JP2002535693A - 光学部品保持箱 - Google Patents

光学部品保持箱

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JP2002535693A JP2000593973A JP2000593973A JP2002535693A JP 2002535693 A JP2002535693 A JP 2002535693A JP 2000593973 A JP2000593973 A JP 2000593973A JP 2000593973 A JP2000593973 A JP 2000593973A JP 2002535693 A JP2002535693 A JP 2002535693A
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Abstract

(57)【要約】 光学部品（５０）の層を受容する上面を有すると共に光ファイバデバイス（５０）に取付可能なベース（５８）を有する、光学部品（５０）を保持するための箱（４８）。光学部品（５０）の層の上で、把持バー（６６）がベース（５８）に取り付けられ、光学部品（５０）の光ファイバリードが、箱の両端部から接続のために外方に延出した状態で、光学部品（５０）の層が所定位置に保持される。

Description

【発明の詳細な説明】
【０００１】 優先権主張 本出願は、米国特許法第１２０条に基づき、１９９９年１月１４日出願の米国
仮特許出願第６０／１１６１８２号の優先権の特典を主張する。本出願は、その
仮出願の内容によるものであり、その全文をここに引用する。
【０００２】１．発明の分野 本発明は、一般的には光学部品の分野の改良に関し、特に、デバイス内の所定
位置に光学部品を保持するシステムおよび方法の態様に関する。
【０００３】２．技術的背景 現在、光ファイバネットワークに使用される多数のデバイスおよびシステムが
製造され開発されている。これらのデバイスおよびシステムは、光信号を電気信
号に変換することを必要とせず、光ファイバ信号の直接的な増幅を行う光増幅器
を含む。これらの光ファイバデバイスおよびシステムは典型的には、共に接続し
なければならないファイバリードを有する多数の光学部品を含む。この光ファイ
バリードは簡単に損傷を受ける。光学部品を光ファイバデバイスに取り付けるた
め、および損傷を受けないように接続されたリードをしまい込むための構造が開
発されてきた。
【０００４】 現在使用されている光学部品の取付構造の１つの欠点は、光ファイバデバイス
内に比較的大きなスペースを必要とすることである。光ファイバデバイスが、小
型化に向かいつつあるので、これは一層大きな問題となっている。このように、
光ファイバデバイス内に光学部品を取り付けるシステムにとって、利用できるス
ペースを効率的に使用する一方で、光学部品を保護する必要がある。
【０００５】 発明の概要 従来技術の種々の欠点について、本発明は取り組む。本発明の第１の実施形態
は、光学部品を保持する箱を提供するものであり、この箱は、多数の光学部品を
受容する面を有するベースを含み、ベースは光ファイバデバイスに取り付け可能
である。把持バーは、光学部品の上でベースに取り付けられ、光学部品は、その
光ファイバーリードが接続のため箱の両端部から外方に延出した状態で、把持バ
ーとベースの間で摩擦によって所定位置に保持される。本発明の他の実施形態は
、光ファイバデバイス内の光学部品を保持する方法を提供する。この方法は、光
学部品を受容する面を有するベース上に光学部品を配置する工程と、光学部品の
層の上に把持バーを取り付ける工程とを含み、光学部品は、その光ファイバリー
ドが接続のためベースの両端部を越えて延出した状態で、把持バーとベースの間
で、摩擦によって所定位置に保持される。
