JP2002536368A - 化学式1の化合物の合成方法およびケミカルライブラリー構築のためのそれらの使用 - Google Patents

化学式1の化合物の合成方法およびケミカルライブラリー構築のためのそれらの使用

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JP2002536368A
JP2002536368A JP2000597281A JP2000597281A JP2002536368A JP 2002536368 A JP2002536368 A JP 2002536368A JP 2000597281 A JP2000597281 A JP 2000597281A JP 2000597281 A JP2000597281 A JP 2000597281A JP 2002536368 A JP2002536368 A JP 2002536368A
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エム.エム. マリ,アドナン
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トランス テック ファーマ
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    • C07ORGANIC CHEMISTRY
    • C07DHETEROCYCLIC COMPOUNDS
    • C07D239/00Heterocyclic compounds containing 1,3-diazine or hydrogenated 1,3-diazine rings
    • C07D239/02Heterocyclic compounds containing 1,3-diazine or hydrogenated 1,3-diazine rings not condensed with other rings
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    • C07D239/28Heterocyclic compounds containing 1,3-diazine or hydrogenated 1,3-diazine rings not condensed with other rings having three or more double bonds between ring members or between ring members and non-ring members with hetero atoms or with carbon atoms having three bonds to hetero atoms with at the most one bond to halogen, directly attached to ring carbon atoms
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    • C07D239/60Three or more oxygen or sulfur atoms
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C40COMBINATORIAL TECHNOLOGY
    • C40BCOMBINATORIAL CHEMISTRY; LIBRARIES, e.g. CHEMICAL LIBRARIES
    • C40B40/00Libraries per se, e.g. arrays, mixtures

Abstract

(57)【要約】 化学式(1)の支持体テンプレート。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】 (発明の分野) 本発明は、下の化学式1(Formula1)(ここでは、支持体テンプレートと呼称
する)の化合物の合成方法、
【化35】 (ここで、x、R2、R3、R11、X3およびX4は、下に定義されるようなもので
ある) ならびに、ケミカルライブラリー構築のための化学式1の使用および医療用途の
化合物を提供するために該ライブラリーの複素環化合物を切り離すこと、に関す
る。
【0002】 略語表 Alloc アリルオキシカルボニル BOC t−ブチルオキシカルボニル CBZ ベンジルオキシカルボニル Fmoc 9−フルオレニルメチルオキシカルボニル g グラム h 時間 LC 液体クロマトグラフィー MS マススペクトロスコピー ml ミリリッター mmole ミリモル min 分 M モル Ph フェニル rt 室温
【0003】 (発明の背景) 周知のとおり、固体支持体合成は、ポリマー、架橋ポリマー、機能化された高
分子のピンまたは他の不溶性物質からなる基質の上で行われる。これらの高分子
または不溶性物質は、文献に記載されてあり、固相合成技術の熟練者に知られて
いる(Stewart JM,Young J.D.、Solid Phase
Peptide Synthesis 第2版、Pierce Chemic
al Company、ロックフォード、イリノイ州、アメリカ合衆国、198
4年を参照)。支持体のあるものは、ポリエチレン、ポリスチレン、ポリプロピ
レン、ポリエチレングリコール、ポリアクリルアミドおよびセルロースなどの高
分子性有機基質に基づいている。他のタイプの支持体には、グラフトコポリマー
ならびに珪藻土粒子、シリカゲルおよび制御された多孔ガラスなどの無機基質の
中に担持されたポリアクリルアミドのようなおよびポリマー性基質のような複合
構造体が含まれる。
【0004】 このようなポリマーは、支持体樹脂との結合の安定性を調節するリンカーで置
換される。望ましい製品を合成するための以後の複数個の反応を遂行するのに適
するモノマー類を導入するために、リンカーが、反応性の機能団(例えば、アミ
ノ、ヒドロキシ、オキシモ、フェノール性、シリルなど)を導入する(Hemk
ens、P.H.H.、Ottenheijm、 H.C.J.および Ree
s、D., Tetrahedron Lett.、1996年、52巻、45
27〜4554頁参照)。
【0005】 よく知られた支持体樹脂およびリンカーの例は、種々の総説(Barany、
G. およびMerrifield、 R.B.著『Solid Phase
Peptide Synthesis、 The Peptides − A
nalysis、Synthesis、Biology』第2巻[Gross、
E.およびMeienhofer、J.編集]、Academic Pres
s、Inc.、ニューヨーク、1979年、1〜284頁およびBackes、
B.J.およびEllman、J.A.、Curr.Opin.Chem.Bi
ol.、1997年、第1巻、86頁を参照)ならびに商品カタログ(Adva
nced ChemTech、ルイスビル、ケンタッキー州、アメリカ合衆国お
よびNovabiochem、サンディエゴ、カリフォルニア州、アメリカ合衆
国を参照)に記載されている。特に周知の機能化された樹脂/リンカー複合物の
2、3の例(説明的であって範囲を限るのではない)には、ヒドロキシメチル
ポリスチレン樹脂、Wang樹脂、ヒドロキシメチル安息香酸樹脂(HBMA樹
脂)、ヒドロキシメチルフェノキシで機能化したTentagelTM樹脂、Ar
gogelTM樹脂、オキシム樹脂、4−ヒドロキシメチル−3−メトキシフェノ
キシ酪酸−BHA樹脂(HPPB−BHA樹脂)およびポリエチレングリコール
タイプA樹脂(PEGA樹脂)が含まれる。
【0006】 また、Geysenらによって開発された『ピン法』と言われる固相合成法の
タイプがよく知られており、コンビナトリアル固相ペプチド合成に有用である(
Geysenら、J.Immunol. Meth.、1987年、第102巻
、259〜274頁参照)。この方法によれば、一連の96個のポリマーのピン
が、96ウエルのミクロ滴定板に対応する配列と間隔で、ブロックの上に載せら
れてあり、各ポリマーのピンの表面は、末端の官能基リンカーを含むように機能
化されている(誘導体化されているとも言われる)。ついで、ポリマー性ピンブ
ロックは、ピンをプレートのウエルに漬けるために96ウエルのミクロ滴定板に
向けて下ろされ、そこで末端官能基リンカー上で、化合物とのカップリング(す
なわち連結)が起こる。次に、各ピンに独自の生成物を、最終生成物として生成
させるために、その置換基ごとに異なる試薬を予定していた順序でプレートのウ
エルに入れることによって、複数個のさらなる反応が、各化合物について類似の
方法で遂行される。ついで、各ポリマーピンから各生成物が切り離される。置換
基の異なる組合せを用いることによって、中心の核構造の配列をもつ多数の異な
る生成物が得られる。
【0007】 関連する既知の合成法では、上に述べた機能化された固相樹脂を含む多孔性の
ポリエチレンバッグが用いられる(口語ではティーバッグ法と言われる)(Ho
ughton、R.A.ら、Nature、第354巻、84〜86頁、199
1年を参照)。これらの樹脂のティーバッグは、生成物のライブラリー構築のた
めの一連の反応段階を遂行するために、一つの反応容器から他の反応容器へ移す
ことができる。
【0008】 また、固相支持体として合成工程の間に不溶化することができる、可溶化樹脂
の利用も知られている。これは、ある溶媒および反応条件のもとで溶解させるこ
とができ、かつ、たとえば、可溶化ポリマーの支持体として高分子量のポリエチ
レングリコールを使用することによって、試薬から反応生成物の単離するために
不溶化することのできる樹脂にリンカーを付加することによって達成することが
できる(Vandersteen、A.M.、Han、H.およびJanda、
K.D.著『Molecular Diversity』1996年、第2巻、
89〜96頁を参照)。
【0009】 さらに、ペプチドの固体支持体合成の精製およびオートメーションの容易さ(
Atherton、E.およびSheppard、 RC著『Solid Ph
ase Peptide Synthesis: A Practical A
pproach』IRL Press at Oxford Universi
ty Press、オックスフォード、1989年を参照)ならびに非ペプチド
ベースの分子の精製およびオートメーションの容易さ(Lenzoff、 C.
C.、Acc.Chem.Res.、1978年、第11巻、327〜333頁
を参照)によって、固体支持体合成は、溶液化学よりすぐれたいくつかの利点を
もたらすことが知られている。さらに、コンビナトリアルライブラリーの固体支
持体合成は、多くの生物学的に活性な化合物を産出した(Moos、 W.H.
