JP2002536537A - 洗濯洗剤で有用な低密度粒状固体 - Google Patents

洗濯洗剤で有用な低密度粒状固体

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JP2002536537A JP2000598608A JP2000598608A JP2002536537A JP 2002536537 A JP2002536537 A JP 2002536537A JP 2000598608 A JP2000598608 A JP 2000598608A JP 2000598608 A JP2000598608 A JP 2000598608A JP 2002536537 A JP2002536537 A JP 2002536537A
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    • C11D17/0039Coated compositions or coated components in the compositions, (micro)capsules

Abstract

(57)【要約】 本発明は、1種以上の粒状固体密度減少成分および1種以上の非酵素洗剤成分および場合によって1種以上の通常のクリーニング補助物質を含む1種以上の粒状固体を包含する洗濯洗剤製品、例えば、ヘビーデューティー水性および/または非水性および/またはジェル化液体洗濯洗剤および粒状および/または粉末洗濯洗剤に関する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【技術分野】
本発明は、1種以上の粒状固体密度減少成分および1種以上の非酵素洗剤成分
、例えば、漂白剤、限定せずに、触媒、漂白活性化剤および予備生成過酸、ビル
ダー、キレート化剤、アルカリ度源(即ち、緩衝剤)、再付着防止剤、触媒、界
面活性剤、増白剤、染料移動抑制剤、防汚重合体および他の非酵素洗剤成分およ
び場合によって1種以上の通常のクリーニング補助物質を含む1種以上の粒状固
体を包含する洗濯洗剤製品、例えば、ヘビーデューティー水性および/または非
水性および/またはジェル化液体洗濯洗剤および粒状および/または粉末洗濯洗
剤に関する。
【0002】
【背景技術】
通常の洗剤成分、例えば、漂白剤、ビルダー、キレート化剤、アルカリ度源(
即ち、緩衝剤)、再付着防止剤、触媒、界面活性剤、および他の非酵素洗剤成分
を通常の液体洗濯洗剤に配合することは、特に液体洗剤製品の貯蔵時および/ま
たは輸送時に液体洗剤製品から沈殿し且つ/または沈降する洗剤成分の傾向(典
型的には粒状固体の形で)のため問題であった。この問題は、固体粒状物が貯蔵
時、輸送時および/または他の活動時(製品の篩分を生ずる)に粒状および/ま
たは粉末洗剤製品から沈殿し且つ/または沈降する傾向がある粒状および/また
は粉末洗濯洗剤においても、通常同じ程度ではないが、存在する。
【0003】 ビルダー入り液体洗濯洗剤の場合の主要な問題の1つに物理的安定性があるこ
とが知られている。非水性ビルダー入り洗濯液体洗剤組成物は、しばしば、懸濁
されたビルダーおよび他の洗濯添加剤の相分離、沈殿および/または沈降の問題
に直面する。考慮すべき事柄は、例えば、製品注加性、分与性および/または安
定性に影響を有する。
【0004】 洗浄液中で有益な効果を有する粒状固体(例えば、漂白剤および漂白活性化剤
)と組み合わされる非水性有機溶媒中の界面活性剤系からなる通常の非水性ヘデ
ューティー液体洗剤は、全く不安定である傾向を有し、このように粒状固体の沈
殿および/または沈降並びに製品の表面での透明な液体層の形成を生ずる。
【0005】 非水性ヘビーデューティー液体洗剤と関連づけられる不安定性のこの問題は、
固体懸濁粒子の密度が液体マトリックスの密度より高いという事実から起こる。
それゆえ、固体粒子は、ストークスの法則に従って沈降する傾向がある。
【0006】 カオ等への米国特許第4,828,723号明細書、ディキット等への米国特
許第5,176,713号明細書、DE第3824252号明細書(英国特許第
2208233号明細書)およびDE第3833368号明細書(英国特許第2
210383号明細書)(それらのすべてはニューヨークのコルゲート−パルモ
リブによって所有される)は、液体非イオン界面活性剤中のビルダー塩の懸濁液
の形の安定な非水性ヘビデューティー液体洗濯洗剤組成物(組成物は少量の中空
プラスチック、ガラス微小球などの低密度充填剤の添加によって相分離に対して
安定化される)を開示している。
【0007】 しかしながら、これらの文献のすべては、固体粒子が低密度充填剤を配合せず
に固体粒子と比較して減少された密度を示すように低密度充填剤を配合する固体
粒子を教示していない。
【0008】 更に、これらの文献で使用される低密度充填剤物質は、布帛上および洗濯機部
品上に付着する傾向がある。
【0009】 EP第839 902号明細書(BASF)は、洗剤で使用するための漂白助
剤を含有するマイクロカプセルの製法(マイクロカプセルは少なくとも1種のエ
チレン性不飽和カルボン酸無水物、カルボン酸無水物とは異なる少なくとも1種
のモノエチレン性不飽和単量体、分子中に少なくとも2個の非共役モノエチレン
性不飽和基を有する架橋性単量体および水溶性モノエチレン性不飽和単量体を含
む単量体混合物の重合によって得られる)を開示している。しかしながら、この
文献は、低密度充填剤粒子を教示していない。更に、この文献は、洗濯洗剤、特
に非水性液体洗濯洗剤の物理的安定性および溶解を改善するための水溶性および
/または水中に容易に分散する性質の低密度充填剤粒子の使用を教示していない
【0010】 非水性ヘビーデューティー液体洗濯洗剤と関連づけられるこれらの問題を解決
する際の他の不成功な従来技術の試みは、液体洗濯洗剤が高粘度を獲得するよう
に液体洗濯洗剤内に構造化網目を形成することを包含する。高粘度液体洗濯洗剤
は、洗濯洗剤製品の洗浄液への溶解および分散に悪影響を及ぼし、応力がかけら
れた低温/攪拌条件下で、または洗濯洗剤がしみを前処理するために使用される
時に、不完全に溶解された製品の布帛上への付着を生ずることがある。この種の
構造化網目形成に使用されるテクノロジーは、重合体、粘土および疎水性シリカ
を包含する。
【0011】 前記のことに徴して、固体粒状形の洗剤成分を含む液体洗濯洗剤の処方業者は
、固体粒状物の形の洗剤成分を液体洗濯洗剤に安定に懸濁するという問題に遭遇
してきたことが明らかである。
【0012】 固体粒状物の形の安定に懸濁された洗剤成分を有する液体洗濯洗剤組成物を処
方するニーズがある。
【0013】 固体粒状物の形の安定に懸濁された洗剤成分を有する粒状および/または粉末
洗濯洗剤組成物を処方するニーズがある。
【0014】 洗濯洗剤組成物に安定に懸濁できる洗剤成分固体粒状物の製法を提供するニー
ズがある。
【0015】 従って、固体粒状物の形の洗剤成分を液体および/または粒状および/または
粉末洗濯洗剤製品に安定に懸濁し且つ/または配合するために使用できる物質お
よび方法を同定するニーズがある。
【0016】
【発明の開示】
本発明は、液体洗濯洗剤製品から沈殿し且つ/または沈降する粒状固体の傾向
が減少されるような性質を有する低密度粒状固体、このような低密度粒状固体の
製法およびこのような低密度粒状固体を含む組成物、およびこのような低密度粒
状固体を含む製品を提供することによって前記ニーズを満たす。
【0017】 驚異的なことに、粒状固体密度減少成分を洗剤成分粒状固体に配合することに
よって、本発明の低密度粒状固体は液体洗濯洗剤製品に安定に懸濁できることが
見出された。
【0018】 本発明の粒状固体を液体洗濯洗剤製品に安定に懸濁することによって、本発明
の粒状固体は、貯蔵時および/または輸送時に洗濯洗剤製品から沈殿し且つ/ま
たは沈降する傾向の減少を有する。
【0019】 洗濯洗剤製品から沈殿し且つ/または沈降する傾向の減少を有する粒状固体の
結果、消費者は、用量当たりの活性成分、特に粒状固体の量に関してより整合的
な用量を有することができる。
【0020】 更に、洗濯洗剤製品から沈殿し且つ/または沈降する傾向の減少を有する粒状
固体の結果、製品中の透明な上層の出現が抑制され且つ/または抵抗される。
【0021】 なお更に、洗濯洗剤製品から沈殿し且つ/または沈降する傾向の減少を有する
粒状固体の結果、低密度充填剤が低い製品粘度を維持するので、製品の溶解は、
損傷されない。
【0022】 一層更に、水溶性であるか水に容易に分散性であるかのいずれかである低密度
充填剤の物理的形および組成の結果、低密度充填剤は、使用時に布帛上および洗
濯機部品上に許容できない残渣を生じない。
【0023】 従って、本発明は、洗剤の低剪断粘度を増大せずに(このように洗剤の低剪断
粘度を増大する結果生ずることがある洗浄液中での溶解速度の減速を回避する)
、重い固体を洗濯洗剤、好ましくは非水性液体洗濯洗剤に懸濁する方法を提供す
る。加えて、洗剤の低剪断粘度を増大しないことによって、製品のマイレージ(
mileage)は、ビン中の製品ハングアップの結果、減少されない。
【0024】 本発明の1態様においては、1種以上の粒状固体密度減少成分および1種以上
の非酵素洗剤成分を含む粒状固体が提供される。
【0025】 本発明の別の態様においては、本発明の粒状固体を含む液体洗濯洗剤組成物が
提供される。
【0026】 本発明のなお別の態様においては、本発明の粒状固体を含む粒状および/また
は粉末洗濯洗剤製品が提供される。
【0027】 本発明のなお別の態様においては、本発明の粒状固体の製法が提供される。
【0028】 本発明のなお別の態様においては、布帛を本発明の粒状固体、好ましくは本発
明の粒状固体を含む液体洗濯洗剤と接触することを特徴とする布帛の洗濯法が提
供される。
【0029】 本発明のなお別の態様においては、布帛を本発明の洗濯洗剤組成物および/ま
たは製品、好ましくは本発明の液体洗濯洗剤組成物および/または製品と接触す
ることを特徴とする布帛の洗濯法が提供される。
【0030】 本発明の一層別の態様においては、液体洗濯洗剤組成物の安定化法(この方法
は本発明の粒状固体を前記組成物に加える工程からなる)が提供される。
【0031】 本発明のなお別の態様においては、粒状固体を含む液体洗濯洗剤組成物中の透
明な上層の形成の抑制法(この方法は本発明の粒状固体を前記組成物に加える工
程からなる)が提供される。
【0032】 本発明の一層別の態様においては、粒状固体を含む液体洗濯洗剤組成物での布
帛の洗濯時に洗濯の必要な布帛上の残渣のデポジットを減少し且つ/または防止
するための方法(この方法は本発明の粒状固体を前記組成物に加える工程からな
る)が提供される。
【0033】 本発明の目的は、液体洗濯洗剤製品から沈殿するか沈降するこのような粒状固
体の傾向が減少されるような性質を有する粒状固体を処方することにある。
【0034】 これらの態様、目的、特徴および利点および他の態様、目的、特徴および利点
は、下記の詳細な説明および実施例から明らかであろう。
【0035】 ここですべての%、比率および割合は、特に断らない限り、重量基準である。
ここに引用のすべての文書は、ここに参考文献として編入する。
【0036】
【発明を実施するための最良の形態】
本発明は、液体洗濯洗剤組成物から沈殿し且つ/または沈降する粒状固体の傾
向を減少する粒状固体密度減少成分を含む粒状固体に関する。
【0037】 ここで「粒状固体」は、固体(即ち、粒状物、粉末、フレーク、チップ、粒子
など)の形である非酵素洗剤成分、好ましくは非漂白剤を意味する。好ましくは
、粒状固体は、粒径1〜2000μmを有する。
【0038】 ここで「粒状固体密度減少成分」は、粒状固体に配合する時に、1種以上の粒
状固体密度減少成分の配合前の粒状固体の密度と比較して減少された密度を有す
る粒状固体を生ずる成分を意味する。粒状固体密度減少成分の好適な例としては
、限定せずに、微小球(温度に応じて液体炭化水素含有および/またはガス含有
および/または中空)、キャビティー、細孔および1種以上の成分の配合前の粒
状固体の密度と比較して粒状固体の密度の減少を生ずる他の成分が挙げられる。
【0039】 ここで「非酵素洗剤成分」は、洗濯洗剤製品への配合に好適である当業者に既
知の非酵素洗剤成分を意味する。好適な非酵素洗剤成分の非限定例は、後述する
。非酵素洗剤成分は、ここに記載の通常の非酵素クリーニング補助物質を包含で
き、好ましくは包含する。
【0040】粒状固体 本発明の粒状固体は、 (a)本発明の1種以上の粒状固体密度減少成分、および (b)1種以上の非酵素洗剤成分 を含む。
【0041】 本発明の粒状固体は、非酵素洗剤成分が洗濯プロセス時に必要とされるような
時間まで、このような粒状固体を含有する洗濯洗剤組成物の条件から感受性非酵
素洗剤成分を保護するために使用してもよい。
【0042】 更に、本発明の粒状固体は、非酵素洗剤成分が洗濯プロセスで必要とされる時
に(特に洗浄液中で)、非酵素洗剤成分を時間制御放出方式で放出するような方
法で調製してもよい。このような時間制御放出粒状固体の非限定例としては、シ
リコーン抑泡剤(好ましくは通常の洗浄のすすぎサイクルで活性である)、酵素
用停止剤、布帛柔軟剤、プロ香料、および腐食抑制剤を含む粒状固体が挙げられ
る。
【0043】 粒状固体密度減少成分−好ましくは、粒状固体密度減少成分は、微小球、キャ
ビティー形成成分、細孔形成成分およびそれらの混合物からなる群から選ばれる
。より好ましくは、粒状固体密度減少成分は、微小球、好ましくは液体炭化水素
含有微小球および/またはガス含有微小球、より好ましくはプラスチック、タン
パク質、シリカ質物質、セラミックスおよびそれらの混合物からなる群から選ば
れる1種以上の物質から作られる液体炭化水素含有微小球および/またはガス含
有微小球からなる群から選ばれる。
【0044】 本発明のプラスチック微小球は、好ましくは、熱可塑性物質、アクリロニトリ
ル、メタクリロニトリル、ポリアクリロニトリル、ポリメタクリロニトリルおよ
びそれらの混合物からなる群から選ばれる1種以上のプラスチックから作る。
【0045】 本発明のシリカ質微小球は、好ましくは、ガラスからなる群から選ばれる1種
以上のシリカ質物質から作る。
【0046】 本発明の微小球は、微小球の体積が増大するように膨張することができること
が望ましい。本発明の微小球は、膨張微小球の密度が約0.4g/ml未満、よ
り好ましくは約0.2g/ml未満、最も好ましくは約0.1g/ml未満であ
るように物質から作ることが一層望ましい。
【0047】 微小球の膨張を助長するために、微小球は、好適な膨張剤を含有することが望
ましい。膨張剤は、液体炭化水素、ガスおよびそれらの混合物からなる群から選
ぶことができる。好適な液体炭化水素は、微小球物質の軟化点より低い温度で気
化できる液体炭化水素である。例としては、限定せずに、プロパン、プロピレン
、ブテン、n−ブタン、イソブタン、イソペンタン、ネオペンタン、n−ペンタ
ン、ヘキサン、ヘプタン、石油エーテル、ハロゲン化メタン、テトラアルキルシ
ランなどが挙げられる。温度に応じてガス形であってもよい液体炭化水素に加え
て、膨張剤は、窒素、二酸化炭素、酸素、およびそれらの混合物からなる群から
選んでもよい。好ましくは、膨張剤は、イソブタンである。
【0048】 市販の微小球は、スウェーデンのエキスパンセル(アクゾ・ノーベル・カンパ
ニー)から商標エキスパンセル(EXPANCELR )で入手でき、PQコープから商品
名PM6545、PM6550、PM7220、PM7228、エキステンドス
フェアーズ(EXTENDOSPHERESR )、ラクスシル(LUXSILR )、Q−CELR 、ス
フェリセル(SPHERICELR )で入手でき、マリンクロットから商標アルブメックス
(ALBUMEXR )で入手できる。
【0049】 本発明の粒状固体は、好ましくは、粒子密度約0.8〜約2.1g/ml、よ
り好ましくは約0.8〜約1.5g/ml、最も好ましくは約0.9〜約1.2
g/mlを有する。
【0050】粒状固体の製法 本発明の粒状固体密度減少成分は、当業者に既知の好適な方法によって粒状固
体に配合して本発明の粒状固体を調製してもよい。好ましくは、粒状固体密度減
少成分は、押出法および/または凝集法によって粒状固体に配合する。更に、望
ましいならば、本発明の粒状固体の大きさは、粉砕を使用することによって製造
後に減少できる。
【0051】洗濯組成物 また、本発明の洗濯組成物は、前記の本発明の1種以上の粒状固体に加えて、
1種以上のクリーニング補助物質(好ましくは1種以上の粒状固体中の非酵素洗
剤成分と相容性)を含む。ここで使用する「クリーニング補助物質」なる用語は
、望まれる特定の種類の洗濯組成物および製品の形(例えば、液体、粒状、粉末
、ジェル組成物)のために選ばれる液体、固体またはガス状物質(物質は好まし
くは本発明の粒状固体中の非酵素洗剤成分とも相容性である)を意味する。
【0052】 クリーニング補助物質の特定の選択は、クリーニングすべき表面、アイテムま
たは布帛、および使用時(例えば、スルー・ザ・ウォッシュ洗剤使用時)に洗濯
条件のための組成物の所望の形を考慮することによって容易に行う。
【0053】 ここで使用する「相容性」なる用語は、非酵素洗剤成分が通常使用状況下で望
まれる程有効ではないような程度で、クリーニング補助物質が粒状固体中の非酵
素洗剤成分の洗浄活性を減少しないことを意味する。好適なクリーニング補助物
質の例としては、限定せずに、米国特許第5,705,464号明細書、第5,
710,115号明細書、第5,698,504号明細書、第5,695,67
9号明細書、第5,686,014号明細書および第5,646,101号明細
書に記載のような界面活性剤、ビルダー、漂白剤、漂白活性化剤、漂白触媒、他
の酵素、酵素安定化系、キレート化剤、光学増白剤、防汚重合体、染料移動抑制
剤、分散剤、抑泡剤、染料、香料、着色剤、充填剤塩、ハイドロトロープ、光活
性剤、蛍光剤、布帛コンディショナー、加水分解性界面活性剤、防腐剤、酸化防
止剤、収縮防止剤、しわ防止剤、殺菌剤、殺真菌剤、カラースペックル、シルバ
ーケア、曇り防止剤および/または耐食剤、アルカリ度源、可溶化剤、担体、加
工助剤、顔料およびpH制御剤が挙げられる。特定のクリーニング補助物質は、以
下に詳細に例示する。
【0054】 クリーニング補助物質が洗濯組成物内で粒状固体中の非酵素洗剤成分と相容性
でないならば、2成分を合わせることが適当になるまで粒状固体中のクリーニン
グ補助物質および非酵素洗剤成分を分離状態にしておく(互いに接触していない
)好適な方法が使用できる。好適な方法は、技術上既知の方法、例えば、ジェル
カップ、カプセル化、タブレット、物理的分離などであることができる。
【0055】 好ましくは、前記の有効量の1種以上の粒状固体は、クリーニングの必要な各
種の布帛を洗濯するために有用な組成物に配合する。
【0056】 ここで使用する「有効量の1種以上の粒状固体」は、特定の洗濯組成物で必要
な洗浄活性を達成するのに必要な前記の本発明の粒状固体の量を意味する。この
ような有効量は、当業者によって容易に確かめられ且つ多くの因子、例えば、使
用する特定の酵素、洗濯応用、洗剤組成物の特定の組成、および液体または乾燥
(例えば、粒状、粉末)組成物が必要されるかどうかなどに基づく。
【0057】 本発明の洗濯洗剤組成物は、 (a)本発明に係る粒状固体、および (b)1種以上のクリーニング補助物質 を含む。
【0058】 好ましくは、本発明の洗濯洗剤組成物は、洗濯洗剤組成物の密度と粒状固体の
密度との間の密度差が約0.2g/ml未満、より好ましくは約0.1g/ml
未満、最も好ましくは約0.05g/ml未満であるように本発明の1種以上の
粒状固体を含む。
【0059】 好ましくは、洗濯組成物は、粒状固体が本発明の洗濯組成物に洗濯組成物の約
0.1重量%から、好ましくは約1重量%から、より好ましくは約2重量%から
約60重量%まで、好ましくは約40重量%まで、より好ましくは約25重量%
までの本発明の1種以上の粒状固体の量で存在するように本発明の1種以上の粒
状固体を含む。
【0060】 好ましくは、本発明の粒状固体は、非酵素洗剤成分が本発明の洗濯組成物に洗
濯組成物の約0.0001〜約2重量%、より好ましくは約0.001〜約2重
量%、最も好ましくは約0.01〜約1重量%の量で存在するように本発明の1
種以上の非酵素洗剤成分を含む。
【0061】 本発明の粒状固体が使用してもよい各種の洗濯組成物の数例は、以下に更に詳
細に論じる。また、洗濯組成物は、組成物の約1〜約99.9重量%のクリーニ
ング補助物質を包含してもよい。
【0062】 ここで使用する「布帛洗濯組成物」は、洗濯添加剤組成物および汚染された布
帛のソーキングおよび/または前処理で使用するのに好適な組成物を含めて手洗
濯洗剤組成物および機械洗濯洗剤組成物を包含する。
【0063】 本発明の洗濯組成物を洗濯機洗浄法で使用するのに好適な組成物として処方す
る時には、本発明の組成物は、好ましくは、界面活性剤とビルダー化合物との両
方および追加的に1種以上のクリーニング補助物質(好ましくは有機高分子化合
物、漂白剤、追加の酵素、抑泡剤、分散剤、石灰石鹸分散剤、汚れ沈殿防止剤お
よび再付着防止剤および腐食抑制剤から選ばれる)を含有する。洗濯組成物は、
追加のクリーニング補助物質として柔軟剤も含有できる。
【0064】 本発明の組成物は、固体または液体形の洗剤添加剤製品としても使用できる。
このような添加剤製品は、通常の洗剤組成物の性能を補完するか増進しようとし
且つ洗濯法のいかなる段階でも添加できる。
【0065】 必要ならば、本発明の洗濯洗剤組成物の密度は、400〜1200g/リット
ル、好ましくは500〜950g/リットル(20℃で測定した組成物)である
。 本発明の「コンパクト」形の洗濯組成物は、密度により、そして組成物に関し
ては無機充填剤塩の量により最良に反映される。無機充填剤塩は、粉末形の洗剤
組成物の通常の成分である。通常の洗剤組成物においては、充填剤塩は、実質量
、典型的には全組成物の17〜35重量%で存在する。コンパクト組成物におい
ては、充填剤塩は、全組成物の15%を超えない量、好ましくは10%を超えな
い量、最も好ましくは組成物の5重量%を超えない量で存在する。無機充填剤塩
、例えば、本組成物で意味するものは、硫酸およびクロリドのアルカリ金属塩お
よびアルカリ土類金属塩から選ばれる。好ましい充填剤塩は、硫酸ナトリウムで
ある。
【0066】 本発明に係る液体洗濯組成物は、「濃縮形」であることもできる。このような
場合には、本発明に係る液体洗濯組成物は、通常の液体洗剤と比較して少量の水
を含有するであろう。典型的には、濃縮液体洗濯組成物の水分は、好ましくは、
洗濯組成物の40重量%未満、より好ましくは30重量%未満、最も好ましくは
20重量%未満である。
【0067】A.液体洗濯洗剤組成物 非水性をベースとするヘビーデューティー液体洗剤 界面活性剤含有液相 本発明に係る非水性液体ヘビーデューティー洗剤組成物は、構造化界面活性剤
含有液相全体にわたって分散された固体実質上不溶性粒状物質の安定な懸濁液の
形である。このような洗剤組成物は、組成物の約49〜99.95重量%の、 (i )液相の約1〜80重量%の1種以上の非水性有機希釈剤および (ii)液相の約20〜99重量%の陰イオン界面活性剤、非イオン界面活性剤
、陽イオン界面活性剤およびそれらの組み合わせからなる群から選ばれる界面活
性剤を含む界面活性剤系 を合わせることによって調製される構造化界面活性剤含有液相を含む。
【0068】 本発明の非水性液体洗濯洗剤組成物の界面活性剤含有非水性液相は、一般に、
本発明の洗剤組成物の約52〜約98.9重量%を占めるであろう。より好まし
くは、この液相は、界面活性剤構造化し且つ組成物の約55〜98重量%を占め
るであろう。最も好ましくは、この非水性液相は、本組成物の約55〜70重量
%を占めるであろう。このような界面活性剤含有液相は、しばしば、密度約0.
