JP2002534346A - フッ化カルシウム細粉をリサイクルするためのプロセス - Google Patents

フッ化カルシウム細粉をリサイクルするためのプロセス

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JP2002534346A
JP2002534346A JP2000592226A JP2000592226A JP2002534346A JP 2002534346 A JP2002534346 A JP 2002534346A JP 2000592226 A JP2000592226 A JP 2000592226A JP 2000592226 A JP2000592226 A JP 2000592226A JP 2002534346 A JP2002534346 A JP 2002534346A
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ビラニエ,ジヤン−マルク
マーフイー,ジヨン−デイビツド
クアシユ,アンリ
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アトフイナ
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    • C01INORGANIC CHEMISTRY
    • C01BNON-METALLIC ELEMENTS; COMPOUNDS THEREOF; METALLOIDS OR COMPOUNDS THEREOF NOT COVERED BY SUBCLASS C01C
    • C01B7/00Halogens; Halogen acids
    • C01B7/19Fluorine; Hydrogen fluoride
    • C01B7/191Hydrogen fluoride
    • C01B7/192Preparation from fluorspar
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C01INORGANIC CHEMISTRY
    • C01FCOMPOUNDS OF THE METALS BERYLLIUM, MAGNESIUM, ALUMINIUM, CALCIUM, STRONTIUM, BARIUM, RADIUM, THORIUM, OR OF THE RARE-EARTH METALS
    • C01F11/00Compounds of calcium, strontium, or barium
    • C01F11/20Halides
    • C01F11/22Fluorides

Abstract

(57)【要約】 本発明は、測微法的な大きさの粒子の形態におけるフッ化カルシウム粉末を含有する組成物をリサイクルするためのプロセスに関するものである。本発明のプロセスは、以下のステップから構成される:(i)組成物を、水の存在下において、それらの粒子の大きさが高周波炉へ供給するのに十分な大きさであるフッ化カルシウム粉末(天然へげ石としても知られている)と75wt.%未満の比「r」、好適には30wt.%未満の比「r」で混合するステップ、続いて、(ii)残留水分が高周波炉への供給に適した含水率になるまで、(i)から結果として得られた混合物を乾燥させるステップ。ステップ(i)は、随意的に、ステップ(ii)と同時に実施することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】 (発明の開示) 本発明の主題は、測微法的な(micrometric)大きさの粒子の形態
における粉末状のフッ化カルシウムをリサイクルするためのプロセスである。ま
た、本発明は、該プロセスを用いてフッ化水素を製造するためのプロセスに関す
るものでもある。
【0002】 フッ化物イオンを含有する組成物は、フッ化水素酸(HF)の生産プラントや
、特には冷媒として使用し得るクロロフルオロカーボン型化合物、ヒドロクロロ
