JP2002531441A - ビトロネクチンレセプターアンタゴニストであるベンズイミダゾール化合物 - Google Patents
ビトロネクチンレセプターアンタゴニストであるベンズイミダゾール化合物Info
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Abstract
Description
症、心臓血管障害(アテローム性動脈硬化症および再狭窄など)、ならびに骨吸
収が要因である疾患(骨粗しょう症など)を処置するために有用である、化合物
に関する。
胞上に発現する膜貫通糖タンパク質である。これらの細胞表面接着レセプターに
は、gpIIb/IIIa(「フィブリノゲンレセプター」としても公知である
)、およびαvβ3(「ビトロネクチンレセプター」としても公知である)が挙げ
られる。フィブリノゲンレセプターgpIIb/IIIaは、血小板表面で発現
され、そしてこれは、出血創傷の部位において、血小板凝集および止血血餅の形
成を媒介する。Philipsら、Blood、1988、71、831。ビト
ロネクチンレセプターαvβ3は、多数の細胞(内皮細胞、平滑筋細胞、破骨細胞
および腫瘍細胞を含む)上で発現され、従って、様々な機能を有する。破骨細胞
の膜上で発現するαvβ3レセプターは、骨吸収プロセスを媒介し、そして骨粗し
ょう症の発達に寄与する。Rossら、J.Biol.Chem.、1987、
262、7703。ヒト大動脈平滑筋細胞上で発現するαvβ3レセプターは、こ
れらの細胞の新内膜(neointima)への移動を刺激し、これは、血管形
成後のアテローム性動脈硬化症および再狭窄の形成を導く。Brownら、Ca
rdiovascular Res.、1994、28、1815。さらに、最
近の研究は、αvβ3アンタゴニストが、脈管形成の血管のアポトーシスの誘導に
よって、腫瘍の後退を促進し得ることを示した。Brooksら、Cell、1
994、79、1157。従って、ビトロネクチンレセプターをブロックする薬
剤は、このレセプターにより媒介される疾患(骨粗しょう症、アテローム性動脈
硬化症、再狭窄および癌など)の処置に有用である。
RGD)モチーフを含む骨マトリックスタンパク質(例えば、オステオポンチン
、骨分泌タンパク質(bone sialoprotein)およびトロンボス
ポンジン)に結合することが公知である。従って、Hortonら、Exp.C
ell Res.1991、195、368は、RGD含有ペプチドおよび抗ビ
トロネクチンレセプター抗体(23C6)が、破骨細胞による象牙質吸収および
細胞拡散を阻害することを開示する。さらに、Satoら、J.Cell Bi
ol.1990、111、1713は、エチスタチン(echistatin)
(RGD配列を含む蛇毒ペプチド)が、組織培養における骨吸収の強力なインヒ
ビターであり、破骨細胞の骨への付着を阻害することを開示する。Fisher
ら、Endocrinology 1993、132、1411は、エチスタチ
ンが、ラットにおいてインビボで骨吸収を阻害することをさらに示した。Ber
toliniら、J.Bone Min.Res.、6、Sup.1、S146
、252は、
およびEP 0 528 586は、破骨細胞媒介骨吸収を阻害する、置換フェ
ニル誘導体を報告する。
0 334、Blackburnら、WO93/08174、Bondinel
lら、WO93/00095,Blackburnら、WO95/04057,
Egbertsonら、EP 0 478 328、Sugiharaら、EP
0 529 858、Porterら、EP 0 542 363、およびF
isherら、EP 0 635 492は、フィブリノゲンレセプターを阻害
するために有用である、特定の化合物を開示する。WO96/00730は、ビ
トロネクチンレセプターアンタゴニストである、特定の化合物を開示する。
物を発明し、すなわち、これらは、ビトロネクチンレセプターに対して高い親和
性を有し、従って、ビトロネクチンレセプターにより媒介される障害または疾患
(例えば、癌、網膜症、アテローム性動脈硬化症、血管再狭窄(vascula
r restenosis)および骨粗しょう症)を処置するためにこれらを有
用にする。本発明者らの発明の化合物、あるいはその生体不安定な(biola
bile)エステル、またはその薬学的に受容可能な塩は、以下の式を有する:
a、b、c、およびdのうちの2つ以下が窒素原子であり; YおよびY1は、各々独立して、アルキル、アルコキシ、ハロ、−CF3、およ
び−C(O)OHから選択される1〜4個の任意の置換基を示し; R1は、H、アルキル、アリール、アラルキル、アリールシクロアルキル、ヘ
テロアリール、シクロアルキル、ヘテロシクロアルキル、ヘテロアラルキル、シ
クロアルキルアルキル、ヘテロシクロアルキルアルキル、−NHRA、−NHC
(O)RA、NHSO2RA、NHC(O)NHRAまたは−NHC(O)ORAで
あり、R1は、ハロ、アルキル、−CF3、−CN、−ORB、−SRB、−CO2
RB、−C(O)RB、−OC(O)RB、−OC(O)ORBおよび−SO2RBか
ら選択される1〜3個の基によって必要に応じて置換され、そして、RAおよび
RBは、独立して、H、アルキル、アリール、アラルキル、アリールシクロアル
キル、ヘテロアリール、シクロアルキル、ヘテロシクロアルキル、ヘテロアラル
キル、シクロアルキルアルキルまたはヘテロシクロアルキルアルキルから選択さ
れ、但し、R1がアルキルである場合、R1はハロで置換されず、但し、R1が−
NHSO2RAまたは−NHC(O)ORAである場合、RAはHではなく、そして
但し、−SO2RBまたは−OC(O)ORBについて、RBはHではなく; R2は、H、アルキル、アリール、アラルキル、アリールシクロアルキル、ヘ
テロアリール、シクロアルキル、ヘテロシクロアルキル、ヘテロアラルキル、シ
クロアルキルアルキル、またはヘテロシクロアルキルアルキルであり、R2は、
ハロ、アルキル、−CF3、−CN、−ORC、−SRC、−CO2RC、−C(O
)RC、−OC(O)RC、−OC(O)ORCおよび−SO2RCから選択される
1〜3個の基によって必要に応じて置換され、ここで、RCは、H、アルキル、
アリール、アラルキル、アリールシクロアルキル、ヘテロアリール、シクロアル
キル、ヘテロシクロアルキル、ヘテロアラルキル、シクロアルキルアルキルまた
はヘテロシクロアルキルアルキルから選択され、但し、R2がアルキルである場
合、R2はハロで置換されず、そして但し、−SO2RCまたは−OC(O)ORC について、RCはHではなく; R3は、H、アルキル、アラルキル、アリールシクロアルキル、シクロアルキ
ルアルキル、ヘテロシクロアルキルアルキル、ヘテロアラルキル、アリール、ヘ
テロアリール、シクロアルキル、ヘテロシクロアルキル、−C(O)RD、−C
(O)ORD、−SO2RE、−C(O)NRFRG、−C(O)NRFSO2RE、ま
たは−C(=S)NRFRGであり、ここで、RD、RE、RFおよびRGが、独立し
て、H、アルキル、アリール、アラルキル、アリールシクロアルキル、ヘテロア
リール、シクロアルキル、ヘテロシクロアルキル、シクロアルキルアルキルまた
はヘテロシクロアルキルアルキルから選択され、あるいはRFおよびRGが、一緒
になって、0〜1個の酸素原子または硫黄原子、および1〜2個の窒素原子を含
む、5〜7員環を完成し、R3は、ハロ、アルキル、アリール、−CF3、−CN
、−ORH、−SRH、−CO2RH、−C(O)RH、−OC(O)RH、−OC(
O)ORH、−SO2RHおよび−NRHRHから選択される1〜3個の基によって
必要に応じて置換され、ここで、RHが、H、アルキル、アリール、アラルキル
、アリールシクロアルキル、ヘテロアリール、シクロアルキル、ヘテロシクロア
ルキル、ヘテロアラルキル、シクロアルキルアルキルまたはヘテロシクロアルキ
ルアルキルから選択され、但し、R3がアルキルである場合、R3はハロによって
置換されず、但し、R3が−SO2RE、−C(O)NRFSO2RE、または−CO
(O)RDである場合、RDおよびREはHではなく、そして但し、−SO2RHま
たは−OC(O)ORHについて、RHはHではなく; R4は、H、アルキル、アラルキル、アリールシクロアルキル、シクロアルキ
