JP2000508664A - 置換チオフェン及び置換チオフェンのアレイの固相及び組合せ合成 - Google Patents

置換チオフェン及び置換チオフェンのアレイの固相及び組合せ合成

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JP2000508664A JP9537619A JP53761997A JP2000508664A JP 2000508664 A JP2000508664 A JP 2000508664A JP 9537619 A JP9537619 A JP 9537619A JP 53761997 A JP53761997 A JP 53761997A JP 2000508664 A JP2000508664 A JP 2000508664A
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Abstract

(57)【要約】 潜在的な治療に関心のある化合物としての広範囲の側鎖置換基を有する複数の異なって置換されたチオフェンの合成のための固相方法。チオフェンは、基質結合第1級又は第2級アミンの、シアノ酢酸でのアシル化、及び生じたシアノアセトアミドの、イソチオシアネートとの塩基の存在下での反応により調製される。適切なアルキルハライドでのアルキル化及び次のソープーチーグラー環化により、異なって置換された支持体結合3−アミノチオフェンを作り出す。これらは、基質上でスクリーニングするか、又は基質から開裂して、次に溶液中でスクリーニングすることができる。あるいは、樹脂結合3−アミノチオフェン又はその合成中間体は、支持体上で更なる合成変換(N−アシル化、還元)にかけて、更なる治療に関心のある化合物の調製を行うことができる。本方法の自動化合成技術を用いる広範囲のチオフェンの有効な合成は、これらの化合物を様々なチオフェン系ライブラリーの形成及び迅速なスクリーニングのための注目すべき候補にする。開示される方法は、自動化することができ、治療に関心のある高度に種々のヘテロ環式化合物への容易かつ実際のアクセスを供する。

Description

【発明の詳細な説明】 置換チオフェン及び置換チオフェンのアレイの固相及び組合せ合成 発明の背景 本発明は、固相化学の分野に関する。より詳しくは、本発明は有機化合物、最 も詳しくは治療に重要なクラスの化合物、即ち種々の置換3−アミノチオフェン の固相及び組合せ合成のための方法を提供する。 新規治療剤の開発に伴う分子認識における重要な因子のよりよい理解を得るこ とは科学的調査の主な焦点である。大数の純粋な化合物又は化合物の混合物の迅 速な形成を許容し、次に特定のレセプター又は酵素に対してスクリーニングする ための方法が現在開発されている。しかしながら、ペプチド又はオリゴヌクレオ チド以外の化合物の迅速な合成に利用できる方法はまだ少ししかない。後者は極 めて短い透明化時間を有する傾向があるのでそれらの生物利用可能な治療剤とし ての利用性は限られるであろう。この理由のため、潜在的な治療に関心のある有 機化合物は、今日なお合成され、評価され、同時にスクリーニングされ得る誘導 体の数を劇的に限定する。それゆえ、小さなヘテロ環式化合物のような潜在的に 治療に関心のある生物利用性のある有機化合物の迅速な合成を許容する新規合成 方法を開発することが最も重要である。これは、これらの化合物のための固相合 成を開発することにより達成することができる。なぜなら、固相合成は自動化す るようにすることができ、いずれのたいくつで時間のかかる精製ステップの必要 性もなく高純度の産物を生成することができるからである。 固相での周知の合成反応の実現は、必ずしも可能でなく、反応条 件の注意深い最適化を必要とする。実行し、最適化した後の固相合成は液相にお ける合成と比べて多くの利点を供するが、適切な反応条件の発見が難しい仕事で ある。これは、支持体のいくつかのタイプに用いることができる溶媒の限られた 選択、及び固相合成のための一連のリアクターにおける正確な温度調整の困難さ のためである。更に、中間体の質制御のための伝統的な道具(赤外分光法、核磁 気共鳴分光法、質量分析)は、固相合成において限られた使用のものでしかない 。これらの理由のため、固相への周知の反応の実行はしばしば大きな努力と時間 の投資を要求し得る。 本発明に開示される合成の進行は、固相でのその実現のために適合し、最適化 された関連するチオフェン合成(引用文献11〜16)の改良型である。 用語 以下の用語は次の一般的意味を有することを意図する。 1.基質とは、化合物が共有結合し得るいずれかの不溶性又は部分的に不溶性の 材料をいう。基質は、有機又は無機ポリマー又はオリゴマー化合物のいずれかの 種類、例えば異なるグレードの架橋のポリスチレン、ポリエチレングリコール(P EG)、ポリスチレンに結合したポリエチレングリコール(例えばTentaGel)、ポ リアクリルアミド、ポリアクリレート、ポリウレタン、ポリカーボネート、ポリ アミド、ポリサッカライド又はシリケートからなる群から選択することができる 。 2.リンカーとは、他の分子と又は基質とのその共有結合を許容する少くとも2 の反応部位を有する分子をいう。基質へのリンカーの結合又はリンカーのそれに 結合した他の分子又はリンカー自体への結合は、例えば強酸での処理又は電磁放 射線への露出により又は金 属触媒により、所定の化学アクティベーターのようなアクティベーター又は他の 特定の条件への選択的露出に基づいて開裂しなければならない。 3.アレイとは、同じ合成反応手順を用いて平行して同時に合成されるN単一化 合物又は共通の構造的要素の化合物のN混合物のコレクションをいう。化合物の アレイ内の単一化合物又は混合物のアレイ内の混合物の構成物の正確な構造は、 この化合物又は混合物を生じさせ、記録された反応プロトコルから予測すること ができる反応物の配列により決定される。そのアレイの空間的配置は無関係であ る。 4.チオフェンとは、5員環内に1つの硫黄原子を含む5員のヘテロ環式化合物 をいう。 5.保護基とは、分子又は基質に化学的に結合し、アクティベーター、例えば所 定の化学アクティベーター又は他の特定の条件への選択的露出により、例えば強 酸での処理により、電磁放射線への露出により又は金属触媒により除去され得る 材料をいう。 6.組合せ合成とは、試薬の連続的添加による、単一化合物又は混合物のアレイ の平行合成のための秩序立ったストラテジーをいう。 7.レセプターとは、所定のリガンドについてのアフィニティーを有する材料を いう。レセプターは、天然もしくは合成分子又は分子の凝集物であり得る。また 、それらはそれらの不変状態において又は他の種との凝集物として用いることが できる。レセプターは、直接又は連結物質により、結合材料又は基質に共有結合 又は非共有結合で結合することができる。本発明により用いることができるレセ プターの例は、これらに限られないが、特定の抗原決定基(例えばウイルス、細 胞又は他の材料)と反応する抗体、モノクローナル抗体及び抗血清、細胞膜レセ プター、薬剤、オリゴヌクレオチド、ポ リヌクレオチド、核酸、ペプチド、補因子、小さな有機分子、レクチン、糖、オ リゴサッカライド、細胞、細胞膜、オルガネラ、微生物レセプター、酵素、触媒 ポリペブチド、ホルモンレセプター、一次代謝物レセプター、例えば炭水化物レ セプター、ヌクレオチドレセプター又は脂質レセプター及び二次代謝レセプター 、例えばオピエートレセプター、プロスタグランジンレセプター等を含む。 8.略語:以下の頻繁に用いる略語は、次の意味を有することを意図する。 AcOH:氷酢酸 DBU:1,8−ジアザビシクロ〔5.4.0〕ウンデク−7−エン DCM:ジクロロメタン、メチレンクロライド DMF:N,N−ジメチルホルムアミド FMoc:フルオレニルメチルオキシカルボニル R :有機ラジカル TFA:トリフルオロ酢酸 THF:テトラヒドロフラン 発明の概要 治療に役立つ化合物の合成のための改良された方法が本発明により供される。 本発明は、治療に重要なクラスの化合物としてのチオフェン誘導体のアレイの組 合せ合成及びスクリーニングのための迅速なアプローチを提供する。それは、こ れらの誘導体の固相合成を供し、それは精製及び単離ステップを除去することに より合成能率を高く増加させる。本特許は、固相合成法の非オリゴマー有機化合 物への重要な拡張も記載する。 本発明の性質及び利点の更なる理解は、本明細書の残りの部分を引用すること により認識され得る。 