JP2002542039A - 表面品質の優れたオーステナイト系ステンレス鋼ストリップの双ロール連続鋳造方法、およびそれにより得たストリップ - Google Patents

表面品質の優れたオーステナイト系ステンレス鋼ストリップの双ロール連続鋳造方法、およびそれにより得たストリップ

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Abstract

(57)【要約】 本発明は、冷却した2つの水平ロールの間で直接液体金属から厚さが10mm以下のオーステナイト系ステンレス鋼ストリップを連続鋳造する方法であって、前記鋼の組成が重量%の単位で、C%≦0.08、Si%≦1、P%≦0.04、Mn%≦2、17〜20の間のCr%、8〜10.5の間のNi%、0.007〜0.040の間のS%を含み、残部が鉄ならびに精錬によって得られる不純物であり、Creq/Nieq比が1.55〜1.90の間であり、但しCr (%)=Cr%+1.37Mo%+1.5Si%+2Nb%+3Ti%およびNieq(%)=Ni%+0.31Mn%+22C%+14.2N%+Cu%であり、ロール表面が、直径が100〜1500μmで深さが20〜150μmであるほぼ円形または楕円形の断面の接触ディンプルを有し、メニスカス周辺の不活性化ガスが、鋼に可溶性のガスまたはそのようなガスの混合物であるか、あるいはそのようなガスまたはガス混合物が少なくとも50体積%を構成することを特徴とする方法に関する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】 本発明は、金属の連続鋳造に関し、より詳細には「双ロール鋳造」と呼ばれる
方法を使用する厚さが数ミリ程度のオーステナイト系ステンレス鋼ストリップの
直接液体金属からの連続鋳造に関する。
【0002】 最近、液体金属から直接薄い炭素鋼ストリップまたはステンレス鋼ストリップ
を直接鋳造する方法の開発がかなり進展している。水平軸に関して反対方向に回
転し、互いに対向して配置し、両者表面の間の最短距離が鋳造ストリップに望ま
れる厚さ(例えば数mm)にほぼ等しい2つの内部を冷却したロールの間で上記
液体金属を鋳造する方法が、現在主に使用されている。液体スチールを含む鋳造
空間は、ストリップの凝固が始まるロールの側面によって画定され、さらにロー
ル端部に適用される耐火性の側方閉鎖板によって画定される。液体金属はロール
の外面と接触したときに凝固が始まり、ここで凝固した「シェル」が形成され、
ロール外面はロール間距離が最小となる領域である「ニップ」でシェルが互いに
結合するような配置となっている。
【0003】 双ロール鋳造によって薄いステンレス鋼ストリップを製造する場合に生じる主
な問題の1つは、ミクロ割れと呼ばれるストリップ上に現われる表面欠陥の危険
性が高いことである。これらの割れは小さいが、それにも関わらず冷間処理製品
が使用に不適当となるには十分である。鋼のミクロ割れは鋼の凝固中に形成され
、その深さは約40μmであり、開口部は約20μmである。これらの外観は、
接触する弧の長さに沿ってロールと接触することでシェルが凝固する間の金属の
収縮に依存する。この凝固は2つの連続する段階を有するものとして説明するこ
とができる。第1の段階は液体の鋼とロール表面の最初の接触の間に起り、これ
によって固体の鋼シェルがロール表面に形成される。第2の段階はこのシェルが
ニップまで成長することと関係し、前述したように完全に凝固したストリップを
形成するためにこのニップでもう一方のロールで形成されたシェルと連結される
。鋼とロール表面の接触は、鋳造ロール表面の形状、ならびに鋳造空間周囲の不
活性化ガスの性質および鋼の化学組成によって決定される。これらの要因のすべ
ては、鋼とロールの間の熱伝達と関係があり、シェルが凝固する条件を左右する
。シェルが凝固して冷却されるにつれて、シェルは収縮する。これらは微視的レ