フルオロカーボン型化合物、またはヒドロフルオロカーボン型化合物の生産プラ
ント等、様々な産業用プラントにおける製造廃棄物として得られることが多い。
【0003】 これらの組成物は、一般的に、石灰や炭酸カルシウムを用いて中和される。形
成された沈殿物はフロキュレーションにより分離され、次いで、中和により生じ
た懸濁液を沈降させ、最後に、ドラムフィルター等の適当な手段により濾過され
る。これらの組成物は実際にはスラッジまたはケークの形態で存在し、そして、
フッ化カルシウムが0.5乃至10μmのオーダーの極めて微細な測微法的大き
さの粒子の形態で存在していることを特徴とする一方で、それらが、使用される
濾過法に応じて約20%から60%の非常に高い水分を含んでいることを特徴と
している。
【0004】 HFの量の規模、もしくは、特には冷媒として使用し得る化合物の量の規模が
産業用プラントで生産されるものであるとすれば、上述の組成物は、それ自体が
年に数千トンの割合で生成され、そして、一般的には埋め立て用地に保管される
【0005】 ところで、(鉱石中にフッ化カルシウムが存在するその鉱石の名称から)ホタ
ル石(fluorspar)としても知られているフッ化カルシウムは、フッ化
水素(HF)の製造で広く使用される工業用プロセスにおける正しく1つの開始
材料である。
【0006】 これは、このプロセスが、ホタル石と硫酸を用い、次の反応式: CaF+HSO→2HF+CaSO (1) に従ってHFと硫酸カルシウムを生成するためである。
【0007】 このプロセスでは、ホタル石は、固形の粉末状の形態において、約500℃の
温度における回転炉内で硫酸との接触がもたらされる。
【0008】 回転炉は、その軸の周りの回転運動で駆動される水平なシリンダーである。そ
れらの反応物はこのシリンダーの一方の端部から導入され、ガス状の形態で生成
されるHFは、この同一の端部から収集される。硫酸カルシウムは、粉末状でも
ある固体の形態で、もう一方の端部から回収される。炉の侵食を回避するため、
その反応は水の不在下で行われなければならない。
【0009】 従って、HFを製造するための開始材料として、以上で述べられたものの如き
測微法的な大きさのCaF粒子をベースとした組成物を使用することが非常に
望ましいものと考えられる。しかし、そのような使用は、回転炉内で前記の反応
(1)を実施する上で、該組成物の粒径に関係した困難性や、該組成物を該使用
に必要なレベルにまで乾燥させることに関係した困難性を惹起する。
【0010】 特許出願公報EP 460,524号は、前記の反応(1)を用いてHFを製
造するためのプロセスを開示しており、このプロセスは、その反応で生成された
ガスを精製するステップを含むものであり、この精製ステップの結果として、3
0乃至50%のフルオロケイ酸(HSiF)と5乃至20%のHFを含む水
溶液が得られる。そのような溶液を石灰で処理することにより、フッ化カルシウ
ム(CaF)とシリカ(SiO)の混合物がもたらされるが、その混合物は
どんな使用にも適したものではなく、廃棄物として保管されなければならない。
上記の特許公報は、この溶液を炭酸カルシウムで処理し、次いで、シリカから塩
化カルシウムの分離を可能にするアルカリ性物質で処理する方法を教示している
。従って、この特許公報は、このようにして分離されたフッ化カルシウムを、H
Fを製造するための開始材料として使用することを推奨するものである。また、
この特許公報は、不純物の形態で尚も存在するシリカの含量を低減する目的で、
ホタル石を伴う該フッ化物の混合物に対してもこの同一の使用法をもくろんでい
る。しかし、この特許公報は、HFを製造するための炉の工業的運転条件下にお
けるそのような生成物の有効な使用法に関する詳細な情報を何も与えていない。
【0011】 さて、以上で述べたように、HFを工業的に製造するための開始材料として固
形の粉末状フッ化カルシウムを使用するには、それらの粒子の大きさに関する基
準を満たすことが必須であるという要件が存在する。従って、(マイクロメート