ら、Annu.Rep.Med.Chem.、1993年、第28巻、315〜
324頁およびTerrett、 N.K、 Gardner、 M、 Gor
don、D.W.,Kobylecki、 R. J.およびSteele、J
.、Tetrahedron、1995年、第51巻、8135〜8173頁を
参照)。
【0010】 (発明の概略および目的) 本発明は、以下の化学式1の化合物からなる支持体テンプレートを提供する。
【化36】 ここで、 テンプレートの●は、支持体に適した物質から成り、 テンプレートのxは、テンプレートの残余部に結合するリンカーから成り、 そしてテンプレートのxおよび残余部は、ケミカルライブラリーから成り、 ここで、 R2、R3およびR11は、同一であるか異なっており、 (a)H、 (b)モノ、ジおよびトリ置換のアリール、および (c)C1〜C10アルキル、C1〜C10置換アルキル、C1〜C10置換アル
キル−アリール、C1〜C10置換アルケニルおよびC1〜C10置換アルケニル ア
リール、 から選択され、 ここで、(b)および(c)の置換基は、 H、クロロ、フルオロ、ブロモ、ヨード、ニトロ、シアノ、アミノ、C1〜C10
アルキルオキシ、C1〜C10アルキルオキシアリール、C1〜C10アミノアルキル
、C1〜C10アルキルアミノ、C1〜C10アミノアルキル アリール、C1〜C10
アミノカルボニル、C1〜C10アミノカルボニルアルキル−アリール、C1〜C10 チオアルキル、C1〜C10チオアルキル−アリール、C1〜C10アルキルスルホキ
シド、C1〜C10アルキルスルホン、C1〜C10アルキルスルホンアミド、C1
10アルキルスルホンアミド アリール、C1〜C10アルキルスルホキシド ア
リール、C1〜C10アルキルスルホン アリール、C1〜C10アルキル、アミノカ
ルボニルアミノC1〜C10アルキル、C1〜C10アルキルアミノカルボニルアミノ
1〜C10アルキル アリール、C1〜C10アルキルオキシカルボニルC1〜C10
アルキル、C1〜C10アルキルオキシカルボニルC1〜C10アルキル アリール、
1〜C10カルボキシアルキル、C1〜C10カルボキシアルキル アリール、C1
〜C10カルボニルアルキル、C1〜C10カルボニルアルキル アリール、C1〜C 10 アルキルオキシカルボニルアミノ アルキル、C1〜C10アルキルオキシカル
ボニルアミノ アルキル アリール、グアニジノ、C1〜C10アルキルCOOH
、C1〜C10アルキルCONH2、C1〜C10アルケニルCOOH、C1〜C10アル
ケニルCONH2、 から選択され、 そして、ここで、(b)および(c)のアリール基は、 フェニル、ビフェニル、2−ナフチル、1−ナフチル、ピリジル、フリル、チオ
フェニル、インドリル、イソチアゾリル、イミダゾリル、ベンズイミダゾリル、
テトラゾリル、ピラジニル、ピリミジル、キノリル、イソキノリル、ベンゾフリ
ル、イソベンゾフリル、ベンゾチエニル、ピラゾリル、イソインドリル、プリニ
ル、カルバゾリル、イソオキサゾリル、チアゾリル、オキサゾリル、ベンズチア
ゾリル、ベンズオキサゾリル、 から選択され、そして X3およびX4は、同一か異なっており、 H、アルキル、アリールアルキル、アシルおよびN,N’−置換アミジン から選択される。 また、本発明は、下の化学式1
【化37】 の化合物からなる支持体テンプレートを作る方法を提供する。 ここで、 テンプレートの●は、支持体に適した物質から成り、 テンプレートのxは、テンプレートの残余部分に結合するリンカーから成り、 テンプレートのxおよび残余部分は、ケミカルライブラリーから成り、 ここで、R2、R3およびR11は、同一であるか異なっており、 (a)H、 (b)モノ、ジおよびトリ置換のアリール、および (c)C1〜C10アルキル、C1〜C10置換アルキル、C1〜C10置換アルキル
−アリール、C1〜C10置換アルケニルおよびC1〜C10置換アルケニル アリー
ル、 から選択され、 ここで、(b)および(c)の置換基は、 H、クロロ、フルオロ、ブロモ、ヨード、ニトロ、シアノ、アミノ、C1〜C10
アルキルオキシ、C1〜C10アルキルオキシアリール、C1〜C10アミノアルキル
、C1〜C10アルキルアミノ、C1〜C10アミノアルキル アリール、C1〜C10
アミノカルボニル、C1〜C10アミノカルボニルアルキル−アリール、C1〜C10 チオアルキル、C1〜C10チオアルキル−アリール、C1〜C10アルキルスルホキ
シド、C1〜C10アルキルスルホン、C1〜C10アルキルスルホンアミド、C1
10アルキルスルホンアミド アリール、C1〜C10アルキルスルホキシド ア
リール、C1〜C10アルキルスルホン アリール、C1〜C10アルキル、アミノカ
ルボニルアミノC1〜C10アルキル、C1〜C10アルキル アミノカルボニルアミ
ノC1〜C10アルキル アリール、C1〜C10アルキルオキシカルボニルC1〜C1 0 アルキル、C1〜C10アルキルオキシカルボニルC1〜C10アルキル アリール
、C1〜C10カルボキシアルキル、C1〜C10カルボキシアルキル アリール、C 1 〜C10カルボニルアルキル、C1〜C10カルボニルアルキル アリール、C1
10アルキルオキシカルボニルアミノ アルキル、C1〜C10アルキルオキシカ
ルボニルアミノ アルキル アリール、グアニジノ、C1〜C10アルキルCOO
H、C1〜C10アルキルCONH2、C1〜C10アルケニルCOOH、C1〜C10
ルケニルCONH2、 から選択され、 そして、ここで、(b)および(c)のアリール基は、 フェニル、ビフェニル、2−ナフチル、1−ナフチル、ピリジル、フリル、チオ
フェニル、インドリル、イソチアゾリル、イミダゾリル、ベンズイミダゾリル、
テトラゾリル、ピラジニル、ピリミジル、キノリル、イソキノリル、ベンゾフリ
ル、イソベンゾフリル、ベンゾチエニル、ピラゾリル、イソインドリル、プリニ
ル、カルバゾリル、イソオキサゾリル、チアゾリル、オキサゾリル、ベンズチア
ゾリル、ベンズオキサゾリル から選択され、そして X3およびX4は、同一か異なっており、 H、アルキル、アリールアルキル、アシルおよびN,N’−置換アミジン から選択され、 ここで、該方法は、 (1)機能化されたポリマー支持体●−x−Hを下の化学式AのN保護α−ア
ミノ酸とアミド結合形成試薬の存在下において結合させること、
【化38】 (ここで R4およびR5は、同一か異なっており、 Hならびにフェニル、シクロヘキセニル、シクロヘキシル、t−ブチル、Fmo
c、BOC、Alloc、CBZのような、しかしこれらに限定されないアミン
保護基、 から選択される) (2)R5をHに置換することによって、得られたものからアミンの保護を外
し、下の化学式4
【化39】 のウレアを結合した支持樹脂を提供するために、ウレア生成反応条件下で、保護
を外した生成物を、アミンR11NH2またはイソシアネートR11NCOと反応さ
せること、 (3)化学式4のウレアを結合した固体支持樹脂を酸と処理し、ついで化学式1
のテンプレートを提供するために2個の窒素をもつ環を閉環する環化反応を行う
こと、 からなっている。
【0011】 したがって、ある種の新規な固体支持体テンプレート、それによって作られる
ケミカルライブラリーおよびそのライブラリーの切り離した複素環化合物を提供
することが本発明の目的である。
【0012】 本発明の目的のいくつかは上述したが、他の目的は、下に詳しく記載する実験
実施例と関連して受け取られると、記述が進むに従って明らかになるであろう。
【0013】 (本発明の詳細な説明) 本発明は、化学式1(Formula 1)
【化40】 (ここで、x、R2、R3、R11、X3およびX4は、下記のように定義される。)
に示す不溶性物質に結合したカルボニル−エステルまたはカルボニルアミド、な
らびに化学式1の支持体テンプレートを利用する複数の化学反応を通して生成す
るケミカルライブラリーを作成する方法に関する。
【0014】 任意で、以下の3〜8個のリングサイズをもつ化学式1a(Formula 1a)
【化41】 の環状化合物を形成するために、化学式1のR2およびR3を一緒に結合させるこ
とができる。
【0015】 例えば、環系は、 (a)モノ、ジ、トリまたはテトラ置換のシクロプロピル、シクロブチル、シフ
ロペンチル、シクロヘキシル、シクロヘプチルおよびシクロオクチル、 (b)モノ、ジ、トリまたはテトラ置換のシクロプロペニル、シクロブテニル、
シクロペンテニル、シクロヘキセニル、シクロヘプテニルおよびシクロオクテニ
ル、ならびに (c)O、S、SO、SO2、NHまたは置換Nが環系に挿入される、モ
ノ、ジ、トリまたはテトラ置換の複素環式系、 から選択されるが、 ここで、(a)、(b)および(c)の置換基は、 (d)H、 (e)モノ、ジおよびトリ置換のアリール、および (f)C1〜C10置換アルキル、C1〜C10置換アルキル−アリール、C1
10置換アルケニルおよびC1〜C10置換アルケニルアリール から選択され、 ここで、(e)および(f)の置換基は、 H、クロロ、フルオロ、ブロモ、ヨード、ニトロ、シアノ、アミノ、C1〜C10
アルキルオキシ、C1〜C10アルキルオキシアリール、C1〜C10アミノアルキル
、C1〜C10アルキルアミノ、C1〜C10アミノアルキル アリール、C1〜C10
アミノカルボニル、C1〜C10アミノカルボニルアルキル−アリール、C1〜C10 チオアルキル、C1〜C10チオアルキル−アリール、C1〜C10アルキルスルホキ
シド、C1〜C10アルキルスルホン、C1〜C10アルキルスルホンアミド、C1
10アルキルスルホンアミド アリール、C1〜C10アルキルスルホキシド ア
リール、C1〜C10アルキルスルホン アリール、C1〜C10アルキル、アミノカ
ルボニルアミノC1〜C10アルキル、C1〜C10アルキルアミノカルボニルアミノ
1〜C10アルキル アリール、C1〜C10アルキルオキシカルボニルC1〜C10
アルキル、C1〜C10アルキルオキシカルボニルC1〜C10アルキル アリール、
1〜C10カルボキシアルキル、C1〜C10カルボキシアルキル アリール、C1
〜C10カルボニルアルキル、C1〜C10カルボニルアルキル アリール、C1〜C 10 アルキルオキシカルボニルアミノ アルキル、C1〜C10アルキルオキシカル
ボニルアミノ アルキル アリール、グアニジノ、C1〜C10アルキルCOOH
、C1〜C10アルキルCONH2、C1〜C10アルケニルCOOH、およびC1〜C 10 アルケニルCONH2、ならびにその類似物、 から選択され、 そしてここで(e)および(f)のアリール基は、 フェニル、ビフェニル、2−ナフチル、1−ナフチル、ピリジル、フリル、チオ
フェニル、インドリル、イソチアゾリル、イミダゾリル、ベンズイミダゾリル、
テトラゾリル、ピラジニル、ピリミジル、キノリル、イソキノリル、ベンゾフリ
ル、イソベンゾフリル、ベンゾチエニル、ピラゾリル、イソインドリル、プリニ
ル、カルバゾリル、イソオキサゾリル、チアゾリル、オキサゾリル、ベンズチア
ゾリルおよびベンズオキサゾリル、ならびに類似物 から選択される。 化学式1の支持体テンプレートは、下のスキーム1(Scheme 1)に従って合成さ
れた。
【化42】 ここで、x、R2、R3、R5、R11、X3およびX4は、下に定義される。
【0016】 一般に、スキーム1は、下記のように行われる。●で示されているように、支