6〜1.4g/cc、より好ましくは約0.9〜1.3g/ccを有するであろう。
本発明の洗剤組成物の液相は、好ましくは、界面活性剤構造化剤(好ましくは特
定の種類の陰イオン界面活性剤含有粉末である)が入れられる1種以上の非水性
有機希釈剤から形成する。
【0069】 (i )非水性有機希釈剤 本発明の洗剤組成物の液相の主成分は、1種以上の非水性有機希釈剤からなる
。本発明で使用する非水性有機希釈剤は、表面活性(即ち、界面活性剤)液体ま
たは非水性非界面活性剤液体(ここで非水性溶媒と称する)のいずれかであって
もよい。「溶媒」なる用語は、本組成物の非界面活性剤非水性液体部分を意味す
るようにここで使用される。本組成物の必須成分および/または任意成分の若干
は、実際に、「溶媒」含有液相に溶解してもよいが、他の成分は、「溶媒」含有
液相内に分散された粒状物質として存在するであろう。このように、「溶媒」な
る用語は、溶媒物質が添加される洗剤組成物成分のすべてを実際に溶解すること
ができることを必要とすることを意味しない。
【0070】 非水性液体希釈剤成分は、一般に、構造化界面活性剤含有液相の約50〜10
0重量%、より好ましくは約50〜80重量%、最も好ましくは約55〜75重
量%を占めるであろう。好ましくは、本組成物の液相、即ち、非水性液体希釈剤
成分は、非水性液体界面活性剤と非界面活性剤非水性溶媒との両方からなるであ
ろう。
【0071】 (ii)非水性界面活性剤液体 本組成物の液相を調製するために使用できる好適な種類の非水性界面活性剤液
体としては、アルコキシ化アルコール、エチレンオキシド(EO)−プロピレン
オキシド(PO)ブロック重合体、ポリヒドロキシ脂肪酸アミド、アルキル多糖
類などが挙げられる。このような通常液体の界面活性剤は、HLB10〜16を
有するものである。界面活性剤液体のうち、アルコールアルコキシレート非イオ
ン界面活性剤が最も好ましい。
【0072】 アルコールアルコキシレートは、一般式 R1 (Cm 2mO)n OH (式中、R1 はC8 〜C16アルキル基であり、mは2〜4であり、nは約2〜1
2である) に対応する物質である。好ましくは、R1 は、第一級または第二級であってもよ
く、約9〜15個の炭素原子、より好ましくは約10〜14個の炭素原子を有す
るアルキル基である。また、好ましくは、アルコキシ化脂肪アルコールは、1分
子当たり約2〜12個のエチレンオキシド部分、より好ましくは1分子当たり約
3〜10個のエチレンオキシド部分を含有するエトキシ化物質であろう。
【0073】 液相で有用なアルコキシ化脂肪アルコール物質は、しばしば、親水性親油性バ
ランス(HLB)約3〜17を有するであろう。より好ましくは、この物質のH
LBは、約6〜15、最も好ましくは約8〜15であろう。
【0074】 本組成物中または本組成物の非水性液相として有用な脂肪アルコールアルコキ
シレートの例としては、炭素数12〜15のアルコールから生成し且つエチレン
オキシド約7モルを含有するものが挙げられるであろう。このような物質は、シ
ェル・ケミカル・カンパニーによって商品名ネオドール(Neodol)25−7およ
びネオドール23−6.5で市販されている。他の有用なネオドールとしては、
ネオドール1−5、エチレンオキシド約5モルを有するアルキル鎖中に平均11
個の炭素原子を有するエトキシ化脂肪アルコール;ネオドール23−9、エチレ
ンオキシド約9モルを有するエトキシ化第一級C12〜C13アルコールおよびネオ
ドール91−10、エチレンオキシド約10モルを有するエトキシ化C9 〜C11 第一級アルコールが挙げられる。この種のアルコールエトキシレートは、シェル
・ケミカル・カンパニーによってドバノール(Dobanol)の商品名でも市販されて
いる。ドバノール91−5はエチレンオキシド平均5モルを有するエトキシ化C9 〜C11脂肪アルコールであり且つドバノール25−7は脂肪アルコール1モル
当たりエチレンオキシド平均7モルを有するエトキシ化C12〜C15脂肪アルコー
ルである。
【0075】 好適なエトキシ化アルコールの他の例としては、タージトール(Tergitol)1
5−S−7およびタージトール15−S−9が挙げられ、それらの両方ともユニ
オン・カーバイド・コーポレーションによって市販されている線状第二級アルコ
ールエトキシレートである。前者はC11〜C15線状第二級アルカノールとエチレ
ンオキシド7モルとの混合エトキシ化生成物であり且つ後者はエチレンオキシド
9モルが反応されている以外は同様の生成物である。
【0076】 本組成物で有用な他の種類のアルコールエトキシレートは、高級脂肪アルコー
ルの同様のエチレンオキシド縮合物であるネオドール45−11(高級脂肪アル
コールは14〜15個の炭素原子を有し且つ1モル当たりのエチレンオキシド基
の数は約11である)などの高分子量非イオン界面活性剤である。このような生
成物も、シェル・ケミカル・カンパニーによって市販されている。
【0077】 アルコールアルコキシレート非イオン界面活性剤を本発明の洗剤組成物の非水
性液相の一部分として利用するならば、好ましくは、組成物構造化液相の約1%
〜60%程度で存在するであろう。より好ましくは、アルコールアルコキシレー
ト成分は、構造化液相の約5%〜40%を占めるであろう。最も好ましくは、ア
ルコールアルコキシレート成分は、洗剤組成物構造化液相の約5%〜35%を占
めるであろう。アルコールアルコキシレートを液相中でこれらの濃度で利用する
ことは、全組成物中のアルコールアルコキシレート濃度約1〜60重量%、より
好ましくは約2〜40重量%、最も好ましくは組成物の約5〜25重量%に対応
する。
【0078】 本発明で利用してもよい別の種類の非水性界面活性剤液体は、エチレンオキシ
ド(EO)−プロピレンオキシド(PO)ブロック重合体である。この種の物質
は、商品名プルロニック(Pluronic)で市販されている周知の非イオン界面活性
剤である。これらの物質は、得られるブロック重合体の界面活性を調整するため
にエチレンオキシド部分のブロックをポリプロピレングリコール鎖の末端に付加
することによって生成する。この種のEO−POブロック重合体非イオン界面活
性剤は、ダビドソーンおよびミルウィドスキーの合成洗剤、第7版、ロングマン
・サイエンティフィック・エンド・テクニカル(1987)第34頁〜第36頁
および第189頁〜第191頁および米国特許第2,674,619号明細書お
よび第2,677,700号明細書に詳細に記載されている。これらの刊行物の
すべては、ここに参考文献として編入する。これらのプルロニック型非イオン界
面活性剤は、本発明の洗剤組成物の液相に分散される粒状物質用の有効な沈殿防
止剤としても機能すると考えられる。
【0079】 本組成物で有用な別の可能な種類の非水性界面活性剤液体は、ポリヒドロキシ
脂肪酸アミド界面活性剤からなる。存在するならば、ポリヒドロキシ脂肪酸アミ
ド界面活性剤は、好ましくは、約0.1〜約8%の濃度で存在する。この種の非
イオン界面活性剤の物質は、式
【化1】 (式中、RはC9 〜17アルキルまたはアルケニルであり、pは1〜6であり、Z
は還元糖またはそのアルコキシ化誘導体に由来するグリシチルである) に合致するものである。このような物質としては、C12〜C18N−メチルグルカ
ミドが挙げられる。例は、N−メチルN−1−デオキシグルシチルココアミドお
よびN−メチルN−1−デオキシグルシチルオレオアミドである。ポリヒドロキ
シ脂肪酸アミドの製法は、既知であり、例えば、ウィルソンの米国特許第2,9
65,576号明細書およびシュワルツの米国特許第2,703,798号明細
書(それらの開示をここに参考文献として編入)で見出すことができる。物質自
体およびそれらの製法は、1992年12月26日発行のホンサの米国特許第5
,174,937号明細書(この特許もここに参考文献として編入する)にも詳
細に記載されている。
【0080】 本発明の好ましい界面活性剤構造化非水性液相中の合計液体界面活性剤の量は
、他の組成物成分の種類および量および所望の組成物特性によって決定されるで
あろう。一般に、液体界面活性剤は、本組成物の非水性液相の約35%〜70%
を占めることができる。より好ましくは、液体界面活性剤は、非水性構造化液相
の約50%〜65%を占めるであろう。これは、全組成物中の非水性液体界面活
性剤濃度約15〜70重量%、より好ましくは組成物の約20〜50重量%に対
応する。
【0081】 (iii)非界面活性剤非水性有機溶媒 本発明の洗剤組成物の液相は、1種以上の非界面活性剤非水性有機溶媒も含ん
でもよい。このような非界面活性剤非水性液体は、好ましくは、低極性のもので
ある。本発明の目的で、「低極性」液体は、本組成物で使用する好ましい種類の
粒状物質の1つ、即ち、過酸素漂白剤、過ホウ酸ナトリウムまたは過炭酸ナトリ
ウムを溶解する傾向をほとんど有していない(もしあったとしても)ものである
。このように、エタノールなどの比較的極性の溶媒は、好ましくは、利用されな
い。本発明の非水性液体洗剤組成物で有用な好適な種類の低極性溶媒としては、
非vic C4 〜C8 アルキレングリコール、アルキレングリコールモノ低級アルキ
ルエーテル、低分子量ポリエチレングリコール、低分子量メチルエステルおよび
アミドなどが挙げられる。
【0082】 本組成物で使用するのに好ましい種類の非水性低極性溶媒は、非vic C4 〜C8 分枝または直鎖アルキレングリコールからなる。この種の物質としては、ヘキ
シレングリコール(4−メチル−2,4−ペンタンジオール)、1,6−ヘキサ
ンジオール、1,3−ブチレングリコールおよび1,4−ブチレングリコールが
挙げられる。ヘキシレングリコールが最も好ましい。
【0083】 ここで使用するのに好ましい別の種類の非水性低極性溶媒は、モノ−、ジ−、
トリ−、またはテトラ−C2 〜C3 アルキレングリコールモノC2 〜C6 アルキ
ルエーテルからなる。このような化合物の特定例としては、ジエチレングリコー
ルモノブチルエーテル、テトラエチレングリコールモノブチルエーテル、ジプロ
ピレングリコールモノエチルエーテル、およびジプロピレングリコールモノブチ
ルエーテルが挙げられる。ジエチレングリコールモノブチルエーテル、ジプロピ
レングリコールモノブチルエーテルおよびブトキシ−プロポキシ−プロパノール
(BPP)が、特に好ましい。この種の化合物は、商品名ダウアノール(Dowano
l)、カルビトール(Carbitol)およびセロソルブ(Cellosolve)で市販されてい
る。
【0084】 ここで有用な別の好ましい種類の非水性低極性有機溶媒は、低分子量ポリエチ
レングリコール(PEG)からなる。このような物質は、分子量少なくとも約1
50を有するものである。分子量約200〜600のPEGが、最も好ましい。 なお別の好ましい種類の無極性非水性溶媒は、低分子量メチルエステルからな
る。このような物質は、一般式 R1 −C(O)−OCH3 (式中、R1 は1〜
約18である)のものである。好適な低分子量メチルエステルの例としては、酢
酸メチル、プロピオン酸メチル、オクタン酸メチルおよびドデカン酸メチルが挙
げられる。
【0085】 使用する1種以上の非水性(一般に低極性)非界面活性剤有機溶媒は、勿論、
本発明の液体洗剤組成物で使用する他の組成物成分、例えば、漂白剤および/ま
たは活性化剤と相容性であるべきであり且つ非反応性であるべきである。このよ
うな溶媒成分は、好ましくは、液相の約1〜70重量%の量で利用される。より
好ましくは、非水性低極性非界面活性剤溶媒は、構造化液相の約10〜60重量
%、最も好ましくは組成物の構造化液相の約20〜50重量%を占めるであろう
。非界面活性剤溶媒を液相中でこれらの濃度で利用することは、全組成物中の非
界面活性剤溶媒濃度約1〜50重量%、より好ましくは約5〜40重量%、最も
好ましくは組成物の約10〜30重量%に対応する。
【0086】 (iv)界面活性剤と非界面活性剤溶媒とのブレンド 非水性界面活性剤液体と非水性非界面活性剤溶媒との両方を使用する系におい
ては、構造化界面活性剤含有液相内の界面活性剤対非界面活性剤液体の比率、例
えば、アルコールアルコキシレート対低極性溶媒の比率は、結局調製される洗剤
組成物のレオロジー性を変化するために使用できる。一般に、界面活性剤液体対
非界面活性剤有機溶媒の重量比は、約50:1から1:50であろう。より好ま
しくは、この比率は、約3:1から1:3、最も好ましくは約2:1から1:2
であろう。
【0087】 (v)界面活性剤構造化剤 本発明の洗剤組成物の非水性液相は、構造を本発明の洗剤組成物の非水性液相
に加えるように一般に(必ずしもそうではないが)選ばれる界面活性剤を前記非
水性有機液体希釈剤と合わせることによって調製する。構造化界面活性剤は、陰
イオン界面活性剤型、非イオン界面活性剤型、陽イオン界面活性剤型および/ま
たは両性界面活性剤型を有することができる。
【0088】 好ましい構造化界面活性剤は、陰イオン界面活性剤、例えば、アルキルサルフ
ェート、アルキルポリアルコキシレートサルフェートおよび直鎖アルキルベンゼ
ンスルホネートである。構造化剤として本発明の洗剤組成物に場合によって添加
してもよい別の普通の種類の陰イオン界面活性剤物質は、カルボキシレート型陰
イオン界面活性剤からなる。カルボキシレート型陰イオン界面活性剤としては、
10〜C18アルキルアルコキシカルボキシレート(特にEO1〜5エトキシカル
ボキシレート)およびC10〜C18サルコシネート、特にオレオイルサルコシネー
トが挙げられる。構造化剤として使用してもよいなお別の普通の種類の陰イオン
界面活性剤物質は、他のスルホン化陰イオン界面活性剤、例えば、C8 〜C18
ラフィンスルホネートおよびC8 〜C18オレフィンスルホネートからなる。構造
化陰イオン界面活性剤は、一般に、本組成物の約1〜30重量%を占めるであろ
う。
【0089】 前記のように、1つの好ましい種類の構造化陰イオン界面活性剤は、第一級ま
たは第二級アルキルサルフェート陰イオン界面活性剤からなる。このような界面
活性剤は、高級C8 〜C20脂肪アルコールの硫酸化によって製造されるものであ
る。
【0090】 通常の第一級アルキルサルフェート界面活性剤は、一般式 ROSO3 - + (式中、Rは典型的には線状C8 〜C20ヒドロカルビル基であり、直鎖または分
枝鎖であってもよく、Mは水溶化陽イオンである) を有する。好ましくは、RはC10〜14アルキルであり、Mはアルカリ金属である
。最も好ましくは、Rは約C12であり、Mはナトリウムである。
【0091】 通常の第二級アルキルサルフェートも、本組成物の液相用の構造化陰イオン界
面活性剤として利用してもよい。通常の第二級アルキルサルフェート界面活性剤
は、分子のヒドロカルビル「主鎖」に沿ってランダムに分布されたサルフェート
部分を有する物質である。このような物質は、構造 CH3 (CH2 n (CHOSO3 - + )(CH2 m CH3 (式中、mおよびnは2以上の整数であり、m+nの和は典型的には約9〜15
であり、Mは水溶化陽イオンである) によって示してもよい。
【0092】 利用するならば、アルキルサルフェートは、一般に、組成物の約1〜30重量
%、より好ましくは組成物の約5〜25重量%を占めるであろう。アルキルサル
フェート、過酸素漂白剤および漂白活性化剤を含有する非水性液体洗剤組成物は
、1996年4月4日公開のコン−チャン等のWO第96/10073号明細書
(この出願をここに参考文献として編入する)により詳細に記載されている。
【0093】 構造化剤として本発明の非水性洗濯組成物で場合によって添加してもよい別の
好ましい種類の陰イオン界面活性剤物質は、アルキルポリアルコキシレートサル
フェートからなる。アルキルポリアルコキシレートサルフェートは、アルコキシ
化アルキルサルフェートまたはアルキルエーテルサルフェートとしても既知であ
る。このような物質は、式 R2 −O−(Cm 2mO)n −SO3 M (式中、R2 はC10〜C22アルキル基であり、mは2〜4であり、nは約1〜1
5であり、Mは塩形成陽イオンである) に対応するものである。好ましくは、R2 はC12〜C18アルキルであり、mは2
であり、nは約1〜10であり、Mはナトリウム、カリウム、アンモニウム、ア
ルキルアンモニウムまたはアルカノールアンモニウムである。最も好ましくは、
2 はC12〜C16であり、mは2であり、nは約1〜6であり、Mはナトリウム
である。過酸素漂白剤との不相容性のため、本組成物で使用する時には、アンモ
ニウム、アルキルアンモニウムおよびアルカノールアンモニウム対イオンは、好
ましくは、回避する。
【0094】 利用するならば、アルキルポリアルコキシレートサルフェートも、一般に、組
成物の約1〜30重量%、より好ましくは組成物の約5〜25重量%を占めるこ
とができる。ポリヒドロキシ脂肪酸アミドとの組み合わせでアルキルポリアルコ
キシレートサルフェートを含有する非水性液体洗剤組成物は、ボーティクエ等の
PCT出願PCT/US96/04223号明細書(この出願をここに参考文献
として編入する)により詳細に記載されている。
【0095】 本組成物で構造化剤として使用するのに最も好ましい種類の陰イオン界面活性
剤は、直鎖アルキルベンゼンスルホネート(LAS)界面活性剤からなる。特に
、このようなLAS界面活性剤は、本発明の非水性液体洗剤組成物への配合に特
に有用である特定の種類の陰イオン界面活性剤含有粉末に処方できる。このよう
な粉末は、2種の別個の相からなる。これらの相の一方は、本組成物で使用する
非水性有機液体希釈剤に不溶性である。他方の相は、非水性有機液体に可溶性で
ある。それは、本発明の好ましい組成物の非水性液相に分散でき且つ最終製品が
他の固体粒状物質を組成物に安定に懸濁することを可能にする凝集小粒子の網目
を形成するこの好ましい陰イオン界面活性剤含有粉末の不溶性相である。
【0096】 このような好ましい陰イオン界面活性剤含有粉末は、(a)1種以上のC10
16直鎖アルキルベンゼンスルホン酸のアルカリ金属塩および(b)1種以上の
非界面活性剤希釈剤塩を必須に含有する水性スラリーを同時乾燥することによっ
て調製する。このようなスラリーは、可溶性相と不溶性相との両方を含む固体物
質(一般に粉末形)に乾燥する。
【0097】 好ましい陰イオン界面活性剤含有粉末を調製するために使用する直鎖アルキル
ベンゼンスルホネート(LAS)物質は、周知の物質である。このような界面活
性剤およびそれらの製法は、例えば、米国特許第2,220,099号明細書お
よび第2,477,383号明細書(ここに参考文献として編入)に記載されて
いる。アルキル基中の炭素原子の平均数が約11〜14である線状直鎖アルキル
ベンゼンスルホン酸ナトリウムおよび線状直鎖アルキルベンゼンスルホン酸カリ
ウムが、特に好ましい。C11〜14、例えば、C12LASナトリウムが、特に好ま
しい。アルキルベンゼンスルホネート陰イオン界面活性剤は、一般に、粉末調製
スラリー中にスラリーの約20〜70重量%、より好ましくはスラリーの約20
〜60重量%の量で使用される。
【0098】 粉末調製スラリーは、2相陰イオン界面活性剤含有粉末を調製するためにLA
Sと同時乾燥する非界面活性剤有機または無機塩成分も含有する。このような塩
は、既知のナトリウム、カリウムまたはマグネシウムのハロゲン化物、硫酸塩、
クエン酸塩、炭酸塩、硫酸塩、ホウ酸塩、コハク酸塩、スルホコハク酸塩などの
いずれかであることができる。一般にLASの製造の副生物である硫酸ナトリウ
ムが、ここで使用するのに好ましい非界面活性剤希釈剤塩である。ハイドロトロ
ープとして機能するスルホコハク酸ナトリウムなどの塩も、有用に配合してもよ
い。非界面活性剤塩は、一般に、水性スラリーにLASと一緒にスラリーの約1
〜50重量%、より好ましくはスラリーの約5〜40重量%の量で使用される。
ハイドロトロープとして作用する塩は、好ましくは、スラリーの約3重量%まで
を占めることができる。
【0099】 前記LASおよび希釈剤塩成分を含有する水性スラリーは、本組成物内に構造
化液相を調製するために好ましくは非水性希釈剤に加える陰イオン界面活性剤含
有粉末を調製するために乾燥できる。通常の乾燥技術、例えば、噴霧乾燥、ドラ
ム乾燥などまたは乾燥技術の組み合わせは、使用してもよい。形成する固体物質
の残留水分が約0.5〜4重量%、より好ましくは約1〜約3重量%の範囲内に
なるまで、乾燥は、生ずるべきである。
【0100】 乾燥操作によって製造される陰イオン界面活性剤含有粉末は、2種の別個の相
を構成し、それらの1つはここで使用する無機液体希釈剤に可溶性であり且つそ
れらの1つは希釈剤に不溶性である。陰イオン界面活性剤含有粉末中の不溶性相
は、一般に、粉末の約10〜45重量%、より好ましくは粉末の約15〜35重
量%を占める。
【0101】 乾燥後に生ずる陰イオン界面活性剤含有粉末は、粉末の約45〜94重量%、
より好ましくは約60〜94重量%のアルキルベンゼンスルホン酸塩を含むこと
ができる。このような濃度は、一般に、結局調製される全洗剤組成物の約0.5
〜60重量%、より好ましくは約15〜60重量%のアルキルベンゼンスルホン
酸塩を与えるのに十分である。陰イオン界面活性剤含有粉末自体は、結局調製さ
れる全組成物の約0.45〜45重量%を占めることができる。乾燥後、陰イオ
ン界面活性剤含有粉末は、一般に、粉末の約2〜50重量%、より好ましくは約
2〜25重量%の非界面活性剤塩も含有するであろう。
【0102】 所要の程度に乾燥した後、合わせられたLAS/塩物質は、既知の好適なミル
処理または微粉砕法によってフレークまたは粉末形に変換できる。一般に、この
ような物質を非水性有機溶媒と合わせて本組成物の構造化液相を調製する時点で
、この粉末の粒径は、0.1〜2000μm、より好ましくは約0.1〜100
0μmであろう。
【0103】 本発明の好ましい洗剤組成物の構造化界面活性剤含有液相は、前記非水性有機
希釈剤を前記のような陰イオン界面活性剤含有粉末と合わせることによって調製
できる。このような組み合わせは、構造化界面活性剤含有液相を調製する。好ま
しい構造化液相成分のこの組み合わせを調製するための条件は、以下に「組成物
調製および用途」セクションにより十分に記載する。前記のように、構造化界面
活性剤含有液相の調製は、本発明の好ましい洗剤組成物内への着色スペックル/
追加の機能粒状固体物質の安定な懸濁を可能にする。
【0104】 本発明で使用するのに好適な追加の界面活性剤としては、非イオン界面活性剤
、詳細には式
【化2】 (式中、RはC9 〜17アルキルまたはアルケニルであり、R1 はメチル基であり
、Zは還元糖またはそのアルコキシ化誘導体に由来するグリシチルである) のポリヒドロキシ脂肪酸アミドが挙げられる。例は、N−メチルN−1−デオキ
シグルシチルココアミドおよびN−メチルN−1−デオキシグルシチルオレオア
ミドである。ポリヒドロキシ脂肪酸アミドの製法は、既知であり、例えば、ウィ
ルソンの米国特許第2,965,576号明細書およびシュワルツの米国特許第
2,703,798号明細書(それらの開示をここに参考文献として編入)で見
出すことができる。
【0105】 ここに記載の洗剤組成物で使用するのに好ましい界面活性剤は、一般式
【化3】 〔式中、R1 はC6 〜C12アルキル基であり;nは約2〜約4であり、XはNH
、CONH、COO、またはOから選ばれるブリッジング基であり、またはXは
不在であることができ;R3 およびR4 は個々にH、C1 〜C4 アルキルまたは
(CH2 −CH2 −O(R5 ))(式中、R5 はHまたはメチルである)から選
ばれる〕 のアミンをベースとする界面活性剤である。特に好ましいアミンをベースとする
界面活性剤としては、下記のもの R1 −(CH2 2 −NH2 1 −O−(CH2 3 −NH2 1 −C(O)−NH−(CH2 3 −N(CH3 2
【化4】 (式中、R1 はC6 〜C12アルキル基であり、R5 はHまたはCH3 である) が挙げられる。前記界面活性剤で使用するのに特に好ましいアミンとしては、オ
クチルアミン、ヘキシルアミン、デシルアミン、ドデシルアミン、C8 〜C12
ス(ヒドロキシエチル)アミン、C8 〜C12ビス(ヒドロキシイソプロピル)ア
ミン、C8 〜C12アミド−プロピルジメチルアミン、またはそれらの混合物から
なる群から選ばれるものが挙げられる。
【0106】 高度に好ましい態様においては、アミンをベースとする界面活性剤は、式 R1 −C(O)−NH−(CH2 3 −N(CH3 2 (式中、R1 はC8 〜C12アルキルである) によって記載される。
【0107】 (vi)固体粒状物質 本発明の非水性洗剤組成物は、好ましくは、液相に分散され且つ懸濁された固
相粒状物質約0.01〜50重量%、より好ましくは約0.2〜30重量%を含
む。一般に、このような粒状物質は、大きさが約0.1〜1500μm、より好
ましくは約0.1〜900μmであろう。最も好ましくは、このような物質は、
大きさが約5〜200μmであろう。
【0108】 ここで利用する粒状物質は、粒状形で組成物の非水性液相に実質上不溶性であ
る1以上の種類の洗剤組成物成分を含むことができる。利用できる粒状物質の種
類は、次の通り詳細に記載する。
【0109】水性をベースとするヘビーデューティー液体洗剤 界面活性剤 また、本発明は、水性をベースとする液体洗剤組成物からなる。水性液体洗剤
組成物は、好ましくは、水性液体担体(好ましくは水である)約10〜約98重
量%、好ましくは約30〜約95重量%を含む。追加的に、本発明の水性液体洗
剤組成物は、界面活性剤系(好ましくは前記分枝界面活性剤に加えて1種以上の
洗剤補助界面活性剤を含有する)を含む。追加の補助界面活性剤は、非イオン洗
剤界面活性剤、陰イオン洗剤界面活性剤、双性洗剤界面活性剤、アミンオキシド
洗剤界面活性剤、およびそれらの混合物から選ぶことができる。界面活性剤系は
、典型的には、洗剤組成物の約5〜約70重量%、好ましくは約15〜約30重
量%を占める。
【0110】 (i )陰イオン界面活性剤 陰イオン界面活性剤としては、C11〜C18アルキルベンゼンスルホネート(L
AS)および第一級、分枝鎖およびランダムC10〜C20アルキルサルフェート(
AS)、式 CH3 (CH2 x (CHOSO3 - + )CH3 およびCH3
CH2 y (CHOSO3 - + )CH2 CH3 (式中、xおよび(y+1)は
少なくとも約7、好ましくは少なくとも約9の整数であり、Mは水溶化陽イオン
、特にナトリウムである)のC10〜C18第二級(2,3)アルキルサルフェート
、不飽和サルフェート、例えば、オレイルサルフェート、C10〜C18アルキルア
ルコキシサルフェート(「AEx S」;特にEO1〜7エトキシサルフェート)
、C10〜C18アルキルアルコキシカルボキシレート(特にEO1〜5エトキシカ
ルボキシレート)、C10〜18グリセロールエーテル、C10〜C18アルキルポリグ
リコシドおよびそれらの対応硫酸化ポリグリコシド、およびC12〜C18α−スル
ホン化脂肪酸エステルが挙げられる。
【0111】 一般に、ここで有用な陰イオン界面活性剤は、1981年8月25日発行のバ
ラット等の米国特許第4,285,841号明細書および1975年12月30
日発行のローリン等の米国特許第3,919,678号明細書に開示されている
。 有用な陰イオン界面活性剤としては、分子構造中に炭素数約10〜約20のア
ルキル基およびスルホン酸エステル基または硫酸エステル基を有する有機硫酸反
応生成物の水溶性塩、特にアルカリ金属塩、アンモニウム塩およびアルキロール
アンモニウム塩(例えば、モノエタノールアンモニウム塩またはトリエタノール
アンモニウム塩)が挙げられる(「アルキル」なる用語にはアリール基のアルキ
ル部分が包含される)。この群の合成界面活性剤の例は、アルキルサルフェート
、特にタローまたはヤシ油のグリセリドを還元することにより生成されたものな
どの高級アルコール(C8 〜C18炭素原子)を硫酸化することによって得られる
ものである。
【0112】 本発明の他の陰イオン界面活性剤は、1分子当たり約1〜約4単位のエチレン
オキシドを含有し且つアルキル基中に約8〜約12個の炭素原子を有するアルキ
ルフェノールエチレンオキシドエーテル硫酸の水溶性塩である。
【0113】 ここで有用な他の陰イオン界面活性剤としては、脂肪酸基中に約6〜20個の
炭素原子を有し且つエステル基中に約1〜10個の炭素原子を有するα−スルホ
ン化脂肪酸のエステルの水溶性塩;アシル基中に約2〜9個の炭素原子を有し且
つアルカン部分中に約9〜約23個の炭素原子を有する2−アシルオキシアルカ
ン−1−スルホン酸の水溶性塩;約12〜24個の炭素原子を有するオレフィン
スルホン酸の水溶性塩;およびアルキル基中に約1〜3個の炭素原子を有し且つ
アルカン部分中に約8〜20個の炭素原子を有するβ−アルキルオキシアルカン
スルホネートが挙げられる。
【0114】 ここで特に好ましい陰イオン界面活性剤は、式 RO(C2 4 O)x SO3 - + (式中、Rは炭素数約10〜約22の飽和または不飽和アルキル鎖であり、Mは
化合物を水溶性にさせる陽イオン、特にアルカリ金属、アンモニウムまたは置換
アンモニウム陽イオンであり、xは平均約1〜約15である) のアルキルポリエトキシレートサルフェートである。
【0115】 好ましいアルキルサルフェート界面活性剤は、非エトキシ化C12〜15第一級お
よび第二級アルキルサルフェートである。冷水洗浄条件下、即ち約65°F (1
8.3℃)以下で、このようなエトキシ化アルキルサルフェートと非エトキシ化
アルキルサルフェートとの混合物があることが好ましい。脂肪酸の例としては、
カプリン酸、ラウリン酸、ミリスチン酸、パルミチン酸、ステアリン酸、アラキ
ン酸およびベヘン酸が挙げられる。他の脂肪酸としては、パルミトレイン酸、オ
レイン酸、リノール酸、リノレン酸およびリシノール酸が挙げられる。
【0116】 (ii)非イオン界面活性剤 通常の非イオン界面活性剤および両性界面活性剤としては、C12〜C18アルキ
ルエトキシレート(AE)、例えば、いわゆる狭いピーク化アルキルエトキシレ
ートおよびC6 〜C12アルキルフェノールアルコキシレート(特にエトキシレー
トおよび混合エトキシ/プロポキシ)が挙げられる。C10〜C18N−アルキルポ
リヒドロキシ脂肪酸アミドも使用できる。典型的な例としては、C12〜C18N−
メチルグルカミドが挙げられる。WO第9,206,154号明細書参照。他の
糖誘導界面活性剤としては、C10〜C18N−(3−メトキシプロピル)グルカミ
ドなどのN−アルコキシポリヒドロキシ脂肪酸アミドが挙げられる。N−プロピ
ルC12〜C18グルカミドからN−ヘキシルC12〜C18グルカミドまでは、低起泡
のために使用できる。通常のC10〜C20石鹸も、使用してもよい。高起泡が望ま
れるならば、分枝鎖C10〜C16石鹸は使用してもよい。非イオン界面活性剤の例
は、1981年8月25日発行のバラット等の米国特許第4,285,841号
明細書に記載されている。
【0117】 これらの界面活性剤の好ましい例としては、式 R(OC2 4 n OH(式
中、Rは炭素数約8〜約15の脂肪族炭化水素基およびアルキル基が約8〜約1
2個の炭素原子を有し且つnの平均値が約5〜約15であるアルキルフェニル基
からなる群から選ばれる)のエトキシ化アルコールおよびエトキシ化アルキルフ
ェノールが挙げられる。これらの界面活性剤は、1981年8月18日発行のレ
イクヒム等の米国特許第4,284,532号明細書により十分に記載されてい
る。アルコール中に平均約10〜約15個の炭素原子を有し且つアルコール1モ
ル当たり約6〜約12モルのエチレンオキシドの平均エトキシ化度を有するエト
キシ化アルコールが、特に好ましい。陰イオン界面活性剤と非イオン界面活性剤
との混合物が、特に有用である。
【0118】 C12〜C18ベタインおよびスルホベタイン(スルタイン)を含めて他の通常の
有用な界面活性剤は、標準のテキストに記載されている。
【0119】 (iii)アミンオキシド界面活性剤 また、本組成物は、式 R1 (EO)x (PO)y (BO)z N(O)(CH2 R′)2 ・qH2 O(I
)のアミンオキシド界面活性剤を含有する。
【0120】 一般に、構造(I)は、1個の長鎖部分R1 (EO)x (PO)y (BO)z および2個の短鎖部分CH2 R′を与えることがわかる。R′は、好ましくは水
素、メチルおよび−CH2 OHから選ばれる。一般に、R1 は、飽和または不飽
和であることができる第一級または分枝ヒドロカルビル部分であり、好ましくは
1 は第一級アルキル部分である。x+y+zが0である時には、R1 は、約8
〜約18の鎖長を有するヒドロカルビル部分である。x+y+zが0とは異なる
時には、R1 は、若干より長くてもよく、C12〜C24の範囲内の鎖長を有する。
また、一般式は、x+y+z=0、R1 =C8 〜C18、R′=H、q=0〜2、
好ましくは2であるアミンオキシドを包含する。これらのアミンオキシドは、米
国特許第5,075,501号明細書および第5,071,594号明細書(こ
こに参考文献として編入)に開示のようなC12〜14アルキルジメチルアミンオキ
シド、ヘキサデシルジメチルアミンオキシド、オクタデシルアミンオキシドおよ
びそれらの水和物、特に2水和物によって例示される。
【0121】 また、本発明は、x+y+zが0とは異なり、詳細にはx+y+zが約1〜約
10、R1 が炭素数8〜約24、好ましくは炭素数約12〜約16の第一級アル
キル基であるアミンオキシドを包含する。これらの態様においては、y+zは、
好ましくは0であり、xは好ましくは約1〜約6、より好ましくは約2〜約4で
あり、EOはエチレンオキシを表わし、POはプロピレンオキシを表わし、BO
はブチレンオキシを表わす。このようなアミンオキシドは、通常の合成法により
、例えば、アルキルエトキシサルフェートをジメチルアミンと反応させた後、エ
トキシ化アミンを過酸化水素で酸化することにより製造できる。
【0122】 ここで高度に好ましいアミンオキシドは、室温で固体であり、より好ましくは
融点30℃〜90℃を有する。ここで使用するのに好適なアミンオキシドは、ア
クゾ・ヘミー、エチル・コーポレーション、およびプロクター・エンド・ギャン
ブルを含めて多数の供給者によって商業的に製造されている。別のアミンオキシ
ド製造業者についてはマッカチェオンの編纂物およびカーク−オスマーレビュー
論文参照。好ましい市販のアミンオキシドは、エチル・コーポレーションからの
固体2水和物アドモックス(ADMOX)16およびアドモックス18、アドモックス
12および特にアドモックス14である。
【0123】 好ましい態様としては、ドデシルジメチルアミンオキシド2水和物、ヘキサデ
シルジメチルアミンオキシド2水和物、オクタデシルジメチルアミンオキシド2
水和物、ヘキサデシルトリス(エチレンオキシ)ジメチルアミンオキシド、テト
ラデシルジメチルアミンオキシド2水和物、およびそれらの混合物が挙げられる
【0124】 好ましい態様の或るものにおいてはR′はHであるが、Hよりわずかに大きい
R′を有することに関して若干の寛容度がある。詳細には、本発明は、R′がC
2 OHである態様、例えば、ヘキサデシルビス(2−ヒドロキシエチル)アミ
ンオキシド、タロービス(2−ヒドロキシエチル)アミンオキシド、ステアリル
ビス(2−ヒドロキシエチル)アミンオキシドおよびオレイルビス(2−ヒドロ
キシエチル)アミンオキシドである態様を更に包含する。
【0125】ヘビーデューティージェル洗濯洗剤組成物 本発明は、組成物の重量で (a)組成物の重量で (i )アルキルエトキシレートサルフェート(アルキル基は約10〜約22個
の炭素原子を有し且つポリエトキシレート鎖は0.5〜約15個、好ましくは0
.5〜約5個、より好ましくは0.5〜約4個のエチレンオキシド部分を含有す
る)約5%〜約25%および (ii)脂肪酸約5%〜約20% からなる陰イオン界面活性剤成分約15%〜約40%、および (b)下記の成分:洗剤アミン、変性ポリアミン、ポリアミド−ポリアミン、
ポリエトキシ化ポリアミン重合体、第四級アンモニウム界面活性剤、好適な電解
質またはその酸均等物、およびそれらの混合物の1種以上 を含むことを特徴とするヘビーデューティージェル洗濯洗剤組成物を包含する。 本組成物は、更に非サイトレートビルダー、光学増白剤、防汚重合体、染料移
動抑制剤、高分子分散剤、酵素、抑泡剤、染料、香料、着色剤、充填剤塩、ハイ
ドロトロープ、再付着防止剤、退色防止剤、染色固着剤、プリル/けば減少剤、
およびそれらの混合物からなる群から選ばれる1種以上の追加の洗剤添加剤を含
有してもよい。
【0126】 本組成物は、剪断速度20s-1での粘度約100cp〜約4,000cp、好まし
くは約300cp〜約3,000cp、より好ましくは約500cp〜約2,000cp
を有し且つ貯蔵時に安定である。
【0127】 本組成物は、構造化され且つ特定のレオロジーを有する。レオロジーは、下記
の式 η=η0 +Kγ (n-1) (式中、ηは所定の剪断速度での液体の粘度であり、η0 は無限剪断速度での粘
度であり、γは剪断速度であり、nは剪断速度指数であり、Kはコンシステンシ
ー指数である) によってモデル化できる。ここで使用する「構造化」なる用語は、液晶ラメラ相
および無限剪断粘度(η0 )値0〜約3,000cp(センチポアズ)、剪断指数
(n)値約0.6以下、コンシステンシー指数値K約1,000以上および20
-1で測定した粘度(η)約10,000cp以下、好ましくは約5,000cp以
下を有するヘビーデューティー液体組成物を意味する。低い応力レベル下では、
「零剪断」粘度は、約100,000cp以上であり、「零剪断」は剪断速度0.