ルアルキル、ヘテロシクロアルキルアルキル、ヘテロアラルキル、アリール、ヘ
テロアリール、シクロアルキル、またはヘテロシクロアルキルであり、R4は、
ハロ、アルキル、−CF3、−CN、−ORJ、−SRJ、−CO2RJ、−C(O
)RJ、−OC(O)RJ、−OC(O)ORJおよび−SO2RJから選択される
1〜3個の基によって必要に応じて置換され、ここで、RJは、H、アルキル、
アリール、アラルキル、アリールシクロアルキル、ヘテロアリール、シクロアル
キル、ヘテロシクロアルキル、ヘテロアラルキル、シクロアルキルアルキルまた
はヘテロシクロアルキルアルキルから選択され、但し、R4がアルキルである場
合、R4はハロによって置換されず、そして但し、−SO2RJまたは−OC(O
)ORJについて、RJはHではなく; R5、R6、R7、R8、R9、R10、R11およびR12は、独立して、HまたはC1 〜C3アルキルから選択され; そしてここで、
RA、−NHC(O)NHRA、または−NHSO2RAである。R1は、より好ま
しくは、−NHC(O)ORAである。R1は、最も好ましくは、以下:
(O)NRFRG、および−C(=S)NRFRGから選択される。RDは、好まし
くは、フェニル、アルキル、アラルキル、アリールシクロアルキル、シクロアル
キル、および
H3、フェニルオキシ、−OC(O)CH3、−C(O)OC2H5および−N(C
H3)2から選択される1〜3個の置換基によって必要に応じて置換される。RF
およびRGは、好ましくは、H、アルキル、フェニル、シクロアルキル、および
アラルキルから選択され、ここで、RFおよびRGがアルコキシ、ハロまたは−C
O2RHによって必要に応じて置換される。
Hである。
塩を含めて、特に好ましい:
00倍より大きくより特異的な親和性を有する化合物から選択される。
の意味を有する: 「アルキル」とは、1〜20個の炭素原子、好ましくは1〜6個の炭素原子を
有する、直鎖または分枝の炭化水素鎖基を示す。
。
ルである。
でRはシクロアルキルである。
でRはアルキルである。
でRはアルキルである。
ここでRはアルキルである。
原子を有する、非芳香族の炭素環式環または多炭素環式(multi−carb
ocyclic)環系を示す。
、ここでRはアルキルである。
の1つ以上の炭素原子が、O、SおよびNから選択されるヘテロ原子で置換され
る、基を示す。
でRはアルキルである。
うな基の1つ以上の炭素原子が、O、S、NH、またはN−アルキルで置換され
る、基を示す。
する基を示し、ここでRはアルキルである。
、生物学的に分解性のエステル誘導体を意味し、すなわち、動物または人間に投
与されると、その体内で式(I)の化合物に変換するプロドラッグである。
活性によって引き起こされるかまたは悪化される、疾患状態または疾病を意味す
る。ビトロネクチンレセプターにより媒介される障害には、癌、網膜症、アテロ
ーム性動脈硬化症、血管再狭窄、および骨粗しょう症が挙げられるが、これらに
限定されない。
セプターアンタゴニスト化合物の量を示す。治療効果には、例えば、所望でない
組織もしくは悪性細胞の増殖の阻害、または骨密度の増加が挙げられ得るが、こ
れらに限定されない。被験体に対する厳密な有効量は、その被験体のサイズおよ
び健康、処置されるべき状態の性質および重篤度などに依存する。所定の状況に
対する有効量は、本明細書中に提供される情報に基づいて、慣用的な実験により
、決定され得る。
エタノール(「EtOH」);メタノール(「MeOH」);酢酸(「AcOH
」);酢酸エチル(「EtOAc」);2−(1H−ベンゾトリアゾール−1−
イル)−1,1,3,3−テトラメチルウロニウムヘキサフルオロホスフェート
(「HBTU」);1−ヒドロキシベンゾトリアゾール(「HOBt」);ブロ
モ−トリス−ピロリジノ−ホスホニウムヘキサフルオロホスフェート(「PyB
roP」);N,N−ジメチルホルムアミド(「DMF」);トリフルオロ酢酸
(「TFA」);1−(3−ジメチルアミノプロピル)−3−エチルカルボジイ
ミド塩酸塩(「EDCl」);およびジイソプロピルエチルアミン(「DIPE
A」)。さらに、「Ph」はフェニル基を示し;「tBu」は−C(CH3)3基
を示し;「OtBu」は−O−C(CH3)3基を示し、「n−Bu」または「B
u−n」は、n−ブチル基を示し、「Et」はエチル基を示し、「Me」はメチ
ル基を示し、「Ac」はアセチル基を示し、そして「Boc」はt−ブトキシカ
ルボニルを示す。
マーおよびジアステレオマーを含む)は、本発明の範囲内である。本発明は、d
異性体およびl異性体を、両方の純粋な形態でおよび混合物(ラセミ混合物を含
む)で含む。異性体は、キラルな出発物質を反応させることによって、または式
(I)の化合物の異性体を分離することによって、従来の技術を使用して調製さ
れ得る。
はフェノール性ヒドロキシル基を有する化合物)。これらの化合物は、薬学的に
受容可能な塩を、無機塩基および有機塩基と形成する。この塩は、この化合物の
溶液を適切な塩基で処理することにより、調製され得る。このような塩の非限定
的な例は、ナトリウム塩、カリウム塩、カルシウム塩、アルミニウム塩、金塩お
よび銀塩、ならびにアンモニア、アルキルアミン、ヒドロキシアルキルアミン、
N−メチルグルカミンなどの薬学的に受容可能なアミンと形成される塩である。
と、薬学的に受容可能な塩を形成し得る。塩形成のための適切な酸の非限定的な
例は、塩酸、硫酸、リン酸、酢酸、クエン酸、シュウ酸、マロン酸、サリチル酸
、リンゴ酸、フマル酸、コハク酸、アスコルビン酸、マレイン酸、メタンスルホ
ン酸ならびに当業者に周知の無機酸およびカルボン酸である。この塩は、この遊
離塩基形態を、塩を生成するに十分な量の所望の酸と接触させることにより、調
製される。
体不安定なエステルの形態で使用することが所望され得る。任意の特定のエステ
ル形成基の適合性は、従来のインビボ動物またはインビトロ酵素加水分解の研究
により、評価され得る。従って、望ましくは、最適な効果のために、このエステ
ルは、吸収が完了した後にのみ加水分解されるべきである。従って、このエステ
ルは、吸収前には消化酵素による早期の加水分解に対して抵抗性であるべきであ
るが、例えば、腸壁、血漿または肝臓の酵素によっては、産生的に加水分解され
るべきである。この様式で、この活性な酸が血流中に放出され、続いてこのプロ
ドラッグが経口的に吸収される。
シクロアルカノイルオキシアルキル、アロイルオキシアルキルおよびアルコキシ
カルボニルオキシアルキルのエステル(そのシクロアルキルおよびアリール置換
誘導体を含む)、アリールエステルならびにシクロアルキルエステルが挙げられ
得、ここで、上記アルキル、アルカノイルまたはアルコキシ基は1〜8個の炭素
原子を含み得、そして分枝鎖または直鎖であり得、上記シクロアルキル基は、3
〜7個の炭素原子を含み得、そして上記シクロアルカノイル基は、4〜8個の炭
素原子を含み得、ここでこれらの両方は、必要に応じて、ベンゾ縮合し、そして
上記アリールおよびアロイル基は、置換されたフェニル、ナフチルまたはインダ
ニル環系を含む。好ましくは、本発明の生体不安定なエステルは、C1〜C4アル
キルエステルである。より好ましくは、これらは、メチル、エチルおよびピバロ
イルオキシメチルのエステルである。
よって得られ得る。例えば、アリールおよびアルキルのエステルは、様々な様式
(例えば、アシルクロリドを形成することによって)での式(I)のカルボン酸
の活性化を介して、続いて所望のフェノールまたはアルコールとの反応によって
合成され得る。あるいは、アルキルエステルは、式(I)の化合物の適切なアル
カリ金属カルボン酸塩、またはアルカリ土類金属カルボン酸塩のアルキル化によ
り、得られ得る。
:
製が示され、化合物2は、−OHまたは−Cl基を有する切断可能な酸不安定な
リンカーL(例えば、Wang、Sarinおよびクロロトリチル樹脂)を介し
てポリマー性樹脂3(例えば、架橋ポリスチレンまたはポリエチレングリコール
/ポリスチレンコポリマー)に従来の手段によって接続され、樹脂化合物4を形
成する。例えば、樹脂への接続は、有機溶媒(例えば、DMFまたは塩化メチレ
ン)中でDIPEAの存在下、化合物2と樹脂3(Cl−形態)とを反応させる