ベルでの金属の密度の実質的な変化を伴うδ→γ相変態の程度に特に依存する。
これは鋳造金属の組成によって決定される。このような収縮によってもシェル凝
固および冷却条件が変更される。
【0004】 オーステナイト系ステンレス鋼の凝固経路は、Creq/Nieq比によって
表されると従来考えられている。これは式: Creq(%)=Cr%+1.37Mo%+1.5Si%+2Nb%+3Ti
% Nieq(%)=Ni%+0.31Mn%+22C%+14.2N%+Cu%
(%は重量%である)によるハマー(Hammar)およびスウェンソン(Sw
ensson)の関係を使用して計算される。
【0005】 ミクロ割れなどの容認できない欠陥が存在しないストリップを確実に得るため
の双ロール鋳造方法の開発に関しては多数の試みがなされている。
【0006】 オーステナイト系ステンレス鋼に関しては、欧州特許出願第0 409 64
5号の文献に注目することができる。これは、ロール表面に存在する「ディンプ
ル」(ほぼ円形または楕円形のエッチングによるくぼみ)の画定された形状に鋼
に溶解可能なガスを30〜90%含有するガス混合物を不活性化ガスとして使用
することを組み合わせたものであり、ロール/液体鋼が最初に接触するときにデ
ィンプルをこのガスがコーティングする。欧州特許出願第0 481 481は
、δ−Fecal=3(Cr%+1.5Si%+Mo%)−2.8(Ni%+0
.5Mn%+0.5Cu%)−84(C%+N%)−19.8で定義されるδ−
Fecal指数が5〜9%の間となる化学組成と、ロール上のディンプル形状を
組み合わせたものであり、これによって一次フェライトのδ→δ+γとしての凝
固が促進される。ディンプルはショットブラストまたはレーザー加工によって従
来通り形成することができる。上記2つの文献では、これらのディンプルを互い
に分離させる必要がある。
【0007】 文献欧州特許出願第0 679 114号では、ロール表面に作製された円周
方向の溝を使用することが提案されており、これによって前記表面の粗さRaが
2.5〜15μmとなる。これと、一次オーステナイトとして凝固しCreg
Nieg比が1.60未満であることを特徴とする鋼の化学組成と組み合わせら
れる。しかし、一次オーステナイトとしての凝固は、ステンレス鋼の高温割れに
対する感受性が増大し、ストリップの長手方向での割れの形成の危険性も増大す
る。
【0008】 文献欧州特許出願第0 796 685号では、高温での相変化を最小限にす
るためと、直径が100〜1500μmであり深さが20〜150μmである接
触ディンプルを表面に有するロールを使用し、鋼に可溶性のガスまたはこのよう
な可溶性ガスを主成分とするガス混合物によってメニスカス(液体鋼表面とロー
ル表面の間の交点)周辺の領域を不活性化することによってこの鋳造を行うため
に、Creq/Nieq比が1.55超える鋼の鋳造が教示されている。凹凸の
ピーク部分は凝固を開始させる部位となり、一方凹凸の谷部分は凝固中の金属の
収縮の接続部分となり応力をより良く分散させる。しかし、Creg/Nieq 比が1.70を超える場合は、わずかなミクロ割れの防止が常に可能であるとは
限らない。
【0009】 本発明の目的の1つは、面にミクロ割れや他の大きな欠陥が存在しない薄いオ
ーステナイト系ステンレス鋼ストリップの鋳造方法を提供することであり、この
方法は実施の際に特殊な鋳造条件は要求されず、既存の方法よりも広範囲のCr eq /Nieq比を有する鋼の鋳造が可能となる。
【0010】 このため本発明の主題は、冷却した2つの水平ロールの間で直接液体金属から
厚さが10mm以下のオーステナイト系ステンレス鋼ストリップを連続鋳造する
方法であって: −前記鋼の組成が重量%の単位で、C%≦0.08、Si%≦1、P%≦0.
04、Mn%≦2、17〜20の間のCr%、8〜10.5の間のNi%、0.