001s-1以下を意味する。粘度vs応力をプロットすることによって得られる本
組成物の降伏値は、0.2Paより大きい。これらのレオロジーパラメーターは、
カリメド(Carrimed)CSL100モデルなどの市販のレオメーターで測定でき
る。
【0128】 本組成物は、透明または半透明であり、即ち、不透明ではない。
【0129】 電解質−理論によって限定するものではないが、電解質の存在は、ジェル組成
物の粘度を制御するように作用すると考えられる。このように、本組成物のジェ
ル性状は、界面活性剤の選択により、そして電解質の存在量により影響される。
本発明の好ましい態様においては、組成物は、好適な電解質またはその酸均等物
0%〜約10%、より好ましくは約1%〜約8%、一層好ましくは約2%〜約6
%を更に含むであろう。クエン酸ナトリウムが、ここで使用するのに高度に好ま
しい電解質である。
【0130】 本組成物は、場合によって、溶媒およびハイドロトロープ約0〜約10重量%
を含有してもよい。理論によって限定するものではないが、溶媒およびハイドロ
トロープの存在は、組成物の構造化vs等方性に影響を及ぼすことがあると考えら
れる。「溶媒」とは、アルキルモノアルコール、ジ−およびトリ−アルコール、
エチレングリコール、プロピレングリコール、プロパンジオール、エタンジオー
ル、グリセリンなどを含めて洗剤工業で常用されている溶媒を意味する。「ハイ
ドロトロープ」とは、他の界面活性剤を可溶化するのを助長する短鎖界面活性剤
を含めて洗剤工業で常用されているハイドロトロープを意味する。ハイドロトロ
ープの他の例としては、クメンスルホネート、キシレンスルホネート、またはト
ルエンスルホネート、尿素、C8 以下の短鎖アルキルカルボキシレート、および
8 以下の短鎖アルキルサルフェートおよびエトキシ化サルフェートが挙げられ
る。
【0131】 変性ポリアミン−本組成物は、水溶性または分散性変性ポリアミン剤〔該薬剤
は式
【化5】 (式中、各R1 は独立にC2 〜C5 アルキレン、アルケニレンまたはアリーレン
であり;各R2 は独立にH、または式 OH〔(CH2 x O〕n (式中、xは
約1〜約8であり、nは約10〜約50である)の部分であり;wは0または1
であり;x+y+zは約5〜約30であり;Bは分枝によるこの構造の延長(co
ntinuation)を表わす)に対応するポリアミン主鎖からなり且つアルキル化前の
前記ポリアミンは平均分子量約300〜約1,200を有する〕少なくとも約0
.05重量%、好ましくは約0.05〜約3重量%を含んでもよい。
【0132】 好ましい態様においては、R1 はC2 〜C4 アルキレン、より好ましくはエチ
レンであり;R2 はOH〔CH2 CH2 O〕n (式中、nは約15〜約30であ
り、より好ましくはnは約20である)である。アルキル化前のポリアミンの平
均分子量は、約300〜約1200、より好ましくは約500〜約900、一層
好ましくは約600〜約700、一層好ましくは約600〜約650である。
【0133】 別の好ましい態様においては、R1 はC2 〜C4 アルキレン、より好ましくは
エチレンであり;R2 はOH〔CH2 CH2 O〕n (式中、nは約10〜約20
であり、より好ましくはnは約15である)である。アルキル化前のポリアミン
の平均分子量は、約100〜約300、より好ましくは約150〜約250、一
層好ましくは約180〜約200である。
【0134】 ポリアミド−ポリアミン−ここで有用なポリアミド−ポリアミンは、一般に、
組成物の約0.1〜8重量%を占めるであろう。より好ましくは、このようなポ
リアミド−ポリアミン物質は、本組成物の約0.5〜4重量%を占めるであろう
。最も好ましくは、これらのポリアミド−ポリアミンは、組成物の約1〜3重量
%を占めるであろう。
【0135】 本発明で使用するポリアミド−ポリアミン物質は、次の通り一般構造式No. I
に対応する反復置換アミド−アミン単位を有するものである:
【化6】 構造式No. I 構造式No. I中、R1 、R2 およびR5 は各々独立にC1 〜4 アルキレン、C1 〜4 アルカリーレンまたはアリーレンである。また、ポリアミド−ポリアミン
がシュウ酸から誘導されるようにR1 を全部排除することが可能である。
【0136】 また、構造式No. I中、R3 はH、エピクロロヒドリン、アゼチジニウム基、
エポキシプロピル基またはジメチルアミノヒドロキシプロピル基であり、R4
H、C1 〜4 アルキル、C1 〜4 アルカリール、またはアリールであることがで
きる。R4 はC1 〜4 アルキレンオキシドと縮合された前記基のいずれであって
もよい。
【0137】 R1 は好ましくはブチレンであり、R2 およびR5 は好ましくはエチレンであ
る。R3 は好ましくはエピクロロヒドリンである。R4 は好ましくはHである。 ここで有用なポリアミド−ポリアミン物質は、ジエチレントリアミン、トリエ
チレンテトラアミン、テトラエチレンペンタミン、ジプロピレントリアミンなど
のポリアミンをシュウ酸、コハク酸、グルタル酸、アジピン酸、ジグリコール酸
などのC2 〜C12ジカルボン酸と反応させることによって製造できる。次いで、
このような物質は、例えば、エピクロロヒドリンとの反応によって更に誘導化し
てもよい。このような物質の製造は、1960年2月23日発行のケイムの米国
特許第2,296,116号明細書、1960年2月23日発行のケイムの米国
特許第2,296,154号明細書および1967年7月25日発行のケイムの
米国特許第3,332,901号明細書により詳細に記載されている。
【0138】 ここで使用するのに好ましいポリアミド−ポリアミン剤は、ハーキュレス・イ
ンコーポレーテッドによって商品名キメン(KymeneR )で市販されている。ジエ
チレントリアミンとアジピン酸との反応生成物であるポリアミド−ポリアミンの
エピクロロヒドリン付加物であるキメン557HR およびキメン557LXR
、特に有用である。他の好適な物質は、ハーキュレスによって商品名レテン(Ret
enR )およびデルセッテ(DelsetteR )で市販されているもの、およびサンドズ
によって商品名カータレチン(CartaretinR )で市販されているものである。こ
れらのポリアミド−ポリアミン物質は、例えば、固形分約12.5重量%を含有
する高分子物質の水性懸濁液の形で市販されている。
【0139】 洗剤アミン−ここで使用するのに好適なアミン界面活性剤としては、式
【化7】 〔式中、R1 はC6 〜C12アルキル基であり;nは約2〜約4であり、XはNH
、CONH、COO、またはOから選ばれるブリッジング基であり、またはXは
不在であることができ;R3 およびR4 は個々にH、C1 〜C4 アルキルまたは
(CH2 −CH2 −O(R5 ))(式中、R5 はHまたはメチルである)から選
ばれる〕 に係る洗剤アミンが挙げられる。
【0140】 好ましいアミンとしては、下記のもの R1 −(CH2 2 −NH2 (1) R1 −O−(CH2 3 −NH2 (2) R1 −C(O)−NH−(CH2 3 −N(CH3 2 (3)
【化8】 (式中、R1 はC6 〜C12アルキル基であり、R5 はHまたはCH3 である) が挙げられる。
【0141】 高度に好ましい態様においては、アミンは、式 R1 −C(O)−NH−(CH2 3 −N(CH3 2 (式中、R1 はC8 〜C12アルキルである) によって記載される。
【0142】 特に好ましいアミンとしては、オクチルアミン、ヘキシルアミン、デシルアミ
ン、ドデシルアミン、C8 〜C12ビス(ヒドロキシエチル)アミン、C8 〜C12 ビス(ヒドロキシイソプロピル)アミン、およびC8 〜C12アミド−プロピルジ
メチルアミン、および混合物からなる群から選ばれるものが挙げられる。
【0143】 利用するならば、洗剤アミンは、組成物の約0.1〜約10重量%、好ましく
は約0.5〜約5重量%を占める。
【0144】 第四級アンモニウム界面活性剤−式
【化9】 〔式中、R1 およびR2 は個々にC1 〜C4 アルキル、C1 〜C4 ヒドロキシア
ルキル、ベンジル、および−(C2 4 O)x H(式中、xは約2〜約5の値を
有する)からなる群から選ばれ;Xは陰イオンであり;(1)R3 およびR4
各々C6 〜C14アルキルであるか、(2)R3 はC6 〜C18アルキルであり、R4 はC1 〜C10アルキル、C1 〜C10ヒドロキシアルキル、ベンジル、および−
(C2 4 O)x H(式中、xは2〜5の値を有する)からなる群から選ばれる
〕を有する第四級アンモニウム界面活性剤約1%〜約6%。
【0145】 好ましい第四級アンモニウム界面活性剤は、塩化物、臭化物、およびメチル硫
酸塩である。好ましいモノ長鎖アルキル第四級アンモニウム界面活性剤の例は、
1 、R2 およびR4 が各々メチルであり、R3 がC8 〜C16アルキルであるも
の、またはR3 がC8 〜18アルキルであり、R1 、R2 およびR4 がメチルおよ
びヒドロキシアルキル部分から選ばれるものである。ラウリルトリメチルアンモ
ニウムクロリド、ミリスチルトリメチルアンモニウムクロリド、パルミチルトリ
メチルアンモニウムクロリド、ココナツトリメチルアンモニウムクロリド、ココ
ナツトリメチルアンモニウムメチルサルフェート、ココナツジメチルモノヒドロ
キシエチルアンモニウムクロリド、ココナツジメチルモノヒドロキシエチルアン
モニウムメチルサルフェート、ステリルジメチルモノヒドロキシエチルアンモニ
ウムクロリド、ステリルジメチルモノヒドロキシエチルアンモニウムメチルサル
フェート、ジ−C12〜C14アルキルジメチルアンモニウムクロリド、およびそれ
らの混合物が、特に好ましい。ウィトコから市販されているアドゲン(ADOGEN)
412TM、ラウリルトリメチルアンモニウムクロリドも、好ましい。ラウリルト
リメチルアンモニウムクロリドおよびミリスチルトリメチルアンモニウムクロリ
ドが、一層高度に好ましい。
【0146】 本発明で有用なアルコキシ化第四級アンモニウム(AQA)界面活性剤は、一
般式
【化10】
【化11】 〔式中、R1 は炭素数約8〜約18、好ましくは炭素数10〜約16、最も好ま
しくは炭素数約10〜約14のアルキルまたはアルケニル部分であり;R2 およ
びR3 ′は各々独立に炭素数1〜約3のアルキル基、好ましくはメチルであり;
3 およびR4 は独立に変化でき且つ水素(好ましい)、メチルおよびエチルか
ら選ばれ、X- は電気中性を与えるためのクロリド、ブロミド、メチルサルフェ
ート、サルフェートなどの陰イオンであり;AはC1 〜C4 アルコキシ、特にエ
トキシ(即ち、−CH2 CH2 O−)、プロポキシ、ブトキシおよびそれらの混
合物から選ばれ;式Iの場合にはpは2〜約30、好ましくは2〜約15、最も
好ましくは2〜約8であり;式IIの場合にはpは1〜約30、好ましくは1〜約
4であり、qは1〜約30、好ましくは1〜約4であり、最も好ましくはpとq
との両方とも1である〕 を有する。
【0147】 他の第四級界面活性剤としては、アンモニウム界面活性剤、例えば、アルキル
ジメチルアンモニウムハロゲナイドおよび式 〔R2 (OR3 y 〕〔R4 (OR3 y 2 5 + - 〔式中、R2 は、アルキル鎖中に約8〜約18個の炭素原子を有するアルキルま
たはアルキルベンジル基であり、各R3 は−CH2 CH2 −、−CH2 CH(C
3 )−、−CH2 CH(CH2 OH)−、−CH2 CH2 CH2 −およびそれ
らの混合物からなる群から選ばれ;各R4 はC1 〜C4 アルキル、C1 〜C4
ドロキシアルキル、ベンジル、2個のR4 基を結合することによって形成された
環構造、−CH2 CHOHCHOHCOR6 CHOH−CH2 OH(式中、R6 はヘキソースまたは分子量約1000以下を有するヘキソース重合体)および水
素(yが0ではない時)からなる群から選ばれ;R5 はR4 と同じであるかアル
キル鎖であり、R2 +R5 の炭素原子の合計数は約18以下であり;各yは0〜
約10であり、y値の和は0〜約15であり;Xは相容性陰イオンである〕 を有する界面活性剤が挙げられる。
【0148】 ポリエトキシ化ポリアミン重合体−ここで使用するための別の重合体分散剤と
しては、ポリエトキシ化ポリアミン重合体(PPP)が挙げられる。ここで有用
な好ましいポリエトキシ化ポリアミンは、一般に、ポリアルキレンアミン(PA
A)、ポリアルキレンイミン(PAI)、好ましくはポリエチレンアミン(PE
A)、ポリエチレンイミン(PEI)である。普通のポリアルキレンアミン(P
AA)は、テトラブチレンペンタミンである。PEAは、アンモニアおよび二塩
化エチレンを反応させた後、分留することによって得られる。得られた普通のP
EAは、トリエチレンテトラミン(TETA)およびテトラエチレンペンタミン
(TEPA)である。ペンタミンより高いもの、即ち、ヘキサミン、ヘプタミン
、オクタミンおよび場合によってノナミンの場合には、同時属的に(cogenerica
lly)誘導される混合物は、蒸留によって分離しないらしく且つ他の物質、例えば
、環式アミンおよび特にピペラジンを包含できる。窒素原子が生ずる側鎖を有す
る環式アミンも存在できる。PEAの製法を記載している1957年5月14日
発行のディキンソンの米国特許第2,792,372号明細書参照。
【0149】 ポリエトキシ化ポリアミンは、例えば、エチレンイミンを二酸化炭素、重亜硫
酸ナトリウム、硫酸、過酸化水素、塩酸、酢酸などの触媒の存在下で重合するこ
とによって製造できる。これらのポリアミン主鎖の特定の製法は、1939年1
2月5日発行のウルリッチ等の米国特許第2,182,306号明細書、196
2年5月8日発行のメイル等の米国特許第3,033,746号明細書、194
0年7月16日発行のエッセルマン等の米国特許第2,208,095号明細書
、1957年9月17日発行のクローサーの米国特許第2,806,839号明
細書、および1951年5月21日発行のウィルソンの米国特許第2,553,
696号明細書に開示されている。
【0150】 本発明に有用な任意であるが好ましいポリエトキシ化ポリアミン重合体は、一
般式
【化12】 〔式中、Rは線状または分枝C2 〜C12アルキレン、C3 〜C12ヒドロキシアル
キレン、C4 〜C12ジヒドロキシアルキレン、C8 〜C12ジアルキルアリーレン
、〔(CH2 CH2 O)q CH2 CH2 〕−および−CH2 CH(OH)CH2 O(CH2 CH2 O)q CH2 CH(OH)CH2 〕−(式中、qは約1〜約1
00である)から選ばれ;各R1 は、独立にC1 〜C4 アルキル、C7 〜C12
ルキルアリール、またはAから選ばれ;Aは式
【化13】 (式中、R3 はHまたはC1 〜C3 アルキルから選ばれ、nは約5〜約100で
あり、BはH、C1 〜C4 アルキル、アセチル、またはベンゾイルから選ばれる
)を有し;Xは水溶性陰イオンである〕 のアルコキシ化第四級ジアミンである。
【0151】 好ましい態様においては、RはC4 〜C8 アルキレンから選ばれ、R1 はC1 〜C2 アルキルまたはC2 〜C3 ヒドロキシアルキルから選ばれ、Aは
【化14】 (式中、R3 はHまたはメチルから選ばれ、nは約10〜約50である) である。
【0152】 別の好ましい態様においては、Rは線状または分枝C6 であり、R1 はメチル
であり、R3 はHであり、nは約20〜約50である。
【0153】 本発明で使用できる追加のアルコキシ化第四級ポリアミン分散剤は、一般式
【化15】 〔式中、Rは線状または分枝C2 〜C12アルキレン、C3 〜C12ヒドロキシアル
キレン、C4 〜C12ジヒドロキシアルキレン、C8 〜C12ジアルキルアリーレン
、〔(CH2 CH2 O)q CH2 CH2 〕−および−CH2 CH(OH)CH2 O(CH2 CH2 O)q CH2 CH(OH)CH2 〕−(式中、qは約1〜約1
00である)から選ばれ;存在するならば、各R1 は独立にC1 〜C4 アルキル
、C7 〜C12アルキルアリール、またはAから選ばれ;R1 は若干の窒素上に不
在でもよいが、少なくとも3個の窒素は第四級化しなければならず;Aは式
【化16】 (式中、R3 はHまたはC1 〜C3 アルキルから選ばれ、nは約5〜約100で
あり、BはH、C1 〜C4 アルキル、アセチル、またはベンゾイルから選ばれる
)を有し;mは約0〜約4であり、Xは水溶性陰イオンである〕 を有する。
【0154】 好ましい態様においては、RはC4 〜C8 アルキレンから選ばれ、R1 はC1 〜C2 アルキルまたはC2 〜C3 ヒドロキシアルキルから選ばれ、Aは
【化17】 (式中、R3 はHまたはメチルから選ばれ、nは約10〜約50である) であり;mは1である。
【0155】 別の好ましい態様においては、Rは線状または分枝C6 であり、R1 はメチル
であり、R3 はHであり、nは約20〜約50であり、mは1である。
【0156】 これらのポリエトキシ化ポリアミン重合体の使用量は、約0.1〜約10重量
%、典型的には約0.4〜約5重量%であることができる。これらのポリエトキ
シ化ポリアミン重合体は、米国特許第4,664,848号明細書に略述の方法
、または当業者に既知の他の方法に従って合成できる。
【0157】 陰イオン界面活性剤−陰イオン界面活性剤成分は、アルキルポリエトキシレー
トサルフェートを含有し且つ他の非石鹸陰イオン界面活性剤またはそれらの混合
物を含有してもよい。
【0158】 一般に、ここで有用な陰イオン界面活性剤は、1981年8月25日発行のバ
ラット等の米国特許第4,285,841号明細書および1975年12月30
日発行のローリン等の米国特許第3,919,678号明細書(両方ともここに
参考文献として編入)に開示されている。
【0159】 有用な陰イオン界面活性剤としては、分子構造中に炭素数約10〜約20のア
ルキル基およびスルホン酸エステル基または硫酸エステル基を有する有機硫酸反
応生成物の水溶性塩、特にアルカリ金属塩、アンモニウム塩およびアルキロール
アンモニウム塩(例えば、モノエタノールアンモニウム塩またはトリエタノール
アンモニウム塩)が挙げられる(「アルキル」なる用語にはアリール基のアルキ
ル部分が包含される)。この群の合成界面活性剤の例は、アルキルサルフェート
、特にタローまたはヤシ油のグリセリドを還元することにより生成されたものな
どの高級アルコール(C8 〜C18炭素原子)を硫酸化することによって得られる
ものである。アルキル中の炭素原子の平均数が約11〜13である線状直鎖アル
キルベンゼンスルホネート、略称C11〜C13LASが、特に価値がある。
【0160】 本発明の他の陰イオン界面活性剤は、1分子当たり約1〜約4単位のエチレン
オキシドを含有し且つアルキル基中に約8〜約12個の炭素原子を有するアルキ
ルフェノールエチレンオキシドエーテル硫酸の水溶性塩である。
【0161】 ここで有用な他の陰イオン界面活性剤としては、脂肪酸基中に約6〜20個の
炭素原子を有し且つエステル基中に約1〜10個の炭素原子を有するα−スルホ
ン化脂肪酸のエステルの水溶性塩;アシル基中に約2〜9個の炭素原子を有し且
つアルカン部分中に約9〜約23個の炭素原子を有する2−アシルオキシアルカ
ン−1−スルホン酸の水溶性塩;約12〜24個の炭素原子を有するオレフィン
スルホン酸の水溶性塩;およびアルキル基中に約1〜3個の炭素原子を有し且つ
アルカン部分中に約8〜20個の炭素原子を有するβ−アルキルオキシアルカン
スルホネートが挙げられる。
【0162】 ここで有用なアルキルポリエトキシレートサルフェートは、式 RO(C2 4 O)x SO3 - + (式中、Rは炭素数約10〜約22の飽和または不飽和アルキル鎖であり、Mは
化合物を水溶性にさせる陽イオン、特にアルカリ金属、アンモニウムまたは置換
アンモニウム陽イオンであり、xは平均約0.5〜約15である) を有する。
【0163】 好ましいアルキルサルフェート界面活性剤は、非エトキシ化C12〜15第一級お
よび第二級アルキルサルフェートである。冷水洗浄条件下、即ち約65°F (1
8.3℃)以下で、このようなエトキシ化アルキルサルフェートと非エトキシ化
アルキルサルフェートとの混合物があることが好ましい。
【0164】 脂肪酸−更に、本発明の陰イオン界面活性剤成分は、脂肪酸からなる。これら
としては、天然源から得られるか合成的に製造される飽和および/または不飽和
脂肪酸が挙げられる。脂肪酸の例としては、カプリン酸、ラウリン酸、ミリスチ
ン酸、パルミチン酸、ステアリン酸、アラキン酸およびベヘン酸が挙げられる。
他の脂肪酸としては、パルミトレイン酸、オレイン酸、リノール酸、リノレン酸
およびリシノール酸が挙げられる。
【0165】 非イオン洗剤界面活性剤−好適な非イオン洗剤界面活性剤は、一般に、197
5年12月30日発行のローリン等の米国特許第3,929,678号明細書お
よび1981年8月25日発行のバラット等の米国特許第4,285,841号
明細書に開示されている。有用な非イオン界面活性剤の例示の非限定種類として
は、EO約1〜22を有するC8 〜C18アルキルエトキシレート(「AE」)、
例えば、いわゆる狭いピーク化アルキルエトキシレートおよびC6 〜C12アルキ
ルフェノールアルコキシレート(特にエトキシレートおよび混合エトキシ/プロ
ポキシ)、アルキルジアルキルアミンオキシド、アルカノイルグルコースアミド
、およびそれらの混合物が挙げられる。
【0166】 非イオン界面活性剤を使用するならば、本発明の組成物は、好ましくは、非イ
オン界面活性剤約10重量%まで、好ましくは0〜約5重量%、より好ましくは
0〜約3重量%を含有するであろう。式 R(OC2 4 n OH(式中、Rは
炭素数約8〜約15の脂肪族炭化水素基およびアルキル基が約8〜約12個の炭
素原子を有し且つnの平均値が約5〜約15であるアルキルフェニル基からなる
群から選ばれる)のエトキシ化アルコールおよびエトキシ化アルキルフェノール
が、好ましい。これらの界面活性剤は、1981年8月18日発行のレイクヒム
等の米国特許第4,284,532号明細書により十分に記載されている。アル
コール中に平均約10〜約15個の炭素原子を有し且つアルコール1モル当たり
約6〜約12モルのエチレンオキシドの平均エトキシ化度を有するエトキシ化ア
ルコールが、特に好ましい。
【0167】 ここで使用するための他の非イオン界面活性剤としては、以下のものが挙げら
れる。
【0168】 アルキルフェノールのポリエチレンオキシド縮合物、ポリプロピレンオキシド
縮合物およびポリブチレンオキシド縮合物。一般に、ポリエチレンオキシド縮合
物が、好ましい。これらの化合物としては、直鎖または分枝鎖配置のいずれかに
約6〜約12個の炭素原子を有するアルキル基を有するアルキルフェノールとア
ルキレンオキシドとの縮合物が挙げられる。好ましい態様においては、エチレン
オキシドは、アルキルフェノール1モル当たり約5〜約25モルに等しい量で存
在する。この種の市販の非イオン界面活性剤としては、GAFコーポレーション
によって市販されているイゲパール(IgepalR )CO−630、ローム・エンド
・ハース・カンパニーによって市販されているトリトン(TritonR )X−45、
X−114、X−100、およびX−102が挙げられる。これらの化合物は、
通常、アルキルフェノールアルコキシレート(例えば、アルキルフェノールエト
キシレート)と称する。
【0169】 脂肪族アルコールとエチレンオキシド約1〜約25モルとの縮合物。脂肪族ア
ルコールのアルキル鎖は、直鎖または分枝第一級または第二級であることができ
、一般に、約8〜約22個の炭素原子を有する。炭素数約10〜約20のアルキ
ル基を有するアルコールとアルコール1モル当たり約2〜約18モルのエチレン
オキシドとの縮合物が、特に好ましい。この種の市販の非イオン界面活性剤の例
としては、ユニオン・カーバイド・コーポレーションによって市販されているタ
ージトール(TergitolR )15−S−9(C11〜C15線状第二級アルコールとエ
チレンオキシド9モルとの縮合物)、タージトールR 24−L−6NMW(狭い
分子量分布を有するC12〜C14第一級アルコールとエチレンオキシド6モルとの
縮合物);シェル・ケミカル・カンパニーによって市販されているネオドール(
NeodolR )45−9(C14〜C15線状アルコールとエチレンオキシド9モルとの
縮合物)、ネオドールR 23−6.5(C12〜C13線状アルコールとエチレンオ
キシド6.5モルとの縮合物)、ネオドールR 45−7(C14〜C15線状アルコ
ールとエチレンオキシド7モルとの縮合物)、ネオドールR 45−4(C14〜C15 線状アルコールとエチレンオキシド4モルとの縮合物)、およびザ・プロクタ
ー・エンド・ギャンブル・カンパニーによって市販されているキロ(KyroR )E
OB(C13〜C15アルコールとエチレンオキシド9モルとの縮合物)が挙げられ
る。他の市販の非イオン界面活性剤としては、シェル・ケミカル・カンパニーに
よって市販されているドバノール(Dobanol)91−8R およびヘキストによって
市販されているゲナポール(Genapol)UD−080R が挙げられる。このカテゴ
リーの非イオン界面活性剤は、一般に、「アルキルエトキシレート」と称する。
【0170】 プロピレンオキシドとプロピレングリコールとの縮合によって生成された疎水
性ベースとエチレンオキシドとの縮合物。これらの化合物の疎水部分は、好まし
くは、分子量約1500〜約1800を有し、水不溶性を示す。この疎水部分へ
のポリオキシエチレン部分の付加は、全体として分子の水溶性を増大する傾向が
あり且つ生成物の液体特性は、ポリオキシエチレン含量が縮合物の全重量の約5
0%(約40モルまでのエチレンオキシドとの縮合に対応)である点まで保持さ
れる。この種の化合物の例としては、BASFによって市販されている商業上入
手可能なプルロニック(PluronicR )界面活性剤の或るものが挙げられる。
【0171】 プロピレンオキシドとエチレンジアミンとの反応から生ずる生成物とエチレン
オキシドとの縮合物。これらの生成物の疎水部分は、エチレンジアミンと過剰の
プロピレンオキシドとの反応生成物からなり、一般に、分子量約2500〜約3
000を有する。この疎水部分は、縮合物がポリオキシエチレン約40〜約80
重量%を含有し且つ分子量約5,000〜約11,000を有する程度までエチ
レンオキシドと縮合する。この種の非イオン界面活性剤の例としては、BASF
によって市販されている商業上入手可能なテトロニック(TetronicR )化合物の
或るものが挙げられる。
【0172】 半極性非イオン界面活性剤は特殊なカテゴリーの非イオン界面活性剤であり、
その例としては、炭素数約10〜約18のアルキル部分1個および炭素数約1〜
約3のアルキル基およびヒドロキシアルキル基からなる群から選ばれる部分2個
を含有する水溶性アミンオキシド;炭素数約10〜約18のアルキル部分1個お
よび炭素数約1〜約3のアルキル基およびヒドロキシアルキル基からなる群から
選ばれる部分2個を含有する水溶性ホスフィンオキシド;および炭素数約10〜
約18のアルキル部分1個および炭素数約1〜約3のアルキルおよびヒドロキシ
アルキル部分からなる群から選ばれる部分1個を含有する水溶性スルホキシドが
挙げられる。
【0173】 半極性非イオン洗剤界面活性剤としては、式
【化18】 (式中、R3 は炭素数約8〜約22のアルキル、ヒドロキシアルキル、またはア
ルキルフェニル基またはそれらの混合物であり;R4 は炭素数約2〜約3のアル
キレンまたはヒドロキシアルキレン基またはそれらの混合物であり;xは0〜約
3であり;各R5 は炭素数約1〜約3のアルキルまたはヒドロキシアルキル基ま
たは約1〜約3個のエチレンオキシド基を含有するポリエチレンオキシド基であ
る) を有するアミンオキシド界面活性剤が挙げられる。R5 基は、例えば、酸素また
は窒素原子を通して互いに結合して環構造を形成することができる。
【0174】 これらのアミンオキシド界面活性剤としては、特にC10〜C18アルキルジメチ
ルアミンオキシドおよびC8 〜C12アルコキシエチルジヒドロキシエチルアミン
オキシドが挙げられる。
【0175】 炭素数約6〜約30、好ましくは炭素数約10〜約16の疎水基および約1.
