JP2002542025A - 噴霧乾燥方法及びその装置並びに該方法により得られる微粒子材料 - Google Patents

噴霧乾燥方法及びその装置並びに該方法により得られる微粒子材料

Info

Publication number
JP2002542025A
JP2002542025A JP2000613539A JP2000613539A JP2002542025A JP 2002542025 A JP2002542025 A JP 2002542025A JP 2000613539 A JP2000613539 A JP 2000613539A JP 2000613539 A JP2000613539 A JP 2000613539A JP 2002542025 A JP2002542025 A JP 2002542025A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
drying
pressure
chamber
gas
spray
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2000613539A
Other languages
English (en)
Inventor
ハンセン,オヴェ・エミル
Original Assignee
ニロ・アクティーゼルスカブ
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by ニロ・アクティーゼルスカブ filed Critical ニロ・アクティーゼルスカブ
Publication of JP2002542025A publication Critical patent/JP2002542025A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F26DRYING
    • F26BDRYING SOLID MATERIALS OR OBJECTS BY REMOVING LIQUID THEREFROM
    • F26B3/00Drying solid materials or objects by processes involving the application of heat
    • F26B3/02Drying solid materials or objects by processes involving the application of heat by convection, i.e. heat being conveyed from a heat source to the materials or objects to be dried by a gas or vapour, e.g. air
    • F26B3/10Drying solid materials or objects by processes involving the application of heat by convection, i.e. heat being conveyed from a heat source to the materials or objects to be dried by a gas or vapour, e.g. air the gas or vapour carrying the materials or objects to be dried with it
    • F26B3/12Drying solid materials or objects by processes involving the application of heat by convection, i.e. heat being conveyed from a heat source to the materials or objects to be dried by a gas or vapour, e.g. air the gas or vapour carrying the materials or objects to be dried with it in the form of a spray, i.e. sprayed or dispersed emulsions or suspensions

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
  • Microbiology (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Vaporization, Distillation, Condensation, Sublimation, And Cold Traps (AREA)
  • Medicinal Preparation (AREA)
  • Fertilizers (AREA)
  • Physical Or Chemical Processes And Apparatus (AREA)
  • Glanulating (AREA)