持体に適している物質(上記の参考文献に記載されているように、固体支持体で
ありうる、支持体に適しているポリマーのいずれかである)は、xH(例:アミ
ノ、ヒドロキシ、オキシモ、フェノール性またはシリル)(ここで、xはそれぞ
れ、NH、O、CHNO、PhOまたはSiH2のようなリンカーである)で機
能化されていて、化学式2(Formula 2)(すなわち機能化された●もまた、上
記の参考文献に記載されているように、機能化されたポリマー支持体のいずれか
であり、固体支持体である)に示される機能化されたポリマー支持体を与え、つ
いで、それを、標準的アミド結合形成反応(下に記載する)を用いて、化学式A
(Formula A)のN保護α−アミノ酸(下段および1999年1月22日に出願
されたU.S.仮出願番号No.60/116,915−2000年1月21日
に出願された国際PCT出願No. が優先権主張出願となる−に定義されて
いる)と反応させて、化学式3(Formula 3)に示されるポリマー結合アミドを
創成させた。標準条件を用いる化学式3のアミン部位の脱保護と、続く、ウレア
形成標準反応条件下でのアミン(R11NH2)またはイソシアネート(R11NC
O)との反応は、化学式4に示す尿素結合支持体樹脂を与える(Buckman
、 B.O.ら、Tet.Lett.、1996年、第37巻4439頁)。化
学式4(Formula 4)の化合物と酸との反応と、続く、閉環を達成する環化反応
は、化学式1のポリマーを結合した支持体のテンプレートを提供したが、これは
ポリマーを結合した固体支持体テンプレートである。
【0017】 さらに特定すれば、化学式AのN保護α−アミノ酸は、α位に1個または2個
の置換基(R2および/またはR3)をもっており、下記のように定義される。
【化43】 ここで R2、R3は、同一であるか異なっており、 (a)H、 (b)モノ、ジおよびトリ置換のアリール、および (c)C1〜C10アルキル、C1〜C10置換アルキル、C1〜C10置換アルキ
ル−アリール、C1〜C10置換アルケニルおよびC1〜C10置換アルケニル アリ
ール、 から選択され、 ここで、(b)および(c)の置換基は、 H、クロロ、フルオロ、ブロモ、ヨード、ニトロ、シアノ、アミノ、C1〜C10
アルキルオキシ、C1〜C10アルキルオキシアリール、C1〜C10アミノアルキル
、C1〜C10アルキルアミノ、C1〜C10アミノアルキル アリール、C1〜C10
アミノカルボニル、C1〜C10アミノカルボニルアルキル−アリール、C1〜C10 チオアルキル、C1〜C10チオアルキル−アリール、C1〜C10アルキルスルホキ
シド、C1〜C10アルキルスルホン、C1〜C10アルキルスルホンアミド、C1
10アルキルスルホンアミド アリール、C1〜C10アルキルスルホキシド ア
リール、C1〜C10アルキルスルホン アリール、C1〜C10アルキル アミノカ
ルボニルアミノC1〜C10アルキル アミノカルボニルアミノ C1〜C10アルキ
ル アリール、C1〜C10アルキルオキシカルボニルC1〜C10アルキル、C1
10アルキルオキシカルボニルC1〜C10アルキル アリール、C1〜C10カルボ
キシアルキル、C1〜C10カルボキシアルキル アリール、C1〜C10カルボニル
アルキル、C1〜C10カルボニルアルキル アリール、C1〜C10アルキルオキシ
カルボニルアミノ アルキル、C1〜C10アルキルオキシカルボニルアミノ ア
ルキル アリール、グアニジノ、C1〜C10アルキルCOOH、C1〜C10アルキ
ルCONH2、C1〜C10アルケニルCOOH、C1〜C10アルケニルCONH2
および類似物、 から選択され、 そして、ここで、(b)および(c)のアリール基は、 フェニル、ビフェニル、2−ナフチル、1−ナフチル、ピリジル、フリル、チ
オフェニル、インドリル、イソチアゾリル、イミダゾリル、ベンズイミダゾリル
、テトラゾリル、ピラジニル、ピリミジル、キノリル、イソキノリル、ベンゾフ
リル、イソベンゾフリル、ベンゾチエニル、ピラゾリル、イソインドリル、プリ
ニル、カルバゾリル、イソオキサゾリル、チアゾリル、オキサゾリル、ベンズチ
アゾリル、ベンズオキサゾリルおよび類似物、 から選択され、 ここで R4およびR5は、同一か異なっており、 Hならびにフェニル、シクロヘキセニル、シクロヘキシル、t−ブチル、Fmo
c、BOC、Alloc、CBZおよび類似物などの、しかしこれらに限定はさ
れないアミン保護基、から選択される。
【0018】 任意に、化学式AのR2およびR3を一緒に結合させると、以下の3〜8個のリ
ングサイズの化学式Aa(Formula Aa)の環状化合物が形成される。
【化44】
【0019】 例えば、環システムは、下の化学式Ab(Formula Ab)およびAc(Formula
Ac)
【化45】 の化合物に示されているような、置換した、シクロプロピル、シクロブチル、シ
クロペンチル、シクロヘキシル、シクロヘプチルおよびシクロオクチルから選択
するか、 下の化学式Ad(Formula Ad)
【化46】 (ここで、R6とR7、R6とR10、またはR9とR10を環として一緒に結合させて
、シクロペンテン環をもつ縮合環を形成し、ここでアリールおよびその置換基は
、(e)と(f)に関して下に定義されるようなものである)の化合物における
ような、置換した、シクロプロペニル、シクロブテニル、シクロペンテニル、シ
クロヘキセニル、シクロヘプテニルおよびシクロオクテニルから選択するか、 または、Aが下の化学式Ae(Formula Ae)およびAf(Formula Af)
【化47】 の化合物におけるような環系に挿入されたO、S、SO、SO2、NH、SO2
HR8、NCONHR8、NCOOR8またはNR8である、置換複素環化合物から
選択される。 (ここで、化学式Aa〜Afにおける置換基R4およびR5は、上に定義したよう
であり、そして、化学式Aa〜Afにおける置換基(R6、R7、R8、R9および
10)は、同一であるか異なっており、 (d)H、 (e)モノ、ジおよびトリ置換アリール、および (f)C1〜C10置換アルキル、C1〜C10置換アルキル−アリール、C1
10置換アルケニルおよびC1〜C10置換アルケニル アリール、 から選択され、 ここで、(e)および(f)の置換基は、 H、クロロ、フルオロ、ブロモ、ヨード、ニトロ、シアノ、アミノ、C1〜C10
アルキルオキシ、C1〜C10アルキルオキシアリール、C1〜C10アミノアルキル
、C1〜C10アルキルアミノ、C1〜C10アミノアルキル アリール、C1〜C10
アミノカルボニル、C1〜C10アミノカルボニルアルキル−アリール、C1〜C10 チオアルキル、C1〜C10チオアルキル−アリール、C1〜C10アルキルスルホキ
シド、C1〜C10アルキルスルホン、C1〜C10アルキルスルホンアミド、C1
10アルキルスルホンアミド アリール、C1〜C10アルキルスルホキシド ア
リール、C1〜C10アルキルスルホン アリール、C1〜C10アルキル アミノカ
ルボニルアミノC1〜C10アルキル C1〜C10アルキルアミノカルボニルアミノ
1〜C10アルキル アリール、C1〜C10アルキルオキシカルボニルC1〜C10
アルキル、C1〜C10アルキルオキシカルボニルC1〜C10アルキル アリール、
1〜C10カルボキシアルキル、C1〜C10カルボキシアルキル アリール、C1
〜C10カルボニルアルキル、C1〜C10カルボニルアルキル アリール、C1〜C 10 アルキルオキシカルボニルアミノ アルキル、C1〜C10アルキルオキシカル
ボニルアミノ アルキル アリール、グアニジノ、C1〜C10アルキルCOOH
、C1〜C10アルキルCONH2、C1〜C10アルケニルCOOH、C1〜C10アル
ケニルCONH2、および類似物、 から選択され、 そして、ここにおいて、(e)および(f)のアリール基は、 フェニル、ビフェニル、2−ナフチル、1−ナフチル、ピリジル、フリル、チオ
フェニル、インドリル、イソチアゾリル、イミダゾリル、ベンズイミダゾリル、
テトラゾリル、ピラジニル、ピリミジル、キノリル、イソキノリル、ベンゾフリ
ル、イソベンゾフリル、ベンゾチエニル、ピラゾリル、イソインドリル、プリニ
ル、カルバゾリル、イソオキサゾリル、チアゾリル、オキサゾリル、ベンズチア
ゾリル、ベンズオキサゾリルおよび類似物、 から選択される。) 化学式Aの化合物は、次の反応機構に従って合成される。
【化48】 *化学式B(Formula B)から化学式A(Formula A)に進むとき、1)を2
)より先に行うことも、2)を1)より先に行うことも、または1)と2)を同
時に行うこともできることが注釈される。
【0020】 適当な溶媒および反応条件(R1OHが、例えばメタノール、エタノールまた
はイソプロパノールであり、約−80℃ないし220℃であるが、これらに限ら
ない)を使用して、適当なアルデヒドまたはケトン(フェニルアセトアルデヒド
またはシクロヘキサノンのような、しかしこれらに限らない)の、アミノ酸/脱
離可能キラル補助剤またはそれらの塩(フェニルグリシン−すなわちRがフェニ
ル−のような、しかしこれに限らない)および適当な変換可能なイソシアニド(
4は、例えば、フェニル、シクロヘキセニル、シクロヘキシル、またはt−ブ
チルであるが、これらに限らない)との反応は、化学式Bの化合物を提供する。
【0021】 化学式Bの望ましいα−アミノ酸は、脱離可能なアミノ酸/キラル補助剤をも
ち、望ましくは、Rがモノ、ジ、トリ、テトラまたはペンタ置換のアリールであ
る化合物から選択される。ここでアリール基は、フェニル、ビフェニル、2−ナ
フチル、1−ナフチルおよび類似物から選択され、置換基は、H、シアノ、アミ
ノ、C1〜C10アルキル、C1〜C10アルキルオキシ、C1〜C10アルキルオキシ
アリール、C1〜C10アミノアルキル、C1〜C10アルキルアミノ、C1〜C10
アミノアルキル アリールおよび類似物から選択される。
【0022】 ついで、キラル補助アミンとアミド部分両者の解裂後、化学式Bの化合物は、
化学式Aの相当するα−アミノ酸およびそれらの化学式Aの誘導体を与えた。
【0023】 化学式Aの酸基の付加のために、多くの試薬が適切であると知られている(S
tewart、J.M,Young、J.D.著『Solid Phase P
eptide Synthesis』第2版、Pierce Chemical
Company、ロックフォード、イリノイ州、アメリカ合衆国、1984年
を参照)。市販されている多くの試薬の中に、1−ヒドロキシベンゾトリアゾー
ルのような付加物のついたジアルキルカルボジイミド;特に、ジイソプロピルカ
ルボジイミド/1−ヒドロキシ−7−アザベンゾトリアゾール(DIC/HAB
T);ベンゾトリアゾール−1−イルオキシトリス−(ジメチルアミノ)−ホス
ホニウム ヘキサフルオロホスフェート(BOP);O−ベンゾトリアゾール−
1−イル−N,N,N’,N’−テトラメチルウロニウム ヘキサフルオロホス
フェート(HBTU);ブロモ−トリス−ピロリジノホスホニウム ヘキサフル
オロホスフェート(PyBrOP);およびFmoc アミノ酸フッ化物(例え
ば、Carpino、L.A.ら「9−フルオレニルメチルオキシカルボニルア
ミノ酸フッ化物、溶液および固相合成のためのFmoc/T−ブチル手法に適用
できる便利な新規ペプチドカップリング試薬」J.Am.Chem. SOC.