3〜約10、好ましくは約1.3〜約3、最も好ましくは約1.3〜約2.7個
の糖単位を含有する多糖(例えば、ポリグリコシド)親水基を有する1986年
1月21日発行のレナドの米国特許第4,565,647号明細書に開示のアル
キル多糖類。炭素数5または6のいかなる還元糖も、使用でき、例えば、グルコ
シル部分の代わりにグルコース、ガラクトースおよびガラクトシル部分が、使用
できる(場合によって、疎水基は、2位、3位、4位などで結合して、グルコシ
ドまたはガラクトシドに対立するものとしてグルコースまたはガラクトースを与
える)。糖間結合は、例えば、追加の糖単位の1位と前の糖単位上の2位、3位
、4位および/または6位との間にあることができる。
【0176】 場合によって、それ程望ましくないが、疎水部分と多糖部分とを結合するポリ
アルキレンオキシド鎖があることができる。好ましいアルキレンオキシドは、エ
チレンオキシドである。典型的疎水基としては、炭素数約8〜約18、好ましく
は約10〜約16の飽和または不飽和分枝または非分枝アルキル基が挙げられる
。好ましくは、アルキル基は、直鎖飽和アルキル基である。アルキル基は、約3
個までのヒドロキシ基を含有することができ且つ/またはポリアルキレンオキシ
ド鎖は、約10個まで、好ましくは5個未満のアルキレンオキシド部分を含有す
ることができる。好適なアルキル多糖類は、オクチル、ノニル、デシル、ウンデ
シルドデシル、トリデシル、テトラデシル、ペンタデシル、ヘキサデシル、ヘプ
タデシル、およびオクタデシル、ジ−、トリ−、テトラ−、ペンタ−、およびヘ
キサグルコシド、ガラクトシド、ラクトシド、グルコース、フルクトシド、フル
クトースおよび/またはガラクトースである。好適な混合物としては、ココナツ
アルキル、ジ−、トリ−、テトラ−、およびペンタグルコシドおよびタローアル
キルテトラ−、ペンタ−、およびヘキサ−グルコシドが挙げられる。
【0177】 好ましいアルキルポリグリコシドは、式 R2 O(Cn 2nO)t (グリコシル)x (式中、R2 はアルキル、アルキルフェニル、ヒドロキシルアルキル、ヒドロキ
シルアルキルフェニル、およびそれらの混合物からなる群から選ばれ、そしてア
ルキル基は約10〜約18個、好ましくは約12〜約14個の炭素原子を有し;
nは2または3、好ましくは2であり;tは0〜約10、好ましくは0であり;
xは約1.3〜約10,好ましくは約1.3〜約3、最も好ましくは約1.3〜
約2.7である) を有する。グリコシルは、好ましくはグルコースに由来する。これらの化合物を
生成するために、先ず、アルコールまたはアルキルポリエトキシアルコールを生
成し、次いで、グルコースまたはグルコース源と反応させて、グルコシド(1位
で結合)を生成する。次いで、追加のグリコシル単位は、それらの1位と前のグ
リコシル単位の2位、3位、4位および/または6位、好ましくは主として2位
との間で結合できる。
【0178】 式
【化19】 〔式中、R6 は炭素数約7〜約21(好ましくは約9〜約17)のアルキル基で
あり、各R7 は水素、C1 〜C4 アルキル、C1 〜C4 ヒドロキシアルキル、お
よび−(C2 4 O)x H(式中、xは約1〜約3)からなる群から選ばれる〕
を有する脂肪酸アミド界面活性剤。
【0179】 好ましいアミドは、C8 〜C20アンモニアアミド、モノエタノールアミド、ジ
エタノールアミド、およびイソプロパノールアミドである。
【0180】 陽イオン界面活性剤/両性界面活性剤−非第四級陽イオン洗剤界面活性剤も、
本発明の洗剤組成物に配合できる。ここで有用な陽イオン界面活性剤は、198
0年10月14日発行のキャンブレの米国特許第4,228,044号明細書に
記載されている。
【0181】 両性界面活性剤は、本発明の洗剤組成物に配合できる。これらの界面活性剤は
、脂肪族基が直鎖または分枝鎖であることができる第二級または第三級アミンの
脂肪族誘導体、または複素環式第二級および第三級アミンの脂肪族誘導体と広く
記載できる。脂肪族置換基の1つは、少なくとも約8個の炭素原子、典型的には
約8〜約18個の炭素原子を有し且つ少なくとも1つは陰イオン水溶化基、例え
ば、カルボキシ、スルホネート、サルフェートを含有する。両性界面活性剤の例
に関しては、1975年12月30日発行のローリン等への米国特許第3,92
9,678号明細書第19欄第18行〜第35行参照。好ましい両性界面活性剤
としては、C12〜C18アルキルエトキシレート(「AE」)、例えば、いわゆる
狭いピーク化アルキルエトキシレートおよびC6 〜C12アルキルフェノールアル
コキシレート(特にエトキシレートおよび混合エトキシ/プロポキシ)、C12
18ベタインおよびスルホベタイン(「スルタイン」)、C10〜C18アミンオキ
シド、およびそれらの混合物が挙げられる。
【0182】 ポリヒドロキシ脂肪酸アミド界面活性剤−本発明の洗剤組成物は、ポリヒドロ
キシ脂肪酸アミド界面活性剤も含有してもよい。ポリヒドロキシ脂肪酸アミド界
面活性剤成分は、構造式
【化20】 〔式中、R1 はH、C1 〜C4 ヒドロカルビル、2−ヒドロキシエチル、2−ヒ
ドロキシプロピル、またはそれらの混合物、好ましくはC1 〜C4 アルキル、よ
り好ましくはC1 またはC2 アルキル、最も好ましくはC1 アルキル(即ち、メ
チル)であり;R2 はC5 〜C31ヒドロカルビル、好ましくは直鎖C7 〜C19
ルキルまたはアルケニル、より好ましくは直鎖C9 〜C17アルキルまたはアルケ
ニル、最も好ましくは直鎖C11〜C15アルキルまたはアルケニル、またはそれら
の混合物であり;Zは鎖に直結された少なくとも3個のヒドロキシルを有する線
状ヒドロカルビル鎖を有するポリヒドロキシヒドロカルビルまたはそのアルコキ
シ化誘導体(好ましくはエトキシ化またはプロポキシ化)である〕 の化合物からなる。Zは、好ましくは還元アミノ化反応において還元糖から誘導
されるであろうし;より好ましくはZはグリシチルであろう。好適な還元糖とし
ては、グルコース、フルクトース、マルトース、ラクトース、ガラクトース、マ
ンノース、およびキシロースが挙げられる。原料として、高デキストロースコー
ンシロップ、高フルクトースコーンシロップ、および高マルトースコーンシロッ
プが前記の個々の糖類と同様に利用できる。これらのコーンシロップは、Z用糖
成分のミックスを調製することがある。他の好適な原料を決して排除しようとは
しないことを理解すべきである。Zは、好ましくは−CH2 −(CHOH)n
CH2 OH、−CH(CH2 OH)−(CHOH)n-1 −CH2 OH、−CH2 −(CHOH)2 (CHOR′)(CHOH)−CH2 OH、およびそれらのア
ルコキシ化誘導体(式中、nは3〜5の整数であり、R′はHまたは環式または
脂肪族単糖である)からなる群から選ばれるであろう。nが4であるグリシチル
、特に−CH2 −(CHOH)4 −CH2 OHが、最も好ましい。
【0183】 R1 は、例えば、N−メチル、N−エチル、N−プロピル、N−イソプロピル
、N−ブチル、N−2−ヒドロキシエチル、またはN−2−ヒドロキシプロピル
であることができる。
【0184】 R2 −CO−N<は、例えば、ココアミド、ステアロアミド、オレオアミド、
ラウリンアミド、ミリストアミド、カプリンアミド、パルミトアミド、タローア
ミドなどであることができる。
【0185】 Zは、1−デオキシグルシチル、2−デオキシフルクチチル、1−デオキシマ
ルチチル、1−デオキシラクチチル、1−デオキシガラクチチル、1−デオキシ
マンニチル、1−デオキシマルトトリオチチルなどであることができる。
【0186】 ポリヒドロキシ脂肪酸アミドの製法は、技術上既知である。一般に、それらは
、アルキルアミンを還元アミノ化反応において還元糖と反応させて対応N−アル
キルポリヒドロキシアミンを生成し、次いで、N−アルキルポリヒドロキシアミ
ンを縮合/アミド化工程において脂肪脂肪族エステルまたはトリグリセリドと反
応させてN−アルキル−N−ポリヒドロキシ脂肪酸アミド生成物を生成すること
によって製造できる。ポリヒドロキシ脂肪酸アミドを含有する組成物の製法は、
例えば、トーマス・ヘッドレー・エンド・カンパニー・リミテッドによる195
9年2月18日公開の英国特許第809,060号明細書、E.R.ウィルソン
に1960年12月20日発行の米国特許第2,965,576号明細書、19
55年3月8日発行のアントニー・エム・シュワルツの米国特許第2,703,
798号明細書、およびピゴットに1934年12月25日発行の米国特許第1
,985,424号明細書(それらの各々をここに参考文献として編入)に開示
されている。
【0187】B.粒状および/または粉末洗濯洗剤組成物 粒状および/または粉末洗濯洗剤組成物は、好ましくは、本発明の粒状固体に
加えて、ここに記載のような1種以上のクリーニング補助物質を含む。
【0188】クリーニング補助物質 前記のような本発明の洗濯洗剤組成物は、場合によって、本発明の粒状固体に
加えて、後述のクリーニング補助物質を包含してもよい。
【0189】 生分解性分枝界面活性剤 本発明は、少なくとも1種の生分解性分枝および/または結晶化度分裂および
/または中鎖分枝界面活性剤または界面活性剤混合物を含む重要な態様を包含す
る。「生分解性分枝」および/または「結晶化度分裂」および/または「中鎖分
枝」(以下で使用する頭文字語「MCB」)なる用語は、このような界面活性剤
または界面活性剤混合物が適度に非線状の疎水基を有する界面活性剤分子の存在
によって特徴づけられることを示す。より特に、界面活性剤疎水基は、一方で、
完全には線状ではなく、許容できない生分解を生ずるであろう程度には分枝でも
ない。好ましい生分解性分枝界面活性剤は、分枝または非分枝のいずれにせよ、
既知の市販のLAS、ABS、エキサル(Exxal)、リアール(Lial)などの種類
とは異なる。生分解性分枝物質は、特に位置決めされた軽い分枝、例えば、疎水
基中の約1〜約3個のメチルおよび/またはエチルおよび/またはプロピルおよ
び/またはブチル分枝を含む〔分枝は界面活性剤頭基から遠く配置される(好ま
しくは疎水基の中央に向けて)〕。典型的には、1〜3個のこのような分枝、好
ましくは1個のみの分枝は、単一疎水基上に存在できる。このような生分解性分
枝界面活性剤は、排他的に線状脂肪族疎水基を有することができ、または疎水基
は、脂環式または芳香族置換を包含できる。普通の線状アルキルサルフェート、
線状アルキルポリ(アルコキシレート)および直鎖アルキルベンゼンスルホネー
ト界面活性剤のMCB類似体が高度に好ましい(前記界面活性剤は中鎖C1 〜C4 分枝C8 〜C18アルキルサルフェート、中鎖C1 〜C4 分枝C8 〜C18アルキ
ルエトキシ化、プロポキシ化またはブトキシ化アルコール、中鎖C1 〜C4 分枝
8 〜C18アルキルエトキシサルフェート、中鎖C1 〜C4 分枝C8 〜C16アル
キルベンゼンスルホネートおよびそれらの混合物から適宜選ばれる)。陰イオン
界面活性剤である時には、界面活性剤は、一般に、酸または塩、例えば、ナトリ
ウム形、カリウム形、アンモニウム形または置換アンモニウム形であることがで
きる。生分解性分枝界面活性剤は、冷水中でのクリーニング性能および/または
有用性および/または水硬度に対する抵抗性および/または利用の経済性の実質
的な改善を提供する。このような界面活性剤は、一般に、既知の種類の界面活性
剤、例えば、陰イオン界面活性剤、非イオン界面活性剤、陽イオン界面活性剤ま
たは双性界面活性剤に属すことができる。生分解性分枝界面活性剤は、プロクタ
ー・エンド・ギャンブル、シェル、およびサゾルの方法によって合成する。これ
らの界面活性剤は、1998年6月4日公開のWO第98/23712A号明細
書、1997年10月23日公開のWO第97/38957A号明細書、199
7年10月23日公開のWO第97/38956A号明細書、1997年10月
23日公開のWO第97/39091A号明細書、1997年10月23日公開
のWO第97/39089A号明細書、1997年10月23日公開のWO第9
7/39088A号明細書、1997年10月23日公開のWO第97/390
87A1号明細書、1997年10月23日公開のWO第97/38972A号
明細書、1998年6月4日公開のシェルのWO第98/23566A号明細書
、サゾルの技術社報、およびプロクター・エンド・ギャンブルに譲渡された下記
の係属特許出願により十分に記載されている。
【0190】 ここで好ましい生分解性分枝界面活性剤としては、より詳細には、下記の文献
に開示のようなMCB界面活性剤が挙げられる。
【0191】 1998年6月4日公開のWO第98/23712A号明細書は、式(1) CH3 CH2 (CH2 w C(R)H(CH2 x C(R1 )H(CH2 y
(R2 )H(CH2 z (EO/PO)m OH(1)〔式中、この式の分枝第一
級アルキル部分(R、R1 、およびR2 分枝を含めるがEO/POアルコキシ部
分中の炭素原子を含めない)中の炭素原子の合計数は好ましくは14〜20であ
り且つ更にこの界面活性剤混合物の場合にはMCB第一級アルキル疎水部分中の
炭素原子の平均合計数は好ましくは14.5〜17.5、より好ましくは15〜
17であり;R、R1 、およびR2 は各々独立に水素および炭素数1〜3のアル
キル(好ましくはメチル)から選ばれ、但しR、R1 、およびR2 はすべては水
素ではなく、zが1である時には、少なくともRまたはR1 は水素ではなく;w
は0〜13の整数であり;xは0〜13の整数であり;yは0〜13の整数であ
り;zは少なくとも1の整数であり;w+x+y+zは8〜14であり;EO/
POはアルコキシ部分(好ましくはエトキシ、プロポキシおよび混合エトキシ/
プロポキシ基から選ばれる)であり、mは少なくとも1、好ましくは3〜30、
より好ましくは5〜20、最も好ましくは5〜15である〕 のMCB第一級アルキルポリオキシアルキレンを含めてMCB非イオン界面活性
剤の開示を包含する。このようなMCB非イオン界面活性剤は、或いは、ブチレ
ンオキシド誘導部分を包含でき且つ−OH部分は通常の非イオン界面活性剤の場
合に使用されている周知の末端キャッピング部分のいずれかで置換できる。
【0192】 1997年10月23日公開のWO第97/38957A号明細書は、(A)
式 RCH=CH2 およびR1 CH=CH2 のα−オレフィンを二量化して式
R(CH2 2 −C(R1 )=CH2 およびR1 (CH2 2 −C(R)=CH2 のオレフィンを生成し、(B)(i )オレフィンを異性化し、次いで、それら
をオキソ条件下で一酸化炭素/水素と反応させ、または(ii)工程(A)からの
オレフィンをオキソ条件下でCO/H2 と直接反応させることからなる式 R−
CH2 CH2 CH(Me)CH−R1 −CH2 OH(I)およびHOCH2 −R
−CH2 −CH2 −CH(Me)−R′(II)の中鎖から近中鎖の分枝アルコー
ルの開示を包含する。前記式中、R、R1 は炭素数3〜7の線状アルキルである
。また、WO第97/38957A号明細書は、(I)または(II)を硫酸化す
ることによるMCBアルキルサルフェート界面活性剤の製造、(ii)エトキシ化
し、次いで、(I)または(II)を硫酸化することからなるMCBアルキルエト
キシサルフェートの生成、(iii)(I)または(II)またはそれらのアルデヒド
中間体を酸化することからなるMCBアルキルカルボキシレート界面活性剤の生
成および(iv)供給原料として分枝アルキルカルボキシレートを使用してのMC
Bアシルタウレート、MCBアシルイセチオネート、MCBアシルサルコシネー
トまたはMCBアシルN−メチルグルカミド界面活性剤の生成を開示している。
【0193】 1997年10月23日公開のWO第97/38956A号明細書は、(a)
一酸化炭素と水素との混合物を調製し、(b)この混合物を触媒の存在下でフィ
ッシャー−トロプシュ条件下で反応させて記載のオレフィンを含む炭化水素混合
物を調製し、(c)オレフィンを炭化水素混合物から分離することによって行わ
れる中鎖から近中鎖の分枝α−オレフィンの生成を開示している。更に、WO第
97/38956A号明細書は、記載のオレフィンをオキソ条件下でCO/H2 と反応させることによる中鎖から近中鎖の分枝アルコールの生成を開示している
。これらのアルコールは、(1)アルコールを硫酸化することによってMCBサ
ルフェート界面活性剤を生成するために、(2)アルコールをエトキシ化し、次
いで、硫酸化することによってMCBアルキルエトキシサルフェートを生成する
ために、または(3)アルコールまたはそれらのアルデヒド中間体を酸化するこ
とによって分枝アルキルカルボキシレート界面活性剤を生成するために使用でき
る。生成される分枝カルボキシレートは、分枝アシルタウレート、アシルイセチ
オネート、アシルサルコシネートまたはアシルN−メチルグルカミド界面活性剤
などを生成するために供給原料として使用できる。
【0194】 1997年10月23日公開のWO第97/39091A号明細書は、式(I
)A−X−B(I)〔式中、Aは(i )炭素数8〜21のX−B部分に結合され
た最長線状C鎖、(ii)この最長線状鎖から分枝する炭素数1〜3の1以上のア
ルキル部分、(iii)CH2 B部分に結合されたC1からω−2炭素(末端C−2
C)まで数えて2位のCの範囲内の位置で最長線状C鎖のCに直結された分枝ア
ルキル部分の少なくとも1つを有し且つ(iv)界面活性剤組成物がA−X部分中
のC原子の平均合計数14.5〜17.5(特に15〜17)を有する炭素数9
〜22(特に12〜18)のMCBアルキル疎水基であり、Bは親水性(界面活
性剤頭基)部分(好ましくはサルフェート、スルホネート、ポリオキシアルキレ
ン(特にポリオキシエチレンまたはポリオキシプロピレン)、アルコキシ化サル
フェート、ポリヒドロキシ部分、リン酸エステル、グリセロールスルホネート、
ポリグルコネート、ポリリン酸エステル、ホスホネート、スルホスクシネート、
スルホスクシネート、ポリアルコキシ化カルボキシレート、グルカミド、タウリ
ネート、サルコシネート、グリシネート、イセチオネート、モノ/ジ−アルカノ
ール−アミド、モノアルカノールアミドサルフェート、ジグリコール−アミドお
よびそれらのサルフェート、グリセリルエステルおよびそれらのサルフェート、
グリセロールエーテルおよびそれらのサルフェート、ポリグリセロールエーテル
およびそれらのサルフェート、ソルビタンエステル、ポリアルコキシ化ソルビタ
ンエステル、アンモニオ−アルカン−スルホネート、アミドプロピルベタイン、
アルキル化第四級化物、アルキル化/ポリヒドロキシアルキル化(オキシプロピ
ル)第四級化物、イミダゾリン、2−イルスクシネート、スルホン化アルキルエ
ステルおよびスルホン化脂肪酸から選ばれる)であり、Xは−CH2 −または−
C(O)−である〕のアルキル長鎖MCB界面活性剤少なくとも0.5重量%(
特に5重量%、より特に10重量%、最も特に20重量%)を含む洗剤界面活性
剤組成物の開示を包含する。また、WO第97/39091A号明細書は、(a
)洗剤界面活性剤(I)0.001〜99%、および(b)補助成分1〜99.
999%を含む洗濯洗剤または他のクリーニング組成物を開示している。
【0195】 1997年10月23日公開のWO第97/39089A号明細書は、(a)
界面活性剤系の一部分として式(I)の中鎖分枝界面活性剤0.1〜50重量%
(特に1〜40重量%)、(b)界面活性剤系の他の部分として1種以上の補助
界面活性剤0.1〜50重量%、(c)溶媒1〜99.7重量%、および(d)
補助成分0.1〜75重量%を含む液体クリーニング組成物の開示を包含する。
式(I)は、A−CH2 −B〔式中、Aは(i )炭素数8〜21のX−B部分に
結合された最長線状C鎖、(ii)この最長線状鎖から分枝する炭素数1〜3の1
以上のアルキル部分、(iii)CH2 B部分に結合された炭素No. 1からω−2炭
素(末端C−2C)を数えて2位のCの範囲内の位置で最長線状C鎖のCに直結
された分枝アルキル部分の少なくとも1つを有し且つ(iv)界面活性剤組成物が
A−X部分中のC原子の平均合計数14.5〜17.5(特に15〜17)を有
する炭素数9〜22(特に12〜18)のMCBアルキル疎水基であり、Bはサ
ルフェート、ポリオキシアルキレン(特にポリオキシエチレンおよびポリオキシ
プロピレン)およびアルコキシ化サルフェートから選ばれる親水性部分である〕
である。
【0196】 1997年10月23日公開のWO第97/39088A号明細書は、式(I
)CH3 CH2 (CH)w CHR(CH2 x CHR1 (CH2 y CHR2
CH2 z OSO3 M(I)〔式中、化合物(I)中の炭素原子の合計数(R、
1 、およびR2 を含めて)は好ましくは14〜20であり且つ分枝アルキル部
分中の炭素原子の合計数は好ましくは14.5〜17.5(好ましくは15〜1
7)であり;R、R1 、およびR2 はHおよび炭素数1〜3のアルキル(好まし
くはMe)から選ばれ、但しR、R1 およびR2 はすべてはHではなく、zが1
である時には、少なくともRまたはR1 は水素ではなく;Mは陽イオン(特にN
a、K、Ca、Mg、式 N+ 3 4 5 6 (II)の第四級アルキルアンモ
ニウムから選ばれる)であり;Mは特にNaおよび/またはKであり;R3 、R4 、R5 、R6 はH、炭素数1〜22のアルキレン、炭素数4〜22の分枝アル
キレン、炭素数1〜6のアルカノール、炭素数1〜22のアルケニレンおよび/
または炭素数4〜22の分枝アルケニレンから選ばれ;w、x、yは0〜13で
あり;zは少なくとも1であり;w+x+y+zは8〜14である〕 の1種以上のMCB第一級アルキルアルコキシ化サルフェート0.001〜10
0%を含むことを特徴とする界面活性剤組成物の開示を包含する。また、WO第
97/39088A号明細書は、(1)前記のような式(I)の分枝第一級アル
キルサルフェートの混合物を含む界面活性剤組成物(Mは水溶性陽イオンであり
;R2 が炭素数1〜3のアルキルである時には、z=1を有する界面活性剤対z
=2以上を有する界面活性剤の比率は好ましくは少なくとも1:1(最も特に1
:100)である);(2)(a)式(III)および/または(IV) CH3 (CH2 a CH(CH3 )(CH2 b CH2 OSO3 M(III) CH3 (CH2 d CH(CH3 )(CH2 e CH(CH3 )CH2 OSO3 M(IV)(式中、a、b、dおよびeは整数であり、好ましくはa+bは10〜
16であり、d+eは8〜14であり、a+b=10である時には、aは2〜9
であり、bは1〜8であり;a+b=11である時には、aは2〜10であり、
bは1〜9であり;a+b=12である時には、aは2〜11であり、bは1〜
10であり;a+b=13である時には、aは2〜12であり、bは1〜11で
あり;a+b=14である時には、aは2〜13であり、bは1〜12であり;
a+b=15である時には、aは2〜14であり、bは1〜13であり;a+b
=16である時には、aは2〜14であり、bは1〜14であり;d+e=8で
ある時には、dは2〜7であり、eは1〜6であり;d+e=9である時には、
dは2〜8であり、eは1〜7であり;d+e=10である時には、dは2〜9
であり、eは1〜8であり;d+e=11である時には、dは2〜10であり、
eは1〜9であり;d+e=12である時には、dは2〜11であり、eは1〜
10であり;d+e=13である時には、dは2〜12であり、eは1〜11で
あり;d+e=14である時には、dは2〜13であり、eは1〜12である)
MCB第一級アルキルアルコキシ化サルフェート0.001〜99%および(b
)洗剤補助剤1〜99.99重量%を含む洗剤組成物;(3)式(V) CH3 CH2 (CH2 x CHR1 (CH2 y CHR2 (CH2 z OSO3 M(V)(式中、x、yは0〜12であり;zは少なくとも2であり;x+y+
zは11〜14であり;R1 およびR2 は両方ともにはHではなく;R1 および
2 の一方がHである時には、他方はMeであり、x+y+zは12または13
ではなく、R1 がHであり且つR2 がMeである時には、z=3である時にはx
+yは11ではなく、z=5である時にはx+yは9ではない) の中鎖分枝第一級アルキルサルフェート界面活性剤;(4)式(III)のアルキル
サルフェート(式中、aおよびbは整数であり、a=b=12または13、a=
2〜11、b=1〜10であり、MはNa、Kおよび場合によって置換されたア
ンモニウムである);(5)式(IV)のアルキルサルフェート(式中、dおよび
eは整数であり、d=eは10または11であり、d=eが10である時には、
d=2〜9、e=1〜8であり;d=e=11である時には、d=2〜10、e
=1〜9であり、MはNa、Kおよび場合によって置換されたアンモニウムであ
る)(特にNa);(6)3−、4−、5−、6−、7−、8−、9−、10−
、11−、12−または13−メチルペンタデカノールサルフェート、3−、4
−、5−、6−、7−、8−、9−、10−、11−、12−、13−または1
4−メチルヘキサデカノールサルフェート、2,3−、2,4−、2,5−、2
,6−、2,7−、2,8−、2,9−、2,10−、2,11−、2,12−
メチルテトラデカノールサルフェート、2,3−、2,4−、2,5−、2,6
−、2,7−、2,8−、2,9−、2,10−、2,11−、2,12−また
は2,13−メチルペンタデカノールサルフェートおよび/またはこれらの化合
物の混合物から選ばれるメチル分枝第一級アルキルサルフェートを開示している
【0197】 1997年10月23日公開のWO第97/39087A号明細書は、式(I
)〔式中、この化合物(I)中の炭素原子の合計数(R、R1 およびR3 を含め
るがEO/POアルコキシ部分中の炭素原子を含めない)は14〜20であり且
つ分枝アルキル部分中の炭素原子の平均合計数は14.5〜17.5(特に15
〜17)であり;R、R1 およびR2 はHおよび炭素数1〜3のアルキル(特に
Me)であり、R、R1 およびR2 はすべては水素ではなく、zが1である時に
は、少なくともRまたはR1 はHではなく;Mはの陽イオン(特にNa、K、C
a、Mg、式(II)の第四級アルキルアミンから選ばれ(Mは特にNaおよび/
またはKである)、R3 、R4 、R5 、R6 はH、炭素数1〜22のアルキレン
、炭素数4〜22の分枝アルキレン、炭素数1〜6のアルカノール、炭素数1〜
22のアルケニレン、および/または炭素数4〜22の分枝アルケニレンであり
;w、x、yは0〜13であり;zは少なくとも1であり;w+x+y+zは8
〜14であり;EO/POはアルコキシ部分、特に、エトキシおよび/またはプ
ロポキシであり、mは少なくとも0.01、特に0.1〜30、より特に0.5
〜10、最も特に1〜5である〕の1種以上の中鎖分枝第一級アルキルアルコキ
シ化サルフェート0.001%〜100%を含むことを特徴とする界面活性剤組
成物の開示を包含する。また、(1)式(I)の分枝第一級アルキルアルコキシ
化サルフェートの混合物を含む洗剤組成物(R2 が炭素数1〜3のアルキルであ
る時には、z=2以上である界面活性剤対z=1を有する界面活性剤の比率は少
なくとも1:1、特に1.5:1、より特に3:1、最も特に4:1である);
(2)(a)式(III)および/または(IV)(式中、Mは前記の通りであり;a
、b、dおよびeは整数であり、a+bは10〜16であり、d+eは8〜14
であり、a+b=10である時には、aは2〜9であり、bは1〜8であり;a
+b=11である時には、aは2〜10であり、bは1〜9であり;a+b=1
2である時には、aは2〜11であり、bは1〜10であり;a+b=13であ
る時には、aは2〜12であり、bは1〜11であり;a+b=14である時に
は、aは2〜13であり、bは1〜12であり;a+b=15である時には、a
は2〜14であり、bは1〜13であり;a+b=16である時には、aは2〜
14であり、bは1〜14であり;d+e=8である時には、dは2〜7であり
、eは1〜6であり;d+e=9である時には、dは2〜8であり、eは1〜7
であり;d+e=10である時には、dは2〜9であり、eは1〜8であり;d
+e=11である時には、dは2〜10であり、eは1〜9であり;d+e=1
2である時には、dは2〜11であり、eは1〜10であり;d+e=13であ
る時には、dは2〜12であり、eは1〜11であり;d+e=14である時に
は、dは2〜13であり、eは1〜12である)の中鎖分枝第一級アルキルアル
コキシ化サルフェート0.001〜99%および(b)洗剤補助剤1〜99.9
9重量%を含む洗剤組成物;(3)式(V)(式中、R1 、R2 、M、EO/P
O、mは前記の通りであり;x、yは0〜12であり;zは少なくとも2であり
;x+y+zは11〜14である)のMCB第一級アルキルアルコキシ化サルフ
ェート界面活性剤;(4)式(III)の中鎖分枝アルキルアルコキシ化サルフェー
ト(式中、a=2〜11、b=1〜10であり、a+b=12または13であり
;M、EO/POおよびmは前記の通りである);(5)式(IV)の中鎖アルキ
ルアルコキシ化サルフェート化合物(式中、d+e=10または11であり、d
+e=10である時には、d=2〜9、e=1〜8であり;d+e=11である
時には、d=2〜10、e=1〜9であり、Mは前記の通りであり、EO/PO
およびmは前記の通りである)(特にNa);および(6)3−、4−、5−、
6−、7−、8−、9−、10−、11−、12−または13−メチルペンタデ
カノールエトキシ化サルフェート、3−、4−、5−、6−、7−、8−、9−
、10−、11−、12−、13−または14−メチルヘキサデカノールエトキ
シ化サルフェート、2,3−、2,4−、2,5−、2,6−、2,7−、2,
8−、2,9−、2,10−、2,11−、2,12−メチルテトラデカノール
エトキシ化サルフェート、2,3−、2,4−、2,5−、2,6−、2,7−
、2,8−、2,9−、2,10−、2,11−、2,12−または2,13−
メチルペンタデカノールエトキシ化サルフェートおよび/またはこれらの化合物
の混合物から選ばれるメチル分枝第一級アルキルエトキシ化サルフェートが開示
されている。化合物は、平均エトキシ化度0.1〜10でエトキシ化する。
【0198】 1997年10月23日公開のWO第97/38972A号明細書は、(a)
平均炭素鎖長少なくとも14.5〜17.5を有する長鎖脂肪族アルコール混合
物〔アルコール混合物は式(I)(式中、R、R1 、R2 はHまたは炭素数1〜
3のアルキル、好ましくはメチルであり、但しR、R1 およびR2 はすべてはH
ではなく、z=1である時には、少なくともRまたはR1 はHではなく、w、x
、yが0〜13の整数であり、zは少なくとも1の整数であり、w+x+y+z
は8〜14であり、R、R1 およびR2 分枝を含めて式(I)の分枝第一級アル
キル部分中の炭素原子の合計数は14〜20であり、更にアルコール混合物の場
合には、式(I)を有する分枝第一級アルキル部分中の炭素原子の平均合計数は
>14.5〜17.5、好ましくは>15〜17である)を有するMCB脂肪族
アルコール少なくとも10%、好ましくは少なくとも25%、より好ましくは少
なくとも50%、一層好ましくは少なくとも75%、最も好ましくは少なくとも
95%を含む〕を好ましくは流下フィルム反応器中でSO3 で硫酸化し、(b)
工程(a)によって生成されたアルキル硫酸を中和する(好ましくはKOH、N
aOH、アンモニア、モノエタノールアミン、トリエタノールアミンおよびこれ
らのものの混合物から選ばれる塩基を使用して)ことからなる長鎖アルキルサル
フェート界面活性剤混合物組成物の製法の開示を包含する。また、明記の長鎖脂
肪族アルコール混合物をアルコキシ化し、得られたポリオキシアルキレンアルコ
ールをSO3 で硫酸化し、得られたアルキルアルコキシレート硫酸を中和するこ
とからなる長鎖アルキルアルコキシ化サルフェート界面活性剤混合物組成物の製
法が開示されている。或いは、アルキルアルコキシ化サルフェートは、SO3
硫酸化し、中和することによってポリオキシアルキレンアルコールから直接生成
してもよい。
【0199】 1998年6月4日公開のシェルのWO第98/23566A号明細書は、8
〜36個の炭素原子および1モル当たりの分枝の平均数0.7〜3を有し且つエ
チル分枝およびメチル分枝を含む分枝第一級アルコール組成物を開示している。
また、(1)前記のような分枝第一級アルコール組成物をオキシラン化合物と反
応させることによって生成できる分枝第一級アルコキシレート組成物、(2)前
記のような第一級アルコール組成物を硫酸化することによって生成できる分枝第
一級アルコールサルフェート、(3)前記のような分枝アルコール組成物をアル
コキシ化し、硫酸化することによって生成できる分枝アルコキシ化第一級アルコ
ールサルフェート、(4)前記のような分枝第一級アルコール組成物を酸化する
ことによって生成できる分枝第一級アルコールカルボキシレート、(5)(a)
(1)におけるような分枝第一級アルコールアルコキシレート、(2)における
ような分枝第一級アルコールサルフェート、および(3)におけるような分枝ア
ルコキシ化第一級アルコールサルフェートから選ばれる1種以上の界面活性剤、
(b)ビルダー、および(c)場合によって制泡剤、酵素、漂白剤、漂白活性化
剤、光学増白剤、補助ビルダー、ハイドロトロープおよび安定剤から選ばれる1
種以上の添加剤を含む洗剤組成物が開示されている。第一級アルコール組成物、
およびそれらから生成されるサルフェート、アルコキシレート、アルコキシサル
フェートおよびカルボキシレートは、良好な冷水洗浄力および生分解性を示す。
【0200】 ここで有用な生分解性分枝界面活性剤としては、同時係属の普通に譲渡された
特許出願に記載の変性アルキル芳香族界面活性剤、特に変性アルキルベンゼンス
ルホネート界面活性剤も挙げられる。より詳細には、これらの界面活性剤として
は、前記界面活性剤系の約10〜約100重量%の式 (B−Ar−D)a (Mq+b 〔式中、DはSO3 - であり、Mは陽イオンまたは陽イオン混合物であり
、qは前記陽イオンの原子価であり、aおよびbは前記組成物が電気中性である
ように選ばれる数であり、Arはベンゼン、トルエン、およびそれらの組み合わ
せから選ばれ、Bは炭素数5〜20の少なくとも1個の第一級ヒドロカルビル部
分と1個以上の結晶化度分裂部分(該結晶化度分裂部分は前記ヒドロカルビル部
分を中断するか前記ヒドロカルビル部分から分枝する)との和からなり、前記ア
ルキルアリールスルホネート界面活性剤系はCST試験によって測定した時のナ
トリウム臨界溶解度温度が約40℃以下であるような程度結晶化度分裂を有し、
更に前記アルキルアリールスルホネート界面活性剤系は下記の性質の少なくとも
1つを有する:修正SCAS試験によって測定した時にテトラプロピレンベンゼ
ンスルホネートを超える生分解率およびB中の非第四級炭素原子対第四級炭素原
子の重量比少なくとも約5:1〕の2種以上の結晶化度分裂アルキルアリールス
ルホネート界面活性剤を含むアルキルアリールスルホネート界面活性剤系が挙げ
られる。
【0201】 また、このような組成物は、(a)式(I)
【化21】 (I) 〔式中、Lは炭素および水素からなり且つ2個のメチル末端を有する非環式脂肪
族部分であり〔分枝アルキルベンゼンスルホネートの前記混合物は前記式(I)
中の陰イオンの分子量が異なる前記化合物2種以上(好ましくは少なくとも3種
、場合によってそれ以上)を含有し且つ分枝アルキルベンゼンスルホネートの前
記混合物は約10.0〜約14.0個の炭素原子(好ましくは約11.0〜約1
3.0個、より好ましくは約11.5〜約12.5個の炭素原子)の平均炭素含
量によって特徴づけられ、前記平均炭素含量はR1 、LおよびR2 中の炭素原子
の和に基づき(好ましくはR1 、LおよびR2 中の炭素原子の前記の和は9〜1
5、より好ましくは10〜14である)且つ更にLはA、R1 およびR2 以外に
置換基を有していない〕;Mは原子価q(典型的には1〜2、好ましくは1)を
有する陽イオンまたは陽イオン混合物(好ましくはH、Na、K、Ca、Mgお
よびそれらの混合物から選ばれ、より好ましくはH、Na、Kおよびそれらの混
合物から選ばれ、一層好ましくはH、Na、およびそれらの混合物から選ばれる
)であり;aおよびbは前記化合物が電気中性であるように選ばれる整数であり
(aは典型的には1〜2であり、好ましくは1であり、bは1である);R1
1 〜C3 アルキル(好ましくはC1 〜C2 アルキル、より好ましくはメチル)
であり;R2 はHおよびC1 〜C3 アルキルから選ばれ(好ましくはHおよびC1 〜C2 アルキル、より好ましくはHおよびメチル、より好ましくはHおよびメ
チルであり、但し前記分枝アルキルベンゼンスルホネートR2 の少なくとも約0
.5、より好ましくは0.7、より好ましくは0.9〜1.0モル分率はHであ
る);Aはベンゼン部分(典型的にはAは部分−C6 4 −である)であり、若
干の割合、通常約5重量%以下、好ましくは0〜5重量%ではSO3 部分はLに
対してo−位であるが、式(I)中のSO3 部分はL部分に対してp−位である
)〕 を有する分枝アルキルベンゼンスルホネートの混合物約60〜約95重量%(好
ましくは約65〜約90重量%、より好ましくは約70〜約85重量%)および
(b)式(II)
【化22】 (II) 〔式中、a、b、M、Aおよびqは前に定義の通りであり、Yは2個のメチル末
端を有する炭素および水素からなる非置換線状脂肪族部分である(Yは約10.