記載 本発明の適用は多数の一般式I: 〔式中、Aは水素原子又は式: (式中、R5は、水素、アルキル、アリール、ヘテロアリール、アルコキシ、ア リールオキシ、シアノ、ヒドロキシ、ジアルキルアミノ、アリールアルキルアミ ノ、ジアリールアミノ又はハロゲンで任意に置換されたアルキレンであり; R6は、水素;ヒドロキシ、ハロゲン、シアノ、アルコキシ、アリールオキシ 、ジアルキルアミノ、アリールアルキルアミノもしくはジアリールアミノで任意 に置換されたアルキル;又はアルアルキルであり; R5及びR6は、共有結合又は付加的なアルキレン基R5により互いに共有結合 して、好ましくは次: (式中、n及びmは0〜15、好ましくは0〜3の整数である) のフラグメントを形成し得; R7は、水素;アルキル;ヒドロキシ、アルコキシ、アリールオキシ、アルキ ルチオ、アリールチオ、ジアルキルアミノ、アリールアルキルアミノもしくはジ アリールアミノで置換されたアルキル;アルアルキル;アリール;アルキル、ア リール、ヘテロアリール、ハロゲン、アルコキシ、アリールオキシ、ジアルキル アミノ、アルキルアリールアミノ、ジアリールアミノ、ハロゲン、シアノ、アル コキシカルボニルもしくはアミノカルボニルで置換されたアリールである) の基であり; R1は、水素;ヒドロキシ、ハロゲン、シアノ、アルコキシ、アリールオキシ 、ジアルキルアミノ、アリールアルキルアミノもしくはジアリールアミノで任意 に置換されたアルキル;又はアルアルキルであり; R1は、A,R5,R6及び/又はR7と共有結合し得、ここで−R1−A−もし くは−R1−R5−は置換されていない、もしくはアルキル、ヒドロキシ、アルコ キシカルボニル、アルコキシもしくはジアルキルアミノで置換された低級アルキ レン、好ましくはメチレン、エチレンもしくはプロピレンであり、−R1−R6− は置換されていない、もしくはアルキル、ヒドロキシ、アルコキシもしくはジア ルキルアミノで置換されたエチレンもしくはプロピレンであり、及び/又は−R1 −R7−は置換されていない、もしくはア ルキル、ヒドロキシ、アルコキシカルボニル、アルコキシもしくはジアルキルア ミノで置換されたメチレン、プロピレンもしくはブチレンであり、 R2はアリール、ヘテロアリール、アルコキシ、アリールオキシ、シアノ、ジ アルキルアミノ、アリールアルキルアミノ、ジアリールアミノもしくはハロゲン で任意に置換されたアルキル;アルキル、アリール、ヘテロアリール、ハロゲン 、アルコキシ、アリールオキシ、ジアルキルアミノ、アルキルアリールアミノ、 ジアリールアミノ、ハロゲン、シアノ、アルコキシカルボニルもしくはアミノカ ルボニルで任意に置換されたアリール;アルキル、アリール、ヘテロアリール、 ハロゲン、アルコキシ、アリールオキシ、ジアルキルアミノ、アルキルアリール アミノ、ジアリールアミノ、ハロゲン、シアノ、アルコキシカルボニルもしくは アミノカルボニルで任意に置換されたヘテロアリールであり、 R3は、シアノ、ニトロ、−CO−R’もしくは−C(OH)−R’(式中、R’はア ルキル;ハロゲンで置換されたアルキル;アリール;アルキル、アリール、ヘテ ロアリール、ハロゲン、アルコキシ、アリールオキシ、ジアルキルアミノ、アル キルアリールアミノ、ジアリールアミノ、ハロゲン、シアノ、アルコキシカルボ ニルもしくはアミノカルボニルで置換されたアリール;もしくはヘテロアリール である)又は−SO2R”(式中、R”はアルキル又は置換され又は置換されていな いアリールである)であり、 R4は水素又はCOZ(式中、Zは置換された又は置換されていないアルキル、ア リール、アリールアミノ又はアルキルアミノである〕; 及びその医薬として許容される塩; 又は一般式II: 〔式中、Sは基質であり、 Lは化学的結合又はリンカーであり、 A’は化学的結合又は式: (式中、R5は、水素、アルキル、アリール、ヘテロアリール、アルコキシ、ア リールオキシ、シアノ、ヒドロキシ、ジアルキルアミノ、アリールアルキルアミ ノ、ジアリールアミノ又はハロゲンで任意に置換されたアルキレンであり; R6は、水素;ヒドロキシ、ハロゲン、シアノ、アルコキシ、アリールオキシ 、ジアルキルアミノ、アリールアルキルアミノもしくはジアリールアミノで任意 に置換されたアルキル;又はアルアルキルであり; R5及びR6は、共有結合又は付加的なアルキレン基R5により互いに共有結合 して、好ましくは次: (式中、n及びmは0〜15、好ましくは0〜3の整数である) のフラグメントを形成し得; R7は、水素;アルキル;ヒドロキシ、アルコキシ、アリールオキシ、アルキ ルチオ、アリールチオ、ジアルキルアミノ、アリールアルキルアミノもしくはジ アリールアミノで置換されたアルキル;アルアルキル;アリール;アルキル、ア リール、ヘテロアリール、ハロゲン、アルコキシ、アリールオキシ、ジアルキル アミノ、アルキルアリールアミノ、ジアリールアミノ、ハロゲン、シアノ、アル コキシカルボニルもしくはアミノカルボニルで置換されたアリールである) の基であり; R1は、水素;ヒドロキシ、ハロゲン、シアノ、アルコキシ、アリールオキシ 、ジアルキルアミノ、アリールアルキルアミノもしくはジアリールアミノで任意 に置換されたアルキル;又はアルアルキルであり; R1は、A,R5,R6及び/又はR7と共有結合し得、ここで−R1−A−もし くは−R1−R5−は置換されていない、もしくはアルキル、ヒドロキシ、アルコ キシカルボニル、アルコキシもしくはジアルキルアミノで置換された低級アルキ レン、好ましくはメチレン、エチレンもしくはプロピレンであり、−R1−R6− は置換されていない、もしくはアルキル、ヒドロキシ、アルコキシもしくはジア ルキルアミノで置換されたエチレンもしくはプロピレンであり、及び/又は−R1 −R7−は置換されていない、もしくはア ルキル、ヒドロキシ、アルコキシカルボニル、アルコキシもしくはジアルキルア ミノで置換されたメチレン、プロピレンもしくはブチレンであり、 R2はアリール、ヘテロアリール、アルコキシ、アリールオキシ、シアノ、ヒ ドロキシ、ジアルキルアミノ、アリールアルキルアミノ、ジアリールアミノもし くはハロゲンで任意に置換されたアルキル;アルキル、アリール、ヘテロアリー ル、ハロゲン、アルコキシ、アリールオキシ、ジアルキルアミノ、アルキルアリ ールアミノ、ジアリールアミノ、ハロゲン、シアノ、アルコキシカルボニルもし くはアミノカルボニルで任意に置換されたアリール;アルキル、アリール、ヘテ ロアリール、ハロゲン、アルコキシ、アリールオキシ、ジアルキルアミノ、アル キルアリールアミノ、ジアリールアミノ、ハロゲン、シアノ、アルコキシカルボ ニルもしくはアミノカルボニルで任意に置換されたヘテロアリールであり、 R3は、シアノ、ニトロ、−CO−R’もしくは−C(OH)−R’(式中、R’はア ルキル;ハロゲンで置換されたアルキル;アリール;アルキル、アリール、ヘテ ロアリール、ハロゲン、アルコキシ、アリールオキシ、ジアルキルアミノ、アル キルアリールアミノ、ジアリールアミノ、ハロゲン、シアノ、アルコキシカルボ ニルもしくはアミノカルボニルで置換されたアリール;もしくはヘテロアリール である)又は−SO2R”(式中、R”はアルキル又は置換され又は置換されていな いアリールである)であり、 R4は水素又はCOZ(式中、Zは置換された又は置換されていないアルキル、ア リール、アリールアミノ又はアルキルアミノである〕; 及びその医薬として許容される塩 の異なって置換されたチオフェンの、好ましくは平行かつ同時での 迅速な調製及びスクリーニングである。 現在薬剤開発においては、高スループットスクリーニングが重要な役割を演じ ている。高スループットスクリーニングは、一般に、オートメーション及びロボ ットを組み込み、これにより短時間で1又は複数のバイオプシーにおいて何千も の化合物をスクリーニングすることを可能にする。この技術は、スクリーニング されるための多数の異なる化合物の自動化生産についての必要性を作り出した。 潜在的な指図候補としての極めて多様の化合物の生産及びスクリーニングのため のロボット様の十分に自動化されたシステムは、ヒトの病気の全ての型のための 新しい指図の発見及び最適化を劇的に高速化するであろう。 伝統的に、指図的発見のための新規化合物及び指図的最適化のための構造的ア ナログは、多重ステップライナー合成により合成されている。ライナー合成は、 最終生産物を得るためにいくつかの別個の反応物の連続的反応に関する。ライナ ー合成は、中間反応生成物の分光分析及び他の分析ツールによる単離、精製及び キャラクタリゼーションを要求する。このようなライナー合成は、それゆえ、極 めて時間を消費し、有機合成化学の分野の高度な技術者を要求する。化合物を生 産するこの伝統的な方法は高スループットスクリーニングのために現在利用でき るシステムのスクリーニング能力を十分に開発するのにかなり無能であるので、 多数の異なる化合物の自動化合成を許容する合成法が要求される。 平行固相合成は、今日、単一化合物のアレイ又は所定の化合物の混合物のアレ イを生産する最も速い方法の1つである。しかしながら、ペプチド又はオリゴヌ クレオチド以外の有機化合物の平行固相合成のために利用できる方法はまだほん の少ししかない。ペプチド又は他のバイオオリゴマー指図物に関連する原則的な 欠点は、生体 内タンパク質分解によるそれらの低い代謝安定性である。この理由のため、より 高い代謝安定性を有する他の型の化合物は指図物としてより注目されるであろう 。この文脈において特に関心のあるのは、多くの適用に極めて役立つことが判明 している小さなヘテロ環化及びヘテロ芳香族化合物である。また、異なるヒト代 謝疾患の治療のための薬剤として、小さなヘテロ環式化合物が重大な役割を演じ てきており現在もそうである。この理由のため、ヘテロ環式化合物の固相合成は 、高容量スループットスクリーニングのための多数の潜在的指図物の迅速な生産 のために極めて価値あるであろう極めて要求される技術である。 