前組付け構
成ユニットがポンプハウジング内に組み込まれた後では、内側部分におけるピス
トンの確保はもはや必要とされない。なぜならば、ピストンは偏心体によって内
側部分に確保されているからである。したがって、ピストンと内側部分との結合
の品質および強度に対しては、極めて小さな要求しか課せられない。
【0007】 請求項4に記載の構成では、内側部分に逆止弁(流入弁または流出弁)が収納
されており、この逆止弁は、ピストンポンプを用いて圧送される流体の、ピスト
ンポンプを通る流体通流方向を制御する。内側部分に逆止弁が収納されているこ
とに基づき、構成スペースが節約され、ピストンポンプのコンパクトな構造が得
られる。
【0008】 請求項5に記載の改良形では、逆止弁が弁閉鎖体を有しており、この弁閉鎖体
は弁閉鎖体ガイドによって弁行程方向で案内されている。そして、少なくとも1
つの流体通流部が設けられており、逆止弁が開放されると、この流体通流部を通
って流体は弁閉鎖体を流過することができる。この流体通流部により、弁閉鎖体
ガイドの、弁閉鎖体に対する公差を狭く設定することが可能となる。弁閉鎖体に
対する公差を狭く設定された弁閉鎖体ガイドは、ノイズ低減という利点を有して
いる。なぜならば、弁閉鎖体を巡るように流れる流体により励起される、弁座か
ら持ち上げられた開放された弁閉鎖体の側方運動が、このような弁閉鎖体ガイド
によって十分に阻止されるからである。本発明の別の有利な構成では、弁閉鎖体
ガイドが複数のガイドリブを有しており、これらのガイドリブは弁行程方向に延
びていて、たとえば内周面に沿って成形されたキー溝状の多条溝を備えた内周溝
成形体の形に形成されている。これらのガイドリブの間には、それぞれ通流溝が
形成されており、これらの通流溝が一緒になって大きな流体通流面積を有してい
るので、これにより弁閉鎖体ガイドの、弁閉鎖体に対する公差が狭く設定されて
いると同時に、逆止弁の低い流れ抵抗が得られる。
【0009】 本発明によるピストンポンプは、特に車両のブレーキ装置におけるポンプとし
て設けられていて、ホイールブレーキシリンダ内の圧力を制御する際に使用され
る。ブレーキ装置の形式に応じて、このようなブレーキ装置のためにはアンチロ
ックブレーキシステム(ABS)もしくはトラクションコントロールシステム(
ASR)もしくはビークルダイナミックコントロール(FDR)もしくはエレク
トロハイドロリックブレーキ(EHB)が使用される。ブレーキ装置において、
ポンプはたとえば1つまたは複数のホイールブレーキシリンダからマスタブレー
キシリンダへブレーキ液を戻すために働き(ABS)かつ/またはリザーバタン
クから1つまたは複数のホイールブレーキシリンダへブレーキ液を圧送するため
に働く(ASRもしくはFDRもしくはEHB)。このポンプは、たとえばホイ
ールスリップコントロール(ABSもしくはASR)付のブレーキ装置および/
または操舵補助として働くブレーキ装置(FDR)および/またはエレクトロハ
イドロリック式のブレーキ装置(EHB)において必要とされる。ホイールスリ
ップコントロール(ABSもしくはASR)を用いると、たとえば制動過程での
ブレーキペダルの強力な踏み込み時における車両ホイールのロックを阻止するこ
とができ(ABS)、かつ/またはアクセルペダルの強力な踏み込み時における
駆動される車両ホイールの空転を阻止することができる(ASR)。操舵補助(
FDR)として働くブレーキ装置では、ブレーキペダルもしくはアクセルペダル
の操作とは無関係に、1つまたは複数のホイールブレーキシリンダ内にブレーキ
圧が形成され、これによりたとえば運転者により望まれる軌道からの車両の「し
り振り」が阻止される。このポンプは、電気的なブレーキペダルセンサがブレー
キペダルの操作を検知した場合にポンプがブレーキ液を1つまたは複数のホイー
ルブレーキシリンダへ圧送するか、またはポンプがブレーキ装置のアキュムレー
タを充填するために働くようなエレクトロハイドロリック式のブレーキ装置(E
HB)においても使用され得る。
【0010】 実施例の説明 以下に、本発明の有利な実施例を唯一つの図面につき詳しく説明する。
【0011】 図示の本発明によるピストンポンプ10は、ポンプハウジング14を形成する
ハイドロリックブロックに設けられたポンプ孔12に挿入されている。図1には
、このハイドロリックブロックのうち、ピストンポンプ10を取り囲んでいる部
分しか図示されていない。このハイドロリックブロックは、スリップ制御された
ハイドロリック式の車両ブレーキ装置のためのハイドロリック制御回路(その他