007〜0.040の間のS%を含み、残部が鉄ならびに精錬によって得られる
不純物であり、 −Creq/Nieq比が1.55〜1.90の間であり、但し Creq(%)=Cr%+1.37Mo%+1.5Si%+2Nb%+3Ti
%および Nieq(%)=Ni%+0.31Mn%+22C%+14.2N%+Cu%
であり、 ロール表面が、直径が100〜1500μmで深さが20〜150μmである
ほぼ円形または楕円形の断面の接触ディンプルを有し、 −メニスカス周辺の不活性化ガスが、鋼に可溶性のガスまたはそのようなガス
の混合物であるか、あるいはそのようなガスまたはガス混合物が少なくとも50
体積%を構成する、ことを特徴とする。
【0011】 この方法によって製造可能なストリップも本発明の主題である。
【0012】 理解できていると思われるが、本発明は、鋳造金属の組成、ロールの表面仕上
、ならびにメニスカスを不活性化するためのガスの組成を組み合わせた条件にあ
り、これによってミクロ割れのないストリップ表面が得られる。要求される組成
の主な新規性は、通常使用される量よりも多量の硫黄を金属が含有する必要があ
ることと(しかし、製品の耐食性を損なうほど多いわけではない)、この含有率
をCreq/Nieq比の正確な範囲と組み合わせる必要があることである。
【0013】 (図面の簡単な説明) 以下の添付の図面を参照にしながら開示内容を読むことによって本発明をより
明確に理解できるであろう。
【0014】 図1は従来技術によるロール間で鋳造したオーステナイト系ステンレス鋼スト
リップの断面図であり、防止することが望ましいミクロ割れの形状が示されてい
る。 図2は鋳造ストリップ表面のミクロ割れの存在に対する硫黄含有率の影響を示
す曲線である。
【0015】 液体の鋼が最初にロールと接触するときの条件は、ストリップの凝固過程にお
ける非常に重要な因子であり、ストリップの表面品質にかなりの影響を与える。
したがって、鋳造ストリップ上にミクロ割れが生じないことを補償するために十
分に制御することが非常に重要である。しかし、ロール間に存在する液体金属の
表面の高さには必然的に変動があるためにこの制御は困難であり、特に最初の接
触が起こるこの領域で発生する熱交換がこの高さの変動のために不規則となる原
因となるために制御が困難である。このような不規則性以外には、シェルの凝固
が起こる後に続く工程中に凝固中の金属の収縮が起ることが原因となって、特に
オーステナイト系ステンレス鋼の高温相変態特性が得られる。これらの収縮はミ
クロ割れのの原因となりうる。図1は、薄いオーステナイト系ステンレス鋼スト
リップ1試験片を長手方向から撮影した顕微鏡写真を示している。このストリッ
プ1は、特に本発明が防止を目指している種類のミクロ割れ3をその表面2に有
する。試験片について実施した金属エッチングによって、ミクロ割れ3周辺でそ
の延長部分に沿って配置する明るい領域4が確認されるが、これはニッケルやマ
ンガンなどのある種の元素に富む分離した領域に対応している。
【0016】 ロール表面において液体鋼の表面張力に作用する硫黄などの表面活性元素を液
体金属に添加することによって、鋳造ロールと最初に金属が接触する条件にかな
り影響を与えることを発見した。特に、このような添加によってロール表面のぬ
れ性が良くなるために、液体金属メニスカスの形状を非常に実質的に安定させる
ことができる。これによって、液体金属とロール表面の最初の接触の間の熱交換
がある時間の間均一で規則的となるという大きな改良が得られる。これらの効果
は、304型オーステナイト系ステンレス鋼製の鋳造したままの薄いストリップ
の横方向の金属断面に形成される円柱状シェルの厚さの規則性の測定に基づいて
本発明者らが実証している。これらの厚さの不規則性は、鋳造ストリップの表面
にミクロ割れが見られる傾向が高いことによって明らかになる。対照的に、固化
したシェルの円柱部分の厚さが一定であれば、これは鋳造中メニスカスの高さが
ほとんど変化しなかったことを示しており、これと関連してストリップ表面にミ
クロ割れが形成されなくなる。
【0017】 図2の曲線は、これらの検査の結果を示しており、検査は50m/分の速度で
鋳造した厚さ3mmのストリップに関して行った。鋳造ロールの表面は、平均深
さが80μmで平均直径が1000μmの接触ディンプルで粗面化した。鋳鋼の
組成は以下の制限内となった:C:0.02〜0.06%、Mn:1.3〜1.