【０００６】 発明の更なる特徴と利点は、以下の詳細な説明に記載するが、その記載から当
業者にとって部分的には明白であろう、或いは、明細書、特許請求の範囲および
添付の図面に記載された発明を実施することにより容易に理解できよう。
【０００７】 前述の一般的な記載および以下の詳細な説明は、発明の単なる例示的なもので
あり、特許請求の範囲に記載された発明の本質と特徴を理解するための概観と骨
子を提供することを意図したものであることを理解すべきである。
【０００８】 添付の図面は、発明を一層理解するために含まれるものであり、本明細書に導
入されてその一部を構成する。図面は、発明の原理と作動を説明する記載と共に
本発明の１つ以上の実施形態を示す。
【０００９】 詳細な説明 本発明の現時点での好ましい実施形態が示されている添付図面を参照して、本
発明についてさらに詳細に説明する。しかしながら、記載された発明は、種々の
形状に具体化されたものであり、ここに示された例示的な実施形態に限定するも
のと解釈すべきではない。むしろ、これらの典型的な実施形態は、これらの開示
が十分に且つ完全になされ、構造、作動、機能性および発明の適用可能な潜在的
範囲を当業者に伝えるように詳細に説明されている。
【００１０】 図１乃至図４は、現在、光増幅器の如き光ファイバデバイスの構造に使用され
ている多数の光学部品１０ａ−１０ｄの斜視図である。これらの光学部品は、典
型的には、本体即ちパッケージ１２ａ−１２ｄおよび本体から延出する光ファイ
バリード１４ａ−１４ｄを含んでいる。図１および図２に示されるようなある種
の光学部品は、長方形のパッケージ１２ａ、１２ｂとして製造される。これらの
パッケージの典型的な寸法は、約２〜３ミリメートル或いは数十ミリメートルで
ある。例えば、これらの図に示された典型的なパッケージは、約５．６ｍｍ×５
．６ｍｍ×３８ｍｍ、および６．４ｍｍ×６．４ｍｍ×３８ｍｍの寸法を有して
もよい。図１および図２に示すように、長方形の光学部品は、部品の本体から外
方に突出する長方形のタブ１６ａ、１６ｂを有する。これらのタブ１６ａ、１６
ｂは、プリント回路板、或いは他の支持構造物に部品を取り付けるのに使用され
るプラスチック製のスナップリベットを受容するための孔１７を有する。
【００１１】 図３および図４に示される他の光学部品は、円筒形のパッケージ１２ｃ、１２
ｄを有する。円筒形のパッケージに共通に使用される典型的な寸法は、直径約２
〜３ミリメートル、長さ約２０〜３０ミリメートルである。図示の例では、それ
ぞれ、直径３．５ｍｍおよび５．５ｍｍ、そして長さ３０ｍｍおよび５３−５４
ｍｍである。光学部品１０ａ−１０ｄの本体１２ａ−１２ｄは、プリント回路板
或いは他の支持構造物に典型的に取り付けられ、光ファイバリードは、他の光フ
ァイバリード１４ａ−１４ｄに必要に応じて次に接続される。図５は、１対の円
筒形の光学部品１０ｃ、１０ｄをデバイスに取り付けるのに使用される部品ホル
ダ１８の斜視図を示す。部品ホルダ１８は、典型的にはガラス充填ポリマ或いは
他の適切な材料から作られる。ガラス充填ポリマの典型例は、ゼネラルエレクト
リック社（General Electric Corp.）によって製造されたＵｌｔｅｍ２３００で
あり、この材料は、その熱膨張係数が光ファイバのものに近いために用いられ、
成形可能であり、機械加工が可能で、剛性があるだけでなく、他の有用な特性も
有する。
【００１２】 図５に示すように、部品ホルダ１８は、円筒形の光学部品１０ｃ、１０ｄを受
容するように形成された上部Ｖ形溝２０ａおよび下部Ｖ形溝２０ｂを含む。上部
溝２０ａは、小直径の円筒形の光学部品１０ｃを受容するよう形成されており、
下部溝２０ｂは、大直径の円筒形の光学部品１０ｄを受容するように形成されて
いる。部品ホルダ１８は、回路基板或いは他の支持構造物上に部品ホルダ１８を