チオフェンは生物学的活性化合物のための重要なコア構造である(S.Gronowitz ,Adv.Heterocycl.Chem.1963,1,1;H.D.Hartough,Chem.Heterocycl.Compd.1 952,3,1;M.Chaykovskyら.,J.Med.Chem.1973,16,188;A.Michielvan Rheeら ,J.Med.Chem.1996,39,398-406)。チオフェン誘導体の最も頻繁な適用(Ullma nns Ency heim 1983,Volume 23,pp 222-223)は、抗生物質、例えばセファロニウムとし て、及び抗寄生物剤(チブロファン、アトリカン、シテナゾン、ニフルジド)と して用いられている。チオフェン誘導体は、例えば、鎮痛剤(チノリジン、ジエ チルチアンブテン)、抗炎症剤(スプロフェン、チアプロフェン酸)、駆虫薬( モランテル、ピランテル、テニウムクロシレート)、抗コリン作用剤(ヘテロニ ウムブロマイド、オキシテホニウムブロマイド、ペンチエネートブロマイド、チ クイジニウムブロマイド、チヘキシノールメチルブロマイド、チエモニウムブロ マイド)、抗ヒスタミン剤(クロロテン、テナリジン、メタフェニレン、メタピ リレン、テニルジアミン及びアンチウッシブ(antiussives)(チペピジン)として も用いられて いる。チオフェン誘導体は、アンチコレステレミックスとして(Bryant,H.U.;G rese,T.A.,カナダ特許出願CA 2,117,853(1995),Chemical Abstracts 1995,1 23,339713y)又はアミロイド源性ペプチドに関連する病気の治療のため(Lunn,W. H.W.,PCT Int.Appl.WO95 17,095(1995),Chemical Abstracts 1995,123,3397 15a)に用いられている。 しかしながら、先に記載されるものよりかなり多くのチオフェンが潜在的な薬 剤候補であると仮定され得る。チオフェンコア構造を有する多数の化合物の調製 及びスクリーニングを達成するため、本発明は、可変性の置換基が共通の中心の チオフェン環に独立して結合しているチオフェンのための固相合成を提供する。 固相合成の一般的に認められる利点は、中間体もしくは最終生成物の精製ステッ プの欠如、及びオートメーションの可能性である。これらの特徴のため、チオフ ェンの固相合成は、治療に重要な化合物のための合成効率を劇的に増加させる。 チオフェンの固相合成の全体の詳細を反応スキーム1に示す。 スキーム1 本発明の以下の記載において、Rは有機基であることを意図する。アルキルは 1〜15炭素原子、好ましくは1〜6炭素原子を有する低級の直鎖、環式、融合又 は分枝アルキルを意味することを意図する。アリールは、フェニル又はアルキル もしくはフェニルで置換されたフェニル、又はシクロアルキルと融合したフェニ ル、又は多環式芳香システム、例えばナフチル、アントラセニル、フェナントレ ニル、フルオレニル等を意味することを意図する。アルキレンは、1〜15炭素原 子、好ましくは1〜6炭素原子を有する低級の直鎖、環式、融合又は分枝アルキ レンを意味することを意図する。ヘテロアリールは、可能な異性体の置換されて いない又はアルキル置換されたピロリル、フリル、チエニル、イミダゾリル、ピ ラゾリル、トリアゾリル、テトラゾリル、オキサゾリル、チアゾリル、オキサジ アゾリル、チアジアゾリル、ピリジル、ピラジニル、ピリミジニル及びピリダジ ニルのいずれか、並びにその対応するベンゾ及びジベンゾ誘導体又は他の融合し た環システムを意味することを意図する。ヘテロアリールは、先に数え上げたヘ テロ環式システムの部分的に又は完全に水素化された誘導体を意味することも意 図する。アルコキシは、−O−アルキルを意味することを意図し、そしてアリー ルオキシは−O−アリールを意味することを意図する。シアノは−CNを意味する ことを意図し、ヒドロキシは−OHを意味することを意図し、アミノは−NH2を意 味することを意図し、そしてニトロは−NO2を意味することを意図する。ジアル キルアミノは−N(アルキ ル)2を意味することを意図する。アルキルアリールアミノは−N(アルキル)(ア リール)を意味することを意図し、そしてジアリールアミノは−N(アリール)2を 意味することを意図する。ハロゲンは−F,−Cl,−Br及び−Iを意味すること を意図する。アルアルキルは−アルキレン−アリールを意味することを意図する 。アルキルチオは−S−アルキルを意味することを意図し、そしてアリールチオ は−S−アリールを意味することを意図する。アルコキシカルボニルは−CO−O −アルキルを意味することを意図し、アミノカルボニルは−CO−N(アルキル)2 、−CO−N(アルキル)(アリール)又は−CO−N(アリール)2を意味することを意 図する。アシルアミノは−N(アルキル)−CO−アルキル又は−N(アルキル) −CO−アリールを意味することを意図する。脱離基は、負に荷電した種又は正に 荷電した基又は原子として溶液中に存在することができる基又は原子であること を意図する。 この合成において、一般式HN(R6)−R5−N(R1)H又はHO2C−CH(R7)−N(R1)P(式 中、Pは保護基である)の有機分子は、十分に先例のある方法によりリンカーL を通して基質Sに結合され、次に、遊離第1又は第2アミノ基を支持体上で形成 する方法のように、脱保護ステップが行われる。 基質は、化合物が共有結合し得るいずれかの不溶性又は部分的に不溶性の材料 であり得る。好ましくは、基質はポリスチレン、ポリエチレングリコール(PEG) 、ポリスチレンに結合したポリエチレングリコール(例えばTentaGel)、ポリア ミド、ポリサッカライド及びシリケートからなる群から選択することができる。 選択された基質の型により異なる型の溶媒又は保護基を用いることができる。 最も好ましくは、基質に結合したジアミンの場合、Wangリンカー(Wang,S.J. Am.Chem.Soc.1973,95,1328-1333)に共有結合した ポリスチレン樹脂又はTentaGel樹脂は、最初に、ホスゲン又はホスゲン等価物、 例えば4−ニトロフェニルクロロホルメート又はカルボニルジイミダゾールで、 適切な溶媒、例えばDCM,THF、トルエン、DMF又はそれらの混合物中で、任意に 塩基、例えばピリジンの存在下で処理することができ、そして次に、過剰のジア ミン、例えばエチレンジアミン、N,N’−ジメチルエチレンジアミン、N,N ’−ジエチルエチレンジアミン、N,N’−ジプロピルエチレンジアミン、N, N’−ジイソプロピルエチレンジアミン、N,N’−ジブチルエチレンジアミン 、N,N’−ジヘキシルエチレンジアミン、N,N’−ジベンジルエチレンジア ミン、N,N’−ジ(1−ヒドロキシエチル)プロピルエチレンジアミン、ピペ ラジン、2−メチルピペラジン、2,6−ジメチルピペラジン、2,5−ジメチ ルピペラジン、1,4−ジアザシクロヘプタン、6−ヒドロキシ−1,4−ジア ザシクロヘプタン、6−アセトキシ−1,4−ジアザシクロヘプタン、1,2− ジアミノプロパン、1,3−ジアミノプロパン、1,3−ジアミノ−2−プロパ ノール、N,N’−ジメチル−1,3−プロパンジアミン、N,N’−ジエチル −1,3−プロパンジアミン、2,2−ジメチル−1,3−プロパンジアミン、 N,N’,2−トリメチル−1,3−プロパンジアミン、1,4−ジアミノブタ ン、N,N’−ジプロピル−1,4−ブタンジアミン、N,N’−ジエチルブタ ン−1,4−ジアミン、N,N’−ジメチル−2−ブテン−1,4−ジアミン、 N,N’−ジエチル−2−ブテン−1,4−ジアミン、N,N’−ジエチル−2 −ブチン−1,4−ジアミン、1,5−ジアミノペンタン、1,3−ジアミノぺ ンタン、1,2−ジアミノシクロヘキサン、1,3−ジアミノシクロヘキサン、 1,4−ジアミノシクロヘキサン、1,3−ビス(アミノメチル)シクロヘキサ ン、1,4−ビス(アミノメチル)シク ロヘキサン、4,4’−ビピペリジン、1−〔2−(3−ピリジルメチルアミノ )エチル〕−ピペラジン、1−(2−アミノエチル)−ピペラジン、4−アミノ メチルピペリジン、3−(4−アミノブチル)ピペリジン、5−アミノ−2,2 ,4−トリメチル−1−シクロペンタンメチルアミン、4,4’−ジアミノジシ クロヘキシルメタン、o−キシリレンジアミン、m−キシリレンジアミン、p− キシリレンジアミン又はイソホロンジアミンで処理して一般式〔ポリシチレン〕 −〔Wangリンカー〕−O−CO−N(R6)−R5−N(R1)Hの基質結合ジアミンを供する ことができる。基質結合ジアミンの調製は、時折、文献(例えばHiroshige,M.; Hauske,J.R.;Zhou,P.J.Am.Chem.Soc.1995,117,11590-11591;Zaragoza,F. Tetrahedron Lett.1995,36,8677-8678;Dixit,D.M.;Leznoff,C.C.Israel J .Chem.1978,17,248-252;Dixit,D.M.;Leznoff,C.C.J.Chem.Soc.,Chem.Com mun.1977,798-799;Kaljuste,K.;Unden,A.Tetrahedron Lett.1995,36,92 11-9214)に記載されている。 