、1990年、第112巻、9651〜9652頁を参照)がある。立体障害の
程度、アミンの反応性および他の因子によって、どの試薬が個々の基質にもっと
も適しているかを決定することができるが、試薬の多くは、大概の反応に対し、
相応しい結果を与える。
【0024】 一般に行われているように、アミノ基(化学式3のNHR5)は、これが一反
応系列で利用されるまで、保護されているべきである(すなわち、R5は、グル
ープの中のHであってはならない)。当業者は、t−ブチルオキシカルボニル(
BOC)、フルオレニルメチルオキシカルボニル(Fmoc)、ベンジルオキシ
カルボニル(CBZ)および類似物のような、R5に対して利用できる非常に多
様なアミノ保護基のどれが使用できるか、評価するであろう。特定の保護基の選
択は、考えられている置換基および反応の特異性に依存するであろう。また、2
種以上の保護基が、合成の一定段階で必要であるかも知れない(例えば、Gre
en.T.およびWuts、P.G.M.著 『Protective Gro
ups In Organic Synthesis』第2版、Wiley、1
991年およびそこに挙げられている文献を参照)。
【0025】 最後に、アミノ基(化学式3のNHR5)の脱保護は、標準的な条件で行い、
ついで、得られたものをアミン(R11NH2)またはイソシアネート(R11NC
O)と反応させて(ここでR11は、R2および/またはR3と同様に定義される)
化学式4のウレアを結合した支持体樹脂(固体支持体でありうる)を与える。つ
ぎに、これを酸(例:1,3−ジクロロプロピオン酸、マロン酸、それらの誘導
体および類似物)で処理し、さらに縮合試薬(例:無水酢酸、N,N’−ジイソ
プロピルカルボジイミド、塩化オキサリル、1,1’−カルボニルジイミダゾー
ルおよび類似物)の存在下で環化させて、化学式1が生成する結果となる。
【0026】 化学式1の支持体テンプレート(固体支持体でありうる)は、複数の化学的変
換試薬と反応させ、次に(トリクロロ酢酸/ジクロロメタンによるような)適当
な条件下で望ましいヘテロサイクル化合物を支持体●から切り離す。これらの変
換試薬のいくつかの例は、化学式B〜J(Formulae B-J)の望ましいヘテロサイ
クル化合物を与え、これらは、下のスキーム2(Scheme 2)
【化49】 (ここで、R11、R12、R13、R14、R15、R16、R17および、R18の各々は、
1〜C10アルキル、C1〜C10アリールまたはC1〜C10アルキル−アリールで
ある)に示すように、支持体●からの切り離しの前に、“ライブラリー”として
参照される。
【0027】 例えば、標準的な条件を用いる化学式1と酸塩化物(R12COClまたはその
相当物)またはアルキルハライド(R12Br、R12Cl、R12Fまたはその相当
物)との反応、およびその次の生成物の支持体からの切り離し(上記した標準的
な条件下で)は、支持体からの切り離しののち、それぞれ、化学式Aおよび化学
式C(Formula C)の化合物を与えた。
【0028】 さらに、アミン(ここでR12=R14−CH−NH−R18)による(支持体から
の切り離しに先立つ)化学式Bの環化およびその次の解裂は、支持体からの切り
離しの後、化学式H(Formula H)の化合物を与えた。
【0029】 一方、(支持体からの切り離しに先立つ)化学式Bの化合物とヒドラジン(R 13 NHNH2)との反応は、支持体からの切り離しののち、化学式G(Formula G
)の化合物を与えた。
【0030】 また、化学式1とα−ハロメチルケトン(R15COCH2Br、R15COCH2 ClまたはR15COCH2F、または相当物)との反応は、支持体からの切り離
しののち、化学式E(Formula E)の化合物を与えた。
【0031】 さらに、(支持体からの切り離しに前の)化学式Eとヒドラジン(R13NHN
2)との反応は、支持体からの切り離しののち、化学式D(Formula D)の化合
物を与えた。
【0032】 化学式BのR7が−CH(CH2NHR17)NHR16であるとき、支持体からの
切り離しののち、化学式F(Formula F)の化合物が得られた。
【0033】 その上、化学式Fの選択的アミンの脱保護(R16、R17)および環化反応は、
支持体からの切り離しののち、化学式I(Formula I)および化学式J(Formula
J)の化合物を与えた。
【0034】 化学式B〜Jにおいてリンカーxは、アミンであって、ペンダント部位のNH 2 をもたらした。しかし、例えば、リンカーxがOである場合は、結果は、ペン
ダント部位のOHとなるであろう。
【0035】 (実施例) (一般的な合成方法) 化学式1の化合物は、下のスキーム1(Scheme 1)に概略を示す一般的な工程
に従って調製された。
【化50】
【0036】 さらに特定すれば、化学式AのN保護α−アミノ酸(上に定義した)を、N,
N’−ジイソプロピルカルボジイミドのようなカップリング試薬の存在下で化学
式2(上に記載)の固体支持体に結合させて、化学式3の化合物を得た。標準的
な条件におけるアミノ基部位の脱保護および次の、イソシアネート(R11NCO
)またはクロロギ酸4−ニトロフェニルのいずれか、および第1級アミン(R11 NH2)との反応は、化学式4の尿素結合固体支持体樹脂を与えた。化学式1の
化合物は、化学式4と化学式6(Formula 6)のマロン酸誘導体との縮合によっ
て得られた。
【化51】 ここで、 X1=ハロゲン、ヒドロキシ、アルコキシ、アシルオキシ; X2=ハロゲン、アルコキシ、またはアシルオキシ;そして好ましくは X1+X2=OC(CH32O 化学式5という中間化合物を与えるため、 縮合反応を行う際に、化学式4のアミド窒素の反応性が、N,O−ビス(トリ
メチルシリル)アセトアミドでの処理によって高められるか、代りに、化学式6
のカルボニル部分が、クロロ無水物、混合無水物または活性エステルの生成によ
って活性化される。閉環は、化学式5という中間化合物(所望されれば、単離す
ることができる)を経て起こる。化学式5の化合物は、無水酢酸、N,N’−ジ
ソプロピルカルボジイミド、塩化オキサリルまたは1,1’−カルボニルジイミ
ダゾールなどの縮合試薬の存在下で環化して、化学式1の化合物を与えた。
【0037】 化学式1の化合物は、種々の化学変換および●からライブラリー収載化合物の
切り離しを行って、化学式7(Formula 7)の多様な誘導体、すなわち望ましい
ヘテロサイクル化合物、を生成した。
【化52】 ここで、x=O;R2、R3およびR11は上記の定義のとおりであり、 X3= H,アルキル、アリールアルキル、アシルまたはN,N’−置換ア
ミジン; X4= H,アルキル、アリールアルキル、アシルまたはN,N’−置換ア
ミジン; およびX3とX4の両者がHでないときは、望ましくは、X3+X4=カルボサ
イクルまたはヘテロサイクルである。
【0038】 さらに特定すれば、下の実施例1〜12のように、化学式7の下記の酸が与え
られた。
【0039】 実施例1 1−(1−カルボキシ−2−フェニル)エチル−3−プロピルバルビツール酸
【化53】 N−Fmoc−フェニルアラニル−Wang樹脂(1g、1.0mmol/g
を含む、NovaBiochemによって供給されたWang樹脂)をピペリジ
ン/ジメチルホルムアミド(1:1)で3時間処理した。得られた樹脂をジメチ
ルホルムアミド(3回)、メタノール(3回)、ジクロロメタン(3回)で洗浄
し、ついで真空乾燥した。得られた樹脂をジクロロメタン/テトラヒドロフラン
(1:1)中に膨潤させ、クロロギ酸4−ニトロフェニル(1.039g、5m
mol)およびN,N−ジイソプロピルエチルアミン(0.348ml、2mm
ol)で処理し、室温で45分間攪拌した。得られた樹脂をジクロロメタン(4
回)で洗浄し、ジメチルホルムアミド10mlとN,N−ジイソプロピルエチル
アミン(0.348ml、2mmol)中に膨潤させた。ついで、プロピルアミ
ン(0.411ml、5mmol)を得られた混合液に添加した。反応混合物を
40分間攪拌し、得られた樹脂をジメチルホルムアミド(5回)、メタノール(
5回)およびジクロロメタン(5回)で洗浄した。得られた樹脂を真空乾燥した
【0040】 トリフルオロ酢酸/ジクロロメタン(1:1)によって乾燥した樹脂試料(5
mg)を切断して、LC/MS分析にかけた。m/z251(M+H)+
【0041】 N,O−ビス(トリメチルシリル)アセトアミド(2.5ml)およびテトラ
ヒドロフラン(2.5ml)を添加して、Wang樹脂の上についたN−(プロ