Abstract

(57)【要約】 高圧力にて噴霧乾燥が行なわれ、これにより、製品の特徴及び製造能力に関して有利な点が得られる。非結晶構造の微粒子材料及び塵を含まない高嵩密度の粉体を得ることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の分野】
本発明は、例えば、薬剤、化学、酪農、食品、セラミック及び粉体金属学の工
業分野のような、広範囲の工業分野にて適用される噴霧乾燥(spray dr
ying)法に関する。
【0002】 より具体的には、本発明は、薬剤の工業分野にてしばしば見られるように、非
結晶製品が望まれる場合及び/又は形成される粉体の高嵩密度が望まれる場合及
び/又は噴霧乾燥装置の製造能力を増大させることが望まれる場合に噴霧乾燥を
改良することを目的とするものである。
【0003】
【発明の背景】
過去、何10年もに亙って、多数の異なる噴霧乾燥方法及びその装置が開発さ
れてきた。この技術に関する標準的な文献は、その内容を参考として引用し、本
明細書に含めた、ロングマン・サイエンティック・アンド・テクニカル(Lon
gman Scientific & Technical)(1991)第5
版のマスターズ(Masters)、キース(Keath)による噴霧乾燥ハン
ドブック(Spray Drying Handbook)がある。
【0004】 乾燥させるべき製品の型式及び例えば、凝集程度、粒子寸法及び密度等のよう
な、最終製品の所望の特性を考慮して、噴霧乾燥機の設計、形態及びその工程パ
ラメータを選ぶことが従来の方法である。
【0005】 この点に関して従来から考えられている課題の幾つかは、乾燥チャンバの形状
及び寸法に関する乾燥チャンバの設計、チャンバ底部内での流動床の一体化、製
品を乾燥ガスから分離するためのフィルタの一体化、供給−回転噴霧装置又はノ
ズル、圧力ノズル又は2流体ノズルに対する噴霧装置の型式の選択、ガス分配装
置の型式、乾燥ガスの温度及び速度、噴霧供給量及びガスの流動方向、供給分の
フォミュレーション及び性質等である。
【0006】 製品の性質に影響を与えるその他の手段は、乾燥過程の全体を2つ以上のステ
ップに分割し、それらのステップにて温度が個別に制御され、また、微粒子の再
循環及び幾つかのその他のパラメータの制御が行なわれる。
【0007】 しかし、このように、従来から製品の特徴に影響を与える多数の措置があるに
も拘わらず、依然として、噴霧乾燥技術の特定の分野では改良の余地がある。 このように、ある製品の噴霧乾燥は、その乾燥中に液滴に大きい空胞を形成す
ることを含み、このことは、薄い肉厚を有する「バルーン」粒子を吹き飛ばし、
その薄い肉厚は、乾燥工程が終了する前に破れる可能性がある。かかる粒子の破
砕の結果、低密度で且つ塵を含む製品となり、このことは、例えば、薬剤におけ
るように、取り扱い、輸送及び使用中に不利益となることを意味する。
【0008】 特定の薬剤は、非結晶状態で存在するフォミュレーションにて投与することが
好ましい。その理由は、例えば、結晶の形態の場合よりも非結晶の形態の場合の
方がこれら薬剤の可溶度が高いからである。幾つかの近代の薬剤は、投与後のそ
の生物学的利用性が損われるように、結晶の形態における可溶度が低い。このた
め、非結晶状態が従来の噴霧乾燥方法により得られる構造体におけるよりもより
多く存在する構造体にてかかる薬剤を作成することが必要とされている。薬剤が
非結晶の形態にあることが好ましいことは、特に、国際出願第98/57967
号、米国特許第5,612,367号及び米国特許第5,641,745号に記
載されている。
【0009】 非結晶の形態は、色々な投与経路用とすることを目的とする薬剤作成の幾つか
の形態における好ましい形態の1つであろう。 特定の製品を噴霧乾燥するとき、支配的な非結晶構造体を得ることの困難さは
、上記肉厚が破れることで露出される表面は、結晶化過程を開始させ又は加速す
る可能性があるから、ある程度、破断し易い肉厚の薄い粒子を形成することに関
係する。
【0010】 大部分、破砕した粒子壁から成る低密度の製品を得ることに関係した、上述の
問題点及び非結晶の粒子構造体を有する粉体を製造することに関係した問題点を
別にして、従来の噴霧乾燥工程において、熱経済性及び製品の品質を損うことな
く、乾燥速度を速くし、従って、特定の装置の能力を増すことの可能性が極めて
制限されることが問題である。
【0011】
【発明の概要】
現在、噴霧乾燥を125kPa(1.25バール)絶対圧力以下の加圧雰囲気
内にて行なうことにより、上述した問題点を解決し且つ更なる利点を得ることが
できることが分かっている。
【0012】 このように、本発明は、材料が分散され、媒質が噴霧乾燥されるときに粒子を
形成することのできる蒸発可能な液体から成る液体媒質を噴霧乾燥する方法であ
って、液体媒質を液滴として乾燥チャンバ内に噴霧することと、上記の蒸発可能
な液体を上記液滴から蒸発させて、上記材料を含む粒子を形成する状態を上記チ
ャンバ内に維持することと、上記粒子を上記チャンバから回収することとにより
行われる方法において、125kPa(1.25バール)絶対圧力以上の選ばれ
又は実験的に決定した圧力をチャンバ内に維持することを特徴とする方法に関す
るものである。
【0013】 噴霧乾燥すべき液体媒質は、粉体として回収すべき材料が分散された蒸発可能
な液体から成っている。この材料は、蒸発可能な液体中で固体粒子として溶解し
又は懸濁させることができ、又は噴霧乾燥により、又は多分、助剤の影響によっ
て粒子を形成することを条件として、その内部で液滴としてエマルジョン化する
ことができる。
【0014】 特定の乾燥工程にとって最適な実際の圧力は、明らかに、乾燥すべき材料、及
びその望ましい特徴に依存し、125kPa(1.25バール)からその装置が
設計された最高圧力の範囲内で選ばれる。上記の最適値は、以前の実験に基づい
て予め選択するか、又は実際の製造用に目的とするものと同一の装置及び材料を
使用して簡単な最初の実験により決定される。
【0015】 これらの実験に基づいて、圧力は、150乃至7500kPa(1.5乃至7
5バール)であることが好ましく、200乃至1500kPa(2乃至15バー
ル)であることがより好ましいと考えられる。特定の製品の場合、500乃至1
500kPa(5乃至15バール)であることが最も好ましく、また、その他の