基質に結合した保護されたアミノ酸の場合Rinkリンカー(H.Rink,Tetrahedro n Lett.1987,28,3787)に共有結合したポリスチレン樹脂又はTentaGelは、側 鎖及び窒素で保護された(例えばFMoc)アミノ酸の誘導体、例えばFMoc−グリシ ン、FMoc−フェニルグリシン、FMoc−サルコシン、FMoc−アラニン、FMoc−バリ ン、FMoc−ノルバリン、FMoc−ロイシン、FMoc−イソロイシン、FMoc−ノルロイ シン、FMoc−ペニシルアミン、FMoc−アルギニン、FMoc−アスパラギン、FMoc− アスパラギン酸、FMoc−シトルリン、FMoc−グルタミン、FMoc−グルタミン酸、 FMoc−プロリン、FMoc−ヒドロキシプロリン、FMoc−フェニルアラニン、FMoc− チロシン、FMoc−トリプトファン、FMoc−トレオニン、FMoc−ヒスチジン、FMoc −セリン、FMoc−システイン、FMoc−メチオニン、FMoc−リシン、FMoc−スタチ ン又はFMoc−オルニチンで、十分に確立された手順により例えばこれらのアミノ 酸誘導体のイン・シトウ形成された対称無水物でアシル化することができる。ほ とんどのFMoc−アミノ酸及び生じた基質結合FMoc−アミノ酸のいくつかは市販さ れている。このアシル化ステップの後、窒素保護基は十分に確立された方法、例 えばFMoc保護基の場合、DMF中でのピペリジンでの処理により除去して一般式〔 ポリスチレン又はTentagel〕−〔Rinkリンカー〕−NH−CO−C(R7)H−N(R1)Hの基 質結合アミノ酸を供することができる。また、非天然アミノ酸誘導体を基質結合 Rinkアミドリンカーに結合して、任意的な脱保護ステップによりタイプ1の支持 体結合アミノ酸に転化することができる。 基質結合1級又は2級アミン1は、次に一般構造NC−CH2−COX(式中、Xは脱 離基である)の適切なシアノ酢酸誘導体で、好ましくはイン・シトウ形成対称無 水物でアシル化することができる(Zaragoza,F.Tetrahedron.Letters.1995,3 6,8677-8678)。あるいは、他のイン・シトウ形成又は単離されたシアノ酢酸の 誘導体、例えばアルキルクロロホルメート及びシアノ酢酸由来の混合無水物、又 はイミダゾールもしくは他の型の活性化エステル、例えばN−ヒドロキシベンゾ トリアゾリルエステルもしくはN−ヒドロキシスクシニルエステルもしくは当業 者に明らかな他の活性化をエステルをアシル化試薬として用いることができる。 あるいは、シアノ酢酸誘導体は、基質に結合したRinkリンカーと直接反応させ て、一般式〔基質〕−〔Rinkリンカー〕−NH−CO-CH2−CNの誘導体を形成するこ とができる。これは、A’(スキーム1)が化学的結合でありAが水素である場 合に相当する。 次に生じた樹脂結合シアノアセトアミド2は過剰な一般構造R2−NCSの芳香族 又は脂肪族イソチオシアネートで、適切な溶媒、例 えばDMF又はTHF中で、塩基、好ましくは1,8−ジアザビシクロ〔5.4.0〕 ウンデク=7−エン(DBU)の存在下で処理することができる。 基R2は、シクロアルキル基、置換され又は置換されていないアリール基、例 えばフェニル、ナフチル、ビフェニル又は置換され又は置換されていないヘテロ 環及びヘテロ芳香環の一価の基、例えばピリジル、チエニル、ピロリル、フリル 、ピペリジニル、ピロリジニル等に結合した直鎖又は分枝鎖のアルキル基、例え ばメチル、エチル、プロピル、イソプロピル、ブチル、例えばn−ブチル、第2 ブチル、イソブチル、第3ブチル、ペンチル、ヘキシル、ヘプチル、オクチク等 及びそれらの変異体、直鎖又は分枝鎖のアルキレン鎖、例えばメチレン、1,2 −エチレン、1,1−エチレン、プロピレン等であり得る。更に、R2は、置換 されもしくは置換されていないアリール基又は置換されもしくは置換されていな いヘテロ環もしくはヘテロ芳香族であり得る。全てのこれらの基は、官能基、例 えば、F,Cl,Br,I,CONR2,CO2R,CN,NO2,SR,SOR,SO2R,SO2NR2,OR又 はNR2(式中、Rは低級アルキル又はアリールである)で置換することもできる。 生じた中間生成物3は、次に、一般構造X−CH2−R3(式中、Xは求核置換基 のための脱離基であり、そしてR3は電子吸引基、例えばアシル基R’CO−であり 、ここでR’は置換もしくは非置換アルキル、置換もしくは非置換ヘテロアリー ル、置換もしくは非置換アリール、シアノ基、ホルミル基、ニトロ基、スルホニ ル基R”SO2−であり、ここでR”は置換もしくは非置換アルキル又は置換もしく は非置換アリール、アミノカルボニル基−CON(R)2であり、ここでRは独立して 、低級アルキルもしくはアリール、1もしくは複数の電子吸引置換基で置換され たアルコキシカルボニル基もしくは アリール基である)のアルキル化剤で、適切な溶媒、例えばDMF,DCM、アセトニ トリル又はTHF中で、中性又は酸性条件下で、その硫黄原子においてアルキル化 することができる。脱離基Xは、例えばCl−,Br−,I−,−OCOR,−OH2 +又は −OSO2R”であり得る。このアルキル化を終えた時、生じたS−アルキル化中間 体は、塩基、例えばDBU、グアニジン、カリウムヘキサメチルジシラジド又はア ルコラートで、適切な溶媒、例えばDMF,THF、アルコール又はアセトニトリル中 で処理して、それによりソープ−チーグラー環化を基質結合チオフェンIIに誘導 することができる塩基及び溶媒の選択は、用いる基質の型により得る。 基質結合チオフェンIIのリンカーの開裂は、3−アミノチオフェン誘導体Iを 溶液中に遊離する。開裂条件は、選択された基質及びリンカーの型によるであろ う。例えばWangリンカー又はRinkリンカーを含むポリスチレン樹脂の場合、生味 のTFA又はTFA/DCM混合物での支持体結合チオフェンの処理はリンカーの開裂を 導き得る。 あるいは、基質結合チオフェンIIで更なる化学形質転換を行うことができる。 これらは、例えばカルボン酸誘導体、スルホン酸誘導体、イソシアネート又はイ ソチオシアネートでの3−アミノ基におけるアシル化を含む。R3=−COR’(式 中、R’は水素又は置換もしくは非置換アルキルもしくはアリールである)の場 合、樹脂結合チオフェンII内のケト基の還元は第1級又は第2級アルコールを形 成することができ、これらは支持体から開裂することができ、又は最初にカルボ ン酸誘導体、スルホン酸誘導体、イソシアネート又はイソチオシアネートで、そ のヒドロキシ基又はアミノ基のいずれかにおいて最初にアシル化し、ここでアシ ル化の部位は正確な反応条件により、そして次に支持体から開裂させることがで きる。あるいは、R3=−COR’(式中、R’は水素又は置換もしくは非置換 アルキルもしくはアリールである)の場合、基質結合チオフェンIIのケト−又は ホルミル基は、当業者に明らかであるように多数の方法において化学的に形質転 換することができる。それはヒドラゾン又はオキシムに転換することができ、そ れは還元的にアミノ化し、又は有機金属試薬と反応させ、又はCH−酸性化合物、 例えばニトロアルカン、1,3−ジカルボニル化合物、マロノニトリル、ジスル ホニルメタン等と縮合させることができる。これらの反応の各々は、当業者に直 ちに明らかになる慣用的な手段により行うことができる。 合成法を用いて、チオフェン誘導体II又はIのアレイを、平行固相合成のため の装置により作製することができる。これは、Geysenら(J.Immunol.Meth.1987 ,102,259-274)により開発されたピン(pin)法又は固相合成のためのいくつ かのリアクター(透過性壁を有する容器)のいずれかであり得、これは、試薬及 び溶媒の自動添加、並びにリアクターの透過性壁の内側と外側との間の圧力差の 同時の又は個々の適用によるリアクターからの溶媒の除去を許容する。 これらのアレイは、基質に結合し、個々の容器内に位置した種々のアミン下で 特定された条件下で、最初にシアノ酢酸誘導体と、次に塩基の存在下で一般式R2 −NCSの種々のイソチオシアネートと個々に反応させることにより、多重有機合 成機(例えば“Advanced ChemTech”の“ACT 496”)で調製することができる。 次に生じた中間体3は、一般構造X−CH2−R3(式中、Xは求核置換のための脱 離基であり、R3は電子吸引基である)のアルキル化剤で、中性又は酸性のいずれ かの条件下で、硫黄原子においてアルキル化し、DBUでの処理及び支持体からの 任意的開裂の後に、種々のチオフェン誘導体IIのアレイを供することができる。 本発明は、3−アミノチオフェン誘導体のアレイの合成も許容す tankova,M.,Wade,S.,Lam,K.S.,及びLebl Proc.Natl.Acad.Sci.USA 1995 ,92,5426-5430)により、又は対応する試薬の混合物を用いることにより達成 することができる。 本発明により、チオフェンI又はIIのアレイの基本的に2つの異なる型:十分 に組み合わさったアレイ(FCA)及び不十分に組み合わさったアレイ(NFCA)を作 製することできる。 FCAとは、所定のビルディングブロック(R基)のセットの全ての可能な組合 せが認められる置換化チオフェンのアレイをいう。例えば、NチオフェンのFCA は、n×m×p=Nとなるようにnのジアミン、mのイソチオシアネート及びp のハロケトンを選択し、そして全ての可能なジアミン/イソチオシアネート/ハ ロケトンの組合せを合成することにより調製することができる。