0〜約14.0個(好ましくは約11.0〜約13.0個、より好ましくは11
.5〜12.5個の炭素原子)の平均炭素含量を有する(好ましくは非分枝アル
キルベンゼンスルホネートの前記混合物はY中の炭素原子の和9〜15、より好
ましくは10〜14によって更に特徴づけられる)(前記組成物は2/3−フェ
ニル指数約350〜約10,000(好ましくは約400〜約1200、より好
ましくは約500〜約700によって更に特徴づけられる)(また好ましくは前
記界面活性剤混合物は2−メチル−2−フェニル指数約0.3未満、好ましくは
約0.2未満、より好ましくは約0.1未満、一層好ましくは0〜0.05を有
する)〕 を有する非分枝アルキルベンゼンスルホネートの混合物約5〜約60重量%(好
ましくは約10〜約35重量%、より好ましくは約15〜約30重量%)を含む
(好ましくは本質上からなる)界面活性剤混合物を包含する。
【0202】 また、アルキルベンゼン誘導型の中鎖分枝界面活性剤としては、ベンゼンをア
ルキル化混合物でアルキル化し、(I)の生成物をスルホン化し、(II)の生成
物を中和することからなる方法の生成物を含む界面活性剤混合物〔前記アルキル
化混合物は(a)分枝C7 〜C20モノオレフィン約1〜約99.9重量%(前記
分枝モノオレフィンは式 R1 LR2 (式中、Lは炭素および水素からなり且つ
2個の末端メチルを含有する非環式脂肪族部分であり;R1 はC1 〜C3 アルキ
ルであり;R2 はHおよびC1 〜C3 アルキルから選ばれる)の分枝パラフィン
を脱水素することによって生成される分枝モノオレフィンの構造と同一の構造を
有する)および(b)C7 〜C20線状脂肪族オレフィン約0.1〜約85重量%
(前記アルキル化混合物は前記C7 〜C20範囲内で少なくとも2個の異なる炭素
数を有する前記分枝C7 〜C20モノオレフィンを含有し且つ約9.5〜約14.
5個の炭素原子の平均炭素含量を有し且つ前記成分(a)および(b)は重量比
少なくとも約15:85である)を含む〕が包含される。
【0203】 漂白系−本発明の洗濯組成物は、漂白系を含んでもよい。漂白系は、典型的に
は、「漂白剤」(過酸化水素源)および「開始剤」または「触媒」を含む。存在
する時には、漂白剤は、典型的には、組成物の約1重量%から、好ましくは約5
重量%から約30重量%まで、好ましくは約20重量%までの量であろう。存在
するならば、漂白活性化剤の量は、典型的には、漂白剤と漂白活性化剤とを含む
漂白組成物の約0.1重量%から、好ましくは約0.5重量%から約60重量%
まで、好ましくは約40重量%までであろう。
【0204】 漂白剤−過酸化水素源は、ここに編入のカース・オスマーのEncyclopedia of
Chemical Technology 、第4版(1992、ジョン・ウイリー・エンド・サンズ
)、第4巻、第271頁〜第300頁「漂白剤(概観)」に詳細に記載されてお
り且つ各種の被覆形および変性形を含めて各種の形の過ホウ酸ナトリウムおよび
過炭酸ナトリウムが挙げられる。
【0205】 ここで使用する好ましい過酸化水素源は、過酸化水素自体を含めていかなる好
都合な源であることもできる。例えば、ペルボレート、例えば、過ホウ酸ナトリ
ウム(いかなる水和物、しかし好ましくは1水和物または4水和物)、炭酸ナト
リウム過酸化水素化物または均等の過炭酸塩、ピロリン酸ナトリウム過酸化水素
化物、尿素過酸化水素化物、または過酸化ナトリウムは、ここで使用できる。ペ
ルサルフェート漂白剤〔例えば、デュポン製のオキソン(OXONE)〕などの有効酸
素源も有用である。過ホウ酸ナトリウム1水和物および過炭酸ナトリウムが、特
に好ましい。好都合な過酸化水素源の混合物も、使用できる。
【0206】 好ましいペルカーボネート漂白剤は、平均粒径約500μm〜約1,000μ
mを有する乾燥粒子(該粒子の約10重量%以下は約200μmより小さく且つ
該粒子の約10重量%以下は約1,250μmより大きい)からなる。場合によ
って、ペルカーボネートは、シリケート、ボレートまたは水溶性界面活性剤で被
覆できる。ペルカーボネートは、FMC、ソルベイ、トーカイ・デンカなどの各
社から入手できる。
【0207】 本発明の組成物は、漂白剤として塩素系漂白物質も含んでもよい。このような
薬剤は、技術上周知であり且つそれらとしては例えばジクロロイソシヌル酸ナト
リウム(「NaDCC」)が挙げられる。しかしながら、塩素系漂白剤は、酵素
を含む組成物の場合にはそれ程好ましくない。
【0208】 (a)漂白活性化剤−好ましくは、組成物中の過酸素漂白成分は、活性化剤(
過酸前駆物質)と共に処方する。活性化剤は、組成物の約0.01重量%から、
好ましくは約0.5重量%から、より好ましくは約1重量%から約15重量%ま
で、好ましくは約10重量%まで、より好ましくは約8重量%までの量で存在す
る。好ましい活性化剤は、テトラアセチルエチレンジアミン(TAED)、ベン
ゾイルカプロラクタム(BzCL)、4−ニトロベンゾイルカプロラクタム、3
−クロロベンゾイルカプロラクタム、ベンゾイルオキシベンゼンスルホネート(
BOBS)、ノナノイルオキシベンゼンスルホネート(NOBS)、安息香酸フ
ェニル(PhBz)、デカノイルオキシベンゼンスルホネート(C10−OBS)
、ベンゾイルバレロラクタム(BZVL)、オクタノイルオキシベンゼンスルホ
ネート(C8 −OBS)、過加水分解性エステルおよびそれらの混合物、最も好
ましくはベンゾイルカプロラクタムおよびベンゾイルバレロラムタムからなる群
から選ばれる。約8〜約9.5のpH範囲内で特に好ましい漂白活性化剤は、OB
SまたはVL離脱基を有するものである。
【0209】 好ましい疎水性漂白活性化剤としては、限定せずに、ノナノイルオキシベンゼ
ンスルホネート(NOBS)、4−〔N−(ノナノイル)アミノヘキサノイルオ
キシ〕−ベンゼンスルホン酸のナトリウム塩(NACA−OBS)(それらの一
例は米国特許第5,523,434号明細書に記載されている)、ドデカノイル
オキシベンゼンスルホネート(LOBSまたはC12−OBS)、10−ウンデセ
ノイルオキシベンゼンスルホネート(10位に不飽和を有するUDOBSまたは
11−OBS)、およびデカノイルオキシ安息香酸(DOBA)が挙げられる・ 好ましい漂白活性化剤は、1997年12月16日発行のクリスティー等の米
国特許第5,698,504号明細書、1997年12月9日発行のクリスティ
ー等の米国特許第5,695,679号明細書、1997年11月11日発行の
ウィリー等の米国特許第5,686,401号明細書、1997年11月11日
発行のハートショーン等の米国特許第5,686,014号明細書、1995年
4月11日発行のウィリー等の米国特許第5,405,412号明細書、199
5年4月11日発行のウィリー等の米国特許第5,405,413号明細書、1
992年7月14日発行のミッチェル等の米国特許第5,130,045号明細
書、および1983年11月1日発行のチャング等の米国特許第4,412,9
34号明細書、および同時係属米国特許出願第08/709,072号明細書、
第08/064,564号明細書(それらのすべてをここに参考文献として編入
)に記載のものである。
【0210】 本発明における過酸素漂白化合物(AvOとして)対漂白活性化剤のモル比は
、一般に、少なくとも1:1、好ましくは約20:1から、より好ましくは約1
0:1から約1:1まで、好ましくは約3:1までである。
【0211】 第四級置換漂白活性化剤も、配合してもよい。本発明の洗濯組成物は、好まし
くは、第四級置換漂白活性化剤(QSBA)または第四級置換過酸(QSP)、
より好ましくは前者を含む。好ましいQSBA構造は、1997年11月11日
発行のウィリー等の米国特許第5,686,015号明細書、1997年8月5
日発行のテイラー等の米国特許第5,654,421号明細書、1995年10
月24日発行のゴッセリンク等の米国特許第5,460,747号明細書、19
96年12月17日発行のミラクル等の米国特許第5,584,888号明細書
、および1996年11月26日発行のテイラー等の米国特許第5,578,1
36号明細書(それらのすべてをここに参考文献として編入)に更に記載されて
いる。
【0212】 ここで有用な高度に好ましい漂白活性化剤は、米国特許第5,698,504
号明細書、米国特許第5,695,679号明細書、および米国特許第5,68
6,014号明細書(それらの各々を上に引用)に記載のようにアミド置換する
。このような漂白活性化剤の好ましい例としては、(6−オクタンアミドカプロ
イル)オキシベンゼンスルホネート、(6−ノナンアミドカプロイル)オキシベ
ンゼンスルホネート、(6−デカンアミドカプロイル)オキシベンゼンスルホネ
ートおよびそれらの混合物が挙げられる。
【0213】 米国特許第5,698,504号明細書、米国特許第5,695,679号明
細書、米国特許第5,686,014号明細書(それらの各々を上に引用)およ
び1990年10月30日発行のヘッジ等の米国特許第4,966,723号明
細書に開示の他の有用な活性化剤としては、ベンゾオキサジン型活性化剤、例え
ば、1,2−位において部分−C(O)OC(R1 )=N−が縮合されているC6 4 環が挙げられる。
【0214】 活性化剤および正確な応用に応じて、良好な漂白結果は、使用中pH約6〜約1
3、好ましくは約9.0〜約10.5を有する漂白系から得ることができる。典
型的には、例えば、電子求引性部分を有する活性化剤は、中性付近または中性以
下のpH範囲で使用される。アルカリおよび緩衝剤は、このようなpHを保証するた
めに使用できる。
【0215】 米国特許第5,698,504号明細書、米国特許第5,695,679号明
細書および米国特許第5,686,014号明細書(それらの各々を上に引用)
に記載のようなアシルラクタム活性化剤、特にアシルカプロラクタム(例えば、
WO第94−28102A号明細書参照)およびアシルバレロラクタム〔199
6年4月2日発行のウィリー等の米国特許第5,503,639号明細書(ここ
に参考文献として編入)参照)が、ここで非常に有用である。
【0216】 (b)有機ペルオキシド、特にジアシルペルオキシド−これらは、カーク・オ
スマーのEncyclopedia of Chemical Technology 、第17巻、ジョン・ウィリー
・エンド・サンズ、1982年第27頁〜第90頁、特に第63頁〜第72頁(
すべてをここに参考文献として編入)に詳細に例示されている。ジアシルペルオ
キシドを使用するならば、それは、好ましくは、斑点形成/フィルム形成に最小
限の悪影響を及ぼすものであろう。
【0217】 (c)金属含有漂白触媒−本発明の組成物および方法は、漂白組成物で使用す
るのに有効である金属含有漂白触媒を利用してもよい。マンガン含有漂白触媒お
よびコバルト含有漂白触媒が、好ましい。
【0218】 1つの種類の金属含有漂白触媒は、規定の漂白触媒活性の遷移金属陽イオン、
例えば、銅、鉄、チタン、ルテニウム、タングステン、モリブデン、またはマン
ガン陽イオン、漂白触媒活性をほとんどまたは何も有していない補助金属陽イオ
ン、例えば、亜鉛またはアルミニウム陽イオン、および触媒および補助金属陽イ
オンに対して規定の安定度定数を有する金属イオン封鎖剤、特にエチレンジアミ
ン四酢酸、エチレンジアミンテトラ(メチレンホスホン酸)およびそれらの水溶
性塩を含む触媒系である。このような触媒は、1982年2月2日発行のブラッ
グの米国特許第4,430,243号明細書に開示されている。
【0219】 マンガン金属錯体−所望ならば、本組成物は、マンガン化合物によって触媒で
きる。このような化合物および使用量は、技術上周知であり、例えば、米国特許
第5,576,282号明細書、第5,246,621号明細書、第5,244
,594号明細書、第5,194,416号明細書、および第5,114,60
6号明細書、および欧州特許出願公開第549,271A1号明細書、第549
,272A1号明細書、第544,440A2号明細書および第544,490
A1号明細書に開示のマンガンをベースとする触媒が挙げられる。これらの触媒
の好ましい例としては、MnIV 2 (u−O)3 (1,4,7−トリメチル−1,
4,7−トリアザシクロノナン)2 (PF6 2 、MnIII 2 (u−O)1 (u
−OAc)2 (1,4,7−トリメチル−1,4,7−トリアザシクロノナン)2 (ClO4 2 、MnIV 4 (u−O)6 (1,4,7−トリアザシクロノナン
4 (ClO4 4 、MnIII MnIV 4 (u−O)1 (u−OAc)2 (1,4
,7−トリメチル−1,4,7−トリアザシクロノナン)2 (ClO4 3 、M
IV(1,4,7−トリメチル−1,4,7−トリアザシクロノナン)−(OC
3 3 (PF6 )、およびそれらの混合物が挙げられる。他の金属をベースと
する漂白触媒としては、米国特許第4,430,243号明細書および米国特許
第5,114,611号明細書に開示のものが挙げられる。マンガンを各種の錯
体配位子と併用して漂白を高めることも、下記のものに報告されている:米国特
許第4,728,455号明細書、第5,284,944号明細書、第5,24
6,612号明細書、第5,256,779号明細書、第5,280,117号
明細書、第5,274,147号明細書、第5,153,161号明細書、およ
び第5,227,084号明細書。
【0220】 コバルト金属錯体−ここで有用なコバルト漂白触媒は、既知であり且つ例えば
、米国特許第5,597,936号明細書、第5,595,967号明細書、お
よび第5,703,030号明細書、M.L.トベの「遷移金属錯体の塩基加水
分解」、Adv. Inorg. Bioinorg. Mech.,(1983),2,第1頁〜第94頁に
記載されている。ここで有用な最も好ましいコバルト触媒は、式 〔Co(NH3 5 OAc〕Ty (式中、「OAc」はアセテート部分を表わし、「Ty 」は
陰イオンである)を有するコバルトペンタアミン酢酸塩および特にコバルトペン
タアミンアセテートクロリド〔Co(NH3 5 OAc〕Cl2 並びに〔Co(
NH3 5 OAc〕(OAc)2 、〔Co(NH3 5 OAc〕(PF6 2
〔Co(NH3 5 OAc〕(SO4 )、〔Co(NH3 5 OAc〕(BF4 2 、および〔Co(NH3 5 OAc〕(NO3 2 (ここで「PAC」)で
ある。 これらのコバルト触媒は、既知の方法、例えば、米国特許第5,597,93
6号明細書、第5,595,967号明細書、第5,703,030号明細書、
前記のトベの論文およびそこに引用の文献、米国特許第4,810,410号明
細書、J. Chem. Ed.(1989),66(12),1043−45;無機化合物
の合成および特性化、W.L.ジョリー(プレンティス−ホール;1970)第
461頁〜第463頁;Inorg. Chem., 18,1497−1502(1979)
;Inorg. Chem., 21,2881−2885(1982);Inorg.Chem.,18
2023−2025(1979);Inorg. Synthesis,173−176(196
0);およびJournal of Physical Chemistry ,56,22−25(1952)
に教示のものよって容易に製造される。
【0221】 大多環式硬質配位子の遷移金属錯体−本組成物は、漂白触媒として大多環式硬
質配位子の遷移金属錯体も適宜包含してもよい。「大多環式硬質配位子」なる句
は、時々、以下の議論で「MRL」と略称する。使用量は、触媒上有効な量、適
当には約1ppb 以上、例えば、約99.9%まで、より典型的には約0.001
ppm 以上、好ましくは約0.05ppm 〜約500ppm である(「ppb 」は重量で
部/10億を意味し且つ「ppm 」は重量で部/百万を意味する)。
【0222】 好適な遷移金属、例えば、Mnは、後述する。「大多環式」は、MRLが大環
状であると共に、多環式であることを意味する。「多環式」は、少なくとも二環
式であることを意味する。ここで使用する「硬質」なる用語は、「スーパー構造
(superstruture)を有すること」および「交差ブリッジ」を包含する。「硬質」
は、可撓性の束縛逆と定義される。D.H.ブッシュのChemical Reviews.,(1
993).93,847−860(参考文献として編入)参照。より詳細には、
ここで使用する「硬質」は、MRLがその他の点では同一である(同じ環サイズ
および主要環中の原子の種類および数を有する)がMRLで見出されるスーパー
構造(特に結合部分、または好ましくは交差ブリッジ部分)が欠けている大員環
(「親大員環」)より測定可能の程に硬質でなければならないことを意味する。
スーパー構造の有無の大員環の相対的な剛性を測定する際に、実行者は遊離形(
金属結合形ではない)の大員環を使用するであろう。剛性は、大員環を比較する
際に有用であることが周知である。剛性を決定するか測定するか比較するのに好
適な道具としては、コンピューターによる方法が挙げられる(例えば、ジンマー
のChemical Reviews, (1995),95(38),2629−2648または
ハンコック等のInorganica Chimica Acta,(1989),164,73−84参
照)。
【0223】 ここで好ましいMRLは、交差ブリッジされている特殊な種類の超硬質配位子
である。「交差ブリッジ」は、以下の1.11で非限定的に例示する。1.11
においては、交差ブリッジは、−CH2 CH2 −部分である。それは、例示の構
造中のN1 およびN8 をブリッジする。比較によって、「同じサイド」ブリッジ
は、例えば、1.11においてN1 およびN12を横切って導入すべきであるなら
ば、「交差ブリッジ」を構成するのに十分ではないであろうし、従って、好まし
くないであろう。
【0224】 硬質配位子錯体で好適な金属としては、Mn(II)、Mn(III)、Mn(IV)
、Mn(V)、Fe(II)、Fe(III)、Fe(IV)、Co(I)、Co(II)
、Co(III)、Ni(I)、Ni(II)、Ni(III)、Cu(I)、Cu(II)
、Cu(III)、Cr(II)、Cr(III)、Cr(IV)、Cr(V)、Cr(VI)
、V(III)、V(IV)、V(V)、Mo(IV)、Mo(V)、Mo(VI)、W(
IV)、W(V)、W(VI)、Pd(II)、Ru(II)、Ru(III)、およびRu
(IV)が挙げられる。本発明の遷移金属漂白触媒で好ましい遷移金属としては、
マンガン、鉄およびクロムが挙げられる。
【0225】 より一般に、本発明のMRL(および対応遷移金属触媒)は、 (a)4個以上のヘテロ原子を含む少なくとも1種の大員環主要環、および (b)大員環の剛性を増大できる共有結合非金属スーパー構造(好ましくは (i )結合部分などのブリッジスーパー構造、 (ii)交差ブリッジ結合部分などの交差ブリッジスーパー構造、および (iii)それらの組み合わせ から選ばれる) を適宜含む。
【0226】 「スーパー構造」なる用語は、ブッシュなどによる文献に規定のように使用さ
れる。例えば、「Chemical Reviews」におけるブッシュによる論文参照。
【0227】 本発明の好ましいスーパー構造は、親大員環の剛性を高めるだけではなく、割
れ目における金属に配位するように大員環の折り重ねに好都合である。好適なス
ーパー構造は、顕著に単純であることができ、例えば、結合部分、例えば、以下
の第1図および第2図に示すもの
【化23】 第1図 (式中、nは整数、例えば、2〜8、好ましくは6未満、典型的には2〜4であ
る) または
【化24】 第2図 (式中、mおよびnは約1〜8、より好ましくは1〜3の整数であり;ZはNま
たはCHであり;Tは相容性置換基、例えば、H、アルキル、トリアルキルアン
モニウム、ハロゲン、ニトロ、スルホネートなどである) のいずれも使用できる。1.10における芳香環は、飽和環に取り替えることが
できる(環に結合するZにおける原子はN、O、SまたはCを含有できる。
【0228】 好適なMRLは、更に、下記の化合物
【化25】 第3図 によって非限定的に例示する。
【0229】 これは、シクラムの高度に好ましい交差ブリッジメチル置換(すべての窒素原
子第三級)誘導体である本発明に係るMRLである。形式的に、この配位子は、
拡大ホン・バイエル系を使用して5,12−ジメチル−1,5,8,12−テト
ラアザビシクロ〔6.6.2〕ヘキサデカンと呼ばれる。「有機化合物のIUP
AC命名法への案内:推薦1993」、R.パニコ、W.H.パウエルおよびJ
.C.リッチャー編、ブラックウェル・サイエンティフィック・パブリケーショ
ンズ、ボストン、1993参照。特に、セクションR−2.4.2.1参照。
【0230】 本発明の組成物で使用するのに好適である大環状硬質配位子の遷移金属漂白触
媒としては、一般に、ここでの定義と合致する既知の化合物並びにより好ましく
は本発明の洗濯または洗濯用途に明白に設計され且つ下記のもののいずれかによ
って非限定的に例示される大多数の新規の化合物のいずれかが挙げることができ
る: ジクロロ−5,12−ジメチル−1,5,8,12−テトラアザビシクロ〔6
.6.2〕ヘキサデカンマンガン(II) ジアクオ−5,12−ジメチル−1,5,8,12−テトラアザビシクロ〔6
.6.2〕ヘキサデカンマンガン(II)ヘキサフルオロホスフェート アクオ−ヒドロキシ−5,12−ジメチル−1,5,8,12−テトラアザビ
シクロ〔6.6.2〕ヘキサデカンマンガン(III)ヘキサフルオロホスフェート ジアクオ−5,12−ジメチル−1,5,8,12−テトラアザビシクロ〔6
.6.2〕ヘキサデカンマンガン(II)テトラフルオロボレート ジクロロ−5,12−ジメチル−1,5,8,12−テトラアザビシクロ〔6
.6.2〕ヘキサデカンマンガン(III)ヘキサフルオロホスフェート ジクロロ−5,12−ジ−N−ブチル−1,5,8,12−テトラアザビシク
ロ〔6.6.2〕ヘキサデカンマンガン(II) ジクロロ−5,12−ジベンジル−1,5,8,12−テトラアザビシクロ〔
6.6.2〕ヘキサデカンマンガン(II) ジクロロ−5−n−ブチル−12−メチル−1,5,8,12−テトラアザビ
シクロ〔6.6.2〕ヘキサデカンマンガン(II) ジクロロ−5−n−オクチル−12−メチル−1,5,8,12−テトラアザ
ビシクロ〔6.6.2〕ヘキサデカンマンガン(II) ジクロロ−5−n−ブチル−12−メチル−1,5,8,12−テトラアザビ
シクロ〔6.6.2〕ヘキサデカンマンガン(II)。
【0231】 実際上、限定せずに、本発明の組成物および洗濯法は、水性洗浄媒体中に活性
漂白触媒種少なくとも1部/1億程度を与えるように調整でき、好ましくは洗浄
液中に漂白触媒種約0.01ppm 〜約25ppm 、より好ましくは約0.05ppm
〜約10ppm 、最も好ましくは約0.1ppm 〜約5ppm を与えるであろう。自動
洗浄法の洗浄液中でこのような量を得るために、本発明の典型的な組成物は、漂
白組成物の約0.0005〜約0.2重量%、より好ましくは約0.004〜約
0.08重量%の漂白触媒、特にマンガンまたはコバルト触媒を含むであろう。 (d)他の漂白触媒−本組成物は、1種以上の他の漂白触媒を含んでもよい。
好ましい漂白触媒は、米国特許第5,576,282号明細書に記載の双性漂白
触媒(特に3−(3,4−ジヒドロイソキノリニウム)プロパンスルホネート)
である。他の漂白触媒としては、米国特許第5,360,569号明細書、第5
,442,066号明細書、第5,478,357号明細書、第5,370,8
26号明細書、第5,482,515号明細書、第5,550,256号明細書
、およびWO第95/13351号明細書、WO第95/13352号明細書、
およびWO第95/13353号明細書に記載の陽イオン漂白触媒が挙げられる
(e)漂白増進化合物−本組成物は、1種以上の漂白増進化合物を含んでもよ
い。漂白増進化合物は、低温応用で増大された漂白有効性を与える。漂白増進剤
は、増大された漂白有効性を与えるために通常の過酸素漂白源と共に作用する。 本発明に従って使用するのに好適な漂白増進化合物は、陽イオンイミン、双性
イミン、陰イオンイミンおよび/または約+3から約−3の正味電荷を有するポ
リイオンイミン、およびそれらの混合物を含む。本発明のこれらのイミン漂白増
進化合物としては、一般構造
【化26】 (式中、R1 〜R4 は水素またはフェニル、アリール、複素環式環、アルキルお
よびシクロアルキル基からなる群から選ばれる非置換または置換基であってもよ
い) のものが挙げられる。
【0232】 好ましい漂白増進化合物としては、R1 〜R4 の少なくとも1つが陰イオン的
に荷電された部分を含有すること以外はR1 〜R4 が水素またはフェニル、アリ
ール、複素環式環、アルキルおよびシクロアルキル基からなる群から選ばれる非
置換または置換基であってもよいものが挙げられる。
【0233】 より好ましい漂白増進化合物としては、イミン窒素に結合された陰イオン的に
荷電された部分が挙げられる。このような漂白増進化合物は、式
【化27】 〔式中、R1 〜R3 は水素またはフェニル、アリール、複素環式環、アルキルお
よびシクロアルキル基からなる群から選ばれる非置換または置換基であり;R1 およびR2 は普通の環の一部分を構成し;Tは式
【化28】 (式中、xは0または1に等しく;Jは、存在する時には、−CR1112−、−
CR1112CR1314−、および−CR1112CR1314CR1516−からなる
群から選ばれ;R7 〜R16は個別にH、線状または分枝C1 〜C18置換または非
置換アルキル、アルキレン、オキシアルキレン、アリール、置換アリール、置換
アリールカルボニル基およびアミド基からなる群から選ばれる) を有し;Zはxが1で或る時にはJx に共有結合し、xが0である時にはCb
共有結合し、Zは−CO2 - 、−SO3 - および−OSO3 - からなる群から選
ばれ、aは1である〕 で表わされる第四級イミン双性物質からなる。R1 およびR2 は一緒に非電荷部
【化29】 を形成してもよい。
【0234】 最も好ましい漂白増進化合物としては、R3 がH、Zが−SO3 - または−O
SO3 - ,aが1であるアリールイミニウム双性物質が挙げられる。アリールイ
ミニウム双性物質は、式
【化30】 (式中、R17はHおよび線状または分枝C1 〜C8 置換または非置換アルキル、
好ましくはC1 〜C14アルキル、一層好ましくはC8 〜C10線状アルキル鎖から
なる群から選ばれる) を有していてもよい。
【0235】 また、漂白増進化合物は、正味負電荷を有するアリールイミニウムポリオンを
含んでもよく且つR3 はHであり、Tは−(CH2 b −または−CH2 (C6 4 )−であり、Zは−SO3 - であり、aは2であり、bは2〜4である。ア
リールイミニウムポリイオンは、好ましくは、式
【化31】 を有し、またはこれらの化合物の水溶性塩である。
【0236】 第四級イミン漂白増進化合物は、好ましくは、より有効な漂白系を与えるため
に過酸素源と共に作用する。漂白増進化合物は、過酸素源と反応して、より活性
の漂白種、オキサジリジニウム化合物を生成する。生成されたオキサジリジニウ
ム化合物は、イミン漂白増進化合物と同様に、陽イオン、双性または正味負電荷
を有するポリイオンのいずれかである。オキサジリジニウム化合物は、過酸素化
合物と比較して低温で増大された活性を有する。オキサジリジニウム化合物は、
【化32】 で表わされ且つ本発明の式(I)または(II)のイミン(R4 はT−(Z- a である)から下記の反応に従って生成できる:
【化33】 このように、式(II)で表わされる本発明の好ましい漂白増進化合物は、式 (IV)
【化34】 または (V)
【化35】 (式中、R17は前記のように定義する) で表わされる活性オキサジリジニウム漂白種を生成する。
【0237】 過酸素源は、技術上周知であり且つ本発明で使用する過酸素源は、これらの周
知の源のいずれか、例えば、過酸素化合物並びに消費使用条件下で有効量の過酸
素をその場で与える化合物からなっていてもよい。過酸素源としては、過酸化水
素源、過酸化水素源と漂白活性化剤との反応によって過酸陰イオンのその場生成
、予備生成過酸化合物または好適な過酸素源の混合物が挙げてもよい。勿論、当
業者は、他の過酸素源が本発明の範囲から逸脱せずに使用してもよいことを認識
するであろう。
【0238】 漂白増進化合物は、存在する時には、好ましくは本発明の漂白組成物中で過酸
素源と併用する。このような組成物においては、過酸素源は、好ましくは、組成
物の約0.1〜約60重量%、より好ましくは組成物の約1〜約40重量%の量
で存在する。組成物においては、漂白増進化合物は、好ましくは、組成物の約0
.01〜約10重量%、より好ましくは組成物の約0.05〜約5重量%の量で
存在する。
【0239】 (f)予備生成過酸−また、漂白剤として、予備生成過酸、例えば、フタルイ
ミド−ペルオキシ−カプロン酸(「PAP」)が好適である。例えば、米国特許
第5,487,818号明細書、第5,310,934号明細書、第5,246
,620号明細書、第5,279,757号明細書および第5,132,431
号明細書参照。
【0240】 酵素−本発明の粒状固体中の酵素に関しては、いかなる好適な酵素も使用でき
る。本発明の粒状固体で使用するのに好ましい酵素は、プロテアーゼ、アミラー
ゼ、セルラーゼおよびそれらの混合物から選ばれる。他の好適な酵素の非限定例
としては、下記のものが挙げられる。
【0241】 好適な酵素の例としては、限定せずに、ヘミセルラーゼ、ペルオキシダーゼ、
プロテアーゼ、セルラーゼ、キシラナーゼ、リパーゼ、ホスホリパーゼ、エステ
ラーゼ、クチナーゼ、ペクチナーゼ、ケラタナーゼ、レダクターゼ、オキシダー
ゼ、フェノールオキシダーゼ、リポキシゲナーゼ、リグニナーゼ、プルラナーゼ
、タンナーゼ、ペントサナーゼ、マラナーゼ、β−グルカナーゼ、アラビノシダ
ーゼ、ヒアルロニダーゼ、コンドロイチナーゼ、ラッカーゼ、マンナナーゼ、よ
り好ましくは植物細胞壁分解酵素および非細胞壁分解酵素(WO第98/394