ことによって実施され得る。化合物4のFmoc基は、従来の手段によって(例
えば、0℃〜80℃でDMF中ピペリジンで処理することによって)除去され、
塩化ベンゾイル5でアシル化されてアミド6を形成する。アシル化は、好ましく
は3級アミン(好ましくはDIPEA)の存在下、0℃〜80℃で有機溶媒中(
例えば、塩化メチレンまたはDMF)中で実施される。アミド6は、置換反応に
おいてベンズイミダゾール−アミン7と反応し、化合物8を生成する。この置換
反応は、好ましくは、DMF中で反応物を長時間(好ましくは1〜2日間)振盪
することによって実行される。R3基がHでない化合物について、このような化
合物は、化合物8を化合物9を形成するためのR3置換基を付加するための従来
の反応に供することによって作製され得る。例えば、所望の置換基に依存して、
化合物8は、カルボン酸、塩化アシル、無水アシル、イソシアネート、塩化カル
バモイル、イソチオシアネート、ハロゲン化アルキル、スルホン化アルキル、ま
たはエポキシドと反応し得るか、あるいは化合物8は、アルデヒドまたはケトン
を用いて還元的アルキル化に供され得る。化合物10は、従来の手段(例えば、
10〜60分間周囲温度で塩化メチレン中で希TFAで処理すること)によって
化合物9のリンカーおよび樹脂部分からの切断により形成される。所望であれば
、化合物10は、標準的なエステル化方法によって生体不安定なエステルに変換
され得る。
に従って調製され得る。
は、0℃〜80℃でDMF中でピペリジンで処理され、塩化ベンゾイル11でア
シル化され、アミド12を形成する。アシル化は、好ましくは、3級アミン(好
ましくは、DIPEA)の存在下で、0℃〜80℃で有機溶媒(例えば、塩化メ
チレンまたはDMF)中で実行される。アミド12は、引き続いてベンズイミダ
ゾール13と反応し、化合物14を形成し、そして所望であれば、スキーム1に
ついて記載される条件下でR3基を付加するための適切な試薬と反応し、化合物
15を形成する。化合物16は、スキーム1で記載された条件下で化合物15の
リンカーおよび樹脂部分からの切断によって形成される。所望であれば、化合物
16は、標準的なエステル化方法によって生体不安定なエステルに変換され得る
。先のスキームにおいて使用される出発化合物および試薬は、市販であるか、ま
たは当業者に周知の方法によって調製され得る。
ノ、ヒドロキシ)が、所望であるかまたは必要である場合、引き続く標準的な手
順によって除去され得る従来の保護基で保護され得ることを認識する。例えば、
McOmie、Protecting groups In Organic
Chemistry,Plenum Press,N.Y.,1973、および
GreeneおよびWuts,Protecting Groups In O
rganic Synthesis、第2版、John Wiley & So
ns,N.Y.1991を参照のこと。
る溶液合成によって調製され得る。t−ブチルエステルがカルボキシルの保護に
特に有用であるが、アリルおよびベンジルのような他の基がまた適切である。中
間体エステルは、適切な脱保護方法によって酸に変換され得る。
能なキャリアは、固体または液体のいずれかであり得る。固体形態調製物には、
粉末、錠剤、分散可能顆粒、カプセル、カシェ剤および坐剤が挙げられる。粉末
および錠剤は、約5〜約70%の活性成分から構成され得る。適切な固体キャリ
ア、例えば、炭酸マグネシウム、ステアリン酸マグネシウム、タルク、糖、ラク
トースなどが当該分野で公知である。錠剤、粉末、カシェ剤およびカプセルは、
経口投与に適切な固体投薬形態として使用され得る。
な低融点ワックスは、最初に融解され、活性成分が攪拌によってそこに均一に分
散される。次いで、溶解した均一な混合物は、都合の良いサイズの鋳型に注がれ
、冷却され、それにより固化する。
て、非経口的な注射のための水または水−プロピレングリコール溶液が言及され
得る。
Allergan)またはNeodecadron(登録商標)(Merck,
Sharp & Dohme)のような市販のビヒクルを使用して処方され得る
。
は、不活性な圧縮ガスのような薬学的に受容可能なキャリアと組み合わせられ得
る。
調製物に変換することが意図される固体形態調製物が含まれる。このような液体
形態には、溶液、懸濁液およびエマルジョンが挙げられる。
ーム、ローション、エアロゾル、および/またはエマルジョンの形態を取り得、
この目的のために当該分野で従来的なマトリックスの経皮パッチまたはレザバ型
に含まれ得る。
、調製物は、適切な量の活性成分(例えば、所望の目的を達成するための有効量
)を含む単位用量に細分割される。
〜1000mg、より好ましくは0.1mg〜200mg、最も好ましくは5m
g〜100mgで変化され得るかまたは調整され得る。
して変化し得る。特定の状況についての適切な投薬量の決定は、当該分野の技術
の範囲内である。一般的に、処置は、化合物の最適用量よりも少ないより小さな
投薬量で開始される。その後、投薬量は、この条件下で最適の効果を達成するま
で小さな増分で増加される。便利のために、1日の合計の用量は、分割され、所
望であればその日の間に一部づつ投与され得る。
びに処置される症状の重篤度のような因子を考慮して付き添いの臨床医の判断に
従って調節される。典型的な推奨される投薬レジメンは、腫瘍増殖をブロックす
るために、2〜4に分割された用量で、0.02mg〜4,000mg/日、好
ましくは、0.2mg〜800mg/日、最も好ましくは、10mg〜400m
g/日の経口投与である。
囲を限定すると解釈されるべきでない。本発明の範囲内である代替の機構の経路
および類似構造は、当業者に明らかである。
より溶媒を除去するための焼結ガラス漏斗である。樹脂が、例えば(20mL×
5)の溶媒で「洗浄」される場合、溶媒(20mL)中の樹脂は、漏斗装置内で
2分間攪拌され、溶媒が濾過(排出)により除去され、そしてこの手順がさらに
4回繰り返される。
に依存して、
CH2−、−CH2−CH2−、または−CH(CH3)−を示す。
す。従って、例えば、2−クロロトリチル樹脂上のN2−Cbz−L−2,3−
ジアミノプロピオン酸は、
アミノメチル)ベンズイミダゾール二塩酸塩水和物(18.50g)を加えた。
得られた混合物を室温で30分間攪拌し、濾過し、真空下で濾液を濃縮した。E
tOAc(5×500mL)で残渣を抽出し、濾過した。真空下で濾液を濃縮し
、表題化合物を白色固体(9.60g)として得た。
]アミノ]−3−フェニル−プロピオン酸(2−クロロトリチル樹脂上)
よびNaHCO3(8.42g、100mmol)を、アセトン(50mL)お
よび水(50mL)中で合わせた。氷浴中で冷却した。Fmoc−O−ヒドロキ
シスクシンイミド(9.40g、28.0mmol)を添加し、そして氷が溶け
る間、得られた混合物を、3時間攪拌した。減圧下でこの混合物を濃縮し、Et
OAcでこの水性部分を抽出した。このEtOAc溶液を、5%の氷酢酸水溶液
(3×300mL)、5%NaHCO3溶液(3×300mL)およびブライン
(3×300mL)で洗浄した。乾燥(MgSO4)したEtOAc溶液を、減
圧下で濃縮し、表題化合物(Fmoc−O−ヒドロキシスクシンイミドを含む)
を、工程2で使用される白色の泡状物として得た。
Res.,45,242(1995)。
)
(調製2、工程1)(0.64g)を添加した。2−クロロトリチル樹脂(クロ
リドの泡状物)(2.00g、0.65mmol/g)を添加した。得られた混
合物を、30分間攪拌した。MeOH(0.44mL)を添加し、この混合物を
10分間攪拌し、そしてドレイン(drain)した。DMF(30mL×5)
、次いでCH2Cl2(30mL×5)で樹脂を洗浄し、3−Fmoc−アミノ−
3−フェニルプロピオン酸(2−クロロトリチル樹脂上)を得た。
。DMF(30mL)中の20%ピペリジンを添加し、15分間攪拌し、そして
この濾液を収集した。これを2回繰り返した。充填レベルを決定するために、1
00mLのメスフラスコ中で濾液を合わせ、DMFを添加して100mLにした
(溶液A)。メスフラスコ中で、溶液A(0.2mL)を希釈して100mLに
した。301nMでのUV吸収:0.374 0.374×濃度/7800 0.374×20,000/7800=0.959mmol/2g(0.