の部分は図示していない)の構成部分である。ハイドロリックブロックには、ピ
ストンポンプ10の他に複数の別のハイドロリック構成エレメント、たとえば電
磁弁が挿入されていて、ハイドロリック的に互いに接続されている。
【0012】 ピストンポンプ10は、中空ピストンとして形成されたピストン16を有して
いる。このピストン16はスリーブ形に形成されており、このピストン16の一
方の端面側は、ピストン16と一体のピストン端面壁18によって閉じられてい
る。ピストン16は、長手方向で見てほぼその中央に環状段部20を備えており
、この環状段部20によりピストン16はその開いた方の端部に向かって拡径さ
れている。ピストン16は段付ピストンとして形成されている。すなわち、ピス
トン16はその両端部の範囲で互いに異なる直径に沿ってシールされている。ピ
ストン16はピストン端面壁18により閉じられた方の端部では、ポンプ孔12
に設けられた環状の溝に挿入されたシールリング21によってシールされており
、このシールリング21はピストン16の外面に接触している。ピストン16は
その開いた方の端部ではシール・ガイドリング28(さらに詳しく説明する)ま
たはシールリップ32(さらに詳しく説明する)によってシールされており、こ
のシール・ガイドリング28またはシールリップ32はピストン16の内面に接
触している。シール・ガイドリング28もしくはシールリップ32は、ピストン
16の閉じられた方の端部に設けられたシールリング21よりも大きな直径でピ
ストン16に接触していて、かつシールリング21よりも大きな直径でピストン
16をシールしている。ピストン16が互いに異なる直径に沿ってシールされて
いることに基づき、ピストン16は、ピストンポンプ10が吐出行程時でも戻り
行程時でも流体を吸い込み、これによりピストンポンプ10の吸込特性が改善さ
れるような段付ピストンを形成している。図示の実施例とは異なり、ピストン1
6が、両端部の範囲で互いに等しい直径に沿ってシールされているような「単動
ピストン(Einfachkolben)」として形成されていてもよい。この
ためには、図示の実施例で見て環状段部20がピストン半径をピストン肉厚さの
分だけ拡張していなければならない。別の可能性としては、ピストン16を段付
けなしで製造し、そして両端部を外側でシールすることが考えられる。
【0013】 ピストン16はその製造時に決してアンダカット部を有しない。したがって、
ピストン16は変形加工により問題なくかつ簡単に製造可能となる。図示の実施
例では、ピストン16が金属薄板からの深絞り加工によって製造されている。こ
のピストン16はその耐摩耗性を向上させるために焼入れされているが、その他
の加工もしくは後加工は一切行われない。
【0014】 ピストン16の開いた方の端部には、ポンプ孔12内に位置固定的に取り付け
られている内側部分24に設けられたピン状の突設部22が突入している。この
ピン状の突設部22は内側部分24の円形のベース板26に一体に突設されてい
る。内側部分24はこの円形のベース板26によってポンプ孔12内に固定され
ている。ピストン16は直径の大きい方の範囲においてピン状の突設部22に沿
って軸方向摺動可能に案内されて、シールされている。この場合、本発明の図示
の実施例では、ピストン16のこのような案内とシールとを実現するために図面
の左側半部と右側半部とに互いに異なる2つの手段が図示されている。念のため
付言しておくと、図示の両手段を一緒に実現することはできない。2つの手段を
1つの図面に一緒に図示したことは、両手段を比較可能にすることを目的として
いる。
【0015】 図面の左側半部に示した手段では、シール・ガイドリング28がピン状の突設
部22に被せられていて、多数のかしめ締結部30によってピン状の突設部22
の周面に保持されている。シール・ガイドリング28はピストン16の内周面に
密に接触している。図面の左側半部に図示した本発明のこのような構成では、ピ
ン状の突設部22を備えた内側部分24が、たとえば鋼から製造されていてよい
【0016】 図面の右側半部に図示した本発明の構成では、内側部分24が、たとえばプラ
スチックから射出成形により製造されている。ピン状の突設部22は、この突設
部22と一体の環状のシールリップ32を有しており、このシールリップ32は
ピストン16の内周面に密に接触していて、ピストン16を軸方向摺動可能に案
内している。本発明のこのような構成により、別個のシール・ガイドリングが節
約される。