製品の場合、200乃至1000kPa(2乃至10バール)であることがより
好ましい。
【0016】 特に、嵩密度(bulk-density)を増す特徴に関して、本発明による方法は、乾
燥チャンバ内の圧力が液滴中の空胞の形成を抑制し又は減少させ得るように選ば
れ又は予め決定されることを特徴とする。該空胞は、さもなければ、破れ易い薄
い粒子肉厚を生じさせることになる。これにより、乾燥チャンバ内に大気圧力の
みが存在し、従って、製品中における破砕した粒子壁の存在率が大きいときより
も、嵩密度がより大きく且つ流動性により優れた製品が得られる。
【0017】 特に、噴霧乾燥すべき溶液又は懸濁物が、噴霧乾燥した材料を薬剤の作成に使
用することを目的とすることに鑑みて添加されたポリアーのような、例えば、膜
形成材料及び/又は接着材料を含むとき、乾燥する液滴中に空胞が形成されるこ
とに起因する問題点が存在する。
【0018】 かかる膜形成及び/又は接着添加剤の例は、次のものを含む。膜形成ポリマー(水溶性及び不溶性の双方) セルロース誘導体 アクリルポリマー及び共重合体 ビニル重合体及び他の高分子ポリマー誘導体合成ポリマー メチルセルロース ヒドロキシプロピルセルロース ヒドロキシプロピルメチルセルロース エチルセルロース 酢酸セルロース ポリビニルピロリドン 酢酸ポリビニルピロリドン ポリ酢酸ビニル ポリビニルメタクリル酸塩 酢酸エチルビニル共重合体(エチレンービニルアセテートコポリマー)膜形成ポリマー可塑剤の性質の改良材料 フタル酸エステル トリアセチン セバシン酸ジブチル モノグリセリド クエン酸エステル ポリエチレングリコール接着防止剤 タルク 金属ステアリン酸塩拡散−加速剤 拡散−遅速剤 pH感応性の機能性被覆 酢酸セルロース ティメリテート(timellitate) (CAT) ヒドロキシプロピルメチルセルロースフタル酸塩(HPMCP) ポリ酢酸ビニルフタル酸塩(PVAP) 酢酸セルロースフタル酸塩(CAP) ヒドロキシプロピルメチルセルロース酢酸コハク酸塩(HPMCAS) カルボキシメチルエチルセルロース(CMEC) セラックその他の機能性被覆材料 メタクリル酸メチル、又はメタクリル酸とメタクリル酸メチルの共重合体 ユードラジット(Eudragit)ポリマー ユードラジット(Eudragit)L,S,「L及びS」及びLDはメタクリ
ル酸とメタクリル酸メチルの陰イオン共重合体である。
【0019】 本発明の1つの極めて重要な面は、非結晶材料を製造することである。この点
に関するこの方法は、噴霧乾燥すべき液体の上記材料が大気温度にて、多分、上
記材料中に1つ以上の助剤が存在する状態で非結晶形態及び結晶状形態にて存在
する少なくとも1つの成分を含むこと、及び噴霧乾燥した製品が噴霧乾燥が乾燥
チャンバ内で略大気圧力を使用して従来通りに行われる場合よりも、より高い非
結晶状態の上記物質を含むことを特徴とする。
【0020】 本発明は、大気圧力の噴霧乾燥による場合よりも本発明の方法による場合の方
がより多くの非結晶製品を得ることができる理由に関して何ら特定の理論に限定
されるものではない。しかし、蒸発可能な液体は、より高温度である間に噴霧さ
れた液滴から去ることは、上記のように蒸発可能な液体が去り、その結果、液滴
中の溶質の濃度を増す間、温度が低いならば生じるであろう結晶化を妨げると考
えられる。液滴中の固体の析出が開始してから液滴の全体が凝固する迄の時間は
短くなり、結晶化(行われるならば)が行なわれる余裕は殆どなくなり、更に、
この期間中の液相の粘度は高く、このことも結晶化を妨げることになる。
【0021】 最後に、薄い粒子壁が破れ且つ破砕することを回避することは、乾燥工程の後
の段階中及び製品のその後の取り扱い中、その後の結晶の形成及び成長を少なく
又は防止するものと考えられる。
【0022】 本発明によれば、乾燥すべき溶液又は懸濁物に乾燥中、物質の結晶化を妨げる
助剤を添加することにより、乾燥した物質の非結晶程度を更に増すことが可能と
なり、この助剤は、乾燥が乾燥チャンバ内で略雰囲気圧力即ち大気圧力を使用し
て行われる場合に許容可能な最大量を上廻る量にて添加することができる。
【0023】 噴霧乾燥した材料中の非結晶物質の比率を増す助剤は、典型的に、乾燥中、液
滴中の空胞の形成を増し、このため、上述したように嵩密度を小さくし且つ粉体
の性質を不良なものにするものである。この物質は、上述した膜形成ポリマーと
同一性質のものとすることができる。本発明による増大した乾燥圧力を使用する
ことにより、上記助剤の有害な影響を防止し、従って、さもなければ許容可能な
場合よりもより大量の助剤を使用することができる。これにより、本発明は、非
結晶製品を得る補助的な措置を提供する。
【0024】 本発明は、製品を製造する材料中の成分の性質上の粘着性に反作用するのに十
分な量にて助剤を使用することを許容する。100kPa(1バール)の絶対圧
力にて行われる従来の噴霧乾燥において、かかる助剤を使用することは、中空の
粒子及び破砕した粒子に起因して嵩重量が低下するから、より制限される可能性
がある。
【0025】 噴霧乾燥チャンバ内でより高圧力が維持され、従って、従来の噴霧乾燥時に採
用されるものと同一の流動速度にて上記チャンバを通る乾燥ガスの重量が増す結
果、チャンバ内で乾燥される液体の量もまた増大する。蒸発した液体が乾燥ガス
中に拡散する程度は、圧力の上昇によって減少する。しかし、それにも拘らず、
乾燥チャンバ内の圧力を上昇させることによりその能力を増すことが可能である
【0026】 このように、本発明による方法の1つの実施の形態は、乾燥チャンバ内に噴霧
された溶液又は懸濁物の量が略雰囲気圧力にて乾燥が行われる場合に許容可能な
最大量を上廻ることを特徴とする。
【0027】 本発明の1つの特別な面において、この方法は、蒸発可能な液体が大気圧力及
び大気温度にてガスを形成するであろう液体であることを特徴とする。この実施
の形態において、乾燥チャンバは適正なチャンバとする必要はなく、この理由の
ため、本明細書及び特許請求の範囲におけるこの乾燥チャンバという語は最広義
の意味で使用される。上記の直近の実施の形態において、圧力が上述した値より
も実質的に高くし、粒子構造体に影響を与える目的のみではなく、粒子寸法にも
影響を与える目的にて圧力の調節を行うことができる。
【0028】 本発明は、蒸発可能な液体中の少なくとも1つの固体の溶液又は懸濁物を噴霧