取り付けるためのスナップリベットを受容するための１対の孔２４を有する平坦
なベース２２をさらに含んでいる。加えて、部品ホルダ１８は、ケーブル締付具
(cable tie)２８或いは、ばねクリップ（図示せず）を受容するスロット２６を
有する。
【００１３】 図６は、上部および下部のＶ形溝２０ａ、２０ｂに配置された光学部品１０ｃ
、１０ｄを有する、図５に示す部品ホルダ１８の斜視図を示す。ケーブル締付具
２８は、部品ホルダ１８および光学部品１０ｃ、１０ｄの周囲に締め付けられる
。次に、プラスチック製のスナップリベット３０を用いて、部品の装着された部
品ホルダ１８が回路基板７６或いは他の支持構造物に取り付けられる。
【００１４】 図７は、プリント回路基板７６あるいは、他の支持構造物に長方形の光学部品
１０ａを取り付けるのに使用される構造の斜視図を示す。プラスチック製のスナ
ップリベット３２を用いて、光学部品１０ａが長方形の部品ホルダ３４に取り付
けられる。部品ホルダ３４を親基板（図示せず）に取り付けるためのタブ３６が
、長方形の部品ホルダ３４のベースに形成されている。これらのタブ３６には、
プラスチック製のスナップリベット３８を受容するための孔３７が穿設されてい
る。
【００１５】 光ファイバリードの使用には問題がある。光ファイバリードの接続は精緻な作
業であり、何度もやり直しが必要なことがある。従って、光学部品には、比較的
長いリードが典型的に与えられている。これによって、接続が成功しないとき、
接続が実現できるまでリードを切り取って行くことで良好な接続が可能となる。
光ファイバリードは、また容易に損傷を受けるので、光ファイバリードを接続し
た後に形成されるファイバの長い輪を保護するための構造が開発された。
【００１６】 図８は、４つの光学部品「区画」４０の斜視図である。各区画４０は、１対の
湾曲したファイバガイド４２およびこのファイバガイド４２間に位置する少なく
とも１つの部品ホルダ１８を含む。上述の如く、光学部品１０は、それらを上部
および下部のＶ形溝２０ａ、２０ｂに着座させるとともに、ケーブル締付具を用
いて所定位置に固定されて部品ホルダ１８に取り付けられる。
【００１７】 光学部品ホルダ１８およびファイバガイド４２は、光学部品１０から延出する
光ファイバリード１４がファイバガイド４２に接して延びるように整列されてい
る。ファイバガイド４２は、光ファイバリード１４が他の部品からの光ファイバ
リード１４に接続される中央のコイル素子（図示せず）まで、光ファイバリード
１４を安全に案内するために用いられる。
【００１８】 光学部品を保持する区画法の１つの利点は、汎用性があることである。種々の
組合せの光学部品が典型的な区画内に保持されてもよい。区画法の使用は、多く
の面で利点があるが、比較的大きなスペースも必要とする。この比較的非能率的
なスペースは、ホルダを考慮に入れる必要があり、ベースへの取付のためおよび
光学部品等を調節するために工具に到達する必要がある。
【００１９】 スペース要件は、２つの隣接する区画の平面図を示す図９に図示される。図示
するシステムでは、ファイバガイド４２の各対は、互いに両端（double）矢印４
４で図示された距離だけ離隔することが必要とされる。この距離は、典型的には
約８０．８６ｍｍである。さらに、隣接する区画は、両端矢印４６で図示された
距離だけ互いに離隔していなければならないが、それは典型的には、約１１．４
３ｍｍである。このように、図９に図示された形式の各区画は、プリント回路基
板上或いは他の支持構造物上に約９２４ｍｍ２の「床スペース」を必要とする。
この大きさの床スペース内に、モジュールの高さによって１つ乃至４つの光学部
品１０が収容される。例えば、現在使用されている１つのモジュールは、２つの
部品の積み重ねで、約１２ｍｍの高さを有する。他の現在使用されているモジュ