ルのオーダーの)微細な粒子の形態におけるCaFの使用は、炉内で生成され
たガス状のHFによりこれらの粒子が持ち去られてしまうという問題や、反応領
域での混合物の粘度が上昇し、そのような性状は炉の内壁にその混合物が付着す
る原因となるという問題を生み、これらの様々な問題が連続的な操作の円滑な運
転を危うくするため、除外される。
【0012】 その一方で、微細に分割されたホタル石のHF炉内における使用に関連したこ
れらの困難性は、日本国特許JP 52−10893号により十分認識されてい
る。この特許公報は、この問題を解決するため、造粒機−ミキサー内で該粉末を
添加剤としての希フッ化水素酸、希硫酸、及びセッコウの濃縮溶液あるいは溶液
中にセッコウが存在する溶液と共に混合することにより、造粒を実施することを
推奨している。また、100℃から450℃までの範囲のある温度での乾燥ステ
ップも要求される。しかし、このプロセスには、付加的な成形操作と、その実行
に適した工業用機器が必要である。
【0013】 本発明の一つの目的は、常に環境にとって有害な、測微法的な大きさの粒子の
形態におけるフッ化カルシウムを含有する組成物の放出を回避することである。
【0014】 本発明の別の目的は、新たな工業用機器の据え付けを必要とすることなく、そ
のような組成物を有益に回収することができる、該組成物をリサイクルするため
のプロセスを提供することである。
【0015】 本発明の更に別の目的は、改善された条件下でHFの工業的製造を可能にする
、そのような組成物をリサイクルするためのプロセスを提供することである。
【0016】 今や、これらの目的が、以下に開示されるリサイクルプロセスにより完全に、
もしくは部分的に達成できることが明らかになった。
【0017】 それ故、本発明の主題は、第一に、測微法的な大きさの粒子の形態における粉
末状のフッ化カルシウムを含有する組成物をリサイクルするためのプロセスであ
って、 (i)水の存在下において、該組成物を、その粒径がHF炉へ供給するのに適
した大きさである粉末状のフッ化カルシウム(天然へげ石としても知られている
)と重量で75%未満、好適には30%未満の比「r」[rは、該組成物中のフ
ッ化カルシウムの重量をその混合物中のCaFの総重量で割ったものである]
で混合するステップ;次いで、 (ii)(i)から結果として得られた混合物を、残留水分がこれもHF炉へ
の供給に適した含水率になるまで乾燥させるステップ; からなることを特徴とするものであり、 ステップ(ii)は、随意的に、ステップ(i)と同時に実施される。
【0018】 このプロセスは、前記の反応(1)によりHFを製造するための回転炉の満足
のいく連続的な操作条件下において、さもなければ廃棄物として保管しなければ
ならない合成へげ石組成物(以下で定義される)の再使用を可能にする。その上
、このプロセスにより得られるフッ化カルシウムは、以降で説明されるように、
HFの製造に関連する様々な利点に寄与することが明らかになった。
【0019】 本明細書中において示されているパーセンテージは、相反する指示が為されて
いない限り、重量パーセントである。
【0020】 リサイクルすべき組成物は、一般的に、平均見かけ直径が0.5μmから10
μmまでの範囲、好適には1μmから5μmまでの範囲の粒子の形態におけるフ
ッ化カルシウムを含んでいる。
【0021】 この平均見かけ直径は、それらのフッ化カルシウム粒子の粒径分布の中央値で
ある。
【0022】 その粒径は、それらの粒子の大きさの程度に応じて、沈降速度の測定に関わる
技術や、レーザー回折法、あるいは、メッシュサイズが段階的に高まる複数の篩
いを用いる篩い分け法のいずれかにより決定される。
【0023】 CaFに加え、リサイクルすべき組成物は、20%から60%までの範囲、
好適には30%から55%までの範囲の含量で水を含んでいる。そのような組成
物は、本明細書中で「合成へげ石」という名称で示されることもある。そのよう
な組成物は、HFの製造現場、もしくは、特には冷媒として使用し得るフッ素化