6%、P:0.019−0.024%、Si:0.34〜0.45%、Cr:1
8.0〜18.7%、Ni:8.6〜9.8%、S:0.0005〜0.446
%。これらの鋼のCreq/Nieq比は1.79〜1.85で変動した。メニ
スカス周辺の不活性化ガスは60体積%の窒素と40体積%のアルゴンを含有し
た。x軸のプロットは金属の硫黄含有率であり、y軸のプロットは鋳造中のメニ
スカス高さの変動の大きさを表す指標であり、これはストリップの凝固構造中に
観察される円柱形領域の厚さの標準偏差を表している。同じ鋳造条件では、金属
の硫黄含有率が高いほど(他の元素の含有率は同じであるが)、メニスカス高さ
の変動の大きさが小さくなることが分かる。硫黄含有率が0.007%を超える
と、この影響が非常に顕著に減少するが、より低い含有率では非常に顕著であり
、ストリップ表面のミクロ割れの存在はこれらの変動と直接関係しており、硫黄
含有率の下限の0.007%はミクロ割れの形成の防止に必要な最小値にも対応
していることを理解するべきである。
【0018】 一般的に言えば本発明者らは、薄いストリップとしてのオーステナイト系ステ
ンレス鋼の鋳造で、ストリップ表面にミクロ割れが形成されないように適合させ
るべき一連の条件を決定したが、これらの条件はすでに前述している。これらの
条件は以下を考慮することによって決定される。
【0019】 硫黄含有率が0.007%未満である場合は、メニスカス高さの変動と熱伝達
の不規則性が大きくなり、このためミクロ割れが形成され、特にCreq/Ni eg 比が1.70を超える場合にミクロ割れが形成される。硫黄含有率の上限は
0.04%に設定されるが、その理由はこの値を超えると硫黄含有率のメニスカ
ス安定性への影響がもはや有意に増加せず、一方このストリップから製造される
最終製品の耐孔食性が低下する危険性が高まるからである。
【0020】 Creq/Nieq比が1.55に近い場合、すなわち凝固が一次オーステナ
イトとして起り、大部分は一次フェライトとしては起らない場合、ストリップの
高温割れの危険性を避けるために、リン含有率は0.04%未満に維持する必要
がある。
【0021】 Creq/Nieq比は少なくとも1.55である必要があり、この値未満で
あると少なくとも部分的には一次オーステナイトとして鋼が凝固し、そのためス
トリップの割れに対する感受性が高まり、完全防止すべきである長手方向の割れ
が出現しやすくなる。Creq/Nieq比が1.90を超える場合は、フェラ
イト−オーステナイト変態による収縮が大きくなりすぎミクロ割れが避けられな
くなる。さらに、ストリップのフェライト含有率が高くなりすぎ、その結果こう
して鋳造したストリップから製造した最終製品は成形作業後に破損する場合があ
る。
【0022】 鋳造鋼の他の分析条件は、最も一般的なオーステナイト系ステンレス鋼、特に
304型および同様の種類のオーステナイト系ステンレス鋼に関して従来通りの
ものである。当然ながら、凝固条件およびロール表面における液体の鋼の表面張
力を大きく変化させるものではなく、製造されるストリップにミクロ割れが形成
されないことが確実であれば、これまで明示したもの以外の元素が不純物または
少量の合金化元素として鋼中に存在してもよい。
【0023】 前述したように、メニスカス周辺の不活性化ガスの性質は、鋼がロールと接触
している場合の条件に強い影響があり、特にロールの凹凸と「逆の凹凸」のスト
リップ表面への転写、およびミクロ割れが形成される危険性に対して強い影響が
ある。アルゴンまたはヘリウムなどのように鋼に対して完全またはほとんど不溶
性であるガスの場合、ロール表面のくぼみに入り込むことはほとんどまたはまっ
たくない。したがって実質的に凹凸のピークのみにおいて放熱が起り、ロール表
面で非常に不均一な放熱が起こる。この不均一性が多数のミクロ割れの形成の原
因となる。対照的に、窒素、水素、アンモニア、またはCOなどの鋼に可溶性
のガスを十分含有する不活性化ガスの場合、特に全体がこのようなガスまたはこ