ールは、４つの部品の積み重ねを扱うことができる約２５ｍｍの高さを有する。
【００２０】 このように、高さ１９ｍｍのモジュール内に１０個の光学部品を保持するため
には、４つの区画を必要とし、また、プリント回路板或いは、他の支持構造物上
に約３,６９７ｍｍ２の床スペースを使用する。より新しいモジュールのいくつ
かでは、この面積は、全体の利用可能なスペースの約１／３を使用する。
【００２１】 光デバイスが益々複雑となり、また、スペースの制約が増大するために、特定
の容積の光デバイス内に一層多くの光学部品を装着する必要がある。利用できる
スペースをさらに効率よく使用するために、「ガング(ganging)」配置が開発さ
れた。
【００２２】 図１０および図１１は、本発明によるガング部品箱４８の第１の実施形態の平
面図および正面図をそれぞれ示す。図示の部品箱４８は、直径５．５ｍｍの７つ
の光学部品１０の底層５０と直径３．５ｍｍの６つの光学部品の上層５２の２つ
の層の円筒形の光学部品１０を保持している。層の数と同様に、本発明の精神か
ら離れることなく、光学部品１０の数量、寸法、および形状を変更することは可
能であることが理解できよう。
【００２３】 この実施形態においては、箱４８は、プリント回路板７６、或いは、他の支持
構造物にねじ５６を用いて固定されるベース５４を有するが、必要に応じ他の固
定手法を使用してもよい。ベースは多数のスロット５８を含み、このスロット５
８は、円筒形の部品１０がスロット５８に装填されると、互いに接近して略平行
に所定位置に、このスロット５８に保持されるように深さと幅が選択されている
。部品１０の底層５０がスロット５８に位置決めされると、部品１０の底層５０
の上部にスペーサ６０が配置され、部品１０の上層５８の位置決めが準備される
。光学部品１０の単一の層のみを有する、本発明の実施形態では、このスペーサ
６０は、勿論必要ではない。
【００２４】 スペーサ６０は、所定位置に保持されている円筒形の光学部品１０の外形に近
似して適合するよう形成された多数の受け座（クレードル）６２を、その上面お
よび下面に含む。スペーサ６０は機械加工された金属でもよく、或いは、その代
わり発泡体またはシリコーンの如き弾性材料から作られてもよい。部品箱４８の
ベース内のスロット５８に部品５０の底層が配置されると、スペーサ６０は、部
品５０の底層の上に受け座が嵌着するように部品５０の底層の上部に配置される
。次に、部品５２の上層がスペーサ６０の上面の受け座６２に配置される。
【００２５】 部品が位置決めされると、把持バー６４が光学部品５２の上層の上に配置され
て両端でねじ６６によりベース５４に取り付けられる。他の実施形態においては
、ヒンジ構造により把持バー６４の一側がベース５４に取り付け可能である。図
１０および図１１に示されるように、把持バー６４は、比較的幅が狭く、光学部
品５０、５２の２つの層の一端のみを覆っている。この比較的狭い把持バー６４
によって、各光学部品のほとんどを露出させた状態で、許容される確実な把持が
なされるように決められている。この露出は有用なものとなりうる、例えば、各
部品の側部に印刷された情報の視認が可能となる。本実施形態では、スペーサ要
素６０は、把持バー６４の下で全面的に接するような幅を有する。本実施形態で
は、把持バー６４は、その下側に取り付けられた薄い発泡体層６８を含み、光学
部品５２の上層にクッションを与えている。光学部品の上層５２および下層５０
からの光ファイバリードは、接続のために部品箱４８の両端から外方に延出して
いる。図１０および図１１に示された部品箱に使用することができる一つの可能
な接続の配列は、図１８に示されており、以下に説明する。
【００２６】 図１０および図１１に示す部品箱は、１３個の部品で２３７７．７９ｍｍ２の
面積を占める。上記の区画配置と比較したときこれは約１３１９ｍｍ２の面積の
節約となる。