ピルカルバモイル)フェニルアラニンを得た。そのスラリーを50℃で5時間加
熱した。得られた樹脂を濾過し、1,2−ジクロロエタンで洗浄した。Meld
rumの酸の1M 1,2−ジクロロエタン溶液(10ml)を添加し、反応混
合液を一夜放置した。得られた樹脂をジメチルホルムアミド(5回)、メタノー
ル(5回)およびジクロロメタン(5回)で洗浄し、真空乾燥した。
【0042】 トリフルオロ酢酸/ジクロロメタン(1:1)で乾燥樹脂試料(5mg)を切
り離し、LC/MS分析にかけた。m/z337(M+H)+
【0043】 Wang樹脂に付けたN−(カルボキシメチルカルボニル)−N−(プロピル
カルバモイル)フェニルアラニン(500mg)を1M 無水酢酸/1,2−ジ
クロロエタン(10ml)中に膨潤させた。得られた混合液を、一夜窒素を吹き
込むことによって攪拌した。樹脂をジメチルホルムアミド(5回)、メタノール
(5回)およびジクロロエタン(5回)で洗浄し、ついで真空乾燥した。
【0044】 トリフルオロ酢酸/ジクロロメタン(1:1)で1時間処理することによって
、乾燥樹脂から1−(1−カルボキシ−2−フェニル)エチル−3−プロピルバ
ルビツール酸を切り離した。LC/MS分析:m/z319(M+H)+
【0045】 実施例2 1−(1−カルボキシ−2−フェニル)エチル−3−(4−メチルベンジル)バ
ルビツール酸
【化54】 N−Fmoc−フェニルアラニル−Wang樹脂(1g、1.0mmol/g
含有、NovaBiochem)をピペリジン/ジメチルホルムアミド(1:1
)で3時間処理した。得られた樹脂をジメチルホルムアミド(3回)、メタノー
ル(3回)およびジクロロメタン(3回)で洗浄し、真空乾燥した。得られた樹
脂を、ジクロロメタン/テトラヒドロフラン(1:1)中に膨潤させ、クロロギ
酸4−ニトロフェニル(1.039g、5mmol)およびN、N−ジイソプロ
ピルエチルアミン(0.348ml、2mmol)で処理して、ついで45分間
室温で攪拌した。得られた樹脂をジクロロメタン(4回)で洗浄し、ジメチルホ
ルムアミド10mlとN,N−ジイソプロピルエチルアミン(0.348ml、
2mmol)中に膨潤させ、得られた混合液に4−メチルベンジルアミン(0.
656ml、5mmol)を添加した。反応混合液を40分間攪拌し、得られた
樹脂をジメチルホルムアミド(5回)、メタノール(5回)およびジクロロメタ
ン(5回)で洗浄した。得られた樹脂を真空乾燥した。
【0046】 トリフルオロ酢酸/ジクロロメタン(1:1)で乾燥樹脂試料(5mg)を切
り離して、LC/MSにかけた。m/z313(M+H)+
【0047】 N,O−ビス(トリメチルシリル)アセトアミド(2.5ml)およびテトラ
ヒドロフラン(2.5ml)を添加して、Wang樹脂の上に付けたN−((4
−メチルベンジル)カルバモイル)フェニルアラニンを得た。そのスラリーを5
0℃で5時間加熱した。得られた樹脂を濾過し、1,2−ジクロロエタンで洗浄
した。Meldrumの酸の1M 1,2−ジクロロエタン溶液(10ml)を
添加し、反応混合液を一夜放置した。得られた樹脂をジメチルホルムアミド(5
回)、メタノール(5回)およびジクロロメタン(5回)で洗浄し、真空乾燥し
た。
【0048】 トリフルオロ酢酸/ジクロロメタン(1:1)で乾燥樹脂試料(5mg)を切
り離し、LC/MS分析にかけた。m/z399(M+H)+
【0049】 Wang樹脂に付けたN−(カルボキシメチルカルボニル)−N−((4−メ
チルベンジル)カルバモイル)フェニルアラニン(500mg)を1M 無水酢
酸/1,2−ジクロロエタン(10ml)中に膨潤させた。得られた混合液を、
一夜窒素を吹き込むことによって攪拌した。得られた樹脂をジメチルホルムアミ
ド(5回)、メタノール(5回)およびジクロロメタン(5回)で洗浄し、つい
で1M 無水酢酸/1,2−ジクロロエタン(10ml)中に懸濁させた。得ら
れた混合液を、再び、一夜窒素を吹き込むことによって攪拌し、ジメチルホルム
アミド(5回)、メタノール(5回)およびジクロロメタン(5回)で洗浄し、
ついで真空乾燥した。
【0050】 トリフルオロ酢酸/ジクロロメタン(1:1)で1時間処理することによって
、乾燥樹脂から得られた生成物を切り離した。LC/MS分析:m/z381(
M+H)+
【0051】 実施例3 1−(1−カルボキシ)エチル−3−プロピルバルビツール酸
【化55】 N−Fmoc−アラニル−Wang樹脂(1g、1.0mmol/gを含む、
NovaBiochem)をピペリジン/ジメチルホルムアミド(1:1)で3
時間処理した。得られた樹脂をジメチルホルムアミド(3回)、メタノール(3
回)、ジクロロメタン(3回)で洗浄し、ついで真空乾燥した。得られた樹脂を
ジクロロメタン/テトラヒドロフラン(1:1)中に膨潤させ、クロロギ酸4−
ニトロフェニル(1.039g、5mmol)およびN,N−ジイソプロピルエ
チルアミン(0.348ml、2mmol)で処理し、室温で45分間攪拌した
。得られた樹脂をジクロロメタン(4回)で洗浄し、ジメチルホルムアミド10
mlとN,N−ジイソプロピルエチルアミン(0.348ml、2mmol)中
に膨潤させた。ついで、得られた混合物にプロピルアミン(0.411ml、5
mmol)を添加した。反応混合物を40分間攪拌し、得られた樹脂をジメチル
ホルムアミド(5回)、メタノール(5回)およびジクロロメタン(5回)で洗
浄した。得られた樹脂を真空乾燥した。
【0052】 トリフルオロ酢酸/ジクロロメタン(1:1)で、乾燥樹脂試料(5mg)を
切り離して、LC/MS分析にかけた。m/z175(M+H)+
【0053】 N,O−ビス(トリメチルシリル)アセトアミド(2.5ml)およびテトラ
ヒドロフラン(2.5ml)を添加して、Wang樹脂に付いたN−(プロピル
カルバモイル)アラニンを得た。そのスラリーを50℃で5時間加熱した。得ら
れた樹脂を濾過し、1,2−ジクロロエタンで洗浄した。Meldrumの酸の
1M 1,2−ジクロロエタン溶液(10ml)を添加し、反応混合液を一夜放
置した。得られた樹脂をジメチルホルムアミド(5回)、メタノール(5回)お
よびジクロロメタン(5回)で洗浄し、真空乾燥した。
【0054】 トリフルオロ酢酸/ジクロロメタン(1:1)で、乾燥樹脂試料(5mg)を
切断し、LC/MS分析にかけた。m/z261(M+H)+
【0055】 Wang樹脂に付けたN−(カルボキシメチルカルボニル)−N−(プロピル
カルバモイル)アラニン(500mg)を1M 無水酢酸/1,2−ジクロロエ
タン(10ml)中に膨潤させた。得られた混合液を、窒素を吹き込むことによ
って一夜攪拌した。得られた樹脂を、ジメチルホルムアミド(5回)、メタノー
ル(5回)およびジクロロメタン(5回)で洗浄し、ついで1M 無水酢酸/1
,2−ジクロロエタン(10ml)中に懸濁させた。得られた混合液を、再び、
一夜窒素を吹き込むことによって攪拌し、ジメチルホルムアミド(5回)、メタ
ノール(5回)およびジクロロメタン(5回)で洗浄し、ついで真空乾燥した。
トリフルオロ酢酸/ジクロロメタン(1:1)で1時間処理することによって、
乾燥樹脂から1−(1−カルボキシ)エチル−3−プロピルバルビツール酸を切
り離した。LC/MS分析:m/z243(M+H)+
【0056】 実施例4 1−(1−カルボキシ−2−フェニル)エチル−3−プロピルバルビツール酸
【化56】 Wang樹脂に付けたN−(カルボキシメチルカルボニル)−N−(プロピル
カルバモイル)フェニルアラニン(50mg)を、1,1’−カルボニルジイミ
ダゾールの1M 1,2−ジクロロエタン溶液1ml中に膨潤させた。得られた
混合液を、一夜窒素を吹き込むことによって攪拌した。得られた樹脂を、ジメチ
ルホルムアミド(5回)、メタノール(5回)およびジクロロメタン(5回)で
洗浄し、ついで真空乾燥した。
【0057】 トリフルオロ酢酸/ジクロロメタン(1:1)で1時間処理することにより、
乾燥した樹脂から1−(1−カルボキシ−2−フェニル)エチル−3−プロピル
バルビツール酸を切り離した。LC/MS分析:m/z319(M+H)+
【0058】 実施例5 5,5−ジベンジル−1−(1−カルボキシ−2−フェニル)エチル−3−プロ
ピルバルビツール酸
【化57】 Wang樹脂に付けた1−(1−カルボキシ−2−フェニル)エチル−3−プ
ロピルバルビツール酸(50mg)をテトラヒドロフラン1ml中に膨潤させた
。得られた懸濁液を1Mテトラフルオロホウ酸テトラブチルアンモニウム(0.