のようなガスの混合物で構成される場合は、ロール表面のくぼみに鋼がよく侵入
し、最初の接触による放熱が大きい。さらに、これによってピークとくぼみにお
ける放熱の不均一性が減少する。すべてがミクロ割れの形成の危険性を制限する
方向に作用する。実際は、金属の組成およびロールの表面粗さに関して他の必要
な鋳造条件を考慮すると、不活性化ガス中の鋼に可溶性であるガス(またはガス
混合物)の含有率の下限は50%に設定される。
【0024】 直径が100〜1500μmの間であり深さが20〜150μmである接触デ
ィンプルをロール表面に有する場合に、前述の条件によって所望の結果が得られ
る。
【0025】 本発明を説明しその要求が正当であることを示すために以下に実施例を示す。
【0026】 実施例1 厚さ3mmのオーステナイト系ステンレス鋼ストリップをロールの間で鋳造し
た。ロールの表面は、平均直径が1000μmで平均深さが100μmの接触デ
ィンプルを有した。メニスカス周辺の不活性化ガスは40%のアルゴンと60%
の窒素を含有した。鋼の組成は以下の制限内で変動した:C:0.02〜0.0
6%、Mn:1.3〜1.6%、P:0.019〜0.024%、Si:0.3
4〜0.45%、Cr:18.0〜18.7%、Ni:8.6〜9.8%、S:
0.0005〜0.0446%。鋳鋼のCreq/Nieq比は1.79〜1.
85を変動した。このようにして鋳造したストリップのミクロ割れの表面密度を
測定し、これらの測定の結果を鋼の硫黄含有率と比較した。表1にこれらの試験
の結果を示す。
【0027】
【表1】
【0028】 鋳鋼のCreq/Nieq比が1.79〜1.85である(従って非常に狭い
範囲内を変動した)これらの実施例では、ミクロ割れの密度が鋼の硫黄含有率に
大きく依存することが明らかである。硫黄含有率が0.007%を超える場合に
はミクロ割れが観察されないが、低いおよび非常に低い硫黄含有率の場合はミク
ロ割れは非常に多数存在する。これらの結果から図2の曲線をプロットした。
【0029】 実施例2 表2に示される各鋼の組成で、厚さ3.8mmのオーステナイト系ステンレス
鋼ストリップをロール間で鋳造した。ロールの表面粗さは、平均直径が1000
μmで平均深さが120μmの接触ディンプルを有することが特徴であった。
【0030】
【表2】
【0031】 これらの鋼の鋳造において、メニスカス領域に存在する不活性化ガスの組成の
それぞれのアルゴンと窒素の比率を変動させ、使用した不活性ガスの種々の組成
について鋳造ストリップ上に観察されるミクロ割れの表面密度を測定した。その
結果を表3に示す。
【0032】
【表3】
【0033】 これらの試験から、Creq/Nieq比は十分であるが硫黄含有率が低い鋼
Aは、不活性ガスの組成によらず系統的に多数のミクロ割れが形成される結果と
なったことが分かる。鋼Cは硫黄含有率がわずかに高く、不活性化ガスの窒素含
有率が少なくとも80%の場合にミクロ割れが観察されないので、この硫黄含有
率はストリップの表面品質を実質的に向上させるために十分である。しかし、不
活性化ガスの窒素含有率をこの高い値に維持することが必要だとすると、作業者
による鋳造プラント操作の厳密な制御が困難となるので、この結果は完全に満足
できるものとは言えない。この理由は、不活性化ガスの組成はロールと金属の間
の熱伝達の強さを制御するために(例えば、ストリップの形状に影響を与えるロ
ールのクラウンを変動させるために)変動させることが望ましい場合が多いパラ
メーターであるからである(欧州特許出願第0 736 350号参照)。した
がって鋼Cについて得られた結果から、硫黄含有率0.005%は本発明の範囲
内とすることはできないという結論が得られる。
【0034】 一方、不活性化ガスの窒素含有率が少なくとも50%である場合に鋼Bおよび
Dから鋳造したストリップにはミクロ割れが見られない。これらの硫黄含有率は
それぞれ0.019%と0.039%であり、Creq/Nieq比はそれぞれ