03A号明細書)が挙げられ且つより詳細には、ペクチナーゼ(WO第98/0
6808A号明細書、JP10088472A、JP10088485A)、ペ
クトリアーゼ(WO第98/06805A1号明細書)、他のペクチン分解酵素
を含まないペクチンリアーゼ(WO第9806807A1号明細書)、コンドリ
オチナーゼ(EP第747,469A号明細書)、キシラナーゼ(EP第709
,452A号明細書、WO第98/39404A号明細書、WO第98/394
02A号明細書)、例えば、microtetraspora flexuosaに由来するもの(米国特
許第5683911号明細書)、イソペプチダーゼ(WO第98/16604A
号明細書)、ケラチナーゼ(EP第747,470A号明細書、WO第98/4
0473A号明細書)、リパーゼ(英国特許第2,297,979A号明細書、
WO第96/16153A号明細書、WO第96/12004A号明細書、EP
第698,659A号明細書、WO第96/16154A号明細書)、セルラー
ゼまたはエンドグルカナーゼ(英国特許第2,294,269A号明細書、WO
第96/27649A号明細書、英国特許第2,303,147A号明細書、W
O第98/03640A号明細書;WO第9815633A号明細書に開示のよ
うなchrysosporium lucknowense 菌株VKM F−3500Dに由来する中性ま
たはアルカリ性セルラーゼも参照)、ポリガラクチュロナーゼ(WO第98/0
6809A号明細書)、ミコデキストラナーゼ(WO第98/13457A号明
細書)、テルミターゼ(WO第96/28558A号明細書)、コレステロール
エステラーゼ(WO第98 28394A号明細書)、またはそれらの組み合わ
せ、および既知のアミラーゼ、オキシドレダクターゼ、オキシダーゼまたはそれ
を包含する組み合わせ系(DE第195223389A1号明細書)、突然変異
体青色銅オキシダーゼ(WO第9709431A1号明細書)、ペロオキシダー
ゼ(例えば、米国特許第5,605,832号明細書、WO第97/31090
A1号明細書参照)、マンナナーゼ(WO第9711164A1号明細書)、ラ
ッカーゼ(WO第9838287A1号明細書またはWO第9838286A1
号明細書参照)または例えば、WO第9827197A1号明細書に記載のよう
なmyceliophthoraまたはscytalidium ラッカーゼ中にアミノ酸変化を有するラッ
カーゼ変異体またはDE第19612193A1号明細書に記載のような媒介ラ
ッカーゼ系、またはcoprinus菌株に由来するもの(例えば、WO第981006
0A1号明細書またはWO第9827198A1号明細書参照)、フェノールオ
キシダーゼまたはポリフェノールオキシダーゼ(JP10174583A)また
は媒介フェノールオキシダーゼ系(WO第9711217A号明細書)、高めら
れたフェノールオキシダーゼ系(WO第9725468A号明細書、WO第97
25469A号明細書)、セルロース結合ドメインを有するアミノ酸配列に縮合
されたフェノールオキシダーゼ(WO第9740127A1号明細書、WO第9
740229A1号明細書)または他のフェノールオキシダーゼ(WO第970
8325A号明細書、WO第9728257A1号明細書)またはスーパーオキ
シドディスムターゼが挙げることができる。オキシドレダクターゼおよび/また
はそれらの関連抗体は、例えば、WO第98/07816A号明細書に教示のよ
うにH2 2 と併用できる。洗剤組成物の種類に応じて、他のレドックス活性酵
素、例えば、カタラーゼ(例えば、JP09316490A参照)さえ使用でき
る。 細胞外起源のオキシゲナーゼ、特に真菌オキシゲナーゼ、例えば、細胞外起源
のジオキシゲナーゼも、ここで有用である。後者は、最も特に、WO第9828
400A2号明細書に教示のようなクエルセチナーゼ、カテキナーゼまたはアン
トシナーゼ(場合によって他の好適なオキシダーゼ、ペルオキシダーゼまたは加
水分解性酵素との組み合わせで)である。
【0242】 このような好適な酵素の例および/または使用量は、米国特許第5,705,
464号明細書、第5,710,115号明細書、第5,576,282号明細
書、第5,728,671号明細書および第5,707,950号明細書に開示
されている。
【0243】 本発明で有用なセルラーゼとしては、細菌セルラーゼと真菌セルラーゼとの両
方が挙げられる。好ましくは、それらは、5〜12のpH最適条件および50CEVU
/mgより高い比活性(セルロース粘度単位)を有するであろう。好適なセルラー
ゼは、それぞれHumicola insolens 、Trichoderma 、Thielavia およびSporotri
chumから産生される真菌セルラーゼを開示している米国特許第4,435,30
7号明細書、J61078384およびWO第96/02653号明細書に開示
されている。EP第739 982号明細書は、新規のBacillus種から単離され
たセルラーゼを記載している。好適なセルラーゼは、英国特許第2.075.0
28号明細書、英国特許第2.095.275号明細書、DE−OS第2.24
7.832号明細書およびWO第95/26398号明細書にも開示されている
。 このようなセルラーゼの例は、Humicola insolens の菌株(Humicola grisea
var. thermoidea )、特にHumicola菌株DSM1800によって産生されるセル
ラーゼである。
【0244】 他の好適なセルラーゼは、分子量約50kDa 、等電点5.5を有し且つ415
個のアミノ酸を含有するHumicola insolens から生ずるセルラーゼ、およびセル
ラーゼ活性を示すHumicola insolens DSM1800に由来する約43kDエン
ドグルカナーゼであり、好ましいエンドグルカナーゼ成分はWO第91/172
43号明細書に開示のアミノ酸配列を有する。また、好適なセルラーゼは、ジェ
ネンコアへのWO第94/21801号明細書に記載のTrichoderma longibrach
iatum からのEGIII セルラーゼである。特に好適なセルラーゼは、色ケア上の
利益を有するセルラーゼである。このようなセルラーゼの例は、1991年11
月6日出願の欧州特許出願第91202879.2号明細書(ノボ)に記載のセ
ルラーゼである。ケアザイム(Carezyme)およびセルザイム(Celluzyme)(ノボ
・ノルディスクA/S)が特に有用である。WO第91/17244号明細書お
よびWO第91/21801号明細書も参照。布帛ケアおよび/または洗濯性に
好適な他のセルラーゼは、WO第96/34092号明細書、WO第96/17
994号明細書およびWO第95/24471号明細書に記載されている。
【0245】 ペルオキシダーゼ酵素は、酸素源、例えば、ペルカーボネート、ペルボレート
、ペルサルフェート、過酸化水素などと併用され且つ漂白増進分子としてフェノ
ール性基質と併用される。それらは、「溶液漂白」に使用され、即ち、洗浄操作
時に基体から除去された染料または顔料を洗浄液中で他の基体に移動するのを防
止するために使用される。ペルオキシダーゼ酵素は、技術上既知であり、例えば
、ホースラディッシュ・ペルオキシダーゼ、リグニナーゼ、およびハロペルオキ
シダーゼ、例えば、クロロペルオキシダーゼおよびブロモペルオキシダーゼが挙
げられる。好適なペルオキシダーゼおよびペルオキシダーゼ含有洗剤組成物は、
例えば、米国特許第5,705,464号明細書、第5,710,115号明細
書、第5,576,282号明細書、第5,728,671号明細書および第5
,707,950号明細書、PCT国際出願WO第89/099813号明細書
、WO第89/09813号明細書、1991年11月6日出願の欧州特許出願
EP第91202882.6号明細書および1996年2月20日出願のEP第
96870013.8号明細書に開示されている。ラッカーズ酵素も好適である
【0246】 好適なエンハンサーは、置換フェンチアジンおよびフェノキサシン10−フェ
ノチアジンプロピオン酸(PPT)、10−エチルフェノチアジン−4−カルボ
ン酸(EPC)、10−フェノキサジンプロピオン酸(POP)および10−メ
チルフェノキサジン(WO第94/12621号明細書に記載)、置換シリンゲ
ート(C3 〜C5 置換アルキルシリンゲート)、フェノール類およびそれらの混
合物からなる群から選ばれる。過炭酸ナトリウムまたは過ホウ酸ナトリウムは、
好ましい過酸化水素源である。
【0247】 酵素系は、漂白剤として使用してもよい。過酸化水素は、開始または洗浄時お
よび/またはすすぎプロセス時に過酸化水素を発生できる酵素系(即ち、酵素お
よびそのための基質)を加えることによって存在してもよい。このような酵素系
は、1991年10月9日出願のEP特許出願第91202655.6号明細書
に開示されている。
【0248】 本発明の洗濯組成物に配合できる他の好ましい酵素としては、リパーゼが挙げ
られる。洗剤使用に好適なリパーゼ酵素としては、英国特許第1,372,03
4号明細書に開示のようなPseudomonas stutzeri ATCC19.154などの
Pseudomonas 群の微生物によって産生されるものが挙げられる。好適なリパーゼ
としては、微生物Pseudomonas fluorescent IAM1057によって産生される
リパーゼの抗体との正免疫交差反応を示すものが挙げられる。このリパーゼは、
日本の名古屋の天野製薬株式会社から商品名リパーゼP「アマノ(Amano)」(以
下「アマノ−P」と称する)で入手できる。他の好適な市販のリパーゼとしては
、アマノ−CES、Chromobacter viscosum 、例えば、日本の田方の東洋醸造株
式会社からのChromobacter viscosum var.lipolyticum NRRLB3673から
のリパーゼ;米国のU.S.バイオケミカル・コーポレーションおよびオランダ
のディソイント・カンパニーからのChromobacter viscosum リパーゼ、およびPs
eudomonas gladioliからのリパーゼが挙げられる。特に好適なリパーゼは、本発
明の組成物と併用する時に非常に有効であることが見出されたM1リパーゼ(Li
paseR )、リポマックス(LipomaxR )(ギスト−ブロケーデス)、リポラーゼ(
LipolaseR )、リポラーゼ・ウルトラ(UltraR )(ノボ)などのリパーゼである
。ノボ・ノルディスクによるEP第258 068号明細書、WO第92/05
249号明細書およびWO第95/22615号明細書およびユニリーバによる
WO第94/03578号明細書、WO第95/35381号明細書およびWO
第96/00292号明細書に記載の脂質分解酵素も、好適である。 また、特
殊な種類のリパーゼとみなすことができるクチナーゼ〔EC3.1.1.50〕
、即ち、界面活性化を必要としないリパーゼは、好適である。クチナーゼの洗濯
組成物への添加は、例えば、WO−A第88/09367号明細書(ジェネンコ
ア)、WO第90/09446号明細書(プラント・ジェネティック・システム
)およびWO第94/14963号明細書およびWO第94/ 14964号明細書(ユニリーバ)に記載されている。
【0249】 前記リパーゼに加えて、ホスホリパーゼは、本発明の洗濯組成物に配合しても
よい。好適なホスホリパーゼの非限定例としては、EC3.1.1.32ホスホ
リパーゼA1、EC3.1.1.4ホスホリパーゼA2、EC3.1.1.5リ
ソホリパーゼ、EC3.1.4.3ホスホリパーゼC、EC3.1.4.4ホス
ホリパーゼDが挙げられる。市販のホスホリパーゼとしては、デンマークのノボ
・ノルディスクA/Sからのレクチターゼ(LECTITASER )およびシグマからのホ
スホリパーゼ(Phospholipase)A2が挙げられる。ホスホリパーゼを本発明の組
成物に配合する時には、アミラーゼも配合することが好ましい。理論によって制
限しようとはせずに、ホスホリパーゼおよびアミラーゼの組み合わせ作用は、実
質的なしみ抜き(特にグリース/油、デンプンおよび高着色しみおよび汚れ上で
)を与えると考えられる。好ましくは、ホスホリパーゼおよびアミラーゼは、存
在する時には、本発明の組成物に4500:1から1:5、より好ましくは50
:1から1:1の純粋な酵素重量比で配合する。
【0250】 好適なプロテアーゼは、枯草菌およびB. licheniformisの特定の菌株から得ら
れるズブチリシン(ズブチリシンBPNおよびBPN′)である。1つの好適な
プロテアーゼは、デンマークのノボ・インダストリーズA/Sによって開発され
且つエスペラーゼ(ESPERASER )として販売されている8〜12のpH範囲全体に
わたって最大活性を有するバチルスの菌株から得られる。この酵素および類似の
酵素の調製は、ノボの英国特許第1,243,784号明細書に記載されている
。タンパク分解酵素は、修飾細菌セリンプロテアーゼ、例えば、1987年4月
28日出願の欧州特許出願第87303761.8号明細書(特に第17頁、第
24頁および第98頁)に記載のもの(プロテアーゼBとここで呼ばれる)およ
び1986年10月29日公開のベネガスの欧州特許出願第199,404号明
細書に記載のもの(ここで「プロテアーゼA」と呼ばれる修飾細菌セリンタンパ
ク分解酵素を意味する)も包含する。Bacillusからのアルカリ性セリンタンパク
質の変異体(リシンが27位でアルギニンに取って代わり、チロシンが104位
でバリンに取って代わり、セリンが123位でアスパラギンに取って代わり、ア
ラニンが274位でトレオニンに取って代わる)である「プロテアーゼC」とこ
こで呼ばれるプロテアーゼが、好適である。プロテアーゼCは、1991年5月
16日公開のWO第91/06637号明細書に対応するEP第9091595
8:4号明細書に記載されている。遺伝的に修飾された変異体、特にプロテアー
ゼCのものも、ここに包含される。
【0251】 「プロテアーゼD」と称する好ましいプロテアーゼは、米国特許第5,677
,272号明細書およびWO第95/10591号明細書に記載のようなカルボ
ニルヒドロラーゼである。WO第95/10591号明細書に記載のプロテアー
ゼのカルボニルヒドロラーゼ変異体(下記の残基:+33、+62、+67、+
76、+100、+101、+103、+104、+107、+128、+12
9、+130、+132、+135、+156、+158、+164、+166
、+167、+170、+209、+215、+217、+218および+22
2の1個以上との組み合わせで+210位に対応する前駆物質酵素中で置換され
る複数のアミノ酸残基を取り替えることによって誘導されるアミノ酸配列を有す
る)も、好適である〔番号付け位置はBacillus amyloliquefaciensからの天然産
ズブチリシンまたは他のカルボニルヒドロラーゼまたはズブチリシン(Bacillus
lentus ズブチリシンなど)中の等価のアミン酸残基に対応する〕(1997年
6月4日出願の同時係属米国特許出願第60/048,550号明細書およびP
CT国際出願PCT/IB98/00853)。
【0252】 特許出願EP第251 446号明細書およびWO第91/06637号明細
書に記載のプロテアーゼおよびWO第91/02792号明細書に記載のプロテ
アーゼブラップ(BLAPR )およびWO第95/23221号明細書に記載の変異
体も、本発明に好適である。
【0253】 ノボへのWO第93/18140A号明細書に記載のBacillus sp.NCIMB
40338からの高pHプロテアーゼも参照。プロテアーゼ、1種以上の他の酵素
および可逆プロテアーゼ抑制剤を含む酵素洗剤は、ノボへのWO第92/035
29A号明細書に記載されている。所望ならば、減少された吸着および増大され
た加水分解を有するプロテアーゼは、プロクター・エンド・ギャンブルへのWO
第95/07791号明細書に記載のように入手できる。ここで好適な洗剤用組
換型トリプシン様プロテアーゼは、ノボへのWO第94/25583号明細書に
記載されている。他の好適なプロテアーゼは、ユニリーバによるEP第516
200号明細書に記載されている。
【0254】 特に有用なプロテアーゼは、PCT公報:WO第95/30010号明細書、
WO第95/30011号明細書、およびWO第95/29979号明細書に記
載されている。好適なプロテアーゼは、デンマークのノボ・ノルディスクA/S
からのエスペラーゼ(ESPERASER )、アルカラーゼ(ALCALASER )、ドゥラザイ
ム(DURAZYMR )、サビナーゼ(SAVINASER )、エバーラーゼ(EVERLASER )およ
びカンナーゼ(KANNASER )およびジェネンコア・インターナショナル(以前はオ
ランダのギスト−ブロケーデス)からのマキサターゼ(MAXATASER )、マキサカ
ル(MAXACALR )、プロペラーゼ(PROPERASER )およびマキサペム(MAXAPEMR )と
して市販されている。
【0255】 ここで有用な好ましいプロテアーゼとしては、或る変異体が挙げられる(WO
第96/28566A号明細書、WO第96/28557A号明細書、WO第9
6/28556A号明細書、WO第96/25489A号明細書)。
【0256】 他の特に有用なプロテアーゼは、Bacillus amyloliquefaciensズブチリシンの
1、3、4、8、9、10、12、13、16、17、18、19、20、21
、22、24、27、33、37、38、42、43、48、55、57、58
、61、62、68、72、75、76、77、78、79、86、87、89
、97、98、99、101、102、104、106、107、109、11
1、114、116、117、119、121、123、126、128、13
0、131、133、134、137、140、141、142、146、14
7、158、159、160、166、167、170、173、174、17
7、181、182、183、184、185、188、192、194、19
8、203、204、205、206、209、210、211、212、21
3、214、215、216、217、218、222、224、227、22
8、230、232、236、237、238、240、242、243、24
4、245、246、247、248、249、251、252、253、25
4、255、256、257、258、259、260、261、262、26
3、265、268、269、270、271、272、274および275位
に対応する1個以上のアミノ酸残基位において別の天然産アミノ酸残基でのアミ
ノ酸残基の置換との組み合わせでBacillus amyloliquefaciensズブチリシンの1
03位に対応する1個以上のアミノ酸残基位において別の天然産アミノ酸残基で
のアミノ酸残基の置換からなる多重置換プロテアーゼ変異体(前記プロテアーゼ
変異体は103および76位に対応する位置においてアミノ酸残基の置換を包含
する時には、Bacillus amyloliquefaciensズブチリシンの27、99、101、
104、107、109、123、128、166、204、206、210、
216、217、218、222、260、265または274位に対応するア
ミノ酸残基位以外の1個以上のアミノ酸残基位におけるアミノ酸残基の置換もあ
る)および/またはBacillus amyloliquefaciensズブチリシンの62、212、
230、232、252および257位に対応する1個以上のアミノ酸残基位に
おいて別の天然産アミノ酸残基でのアミノ酸残基の置換からなる多重置換プロテ
アーゼ変異体(プロクター・エンド・ギャンブル・カンパニーから1998年1
0月23日出願のPCT出願PCT/US98/22588、PCT/US98
/22482およびPCT/US98/22486に記載)である。より好まし
くは、プロテアーゼ変異体は、下記のものからなる群から選ばれる置換セットを
包含する: 12/76/103/104/130/222/245/261; 62/103/104/159/232/236/245/248/252;
62/103/104/159/213/232/236/245/248/2
52; 62/101/103/104/159/212/213/232/236/2
45/248/252; 68/103/104/159/232/236/245; 68/103/104/159/230/232/236/245; 68/103/104/159/209/232/236/245; 68/103/104/159/232/236/245/257; 68/76/103/104/159/213/232/236/245/26
0; 68/103/104/159/213/232/236/245/248/2
52; 68/103/104/159/183/232/236/245/248/2
52; 68/103/104/159/185/232/236/245/248/2
52; 68/103/104/159/185/210/232/236/245/2
48/252; 68/103/104/159/210/232/236/245/248/2
52; 68/103/104/159/213/232/236/245; 98/103/104/159/232/236/245/248/252;
98/102/103/104/159/212/232/236/245/2
48/252; 101/103/104/159/232/236/245/248/252;
102/103/104/159/232/236/245/248/252; 103/104/159/230/236/245; 103/104/159/232/236/245/248/252; 103/104/159/217/232/236/245/248/252;
103/104/130/159/232/236/245/248/252;
103/104/131/159/232/236/245/248/252;
103/104/159/213/232/236/245/248/252;
および 103/104/159/232/236/245。
【0257】 一層好ましくは、プロテアーゼ変異体は、下記のものからなる群から選ばれる
置換セットを包含する: 12R/76D/103A/104T/130T/222S/245R/261
D; 62D/103A/104I/159D/232V/236H/245R/24
8D/252K; 62D/103A/104I/159D/213R/232V/236H/24
5R/248D/252K; 68A/103A/104I/159D/209W/232V/236H/24
5R; 68A/76D/103A/104I/159D/213R/232V/236
H/245R/260A; 68A/103A/104I/159D/213E/232V/236H/24
5R/248D/252K; 68A/103A/104I/159D/183D/232V/236H/24
5R/248D/252K; 68A/103A/104I/159D/232V/236H/245R; 68A/103A/104I/159D/230V/232V/236H/24
5R; 68A/103A/104I/159D/232V/236H/245R/25
7V; 68A/103A/104I/159D/213G/232V/236H/24
5R/248D/252K; 68A/103A/104I/159D/185D/232V/236H/24
5R/248D/252K; 68A/103A/104I/159D/185D/210L/232V/23
6H/245R/248D/252K; 68A/103A/104I/159D/210L/232V/236H/24
5R/248D/252K; 68A/103A/104I/159D/213G/232V/236H/24
5R; 98L/103A/104I/159D/232V/236H/245R/24
8D/252K; 98L/102A/103A/104I/159D/212G/232V/23
6H/245R/248D/252K; 101G/103A/104I/159D/232V/236H/245R/2
48D/252K; 102A/103A/104I/159D/232V/236H/245R/2
48D/252K; 103A/104I/159D/230V/236H/245R; 103A/104I/159D/232V/236H/245R/248D/2
52K; 103A/104I/159D/217E/232V/236H/245R/2
48D/252K; 103A/104I/130G/159D/232V/236H/245R/2
48D/252K; 103A/104I/131V/159D/232V/236H/245R/2
48D/252K; 103A/104I/159D/213R/232V/236H/245R/2
48D/252K;および 103A/104I/159D/232V/236H/245R。
【0258】 最も好ましくは、プロテアーゼ変異体は、置換セット101/103/104
/159/232/236/245/248/252、好ましくは101G/1
03A/104I/159D/232V/236H/245R/248D/25
2Kを包含する。
【0259】 特許出願EP第251 446号明細書およびWO第91/06637号明細
書に記載のプロテアーゼ、WO第91/02792号明細書に記載のプロテアー
ゼブラップR およびWO第95/23221号明細書に記載の変異体も、本発明
に好適である。
【0260】 ノボへのWO第93/18140A号明細書に記載のBacillus sp.NCIMB
40338からの高pHプロテアーゼも参照。プロテアーゼ、1種以上の他の酵素
および可逆プロテアーゼ抑制剤を含む酵素洗剤は、ノボへのWO第92/035
29A号明細書に記載されている。所望ならば、減少された吸着および増大され
た加水分解を有するプロテアーゼは、プロクター・エンド・ギャンブルへのWO
第95/07791号明細書に記載のように入手できる。ここで好適な洗剤用組
換型トリプシン様プロテアーゼは、ノボへのWO第94/25583号明細書に
記載されている。他の好適なプロテアーゼは、ユニリーバによるEP第516
200号明細書に記載されている。
【0261】 本発明で有用な市販のプロテアーゼは、デンマークのノボ・ノルディスクA/
SからのエスペラーゼR 、アルカラーゼR 、ドゥラザイムR 、サビナーゼR 、エ
バーラーゼR およびカンナーゼR およびジェネンコア・インターナショナル(以
前はオランダのギスト−ブロケーデス)からのマキサターゼR 、マキサカルR
プロペラーゼR およびマキサペムR として既知である。
【0262】 漂白剤/アミラーゼ/プロテアーゼ組み合わせ(EP第755,999A号明
細書、EP第756,001A号明細書、EP第756,000A号明細書)も
、有用である。
【0263】 また、本発明の酵素に関して、酵素およびそれらの直接結合された抑制剤、例
えば、WO第98/13483A号明細書に記載のようにプロテアーゼおよびペ
プチド鎖によって結合されたその抑制剤は、本発明のハイブリッドビルダーと共
に有用である。本発明の所定の組み合わせで使用する酵素およびそれらの結合さ
れていない抑制剤としては、WO第98/13461A号明細書、WO第98/
13460A号明細書、WO第98/13458A号明細書、WO第98/13
387A号明細書に記載のようなタンパク質、ペプチドおよびペプチド誘導体か
ら選ばれるプロテアーゼ抑制剤と共のプロテアーゼが挙げられる。
【0264】 アミラーゼはWO第98/07818A号明細書およびWO第98/0782
2A号明細書に教示のようにアミラーゼ抗体と併用でき、リパーゼはWO第98
/07817A号明細書およびWO第98/06810A号明細書に教示のよう
にリパーゼ抗体と併用でき、プロテアーゼはWO第98/07819A号明細書
およびWO第98/06811A号明細書に教示のようにプロテアーゼ抗体と併
用でき、セルラーゼはWO第98/07823A号明細書およびWO第98/0
7821A号明細書に教示のようにセルラーゼ抗体と併用できる。より一般に、
酵素は、例えば、WO第98/07820A号明細書またはWO第98/068
12A号明細書に教示のように同様または異類の酵素指向抗体と組み合わせるこ
とができる。
【0265】 本発明の好ましい酵素は、いかなる好適な起源、例えば、植物、動物、細菌、
真菌および酵母起源を有することができる。
【0266】 好ましい選択は、複数の因子、例えば、pH活性および/または安定性最適条件
、熱安定性、活性洗剤、ビルダーなどに対する安定性によって影響される。この
点で、細菌または真菌酵素、例えば、細菌アミラーゼおよびプロテアーゼ、およ
び真菌セルラーゼが、好ましい。
【0267】 アミラーゼ(αおよび/またはβ)は、炭水化物をベースとするしみの除去の
ために配合できる。WO第94/02597号明細書は、突然変異体アミラーゼ
を配合した洗濯組成物を記載している。WO第95/10603号明細書も参照
。洗濯組成物で使用することが既知の他のアミラーゼとしては、α−アミラーゼ
とβ−アミラーゼとの両方が挙げられる。α−アミラーゼは、技術上既知であり
且つそれらとしては米国特許第5,003,257号明細書、EP第252,6
66号明細書、WO第91/00353号明細書、仏国特許第2,676,45
6号明細書、EP第285,123号明細書、EP第525,610号明細書、
EP第368,341号明細書、および英国特許第1,296,839号明細書
(ノボ)に開示のものが挙げられる。他の好適なアミラーゼは、ジェネンコアの
WO第94/18314号明細書およびWO第96/05295号明細書に記載
の安定性増進アミラーゼ、およびWO第95/10603号明細書に開示のノボ
・ノルディスクA/Sから入手できる即時親における追加の修飾を有するアミラ
ーゼ変異体である。EP第277 216号明細書に記載のアミラーゼも、好適
である。