479mmol/g)。
オン酸(2−クロロトリチル樹脂上))
0g、0.959mmol)を配置し、DIPEA(1.84mL、10.6m
mol)で処理し、次いで4−クロロメチルベンゾイルクロリド(1.89g、
9.6mmol)で処理した。バイアルを密封し、そして2.5時間振盪機に配
置した。樹脂を漏斗器具(funnel apparatus)に移した。この
樹脂をCH2Cl2(20mL×3)、DMF(20mL×3)、次いで、CH2
Cl2(20mL×3)で洗浄し、表題の樹脂を得た。
ンゾイルアミノ−3−フェニルプロピオン酸(2−クロロトリチル樹脂上))
.00g、0.479mmol)および2−(アミノメチル)ベンゾイミダゾー
ル(9.6g)(調製1)を44時間振盪した。この樹脂を漏斗器具に移し、そ
してこの樹脂をDMF(25mL×5)、次いでCH2Cl2(20mL×5)で
洗浄し、表題の樹脂を得た。
ル]−N2−Cbz−L−2,3−ジアミノプロピオン酸(2−クロロトリチル
樹脂上))
)
ジアミノプロピオン酸(2.66g、11.27mmol)およびNaHCO3
(4.21g、50mmol)を合わせた。氷浴で冷却した。Fmoc−O−ヒ
ドロキシスクシンイミド(4.70g、14.0mmol)を添加し、そして氷
が溶ける間、得られた混合物を、3時間攪拌した。減圧下でこの混合物を濃縮し
、EtOAcでこの水性部分を抽出した。このEtOAc溶液を、5%の氷酢酸
水溶液(3×125mL)、5%NaHCO3溶液(3×100mL)およびブ
ライン(3×100mL)で洗浄した。乾燥(MgSO4)したEtOAc溶液
を、減圧下で濃縮し、表題化合物(Fmoc−O−ヒドロキシスクシンイミドを
含む)を、工程2で使用される白色の泡状物(5.12g)として得た。
Res.,45,242(1995)。
リチル樹脂上))
物(調製3、工程1)(1.5g)を添加した。2−クロロトリチル樹脂(クロ
リドの泡状物)(2.0g、0.65mmol/g)を添加した。得られた混合
物を、30分間攪拌した。MeOH(0.86mL)を添加し、この混合物を1
0分間攪拌し、そしてドレイン(drain)した。DMF(30mL×5)、
次いでCH2Cl2(20mL×5)で樹脂を洗浄し、N3−Fmoc−N2−Cb
z−L−2,3−ジアミノプロピオン酸(2−クロロトリチル樹脂上)を得た。
。DMF(30mL)中の20%ピペリジンを添加し、15分間攪拌し、そして
この濾液を収集した。これを2回繰り返した。調製2のように充填を決定した。
301nMでのUV吸収:0.391を測定した 0.391×濃度/7800 0.391×20,000/7800=1.0026mmol/2g(0
.501mmol/g)。
−ジアミノプロピオン酸(2−クロロトリチル樹脂上))
0g、0.50mmol)を配置し、DIPEA(0.96g、5.5mmol
)で処理し、次いで3−クロロメチルベンゾイルクロリド(0.95g、5mm
ol)で処理した。バイアルを密封し、そして2.5時間振盪機に配置した。樹
脂を漏斗器具に移した。この樹脂をCH2Cl2(20mL×3)、DMF(20
mL×3)、次いで、CH2Cl2(20mL×3)で洗浄し、表題の樹脂を得た
。
ルベンゾイル)−N2−Cbz−L−2,3−ジアミノプロピオン酸(2−クロ
ロトリチル樹脂上))
.00g、0.5mmol)および2−(アミノメチル)ベンゾイミダゾール(
5g)(調製1)を44時間振盪した。この樹脂を漏斗器具に移し、そしてこの
樹脂をDMF(25mL×5)、次いでCH2Cl2(20mL×3)で洗浄し、
表題の樹脂を得た。
ル]−N2−Cbz−L−2,3−ジアミノプロピオン酸(2−クロロトリチル
樹脂上))
−ジアミノプロピオン酸(2−クロロトリチル樹脂上))
0g、0.50mmol)を配置し、DIPEA(0.96g、5.5mmol
)で処理し、次いで4−クロロメチルベンゾイルクロリド(0.95g、5mm
ol)で処理した。バイアルを密封し、そして2.5時間振盪機に配置した。樹
脂を漏斗器具に移した。この樹脂をCH2Cl2(20mL×3)、DMF(20
mL×3)、次いで、CH2Cl2(20mL×3)で洗浄し、表題の樹脂を得た
。
ルベンゾイル)−N2−Cbz−L−2,3−ジアミノプロピオン酸(2−クロ
ロトリチル樹脂上))
0.5mmol)および2−(アミノメチル)ベンゾイミダゾール(5.00g
)(調製1)を44時間振盪した。この樹脂を漏斗器具に移し、そしてこの樹脂
をDMF(25mL×5)、次いでCH2Cl2(20mL×5)で洗浄し、表題
の樹脂を得た。
ル]−N2−Cbz−D−2,3−ジアミノプロピオン酸(2−クロロトリチル
樹脂上))
)
ジアミノプロピオン酸(1.3g、5.6mmol)およびNaHCO3(2.
10g、25mmol)を合わせた。氷浴で冷却した。Fmoc−O−ヒドロキ
シスクシンイミド(2.35g、7.0mmol)を添加し、そして氷が溶ける
間、得られた混合物を、3時間攪拌した。減圧下でこの混合物を濃縮し、EtO
Acでこの水性部分を抽出した。このEtOAc溶液を、5%の氷酢酸水溶液(
3×60mL)、5%NaHCO3溶液(3×50mL)およびブライン(3×
50mL)で洗浄した。乾燥(MgSO4)したEtOAc溶液を、減圧下で濃
縮し、表題化合物(Fmoc−O−ヒドロキシスクシンイミドを含む)を、工程
2で使用される白色の泡状物として得た。
Res.,45,242(1995)。
リチル樹脂上))
(調製5、工程1)(0.81g)を添加した。2−クロロトリチル樹脂(クロ
リドの泡状物)(1.00g、0.65mmol/g)を添加した。得られた混
合物を、30分間攪拌した。MeOH(0.4mL)を添加し、この混合物を1
0分間攪拌し、そしてドレイン(drain)した。DMF(30mL×5)、
次いでCH2Cl2(20mL×5)で樹脂を洗浄し、N3−Fmoc−N2−Cb
z−D−2,3−ジアミノプロピオン酸(2−クロロトリチル樹脂上)を得た。
。DMF(30mL)中の20%ピペリジンを添加し、15分間攪拌し、そして
この濾液を収集した。これを2回繰り返した。調製2のように充填を決定した。
301nMでのUV吸収:0.154を測定した 0.154×濃度/7800 0.154×20,000/7800=0.394mmol/g。
−ジアミノプロピオン酸(2−クロロトリチル樹脂上))
0g、0.394mmol)を配置し、DIPEA(0.75mL、4.33m
mol)で処理し、次いで4−クロロメチルベンゾイルクロリド(0.75g、
3.94mmol)で処理した。バイアルを密封し、そして2.5時間振盪機に
配置した。樹脂を漏斗器具に移した。この樹脂をCH2Cl2(20mL×3)、
DMF(20mL×3)、次いで、CH2Cl2(20mL×3)で洗浄し、表題
の樹脂を得た。
ルベンゾイル)−N2−Cbz−D−2,3−ジアミノプロピオン酸(2−クロ
ロトリチル樹脂上))
.00g、0.394mmol)および2−(アミノメチル)ベンゾイミダゾー
ル(5.00g)(調製1)を44時間振盪した。この樹脂を漏斗器具に移し、
そしてこの樹脂をDMF(25mL×5)、次いでCH2Cl2(20mL×5)
で洗浄し、表題の樹脂を得た。
ル]−N2−Boc−L−2,3−ジアミノプロピオン酸(2−クロロトリチル
樹脂上))
リチル樹脂上))
−Fmoc−N2−Fmoc−L−2,3−ジアミノプロピオン酸(0.72g
)を添加した。2−クロロトリチル樹脂(クロリドの泡状物)(2.00g)(
0.65mmol/g)を添加した。得られた混合物を、30分間攪拌した。M
eOH(0.8mL)を添加し、この混合物を10分間攪拌し、そしてドレイン
(drain)した。DMF(30mL×5)、次いでCH2Cl2(20mL×
5)で樹脂を洗浄し、N3−Fmoc−N2−Boc−L−2,3−ジアミノプロ
ピオン酸(2−クロロトリチル樹脂上)を得た。
。DMF(30mL)中の20%ピペリジンを添加し、15分間攪拌し、そして
この濾液を収集した。これを2回繰り返した。調製2のように充填を決定した。
301nMでのUV吸収:0.216を測定した 0.216×濃度/7800 0.216×20,000/7800=0.276mmol/g。
−ジアミノプロピオン酸(2−クロロトリチル樹脂上))
0g、0.55mmol)を配置し、DIPEA(1.05g、6.08mmo
l)で処理し、次いで4−クロロメチルベンゾイルクロリド(1.04g、5.