乾燥する装置であって、 雰囲気圧力以上の圧力に耐え得る設計とされた乾燥チャンバと、 上記液体媒質を噴霧し且つ形成される液滴を上記チャンバ内に噴霧する噴霧装
置と、 噴射した液滴と接触するように125kPa(1.25バール)絶対圧力以上
の圧力にて乾燥ガスを導入する手段と、 乾燥により形成された粒子及び使用済みの乾燥ガスを乾燥チャンバから回収す
る手段とを備える装置を更に備えている。
【0029】 この装置の好ましい実施の形態は、従属請求項12乃至14に規定されており
且つ以下の図面に関してより詳細に説明する。 更なる面において、本発明は、上記の方法により製造された微粒子材料であっ
て、その少なくとも1つの比率にて非結晶構造を有する少なくとも1つの成分を
備え、同一の液体開始媒質を略雰囲気圧力にて従来通り噴霧乾燥することで材料
が得られた場合よりも高い比率であることを特徴とする微粒子材料に関するもの
である。上述したように、特に、製薬工業分野にてより高度の非結晶化が望まし
いであろう。
【0030】 更に、本発明は、本発明による方法により得られた微粒子材料であって、破砕
した壁が無い粒子にて大部分、構成され、同一の液体開始媒質を乾燥させるべく
従来の噴霧乾燥法が使用される場合に得られるであろうよりも大きい嵩密度を有
する微粒子材料に関するものである。本発明に従って得られる高嵩密度、粒子形
状及び流動性のような粒子の性質は、特に、セラミック工業分野及び金属粉体焼
結の工業分野でも望まれるものである。また、これらの目的のため、接着剤は粒
子の一部を形成するものとすることができる。
【0031】 本発明による方法及び装置に関して添付図面を参照しつつ、以下により詳細に
説明する。 図1を参照すると、空気のようなガスが導管1を通してコンプレッサ2に導か
れ、125kPa(1.25バール)絶対圧力以上の圧力を実現する。コンプレ
ッサから去るガスの正確な圧力は弁3のような圧力制御装置により調節され、そ
の後、ガスはヒータ4を通じて流れ、その後、噴霧乾燥チャンバ6の上方でガス
分散装置5内に導入される。
【0032】 図面にて、チャンバ6は、円筒状で且つ円錐形の部分を有する従来のチャンバ
として図示されているが、噴霧のため従来から提案されている乾燥チャンバの色
々な実施の形態の任意のものを利用することができる。
【0033】 導管7を通じて噴霧噴霧すべき液体媒質は、噴霧装置8に導入され、該噴霧装
置8は、例えば、回転噴霧装置ホイール、加圧ノズル又は2流体ノズルのような
従来の任意の設計のものとすることができる。
【0034】 噴霧乾燥により形成された微粒子材料は、乾燥チャンバ6から去って導管9を
通って使用済み乾燥ガス内に取り込まれ、図示した実施の形態において、バッグ
ハウス10である粒子分離装置に達する。これと代替的に又はこれと補助的に、
サイクロンを使用してもよい。
【0035】 バッグハウス10の底部分から集められた粒子は、気密の樋管(スルース)又
は弁11を通じて回収される。 フィルタを通過した使用済みの乾燥ガスは、例えば弁12のような圧力制御装
置に導かれ、該弁12からガスは、更なる処理又は処分のために去る。
【0036】 2つの圧力制御装置3、12は、本発明に従って要求されるように、乾燥チャ
ンバ6内で超過大気圧力を保つことを保証する。上記の圧力制御装置は、コンピ
ュータ支援装置(図示せず)により自動的に調節されることが好ましい。
【0037】 図2に図示した実施の形態は、外部の粒子分離装置10に代えて乾燥チャンバ
6内で一体化されたフィルタ部材13を使用することを別にして、図1に関して
説明した実施の形態とかなり類似している。フィルタ部材13の表面に集まる粒
子は、振動又は反対方向への加圧空気により、上記表面から分離されて、チャン
バ6の底部に落下し、この底部から粒子は、樋管又は弁14を通じて回収される
【0038】 残りの参照番号は図1に関して説明したものと同一の内容である。 図3に図示した実施の形態において、乾燥ガスは閉回路内で伝達される。ブロ
ア15は装置内で必要な循環を提供する。上記ブロア15から、ガスの流れはヒ
ータ4を通ってガス分配装置5に流れる。参照番号6乃至11は、図1に関して
説明したものと同一内容である。
【0039】 導管7を通じて導入された媒質中の蒸発可能な液体が回収されるこの閉サイク
ルの系において、上記液体は有機系溶媒であることがしばしばである。薬剤製品
を取り扱うとき、かかる溶媒は、典型的に、例えば、メチルアルコール、エチル
アルコール及びイソプロピルアルコールのようなアルコール、例えばアセトンの
ようなケトン、又は例えばトリクロロメタン及び二塩化メチレンのようなハロゲ
ン化炭化水素である。
【0040】 粒子分離装置10から去るとき、使用済みの乾燥ガスは、破線で示すように冷
却媒質がその内部を循環する凝縮器16を通して伝達される。凝縮器16内で凝
縮する蒸発可能な液体は、再使用のため導管17を通じて回収される。
【0041】 回路内の圧力を125kPa(1.25バール)絶対圧力以上の所望のレベル
に保つため、コンプレッサ18は、圧力制御装置19を通じて乾燥ガスを導管2
0内に導入し、この導管20は乾燥ガスを凝縮器16からブロア15に伝達する
。圧力制御装置19は、この実施の形態においても、コンピュータ支援型制御装
置により調節されることが好ましい。
【0042】 コンプレッサ18の機能は、例えば、微粒子製品の回収に関係したもののよう
な装置から漏洩したガスを置換するだけであるから、この閉サイクル系は、乾燥
チャンバ6内で蒸発した液体を回収することを許容するのみならず、僅かなエネ
ルギ消費量にて比較的高圧力でこの過程を作動させることをも許容する。
【0043】 図4及び図5に図示した熱量測定グラフは、同一の装置内で同一の開始液体媒
質から、異なる乾燥圧力を使用して製造される試料の製造に関するものである。
液体媒質は、重量比で5%のパラセタモール、重量比で70%の麦芽デキストリ
ン19乃至15(セレスタール(Cerestar))及び重量比で25%のヒ
ドロキシエチルセルロースを混合させ且つその混合体を水中に溶解させて、重量
比で6.67%の全固体を含む媒質を得ることにより作成した。
【0044】 145℃の入口乾燥ガス温度及び105℃の乾燥ガス出口温度を使用して図2
に図示した装置のような装置により上記媒質を乾燥させることにより、試料を製
造した。
【0045】 グラフは温度上昇と熱の流れとの間の関係を示す。 試料中に結晶性物質が存在することは、結晶の溶融のための熱の消費量に起因