ビルディングブ ロックの選択は、そのアレイのメンバーの予想される特性に関して行うことがで きる。 NFCAとは、所定のビルディングブロックのセットの可能な組合せの選択のみが 認められる置換されたチオフェンのアレイをいう。例えば、NチオフェンのNFCA は、n×m×p>Nとなるように最初にnのジアミン、mのイソチオシアネート 及びpのハロケトンを選択することにより調製することができる。次に、全ての n×m×pの理論的に可能なチオフェンからのNのチオフェン選択が、全てのn ×m×pの可能なチオフェンを類似すると予想される特性を有するチオフェンの Nグループにグループ化し、これらのグループの各々から、合成される1つのチ オフェンを選択することにより行われる。ビルディングブロック及びチオフェン の選択は、そのアレイのメンバーの予想される特性に関して行うことができる。 これらの化合物のアレイの調製のため、基質の正確な位置は、それ自体により 、特定の基質のバッチ上で調製した化合物についてのいずれの構造的情報も供さ ない。この理由のため、基質の空間的配置は不適当である。構造的情報は各々の 基質のバッチに加えられた試薬の配列の記録からアクセス可能であろう。FCA又 はNFCAの調製の各々のステップにおいて、容器のアレイ内の1つの基質容器の正 確な位置及びこの容器に加えられた異なる試薬の構造は、1つの所定の容器から 生ずるチオフェンの正確な構造が常に予想することができるように記録される。 次に、生じた2−アミノチオフェンのアレイは、特定のレセプターに結合し、 又は特定の生物学的過程を誘導し、又は生物学的もしくは化学的反応を触媒する 能力に関して、個々のチオフェンを比較することによりスクリーニングすること ができる。これは、基本的に2つの異なる方法において行うことができる。1つ の可能性は、例えば可溶性レセプターに対しての、基質結合チオフェンIIのスク リーニングであり得る。これは、例えば、過剰に用いたラジオリガンドを洗って 除去し、各々の基質結合チオフェンII−ペプチド複合体の残存放射能を決定する ことより、このペプドへの所定の基質結合チオフェンの結合の長さを決定するこ とを容易にするであろう放射能標識したペプチド又は酵素であり得よう。あるい は、更なる例として、所定の生物学的過程又は化学的反応のための異なる基質結 合チオフェンIIの触媒活性は、生物学的過程又は化学反応が所定の基質−結合チ オフェンIIの存在及び欠如下でおこる速度を比較することにより測定することが できる。 スクリーニングのための第2の選択は、基質結合チオフェンIIのリンカーを開 裂し、そして同様のマルチウェル配置の適切に荷電し、印をつけたマイクロタイ タープレートを用いた後、チオフェンI を、任意に基質結合レセプター又は酵素に対する溶液中でスクリーニングするこ とにあり得る。可溶性小分子のスクリーニングは慣用的であり公知である。典型 的には、このレセプターへの結合についてテストされるべき所定のレセプター及 び化合物の放射能標識した天然のリガンドの競合的結合が研究されるラジオアッ セイが用いられている。 例えば、中枢及び末梢神経を通して広く分布し、多数の生理的反応を媒介する コレシストカインレセプターに対するスクリーニングがあろう。粗膜ホモジネー トは、Changら(Proc.Natl.Acad.Sci.1986,4923-4926)により記載される手順に 従って調製することができ、放射能標識コレサイトカインは、New England Nucl ear,Massachusetts,U.S.Aから購入することができる。他の例は、生理学、生 物学及び生物工学の当業者に直ちに明らかになるであろう。これらは、例えば、 ソマトスタチンレセプター、グルカゴンレセプター、インスリンレセプター、オ ピエートレセプター、ドパミンレセプター、アセチルコリンレセプター、ヒスタ ミンレセプター等であり得よう。 あるいは、機能的又は他のアッセイを用いることができ、例えば細胞又は遺伝 的に改良されたもしくは改良されていない生物の生物学的応答は、この生物に加 えられたテスト物質の量の関数として測定される。更なる例として、所定の生物 学的過程又は化学反応のための異なるチオフェンIの触媒活性は、この生物学的 過程又は化学的反応が所定のチオフェンIの存在及び欠如下でおこる速度を比較 することにより測定することができる。 上述の方法は、合理的な時間で多数の化合物を調製し、スクリーニングするの に用いることができる。合成は、種々の異なる方法のスクリーニングと組み合わ せて異常に大きなアレイで化合物をスク リーニングすることができる。 引用文献 1.Gallop,M.A.;Barrett,R.W.;Dower,W.J.;Fodor,S.P.A.;Gordon,E.M .J.Med.Chem.1994,37,1233-1251. 2.Gordon,E.M.;Barrett,R.W.;Dower,W.J.;Fodor,S.P.A.;Gallop,M.A .J.Med.Chem.1994,37,1385-1401. 3.Terrett,N.K.;Gardner,M.;Gordon,D.W.;Kobylecki,R.J.;Steele,J .Tetrahedron.1995,51,8135-8173.M.;Flegelova,Z.;Ferguson,R.;Lam,K.S.Joumal Of Protein Chemistry.1 994,13,484-486. K.S.;Lebl,M.Proc.Natl.Acad.Sci.USA 1995,92,5426-5430. 6.Liskamp,R.M.J.Angew.Chem.Int.Ed.Engl.1994,33,633-636. ,M.;Chabala,J.C.;Kauffman,S.Perspectives in Drug Discovery and Desi gn 1994,2,249-325. 8.Seligmann,B.;Abdul-Latif,F.;Al-Obeidi,F.;Flegelova,Z.European Joumal Of Medicinal Chemistry 1995,30,319-335. 9.Baldwin,J.J.;Burbaum,J.J.;Henderson,I.;Ohlmeyer,M.H.J.J.Am.Ch em.Soc.1995,117,5588-5589. 10.Jung et al.,“Multiple Peptide Synthesis Methods and their Applicat ions”,Angew.Chem.Int.Ed.Endl.1992,31,367-383. 70,48,2709-2717. 76,318,343-346. 13.Chiba,T.;Sato,H.;Kato,T.Chemical And Pharmaceutical Bulletin.1 982,30,3548-3554. hemie1986,328,459-464. 82,324,322-328. 16.Augustin,M.;Rudorf,W.-D.;Schmidt,U.Tetrahedron 1976,32,3055-3 061. 17.J.A.Ellman,Solid phase and combinatorial synthesis of benzodiazepi ne compounds on a solid support,米国特許5,288,514号;Feb.22,1994. 18.Dolman,H.and Kuipers,J.Preparation of thiocompounds having fungic idal activity.Chemical Abstracts 1988,109,110245k.欧州特許出願EP 234 ,622 19.Briel,D.,Wagner,G.,and Lohmann,D.Preparation of 5-substituted 3 -aminothiophene-4-nitriles.Chemical Abstracts 1990,113,131988c,Ger.( East)DD 275,870 dine-4(3H)-one derivatives.Chemical Abstracts 1972,76,140867g,US 3,6 44,357;Ayerst,McKenna and Harrison Ltd. c acid.Chemical Abstracts 1970,73,3785c,US 3,506,669;American Home P roducts Corp. 実施例 〔2−フェニルアミノ−4−アミノ−5−(2,4−ジクロロベンゾイル)チオ フェン−3−イル〕ピペラジン−1−イルメタノントリフルオロ酢酸の合成 DCM(600mL)中のWang樹脂の懸濁液(45.0g、42.3mmol、Novabiochem、充填 :0.94mmol/g)に、最初にピリジン(52mL)及び次に4−ニトロフェニルクロ ロホルメート(43.0g、231mmol)の溶液を加えた。室温で3時間、振とうした 後、その混合物をろ過し、その樹脂をDCM(5×300mL)で洗い、次にDMF(600mL) 中のピペラジン(38.2g、444mmol)の冷やした溶液に加えた。生じた混合物を1 3時間、撹拌し、ろ過し、そしてその樹脂を更にDMF,DCM及びメタノールで洗っ た。乾燥した後、約45gのカルバメート−樹脂1を得た。 