【００２７】 図１２および図１３は、本発明によるガング部品箱４８の第２の実施形態の平
面図および正面図を夫々示す。この実施形態では、ベース７２およびカバー７４
は、夫々、アルミニウムおよびステンレス鋼から機械加工されている。ベース７
２は、プリント回路板７６に載置される平坦な底面を有するＵ字形の外形形状を
有している。
【００２８】 図１２および図１３に示す部品箱４８の使用は、図１０および図１１に示す箱
と同様である。部品７８の第１の層は、箱７０の底部７２に配置される。望むな
らば、光学部品の第１の層を所定位置に配置する前に、箱７０の底部に「粘着性
の」ポリウレタンの層を貼り付けることができる。このポリウレタンの層は、把
持バー７４によって部品の上層および発泡体ストリップが所定位置に把持される
前に、部品の好ましくない移動を阻止するのに有用である。典型的には発泡体お
よび弾性体である適合（conformal）材料８０は、光学部品の層を互いに分離す
るのに使用される。適合材料８０は、必要に応じ多くの形態をとることができる
。一つの実施形態では、発泡体ストリップが使用される。これらのストリップは
、光学部品１０を受容するよう形成された、図１１に示されたスペーサ要素６０
に示された受け座と同様な受け座＃を含むように成形される。光学部品の全ての
層および発泡体ストリップが、所定位置に配置されると、把持バー７４がねじ８
４或いは他のファスナを使用して取り付けられる。
【００２９】 発泡体は、多数の好ましい特徴を有する。それは、光学部品１０を取り巻く材
料が把持のために十分に圧縮されることを可能とする。追加の利点として、適切
な発泡体材料は、部品を保持するのに役立つ一定量の摩擦を提供する。発泡体の
大きな利点は、発泡体の量を調節するだけで、部品の追加や取り出しが可能であ
ることである。図１２および図１３に示された部品箱に必要とされる面積は１８
６９ｍｍ２であり、上記の区画配置と比べて１８２８ｍｍ２のスペースの節約と
なる。
【００３０】 図１４および図１５は、部品箱４８内で光学部品の層を分離するのに使用され
る、本発明のさらなる実施形態の適合部品保持パッド８６、８８の斜視図を示す
。本実施形態では、適合部品保持パッド８６、８８は、シリコーン或いは高圧縮
永久歪点を有する他の任意の適切な弾性材料から作られる。第１のパッド８６は
、部品箱４８の床に載置される平坦な底面９０を含む。保持パッドの上面９２は
、光学部品１０を受容するよう形成された多数の一体成形の受け座９４、９６を
含む。２つの受け座９４は、図３に示されたものの如き小直径（３．５ｍｍ）の
円筒形の部品を受容するよう形成されており、他の３つの受け座９６は、一層大
きな直径（５．５ｍｍ）の円筒形の部品１０ｄを受容するように形成されている
。第２のパッド８８は、その下面９８およびその上面１００の両方に受け座＃を
有する。第２のパッド８８の下面９８上の受け座は第１のパッド８６の上面９２
の受け座に位置合わせして対応している。
【００３１】 使用にあたっては、第１の保持パッド８６が部品箱４８のベースに配置される
。次に、光学部品１０が受け座に載置され、第２の保持パッド８８が部品の第１
の層５０の上部に載置される。部品５２の第２の層は第２の保持パッド８８の上
部に載置される。カバープレート即ち把持バー６４は、部品の第２の層５２の上
部に配置されて所定位置に固定される。本実施形態では、シリコーン或いは他の
弾性材料の層が把持バーの下側に貼付されて光学部品を保護し、光学部品を所定
位置に確実に保持する。把持バー６４を取り付ける前に、部品の上層５２を覆う
第３の適合部品保持パッド（図示せず）を提供することも本発明の精神の範囲内
である。
【００３２】 図１６は、本発明による部品箱を含む光増幅器モジュール１０２の斜視図を示
す。光学部品は、それらの光ファイバリード１４を各端部から延出させた状態で