【0268】 市販のα−アミラーゼ製品の例は、ジェネンコアからのプラフェクト(Purafe
ct)Ox AmR 、デンマークのノボ・ノルディスクA/Sから入手できるター
マミル(TermamylR )、バン(BanR )、フンガミル(FungamylR )およびドゥラ
ミル(DuramylR )である。WO第95/26397号明細書は、他の好適なアミ
ラーゼを記載している:フェードバス(PhadebasR )α−アミラーゼ活性検定に
よって測定して25℃〜55℃の温度範囲で、そして8〜10の範囲内のpH値で
ターマミルR の比活性より少なくとも25%高い比活性を有することによって特
徴づけられるα−アミラーゼ。WO第96/23873号明細書(ノボ・ノルデ
ィスク)に記載の前記酵素の変異体は、好適である。活性水準および熱安定性と
高活性水準との組み合わせに関して改善された性質を有する他のデンプン分解酵
素は、WO第95/35382号明細書に記載されている。
【0269】 本発明の組成物は、マンナナーゼ酵素も含んでもよい。好ましくは、マンナナ
ーゼは、3種のマンナン分解酵素:EC3.2.1.25:β−マンノシダーゼ
、EC3.2.1.78:エンド−1,4−β−マンノシダーゼ(以下「マンナ
ナーゼ」と称する)およびEC3.2.1.100:1,4−β−マンノビオシ
ダーゼおよびそれらの混合物からなる群から選ばれる(IUPAC分類−酵素命
名法、1992ISBN0−12−227165−3アカデミック・プレス)。
【0270】 より好ましくは、本発明の処理組成物は、マンナナーゼが存在する時には、マ
ンナナーゼと称するβ−1,4−マンノシダーゼ(EC3.2.1.78)を含
む。「マンナナーゼ」または「ガラクトマンナナーゼ」なる用語は、技術に従っ
て公式にマンナンエンド−1,4−β−マンノシダーゼと呼ばれると規定され且
つ別名β−マンナナーゼおよびエンド−1,4−マンナナーゼを有し且つ反応:
マンナン、ガラクトマンナン、グルコマンナン、およびガラクトグルコマンナン
中の1,4−β−D−マンノシド結合のランダム加水分解を触媒するマンナナー
ゼ酵素を意味する。
【0271】 特に、マンナナーゼ(EC3.2.1.78)は、マンナンを分解する多糖類
の群を構成し且つマンノース単位を含有するポリオース鎖を開裂でき、即ち、マ
ンナン、グルコマンナン、ガラクトマンナン、およびガラクトグルコマンナン中
のグリコシド結合を開裂できる酵素を意味する。マンナンは、β−1,4−結合
マンノースからなる主鎖を有する多糖類であり;グルコマンナンは、主鎖または
多少規則的に交互するβ−1,4−結合マンノースおよびグルコースを有する多
糖類であり;ガラクトマンナンおよびガラクトグルコマンナンは、α−1,6−
結合ガラクトース側枝を有するマンナンおよびグルコマンナンである。これらの
化合物は、アセチル化してもよい。
【0272】 ガラクトマンナンおよびガラクトグルコマンナンの分解は、ガラクトース側枝
の完全または部分的な除去によって容易にされる。更に、アセチル化マンナン、
グルコマンナン、ガラクトマンナンおよびガラクトグルコマンナンの分解は、完
全または部分的な脱アセチルにより容易にされる。アセチル基は、アルカリによ
り、またはマンナンアセチルエステラーゼにより除去できる。マンナナーゼから
、またはマンナナーゼとα−ガラクトシダーゼおよび/またはマンナンアセチル
エステラーゼとの組み合わせにより放出されるオリゴマーは、β−マンノシダー
ゼおよび/またはβ−グルコシダーゼによって更に分解されて遊離マルトースを
放出できる。
【0273】 マンナナーゼは、数種のBacillus生物中で同定されている。例えば、タルボッ
ト等は、Appl. Environ. Microbiol.,第56巻第11号第3505頁〜第351
0頁(1990)で分子量162kDa および最適pH5.5〜7.5を有する二量
体形のBacillus stearothermophilus に由来するβ−マンナナーゼを記載してい
る。メンドーザ等は、World J. Microbiol. Biotech., 第10巻第5号第551
頁〜第555頁(1994)で分子量38kDa 、pH5.0での最適活性および5
5CおよびpI4.8を有する枯草菌に由来するβ−マンナナーゼを記載している
。JP−03047076は、ゲル濾過によって測定された分子量373kDa 、
最適pH8〜10およびpI5.3〜5.4を有するBacillus sp.に由来するβ−マ
ンナナーゼを開示している。JP−63056289は、例えば、マンナンのβ
−1,4−D−マンノピラノシド結合を加水分解し且つマンノオリゴ糖を生成す
るアルカリ性熱安定性β−マンナナーゼの製造を記載している。JP−6303
6774は、アルカリ性pHでβ−マンナナーゼおよびβ−マンノシダーゼを産生
するBacillus 微生物FERM P−8856に関する。JP−0805197
6は、好アルカリ性Bacillus sp. AM−001からのアルカリ性β−マンナナ
ーゼを開示している。パルプおよび紙の漂白で有用なBacillus amyloliquefacie
nsからの精製マンナナーゼおよびそれらの製法は、WO第97/11164号明
細書に開示されている。WO第91/18974号明細書は、極端なpHおよび温
度で活性なグルカナーゼ、キシラナーゼ、マンナナーゼなどのヘミセルラーゼを
記載している。WO第94/25576号明細書は、植物または寒天細胞壁物質
の分解または修飾に有用であることがあるマンナナーゼ活性を示すAspergillus
aculeatus CBS101.43からの酵素を開示している。WO第93/246
22号明細書は、リグノセルロース系パルプを漂白するのに有用なTrichoderma
reseeiから単離されるマンナナーゼを開示している。マンナン含有ヘミセルロー
スを分解できるヘミセルラーゼは、WO第91/18974号明細書に記載され
ており且つBacillus amyloliquefaciensからの精製マンナナーゼは、WO第97
/11164号明細書に記載されている。
【0274】 好ましくは、マンナナーゼ酵素は、前記のようにアルカリ性マンナナーゼ、よ
り好ましくは細菌源から生ずるマンナナーゼであろう。特に、本発明の洗濯洗剤
組成物は、菌株Bacillus agaradhaerens NICMB40482からのマンナナ
ーゼ、枯草菌菌株168遺伝子yghtからのマンナナーゼ、Bacillussp. 1633
からのマンナナーゼおよび/またはBacillus sp.AAI12からのマンナナーゼ
から選ばれるアルカリ性マンナナーゼを含むであろう。本発明の洗剤組成物への
配合に最も好ましいマンナナーゼは、同時係属デンマーク特許出願第PA199
8 01340号明細書に記載のようにBacillus sp.1633から生ずるマンナ
ナーゼ酵素である。
【0275】 「アルカリ性マンナナーゼ酵素」なる用語は、所定のpH7〜12、好ましくは
7.5〜10.5での最大活性の少なくとも10%、好ましくは少なくとも25
%、より好ましくは少なくとも40%の酵素活性を有する酵素を包含することを
意味する。
【0276】 Bacillus agaradhaerens NICMB40482からのアルカリ性マンナナー
ゼは、同時係属米国特許出願第09/111,256号明細書に記載されている
。より詳細には、このマンナナーゼは、 (i )Bacillus agaradhaerens NCIMB40482によって産生されるポ
リペプチド;または (ii)米国特許出願第09/111,256号明細書に示されるようにSEQ
ID NO:2の32〜343位に示されるようなアミノ酸配列を含むポリペプ
チド;または (iii)前記ポリペプチドと少なくとも70%相同であるか1種または数種のア
ミノ酸の置換、欠失または付加によって前記ポリペプチドから誘導されるか精製
形の前記ポリペプチドに対してレイズされたポリクローナル抗体と免疫的に反応
性である(i )または(ii)に定義のポリペプチドの類似体 である。
【0277】 また、 (a)マンナーゼ活性を有し且つ米国特許出願第09/111,256号明細
書に示されるようにヌクレオチド97からヌクレオチド1029までSEQ I
D NO:1に示されるようなヌクレオチドの配列を含むポリペプチドをコード
するポリヌクレオチド分子; (b)(a)の種同族体; (c)米国特許出願第09/111,256号明細書に示されるようにアミノ
酸残基32からアミノ酸残基343までSEQ ID NO:2のアミノ酸配列
と少なくとも70%同一であるマンナナーゼ活性を有するポリペプチドをコード
するポリヌクレオチド分子; (d)(a)、(b)または(c)に相補的な分子;および (e)(a)、(b)、(c)または(d)の縮重ヌクレオチド配列 からなる群から選ばれるマンナナーゼ活性を有する対応単離ポリペプチドが包含
される。
【0278】 前記マンナナーゼをコードするポリヌクレオチド分子(DNA配列)を含むプ
ラスミドpSJ1678は、ドイツ連邦共和国D−38124ブラウンシュヴァ
イクのMascheroder Weg 1bのDeutsche Sammlung von Mikroorganismen und Ze
llkulturen GmbH において1998年5月18日に寄託番号DSM12180で
特許手続の目的で微生物の寄託の国際的承認に関するブダペスト条約に従って本
発明者によって寄託された大腸菌の菌株に形質転換される。
【0279】 第二のより好ましい酵素は、同時係属米国特許出願第09/095,163号
明細書に記載されている枯草菌菌株168からのマンナナーゼである。より詳細
には、このマンナナーゼは、 (i )米国特許出願第09/095,163号明細書に示されるSED ID
No. 5に示されるDNA配列のコード部分または前記配列の類似体によってコー
ドし;且つ/または (ii)米国特許出願第09/095,163号明細書に示されるSEQ ID
NO:6に示されるようなアミノ酸配列を含むポリペプチド;または (iii)前記ポリペプチドと少なくとも70%相同であるか1種または数種のア
ミノ酸の置換、欠失または付加によって前記ポリペプチドから誘導されるか精製
形の前記ポリペプチドに対してレイズされたポリクローナル抗体と免疫的に反応
性である(ii)に定義のポリペプチドの類似体 である。
【0280】 また、 (a)マンナーゼ活性を有し且つ米国特許出願第09/095,163号明細
書に示されるようにSEQ ID NO:5に示されるようなヌクレオチドの配
列を含むポリペプチドをコードするポリヌクレオチド分子; (b)(a)の種同族体; (c)米国特許出願第09/095,163号明細書に示されるようにSEQ
ID NO:6のアミノ酸配列と少なくとも70%同一であるマンナナーゼ活性
を有するポリペプチドをコードするポリヌクレオチド分子; (d)(a)、(b)または(c)に相補的な分子;および (e)(a)、(b)、(c)または(d)の縮重ヌクレオチド配列 からなる群から選ばれるマンナナーゼ活性を有する対応単離ポリペプチドが包含
される。
【0281】 第三のより好ましいマンナナーゼは、同時係属デンマーク特許出願第PA19
98 01340号明細書に記載されている。より詳細には、このマンナナーゼ
は、 (i )Bacillus sp.1633によって産生されるポリペプチド; (ii)デンマーク特許出願第PA1998 01340号明細書に示されるよ
うなSEQ ID NO:2の33〜340位で示されるようなアミノ酸配列を
含むポリペプチド;または (iii)前記ポリペプチドと少なくとも65%相同であるか1種または数種のア
ミノ酸の置換、欠失または付加によって前記ポリペプチドから誘導されるか精製
形の前記ポリペプチドに対してレイズされたポリクローナル抗体と免疫的に反応
性である(i )または(ii)に定義のポリペプチドの類似体 である。
【0282】 また、 (a)マンナーゼ活性を有し且つデンマーク特許出願第PA1998 013
40号明細書に示されるようにヌクレオチド317からヌクレオチド1243ま
でSEQ ID NO:5に示されるようなヌクレオチドの配列を含むポリペプ
チドをコードするポリヌクレオチド分子; (b)(a)の種同族体; (c)デンマーク特許出願第PA1998 01340号明細書に示されるよ
うにアミノ酸残基33からアミノ酸残基340までSEQ ID NO:2のア
ミノ酸配列と少なくとも65%同一であるマンナナーゼ活性を有するポリペプチ
ドをコードするポリヌクレオチド分子; (d)(a)、(b)または(c)に相補的な分子;および (e)(a)、(b)、(c)または(d)の縮重ヌクレオチド配列 からなる群から選ばれる対応単離ポリヌクレオチド分子が包含される。
【0283】 本発明のマンナナーゼをコードするポリヌクレオチド分子(DNA配列)を含
むプラスミドpBXM3は、ドイツ連邦共和国D−38124ブラウンシュヴァ
イクのMascheroder Weg 1bのDeutsche Sammlung von Mikroorganismen und Ze
llkulturen GmbH において1998年5月29日に寄託番号DSM12197で
特許手続の目的で微生物の寄託の国際的承認に関するブダペスト条約に従って本
発明者によって寄託された大腸菌の菌株に形質転換される。
【0284】 第四のより好ましいマンナナーゼは、同時係属デンマーク特許出願第PA19
98 01341号明細書に記載されている。より詳細には、このマンナナーゼ
は、 (i )Bacillus sp.AAI12によって産生されるポリペプチド; (ii)デンマーク特許出願第PA1998 01341号明細書に示されるよ
うなSEQ ID NO:2の25〜362位で示されるようなアミノ酸配列を
含むポリペプチド;または (iii)前記ポリペプチドと少なくとも65%相同であるか1種または数種のア
ミノ酸の置換、欠失または付加によって前記ポリペプチドから誘導されるか精製
形の前記ポリペプチドに対してレイズされたポリクローナル抗体と免疫的に反応
性である(i )または(ii)に定義のポリペプチドの類似体 である。
【0285】 また、 (a)マンナーゼ活性を有し且つデンマーク特許出願第PA1998 013
41号明細書に示されるようにヌクレオチド225からヌクレオチド1236ま
でSEQ ID NO:1に示されるようなヌクレオチドの配列を含むポリペプ
チドをコードするポリヌクレオチド分子; (b)(a)の種同族体; (c)デンマーク特許出願第PA1998 01341号明細書に示されるよ
うにアミノ酸残基25からアミノ酸残基362までSEQ ID NO:2のア
ミノ酸配列と少なくとも65%同一であるマンナナーゼ活性を有するポリペプチ
ドをコードするポリヌクレオチド分子; (d)(a)、(b)または(c)に相補的な分子;および (e)(a)、(b)、(c)または(d)の縮重ヌクレオチド配列 からなる群から選ばれる対応単離ポリヌクレオチド分子が包含される。
【0286】 本発明のマンナナーゼをコードするポリヌクレオチド分子(DNA配列)を含
むプラスミドpBXM1は、ドイツ連邦共和国D−38124ブラウンシュヴァ
イクのMascheroder Weg 1bのDeutsche Sammlung von Mikroorganismen und Ze
llkulturen GmbH において1998年10月7日に寄託番号DSM12433で
特許手続の目的で微生物の寄託の国際的承認に関するブダペスト条約に従って本
発明者によって寄託された大腸菌の菌株に形質転換される。
【0287】 マンナナーゼは、存在する時には、好ましくは、本発明の処理組成物に組成物
の0.0001〜2重量%、より好ましくは0.0005〜0.1重量%、最も
好ましくは0.001〜0.02重量%の純粋な酵素の量で配合する。
【0288】 本発明の組成物は、キシログルカナーゼ酵素も含んでもよい。本発明の目的に
好適なキシログルカナーゼは、好ましくは組成物の約0.001〜約1重量%、
より好ましくは約0.01〜約0.5重量%の量でキシログルカンに特異性のエ
ンドグルカナーゼ活性を示す酵素である。ここで使用する「エンドグルカナーゼ
酵素」なる用語は、セルロース、セルロース誘導体、リケニン、β−D−グルカ
ン、キシログルカンなどのセルロース系物質に存在する1,4−β−D−グリコ
シド結合を加水分解する酵素の能力を意味する。エンドグルカナーゼ活性は、技
術上既知の方法に従って測定してもよく、それらの例はWO第94/14953
号明細書および以下に記載されている。エンドグルカナーゼ活性の1単位(例え
ば、CMCU、AVIU、XGUまたはBGU)は、グルカン基質〔グルカン基
質は例えば、CMC(CMCU)、酸膨潤アビセル(Avicell)(AVIU)、キ
シログルカン(XGU)またはセレアルβ−グルカン(BGU)である〕からの
還元糖1μモル/分の生成と定義される。還元糖は、WO第94/14953号
明細書および以下に記載のように測定する。基質に対するエンドグルカナーゼの
比活性は、単位/タンパク質mgと定義される。
【0289】 最高活性XGUエンドグルカナーゼ活性(以下「キシログルカンに対して特異
性」と示す酵素が好適であり、酵素は、 (i )下記の部分的配列: (a)ATTCATTTGT GGACAGTGGAC(SEQ ID No:
1) (b)GTTGATCGCA CATTGAACCA(SEQ ID NO:2
)(c)ACCCCAGCCG ACCGATTGTC(SEQ ID NO:
3)(d)CTTCCTTACC TCACCATCAT(SEQ ID NO
:4)(e)TTAACATCTT TTCACCATGA(SEQ ID N
O:5)(f)AGCTTTCCCT TCTCTCCCTT(SEQ ID
NO:6)(g)GCCACCCTGG CTTCCGCTGC CAGCCT
CC(SEQID NO:7) (h)GACAGTAGCA ATCCAGCATT(SEQ ID NO:8
)(i)AGCATCAGCC GCTTTGTACA(SEQ ID NO:
9)(j)CCATGAAGTT CACCGTATTG(SEQ ID NO
:10) (k)GCACTGCTTC TCTCCCAGGT(SEQ ID NO:1
1) (l)GTGGGCGGCC CCTCAGGCAA(SEQ ID NO:1
2) (m)ACGCTCCTCC AATTTTCTCT(SEQ ID NO:1
3) (n)GGCTGGAG TAATGAGTCT(SEQ ID NO:14)
(o)GGCGCAGAGT TTGGCCAGGC(SEQ ID NO:1
5) (p)CAACATCCCC GGTGTTCTGG G(SEQ ID NO
:16) (q)AAAGATTCAT TTGTGGACAG TGGACGTTGA
TCGCACATTG AACCAACCCC AGCCGACCGA TTGTCCTTCC TTACCTCACC ATCATTTAAC ATC
TTTTCAC CATGAAGCTT TCCCTTCTCT CCCTTGCCAC CCTGGCTTCC GCTGCCAGCC TCC
AGCGCCG CACACTTCTG CGGTCAGTGG GATACCGCCA CCGCCGGTGA CTTCACCCTG TAC
AACGACC TTTGGGGCGA GACGGCCGGC ACCGGCTCCC AGTGCACTGG AGTCGACTCC TAC
AGCGGCG ACACCATCGC TTGTCACACC AGCAGGTCCT GGTCGGAGTA GCAGCAGCGT CAA
GAGCTAT GCCAACG(SEQ ID NO:17)または (r)CAGCATCTCC ATTGAGTAAT CACGTTGGTG
TTCGGTGGCC CGCCGTGTTG CGTGGCGGAG GCTGCCGGGA GACGGGTGGG CATGGTGGTG GGA
GAGAATG TAGGGCGCCG TGTTTCAGTC CCTAGGCAGG ATACCGGAAA ACCGTGTGGT AGG
AGGTTTA TAGGTTTCCA GGAGACGCTG TATAGGGGAT AAATGAGATT GAATGGTGGC CAC
ACTCAAA CCAACCAGGT CCTGTACATA CAATGCATAT ACCAATTATA CCTACCAAAA AAA
AAAAAAA AAAAAAAAAA AAAA(SEQ ID NO:18
)、またはエンドグルカナーゼ活性をキシログルカンに特異性のポリペプチドを
コードするそれらに相同な配列 の少なくとも1つからなるか部分的配列の少なくとも1つに包含されるDNA配
列によってコードし; (ii)(i )に規定のDNA配列によってコードされた高精製エンドグルカナ
ーゼに対してレイズされた抗体と免疫的に反応性であり且つAspergillus aculea
tus CBS101.43に由来し且つキシログルカンに特異性である。
【0290】 より詳細には、ここで使用する「キシログルカンに特異性」なる用語は、エン
ドグルカナーゼ酵素がキシログルカン基質上に最高のエンドグルカナーゼ活性を
示し、好ましくは他のセルロース含有基質、例えば、カルボキシメチルセルロー
ス、セルロース、または他のグルカン上に活性75%未満、より好ましくは活性
50%未満、最も好ましくは活性約25%未満を示すことを意味する。
【0291】 好ましくは、キシログルカンに対するエンドグルカナーゼの特異性は、更に、
それぞれ被試験のキシログルカンおよび他の基質と共の酵素のインキュベーショ
ンによって得られる最適の条件下での還元糖の放出として測定される相対活性と
定義される。例えば、特異性は、キシログルカン/β−グルカン活性(XGU/
BGU)、キシログルカン/カルボキシメチルセルロース活性(XGU/CMC
U)、またはキシログルカン/酸膨潤アビセル活性(XGU/AVIU)(好ま
しくは約50以上、例えば、75、90または100である)と定義してもよい
。 ここで使用する「に由来する」なる用語は、菌株CBS101.43によって
産生されるエンドグルカナーゼだけではなく、菌株CBS101.43から単離
されたDNA配列によってコードし且つ前記DNA配列と形質転換された宿主生
物中で産生されるエンドグルカナーゼも意味する。ここで使用する「同族体」な
る用語は、或る所定の条件下で(例えば、5×SSCに予備ソーキングし、5×
SSCの溶液、5×デンハート溶液および変性音波処理コウシ胸腺DNA50μ
g中で−40℃で1時間予備ハイブリッド形成した後、50μCi32−P−d
CTP標識プローブで補完された同じ溶液中で−40℃で18時間ハイブリッド
形成し、2×SSC、SDS0.2%中で40℃で30分間3回洗浄する)キシ
ログルカンに特異性のエンドグルカナーゼ酵素に対するDNAコーディングと同
じプローブにハイブリッド形成するDNAによってコードするポリペプチドを示
す。より詳細には、用語は、キシログルカンに特異性のエンドグルカナーゼをコ
ードする上に示す配列のいずれかに少なくとも70%相同であり、例えば、上に
示す配列のいずれかと少なくとも75%、少なくとも80%、少なくとも85%
、少なくとも90%または少なくとも95%さえ相同であるDNA配列を意味し
ようとする。用語は、上に示すDNA配列のいかなるものの修飾、例えば、配列
によってコードするポリペプチドの別のアミノ酸配列を生じないがDNA配列の
いかなるものを含むDNA構築が導入される宿主生物のコドン使用に対応するヌ
クレオチド置換、または異なるアミノ酸配列、それゆえ場合によって異なるアミ
ノ酸配列、それゆえ場合によって異なるタンパク質構造(天然酵素とは異なる性
質を有するエンドグルカナーゼ突然変異体を生ずることがある)を生ずるヌクレ
オチド置換を包含しようとする。可能な修飾の他の例は、1個以上のヌクレオチ
ドの配列への挿入、配列のいずれかの末端での1個以上のヌクレオチドの付加、
または末端または配列内のいずれかでの1個以上のヌクレオチドの欠失である。
【0292】 本発明で有用なキシログルカンに特異性のエンドグルカナーゼは、好ましくは
、XGU/BGU、XGU/CMUおよび/またはXGU/AVIU比(上で定
義)50超、例えば、75、90または100を有するものである。
【0293】 更に、キシログルカンに特異性のエンドグルカナーゼは、好ましくは、β−グ
ルカンに対して活性が実質上欠けており且つ/またはキシログルカンに対する活
性が100%である時にはカルボキシメチルセルロースおよび/またはアビセル
に対する活性せいぜい25%、例えば、せいぜい10%または約5%を示す。加
えて、本発明のキシログルカンに特異性のエンドグルカナーゼは、好ましくは、
トランフェラーゼ活性が実質上欠けており、その活性は植物起源のキシログルカ
ンに特異性の大抵のエンドグルカナーゼの場合に観察されている。
【0294】 キシログルカンに特異性のエンドグルカナーゼは、WO第94/14953号
明細書に記載のように真菌種A. aculeatusから得てもよい。キシログルカンに特
異性の微生物エンドグルカナーゼも、WO第94/14953号明細書に記載さ
れている。植物からのキシログルカンに特異性のエンドグルカナーゼは、記載さ
れているが、これらの酵素は、トランスフェラーゼ活性を有し、それゆえ、キシ
ログルカンの大規模の分解が望まれる時は、キシログルカンに特異性の微生物エ
ンドグルカナーゼより劣るとみなさなければならない。微生物酵素の追加の利点
は、一般に、他の起源の酵素より微生物宿主中で多量に産生されることがあるこ
とである。
【0295】 キシログルカナーゼは、存在する時には、好ましくは、本発明の処理組成物に
組成物の0.0001〜2重量%、より好ましくは0.0005〜0.1重量%
、最も好ましくは0.001〜0.02重量%の純粋な酵素の量で配合する。
【0296】 前記酵素は、いかなる好適な起源、例えば、植物、動物、細菌、真菌および酵
母起源を有していてもよい。起源は、更に、中温菌または好極限性細菌〔好冷性
、低温(psychrotrophic)、好熱性、好圧性、好アルカリ性、好酸性、好塩性な
ど〕であることができる。精製形または非精製形のこれらの酵素は、使用しても
よい。今日、本発明の洗濯洗剤および/または布帛ケア組成物中で性能効率を最
大限にするためにタンパク質工学/遺伝子工学技術によって野生型酵素を修飾す
ることは普通のプラクティスである。例えば、変異体は、このような組成物の普
通に遭遇する成分に対する酵素の相容性が増大されるように設計してもよい。或
いは、変異体は、酵素変異体の最適pH、漂白剤安定性またはキレート化剤安定性
、触媒活性などが特定の洗濯応用に適合させるために調整されるように設計して
もよい。 特に、注意は、漂白剤安定性の場合には酸化に感受性のアミノ酸およ
び界面活性剤相容性のための表面電荷に集中すべきである。このような酵素の等
電点は、若干の荷電アミノ酸の置換によって変性してもよく、例えば、等電点の
増大は、陰イオン界面活性剤との相容性を改善するのを助長することがある。酵
素の安定性は、キレート化剤安定性を増大するために例えば追加の塩ブリッジを
形成し且つカルシウム結合部位を補強することにより更に高めてもよい。
【0297】 添加できる他の好適なクリーニング補助物質は、酵素酸化捕捉剤である。この
ような酵素酸化捕捉剤の例は、エトキシ化テトラエチレンポリアミンである。
【0298】 広範囲の酵素物質も、ジェネンコア・インターナショナルへのWO第9307
263号明細書およびWO第9307260号明細書、WO第8908694号
明細書、およびマッカティー等に1971年1月5日発行の米国特許第3,55
3,139号明細書に開示されている。酵素は、更に、米国特許第4,101,
457号明細書および米国特許第4,507,219号明細書に開示されている
。液体洗剤処方物に特に有用な酵素物質およびこのような処方物への配合法は、
米国特許第4,261,868号明細書に開示されている。
【0299】 酵素安定剤−洗剤で使用するための酵素は、各種の技術によって安定化できる
。酵素安定化技術は、米国特許第3,600,319号明細書、EP第199,
405号明細書およびEP第200,586号明細書に開示され且つ例証されて
いる。また、酵素安定化系は、例えば、米国特許第3,519,570号明細書
に記載されている。プロテアーゼ、キシラナーゼおよびセルラーゼを与える有用
なBacillus sp.AC13は、WO第9401532号明細書に記載されている。
ここで使用する酵素は、イオンを酵素に与える完成組成物中での水溶性カルシウ
ムイオン源および/またはマグネシウムイオン源の存在によって安定化できる。
好適な酵素安定剤および使用量は、米国特許第5,705,464号明細書、第
5,710,115号明細書および第5,576,282号明細書に記載されて
いる。
【0300】 ビルダー−ここに記載の洗剤および洗濯組成物は、好ましくは、1種以上の洗
浄性ビルダーまたはビルダー系を含む。存在する時には、組成物は、典型的には
洗浄性ビルダー少なくとも約1重量%、好ましくは約5重量%から、より好まし
くは約10重量%から約80重量%まで、好ましくは約50重量%まで、より好
ましくは約30重量%までを含むであろう。しかしながら、より少ないか多い量
のビルダーは、排除することを意味しない。
【0301】 ここに記載の洗剤および洗濯組成物、特に皿洗い組成物で使用するのに好まし
いビルダーとしては、限定せずに、米国特許第5,695,679号明細書、第
5,705,464号明細書および第5,710,115号明細書に記載のよう
な水溶性ビルダー化合物(例えば、ポリカルボキシレート)が挙げられる。他の
好適なポリカルボキシレートは、米国特許第4,144,226号明細書、第3
,308,067号明細書および第3,723,322号明細書に開示されてい
る。好ましいポリカルボキシレートは、1分子当たり3個までのカルボキシ基を
含有するヒドロキシカルボキシレート、より好ましくはタイトレートである。
【0302】 無機またはP含有洗浄性ビルダーとしては、限定せずに、ポリリン酸(トリポ
リホスフェート、ピロホスフェート、およびガラス状高分子メタホスフェートに
よって例証)、ホスホン酸(例えば、米国特許第3,159,581号明細書、