2mol)で2時間処理した。臭化ベンジルの1M−テトラヒドロフラン溶液(
1ml)の添加後、反応をさらに2時間継続した。得られた樹脂をジメチルホル
ムアミド(5回)、メタノール(5回)およびジクロロメタン(5回)で洗浄し
、ついで真空乾燥した。
【0059】 トリフルオロ酢酸/ジクロロメタン(1:1)で1時間処理することによって
、乾燥樹脂から5,5−ジベンジル−1−(1−カルボキシ−2−フェニル)エ
チル−3−プロピルバルビツール酸を切り離した。LC/MS分析:m/z49
9 (M+H)+
【0060】 実施例6 1−(1−カルボキシ−2−フェニル)エチル−5−プロピオニル−3−プロピ
ルバルビツール酸
【化58】 Wang樹脂に付けた1−(1−カルボキシ−2−フェニル)エチル−3−プ
ロピルバルビツール酸(50mg)をピリジン1ml中に膨潤させた。塩化プロ
ピオニルの1M ピリジン溶液(0.25ml)を1−メチル−2−ピロリジン
(1ml)に溶解した。生成樹脂の懸濁ピリジン液と塩化プロピオニルの溶液と
を合した。得られた反応混合液を0.5時間放置した。得られた樹脂を、ジメチ
ルホルムアミド(5回)、メタノール(5回)およびジクロロメタン(5回)で
洗浄し、ついで真空乾燥した。
【0061】 トリフルオロ酢酸/ジクロロメタン(1:1)で1時間処理することによって
乾燥樹脂から生成物を切り離した。LC/MS分析:m/z375(M+H)+
【0062】 実施例7 1−(1−カルボキシ−2−フェニル)エチル−5−(2−ブテノイル)−3−
プロピルバルビツール酸
【化59】 Wang樹脂に付けた1−(1−カルボキシ−2−フェニル)エチル−3−プ
ロピルバルビツール酸(50mg)をピリジン1ml中に膨潤させた。塩化クロ
トニルの1M ピリジン溶液(0.25ml)を1−メチル−2−ピロリジノン
(1ml)に溶解した。得られた樹脂の懸濁ピリジン溶液と塩化クロトニルの溶
液とを合した。得られた反応混合液を0.5時間放置した。得られた樹脂を、ジ
メチルホルムアミド(5回)、メタノール(5回)およびジクロロメタン(5回
)で洗浄し、ついで真空乾燥した。
【0063】 トリフルオロ酢酸/ジクロロメタン(1:1)で1時間処理することによって
乾燥樹脂から生成物を切り離した。LC/MS分析:m/z387(M+H)+
【0064】 実施例8 1−(1−カルボキシ−2−フェニル)エチル−5−(3−フェニル−2−((
9−フルオレニルメトキシカルボニル)アミノ)プロピオニル)−3−プロピル
バルビツール酸
【化60】 Wang樹脂に付けた1−(1−カルボキシ−2−フェニル)エチル−3−プ
ロピルバルビツール酸(50mg)を、1−メチル−2−ピロリジノン1ml中
で、N−(9−フルオレニルメトキシカルボニル)フェニルアラニンと1,3−
ジイソプロピルカルボジイミドからその場で調製した0.025M 対称無水物
で4.5時間処理した。得られた樹脂を、ジメチルホルムアミド(5回)、メタ
ノール(5回)およびジクロロメタン(5回)で洗浄し、ついで真空乾燥した。
【0065】 トリフルオロ酢酸/ジクロロメタン(1:1)で1時間処理することによって
乾燥樹脂から生成物を切り離した。LC/MS分析:m/z688(M+H)+
【0066】 実施例9 5−(2−アミノ−3−((9−フルオレニルメトキシカルボニル)アミノ)プ
ロピオニル)−1−(1−カルボキシ−2−フェニル)エチル−3−プロピルバ
ルビツール酸
【化61】 Wang樹脂に付けた1−(1−カルボキシ−2−フェニル)エチル−3−プ
ロピルバルビツール酸(50mg)を、1−メチル−2−ピロリジノン1ml中
で、Nα−(t−ブチルオキシカルボニル)−Nω−(9−フルオレニルメトキ
シカルボニル)プロピオン酸と1,3−ジイソプロピルカルボジイミドからその
場で調製した0.025M 対称無水物で4.5時間処理した。得られた樹脂を
、ジメチルホルムアミド(5回)、メタノール(5回)およびジクロロメタン(
5回)で洗浄し、ついで真空乾燥した。
【0067】 トリフルオロ酢酸/ジクロロメタン(1:1)で1時間処理することによって
乾燥樹脂から生成物を切り離した。LC/MS分析:m/z627(M+H)+
【0068】 実施例10 5−アセチル−3−ベンジル−1−(1−(2−フェニルエチルアミノカルボニ
ル)−2−フェニル)エチルバルビツール酸
【化62】 2−(4−ホルミル−3−メトキシフェノキシ)エチルポリスチレン(100
mg、0.5mmol/g、Novabiochem)をオルソギ酸トリエチル
(1ml)および2−フェニルエチルアミンの1M 1,2−ジクロロエタン溶
液(1ml)と混合した。得られたスラリーに2時間窒素を吹き込んだ。得られ
た溶液を吸引で取り除き、得られた樹脂を、窒素下一夜、シアノホウ水素化ナト
リウムの1M テトラヒドロフラン溶液(1ml)および酢酸を1%含むN,N
−ジメチルホルムアミド(1ml)で処理した。得られた樹脂を、ジメチルホル
ムアミド(5回)、メタノール(5回)およびジクロロメタン(5回)で洗浄し
、ついで真空乾燥した。得られた樹脂を、1−メチル−2−ピロリジノン3ml
中で、N−(9−フルオレニルメトキシカルボニル)フェニルアラニンと1,3
−ジイソプロピルカルボジイミドからその場で調製した0.25M 対称無水物
で一夜処理した。得られた樹脂を、ジメチルホルムアミド(5回)、メタノール
(5回)およびジクロロメタン(5回)で洗浄し、ついで乾燥した。
【0069】 トリフルオロ酢酸/ジクロロメタン/トリエチルシラン(25:75:1)で
乾燥した樹脂試料(5mg)を切り離し、LC/MS分析にかけた。m/z49
1(M+H)+
【0070】 樹脂をピペリジン/ジメチルホルムアミド(1:1)で3時間処理し、ジメチ
ルホルムアミド(3回)、メタノール(3回)およびジクロロメタン(3回)で
洗浄し、ついで真空乾燥した。ベンジルイソシアネートの1M 1,2−ジクロ
ロエタン溶液(3ml)を得られた樹脂に添加した。得られた混合液を4時間攪
拌した。樹脂をジメチルホルムアミド(5回)、メタノール(5回)およびジク
ロロメタン(5回)で洗浄し、ついで乾燥した。
【0071】 トリフルオロ酢酸/ジクロロメタン/トリエチルシラン(25:75:1)で
乾燥した樹脂試料(5mg)を切り離し、LC/MS分析にかけた。m/z40
2(M+H)+
【0072】 得られた樹脂にN、O−ビス(トリメチルシリル)アセトアミド(1ml)お
よびテトラヒドロフラン(1ml)を添加した。生成したスラリーを50℃で5
時間加熱した。生成した樹脂を濾過し、1,2−ジクロロエタンで洗浄した。M
eldrumの酸の1M 1,2−ジクロロエタン溶液(3ml)を生成した樹
脂に添加した。反応混合液を一夜放置した。生成した樹脂をジメチルホルムアミ
ド(5回)、メタノール(5回)およびジクロロメタン(5回)で洗浄し、つい
で真空乾燥した。
【0073】 トリフルオロ酢酸/ジクロロメタン/トリエチルシラン(25:75:1)で
乾燥した樹脂試料(5mg)を、切り離し、LC/MS分析にかけた。m/z4
88(M+H)+
【0074】 樹脂を、1M 無水酢酸/1,2−ジクロロエタン(3ml)に膨潤させた。
生成した混合物を、一夜窒素を吹き込むことによって攪拌した。生成した樹脂を
ジメチルホルムアミド(5回)、メタノール(5回)およびジクロロメタン(5
回)で洗浄し、ついで真空乾燥した。
【0075】 トリフルオロ酢酸/ジクロロメタン/トリエチルシラン(25:75:1)で
1時間処理することにより、乾燥した樹脂から生成物を切り離した。LC/MS
分析:m/z512(M+H)+
【0076】 実施例11 1−(1−カルボキシ−2−フェニル)エチル−3−プロピル−5−(N,N’
−ジイソプロピルアミジノ)バルビツール酸
【化63】 Wang樹脂に付けたN−(カルボキシメチルカルボニル)−N−(プロピル
カルバモイル)フェニルアラニン(50mg)を、窒素下1−メチル−2−ピロ
リジノン中で1M N,N’−ジイソプロピルカロボジイミドと一夜処理した。
生成した樹脂をジメチルホルムアミド(5回)、メタノール(5回)およびジク
ロロメタン(5回)で洗浄し、ついで真空乾燥した。
【0077】 トリフルオロ酢酸/ジクロロメタン(1:1)で1時間処理することにより、
乾燥した樹脂から生成物を切り離した。LC/MS分析:m/z445(M+H
+
【0078】 実施例12 5−アセチル−3−ベンジル−1−(1−(2−フェニルエチルアミノカルボニ
ル)−2−フェニル)エチルバルビツール酸ヒドラゾン
【化64】 樹脂に付けた5−アセチル−3−ベンジル−1−(1−(2−フェニルエチル
アミノカルボニル)−2−フェニル)エチルバルビツール酸(50mg)(実施
例11参照)を、ヒドラジン水化物の0.7M 1−メチル−2−ピロリジノン
溶液と窒素下一夜処理した。樹脂をジメチルホルムアミド(5回)、メタノール
(5回)およびジクロロメタン(5回)で洗浄し、ついで真空乾燥した。
【0079】 トリフルオロ酢酸/ジクロロメタン/トリエチルシラン(25:75:1)で
1時間処理することにより、乾燥した樹脂から生成物を切り離した。LC/MS
分析:m/z526(M+H)+
【0080】 実施例13 3−ベンジル−1−(1−(4−メチルベンジルアミノカルボニル)エチル−5
,5−ビス(フェナシル)バルビツール酸
【化65】 樹脂に付けた3−ベンジル−1−(1−(4−メチルベンジルアミノカルボニ
ル))エチルバルビツール酸(50mg)をテトラヒドロフラン1ml中に膨潤
させた。懸濁液を1M テトラフルオロホウ酸テトラブチルアンモニウム(0.