52mmol)で処理した。バイアルを密封し、そして2.5時間振盪機に配置
した。樹脂を漏斗器具に移した。この樹脂をCH2Cl2(20mL×3)、DM
F(20mL×3)、次いで、CH2Cl2(20mL×3)で洗浄し、表題の樹
脂を得た。
ルベンゾイル]−N2−Boc−L−2,3−ジアミノプロピオン酸(2−クロ
ロトリチル樹脂上))
.00g、0.55mmol)および2−(アミノメチル)ベンゾイミダゾール
(5.00g)(調製1)を44時間振盪した。この樹脂を漏斗器具に移し、そ
してこの樹脂をDMF(25mL×5)、次いでCH2Cl2(20mL×5)で
洗浄し、表題の樹脂を得た。
−イル)エチル]アミノメチルベンゾイル)−N2−Cbz−L−2,3−ジア
ミノプロピオン酸)
ロライド)
00mmol)およびβ−アラニン(13.4g、150mmol)を合わせる
。25時間加熱還流し、冷却し、そして−15℃で冷却する。この固形物を濾過
し、冷6N HClで、次いで冷EtOHで洗浄する。この固形物を80%Et
OH(125mL)に溶解し、脱色化木炭で処理し、真空下で40gに濃縮する
。EtOH(80mL)を添加の間、加温する。冷却し、濾過し、そしてEtO
Hで洗浄し、プレートとして生成物を得る。
水酸化カリウム(3.45g)の溶液に添加する。得られた混合物を室温で30
分間撹拌し、濾過し、そして真空下でこの濾液を濃縮する。EtOAc(3×5
00mL)で抽出し、濾過する。真空下でこの濾液を濃縮し、表題化合物を白色
固体(3.33g)として得る。
ール−2−イル)エチル]アミノメチルベンゾイル)−N2−Cbz−L−2,
3−ジアミノプロピオン酸)
、0.4mmol)および2−[2−(アミノエチル)]ベンズイミダゾール(
3.25g)を44時間振盪する。樹脂を漏斗器具に移し、この樹脂をDMF(
25mL×5)、次いでCH2Cl2(20mL×5)で洗浄し表題樹脂を得る。
−イル)エチル]アミノメチルベンゾイル)−N2−Cbz−L−2,3−ジア
ミノプロピオン酸)
イドハイドレート)
00mmol)およびd,l−アラニン(13.4g、150mmol)を合わ
せる。75時間加熱還流し、冷却し、そして−15℃で冷却する。濾過して2.
4gの固形物を除去する。この濾液を木炭で脱色し、真空下で30gに濃縮し、
95%EtOH(90mL)で希釈する。−15℃で冷却し、濾過し、そして冷
90%EtOHで洗浄し、白色粉末として表題化合物を得る。
水酸化カリウム(3.36g)の溶液に添加する。得られた混合物を室温で30
分間撹拌し、濾過し、そして真空下でこの濾液を濃縮する。EtOAc(3×5
00mL)で抽出し、濾過する。真空下でこの濾液を濃縮し、表題化合物を白色
固体(4.23g)として得る。
ール−2−イル)エチル]アミノメチルベンゾイル)−N2−Cbz−L−2,
3−ジアミノプロピオン酸)
、0.5mmol)および2−(1−アミノエチル)ベンズイミダゾール(4.
20g)を44時間振盪する。樹脂を漏斗器具に移し、この樹脂をDMF(25
mL×5)、次いでCH2Cl2(20mL×5)で洗浄し表題樹脂を得る。
ル)メチル]メチルアミノメチルベンゾイル)−N2−Cbz−L−2,3−ジ
アミノプロピオン酸)
ライドハイドレート)
00mmol)およびサルコシン(13.4g、150mmol)を合わせる。
90時間加熱還流し、冷却し、そして真空下で45gに濃縮する。EtOH(5
0mL)を加えて−15℃で冷却する。この固形物を濾過し、冷90%EtOH
で洗浄する。80%EtOH(150mL)に溶解し、木炭で脱色する。真空下
で28gに濃縮し、95%EtOH(160mL)で洗浄し、冷却し、濾過し無
色ロッド状物を得る。
酸化カリウム(1.21g)の溶液に添加する。得られた混合物を室温で30分
間撹拌し、濾過し、そして真空下でこの濾液を濃縮する。EtOAc(400m
L)で抽出し、濾過する。真空下でこの濾液を濃縮し、表題化合物を白色固体(
1.28g)として得る。
−2−イル)メチル]メチルアミノメチルベンゾイル)−N2−Cbz−L−2
,3−ジアミノプロピオン酸)
g、0.15mmol)および2−(メチルアミノメチル)ベンズイミダゾール
(1.25g)を44時間振盪する。樹脂を漏斗器具に移し、この樹脂をDMF
(25mL×5)、次いでCH2Cl2(20mL×5)で洗浄し表題樹脂を得る
。
ルメチル)アミノメチルベンゾイル)−N2−ベンゼンスルホニル−L−2,3
−ジアミノプロピオン酸)
サン/水(50mL/50mL)を加える。氷浴中で得られた溶液を冷却し、ベ
ンゼンスルホニルクロライド(10.6mL)、水酸化ナトリウム(3.4g)
、および水(80mL)を加える。3時間撹拌する。水(200mL)を加え、
EtOAcで抽出する。この水溶液を濃HClでpH3に酸性化し、冷却して沈
殿物を得る。1時間後、固形物を収集し、それを真空下40℃で乾燥し、表題化
合物を得る。
そして臭化物(2.5mL)を加える。水(35mL)中に、工程1aからの生
成物(10g)および水酸化ナトリウム(2.9g)を加え、30分間撹拌する
。90℃で30分間加熱し、氷浴中で冷却する。濃HClでpH7に調整する。
表題化合物を白色固体(融点203−206℃)として収集する。
ノプロピオン酸)
−L−2,3−ジアミノプロピオン酸(2.92g,12.0mmol)および
NaHCO3(4.57g)を合わせる。氷浴中で冷却する。Fmoc−O−ヒ
ドロキシスクシンイミド(4.97g,19.2mmol)を加え、氷が溶ける
間、この得られた混合物を3時間撹拌する。追加のNaHCO3(1.5g)、
アセトン(40mL)および水(40mL)、およびジオキサン(80mL)を
加え、20時間撹拌する。この混合物を真空下で濃縮し、水性部分をEtOAc
で抽出する。このEtOAc溶液を水中(3×300mL)の5%氷酢酸、5%
NaHCO3溶液(3×300mL)およびブライン(3×300mL)で洗浄
する。乾燥した(MgSO4)EtOAc溶液を真空下で濃縮し、工程2で使用
される薄黄色固体として表題化合物(Fmoc−O−ヒドロキシスクシンイミド
を含有する)を得る。
Res.,45,242(1995)。
3−ジアミノプロピオン酸)
0.787g)を加える。2−クロロトリチル樹脂、クロライド形態(2.00
g)(0.65mmol/g)を加える。この得られた混合物を30分間撹拌す
る。MeOH(0.8mL)を加え、この混合物を10分間撹拌し、そして排出
する。この樹脂をDMF(30mL×5)、次いでCH2Cl2(20mL×5)
で洗浄し、2−クロロトリチル樹脂上にN3−Fmoc−N2−ベンゼンスルホニ
ル−L−2,3−ジアミノプロピオン酸を得る。
する。DMF(30mL)中の20%ピペリジンを加え、15分間撹拌し、濾液
を収集する。2回繰り返す。このローディングを調製1のように決定する。30
1nMでUV吸光度を測定する:0.389。
)−N2−ベンゼンスルホニル−L−2,3−ジアミノプロピオン酸)
0g、0.498mmol)を設置し、DIPEA(0.95mL,5.48m
mol)、続いて4−クロロメチルベンゾイルクロライド(0.94g,4.9
8mmol)で処理する。バイアルを密閉し、そして2.5時間振盪機に設置す
る。樹脂を漏斗器具に移す。この樹脂を、CH2Cl2(20mL×3)、DMF
(20mL×3)、次いでCH2Cl2(20mL×3)で洗浄し、表題樹脂を得
る。
2−イルメチル)アミノメチルベンゾイル)−N2−ベンゼンスルホニル−L−
2,3−ジアミノプロピオン酸)
0g、0.55mmol)および2−(アミノメチル)ベンズイミダゾール(5
.00g)(調製1)を44時間振盪する。樹脂を漏斗器具に移し、この樹脂を
DMF(25mL×5)、次いでCH2Cl2(20mL×5)で洗浄し表題樹脂
を得る。