する熱の流れが増加することを示すピーク値によってグラフに表わされる。
【0046】 200kPa(2バール)絶対圧力にて乾燥させた試料に関する図4は、結晶
性材料が存在しないためピーク値は無く、このため、その内部のパラセタモール
は非結晶状態で存在するものと結論付けることができる。
【0047】 これに反して、図5には、149.51℃におけるピーク値が示してあり、こ
れは、純粋なパラセタモールにおける基準分析と比較したとき、パラセタモール
の僅か55%が非結晶状態にて存在することを示す。
【0048】 噴霧乾燥した2つの製品の顕微鏡観察の結果、100kPa(1バール)にて
乾燥させた製品中に結晶が存在する一方、これら結晶は本発明に従って乾燥させ
た製品中には存在しないことが確認された。
【0049】 このように、乾燥チャンバの圧力を200kPa(2バール)絶対値まで上昇
させると、形成される製品の構造に極めて重要で且つ劇的な効果が及ぶ。 図6に示したチャートは、パラセタモール、麦芽デキストリン、ヒドロキシエ
チルセルロース、ヒドロキシメチルプロピルセルロース及びその混合体から成る
群から選んだ物質を含む密度の相違する試料及び嵩密度の測定に基づくものであ
る。
【0050】 このチャートから明らかであるように、200kPa(2バール)にて噴霧乾
燥させた製品の嵩密度は噴霧乾燥が100kPa(1バール)にて行われたとき
よりも大きく、このことは、試験がカバーする広範囲の嵩密度に対して当て嵌ま
る。
【0051】 嵩密度が噴霧乾燥圧力に依存したならば、このグラフは破線で示すようなもの
となったであろう。略平行な2つの線の間の距離は、本発明による方法の嵩密度
の増加効果を示す。
【0052】 本発明を更に説明するため、以下の非限定的な実施例に関して説明する。
【0053】
【実施例】
以下の試験は、図2に図示したものと同様の装置を使用して行った。すなわち
、乾燥チャンバには一体化したフィルタを設けた。噴霧装置は、2流体ノズルと
した。各試験において、噴霧乾燥装置は1乃至1.5時間、作動させた。
【0054】
【試験1及び2】 セレスタールからの麦芽デキストリン型19−15を溶解/懸濁させて、乾燥
固体20%の水溶性供給分を製造した。試験1において、ある量を100kPa
(1バール)絶対圧力のチャンバ圧力にて噴霧乾燥させた。試験2において、あ
る量を200kPa(2バール)絶対圧力のチャンバ圧力にて噴霧乾燥させた。
【0055】 2流体ノズルにて使用した噴霧ガスの圧力は300kPa(3バール)絶対圧
力とした。 その結果は次の通りであった。
【0056】
【表1】
【0057】 上記の試験にて使用した製品は、何ら顕著な「バルーン化効果」を示さない。
しかし、200kPa(2バール)絶対圧力のチャンバ圧力にて得られた製品の
嵩密度は、100kPa(1バール)絶対圧力のチャンバ圧力にて製造された製
品の嵩密度よりも約15%大きい。
【0058】
【試験3及び4】 セルスタールからの麦芽デキストリン型19−15を溶解/懸濁させ20%の
乾燥固体を含む水溶性供給分を製造した。上記供給分に対し、8%のヒドロキシ
プロピルメチルセルロースを添加した。
【0059】 試験3において、この供給分のある量を100kPa(1バール)絶対圧力の
チャンバ圧力にて噴霧乾燥させた一方、試験4は200kPa(2バール)絶対
圧力のチャンバ圧力を使用して行った。これらの試験においても、2流体ノズル
にて使用した噴霧ガスは300kPa(3バール)絶対圧力とした。
【0060】 次の結果が得られた。
【0061】
【表2】
【0062】 これらの試験において、実際的な乾燥過程の場合にしばしばであるように、供
給分は結合剤が添加され、「バルーン効果」はより顕著であり、このため、20
0kPa(2バール)絶対圧力のチャンバ圧力における製品の嵩密度は、100
kPa(1バール)絶対圧力のチャンバ圧力にて製造された製品の嵩密度よりも
約61%大きいと考えられる。
【0063】 上記の試験は、本発明による方法の嵩密度向上効果は、特に、噴霧乾燥すべき
液体が乾燥工程中、バルーン状の粒子を形成する傾向を有する成分を含む場合、
顕著であることを実証するものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明による装置の1つの実施の形態の配置の概略図である。
【図2】 本発明による装置の別の実施の形態の概略図である。
【図3】 乾燥ガスが閉サイクルにて伝導される、本発明による装置の更なる実施の形態
の図である。
【図4】 本発明に従って製造された試料の結晶度を決定する熱量測定グラフである。
【図5】 図4の基礎となる測定中に使用したものに相応するが、大気圧力にて乾燥させ
た試料の結晶度を決定する熱量測定グラフである。
【図6】 従来の方法で乾燥させた製品と比較した、本発明の方法により得られた嵩密度
の増大を示すグラフである。
【手続補正書】
【提出日】平成13年10月30日(2001.10.30)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】特許請求の範囲
【補正方法】変更
【補正の内容】
【特許請求の範囲】
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 EP(AT,BE,CH,CY, DE,DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,I T,LU,MC,NL,PT,SE),OA(BF,BJ ,CF,CG,CI,CM,GA,GN,GW,ML, MR,NE,SN,TD,TG),AP(GH,GM,K E,LS,MW,SD,SL,SZ,TZ,UG,ZW ),EA(AM,AZ,BY,KG,KZ,MD,RU, TJ,TM),AE,AG,AL,AM,AT,AU, AZ,BA,BB,BG,BR,BY,CA,CH,C N,CR,CU,CZ,DE,DK,DM,DZ,EE ,ES,FI,GB,GD,GE,GH,GM,HR, HU,ID,IL,IN,IS,JP,KE,KG,K P,KR,KZ,LC,LK,LR,LS,LT,LU ,LV,MA,MD,MG,MK,MN,MW,MX, NO,NZ,PL,PT,RO,RU,SD,SE,S G,SI,SK,SL,TJ,TM,TR,TT,TZ ,UA,UG,US,UZ,VN,YU,ZA,ZW