DCM膨潤樹脂1(0.20g、約0.2mmol)に、DMF(1.5mL)及びDCM(1.5mL)中 のシアノ酢酸(0.17g、2.02mmol)の溶液を加え、次にジイソプロピルカルボジ イミド(0.14mL、0.89mmol)を加えた。生じた混合物を3時間、振とうし、ろ過 し、DMFで洗い(3×6mL)、そして更に一回先のように3時間、シアノ酢酸及 びジイソプロピルカルボジイミドで処理して、DMFで洗った後、樹脂結合シアノ アセトアミド2を供した。 DMF(2mL)中のフェニルイソチオシアネート(0.24mL、2.02mmol)の溶液を樹 脂2に加え、次にDBU(0.7mL)を加えた。その混合物を18時間、振とうし、ろ過 し、そしてその樹脂を更にDMFで洗った。 次にDMF(2mL)中2,4−ジクロロフェンアシルクロライド(0.48g、2.16mmo l)の溶液を樹脂に加え、その混合物を20時間、振とうした。ろ過及びDMFでの洗 浄の後、その樹脂をDBU(1mL)及びDM F(2mL)の混合物(2mL)に懸濁し、20時間、振とうした。 ろ過の後、樹脂をDMF、メタノール、DCM及びDCM中10%のAcOHで注意深く洗っ た。次にそれをDCM(2mL)及びTFA(2mL)に懸濁し、3時間、振とうした。ろ過、 DCMでの洗浄及びそのろ液の濃縮により 145mgの〔2−(フェニルアミノ)−4 −アミノ−5−(2,4−ジクロロベンゾイル)チオフェン−3−イル〕ピペラ ジン−1−イルメタノントリフルオロ酢酸を油として供した。 HPLC(Lichrosorb RP 18、アセトニトリル/水勾配、254nmでモニ 80の異なるチオフェンのアレイの自動化合成 以下の方法で80の異なるチオフェンのアレイを調製した。 “Advanced ChemTech”の多重有機合成機“ACT 496”の80のリアクター内に、 以前にカルバメート基によりWang樹脂に結合させた4つのジアミン、ピペラジン 、N,N’−ジベンジルエチレンジアミン、1,4−ジアザシクロヘプタン及び 1,2−ジアミノシクロヘキサンと等しく分配した〔各々の樹脂結合ジアミン10 0mg(約0.1mmol )を20のリアクター各々内に分配〕。次にそれらの樹脂結合ジアミンの全てのサ ンプルを上述のようにシアノ酢酸無水物でアシル化(2×3h)した。このアシ ル化を終えた後、生じた樹脂結合シアノアセトアミドを、5つの異なるイソチオ シアネート(3−メトキシプロピルイソチオシアネート、3−(トリフルオロメ チル)フェニルイソチオシアネート、2,3−ジクロロフェニルイソチオシアネ ート、4−ジエチルアミノフェニルイソチオシアネート及び1−ナフチルイソチ オシアネート)と、(上述のような)DBUの存在下で、4つの異なるシアノアセト アミドの各々が5つのイソチオシアネート全てで処理されるように、反応させた 。この反応の後、生じた樹脂結合中間体3を、4つの異なるα−ブロモケトン( 2,5−ジメトキシフェニルブロマイド、1,1,1−トリフルオロ−3−ブロ モ−2−プロパノン、4−フェニルフェンアシルブロマイド及び2−ブロモアセ チルナフタレン)で、DMF中10%のAcOH中で、全ての可能なジアミン−イソチオ シアネート−ブロモケトンの組合せが認められるように処理した。DBUでの環化 の後、生じた樹脂結合チオフェンを、樹脂から、DCM中60%TFAでの処理(5時間 )により開裂し、30〜90%の純度で80の異なるチオフェンのアレイを生成した( HPLC)。 先に記載の手順に従って、以下のチオフェン誘導体Iを調製した。HPLC(Lichrosorb RP 18、アセトニトリル/水勾配、254nmでモニ HPLC(Lichrosorb RP 18、アセトニトリル/水勾配、254nmでモニ メタノントリフルオロアセテート HPLC(Lichrosorb RP 18、アセトニトリル/水勾配、254nmでモニ HPLC(Lichrosorb RP 18、アセトニトリル/水勾配、254nmでモニ HPLC(Lichrosorb RP 18、アセトニトリル/水勾配、254nmでモニ HPLC(Lichrosorb RP 18、アセトニトリル/水勾配、254nmでモニ HPLC(Lichrosorb RP 18、アセトニトリル/水勾配、254nmでモニ HPLC(Lichrosorb RP 18、アセトニトリル/水勾配、254nmでモニ HPLC(Lichrosorb RP 18、アセトニトリル/水勾配、254nmでモニ 〔2−(第3級ブチルアミノ) HPLC(Lichrosorb RP 18、アセトニトリル/水勾配、254nmでモニ HPLC(Lichrosorb RP 18、アセトニトリル/水勾配、254nmでモニ HPLC(Lichrosorb RP 18、アセトニトリル/水勾配、254nmでモニ 2−フェニルアミノ−4− ート HPLC(Lichrosorb RP 18、アセトニトリル/水勾配、254nmでモニ HPLC(Lichrosorb RP 18、アセトニトリル/水勾配、254nmでモニター):71.3 分溶出、43%純度。 HPLC(Lichrosorb RP 18、アセトニトリル/水勾配、254nmでモニター):15.5 分及び23.4分溶出、2つのジアステレオマー、58%純度。HPLC(Lichrosorb RP 18、アセトニトリル/水勾配、254nmでモニター):25.1 分溶出、27%純度。 結論 先の記載は詳述することを目的とし、限定目的ではない。本発明の種々の改良 及びバリエーションが本開示を見ることにより当業者に明らかになるであろう。 単に例により、広範囲の種々の時間、反応温度及び特定の処理ステップの異なる 順番を利用することができる。それゆえ、本発明の範囲は、先の記載を引用して 決定するのではなく、添付の請求の範囲を、それらの等価物の全範囲と共に引用 して決定すべきである。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 EP(AT,BE,CH,DE, DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,IT,L U,MC,NL,PT,SE),OA(BF,BJ,CF ,CG,CI,CM,GA,GN,ML,MR,NE, SN,TD,TG),AP(GH,KE,LS,MW,S D,SZ,UG),EA(AM,AZ,BY,KG,KZ ,MD,RU,TJ,TM),AL,AM,AT,AU ,AZ,BA,BB,BG,BR,BY,CA,CH, CN,CU,CZ,DE,DK,EE,ES,FI,G B,GE,GH,HU,IL,IS,JP,KE,KG ,KP,KR,KZ,LC,LK,LR,LS,LT, LU,LV,MD,MG,MK,MN,MW,MX,N O,NZ,PL,PT,RO,RU,SD,SE,SG ,SI,SK,TJ,TM,TR,TT,UA,UG, US,UZ,VN,YU

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1.一般式I: 〔式中、Aは水素原子又は式: (式中、R5は、水素、アルキル、アリール、ヘテロアリール、アルコキシ、ア リールオキシ、シアノ、ヒドロキシ、ジアルキルアミノ、アリールアルキルアミ ノ、ジアリールアミノ又はハロゲンで任意に置換されたアルキレンであり; R6は、水素;ヒドロキシ、ハロゲン、シアノ、アルコキシ、アリールオキシ 、ジアルキルアミノ、アリールアルキルアミノもしくはジアリールアミノで任意 に置換されたアルキル;又はアルアルキルであり; R5及びR6は、共有結合又は付加的なアルキレン基R5により互いに共有結合 して、好ましくは次: (式中、n及びmは0〜15の整数である) の型のフラグメントを形成し得; R7は、水素;アルキル;ヒドロキシ、アルコキシ、アリールオキシ、アルキ ルチオ、アリールチオ、ジアルキルアミノ、アリールアルキルアミノもしくはジ アリールアミノで置換されたアルキル;アルアルキル;アリール;アルキル、ア リール、ヘテロアリール、ハロゲン、アルコキシ、アリールオキシ、ジアルキル アミノ、アルキルアリールアミノ、ジアリールアミノ、ハロゲン、シアノ、アル コキシカルボニルもしくはアミノカルボニルで置換されたアリールである) の基であり; R1は、水素;ヒドロキシ、ハロゲン、シアノ、アルコキシ、アリールオキシ 、ジアルキルアミノ、アリールアルキルアミノもしくはジアリールアミノで任意 に置換されたアルキル;又はアルアルキルであり; R1は、A,R5,R6及び/又はR7と共有結合し得、ここで−R1−A−もし くは−R1−R5−は置換されていない、もしくはアルキル、ヒドロキシ、アルコ キシカルボニル、アルコキシもしくはジアルキルアミノで置換された低級アルキ レンであり、−R1−R6−は置換されていない、もしくはアルキル、ヒドロキシ 、アルコキシもしくはジアルキルアミノで置換されたエチレンもしくはプロピレ ンであり、及び/又は−R1−R7−は置換されていない、もしくはアルキル、ヒ ドロキシ、アルコキシカルボニル、アルコ キシもしくはジアルキルアミノで置換されたメチレン、プロピレンもしくはブチ レンであり、 R2はアリール、ヘテロアリール、アルコキシ、アリールオキシ、シアノ、ジ アルキルアミノ、アリールアルキルアミノ、ジアリールアミノもしくはハロゲン で任意に置換されたアルキル; アルキル、アリール、ヘテロアリール、ハロゲン、アルコキシ、アリールオキ シ、ジアルキルアミノ、アルキルアリールアミノ、ジアリールアミノ、ハロゲン 、シアノ、アルコキシカルボニルもしくはアミノカルボニルで任意に置換された アリール; アルキル、アリール、ヘテロアリール、ハロゲン、アルコキシ、アリールオキ シ、ジアルキルアミノ、アルキルアリールアミノ、ジアリールアミノ、ハロゲン 、シアノ、アルコキシカルボニルもしくはアミノカルボニルで任意に置換された ヘテロアリールであり、 R3は、シアノ、ニトロ、−CO−R’もしくは−C(OH)−R’(式中、R’はア ルキル;ハロゲンで置換されたアルキル;アリール;アルキル、アリール、ヘテ ロアリール、ハロゲン、アルコキシ、アリールオキシ、ジアルキルアミノ、アル キルアリールアミノ、ジアリールアミノ、ハロゲン、シアノ、アルコキシカルボ ニルもしくはアミノカルボニルで置換されたアリール;もしくはヘテロアリール である)又は−SO2R”(式中、R”はアルキル又は置換され又は置換されていな いアリールである)であり、 R4は水素又はCOZ(式中、Zは置換された又は置換されていないアルキル、ア リール、アリールアミノ又はアルキルアミノである〕の化合物; 及びその医薬として許容される塩。 