チル)アミノメチルベンゾイル]−N2−n−ブトキシカルボニル−L−2,3
−ジアミノプロピオン酸)
ミンプロピオン酸)
アミンプロピオン酸(18.0g,88.2mmol)およびNaHCO3(3
8.2g)ならびに水(400g)を合わせる。氷浴中で冷却する。Fmoc−
O−ヒドロキシスクシンイミド(42.7g、126.6mmol)を添加し、
そして氷が溶ける間、3時間得られた混合物を攪拌する。攪拌を一晩、20時間
継続する。この混合物を真空下で濃縮し、そして水性部分をEtOACで抽出す
る。EtOAc溶液を、5%氷酢酸水溶液(3×100mL)、5%NaHCO 3 溶液(8×100mL)およびブライン(3×100mL)で洗浄する。乾燥
された(MgSO4)EtOAc溶液を真空中で濃縮する。ヘプタンで追跡し、
減圧オーブンで一晩乾燥し、次いで、大きい皿に移し、空気の流れの中で乾燥し
(AcOHを除去するために)、表題化合物(Fmoc−O−ヒドロキシスクシ
ンイミドを含む)を薄黄色の固体として得、工程2で使用する。
Res.,45,242(1995)。
2,3−ジアミノプロピオン酸)
moc−N2−n−ブトキシカルボニル−L−2,3−ジアミノプロピオン酸)
(16.7g)を添加し、加温し、DMF(50mL)を添加し、そして濾過す
る。DIPEA(14mL)を添加し、次いで、2−クロロトリチル樹脂塩化物
形態(15.00g)(0.65mmol/g)を添加する。この得られた混合
物を45分間攪拌する。MeOHを添加し、この混合物を10分間攪拌し、そし
て排液する。この樹脂を、DMF(100mL×5)、次いでCH2Cl2(10
0mL×5)で洗浄し、2−クロロトリチル樹脂上のN3−Fmoc−N2−n−
ブトキシカルボニル−L−2,3−ジアミノプロピオン酸を得る。
る。DMF(100mL)中の20%ピペリジンを添加し、15分間攪拌し、そ
して濾液を収集する。2回繰返し、次いでDMF(2×100mL)。調製1の
ように、装填物を決定する(濾液を1000mLに希釈する(溶液A):1mL
を取り、100mLに希釈する)301nMでのUV吸光度を測定する:0.7
94 0.794×濃度/7800 0.794×10,000/7800=10.18mmol/15g(0.6
7mmol/g)。
)−N2−n−ブトキシカルボニル−L−2,3−ジアミノプロピオン酸)
0mmol)をバイアル中に置き、そしてDIPEA(12.3mL、70mm
ol)、続いて、4−クロロメチルベンゾイルクロリド(11.5g、60mm
ol)で処理する。穏やかに、4時間散布する。この樹脂をCH2Cl2(100
mL×3)、NMP(100mL×3)、次いでCH2Cl2(100mL×5)
で、洗浄し、表題樹脂を得る。
−イルメチル)アミノメチルベンゾイル]−N2−n−ブトキシカルボニル−L
−2,3−ジアミノプロピオン酸)
mol)および2−(アミノメチル)ベンズイミダゾール(80.85g)(調
製1)を密閉されたバイアル中で24時間振盪する。樹脂を漏斗装置に移し、そ
して、この樹脂をNMP(100mL×3)、次いでCH2Cl2で洗浄して、表
題樹脂を得る。
ル−2−イル)メチル]アミノメチルベンゾイル]−N2−Cbz−L−2,3
−ジアミノプロピオン酸)
ロクロライド)
6N HCl(100mL)中のグリシン(11.3g、150mmol)を合
わせる。還流条件で90時間加熱し、冷却し、そして減圧下で60gに濃縮する
。EtOH(50mL)を添加し、そして−15℃に冷却する。固体を濾過し、
そして冷90%EtOHで洗浄する。青色固体を水(30mL)に溶解させ、E
tOH(100mL)を添加し、脱色木炭で処理する。この固体を、2:1Et
OH−水で洗浄し、濾液を減圧下で33gに濃縮する。水(15mL)を添加し
、そしてEtOH(150mL)を添加する間、加温する。冷却し、濾過し、そ
して90%EtOHで洗浄して、生成物を青色薄片として得る。濾液を処理して
、第二のクロップを得る。
中の水酸化カリウム(5.20g)の溶液に添加する。この得られた混合物を室
温で30分間攪拌し、濾過し、そして減圧下で濃縮する。この濾液をEtOAc
(400mL)で抽出し、そして濾過する。この濾液を減圧下で濃縮して、表題
化合物を白色固体として得る(5.60g)。
ミダゾール−2−イル)メチル]アミノメチルベンゾイル]−N2−Cbz−L
−2,3−ジアミノプロピオン酸)
oL)および1−メチル−2−(アミノメチル)ベンズイミダゾール(5.00
g)を、密封バイアル中で18時間振盪する。樹脂を漏斗装置に移し、そしてこ
の樹脂をDMF(25mL×5)、次いでCH2Cl2(20mL×5)で洗浄し
、表題樹脂を得る。
ル−2−イル)メチル]アミノメチルベンゾイル]−N2−Cbz−L−2,3
−ジアミノプロピオン酸)
ロクロリド)
6N HCl(100mL)中のグリシン(11.3g、150mmol)を合
わせる。還流下で72時間加熱し、冷却し、EtOH(30mL)を添加し、そ
して−15℃に冷却する。濾過し、そして3:10 EtOH−水、次いで水で
洗浄する。濾液を合わせ、減圧下で50gに濃縮し、そしてEtOH(75mL
)で希釈する。−15℃に冷却し、濾過し、そして冷90%EtOHで洗浄する
。乾燥して固体を得る(18.8g)。2:1 EtOH−水(120mL)に
溶解し、脱色木炭で処理し、減圧下で29gに濃縮し、水(6g)を添加し、そ
してEtOH(120mL)を添加する間加熱する。100mlまで煮沸し、E
tOH(50mL)を添加し、125mLにまで煮沸し、そして冷却する。固体
を収集し、そして95%EtOHで洗浄する。乾燥して、表題化合物を薄橙色の
粉末として得る。
中の水酸化カリウム(5.20g)の溶液に添加する。この得られた混合物を室
温で30分間攪拌し、濾過し、そして濾液を減圧下で濃縮する。それをEtOA
c(400mL)で抽出し、そして濾過する。この濾液を減圧下で濃縮して、表
題化合物を白色固体(7.62g)として得る。
ミダゾール−2−イル)メチル]アミノメチルベンゾイル]−N2−Cbz−L
−2,3−ジアミノプロピオン酸)
ol)および1−メチル−2−(アミノメチル)ベンズイミダゾール(5.00
g)を、密閉されたバイアル中で18時間振盪する。樹脂を漏斗装置に移し、そ
してこの樹脂を、DMF(25mL×5)、ついでCH2Cl2(20mL×5)
で洗浄し、表題化合物を得る。
ル中に置き、そしてDIPEA(0.77mmol)、続いて無水酢酸(0.7
0mmol)で処理する。このバイアルを密封し、そして室温で2時間振盪器上
に置く。この樹脂を漏斗装置中に置き、そしてCH2Cl2(15mL×3)、D
MF(15mL×5)、次いでCH2Cl2(20mL×5)で洗浄して、ジアシ
ル化生成物を得る。この樹脂をDMF(15mL×5)で洗浄し、次いでこの樹
脂をDMF(30mL)中の20%ピペリジンで処理し、1.5時間攪拌する。
この樹脂をDMF(15mL×5)、次いでCH2Cl2(20mL×5)で洗浄
して、モノアセチル化樹脂を得る。
ル化)
ル中に置き、そしてDIPEA(0.77mmol)、続いて酸クロリドまたは
クロロホルメート(0.70mmol)で処理する。このバイアルを密封し、そ
して室温で2時間振盪器上に置く。この樹脂を漏斗装置中に置き、そしてCH2
Cl2(15mL×3)、DMF(15mL×5)、次いでCH2Cl2(20m
L×5)で洗浄して、ジアシル化生成物を得る。この樹脂をDMF(15mL×
5)で洗浄し、次いでこの樹脂をDMF(30mL)中の20%ピペリジンで処
理し、1.5時間攪拌する。この樹脂をDMF(15mL×5)、次いでCH2
Cl2(20mL×5)で洗浄して、モノアセチル化樹脂を得る。
ル中に置き、そしてDIPEA(0.70mmol)、続いてカルボン酸(0.