された化合物の製造現場で発生するフッ化物イオンを含有する流出液から得るこ
とができる。このためには、該流出液を石灰で中和することにより生じる懸濁液
に対して濾過(例えばドラムフィルターによる濾過)を実施すれば十分であり、
付加的な乾燥ステップを実施する必要はない。その上、それらの粒子のサイズが
微細であるため、そのようなステップは実施するのが困難であると考えられる。
【0024】 シリカ(SiO)の含量が1%未満、好適には0.8%未満のリサイクルす
べき組成物(または合成へげ石)を使用するのが好適である。これは、このケー
スで、製造されるHFの収量が改善されるためである。
【0025】 それらの天然へげ石粒子の平均見かけ直径は、一般的に、30μmから400
μmまでの範囲、好適には40μmから200μmまでの範囲である。
【0026】 その天然へげ石は、幾つかの破砕または摩砕ステップと、一般的には浮遊選鉱
により実施される精製ステップからなるプロセスにより、天然のへげ石鉱石(ま
たはホタル石)から調製することができる。
【0027】 そのようなプロセスの最終ステップは、必然的に、5%から75%までの範囲
、好適には20%から50%までの範囲の固体含量を伴う天然へげ石懸濁液の濾
過ステップを含む。この濾過ステップが終わった段階では、その天然へげ石の含
水率は、一般的に1%から20%までの範囲、好適には1%から15%までの範
囲であり、その対応する組成物は「湿性ケーク」という用語で表される。勿論、
この濾過ステップは、その鉱石の生産現場で実施され、そして、ドラムフィルタ
ー等のこの目的に適したあらゆる手段を用いて実施することができる。
【0028】 このステップは、HFを製造するための炉へ供給するのに適した残留水分を有
する天然へげ石を得るため、必然的に、その湿性ケークの乾燥ステップを伴う。
【0029】 この含量は、有利には1%未満であり、好適には0.1%未満である。HF炉
で使用するのに必要な制限事項を満たすためには、そのような含水率が必須であ
り、過剰量の水分が存在していると、炉を構成している材料に、その工業ユニッ
トの運転上の安全性に害を及ぼす侵食を招きかねない。この乾燥ステップは、そ
の鉱石の生産現場で実施することもできるし、あるいは、HFを製造するための
工業ユニットの現場で実施することもできる。また、この乾燥ステップは、例え
ば、100℃から500℃までの範囲の温度、好適には100℃から200℃ま
での範囲の温度で稼働する回転炉等、この目的に適したあらゆる手段を用いて実
施することができる。
【0030】 本発明によるプロセスの好適な第一の変形態様によれば、ステップ(i)は、
望ましい比「r」で: −随意的に予め水で希釈されたリサイクルすべき組成物;を −天然へげ石を調製するためのプロセスのうちの濾過ステップで想定される天
然へげ石懸濁液; と均一に混合することにより実施される。
【0031】 この混合は、攪拌装置と混合を容易化するのに必要な量の水の導入部とを備え
たタンク内で実施することができる。
【0032】 この第一の変形態様のケースでは、有利には、ステップ(i)で得られた混合
物が、その後、本発明によるプロセスのステップ(ii)に従って: −(ii1)含水量が1%から20%までの範囲、好適には1%から15%ま
での範囲のフッ化カルシウム粒子の固形の粉末状組成物を得るための濾過操作ス
テップ;次いで −(ii2)残留水分が1%未満、好適には0.1%未満のフッ化カルシウム
を得るための乾燥操作ステップ; からなる2段階のステップで乾燥させられる。
【0033】 本発明によるプロセスのこの好適な第一の代替態様のうち特に有利な態様によ
れば、これらの2つのステップは、それぞれ、天然へげ石を調製するためのプロ
セスで使用される濾過装置、例えばドラムフィルター等で実施され、そしてこれ
も天然へげ石を調製するためのプロセスで使用される乾燥装置、例えば回転炉等
で実施される。この態様によれば、高価な工業用機器を据え付ける必要性を伴わ
ずに、ホタル石の生産現場に現存する工業用機器を用いて合成へげ石のリサイク
ルを実施することが可能になる。