【0017】 ピストンポンプ10がポンプハウジング14内に組み付けられるまでピストン
16を紛失不能に内側部分24に結合するためには、ピストン16が内側部分2
4に装着された後にピストン16の自由縁部34が、たとえば縁曲げまたはロー
ラ加工(Rollieren)によって半径方向内側に向かって変形させられて
いる。内側に向かって変形させられた自由縁部34は、内側部分24に設けられ
た環状段部35に背後から係合する。この環状段部35は内側部分24のアンダ
カット部36を形成している。図面の左側半部に図示した構成では、シール・ガ
イドリング28が内側部分24のピン状の突設部22の周面を超えて半径方向に
張り出していることにより、アンダカット部36のための環状段部35が形成さ
れる。図面の右側半部に図示した構成では、環状段部35が直接に内側部分23
のピン状の突設部22に一体成形されている。ピストン16と内側部分24との
紛失不能な結合により、保管時や運搬時やポンプハウジング14内への組付け時
における取扱い性を著しく簡単にする前組付け構成ユニットが得られる。
【0018】 ピストン16が、軸方向でポンプ孔12内を往復する行程運動を実施するよう
にピストン16を駆動するためには、ピストンポンプ10が、電動モータにより
回転駆動可能な偏心体38を有している。この偏心体38の周面には、ピストン
16のピストン端面壁18が、圧縮コイルばねとして形成されたピストン戻しば
ね40によって押圧される。ピストン戻しばね40はピストン16の内室に配置
されている。ピストン戻しばね40は内側部分24のピン状の突設部22に支持
されていて、ピストン端面壁18を偏心体38の周面に押圧している。ピストン
16の開いた側に突入したピン状の突設部22により仕切られるピストン16の
内室は、ピストンポンプ10の押しのけ室42を形成している。この押しのけ室
42の容積はピストン16の往復行程運動と共に交互に増減を繰り返す。これに
より、ピストンポンプ10は自体公知の形式で流体(ブレーキ液)を圧送する。
【0019】 ピストンポンプ10の流入弁44は、ピストン16の、押しのけ室42を形成
する内室に収納されている。この流入弁44はばね負荷された逆止弁として形成
されている。流入弁44はポット形の弁座部分46を有しており、この弁座部分
46はプラスチック部材として製造されていて、ポット底部でピストン端面壁1
8の内面に接触している。ピストン戻しばね40はこの弁座部分46を内方から
ピストン端面壁18に押圧し、これによって弁座部分46をピストン16内に保
持している。
【0020】 弁座部分46は、ピストン16の内径よりも小さな直径を有しているので、弁
座部分46とピストン16との間には環状室48が形成される。この環状室48
はピストン16の開いた側に向かってシールリップ50によって閉じられている
。このシールリップ50は押しのけ室42を環状室48から隔離している。弁座
部分46のポット底部は中心孔52によって貫通されており、この中心孔52の
開口部は流入弁44の円錐状の弁座54として形成されている。弁座部分46の
ポット底部に星形に設けられた複数の半径方向溝56は、環状室48を中心孔5
2に接続している。
【0021】 流入弁44は弁閉鎖体として弁ボール58を有している。この弁ボール58は
弁閉鎖ばね60として働く圧縮コイルばねによって弁座54に押圧される。弁閉
鎖ばね60は、ピストン16に突入した内側部分24のピン状の突設部22に支
持されている。
【0022】 ピストンポンプ10への流体流入は流入孔62を通じて行われる。この流入孔
62はポンプハウジング14に設けられていて、半径方向でポンプ孔12に開口
している。ポンプ孔12から流体は、ピストン16の周壁から打抜き成形された
通流開口64を通じて、弁座部分46とピストン16の周壁との間の環状室48
に流入し、そして引き続きこの環状室48から半径方向通路を成す半径方向溝5
6と中心孔52とを通じて流入弁44に流入する。
【0023】 ピストンポンプ10の流出弁66は、内側部分24に設けられた、軸方向に一
貫して延びる中心孔68に収納されている。この中心孔68は円錐状に拡張して
、弁座70を形成している。弁閉鎖ばね72として働く圧縮コイルばねは、弁閉
鎖体として働く弁ボール74を弁座70に押圧している。
【0024】 弁閉鎖ばね72は、ポンプ孔12内に挿入された円形の閉鎖板76に支持され
ている。この閉鎖板76はポンプハウジング14に設けられた環状のかしめ締結
部78によってポンプ孔12内に保持されていて、ポンプ孔12を圧力密に閉鎖