第3,213,030号明細書、第3,422,021号明細書、第3,400
,148号明細書および第3,422,137号明細書参照)、フィチン酸、ケ
イ酸、炭酸(重炭酸およびセスキ炭酸を含めて)、硫酸、およびアルミノケイ酸
のアルカリ金属塩、アンモニウム塩およびアルカノールアンモニウム塩が挙げら
れる。
【0303】 しかしながら、非ホスフェートビルダーは、若干の場所で必要とされる。重要
なことに、本組成物は、驚異的なことに、サイトレートなどのいわゆる「弱い」
ビルダー(ホスフェートと比較して)の存在下またはゼオライトまたは層状シリ
ケートビルダーの場合に生ずることがあるいわゆる「ビルダー不足」状況下でさ
えよく機能する。
【0304】 好適なシリケートとしては、SiO2 :Na2 O比約1.0から2.8を有す
る水溶性ケイ酸ナトリウム(約1.6〜2.4の比率が好ましく、約2.0の比
率が最も好ましい)。シリケートは、無水塩または水和塩のいずれかの形であっ
てもよい。SiO2 :Na2 O比2.0を有するケイ酸ナトリウムが、最も好ま
しい。シリケートは、存在する時には、好ましくはここに記載の洗剤および洗濯
組成物に組成物の約5〜約50重量%、より好ましくは約10〜約40重量%の
量で存在する。
【0305】 洗剤および洗濯組成物、特に粒状洗剤組成物で使用するのに好適である部分可
溶性または不溶性ビルダー化合物としては、限定せずに、米国特許第4,664
,839号明細書に記載のような結晶性層状シリケート、好ましくは結晶性層状
ケイ酸ナトリウム(部分水溶性)およびアルミノケイ酸ナトリウム(水不溶性)
が挙げられる。洗剤および洗濯組成物に存在する時には、これらのビルダーは、
典型的には、組成物の約1〜80重量%、好ましくは約10〜70重量%、最も
好ましくは約20〜60重量%の量で存在する。
【0306】 一般式 NaMSix 2x+1・yH2 O(式中、Mはナトリウムまたは水素で
あり、xは約1.9〜約4、好ましくは約2〜約4、最も好ましくは2の数であ
り、yは約0〜約20、好ましくは0の数である)を有する結晶性層状ケイ酸ナ
トリウムは、ここに記載の組成物で使用できる。この種の結晶性層状ケイ酸ナト
リウムは、EP−A第0164514号明細書に開示されており且つそれらの製
法はDE−A第3417649号明細書およびDE−A第3742043号明細
書に開示されている。最も好ましい物質は、ヘキストAGからNaSKS−6(
通常ここで「SKS−6」と略称)として入手できるδ−Na2 SiO5 である
。ゼオライトビルダーと異なり、NaSKS−6シリケートビルダーは、アルミ
ニウムを含有しない。NaSKS−6は、層状シリケートのδ−Na2 SiO5 形態形を有する。SKS−6は、ここに記載の組成物で使用するのに高度に好ま
しい層状シリケートであるが、他のこのような層状シリケート、例えば、一般式
NaMSix 2x+1・yH2 O(式中、Mはナトリウムまたは水素であり、x
は1.9〜4、好ましくは2の数であり、yは0〜20、好ましくは0の数であ
る)を有するものは、ここに記載の組成物で使用できる。ヘキストからの各種の
他の層状シリケートとしては、α、βおよびγ形としてのNaSKS−5、Na
SKS−7およびNaSKS−11が挙げられる。前記のように、δ−Na2
iO5 (NaSKS−6形)が、ここで使用するのに最も好ましい。他のシリケ
ート、例えば、ケイ酸マグネシウムも有用であることもあり、それらは粒状処方
物でぱりぱりさ付与剤として、酸素系漂白剤用安定剤として、そして制泡系の成
分として役立つことができる。
【0307】 結晶性層状ケイ酸ナトリウム物質は、好ましくは、粒状洗剤組成物に固体水溶
性イオン性物質との緊密な混合物中の粒状物として存在する。固体水溶性イオン
性物質は、好ましくは、有機酸、有機塩塩および無機酸塩およびそれらの混合物
から選ばれる。
【0308】 アルミノシリケートビルダーは、最も現在市販されているヘビーデューティー
粒状洗剤組成物で大きい重要性を有し且つ液体洗剤処方物でも有意なビルダー成
分であることもできる。アルミノシリケートビルダーは、実験式 〔Mz (AlO2 y 〕・xH2 O (式中、zおよびyは少なくとも6の整数であり、z対yのモル比は1.0〜約
0.5の範囲内であり、xは約15〜約264の整数である) を有する。好ましくは、アルミノシリケートビルダーは、単位セル式 Naz 〔(AlO2 z (SiO2 y 〕・xH2 O (式中、zおよびyは少なくとも6であり、z対yのモル比は1.0〜0.5で
あり、xは少なくとも5、好ましくは7.5〜276、より好ましくは10〜2
64である) を有するアルミノシリケートゼオライトである。アルミノシリケートビルダーは
、好ましくは、水和形であり、好ましくは結晶性であり、結合形の水約10%〜
約28%、より好ましくは約18%〜約22%を含有する。
【0309】 これらのアルミノシリケートイオン交換物質は、構造が結晶性または無定形で
あることができ且つ天然産アルミノシケートであることができ、または合成的に
誘導できる。アルミノシリケートイオン交換物質の製法は、米国特許第3,98
5,669号明細書に開示されている。ここで有用な好ましい合成結晶性アルミ
ノシリケートイオン交換物質は、呼称ゼオライトA、ゼオライトB、ゼオライト
P、ゼオライトX、ゼオライトMAPおよびゼオライトHSおよびそれらの混合
物で入手できる。特に好ましい態様においては、結晶性アルミノシリケートイオ
ン交換物質は、式 Na12〔(AlO2 12(SiO2 12〕・xH2 O (式中、xは約20〜約30、特に約27である) を有する。この物質は、ゼオライトAとして既知である。脱水ゼオライト(x=
0〜10)も、ここで使用してもよい。好ましくは、アルミノシリケートは、直
径が約0.1〜10μmの粒径を有する。ゼオライトXは、式 Na86〔(AlO2 86(SiO2 106 〕・276H2 O を有する。
【0310】 クエン酸系ビルダー、例えば、クエン酸およびその可溶性塩(特にナトリウム
塩)は、更新可能な資源からの入手性および生分解性のためヘビーデューティー
液体洗剤処方物に特定の重要性を有するポリカルボキシレートビルダーである。
サイトレートは、特にゼオライトおよび/または層状シリケートビルダーとの組
み合わせで、粒状組成物でも使用できる。オキシジスクシネートも、このような
組成物および組み合わせで特に有用である。
【0311】 また、米国特許第4,566,984号明細書に開示の3,3−ジカルボキシ
−4−オキサ−1,6−ヘキサンジオエートおよび関連化合物は、ここに記載の
洗剤組成物で好適である。有用なコハク酸ビルダーとしては、C5 〜C20アルキ
ルおよびアルケニルコハク酸およびそれらの塩が挙げられる。この種の特に好ま
しい化合物は、ドデセニルコハク酸である。スクシネートビルダーの特定例とし
ては、コハク酸ラウリル、コハク酸ミリスチル、コハク酸パルミチル、コハク酸
2−ドデセニル(好ましい)、コハク酸2−ペンタデセニルなどが挙げられる。
コハク酸ラウリルは、この群の好ましいビルダーであり、1986年11月5日
公開の欧州特許出願第86200690.5/0,200,263号明細書に記
載されている。
【0312】 脂肪酸、例えば、C12〜C18モノカルボン酸も、組成物に単独または前記ビル
ダー、特にサイトレートおよび/またはスクシネートビルダーとの組み合わせで
配合して追加のビルダー活性を与えることができる。脂肪酸のこのような使用は
、一般に、処方業者によって考慮すべきである起泡の減少を生ずるであろう。
【0313】 分散剤−1種以上の好適なポリアルキレンイミン分散剤は、本発明の洗濯組成
物に配合してもよい。このような好適な分散剤の例は、欧州特許出願第111,
965号明細書、第111,984号明細書および第112,592号明細書、
米国特許第4,597,898号明細書、第4,548,744号明細書および
第5,565,145号明細書で見出すことができる。しかしながら、いかなる
好適な粘土/汚れ分散剤または再付着防止剤も、本発明の洗濯組成物で使用でき
る。
【0314】 加えて、高分子ポリカルボキシレートおよびポリエチレングリコールを包含す
る高分子分散剤は、本発明で使用するのに好適である。好適な高分子ポリカルボ
キシレートを生成するために重合できる不飽和単量体酸としては、アクリル酸、
マレイン酸(または無水マレイン酸)、フマル酸、イタコン酸、アコニット酸、
メサコン酸、シトラコン酸およびメチレンマロン酸が挙げられる。特に好適な高
分子ポリカルボキシレートは、アクリル酸から誘導できる。ここで有用であるこ
のようなアクリル酸をベースとする重合体は、重合されたアクリル酸の水溶性塩
である。酸形のこのような重合体の平均分子量は、好ましくは約2,000〜1
0,000、より好ましくは約4,000〜7,000、最も好ましくは約4,
000〜5,000である。このようなアクリル酸重合体の水溶性塩としては、
例えば、アルカリ金属塩、アンモニウム塩および置換アンモニウム塩が挙げるこ
とができる。この種の可溶性重合体は、既知の物質である。この種のポリアクリ
レートを洗剤組成物で使用することは、例えば、米国特許第3,308,067
号明細書に開示されている。
【0315】 アクリル酸/マレイン酸をベースとする共重合体も、分散剤/再付着防止剤の
好ましい成分として使用してもよい。このような物質としては、アクリル酸とマ
レイン酸との共重合体の水溶性塩が挙げられる。酸形のこのような共重合体の平
均分子量は、好ましくは約2,000〜100,000、より好ましくは約5,
000〜75,000、最も好ましくは7,000〜65,000である。この
ような共重合体中のアクリレートセグメント対マレエートセグメントの比率は、
一般に、約30:1から約1:1、より好ましくは約10:1から2:1であろ
う。このようなアクリル酸/マレイン酸共重合体の水溶性塩としては、例えば、
アルカリ金属塩、アンモニウム塩および置換アンモニウム塩が挙げることができ
る。この種の可溶性アクリレート/マレエート共重合体は、1982年12月1
5日公開の欧州特許出願第66915号明細書に記載の既知の物質並びに198
6年9月3日公開のEP第193,360号明細書に記載の既知の物質(アクリ
ル酸ヒドロキシプロピルを含むこのような重合体も記載している)である。なお
他の有用な分散剤としては、マレイン酸/アクリル酸/ビニルアルコール三元共
重合体が挙げられる。このような物質、例えば、アクリル酸/マレイン酸/ビニ
ルアルコールの45/45/10三元共重合体は、EP第193,360号明細
書に開示されている。
【0316】 配合できる別の高分子物質は、ポリエチレングリコール(PEG)である。P
EGは、分散剤性能を示し並びに粘土汚れ除去剤/再付着防止剤として作用でき
る。これらの目的に典型的な分子量範囲は、約500〜約100,000、好ま
しくは約1,000〜約50,000、より好ましくは約1,500〜約10,
000である。
【0317】 ポリアスパルテートおよびポリグルタメート分散剤も、特にゼオライトビルダ
ーと共に、使用してもよい。ポリアスパルテートなどの分散剤は、好ましくは、
分子量(平均)約10,000を有する。
【0318】 防汚剤−本発明に係る組成物は、1種以上の防汚剤を場合によって含んでもよ
い。利用するならば、防汚剤は、一般に、組成物の約0.01重量%から、好ま
しくは約0.1重量%から、より好ましくは約0.2重量%から約10重量%ま
で、好ましくは約5重量%まで、より好ましくは約3重量%までを含むであろう
。好適な防汚重合体の非限定例は、米国特許第5,728,671号明細書、第
5,691,298号明細書、第5,599,782号明細書、第5,415,
807号明細書、第5,182,043号明細書、第4,956,447号明細
書、第4,976,879号明細書、第4,968,451号明細書、第4,9
25,577号明細書、第4,861,512号明細書、第4,877,896
号明細書、第4,771,730号明細書、第4,711,730号明細書、第
4,721,580号明細書、第4,000,093号明細書、第3,959,
230号明細書、および第3,893,929号明細書、および欧州特許出願第
0 219 048号明細書に開示されている。
【0319】 更に他の好適な防汚剤は、米国特許第4,201,824号明細書、第4,2
40,918号明細書、第4,525,524号明細書、第4,579,681
号明細書、第4,220,918号明細書、第4,787,989号明細書、E
P第279,134A号明細書、EP第457,205A号明細書、およびDE
第2,335,044号明細書に記載されている。
【0320】 キレート化剤−また、本発明の組成物は、金属イオンおよび金属不純物(さも
なければ1種以上の漂白剤を失活する傾向があるであろう)をキレート化するの
に役立つキレート化剤を場合によって含有していてもよい。有用なキレート化剤
としては、アミノカルボキシレート、ホスホネート、アミノホスホネート、多官
能置換芳香族キレート化剤およびそれらの混合物が挙げることができる。好適な
キレート化剤の更なる例および使用量は、米国特許第5,705,464号明細
書、第5,710,115号明細書、第5,728,671号明細書および第5
,576,282号明細書に記載されている。
【0321】 本組成物は、キレート化剤または例えばゼオライト、層状シリケートなどの不
溶性ビルダーと共に有用な補助ビルダーとして水溶性メチルグリシン二酢酸(M
GDA)塩(または酸形)も含有してもよい。
【0322】 利用するならば、これらのキレート化剤は、一般に、本発明の洗剤組成物の約
0.1〜約15重量%、より好ましくは約0.1〜約3.0重量%を占めるであ
ろう。
【0323】 抑泡剤−別の任意成分は、シリコーンおよびシリカ−シリコーン混合物によっ
て例証される抑泡剤である。好適な抑泡剤は、米国特許第5,707,954号
明細書および第5,728,671号明細書に開示されている。これらの抑泡剤
は、通常、組成物の0.001〜2重量%、好ましくは0.01〜1重量%の量
で使用される。
【0324】 柔軟剤−布帛柔軟剤も、本発明に係る洗濯洗剤組成物に配合できる。無機柔軟
剤は、英国特許第1 400 898号明細書および米国特許第5,019,2
92号明細書に開示のスメクタイト粘土によって例証される。有機布帛柔軟剤と
しては、英国特許第1 514 276号明細書およびEP−B第011 34
0号明細書に開示のような水不溶性第三級アミンが挙げられ且つそれらとモノC
12〜C14第四級アンモニウム塩との組み合わせは、EP−B第026 527号
明細書およびEP−B第026 528号明細書に開示され且つジ長鎖アミドは
、EP−B第0 242 919号明細書に開示されている。布帛柔軟系の他の
有用な有機成分としては、EP−A第0 299 575号明細書および第0
313 146号明細書に開示のような高分子量ポリエチレンオキシド物質が挙
げられる。
【0325】 特に好適な布帛柔軟剤は、米国特許第5,707,950号明細書および第5
,728,673号明細書に開示されている。
【0326】 スメクタイト粘土の量は、通常、2〜20重量%、より好ましくは5〜15重
量%の範囲内であり、その物質は乾式混合成分として処方物の残部に加える。水
不溶性第三級アミン、ジ長鎖アミド物質などの有機布帛柔軟剤は、0.5〜5重
量%、通常1〜3重量%の量で配合する一方、高分子量ポリエチレンオキシド物
質および水溶性陽イオン物質は、0.1〜2重量%、通常0.15〜1.5重量
%の量で加える。若干の場合には乾式混合粒状物として加えるか溶融液体として
組成物の他の固体成分にスプレーオンすることがより好都合であることがあるが
、これらの物質は、通常、組成物の噴霧乾燥部分に加える。
【0327】 EP−A第040 562号明細書およびEP−A第239 910号明細書
に記載のような生分解性第四級アンモニウム化合物は、伝統的に使用されている
ジ長鎖アルキル鎖アンモニウムクロリドおよびメチルサルフェートの代替品とし
て提示される。
【0328】 第四級アンモニウム化合物およびアミン前駆物質の柔軟剤相容性陰イオンの非
限定例としては、クロリドまたはメチルサルフェートが挙げられる。
【0329】 染料移動抑制−本発明の洗剤組成物は、着色布帛を包含する布帛洗濯時および
コンディショニング操作時に遭遇する可溶化/懸濁染料の1つの布帛から別のも
のへの染料移動を抑制するための化合物も包含してもよい。
【0330】 (i )高分子染料移動抑制剤 本発明に係る洗剤組成物は、高分子染料移動抑制剤0.001〜10重量%、
好ましくは0.01〜2重量%、より好ましくは0.05〜1重量%も含むこと
ができる。前記高分子染料移動抑制剤は、通常、着色布帛からの染料をそれで洗
浄された布帛上に移動することを抑制するために洗剤組成物に配合する。これら
の重合体は、染料が洗浄液中の他の物品に結合するようになる機会を有する前に
染着布帛から洗い出された不堅牢染料を錯化するか吸収する能力を有する。
【0331】 特に好適な高分子染料移動抑制剤としては、ポリアミンN−オキシド重合体、
N−ビニルピロリドンとN−ビニルイミダゾールとの共重合体、ポリビニルピロ
リドン重合体、ポリビニルオキサゾリドンおよびポリビニルイミダゾールまたは
それらの混合物である。このような染料移動抑制剤の例は、米国特許第5,70
7,950号明細書および第5,707,951号明細書に開示されている。
【0332】 追加の好適な染料移動抑制剤としては、限定せずに、架橋重合体が挙げられる
。架橋重合体は、主鎖が或る程度相互連結している重合体である。これらのリン
クは、化学的性状または物理的性状を有することができ、多分活性基を主鎖中ま
たは分枝上に有する。架橋重合体は、ジャーナル・オブ・ポリマー・サイエンス
第22巻第1035頁〜第1039頁に記載されている。
【0333】 1態様においては、架橋重合体は、三次元硬質構造(染料を三次元構造によっ
て形成される細孔にトラップできる)を形成するように調製するような方法で調
製する。別の態様においては、架橋重合体は、染料を膨潤によってトラップする
。このような架橋重合体は、同時係属欧州特許出願第94870213.9号明
細書に記載されている。
【0334】 このような重合体の添加は、本発明に係る酵素の性能も高める。
【0335】 pHおよび緩衝変動−ここに記載の多くの洗剤および洗濯組成物は、緩衝化する
であろうし、即ち、酸性汚れの存在下でpH降下に比較的抵抗性である。しかしな
がら、本発明の他の組成物は、格別低い緩衝容量を有していてもよく、または実
質上緩衝化しなくてもよい。pHを推奨使用レベルで制御するか変化するための技
術は、より一般に、緩衝剤だけではなく、追加のアルカリ、酸、pHジャンプ系、
二重区画容器などの使用を包含し、当業者に周知である。
【0336】 他の物質−本組成物に場合によって配合する洗剤成分または補助剤としては、
洗濯性能、クリーニングすべき基体の処理を助長するか高めるため、または組成
物の美観を改善しようとするための1種以上の物質が挙げることができる。本発
明の組成物に通常の技術上確立された使用量(一般に、補助物質は、合計で、組
成物の約30〜約99.9重量%、好ましくは約70〜約95重量%を占める)
で配合することもできる補助剤としては、米国特許第5,705,464号明細
書、第5,710,115号明細書、第5,698,504号明細書、第5,6
95,679号明細書、第5,686,014号明細書および第5,646,1
01号明細書に記載のような他の活性成分、例えば、非ホスフェートビルダー、
カラースペックル、シルバーケア、曇り防止剤および/または耐食剤、染料、充
填剤、殺菌剤、アルカリ度源、ハイドロトロープ、酸化防止剤、香料、可溶化剤
、担体、加工助剤、顔料、およびpH制御剤が挙げられる。
【0337】 洗濯法−ここに記載の布帛の洗濯法に加えて、本発明は、通常の水性洗浄液を
使用して布帛を洗浄する前に、しみおよび/または汚れを高濃縮形の前記洗濯組
成物と直接接触することを特徴とする汚れるか汚染された布帛用の洗濯前処理法
も包含する。好ましくは、洗濯組成物は、常法で前処理汚れ/汚染基体を洗浄す
る前に約30秒〜24時間汚れ/しみと接触したままにする。より好ましくは、
前処理時間は、約1〜180分であろう。
【0338】使用のための指図を有する製品 また、本発明は、本組成物を含有するパッケージまたは組成物の販売または使
用と関連づけられる他の形の広告と共に本発明の粒状固体含有組成物の使用につ
いての指図の包括を包含する。指図は、消費製品製造会社または供給会社によっ
て典型的には使用されるいかなる方法でも包含してもよい。例としては、指図を
組成物を保持する容器に取り付けられたラベル上に与えること、容器に取り付け
られるか購入時に伴うシート上に与えること、または組成物の購入または使用に
連結されることがある広告、実物宣伝および/または他の書かれた指図または口
頭の指図中で与えることが挙げられる。
【0339】 詳細には、指図は、組成物の使用の説明、例えば、布帛をクリーニングするた
めに洗濯機で使用するための組成物の推奨量、ソーキングまたは摩擦が適当であ
るならば、布帛に適用するための組成物の推奨量を包含するであろう。
【0340】 本発明の組成物は、好ましくは、製品に包含する。製品は、好ましくは、本発
明の1種以上の粒状固体および場合によって1種以上のクリーニング補助物質を
含む組成物を含み且つ更に組成物が布帛をクリーニングするようにクリーニング
の必要な布帛を有効量の組成物と接触することによって布帛を洗濯するために製
品を使用するための指図を含む。
【0341】 下記の実施例は、本発明の粒状固体および/または組成物を例証することを意
味するが、本発明の範囲を限定したり他の点で規定したりすることを必ずしも意
味しない。
【0342】
【実施例】
本発明に係る粒状固体を調製する。
【0343】成分 炭酸ナトリウム 53.4 クエン酸ナトリウム2水和物 21.4 TiO2 2.7 粒状固体密度減少成分1 1.6 アクリル酸/マレイン酸共重合体 9.6 EDDS 6.4 水 4.9 真密度 0.990 1 粒状固体密度減少成分はここに記載の粒状固体密度減少成分である。好まし
くは、粒状固体密度減少成分は、スウェーデンのエキスパンセルから入手できる
エキスパンセルR 091DEである。
【0344】 本発明の特定の態様を説明したが、本発明の精神および範囲から逸脱せずに本
発明の各種の変更および修正を施すことができることは当業者に自明であろう。
本発明の範囲内であるすべてのこのような修正を特許請求の範囲でカバーしよう
とする。
【0345】 本発明の組成物は、処方業者によって選ばれるいかなる方法によっても適宜調
製でき、それらの非限定例は1997年11月11日発行のナサノ等の米国特許
第5,691,297号明細書、1996年11月12日発行のウェルチ等の米
国特許第5,574,005号明細書、1996年10月29日発行のディニウ
ェル等の米国特許第5,569,645号明細書、1996年10月15日発行
のデル・グレコ等の米国特許第5,565,422号明細書、1996年5月1
4日発行のカペシ等の米国特許第5,516,448号明細書、1996年2月
6日発行のカペシ等の米国特許第5,489,392号明細書、1996年1月
23日発行のカペシ等の米国特許第5,486,303号明細書(それらのすべ
てをここに参考文献として編入)に記載されている。
【0346】 前記実施例に加えて、本発明の組成物は好適な洗濯洗剤組成物に処方でき、そ
れらの非限定例は1997年10月21日発行のベック等の米国特許第5,67
9,630号明細書、1996年10月15日発行のワトソン等の米国特許第5
,565,145号明細書、1995年12月26日発行のフレジ等の米国特許
第5,478,489号明細書、1995年11月28日発行のフレジ等の米国
特許第5,470,507号明細書、1995年11月14日発行のパナンディ
カー等の米国特許第5,466,802号明細書、1995年10月24日発行
のフレジ等の米国特許第5,460,752号明細書、1995年10月17日
発行のフレジ等の米国特許第5,458,810号明細書、1995年10月1
7日発行のフレジ等の米国特許第5,458,809号明細書、1994年2月
22日発行のヒューバー等の米国特許第5,288,431号明細書(それらの
すべてをここに参考文献として編入)に記載されている。
【0347】 本発明を好ましい態様および実施例を参照して詳細に説明したが、本発明の範
囲から逸脱せずに各種の変更および修正を施すことができ且つ本発明は明細書に
記載のものに限定されるとはみなされないことは当業者に明らかであろう。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 EP(AT,BE,CH,CY, DE,DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,I T,LU,MC,NL,PT,SE),OA(BF,BJ ,CF,CG,CI,CM,GA,GN,GW,ML, MR,NE,SN,TD,TG),AP(GH,GM,K E,LS,MW,SD,SL,SZ,TZ,UG,ZW ),EA(AM,AZ,BY,KG,KZ,MD,RU, TJ,TM),AE,AL,AM,AT,AU,AZ, BA,BB,BG,BR,BY,CA,CH,CN,C R,CU,CZ,DE,DK,DM,EE,ES,FI ,GB,GD,GE,GH,GM,HR,HU,ID, IL,IN,IS,JP,KE,KG,KP,KR,K Z,LC,LK,LR,LS,LT,LU,LV,MA ,MD,MG,MK,MN,MW,MX,NO,NZ, PL,PT,RO,RU,SD,SE,SG,SI,S K,SL,TJ,TM,TR,TT,TZ,UA,UG ,US,UZ,VN,YU,ZA,ZW (72)発明者 ウォルター、オーガスト、マリア、ブレク ス ベルギー国ベー‐9240、ゼール、オード、 コータードリーフ、166 (72)発明者 ジェームズ、パイオット、ジョンストン ベルギー国ベー‐1785、メルクテム、サ ン、グドゥラドリーフ、11 (72)発明者 ダイアン、パリー アメリカ合衆国オハイオ州、シンシナチ、 ブレイム、ロード、9568 Fターム(参考) 4H003 BA01 BA09 BA10 BA12 BA15 DA01 DC04 EA16 EA24 EA25 EB08 EB13 EB28 EB32 ED02 FA06 FA07 FA09 FA16 FA42

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 (a)1種以上の粒状固体密度減少成分、好ましくは微小球、キャビティー形
    成成分、細孔形成成分およびそれらの混合物からなる群から選ばれ、より好まし
    くは微小球、および (b)1種以上の非酵素洗剤成分、好ましくは非漂白剤からなる群から選ばれ
    る、 を含むことを特徴とする、粒状固体。
  2. 【請求項2】 前記微小球が、プラスチック、好ましくは熱可塑性物質、アクリロニトリル、
    メタクリロニトリル、ポリアクリロニトリル、ポリメタクリロニトリルおよびそ
    れらの混合物からなる群から選ばれる、タンパク質、シリカ質物質、好ましくは
    ガラスからなる群から選ばれる、セラミックスおよびそれらの混合物からなる群
    から選ばれる1種以上の物質から作られてなる、請求項1に記載の粒状固体。
  3. 【請求項3】 前記微小球は、微小球の体積が増大するように、膨張用手段(ただし、好まし
    くは前記微小球に含まれる液体炭化水素、ガスおよびそれらの混合物からなる群
    から選ばれる)によって、膨張させることができるものである、請求項1または
    2に記載の粒状固体。
  4. 【請求項4】 前記微小球が、膨張微小球の密度が0.4g/ml未満、好ましくは0.2g
    /ml未満、より好ましくは0.1g/ml未満であるように物質から作られて
    なる、請求項1ないし3のいずれか1項に記載の粒状固体。
  5. 【請求項5】 前記の1種以上の非酵素洗剤成分が、漂白剤、ビルダー、キレート化剤、アル
    カリ度源、再付着防止剤、触媒、界面活性剤、増白剤、染料移動抑制剤、防汚重
    合体およびそれらの混合物からなる群から選ばれる、請求項1ないし4のいずれ
    か1項に記載の粒状固体。
  6. 【請求項6】 洗濯洗剤組成物が、1種以上のクリーニング補助物質を含んでなる、請求項1
    ないし5のいずれか1項に記載の粒状固体を含む洗濯洗剤組成物。
  7. 【請求項7】 洗濯洗剤組成物が、非水性液体洗濯洗剤組成物、水性液体洗濯洗剤組成物、ジ
    ェル洗濯洗剤組成物、粒状洗濯洗剤組成物または粉末洗濯洗剤組成物からなる群
    から選ばれる形である、請求項6に記載の洗濯洗剤組成物。
  8. 【請求項8】 製品が、組成物が布帛をクリーニングするのに有効な量の前記製品と布帛を接
    触させることによってクリーニングの必要な布帛を洗濯するために前記製品を使
    用するための指図を更に具備する、請求項6または7に記載の洗濯洗剤組成物を
    含む製品。
  9. 【請求項9】 クリーニングの必要な布帛を請求項6または7に記載の洗濯洗剤組成物と接触
    させることを特徴とする布帛の洗濯法。
  10. 【請求項10】 請求項1に記載の粒状固体を液体洗濯洗剤組成物に加える、液体洗濯洗剤組成
    物の安定化法。
  11. 【請求項11】 請求項1に記載の粒状固体を液体洗濯洗剤組成物に加える、液体洗濯洗剤組成
    物中の透明な上部層の形成を抑制するための方法。
  12. 【請求項12】 請求項1に記載の粒状固体を液体洗濯洗剤組成物に加えることを特徴とする液
    体洗濯洗剤組成物での布帛の洗濯時に洗濯の必要な布帛上に残渣のデポジットを
    減少しおよび/または防止するための方法。
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