、全て箱４８内に共に収容されている。次にリードは測定され、トリムされて共
に接続されるが、結果としてできる光ファイバのループ（輪）は、デバイス内部
の「レーストラック(racetrack)」部１０８の周囲に巻回されて収納される。
【００３３】 図１７は、光ファイバデバイス内の光学部品を保持するための本発明による方
法１１０を示す。この方法では、光学部品は一連の製造段階にあるガング部品に
装填される。工程１１２では、前記の如きベースが光ファイバデバイスに取り付
けられる。工程１１４では、第１の適合部品保持パッドが、ベースに装着される
。工程１１６では、この第１の製造段階において、第１の部品保持パッドの上面
に装着される任意の光学部品が所定位置に配置される。工程１１８では、第２の
適合部品保持パッドが、第１の適合部品保持パッドの上部に配置される。工程１
２０では、この最初の製造段階では、第２の部品保持パッドの上面に装着される
任意の光学部品が所定位置に載置される。工程１２２では、把持バーが、適合部
品保持パッドおよび光学部品上でそれらを所定位置に保持するためにベースに取
り付けられる。工程１２４では、光学部品からの光リードが共に接続される。工
程１２６では、光ファイバの任意のループは、光デバイス内のレーストラックに
収納される。部品箱に追加の光学部品が追加される次の製造段階である工程１２
８では、所望の多くの製造段階の如く、光学部品が部品箱に十分装着されるまで
工程１１６から工程１２６まで繰り返される。
【００３４】 他のベース、スペーサ、光ファイバデバイス等に適合するように、必要に応じ
て上記方法は容易に変更できるものと理解すべきであろう。光学部品の層の数は
、適合部品保持パッド或いはスペーサの数と同様に変更可能であることに注意す
べきである。必要であれば、勿論、全ての光学部品を１工程で部品箱に装着する
こともできる。
【００３５】 本発明の精神および範囲を逸脱することなく、本発明の種々の変形、変更が可
能であることは当業者にとって明白であろう。このように、添付の特許請求の範
囲およびそれらと均等であれば、本発明は本発明の変形、変更を含むことを意図
するものである。
【図面の簡単な説明】
【図１】 光ファイバデバイスに使用される典型的な光学部品の斜視図
【図２】 光ファイバデバイスに使用される典型的な光学部品の斜視図
【図３】 光ファイバデバイスに使用される典型的な光学部品の斜視図
【図４】 光ファイバデバイスに使用される典型的な光学部品の斜視図
【図５】 光学部品ホルダの斜視図
【図６】 図５の光学部品ホルダの分解斜視図であり、光学部品および取付デバイスを含
む
【図７】 光学部品と取付デバイスを含む第２の光学部品ホルダの分解斜視図
【図８】 横に並んだ４つの光学部品区画列の斜視図
【図９】 ２つの光学部品区画の平面図
【図１０】 本発明による部品箱の第１の実施形態の平面図
【図１１】 本発明による部品箱の第２の実施形態の正面図
【図１２】 本発明による部品箱の第２の実施形態の平面図
【図１３】 本発明による部品箱の第２の実施形態の正面図
【図１４】 本発明による適合部品保持パッドの底部斜視図
【図１５】 本発明による適合部品保持パッドの上部斜視図
【図１６】 本発明による部品箱を含む光ファイバデバイスの斜視図
【図１７】 光ファイバデバイス内に光学部品を保持するための、本発明による方法の第１
の実施形態のフローチャート