【0034】 本発明のプロセスの好適な第二の変形態様によれば、そのプロセスは、望まし
い比「r」で: −リサイクルすべき組成物を −該天然へげ石を調製するためのプロセスのうちの濾過ステップから生じる湿
性の天然へげ石ケークと均一に混合し;そして 同時に、該混合物を乾燥させる; ことにより実施される。
【0035】 この操作は、例えば、ディスクドライヤーにより実施される。また、この操作
は、有利には、付加的な工業用機器の据え付けを必要とせずに、湿性の天然へげ
石ケークを乾燥させるために使用した装置を用いることにより、HFの製造現場
で実施することができる。
【0036】 ディスクドライヤーは、それらの周縁に止め具を備えた中空のディスクが取り
付けられた、回転軸を有する水平な固定シリンダーである。これらのディスクの
内部は、例えば圧力を10バールにすべく蒸気を供給するためのラインに接続さ
れている。
【0037】 シリンダーの一方の端部からそれらの2種類の組成物が導入され、続いて、そ
れらの組成物は、ディスクの回転運動により、シリンダーのもう一方の端部へ向
けて押しやられる。シリンダーの一方の端部からもう一方の端部までのこの移動
により、それらの2種類の組成物は、混合されると同時に乾燥させられる。ディ
スクドライヤー内での生成物の滞留時間は、シャフトの回転速度と止め具の配向
により設定され、これは、試験を繰り返し行うことにより、当業者であれば難な
く決定することができる。
【0038】 本発明の別の主題は、400℃から700℃までの範囲の温度、好適には50
0℃から600℃までの範囲の温度にもたらされた回転炉内で粉末状のフッ化カ
ルシウムを硫酸と反応させることによりHFを製造するためのプロセスであり、
その粉末状のフッ化カルシウムが、以上で定義されたリサイクルプロセスにより
得られることを特徴とするものである。
【0039】 このプロセスは、回転炉の満足のいく連続的な操作条件下におけるHFの製造
を可能にする。その上、このような方法での製造は、驚くべきことに、少なくと
も1つの以下の利点をもたらす: −純度が改善された状態での硫酸カルシウムの生成; −HFの生産力の改善; −炉が侵食される危険性の低減; −1トンのHF製造当たりの反応物消費量の低減。
【0040】 本発明の最後の主題は粉末状のフッ化カルシウムであって、該粉末状のフッ化
カルシウムが、リサイクルすべき組成物と天然へげ石との混合物からなり、本発
明によるリサイクルプロセスで使用される際に、その比「r」が75%未満、好
適には30%未満であることを特徴とするものである。
【0041】 次に、本発明を以下の実施例により例証するが、それらの実施例を決して制限
的な意味合いで解釈すべきではない。
【0042】 実施例1:回転炉内での乾燥ステップを伴う、比「r」が11%の天然へげ石
中における合成へげ石組成物のリサイクル 平均見かけ直径が2μmの粒子の形態における50%のフッ化カルシウムと5
0%の水を含む2トンの合成へげ石組成物を使用する。 リサイクルは、天然へげ石を調製するためのユニットで実施する。 この組成物を水で希釈して、32%の固体含量を有する3.1トンの懸濁液を
得る。 次いで、回転パドル攪拌機を備えた保留タンクにこの懸濁液を導入し、そのタ
ンクに、39%の固体含量を有する20.8トンの天然へげ石(平均見かけ直径
:50乃至60μm)懸濁液も導入する。 測微法的大きさのフッ化カルシウム粒子の重量と該フッ化カルシウムの総重量
との比「r」は11%である。 38%の固体含量を有する24トンのフッ化カルシウム懸濁液が得られる。 次いで、この懸濁液を、それぞれが少なくとも12トン/時間の懸濁液処理能
力を有する並列に配列された2つのドラムフィルターに導入して濾過する。 そのアウトレットから、含水率が14%の湿性フッ化カルシウムケークが得ら
れる。 このケークを、ホッパーを介して、1000kg/時間の水分蒸発能力を有す
る回転炉に5トン/時間の速度で導入する。 0.1%未満の含水率を有する粉末状のフッ化カルシウムが得られる。