2.一般式II: 〔式中、Sは基質であり、 Lは化学的結合又はリンカーであり、 A’は化学的結合又は式: (式中、R5は、水素、アルキル、アリール、ヘテロアリール、アルコキシ、ア リールオキシ、シアノ、ヒドロキシ、ジアルキルアミノ、アリールアルキルアミ ノ、ジアリールアミノ又はハロゲンで任意に置換されたアルキレンであり; R6は、水素;ヒドロキシ、ハロゲン、シアノ、アルコキシ、アリールオキシ 、ジアルキルアミノ、アリールアルキルアミノもしくはジアリールアミノで任意 に置換されたアルキル;又はアルアルキルであり; R5及びR6は、共有結合又は付加的なアルキレン基R5により互いに共有結合 して、好ましくは次: (式中、n及びmは0〜15の整数である) のフラグメントを形成し得; R7は、水素;アルキル;ヒドロキシ、アルコキシ、アリールオキシ、アルキ ルチオ、アリールチオ、ジアルキルアミノ、アリールアルキルアミノもしくはジ アリールアミノで置換されたアルキル;アルアルキル;アリール;アルキル、ア リール、ヘテロアリール、ハロゲン、アルコキシ、アリールオキシ、ジアルキル アミノ、アルキルアリールアミノ、ジアリールアミノ、ハロゲン、シアノ、アル コキシカルボニルもしくはアミノカルボニルで置換されたアリールである) の基であり; R1は、水素;ヒドロキシ、ハロゲン、シアノ、アルコキシ、アリールオキシ 、ジアルキルアミノ、アリールアルキルアミノもしくはジアリールアミノで任意 に置換されたアルキル;又はアルアルキルであり; R1は、A,R5,R6及び/又はR7と共有結合し得、ここで−R1−A−もし くは−R1−R5−は置換されていない、もしくはアルキル、ヒドロキシ、アルコ キシカルボニル、アルコキシもしくはジアルキルアミノで置換された低級アルキ レンであり、−R1−R6−は置換されていない、もしくはアルキル、ヒドロキシ 、アルコキシもしくはジアルキルアミノで置換されたエチレンもしくはプロピレ ンであり、及び/又は−R1−R7−は置換されていない、もしくはアルキル、ヒ ドロキシ、アルコキシカルボニル、アルコ キシもしくはジアルキルアミノで置換されたメチレン、プロピレンもしくはブチ レンであり、 R2はアリール、ヘテロアリール、アルコキシ、アリールオキシ、シアノ、ヒ ドロキシ、ジアルキルアミノ、アリールアルキルアミノ、ジアリールアミノもし くはハロゲンで任意に置換されたアルキル; アルキル、アリール、ヘテロアリール、ハロゲン、アルコキシ、アリールオキ シ、ジアルキルアミノ、アルキルアリールアミノ、ジアリールアミノ、ハロゲン 、シアノ、アルコキシカルボニルもしくはアミノカルボニルで任意に置換された アリール; アルキル、アリール、ヘテロアリール、ハロゲン、アルコキシ、アリールオキ シ、ジアルキルアミノ、アルキルアリールアミノ、ジアリールアミノ、ハロゲン 、シアノ、アルコキシカルボニルもしくはアミノカルボニルで任意に置換された ヘテロアリールであり、 R3は、シアノ、ニトロ、−CO−R’もしくは−C(OH)−R’(式中、R’はア ルキル;ハロゲンで置換されたアルキル;アリール;アルキル、アリール、ヘテ ロアリール、ハロゲン、アルコキシ、アリールオキシ、ジアルキルアミノ、アル キルアリールアミノ、ジアリールアミノ、ハロゲン、シアノ、アルコキシカルボ ニルもしくはアミノカルボニルで置換されたアリール;もしくはヘテロアリール である)又は−SO2R”(式中、R”はアルキル又は置換され又は置換されていな いアリールである)であり、 R4は水素又はCOZ(式中、Zは置換された又は置換されていないアルキル、ア リール、アリールアミノ又はアルキルアミノである〕 の化合物; 及びその医薬として許容される塩。 3.a)式S−L−A’−N(R1)H(式中、S,L,A’及びR1 は請求項2に定義される通りである)の基質に結合した遊離した第1級又は第2 級アミンを、一般構造NC−CH2−COX(式中、Xはヒドロキシ基又は脱離基である) のシアノ酢酸誘導体でアシル化するステップと、 b)生じた式S−L−A’−N(R1)−CO−CH2−CN(式中、S,L,A’及びR1 は請求項2に定義される通りである)の基質が結合したアミドを、一般構造R2 −NCS(式中、R2は請求項2に定義される通りである)の脂肪族又は芳香族イソチ オシアネートと、塩基の存在下で反応させるステップと、 c)生じた式S−L−A’−N(R1)−CO−C(CN)=C(NHR2)−SHの基質が結合し た中間体を、一般構造R3−CH2−X(式中、R3は請求項1に定義される通りで あり、そしてXは求核置換のための脱離基である)のアルキル化剤で、中性又は 酸性条件下でアルキル化し、次に式IIの化合物を調製するために塩基で処理する ステップと、 d)生じた式IIの基質が結合した化合物を、式Iの化合物を調製するために開 裂条件にかけるステップと、 を含む請求項1に記載の化合物を調製するための方法。 4.式Iの最終生成物を、特定のレセプター又は酵素に対して直接スクリーニ ングするステップを更に含む請求項3に記載の方法。 5.a)式S−L−A’−N(R1)H(式中、S,L,A’及びR1は請求項2に 定義される通りである)の基質に結合した遊離した第1級又は第2級アミンを、 一般構造NC−CH2−COX(式中、Xはヒドロキシ基又は脱離基である)のシアノ酢酸 誘導体でアシル化するステップと、 b)生じた式S−L−A’−N(R1)−CO−CH2−CN(式中、S,L,A’及びR1 は請求項2に定義される通りである)の基質が結 合したアミドを、一般構造R2−NCS(式中、R2は請求項2に定義される通りであ る)の脂肪族又は芳香族イソチオシアネートと、塩基の存在下で反応させるステ ップと、 c)生じた式S−L−A’−N(R1)−CO−C(CN)=C(NHR2)−SHの基質が結合し た中間体を、一般構造R3−CH2−X(式中、R3は請求項1に定義される通りで あり、そしてXは求核置換のための脱離基である)のアルキル化剤で、中性又は 酸性条件下でアルキル化し、次に式IIの化合物を調製するために塩基で処理する ステップと、 を含む請求項2に記載の化合物を調製するための方法。 6.式IIの最終生成物を、特定のレセプター又は酵素に対して直接スクリーニ ングするステップを更に含む請求項5に記載の方法。 7.ステップa)が、最初に、 式A−NH−R1の遊離した又は保護された第1級又は第2級アミノ基を有する 化合物を基質に結合させ、任意に次に式S−L−A’−N(R1)H(式中、S,L, A’及びR1は請求項2に定義される通りである)の基質が結合した遊離した第 1級又は第2級アミンを形成するために、脱保護するステップを含むことを特徴 とする請求項3,4,5又は6のいずれか一に記載の方法。 8.前記遊離した又は保護された第1級又は第2級アミノ基を有する化合物が 、最初にリンカーとカップリングし、その後該リンカーが前記基質に結合するこ とを特徴とする請求項7に記載の方法。 9.前記基質が最初に前記リンカーに結合し、その後、前記遊離した又は保護 された第1級又は第2級アミノ基を有する化合物が前記リンカーとカップリング することを特徴とする請求項7に記載の方法。 10.前記シアノアセトアミドとのイソチオシアネートの反応のた め及び前記チオフェンへの環化のための塩基がDBUであることを特徴とする請求 項3〜9のいずれか一に記載の方法。 11.前記シアノ酢酸誘導体が対称無水物であることを特徴とする請求項3〜10 のいずれか一に記載の方法。 12.m(ここでmは2又はそれ超の整数である)の容器内の所定の周知の位置 において、mの異なる式Iの化合物を含むアレイ。 13.1又は複数の基質上の所定の周知の位置において、m(ここでmは2又は それ超の整数である)の異なる式IIの化合物を含むアレイ。 14.mが60〜100の間、好ましくは80であることを特徴とする請求項12又は13 に記載のアレイ。 15.m(ここでmは2又はそれ超の整数である)の容器内の所定の周知の位置 において又は基質上の所定の周知の位置において式Iの1つの化合物又は式Iの n(ここでnは2又はそれ超の整数であり、そしてm>nである)の異なる化合 物を、並びに1又は複数の基質上の所定の周知の位置において式IIの1つの化合 物又は式IIのm−nの異なる化合物を含むアレイ。 