1.82と1.64である。したがってこれらの実施例明らかに本発明の範囲内
である。本発明はCreq/Nieq比が1.70〜1.90の間にある鋼に適
用されることが好ましいが、その理由はこの範囲はよりCreq/Nieq比の
低い鋼の場合よりも少量のγ形成性元素(ニッケルなど)が添加された鋼に対応
しており、そのため製造がより経済的となるからである。
【図面の簡単な説明】
【図1】 従来技術によるロール間で鋳造したオーステナイト系ステンレス鋼ストリップ
の断面図であり、防止することが望ましいミクロ割れの形状が示されている。
【図2】 鋳造ストリップ表面のミクロ割れの存在に対する硫黄含有率の影響を示す曲線
である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 EP(AT,BE,CH,CY, DE,DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,I T,LU,MC,NL,PT,SE),OA(BF,BJ ,CF,CG,CI,CM,GA,GN,GW,ML, MR,NE,SN,TD,TG),AP(GH,GM,K E,LS,MW,SD,SL,SZ,TZ,UG,ZW ),EA(AM,AZ,BY,KG,KZ,MD,RU, TJ,TM),AE,AL,AM,AU,AZ,BA, BB,BG,BR,BY,CA,CN,CR,CU,C Z,DM,EE,GD,GE,GH,GM,HR,HU ,ID,IL,IN,IS,JP,KE,KG,KP, KR,KZ,LC,LK,LR,LS,LT,LV,M A,MD,MG,MK,MN,MW,MX,NO,NZ ,PL,RO,RU,SD,SG,SI,SK,SL, TJ,TM,TR,TT,TZ,UA,UG,US,U Z,VN,YU,ZA,ZW (72)発明者 ダマス,ジヤン−ミシエル ドイツ国、デー−42139・デユツセルドル フ、マレンブレク・シユトラーセ・8 (72)発明者 デカーブ,フレデリク フランス国、エフ−62330・イスベルギユ、 リユ・ジヤン・ジオーレ、92・ベ Fターム(参考) 4E004 DA13 HA00 NB07 NC02

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 冷却した2つの水平ロールの間で直接液体金属から厚さが1
    0mm以下のオーステナイト系ステンレス鋼ストリップを連続鋳造する方法であ
    って: −前記鋼の組成が重量%の単位で、C%≦0.08、Si%≦1、P%≦0.
    04、Mn%≦2、17〜20の間のCr%、8〜10.5の間のNi%、0.
    007〜0.040の間のS%を含み、残部が鉄および精錬によって得られる不
    純物であり、 −Creq/Nieq比が1.55〜1.90の間であり、但し Creq(%)=Cr%+1.37Mo%+1.5Si%+2Nb%+3Ti
    %および Nieq(%)=Ni%+0.31Mn%+22C%+14.2N%+Cu%
    であり、 前記ロールの表面が、直径が100〜1500μmで深さが20〜150μm
    であるほぼ円形または楕円形の断面の接触ディンプルを有し、 −メニスカス周辺の不活性化ガスが、鋼に可溶性のガスまたはそのようなガス
    の混合物であるか、あるいはそのようなガスまたはガス混合物が少なくとも50
    体積%を構成する、ことを特徴とする方法。
  2. 【請求項2】 前記Creq/Nieq比が1.70〜1.90の間である
    ことを特徴とする請求項1に記載の方法。
  3. 【請求項3】 前記不活性化ガスが50〜100体積%の窒素と50〜0体
    積%のアルゴンで構成されることを特徴とする請求項1または2に記載の方法。
  4. 【請求項4】 請求項1から3のいずれか1項に記載の方法によって得るこ
    とができることを特徴とするオーステナイト系ステンレス鋼ストリップ。
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