Claims (18)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 材料が分散されており、液体媒質が噴霧乾燥されるとき、粒
    子を形成することのできる蒸発可能な液体を含む液体媒質を噴霧乾燥する方法で
    あって、該液体媒質を液滴として乾燥チャンバ内に噴霧することと、前記蒸発可
    能な液体を前記液滴から蒸発させて、前記材料を含む粒子を形成する状態を前記
    チャンバ内に維持することと、該粒子を前記チャンバから回収することとによっ
    て行なわれる噴霧乾燥方法において、125kPa(1.25バール)絶対圧力
    以上の予め選択し又は実験的に決定した圧力をチャンバ内に保つことを特徴とす
    る、方法。
  2. 【請求項2】 請求項1による方法において、前記圧力が150乃至750
    0kPa(1.5乃至75バール)であることを特徴とする、方法。
  3. 【請求項3】 請求項1による方法において、前記圧力が200乃至150
    0kPa(2乃至15バール)であることを特徴とする、方法。
  4. 【請求項4】 請求項1による方法において、前記圧力が500乃至150
    0kPa(5乃至15バール)であることを特徴とする、方法。
  5. 【請求項5】 請求項1による方法において、前記圧力が200乃至100
    0kPa(2乃至10バール)であることを特徴とする、方法。
  6. 【請求項6】 請求項1乃至5の何れか1つの請求項による方法において、
    乾燥チャンバ内の圧力が、薄く破砕し易い粒子壁を形成するであろう空胞が液滴
    中に形成されるのを抑制し又は少なくし得るように選ばれ又は決定され、これに
    より、乾燥チャンバ内に雰囲気圧力のみが存在する場合よりもより高嵩密度及び
    より優れた流動性の製品が得られるようにすることを特徴とする、方法。
  7. 【請求項7】 請求項1乃至6の何れか1つの請求項による方法において、
    前記材料が、雰囲気温度のとき、前記材料中に1つ以上の助剤が存在する場合、
    非結晶状形態及び結晶状の形態の双方にて存在する少なくとも1つの成分を含み
    、噴霧乾燥した製品が、乾燥チャンバ内で略雰囲気圧力を使用して従来通り噴霧
    乾燥を行なった場合よりも高非結晶状態の前記少なくとも1つの成分を含むこと
    を特徴とする、方法。
  8. 【請求項8】 請求項7による方法において、噴霧乾燥すべき液体媒質に対
    し乾燥中、前記成分の結晶化を妨げる助剤を添加することにより、前記物質の非
    結晶度が更に増大し、該助剤は、乾燥チャンバ内で略雰囲気圧力を使用して乾燥
    を行なった場合、実現可能である最大量を上廻る量にて添加されることを特徴と
    する、方法。
  9. 【請求項9】 請求項1乃至8の何れか1つの請求項による方法において、
    乾燥チャンバ内に噴霧された液体媒質の量が、乾燥が略雰囲気圧力にて行なわれ
    る場合に許容可能な最大量を上廻ることを特徴とする、方法。
  10. 【請求項10】 請求項1による方法において、前記蒸発可能な液体が雰囲
    気圧力及び周囲温度にてガスを形成する流体であることを特徴とする、方法。
  11. 【請求項11】 材料が分散されており、液体媒質が噴霧乾燥されるときに
    粒子を形成することのできる蒸発可能な液体を含む液体媒質を噴霧乾燥する装置
    において、 雰囲気圧力以上の圧力に耐え得る設計とされた乾燥チャンバと、 前記液体媒質を噴霧し且つ形成される液滴を前記チャンバ内に噴射する噴霧装
    置と、 噴射された液滴と接触するように125kPa(1.25バール)絶対圧力以
    上の圧力にて乾燥ガスを導入する手段と、 乾燥により形成された粒子及び使用済みの乾燥ガスを乾燥チャンバから回収す
    る手段とを備える、装置。
  12. 【請求項12】 請求項11による装置において、乾燥ガスを導入する前記
    手段がコンプレッサを備え、 粒子及び乾燥ガスをチャンバから回収する前記手段が、前記粒子及び前記ガス
    に対する1つ以上の出口を備え、 粒子集め装置が前記出口の少なくとも1つに接続され、 集められた粒子を装置から気密に回収する樋管が前記集め装置内に配置され、 乾燥チャンバの下流にて、125kPa(1.25バール)絶対圧力以上の圧
    力を保ち得るように静圧力装置が設けられる、装置。
  13. 【請求項13】 請求項11による装置において、乾燥チャンバ内に配置さ
    れた内部フィルタを備え、粒子及び使用済みの乾燥ガスをチャンバから回収する
    前記手段が、前記チャンバの底部にて粒子を回収する樋管を備え、前記内部フィ
    ルタからの出口が静圧力装置に接続される、装置。
  14. 【請求項14】 請求項11による装置において、乾燥チャンバと共に乾燥
    ガスに対する閉回路を形成する要素を備え、該要素が、 前記回路内で125kPa(1.25バール)絶対圧力以上の所望の圧力を保
    つコンプレッサと、 回路を通じて所望のガスの流れを発生させる少なくとも1つのブロアと、 乾燥ガスに対するヒータと、 乾燥チャンバ内又は乾燥チャンバ外で使用済みの乾燥ガスから粒子を集める手
    段と、 前記集め手段から去るガスが前記ヒータに再循環される前に、該ガスから乾燥
    チャンバ内で蒸発された液体を回収する凝縮器とを備える、装置。
  15. 【請求項15】 請求項1の方法により製造された微粒子材料において、少
    なくとも一部分が非結晶構造体を有する少なくとも1つの成分を備え、該部分が
    、同一の液体開始媒質を略雰囲気圧力にて従来の噴霧乾燥方法を使用して材料が
    得られる場合よりも大きいことを特徴とする、微粒子材料。
  16. 【請求項16】 請求項1の方法により製造された微粒子材料において、破
    砕していない粒子の比率が大きいように構成され、該材料が、同一の液体開始媒
    質を乾燥させるために従来の噴霧乾燥法が使用される場合に得られるであろうよ
    りも大きい嵩密度を有することを特徴とする、微粒子材料。
  17. 【請求項17】 請求項15又は16の何れか1つの請求項による微粒子材
    料において、薬剤製品であることを特徴とする、微粒子材料。
  18. 【請求項18】 請求項16による微粒子材料において、セラミック工業分
    野又は金属粉体焼結工業分野で使用される製品であることを特徴とする、微粒子
    材料。
JP2000613539A 1999-04-26 2000-04-25 噴霧乾燥方法及びその装置並びに該方法により得られる微粒子材料 Pending JP2002542025A (ja)