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 ＥＰ(ＡＴ，ＢＥ，ＣＨ，ＣＹ， ＤＥ，ＤＫ，ＥＳ，ＦＩ，ＦＲ，ＧＢ，ＧＲ，ＩＥ，Ｉ Ｔ，ＬＵ，ＭＣ，ＮＬ，ＰＴ，ＳＥ)，ＡＥ，ＡＬ，Ａ Ｍ，ＡＴ，ＡＵ，ＡＺ，ＢＡ，ＢＢ，ＢＧ，ＢＲ，ＢＹ ，ＣＡ，ＣＨ，ＣＮ，ＣＵ，ＣＺ，ＤＥ，ＤＫ，ＥＥ， ＥＳ，ＦＩ，ＧＢ，ＧＤ，ＧＥ，ＧＨ，ＧＭ，ＨＲ，Ｈ Ｕ，ＩＤ，ＩＬ，ＩＮ，ＩＳ，ＪＰ，ＫＥ，ＫＧ，ＫＰ ，ＫＲ，ＫＺ，ＬＣ，ＬＫ，ＬＲ，ＬＳ，ＬＴ，ＬＵ， ＬＶ，ＭＤ，ＭＧ，ＭＫ，ＭＮ，ＭＷ，ＭＸ，ＮＯ，Ｎ Ｚ，ＰＬ，ＰＴ，ＲＯ，ＲＵ，ＳＤ，ＳＥ，ＳＧ，ＳＩ ，ＳＫ，ＳＬ，ＴＪ，ＴＭ，ＴＲ，ＴＴ，ＵＡ，ＵＧ， ＵＺ，ＶＮ，ＹＵ，ＺＡ，ＺＷ (72)発明者 ウェゼリル，トッド エム アメリカ合衆国 ニューヨーク州 14870 ペインテッド ポスト クック ロード 10400 Ｆターム(参考） 2H038 CA33 CA38 2H043 AC01 AE02 AE09 AE10 AE23

Claims (17)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項１】 複数の光学部品を受容する上面を有する、光ファイバデバイ
    スに取り付け可能なベースと、 前記複数の光学部品の上で前記ベースに取り付け可能な把持バーとを備え、該
    把持バーが前記ベースに取り付けられると、前記複数の光学部品の光ファイバリ
    ードが箱の両端部から外方に延出した状態で、前記複数の光学部品が摩擦によっ
    て所定位置に保持されることを特徴とする光学部品保持箱。
  2. 【請求項２】 前記ベースの前記上面が、前記複数の光学部品を受容するよ
    う形成された複数の溝を含むことを特徴とする請求項１記載の箱。
  3. 【請求項３】 前記複数の溝が光学部品の第１層を保持し、さらに、 前記複数の光学部品の上に適合するよう形成された底面および第２の複数の光
    学部品を受容するよう形成された上面を有するスペーサを備え、前記把持バーが
    前記ベースに取り付けられると、前記複数の光学部品、前記スペーサ、前記第２
    の複数の光学部品が、摩擦によって所定位置に保持されることを特徴とする請求
    項２記載の箱。
  4. 【請求項４】 前記スペーサが金属で作られていることを特徴とする請求項
    ３記載の箱。
  5. 【請求項５】 前記スペーサが、弾性材料から作られていることを特徴とす
    る請求項３記載の箱。
  6. 【請求項６】 前記把持バーが、前記第２の複数の光学部品に接触する弾性
    材料の層を含むことを特徴とする請求項１記載の箱。
  7. 【請求項７】 前記ベースの前記上面に取り付けられた光学部品を受容する
    接着層をさらに含むことを特徴とする請求項１記載の箱。
  8. 【請求項８】 前記ベースが、光ファイバデバイスに取り付け可能な底面と
    、前記複数の光学部品を囲む１対の上方に延びる側壁とを備える略Ｕ字状の外形
    形状を有していることを特徴とする請求項１記載の箱。
  9. 【請求項９】 前記ベースの前記上面を有し、該上面が第１の複数の光学部
    品を受容するよう形成されている第１の適合部品保持パッドと、 前記第１の複数の光学部品の上に適合するよう形成された底面を有するととも
    に、第２の複数の光学部品を受容するよう形成された上面を有する第２の適合部
    品保持パッドとをさらに含み、 前記把持バーが、前記第２の複数の光学部品の上で前記ベースに取り付けられ
    ると、前記第１の適合部品保持パッド、前記第１の複数の光学部品、前記第２の
    適合部品保持パッドおよび前記第２の複数の光学部品は摩擦により所定位置に保
    持されることを特徴とする請求項１記載の箱。
  10. 【請求項１０】 前記把持バーが弾性材料の層を含み、前記把持バーが前記
    ベースに取り付けられると、前記弾性材料の層が、前記第２の複数の光学部品と
    接触することを特徴とする請求項９記載の箱。
  11. 【請求項１１】 前記ベースが光ファイバデバイスに取り付けられ、前記把
    持バーが前記複数の光学部品の上で前記ベースに取り付けられた後、前記光学部