35mmol)およびPyBroP(0.35mmol)で処理する。このバイ
アルを密封し、そして室温で1.5時間振盪器上に置く。この樹脂を漏斗装置中
に置き、そしてCH2Cl2(15mL×3)、DMF(15mL×5)、次いで
CH2Cl2(20mL×5)で洗浄して、ジアシル化生成物を得る。この樹脂を
DMF(15mL×5)で洗浄し、次いでこの樹脂をDMF(30mL)中の2
0%ピペリジンで処理し、1.5時間攪拌する。この樹脂をDMF(15mL×
5)、次いでCH2Cl2(20mL×5)で洗浄して、モノアセチル化樹脂を得
る。
中に置き、そしてイソシアネート(0.22mmol)を添加する。このバイア
ルを密封し、そして室温で2〜2.5時間攪拌器上に置く。この樹脂を漏斗装置
内に置き、そしてこの樹脂をCH2Cl2(15mL×3)、DMF(15mL×
5)、次いでCH2Cl2(20mL×5)で洗浄し、表題化合物を得る。
15分間、CH2Cl2:TFA:H2O(99:0.95:0.05)(10m
L)で処理し、そして濾過する。これを1回繰り返す。濾液を合わせ、そしてS
peed Vacで濃縮する。ヘプタン(1mL)を添加し、Speed Va
cで濃縮する。その生成物を、真空オーブン中、40℃で20時間乾燥し、以下
の表1〜8に記載される以下の化合物を得る(HPLC条件:Vydacカラム
(218TP5405):1mL/分で、10分間にわたって5〜95%MeC
N−H2O(0.1% TFA)の勾配、UV検出 254nM)。
シメチル)アミノ]カルボニル]アミノメチルベンゾイル]−N2−Cbz−L
−2,3−ジアミノプロピオン酸)
ルボニルメチル)アミノ]カルボニル]アミノメチルベンゾイル]−N2−Cb
z−L−2,3−ジアミノプロピオン酸(5−45)(2.60g、4.1mm
ol)を、MeOH(12mL)に溶解し、1N NaOH(40mL)をゆっ
くりと添加する。3時間後、1N HCl(40mL)をゆっくりと添加し、次
いで、pH6.5まで1N HClを添加し、白色の沈殿物を得る。水をデカン
トし、水で洗浄(2×10mL)する。表題化合物(表8−4)を真空オーブン
中で乾燥する。
シメチル)アミノ]カルボニル]アミノメチルベンゾイル]−N2−(n−ブト
キシカルボニル)−L−2,3−ジアミノプロピオン酸)
ルボニルメチル)アミノ]カルボニル]アミノメチルベンゾイル]−N2−(n
−ブトキシカルボニル)−L−2,3−ジアミノプロピオン酸(5−86)(0
.432g、0.72mmol)をMeOH(5mL)に溶解し、そして1N
NaOH(4mL)をゆっくりと添加する。3時間後、窒素のストリーム下で、
MeOHをエバポレートする。1N HCl(4mL)をゆっくりと添加し、次
いでpH6.5まで1N HClを添加して、白色のゴム状物を得る。水をデカ
ントし、表題化合物(表8−4)を真空オーブンで乾燥する。
クロヘキシル)アミノ]カルボニル]アミノメチルベンゾイル]−N2−(n−
ブトキシカルボニル)−L−2,3−ジアミノプロピオネート)
−[(ベンズイミダゾール−2−イル)メチル][[(シクロヘキシル)アミノ
]カルボニル]アミノ−メチルベンゾイル]−N2−(n−ブトキシカルボニル
)−L−2,3−ジアミノプロピオン酸(0.155g)に添加し、7時間加熱
還流する。この反応混合物を真空下で濃縮した。MeOHを添加し、真空下で濃
縮して、表題化合物を白色個体として得た。MS m/e[M+H]641:H
PLC保持時間:6.77分。
β3アンタゴニストとしての上記化合物の活性を決定した。競合アッセイ手順(
Kumarら、「Biochemical Characterization
Of The Binding Of Echistatin To Int
egrin αvβ3 Receptor」、Journal Of Pharm
acology And Experimental Therapeutic
s、第283巻、No.2、843〜853頁(1997)に記載される)を用
いた。従って、125I−エキスタチン(クロラミン−T方法により2000Ci
/mmolの比放射能まで放射標識した(Amersham,Chicago,
Il))のαvβ3レセプター(ヒト胎盤から精製した)(この両方は、Kuma
rらにより記載されるように調製した)への結合は、上記実施例で調製された化
合物によって競合された。精製αvβ3レセプターを、50ng/ウェルの濃度で
、Microlite−2プレート上にコーティングした。このウェルに、競合
試験化合物の存在下、結合緩衝液中0.05nM(50μl/ウェル)の最終濃
度になるまで125I−エキスタチンを添加した。競合試験化合物を、1pM〜1
00nMの範囲の連続して希釈した濃度で用いた。室温で3時間インキュベート
した後、これらのウェルを洗浄し、125Iエキスチンのαvβ3レセプターへの結
合を示す放射能を、Top Count(Dackard)を用いて決定した。
各データポイントは三つ組みウェルからの値の平均である。
ンの非存在下における125I−エキスタチン結合の量(全結合)と、200倍モ
ル過剰の非標識エキスタチンの存在下における125I−エキスタチン結合の量(
非特異性結合)との間の差として計算した。125I−エキスタチンのαvβ3レセ
プターへの特異性結合を阻害する試験化合物の効力を、試験化合物の濃度(x軸
)の関数として特異性結合(y軸)のグラフをプロットすることによって決定し
た。特異性結合の50%を阻害するのに必要な試験化合物の濃度(IC50)を、
このプロットから決定した。このIC50は、数学的にKiに直接変換され得、こ
のKiは、規定されるアッセイ条件下における化合物のレセプター結合親和性の
尺度である。
に対する試験化合物の相対親和性を測定するために、精製α11bβ3レセプターお
よび125I−エキスタチン(ラクトペルオキシダーゼ法を使用してヨウ素化した
)を使用して、同様の競合アッセイを行った。特異性指数(これはαvβ3に対す
る相対結合親和性対α11bβ3に対する相対結合親和性の尺度である)は、α11b
β3のIC50値をαvβ3のIC50値で割ることによって決定され得る。
表にまとめる。
の実施例である。この薬学的組成物の局面における本発明の範囲は、示される実
施例により制限されない。
物を項目番号3と共に顕粒化する。必要ならば、その湿った顕粒を粗いふるい(
例えば、1/4”、0.63cm)を通して粉末化する。その湿った顕粒を乾燥
する。必要ならば、その乾燥した顕粒をふるいにかけ、そして項目番号4と混合
し、そして10〜15分間混合する。項目番号5を添加し、そして1〜3分間混
合する。その混合物を適切なサイズに圧縮し、そして適切な錠剤機で重量を測定
する。
目番号4を添加し、そして1〜3分間混合する。この混合物を、適切なカプセル
機で2つの部分の硬ゼラチンカプセルに充填する。
替、改変および変更が当業者に明らかである。全てのこのような代替、改変およ
び変更は、本発明の精神および範囲内であることが意図される。
Claims (22)
- 【請求項1】 以下の式を有する化合物、あるいはその生体不安定なエステ
ル、またはその薬学的に受容可能な塩であって: 【化1】 ここで、n、p、qおよびrが、各々独立して、0または1から選択され; a、b、c、およびdが、各々独立して、炭素または窒素原子を示し、但し、
a、b、c、およびdのうちの2つ以下が窒素原子であり; YおよびY1は、各々独立して、アルキル、アルコキシ、ハロ、−CF3、およ
び−C(O)OHから選択される1〜4個の任意の置換基を示し; R1は、H、アルキル、アリール、アラルキル、アリールシクロアルキル、ヘ
テロアリール、シクロアルキル、ヘテロシクロアルキル、ヘテロアラルキル、シ
クロアルキルアルキル、ヘテロシクロアルキルアルキル、−NHRA、−NHC
(O)RA、−NHSO2RA、NHC(O)NHRAまたは−NHC(O)ORA
であり、R1は、ハロ、アルキル、−CF3、−CN、−ORB、−SRB、−CO 2 RB、−C(O)RB、−OC(O)RB、−OC(O)ORBおよび−SO2RB
から選択される1〜3個の基によって必要に応じて置換され、そして、RAおよ
びRBは、独立して、H、アルキル、アリール、アラルキル、アリールシクロア
ルキル、ヘテロアリール、シクロアルキル、ヘテロシクロアルキル、ヘテロアラ
ルキル、シクロアルキルアルキルまたはヘテロシクロアルキルアルキルから選択
され、但し、R1がアルキルである場合、R1はハロで置換されず、但し、R1が
−NHSO2RAまたは−NHC(O)ORAである場合、RAはHではなく、そし
て但し、−SO2RBまたは−OC(O)ORBについて、RBはHではなく; R2は、H、アルキル、アリール、アラルキル、アリールシクロアルキル、ヘ
テロアリール、シクロアルキル、ヘテロシクロアルキル、ヘテロアラルキル、シ
クロアルキルアルキル、またはヘテロシクロアルキルアルキルであり、R2は、