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
DKPA199900570 1999-04-26
DK199900570 1999-04-26
PCT/DK2000/000206 WO2000064552A1 (en) 1999-04-26 2000-04-25 A method of spray drying and a plant therefor as well as a particulate material obtained by the method

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2002542025A true JP2002542025A (ja) 2002-12-10

Family

ID=8095046

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2000613539A Pending JP2002542025A (ja) 1999-04-26 2000-04-25 噴霧乾燥方法及びその装置並びに該方法により得られる微粒子材料

Country Status (9)

Country Link
US (1) US6253463B1 (ja)
EP (1) EP1173263B1 (ja)
JP (1) JP2002542025A (ja)
AT (1) ATE307648T1 (ja)
AU (1) AU4285500A (ja)
DE (1) DE60023483T2 (ja)
DK (1) DK1173263T3 (ja)
ES (1) ES2249259T3 (ja)
WO (1) WO2000064552A1 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007501219A (ja) * 2003-08-04 2007-01-25 ファイザー・プロダクツ・インク 薬物及び重合体の固体無定形分散を形成するための噴霧乾燥(スプレードライ)方法

Families Citing this family (36)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6560897B2 (en) * 1999-05-03 2003-05-13 Acusphere, Inc. Spray drying apparatus and methods of use
DE19927537A1 (de) * 1999-06-16 2000-12-21 Merck Patent Gmbh Sprühtrocknungsanlage und Verfahren zu ihrer Verwendung
DE10001256A1 (de) * 2000-01-14 2001-07-19 Bayer Ag Kontinuierliches Verfahren und Vorrichtung zur Trocknung und Gelbildung von lösungsmittelhaltigen gelbildenden Polymeren
WO2002037513A2 (en) 2000-11-06 2002-05-10 Cabot Corporation Modified oxygen reduced valve metal oxides
KR100664822B1 (ko) 2002-02-01 2007-01-04 화이자 프로덕츠 인코포레이티드 변형된 분무-건조 장치를 이용한 균질한 분무-건조된 고체비결정성 약물 분산액의 제조 방법
DK2526996T3 (da) 2002-12-20 2019-12-02 Xeris Pharmaceuticals Inc Formulering til intrakutan injektion
TWI318894B (en) * 2006-08-07 2010-01-01 Ind Tech Res Inst System for fabricating nano particles
US10189957B2 (en) * 2007-01-26 2019-01-29 Isp Investments Llc Formulation process method to produce spray dried products
US8398732B2 (en) * 2007-04-10 2013-03-19 Gea Process Engineering Inc. Process gas filtration
ES2306624B1 (es) * 2008-05-12 2009-10-14 Acciona Infraestructura S.A. Procedimiento para el microencapsulado de materiales de cambio de fase mediante secado por pulverizacion.
US8176655B2 (en) * 2008-12-16 2012-05-15 Spx Flow Technology Danmark A/S Vapor atmosphere spray dryer
US20120046225A1 (en) 2010-07-19 2012-02-23 The Regents Of The University Of Colorado, A Body Corporate Stable glucagon formulations for the treatment of hypoglycemia
US9332776B1 (en) 2010-09-27 2016-05-10 ZoomEssence, Inc. Methods and apparatus for low heat spray drying
US8939388B1 (en) 2010-09-27 2015-01-27 ZoomEssence, Inc. Methods and apparatus for low heat spray drying
DK2661254T3 (da) 2011-01-05 2017-11-06 Hospira Inc Sprøjtetørring af vancomycin
EP3225235B1 (en) 2011-03-10 2020-12-16 Xeris Pharmaceuticals, Inc. Stable peptide formulations for parenteral injection
CN105853348B (zh) 2011-03-10 2019-08-30 Xeris药物公司 肠胃外注射用稳定溶液
WO2013067022A1 (en) 2011-10-31 2013-05-10 Xeris Pharmaceuticals, Inc. Formulations for the treatment of diabetes
US9125805B2 (en) 2012-06-27 2015-09-08 Xeris Pharmaceuticals, Inc. Stable formulations for parenteral injection of small molecule drugs
US9956287B2 (en) 2013-02-06 2018-05-01 Perosphere Inc. Stable glucagon formulations
US9018162B2 (en) 2013-02-06 2015-04-28 Xeris Pharmaceuticals, Inc. Methods for rapidly treating severe hypoglycemia
CN104043104B (zh) 2013-03-15 2018-07-10 浙江创新生物有限公司 含盐酸万古霉素的喷雾干粉及其工业化制备方法
PT107568B (pt) 2014-03-31 2018-11-05 Hovione Farm S A Processo de secagem por atomização para a produção de pós com propriedades melhoradas.
KR102428675B1 (ko) 2014-08-06 2022-08-02 엑스에리스 파머수티클스, 인크. 페이스트의 피내 및/또는 피하 주사를 위한 주사기, 키트, 및 방법
WO2016196976A1 (en) 2015-06-04 2016-12-08 Xeris Pharmaceuticals, Inc. Glucagon delivery apparatuses and related methods
US9649364B2 (en) 2015-09-25 2017-05-16 Xeris Pharmaceuticals, Inc. Methods for producing stable therapeutic formulations in aprotic polar solvents
WO2016201248A1 (en) 2015-06-10 2016-12-15 Xeris Pharmaceuticals, Inc. Use of low dose glucagon
US11590205B2 (en) 2015-09-25 2023-02-28 Xeris Pharmaceuticals, Inc. Methods for producing stable therapeutic glucagon formulations in aprotic polar solvents
EP4378463A2 (en) 2017-06-02 2024-06-05 Xeris Pharmaceuticals, Inc. Precipitation resistant small molecule drug formulations
US10155234B1 (en) 2017-08-04 2018-12-18 ZoomEssence, Inc. Ultrahigh efficiency spray drying apparatus and process
US9861945B1 (en) 2017-08-04 2018-01-09 ZoomEssence, Inc. Ultrahigh efficiency spray drying apparatus and process
WO2019028446A1 (en) 2017-08-04 2019-02-07 ZoomEssence, Inc. APPARATUS AND METHOD FOR HIGH-PERFORMANCE SPRAY DRYING
US9993787B1 (en) 2017-08-04 2018-06-12 ZoomEssence, Inc. Ultrahigh efficiency spray drying apparatus and process
US10486173B2 (en) 2017-08-04 2019-11-26 ZoomEssence, Inc. Ultrahigh efficiency spray drying apparatus and process
US10569244B2 (en) 2018-04-28 2020-02-25 ZoomEssence, Inc. Low temperature spray drying of carrier-free compositions
WO2020014676A1 (en) * 2018-07-12 2020-01-16 AECOM Technical Services, Inc. Process for removing so2 from flue gases using liquid sorbent injection