16.mが60〜100の間、好ましくは80であることを特徴とする請求項15に記載 のアレイ。 17.p(ここでpは2又はそれ超の整数である)の容器内の所定の周知の位置 において式Iの化合物のpの異なる混合物を含むアレイ。 18.1又は複数の基質上の所定の周知の位置において、式IIの化合物のp(こ こでpは2又はそれ超の整数である)の異なる混合物を含むアレイ。 19.pが60〜100の間、好ましくは80であることを特徴とする請求項17又は18 に記載のアレイ。 20.p(ここでpは2又はそれ超の整数である)の容器内の所定の周知の位置 において、又は基質上の所定の周知の位置において、式Iの化合物の1つの混合 物又は式Iの化合物のr(ここでrは2又はそれ超の整数であり、p>rである )の異なる混合物を、並びに1又は複数の基質上の所定の周知の位置において式 IIの化合物の1つの混合物又は式IIの化合物のp−rの異なる混合物を含むアレ イ。 21.pが60〜100の間、好ましくは80であることを特徴とする請求項20に記載 のアレイ。 22.1又は複数の基質上の所定の周知の位置において、 a)式S−L−A’−N(R1)H(式中、S,L,A’及びR1は請求項2に記載 される通りである)の各々及び全ての単一の基質が結合した遊離した第1級又は 第2級アミンを、一般構造NC−CH2−COX(式中、Xはヒドロキシ基又は脱離基で ある)のシアノ酢酸誘導体で同時にアシル化するステップと、 b)生じた式S−L−A’−N(R1)−CO−CH2−CN(式中、S,L,A’及びR1 は請求項2に定義される通りである)の基質が結合したアミドの各々及び全て を、一般構造R2−NCS(式中、R2は請求項2で定義される通りである)のイソチ オシアネートと、塩基の存在下で反応させるステップと、 c)生じた式S−L−A’−N(R1)−CO−C(CN)=C(NHR2)−SHの基質が結合し た中間体の各々及び全てを、一般構造R3−CH2−X(式中、R3は請求項1に定 義される通りであり、そしてXは求核置換のための脱離基である)のアルキル化 剤で、中性又は酸性条件下でアルキル化し、次に1又は複数の基質に結合した式 IIの化合物を調製するために、塩基での処理を行うステップと、 を行うことを含む請求項13又は14に記載のアレイを調製するための 方法。 23.d)生じた式IIのm(ここで、mは2又はそれ超の整数である)の基質が 結合した化合物を、mの容器内の所定周知の位置において、式Iのmの化合物を 調製するための開裂条件にかけるステップを更に含む請求項22に記載の方法であ って、請求項12又は14に記載のアレイを調製するための方法。 24.d)生じた式IIのmの基質が結合した化合物を、mの容器内の所定の周知 の位置において、又は基質上の所定の周知の位置において、式Iのnの化合物及 び式IIのm−nの化合物を調製するための開裂条件にかけるステップを更に含む 請求項22に記載の方法であって、請求項15又は16に記載のアレイを調製するため の方法。 25.ステップa)が、最初に、 式A−NH−Rの遊離した又は保護された第1級又は第2級アミノ基を有するm の化合物を、前記1又は複数の基質上の所定の周知の位置において、1又は複数 の基質に結合させ、任意に次に、式S−L−A’−N(R1)H(式中、S,L,A’ 及びR1は請求項2に定義される通りである)のmの基質が結合した遊離した第 1級又は第2級アミンを形成するために脱保護するステップを含むことを特徴と する請求項22,23、又は24のいずれか一に記載の方法。 26.前記遊離した又は保護された第1級又は第2級アミノ基を有する化合物が 、最初にリンカーとカップリングし、その後該リンカーが前記基質に結合するこ とを特徴とする請求項25に記載の方法。 27.前記基質が最初に前記リンカーに結合し、その後、前記遊離した又は保護 された第1級又は第2級アミノ基を有する化合物が前記リンカーとカップリング することを特徴とする請求項25に記載の方法。 28.前記シアノアセトアミドとのイソチオシアネートの反応のた め及び前記チオフェンへの環化のための塩基がDBUであることを特徴とする請求 項22,23,24,25,26、又は27のいずれか一に記載の方法。 29.前記シアノ酢酸誘導体が対称無水物であることを特徴とする請求項22,23 ,24,25,26,27又は28のいずれか一に記載の方法。 30.前記最終生成物を、特定のレセプター又は酵素に対して直接スクリーニン グすることを更に含む請求項22,23,24,25,26,27,28、又は29のいずれかに 記載の方法。 31.R1が、水素、メチル、エチル、CH(CH2COH)C2H3又はベンジルであるか、 又は R1及びR6が互いに共有結合し得ここで−R1−R5−がエチレン、プロピレン 、2−アセトキシプロピレン、2−ヒドロキシプロピレン又は−CH(CH3)CH2−で あることを特徴とする請求項12又は14に記載の式Iの化合物のアレイ。 32.R2がエチル、イソプロピル、イソブチル、第3ブチル、ベンジル、3− メトキシプロピル、フェニル、ハロゲンで置換されたフェニル、シアノ又はアリ ールであることを特徴とする請求項12,14又は31のいずれか一に記載の式Iの化 合物のアレイ。 33.R3が、−CO−R’又は−C(OH)−R’(ここで、R’はトリフルオロメチ ル;アルキル、アリール、ハロゲン、アルコキシ、ハロゲンもしくはヘテロアリ ールで任意に置換されたフェニル、1−ナフチル又は2−ナフチルである)であ ることを特徴とする請求項12,14,31又は32のいずれか一に記載の式Iの化合物 のアレイ。 34.Aが式: 〔式中、R5は−(CH2)n'−(式中、n’は2〜5である)、−CH2−(m−フェ ニレン)−CH2−,−CH2−CH=CH−CH2−,−CH2−CH(OH)−CH2−,−CH(CH3)CH2 −及び1,2−シクロヘキシレンであり; R6は水素、メチル、エチル、CH(CH2OH)C2H3又はベンジルであり; R7はアルキル、ベンジル、(4−ヒドロキシフェニル)メチル、ヒドロキシ メチル、2−ナフチルメチル、(3−インドリル)メチル、4−アミノブチル、 (4−イミダゾリル)メチル及び(2−メチルメルカプト)エチルであるか;又 は R7はR1と共有結合し得、ここで−R6−R1−は−(CH2)3−である〕 の基であることを特徴とする請求項12,14,31,32又は33のいずれか一に記載 の式Iの化合物のアレイ。 35.式Iの化合物の、特定のレセプター又は酵素に対するスクリーニングのた めの請求項12,13,14,15,16,17,18,19,20又は21のいずれか一に記載のア レイの使用。 36.式Iの化合物が、 (2−フェニルアミノ−4−アミノ−5−ベンゾイルチオフェン−3−イル)ピ ペラジン−1−イルメタノン 〔2−フェニルアミノ−4−アミノ−5−(4−クロロベンゾイル)チオフェン −3−イル〕ピペラジン−1−イルメタノン 〔2−フェニルアミノ−4−アミノ−5−(2,4−ジクロロベンゾイル)チオ フェン−3−イル〕ピペラジン−1−イルメタノン 〔2−フェニルアミノ−4−アミノ−5−(トリフルオロアセチル)チオフェン −3−イル〕ピペラジン−1−イルメタノン 〔2−エチルアミノ−4−アミノ−5−(2,4−ジクロロベンゾ イル)チオフェン−3−イル〕ピペラジン−1−イルメタノン (2−エチルアミノ−4−アミノ−5−ベンゾイルチオフェン−3−イル)ピペ ラジン−1−イルメタノン (2−ベンジルアミノ−4−アミノ−5−ベンゾイルチオフェン−3−イル)ピ ペラジン−1−イルメタノン 〔2−ベンジルアミノ−4−アミノ−5−(4−フルオロベンゾイル)チオフェ ン−3−イル〕ピペラジン−1−イルメタノン (2−イソブチルアミノ−4−アミノ−5−ベンゾイルチオフェン−3−イル) ピペラジン−1−イルメタノン 〔2−第3級ブチルアミノ−4−アミノ−5−(4−クロロベンゾイル)チオフ ェン−3−イル〕ピペラジン−1−イルメタノン 〔2−第3級ブチルアミノ−4−アミノ−5−(2,4−ジクロロベンゾイル) チオフェン−3−イル〕ピペラジン−1−イルメタノン 〔2−(4−ジメチルアミノフェニルアミノ)−4−アミノ−5−ベンゾイルチ オフェン−3−イル〕ピペラジン−1−イルメタノン 〔2−(3−メトキシプロピルアミノ)−4−アミノ−5−(2,4−ジクロロ ベンゾイル)チオフェン−3−イル〕ピペラジン−1−イルメタノン 2−フェニルアミノ−4−アミノ−5−(2,4−ジクロロベンゾイル)チオフ ェン−3−カルボン酸(3−アミノメチル)ベンジルアミド 2−フェニルアミノ−4−アミノ−5−ベンゾイルチオフェン−3−カルボン酸 2−(アミノエチル)アミド 2−フェニルアミノ−4−アミノ−5−(4−ニトロベンゾイル)チオフェン− 3−カルボン酸2−アミノシクロヘキシルアミド 2−エチルアミノ−4−アミノ−5−ベンゾイルチオフェン−3− カルボン酸ベンジル(2−ベンジルアミノ)−エチルアミド及びそれらの医薬と して許容される塩 からなる群から選択されることを特徴とする請求項11に記載の化合物。
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