ハロ、アルキル、−CF3、−CN、−ORC、−SRC、−CO2RC、−C(O
)RC、−OC(O)RC、−OC(O)ORCおよび−SO2RCから選択される
1〜3個の基によって必要に応じて置換され、ここで、RCは、H、アルキル、
アリール、アラルキル、アリールシクロアルキル、ヘテロアリール、シクロアル
キル、ヘテロシクロアルキル、ヘテロアラルキル、シクロアルキルアルキルまた
はヘテロシクロアルキルアルキルから選択され、但し、R2がアルキルである場
合、R2はハロで置換されず、そして但し、−SO2RCまたは−OC(O)ORC について、RCはHではなく; R3は、H、アルキル、アラルキル、アリールシクロアルキル、シクロアルキ
ルアルキル、ヘテロシクロアルキルアルキル、ヘテロアラルキル、アリール、ヘ
テロアリール、シクロアルキル、ヘテロシクロアルキル、−C(O)RD、−C
(O)ORD、−SO2RE、−C(O)NRFRG、−C(O)NRFSO2RE、ま
たは−C(=S)NRFRGであり、ここで、RD、RE、RFおよびRGが、独立し
て、H、アルキル、アリール、アラルキル、アリールシクロアルキル、ヘテロア
リール、シクロアルキル、ヘテロシクロアルキル、シクロアルキルアルキルまた
はヘテロシクロアルキルアルキルから選択され、あるいはRFおよびRGが、一緒
になって、0〜1個の酸素原子または硫黄原子、および1〜2個の窒素原子を含
む、5〜7員環を完成し、R3は、ハロ、アルキル、アリール、−CF3、−CN
、−ORH、−SRH、−CO2RH、−C(O)RH、−OC(O)RH、−OC(
O)ORH、−SO2RHおよび−NRHRHから選択される1〜3個の基によって
必要に応じて置換され、ここで、RHが、H、アルキル、アリール、アラルキル
、アリールシクロアルキル、ヘテロアリール、シクロアルキル、ヘテロシクロア
ルキル、ヘテロアラルキル、シクロアルキルアルキルまたはヘテロシクロアルキ
ルアルキルから選択され、但し、R3がアルキルである場合、R3はハロによって
置換されず、但し、R3が−SO2RE、−C(O)NRFSO2RE、または−CO
(O)RDである場合、RDおよびREはHではなく、そして但し、−SO2RHま
たは−OC(O)ORHについて、RHはHではなく; R4は、H、アルキル、アラルキル、アリールシクロアルキル、シクロアルキ
ルアルキル、ヘテロシクロアルキルアルキル、ヘテロアラルキル、アリール、ヘ
テロアリール、シクロアルキル、またはヘテロシクロアルキルであり、R4は、
ハロ、アルキル、−CF3、−CN、−ORJ、−SRJ、−CO2RJ、−C(O
)RJ、−OC(O)RJ、−OC(O)ORJおよび−SO2RJから選択される
1〜3個の基によって必要に応じて置換され、ここで、RJは、H、アルキル、
アリール、アラルキル、アリールシクロアルキル、ヘテロアリール、シクロアル
キル、ヘテロシクロアルキル、ヘテロアラルキル、シクロアルキルアルキルまた
はヘテロシクロアルキルアルキルから選択され、但し、R4がアルキルである場
合、R4はハロによって置換されず、そして但し、−SO2RJまたは−OC(O
)ORJについて、RJはHではなく; R5、R6、R7、R8、R9、R10、R11およびR12は、独立して、HまたはC1 〜C3アルキルから選択され; そしてここで、 【化2】 が互いに対してメタまたはパラに配置される、化合物、あるいはその生体不安定
なエステル、またはその薬学的に受容可能な塩。 - 【請求項2】 請求項1に記載の化合物であって、ここで、 【化3】 が互いに対してパラに配置される、化合物。
- 【請求項3】 R4がHである、請求項2に記載の化合物。
- 【請求項4】 R5、R6、R7、R8、R9、R10、R11およびR12が、各々
、Hである、請求項3に記載の化合物。 - 【請求項5】 n+pの合計が1であり、そしてq+rの合計が1である、
請求項4に記載の化合物。 - 【請求項6】 a、b、c、およびdが、各々、炭素原子であり、そしてR 2 がHである、請求項5に記載の化合物。
- 【請求項7】 請求項6に記載の化合物であって、ここで、R3が、H、ア
ルキル、−C(O)RD、−C(O)ORD、−C(O)NRFRG、および−C(
=S)NRFRGから選択され;ここで、RDが、フェニル、アルキル、アラルキ
ル、シクロアルキル、アリールシクロアルキル、および 【化4】 から選択され;ここで、RDが、アルコキシ、ハロ、シクロアルキル、−S−C
H3、フェニルオキシ、−OC(O)CH3、−C(O)OC2H5および−N(C
H3)2から選択される1〜3個の置換基によって必要に応じて置換され;ここで
、RFおよびRGが、H、アルキル、フェニル、シクロアルキル、およびアラルキ
ルから選択され;そしてここで、RFおよびRGが、アルコキシ、ハロまたは−C
O2RHによって必要に応じて置換される、 化合物。 - 【請求項8】 R1が、H、−NHRA、−NHC(O)RA、−NHC(O
)ORA、−NHC(O)NHRAまたは−NHSO2RAである、請求項7に記載
の化合物。 - 【請求項9】 請求項1に記載の化合物であって、該化合物が、以下: 【化5】 あるいはその生体不安定なエステル、またはその薬学的に受容可能な塩からなる
群から選択される、化合物。 - 【請求項10】 請求項9に記載の化合物であって、ここで、該化合物が、 【化6】 あるいはその生体不安定なエステル、またはその薬学的に受容可能な塩である、
化合物。 - 【請求項11】 請求項9に記載の化合物であって、ここで、該化合物が、 【化7】 あるいはその生体不安定なエステル、またはその薬学的に受容可能な塩である、
化合物。 - 【請求項12】 請求項9に記載の化合物であって、ここで、該化合物が、 【化8】 あるいはその生体不安定なエステル、またはその薬学的に受容可能な塩である、
化合物。 - 【請求項13】 請求項9に記載の化合物であって、ここで、該化合物が、 【化9】 あるいはその生体不安定なエステル、またはその薬学的に受容可能な塩である、
化合物。 - 【請求項14】 請求項9に記載の化合物であって、ここで、該化合物が、 【化10】 あるいはその生体不安定なエステル、またはその薬学的に受容可能な塩である、
化合物。 - 【請求項15】 請求項9に記載の化合物であって、ここで、該化合物が、 【化11】 あるいはその生体不安定なエステル、またはその薬学的に受容可能な塩である、
化合物。 - 【請求項16】 請求項9に記載の化合物であって、ここで、該化合物が、 【化12】 あるいはその生体不安定なエステル、またはその薬学的に受容可能な塩である、
化合物。 - 【請求項17】 請求項9に記載の化合物であって、ここで、該化合物が、 【化13】 あるいはその生体不安定なエステル、またはその薬学的に受容可能な塩である、
化合物。 - 【請求項18】 ビトロネクチン媒介障害に苦しむ哺乳動物を処置するため
の方法であって、該方法が、有効量の請求項1に記載の化合物を該哺乳動物へ投
与する工程を包含する、方法。 - 【請求項19】 請求項18に記載の方法であって、前記ビトロネクチン媒
介障害が、癌、網膜症、アテローム性動脈硬化症、血管再狭窄、または骨粗しょ
う症である、方法。 - 【請求項20】 請求項19に記載の方法であって、ここで、 a、b、c、およびdが、各々、炭素原子であり; 【化14】 が、互いに対してパラに配置され; R2、R4、R5、R6、R7、R8、R9、R10、R11およびR12が、各々、Hで
あり; n+pの合計が1であり、そしてq+rの合計が1であり; R1がH、−NHRA、−NHC(O)RA、−NHC(O)ORA、−NHC(
O)NHRAまたは−NHSO2RAであり; R3が、H、アルキル、−C(O)RD、−C(O)ORD、−C(O)NRFR G 、および−C(=S)NRFRGから選択され;ここで、RDが、フェニル、アル
キル、アラルキル、シクロアルキル、アリールシクロアルキル、および 【化15】 から選択され;ここで、RDが、アルコキシ、ハロ、シクロアルキル、−S−C
H3、フェニルオキシ、−OC(O)CH3、−C(O)OC2H5および−N(C
H3)2から選択される1〜3個の置換基によって必要に応じて置換され;ここで
、RFおよびRGが、H、アルキル、フェニル、シクロアルキル、およびアラルキ
ルから選択され;そしてここで、RFおよびRGがアルコキシ、ハロまたは−CO 2 RHによって必要に応じて置換される、 方法。 - 【請求項21】 前記障害が癌である、請求項20に記載の方法。
- 【請求項22】 請求項18に記載の方法であって、ここで、前記障害が癌
であり、そして前記化合物が、以下: 【化16】 あるいはその生体不安定なエステル、またはその薬学的に受容可能な塩からなる
群から選択される、方法。
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