2ml)で2時間処理した。2−ブロモアセトフェノンの1Mをテトラヒドロフ
ラン溶液(1ml)に添加後、さらに2時間反応を継続した。樹脂をジメチルホ
ルムアミド(5回)、メタノール(5回)およびジクロロメタン(5回)で洗浄
し、ついで真空乾燥した。
【0081】 トリフルオロ酢酸/ジクロロメタン/トリエチルシラン(25:75:1)で
1時間処理することにより、乾燥した樹脂から生成物を切り離した。LC/MS
分析:m/z630(M+H)+
【0082】 本発明の種々の詳細は、本発明の範囲から逸脱することなく変更できることが
理解されるであろう。さらに、上記の説明は例示の目的のみであって限定する目
的ではなく、本発明は請求の範囲で定義されている。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 EP(AT,BE,CH,CY, DE,DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,I T,LU,MC,NL,PT,SE),OA(BF,BJ ,CF,CG,CI,CM,GA,GN,GW,ML, MR,NE,SN,TD,TG),AP(GH,GM,K E,LS,MW,SD,SL,SZ,TZ,UG,ZW ),EA(AM,AZ,BY,KG,KZ,MD,RU, TJ,TM),AE,AL,AM,AT,AU,AZ, BA,BB,BG,BR,BY,CA,CH,CN,C R,CU,CZ,DE,DK,DM,EE,ES,FI ,GB,GD,GE,GH,GM,HR,HU,ID, IL,IN,IS,JP,KE,KG,KP,KR,K Z,LC,LK,LR,LS,LT,LU,LV,MA ,MD,MG,MK,MN,MW,MX,NO,NZ, PL,PT,RO,RU,SD,SE,SG,SI,S K,SL,TJ,TM,TR,TT,TZ,UA,UG ,US,UZ,VN,YU,ZA,ZW (72)発明者 マリ,アドナン エム.エム. アメリカ合衆国 ノースカロライナ州 27265 ハイ ポイント,スイート 110, メンデンホール オークス パークウェイ 4170 Fターム(参考) 4H049 VN01 VQ56 VR12 VR22 VU22

Claims (16)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 以下の化学式1の化合物 【化1】 (ここで、 テンプレートの●は、支持体に適した物質から成り、 テンプレートのxは、テンプレートの残余部に結合するリンカーから成り、
    そして テンプレートのxおよび残余部は、ケミカルライブラリーから成り、 ここで、 R2、R3およびR11は、同一であるか異なっており、 (a)H、 (b)モノ、ジおよびトリ置換アリール、および (c)C1〜C10アルキル、C1〜C10置換アルキル、C1〜C10置換アル
    キル アリール、C1〜C10置換アルケニルおよびC1〜C10置換アルケニル ア
    リール、 から選択され、 ここで、(b)および(c)の置換基は、 H、クロロ、フルオロ、ブロモ、ヨード、ニトロ、シアノ、アミノ、C1〜C10
    アルキルオキシ、C1〜C10アルキルオキシアリール、C1〜C10アミノアルキル
    、C1〜C10アルキルアミノ、C1〜C10アミノアルキル アリール、C1〜C10
    アミノカルボニル、C1〜C10アミノカルボニルアルキル−アリール、C1〜C10 チオアルキル、C1〜C10チオアルキル−アリール、C1〜C10アルキルスルホキ
    シド、C1〜C10アルキルスルホン、C1〜C10アルキルスルホンアミド、C1
    10アルキルスルホンアミド アリール、C1〜C10アルキルスルホキシド ア
    リール、C1〜C10アルキルスルホン アリール、C1〜C10アルキル、アミノカ
    ルボニルアミノC1〜C10アルキル、C1〜C10アルキルアミノカルボニルアミノ
    1〜C10アルキル アリール、C1〜C10アルキルオキシカルボニルC1〜C10
    アルキル、C1〜C10アルキルオキシカルボニルC1〜C10アルキル アリール、
    1〜C10カルボキシアルキル、C1〜C10カルボキシアルキル アリール、C1
    〜C10カルボニルアルキル、C1〜C10カルボニルアルキル アリール、C1〜C 10 アルキルオキシカルボニルアミノ アルキル、C1〜C10アルキルオキシカル
    ボニルアミノ アルキル アリール、グアニジノ、C1〜C10アルキルCOOH
    、C1〜C10アルキルCONH2、C1〜C10アルケニルCOOH、C1〜C10アル
    ケニルCONH2、 から選択され、 そして、ここで、(b)および(c)のアリール基は、 フェニル、ビフェニル、2−ナフチル、1−ナフチル、ピリジル、フリル
    、チオフェニル、インドリル、イソチアゾリル、イミダゾリル、ベンズイミダゾ
    リル、テトラゾリル、ピラジニル、ピリミジル、キノリル、イソキノリル、ベン
    ゾフリル、イソベンゾフリル、ベンゾチエニル、ピラゾリル、イソインドリル、
    プリニル、カルバゾリル、イソオキサゾリル、チアゾリル、オキサゾリル、ベン
    ズチアゾリル、ベンズオキサゾリル から選択され、 X3およびX4は、同一か異なっており、 H、アルキル、アリールアルキル、アシルおよびN,N’−置換アミジン から選択される) からなる支持体テンプレート。
  2. 【請求項2】 リンカーxがNH、O、CHNO、PhOおよびSiH2
    ら選択される請求項1の支持体テンプレート。
  3. 【請求項3】 基R2とR3とが一緒に結合して、化学式1a 【化2】 によって示される環系(ここで、この環系は3〜8個の構成元素の環サイズをも
    つ)をもつ環状化合物を形成している、請求項1の固体支持体テンプレート。
  4. 【請求項4】 環系が (a)モノ、ジ、トリまたはテトラ置換のシクロプロピル、シクロブチル、シク
    ロペンチル、シクロヘキシル、シクロヘプチルおよびシクロオクチル、 (b)モノ、ジ、トリまたはテトラ置換のシクロプロペニル、シクロブテニル、
    シクロペンテニル、シクロヘキセニル、シクロヘプテニルおよびシクロオクテニ
    ル、 (c)O、S、SO、SO2、NHまたは置換Nが環系に挿入されているモノ、
    ジ、トリまたはテトラ置換の複素環系、 (ここで(a)、(b)および(c)の置換基は下記の項目: (d)H、 (e)モノ、ジおよびトリ置換アリール、および (f)C1〜C10置換アルキル、C1〜C10置換アルキル−アリール、C1
    10置換アルケニルおよびC1〜C10置換アルケニル アリール、 から選択され、 (e)および(f)の置換基は、 H、クロロ、フルオロ、ブロモ、ヨード、ニトロ、シアノ、アミノ、C1〜C10
    アルキルオキシ、C1〜C10アルキルオキシアリール、C1〜C10アミノアルキル
    、C1〜C10アルキルアミノ、C1〜C10アミノアルキル アリール、C1〜C10
    アミノカルボニル、C1〜C10アミノカルボニルアルキル−アリール、C1〜C10 チオアルキル、C1〜C10チオアルキル−アリール、C1〜C10アルキルスルホキ
    シド、C1〜C10アルキルスルホン、C1〜C10アルキルスルホンアミド、C1
    10アルキルスルホンアミド アリール、C1〜C10アルキルスルホキシド ア
    リール、C1〜C10アルキルスルホン アリール、C1〜C10アルキル、アミノカ
    ルボニルアミノC1〜C10アルキル、C1〜C10アルキルアミノカルボニルアミノ
    1〜C10アルキル アリール、C1〜C10アルキルオキシカルボニルC1〜C10
    アルキル、C1〜C10アルキルオキシカルボニルC1〜C10アルキル アリール、
    1〜C10カルボキシアルキル、C1〜C10カルボキシアルキル アリール、C1
    〜C10カルボニルアルキル、C1〜C10カルボニルアルキル アリール、C1〜C 10 アルキルオキシカルボニルアミノ アルキル、C1〜C10アルキルオキシカル
    ボニルアミノ アルキル アリール、グアニジノ、C1〜C10アルキルCOOH
    、C1〜C10アルキルCONH2、C1〜C10アルケニルCOOH、C1〜C10アル
    ケニルCONH2、 から選択され、 そして(e)および(f)のアリール基は、 フェニル、ビフェニル、2−ナフチル、1−ナフチル、ピリジル、フリル、チオ
    フェニル、インドリル、イソチアゾリル、イミダゾリル、ベンズイミダゾリル、
    テトラゾリル、ピラジニル、ピリミジル、キノリル、イソキノリル、ベンゾフリ
    ル、イソベンゾフリル、ベンゾチエニル、ピラゾリル、イソインドリル、プリニ
    ル、カルバゾリル、イソオキサゾリル、チアゾリル、オキサゾリル、ベンチアゾ
    リル、ベンズオキサゾリル から選択される) から選択される請求項3の支持体テンプレート。
  5. 【請求項5】 請求項1のテンプレートの支持体●から切り離され、それに
    よって●は水素で置換されるケミカルライブラリー。