【0043】 実施例2:ディスクドライヤー内での混合及び乾燥ステップを伴う、比「r」
が25%の天然へげ石中における合成へげ石組成物のリサイクル 平均見かけ直径が2μmの粒子の形態における50%のフッ化カルシウムと5
0%の水を含む50kgの合成へげ石組成物を使用する。 天然へげ石と8%の水を含む81.5kgの組成物を使用する。 これらの2種類の組成物をディスクドライヤーに導入する。 測微法的大きさのフッ化カルシウム粒子の重量と該フッ化カルシウムの総重量
との比「r」は25%である。 少なくとも15kg/時間の水分蒸発能力を有するディスクドライヤーを使用
する。 その合成へげ石組成物を25kg/時間の速度で導入し、そして、上述の天然
へげ石組成物を41kg/時間の速度で導入する。 滞留時間を約2時間に設定する。 0.1%未満の含水率を有する粉末状のフッ化カルシウムが得られる。
【0044】 実施例3:ディスクドライヤー内での乾燥ステップを伴う、比「r」が60%
の天然へげ石中における合成へげ石組成物のリサイクル 実施例2を繰り返し、そのディスクドライヤーに以下のものを導入する: ・27.5kg/時間の処理速度で、55kgの合成へげ石組成物を導入する
; ・10kg/時間の処理速度で、天然へげ石を含む20kgの組成物を導入す
る。 0.1%から0.2%までの範囲の含水率を有する粉末状のフッ化カルシウム
が得られる。
【0045】 比較実施例1:HFを製造するための炉における天然へげ石の使用 HFを製造するための炉に天然へげ石と硫酸を供給する。 CaFの処理量は1576kg/時間である。 HSOの処理量は2108kg/時間である。 炉の燃焼室温度は575℃である。 炉の満足のいく操作条件下において、698kg/時間の生産量でHFが連続
的に生成される。 その硫酸カルシウム中におけるCaF含量とHSO含量の分析は、それ
ぞれ、以下の如き結果を与える:2.4%及び2.2%。
【0046】 実施例4:575℃に加熱されたHF製造用の炉内における、比「r」が11
%の合成へげ石/天然へげ石混合物の使用 実施例1に従って調製されたフッ化カルシウムをその炉に供給する点を除き、
前記の比較実施例を繰り返す。 炉の満足のいく操作条件下において、710kg/時間の生産量でHFが連続
的に生成される。 そのCaF含量とHSO含量の分析は、それぞれ、以下の如き結果を与
える:1.4%及び1.7%。
【0047】 実施例5:HFを製造するための炉内における、比「r」が25%の合成へげ
石/天然へげ石混合物の使用 実施例4を繰り返し、実施例2に従って調製されたフッ化カルシウムを使用す
る。 炉の満足のいく操作条件下において、716kg/時間の生産量でHFが連続
的に生成される。 そのCaF含量とHSO含量の分析は、それぞれ、以下の如き結果を与
える:0.9%及び1.1%。
【0048】 実施例6:HFを製造するための炉内における、比「r」が60%の合成へげ
石/天然へげ石混合物の使用 実施例4を繰り返し、実施例3に従って調製されたフッ化カルシウムを使用す
る。 炉の満足のいく操作条件下において、722kg/時間の生産量でHFが連続
的に生成される。 そのCaF含量とHSO含量の分析は、それぞれ、以下の如き結果を与
える:0.4%及び0.7%。
【0049】 実施例4から6までは、比較実施例1との比較において、HFの生産力が改善
され、そして、その硫酸カルシウム中における不純物の含量が低減されているこ
とを示している。
【0050】 実施例7:560℃に加熱されたHF製造用の炉内における、比「r」が11
%の合成へげ石/天然へげ石混合物の使用 実施例4を繰り返し、炉の燃焼室温度を560℃に設定する。 炉の満足のいく操作条件下において、706kg/時間の生産量でHFが連続
的に生成される。 そのCaF含量とHSO含量の分析は、それぞれ、以下の如き結果を与
える:1.7%及び1.9%。 この実施例は、比較実施例1との比較において、HFの生産力が改善され、し
かも、その改善が炉の燃焼室温度を下げた状態で達成されることを示している。 これは、エネルギー消費量を低下させ、そして、侵食の危険性を防止し、従っ