している。この閉鎖板76は内側部分24をそのベース板26のところでポンプ
孔12内にしっかりと保持している。
【0025】 流出弁66を通じて流出する流体は、内側部分24のベース板26と閉鎖板7
6との間に星形に配置された複数の半径方向通路80を通じて流出孔82に流入
する。この流出孔82はポンプ孔12に対して半径方向でポンプハウジング14
に設けられている。
【0026】 中心孔68は流出弁66の弁ボール74を取り囲むように、内側部分24に軸
平行に配置された複数のガイドリブ84を有している。これらのガイドリブ84
は、中心孔68の内周面に沿って成形された刻み目(Innenrandel)
または内周面に沿って成形された多条溝成形体(Vielnutprofil)
として形成されている。これらのガイドリブ84は弁ボール74を狭い半径方向
公差で弁行程方向へ、つまり軸方向へ案内する。これらのガイドリブ84の間に
は、それぞれ通流溝が形成されており、これらの通流溝は一緒になって、流出弁
66を通じて流出する流体を通流させるための大きな面積を有している。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明によるピストンポンプの軸方向断面図である。
【符号の説明】
10 ピストンポンプ、 12 ポンプ孔、 14 ポンプハウジング、 1
6 ピストン、 18 ピストン端面壁、 20 環状段部、 21 シールリ
ング、 22 突設部、 24 内側部分、 26 ベース板、 28 シール
・ガイドリング、 30 かしめ締結部、 32 シールリップ、 34 自由
縁部、 35 環状段部、 36 アンダカット部、 38 偏心体、 40
ピストン戻しばね、 42 押しのけ室、 44 流入弁、 46 弁座部分、
48 環状室、 50 シールリップ、 52 中心孔、 54 弁座、 5
6 半径方向溝、 58 弁ボール、 60 弁閉鎖ばね、 62 流入孔、
64 通流開口、 66 流出弁、 68 中心孔、 70 弁座、 72 弁
閉鎖ばね、 74 弁ボール、 76 閉鎖板、 78 かしめ締結部、 80
半径方向通路、 84 ガイドリブ

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 往復行程運動を実施するように駆動可能なピストンを備えた
    ピストンポンプにおいて、ピストン(16)が、中空ピストンとして形成されて
    おり、該中空ピストンの内室が、当該ピストンポンプ(10)の押しのけ室(4
    2)を形成しており、当該ピストンポンプ(10)が、位置固定の内側部分(2
    4)を有しており、該内側部分(24)が、ピストン(16)の開いた側に突入
    しており、ピストン(16)が変形加工部品であることを特徴とするピストンポ
    ンプ。
  2. 【請求項2】 ピストン(16)が段付ピストンとして形成されている、請
    求項1記載のピストンポンプ。
  3. 【請求項3】 ピストン(16)が、内側部分(24)に形成されたアンダ
    カット部(36)に背後から係合する、請求項1記載のピストンポンプ。
  4. 【請求項4】 内側部分(24)に、当該ピストンポンプ(10)を通流す
    る流体通流方向を制御する逆止弁(66)が収納されている、請求項1記載のピ
    ストンポンプ。
  5. 【請求項5】 前記逆止弁(66)が、弁閉鎖体(74)と、該弁閉鎖体(
    74)を弁行程方向で案内する弁閉鎖体ガイド(84)とを有しており、該弁閉
    鎖体ガイド(84)が、少なくとも1つの流体通流部を有しており、前記逆止弁
    (66)が開かれた状態で、流体が前記弁閉鎖体(74)の傍らで前記流体通流
    部を通って流れるようになっている、請求項4記載のピストンポンプ。
  6. 【請求項6】 前記逆止弁(66)が、前記弁閉鎖体(74)のための弁閉
    鎖体ガイドとして複数のガイドリブ(84)を有しており、該ガイドリブ(84
    )が、互いの間にそれぞれ通流溝を仕切っており、前記逆止弁(66)が開かれ
    た状態で、流体が前記弁閉鎖体(74)の傍らで前記通流溝を通って流れるよう
    になっている、請求項5記載のピストンポンプ。
  7. 【請求項7】 ピストン(16)の内室(42)に、当該ピストンポンプ(
    10)を通る流体通流方向を制御する逆止弁(44)が配置されている、請求項
    1記載のピストンポンプ。
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