Family Cites Families (15)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DK124901B (da) * 1971-04-15 1972-12-04 Niro Atomizer As Renseanordning til pulverbehandlingsapparater.
DK125813B (da) * 1971-04-16 1973-05-07 Niro Atomizer As Apparat til tørring af fugtige pulvere.
DK126719B (da) * 1971-09-10 1973-08-13 Niro Atomizer As Fremgangsmåde ved fordampning af væske fra en opløsning eller suspension samt anlæg til brug ved udøvelse af fremgangsmåden.
DK137650B (da) * 1976-05-12 1978-04-10 Niro Atomizer As Fremgangsmåde til fremstilling af et til plastisoldannelse egnet pulver af polyvinylchlorid eller af et vinylchlorid-copolymerisat samt tørretårn til udøvelse af fremgangsmåden.
DE3513744A1 (de) * 1985-04-17 1986-10-23 Hoechst Ag, 6230 Frankfurt Hohlkugelfoermige alkalipolyphosphate mit niedrigem schuettgewicht sowie verfahren und anlage zu ihrer herstellung
JPS6310701A (ja) * 1986-07-02 1988-01-18 Meiji Seika Kaisha Ltd 粒状農薬の製造方法
JPH0333494A (ja) * 1989-06-29 1991-02-13 Mitsubishi Electric Corp インタンク式電動ポンプ
US5076920B2 (en) * 1990-08-30 1998-05-05 Allied Signal Inc Electrostatically dissipative fuel filter
IL100091A (en) 1990-12-12 1998-08-16 Zeneca Ltd Pharmaceutical preparations containing the physical form of [4] 5) Cyclopentyloxycarbyl (amino 1 methyl indole 3 methyl methyl [3 methoxybenzoyl [2 methylbenzole)
US5248387A (en) * 1991-02-15 1993-09-28 Niro A/S Process for producing concentrated aqueous slurries and spray dried particulate products
DE69325595T2 (de) * 1993-11-17 2000-03-16 Niro Holding As Verfahren und sprühtrocknungsgerät zum erzeugen von agglomeriertem pulver
KR100300739B1 (ko) * 1995-02-03 2002-07-03 오카메 히로무 연료공급장치
IE75744B1 (en) 1995-04-03 1997-09-24 Elan Corp Plc Controlled release biodegradable micro- and nanospheres containing cyclosporin
US5647142A (en) * 1996-05-13 1997-07-15 Niro A/S Apparatus and process for drying a moist material dispersed or dispersible in a stream of drying gas
WO1998009700A1 (en) * 1996-09-03 1998-03-12 Niro A/S Process and apparatus for spray drying or spray cooling

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007501219A (ja) * 2003-08-04 2007-01-25 ファイザー・プロダクツ・インク 薬物及び重合体の固体無定形分散を形成するための噴霧乾燥(スプレードライ)方法
JP2011016821A (ja) * 2003-08-04 2011-01-27 Pfizer Products Inc 薬物及び重合体の固体無定形分散を形成するための噴霧乾燥(スプレードライ)方法

Also Published As

Publication number Publication date
ATE307648T1 (de) 2005-11-15
DK1173263T3 (da) 2005-12-05
EP1173263B1 (en) 2005-10-26
DE60023483T2 (de) 2006-06-29
WO2000064552A1 (en) 2000-11-02
AU4285500A (en) 2000-11-10
EP1173263A1 (en) 2002-01-23
DE60023483D1 (de) 2005-12-01
ES2249259T3 (es) 2006-04-01
US6253463B1 (en) 2001-07-03

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2002542025A (ja) 噴霧乾燥方法及びその装置並びに該方法により得られる微粒子材料
York Strategies for particle design using supercritical fluid technologies
US10918603B2 (en) Spray drying process for production of powders with enhanced properties
US6001336A (en) Processes for spray drying aqueous suspensions of hydrophobic drugs and compositions thereof
US6858166B2 (en) Powder processing with pressurized gaseous fluids
JP2003509361A (ja) 微細粒子を得る方法
US8802149B2 (en) Systems and processes for spray drying hydrophobic and hydrophilic components
EP1291014B1 (en) A process for producing a pharmaceutical solid preparation containing a poorly soluble drug
Jain et al. Spray drying in pharmaceutical industry: A review
JP2003518038A (ja) 流動床噴霧乾燥によるナノ粒子製造方法
KR20130105756A (ko) 아미노산 및/또는 인지질로 부분 또는 완전 코팅된 수불용성 활성제 미립자의 제조를 위한 알코올성 수용액의 분무 건조법
AU764525B2 (en) Layering process and apparatus therefor
JP2008512233A (ja) 粉末の被覆方法
JP2019532068A (ja) 噴霧乾燥組成物の製造方法及び噴霧乾燥装置
WO2006076097A2 (en) Stable non-crystalline formulation comprising losartan
Charbit et al. Methods of particle production
WO2006074066A1 (en) Non-crystalline formulation comprising clopidogrel
Arpargaus et al. Enhanced solubility of poorly soluble drugs via spray drying
RU2039554C1 (ru) Способ получения галеновой формы
US20070202182A1 (en) Preparing solid formulation of nanoparticles of pharmaceutical ingredient, including at least micron-sized particles
JPH07112928A (ja) 難溶性薬物の溶解性改善方法およびそれにより得られた粒状薬剤
Jain et al. Co-processed excipients developed by spray drying: A review
MXPA00009550A (es) Procedimiento de lecho fluido tangencial para enmascarar sabores desagradables en un medicamento.