    品からの前記光ファイバリードが、前記箱の両端部から前記光ファイバデバイス
    内のレーストラックへと外方に延出していることを特徴とする請求項１記載の箱
    。
  12. 【請求項１２】 前記ファイバリードが共に接続されて、前記レーストラッ
    クに巻回される光ファイバのループとされることを特徴とする請求項１１記載の
    箱。
  13. 【請求項１３】 （ａ）前記複数の光学部品を受容するよう構成された上面
    を有するベース上に複数の光学部品を位置決めする工程と、 （ｂ）前記複数の光学部品の上で把持バーを前記ベースに取り付ける工程とを
    有し、前記複数の光学部品が前記把持バーと前記ベースの前記把持作用によって
    所定位置に保持されることを特徴とする、光ファイバデバイス内に光学部品を保
    持する方法。
  14. 【請求項１４】 （ａ）第１の複数の光学部品を、該光学部品を受容する上
    面を有するベース上に位置決めする工程と、 （ｂ）前記第１の光学部品の上に適合するよう形成された底面および第２の複
    数の光学部品を受容するよう形成された上面を有するスペーサを前記第１の複数
    の光学部品の上部に位置決めする工程と、 （ｃ）前記第２の複数の光学部品を前記スペーサの前記上面に位置決めする工
    程と、 （ｄ）前記ベースに前記把持バーを取り付ける工程とを有し、前記第１の複数
    の光学部品、前記スペーサおよび前記第２の複数の光学部品が把持作用により所
    定位置に保持されることを特徴とする、光ファイバデバイス内に光学部品を保持
    する方法。
  15. 【請求項１５】 （ａ）第１の複数の光学部品を受容する上面を有する第１
    の適合部品保持パッドをベースの上面に位置決めする工程と、 （ｂ）前記複数の光学部品を前記第１の適合部品保持パッドの前記上面に位置
    決めする工程と、 （ｃ）前記第１の複数の光学部品の上部に適合するように形成された底面およ
    び第２の複数の光学部品を受容するよう構成された上面を有する第２の適合部品
    保持パッドを前記第１の複数の光学部品の上部に配置する工程と、 （ｄ）第２の複数の光学部品を前記第２の適合部品保持パッドの前記上面に位
    置決めする工程と、 （ｅ）把持バーを前記ベースに取り付ける工程とを有し、前記第１の適合部品
    保持パッド、前記第１の複数の部品、前記第２の部品保持パッドおよび前記第２
    の複数の部品が、光学部品ファイバリードが前記箱の両端部から外方に接続のた
    めに延出した状態で、把持力により所定位置に保持されることを特徴とする、光
    ファイバデバイス内に光学部品を保持する方法。
  16. 【請求項１６】 工程（ｅ）の後に、さらに、 （ｆ）前記光学部品から延出する光学リードを接続する工程と、 （ｇ）結果として生じる光ファイバのループをしまい込む工程と、 を含むことを特徴とする請求項１５記載の方法。
  17. 【請求項１７】 （ａ）複数の光学部品を受容する上面を有し、ベースの上
    面に適合する適合部品保持パッドを位置決めする工程と、 （ｂ）前記適合部品保持パッドの前記上面に、前記ベースを越えて延びる光フ
    ァイバリードを有する少なくとも１つの光学部品を位置決めする工程と、 （ｃ）前記適合部品保持パッドおよび該適合部品保持パッドに位置決めされた
    前記少なくとも１つの光学部品が所定位置に把持されるように前記ベースに把持
    バーを取り付ける工程と、 （ｄ）前記光ファイバリードを接続する工程と、 （ｅ）前記把持バーを取り外す工程と、 （ｆ）追加の光学部品を取り付けるために工程（ｂ）から（ｅ）を反復する工
    程と、 を有する、光ファイバデバイス内に光学部品を保持する方法。
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