  6. 【請求項6】 化学式 【化3】 【化4】 【化5】 【化6】 【化7】 【化8】 【化9】 【化10】 【化11】 【化12】 【化13】 【化14】 【化15】 から選択された化合物からなる請求項5の切り離されたケミカルライブラリー。
  7. 【請求項7】 化学式、 【化16】 から選択された化合物からなる請求項5の切り離されたケミカルライブラリー。
  8. 【請求項8】 下記の化学式1 【化17】 (ここで、テンプレートの●は、支持体に適した物質から成り、テンプレートの
    xは、テンプレートの残余部分に結合するリンカーから成り、テンプレートのx
    および残余部分は、ケミカルライブラリーから成り、 ここで、R2、R3およびR11は、同一であるか異なっており、下記のものか
    ら選択される: (a)H、 (b)モノ、ジおよびトリ置換のアリール、ならびに (c)C1〜C10アルキル、C1〜C10置換アルキル、C1〜C10置換アル
    キル−アリール、C1〜C10置換アルケニルおよびC1〜C10置換アルケニル ア
    リールであり、 ここで(b)および(c)の置換基は、 H、クロロ、フルオロ、ブロモ、ヨード、ニトロ、シアノ、アミノ、C1〜C10
    アルキルオキシ、C1〜C10アルキルオキシアリール、C1〜C10アミノアルキル
    、C1〜C10アルキルアミノ、C1〜C10アミノアルキル アリール、C1〜C10
    アミノカルボニル、C1〜C10アミノカルボニルアルキル−アリール、C1〜C10 チオアルキル、C1〜C10チオアルキル−アリール、C1〜C10アルキルスルホキ
    シド、C1〜C10アルキルスルホン、C1〜C10アルキルスルホンアミド、C1
    10アルキルスルホンアミド アリール、C1〜C10アルキルスルホキシド ア
    リール、C1〜C10アルキルスルホン アリール、C1〜C10アルキル、アミノカ
    ルボニルアミノC1〜C10アルキル、C1〜C10アルキル アミノカルボニルアミ
    ノC1〜C10アルキル アリール、C1〜C10アルキルオキシカルボニルC1〜C1 0 アルキル、C1〜C10アルキルオキシカルボニルC1〜C10アルキル アリール
    、C1〜C10カルボキシアルキル、C1〜C10カルボキシアルキル アリール、C 1 〜C10カルボニルアルキル、C〜C10カルボニルアルキル アリール、C1
    10アルキルオキシカルボニルアミノ アルキル、C1〜C10アルキルオキシカ
    ルボニルアミノ アルキル アリール、グアニジノ、C1〜C10アルキルCOO
    H、C1〜C10アルキルCONH2、C1〜C10アルケニルCOOH、C1〜C10
    ルケニルCONH2、 から選択され、 ここで、(b)および(c)のアリール基は、 フェニル、ビフェニル、2−ナフチル、1−ナフチル、ピリジル、フリル、チオ
    フェニル、インドリル、イソチアゾリル、イミダゾリル、ベンズイミダゾリル、
    テトラゾリル、ピラジニル、ピリミジル、キノリル、イソキノリル、ベンゾフリ
    ル、イソベンゾフリル、ベンゾチエニル、ピラゾリル、イソインドリル、プリニ
    ル、カルバゾリル、イソオキサゾリル、チアゾリル、オキサゾリル、ベンズチア
    ゾリル、ベンズオキサゾリル から選択され、 X3およびX4は同一であるか異なっており、 H、アルキル、アリールアルキル、アシルおよびN,N’−置換アミジン
    から選択され、 ここで、該方法は、 (1)機能化された支持体●−x−Hを、下の化学式A 【化18】 (ここで、R4およびR5は、同一か異なっており、 H、ならびに、フェニル、シクロヘキセニル、シクロヘキシル、t−ブチル、F
    moc、BOC、Alloc、CBZなどの、しかしこれらに限定されないアミ
    ン保護基から選択される) のN−保護α−アミノ酸で、アミド結合形成試薬の存在下において結合させるこ
    と、 (2)R5をHに置換することによって、得られたものからアミンの保護
    を外し、下の化学式4 【化19】 のウレアを結合した支持体樹脂を提供するために、ウレア形成反応条件下で、保
    護を外した生成物をアミンR11NH2またはイソシアネートR11NCOと反応さ
    せること (3)化学式4のウレアを結合した支持樹脂を酸と処理し、ついで化学式1のテ
    ンプレートを提供するために、2個のNをもつ環の閉環を達成する環化反応をさ
    せること、 からなる) の化合物からなる支持体テンプレートを作成する方法。
  9. 【請求項9】 リンカーxがNH、O、CHNO、PhOおよびSiH2
    ら選択される請求項8の方法。
  10. 【請求項10】 化学式1a 【化20】 (ここで環系は、3〜8個の構成原子の環サイズを持つ) によって表される環系をもつ環状化合物を形成するために、基R2およびR3を一
    緒に結合させる、請求項8の方法。
  11. 【請求項11】 環系が (a)モノ、ジ、トリまたはテトラ置換のシクロプロピル、シクロブチル、シク
    ロペンチル、シクロヘキシル、シクロヘプチルおよびシクロオクチル、 (b)モノ、ジ、トリまたはテトラ置換のシクロプロペニル、シクロブテニル、
    シクロペンテニル、シクロヘキセニル、シクロヘプテニルおよびシクロオクテニ
    ル、ならびに (c)O、S、SO、SO2、NHまたは置換Nが環系に挿入されているモノ、
    ジ、トリまたはテトラ置換の複素環系、 (ここで、(a)、(b)および(c)の置換基は、 (d)H、 (e)モノ、ジおよびトリ置換のアリール、ならびに (f)C1〜C10置換アルキル、C1〜C10置換アルキル−アリール、C1
    〜C10置換アルケニルおよびC1〜C10置換アルケニル アリール、 ここで(e)および(f)の置換基は、 H、クロロ、フルオロ、ブロモ、ヨード、ニトロ、シアノ、アミノ、C1〜C10
    アルキルオキシ、C1〜C10アルキルオキシアリール、C1〜C10アミノアルキル
    、C1〜C10アルキルアミノ、C1〜C10アミノアルキル アリール、C1〜C10
    アミノカルボニル、C1〜C10アミノカルボニルアルキル−アリール、C1〜C10 チオアルキル、C1〜C10チオアルキル−アリール、C1〜C10アルキルスルホキ
    シド、C1〜C10アルキルスルホン、C1〜C10アルキルスルホンアミド、C1
    10アルキルスルホンアミド アリール、C1〜C10アルキルスルホキシド ア
    リール、C1〜C10アルキルスルホン アリール、C1〜C10アルキル、アミノカ
    ルボニルアミノC1〜C10アルキル、C1〜C10アルキルアミノカルボニルアミノ
    1〜C10アルキル アリール、C1〜C10アルキルオキシカルボニルC1〜C10
    アルキル、C1〜C10アルキルオキシカルボニルC1〜C10アルキル アリール、
    1〜C10カルボキシアルキル、C1〜C10カルボキシアルキル アリール、C1
    〜C10カルボニルアルキル、C1〜C10カルボニルアルキル アリール、C1〜C 10 アルキルオキシカルボニルアミノ アルキル、C1〜C10アルキルオキシカル
    ボニルアミノ アルキル アリール、グアニジノ、C1〜C10アルキルCOOH
    、C1〜C10アルキルCONH2、C1〜C10アルケニルCOOH、C1〜C10アル
    ケニルCONH2 から選択され、そして ここで(e)および(f)のアリール基は、 フェニル、ビフェニル、2−ナフチル、1−ナフチル、ピリジル、フリル、チオ
    フェニル、インドリル、イソチアゾリル、イミダゾリル、ベンズイミダゾリル、
    テトラゾリル、ピラジニル、ピリミジル、キノリル、イソキノリル、ベンゾフリ
    ル、イソベンゾフリル、ベンゾチエニル、ピラゾリル、イソインドリル、プリニ
    ル、カルバゾリル、イソオキサゾリル、チアゾリル、オキサゾリル、ベンズチア
    ゾリル、ベンズオキサゾリル から選択される) から選択される請求項10の方法。
  12. 【請求項12】 請求項8のステップ(3)において、酸が1,3−ジクロ
    ロプロピオン酸、マロン酸およびそれらの誘導体から選択される請求項8の方法
  13. 【請求項13】 請求項8のステップ(3)において、無水酢酸、N、N’
    −ジイソプロピルカルボジイミド、塩化オキサリルおよび1,1’−カルボニル
    ジイミダゾールから選択された縮合試薬の存在下で環化が行われる請求項8の方
    法。
  14. 【請求項14】 さらに、(a)テンプレートの支持体●からケミカルライ
    ブラリーを切り離し、それによって●はHに置換されることを含む請求項8の方
    法。
  15. 【請求項15】 切り離されたケミカルライブラリーが、化学式、 【化21】 【化22】 【化23】 【化24】 【化25】 【化26】 【化27】 【化28】 【化29】 【化30】 【化31】 【化32】 【化33】 から選択した化合物からなる請求項14の方法。
  16. 【請求項16】 切り離されたケミカルライブラリーが、化学式、 【化34】 から選択した化合物からなる請求項14の方法。
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