て維持費を低減するという観点において有利である。
【0051】 実施例8:575℃に加熱されたHF製造用の炉内における、1718kg/
時間の速度で導入される、比「r」が11%の合成へげ石/天然へげ石混合物の
使用 実施例4を繰り返し、炉に、1718kg/時間の処理速度でのCaFと、
2300kg/時間の処理速度でのHSOを供給する。 炉の満足のいく操作条件下において、761kg/時間の生産量でHFが連続
的に生成される。 そのCaF含量とHSO含量の分析は、それぞれ、以下の如き結果を与
える:2.1%及び2.2%。
【0052】 実施例9:575℃に加熱されたHF製造用の炉内における、1812kg/
時間の速度で導入される、比「r」が25%の合成へげ石/天然へげ石混合物の
使用 実施例4を繰り返し、炉に、1812kg/時間の処理速度でのCaFと、
2430kg/時間の処理速度でのHSOを供給する。 炉の満足のいく操作条件下において、803kg/時間の生産量でHFが連続
的に生成される。 そのCaF含量とHSO含量の分析は、それぞれ、以下の如き結果を与
える:1.9%及び2.2%。
【0053】 実施例8と9は、比較実施例1との比較において、本発明によるプロセスの効
により、1トンのHF当たりで表されるへげ石の消費量を増加させることなく、
その炉で生産されるHFの量を高めることが可能であることを示している。
【0054】 比較実施例2:575℃に加熱されたHF製造用の炉内における合成へげ石の
使用 HFを製造するための炉に、平均見かけ直径が2μmのフッ化カルシウムを供
給する。 CaFの処理量は1576kg/時間である。 HSOの処理量は2108kg/時間である。 炉の燃焼室温度は575℃である。 2時間の運転後、圧力の上昇と炉内におけるCaSOの堆積が観測され、そ
のCaSOの堆積は、回転運動を供給するモーターの電気消費量が増大するこ
とにより認知することができる。
【0055】 これらの問題は、このような条件下でHFの連続的な生産を行うことを不可能
にする。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 EP(AT,BE,CH,CY, DE,DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,I T,LU,MC,NL,PT,SE),OA(BF,BJ ,CF,CG,CI,CM,GA,GN,GW,ML, MR,NE,SN,TD,TG),AP(GH,GM,K E,LS,MW,SD,SL,SZ,TZ,UG,ZW ),EA(AM,AZ,BY,KG,KZ,MD,RU, TJ,TM),AE,AL,AM,AT,AU,AZ, BA,BB,BG,BR,BY,CA,CH,CN,C R,CU,CZ,DE,DK,DM,EE,ES,FI ,GB,GD,GE,GH,GM,HR,HU,ID, IL,IN,IS,JP,KE,KG,KP,KR,K Z,LC,LK,LR,LS,LT,LU,LV,MA ,MD,MG,MK,MN,MW,MX,NO,NZ, PL,PT,RO,RU,SD,SE,SG,SI,S K,SL,TJ,TM,TR,TT,TZ,UA,UG ,US,UZ,VN,YU,ZA,ZW (72)発明者 クアシユ,アンリ フランス国、エフ−69960・コルバ、アン パス・デ・カニユ、16 Fターム(参考) 4G076 AA05 AB21 AC02 BA43 BC08 CA02 CA26

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 測微法的な大きさの粒子の形態における粉末状のフッ化カル
    シウムを含有する組成物をリサイクルするためのプロセスであって、 (i)水の存在下において、該組成物を、その粒径がHF炉へ供給するのに適
    した大きさである粉末状のフッ化カルシウム(天然へげ石(natural s
    par)としても知られている)と重量で75%未満、好適には30%未満の比
    「r」で混合するステップ;次いで、 (ii)(i)から結果として得られた混合物を、残留水分がこれもHF炉へ
    の供給に適した含水率になるまで乾燥させるステップ; からなり、 ステップ(ii)は、随意的に、ステップ(i)と同時に実施される; ことを特徴とするリサイクルプロセス。
  2. 【請求項2】 リサイクルすべき該組成物が、0.5μmから10μmまで
    の範囲、好適には1μmから5μmまでの範囲の平均見かけ直径を有する粒子の
    形態のフッ化カルシウムを含むことを特徴とする、請求項1によるプロセス。
  3. 【請求項3】 リサイクルすべき該組成物が、CaFに加え、20%から
    60%までの範囲の含量、好適には30%から55%までの含量で水を含んでい
    ることを特徴とする、請求項1または2によるプロセス。
  4. 【請求項4】 リサイクルすべき該組成物が、1%未満の含量、好適には0
    .8%未満の含量でシリカ(SiO)を含んでいることを特徴とする、請求項
    1から3までのいずれか一項によるプロセス。
  5. 【請求項5】 該天然へげ石粒子の平均見かけ直径が30μmから400μ
    mまでの範囲、好適には40μmから200μmまでの範囲であることを特徴と
    する、請求項1から4までのいずれか一項によるプロセス。
  6. 【請求項6】 該ステップ(ii)から結果として得られる該混合物の残留
    水分が1%未満、好適には0.1%未満であることを特徴とする、請求項1から
    5までのいずれか一項によるプロセス。
  7. 【請求項7】 該ステップ(i)が、望ましい比「r」で: −随意的に予め水で希釈されたリサイクルすべき該組成物;を −該天然へげ石を調製するためのプロセスのうちの濾過ステップで想定される
    天然へげ石懸濁液; と均一に混合することにより実施されることを特徴とする、請求項1から6まで
    のいずれか一項によるプロセス。
  8. 【請求項8】 該ステップ(i)で得られた混合物を: −(ii1)1%から20%までの範囲の含水率、好適には1%から15%ま
    での範囲の含水率を有するフッ化カルシウム粒子の固形の粉末状組成物を得るた
    めの濾過操作ステップ;次いで −(ii2)残留水分が1%未満、好適には0.1%未満のフッ化カルシウム
    を得るための乾燥操作ステップ; からなる2段階のステップで乾燥させることを特徴とする、請求項7によるプロ
    セス。
  9. 【請求項9】 該ステップ(ii1)及び(ii2)が、それぞれ、該天然
    へげ石を調製するためのプロセスで使用される濾過装置、及び該天然へげ石を調
    製するためのプロセスで使用される乾燥装置で実施されることを特徴とする、請
    求項8によるプロセス。
  10. 【請求項10】 均一な混合を: −リサイクルすべき該組成物;と −該天然へげ石を調製するためのプロセスのうちの濾過ステップから生じる湿
    性の天然へげ石ケーク; の望ましい比「r」で実施し;そして 同時に、該混合物を乾燥させる; ことを特徴とする、請求項1から6までのいずれか一項によるプロセス。
  11. 【請求項11】 400℃から700℃までの範囲の温度、好適には500
    ℃から600℃までの範囲の温度にもたらされた回転炉内で粉末状のフッ化カル
    シウムを硫酸と反応させることによりHFを製造するためのプロセスであって、
    その粉末状のフッ化カルシウムが、請求項1から10までのいずれか一項で定義
    されたリサイクルプロセスにより得られたものであることを特徴とするプロセス
  12. 【請求項12】 粉末状のフッ化カルシウムであって、該粉末状のフッ化カ
    ルシウムが、75%未満の比「r」、好適には30%未満の比「r」でリサイク
    ルすべき組成物と天然へげ石の混合物を含み、該混合物が請求項1から6までの
    いずれか一項で定義されたものであることを特徴とする粉末状フッ化カルシウム
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